JP2001253223A - 自動車用空気調和装置のドア取付け構造 - Google Patents
自動車用空気調和装置のドア取付け構造Info
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Abstract
トを低減させることができ、作業性の向上をも図ること
が可能となるとともに、複数ある通路ごとに流れる空気
を確実に独立して温調することが可能な自動車用空気調
和装置のドア取付け構造を提供する。 【解決手段】 仕切り板31の周縁に、一部が外方に開
口されるように略C字状に形成された軸受部32と、軸
受部32に支持される回動中心をなす1本のシャフト5
5、および仕切り板31によりケースCに形成される複
数の通路の各々に位置されるようにシャフト55に固設
された複数のドア51,52を備えるドアユニットとし
てのベントドアDvやデフドアDdと、を有するドア取
付け構造である。
Description
板で仕切られて形成された複数の独立した通路を有し、
各々の通路内でそれぞれ独立に温調することができる自
動車用空気調和装置のドア取付け構造に関する。
ば前席の左右各領域に、それぞれ独立して温調された空
気を吹き出すようにしたものがある。
ンパクト化の要請から、温風と冷風とを混合する部分
を、1つのユニット内に複数設けることが望ましい。こ
れにより、余剰スペースが少なく狭小な自動車の車室内
であっても、複数の領域に独立して温調された空気を吹
き出すことが可能な自動車用空気調和装置を、容易に設
置することが可能となる。
と冷風とを混合する部分を複数設けるため、ユニットの
ケース内には、仕切り板で仕切ることによって複数の独
立した通路が形成されている。そして、複数の通路の各
々には、温風と冷風とがそれぞれ独立した所定の割合で
導入されるようになっている。
などの、通路を流れる空気の流れを変化させるための複
数の板状のドアが、それぞれ取り付けられている。モー
ドドアは、ケースに開口され車室内に連通するベント吹
出口やフット吹出口等の各種吹出口を開閉するためのド
アである。
れ独立に温調することができるユニット(以下、「独立
温調ユニット」ともいう。)によれば、例えば自動車の
前席の左右各領域に、例えば異なった温度に温調された
空気をそれぞれ吹き出すことができる。
来の独立温調ユニットでは、ユニットのケース内に、複
数の独立した通路を形成するための仕切り板を組み入れ
る構成となっているので、仕切り板をはさんで両側に位
置する各通路に、連動するドアを取り付ける必要があ
る。
付け構造を示す斜視図である。図示のように、従来の独
立温調ユニットでは、一般に、ユニットの組み立てを容
易にするために、連動するドアを2つの部分に分け、各
ドア101,102のシャフト111,112を仕切り
板103の両側から軸受部104に差し込みながら互い
に嵌合させることにより、ドア101,102の取り付
けが行われる。
ニットのドア取付け構造では、部品点数がどうしても多
くなり、製造コストが増大するという問題があった。
化した場合、部品点数は削減できるものの、仕切り板1
03にドア断面形状より若干大きい長孔を設けて、その
長孔を通してドアを組み付けなければならない。このた
め、ケース内に形成された複数の独立した通路が上記長
孔によって連通され、一方の通路から他方の通路へ相互
に空気が流れ込むことによって、複数ある通路ごとに流
れる空気を独立して温調することができなくなるという
問題がある。
ためになされたものであり、本発明の目的は、部品点数
を少なくすることにより、製造コストを低減させること
ができ、作業性の向上をも図ることが可能となるととも
に、複数ある通路ごとに流れる空気を確実に独立して温
調することが可能な自動車用空気調和装置のドア取付け
構造を提供することにある。
る手段により達成される。
が仕切り板で仕切られて形成された複数の通路の各々
に、前記通路を流れる空気の流れを変化させるための複
数の板状のドアをそれぞれ取り付ける自動車用空気調和
装置のドア取付け構造において、前記仕切り板の周縁
に、一部が外方に開口されるように略C字状に形成され
た軸受部と、前記軸受部に支持される回動中心をなす1
本のシャフト、および前記複数の通路の各々に位置され
るように前記シャフトに固設された複数のドアを備える
ドアユニットと、を有することを特徴とする自動車用空
