JP2007193767A - 操作レバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、異音対策のためのパッキンや特殊な機能部位を不要にして、部品点数および組み付け工数の低減、またはコストの低減を図る操作レバー装置を提供することにある。
【解決手段】本発明に係る操作レバー装置は、カム溝部は、その途中部位に曲率が急変する急変部30a、31aが形成されており、ピンの先端部には、カム溝の2つの側壁に対し略平行に延びるスリット11bが、前記ピンの先端部から所定深さLを有して配設され、スリットの所定深さLに略対応するピン外周11aの部位の少なくとも一部Mは、前記側壁30、31に対し隙間が無く接触しており、ピン外周11aの他の部位は、側壁30、31と隙間jを有していることを特徴としている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る操作レバー装置は、カム溝部は、その途中部位に曲率が急変する急変部30a、31aが形成されており、ピンの先端部には、カム溝の2つの側壁に対し略平行に延びるスリット11bが、前記ピンの先端部から所定深さLを有して配設され、スリットの所定深さLに略対応するピン外周11aの部位の少なくとも一部Mは、前記側壁30、31に対し隙間が無く接触しており、ピン外周11aの他の部位は、側壁30、31と隙間jを有していることを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ピンがカム溝内を摺動して2つのレバーが所定の位置関係で回動される操作レバー装置に関するもので、例えば車両用空調装置のドア(モード切替ドア等)の操作レバー装置用として好適である。
操作レバー装置は、従動レバーに形成したカム溝に、駆動レバーに設けたピンを挿入し、駆動レバーの回動に伴いピンがカム溝の摺動面を摺動して従動レバーを回動させるようになっている。また、駆動レバーの回動角に対する従動レバーの回動角が所定の関係になるようにカム溝の形状が設定され、上記の所定の関係を得るために、カム溝の途中部位に曲率が急変する急変部が形成されることが多々ある。
そして、駆動レバーが回動してピンがカム溝の急変部にさしかかった際に、ピンがカム溝内でがたつき、カム溝の摺動面に衝突して異音が発生するという問題がある。そこで、従来はピンの外周に円筒状の弾性体製のパッキンを被せて異音の発生を防止するようにしていた。また、特許文献1のように、特殊な機能部位をレバーに具備したものもあった。
しかしながら、従来装置では、異音対策のためにパッキンを用いたり、特殊な機能部位を具備したりするため、部品点数および組み付け工数の増加を招いたり、コストの上昇を招いたりしていた。本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、異音対策のためのパッキンや特殊な機能部位を不要にして、部品点数および組み付け工数の低減、またはコストの低減を図ることを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、カム溝部21は、その途中部位に曲率が急変する急変部30a、31aが形成されており、ピン11、11A、11C、11Dの先端部には、カム溝部21の2つの側壁30、31に対し略平行に延びるスリット11bが、ピンの先端部から所定深さLを有して配設され、スリットの所定深さLに略対応するピン外周11aの部位の少なくとも一部Mは、側壁30、31に対し隙間が無く接触しており、ピン外周11aの他の部位は、側壁30、31と隙間jを有していることを特徴とする操作レバー装置が提供される。
これによると、ピンとカム溝21との間で少なくとも一部において隙間が無いため、特にピンが急変部30a、31aにさしかかる際には、ピンのがたつきによる異音の発生を防止することができる。また、隙間が無いことに起因する摩擦抵抗に関する対策としては、ピンとカム溝との隙間が無い接触深さMを必要最小限にしている。そして、この接触深さMに対応する深さ以上Lでピン先端部にスリット11b、11e、11f、11gが配設されている。このスリットにより、ピン先端部摺動部位は可撓性を有することとなるため、ピンがカム溝内を摺動する時、ピンとカム溝との摩擦抵抗を減少させることができる。