JP2013189115A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンパ回動用のレバーを右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様のエアコンとで共用化したものにおいて、その誤組み立てを確実に防止することができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ユニットケース内にダンパが設けられ、該ダンパがユニットケースの側面に回転自在に嵌合支持されているレバー7を介して回動可能とされている車両用空調装置において、レバー7は、表裏対称構造とされるとともに、その表裏の回転中心部に設けられ、ユニットケース側に設けられている嵌合支持部17A,17Bの軸受ボス部19A,19Bに回転自在に嵌合される嵌合軸部16A,16Bの径が、互いに異なる径とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダンパの回動用レバーを、右ハンドル車仕様のエアコンと左ハンドル車仕様のエアコンとで共用化する車両用空調装置に関するものである。
車両用空調装置では、外気または車室内空気(内気)を取り入れ、エバポレータ、ヒータおよびエアミックスダンパ等を介して温度調整した後、その空調風を車室内に開口するデフロスタ吹出し口、フェイス吹出し口およびフット吹出し口等の吹出し口のいずれかから選択的に吹出すことにより、車室内を設定温度に空調している。このような車両用空調装置において、ユニット内部には、内外気切替えダンパ、エアミックスダンパ、複数の吹出しモードダンパ等の各種ダンパが、ユニットケースに対して回転自在に支持され、外部から回動されるように設置されている。
これらのダンパは、ユニットケースの側面に回転自在に支持されているレバーを介してマニュアル操作により、あるいはオート制御により、単独であるいは互いに連携して回動されるようになっている。レバーは、例えば特許文献1に示されるように、ユニットケースの側面に貫通穴を設け、該貫通穴に対してレバー(リンクプレート)側に設けられている係合爪を嵌合、係止めすることによってユニットケースに回転自在に嵌合支持され、このレバーを介してダンパが回動される構成とされている。
一方、ダンパを回動するためのレバーが、ユニットケースの側面に回転自在に支持されている車両用空調装置(エアコン)にあって、右ハンドル車仕様のエアコンと左ハンドル車仕様のエアコンでは、レバーの配置が逆になることから、本来は別々にレバーを準備する必要がある。しかし、別々にレバーを準備すると、徒に部品の種類が増加し、金型費が増大してしまうことになる。特許文献2には、ユニットケースの側面に回転自在に設けられるドア駆動用のリンクレバーを表裏対称構造とし、該リンクレバーを右ハンドル車仕様のエアコンと左ハンドル車仕様のエアコンとで共用化したものが開示されている。
特許第4487436号公報 特許第4552162号公報
上記の如く、車両用空調装置では、同じ車種用のものでも、右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様とがあり、各々の間で、特許文献2に示す如く、部品を共用化できるようにすることが望ましい。しかしながら、ダンパ回動用のレバーを共用化した場合、ユニットケースに対してレバーを表裏逆向きに組み付けてしまう虞がある。上記特許文献2には、誤組み立てを防止するため、リンクレバーの色を変える方法が開示されているが、これだけでは、色を間違って認識すると、誤組み立てしてしまうことになり、誤組み立て防止策としては、不十分であった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、ダンパ回動用のレバーを右ハンドル車仕様と左ハンドル車仕様のエアコンとで共用化したものにおいて、その誤組み立てを確実に防止することができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明の車両用空調装置は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる車両用空調装置は、ユニットケース内にダンパが設けられ、該ダンパが前記ユニットケースの側面に回転自在に嵌合支持されているレバーを介して回動可能とされている車両用空調装置において、前記レバーは、表裏対称構造とされるとともに、その表裏の回転中心部に設けられ、前記ユニットケース側に設けられている嵌合支持部の軸受ボス部に回転自在に嵌合される嵌合軸部の径が、互いに異なる径とされていることを特徴とする。
