JP5004304B2 - 駒式ボールねじ - Google Patents

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Description

本発明は、放電加工機やタッピングセンター等の各種工作機械、あるいは自動車の電動パワーステアリングやアクチュエータ等に使用されるボールねじに関し、特に、ボール循環部品である駒部材を使用した駒式ボールねじに関する。
ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成された転動路に収容された多数のボールと、転動路を周回経路とする循環機構とを備え、例えば、ナットを回転運動させることでねじ軸を直線運動させる運動変換機構として使用されている。
一般的にボールねじは、ボールの循環機構が異なる種々の形式のものがあり、その一つに駒式と呼ばれるものがある。この駒式ボールねじは、ナットの隣接するねじ溝間を接続する連結溝を有し、ボールの転動路を周回経路とする循環用の駒部材がナットに装着されているもので、構成が比較的簡素で、かつコンパクトに構成できる利点がある。また、循環部が円周方向に等配が可能なため、ナット回転で駆動される場合、動的バランスに優れ、採用されることが多い。特に、自動車用用途ではスペース的な制約が大きく、コンパクトな駒式ボールねじが有効である。
駒部材の連結溝はS字状に湾曲する複雑な3次元形状で、いかにしてこの駒部材を、低コストでしかも簡易な方法で固定できるようにするかについて各種の提案がなされている。
特許文献1には、図4及び図5に示すように、樹脂素材を用いた駒部材110をナット100の駒窓101にスナップフィットさせて固定する構成が提案されている。すなわち、駒部材を合成樹脂の射出成形品とすることで軽量化及び製造コスト低減を図り、駒部材110に凸部111、111を設け、一方、ナット100の駒窓101内径部に駒部材110の凸部111、111が係合するあり溝形状の凹部102、102を設け、樹脂材の弾性変形する性質を用いてスナップフィット固定するようになっていた。
実公平2−41387号公報
しかし、上記特許文献1に記載のような構成によると、凸部111、111部の寸法は荷重的に駒部材110が破損しない程度に制限されなければならず、抜けに対する耐力は小さい。また、挿入性を考慮すると、図5(b)に示すように、凹部102のあり溝角度は、鈍角にならざるを得ない。また、ナット100にあり溝を加工するのは形状に応じたフライス工具や砥石をナット横方向に動かして加工する必要があり、高コストである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ナットの駒窓側に複雑な加工を施すことなく、駒部材を容易かつ確実に組み付けることができる駒式ボールねじを提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とし、前記ナットの隣接するねじ溝間を接続する連結溝が略S字状に湾曲して形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材、前記駒窓にナット内径側から外径側に向けて挿入される駒本体と、前記駒窓にナット外径側から内径側に向けて挿入される頭部部材と、を備え、前記駒本体と頭部部材の互いに対向する端部に、互いに弾性的に係合して連結固定される弾性係合部を設けると共に、前記駒部材にナット内径部に係合する抜け止め凸部を設け、前記頭部部材と駒窓間に頭部部材の少なくともナット内径側への移動を規制する頭部移動規制部を設け、前記抜け止め凸部と頭部移動規制部とによって、前記弾性係合部を介して連結された前記駒本体と頭部部材とを駒窓の軸方向所定位置に固定可能とする固定手段を設けたことを特徴とする。
このように、駒本体と頭部部材を弾性係合部にて弾性係合させて連結固定するようにすれば、駒窓に特別な加工を施すことなく、駒部材を容易かつ簡単に組み付けることができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、弾性係合部は、互いに軸方向に嵌合可能の差込部と差込凹部とを備えた構成とし、差込部と差込凹部の嵌合面間に、駒窓の軸方向に対して交差する方向に互いに弾性的に係合離脱可能の係合溝と係合突起を設けた構成とすれば、差込部を差込凹部を差し込むだけで、係合突起と係合溝間が弾性係合するので、組み付けがきわめて簡単である。
また、請求項3に記載の発明のように、係合溝と係合突起が、前記駒本体と頭部部材とが駒窓に対して軸方向所定位置に固定される位置で、互いに軸方向に負のすきまを有する形状となっていれば、分割構成の駒本体と頭部部材とを、がたなく固定することができる。
