JP2010212518A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】3次元構造の半導体記憶装置において、集積度が高まった場合においても読み出し電流の低下を抑制する。
【解決手段】1つのメモリストリングスMSmnは、4本の柱状部CLmnと、この柱状部CLmnの下端を連結する連結部JPmnを有する。4つの柱状部CLmnのそれぞれに、4個のメモリトランジスタMTrが直列接続される。連結部JPmnには、4つのバックゲートトランジスタBGT1mn、BGTr2mn、BGTr1mn’、BGTr2mn’が形成されている。連結部JPmnの下部には、バックゲート導電層24が形成されている。バックゲート導電層24は、連結部JPmnが埋め込まれた導電層22に、トレンチ絶縁膜23により互いに絶縁分離されるように複数形成される。
【選択図】図2A

Description

本発明は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
従来、シリコン基板上の2次元平面内に素子を集積して、LSIが形成されてきた。メモリの記憶容量を増加させるには、一素子の寸法を小さくする(微細化する)のが一般的だが、近年その微細化もコスト的、技術的に困難なものになってきた。微細化のためにはフォトリソグラフィの技術向上が必要であるが、リソグラフィ工程に要するコストは増加の一途を辿っている。また、仮に微細化が達成されたとしても、駆動電圧などがスケーリングされない限り、素子間の耐圧など物理的な限界点を迎える事が予想される。つまり、デバイスとしての動作が困難になる可能性が高い。
そこで、近年、メモリの集積度を高めるために、メモリセルを3次元的に配置した半導体記憶装置が提案されている(特許文献1参照)。
メモリセルを3次元的に配置した従来の半導体記憶装置の一つに、円柱型構造のトランジスタを用いた半導体記憶装置がある(特許文献1)。円柱型構造のトランジスタを用いた半導体記憶装置においては、ゲート電極となる多層の導電層、及びピラー状の柱状半導体が設けられる。柱状半導体は、トランジスタのチャネル(ボディ)部として機能する。柱状半導体の周りには、メモリゲート絶縁層が設けられている。これら導電層、柱状半導体、メモリゲート絶縁層を含む構成は、メモリストリングと呼ばれる。
このような3次元構造の半導体記憶装置において、集積度を高めるため、1つのメモリストリングに形成されるメモリセルの数をできるだけ増加させる(積層メモリセル数を増やす)ことが望ましい。しかし、1つのメモリストリング中のメモリセルの数が増加し、柱状半導体が長くなると、読み出し電流が低下し、読み出しが困難になるという問題がある。
特開2007−266143号公報
本発明は、3次元構造の半導体記憶装置において、集積度が高まった場合においても読み出し電流の低下を抑制することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る半導体記憶装置は、電気的に書き換え可能な複数のメモリトランジスタ、及び前記メモリトランジスタを選択するための選択トランジスタを含むメモリストリングを複数配列してなるメモリセルアレイと、前記メモリトランジスタ及び前記選択トランジスタの制御電極に供給する電圧を制御する制御部と、を備え、前記メモリストリングは、基板に対して垂直方向に延びる4本以上の偶数である複数の柱状部、及び前記複数の柱状部の下端を連結させるように形成された連結部を有するボディ半導体層と、前記柱状部の側面を取り囲むように形成された電荷蓄積層と、前記柱状部の側面及び前記電荷蓄積層を取り囲むように形成され前記メモリトランジスタの制御電極として機能する第1導電層と、
絶縁膜を介して前記連結部の側面に形成され1つの前記連結部に形成される複数のバックゲートトランジスタの制御電極として機能する複数の第2導電層と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、3次元構造の半導体記憶装置において、集積度が高まった場合においても読み出し電流の低下を抑制することができる不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成概略図である。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域12の一部概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域12、及びその周辺領域の平面図(一部省略)である。 本発明の第1の実施の形態に係る一つのメモリストリングスMSの拡大図である。 本発明の第1の実施の形態に係る一つのメモリストリングスMSの等価回路図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域12の終端から周辺領域Phのロウ方向断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る製造工程を示すメモリトランジスタ領域12の断面図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ読み出し動作(ビット線BLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrからデータを読み出す場合)を説明する回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ読み出し動作(ソース線SLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrからデータを読み出す場合)を説明する回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み動作(ビット線BLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrにデータを書き込む場合)を説明する回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のデータ書き込み動作(ソース線SLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrにデータを書き込む場合)を説明する回路図である。 第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の各種動作時に各部に印加される電圧を示した表である。 本発明の第2の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置のメモリトランジスタ領域の一部概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る一つのメモリストリングスMSの等価回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るメモリトランジスタ領域の断面図である。 本発明の変形例に係る一つのメモリセルアレイの等価回路図である。
次に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
[第1の実施の形態]
(第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の概略図を示す。図1に示すように、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100は、メモリトランジスタ領域12を備えており、また、具体的な図示は省略するがワード線駆動回路13、ソース側選択ゲート線(SGS)駆動回路14、ドレイン側選択ゲート線(SGD)駆動回路15、センスアンプ16、ソース線駆動回路17、及びバックゲートトランジスタ駆動回路18を有する。また、これら駆動回路13〜15、18及びセンスアンプ16を制御するための制御回路19が設けられている。
メモリトランジスタ領域12は、データを記憶するメモリトランジスタを3次元状に配列したメモリセルアレイ12Aを有する。ワード線駆動回路13は、ワード線WLに印加する電圧を制御する。ソース側選択ゲート線(SGS)駆動回路14は、ソース側選択ゲート線SGSに印加する電圧を制御する。ドレイン側選択ゲート線(SGD)駆動回路15は、ドレイン側選択ゲート線(SGD)に印加する電圧を制御する。センスアンプ16は、メモリトランジスタから読み出した電位を増幅する。ソース線駆動回路17は、ソース線SLに印加する電圧を制御する。バックゲートトランジスタ駆動回路18は、バックゲート線BG1、BG2に印加する電圧を個別に制御する。なお、上記の他、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100は、ビット線BLに印加する電圧を制御するビット線駆動回路を有する(図示略)。
図2Aは、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリトランジスタ領域12の一部の概略斜視図である。また、図2Bは、この不揮発性半導体装置100のメモリトランジスタ領域12、及びその周辺領域の平面図(一部省略)である。図3は、メモリトランジスタの一単位であるメモリストリングの一部拡大断面図である。図4は、このメモリトランジスタ領域12に形成される1つのメモリストリングMSmnの等価回路図である。
