JP2008273329A - 通風路切替装置および車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ケース2の開口部21の周縁部に若干の歪みがある場合であってもドア22のシール性を確保することのできる通風路切替装置および車両用空調装置を提供する。
【解決手段】基板部22bの開口部21側に、シールリップ23A〜23Dを蛇腹状に突出させて形成している。
これによれば、従来のシールリップに対してたわみ量を多くすることができるため、開口部21の周縁部に若干の歪みがある場合であってもその歪みに柔軟に追随することが可能となり、ドア22によるシール性を確保することができる。
【選択図】図4
【解決手段】基板部22bの開口部21側に、シールリップ23A〜23Dを蛇腹状に突出させて形成している。
これによれば、従来のシールリップに対してたわみ量を多くすることができるため、開口部21の周縁部に若干の歪みがある場合であってもその歪みに柔軟に追随することが可能となり、ドア22によるシール性を確保することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、空気が流れる通風路の切り替えを行う通風路切替装置、およびそれを備えた車両用空調装置に関するものであり、特に弾性体からなるリップシール部を有するドアによる通風路切り替えに関するものである。
従来、車両用空調装置などに用いられる通風路切替装置において、空気流れを切り替えるドアとして、ゴムやエラストマ(高分子弾性体)などの弾性体からなるシールリップを基板部の外周縁部に設け、このシールリップを通風路側のシール面に弾性的に圧着させることにより、シール効果を得るようにしたものが知られている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2000−135912号公報
図8は、従来のシールリップ23Eをケース2の開口部21の周縁部に圧着した状態の部分拡大断面図であり、図9は、その周縁部に歪みがある場合を示している。シールリップ23Eは、開口部21を開閉するドア22の基盤部22bの外周縁部に設けられており、このシールリップ23Eを開口部21の周縁部に弾性的に圧着させることにより、シール効果を得るようにしたものである。
しかしながら、このような従来形状では、図9に示すように、ケース2の開口部21の周縁部に成型などで歪(例えば、中凹み)が生じた場合、シールリップ23Eのたわみによる追随性が悪いとシール部間に隙間Sが生じて風洩れが発生するという問題点がある。本発明は、このような従来存在する問題点に着目して成されたものであり、その目的は、ケースの開口部の周縁部に若干の歪みがある場合であってもドアのシール性を確保することのできる通風路切替装置および車両用空調装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、下記の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、通風路を形成して開口部(21)を有するケース(2)と、ケース(2)内に配設され、開口部(21)を開閉して空気流れを切り替えるドア(22)とを備え、ドア(22)は、剛性の高い材質からなる基板部(22b)と、基板部(22b)の外周縁部に固着された弾性体からなるシールリップ(23)とを有しており、開口部(21)の周縁部にシールリップ(23)を圧着することによって開口部(21)を閉塞する通風路切替装置において、
基板部(22b)の開口部(21)側に、シールリップ(23A〜23D)を蛇腹状に突出させて形成していることを特徴としている。
基板部(22b)の開口部(21)側に、シールリップ(23A〜23D)を蛇腹状に突出させて形成していることを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、従来のシールリップに対してたわみ量を多くすることができるため、開口部(21)の周縁部に若干の歪みがある場合であってもその歪みに柔軟に追随することが可能となり、ドア(22)によるシール性を確保することができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の通風路切替装置において、シールリップ(23A〜23D)は、基板部(22b)に固着している基端側(231)に対して、先端側(232)を薄肉にしていることを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、開口部(21)の周縁部に当接する先端側(232)を薄肉に形成することにより、より開口部(21)周縁部の歪みに柔軟に追随することが可能となり、シール性を向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の通風路切替装置において、シールリップ(23B)は、基板部(22b)を回動させる回動軸(22a)に近い側の突出高さ(H1)より回動軸(22a)から遠い側の突出高さ(H2)を大きくしたことを特徴としている。
