JP2017128153A - 車両用空調装置のダンパ駆動構造 - Google Patents

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岳輝 ▲くわ▼田
Taketeru Kuwata
直人 瀬戸内
Naoto Setouchi
直人 瀬戸内
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Abstract

【課題】3つ以上のダンパを駆動する場合に、部品点数を削減してコスト及び組立工数を低減するとともに、各ダンパの開度の誤差を小さくする。【解決手段】第1〜第4エアミックスダンパ11〜14に第1〜第4リンク部材21〜24を固定する。車両用空調装置1には、第1〜第4リンク部材21〜24に係合する駆動部材40を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用空調装置に設けられるダンパを駆動するダンパ駆動構造に関し、特に、複数のダンパを駆動する構造の技術分野に属する。
一般に、車両用空調装置は車室外の空気(外気)と車室内の空気(内気)を選択して導入し、冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器によって温度調節した後、車室の各部に供給するように構成されており、空気流を制御するための各種ダンパを備えている。具体的には、外気と内気とを切り替えるための内外気切替ダンパ、温度調節するためのエアミックスダンパ、吹出方向を切り替えるためのモード切替ダンパ等が車両用空調装置のケーシングに設けられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1には、内気が送られてくる換気通路の開口部を開閉する換気用ダンパと、内気導入口と外気導入口とを開閉するためのインテークダンパとを駆動する機構が開示されている。この駆動機構は、換気用ダンパに揺動一体に設けられる換気レバーと、インテークダンパに揺動一体に設けられるインテークレバーと、中間レバーとを有しており、この中間レバーがインテークレバーの溝部に係合するとともに、換気レバーの溝部にも係合しており、中間レバーの回動力が換気レバー及びインテークレバーに伝達されて換気ダンパ及びインテークダンパが駆動されるようになっている。
特許文献2には、温風と冷風との混合比率を調整するミックスダンパと、吹出口の開度を調整するモードダンパとを駆動する機構が開示されている。この駆動機構は、ミックスダンパに揺動一体に設けられる第1の作動レバーと、モードダンパに揺動一体に設けられる第2の作動レバーと、メインリンクとを有しており、このメインリンクの回動力が第1の作動レバー及び第2の作動レバーに伝達されてミックスダンパ及びモードダンパが駆動されるようになっている。
特開2006−347480号公報 特開2007−168619号公報
ところで、特許文献1、2では2つのダンパを単一の部材(レバーやリンク)に係合させて該単一の部材によって2つのダンパを駆動することができるので、アクチュエータの数を少なくすることができるという利点がある。
ところが、車両用空調装置には3つ以上のダンパが設けられる場合があり、この場合には、ダンパを連結するための部品の数が増えることになり、コストが増大するとともに、組立工数も増大するという問題があった。さらに、ダンパを連結するための部品が増えると、各部品の寸法誤差が部品点数分発生してそれらが累積することになるので、各ダンパの開度の誤差が大きくなってしまうという問題もあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、3つ以上のダンパを駆動する場合に、部品点数を削減してコスト及び組立工数を低減するとともに、各ダンパの開度の誤差を小さくすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、単一の連結部材に各ダンパを係合させるようにした。
第1の発明は、
車両用空調装置のケーシングの内部に空気通路が形成されるとともに、該空気通路を流れる空気の流量を調整する第1ダンパ、第2ダンパ及び第3ダンパが配設され、該第1〜第3ダンパを駆動する車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
上記第1〜第3ダンパは、それぞれ上記ケーシングに回動可能に支持される第1〜第3支軸を有し、
上記第1〜第3支軸には、径方向に延びる第1〜第3被係合部材が固定され、
上記車両用空調装置には、上記第1〜第3被係合部材に係合して駆動力を伝達する単一の駆動部材が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、車両用空調装置のケーシングに第1〜第3ダンパが回動可能に設けられる場合に、第1〜第3ダンパの支軸に固定されている第1〜第3被係合部材に単一の駆動部材が係合しているので、駆動力が駆動部材を介して第1〜第3被係合部材に伝達され、第1〜第3ダンパが駆動される。従って、単一の駆動部材を第1〜第3被係合部材に係合させているので、部品点数を少なくしながら第1〜第3ダンパを駆動することが可能になる。これにより、コスト及び組立工数が低減するとともに、第1〜第3ダンパの開度の誤差が小さくなる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記第1被係合部材には、上記第1支軸の軸線方向に突出する第1被係合凸部が設けられ、