図2A及び図2Bに示すように、メモリトランジスタ領域12には、メモリストリングMSmnがm×n個(m、nは自然数)、平面方向においてマトリクス状に配置され、これによりメモリセルアレイ12Aが形成されている。1つのメモリストリングMSmnには、図4に示すように、電気的に書き換え可能な16個のメモリトランジスタ(MTr1mn〜MTr8mn、MTr1mn’〜MTr8mn’)、ソース側選択トランジスタSSTrmn、SSTrmn’、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn、SDTrmn’、及びバックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr1mn’、BGTr2mn’が形成される。なお、以下では、これらトランジスタを総称する場合に、「メモリトランジスタMTr」、「ソース側選択トランジスタSSTr」、「ドレイン側選択トランジスタSDTr」、「バックゲートトランジスタBGTr」のように標記する場合がある。
1つのメモリストリングスMSmnは、半導体基板Baに対し垂直方向に延びカラム方向に1列に配列された複数(この例では4本)の柱状部CLmnと、この柱状部CLmnの下端を連結するようにカラム方向を長手方向として延びる連結部JPmnを有する。この柱状部CLmnと連結部JPmnとで、メモリトランジスタ及び選択トランジスタのチャネル領域(ボディ)としてのボディ半導体層SCmnが構成されている。すなわち、この実施の形態のメモリストリングスMSmnは、所謂フォーク形状を有している。1つの柱状部CLmnには、それぞれ4つのメモリトランジスタMTrが直列接続された形で形成されている。従って、1つのメモリストリングMSmnにおいては、連結部JPmnに並列接続された4つの柱状部CLmnのそれぞれに4個のメモリトランジスタMTrが直列接続される。これにより、1つのメモリストリングMSmn中には、合計で4×4=16個のメモリトランジスタMTrが配列されている(図4参照)。
また、1つの連結部JPmnには、4つのバックゲートトランジスタBGT1mn、BGTr2mn、BGTr1mn’、BGTr2mn’が互いに直列接続される形で形成されている(図4参照)。図2Aに示すように、連結部JPmnの下部には、図2Aでは図示しない絶縁膜を介してバックゲート導電層24が形成されている。バックゲート導電層24は、連結部JPmnが埋め込まれた導電層22に、トレンチ絶縁膜23により互いに絶縁分離されるように複数形成される。
バックゲート導電層24は、ロウ方向を長手方向としてストライプ状に設けられる。このバックゲート導電層24及び連結部JPmnにより、4個のバックゲートトランジスタBGT1mn、BGTr2mn、BGTr1mn’、BGTr2mn’が形成される。
具体的には、1つの連結部JPmnの下部に形成された2本のバックゲート導電層24のうち、右側のバックゲート導電層24が、1つのメモリストリングMSmn中の右側2本の柱状部CLmnの下部に形成されて、図4に示すバックゲートトランジスタBGT1mn、BGTr2mnのゲート電極(制御電極)となる。また、左側のバックゲート導電層24が、1つのメモリストリングMSmn中の左側の2本の柱状部CLmnの下部に形成されて、図4に示すバックゲートトランジスタBGT1mn’、BGTr2mn’のゲート電極(制御電極)となる。
なお、左右のバックゲート導電層24は、それぞれ独立の電圧を与えられ、これにより、バックゲートトランジスタBGT1mn、BGTr2mn、は、BGTr1mn’、BGTr2mn’とは独立して導通・非導通を切り替え可能にされている。
また、2本の柱状部CLmnを絶縁膜を介して共通に囲うように、ワード線WLが配列されている。各層のワード線WLは、ロウ方向に平行に延びる形状を有している。各層のワード線WLは、カラム方向に第1の間隔を設けて、互いに絶縁分離してライン状に繰り返して形成されている。なお、1つのメモリストリングMSmnに着目すると、真ん中の2本の柱状部CLmnが、上からワード線WL1〜4を共有している。このワード線WL1〜4と柱状部CLmnとにより、図4に示すメモリトランジスタMTr1mn〜MTr4mn、MTr1mn’〜MTr4mn’が形成されている。
右端の柱状部CLmnは、隣接する別のメモリストリングMS(図示せず)とワード線WL5〜8を共有している。この右端の柱状部CLmnとワード線WL5〜8とにより、メモリトランジスタMTr5mn〜MTr8mnが形成されている。
同様に、左端の柱状部CLmnは、隣接する別のメモリストリングMSとワード線WL5’〜8’を共有している。この左端の柱状部CLmnとワード線WL5’〜WL8’とにより、メモリトランジスタMTr55〜8が形成されている。なお、カラム方向の同位置に設けられロウ方向に並ぶメモリトランジスタ(MTrのゲートは、同一のワード線WLmnに接続されている。
また、図2Bに示すように、2本の柱状部CLmnに対し共通に接続されるように配線された各ワード線WLmnは、そのロウ方向の端部を階段状に形成された階段部WLcを有している。この階段部WLcに配線M1にコンタクトを介して接続され、動作に必要な各種電圧を供給されている。
また、図3に示すように、ワード線WLと柱状部CLmnとの間には、ONO(Oxide−Nitride−Oxide)層NLが形成されている。ONO層NLは、柱状部CLmnに接するトンネル絶縁層TI、トンネル絶縁層TIに接する電荷蓄積層EC、及び電荷蓄積層ECに接するブロック絶縁層BIを有する。電荷蓄積層ECは、電荷を蓄積する機能を有する。すなわち、電荷蓄積層ECは、柱状部CLmnの側面を取り囲むように形成されている。
また、各ワード線WLmnは、柱状部CLmnの側面及び電荷蓄積層ECを取り囲むように形成されている。なお、この実施の形態の柱状部CLmn及び連結部JPmnは、内部に中空部HIを有する筒状に形成され、その中空部HIがシリコン酸化膜等の絶縁膜Iにより満たされている構造を有するものとして説明する。もちろん、このような中空部HIを有さず、内部までポリシリコン等の導電膜で満たされた柱状部、連結部とすることもできる。
また、ワード線WLの上方には、選択トランジスタSSTmn、SSDmn、SSTmn’、SSDmn’構成するための構成として、ドレイン側選択ゲート線SGD、SGD’、ソース側選択ゲート線SGS、SGS’が、それぞれ1つの柱状部CLmnを囲うように且つロウ方向を長手方向として形成されている。この図2Aでは、1つのメモリストリングMSmnの4本の柱状部CLmnのうち、真ん中の2本の柱状部CLmnをそれぞれ囲うようにドレイン側選択ゲート線SGD、SGD’が形成される。また、左右の2本の柱状部CLmnをそれぞれ囲うようにソース側選択ゲート線SGS、SGS’が形成される。
ドレイン側選択ゲート線SGD、ソース側選択ゲート線SGSは、ワード線WLとは異なり、1つの柱状部CLmnに対し1つずつ、一対一に形成されており、その線幅はワード線WLの約2/5である(図2A参照)。図3に示すように、ドレイン側選択ゲート線SGDと柱状部CLmnとの間には、ゲート絶縁層DGI、SGIが形成されている(図3参照)。
また、図2Aに示すように、1つのメモリストリングMSmnの左右両端の柱状部CLmnの上端には、ソース線SLが形成されている。
また、1つのメモリストリングMSmn中の真ん中の2本の柱状部CLmnの上端には、プラグ線PLmnを介してビット線BLが形成されている。要するに、1つのメモリストリングMSmn中に4本設けられた柱状部CLmnの半分である2本の一端にビット線BLが接続され、残りの2本にソース線SLが接続されている。各ビット線BLは、ソース線SLよりも積層方向の上方に位置するように形成されている。各ビット線BLは、ロウ方向に所定間隔を設けてカラム方向に延びるライン状に繰り返し形成されている。
上記の構成を改めて整理すると、次のようになる。各メモリトランジスタMTrは、柱状部CLmn、ONO層NL(電荷蓄積層EC)、及びワード線WLmnにより構成されている。ワード線WLmnのONO層NLに接する端部は、メモリトランジスタMTrの制御ゲート電極として機能する。ドレイン側選択トランジスタSDTrmnは、柱状部CLmn、ゲート絶縁層DGI、及びドレイン側選択ゲート線SGDにより構成されている。
ドレイン側選択ゲート線SGDのゲート絶縁層DGIに接する端部は、ドレイン側選択トランジスタSDTrmnの制御ゲート電極として機能する。ソース側選択トランジスタSSTrmnは、柱状部CLmn、ゲート絶縁層SGI、及びソース側選択ゲート線SGSにより構成されている。ソース側選択ゲート線SGSのゲート絶縁層SGIに接する端部は、ソース側選択トランジスタSSTrmnの制御ゲート電極として機能する。
バックゲートトランジスタBGTrmnは、連結部JPmn、ONO層NL(電荷蓄積層EC)、及びバックゲート線BGにより構成されている。バックゲート線BGのONO層NLに接する端部は、バックゲートトランジスタBGTrmnの制御ゲート電極として機能する。
(第1の実施の形態に係る不揮発性半導体装置100の具体的構成)
