JP2011251556A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吹出モード切替えダンパを回動するリンク機構での異物の噛み込みによる異音の発生を防止するとともに、その操作性を向上してグリスレス化することができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の吹出モード切替えダンパが、回転軸に設けられているレバーと、該レバーに設けられているピンが摺動する複数のカム溝25,26を備えた回動可能なリンク21とからなるリンク機構を介して回動され、吹出モードが選択的に切替え可能とされている車両用空気調和装置において、カム溝25の内側面またはピンの外周面のいずれか一方にレール部27,28が設けられ、カム溝25とピンとがレール部27,28を介して互いに接触されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、吹出流路に設けられた複数の吹出モード切替えダンパの回動により、温調風の吹出モードが選択的に切替えられる車両用空気調和装置に関するものである。
車両に搭載される空気調和装置のHVACユニット(Heating Ventilation and Air Conditioning Unit)は、ユニットケース内の空気流路に、上流側からエバポレータ、エアミックスダンパ、ヒータコア等が順次配設されており、それらによって温度調整された温調風が、その下流側に設けられているフェイス吹出流路、フット吹出流路およびデフ吹出流路のいずれかから複数の吹出モード切替えダンパを介して選択的に車室内に吹出されるように構成されている。
このようなHVACユニットにおいて、複数の吹出モード切替えダンパは、その回転軸に設けられたレバーと、該レバーに設けられているピンが摺動する複数のカム溝を備えた回動リングとからなるリンク機構を介して回動可能に設置されており、該リンク機構のリンクがアクチュエータを介して回動されることにより所定のタイミングで回動され、複数のフェイス吹出流路、フット吹出流路およびデフ吹出流路を選択的に開閉できるように構成されている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
通常、フェイス吹出流路、フット吹出流路およびデフ吹出流路から車室内に温調風を吹出す吹出モードは、複数の吹出モード切替えダンパの切替えによって、温調風をフェイス吹出流路から吹出すフェイスモード、フェイス吹出流路およびフット吹出流路の双方から吹出すバイレベルモード、フット吹出流路から吹出すフットモード、フット吹出流路およびデフ吹出流路の双方から吹出すデフ/フットモード、デフ吹出流路から吹出すデフモードの5つの吹出モードに切替え可能とされている。
特開平10−100644号公報 特開2006−137350号公報 特開2008−296746号公報
しかしながら、吹出モード切替えダンパを回動するリンク機構は、特許文献1−3に示されるように、ダンパの回転軸に設けられているレバー側のピンが、回動可能なリンク側に設けられているカム溝内に摺動可能に嵌合された構成とされている。このため、吹出モード切替えダンパの1つが吹出流路を全閉する位置に押し付けられたとき、シール部材等による反発力がカム溝とピンとの摺動面にかかり、これによって、リンクを回動する際に大きな摺動摩擦力が発生し、操作性が悪化する等の課題があった。
そこで、カム溝の摺動面にグリスを塗る等して操作性を高めるようにしているが、組立て性が悪化するとともに、コストアップになる等の問題があった。また、グリスを塗ると微細な塵埃等の異物が入り込んだ場合、ピンとカム溝との摺動面にその異物が付着して滞留し易くなり、それが摺動面に噛み込まれることによる異音の発生や摺動性を低下させる要因になる等の問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、吹出モード切替えダンパを回動するリンク機構での異物の噛み込みによる異音の発生を防止するとともに、その操作性を向上してグリスレス化することができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用空気調和装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる車両用空気調和装置は、温調風を車室内に吹出す複数の吹出流路に回動自在に設けられている複数の吹出モード切替えダンパが、その回転軸に設けられているレバーと、該レバーに設けられているピンが摺動する複数のカム溝を備えた回動可能なリンクとからなるリンク機構を介して回動され、吹出モードが選択的に切替え可能とされている車両用空気調和装置において、前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面のいずれか一方にレール部が設けられ、前記カム溝と前記ピンとが前記レール部を介して互いに接触されