JP2010128690A - 非接触icカードの製造方法、および非接触icカードの製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明による非接触ICカードの製造方法は、まず、一対の加熱ローラ27間において、第1ホットメルト層4および第2ホットメルト層7を溶融させて、表面側基材2とインレットシート8と裏面側基材5とを接着する。次に、ICカード積層体12が、一対の冷却ブロック30の内側に設けられた一対のラバーヒータ31内に、各々が内側を向く平坦面34aを有する一対の介在板34を介して配置され、一対のラバーヒータ31によりICカード積層体12が加熱または保温されて加圧され、第1ホットメルト層4および第2ホットメルト層7の表面が平滑化される。その後、ICカード積層体12が一対の冷却ブロック30により冷却加圧される。
【選択図】図5
Description
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。ここで、図1乃至図6は、本発明による非接触ICカードの製造方法、または非接触ICカードの製造装置の実施の形態を示す図である。このうち、図1は、本発明の実施の形態における非接触ICカードの断面構成を示す図であり、図2は、本発明の実施の形態における非接触ICカードのインレットシートの一例を示す斜視図である。また、図3は、本発明の実施の形態における非接触ICカードの製造装置を示す概略図であり、図4は、本発明の実施の形態におけるICカード積層体を示す斜視図である。また、図5(a)は、本発明の実施の形態において、一対の冷却ブロック内にICカード積層体が搬入される状態を示す図であり、図5(b)は、一対の冷却ブロック内にICカード積層体が配置された状態を示す図であり、図5(c)は、ICカード積層体が一対の冷却ブロックにより加圧された状態を示す図であり、図5(d)は、冷却加圧されたICカード積層体が搬出される状態を示す図である。さらに、図6は、本発明の実施の形態において、加圧されるICカード積層体の温度変化を示す図である。
次に、本発明の変形例について説明する。本変形例は、一対の加熱ローラにより表面側基材とインレットシートとを接着させるとともに裏面側基材とインレットシートとを接着させる工程と、ICカード積層体を一対の冷却ブロック内に配置する工程との間に、第1ホットメルト層および第2ホットメルト層を保温する工程が設けられたものであり、他の構成は図1乃至図6に示す本発明の実施の形態と略同一である。
2 表面側基材
3 第1基材
4 第1ホットメルト層
5 裏面側基材
6 第2基材
7 第2ホットメルト層
8 インレットシート
9 インレット用基材
10 アンテナ
11 ICチップ
12 ICカード積層体
20 製造装置
21 第1接着剤塗布手段
22 第2接着剤塗布手段
23 積層手段
24 仮接合手段
25 超音波ウェルダー
26 接着手段
27 加熱ローラ
28 断裁手段
29 冷却加圧手段
30 冷却ブロック
31 ラバーヒータ
32 ばね
33 ワーク搬送アーム
34 介在板
34a 平坦面
35 駆動部
41 非接触ICカード
42 表面側基材
43 第1基材
44 第1接着剤層
44a ICチップ領域部分
44b 周囲領域部分
45 裏面側基材
46 第2基材
47 第2接着剤層
47a ICチップ領域部分
47b 周囲領域部分
48 インレットシート
49 インレット用基材
50 アンテナ
51 ICチップ
52 ICカード積層体
53 加熱ローラ
54 冷却ブロック
Claims (5)
- 非接触ICカードの製造方法において、
第1基材と、第1基材の一方の面に流動性ホットメルトを塗布して形成された第1ホットメルト層とを含む表面側基材を準備する工程と、
第2基材と、第2基材の一方の面に流動性ホットメルトを塗布して形成された第2ホットメルト層とを含む裏面側基材を準備する工程と、
インレット用基材と、インレット用基材上に設けられたICチップと、ICチップに対応して設けられたアンテナとを含むインレットシートを準備する工程と、
表面側基材と裏面側基材間にインレットシートを介在させたICカード積層体を作製する工程と、
一対の加熱ローラ間において、ICカード積層体を搬送させて、第1ホットメルト層および第2ホットメルト層を溶融させて、表面側基材とインレットシートとを接着させるとともに、裏面側基材とインレットシートとを接着させる工程と、
ICカード積層体を、一対の冷却ブロックの内側に設けられた一対のラバーヒータ内に、各々が内側を向く平坦面を有する一対の介在板を介して配置する工程と、
一対のラバーヒータによりICカード積層体を加熱または保温して加圧し、第1ホットメルト層の表面および第2ホットメルト層の表面を平滑化する工程と、
ICカード積層体を一対の冷却ブロックにより冷却加圧して、第1ホットメルト層の表面および第2ホットメルト層の表面を平坦に維持した状態で第1ホットメルト層および第2ホットメルト層を硬化する工程と、を備えたことを特徴とする非接触ICカードの製造方法。 - ICカード積層体を一対の冷却ブロック内に配置する際、各ラバーヒータは、対応する各冷却ブロックから離間していることを特徴とする請求項1に記載の非接触ICカードの製造方法。
- 一対の加熱ローラにより表面側基材とインレットシートとを接着させるとともに裏面側基材とインレットシートとを接着させる工程と、ICカード積層体を一対の冷却ブロック内に配置する工程との間に、ICカード積層体を保温する工程が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の非接触ICカードの製造方法。
- ICカード積層体を一対の冷却ブロック内に配置する際、各ラバーヒータはON状態になっているとともに、
ICカード積層体を一対の冷却ブロック内に配置する工程と、一対のラバーヒータによりICカード積層体を加熱または保温して加圧し、第1ホットメルト層の表面および第2ホットメルト層の表面を平滑化する工程との間に、各ラバーヒータをON状態からOFF状態に切り換える工程が設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の非接触ICカードの製造方法。 - 第1基材と、第1基材の一方の面に流動性ホットメルトを塗布して形成された第1ホットメルト層とを含む表面側基材と、第2基材と、第2基材の一方の面に流動性ホットメルトを塗布して形成された第2ホットメルト層とを含む裏面側基材と、この表面側基材と裏面側基材との間に介在されたインレットシートとを有するICカード積層体を冷却加圧することにより、非接触ICカードを製造する非接触ICカードの製造装置において、
ICカード積層体を押圧自在に設けられ、ICカード積層体を冷却加圧して第1ホットメルト層および第2ホットメルト層を硬化させる一対の冷却ブロックと、
各冷却ブロックの内側に弾性手段を介して連結され、ICカード積層体を加熱または保温する一対のラバーヒータと、
各ラバーヒータの内側に設けられ、各々が内側を向く平坦面を有する一対の介在板と、
各冷却ブロックのうちの一方の冷却ブロックに連結され、当該一方の冷却ブロックを他方の冷却ブロックに押圧する駆動部と、を備えたことを特徴とする非接触ICカードの製造装置。
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JP2008301236A JP5245763B2 (ja) | 2008-11-26 | 2008-11-26 | 非接触icカードの製造方法、および非接触icカードの製造装置 |
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-
2008
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