次に、図5及び図6を参照して、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体装置100の具体的構成について説明する。図5は、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体装置100のメモリトランジスタ領域12の断面図である。図6は、前述した階段部(周辺領域)における構成を示している。なお、図5及び図6においては、上記図1〜図4とは異なり、1つの柱状部CLmn当たりに8個のメモリトランジスタが形成され、従って1つのメモリストリングMSmn当たり32個のメモリトランジスタが直並列接続された例を示している。
先ず、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100のメモリセトランジスタ領域12の構成について説明する。図5及び図6に示すように、メモリセトランジスタ領域12(メモリストリングMS)は、半導体基板Baから積層方向に、順次、バックゲートトランジスタ層20、メモリトランジスタ層30、選択トランジスタ層40、及び配線層50を有する。バックゲートトランジスタ層20は、上述したバックゲートトランジスタBGTrmnとして機能する。メモリトランジスタ層30は、上述したメモリトランジスタMTrとして機能する。選択トランジスタ層40は、上述したソース側選択トランジスタ層SSTrmn及びドレイン側選択トランジスタSDTrmnとして機能する
バックゲートトランジスタ層20は、半導体基板Baの上に順次積層されたバックゲート絶縁層21、及び導電層22を有する。導電層22は、ロウ方向においてトレンチ絶縁膜23により絶縁分離される。これらトレンチ絶縁膜23の間には、バックゲート導電層24がロウ方向に長手方向を有するように形成される。なお、バックゲート絶縁層21は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。バックゲート導電層24は、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。トレンチ絶縁膜23は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。
また、バックゲートトランジスタ層20は、導電層22を堀込むように形成されたバックゲートホールBHを有する。バックゲートホールBHは、ロウ方向に短手方向、カラム方向に長手方向を有した開口部である。バックゲートホールBHは、ロウ方向及びカラム方向に所定間隔毎に形成されている。換言すると、バックゲートホールBHは、ロウ方向及びカラム方向を含む面内にてマトリクス状に形成されている。
メモリトランジスタ層30は、バックゲート導電層22の上に、交互に積層された第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、及び第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを有する。また、メモリトランジスタ層30は、第4ワード線導電層32dの上に堆積された第1分離絶縁層33aを有する。また、メモリトランジスタ層30は、第1分離絶縁層33aの上に、交互に積層された第5〜第8ワード線間絶縁層31e〜31h、及び第5〜第8ワード線導電層32e〜32hを有する。また、メモリトランジスタ層30は、第8ワード線導電層32hの上に順次堆積された第2分離絶縁層33b、及びメモリ保護絶縁層34を有する。
第1〜第8ワード線間絶縁層31a〜31h、第1〜第8ワード線導電層32a〜32h、第1分離絶縁層33a及び第2分離絶縁層33bは、ロウ方向に延びるように且つカラム方向に所定間隔を設けて繰り返しライン状に形成されている。第1〜第8ワード線間絶縁層31a〜31h、第1〜第8ワード線導電層32a〜32h、第2分離絶縁層33a、第2分離絶縁層33bは、後述するように、ロウ方向の端部にて階段状に加工されている(階段部WLc)。
メモリ保護絶縁層34は、第1〜第8ワード線間絶縁層31a〜31h、第1〜第8ワード線導電層32a〜32h、第1分離絶縁層33a、第2分離絶縁層33bのロウ方向及びカラム方向の端部、及び第2分離絶縁層33bの上面を覆うように形成されている。また、各第1〜第8ワード線導電層32a〜32hのカラム方向の端部側面には、シリサイド膜36が形成されている。
第1〜第8ワード線間絶縁層31a〜31hは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。第1〜第8ワード線導電層32a〜32hは、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。第1分離絶縁層33a及び第2分離絶縁層33bは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。メモリ保護絶縁層34は、例えば窒化シリコン(SiN)にて構成されている。シリサイド膜36は、例えばケイ化コバルト(CoSi)にて構成されている。
また、メモリトランジスタ層30は第1〜第4ワード線間絶縁層31a〜31d、第1〜第4ワード線導電層32a〜32dを貫通するように形成された第1メモリホール35aを有する。第1メモリホール35aは、その下端が各バックゲートホールBHの長手方向に沿って略等間隔に位置するように形成されている。すなわち、1つのバックゲートホールBHに対し、4つの第1メモリホール35aの下端が到達する。
また、メモリトランジスタ層30は、第2分離絶縁層33b、第5〜第8ワード線間絶縁層31e〜31h、第5〜第8ワード線導電層32e〜32hを貫通して第1メモリホール35aに到達するように形成された第2メモリホール35bを有する。つまり、第1メモリホール35aと第2メモリホール35bとは、積層方向において所定長さだけオーバラップして形成されている。このオーバラップの長さは、予想される合わせずれの最大値、例えば、最小加工寸法の1/3程度とする。なお、図5において、第1メモリホール35aと第2メモリホール35bの中心軸は、ずれて形成されているが、中心軸を揃えて形成した構成であってもよい。
選択トランジスタ層40は、メモリ保護絶縁層34の上に堆積されたソース側導電層41、ドレイン側導電層42、層間絶縁層43を有する。これらソース側側導電層41、ドレイン側導電層42、層間絶縁層43は、ロウ方向に延びるように且つカラム方向に所定間隔を設けて繰り返しライン状に形成されている。ソース側導電層41、ドレイン側導電層42は、カラム方向に、2つ毎に交互に形成されている。すなわち、1つのメモリストリングMSmnの真ん中の2本の柱状部CLmnに対応するようにドレイン側導電層42が2個連続で設けられており、これらドレイン側導電層42の間に、ソース側導電層41が2個連続で設けられている。層間絶縁層43は、上記のように形成されたソース側導電層41及びドレイン側導電層42の間に形成されている。
また、選択トランジスタ層40は、ソース側導電層41、ドレイン側導電層42、及び層間絶縁層43上に形成された選択トランジスタ絶縁層44を有する。
ソース側導電層41及びドレイン側導電層42は、ポリシリコン(p−Si)にて構成されている。層間絶縁層43、及び選択トランジスタ絶縁層44は、酸化シリコン(SiO)にて構成されている。
また、選択トランジスタ層40は、選択トランジスタ絶縁層44及びドレイン側導電層42を貫通するように形成されたドレイン側ホール45aを有する。また、選択トランジスタ層40は、選択トランジスタ絶縁層44及びソース側導電層41を貫通するように形成されたソース側ホール45bを有する。ドレイン側ホール45a及びソース側ホール45bは、第2メモリホール35bに整合する位置に形成されている。カラム方向に隣接するソース側ホール45bの上部には選択トランジスタ絶縁層44を掘り込むようにソース線配線溝45cが形成されている。ソース線配線溝45cは、カラム方向に隣接するソース側ホール45bの上部を繋ぎ且つロウ方向に長手方向を有するように形成されている。
上記構成において、ドレイン側ホール45aに面する側壁には、ドレイン側ゲート絶縁層61aが形成されている。また、ソース側ホール45bに面する側壁には、ソース側ゲート絶縁層61bが形成されている。
また、第1メモリホール35a、第2メモリホール35b、及びバックゲートホールBHに面する側壁には、メモリゲート絶縁層62が形成されている。また、ドレイン側ホール45a、ソース側ホール45bの第1の高さまで、ドレイン側ゲート絶縁層61a、ソース側ゲート絶縁層61b、及びメモリゲート絶縁層62に接するようにボディ半導体層63が形成されている。ボディ半導体層63は、中空を有する。ボディ半導体層63の中空内には、内部絶縁層64が形成されている。
ドレイン側ゲート絶縁層61a及びソース側ゲート絶縁層61bは、筒状の形状を有する。メモリゲート絶縁層62は、一方の上端から他方の上端へと連なる中空を有する。ボディ半導体層63は、ロウ方向からみてフォーク型の形状を有する。ボディ半導体層63は、ロウ方向からみて半導体基板Baに対して垂直方向に延びる4本の柱状部63a、及び4本の柱状部63aの下端を連結させるように形成された連結部63bを有する。
