JP2009126217A - 車両用空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用空調装置において、フェイスモードの実施時に後席側開口部64、65からの吹き出し空気温度をきめ細かく調整する。
【解決手段】車両用空調装置において、サーボモータ81の回転軸81aの回転に伴って、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第1の状態から、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大暖房位置に位置する第2の状態に遷移して、さらにフットモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第3状態まで遷移可能に構成されている。これにより、フェイスモードを維持した状態で、エアミックスドア70を最大冷房位置から最大暖房位置にまで移動できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車室内を空調する車両用空調装置に関する。
従来、この種の後部座席用空調装置の室内空調ユニットにおいて、特許文献1に示すように、吹出空気温度を調整するエアミックスドアと、吹出モードを切り替えるモード切替ドアとを1つのコントロールレバーの操作に連動させるように構成したものがある。
このものにおいては、コントロールレバーの操作にしたがって、フェイスモードで、かつエアミックスドアが最大冷房位置である状態から、フットモードで、かつエアミックスドアが最大暖房位置である状態に遷移可能に構成されている。
ここで、最大冷房位置とは、吹き出し温度が最低温度になるエアミックスドアの位置であり、最大暖房位置とは、吹き出し温度が最高温度になるエアミックスドアの位置である。
特開2001−39413号公報
上述の後部座席用空調装置では、フェイスモードの実施時にはエアミックスドアが最大冷房位置に固定されるので、吹出口から冷風以外の空調風を吹き出すことができない。
本発明は、上記点に鑑み、フェイスモードの実施時で吹き出し空気温度を調整できるようにした車両用空調装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明では、車室内に向けて開口するフェイス開口部(64)およびフット開口部(65)を有して、前記車室内に向けて空気流を流す空調ケーシング(11)と、
前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を冷却する冷却用熱交換器(13)と、
前記空調ケーシング内に配置され、前記冷却用熱交換器を通過した冷風を加熱する加熱用熱交換器(15)と、
前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器をバイパスして前記冷風を流す第1のバイパス通路(61)と、
前記加熱用熱交換器に流れる空気量と前記第1のバイパス通路に流れる空気量との比率を調整して、前記フェイス開口部および前記フット開口部から車室内に吹き出す空気温度を調整する第1の温度調整用ドア(70)と、
前記フェイス開口部と前記フット開口部とをそれぞれ開閉して、前記フェイス開口部を開放するフェイスモードと、前記フット開口部を開放するフットモードとを実施するモードドア(71)と、
前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとをそれぞれ駆動する回転駆動力を出力する出力軸を有する1つの駆動装置(81)と、
前記1つの駆動装置の出力軸から出力される駆動力を前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとに伝えて、前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとをそれぞれ開閉するリンク機構(80)と、を備え、
前記リンク機構は、前記1つの駆動装置の出力軸の回転に伴って、前記フェイスモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが最大暖房位置に位置する第1の状態から、前記フェイスモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが最大冷房位置に位置する第2の状態に遷移して、さらに前記フットモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが前記最大暖房位置に位置する第3状態まで遷移可能に構成されていることを特徴とする。
これにより、フェイスモードの実施時に、第1の温度調整用ドアが最大冷房位置から最大暖房位置まで遷移可能になるので、フェイスモードの実施時に吹き出し空気温度を調整できる。
請求項2に係る発明では、前記フェイス開口部は、前記第1の温度調整用ドアにより温度調節された空気が前記車室内の後部座席側に向けて吹き出す後席用フェイス開口部であり、
