JPH11189024A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11189024A
JPH11189024A JP35838897A JP35838897A JPH11189024A JP H11189024 A JPH11189024 A JP H11189024A JP 35838897 A JP35838897 A JP 35838897A JP 35838897 A JP35838897 A JP 35838897A JP H11189024 A JPH11189024 A JP H11189024A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 A/Mメインドア31等のA/Mドアのシャ
フト35の剛性を高めると共に、内外気の分離性能を確
保する空調ユニットを提供する。 【解決手段】 内外気2層ユニット内を第1、第2空気
通路に区画形成する中間仕切り板26にA/Mメインド
ア31等のA/Mドアが挿通可能な貫通孔91を形成す
ることにより、A/Mドアの第1ドア本体31aと第2
ドア本体31bの両方に均一に安定した作動力が伝わる
ようにして、MAX・COOL時およびMAX・HOT
時の第1、第2ドア本体31a、31bとの締切り力を
充分確保できるようにした。そして、中間仕切り板26
の貫通孔91を、吸込口モードが内外気2層モードの時
のドア停止位置に形成することにより、内外気2層モー
ド時に第1空気通路内を流れる内気と第2空気通路内を
流れる外気とが混ざり合うことを防止して内外気の分離
性能を確保できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内空気が導入
される第1空気通路と車室外空気が導入される第2空気
通路とを区画形成する中間仕切り板が内蔵された内外気
2層ユニットを備えた車両用空調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の省燃費性能の向上によるエ
ンジンの発熱量の低下によって、冬期にヒータコア等の
加熱用熱交換器に供給するエンジンの冷却水の温度が充
分に上昇せず、車室内の暖房能力が不足して充分な暖房
感が得られないという問題が生じている。この対策とし
て、暖房運転時に、既に温められた車室内空気を第1空
気通路(内気通路)内に導いて加熱用熱交換器で加熱し
た後にフット吹出口から車室内に吹き出し、低湿度の車
室外空気を第1空気通路と中間仕切り板で仕切られた第
2空気通路(外気通路)内に導いて加熱用熱交換器で加
熱した後にデフロスタ吹出口から車室内に吹き出すよう
にした内外気2層ユニットを備えた車両用空調装置が提
案されている。
【0003】ここで、内外気2層ユニットのヒータユニ
ットには、図23(a)に示したように、第1、第2空
気通路毎に加熱用熱交換器を通過する空気量と加熱用熱
交換器を迂回する空気量とを調節する2個の第1、第2
エアミックスドア201、202が設けられている。そ
して、第1空気通路と第2空気通路との間の空気の混合
を防止する目的で、第1、第2エアミックスドア20
1、202を分割し、中間仕切り板203の両サイドか
ら第1、第2エアミックスドア201、202をそれぞ
れ組み付けるようにしていた。
【0004】なお、第1エアミックスドア201のシャ
フト204には、図23(a)に示したように、第2エ
アミックスドア202のシャフト205の端部に形成さ
れた凹状の結合部206内に差し込まれて結合される凸
状の結合部207が形成されている。また、中間仕切り
板203には、図23(b)に示したように、第1エア
ミックスドア201のシャフト204が貫通する丸穴形
状の貫通穴208が1個または2個以上形成されてい
る。ここで、209は加熱用熱交換器を挿入する略長方
形状の挿入穴である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の内外
気2層ユニットにおいては、エアミックスドアを、2個
の第1、第2エアミックスドア201、202に分割し
ているので、両者の組付時に組付角度がばらついたり、
結合部206、207の剛性が低下したりすることによ
り、シャフト204、205に捩じれが発生する可能性
がある。これにより、アクチュエータ、温度コントロー
ルレバーやリンク機構から、例えば駆動側のシャフト2
04に作動力が伝達されるが、例えば従動側のシャフト
205に安定した作動力が伝わらなくなる。
【0006】この結果、従動側の第2エアミックスドア
202のシャット力(締切り力)が充分得られないの
で、第1エアミックスドア201のドア停止位置が最大
冷房運転位置または最大暖房運転位置の時に、第2エア
ミックスドア202のドア停止位置がその最大冷房運転
位置または最大暖房運転位置からずれてしまう。したが
って、締切り力の充分な第1空気通路から車室内に吹き
出す空気の吹出温度と締切り力の弱い側の第2空気通路
から車室内に吹き出す空気の吹出温度とが異なり、車室
内に吹き出す空気の実際の吹出温度が希望する吹出温度
より外れてしまうという問題が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、シャフトの剛性を高め
て、第1、第2ドア本体の両方に作動力が伝わるように
することにより、第1、第2ドア本体の締切り力を充分
確保することのできる車両用空調装置を提供することに
ある。また、エアミックスドアのドア停止位置に貫通孔
を設けることにより、第1空気通路内を流れる車室内空
気と第2空気通路内を流れる車室外空気とが混ざり合う
ことを防止することのできる車両用空調装置を提供する
ことにある。さらに、吹出口切替ドアのドア停止位置に
貫通孔を設けることにより、第1空気通路内を流れる空
気と第2空気通路内を流れる空気とが混ざり合うことを
防止することのできる車両用空調装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、中間仕切り板に貫通孔を設けることにより、中
間仕切り板の一方側から他方側にエアミックスドアを挿
通させることができる。これにより、第1空気の空気量
を調節する第1ドア本体と、第2空気の空気量を調節す
る第2ドア本体と、両者を連結するシャフトとを一体化
することができる。すなわち、第1ドア本体と第2ドア
本体とを1本のシャフトで連結することができるので、
シャフトの剛性を高めることができる。
【0009】それによって、シャフトに捩じれが発生す
ることはなく、第1ドア本体および第2ドア本体の両方
に安定した作動力が伝わるように構成できるので、第1
ドア本体および第2ドア本体の両方の締切り力を充分に
確保することができる。これにより、第1ドア本体の開
度と第2ドア本体の開度とがずれることはなく、第1空
気通路から吹き出される空気の吹出温度、あるいは第2
空気通路から吹き出される空気の吹出温度が希望する吹
出温度より外れることを防止することができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、吸込口モ
ードが内外気2層モードの時にエアミックスドアが停止
するドア停止位置に貫通孔を形成することで、内外気2
層モードの時に貫通孔を第1ドア本体と第2ドア本体で
塞ぐことができる。これにより、第1空気通路内を流れ
る車室内空気と第2空気通路内を流れる車室外空気とが
混ざり合うことを防止できるので、内外気2層モード時
の車室内空気と車室外空気との分離性能を確保すること
ができる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、エアミッ
クスドアを中間仕切り板の貫通孔内に差し込んで、第1
ドア本体を第1空気通路側に位置させ、第2ドア本体を
第2空気通路側に位置させた後に、対向して配置される
一対の対向壁にそれぞれ設けた差込み穴内に、エアミッ
クスドアのシャフトの両端部を差し込むことにより、エ
アミックスドアを回動自在に空調ケースに組み付けるこ
とができる。
【0012】請求項4および請求項5に記載の発明によ
れば、吹出温度設定手段にて設定された設定吹出温度に
応じて、アクチュエータの出力軸の駆動角度が制御され
る。そして、出力軸が動くことにより出力軸に連結する
第1リンク手段が動かされ、更に第1リンク手段の第1
係合部に係合する第2係合部を設けた第2リンク手段も
動かされる。これにより、第2リンク手段に連結された
シャフトが回転することで、エアミックスドアの第1ド
ア本体および第2ドア本体がシャフトを中心に回転す
る。
【0013】請求項6に記載の発明によれば、中間仕切
り板に貫通孔を設けることにより、中間仕切り板の一方
側から他方側に吹出口切替ドアを挿通させることができ
る。これにより、第1空気の空気量を調節する第1ドア
本体と、第2空気の空気量を調節する第2ドア本体と、
両者を連結するシャフトとを一体化することができる。
すなわち、第1ドア本体と第2ドア本体とを1本のシャ
フトで連結することができるので、シャフトの剛性を高