これは、回動軸(22a)に近い側と遠い側とでシールリップ(23A〜23D)の圧縮条件が異なることに対応させたものである。この請求項3に記載の発明によれば、回動軸(22a)に近い側でシールリップ(23A〜23D)が強く圧縮されることで、回動軸(22a)から遠い側のシールリップ(23A〜23D)でのシール性が甘くなるのを防ぐことができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の通風路切替装置において、シールリップ(23A〜23D)は、エラストマ樹脂で形成されていることを特徴としている。この請求項4に記載の発明によれば、通常の射出成形によってシールリップ(23A〜23D)が形成できるため、蛇腹状のシールリップ(23A〜23D)を容易に形成することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の通風路切替装置を、内外気切替手段、温度調節手段(7、22)、吹出モード切替手段(13、16、19)のいずれかに用いていることを特徴としている。この請求項5に記載の発明によれば、開口部(21)の周縁部に若干の歪みがある場合であってもドア(22)のシール性を確保することにより、空調風の分離性の良い車両用空調装置とすることができる。
なお、特許請求の範囲および上記各手段に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット1の概略構成を示す縦断面図である。本実施形態の車両用空調装置は、いわゆるセミセンター置きレイアウトのものであって、車室内前方の図示しない計器盤内部のうち、車両左右方向の略中央部に空調ユニット1を配置している。
以下、本発明の第1実施形態について、図1ないし図4を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用空調装置の空調ユニット1の概略構成を示す縦断面図である。本実施形態の車両用空調装置は、いわゆるセミセンター置きレイアウトのものであって、車室内前方の図示しない計器盤内部のうち、車両左右方向の略中央部に空調ユニット1を配置している。
図1中の十字矢印は、車両の上下、前後方向に対する空調ユニット1の搭載方向を示している。そして、この空調ユニット1に空調用空気を送風する図示しない送風機ユニットが、空調ユニット1の助手席側の側方にオフセットして配置されている。この送風機ユニットは、周知の如く車室内空気(内気)または車室外空気(外気)を切り替え導入する内外気切替箱と、この内外気切替箱から吸入した内気または外気を空調ユニット1に向けて送風する遠心式ファンと電動モータとからなる送風機とを備えている。
空調ユニット1は、樹脂製の空調ケース(本発明で言うケース)2を有し、空調ケース2の最も車両前方側(エバポレータ3の前方位置)で、且つ、助手席側の側面部には、送風機ユニットからの送風空気が流入する空気流入口5が形成してある。この空気流入口5から流入する送風空気は、空調ケース2の内部でエバポレータ3とヒータコア4とを通過して、車両前方側から車両後方側へと向かって流れる空気通路を形成している。
空調ケース2内の空気通路において、車両前方側にエバポレータ3が配置され、車両後方側にヒータコア4が配置されている。エバポレータ(冷媒蒸発器)3は周知の如く、冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調用空気から吸熱して空調用空気を冷却する冷却用熱交換器である。また、ヒータコア4は図示しない車両エンジンの冷却水(温水)を熱源流体として、空調用空気を加熱する加熱用熱交換器である。
ヒータコア4の上方部には冷風バイパス通路6が形成され、エバポレータ3の直ぐ下流側(車両後方側)には、板状のエアミックスドア7が回動軸7aを中心として回動可能に配置されている。このエアミックスドア7は、冷風バイパス通路6を通過する冷風とヒータコア4を通過して温風となる風との風量割合を調整して、車室内への吹き出し空気温度を所望温度に調節するもので、吹き出し空気の温度調節手段を構成している。