しかも、従来装置のような異音対策のための別部品(パッキン)や特別な機能部位は不要であり、従って、部品点数および組み付け工数を低減して、コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、スリット11bは、前記2つの側壁30、31に対し略平行に延びていることを特徴とする操作レバー装置が提供される。これにより、製造容易な操作レバー装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、スリット11e、11f、11gは、少なくともその一部が、ピンの略半径方向に設けられており、スリットのピン外周11a側の一端11xとその別の端11zが、ピン軸中心11pに対して非対称位置になるように形成されていることを特徴とする操作レバー装置が提供される。これにより、ピンが移動するとき、カム溝幅の一方側にスリット端11xが対向しても、該スリット端のピン外周反対側11yにはスリット端はなく、ピン軸固体外面が存在するため、カム溝幅に対応するピン軸外周径D2は、直線状スリットの場合D1より通常のピン軸径D0に近くなる。そして、ピンのがたつきによる異音の発生の可能性は、直線状スリットの場合より小さくなる。
請求項4に記載の発明によれば、カム溝部21の互いに対向する2つの側壁30、31は、ピン軸方向の途中に段差kが設けられていることを特徴とする操作レバー装置が提供される。側壁側に段差を設けることにより、ピン軸側に段差を設ける必要がなくなり、ピン軸強度を確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ピン外周11aの部位の少なくとも一部Mと、ピン外周11aの他の部位と、の間には、段差nが設けられていることを特徴とする操作レバー装置が提供される。ピン軸側に段差を設けることにより、側壁側に段差を設ける必要がなくなり、カム溝内部形状が単純化されるため樹脂成形用金型のコストが低減可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、カム溝部は、その途中部位に曲率が急変する急変部30a、31aが形成されており、ピンの外周11aの少なくとも一部は、側壁30、31に対し隙間が無く接触しており、第2レバー2Bは、カム溝部21に沿って前記カム溝部の近傍に設けられた弾性変形用溝部40を有することを特徴とする操作レバー装置が提供される。弾性変形用溝部40の存在により、カム溝側壁30、31は可撓性が増加する。このため、ピンがカム溝内を摺動する時、ピンとカム溝との摩擦抵抗を減少させることができる。
これによると、ピンとカム溝との間で少なくとも一部において隙間が無いため、特にピンが急変部30a、31aにさしかかる際には、ピンのがたつきによる異音の発生を防止することができる。また、隙間が無いことに起因する摩擦抵抗に関する対策としては、弾性変形用溝部40が配設されている。この弾性変形用溝部により、カム溝部は可撓性を有することとなるため、ピンがカム溝内を摺動する時、ピンとカム溝との摩擦抵抗を減少させることができる。しかも、従来装置のような異音対策のための別部品(パッキン)や特別な機能部位は不要であり、従って、部品点数および組み付け工数を低減して、コストを低減することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
初めに、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明装置の第1実施形態を示す平面図であり、図2は、図1のAA断面図である。本発明の第1実施形態は、機械的強度や耐摩耗性に優れ弾力性を有する樹脂(例えばポリアセタールまたはポリプロピレン)にて形成された駆動レバー1と従動レバー2とからなる。
(第1実施形態)
初めに、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明装置の第1実施形態を示す平面図であり、図2は、図1のAA断面図である。本発明の第1実施形態は、機械的強度や耐摩耗性に優れ弾力性を有する樹脂(例えばポリアセタールまたはポリプロピレン)にて形成された駆動レバー1と従動レバー2とからなる。
駆動レバー1は、図示しないサーボモータの回転軸が挿入される軸穴10が一端側に形成され、駆動レバー1はサーボモータに駆動されて軸穴10を中心に回動するようになっている。駆動レバー1の他端側には、図1において下方に、円柱状のピン11を具備する基礎部12が形成されている。