めることができる。
【0014】それによって、シャフトに捩じれが発生す
ることはなく、第1ドア本体および第2ドア本体の両方
に安定した作動力が伝わるように構成できるので、第1
ドア本体および第2ドア本体の両方の締切り力を充分に
確保することができる。これにより、第1ドア本体の開
度と第2ドア本体の開度とがずれることはなく、第1空
気通路側の吹出口モードと第2空気通路側の吹出口モー
ドとが異なることを防止することができる。
【0015】請求項7に記載の発明によれば、第1吹出
口および第2吹出口の両方を開口させる吹出口モードの
時に、吹出口切替ドアが停止するドア停止位置に貫通孔
を形成することで、その吹出口モードの時に貫通孔を第
1ドア本体と第2ドア本体で塞ぐことができる。これに
より、第1吹出温度調整手段にて吹出温度が調整された
空気と第2吹出温度調整手段にて吹出温度が調整された
空気とが混ざり合うことを防止できるので、一方側の空
調エリアと他方側の空調エリアとを互いに独立して温度
調節する独立温度コントロールを成立させることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態の構成〕図1ない
し図19は本発明の第1実施形態を示したもので、図1
は中間仕切り板とエアミックスメインドアを示した図
で、図2は中間仕切り板を示した図で、図3は車両用空
調装置のインテークユニットを示した図で、図4は車両
用空調装置のクーリングユニットとヒータユニットを示
した図である。
【0017】本実施形態の車両用空調装置は、例えばエ
ンジンを搭載する車両の車室内を空調する空調ユニット
1の各空調手段(アクチュエータ)を、空調制御装置
(以下エアコンECUと言う)50によって制御するこ
とにより、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自動
コントロールするように構成されたオートエアコンであ
る。
【0018】空調ユニット1は、車両の車室内前方側に
搭載されており、内部に通風路を形成する空調ケース2
を備え、後記する中間仕切り板26を設けることにより
第1空気通路(内気層)18と第2空気通路(外気層)
19とを有する内外気2層ユニットを構成する。この空
調ケース2は、空気上流側から順に、インテークユニッ
トとクーリングユニットとヒータユニットとを備えてい
る。インテークユニットは、吸込口モードを切り替える
内外気切替手段と空調ケース2内において車室内に向か
う空気流を発生させる遠心式送風機とが結合されること
で構成されている。
【0019】内外気切替手段は、図3に示したように、
空調ケース2内に少なくとも車室内空気(以下内気と言
う)と車室外空気(以下外気と言う)の一方または両方
を取り入れるためのものであり、空調ケース2の空気最
上流部を構成する内外気切替箱3と、この内外気切替箱
3内に回動自在に取り付けられた2個の第1、第2内外
気切替ドア4、5とから構成されている。内外気切替箱
3の一方側部には、内気を空調ケース2内に吸い込むた
めの第1内気吸込口6が形成されている。また、内外気
切替箱3の他方側部には、内気を空調ケース2内に吸い
込むための第2内気吸込口7、および外気を空調ケース
2内に吸い込むための外気吸込口8が形成されている。
【0020】第1内外気切替ドア4は、第1内気吸込口
6を開閉する板状ドアである。また、第2内外気切替ド
ア5は、第2内気吸込口7および外気吸込口8を開閉す
る板状ドアである。そして、第1内外気切替ドア4に
は、それぞれのアクチュエータとしてのサーボモータ4
a、5a(図13参照)およびリンク機構(図示せず)
が連結されており、これらのサーボモータ4a、5aに
よってそれぞれ回動させられる。また、内外気切替箱3
には、空気中の塵や埃等の異物を捕捉して空気を浄化す
るためのエアフィルタ9が内蔵され、更に第2内気吸込
口7または外気吸込口8と第1内気吸込口6とを連通す
る連通路10が形成されている。なお、エアフィルタ9
は設けなくても良い。
【0021】遠心式送風機は、内外気切替箱3内のほぼ
中央に配設されている。そして、遠心式送風機は、第
1、第2遠心式ファン11、12、およびブロワ駆動回
路13aにより通電されて第1、第2遠心式ファン1
1、12を回転駆動するブロワモータ13からなる。こ
こで、第1、第2遠心式ファン11、12は一体的に形
成されており、第1遠心式ファン11の径よりも第2遠
心式ファン12の径の方が小さい。第1、第2遠心式フ
ァン11、12は、その空気吸込側に形成された第1、
第2吸込口14、15がベルマウス形状を呈する第1、
第2スクロールケーシング部16、17にそれぞれ収納
されている。これらの第1、第2スクロールケーシング
部16、17の各終端部(空気吹出側)は、それぞれ中
間仕切り板20に仕切られる第1、第2空気通路18、
19に連通している。
【0022】クーリングユニットは、第1、第2スクロ
ールケーシング部16、17の空気下流側端部に連結さ
れたユニットケース21と、このユニットケース21内
の通風路を第1空気通路18と第2空気通路19とに区
画形成する中間仕切り板22と、車両に搭載された冷凍
サイクルの一構成を成すエバポレータ(冷媒蒸発器)2
3を備えている。冷凍サイクルは、車両のエンジンの駆
動力によって冷媒を圧縮して吐出するコンプレッサ(冷
媒圧縮機)と、圧縮された冷媒を凝縮液化させるコンデ
ンサ(冷媒凝縮器)と、凝縮液化された冷媒を気液分離
して液冷媒のみを下流に流すレシーバ(気液分離器)
と、液冷媒を減圧膨張させるエキスパンションバルブ
(膨張弁、減圧手段)と、減圧膨張された冷媒を蒸発さ
せる上記のエバポレータ23とから構成されている。
【0023】エバポレータ23は、中間仕切り板22を
貫通して空調ケース2の内部空間を全面塞ぐようにして
配設され、自身を通過する空気を冷却する空気冷却作用
および自身を通過する空気を除湿する空気除湿作用を行
う冷却用熱交換器である。つまり、エバポレータ23
は、第1空気通路18内を流れる空気を冷却する第1空
気冷却部と後記する第2空気通路19内を流れる空気を
冷却する第2空気冷却部とから構成されている。
【0024】また、コンプレッサには、エンジンからコ
ンプレッサへの回転動力の伝達を断続する電磁クラッチ
(クラッチ手段)24が連結されている。この電磁クラ
ッチ24が通電された時に、エンジンの回転動力がコン
プレッサに伝達されて、エバポレータ23による空気冷
却作用が行われ、電磁クラッチ24の通電が停止した時
に、エンジンとコンプレッサとが遮断され、エバポレー
タ23による空気冷却作用が停止される。
【0025】次に、ヒータユニットを図1、図3ないし
図12に基づいて説明する。ここで、図5は車両用空調
装置のヒータユニットを示した図で、図6ないし図9は
ドア連動装置と各A/Mドアとの連結状態を示した図で
ある。
【0026】ヒータユニットは、吹出口モードを切り替
える吹出口切替手段と、車室内に吹き出す空気の吹出温
度を調整する吹出温度調整手段とから構成されている。
吹出口切替手段は、空調ケース2の空気最下流側部を構
成する2分割型のユニットケース25と、このユニット
ケース25内の通風路を第1空気通路18と第2空気通
路19とに区画形成する中間仕切り板26と、ユニット
ケース25内に回動自在に取り付けられた3個の第1〜
第3吹出口切替ドア27〜29とから構成されている。
【0027】ユニットケース25は、図2に示したよう
に、クーリングユニットのユニットケース21の空気下
流側端部に連結されており、上述した内外気切替箱3と
第1、第2スクロールケーシング16、17とユニット
ケース21とユニットケース25とが一体的に結合する
ことで空調ユニット1の空調ケース2を構成する。この
ユニットケース25の空気下流側には、デフロスタ(D
EF)開口部25a、フェイス(FACE)開口部25
bおよびフット(FOOT)開口部25cが形成されて
いる。DEF開口部25aはデフロスタダクト(図示せ
ず)に連結され、デフロスタダクトの空気最下流側端部
にはフロント窓ガラスの内面に空調風(主に温風)を吹
き出すためのデフロスタ(DEF)吹出口が形成されて
いる。
【0028】そして、FACE開口部25bはセンタフ
ェイスダクト(図示せず)に連結され、センタフェイス
ダクトの空気最下流側端部には車両の乗員の頭胸部に空
調風(主に冷風)を吹き出すためのセンタ側のフェイス
(FACE)吹出口が形成されている。また、FACE
開口部25bは、サイドフェイスダクト(図示せず)に
連結され、サイドフェイスダクトの空気最下流側端部に
は車両の乗員の頭胸部に空調風(主に冷風)を吹き出す
ためのサイド側のフェイス(FACE)吹出口が形成さ
れている。
【0029】そして、FOOT開口部25cはフットダ
クト(図示せず)に連結され、フットダクトの空気最下
流側端部には乗員の足元部に空調風(主に温風)を吹き
出すためのフット(FOOT)吹出口が形成されてい
る。中間仕切り板26の最空気下流側には、第1空気通
路18と第2空気通路19とを連通する連通路25dが
