JP2012516215A - シート構造体及びシート構造体の作成プロセス - Google Patents

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Abstract

シート構造体はシート組立体に設置することができる。シート構造体は、ほぼ閉鎖された構造体を形成する複数の管部材により構成されてもよい。管部材のうちのいくつかは、それぞれの長手方向の長さの大部分に沿って、ほぼ均一な断面積を有する。各管部材の機械的特性が、各管部材が占める各領域の応力要件に応じて構成されるように、前記管部材の少なくとも第1のセットは、前記管部材の第2のセットとは異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方を有する。前記複数の管部材は、互いに固定位置となるように接合される。

Description

(関連出願の相互参照)
本発明は、2009年1月30日に出願された米国仮特許出願第61/202,141号、「シート構造体及びシート構造体の作成プロセス(Seat Structures and Processes to Create Seat Structures)」に基づく優先権を主張し、その内容を本願明細書に援用する。
本開示は、シート組立体に設置するためのシート構造体と、シート組立体に設置するためのシート構造体の製造方法に関する。
シート構造体(例えば、シートバックフレーム、シートベースクッションフレーム、低シート構造体、バックフレームシートベルトタワー等)は、国の機関が規制する(例えば、米国連邦自動車安全基準(FMVSS))あるいは車両メーカが規定する強度及び/又は耐久性要件を満たすように、シート組立体に強度を与えることができる。また、シート組立体の機能性又は使い勝手(例えば、回転、折りたたみ、スライド)が高く、最大限のユーザ快適性を得たいという顧客の要望に合うように、シート構造体を構成することができる。望ましい構造的特徴(例えば、強度、堅さ、耐久性等)、機能的特徴、及び、使い勝手に関する特徴を達成するには、一般に追加部品の使用が必要となるが、嵩、コスト、快適性に好ましくない影響を与えることがある。
従来、シート構造体は、一連の管屈曲プロセスを介して、一定断面、一定の厚さ、一定の外部パラメータを有するモノリシック(一体構造の)管を形成した後、接合プロセス(ガスメタルアーク溶接(GMAW)等)を用いて、一連の製造ステーション又は作業セルにて、形成済みの管に支持部材を連結することで構成することができる。支持部材は、従来の打ち抜き加工(例えば、複数ステーションによる順送り打ち抜きダイ)によって形成され、一般に、他の部材(例えば、リクライニングシート、ヘッドレスト、その他の構造体)の取り付け構造を設けるために、あるいは、高応力領域の強度を高めるために使用される。この構成方法には不都合な点がいくつかある。第一に、単一管のシート構造体は、最大応力に耐えるように管の全域にわたって過大設計を行うこと(嵩とコストの増大)により、あるいは、追加構造部品を用いて局部的な高応力領域を補強すること(コスト、部品点数、製造工程数の増加)により、様々な応力レベルに対応している。第二に、モノリシック管シート構造体は、製造性が制限されることから、設計の応用が限定されたり、設計効率が低下したりする場合がある。例えば、ある特定の管の製造に必要な曲げ半径が原因で、設計が非効率的になり、設計の応用が限定されてしまうこともある。第三に、モノリシック管シート構造体の製造方法は、製造工程の下流で部品の取扱いが多くなり、これにより構造体ごとのコストが増し、全体として工具(固定具)のコストが増えてしまう。第四に、モノリシック管シート構造体の製造方法は、組立体に設ける部品をできるだけ少なくしてコストを低減したいという要望があることから、メーカは、シート構造体の各部について構造的な過大設計を行って部品削減を達成することになるため、嵩と強度の最適化が妨げられてしまう。さらに、従来の連結方法は、追加部品や充填材等、材料の重複及び/又は追加が必要となる場合があり(例えば、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、留め具)、嵩とコストに悪影響がある。
丸管8を用いた従来のシートバック構造体を図14に示す。この構成では、リクライニングシートの取り付けを行う部材10と、ヘッドレスト又は他の部材の取り付けを行う部材12を備える必要がある。この従来の構成は、嵩とコストの点で非効率的である。嵩の増加は、取り付け部材が取り付け機能しか持たず、強度の付加が得られないためである。コストの増加は、余計な取り付け部材によって構造体ごとのコストが増し、それらを構造体に連結しなければならず、取扱い及び組立てによる製造コストが増えるためである。
強度及び耐久性要件に合致し又は上回り、嵩が少なく、低コストの構造部品を設計し、形成する必要がある。また、製品が製造サイクルの下流に行くにつれて部品の取扱いコストが大幅に増えるので、下流工程の作業を削減するか、なくすことが求められている。
本発明の一実施形態によれば、シート組立体に設置するためのシート構造体は、ほぼ閉鎖された構造体を形成する複数の管部材を備える。管部材のうちのいくつかは、それぞれの長手方向の長さの大部分に沿って、ほぼ均一な断面積を有する。各管部材の機械的特性が、各管部材が占める各領域の応力要件に応じて構成されるように、前記管部材の少なくとも第1のセットは、前記管部材の第2のセットとは異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方を有する。前記複数の管部材は、互いに固定位置となるように接合される。
本発明の他の実施形態によれば、シート組立体に設置するためのシート構造体の製造方法は、複数の管部材を接合固定具に配置し、各管部材の機械的特性が、各管部材が占める各領域の応力要件に応じて構成されるように、前記管部材の少なくとも第1のセットは、前記管部材の第2のセットとは異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方を有し、ほぼ閉鎖された構造体が形成されるように前記複数の管部材を接合固定具に連結する。
なお、上述の一般的な説明及び以下の詳細な説明はいずれも、単に例示的かつ説明のためのものであり、特許請求の範囲に記載される本発明を限定するものではない。