また、請求項に記載のように、抜け止め凸部が、ねじ溝の側縁から側方に張り出す張り出し部を備えていれば、抜け止め凸部のナットとの接触面積を可及的に大きくでき、より一層抜け止め強度を高めることができ、信頼性向上を図ることができる。
また、請求項に記載のように、頭部移動規制部を駒窓のナット外径側からナット内径側へ挿入される頭部部材が突き当たる段部によって構成すれば、確実に固定することができる。
また、請求項に記載の発明のように、駒本体と頭部部材を樹脂部品とすれば、軽量で低コスト化を図ることができる。
また、請求項に記載の発明のように、駒本体を金属部品、頭部部材を樹脂部品とすれば、高温時の機械的強度低下のおそれが無く、特に自動車用等の高温環境下での使用にも適用可能である。
さらに、請求項に記載の発明のように、駒本体と頭部部材を円筒形状とすれば、駒窓の加工工数が削減できて低コスト化を図ることができると共に、駒部材がナットに対して軸方向に精度良く、かつ、容易に位置決めすることができ、信頼性を向上させることができる。
本発明に係る駒式ボールねじは、外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とし、前記ナットの隣接するねじ溝間を接続する連結溝が略S字状に湾曲して形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材、前記駒窓にナット内径側から外径側に向けて挿入される駒本体と、前記駒窓にナット外径側から内径側に向けて挿入される頭部部材と、を備え、前記駒本体と頭部部材の互いに対向する端部に、互いに弾性的に係合して連結固定される弾性係合部を設けると共に、前記駒部材にナット内径部に係合する抜け止め凸部を設け、前記頭部部材と駒窓間に頭部部材の少なくともナット内径側への移動を規制する頭部移動規制部を設け、前記抜け止め凸部と頭部移動規制部とによって、前記弾性係合部を介して連結された前記駒本体と頭部部材とを駒窓の軸方向所定位置に固定可能とする固定手段を設けたので、駒窓に特別な加工をすることなく、駒部材の組立を簡単かつ確実に行うことができる。
外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とし、前記ナットの隣接するねじ溝間を接続する連結溝が略S字状に湾曲して形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、前記駒部材、前記駒窓にナット内径側から外径側に向けて挿入される駒本体と、前記駒窓にナット外径側から内径側に向けて挿入される頭部部材と、を備え、前記駒本体と頭部部材の互いに対向する端部に、互いに弾性的に係合して連結固定される弾性係合部を設けると共に、前記駒部材にナット内径部に係合する抜け止め凸部を設け、前記頭部部材と駒窓間に頭部部材の少なくともナット内径側への移動を規制する頭部移動規制部を設け、前記抜け止め凸部と頭部移動規制部とによって、前記弾性係合部を介して連結された前記駒本体と頭部部材とを駒窓の軸方向所定位置に固定可能とする固定手段を設けた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る駒式ボールねじの一実施形態を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図、図2(a)は図1のナットの駒部材周辺の拡大断面図、図2(b)は(a)の頭部部材を断面にして示す斜視図、図3(a)は図1のナットの駒部材を斜めから見る方向の拡大断面図、図3(b)は(a)の頭部を断面にして示す斜視図である。
この駒式ボールねじ1は、図1(a)に示すように、外周面に螺旋状のねじ溝2aが形成されたねじ軸2と、このねじ軸2に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝3aが形成されたナット3と、対向する両ねじ溝2a、3aにより形成された転動路に転動自在に収容された多数のボール4と、これらボール4の循環用部材となる駒部材5とを備えている。
円筒状のナット3の胴部には、内外の周面に貫通してねじ溝3aの一部を切欠く断面略円形の駒窓6が穿設され、この駒窓6に対応して断面略円形の駒部材5が嵌合されている。駒窓6の内周面は、内径部から外方に向かって円筒状にストレートに延びている。
駒部材5のナット内方側の端部には、ねじ溝3aの隣合う1周分同士を連結する連結溝5aが形成され、この連結溝5aとねじ溝3aの略1周の部分とでボール4の転動路を構成している。転動路内の内外のねじ溝2a、3a間に介在された多数のボール4は、ねじ溝2a、3aに沿って転動し、そして、駒部材5の連結溝5aに案内され、ねじ軸2のねじ山を乗り越えて隣接するねじ溝3aに戻り、再びねじ溝2a、3aに沿って転動する。