形成されている。
【0030】そして、DEF開口部25a、FACE開
口部25b、FOOT開口部25cおよび連通路25d
は、第1〜第3吹出口切替ドア27〜29にて開閉され
る。第1〜第3吹出口切替ドア27〜29には、それぞ
れのアクチュエータとしてのサーボモータ27a〜29
a(図13参照)およびリンク機構(図示せず)が連結
されており、これらのサーボモータ27a〜29aによ
ってそれぞれ回動させられる。なお、サイド側のFAC
E吹出口は、吹出口切替ドアによって開閉されない構成
を有している。サイド側のFACE吹出口には、乗員が
手動でサイド側のFACE吹出口を開閉する吹出グリル
が設けられており、サイドフェイスダクトはその吹出グ
リルによって開閉される。
【0031】吹出温度調整手段は、図5ないし図11に
示したように、上記のユニットケース25と、上記の中
間仕切り板26と、自身を通過する空気を加熱するヒー
タコア30と、このヒータコア30の空気上流側面を開
閉するエアミックス(以下A/Mと記す)メインドア3
1と、ヒータコア30の空気下流側面を開閉するA/M
サブドア32と、マックスクール(以下MAX・COO
Lと記す)時に全開するMAX・COOLドア33と、
マックスホット(以下MAX・HOTと記す)時に全開
するMAX・HOTドア34と、これらの各A/Mドア
を連動させるドア連動装置40とから構成されている。
【0032】そして、ユニットケース25内の通風路
は、図4に示したように、中間仕切り板26によって、
主に内気が流れる第1空気通路18と主に外気が流れる
第2空気通路19とが区画形成されている。第1空気通
路18は、主に第1内気吸込口6から吸い込まれた内気
を、FOOT開口部25cを経てフット(FOOT)吹
出口(図示せず)より車室内に吹き出す内気通風路(内
気層)である。第2空気通路19は、主に外気吸込口8
から吸い込まれた外気を、DEF開口部25aとFAC
E開口部25bを経てDEF吹出口、センタFACE吹
出口、サイドFACE吹出口より車室内に吹き出す外気
通風路(外気層)である。
【0033】ここで、中間仕切り板26には、図1、図
2および図5に示したように、ヒータコア30が挿入さ
れる挿入孔90と、A/Mメインドア31が挿入される
貫通孔91と、A/Mサブドア32が挿入される貫通孔
92と、MAX・COOLドア33が圧入される貫通孔
93と、MAX・HOTドア34が挿入される貫通孔9
4とが形成されている。そして、挿入孔90の周囲に
は、ヒータコア30を保持するための凸状のガイド壁9
0a〜90cが形成されている。
【0034】貫通孔91〜94は、吸込口モードが内外
気2層モード時に、A/Mメインドア31、A/Mサブ
ドア32、MAX・COOLドア33およびMAX・H
OTドア34が停止するドア停止位置(MAX・HOT
位置)に対応する場所でそれぞれ開口している。具体的
には、貫通孔91は、ヒータコア30の空気上流側面に
対して所定の傾斜角度(例えば30°)を持って、ガイ
ド壁90cより突出する円弧形状の突出部分26aから
中間仕切り板26の周囲に設けられた側壁の内壁面より
突出するシール用突起部26bまでの間に略長方形状に
形成されている。
【0035】また、貫通孔92は、ヒータコア30の空
気下流側面に対して所定の傾斜角度(例えば50°)を
持って、ガイド壁90aより突出する円弧形状の突出部
分26cから中間仕切り板26の周囲に設けられた側壁
の内壁面より突出するシール用突起部26dまでの間に
略長方形状に形成されている。そして、貫通孔93は、
ヒータコア30の空気上流側面に対して所定の傾斜角度
(例えば30°)を持って、中間仕切り板26の略図示
上端縁に沿って形成されている。そして、中間仕切り板
26の周囲に設けられた側壁の内壁面には、MAX・C
OOLドア33が当接するシール用突起部26eが形成
されている。
【0036】また、貫通孔94は、ヒータコア30の空
気下流側面に対して所定の傾斜角度(例えば30°)を
持って、ガイド壁90bより突出する円弧形状の突出部
分26fから中間仕切り板26の途中までの間に略長方
形状に形成されている。なお、貫通孔91、92、94
の開口面積は、各A/Mドアの横断面積と略一致してお
り、ドア停止位置(MAX・HOT位置)に各A/Mド
アが設定されていれば、その貫通孔91、92、94に
取り付けられる各A/Mドアにより塞ぐことが可能な大
きさである。
【0037】一方、中間仕切り板26の両側に位置して
対向配置される2分割型のユニットケース25の一方の
ケース(本発明の対向壁に相当する)および他方のケー
ス(本発明の対向壁に相当する)には、A/Mメインド
ア31、A/Mサブドア32、MAX・COOLドア3
3およびMAX・HOTドア34等の各A/Mドアを回
動自在に支持するための差込み穴(図示せず)が形成さ
れたボス部95〜98がそれぞれ設けられている。
【0038】そして、ヒータコア30は、図2および図
4に示したように、中間仕切り板26の貫通孔90を貫
通して空調ケース2内において空調ケース2の幅方向ま
たは高さ方向を部分的に塞ぐように配設されており、内
部にエンジンを冷却した冷却水が流れ、この冷却水を暖
房用熱源として冷風を再加熱する加熱用熱交換器であ
る。また、ヒータコア30は、第1空気通路18内を流
れる空気を加熱する第1空気加熱部と第2空気通路19
内を流れる空気を加熱する第2空気加熱部とから構成さ
れている。
【0039】次に、本実施形態で使用するA/Mドアを
図1、図5ないし図9に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図5中の実線位置は各A/MドアのMAX・HOT
(位置)を表し、図5中の二点鎖線位置は各A/Mドア
のMAX・COOL(位置)を表す。
【0040】A/Mメインドア31、A/Mサブドア3
2およびMAX・HOTドア34は、本発明のエアミッ
クスドアに相当するもので、中間仕切り板26の貫通孔
91、92、94を貫通した状態でユニットケース25
内に組み付けられている。また、MAX・COOLドア
33は、予め中間仕切り板26の貫通孔93に圧入され
た状態でユニットケース25内に組み付けられる。
【0041】A/Mメインドア31は、ユニットケース
25および中間仕切り板26に回動自在に支持されたシ
ャフト35と、ヒータコア30の第1空気加熱部の空気
上流側面全体を開閉する第1ドア本体31aと、ヒータ
コア30の第2空気加熱部の空気上流側面全体を開閉す
る第2ドア本体31bとを一体化した板状のドアであ
る。なお、シャフト35は、一端部が一方のケースのボ
ス部95より突出した状態でボス部95の差込み穴内に
回動自在に支持され、他端部が他方のケースのボス部9
5より突出した状態でボス部95の差込み穴内に回動自
在に支持されている。
【0042】A/Mサブドア32は、ユニットケース2
5および中間仕切り板26に回動自在に支持されたシャ
フト36と、ヒータコア30の第1空気加熱部の空気下
流側面の幅方向の一部(吸込口側)を開閉する第1ドア
本体32aと、ヒータコア30の第2空気加熱部の空気
下流側面の幅方向の一部(吸込口側)を開閉する第2ド
ア本体32bとを一体化した板状のドアである。なお、
シャフト36は、一端部が一方のケースのボス部96よ
り突出した状態でボス部96の差込み穴内に回動自在に
支持され、他端部が他方のケースのボス部96より突出
した状態でボス部96の差込み穴内に回動自在に支持さ
れている。
【0043】MAX・COOLドア33は、ユニットケ
ース25および中間仕切り板26に回動自在に支持され
た第1、第2シャフト37a、37bと、ヒータコア3
0の第1空気加熱部より冷風を迂回させる第1冷風バイ
パス通路30aを開閉する第1ドア本体33aと、ヒー
タコア30の第2空気加熱部より冷風を迂回させる第2
冷風バイパス通路30bを開閉する第2ドア本体33b
と、第1、第2シャフト37a、37bの軸心を中心に
して第1、第2ドア本体33a、33bに対して逆側に
設けられた第3ドア本体33cとから構成される板状の
ドアである。なお、シャフト37aは、一方のケースの
ボス部97より突出した状態でボス部97の差込み穴内
に回動自在に支持され、シャフト37bは、他方のケー
スのボス部97より突出した状態でボス部97の差込み
穴内に回動自在に支持されている。また、シャフト37
a、37bは第1〜第3ドア本体33a〜33cに対し
て着脱自在に取り付けられている。
【0044】MAX・HOTドア34は、ユニットケー
ス25および中間仕切り板26に回動自在に支持された
シャフト38と、ヒータコア30の第1空気加熱部の空
気下流側面の幅方向の残部(吹出口側)を開閉する第1
ドア本体34aと、ヒータコア30の第2空気加熱部の
空気下流側面の幅方向の残部(吹出口側)を開閉する第
2ドア本体34bとを一体化した板状のドアである。
【0045】なお、シャフト38は、一端部が一方のケ
ースのボス部98より突出した状態でボス部98の差込
み穴内に回動自在に支持され、他端部が他方のケースの