本発明の特徴、側面、利点は、以下の説明、添付の特許請求の範囲、添付の図面に示す例示的な実施形態により明らかとなる。図面について以下に簡単に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動車の斜視図である。 図2は、図1の自動車等、自動車内で使用するシート組立体の斜視図である。 図3は、図2のシート組立体の本体の概略断面図である。 図4は、本発明の一実施形態によるシート構造を組み立てるための作業ステーションの概略図である。 図5(a)〜5(d)は、本発明の一実施形態によるシート組立体内で使用するシート構造体用の複数の管部材を示す図であり、図5(a)は、管部材の正面図であり、図5(b)は、図5(a)の管部材の右側面図であり、図5(c)は、図5(a)の断面線A−Aに沿った管部材の断面図であり、図5(d)は、図5(a)の管部材の横断方向の断面図である。 図6は、本発明の一実施形態によるシート構造体用のパネル部材の正面図である。 図7は、溶接又は接合固定具上における図5(a)及び5(d)の管部材と図6のパネル部材の配置を示す概略図である。 図8(a)〜8(e)は、本発明の実施形態によるパネル部材への管部材の連結プロセスを示す概略図であり、図8(a)は、単一プロセスにて連結される閉鎖部シート構造体の正面図を示し、図8(b)は、本発明の一実施形態による直線的に並べた管部材の側面連結を示す詳細図であり、図8(c)は、本発明の他の実施形態による直線的に並べた管部材の側面連結を示す詳細図であり、図8(d)は、本発明の一実施形態によるコーナー部を形成する管部材のコーナー連結を示す詳細図であり、図8(e)は、本発明の他の実施形態によるコーナー部を形成する管部材のコーナー連結を示す詳細図である。 図9(a)〜9(d)は、図5(a)〜5(d)及び図6に示す部品を用いて単一プロセスにて連結される組み立て済みのシート構造体を示す図であり、図9(a)、9(b)、9(c)は、それぞれ、組み立て済みのシート構造体の左側面図、正面図、右側面図であり、図9(d)は、図9(b)の断面線H−Hに沿った組み立て済みのシート構造体の断面図を示す。 図10(a)〜10(c)は、本発明の他の実施形態によるシート構造体を示す図であり、図10(a)及び10(b)は、それぞれ、組み立て済みのシート構造体の正面図及び右側面図であり、図10(c)は、図10(a)の断面線L−Lに沿った組み立て済みのシート構造体の側面図を示す。 図11は、溶接又は接合固定具上における図10(a)の管部材の配置を示す概略図である。 図12(a)〜12(l)は、本発明の実施形態による、互いに接合可能な状態にある2つのほぼ直線的に並べた管部材の接続部分を示す概略図である。 図13(a)〜13(g)は、本発明の実施形態による、互いに接合可能な状態にあるコーナー部を形成する2つの管部材の接続部分を示す概略図である。 図14は、一連のプロセスを介して連結される従来のシート構造体の正面図である。
図面を参照して、自動車のシート組立体において使用する構造体と、シート構造体の形成プロセスを開示する。また、この構造体は自動車以外のシート組立体、例えば、劇場のシート、待合室のシート、その他の好適なシート組立体であればいかなるものについても好適ある。本開示に基づき、例えば、望ましい強度、耐久性、機能性、使い勝手、嵩、コスト、及び/又は、快適性といった特徴を達成するようにシート構造体を構成することができる。
本発明により構成されるシート構造体によれば、例えば、余計な部品をなくし、取扱いや加工を少なくし、コストを削減し、嵩と強度を最適化することができる。例えば、配置や方法を改善してシート構造体を構成することにより、余計な取り付け部品をなくすことができ、これにより、嵩とコストが少なくなる。部品が少なくなることで、シート構造体の取扱いや加工が少なくなり、さらに嵩が小さくなる。
図1は、本発明の一実施形態による車両20を示す。車両20は、車両の乗客用に設けられる1以上のシート組立体22を備えることができる。図2は、図1の自動車20等、自動車において使用するシート組立体22の一実施形態を示す。図1の車両20は4ドアのセダンであるが、このシート組立体は、ミニバン、スポーツユーティリティビークル(SUV)、トラック、バス、航空機、列車、ボート、その他いずれの種類の車両において使用してもよく、また、車両以外の用途に使用してもよい。
図2に示すように、シート組立体22は、乗客の快適性と、大きな衝撃を伴う場合の強度を得るためのシートバック24及びシートクッション(又はベース)26と、大きな衝撃を伴う場合に乗客のむち打ちを防ぐためのヘッドレスト28と、シートクッション26に対してシートバック24を回動調節可能とするリクライニング機構30と、快適性又は使い勝手のためにシート組立体22を自動車20の前後方向に平行移動可能とするレール組立体32とを備えることができる。
図3は、シートバック構造体38とシートクッション構造体44とを有する図2のシート組立体22本体の概略断面図である。シートバック24は、例えば、発泡体パッド34と、トリムカバー36と、シートバック構造体38とを備えることができる。シートクッション26は、例えば、発泡体パッド40と、トリムカバー42と、シートクッション構造体44とを備えることができる。図2及び図3のシート組立体22は、一般に車両の前列に使用される1人用シートであるが、いずれの車両内のいずれのシート組立体(例えば、2列目の長座席、3列目の折りたたみ席)に、このシート組立体を組み込んでもよい。
図5(a)〜5(d)及び図6は、本発明の一実施形態によるシート構造体の部品、例えば、シートバック構造体38及び/又はシートクッション構造体44を示す。シート構造体は、パネル部材(又はバックパネル)48と、複数の管部材51、52、53、54、55、56を備える。図5(a)は、管部材の正面図を示す。図5(b)は、図5(a)の管部材の右側面図を示す。図5(c)は、図5(a)の断面線A−Aに沿った管部材の断面を示す。図5(d)は、図5(a)の管部材の横断方向の断面を示す。図6は、本発明の一実施形態によるシート構造体用パネル部材を示す。
複数の管部材は、ほぼ閉鎖された構造体を形成してもよい。「ほぼ閉鎖された構造体」としては、その周囲の少なくとも75%、好ましくは、その周囲の約90%〜100%、より好ましくは、その周囲の約98%又は99%〜100%が閉鎖された構造体が含まれる。複数の管部材は、様々な特性(例えば、長さ、厚さ、材料又は機械的特性)を持つ6本の矩形管部材51、52、53、54、55、56により構成されてもよいが、2本、3本、4本、5本、7本、あるいはそれ以上等、好ましい本数の管部材であれば何本用いてもよい。1以上又はすべての管部材が、横断方向に矩形外面を有するほぼ矩形の断面領域を有していてもよく、例えば、マグネシウム、アルミニウム、鋼鉄、あるいは、これらの組み合わせからなる材料で形成されてもよいが、好適な材料であればいずれの材料を使用してもよい。
管部材は、図示のように全体に矩形断面を有していてもよいが、図5(a)〜5(d)に示す管部材に限定されるものではない。例えば、管部材は、他のパラメータのうち、絶対軸長、互いの管部材に対する軸長、外形又は外周(例えば、円形、長円形、矩形、正方形等)、外形又は外周の寸法、厚さ、材料特性が異なっていてもよい。各管部材は、それぞれの長手方向の長さの大部分に沿って、ほぼ均一な断面積を有する。「長手方向の長さの大部分」とは、全長の50%以上、又は、全長の約75%〜100%、又は、全長の約90%〜100%に沿った部分であればよい。
図5(a)〜5(d)に示すように、管部材51及び52は、外幅a1が同じで、外側の高さb1が同じでもよいが、長さ、厚さ、材料特性又は組成が異なっていてもよい。管部材54及び55は、外幅a2が同じで、外側の高さb2が同じでもよいが、長さ、厚さ、材料特性又は組成が異なっていてもよい。管部材53は、その外幅a3、外側の高さb3、長さ、厚さ、材料特性又は組成が、外幅がa4、外側の高さがb4である管部材56とは異なっていてもよい。もちろん、個々の管部材は、いずれの特性についても好適な特性であれば、他の管部材と同じでもよいし、異なっていてもよい。したがって、他の実施形態によるシート構造体は、管部材を何本備えていてもよく、各管部材がシート組立体において占める各領域について、特定の応力要件に応じて(あるいは、その応力要件に合うように)各管部材の機械的特性が構成されるように、寸法特性及び材料特性のうちの少なくとも一方が異なる。この異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方としては、外幅、外側の高さ、横断方向の断面積、材料の厚さ、材料組成、あるいは、これらの特性の組み合わせのうちの少なくとも1つが挙げられる。管部材は、嵩が小さく低コストの構成に必要な構造的及び機能的要件が得られるように、動作可能に連結される。パネル部材を用いて、互いに固定位置となるように複数の管部材を接合すればよい。