前記フット開口部は、前記第1の温度調整用ドアにより温度調節された空気が前記車室内の後部座席側に向けて吹き出す後席用フット開口部であり、
前記空調ケーシングには、前記車室内の前席側窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ開口部(30)が設けられており、
前記加熱用熱交換器を通過した温風をデフロスタ開口部に向けて流す温風通路(18)と、
前記加熱用熱交換器を通過した温風を前記後席用フェイス開口部と前記後席用フット開口部とに向けて吹き出す温風吹出口(63)と、を備え、
前記モードドアは、前記後席用フェイス開口部と前記後席用フット開口部とをそれぞれ閉鎖するシャットモードを実施するようになっており、
前記リンク機構は、前記1つの駆動装置の出力軸の回転に伴って、前記第3状態から、前記シャットモードでかつ前記第1の温度調整用ドアが前記最大冷房位置に位置する第4の状態に遷移可能に構成されており、
前記第1の温度調整用ドアが前記最大冷房位置に位置するときに、前記第1の温度調整用ドアが前記第1のバイパス通路を全開し、かつ前記温風吹出口を全閉して、前記加熱用熱交換器を通過した温風の全てが前記温風通路を通して前記デフロスタ開口部に向けて流れるようになっていることを特徴とする。
これにより、リンク機構が第4の状態であるときに、シャットモードでかつ第1の温度調整用ドアが最大冷房位置に位置するときには、加熱用熱交換器を通過した温風の全てが温風通路を通してデフロスタ開口部に向けて流れる。したがって、デフロスタ開口部から窓ガラスに向けて多くの温風を吹き出すことができるので、窓ガラスの防曇を良好に行うことができる。
請求項3に係る発明では、前記空調ケーシングには、前記車室内の前部座席側に向けて吹き出す前席用フェイス開口部(31)および前席用フット開口部(32)が設けられており、
前記空調ケーシング内に配置され、前記冷却用熱交換器からの冷風を前記加熱用熱交換器をバイパスして前記デフロスタ開口部に向けて流す第2のバイパス通路(16)と、
前記第2のバイパス通路を開閉して第2のバイパス通路を流れる冷風量と前記温風通路を流れる温風量との比率を変えることにより、前席用フェイス開口部と前席用フット開口部とから吹き出す空気温度を調整する第2の温度調整用ドア(40)と、を備えることを特徴とする。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の車両空調装置の第1実施形態について図1に基づいて説明する。図1は本実施形態による車両用空調装置の室内ユニット部10を車両左右方向から視た断面図である。図1の上下前後の矢印は、それぞれ、車両搭載状態における向きを示す。
室内空調ユニット10は、車室内最前部の計器盤(インストルメントパネル)の内側のうち、車両幅方向(左右方向)の略中央部に配置されている。室内空調ユニット10は、その外殻を形成するとともに、車室内へ向かって送風される室内送風空気の空気通路を形成する空調ケーシング11を有している。この空調ケーシング11は、ある程度の弾性を有し、強度的にも優れた樹脂(例えば、ポリプロピレン)にて成形されている。
さらに、空調ケーシング11は、車両幅方向の略中央部に車両上下方向の分割面を有しており、この分割面で左右2つの分割部に分割できる。そして、左右2つの分割部は、その内部に後述する蒸発器13、ヒータコア15等の各構成機器を収容した状態で、金属バネ、クリップ、ネジ等の締結手段によって一体に結合されている。
図1に示すように、空調ケーシング11の車両前方側かつ上方側であって、空調ケーシング11に形成された空気通路の最上流部には、空気導入口11aが設けられている。空気導入口11aには、送風機(図示省略)から吹き出される空気流を導入される。送風機は、内外気切替箱(図示省略)を介して導入される内気(車室内空気)、或いは(車室外空気)を導入して吹き出す。
空気導入口11aの空気流れ下流側には、蒸発器13が配置されている。蒸発器13は、周知の蒸気圧縮式冷凍サイクル(図示せず)を構成する機器の1つであり、冷凍サイクル内の低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることで、室内送風空気を冷却する冷却用熱交換器である。
蒸発器13は、複数本のチューブ13a、上側タンク13b、および下側タンク13c等から扁平形状に構成されている。蒸発器13は、天地方向(すなわち、車両搭載状態で上下方向)に対して平行に配置されている。上側タンク13b、および下側タンク13cとは、空調ケーシング11により支持されている。
蒸発器13の空気流れ下流側の車両後方側かつ下方側には、ヒータコア15が配置されている。ヒータコア15は、エンジン冷却水と蒸発器13から吹き出される冷風との間で熱交換して冷風を再加熱する加熱用熱交換器である。
ヒータコア15は、複数本のチューブ15a、上側タンク15b、および下側タンク15cとから扁平形状に構成されている。ヒータコア15は、蒸発器13に対して所定角度(約30度未満)で傾斜することで蒸発器13に対して並行(すなわち、略平行)に配置されている。