また、ヒータコア4直後の部位には上方へ向かう温風通路10が形成され、この温風通路10からの温風と冷風バイパス通路6からの冷風とが空気混合部11にて混合される。空調ケース2の空気通路下流側には、複数の吹き出し開口部が形成されており、この吹き出し開口部のうちデフロスタ開口部12は、空調ケース2の上面部において車両前後方向の略中央部位で、空調ケース2に開口している。
このデフロスタ開口部12からは、図示しないデフロスタダクトを介して車両前面窓ガラスの内面に向けて空調空気を吹き出すようになっている。デフロスタ開口部12は、回動軸13aを中心として回動可能な板状のデフロスタドア(本発明で言う吹出モード切替手段)13により開閉される。
フェイス開口部15は、空調ケース2の上面部において、デフロスタ開口部12よりも車両後方側の部位に開口している。このフェイス開口部15からは、図示しないフェイスダクトを介して車室内の乗員頭胸部へ向けて主に冷風を吹き出すようになっている。フェイス開口部15は回動軸16aを中心として回動可能な板状のフェイスドア(本発明で言う吹出モード切替手段)16により開閉される。
フット開口部17は、空調ケース2の内部において、フェイス開口部15の下方側に開口している。フット開口部17の下流側は、空調ケース2の左右両側に開口した前席用のフット吹き出し口18と、空調ケース2の車両後方側下方に開口した後席用のフット吹き出し口20とに連通している。
前席用のフット吹き出し口18からは、図示しない前席用フットダクトを介して前席乗員の足元部に向けて主に温風を吹き出すようになっており、後席用のフット吹き出し口20からは、図示しないリヤフットダクトを介して後席乗員の足元部に主に温風を吹き出すようになっている。フット開口部17は、回動軸19aを中心として回動可能な板状のフットドア(本発明で言う吹出モード切替手段)19により開閉される。
本実施形態では、ヒータコア4の直ぐ下流側(車両後方側)の空調ケース2内の仕切り壁14に、温風バイパス開口部(本発明で言う開口部)21を設けている。この温風バイパス開口部21は、回動軸22aを中心として回動可能な板状の温風バイパスドア(本発明で言うドア、および温度調節手段)22によって開閉されるようになっている。
温風バイパスドア22は、空調ケース2の外側面に配置される図示しないリンク機構などで、他のドアと連動するようになっている。そして、吹出モードがフット、もしくはフットデフロスタモードで、且つエアミックスドア7が冷風バイパス通路6を塞いで(図1に示す位置)送風空気の全てがヒータコア4を通過するマックスホット(最大暖房)状態の時に温風バイパスドア22が開き(図1中の二点鎖線位置)、温風バイパス開口部21から両方のフット吹き出し口18、20へ温風が流れて乗員の足元部に吹き出す温風量を増やすようになっている。
本実施形態において、上述した温度調節手段としてのドア7、22のうち温風バイパスドア(以下、ドアと略す)22は、図2〜図4を用いて以下で説明するリップシールタイプのドアで構成されている。図2は、本発明の第1実施形態のシールリップ23Aを適用したドア22の全体形状を示す斜視図である。また、図3は、図2中のIII−III断面の拡大断面図であり、シールリップ23Aをケース2の開口部21の周縁部に接触させた状態を示しており、図4は、図3のシールリップ23Aをケース2の開口部21の周縁部に当てて圧縮した状態を示している。
ドア22は、回動軸22aと、その回動軸22aから突出して長方形の平面形状を持つ基板部22bと、その基板部22bの開口部21側に、蛇腹状に突出させて形成したシールリップ23Aとを有している。基板部22bは、樹脂などの材料からなる剛性の高い部分(換言すると、非弾性体部分)を構成しており、基板部22bの短辺方向(図2参照)の一端に回動軸22aを一体に成形している。
図2に示すように、基板部22bの外周縁部にエラストマ(高分子弾性体)樹脂からなるシールリップ23Aを額縁状に一体に固着している。そして、本実施形態での要部として図3に示すように、シールリップ23Aを、蛇腹状(本実施形態では断面S字状)の形状として形成している。また、シールリップ23Aは、基板部22bに固着している基端側231に対して、ケース2の開口部21の周縁部に当接する先端側232を薄肉に形成している。