駒部材5の連結溝5aは、ナット3の隣接するねじ溝3a、3a間を滑らかに接続するように略S字状に湾曲して形成されている。連結溝5aの深さは、ボール4が連結溝5a内でねじ軸2におけるねじ溝2aのねじ山を越えることができる深さとされている。
本発明は、駒部材5を、駒窓6にナット内径側から外径側に向けて挿入される円筒形状の駒本体51と、駒窓6にナット外径側から内径側に向けて挿入される頭部部材としての円筒形状のキャップ52と、に分割構成されている。
この実施例では、図2、図3に示すように、駒本体51が金属部品、キャップ52が樹脂部品で成形されている。このように、駒本体51を金属部品としているので、高温時の機械的強度低下のおそれが無く、特に自動車用等の高温環境下での使用にも適用可能である。もっとも、駒本体51とキャップ52の双方を樹脂部品とすれば、軽量で低コスト化を図ることができる。
そして、駒本体51とキャップ52の互いに対向する端部に、互いに弾性的に係合して連結固定される弾性係合部8が設けられ、この弾性係合部8を介して連結された駒本体51とキャップ52とが駒窓6の軸方向所定位置に固定するようになっている。
この実施例では、駒本体51にはナット内径部に係合する抜け止め凸部としてのウィング部7、7が設けられ、駒窓6にはナット外径側からナット内径側へ挿入されるキャップ52が突き当たる段部61が設けられている。上記ウィング部7、7と駒窓の段部61によって、弾性係合部8を介して連結された駒本体51とキャップ52とを、駒窓6の軸方向所定位置に位置決め固定する固定手段を構成する。
駒本体51のウィング部7、7は、駒本体51のナット内径側端部両側からナットの周方向互いに反対向きに突出し、連結溝5aで連結されるナット3の隣合うねじ溝3a、3aに係合する。一方のねじ溝3aから他方のねじ溝3aに向けて方向を変える連結溝5aに対して、方向を変えないでねじ溝3aに沿って延びている。
この実施形態では、駒本体51が円筒形状なので、ウィング部7、7は駒本体51の回り止めとしても機能し、ナットのねじ溝3aと連結溝5aとの位置ズレを防止している。
また、特に図示しないが、ウィング部7、7に、ねじ溝3a、3aの側縁から側方に張り出す張り出し部を設けることにより、ウィング部7、7のナット内径部との接触面積を可及的に大きくでき、より一層抜け止め強度を高めることができ、信頼性向上を図ることができる。
弾性係合部8は、互いに軸方向に嵌合可能の差込部81と差込凹部82とを備えた構成で、差込部81と差込凹部82の嵌合面間に、駒窓6の軸方向に対して交差する方向、図示例では直交方向に互いに弾性的に係合離脱可能の係合溝82aと係合突起81aを設けた構成となっている。
この実施例では、差込部81が駒本体51のキャップ対向面から突出形成される凸軸で、この差込部81の先端部にドーナッツ状に突出する係合突起81aが突設されている。
一方、差込凹部82はキャップ52の駒本体との対向面に設けられた穴で、この差込凹部82の底部周縁に環状の係合溝82aが形成されている。
この係合溝82aと係合突起81aは、駒本体51とキャップ52とが駒窓6に対して軸方向所定位置に固定される位置、この例では、駒本体51のウィング部7、7が、ねじ溝3aに係合し、キャップ52が駒窓6の段部61に突き当てられた位置にて、互いに軸方向に負のすきまを有する形状となっており、互いの係合面間に作用する弾性力の軸方向分力が、駒本体51とキャップ52を互いに軸方向に引き込む方向に作用する。これにより、分割構成の駒本体51とキャップ52とを、がたなく固定することができる。
本実施例の駒式ボールねじの駒部材5の組み込みは、駒本体51を駒窓6のナット内径側の開口部から挿入し、キャップ52を駒窓6のナット外径側の開口部から挿入し、駒本体51の差込部81をキャップ52の差込凹部82を差込む。差し込む段階で、係合突起81aによってキャップ52の差込凹部82の径が拡大する方向に弾性変形し、最終的に係合溝82aに係合すると小径に弾性復帰し連結が終了する。このように、差込部81を差込凹部82を差し込むだけで、容易に連結を終了することができる。したがって、従来のようにナットの駒窓側にあり溝等の特別の加工を施す必要がなく、組立を簡単かつ確実に行うことができる。
また、係合突起81aは断面円弧状で、一方、係合溝82aも断面円弧形状なので、係合突起81aの頂部が係合溝82aの最深部に向けた傾斜面に当接した時点では、軸方向に負のすきまを有し、係合面間に作用する弾性力の軸方向分力が、駒本体51とキャップ52を互いに軸方向に引き込む方向に作用する。この軸方向分力が作用している段階で、駒本体51のウィング部7がねじ溝3aに係合し、キャップ52が段部61に当接するようにすれば、駒本体51とキャップ52とを、がたなく固定することができる。