ボディ半導体層63は、メモリストリングMSmnに形成されるメモリトランジスタMTr、及びバックゲートトランジスタBGTmnのチャネル領域(ボディ)として機能する。バックゲート導電層22は、バックゲート線BG1、BG2として機能する。また、バックゲート導電層22の連結部63a近傍となる端部は、バックゲートトランジスタBGTrmnの制御ゲートとして機能する。
第1〜第8ワード線導電層32a〜32hは、ワード線WL1〜WL8、WL5’〜WL8’として機能する。また、ソース側導電層41は、ソース側選択ゲート線SGS、SGS’として機能する。ドレイン側導電層42は、ドレイン側選択ゲート線SGD、SGD’として機能する。
また、上記構成において、ソース線配線溝45c内を満たすようにソース線導電層65が形成されている。ソース線導電層65は、半導体基板Baに平行な板状に形成されている。ソース線導電層65は、上述したソース線SLに対応する。
ドレイン側ゲート絶縁層61a及びソース側ゲート絶縁層61bは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。メモリゲート絶縁層62は、例えばブロック絶縁層BI、電荷蓄積層EC、トンネル絶縁層TIから構成されている。ブロック絶縁層BIは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。電荷蓄積層ECは、例えば窒化シリコン(SiN)にて構成されている。トンネル絶縁層TIは、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。つまり、メモリゲート絶縁層62は、ONO層にて構成されている。ボディ半導体層63は、例えばポリシリコン(p−Si)にて構成されている。内部絶縁層64は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。ソース線導電層65は、例えばチタン(Ti)−窒化チタン(TiN)−タングステン(W)の積層構造にて構成されている。
配線層50は、選択トランジスタ絶縁層44上に順次積層された第1配線絶縁層51、第2配線絶縁層52、第3配線絶縁層53、及び第4配線絶縁層54を有する。
第1〜第3配線絶縁層51〜53は、例えば酸化シリコン(SiO)にて構成されている。第4配線絶縁層54は、例えば窒化シリコン(SiN)にて構成されている。
また、配線層50は、第1配線絶縁層51を堀込むように形成されたビット線プラグホール56を有する。ビット線プラグホール56は、ドレイン側ホール45aに整合する位置に形成されている。このビット線プラグホール56には、ビット線となるビット線導電層55に接続されるビット線プラグ層57が形成される。
ビット線導電層55は、カラム方向に延びるように形成され、且つロウ方向に所定間隔を設けて繰り返しライン状に形成されている。ビット線導電層55は、例えばタンタル(Ta)−窒化タンタル(TaN)−銅(Cu)にて構成されている。ビット線プラグ層57は、例えばチタン(Ti)−窒化チタン(TiN)−タングステン(W)にて構成されている。
次に、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域Phについて説明する。図6に示すように、周辺領域Phにおいて、半導体基板Ba上には、ベース領域71が形成されている。半導体基板Baのベース領域71上には、ゲート絶縁層81、ゲート導電層82が設けられている。また、ゲート絶縁層81及びゲート導電層82の側壁には、側壁絶縁層83が設けられている。つまり、周辺領域Phにおいて、ベース領域71、ゲート絶縁層81,ゲート導電層82により、トランジスタが構成されている。このトランジスタは、周辺領域Phに形成される周辺回路に用いられる。
また、ゲート絶縁層81、ゲート導電層82、及び側壁絶縁層83を埋めるように、メモリトランジスタ領域12のドレイン側導電層42及びソース側導電層41の上面まで、層間絶縁層43が形成されている。また、層間絶縁層43上には、選択トランジスタ絶縁層44が形成されている。
さらに、周辺領域Phにおいて、選択トランジスタ絶縁層44上には、順次積層された第1配線絶縁層51、第2配線絶縁層52、第3配線層84、第3配線絶縁層53、及び第4配線絶縁層54が形成されている。周辺領域Phにおいて、選択トランジスタ絶縁層44、或いは選択トランジスタ絶縁層44及び層間絶縁層43を貫通するように第1プラグホール85aが形成されている。各第1プラグホール85aは、ドレイン側導電層42、ソース側導電層41、第1〜第8ワード線導電層32a〜32h、バックゲート導電層22、ゲート導電層82、及びベース領域71に達するように形成されている。
各第1プラグホール85aの上部には、選択トランジスタ絶縁層44を掘り込むようにカラム方向に延びる第1配線溝85bが形成されている。各第1配線溝85bの上部には、各第1プラグホール85aと整合する位置に第1配線絶縁層51を貫通するように第2プラグホール85cが形成されている。各第2プラグホール85cの上部には、第1配線絶縁層51を掘り込むようにロウ方向或いはカラム方向に延びる第2配線溝85dが形成されている。各第2配線溝85dの上部には、第2プラグホール85cと整合する位置に第2配線絶縁層52を貫通するように第3プラグホール85eが形成されている。
各第1プラグホール85a内には、第1プラグ導電層86aが形成されている。各第1配線溝85b内には、第1配線層86bが形成されている。各第2プラグホール85c内には、第2プラグ導電層86cが形成されている。各第2配線溝85dには、第2配線層86dが形成されている。各第3プラグホール85e内には、第2配線層86dの上面に接するように第3配線層84が下方に突出して形成されている。
第1プラグ導電層86a、第1配線層86b、及び第2プラグ導電層86cは、例えばチタン(Ti)−窒化チタン(TiN)−タングステン(W)にて構成されている。第2配線層86dは、例えばタンタル(Ta)−窒化タンタル(TaN)−銅(Cu)にて構成されている。第3配線層84は、例えばチタン(Ti)−窒化チタン(TiN)−アルミ・銅(AlCu)にて構成されている。
(第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の製造方法)
次に、図7〜図16を参照して、第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置100の製造方法の一例を説明する。
先ず、半導体基板Ba上に酸化シリコン(SiO)及びポリシリコン(p−Si)を堆積させた後、リソグラフィ法やRIE(Reactive Ion Etching)法、イオン注入法を用いて、バックゲート絶縁層21、トレンチ絶縁膜23及びバックゲート導電層24を形成する。
次に、図8に示すように、メモリトランジスタ領域12において、バックゲート導電層24を堀込み、バックゲートホールBHを形成する。バックゲートホールBHは、カラム方向に長手方向となるような島状の開口部を有するように形成する。バックゲートホールBHは、ロウ方向及びカラム方向に所定間隔毎に形成する。次に、バックゲートホールBH内を埋めるように窒化シリコン(SiN)を堆積させる。続いて、化学機械研磨法(CMP:Chemical Mechanical Polishing)、又はRIE法でバックゲート導電層22の上部の窒化シリコン(SiN)を除去し、バックゲートホールBH内に第1犠牲層91を形成する。
次に、図9に示すように、メモリストリングMSmnを形成するための工程を実行する。すなわち、バックゲート導電層22及び犠牲層91上に、交互に酸化シリコン(SiO)、ポリシリコン(p−Si)を積層させ、第1〜第4板状ワード線間絶縁層31a’〜31d ’、第1〜第4板状ポリシリコン導電層32a’〜32d’、及び第1板状分離絶縁層33a’を形成する。これら第1〜第4板状ワード線間絶縁層31a’〜31d’、第1〜第4板状ポリシリコン導電層32a’〜32d’、及び第1板状分離絶縁層33a’は、積層方向に直交する方向(ロウ方向、及びカラム方向)に2次元的に広がるように形成される。
続いて、図9に示すように、第1〜第4板状ワード線間絶縁層31a’〜31d’、第1〜第4板状ポリシリコン層32a’〜32d’、及び第1板状分離絶縁層33a’を貫通するように第1メモリホール35aを形成する。第1メモリホール35a内には、窒化シリコン(SiN)を堆積させ、第2犠牲層92aを形成する。
更に、図9に示すように、第1板状分離絶縁層33’a上に、交互に酸化シリコン(SiO)、ポリシリコン(p−Si)を積層させ、第5〜第8板状ワード線間絶縁層31e’〜31h’、第5〜第8板状ポリシリコン層32e’〜32h’、及び第2板状分離絶縁層33b’を形成する。これら第5〜第8板状ワード線間絶縁層31e’〜31h’、第5〜第8板状ポリシリコン層32e’〜32h’、及び第2板状分離絶縁層33b’は、積層方向に直交する方向(ロウ方向、及びカラム方向)に2次元的に広がるように形成される。