これらにより、開口部21の周縁部に若干の歪みがある場合であっても、接触させるだけでは隙間Sが発生するが(図3参照)、シールリップ23Aを圧縮してその先端側232を開口部21の周縁部に沿わせることにより(図4参照)、歪みにも柔軟に追随して隙間Sを無くすことが可能となり、ドア22によるシール性を確保することができる。
ここで、基板部22bとシールリップ23Aとの固着は、例えば次の如き一体成形で行うことができる。基板部22bを予め成形しておき、この基板部22bを成形型内の所定部位に前もって挿入しておき、その後に、シールリップ23Aを形成するエラストマを溶融状態で成形型内に射出して成形することにより、基板部22bとシールリップ23Aとを一体に固着できる。
蛇腹状のシールリップ23Aは、外側の型部が分割して開く構造とするとともに、内側の型部も対角に分割し、その型部間にスペーサを収めて成形し、成形後はそのスペーサをどかせて空いたスペースに型部を斜め方向にスライドさせ、多少の無理抜きで脱型させることなどで形成することができる。
なお、ドア22の基板部22bを構成する樹脂材料としては、ポリプロピレン、ナイロン、ABSなどの樹脂が好適であり、ガラス繊維などのフィラーを混入して強度アップを図るようにしても良い。また、シールリップ23Aのエラストマ樹脂の具体的材質としては、サーモプラスティクエラストマ(TPE)の一種であるオレフィン系エラストマが好適である。
ケース2の樹脂材料としては、上記基板部22bと同種の樹脂を用いることができる。ケース2の開口部21は、図2に示すドア22の長方形に対応した長方形になっており、開口部21の周縁部にはシールリップ23Aの先端側232が当接する平面状のシール面形成されている。
ドア22の回動軸22aは、その両端部でケース2の図示しない軸受孔に回動自在に支持されるとともに、回動軸22aの一端部はケース2の外部へ突出し、図示しないドア駆動機構に連結される。このドア駆動機構は、周知の如く、車両用空調装置の操作パネルに設けられた手動操作機構、あるいは、空調制御装置により制御されるモータなどを用いたアクチュエータ機構により構成される。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、基板部22bの開口部21側に、シールリップ23Aを蛇腹状に突出させて形成している。これによれば、従来のシールリップに対してたわみ量を多くすることができるため、開口部21の周縁部に若干の歪みがある場合であってもその歪みに柔軟に追随することが可能となり、ドア22によるシール性を確保することができる。
また、シールリップ23Aは、基板部22bに固着している基端側231に対して、先端側232を薄肉にしている。これによれば、開口部21の周縁部に当接する先端側232を薄肉に形成することにより、より開口部21周縁部の歪みに柔軟に追随することが可能となり、シール性を向上させることができる。また、シールリップ23Aは、エラストマ樹脂で形成されている。これによれば、通常の射出成形によってシールリップ23Aが形成できるため、蛇腹状のシールリップ23Aを容易に形成することができる。
また、上述の通風路切替装置を、車両用空調装置の内外気切替手段、温度調節手段7、22、吹出モード切替手段13、16、19のいずれかに用いている。これによれば、開口部の周縁部に若干の歪みがある場合であってもドアのシール性を確保することにより、空調風の分離性の良い車両用空調装置とすることができる。
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態のシールリップ23Bを適用したドア22を示す側面図である。なお、本実施形態では、上述した第1実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付して説明を省略して、上述した第1実施形態と異なる特徴部分について説明する。本実施形態では、基板部22bを回動させる回動軸22aに近い側のシールリップ23Bの突出高さH1を小さく、回動軸22aから遠い側のシールリップ23Bの突出高さH2を大きくしている。
図5は、本発明の第2実施形態のシールリップ23Bを適用したドア22を示す側面図である。なお、本実施形態では、上述した第1実施形態と同様の構成要素については同じ符号を付して説明を省略して、上述した第1実施形態と異なる特徴部分について説明する。本実施形態では、基板部22bを回動させる回動軸22aに近い側のシールリップ23Bの突出高さH1を小さく、回動軸22aから遠い側のシールリップ23Bの突出高さH2を大きくしている。