上記駆動部材には、上記第1被係合凸部が挿入されて係合する挿入部が所定方向に長く延びるように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1被係合凸部が駆動部材の挿入部に挿入された状態で係合する。この状態で、駆動部材を第1被係合凸部の突出方向と交差する方向に直線移動させると、挿入部が所定方向に長く延びているので、第1被係合凸部が挿入部内において長手方向に相対的に移動しながら駆動力が第1被係合凸部に伝達され、これにより、第1ダンパが回動する。つまり、直線移動する駆動部材によって第1ダンパを回動させることが可能になる。
第3の発明は、第1または2の発明において、
上記第1〜第3被係合部材は、上記ケーシングの外側において該ケーシングから上記第1〜第3支軸の軸線方向に離れて配設され、
上記第1〜第3被係合部材と上記ケーシングとの間に上記駆動部材が配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動力を伝達する際に駆動部材が第1〜第3支軸の軸線方向に動きにくくなり、第1〜第3被係合部材が駆動部材から離脱するのを抑制することが可能になる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記駆動部材には、第1被案内部が設けられ、
上記ケーシングには、上記第1被案内部を案内する第1案内部が所定方向に延びるように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動部材の第1被案内部がケーシングの第1案内部によって所定方向に案内されるので、駆動部材の動きを制御することが可能になる。
第5の発明は、第4の発明において、
上記駆動部材には、第2被案内部が設けられ、
上記ケーシングにおける上記第1案内部から離れた部位には、上記第2被案内部を案内する第2案内部が上記第1案内部と同方向に延びるように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、駆動部材がケーシングの第1案内部及び第2案内部によって所定方向に案内されるので、駆動部材の動きを確実に制御することが可能になる。
第6の発明は、第2の発明において、
上記第2被係合部材には、上記第2支軸の軸線方向に突出する第2被係合凸部が設けられ、
上記駆動部材には、上記第2被係合凸部が挿入される挿入孔が形成され、
上記挿入孔の内面には、上記第2被係合凸部が係合する係合部が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第2被係合部材の第2被係合凸部が、駆動部材の挿入孔に挿入された状態で該挿入孔の係合部に係合する。これにより、第2被係合凸部が駆動部材から外れにくくなる。
第7の発明は、第1から6のいずれか1つの発明において、
上記第1〜第3ダンパは、回動方向が互いに異なる方向に設定されたダンパを含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、回動方向が互いに異なるダンパが単一の駆動部材で駆動されるので、構造が簡素化される。
第1の発明によれば、第1〜第3ダンパの支軸に固定されている第1〜第3被係合部材に単一の駆動部材を係合させるようにしたので、部品点数を削減してコスト及び組立工数を低減できるとともに、第1〜第3ダンパの開度の誤差を小さくすることができる。
第2の発明によれば、駆動部材に、第1被係合凸部が挿入されて係合する挿入部が所定方向に長く延びるように形成されているので、直線移動する駆動部材によって第1ダンパを回動させることができる。
第3の発明によれば、第1〜第3被係合部材とケーシングとの間に駆動部材を配設したので、駆動力を伝達する際に第1〜第3被係合部材が駆動部材から離脱するのを抑制できる。
第4の発明によれば、駆動部材を案内することができるので、駆動部材の動きを制御することができる。
第5の発明によれば、駆動部材の少なくとも2カ所を同方向に案内することができるので、駆動部材の動きを確実に制御することができる。
第6の発明によれば、第2被係合部材の第2被係合凸部が駆動部材の挿入孔の内面の係合部に係合するので、第2被係合凸部が駆動部材から外れにくくなり、駆動部材の駆動力を確実に伝達することができる。
第7の発明によれば、回動方向が互いに異なるダンパを単一の駆動部材で駆動できるので、構造を簡素化することができる。