次に、蒸発器13の後方側であって、かつ、ヒータコア15の上方側には、バイパス通路16が形成されている。バイパス通路16は、蒸発器13通過後の冷風がヒータコア15を迂回して流れる通路である。バイパス通路16の上方側には、混合室17が設けられている。混合室17は、バイパス通路16を通過した冷風と、後述する温風通路18からの温風とを混合する。
さらに、混合室17の下流側には、前席側デフロスタ開口部30が設けられており、前席側デフロスタ開口部30は上方側に開口している。前席側デフロスタ開口部30は、混合室17から吹き出される空調風を空調ダクトを介して前方側の窓ガラスの内表面に吹き出す。
前席側デフロスタ開口部30に対して後方側には、前席側フェイス開口部31および前席側フット開口部32が設けられている。前席側フェイス開口部31は、上方側に開口しており、前席側フェイス開口部31は、混合室17から吹き出される空調風を空調ダクトを介して前席側乗員の上半身に向けて吹き出す。
前席側フット開口部32は、車両左右方向(紙面奥側)に開口しており、前席側フット開口部32は、混合室17から吹き出される空調風を空調ダクトを介して前席側乗員の下半身に向けて吹き出す。
一方、バイパス通路16の上流側には、バイパス通路16の空気入口を開閉する第2の温度調整用ドアとしてのエアミックスドア40が配置されている。エアミックスドア40は、バイパス通路16から混合室17に流れる冷風量と温風通路18から混合室17に流れる温風量との比率を調整して混合室17から開口部30、31、32を通して車室内に吹き出す空気温度を調整する。すなわち、前席側に吹き出す空気温度を調整できることになる。
本実施形態のエアミックスドア40としては、板状ドア本体の端部に回転軸が配置された片持ちドアが用いられている。エアミックスドア40はリンク機構(図示省略)を介してサーボモータにより駆動される。
開口部30、31、32のそれぞれの上流側には、モードドア50、51、52が配置されている。モードドア50は、回転自在に支持されて、前席側デフロスタ開口部30を開閉する。本実施形態のモードドア50として、板状ドア本体の端部に回転軸が配置された片持ちドアが用いられている。モードドア50、51、52はリンク機構(図示省略)を介してサーボモータにより駆動される。
モードドア51は、回転自在に支持されて、前席側フェイス開口部31を開閉する。モードドア52は、回転自在に支持されて、前席側フット開口部32を開閉する。本実施形態のモードドア51、52としては、板状ドア本体の中央部に回転軸が配置されたバタフライドアが用いられている。
また、ヒータコア15の後方側には、ヒータコア15の上流側に向けて湾曲するように形成される案内壁60が設けられている。案内壁60は、ヒータコア15との間に上述の温風通路18を形成する。
一方、ヒータコア15の下側には、バイパス通路61(第1のバイパス通路)が形成されている。バイパス通路61は、蒸発器13通過後の冷風がヒータコア15を迂回して流れる通路である。
バイパス通路61の上方側には、混合室62が設けられている。混合室62は、バイパス通路61を通過した冷風と、後述する温風吹出口63からの温風とを混合する。
温風吹出口63は、案内壁60の下側に設けられており、温風吹出口63は、ヒータコア15を通過した温風を混合室62に吹き出す。ヒータコア15の下流側には、回転自在に支持される第1の温度調整用ドアとしてのエアミックスドア70が配置されている。エアミックスドア70は、温風吹出口63を通過する温風量とバイパス通路61を通過した冷風量との比率を変更して車室内後席側に吹き出す空気温度を調整する。
すなわち、後席側に吹き出す空気温度を調整できることになる。このことにより、後席側に吹き出す空気温度と前席側に吹き出す空気温度とをそれぞれ独立に調整できることになる。
本実施形態のエアミックスドア70としては、板状ドア本体の端部に回転軸が配置された片持ちドアが用いられている。
混合室63の下流側には、後席側フェイス開口部64および後席側フット開口部65が設けられている。後席側フェイス開口部64は、後方側に開口しており、後席側フェイス開口部64は、混合室62から吹き出される空調風を空調ダクトを介して後席側乗員の上半身に向けて吹き出す。
後席側フット開口部65は、下方側に開口しており、後席側フット開口部65は、混合室63から吹き出される空調風を空調ダクトを介して後席側乗員の下半身に向けて吹き出す。
後席側開口部64、65の上流側には、回転自在に支持されるモードドア71が配置されており、モードドア71は、後席側開口部64、65を開閉する。本実施形態のモードドア71としては、板状ドア本体の中央部に回転軸が配置されたバタフライドアが用いられている。モードドア71およびエアミックスドア70は、リンク機構80を介してサーボモータ81により駆動される。サーボモータ81は、空調ケーシング11に対して支持されている。
次に、本実施形態のリンク機構80の構造について説明する。
