JP2007152982A - 車両用空調装置用ドア手段の組付機構 - Google Patents

車両用空調装置用ドア手段の組付機構 Download PDF

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Abstract

【課題】2つのドア手段を独立駆動仕様と、同時駆動仕様とに組み分ける組付機構を有するもので、ドア手段の共通化を図ると共に部品種類を削減する。
【解決手段】 第1ドア手段、第2ドア手段に駆動回転軸a1、b1が一体に設けられ、駆動回転軸を独立駆動または同時駆動可能に組付けるドア手段の組付機構において、駆動回転軸a1、b1は、第1軸受部61と第1軸部62を有する第1駆動回転軸31a、および第2軸受部63と第2軸部64を有する第2駆動回転軸32aの組合せから選択され、第1軸部と第1軸受部の組付では互いに回転可能に嵌合し、第1軸部と第2軸受部の組付では互いに回り止めされて嵌合する嵌合手段を備え、独立駆動に組付ける場合には、二つの第1駆動回転軸のうちの一方の第1軸部を他方の第1軸受部に組付ける組付け状態とし、同時駆動の場合には、第1、第2駆動回転軸を組合せ、第1軸部を第2軸受部に組付ける組付け状態とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置用ドア手段の組付機構に関し、例えば空調空気流れを調整する空調装置用ドア手段において、空調ケースに軸支されて回動するドアの組付機構に適用して好適なものである。
従来、車両用空調装置のドア手段としては、2つの空気通路を開閉する各ドアを独立駆動する独立駆動方式と、各ドアを同時に駆動する同時駆動方式の2つの方式がある。独立駆動方式と同時駆動方式のそれぞれに使用するドアの共通化を図るために種々の提案がなされている(特許文献1等参照)。
特許文献1では、2つのドアの回転軸を共用化することによって独立駆動方式、同時駆動方式のそれぞれのドアの共通化を図る技術が開示されている。この技術では、ドアは回転軸と平板状のドア部が一体で形成されており、横並びするドア間に、第1軸受部と第2軸受部を両端に有する軸受部材が設けられている。この軸受部材は、横並びに配置される各回転軸の隣合う端部を、第1軸受部、第2軸受部で支持するように組付可能になっている。
共通の軸受部材を用いて、軸受部材の各軸受部と、ドア側の回転軸の各端部との組付け組合せを変更することにより、第1軸受部を第1ドアの第1端部に、第2軸受部を第2ドアの第2端部にそれぞれ組付ける第1組付け状態と、第1軸受部を第2ドアの第2端部に、第2軸受部を第1ドアの第1端部にそれぞれ組付ける第2組付け状態とに切換えられる。
第1組付状態では、第1軸受部に対して第1ドアの第1端部が回り止めされ、第2軸受部に対して第2ドアの第2端部が回転可能とされ、第1ドアと第2ドアとが独立駆動が可能となる。一方、第2組付け状態では、第1軸受部に対して第1ドアの第1端部、および第2軸受部に対して第2ドアの第2端部の両方が回り止めされ、第1ドアと第2ドアとが同時駆動が可能となる。
なお、第1ドア、第2ドアの回転軸は、独立駆動方式、同時駆動方式に係わらず、2つの空気通路に対応して配置される左専用の回転軸と、右専用の回転軸の二種類に共通化される。
特開平11−48746号公報
従来技術では、2つドアを独立駆動する第1仕様の場合と、同時駆動する第2仕様の場合とで、第1ドア、第2ドアの共通化が図れるが、第1ドア、第2ドア間に、別部品である軸受部材を新たに追加する必要があるため、ドア手段に係わる部品の種類が増えるという問題があった。
また、軸受部材は、第1ドア、第2ドア等の大きさに比較して小さいため組付け性が悪く、実際の組付行程おいて、第1仕様および第2仕様のいずれかにドア手段を組付けようとするとき、第1ドア、第2ドアの各回転軸の端部に対応して組付けるべき軸受部材の第1軸受部および第2軸受部の向きを誤って、誤組付けしてしまう可能性があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、2つのドア手段を独立に駆動する仕様と、同時に駆動する仕様とに組み分ける組付機構を有するものにおいて、各仕様に対応するドア手段の共通化を図るとともに、ドア手段の部品種類を削減できる車両用空調装置用ドア手段の組付機構を提供することにある。
また、別の目的は、2つのドア手段を独立に駆動する仕様と、同時に駆動する仕様とに組み分ける組付機構を有するものにおいて、各仕様に対応するドア手段の共通化のための部品種類を削減するとともに、誤組付防止が図れる車両用空調装置用ドア手段の組付機構を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を備える。
請求項1乃至9に記載の発明では、第1空気通路(25)および第2空気通路(26)を有する空調ケース(21)と、第1空気通路(25)を開閉する第1ドア手段(A1)と、第2空気通路(26)を開閉する第2ドア手段(B1)とを備え、第1ドア手段(A1)、第2ドア手段(B1)には、それぞれ、駆動回転軸(a1、b1)が一体に設けられており、駆動回転軸(a1、b1)のうち少なくとも一方に、回動駆動力を伝達する回動駆動部材(315、325)が取り付けられる車両用空調装置に用いられ、
駆動回転軸(a1、b1)を同一直線上に並ぶように配置し、独立駆動および同時駆動のいずれかで駆動可能に組付ける車両用空調装置用ドア手段の組付機構において、
駆動回転軸(a1、b1)は、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)の組合せから選択されるものであって、
第1駆動回転軸(31a)は、その両端部のうち、一方の端部には軸支する第1軸受部(61)が設けられ、かつ他方の端部には軸支される第1軸部(62)が設けられており、
第2駆動回転軸(32a)は、その両端部のうち、一方の端部には軸支する第2軸受部(63)が設けられ、かつ他方の端部には軸支される第2軸部(64)が設けられており、
第1軸部(62)を第1軸受部(61)に組付けるときには、互いに回転可能に嵌合し、第1軸部(62)を第2軸受部(63)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合する嵌合手段を備え、
独立駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)を二つ組合せて、この二つのうちの一方の第1軸部(62)を、他方の第1軸受部(61)に組付ける組付け状態とし、
同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)と第2駆動回転軸(32a)を組合せて、第1軸部(62)を第2軸受部(63)に組付ける組付け状態としたことを特徴とする。
これによると、第1ドア手段(A1)、第2ドア手段(B1)に一体に形成された駆動回転軸(a1、b1)は、両端部に第1軸部(62)と第1軸受部(61)を有する第1駆動回転軸(31a)、および両端部に第2軸部(64)と第2軸受部(63)を有する第2駆動回転軸(32a)の組合せから選択されるものであって、第1軸部(62)を第1軸受部(61)に組付けるときには、互いに回転可能に嵌合し、第1軸部(62)を第2軸受部(63)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合する嵌合手段を備えている。さらに、同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)を二つ組合せて、この二つのうちの一方の第1軸部(62)を他方の第1軸受部(61)に組付ける組付け状態とし、同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)と第2駆動回転軸(32a)を組合せて、第1軸部(62)を第2軸受部(63)に組付ける組付け状態とするように構成されている。
これにより、駆動回転軸(a1、b1)が一体に成形された第1ドア手段(A1)、第2ドア手段(B1)を独立駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)の組合せから二つの第1駆動回転軸(31a)が選択されて、二つのうちの一方の第1駆動回転軸(31a)の第1軸部(62)を、他方の第1駆動回転軸(31a)の第1軸受部(61)に組付けるので、第1駆動回転軸(31a)と第1駆動回転軸(31a)とを互いに回転可能に組付けることができる。しかも第1ドア手段(A1)、第2ドア手段(B1)を同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸(31a)と第2駆動回転軸(32a)が選択されて、第1駆動回転軸(31a)の第1軸部(62)を、第2駆動回転軸(32a)の第2軸受部(63)に組付けるので、第1駆動回転軸(31a)と第2駆動回転軸(32a)とを互いに回り止めされて、一体回転可能に組付けることができる。
したがって、従来技術のように駆動回転軸(a1)と駆動回転軸(b1)との間に別部材を新たに設ける必要はないので、2つのドア手段(A1、B1)を独立駆動する仕様と、同時に駆動する仕様に対応するドア手段の共通化を図るとともに、ドア手段の部品種類を減らすことができる。
また、請求項2乃至5に記載の発明では、嵌合手段は、第1軸部(62)と第2軸受部(63)が、互いに嵌合している部位での断面形状を、円形の一部を切り欠いた形状に形成されており、第1軸受部(61)が、第1軸部(62)に嵌合する部位において、その断面形状を、円形状、および円形の一部を円外に延出した形状のいずれかに形成されていることを特徴とする。