実施形態1に係る車両用空調装置の左側面図であり、フルホット状態を示す。 フルホット状態にある車両用空調装置の断面図である。 フルコールド状態にある図1相当図である。 フルコールド状態にある図2相当図である。 中間温調状態にある図1相当図である。 中間温調状態にある図2相当図である。 ケーシングの第1案内部近傍の側面図である。 図5におけるVIII−VIII線断面図である。 図1におけるIX−IX線断面図である。 図5におけるX−X線断面図である。 駆動部材の左側面図である。 駆動部材の正面図である。 駆動部材の平面図である。 実施形態1の変形例に係る図9相当図である。 実施形態1の変形例に係る図10相当図である。 実施形態1の変形例に係る図11相当図である。 実施形態1の変形例に係る図12相当図である。 実施形態1の変形例に係る図13相当図である。 図16におけるXIX−XIX線断面図である。 実施形態2に係る図1相当図であり、アクチュエータを省略した状態を示す。 実施形態2に係る図3相当図であり、アクチュエータを省略した状態を示す。 実施形態2に係る図5相当図であり、アクチュエータを省略した状態を示す。 実施形態2に係る図11相当図である。 図22におけるXXIV−XXIV線断面図である。 実施形態2の変形例に係る図24相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る車両用空調装置1の左側面図である。この車両用空調装置1は、例えば図示しないが自動車の車室内の前部に配設されているインストルメントパネルの内部に収容されている。車両用空調装置1は、図示しない送風ユニットを備えている。送風ユニットは、車室外の空気を導入する外気導入口と車室内の空気を導入する内気導入口とを有している。該送風ユニットの内部に配設された内外気切替ダンパによって外気導入口と内気導入口の一方が閉じられて他方が開放されるようになっており、これにより外気導入モードと内気導入モードとに切り替えることができる。また、送風ユニットには、送風機が設けられており、外気導入口から導入した外気または内気導入口から導入した内気を送風することができるようになっている。
尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」といい、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」というものとする。
図2に示すように、車両用空調装置1は、ケーシング2と、ケーシング2の内部に収容される冷却用熱交換器3及び加熱用熱交換器4とを備えている。さらに、車両用空調装置1は、ケーシング2の内部に配設されるデフロスタダンパ5と、ベントダンパ6と、ヒートダンパ7と、第1エアミックスダンパ11と、第2エアミックスダンパ12と、第3エアミックスダンパ13と、第4エアミックスダンパ14とを備えている。
ケーシング2は、例えば樹脂材からなる複数の部材を組み合わせて構成することができるものである。ケーシング2の右側壁部の前部には、上下方向に長い空気導入口2aが形成されている。空気導入口2aには、上記送風ユニットが接続されている。送風ユニットから送られてきた空調用空気が空気導入口2aからケーシング2に導入される。
ケーシング2の上部にはデフロスタ吹出口2b及びベント吹出口2cが形成されている。デフロスタ吹出口2bには図示しないデフロスタダクトが接続されている。デフロスタダクトは、空調風を車両のフロントウインド(図示せず)の内面に向けて供給するためのものである。ベント吹出口2cには、図示しないベントダクトが接続されている。ベントタダクトは、空調風を主に乗員の上半身に向けて供給するためのものである。
ケーシング2の後部には、ベント吹出口2cよりも下方にヒート吹出口2dが形成されている。ヒート吹出口2dは、乗員の足下近傍に開口しており、乗員の足下近傍に空調風を供給するためのものである。
ケーシング2の内部には、空気通路Rが形成されている。空気通路Rは、空気導入口2aからデフロスタ吹出口2b、ベント吹出口2c及びヒート吹出口2dまで延びている。空気通路Rの上流側には冷却用熱交換器3が配設されている。冷却用熱交換器3は、冷凍サイクル装置の冷媒蒸発器であり、内部を流通する冷媒と外部を流通する空調用空気とを熱交換させて空調用空気を冷却するためのものである。冷却用熱交換器3の空気通過面は、上下方向に延びており、上下両端部はケーシング2の内部の上部及び下部に位置し、また、左右両端部はケーシング2の内部の左側及び右側に位置している。したがって、空気通路Rの上流側を流れる空調用空気の全量が冷却用熱交換器3を通過することになる。
空気通路Rの冷却用熱交換器3よりも下流側は、上側通路R1、下側通路R2及びこれら上側及び下側通路R1、R2の間に位置する第1及び第2中間通路R3、R4との4つに分岐している。そして、空気通路Rの上側通路R1、下側通路R2、第1中間通路R3及び第2中間通路R4よりも下流側は、エアミックス空間R5となっており、このエアミックス空間R5に上側通路R1、下側通路R2、第1中間通路R3及び第2中間通路R4の下流側が連通している。また、空気通路Rのエアミックス空間R5よりも下流側は、デフロスタ吹出口2bに連通するデフロスタ通路R6と、ベント吹出口2cに連通するベント通路R7と、ヒート吹出口2dに連通するヒート通路R8に分岐している。
加熱用熱交換器4は、第1及び第2中間通路R3、R4の下流側に配設されており、上側通路R1及び下側通路R2には加熱用熱交換器4が配設されないようにしている。従って、上側通路R1及び下側通路R2は冷却用熱交換器3のみを通過した空気が加熱用熱交換器4をバイパスして流れるバイパス通路(冷風通路)である一方、第1及び第2中間通路R3、R4は冷却用熱交換器3を通過した冷風が加熱用熱交換器4によって加熱される温風生成通路である。