ボス部98より突出した状態でボス部98の差込み穴内
に回動自在に支持されている。また、各A/Mドアの第
1ドア本体31a〜34aおよび第2ドア本体31b〜
34bの片面または両面(シールする側)には、例えば
ウレタン樹脂等のシール材が貼り付けられている。そし
て、各A/Mドアの第1ドア本体31a〜34aと第2
ドア本体31b〜34bとの間には、中間仕切り板26
との干渉を防止するために中間仕切り板26から各A/
Mドアを逃がすための略長方形状のスリット部分31d
〜34dが形成されている。
【0046】次に、各A/Mドアを連動させるドア連動
装置40を図1、図6ないし図12に基づいて説明す
る。ここで、図10はドア連動装置40のMAX・CO
OL時を示した図で、図11はドア連動装置40のMA
X・HOT時を示した図で、図12はサーボモータの駆
動角度(目標サーボモータ開度)に対する各ドアの従動
角度を示したグラフである。
【0047】ドア連動装置40は、本発明のドア駆動手
段に相当するもので、1個のサーボモータ41(図13
参照)を内蔵したA/Mドアアクチュエータ42で、A
/Mメインドア31、A/Mサブドア32、MAX・C
OOLドア33およびMAX・HOTドア34を機械的
に連動するように連結するドア連結手段である。
【0048】A/Mドアアクチュエータ42は、本発明
のアクチュエータに相当するもので、ユニットケース2
5の一方のケースの外壁面に締結具を用いて固定されて
いる。A/Mドアアクチュエータ42の出力軸43に
は、略への字形状の出力レバー44が固定されている。
この出力レバー44の一端部の一端面(内側面)には係
合ピン45が設けられ、他端面(外側面)には係合ピン
46が設けられている。また、出力レバー44の他端部
の一端面には係合ピン47が設けられている。
【0049】そして、ドア連動装置40は、A/Mメイ
ンドア31と出力レバー44とを連結する第1リンク機
構、この第1リンク機構とA/Mサブドア32とを連結
する第2リンク機構、MAX・COOLドア33と出力
レバー44とを連結する第3リンク機構、およびこの第
3リンク機構とMAX・HOTドア34とを連結する第
4リンク機構を備えている。
【0050】第1リンク機構は、一端部に出力レバー4
4の係合ピン46に係合される係合穴51を設けたリン
クプレート52により構成されている。このリンクプレ
ート52は、他端部がA/Mメインドア31のシャフト
35の一端部(一方のケース側端部)、つまりボス部9
5から突出したシャフト端部に固定されており、シャフ
ト35を中心にして回動する。なお、係合穴51は、図
12のグラフに示したサーボモータ41の駆動角度に対
する従動角度となるA/Mメインドア31の作動パター
ンに対応した形状に形成されている。
【0051】第2リンク機構は、一端部がA/Mメイン
ドア31のシャフト35の他端部(他方のケース側端
部)、つまりボス部95から突出したシャフト端部に固
定されたリンクプレート53と、一端がリンクプレート
53の他端部に回動自在に連結された連結ロッド54
と、一端部が連結ロッド54の他端に回動自在に連結す
るリンクプレート55と、一端部にリンクプレート55
の他端部の裏面に設けた係合ピン56に係合される係合
穴57を設けたリンクプレート58とから構成されてい
る。
【0052】リンクプレート55は、ワッシャ55aを
介してユニットケース25の外壁面に固定されたビス等
の支持具55bを中心にして回動する。また、リンクプ
レート58は、他端部がA/Mサブドア32のシャフト
36の他端部(他方のケース側端部)、つまりボス部9
6から突出したシャフト端部に固定されており、シャフ
ト36を中心にして回動する。なお、係合穴57は、図
12のグラフに示したサーボモータ41の駆動角度に対
する従動角度となるA/Mサブドア32の作動パターン
に対応した形状に形成されている。
【0053】第3リンク機構は、一端部に出力レバー4
4の係合ピン45に係合される係合溝60および係合ピ
ン47に係合される係合片61を設けたリンクプレート
62により構成されている。このリンクプレート62
は、他端部がMAX・COOLドア33の第1シャフト
37aに固定されており、第1シャフト37aを中心に
して回動する。なお、係合溝60は、リンクプレート6
2の一端部に膨出形成された突条部62aの裏面に形成
されている。係合溝60および係合片61は、図12の
グラフに示したサーボモータ41の駆動角度に対する従
動角度となるMAX・COOLドア33の作動パターン
に対応した形状に形成されている。
【0054】第4リンク機構は、一端部がリンクプレー
ト62の第2シャフト37bに固定されたリンクプレー
ト63と、一端がリンクプレート63の他端部に回動自
在に連結された連結ロッド64と、一端部が連結ロッド
64の他端に回動自在に連結するリンクプレート65と
から構成されている。リンクプレート65は、他端部が
MAX・HOTドア34のシャフト38の他端部(他方
のケース側端部)、つまりボス部98から突出したシャ
フト端部に固定されており、シャフト38を中心にして
回動する。
【0055】なお、リンクプレート65には係合溝や係
合穴等の係合部が設けられていない理由は、図12のグ
ラフに示したように、サーボモータ41の駆動角度に対
してMAX・HOTドア34がMAX・COOLドア3
3と同一従動角度で動くためである。また、図12のグ
ラフに示したように、MAX・COOLドア33および
MAX・HOTドア34のドア開度は、サーボモータ4
1の駆動角度が24(deg)以上から90(deg)
までの間変わらないように、リンクプレート62の係合
溝60の他端側には遊びが設けられている。
【0056】次に、本実施形態の制御系の構成を図13
に基づいて説明する。ここで、図13は車両用空調装置
の制御系の主要構成を示したブロック図である。空調ユ
ニット1の各空調手段を制御するエアコンECU50に
は、各種センサからの各センサ信号が入力される。
【0057】ここで、各種センサとは、車室内の空気温
度(以下内気温度と言う)を検出する内気温度センサ
(内気温度検出手段)71、車室外の空気温度(以下外
気温度と言う)を検出する外気温度センサ(外気温度検
出手段)72、車室内に射し込む日射量を検出する日射
センサ(日射量検出手段)73、エバポレータ23の空
気冷却度合を検出するエバ後温度センサ(冷却度合検出
手段)74、ヒータコア30の空気加熱度合を検出する
冷却水温度センサ(加熱度合検出手段)75、およびA
/Mドアアクチュエータ42に内蔵されたポテンショメ
ータ(A/M開度検出手段)76等である。
【0058】上記のうちエバ後温度センサ74は、具体
的にはエバポレータ23を通過した直後の空気温度(以
下エバ後温度と言う)を検出するサーミスタ等のエバ後
温度検出手段である。また、冷却水温度センサ75は、
具体的にはヒータコア30内に流入する冷却水の温度、
またはヒータコア30より流出する冷却水の温度を検出
する冷却水温度検出手段である。さらに、ポテンショメ
ータ76は、サーボモータ41の実際の開度(駆動角
度、サーボモータ開度)を検出するサーボモータ開度検
出手段である。
【0059】そして、エアコンECU50の内部には、
図示しないCPU、ROM、RAM等からなる周知のマ
イクロコンピュータが設けられ、上記各センサ71〜7
6からのセンサ信号は、エアコンECU50内の図示し
ない入力回路によってA/D変換された後にマイクロコ
ンピュータに入力されるように構成されている。また、
エアコンECU50には、コントロールパネル70やリ
モートコントローラ(所謂リモコン)に設けられたエア
コン操作に必要な各種スイッチからのスイッチ信号が入
力される。
【0060】各種スイッチとは、図14に示したよう
に、コンプレッサの起動および停止を指令するためのエ
アコン(A/C)スイッチ77、吸込口モードを切り替
えるための吸込口切替スイッチ78、車室内の温度を所
望の温度に設定するための温度設定レバー(温度設定手
段)79、第1、第2遠心式ファン11、12の送風量
を切り替えるための風量切替レバー80、および吹出口
モードを切り替える吹出口切替スイッチ(吹出口切替手
段)81等である。
【0061】上記のうち風量切替レバー80のレバー位
置がOFFの場合には、ブロワモータ13への通電を停
止する。また、レバー位置がAUTOの場合には、ブロ
ワモータ13のブロワ電圧を自動コントロールする。さ
らに、レバー位置がLO、ME、HIの場合には、それ
ぞれブロワモータ13のブロワ電圧を最小値(最小風
量)、中間値(中間風量)、最大値(最大風量)に固定
する。また、吹出口切替スイッチ81は、FACE吹出
口より空調風を吹き出すFACEモードに固定するため
のFACEボタン82、FACE吹出口とFOOT吹出
口より空調風を吹き出すB/Lモードに固定するための
B/Lボタン83、FOOT吹出口より空調風を吹き出
すFOOTモードに固定するためのFOOTボタン8
4、FOOT吹出口とDEF吹出口より空調風を吹き出