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の吹出モード切替えダンパが、その回転軸に設けられているレバーと、該レバーに設けられているピンが摺動する複数のカム溝を備えた回動可能なリンクとからなるリンク機構を介して回動され、吹出モードが選択的に切替え可能とされている車両用空気調和装置において、カム溝の内側面またはピンの外周面のいずれか一方にレール部が設けられ、カム溝とピンとがレール部を介して互いに接触されているため、カム溝とピンとの摺動部分に微細な塵埃等の異物が入り込んだとしても、この異物をレール部の両側の低位部分に排除することにより、カム溝とピンとが接するレール面に異物が噛み込まれにくくすることができる。従って、カム溝とピンとの摺動面(レール面)に異物が噛み込まれることによる異音の発生を抑制することができる。また、レール部を設けることにより、カム溝とピンとの接触面を小さくして摺動摩擦力を低減することができるため、リンク機構の操作性を向上することができ、その結果、摺動性を高めるためにカム溝の摺動面にグリスを塗る必要がなくなり、グリスレス化によって組立て性の向上とコストダウンを図ることができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上記の車両用空気調和装置において、前記レール部は、前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面の一部を凸条として一体に成形されていることを特徴とする。
本発明によれば、レール部が、カム溝の内側面またはピンの外周面の一部を凸条として一体に成形されているため、カム溝の内側面またはピンの外周面に任意のレール幅および高さを有するレール部をその一部を凸条とすることによって容易に一体成形することができる。従って、レール部を追加設置することによるコスト上昇を抑制しながら、異物の噛み込みや摺動摩擦力を低減するのに最適な幅および高さを有するレール部を簡易に形成することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上述のいずれかの車両用空気調和装置において、前記レール部は、前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面に対して、所定の傾きを持って斜めに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、レール部が、カム溝の内側面またはピンの外周面に対して、所定の傾きを持って斜めに設けられているため、レール部と該レール部に接するピン側またはカム溝側の接触面位置をピンの軸方向(長さ方向)またはカム溝の幅方向に対して変化させることができる。従って、ピンまたはカム溝側接触面の集中摩耗を避けることができ、摺動摩擦による操作トルクの増大等を防止し、リンク機構の操作性を安定化することができるとともに、異音の発生等も効果的に抑制することができる。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上述のいずれかの車両用空気調和装置において、前記レール部は、前記カム溝の内側面において、前記吹出モード切替えダンパの1つを全閉位置に押し付けたときの反力で摺動摩擦力が大きくなる領域のみに設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、レール部が、カム溝の内側面において、吹出モード切替えダンパの1つを全閉位置に押し付けたときの反力で摺動摩擦力が大きくなる領域のみに設けられているため、吹出モード切替えダンパがリンク機構を介して回動され、吹出流路を全閉する位置でシール面に押し付けたときの反力でカム溝とピンとの間の摺動摩擦力が大きくなる領域のみにレール部を設けることによって、当該領域でのカム溝とピン間の摺動摩擦力を効果的に低減することができる。従って、リンク機構の操作性を向上し、グリスレス化することが可能となる。特に、吹出モード切替えダンパは、全閉位置に押し付けられたとき、シールパッキン等の反発力で回転軸が逆方法の回動力を受け、その力がレバーとカム溝の接触面にかかるため、リンクを回動する際に大きな摩擦力が発生し、リンク機構の操作性悪化や異物を噛み込んだときの異音発生の要因となっていたが、かかる不具合を解消することができる。なお、吹出モード切替えダンパが回動される領域においては、大きな摺動摩擦力は発生しない。