加熱用熱交換器4の上下寸法は、冷却用熱交換器3の上下寸法よりも短く設定されている。そして、加熱用熱交換器4はケーシング2の内部において上下方向の中間部に配設されている。これにより、加熱用熱交換器4よりも上側に上側通路R1を形成し、加熱用熱交換器4よりも下側に下側通路R2を形成することが可能になる。加熱用熱交換器4は、例えばエンジンの冷却水が循環するヒータコア等で構成することができるが、これに限らず、電気式ヒータや冷凍サイクル装置の凝縮器等で構成してもよい。
デフロスタダンパ5は、デフロスタ通路R6の内部に配設されており、該デフロスタ通路R6を流れる空気の流量を調整するためのものである。デフロスタダンパ5は、左右方向に延びる支軸5aと、支軸5aの外面から径方向に延びる閉塞板部5bとを備えた片持ちダンパである。支軸5aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。デフロスタダンパ5が支軸5a周りに回動することでデフロスタ通路R6を開閉することができる。
ベントダンパ6は、ベント通路R7の内部に配設されており、該ベント通路R7を流れる空気の流量を調整するためのものである。ベントダンパ6は、左右方向に延びる支軸6aと、支軸6aの外面から径方向に延びる閉塞板部6bとを備えた片持ちダンパである。支軸6aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。ベントダンパ6が支軸6a周りに回動することでベント通路R7を開閉することができる。
ヒートダンパ7は、ヒート通路R8の内部に配設されており、該ヒート通路R8を流れる空気の流量を調整するためのものである。ヒートダンパ7は、左右方向に延びる支軸7aと、支軸7aの外面から径方向に延びる閉塞板部7bとを備えた片持ちダンパである。支軸7aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。ヒートダンパ5が支軸7a周りに回動することでヒート通路R8を開閉することができる。
図示しないが、デフロスタダンパ5、ベントダンパ6及びヒートダンパ7は、リンク部材等により連動するようになっており、単一のアクチュエータ(図示せず)によって回動するようになっている。例えば、デフロスタダンパ5がデフロスタ通路R6を開き、ベントダンパ6及びヒートダンパ7がそれぞれベント通路R7及びヒート通路R8を閉じると、吹出モードがデフロスタモードとなる。また、デフロスタダンパ5及びヒートダンパ7がそれぞれデフロスタ通路R6及びヒート通路R8を閉じ、ベントダンパ6がベント通路R7を開くとベントモードとなる。また、デフロスタダンパ5及びベントダンパ6がそれぞれデフロスタ通路R6及びベント通路R7を閉じ、ヒートダンパ7がヒート通路R8を開くとヒートモードとなる。また、デフロスタダンパ5及びヒートダンパ7がそれぞれデフロスタ通路R6及びヒート通路R8を開くデフヒートモードや、ベントダンパ6及びヒートダンパ7がそれぞれベント通路R7及びヒート通路R8を開くバイレベルモード等にも切り替えられる。
第1エアミックスダンパ11は、上側通路R1の内部に配設されており、該上側通路R1を流れる空気の流量を調整するためのものである。第1エアミックスダンパ11は、左右方向に延びる支軸11aと、支軸11aの外面から径方向に延びる一対の閉塞板部11b、11bとを備えたバタフライダンパである。支軸11aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。第1エアミックスダンパ11が支軸11a周りに回動することで上側通路R1を開閉することができる。
第2エアミックスダンパ12は、第1中間通路R3の内部に配設されており、該第1中間通路R3を流れる空気の流量を調整するためのものである。第2エアミックスダンパ12は、左右方向に延びる支軸12aと、支軸12aの外面から径方向に延びる一対の閉塞板部12b、12bとを備えたバタフライダンパである。支軸12aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。第2エアミックスダンパ12が支軸12a周りに回動することで第1中間通路R3を開閉することができる。
第3エアミックスダンパ13は、第2中間通路R4の内部に配設されており、該第2中間通路R4を流れる空気の流量を調整するためのものである。第3エアミックスダンパ13は、左右方向に延びる支軸13aと、支軸13aの外面から径方向に延びる一対の閉塞板部13b、13bとを備えたバタフライダンパである。支軸13aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。第3エアミックスダンパ13が支軸13a周りに回動することで第2中間通路R4を開閉することができる。
第4エアミックスダンパ14は、下側通路R2の内部に配設されており、該下側通路R2を流れる空気の流量を調整するためのものである。第4エアミックスダンパ14は、左右方向に延びる支軸14aと、支軸14aの外面から径方向に延びる一対の閉塞板部14b、14bとを備えたバタフライダンパである。支軸14aの両端部はケーシング2の側壁に回動可能に支持されている。第4エアミックスダンパ14が支軸14a周りに回動することで下側通路R2を開閉することができる。