これにより、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)の組合せから第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)を選択し、第1駆動回転軸(31a)と第2駆動回転軸(32a)とを組付ける場合には、第1軸部(62)と第2軸受部(63)は、互いに嵌合している部位での断面円形を切り欠いた一部で回り止めが可能である。さらに、二つの第1駆動回転軸(31a)を選択し、第1駆動回転軸(31a)同士を組付ける場合には、第1軸受部(61)の断面円形の円外に延出する一部と、第1軸部(62)の断面円形の円内を切り欠いた一部とは回転方向に係止されることはなく、互いに回転が可能である。
特に、請求項3に記載の発明では、円形の一部を切り欠いた形状は、略D字状であることを特徴とする。
これにより、駆動回転軸(a1、b1)をドア手段(A1、B1)に一体成形する場合において、樹脂による一体成形が比較的容易な形状となるので、ドア手段の形成および組付け手段として、優れた生産性を実現することができる。
また、請求項4に記載の発明では、第1軸部(62)と第2軸受部(63)は、嵌合対象に対して回り止めをするための第1回り止め部(622a、632a)が軸方向に沿って円の内側に配置され、
第1軸受部(61)は、嵌合対象に対して回り止めをするための第2回り止め部(612)が軸方向に沿って円の外側に配置されていることを特徴とする。
これにより、第1ドア手段(A1)、第2ドア手段(B1)が独立駆動するように組付けたい場合において、第1駆動回転軸(31a)同士が組付けられた両端に、取り付けられる回動駆動部材(315、325)と、第1駆動回転軸(31a)との間に中間部材を新たに設ける必要がない。例えば回動駆動部材のうち、一方の回動駆動部材(325)に第1回り止め部(632a)を備え、他方の回動駆動部材(315)に第2回り止め部(652)を備えるように構成することにより、第1ドア手段、第2ドア手段を独立駆動することができる。
また、請求項5に記載の発明では、円形の一部を円外に延出した形状において、円外に延出した一部を、径方向に延びる二面幅(612)としたことを特徴とする。
これにより、駆動回転軸(31a)、および駆動回転軸に組付けられる回動駆動部材(315)を樹脂成形する場合において、駆動回転軸(31a)と回動駆動部材(315)を回り止めするための係止面を、比較的容易に形成することができる。したがって、ドア手段の形成および組付け手段として、優れた生産性を実現することができる。
また、請求項6乃至9に記載の発明では、回動駆動部材(315、325)は、軸支される第3軸部(65)を有する第1回動駆動部材(315)と、軸支する第4軸受部(66)を有する第2回動駆動部材(325)を備えており、
第1回動駆動部材(315)の第3軸部(65)は、第3軸部(65)を第1軸受部(61)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、かつ第3軸部(65)を第2軸受部(63)に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成され、
第2回動駆動部材(325)の第4軸受部(66)は、第4軸受部(66)を第1軸部(62)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、かつ第4軸受部(66)を第2軸部(64)に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成されていることを特徴とする。
これにより、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)から2つの駆動回転軸を選択し、選択組付けされた駆動回転軸の両端に第1回動駆動部材(315)および第2回動駆動部材(325)を組付けることができる組合せは、嵌合形状の違いより一通りに限られる。したがって、第1ドア手段、第2ドア手段の独立駆動ための正規組合せ以外の組合せで組付けることはできないので、誤組付け防止が図れる。
また、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)から2つの駆動回転軸を選択し、選択組付けされた駆動回転軸の両端のうちの一端に第1回動駆動部材(315)を組付けることができる組合せは、嵌合形状の違いより、第1駆動回転軸同士(31a)を選択する組合せを含む二通りに限られる。したがって、誤組付けする可能性はほとんどない。
特に、請求項7に記載の発明では、第2軸部(64)は、その断面形状が円形であることを特徴とする。
これにより、誤組付け防止のための第2駆動回転軸(32a)の第2軸部(64)の形状が、簡素に形成できる。
また、請求項8に記載の発明では、第2軸部(64)は、第1軸部(62)の軸長さに比べて短く形成されていることを特徴とする。
これによると、第2軸部(64)は、第1軸部(62)の軸長さに比べて短く形成されていることが好ましい。これにより、第1ドア手段、第2ドア手段の同時駆動ための正規組合せと、正規組合せ以外の組合せとを、第2軸部(64)と第1軸部(62)との軸長さの違いで判別することができる。
したがって、第1ドア手段、第2ドア手段の同時駆動ための組付け作業において、軸長さの違いを判別する作業を追加する程度で、誤組付け防止が図れる。
また、請求項9に記載の発明では、第1ドア手段、第2ドア手段は、駆動回転軸(31a、32a)に一体に成形され、第1空気通路(25)、第2空気通路(26)の空気流れを調整するドア部材(31b、32b)を備え、ドア部材(31b、32b)において、表面と裏面の形状が異なることを特徴とする。
これにより、第1ドア手段、第2ドア手段に、駆動回転軸に一体に成形され、第1空気通路、第2空気通路の空気流れを調整するドア部材を有するものにおいて、ドア部材(31b、32b)の表面と裏面の形状を変えることができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の車両用空調装置用ドア手段の組付機構を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造の一例を示す図であって、一例としての独立駆動する場合の組付状態を示す斜視図である。図2は、図1中の第1駆動回転軸同士の嵌合状態を、II方向からみた部分断面図である。図3は、図1中の第1駆動回転軸と第1回動駆動部材の嵌合状態を示す図であって、図3(a)は図3(b)中のA方向からみた部分断面図、図3(b)は図1中のIII方向からみた部分断面図である。図4は、図1中の第1駆動回転軸と第2回動駆動部材の嵌合状態を、図4(a)は図1中のIV方向からみた部分断面図、図4(b)は図4(a)中のB方向からみた部分断面図である。
図5は、図1の車両空調装置用ドア手段の組付構造の一例の分解図である。図6は、図5中の第1回動駆動部材の第3軸部を、VI−VIよりみた断面図である。図7は、図5中の第1回動駆動部材の第3軸部を、VII−VIIよりみた断面図である。図8は、図5中の第1駆動回転軸の第1軸受部を、VIII−VIIIよりみた断面図である。図9は、図5中の第1駆動回転軸の第1軸部を、IX−IXよりみた断面図である。図10は、図5中の第1駆動回転軸の第1軸部を、X−Xよりみた断面図である。
図11は、図5中の第1回動駆動部材を、第3軸部側からみた斜視図である。図12は、図5中の第1駆動回転軸を、第1軸受部側からみた斜視図である。図13は、図5中の第1駆動回転軸を、第1軸部側からみた斜視図である。図14は、図5中の第2回動駆動部材を、図5中の右方向からみた斜視図である。図15は、本実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造を適用する車両空調装置の一実施例を示す模式的平面図である。図16は、図15中のB方向からみた模式的断面図である。
図17は、本実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造の他の一例を示す図であって、他の一例としての同時駆動する場合の組付状態を示す斜視図である。図18は、図17中の第1駆動回転軸と第2駆動回転軸の嵌合状態を、XVIII方向からみた部分断面図である。図19は、図17中の第2駆動回転軸の嵌合状態を、XIX方向からみた部分断面図である。
図20は、図17の車両空調装置用ドア手段の組付構造の他の一例の分解図である。図21は、図17中の第2駆動回転軸の第2軸受部を、XXI−XXIよりみた断面図である。図22は、図17中の第2駆動回転軸の第2軸受部を、XXII−XXIIよりみた断面図である。図23は、図17中の第2駆動回転軸を、第2軸受部側からみた斜視図である。図24は、図17中の第2駆動回転軸を、第2軸部側からみた斜視図である。
なお、図1および図17は、車両空調装置用ドア手段の組付構造において、ドア手段に一体に設けられる第1駆動回転軸および第2駆動回転軸の組合せから、駆動回転軸を2つ選択し、これらの駆動回転軸を組付けた組付状態を示している。そして、図1は、上記の組合せから2つの第1駆動回転軸を選択し、組付けることにより、ドア手段を独立駆動する場合を示している。また、図17は、上記の組合せから第1駆動回転軸と第2駆動回転軸を選択し、組付けることにより、ドア手段を同時駆動する場合を示している。