続いて、第2板状分離絶縁層33b’、第5〜第8板状ワード線間絶縁層31e’〜31h’、及び第5〜第8板状ポリシリコン層32e’〜32h’、第1板状分離絶縁層33a’を貫通するように第2メモリホール35bを形成する。また、第2メモリホール35bは、第1メモリホール35aに整合する位置に形成する。第2メモリホール35b内には、窒化シリコン(SiN)を堆積させ、第3犠牲層92bを形成する。なお、この図9〜図10では、メモリホール35a、35bを別々に形成する例を説明したが、メモリホール35a、35bを一括で形成してもよいことは言うまでもない。
次に、図10に示すように、第1犠牲層91、第2犠牲層92a、及び第3犠牲層92bを除去する。例えば、第1犠牲層91、第2犠牲層92a、及び第3犠牲層92bの除去は、熱燐酸溶液中で行う。このような工程を経て、再び、第1メモリホール35a、第2メモリホール35b、及びバックゲートホールBHが形成される。第1メモリホール35a、第2メモリホール35b、及びバックゲートホールBHは、連通しており、ロウ方向からみてフォーク形状に形成されている。続いて、希フッ酸処理により、露出したバックゲート導電層22の表面、及び露出した第1〜第8板状ポリシリコン層32a〜32hの表面を清浄化し、自然酸化膜を除去する。
続いて、図11に示すように、バックゲートホールBH、第1メモリホール35a、及び第2メモリホール35bに面する側壁、及び第2板状分離絶縁層33b’を覆うように、メモリゲート絶縁層62を形成する。具体的には、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)を堆積させ、メモリゲート絶縁層62を形成する。
次に、図12に示すように、メモリゲート絶縁層62上に、アモルファスシリコン(a−Si)を堆積させ、アモルファスシリコン層93を形成する。アモルファスシリコン層93は、中空93aを有するように形成する。換言すると、アモルファスシリコン層93は、バックゲートホールBH内、第1メモリホール35a内、及び第2メモリホール35b内を完全に埋めないように形成する。
続いて、図13に示すように、中空93aに面するアモルファスシリコン層93の側壁を熱酸化させ、酸化シリコン(SiO)を形成する。また、残存したアモルファスシリコン層93を結晶化させ、ポリシリコン(p−Si)を形成し、ボディ半導体層63を形成する。
また、ボディ半導体層63の中空93aに形成された酸化シリコン(SiO)上に、さらにCVD(Chemical Vapor Deposition)法にて酸化シリコン(SiO)を堆積し、中空93a内を埋めるように内部絶縁層64を形成する。さらに、CMP処理により、第2板状分離絶縁層33b’上に堆積されたメモリゲート絶縁層62、ボディ半導体層63、及び内部絶縁層64を除去する。
次に、第2板状分離絶縁層33b’上に窒化シリコンを堆積させてメモリ保護絶縁層34を形成した後、図15に示すように、ロウ方向に延び、カラム方向に所定間隔を設けて繰り返してライン状にメモリ分離溝94を形成する。メモリ分離溝94は、カラム方向における第1メモリホール35a及び第2メモリホール35bの間に位置するように形成する。メモリ分離溝94は、メモリ保護絶縁層34’、第1〜第8板状ワード線間絶縁層31a’〜31h’、第1〜第8板状ポリシリコン層32a’〜32h ’、及び第1,第2分離絶縁層33a’,33b’を貫通するように形成する。このメモリ分離溝94の形成によって、第1〜第8板状ワード線間絶縁層31a’〜31h’は、第1〜第8ワード線間絶縁層31a〜31h、第1〜第8ワード線導電層32a〜32hとなる。
続いて、図16に示すように、メモリ分離溝94の側面にコバルト(Co)膜をCVD法により堆積させる。この後、更に、RTA(Rapid Thermal Annealing)処理を施すことにより、コバルト膜は、第1〜第8ワード線導電層32a〜32hを構成するポリシリコン(p−Si)と自己整合的に反応し、第1〜第8ワード線導電層32a〜32hの表面にシリサイド膜36を形成する。なお、未反応のコバルト膜は、硫酸・過酸化水素水混合液中で除去する。そして、図示は省略するが、窒化シリコン(SiN)にてメモリ分離溝94を埋め、メモリ保護絶縁層34をメモリ分離溝94内へと延びるように形成する。以後、特許文献1等に記載されたのと同様の方法により、選択トランジスタ層40、配線層50を形成して、図5に示す構造を完成させる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、この第1の実施の形態に係る不揮発性半導体記憶装置の動作を、図17〜20を参照して説明する。
[データ読み出し動作]
まず、図17及び図18を参照して、データ読み出し動作に関し説明する。図17及び図18は、いずれもデータ読み出しの際における選択トランジスタSDTrmn、SDTrmn’、SSTrmn、SSTrmn’及びバックゲートトランジスタBGTrの導通状態、及び1つのメモリストリングMSに流れる電流を示している。ただし、読み出し対象として選択されたメモリトランジスタMTrの位置によって、これらトランジスタの導通状態が異なっている。
[ビット線BLnに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタからデータ読み出しを行う場合(Read(BLSide))]
まず、ビット線BLnに接続される柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTr、例えばMTr4mn’が読み出し対象として選択された場合を図17を参照して説明する。この場合、ビット線BLには電圧Vblが印加され、選択されたドレイン側選択トランジスタSDTrmnの選択ゲート線SGD’には電源電圧Vddが印加され、また非選択のドレイン側選択トランジスタSDTrmnの選択ゲート線SGDには接地電位Vssが印加される。これにより、メモリトランジスタMTr4mn’と直列に接続されたドレイン側選択トランジスタSDTrmn’のみが導通し、もう1つのドレイン側選択トランジスタSDTrmnは非導通状態に維持される(図17参照)。
一方、ソース線SLには接地電位Vssが印加され、ソース側選択トランジスタSSTrmn、SSTrmn’は、ソース側選択ゲート線SGS、SGS’が電源電圧Vddを与えられることにより、いずれも導通状態(ON)にされる(図17参照)。また、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr1mn’、BGTr2mn’は、バックゲート線BG1、BG2にリード電圧Vread(4.5V程度)が印加されることにより、全て導通状態(ON)に維持される。なお、本実施の形態では、バックゲートトランジスタBGTrのゲート絶縁膜が図3に示すように電荷蓄積膜ECを有しているため、4.5V程度のリード電圧Vreadを印加するようにしている。バックゲートトランジスタVGTrのゲート絶縁膜が電荷蓄積膜を有さない形状とされる場合には、バックゲート線BG1、BG2に印加する電圧は、電源電圧Vddでも構わない。
この状態において、読み出し対象であるメモリトランジスタMTr4mn’に接続されるワード線WLmn4には接地電位Vssが印加される一方、その他のワード線WL1〜3、WL5〜8、WL5’〜8’には、メモリトランジスタの保持データに拘わらずメモリトランジスタMTrを導通させるようなリード電圧Vread(4.5V程度)が印加される。
このような電圧印加状態とすることにより、読み出し対象のメモリトランジスタが含まれるメモリストリングMSmnにおいては、読み出し電流は、選択されたメモリトランジスタMTr4mn’が含まれる1つの柱状部CLmn及び連結部JPmnを流れた後、ソース線SLに接続される全て(ここでは2本)の柱状部CLmnに並列に流れることになる。このように、複数の柱状部CLmnを並列に読み出し電流が流れることを許容することにより、読み出し電流の電流経路の抵抗値を小さくすることができる。なお、図17ではメモリトランジスタMTr4mn’を読み出し対象とした場合を例にとって説明したが、同一の柱状部CLmn内の別のメモリトランジスタMTr1mn’〜MTr3mn’を読み出し対象とする場合でも、ワード線WLの電圧状態が変わるのみで、上記と同一の方法により読み出しが可能である。対称な位置にあるメモリトランジスタMTr1mn〜MTr4mnに関しても同様である。
[ソース線SLnに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタからデータ読み出しを行う場合(Read(SLSide))]
一方、ソース線SLnに接続される柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTr、例えばMTr5mn’が読み出し対象として選択された場合は、図17とは異なる動作がなされる。これを図18を参照して説明する。この場合には、ビット線BLnには電圧Vblが印加され、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn、SDTrmn’の選択ゲート線SGD、SGD’にはいずれも電源電圧Vddが印加される。また、ソース側選択トランジスタSSTrmnの選択ゲート線SGSには接地電位Vssが印加される一方、ソース側選択トランジスタSSTrmn’の選択ゲート線SGS’には電源電圧Vddが印加される。