第1及び第4エアミックスダンパ11、14は、上側通路R1及び下側通路R2を開閉する冷風側ダンパであり、一方、第2及び第3エアミックスダンパ12、13は、第1及び第2中間通路R3、R4を開閉する温風側ダンパである。第1〜第4エアミックスダンパ11〜14を設けたことで、1つあたりのダンパを小さくしながら、4つのダンパ11〜14を合わせて大きな断面積の通路を開閉することができる。そして、この実施形態では第1〜第4エアミックスダンパ11〜14が上下方向に並んでいるので、ケーシング2の前後方向の寸法を短くすることができる。
図2に示すフルホット状態では、第1及び第4エアミックスダンパ11、14が上側通路R1及び下側通路R2を全閉にし、第2及び第3エアミックスダンパ12、13が第1及び第2中間通路R3、R4を全開にして温風のみがエアミックス空間R5に流入するようにしている。また、図4に示すフルコールド状態では、第1及び第4エアミックスダンパ11、14が上側通路R1及び下側通路R2を全開にし、第2及び第3エアミックスダンパ12、13が第1及び第2中間通路R3、R4を全閉にして冷風のみがエアミックス空間R5に流入するようにしている。
また、図6に示す中間温調状態では、第1及び第4エアミックスダンパ11、14が上側通路R1及び下側通路R2を開き、第2及び第3エアミックスダンパ12、13が第1及び第2中間通路R3、R4を開いて冷風及び温風がエアミックス空間R5に流入するようにしている。エアミックス空間R5では、冷風及び温風が混合されて所望温度の空調風が生成される。
第1及び第4エアミックスダンパ11、14及び第2及び第3エアミックスダンパ12、13の開度は各ダンパ11〜14の回動角度によって任意に設定することができる。第1〜第4エアミックスダンパ11〜14の開度の調整によってエアミックス空間R5に流入する冷風量及び温風量が変更されるので、エアミックス空間R5で生成される空調風の温度を任意の温度にすることができる。エアミックス空間R5で生成された空調風は、デフロスタ通路R6、ベント通路R7及びヒート通路R8に流入し、吹出モードに応じて車室の各部に供給される。
図1に示すように、第1エアミックスダンパ11の支軸11aの左端部には、支軸11aの径方向に延びる第1リンク部材21が固定されている。第1リンク部材21は本発明の被係合部材に相当するものである。第1リンク部材21は、上記ケーシング2の外側において該ケーシング2から支軸11aの軸線方向、即ち左側に離れて配設されており、この第1リンク部材21とケーシング2の左側壁との間には所定の隙間が形成されるようになっている。第1リンク部材21は、支軸11aから離れる側(先端側)へ行くほど幅が狭くなるように形成されており、該第1リンク部材21の先端部には支軸11aの軸線方向に突出する被係合凸部21aが形成されている。この実施形態では、被係合凸部21aが右側へ向けて突出する円柱状である。
第2エアミックスダンパ12の支軸12aの左端部には、支軸12aの径方向に延びる第2リンク部材22が固定されている。第2リンク部材22は、上記ケーシング2の外側において該ケーシング2から支軸12aの軸線方向、即ち左側に離れて配設されており、この第2リンク部材22とケーシング2の左側壁との間には所定の隙間が形成されるようになっている。第2リンク部材22は、支軸12aから離れる側(先端側)へ行くほど幅が狭くなるように形成されており、該第2リンク部材22の先端部には支軸12aの軸線方向に突出する被係合凸部22aが形成されている。この実施形態では、被係合凸部22aが右側へ向けて突出する円柱状である。
第3エアミックスダンパ13の支軸13aの左端部には、支軸13aの径方向に延びる第3リンク部材23が固定されている。第3リンク部材23は、上記ケーシング2の外側において該ケーシング2から支軸13aの軸線方向、即ち左側に離れて配設されており、この第3リンク部材23とケーシング2の左側壁との間には所定の隙間が形成されるようになっている。第3リンク部材23は、支軸13aから離れる側(先端側)へ行くほど幅が狭くなるように形成されており、該第3リンク部材23の先端部には支軸13aの軸線方向に突出する被係合凸部23aが形成されている。この実施形態では、被係合凸部23aが右側へ向けて突出する円柱状である。
第3リンク部材23は、支軸13aの径方向に延びるアーム部23bを有している。アーム部23bには、該アーム部23bの長手方向に延びる長穴23cが形成されている。
第4エアミックスダンパ14の支軸14aの左端部には、支軸14aの径方向に延びる第4リンク部材24が固定されている。第4リンク部材24は、上記ケーシング2の外側において該ケーシング2から支軸14aの軸線方向、即ち左側に離れて配設されており、この第4リンク部材24とケーシング2の左側壁との間には所定の隙間が形成されるようになっている。第4リンク部材24は、支軸14aから離れる側(先端側)へ行くほど幅が狭くなるように形成されており、該第4リンク部材24の先端部には支軸14aの軸線方向に突出する被係合凸部24aが形成されている。この実施形態では、被係合凸部24aが右側へ向けて突出する円柱状である。