すF/Dモードに固定するためのF/Dボタン85、お
よびDEF吹出口より空調風を吹き出すDEFモードに
固定するためのDEFボタン85により構成されてい
る。
【0062】〔第1実施形態の制御方法〕次に、本実施
形態のエアコンECU50による制御方法を図15ない
し図19に基づいて説明する。ここで、図15はエアコ
ンECU50による基本的な制御処理を示したフローチ
ャートである。
【0063】先ず、イグニッションスイッチがONされ
てエアコンECU50に電源が供給されると、図15の
ルーチンが起動され、各イニシャライズおよび初期設定
を行う(ステップS1)。次に、A/Cスイッチ77、
吸込口切替スイッチ78、温度設定レバー79、風量切
替レバー80および吹出口切替スイッチ81等の各スイ
ッチからのスイッチ信号を読み込む(温度設定手段:ス
テップS2)。次に、内気温度センサ71、外気温度セ
ンサ72、日射センサ73、エバ後温度センサ74、冷
却水温度センサ75およびポテンショメータ76等の各
センサからの各センサ信号をA/D変換した信号を読み
込む(ステップS3)。
【0064】次に、予めROMに記憶された下記の数1
の式に基づいて、車室内に吹き出す空気の目標吹出温度
(TAO)を算出(決定)する(目標吹出温度決定手
段:ステップS4)。
【数1】TAO=KSET×TSET−KR×TR−K
AM×TAM−KS×TS+C ここで、TSETは温度設定レバー79にて設定した設
定温度で、TRは内気温度センサ71にて検出した内気
温度で、TAMは外気温度センサ72にて検出した外気
温度で、TSは日射センサ73にて検出した日射量であ
る。また、KSET、KR、KAMおよびKSはゲイン
で、Cは補正用の定数である。
【0065】次に、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図16参照)から、目標吹出温度(TAO)に対
応するブロワ電圧(ブロワモータ13に印加する電圧)
を算出(決定)する(ステップS5)。次に、予めRO
Mに記憶された下記の数2の式に基づいて、A/Mメイ
ンドア31、A/Mサブドア32の目標ドア開度、すな
わち、サーボモータ41の目標駆動角度(目標サーボモ
ータ開度)SWを算出(決定)する(目標ドア開度決定
手段:ステップS6)。
【数2】SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}
×100(%) ここで、TEはエバ後温度センサ74にて検出したエバ
後温度で、TWは冷却水温度センサ75で検出した冷却
水温度である。
【0066】次に、予めROMに記憶された特性図(マ
ップ、図17参照)から、目標吹出温度(TAO)に対
応する吹出口モードを算出(決定)する(吹出口モード
決定手段:ステップS7)。ここで、吹出口モードの決
定においては、オート制御の場合、目標吹出温度(TA
O)が低い温度から高い温度にかけて、FACEモー
ド、B/LモードおよびFOOTモードとなるように決
定される。また、吹出口切替スイッチ81が乗員により
操作された場合、つまりマニュアル制御の場合には、コ
ントロールパネル70上のFACEボタン82、B/L
ボタン83、FOOTボタン84、F/Dボタン85ま
たはDEFボタン86のいずれかの吹出口切替スイッチ
81により設定された吹出口モードに固定される。な
お、吹出口モードの決定を、マニュアル制御のみで行っ
ても良い。
【0067】次に、図18のサブルーチンが起動して、
吸込口モードを算出(決定)する(吸込口モード決定手
段:ステップS8)。次に、各ステップS5〜ステップ
S8にて算出または決定した各制御状態が得られるよう
に、ブロワ駆動回路13a、第1、第2内外気切替ドア
4、5を駆動するサーボモータ4a、5aに対して制御
信号を出力する。そして、電磁クラッチ24および各A
/Mドアを駆動するサーボモータ41に対して制御信号
を出力する。さらに、第1〜第3吹出口切替ドア27〜
29を駆動するサーボモータ27a〜29aに対して制
御信号を出力する(ステップS9)。そして、ステップ
S10で、制御サイクル時間であるt(例えば0.5秒
間〜10秒間)の経過を待ってステップS2の制御処理
に戻る。
【0068】次に、吸込口モード決定の制御処理を図1
8および図19に基づいて説明する。ここで、図18は
吸込口モード決定の制御処理を示したフローチャートで
ある。
【0069】先ず、図18のサブルーチンが起動する
と、予めROMに記憶された特性図(マップ、図19参
照)から、目標吹出温度(TAO)に対応する吸込口モ
ードを算出(決定)する(ステップS11)。ここで、
吸込口モードの決定においては、オート制御の場合、目
標吹出温度(TAO)が低い温度から高い温度にかけ
て、内気循環モードおよび外気導入モードとなるように
決定される。また、吸込口切替スイッチ78が乗員によ
り操作された場合、つまりマニュアル制御の場合には、
内気循環モードまたは外気導入モードのいずれかの吸込
口モードに固定される。
【0070】次に、ステップS11で決定された吸込口
モードが外気導入モードであるか否かを判定する(ステ
ップS12)。この判定結果がNOの場合には、吸込口
モードを内気循環(REC)モードに決定する(ステッ
プS13)。その後に、図18のサブルーチンを抜け
る。
【0071】また、ステップS12の判定結果がYES
の場合には、ステップS7で決定された吹出口モードを
判定する。吹出口モードがFOOTモードまたはF/D
モードであるか否かを判定する(ステップS14)。こ
こで、ステップS14の判定では、吹出口モードがFO
OTモードまたはF/Dモードであるか否かを判定して
いるが、吹出口モードがFOOTモード、F/Dモード
またはB/Lモードーであるか否かを判定しても良い。
このステップS14の判定結果がNOの場合には、吸込
口モードを外気導入(FRS)モードに決定する(ステ
ップS15)。その後に、図18のサブルーチンを抜け
る。
【0072】また、ステップS14の判定結果がYES
の場合には、ステップS6で決定した目標サーボモータ
開度(SW)がSW≧100(%)であるか否かを判定
する。すなわち、各A/MドアをMAX・HOT位置に
設定する最大暖房運転時であるか否かを判定する(ステ
ップS16)。この判定結果がNOの場合には、ステッ
プS15の制御処理に進む。また、ステップS16の判
定結果がYESの場合には、吸込口モードを内外気2層
モードに決定する(ステップS17)。その後に、図1
8のサブルーチンを抜ける。
【0073】〔第1実施形態の組付方法〕次に、本実施
形態の空調ユニット1のヒータユニットの組付方法を図
1ないし図9に基づいて簡単に説明する。
【0074】先ず、貫通孔93にMAX・COOLドア
33の第1、第2ドア本体33a、33b間に形成され
るスリット部分33dを圧入した後に、一方のケースの
外側からシャフト37aをボス部97の差込み穴内に差
し込んで、第1〜第3ドア本体33a〜33cと第1シ
ャフト37aを連結しておく。次に、ユニットケース2
5の一方のケースに中間仕切り板26を嵌合させた後
に、中間仕切り板26に形成された貫通孔91内を貫通
するようにA/Mメインドア31を差し込んで、シャフ
ト35の一端部を一方のケースのボス部95の差込み穴
内に差し込む。これにより、中間仕切り板26を挟んで
第1、第2ドア本体31a、31bが第1、第2空気通
路18、19の両方に突出するように配置される。
【0075】次に、A/Mメインドア31と同様にし
て、中間仕切り板26に形成された貫通孔92、94内
を貫通するように、A/Mサブドア32およびMAX・
HOTドア34を差し込んで、シャフト36、38の一
端部を一方のケースのボス部96、98の差込み穴内に
差し込む。これにより、中間仕切り板26を挟んで、A
/Mサブドア32の第1、第2ドア本体32a、32b
およびMAX・HOTドア34の第1、第2ドア本体3
4a、34bが第1、第2空気通路18、19の両方に
突出するように配置される。
【0076】次に、一方のケースおよび中間仕切り板2
6と他方のケースとを嵌め合わした後に締結具等を用い
て締め付け固定することにより、ヒータユニットのユニ
ットケース25を組み立てる。このとき、A/Mメイン
ドア31、A/Mサブドア32およびMAX・HOTド
ア34の各シャフト35、36、38の他端部を、他方
のケースのボス部95、96、98の差込み穴内に差し
込まれる。また、他方のケースの外側から第1シャフト
37aをボス部97の差込み穴内に差し込んで、第1〜
第3ドア本体33a〜33cと第2シャフト37bを連
結する。
【0077】次に、ヒータコア30を一方のケースまた
は他方のケースに形成された挿入孔(図示せず)からユ
ニットケース25内に挿入する。このとき、中間仕切り
板26の挿入孔90の周囲に形成されたガイド壁90a
〜90cに誘導(ガイド)させながらヒータコア30を
挿入することができるので、ヒータコア30が取付位置
から位置ずれすることはない。
【0078】次に、図6ないし図9に示したように、A