なお、上記実施例では、駒本体51側に差込部81を、キャップ52側に差込凹部82を設けたが、反対に、駒本体51側に差込凹部、キャップ52側に差込部を設けてもよい。
また、駒本体51のウィング部7をナット3の内径部に係合し、キャップ52を駒窓6の段部61に突き当てて軸方向に位置決め固定するようになっているが、たとえば、駒本体とキャップの少なくともいずれか一方を、駒窓に対して圧入固定して軸方向に位置決め固定するようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る駒式ボールねじは、自動車の電動アクチュエータ等に使用される駒式ボールねじに適用することができる。
本発明に係る駒式ボールねじの一実施形態を示すもので、(a)は断面図、(b)は平面図である。 (a)は図1のナットの駒部材周辺の拡大断面図、(b)は(a)の頭部部材を断面にして示す斜視図である。 (a)は図1のナットの駒部材を斜めから見る方向の拡大断面図、(b)は(a)の頭部を断面にして示す斜視図である。 従来の駒式ボールねじのナットの一例を示す斜視図である。 (a)は従来の駒部材の一例を示す斜視図、(b)はナットの半断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・駒式ボールねじ
2・・・・・・・・・・ねじ軸
2a・・・・・・・・・ねじ溝
3・・・・・・・・・・ナット
3a・・・・・・・・・ねじ溝
4・・・・・・・・・・ボール
5・・・・・・・・・・駒部材
5a・・・・・・・・・連結溝
51・・・・・・・・・駒本体
52・・・・・・・・・キャップ(頭部部材)
6・・・・・・・・・・駒窓
61・・・・・・・・・段部
7・・・・・・・・・・ウィング部
8・・・・・・・・・・弾性係合部
81・・・・・・・・・差込部
81a・・・・・・・・係合突起
82・・・・・・・・・差込凹部
82a・・・・・・・・係合溝

Claims (8)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝が形成されたねじ軸と、このねじ軸に外嵌され、内周面に螺旋状のねじ溝が形成されたナットと、対向する両ねじ溝により形成される転動路に収容された複数のボールと、前記ナットの胴部に穿設された駒窓に嵌合され、前記転動路を周回経路とし、前記ナットの隣接するねじ溝間を接続する連結溝が略S字状に湾曲して形成された駒部材とを備えた駒式ボールねじにおいて、
    前記駒部材、前記駒窓にナット内径側から外径側に向けて挿入される駒本体と、前記駒窓にナット外径側から内径側に向けて挿入される頭部部材と、を備え
    前記駒本体と頭部部材の互いに対向する端部に、互いに弾性的に係合して連結固定される弾性係合部を設けると共に、前記駒部材にナット内径部に係合する抜け止め凸部を設け、前記頭部部材と駒窓間に頭部部材の少なくともナット内径側への移動を規制する頭部移動規制部を設け、前記抜け止め凸部と頭部移動規制部とによって、前記弾性係合部を介して連結された前記駒本体と頭部部材とを駒窓の軸方向所定位置に固定可能とする固定手段を設けたことを特徴とする駒式ボールねじ。
  2. 前記弾性係合部は、互いに軸方向に嵌合可能の差し込み部と差し込み凹部とを備えた構成とし、差し込み部と差し込み凹部の嵌合面間に、駒窓の軸方向に対して交差する方向に互いに弾性的に係合離脱可能の係合溝と係合突起を設けた構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の駒式ボールねじ。
  3. 前記係合溝と係合突起は、前記駒本体と頭部部材とが駒窓に対して軸方向所定位置に固定される位置で、互いに軸方向に負のすきまを有する形状となっていることを特徴とする請求項2に記載の駒式ボールねじ。
  4. 前記抜け止め凸部が、ねじ溝の側縁から側方に張り出す張り出し部を備えている請求項に記載の駒式ボールねじ。
  5. 前記頭部移動規制部は、駒窓のナット外径側からナット内径側へ挿入される頭部部材が突き当たる段部である請求項に記載の駒式ボールねじ。
  6. 駒本体と頭部部材は樹脂部品である請求項1又は3に記載の駒式ボールねじ。
  7. 駒本体が金属部品であり、頭部部材が樹脂部品である請求項1又は3に記載の駒式ボールねじ。
  8. 駒本体と頭部部材は、ほぼ円筒形状であることを特徴とする請求項1又は3に記載の駒式ボールねじ。
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