図1、図3及び図5に示すように、第1リンク部材21、第3リンク部材23及び第4リンク部材24は、支軸11a、13a、14aよりも前側へ突出するように配置される一方、第2リンク部材22は、支軸12aよりも後側へ突出するように配置される。そして、図2及び図4に示すように、第1エアミックスダンパ11と、第3エアミックスダンパ13と、第4エアミックスダンパ14の回動方向と、第2エアミックスダンパ12の回動方向とは互いに異なる方向に設定される。つまり、フルホット状態からフルコールド状態に切り替える際には、左側から見て、第1エアミックスダンパ11と、第3エアミックスダンパ13と、第4エアミックスダンパ14は反時計回りに回動し、第2エアミックスダンパ12は時計回りに回動する。尚、第1〜第4エアミックスダンパ11〜14の回動方向は全て同じにしてもよいし、任意の1つまたは複数を他のダンパとは異なる方向に回動させるようにしてもよい。
また、図1等に示すように、ケーシング2の左側壁部には、第1案内部2eと第2案内部2fとが設けられている。第1案内部2eは、第2エアミックスダンパ12の支軸12aから前方へ離れた部位に設けられており、図8に示すように、ケーシング2の左側壁部から外方へ突出し、かつ、上下方向に延びる環状壁部で構成されている。第2案内部2fは、第1案内部2eから後側へ離れ、かつ、第2エアミックスダンパ12の支軸12aから下方へ離れた部位に設けられており、第1案内部2eと同様に、ケーシング2の左側壁部から外方へ突出し、かつ、上下方向に延びる環状壁部で構成されている。第1案内部2eと第2案内部2fとの長手方向の寸法は同じに設定されている。
図1に示すように、ケーシング2の左側には、エアミックス用アクチュータ30が配設されている。このエアミックス用アクチュータ30は、図示しない電動モーターを内蔵した周知のものであり、空調制御装置(図示せず)によって制御される。エアミックス用アクチュータ30は、ケーシング2の左側壁部に締結部材(図示せず)により締結固定されている。
図10にも示すように、エアミックス用アクチュータ30は、ケーシング2の左側壁部から左側に離れて配置されている。エアミックス用アクチュータ30の右側には、該エアミックス用アクチュータ30の出力軸30aに固定された出力アーム31が設けられている。出力アーム31は、出力軸30aの径方向に延びている。出力アーム31の先端部には、右側へ突出する円柱状の凸部31aが形成されている。この出力アーム31の凸部31aは、第3リンク部材23のアーム部23bに形成されている長穴23cに挿入されて該長穴23cの周縁部に係合するようになっている。エアミックス用アクチュータ30の作動量は、乗員による設定温度や車室内温度、車室外温度等に基づいて従来周知の手法によって空調制御装置で決定される。
車両用空調装置1には、第1〜第4リンク部材21〜24に係合して駆動力を伝達するための駆動部材40が設けられている。この駆動部材40は、樹脂材からなる1つの部品で構成されたものであり、よって、単一の駆動部材40によって第1〜第4リンク部材21〜24が連結されることになる。図11〜図13に示すように、駆動部材40は、上下方向に長い板状をなしており、上下方向中間部が幅広部とされており、この幅広部よりも上側及び下側の幅は狭くなっている。図9及び図10に示すように、駆動部材40は、第1〜第4リンク部材21〜24とケーシング2の左側壁部との間に配設されており、ケーシング2に対して上下方向に相対的に移動可能となっている。
図11に示すように、駆動部材40の上部には、駆動部材40を貫通する第1長穴41が前後方向に延びるように形成されている。この第1長穴41には、例えば図1に示すように第1リンク部材21の被係合凸部21aが挿入されて該第1長穴41の周縁部に係合するようになっている。また、駆動部材40の第1長穴41よりも下方で、かつ、第1長穴41よりも後側には、駆動部材40を貫通する第2長穴42が前後方向に延びるように形成されている。この第2長穴42には、図9に示すように第2リンク部材22の被係合凸部22aが挿入されて該第2長穴42の周縁部に係合するようになっている。また、駆動部材40の第2長穴42よりも下方で、かつ、第2長穴42よりも前側には、駆動部材40を貫通する第3長穴43が前後方向に延びるように形成されている。この第3長穴43には、図10に示すように第3リンク部材23の被係合凸部23aが挿入されて該第3長穴43の周縁部に係合するようになっている。さらに、駆動部材40の第3長穴43よりも下方には、駆動部材40を貫通する第4長穴44が前後方向に延びるように形成されている。この第4長穴44には、図1に示すように第4リンク部材24の被係合凸部24aが挿入されて該第4長穴44の周縁部に係合するようになっている。
駆動部材40の上下方向中間部には、開口部45が形成されている。開口部45は駆動部材40の厚み方向に貫通しており、この開口部45の内部には、図9に示すように第2エアミックスダンパ12の支軸12aの端部が配置されるようになっている。