/Mメインドア31、A/Mサブドア32、MAX・C
OOLドア33およびMAX・HOTドア34等の各A
/Mドアのシャフト35、36、37a、37b、38
に、ドア連動装置40の第1〜第4リンク機構を取り付
けることにより、ヒータユニットの組み立てを終了す
る。
【0079】以上により、ヒータユニット25内に中間
仕切り板26を装着することによって、ヒータユニット
のユニットケース25内の通風路を、主に内気が通過す
る第1空気通路18と主に外気が通過する第2空気通路
19とに区画することができる。さらに、中間仕切り板
26に各A/Mドアを挿通することが可能な貫通孔9
1、92、94を形成することにより、A/Mメインド
ア31、A/Mサブドア32およびMAX・HOTドア
34を2分割以上に分割することなく、ユニットケース
25内に回動可能に取り付けることができる。
【0080】〔第1実施形態の作用〕次に、本実施形態
の空調ユニット1の各空調手段の作用を図1ないし図1
9に基づいて簡単に説明する。
【0081】吹出口切替スイッチ81のFACEボタン
82またはB/Lボタン83が押されて吹出口モードが
FACEモードまたはB/Lモードの場合に、目標サー
ボモータ開度(駆動角度)SWがSW≦0(%)として
算出された時は、A/Mメインドア31の各第1、第2
ドア本体31a、31b、A/Mサブドア32の各第
1、第2ドア本体32a、32bおよびMAX・HOT
ドア34の各第1、第2ドア本体34a、34bは、エ
バポレータ23からの冷風の全てをヒータコア30より
迂回させる最大冷房運転位置(MAX・COOL位置)
に制御される。すなわち、ヒータコア30の空気上流側
面全体および空気下流側面全体を閉じる。一方、MAX
・COOLドア33の各第1、第2ドア本体33a、3
3bは、各第1、第2バイパス通路30a、30bを全
開する最大冷房運転位置(MAX・COOL位置)に制
御される。
【0082】また、目標サーボモータ開度(駆動角度)
SWがSW≧100(%)として算出された時は、A/
Mメインドア31の各第1、第2ドア本体31a、31
b、A/Mサブドア32の各第1、第2ドア本体32
a、32bおよびMAX・HOTドア34の各第1、第
2ドア本体34a、34bは、エバポレータ23からの
冷風の全てをヒータコア30を通過させる最大暖房運転
位置(MAX・HOT位置)に制御される。一方、MA
X・COOLドア33の各第1、第2ドア本体33a、
33bは、各第1、第2冷風バイパス通路30a、30
bを全閉する最大暖房運転位置(MAX・HOT位置)
に制御される。そして、目標サーボモータ開度(駆動角
度)SWが0(%)<SW<80(%)として算出され
た時は、各第1ドア本体31a〜34aおよび各第2ド
ア本体31b〜34bが中間位置に制御される。
【0083】吹出口切替スイッチ81のFOOTボタン
84またはF/Dボタン85が押されて吹出口モードが
FOOTモードまたはF/Dモードの場合に、サーボモ
ータ開度(SW)がSW≦100(%)の時には、吸込
口モードとして内外気2層モードが選択される。
【0084】すなわち、図3に示したように、第1遠心
式ファン11の回転によって第1内気吸込口6から内外
気切替箱3内に吸い込まれた内気は、図3に実線矢印で
示したように、第1吸込口14を通り第1スクロールケ
ーシング部16内に吸い込まれて第1空気通路18内に
侵入する。そして、第1空気通路18内に侵入した内気
は、図4に実線矢印で示したように、エバポレータ23
の第1冷却部を通過する際に冷却されて冷風となった
後、あるいはコンプレッサの運転を停止している時には
単にエバポレータ23の第1冷却部を通過した後に、ヒ
ータコア30の第1加熱部を通過して再加熱される。そ
して、第1空気通路18を通って来た内気は、図4に実
線矢印で示したように、FOOT開口部25cを経てF
OOT吹出口から車室内の乗員の足元部に向けて吹き出
される。
【0085】一方、第2遠心式ファン12の回転によっ
て外気吸込口8から内外気切替箱3内に吸い込まれた外
気は、図3に破線矢印で示したように、第2吸込口15
を通り第2スクロールケーシング部17内に吸い込まれ
て第2空気通路19内に侵入する。そして、第2空気通
路19内に侵入した外気は、図3に破線矢印で示したよ
うに、エバポレータ23の第2冷却部を通過する際に冷
却されて冷風となった後、あるいはコンプレッサの運転
を停止している時には単にエバポレータ23の第2冷却
部を通過した後に、ヒータコア30の第2加熱部を通過
して再加熱される。そして、第2空気通路19を通って
来た外気は、図4に破線矢印で示したように、DEF開
口部25aを経てDEF吹出口からフロントシールドガ
ラスの内面に向けて吹き出される。
【0086】したがって、吸込口モードが内外気2層モ
ードで、且つ吹出口モードがFOOTモードまたはF/
Dモードの場合には、既に温められている高温の内気を
第1空気通路18内に吸い込んでヒータコア30で再加
熱してFOOT吹出口から車室内に吹き出すことで、車
室内を暖房することができる。このため、エンジンの冷
却水の温度があまり高くならない車両の車室内を暖房す
る場合でも、その車室内の暖房性能を向上させることが
できるので、車室内の温度を常に設定温度に保つよう自
動コントロールすることができる。一方、吸込口モード
が内外気2層モードで、且つ吹出口モードがFOOTモ
ードまたはF/Dモードの場合には、低湿度の外気を第
2空気通路19内に吸い込んでヒータコア30で再加熱
してDEF吹出口からフロントシールドガラスの内面に
吹き出すことで、フロントシールドガラスの防曇性能を
向上させることもできる。
【0087】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態の空調ユニット1は、ヒータユニットの中間仕
切り板26の適所に、中間仕切り板26の一方側から他
方側にA/Mメインドア31、A/Mサブドア32およ
びMAX・HOTドア34を挿通させることが可能な貫
通孔91、92、94を形成している。これにより、各
A/Mドアの第1ドア本体31a、32a、34aと第
2ドア本体31b、32b、34bとシャフト35、3
6、38とを一体化することができる。すなわち、各A
/Mドアの第1ドア本体31a、32a、34aと第2
ドア本体31b、32b、34bとを1本のシャフト3
5、36、38で一体的に連結、あるいは一体成形する
ことができるので、結合部のないシャフト35、36、
38を構成でき、シャフト35、36、38自身の剛性
を高めることができる。
【0088】それによって、ユニットケース25内に各
A/Mドアを組み付けても、結合部を持たないので、シ
ャフト35、36、38に捩じれが発生することはな
い。したがって、第1ドア本体31a、32a、34a
と第2ドア本体31b、32b、34bとの両方に均一
に安定した作動力が伝わるように構成できるので、第1
ドア本体31a、32a、34aと第2ドア本体31
b、32b、34bとの両方の締切り力(シャット力)
を充分に確保することができる。
【0089】すなわち、温度コントロール状態がMAX
・COOLの場合には、第1ドア本体31a、32a、
34aと第2ドア本体31b、32b、34bとによ
り、ヒータコア30の空気上流側面全体および空気下流
側面全体を塞いでエバポレータ23からの冷風を全てヒ
ータコア30より迂回させることができる。また、温度
コントロール状態がMAX・HOTの場合には、第1ド
ア本体31a、32a、34aと第2ドア本体31b、
32b、34bとがシール用突起部26b、26dに密
着することにより、エバポレータ23からの冷風を全て
ヒータコア30に通すことができる。これにより、第1
ドア本体31a、32a、34aのドア開度と第2ドア
本体31b、32b、34bのドア開度とがずれること
はなく、第1空気通路18から吹き出される空気の吹出
温度、あるいは第2空気通路19から吹き出される空気
の吹出温度が目標吹出温度(TAO)より外れることを
防止できる。
【0090】さらに、本実施形態の空調ユニット1は、
吸込口モードが外気導入モードで、吹出口モードがFO
OTモードまたはF/Dモードで、且つ目標サーボモー
タ開度(SW)がSW≧100(%)、つまり温度コン
トロール状態がMAX・HOTの場合には、吸込口モー
ドが内外気2層モードに制御される。そして、空調ユニ
ット1では、このような内外気2層モード時に、A/M
メインドア31、A/Mサブドア32およびMAX・H
OTドア34が停止するドア停止位置(MAX・HOT
位置)に対応した中間仕切り板26の部位に貫通孔9
1、92、94を形成している。
【0091】それによって、内外気2層モードの時に貫
通孔91、92、94を各A/Mドアで塞ぐことができ
るので、内外気2層モード時に第1空気通路18内を流
れる内気と第2空気通路19内を流れる外気とが混ざり
合うことを防止できる。この結果、中間仕切り板26に
貫通孔91、92、94を設けた場合でも、内外気2層
モード時の内気と外気との分離性能を確保することがで