気調和装置のドア取付け構造。
囲に形成された円弧面を有することを特徴とする上記
(1)に記載の自動車用空気調和装置のドア取付け構
造。
直な方向に所定の長さを有する一部が切り欠かれた円筒
であることを特徴とする上記(1)に記載の自動車用空
気調和装置のドア取付け構造。
記仕切り板の軸受部に支持させ、前記ドアが前記仕切り
板の内方を向くように回動させたときに、前記軸受部の
外面と係合することにより、前記ドアユニットのシャフ
ト軸方向に垂直な方向の移動を規制する軸直角方向移動
規制手段を有することを特徴とする上記(3)に記載の
自動車用空気調和装置のドア取付け構造。
前記仕切り板の軸受部に支持させたときに、前記軸受部
と係合することにより、前記ドアユニットのシャフト軸
方向の位置決めを行う位置決め手段を有することを特徴
とする上記(1)に記載の自動車用空気調和装置のドア
取付け構造。
実施の形態について説明する。
調和装置の断面図である。
内の前部のインストルメントパネル内に設置される縦置
き型のものである。この自動車用空気調和装置は、クー
ラユニット1とヒータユニット2とを一体化し、車両の
前後方向の寸法を短くしたケースCを有し、ケースCの
上流側風路内にはエバポレータ3が設けられ、下流側風
路内にはヒータコア4が設けられる。ここに、「エバポ
レータ」とは、周知のように冷房サイクル中の膨脹弁な
どで減圧された低温低圧冷媒が内部を流通し、ここに導
入された空気を冷媒との熱交換により冷却するものであ
る。また、「ヒータコア」とは、高温のエンジン冷却水
が内部を流通し、ここに導入された空気を高温のエンジ
ン冷却水との熱交換により加熱するものである。
導入口Oを通って導入された空気は、ケースC内で車両
の前後方向に曲げられ、エバポレータ3を通って冷却さ
れるようになっている。また、空気の取り込みを行うイ
ンテークユニットは、ケースCの側面に配置され、車両
前後方向の装置の長さが短くされている。
エバポレータ3とヒータコア4との間に設けられたミッ
クスドア15が図中矢印方向にスライド移動することに
より、ヒータコア4を通過する温風通路6と、当該ヒー
タコア4をバイパスする冷風通路Bとに選択的に流され
たり、あるいは所定の比率で流される。このようにミッ
クスドア15の作動スペースを小さくすることが可能と
なるので、ミックスドア15の上流側と下流側に、エバ
ポレータ3とヒータコア4とをより近接して設けること
ができ、ユニットの一層のコンパクト化が図られてい
る。
ータコア4との間で上流側風路からの空気流を遮断する
方向に伸延されかつ所定の曲率半径で下流側に膨出する
ような円弧状を呈している。このようにすれば、エバポ
レータ3を通過して冷却された空気を、第2ドア部の円
弧状の表面に沿ってスムーズに冷風通路Bないし温風通
路6の方向に向くように流れ方向を変えることができ
る。
ド駆動機構は、例えばミックスドア15の両側端近傍に
形成された歯部に噛合する一対の歯車をモータ等で駆動
する構成とされる。なお、スライド駆動機構は、これに
限定されるものではなく、場合によってはコントローラ
とワイヤーケーブルを介して連結された手動操作機構と
してもよい。
上方に、ベント吹出口Fvとデフ吹出口Fdとが開設さ
れた上部チャンバ20が形成されている。ヒータコア4
の下流側には、壁部8が形成されており、したがって、
ヒータコア4により加熱され温風通路6を流れる温風
は、一旦冷風側に上昇し、冷風通路Bを通った冷風とケ
ースCの上方に位置される上部チャンバ20において衝
突して混合されるようになっている。
バ20からフット吹出口Ffを経てケースCの下方に向
けて伸延するフット風通路25が形成されている。ここ
では、ベントドアDvが、ベント吹出口Fvとフット風
通路25の入口に位置するフット吹出口Ffとを開度調
整するようになっている。また、ベント吹出口Fvおよ
びフット吹出口Ffの双方を閉鎖する場合を設定するた
め、デフドアDdにより、デフ吹出口Fdと、ベント吹
出口Fvおよびフット吹出口Ffに連通する第1開口部
26と、を開閉する構成とされている。但し、このよう
な構成に限られず、フット吹出口Ffとこれを開度調整
するフットドアとをフット風通路25の例えば下流側に
別途設けて、ベントドアDvはベント吹出口Fvのみを
開度調整する構成とすることも可能である。
流側の上部チャンバ20内に、当該上部チャンバ20内