これにより、ソース側選択トランジスタSSTrmn’のみが導通状態(ON)とされ、もう1つのソース側選択トランジスタSSTrmnは非導通状態(OFF)に維持される(図18参照)。また、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn、SDTrmn’はいずれも導通状態(ON)とされる。
この状態において、読み出し対象であるメモリトランジスタMTr5mn’に接続されるワード線WLm5には接地電位Vssが印加される一方、その他のワード線WL1〜4、WL5〜8、WL6’〜8’には、メモリトランジスタの保持データに拘わらずメモリトランジスタを導通させるようなリード電圧Vread(4.5V程度)が印加される。また、バックゲートトランジスタBGTr1mn’、BGTr2mn’、BGTr1mn’、BGTr2mn’は、バックゲート線BG1、BG2にリード電圧Vread(4.5V程度)が印加されることにより、全て導通状態(ON)に維持される。
このような状態とすることにより、読み出し対象のメモリトランジスタが含まれるメモリストリングMSmnにおいては、読み出し電流は、ビット線BLnに接続される全て(ここでは2本)の柱状部CLmnに並列に流れた後、選択されたメモリトランジスタMTr5mn’が含まれる1つの柱状部CLmnを流れる。このように、複数の柱状部CLmnを並列に読み出し電流が流れることを許容することにより、読み出し電流の電流経路の抵抗値を小さくすることができる。
なお、図18ではメモリトランジスタMTr5mn’を読み出し対象とした場合を例にとって説明したが、同一の柱状部CLmn内の別のメモリトランジスタMTr6mn’〜MTr8mn’を読み出し対象とする場合でも、ワード線WLの電圧状態が変わるのみで、上記と同一の方法により読み出しが可能である。対称な位置にあるメモリトランジスタMTr5mn〜MTr8mnに関しても同様である。
本実施の形態の効果を、本願出願人が先に出願した特願2007−320215との比較において説明する。この先願においては、1つのメモリストリングMSmnが、一対の柱状部CLmn、及び1つの連結部JPmnからなるU字形状を有している。これにより、例えば8個の直列接続されたメモリトランジスタを有する1つのメモリストリングMSmnは、ビット線BLから下方に向かった後、連結部JPmnで折り返して再びソース線SLに向かって上方に向かうように(即ちU字状に)形成されている。U字形状のメモリストリングのMSmnの2つの端部には、それぞれドレイン側選択トランジスタ、ソース側選択トランジスタが接続されており、データ読み出し時にはドレイン側選択トランジスタ、ソース側選択トランジスタがいずれも導通状態となる。
しかし、このようなU字状のメモリストリングMSmnでは、読み出し電流は、1本の柱状部CLmn→1本の連結部JPmn→1本の別の柱状部CLmnの順に流れる。このような構成のため、1つのメモリストリングMSmn中のメモリトランジスタの数(積層数)が増えるにつれ、柱状部CLmnが長くなり、従って読み出し電流の電流通路の抵抗値が増加する。従って、メモリストリングMS中のメモリセル数が増加するにつれ、読み出し電流が低下し、読み出し動作が困難になる。
この点、本実施の形態のメモリストリングMSmnは、U字型形状のメモリストリングを複数個連結部で連結したフォーク形状を有しており、データ読み出し時には、複数の柱状部CLmnを並列に読み出し電流が流れる。従って、上記先願との比較においても、本実施の形態は大きな読み出し電流を得ることができ、誤読み出しの虞も少なく、また消費電力の面でも有利である。
[データ書き込み動作]
次に、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置におけるデータ書き込み動作を、図19及び図20を参照して説明する。データ書き込み動作においても、その書き込み対象のメモリトランジスタが形成された柱状部CLmnの位置によって動作が異なるので、以下、場合に分けて説明する。
[ビット線BLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタにデータ書き込みを行う場合(Program”1”or”0”(BLSide))]
まず、書き込み対象のメモリトランジスタが形成された柱状部CLmnがビット線BLnに接続されている場合を説明する。一例として、ここでは、メモリストリングMSmnの左から2番目の柱状部CLmn中に形成されたメモリトランジスタMTr4mn’にデータ書き込みを行う場合を説明する。
この場合、ビット線BLnには、書き込むべきデータに応じた電圧(データ”0”を書き込む場合は接地電位Vss、”1”を書き込む場合は電源電圧Vdd)が印加される。また、このメモリトランジスタMTr4nm’と直列接続されたドレイン側選択トランジスタSDTrmn’が、選択ゲート線SGDm’に電源電圧Vddが印加されることにより導通状態(ON)にされる。ドレイン側選択トランジスタSDTrmn’が導通状態にされることにより、選択されたメモリトランジスタMTr4mn’のチャネル領域の電圧は、書きこむべきデータに応じて、接地電位Vss又は電源電圧Vddにされる。一方、他のドレイン側選択トランジスタSDTrmnは、選択ゲート線SGDが接地電位Vssにされることにより、非導通状態(OFF)に維持される。
一方、ソース線SLが電源電圧Vddに維持されると共に、ソース側選択ゲート線SGS、SGS’は、いずれも接地電圧Vssを印加され、これにより、ソース側選択トランジスタSSTrmn、SSTrmn’はいずれも非導通状態(OFF)に維持される。
一方、バックゲートトランジスタに関しては、メモリトランジスタMTr4mnの下部に位置するバックゲートトランジスタBGTr1mn’、BGTr2mn’が、バックゲート線BG2に電圧Vpass(8V)程度が印加されることにより導通状態(ON)とされる。一方、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mnは、バックゲート線BG1に接地電位Vssが印加されことにより非導通状態(OFF)に維持される。このように、データ書き込みにおいては、全てのバックゲートトランジスタBGTrが導通せず、少なくとも1つは非導通状態に維持される(この例では、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mnの2つ)。この点、データ読み出し動作(図17、図18)においてはすべてのバックゲートトランジスタBGTrが導通状態とされるのと異なっている。
ワード線WLにおいては、選択されたメモリトランジスタMTr4mnに接続されるワード線WL4にデータ書き込みのための電圧Vpgm(20V以上)が印加され、ワード線WL1〜3、WL5〜8、WLm5’〜8’には書き込みがされない程度の高電圧Vpass(8V程度)が印加される。
このような状態に各トランジスタが制御されるので、メモリトランジスタMTr1mn’〜MTr8mn’が形成された2本の柱状部CLmn(左側の2本)のみが、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn’を介して、ビット線BLnから書き込むべきデータに応じた電圧を印加される。一方、メモリトランジスタMTr1mn〜MTr8mnが形成される2本の柱状部CLmn(右側の2本)はフローティング状態に維持される。
[ソース線SLに接続された柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタにデータ書き込みを行う場合(Program”1”or”0”(SLSide))]
次に、書き込み対象のメモリトランジスタが形成された柱状部CLmnがソース線SLに接続されている場合を説明する。一例として、ここでは、メモリストリングMSmnの一番左の柱状部CLmn中に形成されたメモリトランジスタMTr5mn’にデータ書き込みを行う場合を説明する。
この場合、ビット線BLnには、書き込むべきデータに応じた電圧(データ”0”を書き込む場合は接地電位Vss、”1”を書き込む場合は電源電圧Vdd)が印加される。
また、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn’が、選択ゲート線SGD’に電源電圧Vddが印加されることにより導通状態(ON)にされる。加えて、バックゲートトランジスタBGTr1mn’、BGTr2mn’が、バックゲート線BG2に電圧Vpass(8V)程度が印加されることにより導通状態(ON)とされる。一方、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mnは、バックゲート線BG1に接地電位Vssが印加されことにより非導通状態(OFF)に維持される。このように、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn’及びバックゲートトランジスタSGTr2mn’が導通状態(ON)にされることにより、選択されたメモリトランジスタMTr5mn’のチャネル領域の電圧は、書きこむべきデータに応じて、接地電位Vss又は電源電圧Vddにされる。
他のドレイン側選択トランジスタSDTrmnは、選択ゲート線SGDが接地電圧Vssにされることにより、非導通状態(OFF)にされる。