また、図15および図16は、車両空調装置用ドア手段の組付構造を適用する車両空調装置の一例の全体構成を説明するものであり、図15および図16示す車両空調装置の構成に限定されるものではなく、車両空調装置に、車両空調装置用ドア手段を有するものであればいずれのドア手段に適用してもよい。
車両用空調装置は、図15に示すように、送風機ユニット10と、この送風ユニット10から送風された送風空気の温度調節を行う調整部をなす空調ユニット20とを備えている。この車両用空調装置の通風系は、大別して、送風機ユニット10と、空調ユニット20との2つの部分に分かれている。送風機ユニット10は車室内の計器盤下方部のうち、中央部から助手席側へオフセットして配置されており、これに対し、空調ユニット20は車室内の計器盤下方部のうち、車両左右方向の略中央部に配置されている。
送風機ユニット10は、周知の遠心多翼ファン(シロッコファン)からなる送風ファン11を有し、この送風ファン11は渦巻き状のスクロールケーシング12内に配置され、図示しない電動モータにて回転駆動される。送風ファン11の送風空気は、スクロールケーシング12の渦巻き形状に沿って図15の矢印方向aに示すように送風される。
送風ファン11の吸入口(図示せず)は、車両上方側(図15の紙面手前側)に設けられ、図示しない内外気切替箱を通して空気を吸入する。この内外気切替箱は、周知のごとく内気(車室内空気)吸入口と外気(車室外空気)吸入口と、これらの吸入口を切替開閉する切替ドアとを有している。
空調ユニット20は、1つの共通の空調ケース21内に蒸発器(冷房用熱交換器)22とヒータコア(暖房用熱交換器)23を両方とも一体的に内蔵するタイプのものである。空調ケース21は、ポリプロピレンのような、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂の成形品からなり、図16の上下方向(車両上下方向)に分割面を有する複数の分割ケースからなる。この複数の分割ケースは、上記熱交換器22、23や、後述のドア等の機器を収納した後に、金属バネクリップ、ネジ等の締結手段により一体に結合されて空調ケース21を構成する。
空調ユニット20は、車室内の計器盤下方部の略中央部に、車両の前後、左右および上下方向に対して、図15および図16に示す形態で配置される。そして、空調ケース21のうち、最も車両前方側の部位には、空気入口24が配設されている。この空気入口24には、送風機ユニット10から送風される空調空気が流入する。この空気入口24は、送風機ユニット10のスクロールケーシング12の空気出口部に接続するために、空調ケース21のうち、助手席側の側面に開口している。
空調ケース21内において空気入口24直後の部位に蒸発器22が配置されている。この蒸発器22は、車両前後方向には薄型の形態で空調ケース21内通路を横断するように配置されている。従って、蒸発器22の車両上下方向に延びる前面に空気入口24からの送風空気が流入する。この蒸発器22は、周知のごとく冷凍サイクルの冷媒の蒸発潜熱を空調空気から吸熱して、空調空気を冷却するものである。ここで、蒸発器22は周知の積層型のものであって、アルミニウム等の金属薄板を2枚張り合わせて構成した偏平チューブを、コルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
そして、蒸発器22の空気流れ下流側(車両後方側)に、所定の間隔を隔ててヒータコア23が車両後方側に傾斜して配置されている。このヒータコア23は、蒸発器22を通過した冷風を再加熱するものであって、その内部に高温の温水(エンジン冷却水)が流れ、この温水を熱源として空気を加熱するものである。このヒータコア23も周知のものであって、アルミニウム等の金属薄板を溶接等により断面偏平状に接合してなる偏平チューブを、コルゲートフィンを介在して多数積層配置し、一体ろう付けしたものである。
空調ケース21内部の空気通路は、図15および図16に示すように車両前後方向に延びるように形成されている。具体的には、図15に示すように、この空調ケース21内部の空気通路は、仕切り板27により、車両左右方向に第1、第2の2つの空気通路(以下、第1空気通路、第2空気通路とも呼ぶ)25、26に仕切られている。すなわち、第1空気通路25は助手席側空気通路であり、送風機ユニット10に近接している。第2空気通路26は運転席側空気通路であり、第1空気通路25に比して送風機ユニット10から遠ざかっている。
仕切り板27は、2つの空気通路25、26を仕切るために、蒸発器22の空気下流側部位からヒータコア23周辺部を通ってヒータコア23の下流側端部に至るまで、車両前後方向に配置されている。この仕切り板27は樹脂にて空調ケース21と一体に成形することができ、ヒータコア23の配置部位ではヒータコア23との干渉を回避するための切欠き部が形成されている。
ヒータコア23は上記2つの空気通路25、26を横断するように配置されており、このヒータコア23の内部は、上記偏平チューブの偏平面または上記コルゲートフィンのフィン面により、仕切り板27と同一位置で2つの空気通路25、26に仕切られている。一方、空調ケース21のうち、蒸発器22の車両前方側に位置する部位には、以下の形状からなる空気案内壁28が形成されている。この空気案内壁28は、全体的には空気入口24の位置から離れるに従って車両後方側へ傾斜している。そして、空気案内壁28の車両左右方向の途中には、本例では2箇所の段部28a、28bが形成してある。この段部28a、28bは車両前後方向に沿って形成され、送風機ユニット10から車両右方向へ送風される空気流が車両後方側へ方向変換するのを促進するためのものである。
空調ケース21内の2つの空気通路25、26内において、ヒータコア23の上方部位には、それぞれ、このヒータコア23をバイパスして空気(冷風)が流れる第1、第2の冷風バイパス通路29、30が形成されている。
また、第1、第2の空気通路25、26において、ヒータコア23と蒸発器22との間の部位には、ヒータコア23で加熱される温風と、第1、第2の冷風バイパス通路29、30を通ってヒータコア23をバイパスする冷風との風量割合を調整する平板状の第1、第2のエアミックスドア(以下、第1エアミックスドア、第1エアミックスドアとも呼ぶ)A1、A2が配置されている。
ここで、第1、第2のエアミックスドアA1、B1には、2つの駆動回転軸(以下、第1駆動回転軸、第2駆動回転軸とも呼ぶ)31a、32aの組合せから選択されたものa1、b1が一体に結合されている。これら選択された両駆動回転軸a1、b1は、車両左右方向に沿って、同一直線上に並ぶように配されている。なお、以下の本実施形態の説明では、第1のエアミックスドアA1の駆動回転軸a1に、第1駆動回転軸31aを、第2のエアミックスドアB1の駆動回転軸b1に、第1駆動回転軸31aを選択したものとする。
そして、これら駆動回転軸a1、b1の両端部のうち、後述の隣り合う端部は、仕切板27に設けられた回動支持部(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
また、これら駆動回動軸a1、b1の他端部の少なくとも一方(図15では、両方)は、後述する回動駆動部材315、325および図示しないリンク機構を介してサーボモータ等からなる吹出モード切替用のアクチュエータ機構310、320に連結されて、駆動されるようになっている。
なお、第1、第2のエアミックスドアA1、B1の駆動回転軸a1、b1に係わる組付機構については、後述する。
なお、ここで、第1、第2のエアミックスドアA1、B1は、駆動回点軸a1、b1とともに車両上下方向に回動可能となっており、上記風量割合の調整により左右2つの空気通路25、26からの吹出空気温度を、独立および同時のいずれかに調整する温度調整手段を構成している。
そして、図16に示すように、空調ケース21内において、ヒータコア23の空気下流側(車両後方側の部位)には、ヒータコア23との間に所定間隔を隔てて上下方向に延びる壁面33が空調ケース21に一体成形されている。この壁面33により、ヒータコア23の直後から上方に向かう第1、第2の温風通路34、35が、第1、第2の空気通路25、26にそれぞれ形成されている。
また、図15および図16に示すように、第1、第2の温風通路34、35の下流側(上方側)はヒータコア23の上方部において第1、第2の冷風バイパス通路29、30と合流し、冷風と温風の混合を行う第1、第2の冷温風混合空間36、37を、第1、第2の空気通路25、26にそれぞれ形成している。空調ケース21の上面部のうち車両前方側の部位には、図16に示すように、第1、第2の空気通路25、26にそれぞれ対応して左右の第1、第2のデフロスタ開口部38、39が開口している。これらデフロスタ開口部38、39は、第1、第2の冷温風混合空間36、37から温度制御された空調空気が流入するものであって、図示しないデフロスタダクトを介してデフロスタ吹出口に接続され、このデフロスタ吹出口から、車両前面窓ガラスの内面に向けて風を吹き出す。
第1、第2のデフロスタ開口部38、39は、それぞれ第1、第2のデフロスタドア(吹出モード切替ドア)A2、B2により開閉される。第1、第2のデフロスタドアA2、B2には、2つの駆動回転軸40a、41aの組合せから選択されたものa2、b2が一体に結合されている。これら選択された両駆動回転軸a2、b2は、車両左右方向に沿って、同一直線上に並ぶように配されている。なお、以下の本実施形態の説明では、第1のデフロスタドアA2の駆動回転軸a2に、第1駆動回転軸40aを、第2のデフロスタドアB2の駆動回転軸b2に、第1駆動回転軸40aを選択したものとする。