パネル部材(又はバックパネル)48は、鋼鉄、アルミニウム、マグネシウム、又は、それらの組み合わせにより形成されてもよいが、適切な材料であれば、他のいずれの材料を用いてもよい。パネル部材48は、従来のトリミングプロセスにより切出し又は製造された1枚の板金であってもよい。パネル部材48は、管部材への連結を可能にする好適な形状であればよい。例えば、図6に示す形状のほか、パネル部材は単に矩形であってもよく、及び/又は、管部材により形成される周辺部内に開口部を有していてもよく、及び/又は、図6に示すものより切り込み部が多くても少なくてもよい。パネル部材は、例えば、1/16インチ未満、1/16〜1/8インチ、1/8〜1/4インチ、1/4インチより厚い等、好適な厚さであればよい。パネル部材及び管部材を用いたシート構造体用の材料の量は、円管部材を用いたシート構造体に使用される材料の量よりも少なくすることができる。
複数の管部材51〜56及びパネル部材48を用いたシート構造体は、従来のシート構造体と比較して嵩が小さくなる。例えば、管部材の部分が占める領域の特定の応力要件に合わせた機械的特性を有する管部材の場合、(1)高応力要件に合うように管を過大設計する、あるいは、(2)低応力要件に合うように管を設計しつつ高応力領域に支持構造部材を追加することにより、構造体の種々の領域の様々な応力レベルの問題を解決するという従来のシート構造体による解決策が要らなくなる。第二の従来解決策の例として、シート組立体での使用時に高応力を受ける位置に、シート構造体に補強板又はクランプを追加することが挙げられる。また、矩形の外周部又は外周面を有し、ほぼ矩形の断面領域を有する矩形管部材により、従来の丸管と比較して、嵩に対する曲げ慣性モーメントが改善する。従来のシート構造体で必要な取り付けブラケットが必要なくなることから、この強度対嵩効率はさらに改善する。これに対し、丸管を備える従来のシート構造体の場合、的確な取り付け面が得られず、構造体に他の部材(例えば、リクライニング機構、ヘッドレストスリーブ、レール機構)を連結するための平坦な構造面を得るのに取り付けブラケットが必要である。
作業ステーション80の溶接又は接合固定具82(図4参照)上に、溶接又は接合固定具上の必要な取り付け機構(ブラケット又はクランプ等)を用いて、パネル部材48及び管部材51〜56を配置することにより、シート構造体を形成してもよい。そして、好ましくはレーザ溶接プロセスにより、以下のように、6本の管部材51〜56をパネル部材48に連結する。また、強度の改善又は他の目的で必要な場合は、管部材51〜56を互いに連結してもよい。図7は、溶接前の溶接固定具82上の管部材及びパネル部材48の配置を示す。パネル部材48の上に管部材51〜56を配置してもよいが、管部材の上にパネル部材を配置してもよい。図7は、管部材51の第1の端部51’を管部材52の第1の端部52’に近接させるとともに、管部材51の第2の端部51”を管部材53の第2の端部53”に近接させ、管部材52の第2の端部52”を管部材56の第2の端部56”に近接させ、管部材53の第1の端部53’を管部材54の第1の端部54’に近接させ、管部材54の第2の端部54”を管部材55の第2の端部55”に近接させ、管部材55の第1の端部55’を管部材56の第1の端部56’に近接させることにより、シート構造体を構成する様子を示す。
パネル部材48上に管部材51〜56を配置した後、あるいは、その逆に配置した後、例えば、レーザ溶接等の溶接により、パネル部材48に管部材51〜56を連結すればよい。図4に示すように、溶接によりパネル部材が複数の管部材のそれぞれに接合するように、ロボットアーム86を用いて溶接又は接合固定具82上の管部材にレーザビーム84を照射してもよい。ロボットアーム86を備える溶接装置90は、コントロール部88を用いて制御すればよい。図8(a)〜8(e)は、シート構造体を製造するのに使用されるパネル部材に管部材を連結する方法の例を示す。図8(a)は、溶接位置C、B、D、E、F、Gを示す。図8(b)及び8(c)は、図8(a)に示す位置B及びD等にて、長手方向にほぼ直線的に並んだ2本の管部材を連結する2つの方法を示す。図8(d)及び8(e)は、図8(a)に示す位置C、E、F、G等にて、コーナー部を形成する2本の管部材を連結する2つの方法を示す。
図8(b)及び8(c)は、長手方向にほぼ直線的に並んだ管部材51及び管部材52を示す。この場合、管部材51の第1の端部51’が管部材52の第1の端部52’に接していてもよい。直線的に並んだ管部材の第1の連結方法では、図8(b)に示すように、好ましくはレーザ溶接により、管部材51の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材51を連結し、好ましくはレーザ溶接により(一般に他の種類の溶接又は接合技術を用いることもできる)、管部材52の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材52を連結する。その結果得られる2つの溶接部58tは互いにほぼ平行であり、それらの間隔はシート構造体の設計によって異なってもよい。2つの横断方向の溶接部58tは、図8(b)に示すように、パネル部材48の端部に沿っていてもよく、パネル部材の端部の内側にあってもよい(図8(c)の横断方向溶接部58tのように互いに近接している)。
直線的に並んだ管部材の第2の連結方法では、図8(c)に示すように、好ましくはレーザ溶接により、管部材51の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材51を連結し、好ましくはレーザ溶接により、管部材52の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材52を連結する。2つの溶接部58tは互いにほぼ平行であり、それらの間隔はシート構造体の設計によって異なってもよい。管部材51を通る横断方向の溶接部58tの両端は、長手方向の溶接部58lを用いて、管部材52を通る横断方向の溶接部58tの両端に接続され、1つのほぼ矩形の溶接部を形成する。図8(c)の横断方向の溶接部58tと長手方向の溶接部58lの間隔は、さらに近接していても離間していてもよい。例えば、図8(c)の横断方向の溶接部58tは、パネル部材48の端部に沿っていてもよい(すなわち、図8(b)の横断方向の溶接部58tのように離間している)。