リンク機構80は、メインプレート90、中間リンク92、エアミックスレバー94、中間リンク95、ジョイントロッド96、およびモードレバー97を備えている。メインプレート90は、サーボモータ81の回転軸81aに固定されており、メインプレート90は、サーボモータ81により駆動される。
メインプレート90にはリンク溝90aが形成されている。中間リンク92は、L字状に形成されており、中間リンク92の一端部にはピン92aが配置されている。ピン92aはリンク溝90a内に配置されている。中間リンク92の他端部にはピン92bが設けられている。エアミックスレバー94にはリンク溝94aが設けられており、リンク溝94a内には、中間リンク92のピン92bが配置されている。エアミックスレバー94の他端部は、エアミックスドア70の回転軸70aに固定されている。
メインプレート90にはリンク溝90bが形成されている。中間リンク95は、L字状に形成されており、中間リンク95の一端部にはピン95aが配置されており、ピン95aはリンク溝90b内に配置されている。中間リンク95の他端部は、ジョイントロッド96の一端部に回転自在に連結されており、ジョイントロッド96の他端部は、モードレバー97の一端部に回転自在に連結されている。モードレバー97の他端部は、モードドア71の回転軸71aに固定されている。
次に本実施形態の作動について図2〜図6を参照して説明する。
図2は、モードドア71およびエアミックスドア70の作動状態を示す図であって、縦軸は、吹出モード(モードドア71の位置)、およびエアミックスドア70の位置(最大冷房位置および最大暖房位置)を示し、横軸はサーボモータ81の回転軸81aの回転位置を示している。図3〜図6はモードドア71およびエアミックスドア70の作動状態を示す図である。
まず、回転軸81aがポジションAに位置するときには、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大暖房位置に位置する第1の状態になる。
すなわち、図3に示すように、モードドア71が後席側フェイス開口部64を開口し、かつ後席側フット開口部65を閉鎖する。加えて、エアミックスドア70がバイパス通路61を全閉し、かつ温風吹出口63を全開する。
次に、サーボモータ81の回転軸81aがメインプレート90を回転させると、メインプレート90のリンク溝90a内で中間リンク92のピン92aが滑りながら移動する。
これにより、メインプレート90の回転力が中間リンク92に伝わる。このとき、リンクレバー93のピン92bがエアミックスレバー94のリンク溝94a内を滑りながらエアミックスレバー94に回転力を伝える。これに伴い、エアミックスレバー94はエアミックスドア70の回転軸70aを回転させる。このため、エアミックスドア70が図3中反時計回りに回転する。その後、サーボモータ81の回転軸81aがポジションBに到達すると、バイパス通路61を全開し、かつ温風吹出口63を全閉する。
ここで、サーボモータ81の回転軸81aがポジションAからポジションBに移動する際に、メインプレート90のリンク溝90b内で中間リンク95のピン95aが滑って移動するだけで、メインプレート90の回転力がジョイントロッド96、97、およびモードドア71に伝わらなく、モードドア71が後席側フェイス開口部64を全開し、かつ後席側フット開口部65を閉鎖した状態が維持される。
以上により、図4に示すように、サーボモータ81の回転軸81aがポジションBに位置するときには、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第2の状態になる。
次に、サーボモータ81の回転軸81aがメインプレート90を回転させると、メインプレート90のリンク溝90a内で中間リンク92のピン92aが滑りながら移動する。
これにより、メインプレート90の回転力が中間リンク92に伝わる。このとき、中間リンク92のピン92bがエアミックスレバー94のリンク溝94a内を滑りながらエアミックスレバー94に回転力を伝える。これに伴い、エアミックスレバー94はエアミックスドア70の回転軸70aを回転させる。このため、エアミックスドア70が図4中時計回りに回転する。その後、サーボモータ81の回転軸81aがポジションCに到達すると、バイパス通路61を全閉し、かつ温風吹出口63を全開する。
ここで、サーボモータ81の回転軸81aがポジションBからポジションCに移動する際に、メインプレート90のリンク溝90b内で中間リンク95のピン95aが滑って移動する。これに伴い、ジョイントロッド96が中間リンク95に対して揺動する。すると、モードレバー97が中間リンク95に対して揺動しならがら、モードドア71の回転軸71aを回転させる。このため、モードドア71が図4中の反時計回りに回転して後席側フェイス開口部64が開口し、かつ後席側フット開口部65が開口する。
以上により、図5に示すように、サーボモータ81の回転軸81aがポジションCに位置するときには、フットモードで、かつエアミックスドア70が最大暖房位置に位置する第3の状態になる。
次に、サーボモータ81の回転軸81aがメインプレート90を回転させると、メインプレート90のリンク溝90a内で中間リンク92のピン92aが滑りながら移動する。