本発明によれば、ユニットケースの側面に回転自在に嵌合支持され、ダンパを回動可能とするレバーが、表裏対称構造とされているため、そのレバーを右ハンドル車仕様のユニットケースまたは左ハンドル車仕様のユニットケースに対し、表裏を逆にして装着することにより、両仕様のエアコンに対してレバーを共用化することができるとともに、該レバーの表裏の回転中心部に設けられ、ユニットケース側に設けられている嵌合支持部の軸受ボス部に回転自在に嵌合される嵌合軸部の径が、互いに異なる径とされているため、ユニットケースに対するレバーの組み立てに際し、表裏逆向きでの組み立てを、その径の違いにより物理的に阻止することができる。従って、右ハンドル車仕様のエアコンと左ハンドル車仕様のエアコンとにおいて、レバーを共用化し、部品の種類および金型費を削減して生産効率の向上とコスト低減を図ることができるとともに、共用化されるレバーの誤組み立てを確実に防止することができる。
さらに、本発明の車両用空調装置は、上記の車両用空調装置において、前記レバーの表裏に設けられる前記嵌合軸部の径は、それぞれ右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の前記ユニットケース側に設けられている前記軸受ボス部の径に対応して設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、レバーの表裏に設けられる嵌合軸部の径が、それぞれ右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様のユニットケース側に設けられている軸受ボス部の径に対応して設定されているため、レバーを表裏逆向きで組み立てようとしても、嵌合軸部の径と軸受ボス部の径とが合致しないことから、レバーの表裏逆向きでの組み立てを阻止し、レバーを正しく組み立てることができる。従って、レバーを共用化しても、その誤組み立てを確実に防止することができる。
さらに、本発明の車両用空調装置は、上述のいずれかの車両用空調装置において、前記レバーの表裏に設けられる前記嵌合軸部の一方は、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の一方の前記ユニットケースに設けられている前記軸受ボス部の内径側に対して嵌合可能とされ、前記嵌合軸部の他方は、他方の前記ユニットケースに設けられている前記軸受ボス部の外径側に対して嵌合可能とされていることを特徴とする。
本発明によれば、レバーの表裏に設けられる嵌合軸部の一方は、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の一方のユニットケースに設けられている軸受ボス部の内径側に対して嵌合可能とされ、嵌合軸部の他方は、他方のユニットケースに設けられている軸受ボス部の外径側に対して嵌合可能とされているため、レバーの嵌合軸部をユニットケース側の軸受ボス部に嵌合して組み立てる際、嵌合部分の径の違いだけでなく、嵌合状態の違いによっても、誤組み立てであることを認識することができる。従って、いずれの仕様のユニットケースであっても、レバーを正常に組み立てることができる。
さらに、本発明の車両用空調装置は、上述のいずれかの車両用空調装置において、前記レバーに設けられ、前記ダンパの回転軸に結合されている接続レバーのピンが係合するカム溝が、底壁を有しない貫通カム溝とされていることを特徴とする。
本発明によれば、レバーに設けられ、ダンパの回転軸に結合されている接続レバー側のピンが係合するカム溝が、底壁を有しない貫通カム溝とされているため、表裏対称構造とされているレバーを、表裏面のいずれを外側に向けて装着した場合においても、1つのカム溝を共用化することができる。従って、レバーに設けられるカム溝部分を薄くすることによって、その成形を容易化することができる。
本発明によると、表裏対称構造のレバーを右ハンドル車仕様のユニットケースまたは左ハンドル車仕様のユニットケースに対して、表裏を逆にして装着することにより、両仕様のエアコンに対してレバーを共用化することができるとともに、ユニットケースに対するレバーの組み立てに際し、表裏逆向きでの組み立てを、その径の違いにより物理的に阻止することができるため、右ハンドル車仕様のエアコンと左ハンドル車仕様のエアコンとにおいて、レバーを共用化し、部品の種類および金型費を削減して生産効率の向上とコスト低減を図ることができるとともに、共用化されるレバーの誤組み立てを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の左ハンドル車仕様の場合の外観斜視図(A)と右ハンドル車仕様の場合の外観斜視図(B)である。 図1に示す車両用空調装置のダンパ回動用レバーを左右両側面から見た状態の斜視図(A)および(B)である。 図1に示す車両用空調装置のダンパ回動用レバー設置部の左ハンドル車仕様と右ハンドル車仕様の場合に対応した断面図(A)および(B)である。