従動レバー2は、一端側の支点20を中心に回動可能で、図1において左側から支点側にかけてカム溝21が形成されている。そして、このカム溝21に駆動レバー1のピン11が摺動自在に挿入され、駆動レバー1の回動(e方向)に伴いピン11がカム溝21内を摺動して(d方向)従動レバー2を回動させる(c方向)ようになっており、駆動レバー1の回動角に対する従動レバー2の回動角が所定の関係になるように、カム溝21の形状が設定されている。
カム溝21は二つの側壁30、31を有し、この各側壁30、31は、ピン11が摺動する摺動面を形成する側壁30x、31xをその一部に具備し、ピン11との隙間を持つ側壁30y、31yをその一部に具備している。摺動面30x、31xの途中部位には曲率が急変する急変部30a、31aが形成されている。従動レバー2の一端側20には、概略円柱状の軸部(図示せず)が形成され、この軸部の周囲に複数の弾性突起片(図示せず)が形成されている。そして、図示しない空調装置のケースの取付穴に弾性突起片を嵌合することにより、従動レバー2がケースに回動自在に取り付けられる。また、軸部には図示しない空調装置のドア(モード切替ドア、エアミックスドア等)が組み付けられる。
次に、第1実施形態の作動について説明する。図1において、駆動レバー1がサーボモータにて反時計方向eに回動されると、ピン11がカム溝21内をd方向へ移動して従動レバー2が時計方向cに回動され、一方、駆動レバー1が時計方向に回動されると従動レバー2が反時計方向に回動される。この従動レバー2の回動とともに空調装置のドアが回動される。
駆動レバー1と従動レバー2は、図1の実線位置(始点位置)と終点位置(図示せず)の間で回動するようになっており、始点位置ではピン11は急変部30a、31aの手前に位置している。
そして、駆動レバー1が図2において反時計方向に回動される場合、ピン11が始点位置から急変部30a、31aの途中部位を経過して終点位置に至るまで、ピン11が摺動面30x、31xとの隙間が無い状態が維持される。従って、急変部30a、31a付近ではピン11が摺動面30x、31xに押しつけられて隙間が無い状態で移動するため、ピン11のがたつきが防止され、異音の発生が防止される。
一方、図2に示すように、ピン11の先端部には、カム溝21に形成された2つの側壁30、31に対し略平行に延びるスリット11bが、ピン11の先端部から所定深さLを有して配設されている。スリット11bの所定深さLに略対応するピン外周11aの部位の少なくとも一部Mは、前記側壁30、31に対し隙間が無く接触しており、ピン外周11aの他の部位は、側壁30、31と隙間jを有している。
ピン11が摺動する際のカム溝21との隙間が無いことに起因する摩擦抵抗に関する対策として、一つ目は、隙間が無い接触深さMを必要最小限にしている。二つ目は、ピン先端部には、この接触深さMに対応する深さより深い(L)スリットが配設されている。このスリットにより、ピン先端部摺動部位は十分な可撓性を有することとなる。また、カム溝を形成する側壁30、31およびピン11は弾力性のある樹脂で作られているため、外力に対し適度に追従変形する。このため、ピン11がカム溝21内を摺動する時、特に曲率急変部30a、31aにおいてピン11がカム溝21から押付け力を受けた場合、カム溝21の追従変形と相まって、ピン11の先端部がカム溝21に追従変形して、摩擦抵抗を減少させることができる。この二つの構成により摺動性能を阻害する摩擦抵抗を低減させている。
本実施形態においては、ピン11が摺動面30x、31xとの隙間が無くかつピン11のスリットによる可撓性による摩擦抵抗が少ない構成によって異音の発生を防止可能であるため、従来装置のような異音対策のための別部品(パッキン)や特殊な機能部位は不要であり、従って、部品点数および組み付け工数を低減したり、製造コストを低減したりすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、本発明の第2実施形態の図2に相当する図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
上記第1実施形態においては、ピン11の軸径を同一径にして、カム溝の側壁を2段にしてこの一方の段を摺動面としたが、カム溝の側壁の段差を無くして、ピンの軸外径部を2段にしてこの一方の段をカム溝側壁との摺動面としても良い。
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。図3は、本発明の第2実施形態の図2に相当する図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