さらに、本発明の車両用空気調和装置は、上記の車両用空気調和装置において、前記レール部は、前記吹出流路のデフ吹出流路およびフェイス吹出流路間に設けられているデフ/フェイスダンパが、前記リンク機構を介して前記デフ吹出流路または前記フェイス吹出流路の一部を全閉する位置に押し付けられたまま、前記リンクが回動される範囲に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、レール部は、吹出流路のデフ吹出流路およびフェイス吹出流路間に設けられているデフ/フェイスダンパが、リンク機構を介してデフ吹出流路またはフェイス吹出流路の一部を全閉する位置に押し付けられたまま、リンクが回動される範囲に設けられているため、温調風の吹出モードがフェイスモード(フェイス吹出流路のみから温調風を吹出すモード)と、バイレベルモード(フェイス吹出流路とフット吹出流路の双方から温調風を吹出すモード)との間で切替えられる際、吹出モード切替えダンパの1つであるデフ/フェイスダンパはデフ吹出流路を全閉に維持し、また、吹出モードがフットモード(フット吹出流路のみから温調風を吹出すモード)と、デフ/フットモード(フット吹出流路とデフ吹出流路の双方から温調風を吹出すモード)およびデフモード(デフ吹出流路のみから温調風を吹出すモード)との間で切替えられる際、デフ/フェイスダンパはフェイス吹出流路の一部、即ちセンターフェイス吹出流路を全閉に維持する必要があり、当該範囲においてカム溝の内側面にレール部を設けることにより、リンクが回動される際の摺動摩擦力を効果的に低減することができる。従って、リンク機構の操作性を向上し、グリスレス化することができるとともに、異音の発生等も効果的に抑制することができる。
本発明によると、カム溝とピンとの摺動部分に微細な塵埃等の異物が入り込んだとしても、該異物をレール部の両側の低位部分に排除することにより、カム溝とピンとが接するレール面に異物が噛み込まれにくくすることができるため、カム溝とピンとの摺動面(レール面)に異物が噛み込まれることによる異音の発生を抑制することができる。また、レール部を設けることにより、カム溝とピンとの接触面を小さくして摺動摩擦力を低減することができるため、リンク機構の操作性を向上することができ、その結果、摺動性を高めるためにカム溝の摺動面にグリスを塗る必要がなくなり、グリスレス化により組立て性の向上とコストダウンを図ることができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装置(HVACユニット)の側面図である。 図1に示すHVACユニットの縦断面図である。 図1に示すHVACユニットの吹出モード切替えダンパを回動するリンク機構のリンクの側面図である。 図3に示すリンクの背面図である。 図4中のA−A断面相当図である。 図4中のB−B断面相当図である。 図4中のC−C断面相当図である。 図4中のD−D断面相当図である。 図1に示すHVACユニットのフェイスモード時のリンク機構の作動位置を示す側面図である。 図1に示すHVACユニットのバイレベルモード時のリンク機構の作動位置を示す側面図である。 図1に示すHVACユニットのフットモード時のリンク機構の作動位置を示す側面図である。 図1に示すHVACユニットのデフ/フットモード時のリンク機構の作動位置を示す側面図である。 図1に示すHVACユニットのデフモード時のリンク機構の作動位置を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用空気調和装置(HVACユニット)の図4中のE−E断面相当図である。 同様の図4中のF−F断面相当図である。
以下に、本発明にかかる実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図13を用いて説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る車両用空気調和装置(HVACユニット)の側面図が示され、図2には、その縦断面図が示されている。
車両用空気調和装置(HVACユニット;Heating Ventilation and Air Conditioning Unit)1は、上下、左右に分割して成形された複数の分割ケースを一体に結合することによって構成されるユニットケース2を備えている。
ユニットケース2内には、図2に示されるように、ブロアユニット(図示省略)から送られてくる空気流を前後方向(図2の左右方向)に変換し、下流側へと流通させる空気流路3が形成されている。空気流路3の上流部位には、図示省略の冷凍サイクルを構成するエバポレータ4が略鉛直に配設されている。空気流路3は、エバポレータ4の下流側においてバイパス流路5と加熱流路6とに分岐されている。バイパス流路5と加熱流路6との分岐部には、エアミックスダンパ7が配設され、バイパス流路5と加熱流路6とに流通される空気流の流量割合が調整可能とされている。加熱流路6には、図示省略のエンジン冷却水回路からの冷却水が循環されるヒータコア8が略鉛直に配設されている。
バイパス流路5および加熱流路6は、エアミックスダンパ7下流のエアミックス域9で合流されており、その下流側に形成されているフェイス吹出流路10、フット吹出流路11およびデフ吹出流路12の3つの吹出流路に連通されている。フェイス吹出流路10とデフ吹出流路12との間には、デフ/フェイスダンパ(吹出モード切替えダンパ)13が設けられている。また、フット吹出流路11の入口には、フットダンパ(吹出モード切替えダンパ)14が設けられている。