の上方に空気を導くガイド部材としての複合モードドア
10が回動可能に設けられている。複合モードドア10
は、壁部8と第1開口部26との間に形成される第2開
口部27を開閉することができるように構成されてい
る。
ータ3により冷却され、ミックスドア15により上下に
2分して流される。2分された空気流の内の下部の空気
流は、ヒータコア4により加熱されて温風となり温風通
路6を通って流れ、上部の空気流(冷風)は、このヒー
タコア4をバイパスする冷風通路Bを通って流れ、前記
温風と上部チャンバ20においてミックスされる。ミッ
クスされた空気は、所定の温度となって種々の配風モー
ドに応じて各種吹出口F(ベント吹出口Fv、デフ吹出
口Fd、フット吹出口Ffの総称)から車室内に向けて
配風されたり、あるいは前記ミックスが行なわれること
なく冷風や温風のまま吹出される。各吹出口Fから吹出
される冷風あるいは温風の温度は、ミックスドア15の
位置により制御される。なお、種々の配風モードには、
ベントモード(乗員の上半身に冷風を吹き出すモー
ド)、バイレベルモード(乗員の上半身に冷風を、下半
身に温風を吹き出す、いわゆる頭寒足熱のモード)、デ
フロストモード(フロントおよびサイドの窓ガラスの曇
りを晴らすモード)、フットモード(乗員の下半身に温
風を吹き出すモード)あるいはデフ−フットモード(窓
の曇りを晴らしつつ乗員の下半身に温風を吹き出すモー
ド)等がある。
ような複合モードの際には、複合モードドア10により
第2開口部27を閉じる方向に所定量回動させることに
よって、冷風通路Bや温風通路6から送られる空気は、
上部チャンバ20内のさらに上方に導かれる。したがっ
て、温風および冷風は、複合モードドア10により、相
互に衝突後一緒になって上昇し、上部チャンバ20のさ
らに上方に集められてから、配風されることになる。こ
のため、温風および冷風の混合を十分に促進させること
が可能なUターン経路が形成され、温風と冷風とは十分
に混合されてエアミックス性が向上する。これにより、
温度調整時における上下吹出し風の温度差を適正に保つ
ことができ、車室内の快適性が向上する。
て車室内に吹き出すフルクール時には、複合モードドア
10は、シャフトを中心に回動させられて、容易に冷風
通路Bからベント吹出口Fvに向かう方向に略沿うよう
に設定される。したがって、フルクール時には、冷風通
路Bを通った冷風は、複合モードドア10の表面に沿っ
てスムーズに流れた後に、ベント吹出口Fvから車室内
に向かって配風される。したがって、通気抵抗は低く、
多量の冷風が車室内の所定領域に導かれて冷房性能が向
上する。
を示す分解斜視図である。
は、ケースC内が仕切り板31で仕切られて形成された
2つの独立した通路を有しており、各々の通路内でそれ
ぞれ独立に温調することができるようになっている。
むようにして、左右に2分割された半割れケースC1,
C2を接合することにより形成される。したがって、仕
切り板31は、ケースC内を流れる空気流に沿って設置
されている。
流側風路に伸び、この下流側風路を2つの独立した通路
に、左右ほぼ均等に仕切っている。これらの独立した通
路は、前席の左右各領域に対応している。
られた各通路の入口近傍において、仕切り板31の両側
に位置するように、2つのドア部に分離されて構成され
ている。そして、ミックスドア15の各ドア部は、それ
ぞれ図示しない別個のスライド駆動機構により、独立し
て作動されるようになっている。
調することができ、既存の1台のユニットのスペース
で、2つの独立して温調された空気流を形成することが
できる。したがって、例えば自動車の前席の左右各領域
に、温風と冷風とがそれぞれ独立した所定の割合で混合
されて異なった温度に温調された空気を、それぞれ吹き
出すことができる。
拡大して示す分解斜視図、図4は、仕切り板に取り付け
られたベントドアを示す斜視図である。
の周縁に、一部が外方に開口されるように略C字状に形
成された軸受部32,33を有しており、例えば樹脂で
一体成形することにより形成される。なお、以下、軸受
部32およびベントドアDvについてのみ説明すること
とし、軸受部33およびデフドアDdは同様であるた
め、説明を省略する。
に所定の長さを有する一部が切り欠かれた円筒を呈して
いる。軸受部32は、好ましくは180°以上であっ
て、後述するシャフト55が軸直角方向から挿入可能な
範囲に形成された円弧面33を有している。