そして、これら駆動回転軸a2、b2の両端部のうち、隣り合う端部は、仕切板27に設けられた回動支持部(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
また、これら駆動回動軸a2、b2の他端部の少なくとも一方は、回動駆動部材315、325および図示しないリンク機構を介してサーボモータ等からなる吹出モード切替用のアクチュエータ機構310、320に連結されて、駆動されるようになっている。
なお、第1、第2のデフロスタドアA2、B2の駆動回転軸a2、b2に係わる組付機構については、後述する。
そして、第1、第2デフロスタドアA2、B2が図16に示す一点鎖線位置に操作されると、第1、第2デフロスタ開口部38、39を全開するとともに第1、第2の連通口66、67を閉じるようになっている。これら連通口66、67は、第1、第2の空気通路25、26にそれぞれ形成され、第1、第2の冷温風混合空間36、37から後述のフェイス、フット開口部側へ空気を流すための通路となる。
また、空調ケース21の上面部のうち車両後方側(乗員寄り)の部位には、図15に示すように、複数組(本実施例では、5組での合計10個)の左右のフェイス開口部43〜52が設けられており、これらの各フェイス開口部43〜52のうち中央側のフェイス開口部43、44、49、50には、冷温風混合空間36、37から温度制御された空調空気が上記連通口66、67を介して流入する。
その中で、左右のセンタフェイス開口部43、44には、それぞれ左右のセンタフェイスダクトが連結され、このダクトを介して、計器盤左右方向の中央部上方側に配置されているセンタフェイス吹出口に連通する。そして、この吹出口から車室内中央部の乗員頭部に向けて風を吹き出す。また、センタフェイス開口部43、44の車両左右方向の両側に配置された左右のサイドフェイス開口部45〜48には、それぞれ左右のサイドフェイスダクトが連結され、このダクトを介して、計器盤左右両端部の左右のサイドフェイス吹出口に連通する。そして、この吹出口から車室内左右両側部の乗員頭部側または車両側面窓ガラスに向けて風を吹き出す。サイドフェイス吹出口は、周知なごとく手動操作される風向変更装置を備えており、この風向変更装置の風向板の方向の調整により、車室内左右両側部の乗員頭部側または車両側面窓ガラスに向けて風を吹き出すことが可能になっている。
なお、左右のサイドフェイス開口部45〜48は冷温風混合空間36、37と直接連通しているので、デフロスタドアA2、B2および後述のフットフェイス切替用ドア(吹出モード切替ドア)A3、B3の操作位置と無関係に、全吹出モードにおいて常に、冷温風混合空間36、37からの空気を吹出すことができる。
また、センタフェイス開口部43、44よりも中央寄りの部位に配置された左右のリヤフェイス開口部49、50は、空調ケース21の外部にて図示しないダクトを介して補助リヤフェイス開口部51、52に連通しており、この開口部51、52は、空調ケース21に設けられたリヤフェイス通路53、54に接続される。そして、このリヤフェイス通路53、54の開口端53a、54aには、リヤフェイスダクト(図示せず)が接続されており、このダクトの先端に設けたリヤフェイス吹出口から後席の乗員の頭部側に向けて風を吹き出す。また、空調ケース21内で、冷温風混合空間36、37より車両後方側の部位に、左右のフット用空気入口部55、56が、空気通路25、26のそれぞれにおいて開口している。
このフット用空気入口部55、56は、センタフェイス開口部43、44およびリヤフェイス開口部49、50に対向して設けられ、各空気通路25、26のそれぞれに設けられたフットフェイス切替用ドアA3、B3により切替開閉される。
この第1、第2のフットフェイス切替用ドアA3、B3には、2つの駆動回転軸57a、58aの組合せから選択されたものa3、b3が一体に結合されている。これら選択された両駆動回転軸a3、b3は、車両左右方向に沿って、同一直線上に並ぶように配されている。なお、以下の本実施形態の説明では、第1のフットフェイス切替用ドアA3の駆動回転軸a3に、第1駆動回転軸57aを、第2のフットフェイス切替用ドアB3の駆動回転軸b3に、第1駆動回転軸57aを選択したものとする。
そして、これら駆動回転軸a3、b3の両端部のうち、隣り合う端部は、仕切板27に設けられた回動支持部(図示せず)を介して回動可能に支持されている。
また、これら駆動回動軸a3、b3の他端部の少なくとも一方は、回動駆動部材315、325および図示しないリンク機構を介してサーボモータ等からなる吹出モード切替用のアクチュエータ機構310、320に連結されて、駆動されるようになっている。
なお、第1、第2のフットフェイス切替用ドアA3、B3の駆動回転軸a3、b3に係わる組付機構については、後述する。
フット用空気入口部55、56からの空気は前席用フット開口部60、61に流れ、さらに図示しない前席用フットダクト、前席用吹出口を経て前席の乗員足元に吹き出す。また、フット用空気入口部55、56からの空気の一部は、後席用フット通路62、63を流れて後席用フット開口部64、65に至り、ここから、図示しない後席用フットダクト、後席用吹出口を経て後席の乗員足元に風を吹き出す。
なお、第1、第2のデフロスタドアA2、B2および第1、第2のフットフェイス切替用ドアA3、B3は、吹出モード切替用のドア手段であって、左右2つの空気通路25、26内に配設され、第1駆動回転軸a2、a3、および第2駆動回転軸b2、b3を独立駆動および同時駆動のいずれかで回動駆動することにより、第1、第2のエアミックスドアA1、B1で温度調整された空調空気を車室内に吹き出す吹出モード切替を、左右独立および左右同時のいずれかで操作するものである。
なお、ここで、第1のエアミックスドアA1と駆動回転軸a1、第1のデフロスタドアA2と駆動回転軸a2、および第1のフットフェイス切替用ドアA3と駆動回転軸a3は、それぞれ、第1空気通路25を開閉する第1ドア手段を構成している。また、第2のエアミックスドアB1と駆動回転軸b1、第2のデフロスタドアB2と駆動回転軸b2、および第2のフットフェイス切替用ドアB3と駆動回転軸b3は、それぞれ、第2空気通路26を開閉する第2ドア手段を構成している。
次に、第1ドア手段、第2ドア手段の駆動回転軸に係わる組付機構について、以下図1から図14、および図17から図24に従って説明する。
図1から図14、および図17から図24では、第1ドア手段、第2ドア手段の駆動回転軸に係わる組付機構として、第1のエアミックスドアA1、第2のエアミックスドアB1における駆動回転軸a1、b1を組付ける場合での組付機構を代表して説明する。
また、図1から図14においては、両駆動回転軸a1、b1として、第1駆動回転軸31aおよび第1駆動回転軸31aを選択し、第1駆動回転軸31a同士を組付ける場合を示しており、図17から図24においては、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aを選択し、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを組付ける場合を示している。
なお、第1のデフロスタドアA2、第2のデフロスタドアB2における駆動回転軸a2、b2を組付ける場合、および第1のフットフェイス切替用ドアA3、第2のフットフェイス切替用ドアB3における駆動回転軸a3、b3を組付ける場合での組付機構は、上記組付機構と同じであるため、詳細説明を省略する。
図1の第1のエアミックスドア(以下、第1ドアと呼ぶ)A1、および第2のエアミックスドア(以下、第2ドアと呼ぶ)B1を独立駆動する場合の組付状態に示すように、第1ドアA1および第2ドアB1の駆動回転軸a1、b1を、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aの組合せから、2つの第1駆動回転軸31aを選択し、こられ第1駆動回転軸31a同士が組付けられる。
第1駆動回転軸31a、第2駆動回転軸32aは、図1および図5に示すように、平板状のドア部材としてのドア部31b、32bに一体に結合しており、第1駆動回転軸31a、第2駆動回転軸32aとドア部(以下、第1ドア部、第2ドア部と呼ぶ)31b、32bは、駆動回転軸31a、32aを中心軸として回動するドア31を構成している。
図1および図5に示すように、第1ドア部31bは、第1空気通路25を形成する空調ケース21と、仕切り板27との間で区画された空間内で、第1駆動回転軸31aを回転中心として回動可能な平板形状に形成されている。また、第1ドア部31bは、第2空気通路26を形成する図示右側の空調ケース21と、仕切り板27との間で区画された空間内で、第1駆動回転軸31aを回転中心として回動可能な平板形状に形成されている。
なお、同様に、図17に示すように、第2ドア部32bは、第1空気通路25、第2空気通路26を形成する空調ケース21と、仕切り板27との間で区画された空間内で、第2駆動回転軸32aを回転中心として回動可能な平板形状に形成されている。
第1駆動回転軸31aは、第1ドア部31bと樹脂により一体成形されている。この第1駆動回転軸31aは、その両端部のうちの、一方(図1および図5では、左側)の端部に、軸支する軸受部(以下、第1軸受部)61が設けられ、他方(図1および図5では、左側)の端部に、軸支される軸部(以下、第1軸部)62が設けられている。