デフ/フェイスダンパ13は、図2に示されるように、フェイス吹出流路10の一部をなすセンターフェイス吹出流路を全閉する位置と、デフ吹出流路12を全閉する位置との間で回転軸15周りに回動可能とされている。一方、フットダンパ14は、フット吹出流路11を全閉する位置と、フェイス吹出流路10およびデフ吹出流路12に連なる流路を全閉する位置との間で回転軸16周りに回動可能とされており、該フットダンパ14およびデフ/フェイスダンパ13は、後述するリンク機構24を介して吹出モードに対応した位置に回動可能とされている。
上記デフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14により複数の吹出モード切替えダンパが構成され、その開閉によって車室内に吹出される温調風の吹出モードが、フェイス吹出流路10から吹出されるフェイスモード、フェイス吹出流路10とフット吹出流路11の双方から吹出されるバイレベルモード、フット吹出流路11から吹出されるフットモード、フット吹出流路11とデフ吹出流路12の双方から吹出されるデフ/フットモード、デフ吹出流路12から吹出されるデフモードの5つの吹出モードに選択的に切替え可能とされている。
これらのデフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14は、回転軸15,16を介してユニットケース2に回動自在に支持されている。回転軸15,16の一端は、ユニットケース2の側面から突出され、その端部には、レバー17,18(図9−13参照)が設けられており、更に、該レバー17,18の先端には、それぞれピン19,20(図9−13参照)が設けられている。該レバー17,18およびピン19,20は、樹脂材による一体成形品とされており、その材料には、POM(ポリアセタール)等の摺動性、潤滑性に優れた材料が用いられる。
また、ユニットケース2の側面には、回転軸15,16からそれぞれ所定の距離をおいた位置に、回転軸15,16、すなわちデフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14を回動するためのリンク21が、軸部22(図4,5参照)を介して回動自在に設置されている。リンク21は、ユニットケース2の側面に設置されているアクチュエータ23により、軸部22を中心に回転駆動されるようになっている。このリンク21、アクチュエータ23およびレバー17,18等によって、デフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14を回動するリンク機構24が構成されている。
上記リンク21は、図3ないし図8に示されるように、放射方向および周方向に複数の補強リブが設けられた樹脂材による板状の一体成形品とされており、その材料には、強度および硬度が共に高いPP(ポリプロピレン)等が用いられる。該リンク21には、中心部に軸部22が設けられ、周辺部にレバー17,18のピン19,20が摺動自在に嵌合される2つのカム溝25,26が設けられている。以下に、このカム溝25,26の構成について詳しく説明する。
カム溝25は、レバー17のピン19が摺動自在に嵌合される溝であり、図4に示されるように、リンク21が図9に示されるフェイスモード位置から図10に示されるバイレベルモード位置まで右回転(図4では、左回転)される間、レバー17を回動させずにその位置に保持し、デフ/フェイスダンパ13がデフ吹出流路12を全閉する位置を保つように、軸部22の中心から半径R1の円弧状溝とされた所定角度幅の溝部(ダンパを全閉位置に保つ領域の溝)25Aと、該溝部25Aに連続しており、リンク21が図10に示されるバイレベルモード位置から図11に示されるフットモード位置まで右回転される間に、半径が徐々に縮小される部分によりレバー17を回動し、デフ/フェイスダンパ13をデフ吹出流路12を全閉する位置からフェイス吹出流路10の一部、即ちセンターフェイス吹出流路を全閉する位置まで回動させる所定角度幅の溝部25Bを有している。
さらに、カム溝25は、上記溝部25Bの一端に連続しており、リンク21が図11に示されるフットモード位置から図12に示されるデフ/フットモード位置を経て図13に示されるデフモード位置まで右回転される間、レバー17を回動させずにその位置に保持し、デフ/フェイスダンパ13がフェイス吹出流路10の一部(センターフェイス吹出流路)を全閉する位置を保つように、軸部22の中心から半径R2(R2<R1)の円弧状溝とされた所定角度幅の溝部(ダンパを全閉位置に保つ領域の溝)25Cを有している。