る回動中心をなす1本のシャフト55と、仕切り板31
で仕切られて形成された複数の通路の各々に位置される
ように、シャフト55に固設された2つのドア51,5
2と、を備えたドアユニットを構成している。すなわ
ち、ドア51,52は、1枚板から、仕切り板31に対
応する中央部分が切り欠かれた形状を呈している。この
ベントドアDvは、例えば樹脂で一体成形することによ
り形成される。
を、仕切り板31の軸受部32に支持させドア51,5
2が仕切り板31の内方を向くように、つまり軸受部3
2の切り欠かれていない部分の方へ回動させたときに、
軸受部32の外面と係合することにより、ベントドアD
vのシャフト軸方向に垂直な方向の移動を規制する軸直
角方向移動規制手段としての段部53,54を有してい
る。
り板31の軸受部32に支持させたときに、軸受部32
の両側に位置してベントドアDvの位置決めを行う位置
決め手段としての位置決めリブ56,56を有してい
る。なお、位置決め手段は、このような位置決めリブ5
6,56に限られるものではなく、例えばシャフト55
の中央に1本の位置決めリブを形成し、この1本の位置
決めリブを軸受部32の円弧面33に形成した溝に係合
させるようにしてもよい。
組み込む方法について説明する。
る方法を示すシャフト軸方向から見た図である。なお、
図5では、位置決めリブ56,56は図示省略してあ
る。
り板31の軸受部32の開口部に向けて、ベントドアD
vのシャフト55を、位置決めリブ56,56の中間部
と軸受部32とが一致するように近接させる。
の範囲に形成されているので、シャフト55は、軸受部
32の開口部を外方に変形させながら(図5(B)参
照)、軸受部32内に入り込んで支持される(図5
(C)参照)。なお、ドア51,52には段部53,5
4が形成されているので、このときドア51,52が軸
受部32と干渉することはない。
範囲に形成された円弧面33により、シャフト55を軸
受部32内に入り込ませるだけで、僅かな力では軸直角
方向に抜けないようにすることができる。また、リブ5
6,56の中間部と軸受部32とを合致させるだけで、
軸方向の位置決めがきわめて容易となる。しかも、ベン
トドアDvのシャフト軸方向の移動を規制することがで
きる。したがって作業性もさらに向上する。また、軸受
部32は、所定の長さを有する一部が切り欠かれた円筒
とされているので、シャフト55を支持する安定性が増
す。
に、シャフト55を、ドア51,52が仕切り板31の
内方を向くように回動させる。このようにすれば、段部
53,54が軸受部32の外面と係合することにより、
ベントドアDvのシャフト軸方向に垂直な方向の移動を
規制することができる。したがって、ベントドアDvを
仕切り板31に取り付けた状態を確実に維持することが
でき、ベントドアDvの仕切り板31からの脱落を確実
に防止することができる。
に取り付ける。なお、軸受部が仕切り板31の周縁に位
置されない複合モードドア10は、図6に示した方法で
取り付ける。
およびデフドアDdとをあらかじめ組み立てた後に、図
2に示すように、これらをユニットのケースC内に組み
込む。
31の周縁に、一部が外方に開口されるように略C字状
に形成された軸受部32と、軸受部32に支持される回
動中心をなす1本のシャフト55、および仕切り板31
によりケースCに形成される複数の通路の各々に位置さ
れるようにシャフト55に固設された複数のドア51,
52を備えるドアユニットとしてのベントドアDvやデ
フドアDdと、を有するようにしたので、従来に比べて
部品点数を削減することができ、これにより製造コスト
の低減を図ることができる。
びデフドアDdとをあらかじめ組み立てた状態でユニッ
トのケースC内に組み込むことにより、シャフト55が
組み立て時の位置決め用のガイドピンの役割を果たすこ
とができ、仕切り板31のケースC内への挿入が容易と
なり、作業性が向上する。
組み付けるために仕切り板にドア断面形状より若干大き
い長孔を設ける必要がないので、上記長孔を通って一方
の通路から他方の通路へ相互に空気が流れ込む事態を防
止することができ、複数ある通路ごとに流れる空気を確
実に独立して温調することができる。
限定するために記載されたものではなく、本発明の技術
的思想内において当業者により種々変更が可能である。
内が仕切り板31で仕切られて形成された2つの独立し