きる。ここで、吸込口モードが内気循環モードまたは外
気導入モードの場合には、第1、第2空気通路18、1
9の両方を内気または外気が流れるため、貫通孔91、
92、94を経て第1空気通路18内を流れる空気と第
2空気通路19内を流れる空気とが混ざり合っても何ら
問題はない。
【0092】〔第2実施形態〕図20ないし図22は本
発明の第2実施形態を示したもので、図20は車両用空
調装置の空調ユニットを示した図で、図21(a)は第
1空気通路の最空気下流側を示した図で、図21(b)
は第2空気通路の最空気下流側を示した図である。
【0093】本実施形態の車両用空調装置の空調ユニッ
ト1は、車両の進行方向に対して右前部座席側(以下運
転席側と言う)空調エリアと車両の進行方向に対して左
前部座席側(以下助手席側と言う)空調エリアとの温度
調節(温度コントロール)および風量調節等を互いに独
立して行うことが可能なエアコンユニットである。この
空調ユニット1の空調ケース2内に形成される通風路
は、中間仕切り板100によって、運転席側空調エリア
内に向けて空調風を吹き出す第1空気通路(運転席側空
気通路)101と、車室内の助手席側空調エリア内に向
けて空調風を吹き出す第2空気通路(助手席側空気通
路)102とに区画形成されている。
【0094】そして、第1空気通路101には、空気上
流側から空気下流側に向けて、第1遠心式送風機111
と、エバポレータ103の第1空気冷却部と、ヒータコ
ア104の第1空気加熱部と、この第1空気加熱部を通
過する空気量を調節する第1A/Mドア112とが配設
されている。また、第2空気通路102には、空気上流
側から空気下流側に向けて、第2遠心式送風機121
と、エバポレータ103の第2空気冷却部と、ヒータコ
ア104の第2空気加熱部と、この第2空気加熱部を通
過する空気量を調節する第2A/Mドア122とが配設
されている。
【0095】ここで、エバポレータ103の第1空気冷
却部、ヒータコア104の第1空気加熱部および第1A
/Mドア112により本発明の第1吹出温度調整手段が
構成される。また、第2空気通路102内に収容され
る、エバポレータ103の第2空気冷却部、ヒータコア
104の第2空気加熱部および第2A/Mドア122に
より本発明の第2吹出温度調整手段が構成される。な
お、第1、第2遠心式送風機111、121は互いに独
立して車室内に向かう送風量を変更することができる。
また、第1、第2A/Mドア112、122も互いに独
立してドア開度を変更することができる。
【0096】そして、第1、第2空気通路101、10
2の最空気下流側には、運転席側、助手席側DEF吹出
口113、123と、運転席側、助手席側FACE吹出
口114、124と、運転席側、助手席側FOOT吹出
口115、125とが開口している。また、これらの各
吹出口を選択的に開閉する吹出口切替ドア105、10
6がユニットケース107および中間仕切り板100に
回動自在に取り付けられている。
【0097】吹出口切替ドア105は、図22(a)に
示したように、中間仕切り板100に形成された貫通孔
108を挿通可能に配されており、シャフト131、第
1ドア本体116および第2ドア本体126を一体的に
設けている。シャフト131は、リンク機構(図示せ
ず)を介してサーボモータ等のアクチュエータにより工
藤される。第1ドア本体116は、第1空気通路101
の空気下流側端に形成された運転席側DEF吹出口11
3および運転席側FACE吹出口(本発明の第1吹出口
に相当する)114を選択的に開閉する板状のドアであ
る。第2ドア本体126は、第2空気通路102の空気
下流側端に形成された助手席側DEF吹出口123およ
び助手席側FACE吹出口(本発明の第2吹出口に相当
する)124を選択的に開閉する板状のドアである。
【0098】吹出口切替ドア106は、図22(b)に
示したように、中間仕切り板100に形成された貫通孔
109を挿通可能に配されており、シャフト132、第
1ドア本体117および第2ドア本体127を一体的に
設けている。シャフト132は、リンク機構(図示せ
ず)を介してサーボモータ等のアクチュエータにより工
藤される。第1ドア本体117は、第2空気通路102
の空気下流側端に形成された運転席側FOOT吹出口1
15を選択的に開閉する板状のドアである。第2ドア本
体127は、第2空気通路102の空気下流側端に形成
された助手席側FOOT吹出口125を選択的に開閉す
る板状のドアである。
【0099】本実施形態の空調ユニット1の場合も、第
1実施形態と同様に、中間仕切り板100に貫通孔10
8、109を設けることにより、2個の吹出口切替ドア
105、106のシャフト131、132の剛性を高め
ることができる。これにより、第1ドア本体116、1
17の開度と第2ドア本体126、127の開度とがず
れることはなく、第1空気通路101側の吹出口モード
と第2空気通路102側の吹出口モードとが異なること
を防止できる。
【0100】また、貫通孔108、109は、吹出口モ
ードがFACEモードの時に、吹出口切替ドア105、
106が停止するドア停止位置に形成されている。具体
的には、貫通孔108は、吹出口切替ドア105の第
1、第2ドア本体116、126によって、運転席側、
助手席側DEF吹出口113、123を全閉し、運転席
側、助手席側FACE吹出口114、124を全開する
位置、つまり図21(a)、(b)に実線で示した第
1、第2ドア本体116、126のドア停止位置に形成
されている。また、貫通孔109は、吹出口切替ドア1
06の第1、第2ドア本体117、127によって、運
転席側、助手席側FOOT吹出口115、125を全閉
する位置、つまり図21(a)、(b)に実線で示した
第1、第2ドア本体117、127のドア停止位置に形
成されている。
【0101】したがって、吹出口モードがFACEモー
ドの時に貫通孔108、109を第1ドア本体116、
117と第2ドア本体126、127で塞ぐことができ
る。これにより、第1A/Mドア112のドア開度に応
じて吹出温度が調整された第1空気通路101内の空調
空気と第2A/Mドア122のドア開度に応じて吹出温
度が調整された第2空気通路102内の空調空気とが混
ざり合うことを防止できる。この結果、車室内の運転席
側空調エリアと助手席側空調エリアとを互いに独立して
温度調節を行う独立温度コントロール、所謂左右独立温
度コントロールを成立させることができる。
【0102】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の
エンジンを搭載した車両の車室内を冷暖房する空調ユニ
ット1を備えた車両用空調装置に適用した例を示した
が、本発明を、走行用モータとエンジンを搭載したハイ
ブリッド自動車の車室内を冷暖房する空調ユニットを備
えた車両用空調装置に適用しても良く、また、走行用モ
ータのみを搭載した電気自動車の車室内を冷暖房する空
調ユニットを備えた車両用空調装置に適用しても良い。
【0103】本実施形態では、冷却用熱交換器として冷
凍サイクルのエバポレータ23を使用し、加熱用熱交換
器としてエンジンの冷却水を暖房用熱源とするヒータコ
ア30を使用したが、冷却用熱交換器としてペルチェ素
子等の空気冷却部品を組み込んだ熱交換器を使用し、ま
たは加熱用熱交換器として電気ヒータ等の空気加熱部品
を組み込んだ熱交換器を使用しても良い。さらに、加熱
用熱交換器として、走行用モータやインバータ等の電気
負荷の排熱や燃焼式ヒータの燃焼熱を暖房用熱源とする
ヒータコアを使用しても良い。
【0104】本実施形態では、ドア連動装置40により
A/Mメインドア31、A/Mサブドア32、MAX・
COOLドア33およびMAX・HOTドア34を連動
させたが、A/Mメインドア31、A/Mサブドア3
2、MAX・COOLドア33およびMAX・HOTド
ア34をそれぞれ1個のドアアクチュエータにより駆動
するようにしても良い。
【0105】本実施形態では、加熱用熱交換器としてエ
ンジンの冷却水を暖房用熱源とするヒータコア30を使
用した例を示したが、加熱用熱交換器として、冷媒を凝
縮液化し、空気を加熱する冷凍サイクル用コンデンサ
や、発熱量により空気を加熱する電気ヒータ等の他の加
熱用熱交換器を使用しても良い。また、本実施形態で
は、ヒータコア30等の加熱用熱交換器を空調ケース2
内に形成される通風路の空気の流れ方向に沿うように設
置したが、加熱用熱交換器を空調ケース内に形成される
通風路の空気の流れ方向に対して所定の傾斜角度を持っ
て対向するように設置しても良い。
【0106】本実施形態では、空調ユニットとして、イ
ンテークユニット、クーリングユニット、ヒータユニッ
トを備えた空調ユニット(エアコンユニット)を採用し
た例を示したが、空調ユニットとして、クーリングユニ
ットを持たない、車両用暖房装置(暖房ユニット)を採
用しても良い。また、本実施形態では、A/Mドアを駆
動するドア駆動手段としてA/Mドアアクチュエータ4
2を使用し、A/Mドアをモータ駆動方式としたが、A