以下に、本発明の一実施形態について、図1ないし図3を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る車両用空調装置の左ハンドル車仕様の場合の外観斜視図(A)と右ハンドル車仕様の場合の外観斜視図(B)が示されている。
車両用空調装置(エアコン)は、エバポレータ、ヒータ、エアミックスダンパ等が配設されているHVACユニット(Heating Ventilation and Air Conditioning Unit)の上流部位に、空気取入れユニット1とブロアユニットとが設けられた構成とされている。
空気取入れユニット1は、上記のHVACユニットが車両のセンター位置に配置される場合、右ハンドル車ではHVACユニットの左サイドの助手席側に配置され、左ハンドル車ではHVACユニットの右サイドの助手席側に配置されるのが一般的である。空気取入れユニット1は、ユニットケース2を備えており、そのユニットケース2の上面側に斜めに傾斜した状態で、車室内側に開口される内気導入口3と、外気側に開口される外気導入口4とが設けられている。外気導入口4は、ダクトを介して車室外の外気取入れ口と接続されている。
ユニットケース2内には、内気導入口3および外気導入口4の一方を閉じ、他方を開とするように切替えられる内外気切替えダンパ(ダンパ)5が、回転軸6を介して回動自在に支持されている。なお、内外気切替えダンパ5は、内気導入口3と外気導入口4との中間位置に回動調整され、内気(車室内空気)および外気の双方を同時に取り入れ可能とすることを妨げるものではない。このユニットケース2の下部には、ブロアユニット(図示省略)が結合され、空気取入れユニット1の内気導入口3または外気導入口4から取入れられた内気または外気を、下流側のHVACユニットへと送風可能とされている。
ユニットケース2のHVACユニット側の側面には、マニュアル操作によりワイヤ(図示省略)を介して、あるいはオート制御によりアクチュエータ(図示省略)を介して回転され、内外気切替えダンパ5を回動して切替えるためのレバー7が、ユニットケース2に対して回転自在に嵌合支持されている。このレバー7は、図1の(A)および(B)に示されるように、左ハンドル車仕様の場合と、右ハンドル車仕様の場合とで逆向きに装着されるようになっている。
図2(A)、(B)には、レバー7を左右両側面から見た斜視図が示されている。
レバー7は、回転中心部の表裏両面に嵌合ボス部(嵌合部)8A,8Bが設けられ、放射方向および周方向に複数の補強リブが設けられた樹脂材(例えば、PBT、POM等)による板状の一体成形品とされており、外周部位に内外気切替えダンパ5を回動するためのカム溝9が設けられた構成とされている。また、レバー7には、カム溝9が設けられている部位に対して、嵌合ボス部8A,8Bを挟んで反対側の部位に、マニュアル操作用のワイヤを接続するワイヤ接続ピン10が設けられているとともに、嵌合ボス部8A,8Bの外周部位に沿って、レバー7を駆動するアクチュエータ設置用の複数のボス部12の1つを貫通させる円弧状の中抜き穴11が設けられている。
上記レバー7は、左ハンドル車仕様の場合と、右ハンドル車仕様の場合とで共用化するため、図2(A)、(B)に示されるように、表裏対称構造とされており、内外気切替えダンパ5の回転軸6に結合されている接続レバー13の先端に設けられているピンが摺動自在に係合するカム溝9は、底壁を有しない貫通カム溝9とされている。該レバー7は、嵌合ボス部8A,8Bを介してユニットケース2の側面に設けられている嵌合支持部(支持部)17Aまたは17Bの後述する嵌合穴部18A,18Bおよび軸受ボス部19A,19Bに対して、回転自在に嵌合、係止め支持される構成とされている。
つまり、レバー7側の嵌合ボス部(嵌合部)8A,8Bには、図2および図3に示されるように、レバー駆動用のアクチュエータの出力軸が差し込まれる六角形状の軸結合穴部14A,14Bと、その周囲に円周上等間隔で少なくとも3箇所以上に設けられ、嵌合支持部17A,17B側の嵌合穴部18A,18Bに嵌合、係止めされる弾性変形可能な複数の嵌合爪部15A,15Bと、該嵌合爪部15A,15Bの外周部位に外側に突出するように一体に設けられ、嵌合支持部17A,17B側の軸受ボス部19A,19Bに回転自在に嵌合される円筒状の嵌合軸部16A,16Bが、表裏両面に一体に設けられた構成とされている。
このレバー7は、マニュアル操作仕様のエアコンの場合、ワイヤ接続ピン10に接続されるワイヤの索引によって回転される構成とされ、その回転によって、カム溝9にピンが係合されている接続レバー13を介して内外気切替えダンパ5の回転軸6が回動されることで、内外気切替えダンパ5が切替えるようになっている。一方、オート制御仕様のエアコンの場合、複数のボス部12を介して設置されたアクチュエータの駆動軸を、レバー7に設けられている六角形状の軸結合穴部14A,14Bに差し込むことによりアクチュエータを直結し、該アクチュエータでレバー7を回転することによって、接続レバー13を介して回転軸6が回動され、内外気切替えダンパ5が切替えるようになっている。