第1軸受部61は、図5、図8、および図12に示すように、第1駆動回転軸31aの内部へ延びる断面円形状の嵌合穴(以下、第1嵌合穴)611と、第1嵌合穴61の軸方向の全長L11にわたって、円外に径方向に延びる断面二面幅形状の回り止め穴部(以下、第1回り止め穴部)612とを備えている。第1回り止め穴部612は、断面二面幅形状に限らず、円外に延出した形状であればいずれの形状でもよい。なお、第1回り止め穴部612は、嵌合対象に回り止めをするための回り止め部を構成する。
第1軸部62は、図5、図9、および図13に示すように、第1駆動回転軸31aの外側へ延びる断面円形状の嵌合軸本体(以下、第1嵌合軸本体)621と、第1嵌合軸本体621の先端側に形成され、軸方向の所定長L22にわたって延びる断面D字形状の回り止め軸部(以下、第1回り止め軸部)622とを備えている。第1嵌合軸本体621は、断面円形状が所定長L21に形成されている。
第1回り止め軸部622は、断面D字形状に限らず、円の一部を切欠いた形状であればよく、断面円形状の第1嵌合軸本体621に対して円内に延びる段差(以下、第1段差)622aが軸方向に所定長L22にわたって形成されているものであればよい。なお、第1段差622aは、嵌合対象に回り止めをするための回り止め部を構成する。
また、本実施形態では、図10に示すように、第1回り止め軸部622の段差622aには、その基端から先端に向かって所定長L23(L23<L22)の部位に、嵌合対象の一部を係止するための係止溝623が設けられていることが好ましい。
次に、第1回動駆動部材315は、図1、図5、および図11に示すように、空調ケース21側の端部に、軸支される第3軸部65が設けられている。
第3軸部65は、図5および図6に示すように、空調ケース21側に向かって軸方向外側に延びる断面円形状の第3嵌合軸本体651と、第3嵌合軸本体651の軸方向の全長L51にわたって、円外に径方向に延びる断面二面幅形状の第3回り止め軸部652とを備えている。なお、第3回り止め軸部652は、嵌合対象に回り止めをするための回り止め部を構成する。
なお、第3嵌合軸本体651の先端側には、先端から基端に向かって軸方向の所定長L52にわたって第3段差653が設けられていることが好ましい。この場合、第3嵌合軸本体651は、断面円形状が所定長L52に形成される。これにより、第1回動駆動部材315、特に第3嵌合軸本体651の大きさが比較的小さい場合であっても、第3段差653より延出されている回り止め軸部652の形状が判別し易くなる。
また、上記第3段差653を設けることにより、嵌合対象に対して嵌合とともに回り止めの組付け作業を行なう場合において、第3軸部65の嵌合対象に挿入する先端側の形状が、第3嵌合軸本体651と嵌合対象との嵌合よりも、回り止め軸部652と嵌合対象との嵌合を優先する形状となるので、嵌合対象に対して嵌合とともに回り止めの組付け作業の作業性性向上が図れる。
なお、第3軸部65には、図3(b)および図11に示すように、空調ケース21に回動可能で、かつ軸方向に係止するための周知の係止部659が設けられている。係止部659は、円弧状部659aと爪部659bを有しており、円弧状部659aの撓みにより爪部659bが空調ケース21の段差部に係合するものである。
次に、第2回動駆動部材325は、図1、図5、および図14に示すように、空調ケース21側の端部に、軸支する第4軸受部66が設けられている。第4軸受部66は、第2回動駆動部材325の内部を貫通するように形成されている。
第4軸受部66は、図5および図6に示すように、空調ケース21側より所定長L61にわたって軸方向に延びる断面円形状の第4嵌合穴661と、第4嵌合穴661の先端側に形成され、軸方向の所定長L62にわたって延びる断面D字形状の第4回り止め穴部662とを備えている。第4嵌合穴661は、断面円形状が所定長L61に形成されている。
第4軸受部66は、空調ケース21側とは反対端に、第4嵌合穴661および第4回り止め穴部662より内周が大きい穴664を備えており、その穴665内には、第4嵌合穴661の先端より軸方向外側に延びる段差部663が設けられている。この段差部663は、第1軸部62の第1段差622aの形状に対応するように形成されている。なお、段差部663は、嵌合対象に回り止めをするための回り止め部を構成する。
また、段差部663は、第1段差622aの係止溝623に対応する部位に、係止溝623に係止可能な凸状の係止部664が設けられている。段差部664は、第4嵌合穴661の先端側の第4軸受部66内から矩形状に延びるように設けられているため、ある程度の弾性を有している。係止溝623と、段差部663の係止部664は、嵌合対象同士において嵌合対象の一部を互いに軸方向に係止する係止手段を構成する。
次に、第2駆動回転軸32aは、第2ドア部32bと樹脂により一体成形されている。この第2駆動回転軸32aは、その両端部のうちの、一方(図17および図20では、左側)の端部に、軸支する第2軸受部63が設けられ、他方(図17および図20では、左側)の端部に、軸支される第2軸部64が設けられている。
第2軸受部63は、図20、図21、および図23に示すように、第2駆動回転軸32aの内部へ延びる断面円形状の第2嵌合穴631と、第2嵌合穴631の先端側に形成され、軸方向の所定長L32にわたって延びる断面D字形状の第2回り止め穴部632とを備えている。第2嵌合穴631は、断面円形状が所定長L31に形成されている。
第2回り止め穴部632は、断面D字形状に限らず、円の一部を切欠いた形状であればよく、断面円形状の第2嵌合穴631に対して円内に延びる第2段差632aが軸方向に所定長L22にわたって形成されているものであればよい。なお、第2段差632aは、嵌合対象に回り止めをするための回り止め部を構成する。
第2軸部64は、図20および図24に示すように、第2駆動回転軸32aの外側へ延びる断面円形状の第2嵌合軸本体641を備えている。第2嵌合軸本体641は、断面円形状が所定長L41に形成されている。なお、第2嵌合軸本体641の先端部は、図24に示すように、組付作業性の向上のために面取りを設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、第2軸部64の軸長(所定長L41)は、第1軸部62の軸長(所定長L21と所定長L22の和)より短く形成している(L41<L21+L22)。これにより、図19に示すように、空調ケース21から突き出した軸長の差を視認等することで、組付け組合せした第2ドアB1が第1駆動回転軸31aか、第2駆動回転軸32aかを判別することが可能である。
なお、この場合、第2軸部64の軸長(所定長L41)と、第1軸部62の軸長(所定長L21と所定長L22の和)の関係は、L21<L41<L21+L22であることが好ましい。これにより、独立駆動のための組付け組合せした第2ドアB1を、誤って第2駆動回転軸32aで選択した場合であっても、第2軸部64の軸長(所定長L41>L21)では、後述の組合関係より第2回動駆動部材325の第4軸受部66に嵌合できず、組付けることができない。
なお、ここで、第1軸部62の第1回り止め軸部622に形成される第1段差622a、第2軸受部63の第2回り止め穴部632の第2段差632a、および第4軸受部66の段差部663は、嵌合対象に対して回り止めするために、軸方向に沿って円の内側に配置される第1回り止め部を構成する。また、第1軸受部61の第1回り止め穴部612、および第3軸部65の第3回り止め軸部652は、嵌合対象に対して回り止めするために、軸方向に沿って円の外側に配置される第2回り止め部を構成する。
次に、上述した第1駆動回転軸31aにおける第1軸受部61および第1軸部62、第2駆動回転軸32aにおける第2軸受部63および第2軸部64、第1回動駆動部材315における第3軸部65、および第2回動駆動部材325における第4軸受部66の嵌合関係を、以下図2、図3、図4、図18、および図19に従って説明する。
第1軸受部61と第1軸部62は、図2に示すように、互いに回転可能に嵌合する。具体的には、第1軸受部61に第1軸部62を同一直線上に横並びして組付けると、第1嵌合穴611に、第1嵌合軸本体621および第1回り止め軸部622が挿入され、互いに嵌合する。第1軸受部61側および第1軸部62側の回り止め部は、第1回り止め穴部612と第1段差622aであるため、両者612、622Aが周方向に係止することはないので、第1軸受部61と第1軸部62は、互いに独立して回転可能である。
したがって、第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合には、2つの第1駆動回転軸31aを組合せて、この2つのうちの一方の第1軸部62を他方の第2軸受部61に組付ける組付け状態とし、第1駆動回転軸31a同士を互いに独立して回転駆動することが可能である。
第1軸受部61と第3軸部65は、図3に示すように、互いに回り止めされて嵌合する。具体的には、第1軸受部61に第3軸部65を同一直線上に横並びして組付けると、図3(a)および図3(b)に示すように、第1嵌合穴611に第3嵌合軸本体651が挿入され、かつ第1回り止め穴部612に第3回り止め軸部652が挿入され、これらが互いに嵌合する。第1回り止め穴部612と第3回り止め軸部652とは、図3(a)に示すように、周方向に係止されるので、第1軸受部61と第3軸部65は、互いに回り止され、同時回転が可能となる。