図8(d)及び8(e)は、コーナー部を形成する管部材51及び管部材53を示す。この場合、管部材51の第2の端部51”が管部材53の第2の端部53”に接していてもよい。コーナー部を形成する管部材の第1の連結方法は、図8(d)に示すように、好ましくはレーザ溶接により、管部材51の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材51を連結し、好ましくはレーザ溶接により、管部材53の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材53を連結することにより構成される。2つの溶接部58tは互いにほぼ垂直であり、それらの間隔はシート構造体の設計によって異なってもよい。2つの溶接部58tは、図8(d)に示すように、パネル部材48の端部に沿っていてもよく、パネル部材の端部の内側にあってもよい(図8(e)の2つの横断方向の溶接部58tのように互いに近接している)。
コーナー部を形成する管部材の第2の連結方法は、図8(e)に示すように、好ましくはレーザ溶接により、管部材51の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材51を連結し、好ましくはレーザ溶接により、管部材53の横断方向で、長手方向の軸に垂直に延在する部分を介して、パネル部材48に管部材53を連結することにより構成される。2つの溶接部58tは互いにほぼ垂直であり、それらの間隔はシート構造体の設計によって異なってもよい。2辺が管部材51の長手方向の軸にほぼ平行に延在し、2辺がこの長手方向の軸にほぼ垂直に延在するようなほぼ矩形の溶接部形状が得られるように、好ましくはレーザ溶接により、2つの追加溶接部58lを形成する。このほぼ矩形の溶接部は、管部材53の長手方向の軸にほぼ平行な方向において、上部溶接部58lが管部材53を通るものとして示される。もちろん、溶接部58t及び58lを他の位置に配置してもよい。例えば、図8(e)の上部溶接部58lを位置58aに配置してもよい。
本発明の他の実施形態によれば、側面管部材(すなわち、互いにほぼ直線的に並ぶようい配置された管部材)の連結と、コーナー管部材(すなわち、互いにほぼ垂直に配置された管部材)の連結は、図8(b)〜8(e)に示す配置で行ってもよい。例えば、レーザ溶接による管部材のパネル部材への連結は、管部材とパネル部材との間に隅肉溶接継手を用いて行ってよく、また、図示とは異なる配置の溶接部(例えば、円形溶接部)を用いて行ってもよい。また、一管部材と他の管部材との連結は、既知の溶接接合(例えば、管部材の端部における突き合わせ溶接)を用いて行ってもよい。この連結については、反復性及び信頼性の向上と迅速な加工が可能となることから、レーザ溶接プロセスにより行ってもよいが、これに限定されるものではない。従来のシート構造体は、一連の組立ステーションを必要とするガスメタルアーク溶接(GMAW)等の方法を用いて連結されるため、加工が遅く、工具又は固定具の追加や製品取り扱いが増えることによってコストが高くなるが、これに対して、製造プロセスが改善されることで、1つの組立ステーション又は作業セルにて1つ固定具を用いてシート構造体を連結することができるようになる。
本発明の他の実施形態によれば、作業ステーション80を用いて、レーザ溶接以外に又はレーザ溶接に加えて、種々の接合方法により、パネル部材に管部材51〜56を接合してもよい。例えば、ろう付、機械的接合(クランプ等)、接着、他の種類の溶接(ガスメタルアーク溶接(GMAW)等)、又は、これらの組み合わせにより、管部材51〜56とパネル部材48を接合してもよい。
図9(a)〜9(e)は、本明細書に開示する方法を用いて形成されるシート構造体を示す。図9(a)、9(b)、9(c)は、それぞれ、組み立て済みのシート構造体の左側面図、正面図、右側面図である。図9(d)は、図9(b)の断面線H−Hに沿った組み立て済みのシート構造体の断面を示す。図9(a)の領域Iについては、追加の取り付けブラケットを必要とせずに、例えば、ラッチ又はリクライニングシート取り付け部の取り付けに使用できる平坦接触面が得られるという利点がある。図9(b)の領域Jについては、追加の取り付けブラケットを必要とせずに、例えば、ヘッドレスト取り付け部、及び/又は、中央ベルト出口取り付け部の取り付けに使用できる平坦接触面が得られるという利点がある。図9(c)の領域Kについては、追加のブラケットを必要としないことから、円形フレームの場合よりも容易な横材の接続又は他の構造部品の接続用の平坦接触面が得られるという利点がある。言い換えれば、ほぼ矩形断面の管部材を使用することにより、二次的なブラケットを使わずに他の部材の取り付けができる適正平面の平坦接触面が得られる。この効率的な構成により、丸管を使用する従来のシート構造体と比較して、嵩とコストが低減する。
本発明の他の実施形態によれば、シート構造体は、図5(a)〜5(d)に示すものと同様の複数の管部材51〜56により構成されるが、これらの管部材はパネル部材48を使用せずに組み立てられる。本実施形態を図10(a)〜10(c)に示す。図10(a)及び10(b)は、それぞれ、シート構造体の正面図及び右側面図であり、図10(c)は、図10(a)の断面線L−Lに沿ったシート構造体の断面を示す。図10(a)〜10(c)のシート構造体は、好ましくは鋼鉄で形成され、様々な特性(例えば、上述の実施形態に関して説明したような長さ、厚さ、材料又は機械的特性)を有する6本のほぼ矩形の管部材により構成されてもよい。しかし、シート構造体の他の実施形態は、いずれの本数の管部材を用いて形成されてもよく、その管部材は適切な材料(例えば、マグネシウム、アルミニウム)であればいずれの材料により形成されてもよい。
図5(a)〜5(d)の管部材と同様に、管部材51及び52は、外幅a1が同じで、外側の高さb1が同じでもよいが、長さ、厚さ、材料特性又は組成が異なっていてもよい。管部材54及び55は、外幅a2が同じで、外側の高さb2が同じでもよいが、長さ、厚さ、材料特性又は組成が異なっていてもよい。管部材53は、その外幅a3、外側の高さb3、長さ、厚さ、材料特性又は組成が、外幅がa4、外側の高さがb4である管部材56とは異なっていてもよい。もちろん、個々の管部材は、いずれの特性についても好適な特性であれば、他の管部材と同じであってもよく異なっていてもよい。したがって、このシート構造体は、管部材を何本備えていてもよく、各管部材がシート組立体において占める各領域について特定の応力要件に応じて(あるいは、その応力要件に合うように)各管部材の機械的特性が構成されるように、寸法特性及び材料特性のうちの少なくとも一方が異なる。この異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方としては、外幅、外側の高さ、横断面積、材料の厚さ、材料組成、あるいは、これらの特性の組み合わせのうちの少なくとも1つが挙げられる。管部材は、嵩が小さく低コストの構成に必要な構造的及び機能的要件が得られるように、動作可能に連結される。
上述の実施形態の場合と同様に、図10(a)〜10(c)のシート構造体は、従来のシート構造体と比較して嵩が小さくなる。管部材の部分が占める領域の特定の応力要件に合わせた機械的特性を有する本実施形態の管部材の場合、(1)高応力要件に合うように管を過大設計する、あるいは、(2)低応力要件に合うように管を設計し、かつ、高応力領域に支持構造部材を追加することにより、構造体の種々の領域の様々な応力レベルの問題を解決しようという従来のシート構造体による解決策が要らなくなる。また、ほぼ矩形の外周部又は外周面を有し、ほぼ矩形の断面領域を有する矩形管部材により、従来の丸管と比較して、嵩に対する曲げ慣性モーメントが改善する。従来のシート構造体に含まれる取り付けブラケットを必要としないことから、この強度対嵩効率はさらに改善する。的確な取り付け面が得られない丸管を備えた従来のシート構造体は、構造体に他の部材(例えば、リクライニング機構、ヘッドレストスリーブ、レール機構)を連結するための平坦構造面を得るのに、取り付けブラケットが必要である。