一方、ユニットケース2は、PP等の樹脂材で成形されたものであり、そのHVACユニット側の側面には、左ハンドル車仕様および右ハンドル車仕様に対応して、それぞれレバー7を回転自在に嵌合支持する嵌合支持部(支持部)17A,17Bが外側に向けて突出されるように一体に成形されている。この嵌合支持部17A,17Bが設けられているユニットケース2の側面部分は、部分的に二重壁構造とされており、その外壁2A側に嵌合支持部17A,17Bが設けられた構成とされている。
嵌合支持部(支持部)17A,17Bには、図3に示されるように、レバー7側の嵌合ボス部8A,8Bに設けられている軸結合穴部14A,14Bおよび嵌合爪部15A,15Bが嵌合、係止めされる外壁2Aを貫通する嵌合穴部18A,18Bと、その外周部位に設けられ、レバー7側の嵌合ボス部8A,8Bに設けられている嵌合軸部16A,16Bが回転自在に嵌合される円筒状の軸受ボス部19A,19Bが、外壁2Aに一体に成形された構成とされている。
ここで、左ハンドル車仕様の場合、図3(A)に示されるように、ユニットケース2の嵌合支持部17Aに設けられている軸受ボス部19Aに対して、レバー7の嵌合ボス部8A側に設けられている嵌合軸部16Aが回転自在に嵌合されるようになっており、嵌合軸部16Aの内径および軸受ボス部19Aの外径が、概ねD1とされ、軸受ボス部19Aの外径に対して、嵌合軸部16Aの内径が、0.1〜0.2mm程度の軸受隙間をもって嵌合される構成とされている。
一方、右ハンドル車仕様の場合、図3(B)に示されるように、ユニットケース2の嵌合支持部17Bに設けられている軸受ボス部19Bに対して、レバー7の嵌合ボス部8B側に設けられている嵌合軸部16Bが回転自在に嵌合されるようになっており、嵌合軸部16Bの外径および軸受ボス部19Bの内径が、概ねD2とされ、軸受ボス部19Bの内径に対して、嵌合軸部16Bの外径が、0.1〜0.2mm程度の軸受隙間をもって嵌合される構成とされている。
このように、レバー7の嵌合ボス部8A,8Bに設けられている嵌合軸部16A,16Bの径は、それぞれユニットケース2に設けられている左ハンドル車仕様または右ハンドル車仕様の嵌合支持部17A,17Bの軸受ボス部19A,19Bの径に対応して設定されており、レバー7側に設けられている嵌合軸部16Aの径と嵌合軸部16Bの径、およびユニットケース2側に設けられている嵌合支持部17A,17Bの軸受ボス部19Aの径と軸受ボス部19Bの径は、それぞれ互いに異なる径とされている。
以上の構成により、左ハンドル車仕様の場合、ユニットケース2側に設けられている軸受ボス部19Aに対して、レバー7側に設けられている嵌合軸部16Aは、嵌合可能であるが、嵌合軸部16Bは、嵌合不能となる。また、右ハンドル車仕様の場合、ユニットケース2側に設けられている軸受ボス部19Bに対して、レバー7側に設けられている嵌合軸部16Bは、嵌合可能であるが、嵌合軸部16Aは、嵌合不能となる。その結果、共用化部品のレバー7が、表裏逆向きに組み付けられることによる誤組み立てを防止することが可能となる。
斯くして、本実施形態によれば、ユニットケース2内に内外気切替えダンパ(ダンパ)5が設けられ、この内外気切替えダンパ5がユニットケース2の側面に回転自在に嵌合支持されているレバー7を介して回動可能とされている車両用空調装置の空気取入れユニット1にあって、レバー7は、表裏対称構造とされるとともに、その表裏の回転中心部に設けられ、ユニットケース2側に設けられている嵌合支持部17A,17Bの軸受ボス部19A,19Bに回転自在に嵌合される嵌合軸部16A,16Bの径が、互いに異なる径とされている。
このため、表裏対称構造のレバー7を右ハンドル車仕様のユニットケース2または左ハンドル車仕様のユニットケース2に対して、表裏を逆にして装着することにより、両仕様のエアコンに対してレバー7を共用化することができ、また、ユニットケース2に対するレバー7の組み立てに際して、表裏逆向きでの組み立てを、軸受ボス部19A,19Bおよび嵌合軸部16A,16Bの径の違いを利用して物理的に阻止することができる。
従って、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様のエアコンにおいて、レバー7を共用化し、部品の種類および金型費を削減して生産効率の向上とコスト低減を図ることができると同時に、共用化されるレバー7の誤組み立てを確実に防止することができる。