一方、カム溝26は、レバー18のピン20が摺動自在に嵌合される溝であり、図4に示されるように、リンク21が図9に示されるフェイスモード位置から図10に示されるバイレベルモード位置まで右回転(図4では、左回転)される間に、半径が略直線的に縮小する部分によりレバー18を回動し、フットダンパ14をフット吹出流路11を全閉する位置から開くとともに、フェイス吹出流路10側への通路を部分的に開放する中間位置まで回動させる所定角度幅の溝部26Aと、該溝部26Aに連続しており、リンク21が図10に示されるバイレベルモード位置から図11に示されるフットモード位置まで右回転される間に、フットダンパ14をフェイス吹出流路10およびデフ吹出流路12側への通路を全閉もしくは微小開度位置に閉じる波状溝とされた所定角度幅の溝部26Bを有している。
さらに、カム溝26は、上記溝部26Bの一端に連続しており、リンク21が図11に示されるフットモード位置から図12に示されるデフ/フットモード位置まで右回転される間に、フットダンパ14をデフ吹出流路12側への通路を部分的に開放する中間位置まで回動させる半径が拡大されている狭い角度幅の溝部26Cと、該溝部26Cの一端に連続しており、リンク21が図12に示されるデフ/フットモード位置から図13に示されるデフモード位置まで右回転される間に、フットダンパ14を上記中間位置からフット吹出流路11を全閉する位置まで回動させる半径が急拡大されている所定角度幅の溝部26Dを有している。
また、本実施形態では、レバー17のピン19が摺動自在に嵌合されているカム溝25中の溝部25Aおよび溝部25Cの内側面、すなわちリンク21が回動されてもデフ/フェイスダンパ13を回動させずにフェイス吹出流路10およびデフ吹出流路12を全閉位置に維持する溝部25Aおよび溝部25Cの内側面に、その全角度幅に亘り、図7,図8に示されるように、それぞれレール部27,28を設けている。ちなみに、溝部25Aとの溝部25Cとの間を繋いている溝部25Bやカム溝26には、レール部は設けられておらず、該カム溝26および溝部25Bは、図5,図6に示されるように、凸条レールのないU字断面形状の溝とされている。
レール部27,28は、溝部25Aおよび溝部25Cの内側面の一部を凸条とすることにより溝内に一体成形されている。該レール部27,28のピン19が接触して摺動するレール面(摺動面)は、両者間での摺動摩擦力を低減するため、その幅が、例えば1mm程度と狭くされている。さらに、レール部27,28は、その両側に低位部分が形成されるように溝部25Aおよび溝部25Cの内側面から、例えば1mm程度突出された凸条レール形状とされている。
なお、溝部25Aに設けられるレール部27は、デフ/フェイスダンパ13をデフ吹出流路12を全閉位置に維持する際、シール部材等による反力が、図9、図10においてデフ/フェイスダンパ13を左回転させる方向に作用し、レバー17のピン19がカム溝25の半径方向内側の面に摺接されることから、溝部25A内の半径方向内側の面に設けられている。逆に、溝部25Cに設けられるレール部28は、デフ/フェイスダンパ13をフェイス吹出流路10の一部(センターフェイス吹出流路)を全閉位置に維持する際、シール部材等による反力が、図11ないし図13においてデフ/フェイスダンパ13を右回転させる方向に作用し、レバー17のピン19がカム溝25の半径方向外側の面に摺接されることから、溝部25C内の半径方向外側の面に設けられている。
また、溝部25Aおよび溝部25Cは、成形性を確保するため、図3,7,8に示されるように、プレート状のリンク21を貫通する貫通溝とされており、レール部27,28を挟んで両側に型抜きできるように構成されている。
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
上記HVACユニット1において、エバポレータ4、ヒータコア8およびエアミックスダンパ7により温度調整された温調風は、フェイス吹出流路10、フット吹出流路11およびデフ吹出流路12から、デフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14の回動により選択的に切替えられる吹出モード、すなわち温調風をフェイス吹出流路10から吹出すフェイスモード、フェイス吹出流路10およびフット吹出流路11の双方から吹出すバイレベルモード、フット吹出流路11から吹出すフットモード、フット吹出流路11およびデフ吹出流路12の双方から吹出すデフ/フットモード、デフ吹出流路12から吹出すデフモードのいずれかの吹出モードで車室内へと吹出され、車室内の空調に供される。
デフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14は、自動制御もしくは乗員の操作でアクチュエータ23が駆動され、リンク21が回動されることにより、該リンク21のカム溝25,26に摺動可能に嵌合されているピン19,20を介してレバー17,18が所定のタイミングで所定の角度範囲ずつ回動され、回転軸15,16を回転することによって、選択された上記吹出モード位置に回動される。ここで、デフ/フェイスダンパ13は、カム溝25の溝部25A,25B,25Cに対応して回動のタイミングおよび回動範囲が調整され、フットダンパ14は、カム溝26の溝部26A,26B,26C,26Dに対応して回動のタイミングおよび回動範囲が調整される。