図11は、図4に示すような溶接又は接合固定具82上における6本の管部材51〜56の配置を示す。配置後、好ましくはレーザ溶接プロセスにより、以下に説明するように管部材を互いに連結する。図10(a)〜10(c)のシート構造体は、管部材51の第1の端部51’を管部材52の第1の端部52’に近接させるとともに、管部材51の第2の端部51”を管部材53の第2の端部53”に近接させ、管部材52の第2の端部52”を管部材56の第2の端部56”に近接させ、管部材53の第1の端部53’を管部材54の第1の端部54’に近接させ、管部材54の第2の端部54”を管部材55の第2の端部55”に近接させ、管部材55の第1の端部55’を管部材56の第1の端部56’に近接させることにより構成してもよい。
そして、複数の管部材が互いに固定位置となるような図10のシート構造体を構成するように、管部材51〜56を互いに連結する。図12(a)〜12(l)は、ほぼ直線的に並んだ直線的管部材を長手方向に連結する種々の方法を示す。このような直線的に並んだ管部材の連結は、図11に示す位置M及びNにて行われる。説明の都合上、図12(a)〜12(g)は、連結位置Mにおける管部材51の第1の端部51’及び管部材52の第1の端部52’に関する連結方法を示す。この場合、管部材51の第1の端部51’が管部材52の第1の端部52’に接触してもよいが、これらの方法は連結位置Nにおいても同様に適用可能である。図12(a)は、ほぼ均一な断面積を有する管部材51の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)とほぼ同様の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を有し、ほぼ均一な断面積を有する管部材52を示す。この場合、2本の管部材の間の隙間は最小限となり、重なり部60にて、大きい方の管部材52の長さの一部が小さい方の管部材51の長さの一部と重なるように、大きい方の管部材52を配置することができる。そして、好ましくはレーザ溶接により、また、好ましくは管部材の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部58により、この重なり部60を介して管部材51及び52を連結すればよい。
同様に、図12(b)は、ほぼ均一な断面積を有する管部材52の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)とほぼ同様の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を有し、ほぼ均一な断面積を有する管部材51を示す。この場合、2本の管部材の間の隙間は最小限となり、重なり部60にて、大きい方の管部材51の長さの一部が小さい方の管部材52の長さの一部と重なるように、大きい方の管部材51を配置することができる。そして、好ましくはレーザ溶接により、また、好ましくは管部材の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部58により、この重なり部60を介して管部材51及び52を連結すればよい。
図4に示すように、レーザ溶接は、ヤグ(YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット))レーザビーム84を使用して行ってもよい。レーザビーム84は、接合部周辺における溶接の進入を大きくするための設置型フォーカス光学部材を備えるプログラミング可能ロボットアーム86に取り付けられていてもよい。他の実施形態によれば、種々のビームを使用する、ミラーフォーカス光学部材を用いた固定レーザを備える、あるいは、(プログラミング可能ロボットを介して)可動となる設置型フォーカス光学部材を備える等、他のレーザ溶接法を用いてもよい。
図12(c)及び12(d)は、2本の直線的に並んだ管部材の連結であり、ほぼ均一な断面積を有する第2の管部材52を、終端で断面積が変わる第1の管部材51に連結する様子を示す。第1の管部材51の終端の断面積は、第2の管部材52と連結できるように細く(又は狭く)なり、より小さい断面積となっている。図12(c)は、第2の管部材52の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、第1の管部材51の終端の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。図12(d)は、第2の管部材52の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、第1の管部材51の終端の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。図12(c)及び12(d)における第1及び第2の管部材の連結により、重なり部60が形成される。その後、重なり部60にレーザ溶接を行い、管部材の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部58を形成する。
図12(e)及び12(f)は、2本の直線的に並んだ管部材の連結であり、ほぼ均一な断面積を有する第2の管部材52を、終端で断面積が変わる第1の管部材51に連結する様子を示す。第1の管部材51の終端の断面積は、第2の管部材と連結できるように広く(又は末広がりに)なり、より大きい断面積となっている。図12(e)は、第2の管部材52の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、第1の管部材51の終端の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。図12(f)は、第2の管部材52の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、第1の管部材51の終端の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。図12(e)及び12(f)における第1及び第2の管部材の連結により、重なり部60が形成される。その後、重なり部60にレーザ溶接を行い、管部材の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部58を形成する。
他の実施形態によれば、2本の直線的に並んだ管部材の連結は、それぞれ終端で断面積が変わる2本の管部材を用いてもよい。すなわち、各管の断面積がそれぞれの終端で細く又は広くなっていてもよく、一方の管の断面積が終端で細くなり、他方の管の断面積が終端で広くなっていてもよい。各管部材の第1及び第2の終端は互いに同じ構成であってもよく(第1及び第2の終端のいずれも、狭い、末広がり、あるいは、一定)、あるいは、各管部材の第1及び第2の終端が互いに異なる構成であってもよい。