駆動部材40には、第1被案内部46と第2被案内部47とが設けられている。第1被案内部46は、駆動部材40の右側面から右側へ突出する円柱状をなしており、第1長穴41と第3長穴43との間において第2長穴42よりも前側に位置している。この第1被案内部46は、図8に示すように第1案内部2eの内部に挿入されて該第1案内部2eによって上下方向に案内される。第2被案内部47は、第1被案内部46から下方、かつ、後側に離れており、駆動部材40の右側面から右側へ突出する円柱状をなしている。この第2被案内部47は、第2案内部2fの内部に挿入されて該第2案内部2fによって上下方向に案内される。つまり、駆動部材40は、その2箇所が同方向に延びる第1案内部2e及び第2案内部2fによって上下方向に案内されるので、前後方向には移動しないようになるとともに、左右方向の軸周りに回動することもなくなる。
駆動部材40をケーシング2に組み付ける際には、第1被案内部46と第2被案内部47をケーシング2の第1案内部2e及び第2案内部2fに挿入するとともに、第1リンク部材21の被係合凸部21aを第1長穴41に挿入し、第2リンク部材22の被係合凸部22aを第2長穴42に挿入し、第3リンク部材23の被係合凸部23aを第3長穴43に挿入し、第4リンク部材24の被係合凸部24aを第4長穴44に挿入する。これにより、駆動部材40に第1〜第4リンク部材21〜24が連結され、例えば駆動部材40に上下方向の外力を加えると、第1〜第4リンク部材21〜24にも上下方向の力が作用することになる。
そして、エアミックス用アクチュータ30の出力軸30aが回動すると、出力アーム31が回動してエアミックス用アクチュータ30の出力が第3リンク部材23に伝達される。このとき、第3リンク部材23は第3エアミックスダンパ13の支軸13aに固定されているので、支軸13a周りの回動のみが許容されており、従って支軸13a周りに回動する。この第3リンク部材23の被係合凸部23aが駆動部材40の第3長穴43に挿入されており、この第3長穴43が前後方向に長い形状であるため、第3リンク部材23の回動力によって駆動部材40が上下方向に移動しようとする。このとき、駆動部材40が前後方向に離れた第1案内部2e及び第2案内部2fによって案内されるので、駆動部材40の上下方向の動きを的確に制御することができる。
駆動部材40が上下方向に移動すると、第1長穴41に挿入されている被係合凸部21aを介して第1リンク部材21に回動力が伝達され、第2長穴42に挿入されている被係合凸部22aを介して第2リンク部材22に回動力が伝達され、第4長穴44に挿入されている被係合凸部24aを介して第4リンク部材24に回動力が伝達される。第1〜第4リンク部材21〜24が回動する際には、被係合凸部21a〜24aが第1〜第4長穴41〜44の内部において前後方向に相対的に移動するので、駆動部材40の上下方向の移動を阻害することはない。
したがって、この実施形態1によれば、1つのエアミックス用アクチュータ30及び駆動部材40によって第1〜第4エアミックスダンパ11〜14を回動させることができる。これにより、第1〜第4エアミックスダンパ11〜14の駆動構造を構成する部品点数を少なくすることができるので、コスト及び組立工数を低減できるとともに、第1〜第4エアミックスダンパ11〜14の開度の誤差を小さくすることができる。
また、駆動部材40が第1〜第4リンク部材21〜24とケーシング2の左側壁部との間に配設されているので、駆動力を伝達する際に駆動部材40が支軸11a〜14aの軸線方向に動きにくくなり、第1〜第4リンク部材21〜24が駆動部材40から離脱するのを抑制することができる。
また、図14〜図19に示す実施形態1の変形例のように、駆動部材40の第1〜第4長穴41〜44の代わりに前後方向に延びる有底の第1〜第4溝51〜54を形成してもよい。
(実施形態2)
図20〜図24は、本発明の実施形態2に係るものである。この実施形態2は、駆動部材40をケーシング2で案内していない点と、被係合凸部21a〜24aが駆動部材40から離脱しないようにしている点とで実施形態1とは異なっている。以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図23に示すように、駆動部材40は被案内部を有していない。また、駆動部材40には、第1リンク部材21の被係合凸部21aが左側から挿入される上部挿入孔61と、第3リンク部材23の被係合凸部23aが左側から挿入される中間挿入孔63と、第4リンク部材24の被係合凸部24aが左側から挿入される下部挿入孔64とが形成されている。尚、第2リンク部材22の被係合凸部22aは、第2長孔42に挿入されるようになっている。
上部挿入孔61、中間挿入孔63及び下部挿入孔64は円形である。よって、駆動部材40は、第1リンク部材21、第3リンク部材23及び第4リンク部材24に対して前後方向には相対移動しないようになっている。
図24に示すように、下部挿入孔64の内面には、第4リンク部材24の被係合凸部24aに形成された爪部24cが被係合凸部24aの挿入方向とは反対側から係合する段部(係合部)64aが設けられている。被係合凸部24aを下部挿入孔64に挿入する際には、爪部24cや段部64aが弾性変形する。同様に、図23に示すように上部挿入孔61の内面には段部61aが設けられ、中間挿入孔63の内面には段部63aが設けられている。これにより、第1、第3及び第4リンク部材21、23、24の被係合凸部21a、23a、24aが駆動部材40の上部挿入孔61、中間挿入孔63及び下部挿入孔64から抜け難くなる。