第1軸部62と第4軸受部66は、図3に示すように、互いに回り止めされて嵌合する。具体的には、第4軸受部61に第1軸部62を同一直線上に横並びして組付けると、図4(a)および図4(b)に示すように、第4嵌合穴661に第1嵌合軸本体621が挿入され、かつ第4回り止め穴部662に第1回り止め軸部622が挿入され、これらが互いに嵌合する。第4回り止め穴部662と第1回り止め軸部622とは、図4(b)に示すように、第4回り止め穴部662側の段差部663と第1回り止め軸部622側の第1段差662aとによって周方向に係止されるので、第1軸部62と第4軸受部66は、互いに回り止され、同時回転が可能となる。
一方、第2軸受部63と第1軸部62は、図18に示すように、互いに回り止めされて嵌合する。具体的には、第2軸受部63に第1軸部62を同一直線上に横並びして組付けると、第2嵌合穴631に第1嵌合軸本体621が挿入され、かつ第2回り止め穴部632に第1回り止め軸部622が挿入され、これらが互いに嵌合する。第2回り止め穴部662と第1回り止め軸部622とは、第2回り止め穴部632側の第2段差632aと第1回り止め軸部622側の第1段差662aとによって周方向に係止されるので、第2軸受部63と第1軸部62は、互いに回り止され、同時回転が可能となる。
したがって、第1ドアA1、第2ドアB1を同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを組合せて、第1駆動回転軸31aの第1軸部62を第2駆動回転軸32aの第2軸受部63に組付ける組付け状態とし、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを同時に回転駆動することが可能である。
なお、ここで、第2軸受部63と第3軸部65、および第2軸部64と第4軸受部66の両組合せによる組付けでは、互いに嵌合せず、組付けすることができない。具体的には、第2軸受部63に第3軸部65を組付ける場合において、第2軸受部63側の第2嵌合穴631および第2回り止め穴部632は、第3軸部65側の円外に延出した第3回り止軸部652を挿入可能な形状に形成されていない。また、第4軸受部66に第2軸部64を組付ける場合において、第4軸受部66側の第4嵌合穴661および第4回り止め穴部662のうちの第4回り止め穴部662は、第2軸部64側の断面円形状の第2嵌合軸本体641を挿入可能な形状に形成されていない。
第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合において、図1および図25(a)に示す2つの第1駆動回転軸31aを組合せて、第1駆動回転軸31a同士を組付ける正規の組付け組合せ以外に、図25(b)、図25(c)、および図25(d)に示すような誤った組付け組合せが考えられる。図25(b)に示す第1回動駆動部材315、第2駆動回動軸32a、第1駆動回転軸31a、および第2回動駆動部材325の組合せでは、第1回動駆動部材315の第3軸部65と、第2駆動回動軸32aの第2軸受部63とが互いに嵌合せず、組付けすることはできない。また、図25(c)に示す第1回動駆動部材315、第1駆動回転軸31a、第2駆動回動軸32a、および第2回動駆動部材325の組合せでは、第2駆動回動軸32aの第2軸部64と、第2回動駆動部材325の第4軸受部66とが互いに嵌合せず、組付けすることはできない。また、図25(d)に示す第1回動駆動部材315、第2駆動回転軸32a、第2駆動回動軸32a、および第2回動駆動部材325の組合せでは、これら第2駆動回転軸32aは、第1回動駆動部材315および第2回動駆動部材325のいずれも嵌合せず、組付けすることはできない。
これにより、第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合において、2つの第1駆動回転軸31aを組合せて、第1駆動回転軸31a同士を組付ける正規の組付け組合せのみが、唯一組付けることができる。したがって、正規の組付け組合せ以外の組合せで組付けてしまう誤組付を防止することができる。
また、第1ドアA1、第2ドアB1を同時駆動可能に組付ける場合において、図17および図26(a)に示す第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを組合せて、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを組付ける正規の組付け組合せ以外に、図26(b)、図26(c)、および図26(d)に示すような誤った組付け組合せが考えられる。図26(b)に示す第1回動駆動部材315、第2駆動回動軸32a、および第1駆動回転軸31aの組合せでは、第1回動駆動部材315の第3軸部65と、第2駆動回動軸32aの第2軸受部63とが互いに嵌合せず、組付けすることはできない。また、図25(d)に示す第1回動駆動部材315、第2駆動回転軸32a、および第2駆動回動軸32aの組合せでは、第2駆動回転軸32aは、第1回動駆動部材315に互いに嵌合せず、組付けすることはできない。また、図25(c)に示す第1回動駆動部材315、第1駆動回転軸31a、および第2駆動回動軸32aの組合せでは、組付けは可能であるが、2つの第1回動駆動部材315を選択する正規組合せを、2つの第2回動駆動部材325を選択し、誤って組付けるというものであるため、誤組付けする可能性はほとんどない。
なお、第2軸部64の軸長(所定長L41)を、第1軸部62の軸長(所定長L21と所定長L22の和)より短く形成する(L41<L21+L22)ようにすることが好ましい。これにより、図19および図25(c)に示すように、空調ケース21から突き出した軸長の差を視認等することで、組付け組合せした第2ドアB1が、正規選択した第1駆動回転軸31aか、誤って選択した第2駆動回転軸32aかを判別することができる。
したがって、第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合において、正規の組付け組合せ以外の組合せで組付けてしまう誤組付を防止することができる。
次に、以上説明した本実施形態における第1ドア手段、第2ドア手段の駆動回転軸に係わる組付機構、特に第1ドアA1、第2ドアB1における駆動回転軸a1、b1を組付ける場合での組付機構においては、第1ドアA1、第2ドアB1の両駆動回転軸a1、b1を、両端部に第1軸受部61と第1軸部62を有する第1駆動回転軸31a、および両端部に第2軸受部63と第2軸部64を有する第2駆動回転軸32aの組合せから選択するように構成されている。さらに、この組付機構は、第1軸部62を第1軸受部61に組付けるときには、第1軸部62と第1軸受部61とを互いに回転可能に嵌合し、第1軸部62を第2軸受部63に組付けるときには、第1軸部62と第2軸受部63とを互いに回り止めして嵌合する嵌合手段を備えている。そして、第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合には、2つの第1駆動回転軸31aを組合せて、この2つのうちの一方の第1軸部62を他方の第2軸受部61に組付ける組付け状態とし、第1ドアA1、第2ドアB1を同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aを組合せて、第1駆動回転軸31aの第1軸部62を第2駆動回転軸32aの第2軸受部63に組付ける組付け状態とした。
これにより、第1ドアA1、第2ドアB1を独立駆動可能に組付ける場合には、上記組合せから2つの第1駆動回転軸31aが選択されて、二つのうちの一方の第1駆動回転軸31aの第1軸部62を、他方の第1駆動回転軸31aの第1軸受部61に組付けるので、第1駆動回転軸31aと第1駆動回転軸31aとを互いに回転可能に組付けることができる。しかも第1ドアA1、第2ドアB1を同時駆動可能に組付ける場合には、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aが選択されて、第1駆動回転軸31aの第1軸部62を、第2駆動回転軸32aの第2軸受部63に組付けるので、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aとを互いに回り止めされて、一体回転可能に組付けることができる。
したがって、従来技術のように駆動回転軸と駆動回転軸との間に別部材を新たに設ける必要はないので、2つの第1、第2ドアA1、B1を独立駆動する仕様と、同時に駆動する仕様に対応するものとのドア手段の共通化を図るとともに、ドア手段の部品種類を減らすことができる。
また、本実施形態では、上記嵌合手段として、第1軸部62と第2軸受部63は、互いに嵌合している部位での断面が、略D字状の第1回り止め軸部622、略D字状の第2回り止め穴部632とから形成されている。また、第1軸受部61は、第1軸部62に嵌合する部位において、その断面が、断面円形状の第1嵌合穴611と、第1嵌合穴611の円外の径方向に延びる二面幅形状の回り止め穴部612とから形成されている。
これにより、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aの組合せから第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aを選択し、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aとを組付ける場合において、第1軸部62と第2軸受部63は、互いに嵌合している部位での第1回り止め軸部622側の第1段差622aと、第2回り止め穴部632側の第2段差632aとで回転方向に係止され、従って第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aの回り止めができる。