一方、ソース線SLnが電源電圧Vddに維持されると共に、ソース側選択ゲート線SGS、SGSr’は、いずれも接地電圧Vssを印加され、これにより、ソース側選択トランジスタSSTrmn、SSTrmn’はいずれも非導通状態(OFF)に維持される。
ワード線WL1〜8、WL5’〜8’においては、選択されたメモリトランジスタMTr5mn’に接続されるワード線WL5’にデータ書き込みのための電圧Vpgm(20V以上)が印加され、ワード線WL1〜8、WL6’〜8’には書き込みがされない程度の高電圧Vpass(8V程度)が印加される。
このような状態に各トランジスタが制御されるので、MTr1mn〜MTr4mn、メモリトランジスタMTr1mn’〜MTr8mn’が形成された3本の柱状部CLmn(左側の3本)のみが、ドレイン側選択トランジスタSDTrmn、SDTrmn’を介して、ビット線BLから書き込むべきデータに応じた電圧(Vss、Vdd)を印加される。ワード線WL1〜4、WL6’〜8’には8V程度の電圧Vpassが印加されるので、メモリトランジスタMTr1mn〜4mn、MTr1mn’〜MTr4mn’、MTr6mn’〜MTr8mn’には書き込みはなされない。一方、メモリトランジスタMTr5mn〜MTr8mnが形成される一番右側の柱状部CLmnはフローティング状態に維持される。このため、メモリトランジスタMTr5mn〜MTr8mnにも書き込みはなされない。
[データ消去動作(Erase)]
最後に、第1の実施の形態の不揮発性半導体記憶装置におけるデータ消去動作を図示は省略して簡単に説明する。
最初に、ビット線BL及びソース線SLの電圧の上昇を開始させる。その後、この電圧がいわゆるGIDL電流(Gate Induced Drain Leak Current)を起こすのに必要な電圧(5V程度)となったときに、選択ゲート線SGD及びSGSの電圧の上昇を開始させる。このとき、ビット線BL(及びソース線SL)の電圧と選択ゲート線SGD(及びびSGS)の電圧との間の差を、GIDL電流(Gate Induced Drain Leak Current)を起こすのに必要な電位差(5V程度)を維持しつつ、電圧を上昇させる。こうすることにより、選択トランジスタSDTrmnのゲート端付近でGIDL(Gate Induced Drain Leak)電流が発生し、生成したホールがメモリトランジスタMTrのボディ部に流れる。ビット線BL及びソース線SLの電圧は、最終的にはVera(20V)まで上昇させ、選択ゲート線SGD及びSGSの電圧は電圧Verag(例えば15V程度)まで上昇させる。なお、バックゲートトランジスタBCTrのバックゲート線BG1、BG2は開放状態(OPEN)とされる。上記の動作により、メモリトランジスタMTrのボディ部には電圧Veraに近い電位が伝達する。従って、消去対象のメモリトランジスタMTrに接続された選択ワード線WLを0Vに設定すると、メモリトランジスタMTrの電荷蓄積層の電子が引き抜かれ、メモリトランジスタMTrのデータの消去を行うことができる。
一方、消去対象でないメモリセルMTrに接続されるワード線WLはフローティングとされる。これにより、メモリトランジスタMTrのボディ部の電位の上昇とともに、カップリングによってこれらフローティングのワード線WLの電位が上昇する。この場合には、ワード線WLとメモリトランジスタMTrのボティ部との間に電位差が生じないため、電荷蓄積層から電子の引き抜き(消去)が行われない。
以上、各動作において各部に印加される電圧を表にまとめると、図21のようになる。図21において、「Vdd/Vss」の標記は複数の同種の配線のうちの一部が電源電圧Vddを与えられ、残りが電源電圧Vssを与えられていることを示す。また、(all)は、同種の配線全てに同じ電圧が印加されていることを示す。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る半導体記憶装置を、図22〜図24を参照して説明する。図22は、この第2の実施の形態の半導体記憶装置のメモリトランジスタ領域12の一部の概略斜視図である。図23は、このメモリトランジスタ領域12に形成される1つのメモリストリングMSmnの等価回路である。図24は、具体的な形状を示す断面図である。全体構成は、第1の実施の形態(図1)と同様である。なお、図22〜図24において、第1の実施の形態と同一の構成要素については同一の符号を付し、以下ではその詳細な説明は適宜省略する。
この実施の形態の半導体記憶装置は、バックゲートトランジスタの構成が第1の実施の形態と異なっている。すなわち、この実施の形態では、1つのメモリストリングMSmn当たりに3本のバックゲート線BG1、BG2、BG2’が設けられ、これにより3つのバックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr2’mnが設けられている。3つのバックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr2’mnは、それぞれ1つのメモリストリングMSmn中の4本の柱状部CLmnの間の位置(換言すれば、2つの柱状部CLmnの下端に挟まれる位置)にそれぞれ設けられている(図23参照)。この点、上述の第1の実施の形態では、1つのメモリMSmn当たりに2つのバックゲート線BG1、BG2が設けられ、これにより4つのバックゲートトランジスタBGTrが設けられているのと異なっている。
この第2の実施の形態の場合、バックゲート導電層24の切れ目に柱状部CLmnをアライメントして加工を行う必要があり、その分第1の実施の形態に比べ高い加工精度を要求される。しかし、柱状部CLmnの間の連結部にそれぞれバックゲート導電層24が形成されるので、第1の実施の形態に比べ、バックゲートトランジスタの制御を確実に行うことができる。特に、バックゲートトランジスタBGTr1mnのカットオフ特性が向上し、書き込み時にバックゲートトランジスタのリークによる誤書き込みが生じる虞を低減することができる。
具体的な形状においては、図22及び図24に示すように、3つのバックゲート導電層24が、それぞれ4本の柱状部CLmnの間の位置において、トレンチ絶縁膜23に挟まれるように配置され、バックゲート線BG1、BG2、BG2’を形成している。この構成の場合、バックゲート線BG1により、バックゲートトランジスタBGTr1mnを、他のバックゲートトランジスタBGTrとは独立に制御することができる。本実施の形態の動作は、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr2’mnの動作を除いて、第1の実施の形態と同様である。データ読み出し動作の場合には、バックゲートトランジスタBGTr1mn、BGTr2mn、BGTr2’mnのすべてが導通状態(ON)とされる。データ書き込み動作の場合には、バックゲートBGTr1mnのみが非導通状態(OFF)とされ、バックゲートトランジスタBGTr2mn、BGTr2’mnは導通状態(ON)にされる。その他は第1の実施の形態と同様である。
[その他]
以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。例えば、上記実施の形態では、1つの連結部JPmnに対し4本の柱状部CLmnが連結されたメモリストリングMSmnを形成していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの連結部JPmnに接続される柱状部CLmnの数は、4以上の偶数(2a本:但しaは2以上の自然数)であれば良い。そして、その偶数(2a本)の柱状部CLmnのうち、半分のa本の柱状部CLmnにビット線BLnが接続され、残りのa本にソース線SLnが接続される。
データ読み出しの際における動作も、上記の実施の形態と略同様であり、選択されたメモリトランジスタMTrの位置(ビット線BLに接続された柱状部CLmn内か、それともソース線SLnに接続された柱状部CLmn内か)によって、印加される電圧が異なるようにされている。すなわち、ビット線BLに接続される柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrを選択してデータを読み出す場合には、その選択したメモリトランジスタMTrが含まれる柱状部CLmnに形成される選択トランジスタSDTrを導通(ON)させる。そして、ビット線BLに接続される他の柱状部CLmnに形成されるドレイン側選択トランジスタSDTrを非導通状態(OFF)に維持する。さらに、ソース線SLnに接続される複数の柱状部CLmnに形成される選択トランジスタSSTrはすべて導通状態(ON)にする(すべてを導通状態にする必要は無く、複数であればよい)。この点、上記の実施の形態と同様である。その他の電圧も、図21(Read(BLSide))で示したのと略同様にすることができる。
一方、ソース線SLに接続される柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrを選択してデータを読み出す場合には、その選択したメモリトランジスタMTrが含まれる柱状部CLmnに形成されるソース側選択トランジスタSSTrmnを導通(ON)させ且つソース線SLnに接続される他の柱状部CLmnに形成されるソース側選択トランジスタSSTrmnを非選択状態(OFF)に維持する。加えて、ビット線BLnに接続される複数の柱状部CLmnに形成されるドレイン側選択トランジスタSDTmnはすべて導通状態(ON)にする(すべてを導通状態にする必要は無く、複数であればよい)。この点、上記の実施の形態と同様である。その他の電圧も、図21(Read(SLSide))で示したのと略同様にすることができる。