この実施形態2のものも実施形態1と同様に、第1〜第4エアミックスダンパ11〜14の駆動構造を構成する部品点数を少なくすることができるので、コスト及び組立工数を低減できるとともに、開度の誤差を小さくすることができる。
また、図25に示す実施形態2の変形例のように、第1、第3及び第4リンク部材21、23、24の被係合凸部21a、23a、24aを駆動部材40の上部挿入孔61、中間挿入孔63及び下部挿入孔64に対して右側から挿入するようにしてもよい。
また、実施形態1、2において、駆動部材40に連結するダンパの数は4つに限られるものではなく、3つであってもよいし、5つ以上であってもよい。また、駆動部材40に連結するダンパは片持ちダンパであってもよい。
また、実施形態1、2において、エアミックスダンパ以外の吹出方向切替ダンパや内外気切替ダンパがそれぞれ3つ以上設けられている場合には、それらダンパを駆動する場合に本発明を適用することもできる。
また、実施形態1、2では駆動部材40を板状にしているが、これに限らず、棒状であってもよい。
また、エアミックス用アクチュータ30の出力アーム31を第1リンク部材21に係合させてもよいし、第2リンク部材22に係合させてもよいし、第4リンク部材24に係合させてもよい。また、駆動部材40をエアミックス用アクチュータ30で直接駆動するようにしてもよい。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
以上説明したように、本発明に係る車両用空調装置のダンパ駆動構造は、例えばエアミックスダンパを駆動する場合に適用することができる。
1 車両用空調装置
2 ケーシング
2e 第1案内部
2f 第2案内部
11〜14 第1〜第4エアミックスダンパ
11a〜14a 支軸
21〜24 第1〜第4リンク部材(被係合部材)
21a〜24a 被係合凸部
40 駆動部材
41〜44 第1〜第4長孔(挿入部)
46 第1被案内部
47 第2被案内部
61 上部挿入孔
61a 段部(係合部)
63 中間挿入孔
63a 段部(係合部)
64 下部挿入孔
64a 段部(係合部)
R 空気通路

Claims (7)

  1. 車両用空調装置のケーシングの内部に空気通路が形成されるとともに、該空気通路を流れる空気の流量を調整する第1ダンパ、第2ダンパ及び第3ダンパが配設され、該第1〜第3ダンパを駆動する車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記第1〜第3ダンパは、それぞれ上記ケーシングに回動可能に支持される第1〜第3支軸を有し、
    上記第1〜第3支軸には、径方向に延びる第1〜第3被係合部材が固定され、
    上記車両用空調装置には、上記第1〜第3被係合部材に係合して駆動力を伝達する単一の駆動部材が設けられていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記第1被係合部材には、上記第1支軸の軸線方向に突出する第1被係合凸部が設けられ、
    上記駆動部材には、上記第1被係合凸部が挿入されて係合する挿入部が所定方向に長く延びるように形成されていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記第1〜第3被係合部材は、上記ケーシングの外側において該ケーシングから上記第1〜第3支軸の軸線方向に離れて配設され、
    上記第1〜第3被係合部材と上記ケーシングとの間に上記駆動部材が配設されていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記駆動部材には、第1被案内部が設けられ、
    上記ケーシングには、上記第1被案内部を案内する第1案内部が所定方向に延びるように形成されていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  5. 請求項4に記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記駆動部材には、第2被案内部が設けられ、
    上記ケーシングにおける上記第1案内部から離れた部位には、上記第2被案内部を案内する第2案内部が上記第1案内部と同方向に延びるように形成されていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  6. 請求項2に記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記第2被係合部材には、上記第2支軸の軸線方向に突出する第2被係合凸部が設けられ、
    上記駆動部材には、上記第2被係合凸部が挿入される挿入孔が形成され、
    上記挿入孔の内面には、上記第2被係合凸部が係合する係合部が設けられていることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の車両用空調装置のダンパ駆動構造において、
    上記第1〜第3ダンパは、回動方向が互いに異なる方向に設定されたダンパを含んでいることを特徴とする車両用空調装置のダンパ駆動構造。
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