しかも、2つの第1駆動回転軸31aを選択し、第1駆動回転軸31a同士を組付ける場合において、第1軸受部61の断面円形の円外に延した回り止め穴部612と、第1軸部62側の断面円形の円内に形成された第1段差622aとでは回転方向に係止されることはない。したがって、第1駆動回転軸31a同士は互いに回転が可能となる。
また、本実施形態では、第1軸部62と第2軸受部63の嵌合手段として、互いに嵌合している部位での断面形状を略D字状に形成する程度であるので、駆動回転軸31a、31bをドア部31b、32bに一体に結合するように形成する場合において、樹脂による一体成形が比較的容易な形状となるため、ドア手段の形成および組付け手段として、優れた生産性を実現することができる。
また、本実施形態では、第1軸受部61の回り止めのための嵌合手段として、第1嵌合穴611の円外の径方向に延びる回り止め穴部612を、二面幅形状としている。
これにより、第1軸受部61を有する第1駆動回転軸31a、および第1駆動回転軸31aの第1軸受部61に組付けられる第3軸部65を有する第1回動駆動部材315を樹脂成形する場合において、第1駆動回転軸31aと、これを回動する第1回動駆動部材315を回り止めするための係止面を、二面幅面で比較的容易に形成することができる。したがって、ドア手段の形成および組付け手段として、優れた生産性を実現することができる。
また、本実施形態では、第1軸部62の第1回り止め軸部622に形成される第1段差622a、第2軸受部63の第2回り止め穴部632の第2段差632a、および第4軸受部66の段差部663は、嵌合対象に対して回り止めするために、軸方向に沿って円の内側に配置される第1回り止め部を構成する。また、第1軸受部61の第1回り止め穴部612、および第3軸部65の第3回り止め軸部652は、嵌合対象に対して回り止めするために、軸方向に沿って円の外側に配置される第2回り止め部を構成する。
即ち、第1軸部62、第2軸受部63、および第34軸受部66は、嵌合対象に対して回り止めをするための第1回り止め部が軸方向に沿って円の内側に配置され、第1軸受部61、および第3軸部65は、嵌合対象に対して回り止めをするための第2回り止め部が軸方向に沿って円の外側に配置されている。
これにより、第1ドアA1、第2ドアB1が独立駆動するように組付けたい場合において、第1、第2の回動駆動部材315、325と、第1駆動回転軸31aとの間に中間部材を新たに設ける必要がない。
また、本実施形態では、第3軸部65を有する第1回動駆動部材315は、第3軸部65を第1軸受部61に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、かつ第3軸部65を第2軸受部63に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成されている。そして、第4軸受部66を有する第2回動駆動部材325は、第4軸受部66を第1軸部62に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、かつ第4軸受部66を第2軸部64に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成されている。
これにより、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸31bから2つの駆動回転軸を選択し、選択組付けされた駆動回転軸の両端に第1回動駆動部材315および第2回動駆動部材325を組付けることができる組合せは、嵌合形状の違いより一通り(図25(a)参照)に限られる。したがって、第1ドアA1、第2ドアB1の独立駆動ための正規組合せ以外の組合せで組付けることはできないので、誤組付け防止が図れる。
また、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aから2つの駆動回転軸を選択し、選択組付けされた駆動回転軸の両端のうちの一端に第1回動駆動部材315を組付けることができる組合せは、嵌合形状の違いより、第1駆動回転軸31a同士を選択する組合せ(図26(c)参照)を含む二通りに限られる。したがって、誤組付けする可能性はほとんどない。
なお、本実施形態では、上記第2軸部64の断面形状を、円としている。これにより、誤組付け防止のための第2駆動回転軸32aの第2軸部63の形状を、簡素に形成することができる。
なお、本実施形態では、上記第2軸部64の軸長L41を、第1軸部62の軸長さL21+L22に比べて短く形成していることが好ましい(L21<L41<L21+L22)。
これにより、第1ドアA1、第2ドアB1の同時駆動ための正規組合せ(図26(a)参照)と、正規組合せ以外の組合せ(図26(c)参照)とを、第2軸部64と第1軸部62との軸長さの違い(図19参照)で判別することができる。したがって、第1ドアA1、第2ドアB1の同時駆動ための組付け作業において、軸長さの違いを判別する作業を追加する程度で、誤組付け防止が図れる。
なお、本実施形態では、第1ドア部31bの表面および裏面の形状が異なる(図12および図13参照)ように形成してもよい。第2ドア部32bの表面および裏面の形状が異なる(図23および図24参照)ように形成してもよい。
第1ドアA1、第2ドアB1の駆動回転軸a1、b1の組付機構による組付け方法では、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aの組合せから選択し組み付ける際に、例えば第1駆動回転軸31a同士や、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aの組付け方向は、一方方向のみ(図1、図17の破線矢印方向参照)であるため、例えば第1駆動回転軸31aを裏返して逆方向に組付けることはない。したがって、第1ドア部31b、第2ドア部32bは、表面および裏面で形状を変えられる。
(その他の実施形態)
(1)以上説明した本実施形態では、第1軸部62と第2軸受部63は、互いに嵌合している部位での断面が、略D字状の第1回り止め軸部622、略D字状の第2回り止め穴部632とした。また、第1軸受部61は、第1軸部62に嵌合する部位において、その断面が、断面円形状の第1嵌合穴611の円外に延びる二面幅形状の回り止め穴部612とから形成されるとした。
第1軸部62、第2軸受部63、および第1軸受部61での嵌合手段において、上記互いに嵌合している部位での断面形状は、略D字状に形成されているものに限らず、円形の一部を切欠いた形状であればいずれの形状であってもよい。また、上記第1軸受部61の断面形状は、円外に延びる二面幅形状のものに限らず、円形の一部を円外に延出した形状であればいずれの形状であってもよい。この場合、第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aの組合せから第1駆動回転軸31aおよび第2駆動回転軸32aを選択し、第1駆動回転軸31aと第2駆動回転軸32aとを組付ける場合において、第1軸部62と第2軸受部63は、互いに嵌合している部位での断面円形を切り欠いた一部で回り止めが可能である。しかも、2つの第1駆動回転軸31aを選択し、第1駆動回転軸31a同士を組付ける場合には、第1軸受部61の断面円形の円外に延出する一部と、第1軸部62の断面円形の円内を切り欠いた一部とは回転方向に係止されることはなく、互いに回転が可能である。
(2)以上説明した本実施形態では、第1ドアA1、第2ドアB1の駆動回転軸a1、b1に係わる組付機構を、第1エアミックドアA1、第2エアミックドアB1の駆動回転軸a1、b1に係わる組付機構で説明した。2つのエアミックスドアA1、B1の駆動回転軸a1、b1の場合に限らず、2つのデフロスタドアA2、B2における駆動回転軸a2、b2を組付ける場合、あるいは2つのフットフェイス切替用ドアA3、B3における駆動回転軸a3、b3を組付ける場合での組付機構であってもよい。この場合、エアミックスドアA1、B1の駆動回転軸a1、b1では、第1軸受部61と第1軸部62を有する第1駆動回転軸40a、および両端部に第2軸受部63と第2軸部64を有する第2駆動回転軸41aの組合せから選択する。また、フットフェイス切替用ドアA3、B3の駆動回転軸a3、b3では、第1軸受部61と第1軸部62を有する第1駆動回転軸57a、および両端部に第2軸受部63と第2軸部64を有する第2駆動回転軸58aの組合せから選択する。
(3)以上説明した実施形態では、第1軸受部61は、第1軸部62に嵌合する部位において、その断面が、断面円形状の第1嵌合穴611と、第1嵌合穴611の円外に延びる二面幅形状の回り止め穴部612とから形成されるとしたが、このような断面形状に限らず、単に円形状のものであってもよい。この場合、第1駆動回転軸31a同士を組付けるときに、第1軸受部61の断面円形と、第1軸部62の断面円形の円内を切り欠いた一部とは回転方向に係止されることはなく、互いに回転が可能である。
(4)以上説明した実施形態において、ドア部材としての第1ドア部31b、第2ドア部32bは、平板状に形成されるものとして説明したが、ドア部材は、平板状に限らず、V字状に屈曲した屈曲板状のもの等であってもよい。