図12(g)は、2本の直線的に並んだ管部材の連結であり、追加部材又はブラケット62を使用して、ほぼ同様の断面積を有する2本の直線的に並んだ管部材を連結する様子を示す。図示の追加部材62は、鋼鉄又は他の好適な材料等、2本の管部材に接合できる材料からなるU字形ブラケットである。追加部材62は接合部に強度を与えることができる。なお、他の実施形態では、L字形等、異なる形状のブラケットを備えてもよく、また、複数のブラケットを備えてもよい。図12(g)のU字形ブラケットは、長手方向に一列に並び互いに端部で接触している2本の管部材上に、最小限の隙間で嵌るような断面積を有する。そして、好ましくはレーザ溶接により、U字型ブラケットを各管に連結してもよいが、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、ろう付、接着、機械的接合等、他の接合方法を用いてもよい。例えば、管部材と追加部材を接続する1以上の溶接部58を、管部材の長手方向に沿って追加部材の各側面に形成してもよい。
図12(h)〜12(k)は、接合部にて異なる溶接構成を用いた、2本の直線的に並んだ管部材の接合を示す。例えば、図12(h)は、連結した管部材の長手方向に垂直な横断方向に延在する2つの溶接部58を示す。図12(i)は、連結した管部材の横断方向に延在する2列の溶接部58を示す。図12(j)は、連結した管部材の長手方向に延在する複数の溶接部58を示す。図12(k)は、連結した管部材の長手方向に対してある角度で、横断方向とは異なる方向に延在する2つの溶接部58を示す。この角度は、長手方向に対して25、30、45、60、75度等、好適な角度であればよい。図12(h)〜12(k)は、図12(b)に示す連結の場合の溶接部がとりうる種々の方向と連続状態を示しているが、図12(h)〜12(k)の溶接構成の種類は、他のすべての接続部分又は連結部(例えば、図12(a)及び図12(c)〜12(f))にも適用可能である。また、異なる接合プロセス(例えば、ガスメタルアーク溶接(GMAW)、ろう付、機械的ロック、接着、レーザ溶接、これらの組み合わせ等)により、管部材の接合を達成してもよい。
図12(l)は、ほぼ同様の断面積を有する2本の管部材51及び52(本実施形態では、いずれも円形の外形を有する)の連結であり、追加部材又はブラケット62を用いて管部材を連結する様子を示す。図示の追加部材62は、隣接する管部材51及び52の外表面に嵌るように、ほぼU字形となっている。追加部材62は、鋼鉄又は他の好適な材料等、2本の管部材に接合できるような材料により構成されてもよい。図12(l)の各U字形ブラケットは、長手方向に一列に並び互いに端部で接触している各管部材上に、最小限の隙間で嵌るような断面積を有する。そして、各U字形ブラケットを各管部材に連結すればよい。部品51、52、62の接合には、以下のうちの1以上を使用すればよい。すなわち、レーザ溶接、いかなる種類でもよいが他の種類の溶接、ろう付、接着、あるいは、いかなる種類でもよいが追加部品又は母材(接合すべき部品の材料)を使用した留め具等、のうちの1以上を使用すればよい。追加部材62は接合部に強度を与え、管部材51及び52を接続することができ、シートバック折りたたみ機能のための旋回機構を取り付ける旋回ブラケット64を備えてもよい。
図13(a)〜13(g)は、図11に示す位置O、P、Q、R等において、ほぼ垂直な2本のコーナー部材を連結する種々の方法を示す。説明の都合上、図13(a)〜13(g)は、連結位置Pにおける管部材55の第1の端部55’と管部材56の第1の端部56’についての連結方法を示す。この場合、管部材55の第1の端部55’は管部材56の第1の端部56’に接してもいてもよいが、これらの方法は連結位置O、Q、Pについても同様に適用可能である。
図13(a)は、ほぼ均一な断面積を有する管部材56の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)とほぼ同様の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を有し、ほぼ均一な断面積を有する管部材55を示す。この場合、2本の管部材の間の隙間は最小限となり、重なり部60にて、大きい方の管部材55の長さの一部が小さい方の管部材56の長さの一部と重なるように、大きい方の管部材55を配置することができる。管部材55の内壁55a(図13(g)に示す)には、管部材56が管部材55の内部55iに突出できるように、管部材56が挿入される開口部(管部材の終端に閉鎖周縁部又は切り込み部を有する開口部等)を備える。管部材56の挿入は、管部材55の外壁55bの外面と同一平面になるか当該外面から突出するように管部材56の全幅にわたっていてもよく(この場合、管部材55の外面55bには、管部材56が挿入される第2の開口部を備える)、また、外壁55bの内面と同一平面になるように管部材55の内形状の横断方向の距離全体にわたっていてもよく(この場合、管部材55の外面55bには、管部材56が挿入される開口部を設けない)、また、内壁55aの開口部から管部材の内部55iに部分的に入り込んでいるだけでもよく、あるいは、その他の好適な距離であればいずれの距離でもよい。そして、得られた重なり部60を介し、好ましくはレーザ溶接により、また、好ましくは管部材55の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部により、管部材55及び56を連結すればよい。
同様に、図13(b)は、ほぼ均一な断面積を有する管部材55の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)とほぼ同様の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を有し、ほぼ均一な断面積を有する管部材56を示す。この場合、2本の管部材の間の隙間は最小限となり、重なり部60にて、大きい方の管部材56の長さの一部が小さい方の管部材55の長さの一部と重なるように、大きい方の管部材56を配置することができる。管部材56の内壁56a(図13(g)に示す)には、管部材55が管部材56の内部56iに突出できるように、管部材55が挿入される開口部を備える。管部材55の挿入は、管部材56の外壁56bの外面と同一平面になるか当該外面から突出するように管部材56の全幅にわたっていてもよく(この場合、管部材56外面56bには、管部材55が挿入される第2の開口部を備える)、また、外壁56bの内面と同一平面になるように管部材56の内形状の横断方向の距離全体にわたっていてもよく(この場合、管部材56の外面56bには、管部材55が挿入される開口部を設けない)、また、内壁56aの開口部から管部材56の内部56iに部分的に入り込んでいるだけでもよく、あるいは、その他の好適な距離であればいずれの距離でもよい。そして、得られた重なり部60を介し、好ましくはレーザ溶接により、また、好ましくは管部材55の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部により、管部材55及び56を連結すればよい。