/Mドアをリンク機構を介して、エアコンコントロール
パネルに設けた温度コントロールレバーに直結してA/
Mドアをレバー位置に応じて手動操作しても良い。
【0107】本実施形態では、吹出口切替ドア105、
106をリンク機構を介してアクチュエータにより駆動
しているが、吹出口切替ドア105、106をリンク機
構を介して、エアコンコントロールパネルに設けた吹出
口切替レバーにより駆動しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間仕切り板とA/Mメインドアを示した組付
図である(第1実施形態)。
【図2】中間仕切り板を示した平面図である(第1実施
形態)。
【図3】車両用空調装置のインテークユニットを示した
断面図である(第1実施形態)。
【図4】車両用空調装置のクーリングユニットとヒータ
ユニットを示した概略図である(第1実施形態)。
【図5】車両用空調装置のヒータユニットを示した平面
図である(第1実施形態)。
【図6】ドア連動装置とA/Mメインドアとの連結状態
を示した断面図である(第1実施形態)。
【図7】ドア連動装置とA/Mサブドアとの連結状態を
示した断面図である(第1実施形態)。
【図8】ドア連動装置とMAX・COOLドアとの連結
状態を示した断面図である(第1実施形態)。
【図9】ドア連動装置とMAX・HOTドアとの連結状
態を示した断面図である(第1実施形態)。
【図10】ドア連動装置のMAX・COOL時を示した
平面図である(第1実施形態)。
【図11】ドア連動装置のMAX・HOT時を示した平
面図である(第1実施形態)。
【図12】サーボモータの駆動角度に対する各ドアの従
動角度を示したグラフである(第1実施形態)。
【図13】車両用空調装置の制御系の主要構成を示した
ブロック図である(第1実施形態)。
【図14】コントロールパネルを示した平面図である
(第1実施形態)。
【図15】エアコンECUによる基本的な制御処理を示
したフローチャートである(第1実施形態)。
【図16】目標吹出温度とブロワ電圧との関係を示した
特性図である(第1実施形態)。
【図17】目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示し
た特性図である(第1実施形態)。
【図18】吸込口モード決定の制御処理を示したフロー
チャートである(第1実施形態)。
【図19】目標吹出温度と吸込口モードとの関係を示し
た特性図である(第1実施形態)。
【図20】車両用空調装置の空調ユニットを示した概略
図である(第2実施形態)。
【図21】(a)は第1空気通路の最空気下流側を示し
た概略図で、(b)は第2空気通路の最空気下流側を示
した概略図である(第2実施形態)。
【図22】(a)は中間仕切り板と吹出口切替ドアを示
した組付図で、(b)は中間仕切り板と吹出口切替ドア
を示した組付図である(第2実施形態)。
【図23】(a)は中間仕切り板と第1、第2エアミッ
クスドアを示した組付図で、(b)は中間仕切り板を示
した平面図である(従来の技術)。
【符号の説明】
1 空調ユニット 2 空調ケース 6 第1内気吸込口(内気吸込口) 7 第1内気吸込口(内気吸込口) 8 外気吸込口 18 第1空気通路 19 第2空気通路 26 中間仕切り板 30 ヒータコア(加熱用熱交換器) 31 A/Mメインドア(エアミックスドア) 32 A/Mサブドア(エアミックスドア) 33 MAX・COOLドア 34 MAX・HOTドア(エアミックスドア) 35 シャフト 36 シャフト 38 シャフト 40 ドア連動装置(ドア駆動手段) 41 サーボモータ 42 A/Mドアアクチュエータ(アクチュエータ) 43 出力軸 91 貫通孔 92 貫通孔 94 貫通孔 100 中間仕切り板 101 第1空気通路 102 第2空気通路 108 貫通孔 109 貫通孔 114 運転席側FACE吹出口(第1吹出口) 124 助手席側FACE吹出口(第2吹出口)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)車室内空気を吸い込むための内気吸
    込口、および車室外空気を吸い込むための外気吸込口を
    有する空調ケースと、 (b)この空調ケース内に形成される通風路を、 前記内気吸込口より吸い込んだ車室内空気を車室内に送
    るための第1空気通路と前記外気吸込口より吸い込んだ
    車室外空気を車室内に送るための第2空気通路とに区画
    形成する中間仕切り板と、 (c)前記第1空気通路内を流れる空気を加熱する第1
    空気加熱部、および前記第2空気通路内を流れる空気を
    加熱する第2空気加熱部を有する加熱用熱交換器と、 (d)前記第1空気加熱部を通過する空気量と前記第1
    空気加熱部を迂回する空気量とを調節する第1ドア本
    体、 前記第2空気加熱部を通過する空気量と前記第2空気加
    熱部を迂回する空気量とを調節する第2ドア本体、 および前記第1ドア本体と前記第2ドア本体とを一体的
    に連結するシャフトを有するエアミックスドアと、 (e)前記第1空気通路と前記第2空気通路とを連通す
    るように前記中間仕切り板に設けられ、前記エアミック
    スドアを挿通させることが可能な貫通孔とを備えた車両
    用空調装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記貫通孔は、前記内気吸込口より車室内空気を前記第
    1空気通路内に吸い込み、前記内気吸込口より車室外空
    気を前記第2空気通路内に吸い込む内外気2層モードの
    時に、前記エアミックスドアが停止するドア停止位置に
    形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用空
    調装置において、 前記空調ケースは、対向して配置される一対の対向壁
    に、前記エアミックスドアのシャフトの両端部を差し込
    んだ状態で前記シャフトを回動自在に支持するための差
    込み穴をそれぞれ設けたことを特徴とする車両用空調装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の車両用空調装置において、 前記車両用空調装置は、前記第1ドア本体および前記第
    2ドア本体を前記シャフトを中心にして回動させるドア
    駆動手段を備え、 前記ドア駆動手段は、出力軸を有するアクチュエータ
    と、 一端部が前記出力軸に機械的に連結し、他端部に第1係
    合部を有する第1リンク手段と、 一端部に前記第1係合部に係合される第2係合部を有
    し、他端部が前記シャフトに機械的に連結する第2リン
    ク手段とを具備したことを特徴とする車両用空調装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記車両用空調装置は、前記空調ケースから吹き出す空
    気の吹出温度を所望の希望温度に設定する吹出温度設定
    手段を備え、 前記アクチュエータは、前記吹出温度設定手段にて設定
    された設定吹出温度に応じて、前記出力軸の駆動角度が
    制御されることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】(a)車室内の一方側の空調エリア内に空
    調風を吹き出すための第1吹出口、および車室内の他方
    側の空調エリア内に空調風を吹き出すための第2吹出口
    を有する空調ケースと、 (b)この空調ケース内に形成される通風路を、 前記第1吹出口に連通する第1空気通路と前記第2吹出
    口に連通する第2空気通路とに区画形成する中間仕切り
    板と、 (c)前記第1空気通路内に配設され、前記第1吹出口
    から車室内に吹き出す空気の吹出温度を、調整すること
    が可能な第1吹出温度調整手段と、 (d)前記第2空気通路内に配設され、前記第2吹出口
    から車室内に吹き出す空気の吹出温度を、前記第1吹出
    温度調整手段に対して独立して調整することが可能な第
    2吹出温度調整手段と、 (e)前記第1吹出口を開閉する第1ドア本体、 前記第2吹出口を開閉する第2ドア本体、 および前記第1ドア本体と前記第2本体とを一体的に連
    結するシャフトを有する吹出口切替ドアと、 (f)前記第1空気通路と前記第2空気通路とを連通す
    るように前記中間仕切り板に設けられ、前記吹出口切替
    ドアを挿通させることが可能な貫通孔とを備えた車両用
    空調装置。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記貫通孔は、前記第1吹出口および前記第2吹出口の
    両方を開口させる吹出口モードの時に、前記吹出口切替
    ドアが停止するドア停止位置に形成されていることを特
    徴とする車両用空調装置。
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