上記第1実施形態においては、ピン11の軸径を同一径にして、カム溝の側壁を2段にしてこの一方の段を摺動面としたが、カム溝の側壁の段差を無くして、ピンの軸外径部を2段にしてこの一方の段をカム溝側壁との摺動面としても良い。
すなわち、図3に示すようにピン軸11Aの外周部(軸外径部)を、軸径の大きい外周部11cと軸径の小さい外周部11dとの2段にする。これにより、ピン軸11Aの外周部には段差nが形成される。そして、カム溝の側壁30は、摺動面30xと、ピンとの隙間を持つ側壁30yとが段差が無く連続するように形成される。カム溝の別の側壁31も、摺動面31xと側壁31yとが同様に段差が無く連続するように形成される。そして、第1実施形態と同様に、「隙間が無い接触深さM」を必要最小限にしている。これにより、ピン11Aの摺動性能を阻害する摩擦抵抗を低減させている。そして、ピン軸側に段差を設けることにより、側壁側に段差を設ける必要がなくなり、カム溝内部形状が単純化されるため樹脂成形用金型のコストが低減可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を図4および図5に基づいて説明する。図4は、本発明の第3実施形態を示す平面図である。図5は、図4のBB断面図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態を図4および図5に基づいて説明する。図4は、本発明の第3実施形態を示す平面図である。図5は、図4のBB断面図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
上記第1実施形態においては、ピン11にスリット11bが配設されている。このスリット11bにより、ピン先端部摺動部位は可撓性を有することとなるため、ピン摺動時にピンとカム溝との摩擦抵抗を減少させることができる。一方、第3実施形態では、ピンにはスリットを設けず、第2レバーのカム溝近傍に弾性変形用溝部を配設することにより、相手側のカム溝の側壁30、31側に可撓性を与えている。
図4に示すように、第2レバー2Bは、カム溝部21に沿って前記カム溝部の近傍に設けられた複数の弾性変形用溝部40を有する。弾性変形用溝部40の存在により、カム溝側壁30、31は可撓性が増加する。このため、ピン11Bがカム溝21内を摺動する時、ピン11Bとカム溝21との摩擦抵抗を減少させることができる。弾性変形用溝40は、図5において、溝底部2aを有しているが、カム溝側壁30、31の可撓性を一層向上させるため、溝底部2aを有さない貫通溝としても良い。
後述するが、ピンにスリットが設けられている場合、スリット部のピン外周側の端が、製品誤差やカム溝形状等の関係で、ピンがカム溝内を移動するときカム溝側壁部と対向することがある。ピンにスリットを設けないことにより、スリットの存在により生ずる不具合を無くすることが可能となる。もちろん、可撓性を重視する点から、第3実施形態において、ピンにスリットを設ける選択も可能である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態を図6から図8に基づいて説明する。図6は、図2のC方向から視た図である。図7は、本発明の第4実施形態に係る図6に相当する図である。図8は、本発明の第4実施形態の変形例に係る図7に相当する図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
次に、本発明の第4実施形態を図6から図8に基づいて説明する。図6は、図2のC方向から視た図である。図7は、本発明の第4実施形態に係る図6に相当する図である。図8は、本発明の第4実施形態の変形例に係る図7に相当する図である。第1実施形態と同じ参照符号は、第1実施形態の要素と同じ機能を持つものであり、その説明を省略する。
第1実施形態のピン11は、図6に示すように、スリット11bが単にピン軸断面の直径方向に直線状に設けられている。この場合、スリット11bのピン外周側の端11x、11yが、製品誤差やカム溝形状等の関係で、ピンがカム溝内を移動するときカム溝側壁部30、31と対向することがある。この場合、カム溝幅Wに対応するピン軸外周径D1は、スリットの存在により通常のピン軸径D0より2δ小さくなる。すなわち、この場合にはピンとカム溝との間の隙間が2δ増えることとなり、ピンのがたつきによる異音の発生の可能性が生じ、本来の異音低減効果が減少する恐れが生じる。第4実施形態は、この対策が目的である。