また、本実施形態では、レバー7の表裏に設けられる嵌合軸部16A,16Bの径が、それぞれ右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様のユニットケース2側に設けられている軸受ボス部19A,19Bの径に対応して設定されている。このため、レバー7を表裏逆向きで組み立てようとしても、嵌合軸部16A,16Bの径と軸受ボス部19A,19Bの径とが合致しないことから、レバー7の表裏逆向きでの組み立てを阻止し、レバー7を正しく組み立てることができる。従って、レバー7を共用化しても、その誤組み立てを確実に防止することができる。
さらに、上記レバー7の表裏に設けられる嵌合軸部16A,16Bの一方は、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の一方のユニットケース2に設けられている軸受ボス部19A,19Bの内径側に対して嵌合可能とされ、嵌合軸部16A,16Bの他方は、他方のユニットケース2に設けられている軸受ボス部19A,19Bの外径側に対して嵌合可能な構成とされている。
このため、レバー7側の嵌合軸部16A,16Bをユニットケース2側の軸受ボス部19A,19Bに嵌合して組み立てる際、嵌合部分の径の違いだけでなく、嵌合状態の違いによっても、誤組み立てであることを認識することができ、これによって、いずれの仕様のユニットケース2であっても、レバー7を正常に組み立てることができる。
また、本実施形態では、レバー7に設けられ、内外気切替えダンパ5の回転軸6に結合されている接続レバー13側のピンが係合するカム溝9が、底壁を有しない貫通カム溝とされている。このため、表裏対称構造とされているレバー7を、表裏面のいずれを外側に向けて装着した場合においても、1つのカム溝9を共用化することができる。従って、レバー7に設けられるカム溝9の部分を薄くすることによって、その成形を容易化することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。例えば、上記実施形態では、レバー7の嵌合ボス部8A,8B側に嵌合爪部15A,15Bを設け、ユニットケース2側に設けられている嵌合支持部17A,17Bに嵌合穴部18A,18Bを設けた例について説明したが、逆に嵌合ボス部8A,8B側に嵌合穴部を設け、ユニットケース2側に嵌合爪部を設けた構成としてもよい。
また、上記実施形態では、内外気切替えダンパ5を回動するためのレバー7を、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様のエアコンにおいて共用化した場合の例について説明したが、HVACユニット等に設けられている他のダンパを、同様のレバーを用いて回動する場合において、当該レバーの支持部に同様に適用してもよいことはもちろんである。
1 空気取入れユニット
2 ユニットケース
5 内外気切替えダンパ(ダンパ)
6 回転軸
7 レバー
8A,8B 嵌合ボス部(嵌合部)
9 カム溝
13 接続レバー
16A,16B 嵌合軸部
17A,17B 嵌合支持部(支持部)
19A,19B 軸受ボス部

Claims (4)

  1. ユニットケース内にダンパが設けられ、該ダンパが前記ユニットケースの側面に回転自在に嵌合支持されているレバーを介して回動可能とされている車両用空調装置において、
    前記レバーは、表裏対称構造とされるとともに、その表裏の回転中心部に設けられ、前記ユニットケース側に設けられている嵌合支持部の軸受ボス部に回転自在に嵌合される嵌合軸部の径が、互いに異なる径とされていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記レバーの表裏に設けられる前記嵌合軸部の径は、それぞれ右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の前記ユニットケース側に設けられている前記軸受ボス部の径に対応して設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記レバーの表裏に設けられる前記嵌合軸部の一方は、右ハンドル車仕様または左ハンドル車仕様の一方の前記ユニットケースに設けられている前記軸受ボス部の内径側に対して嵌合可能とされ、前記嵌合軸部の他方は、他方の前記ユニットケースに設けられている前記軸受ボス部の外径側に対して嵌合可能とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 前記レバーに設けられ、前記ダンパの回転軸に結合されている接続レバーのピンが係合するカム溝が、底壁を有しない貫通カム溝とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車両用空調装置。
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