この間において、デフ/フェイスダンパ13は、リンク21が図9に示すフェイスモード位置と図10に示すバイレベルモード位置との間で回動される際、デフ吹出流路12を全閉位置に維持しているため、デフ/フェイスダンパ13を全閉位置に押し付けたときのシール部材等による反発力が回転軸15を介してレバー17のピン19とカム溝25との接触面に摩擦力として作用する。同様に、デフ/フェイスダンパ13は、リンク21が図11に示すフットモード位置から図12に示すデフ/フットモード位置を経由して図13に示すデフモード位置との間で回動される際、フェイス吹出流路10の一部(センターフェイス吹出流路)を全閉位置に維持しているため、デフ/フェイスダンパ13にかかるシール部材等による反発力がレバー17のピン19とカム溝25との接触面に摩擦力として作用する。
しかるに、上記範囲でピン19が摺動するカム溝25の溝部25Aおよび溝部25Cの内側面には、それぞれレール部27,28が設けられているため、ピン19は、レール部27,28の上記した、例えば幅1mm、高さ1mmのレール面と接触してカム溝25内を摺動されることになる。これによって、カム溝25とピン19との摺動部分に微細な塵埃等の異物が入り込んだとしても、この異物をレール部27,28の両側の低位部分に排除することができ、ピン19とレール面との接触面に対して異物が噛み込まれにくくすることができる。従って、カム溝25とピン19との摺動面(レール面)に異物が噛み込まれることによる異音の発生を抑制することができる。
また、レール部27,28を設けることにより、カム溝25側の溝部25Aおよび溝部25Cとピン19との間の接触面を小さくして摺動摩擦力を効果的に低減することができるため、デフ/フェイスダンパ13およびフットダンパ14を回動するリンク機構24の操作性を向上することができる。その結果、摺動性を高めるためにカム溝25の摺動面にグリスを塗る必要がなくなり、グリスレス化によって組立て性の向上とコストダウンを図ることができる。
さらに、レール部27,28は、カム溝25の溝部25Aおよび溝部25Cにおける内側面の一部を凸条として一体に成形されているため、カム溝25の溝部25Aおよび溝部25Cの内側面に任意のレール幅および高さを有するレール部27,28を、その一部を凸条とすることによって容易に一体成形することができる。従って、レール部27,28を追加設置することによるコストアップを抑制しながら、異物の噛み込みや摺動摩擦力を低減するのに最適な幅および高さを有するレール部27,28を簡易に形成することができる。
また、レール部27,28は、カム溝25の内側面において、吹出モード切替えダンパの1つであるデフ/フェイスダンパ13をデフ吹出流路12またはフェイス吹出流路10の一部(センターフェイス吹出流路)を全閉する位置に押し付けたときの反力でピン19とカム溝25との間の摺動摩擦力が大きくなる領域である溝部25Aおよび溝部25Cのみに設けられているため、当該領域でのカム溝25とピン19との間の摺動摩擦力を効果的に低減することができる。これによって、リンク機構24の操作性を向上し、グリスレス化することができるとともに、異音の発生等も効果的に抑制することができる。
特に、吹出モード切替えダンパの1つであるデフ/フェイスダンパ13は、全閉位置に押し付けられたとき、シール部材(パッキン)等による反発力で回転軸15が閉方向と逆方法の回動力を受け、その力がレバー17に設けられているピン19とカム溝25の接触面にかかるため、リンク21を回動する際に大きな摩擦力が発生し、リンク機構24の操作性悪化や異物を噛み込んだときの異音発生の要因となっていたが、かかる不具合を解消することができる。なお、吹出モード切替えダンパ13,14がリンク21と共に回動される領域においては、大きな摺動摩擦力が発生しないため、該領域に相当する溝部25Bおよびカム溝26に上記のようなレール部を設ける必要はない。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、図14および図15を用いて説明する。
本実施形態は、上記した第1実施形態に対して、レール部27A,28Aの構成が異なっている。その他の点については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態では、図14および図15に示されるように、レール部27A,28Aを溝部25Aおよび溝部25Cに対して、その長さ方向に平行に設けるのではなく、僅かに傾斜させて斜めに設けた構成としている。
このように、カム溝25の溝部25Aおよび25Cに設けられるレール部27A,28Aを僅かに傾斜させて斜めに設けることにより、レール部27A,28Aに接触するピン19の接触面(摺動面)位置をピン19の軸方向(長さ方向)に対して変化させることができる。これにより、ピン19側接触面の集中摩耗を回避することができ、摺動摩擦による操作トルクの増大等を防止し、リンク機構24の操作性を安定化することができるとともに、異音の発生等も効果的に抑制することができる。