これにより、メインプレート90の回転力が中間リンク92に伝わる。このとき、中間リンク92のピン92bがエアミックスレバー94のリンク溝94a内を滑りながらエアミックスレバー94に回転力を伝える。これに伴い、エアミックスレバー94はエアミックスドア70の回転軸70aを回転させる。このため、エアミックスドア70が図5反時計回りに回転する。その後、サーボモータ81の回転軸81aがポジションDに到達すると、バイパス通路61を全開し、かつ温風吹出口63を全閉する。
ここで、サーボモータ81の回転軸81aがポジションCからポジションDに移動する際に、メインプレート90のリンク溝90b内で中間リンク95のピン95aが滑って移動する。これに伴い、ジョイントロッド96が中間リンク95に対して揺動する。すると、モードレバー97が中間リンク95に対して揺動しならがら、モードドア71の回転軸71aを回転させる。このため、モードドア71が図5中の時計回りに回転して後席側フェイス開口部64が全閉し、かつ後席側フット開口部65が全閉になる。
以上により、図6に示すように、サーボモータ81の回転軸81aがポジションDに位置するときには、シャットモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第4の状態になる。
ここで、図1に示すように、エアミックスドア70が温風吹出口63を全閉して、後席側フェイス開口部64が全閉し、かつ後席側フット開口部65を全閉している。加えて、エアミックスドア40がバイパス通路16を全閉している。
このため、蒸発器13を通過した冷風の全部がヒータコア15を通過してこの通過した温風の全部が、温風通路18を通して混合室17に流れる。その後、混合室17からの温風が前席側デフロスタ開口部30を流入して、その後、温風が空調ダクトを介して前方側の窓ガラスの内表面に吹き出す。
以上により、デフロスタ開口部30から窓ガラスに向けて多くの温風を吹き出すことができるので、窓ガラスの防曇を良好に行うことができる。
以上説明した本実施形態によれば、サーボモータ81の回転軸81aの回転に伴って、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第1の状態から、フェイスモードで、かつエアミックスドア70が最大暖房位置に位置する第2の状態に遷移して、さらにフットモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第3状態まで遷移可能に構成されている。
これにより、フェイスモードを維持した状態で、エアミックスドア70を最大冷房位置から最大暖房位置にまで移動できるので、フェイスモードの実施時に後席側フェイス開口部64からの吹き出し空気温度をきめ細かく調整できる。
本実施形態では、シャットモードで、かつエアミックスドア70が最大冷房位置に位置する第4の状態になる。このとき、蒸発器13を通過した冷風の全部がヒータコア15を通過して、この通過した温風の全てが温風通路18を通して前席側デフロスタ開口部30を流入し、この温風が空調ダクトを介して前方側の窓ガラスの内表面に吹き出される。したがって、デフロスタ開口部30から窓ガラスに向けて多くの温風を吹き出すことができるので、窓ガラスの防曇を良好に行うことができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の車両用空調装置において、サーボモータ81の回転軸81aがポジションAからポジションDまで回転して、モードドア71およびエアミックスドア70の状態が第1の状態から第2、第3の状態を経て第4の状態まで遷移した例について説明したが、これに限らず、サーボモータ81の回転軸81aがポジションAからポジションCまでの範囲内でだけ回転するように構成されるものでもよい。
上述の実施形態では、本発明の車両用空調装置を、車室内の前席側に吹き出す空気温度と、車室内の後席側に吹き出す空気温度とをそれぞれ独立して調整可能に構成された車両用空調装置に適用した例について説明したが、これに限らず、本発明の車両用空調装置を、前席側だけ空調風を吹き出す前席専用用空調装置に適用してもよく、後席側だけ空調風を吹き出す後席専用空調装置に適用してもよい。
本発明の車両用空調装置の一実施形態の構成を示す模式図である。 図1のエアミックスドアとモードドアとのそれぞれのモードを示す模式図である。 図1中サーボモータの回転軸がポジションAに位置するときのエアミックスドアおよびモードドアの状態を示す図である。 図1中サーボモータの回転軸がポジションBに位置するときのエアミックスドアおよびモードドアの状態を示す図である。 図1中サーボモータの回転軸がポジションCに位置するときのエアミックスドアおよびモードドアの状態を示す図である。 図1中サーボモータの回転軸がポジションDに位置するときのエアミックスドアおよびモードドアの状態を示す図である。
符号の説明
10…室内空調ユニット、11…空調ケーシング、13…蒸発器、
15…ヒータコア、17…混合室、18…温風通路、