データ書き込み動作の際に各部に印加される電圧も、上記の実施の形態と略同様である。すなわち、ビット線BLnに接続される柱状部CLmn(第1の柱状部)形成されたメモリトランジスタMTrを選択してデータを書き込む場合には、選択したメモリトランジスタMTrが含まれる柱状部CLmn(第1の柱状部)に形成されるドレイン側選択トランジスタSDTrを導通させ、当該柱状部CLmnに隣接し且つソース線SLnに接続された別の柱状部CLmn(第2の柱状部)に形成されたソース側選択トランジスタSSTrを非導通状態に維持する。そして、柱状部CLmn(第1の柱状部)と別の柱状部CLmn(第2の柱状部)とを電気的に接続し且つこれ以外の(同じメモリストリングMSmn内の)柱状部CLmnを第1の柱状部とは電気的に遮断するようにバックゲートトランジスタBGTrの導通状態を制御する。その他の電圧も、図21(Program(BLSide))で示したのと略同様にすることができる。
一方、ソース線SLnに接続される柱状部CLmnに形成されたメモリトランジスタMTrを選択してデータを書き込む場合には、その選択したメモリトランジスタMTrが含まれる柱状部CLmn(第3の柱状部)に隣接しビット線BLnに接続された別の柱状部CLmn(第4の柱状部)に形成されたドレイン側選択トランジスタSDTrを導通させ、第3の柱状部CLmnに形成されたソース側選択トランジスタSSTrは非導通状態に維持する。加えて、第3の柱状部CLmnと第4の柱状部CLmnとを電気的に接続し且つこれ以外の前記柱状部CLmnを第3の柱状部CLmnとは電気的に遮断するようにバックゲートトランジスタの導通状態を制御する。その他の電圧も、図21(Program(BLSide))で示したのと略同様にすることができる。その他の電圧も、図21(Program(SLSide))で示したのと略同様にすることができる。
なお、アドレス制御の観点からすると、1つのメモリストリングMSmn内の柱状部CLmnの数は、単なる偶数ではなく、2のべき乗の数(2、ただしjは自然数)とするのが好適である。図25は、1つの連結部JPmnに対し柱状部CLmnを8本接続したメモリストリングMSを有する半導体記憶装置の等価回路図を示している。8本の柱状部CLmnのうち、その半分の4本にビット線BLnが接続され、残りの3本にソース線SLが接続されている。この例では、メモリストリングMSmnの左端の柱状部CLmnにソース線SLが接続させ、以後ビット線BLnとソース線BLnを2つずつ交互に接続する形態をとっている。これに代えて、ビット線BLとソース線SLが1本ずつ交互に接続される形態をとることも可能である。
また、上記の実施の形態では、隣接する2つの柱状部CLmnがワード線WLを共有している例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの柱状部CLmn毎にワード線が1本ずつ形成される構成としてもよい(この場合、ワード線の配線ピッチが、第1の実施の形態の半分になる)。
また、上記の実施の形態では、1つのメモリストリングMSmn内の複数の柱状部CLmnの一端において、最も左側に1本ソース線を配置した後、ビット線BLとソース線SLを2本ずつ交互に(SL、BL、BL、SL、SL、BL、BL・・・の順で)配置していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ビット線BL、ソース線SLを1本ずつ交互に配置する構成としてもよい。
100…不揮発性半導体記憶装置、 12…メモリトランジスタ領域、 13…ワード線駆動回路、 14…ソース側選択ゲート線駆動回路、 15…ドレイン側選択ゲート線駆動回路、 16…センスアンプ、 17…ソース線駆動回路、 18…バックゲートトランジスタ駆動回路、 19…制御回路、 20…バックゲートトランジスタ層、 30…メモリトランジスタ層、 40…選択トランジスタ層、 Ba…半導体基板、 CLmn…柱状部、 JPmn…連結部、 SCmn…ボディ半導体層、 MTr1mn〜MTr8mn、MTr1mn’〜MTr8mn’…メモリトランジスタ、 WL…ワード線、 SGDm、SGDm´…ドレイン側ゲート線、 SGSm、SGSm´…ソース側ゲート線、 SSTrmn、SSTrmn’…ソース側選択トランジスタ、 SDTrmn、SDTrmn’…ドレイン側選択トランジスタ、BGTr1mn、BGTr1mn’、BGTr2mn、BGTr2mn’…バックゲートトランジスタ、 WLc…階段部、 HI…中空部、 I…絶縁膜。

Claims (5)

  1. 電気的に書き換え可能な複数のメモリトランジスタ、及び前記メモリトランジスタを選択するための選択トランジスタを含むメモリストリングを複数配列してなるメモリセルアレイと、
    前記メモリトランジスタ及び前記選択トランジスタの制御電極に供給する電圧を制御する制御部と、
    を備え、
    前記メモリストリングは、
    基板に対して垂直方向に延びる4本以上の偶数である複数の柱状部、及び前記複数の柱状部の下端を連結させるように形成された連結部を有するボディ半導体層と、
    前記柱状部の側面を取り囲むように形成された電荷蓄積層と、
    前記柱状部の側面及び前記電荷蓄積層を取り囲むように形成され前記メモリトランジスタの制御電極として機能する第1導電層と、
    絶縁膜を介して前記連結部の側面に形成され1つの前記連結部に形成される複数のバックゲートトランジスタの制御電極として機能する複数の第2導電層と、
    を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御部は、
    前記メモリトランジスタからのデータ読み出し時においては、読み出し電流が、選択した前記メモリトランジスタが含まれる1つの前記柱状部、及び前記連結部を流れると共に、選択したメモリトランジスタが含まれる前記柱状を除く複数の前記柱状部に並列に流れるよう、前記選択トランジスタ及び前記バックゲートトランジスタの導通状態を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 1つの前記連結部に接続される複数の前記柱状部の半数は、ビット線に接続され、残りの半数の前記柱状部はソース線に接続される請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記制御部は、
    前記ビット線に接続される前記柱状部に形成された前記メモリトランジスタを選択してデータを読み出す場合には、その選択したメモリトランジスタが含まれる柱状部に形成される前記選択トランジスタを導通させ且つ前記ビット線に接続される他の前記柱状部に形成される前記選択トランジスタを非導通状態に維持すると共に、前記ソース線に接続される複数の前記柱状部に形成される複数の前記選択トランジスタは導通状態にする一方、
    前記ソース線に接続される前記柱状部に形成された前記メモリトランジスタを選択してデータを読み出す場合には、その選択したメモリトランジスタが含まれる柱状部に形成される前記選択トランジスタを導通させ且つ前記ソース線に接続される他の前記柱状部に形成される前記選択トランジスタを非導通状態に維持すると共に、前記ビット線に接続される複数の前記柱状部に形成される複数の前記選択トランジスタは導通状態にする
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記制御部は、
    前記ビット線に接続される前記柱状部に形成された前記メモリトランジスタを選択してデータを書き込む場合には、
    その選択したメモリトランジスタが含まれる第1の柱状部に形成される前記選択トランジスタを導通させ、
    前記第1の柱状部に隣接し且つ前記ソース線に接続された第2の柱状部に形成された前記選択トランジスタを非導通状態に維持し、
    前記第1の柱状部と前記第2の柱状部とを電気的に接続し且つこれ以外の前記柱状部を前記第1の柱状部とは電気的に遮断するように前記バックゲートトランジスタの導通状態を制御する一方、
    前記ソース線に接続される前記柱状部に形成された前記メモリトランジスタを選択してデータを書き込む場合には、
    その選択したメモリトランジスタが含まれる第3の柱状部に隣接し且つ前記ビット線に接続された第4の柱状部に形成された前記選択トランジスタを導通させ、
    前記第3の柱状部に形成された前記選択トランジスタを非導通状態に維持し、
    前記第3の柱状部と前記第4の柱状部とを電気的に接続し且つこれ以外の前記柱状部を前記第3の柱状部とは電気的に遮断するように前記バックゲートトランジスタの導通状態を制御する
    ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
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