た通路を有する独立温調ユニットについて説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ケー
ス内が2つ以上の仕切り板で仕切られて形成された3つ
以上の独立した通路を有する独立温調ユニットについて
も適用することができる。さらには、左右に独立した通
路を有する独立温調ユニットについて説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、上下に独
立した通路を有する独立温調ユニットについても適用す
ることができる。
請求項ごとに以下の効果を奏する。
の周縁に略C字状に形成された軸受部と、軸受部に支持
される1本のシャフト、および複数の通路の各々に位置
されるようにシャフトに固設された複数のドアを備える
ドアユニットと、を有するので、従来に比べて部品点数
を削減することができ、これにより製造コストの低減を
図ることができる。また、仕切り板とドアユニットとを
あらかじめ組み立てた状態でケース内に組み込むことに
より、シャフトが組み立て時の位置決め用のガイドピン
の役割を果たすことができ、仕切り板のケース内への挿
入が容易となり、作業性が向上する。さらに、ドアユニ
ットを組み付けるために仕切り板にドア断面形状より若
干大きい長孔を設ける必要がないので、複数ある通路ご
とに流れる空気を確実に独立して温調することができ
る。
項1に記載の発明の効果に加え、軸受部の円弧面が18
0°以上の範囲に形成されているので、シャフトを軸受
部内に入り込ませるだけで、僅かな力では軸直角方向に
抜けないようにすることができる。
項1に記載の発明の効果に加え、軸受部が仕切り板に垂
直な方向に所定の長さを有する一部が切り欠かれた円筒
であるので、シャフトを支持する安定性が増す。
項3に記載の発明の効果に加え、軸直角方向移動規制手
段を有するので、ドアユニットを仕切り板に取り付けた
状態を確実に維持することができ、ドアユニットの仕切
り板からの脱落を確実に防止することができる。
項1に記載の発明の効果に加え、位置決め手段と軸受部
とを合致させるだけで、軸方向の位置決めがきわめて容
易となる。しかも、ドアユニットのシャフト軸方向の移
動を規制することができる。したがって作業性もさらに
向上する。
断面図である。
斜視図である。
す分解斜視図である。
斜視図である。
すシャフト軸方向から見た図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 自動車用空気調和装置のケース内が仕切
り板で仕切られて形成された複数の通路の各々に、前記
通路を流れる空気の流れを変化させるための複数の板状
のドアをそれぞれ取り付ける自動車用空気調和装置のド
ア取付け構造において、 前記仕切り板の周縁に、一部が外方に開口されるように
略C字状に形成された軸受部と、 前記軸受部に支持される回動中心をなす1本のシャフ
ト、および前記複数の通路の各々に位置されるように前
記シャフトに固設された複数のドアを備えるドアユニッ
トと、 を有することを特徴とする自動車用空気調和装置のドア
取付け構造。 - 【請求項2】 前記軸受部は、180°以上の範囲に形
成された円弧面を有することを特徴とする請求項1に記
載の自動車用空気調和装置のドア取付け構造。 - 【請求項3】 前記軸受部は、前記仕切り板に垂直な方
向に所定の長さを有する一部が切り欠かれた円筒である
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用空気調和装
置のドア取付け構造。 - 【請求項4】 前記ドアは、前記シャフトを、前記仕切
り板の軸受部に支持させ、前記ドアが前記仕切り板の内
方を向くように回動させたときに、前記軸受部の外面と
係合することにより、前記ドアユニットのシャフト軸方
向に垂直な方向の移動を規制する軸直角方向移動規制手
段を有することを特徴とする請求項3に記載の自動車用
空気調和装置のドア取付け構造。 - 【請求項5】 前記シャフトは、当該シャフトを前記仕
切り板の軸受部に支持させたときに、前記軸受部と係合
することにより、前記ドアユニットのシャフト軸方向の
位置決めを行う位置決め手段を有することを特徴とする
請求項1に記載の自動車用空気調和装置のドア取付け構
造。
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