本発明の実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造の一例を示す図であって、一例としての独立駆動する場合の組付状態を示す斜視図である。 図1中の第1駆動回転軸同士の嵌合状態を、II方向からみた部分断面図である。 図1中の第1駆動回転軸と第1回動駆動部材の嵌合状態を示す図であって、図3(a)は図3(b)中のA方向からみた部分断面図、図3(b)は図1中のIII方向からみた部分断面図である。 図1中の第1駆動回転軸と第2回動駆動部材の嵌合状態を、図4(a)は図1中のIV方向からみた部分断面図、図4(b)は図4(a)中のB方向からみた部分断面図である。 図1の車両空調装置用ドア手段の組付構造の一例の分解図である。 図5中の第1回動駆動部材の第3軸部を、VI−VIよりみた断面図である。 図5中の第1回動駆動部材の第3軸部を、VII−VIIよりみた断面図である。 図5中の第1駆動回転軸の第1軸受部を、VIII−VIIIよりみた断面図である。 図5中の第1駆動回転軸の第1軸部を、IX−IXよりみた断面図である。 図5中の第1駆動回転軸の第1軸部を、X−Xよりみた断面図である。 図5中の第1回動駆動部材を、第3軸部側からみた斜視図である。 図5中の第1駆動回転軸を、第1軸受部側からみた斜視図である。 図5中の第1駆動回転軸を、第1軸部側からみた斜視図である。 図5中の第2回動駆動部材を、図5中の右方向からみた斜視図である。 本発明の実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造を適用する車両空調装置の一実施例を示す模式的平面図である。 図15中のB方向からみた模式的断面図である。 本発明の実施形態の車両空調装置用ドア手段の組付構造の他の一例を示す図であって、他の一例としての同時駆動する場合の組付状態を示す斜視図である。 図17中の第1駆動回転軸と第2駆動回転軸の嵌合状態を、XVIII方向からみた部分断面図である。 図17中の第2駆動回転軸の嵌合状態を、XIX方向からみた部分断面図である。 図17の車両空調装置用ドア手段の組付構造の他の一例の分解図である。 図17中の第2駆動回転軸の第2軸受部を、XXI−XXIよりみた断面図である。 図17中の第2駆動回転軸の第2軸受部を、XXII−XXIIよりみた断面図である。 図17中の第2駆動回転軸を、第2軸受部側からみた斜視図である。 図17中の第2駆動回転軸を、第2軸部側からみた斜視図である。 本発明の実施形態に係わるドア手段の駆動回転軸を独立駆動可能に組付ける場合に、駆動回転軸を第1駆動回転軸と第2回動駆動部材の組合せから2つ選択する組付け組合せを示す模式図である。 本発明の実施形態に係わるドア手段の駆動回転軸を同時駆動可能に組付ける場合に、駆動回転軸を第1駆動回転軸と第2回動駆動部材の組合せから2つ選択する組付け組合せを示す模式図である。
符号の説明
10 送風ユニット
20 空調ユニット
21 空調ケース
22 蒸発器(冷房用熱交換器)
23 ヒータコア(暖房用熱交換器)
25 第1空気通路
26 第2空気通路
27 仕切り板
31a 第1回転駆動軸
31b 第1ドア部(ドア部材)
32a 第2回転駆動軸
32b 第2ドア部(ドア部材)
61 第1軸受部
611 第1嵌合穴
612 第1回り止め穴部(第2回り止め部、二面幅)
62 第1軸部
621 第1嵌合軸本体
622 第1回り止め軸部
622a 第1段差(第1回り止め部)
623 係止溝
63 第2軸受部
631 第2嵌合穴
632 第2回り止め穴部
632a 第2段差(第1回り止め部)
64 第2軸部
641 第2嵌合軸本体
65 第3軸部
651 第3嵌合軸本体
652 第3回り止め軸部(第2回り止め部)
653 第3段差
66 第4軸受部
661 第4嵌合穴
662 第4回り止め穴部
663 段差部(第1回り止め部)
664 係止部

Claims (9)

  1. 第1空気通路(25)および第2空気通路(26)を有する空調ケース(21)と、
    前記第1空気通路(25)を開閉する第1ドア手段(A1)と、
    前記第2空気通路(26)を開閉する第2ドア手段(B1)とを備え、
    前記第1ドア手段(A1)、前記第2ドア手段(B1)には、それぞれ、駆動回転軸(a1、b1)が一体に設けられており、前記駆動回転軸(a1、b1)のうち少なくとも一方に、回動駆動力を伝達する回動駆動部材(315、325)が取り付けられる車両用空調装置に用いられ、
    前記駆動回転軸(a1、b1)を同一直線上に並ぶように配置し、独立駆動および同時駆動のいずれかで駆動可能に組付ける車両用空調装置用ドア手段の組付機構において、
    前記駆動回転軸(a1、b1)は、第1駆動回転軸(31a)および第2駆動回転軸(32a)の組合せから選択されるものであって、
    前記第1駆動回転軸(31a)は、その両端部のうち、一方の端部には軸支する第1軸受部(61)が設けられ、かつ他方の端部には軸支される第1軸部(62)が設けられており、
    前記第2駆動回転軸(32a)は、その両端部のうち、一方の端部には軸支する第2軸受部(63)が設けられ、かつ他方の端部には軸支される第2軸部(64)が設けられており、
    前記第1軸部(62)を前記第1軸受部(61)に組付けるときには、互いに回転可能に嵌合し、
    前記第1軸部(62)を前記第2軸受部(63)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合する嵌合手段を備え、
    前記独立駆動可能に組付ける場合には、前記第1駆動回転軸(31a)を二つ組合せて、この二つのうちの一方の前記第1軸部(62)を、他方の前記第1軸受部(61)に組付ける組付け状態とし、
    前記同時駆動可能に組付ける場合には、前記第1駆動回転軸(31a)と前記第2駆動回転軸(32a)を組合せて、前記第1軸部(62)を前記第2軸受部(63)に組付ける組付け状態としたことを特徴とする車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  2. 前記嵌合手段は、
    前記第1軸部(62)と前記第2軸受部(63)が、互いに嵌合している部位での断面形状を、円形の一部を切り欠いた形状に形成されており、
    前記第1軸受部(61)が、前記第1軸部(62)に嵌合する部位において、その断面形状を、円形状、および円形の一部を円外に延出した形状のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  3. 前記円形の一部を切り欠いた形状は、略D字状であることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  4. 前記第1軸部(62)と前記第2軸受部(63)は、嵌合対象に対して回り止めをするための第1回り止め部(622a、632a)が軸方向に沿って前記円の内側に配置され、
    前記第1軸受部(61)は、嵌合対象に対して回り止めをするための第2回り止め部(612)が軸方向に沿って前記円の外側に配置されていることを特徴とする請求項2また請求項3に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  5. 前記円形の一部を円外に延出した形状において、前記円外に延出した前記一部を、径方向に延びる二面幅(612)としたことを特徴とする請求項2または請求項4に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  6. 前記回動駆動部材(315、325)は、軸支される第3軸部(65)を有する第1回動駆動部材(315)と、軸支する第4軸受部(66)を有する第2回動駆動部材(325)を備えており、
    前記第1回動駆動部材(315)の前記第3軸部(65)は、
    前記第3軸部(65)を前記第1軸受部(61)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、
    かつ前記第3軸部(65)を前記第2軸受部(63)に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成され、
    前記第2回動駆動部材(325)の前記第4軸受部(66)は、
    前記第4軸受部(66)を前記第1軸部(62)に組付けるときには、互いに回り止めされて嵌合し、
    かつ前記第4軸受部(66)を前記第2軸部(64)に組付けるときには、互いに嵌合不能に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  7. 前記第2軸部(64)は、その断面形状が円形であることを特徴とする請求項6に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  8. 前記第2軸部(64)は、前記第1軸部(62)の軸長さに比べて短く形成されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
  9. 前記第1ドア手段、前記第2ドア手段は、前記駆動回転軸(31a、32a)に一体に成形され、前記第1空気通路(25)、前記第2空気通路(26)の空気流れを調整するドア部材(31b、32b)を備え、
    前記ドア部材(31b、32b)において、表面と裏面の形状が異なることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の車両用空調装置用ドア手段の組付機構。
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