30…前席側デフロスタ開口部、31…前席側フェイス開口部、
32…前席側フット開口部、40…エアミックスドア、
50、51、52…モードドア、60…案内壁、61…バイパス通路、
62…混合室、63…温風吹出口、81…サーボモータ。

Claims (3)

  1. 車室内に向けて開口するフェイス開口部(64)およびフット開口部(65)を有して、前記車室内に向けて空気流を流す空調ケーシング(11)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記空気流を冷却する冷却用熱交換器(13)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記冷却用熱交換器を通過した冷風を加熱する加熱用熱交換器(15)と、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記加熱用熱交換器をバイパスして前記冷風を流す第1のバイパス通路(61)と、
    前記加熱用熱交換器に流れる空気量と前記第1のバイパス通路に流れる空気量との比率を調整して、前記フェイス開口部および前記フット開口部から車室内に吹き出す空気温度を調整する第1の温度調整用ドア(70)と、
    前記フェイス開口部と前記フット開口部とをそれぞれ開閉して、前記フェイス開口部を開放するフェイスモードと、前記フット開口部を開放するフットモードとを実施するモードドア(71)と、
    前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとをそれぞれ駆動する回転駆動力を出力する出力軸を有する1つの駆動装置(81)と、
    前記1つの駆動装置の出力軸から出力される駆動力を前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとに伝えて、前記第1の温度調整用ドアと前記モードドアとをそれぞれ開閉するリンク機構(80)と、を備え、
    前記リンク機構は、前記1つの駆動装置の出力軸の回転に伴って、前記フェイスモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが最大暖房位置に位置する第1の状態から、前記フェイスモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが最大冷房位置に位置する第2の状態に遷移して、さらに前記フットモードで、かつ前記第1の温度調整用ドアが前記最大暖房位置に位置する第3状態まで遷移可能に構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 前記フェイス開口部は、前記第1の温度調整用ドアにより温度調節された空気が前記車室内の後部座席側に向けて吹き出す後席用フェイス開口部であり、
    前記フット開口部は、前記第1の温度調整用ドアにより温度調節された空気が前記車室内の後部座席側に向けて吹き出す後席用フット開口部であり、
    前記空調ケーシングには、前記車室内の前席側窓ガラスに向けて空気を吹き出すデフロスタ開口部(30)が設けられており、
    前記加熱用熱交換器を通過した温風をデフロスタ開口部に向けて流す温風通路(18)と、
    前記加熱用熱交換器を通過した温風を前記後席用フェイス開口部と前記後席用フット開口部とに向けて吹き出す温風吹出口(63)と、を備え、
    前記モードドアは、前記後席用フェイス開口部と前記後席用フット開口部とをそれぞれ閉鎖するシャットモードを実施するようになっており、
    前記リンク機構は、前記1つの駆動装置の出力軸の回転に伴って、前記第3状態から、前記シャットモードでかつ前記第1の温度調整用ドアが前記最大冷房位置に位置する第4の状態に遷移可能に構成されており、
    前記第1の温度調整用ドアが前記最大冷房位置に位置するときに、前記第1の温度調整用ドアが前記第1のバイパス通路を全開し、かつ前記温風吹出口を全閉して、前記加熱用熱交換器を通過した温風の全てが前記温風通路を通して前記デフロスタ開口部に向けて流れるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
  3. 前記空調ケーシングには、前記車室内の前部座席側に向けて吹き出す前席用フェイス開口部(31)および前席用フット開口部(32)が設けられており、
    前記空調ケーシング内に配置され、前記冷却用熱交換器からの冷風を前記加熱用熱交換器をバイパスして前記デフロスタ開口部に向けて流す第2のバイパス通路(16)と、
    前記第2のバイパス通路を開閉して第2のバイパス通路を流れる冷風量と前記温風通路を流れる温風量との比率を変えることにより、前席用フェイス開口部と前席用フット開口部とから吹き出す空気温度を調整する第2の温度調整用ドア(40)と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。
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