図7に示すように、第4実施形態では、スリット11e、11fは、その一部11eが、ピン11Cの略半径方向に設けられており、スリットのピン外周11a側の一端11xとその別の端11zがピン軸中心11pに対して非対称位置になるように形成されている。
これにより、ピン11Cが移動するとき、カム溝幅Wの一方側にスリット端11xが対向しても、該スリット端11xのピン外周反対側11yにはスリット端はなく、ピン軸固体外面が存在するため、カム溝幅Wに対応するピン軸外周径D2は、直線状スリットの場合(D1)より通常のピン軸径D0に近くなる。そして、ピンのがたつきによる異音の発生の可能性は、直線状スリットの場合より小さくなる。
本発明の第4実施形態の変形例を図8に示す。図7に示した第4実施形態に、さらにスリット11gを追加したものである。作用効果は第4実施形態とほぼ同じであるが、スリットの追加により可撓性が向上する利点がある。
(その他の実施形態)
また、ピンを金属にて形成し、そのピンを樹脂製の駆動レバー1に圧入またはインサート成形してもよい。また、本発明は、車両用空調装置以外の用途にも適用可能である。
また、ピンを金属にて形成し、そのピンを樹脂製の駆動レバー1に圧入またはインサート成形してもよい。また、本発明は、車両用空調装置以外の用途にも適用可能である。
1、2 レバー
11 ピン
12 基礎部
21 カム溝
30x、31x 摺動面
30a、31a 曲率急変部
11 ピン
12 基礎部
21 カム溝
30x、31x 摺動面
30a、31a 曲率急変部
Claims (6)
- 第1レバー(1)に形成されたピン(11、11A、11C、11D)が第2レバー(2、2A)に形成されたカム溝部(21)に挿入された状態で連結され、前記両レバー(1、2)の連結部(100)は、前記ピンの外周(11a)が、前記カム溝部(21)の互いに対向する2つの側壁(30、31)に案内されて前記カム溝部(21)内を摺動するように構成された操作レバー装置であって、
前記カム溝部は、その途中部位に曲率が急変する急変部(30a、31a)が形成されており、
前記ピンの先端部には、スリット(11b、11e、11f、11g)が、前記ピンの先端部から所定深さ(L)を有して配設され、
前記スリットの所定深さ(L)に略対応する前記ピン外周(11a)の部位の少なくとも一部(M)は、前記側壁(30、31)に対し隙間が無く接触しており、
前記ピン外周(11a)の他の部位は、前記側壁(30、31)と隙間(j)を有していることを特徴とする操作レバー装置。 - 前記スリット(11b)は、前記2つの側壁(30、31)に対し略平行に延びていることを特徴とする請求項1に記載の操作レバー装置。
- 前記スリット(11e、11f、11g)は、
少なくともその一部が、前記ピン(11C、11D)の略半径方向に設けられており、
前記スリットの前記ピン外周(11a)側の一端(11x)とその別の端(11z)が、ピン軸中心(11p)に対して非対称位置になるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の操作レバー装置。 - 前記カム溝部(21)の互いに対向する2つの側壁(30、31)は、ピン軸方向の途中に段差(k)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の操作レバー装置。
- 前記ピン外周(11a)の部位の少なくとも一部(M)と、前記ピン外周(11a)の他の部位と、の間には、段差(n)が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の操作レバー装置。
- 第1レバー(1)に形成されたピン(11B)が第2レバー(2B)に形成されたカム溝部(21)に挿入された状態で連結され、前記両レバー(1、2B)の連結部(100)は、前記ピンの外周(11a)が、前記カム溝部(21)の互いに対向する2つの側壁(30、31)に案内されて前記カム溝部(21)内を摺動するように構成された操作レバー装置であって、
前記カム溝部は、その途中部位に曲率が急変する急変部(30a、31a)が形成されており、
前記ピンの外周(11a)の少なくとも一部(M)は、前記側壁(30、31)に対し隙間が無く接触しており、
前記第2レバー(2B)は、前記カム溝部(21)に沿って前記カム溝部の近傍に設けられた弾性変形用溝部(40)を有することを特徴とする操作レバー装置。
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