図13(c)及び13(d)は、コーナー部を形成する2本の管部材の連結であって、終端にて断面積が変わる管部材55に、ほぼ均一な断面積を有する管部材56を連結する様子を示す。管部材55の終端の断面積は、管部材56に連結できるように細く(又は狭く)なり、より小さい断面積となっていてもよい。図13(c)は、管部材55の終端の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、管部材56の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。管部材56が管部材55の内部55iに突出できる開口部及び距離は、上述の図13(a)の実施形態のものであってもよい。図13(d)は、管部材55の終端の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、管部材56の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。管部材55が管部材56の内部56iに突出できる開口部及び距離は、上述の図13(b)の実施形態のものであってもよい。図13(c)及び13(d)の管部材55及び56の連結により、重なり部60が形成される。その後、重なり部60にレーザ溶接を行い、管部材55の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部を形成する。
図13(e)及び13(f)は、コーナー部を形成する2本の管部材の連結であって、終端にて断面積が変わる管部材55に、ほぼ均一な断面積を有する管部材56を連結する様子を示す。管部材55の終端の断面積は、管部材56に連結できるように広く(又は末広がりに)なり、より大きい断面積となっていてもよい。図13(e)は、管部材55の終端の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、管部材56の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。管部材56が管部材55の内部55iに突出できる開口部及び距離は、上述の図13(a)の実施形態のものであってもよい。図13(f)は、管部材55の終端の外形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)を、管部材56の内形状(例えば、正方形、矩形、丸形、円形)に連結する実施形態を示す。管部材55が管部材56の内部56iに突出できる開口部及び距離は、上述の図13(b)の実施形態のものであってもよい。図13(e)及び13(f)の管部材55及び56の連結により、重なり部60が形成される。その後、重なり部60にレーザ溶接を行い、管部材55の長手方向の軸をほぼ横断する1以上の溶接部を形成する。
他の実施形態によれば、コーナー部を形成する2本の管部材の連結は、それぞれ終端で断面積が変わる2本の管部材を用いてもよい。すなわち、各管の断面積がそれぞれの終端で細く又は広くなっていてもよく、一方の管の断面積が終端で細くなり、他方の管の断面積が終端で広くなっていてもよい。各管部材の第1及び第2の終端は互いに同じ構成であってもよく(第1及び第2の終端のいずれも、狭い、末広がり、あるいは、一定)、あるいは、各管部材の第1及び第2の終端が互いに異なる構成であってもよい。
図13(a)〜13(f)からわかるように、1つの管部材を他の管部材に重ねることができ、外側から重なる方の管部材の内表面と重ねられる方の管部材の外表面との間隔は最小限となる。重なり部は、少なくとも一平面において、好ましくはレーザ溶接により連結すればよい。レーザ溶接は、ヤグ(YAG)レーザビーム84を使用して行ってもよい。レーザビーム84は、接合部周辺における溶接の進入を大きくするための設置型フォーカス光学部材を備えるプログラミング可能ロボットアーム86に取り付けられていてもよい。他の実施形態によれば、種々のビームを使用する、ミラーフォーカス光学部材を用いた固定レーザを備える、あるいは、(プログラミング可能ロボットを介して)可動となる設置型フォーカス光学部材を備える等、他のレーザ溶接法を用いてもよい。一方又は両方の管部材を、終端にて断面積が変わるように構成してもよく、また、どちらの管部材もそのような構成を持たないようにしてもよい。この場合、各重なり部を細く又は広く(末広がりに)してもよい。さらに、一方又は両方の管部材は、他方の管との間隔を得るために開口部又は切り込み部を備えてもよい。
上述の実施形態のように、作業ステーション80を用いて、レーザ溶接以外の種々の接合方法により管部材51〜56を接合してもよい。例えば、ろう付、機械的接合又はロック(クランプ等)、接着、他の種類の溶接(ガスメタルアーク溶接(GMAW)等)、あるいは、これらの組み合わせにより、管部材51〜56を互いに接合してもよい。
図13(g)は、コーナー部を形成する2本の管部材の連結であり、追加部材又はブラケット62を使用して、2本のほぼ垂直の管部材を連結する様子を示す。図示の追加部材62は、鋼鉄又は他の好適な材料等、2本の管部材に接合できる材料からなるU字形ブラケットである。追加部材62は接合部に強度を与えることができる。なお、他の実施形態では、L字形等、異なる形状のブラケットを備えてもよく、また、複数のブラケットを備えてもよい。図13(g)のU字形ブラケットは、ほぼ同様の幅を有し互いに接触する2本の管部材で、一方の管部材の長手方向の軸が他方の管部材の長手方向の軸にほぼ垂直な状態の2本の管部材の上に、最小限の隙間で嵌るような断面積を有する。そして、好ましくはレーザ溶接により、U字型ブラケットを各管に連結してもよい。例えば、管部材と追加部材を接続する1以上の溶接部を、管部材56の長手方向に沿って追加部材の各側面に形成してもよい。
本明細書に開示したようなシート構造体は、制御可能な可動式ロボットアーム86にレーザ放射装置90を連結することにより、様々な平面に連結することができる。ロボットアーム86は、通常、コントローラ88を用いてx軸、y軸、z軸方向に移動するようにプログラミング可能とすることができる。レーザ溶接システムをロボットアーム86に連結した場合、溶接可能領域の大きさが大きくなり、複数の平面での溶接が可能となることから、シート構造体の製造性が向上する。複数の平面での溶接が可能となることにより、本明細書で開示したような重なった閉鎖部の溶接が可能となる。したがって、本明細書で開示するシート構造体は、余計な部品を排除し、製造性を高めて、最適な嵩とコストの構造体が得られるように構成される。
本明細書で使用する「おおよそ」、「約」、「ほぼ」等の用語は、本開示の主題が属する技術分野の通常の技術者にとって一般的で容認された用法の広義の用語であるものとする。本開示内容を検討する当該技術分野の技術者は、これらの用語を用いることによって、詳細な説明及び特許請求の範囲に記載された特徴について、上述の正確な数値範囲に限定することなく記載できると理解すべきである。したがって、詳細な説明及び特許請求の範囲に記載される主題についての微細な又は重要でない修正や変更は、添付の特許請求の範囲に記載される本発明の主旨に含まれると考えられ、上記の用語はそのような意味で解釈されるべきである。
なお、本明細書にて種々の実施形態を説明するために用いる「例示的な」という用語は、このような実施形態が、可能な実施形態の実施例、代表例、及び/又は、例示であること、(そして、このような用語は、こうした実施形態が必ずしも特別な又は最良の例であると暗示するものではないこと)を示すものとして解釈される。
本明細書で使用する「連結」、「接続」等の用語は、2つの部材を直接的又は間接的に互いに接合することを意味する。このような接合は、単一の一体型部材として一体的に形成された2つの部材、又は、2つの部材及び追加的中間部材の接合であってもよく、また、互いに取り付けられた2つの部材、又は、2つの部材及び追加的中間部材の接合であってもよい。