これは、回動軸22aに近い側と遠い側とでシールリップ23の圧縮条件が異なることに対応させたものである。これによれば、回動軸22aに近い側でシールリップ23が強く圧縮されることで、回動軸22aから遠い側のシールリップ23でのシール性が甘くなるのを防ぐことができる。
(その他の実施形態)
図6は、他の実施形態における断面形状が横V字形のシールリップ23Cの部分拡大断面図であり、図7は、他の実施形態における断面形状が横W字形のシールリップ23Dの部分拡大断面図である。シールリップ23の断面形状は、蛇腹状でアコーデオンのように伸縮効果があれば、以上で示したような横V字形、S字形、横W字形などの形状であっても良い。
図6は、他の実施形態における断面形状が横V字形のシールリップ23Cの部分拡大断面図であり、図7は、他の実施形態における断面形状が横W字形のシールリップ23Dの部分拡大断面図である。シールリップ23の断面形状は、蛇腹状でアコーデオンのように伸縮効果があれば、以上で示したような横V字形、S字形、横W字形などの形状であっても良い。
また、上述の実施形態では、片持ちの板ドアに本発明を適用しているが、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、回動軸が基板部の中央側に形成されたバタフライドア、回動軸に対して基板部が円弧状となったロータリドア、もしくは回動式ではなく摺動式のスライド式ドアなどのシールリップに本発明を適用しても良い。
要は、基板部の外周縁部にシールリップを形成したドア構造であれば本発明を適用可能であり、用途も車両用空調装置に限らず定置式の空調装置など、様々な用途の通風路切替装置に適用することができる。
2…空調ケース(ケース)
7…エアミックスドア(温度調節手段)
13…デフロスタドア(吹出モード切替手段)
16…フェイスドア(吹出モード切替手段)
19…フットドア(吹出モード切替手段)
21…温風バイパス開口部(開口部)
22…温風バイパスドア(ドア、温度調節手段)
22a…回動軸
22b…基板部
23、23A〜23D…シールリップ
231…基端側
232…先端側
7…エアミックスドア(温度調節手段)
13…デフロスタドア(吹出モード切替手段)
16…フェイスドア(吹出モード切替手段)
19…フットドア(吹出モード切替手段)
21…温風バイパス開口部(開口部)
22…温風バイパスドア(ドア、温度調節手段)
22a…回動軸
22b…基板部
23、23A〜23D…シールリップ
231…基端側
232…先端側
Claims (5)
- 通風路を形成して開口部(21)を有するケース(2)と、
前記ケース(2)内に配設され、前記開口部(21)を開閉して空気流れを切り替えるドア(22)とを備え、
前記ドア(22)は、剛性の高い材質からなる基板部(22b)と、
前記基板部(22b)の外周縁部に固着された弾性体からなるシールリップ(23)とを有しており、
前記開口部(21)の周縁部に前記シールリップ(23)を圧着することによって前記開口部(21)を閉塞する通風路切替装置において、
前記基板部(22b)の前記開口部(21)側に、前記シールリップ(23A〜23D)を蛇腹状に突出させて形成していることを特徴とする通風路切替装置。 - 前記シールリップ(23A〜23D)は、前記基板部(22b)に固着している基端側(231)に対して、先端側(232)を薄肉にしていることを特徴とする請求項1に記載の通風路切替装置。
- 前記シールリップ(23B)は、前記基板部(22b)を回動させる回動軸(22a)に近い側の突出高さ(H1)より前記回動軸(22a)から遠い側の突出高さ(H2)を大きくしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通風路切替装置。
- 前記シールリップ(23A〜23D)は、エラストマ樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の通風路切替装置。
- 請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の通風路切替装置を、内外気切替手段、温度調節手段(7、22)、吹出モード切替手段(13、16、19)のいずれかに用いていることを特徴とする車両用空調装置。
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