なお、レール部27A,28Aの傾きは、溝部25Aおよび25Cの幅内おいて適宜設定することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態は、上記した第1および第2実施形態に対して、レール部27,27A,28,28Aに相当するレール部をレバー17のピン19側に設けている点が異なる。その他の点については、第1,第2実施形態と同様であるので説明は省略する。
本実施形態においては、リンク21の回動によりカム溝25内を摺動するピン19の外周面に、所定の幅と高さ(レール部27,27A,28,28Aと同様の幅、高さ)を有する凸条レール部が全周に亘りリング状または斜めに螺旋状に設けられた構成とされる。
このように、ピン19の外周にリング状または斜めに螺旋状に凸条のレール部を設けた構成とすることによっても、カム溝25とピン19とが接するレール面に異物が噛み込まれにくくすることができるため、カム溝25とピン19との摺動面(レール面)に異物が噛み込まれることによる異音の発生を抑制することができるとともに、カム溝25とピン19との摺動面を小さくして摺動摩擦力を低減することができるため、リンク機構24の操作性を向上することができ、グリスレス化によって組立て性の向上とコストダウンを図ることができる等、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、レール部を螺旋状に設けることによって、カム溝25側のピン19との接触面位置を溝幅方向に変化させることができるため、カム溝25側接触面の集中摩耗を回避することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、フェイス吹出流路10、フット吹出流路11、デフ吹出流路12の3つの吹出流路に対して、2枚の吹出モード切替えダンパ、すなわちデフ/フェイスダンパ13とフットダンパ14を設けた例について説明したが、3つの吹出流路にそれぞれ吹出モード切替えダンパを設けた構成のHVACユニットにも同様に適用できることは云うまでもない。
また、上記により吹出モード切替えダンパの数が変更され、リンク21が回動される間にいずれかのダンパを全閉位置に維持しなければならない領域が生じた場合、該領域に対応するカム溝あるいはピンに同様のレール部を設けてもよいことはもちろんである。
1 車両用空気調和装置(HVACユニット)
10 フェイス吹出流路
11 フット吹出流路
12 デフ吹出流路
13 デフ/フェイスダンパ(吹出モード切替えダンパ)
14 フットダンパ(吹出モード切替えダンパ)
15,16 回転軸
17,18 レバー
19,20 ピン
21 リンク
24 リンク機構
25,26 カム溝
25A,25C 溝部(ダンパを全閉位置に保つ領域の溝)
27,27A,28,28A レール部

Claims (5)

  1. 温調風を車室内に吹出す複数の吹出流路に回動自在に設けられている複数の吹出モード切替えダンパが、その回転軸に設けられているレバーと、該レバーに設けられているピンが摺動する複数のカム溝を備えた回動可能なリンクとからなるリンク機構を介して回動され、吹出モードが選択的に切替え可能とされている車両用空気調和装置において、
    前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面のいずれか一方にレール部が設けられ、前記カム溝と前記ピンとが前記レール部を介して互いに接触されていることを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記レール部は、前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面の一部を凸条として一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記レール部は、前記カム溝の内側面または前記ピンの外周面に対して、所定の傾きを持って斜めに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記レール部は、前記カム溝の内側面において、前記吹出モード切替えダンパの1つを全閉位置に押し付けたときの反力で摺動摩擦力が大きくなる領域のみに設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
  5. 前記レール部は、前記吹出流路のデフ吹出流路およびフェイス吹出流路間に設けられているデフ/フェイスダンパが、前記リンク機構を介して前記デフ吹出流路または前記フェイス吹出流路の一部を全閉する位置に押し付けられたまま、前記リンクが回動される範囲に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の車両用空気調和装置。
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