本明細書における構成要素の位置(例えば、「上部」、「下部」、「上方」、「下方」等)は、単に図中の種々の構成要素の向きを説明するために用いているだけである。なお、種々の構成要素の向きは、他の例示的な実施形態においては異なっていてもよく、このような変更は本開示内容に含まれるものとする。
種々の例示的な実施形態において示したシート構造体の構成及び配置は単に説明的なものであると理解することが重要である。本開示ではいくつかの実施形態のみについて詳細に説明したが、本開示内容を検討する当該技術分野の技術者は、本明細書で説明する主題の新規な教示と利点から実質的に逸脱することなく、多くの変更(例えば、種々の構成要素の大きさ、寸法、構造、形状、比率、パラメータ値、取り付けの配置、使用する材料、色、向き、等の変更)が可能であることは容易にわかるであろう。例えば、一体的に形成されるものとして示される構成要素を複数の部分又は構成要素により構成してもよく、構成要素の位置を反転したり他の位置に変更したりしてもよい。また、個々の構成要素や位置についての性質や数を修正又は変更してもよい。プロセスや方法工程の順序や配列は、他の実施形態において変更したり再配列したりしてもよい。また、本発明の主旨から逸脱することなく、種々の例示的な実施形態の設計、動作条件、配置について、その他の置換、修正、変更、省略を行ってもよい。

Claims (20)

  1. シート組立体に設置するためのシート構造体であって、
    ほぼ閉鎖された構造体を形成する複数の管部材を備え、
    前記管部材のうちのいくつかは、それぞれの長手方向の長さの大部分に沿って、ほぼ均一な断面積を有し、
    各管部材の機械的特性が、各管部材が占める各領域の応力要件に応じて構成されるように、前記管部材の少なくとも第1のセットは、前記管部材の第2のセットとは異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方を有し、
    前記複数の管部材は、互いに固定位置となるように接合されることを特徴とするシート構造体。
  2. 前記複数の管部材は、横断方向にほぼ矩形の外周部を有する、ほぼ矩形の断面領域を有することを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  3. 前記異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方は、外幅、外側の高さ、横断方向の断面積、材料の厚さ、材料組成のうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  4. 前記複数の管部材は、長手方向の長さの大部分に沿って第1の断面積を有する第1の管部材と、長手方向の長さの大部分に沿って前記第1の断面積とは異なる第2の断面積を有する第2の管部材とにより構成されることを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  5. 前記複数の管部材は、長手方向の長さの大部分に沿って前記第1及び第2の断面積とは異なる第3の断面積を有する第3の管部材と、長手方向の長さの大部分に沿って前記第1、第2及び第3の断面積とは異なる第4の断面積を有する第4の管部材とにより構成されることを特徴とする請求項4に記載のシート構造体。
  6. 前記複数の管部材に接合されるパネル部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  7. 前記パネル部材は、溶接、機械的接合、ろう付、接着、及び、これらの組み合わせのうちの少なくとも1つを介して、前記複数の管部材のそれぞれに接合されることを特徴とする請求項6に記載のシート構造体。
  8. 前記管部材は、1つの管部材の第1の部分の端部を、もう1つの管部材の第2の部分の端部内に挿入することにより連結されることを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  9. 隣接する管部材の外部分に接合される少なくとも1つの追加部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のシート構造体。
  10. 前記追加部材は、シートバック折りたたみ機能のための旋回機構を取り付ける旋回ブラケットを備えることを特徴とする請求項9に記載のシート構造体。
  11. シート組立体に設置するためのシート構造体の製造方法であって、
    複数の管部材を接合固定具に配置し、各管部材の機械的特性が、各管部材が占める各領域の応力要件に応じて構成されるように、前記管部材の少なくとも第1のセットは、前記管部材の第2のセットとは異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方を有し、
    ほぼ閉鎖された構造体が形成されるように前記複数の管部材を接合固定具に連結することを特徴とする方法。
  12. 前記複数の管部材が前記接合固定具に配置される前又は後のいずれかにおいて、パネル部材を前記接合固定具に配置することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記管部材の連結は、溶接、機械的接合、ろう付、接着、及び、これらの組み合わせのうちの少なくとも1つにより、前記複数の管部材を前記パネル部材に接合することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記管部材の連結は、1つの管部材の第1の部分の端部を、もう1つの管部材の第2の部分の端部内に挿入することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記管部材の第1の部分の端部は、管部材の第2の部分の端部内に嵌るように狭く又は広くなっていることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記管部材の連結は、さらに、複数の溶接部を形成する溶接、機械的接合、ろう付、接着、及び、これらの組み合わせのうちの少なくとも1つにより、隣接する管部材を互いに接合することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記管部材の第1及び第2の部分は、それぞれの長手方向の長さに沿ってほぼ一定の断面積を有することを特徴とする請求項14に記載の方法。
  18. 前記管部材の連結は、隣接する管部材の外部分に追加部材を配置し、溶接、機械的接合、ろう付、接着、及び、これらの組み合わせのうちの少なくとも1つにより、前記追加部材に前記隣接する管部材を接合することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  19. 前記追加部材は、シートバック折りたたみ機能のための旋回機構を取り付ける旋回ブラケットであることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記異なる寸法特性及び異なる材料特性のうちの少なくとも一方は、外幅、外側の高さ、横断方向の断面積、材料の厚さ、材料組成のうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項11に記載の方法。
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