JP2002109499A - Icカードの製造方法及びicカードの製造装置 - Google Patents

Icカードの製造方法及びicカードの製造装置

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JP2002109499A
JP2002109499A JP2000300519A JP2000300519A JP2002109499A JP 2002109499 A JP2002109499 A JP 2002109499A JP 2000300519 A JP2000300519 A JP 2000300519A JP 2000300519 A JP2000300519 A JP 2000300519A JP 2002109499 A JP2002109499 A JP 2002109499A
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Japan
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card
press
temperature
manufacturing
plates
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JP2000300519A
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Jun Furuhashi
潤 古橋
Toshio Kobayashi
敏男 小林
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Mars Engineering Corp
Original Assignee
Mars Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードの厚みを所望の厚みで製造する。 【解決手段】 冷却プレス調整装置94を提供する。こ
の冷却プレス調整装置94は、比較器97により、設定
器98を通じて予め設定された設定距離(ICカードの
製品部分38を挟持するべース圧力加圧装置24の上部
挟持板20と下部挟持板21との離間距離が0.75m
mとなる距離)と、実際の加圧板31、32の離間距離
とを比較させ、比較器97の出力が0になるように、位
置制御回路99を制御する。これにより、冷却プレス調
整装置94は、サーボモータ30を通じての上部加圧板
31の位置、すなわち、上部加圧板31と下部加圧板3
2との離間距離を、ICカードの製品部分38を挟持す
るべース圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部挟持
板21との間隔が製造対象のICカードの厚みである
0.75mmとなる距離で、維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶素子等が内蔵
されたカード状デバイスであるICカードの製造方法及
びICカードの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ICカードは、記憶素子等のI
Cチップを被覆用の樹脂シートにより挟み込み、これら
を所望の厚みに加工することで構成されている。また、
記憶回路等に加え、通信回路を集積化したICチップ
や、交信用のアンテナコイルを内部部品として有する非
接触型のICカードも広く利用されている。
【0003】ところで、このようなICカードは、例え
ばICチップ等が取り付けられたコアシートと呼ばれる
樹脂シートと、このコアシートとともにICチップ等を
被覆するオーバーシートと呼ばれる樹脂シートとを重ね
合わせ、これら重ね合わされた樹脂シートどうしを加熱
プレス器により熱融着した後、冷却プレス器により当該
シートを熱軟化温度以下に冷却することで製造されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のICカードの製造方法は、プレス温度やプレ
ス圧等の僅かな条件の違いで、樹脂シートの変形量がバ
ラツキ、製造されるICカードの厚みを所望の厚みにす
ることが困難であった。また、樹脂シートどうしを重ね
合わせる際に混入するエアにより、ボイドが発生してし
まうという問題もあった。さらに、樹脂シートをプレス
する際に、内部部品としてのICチップ等が破損するお
それ等もあった。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、歩留まりが良くしかも品質の向上を
図ることできるICカードの製造方法及びICカードの
製造装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るICカードの製造方法は、内部部品を
挟み込むように重ね合わされたシートが熱融着されるよ
う該シートを挟む一対のプレートを通じてプレスを行う
ためのプレス工程を有するICカードの製造方法であっ
て、前記重ね合わされたシートのプレス時における前記
一対のプレートどうしの離間距離を所定の離間距離で維
持することを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るICカードの製造方法
は、前記維持される前記一対のプレートどうしの離間距
離が、製造対象となるICカードの厚みであることを特
徴とする。
【0008】さらに、本発明に係るICカードの製造方
法は、前記維持される前記一対のプレートどうしの離間
距離が、熱軟化温度を超えている状態から熱軟化温度未
満に冷却されるまでの間、維持されることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明に係るICカードの製造方法
は、前記プレス工程が、複数の加熱プレス工程及び冷却
プレス工程を有することを特徴とする。
【0010】さらに、本発明に係るICカードの製造方
法は、前記個々の加熱プレス工程及び冷却プレス工程
を、互いに異なるプレス温度又は互いに異なるプレス圧
で実施することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るICカードの製造方法
は、前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程のう
ちの少なくとも1つのプレス工程を、プレス温度を段階
的に変化させつつ実施すること特徴とする。
【0012】さらに、本発明に係るICカードの製造方
法は、前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程の
うちの少なくとも1つのプレス工程を、前記一対のプレ
ートどうしを所定の離間距離とする過程でプレス圧を段
階的に変化させつつ実施すること特徴とする。
【0013】また、本発明に係るICカードの製造方法
は、前記プレス圧を段階的に変化させる制御は、前記プ
レス工程を実施するプレス器の有するプレス板の温度又
は前記熱融着されるシートの温度に基づいて行われるこ
と特徴とする。
【0014】さらに、本発明に係るICカードの製造方
法は、前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程の
うちの少なくとも1つのプレス工程を、減圧雰囲気中で
実施することを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るICカードの製造方法
は、前記内部部品が、アンテナコイルを含むことを特徴
とする。
【0016】さらに、本発明に係るICカードの製造装
置は、内部部品を挟み込むように重ね合わされたシート
が熱融着されるよう該シートを挟む一対のプレートを通
じてプレスを行うためのプレス手段と、前記重ね合わさ
れたシートに対し前記プレス手段によりプレスが行われ
る場合に前記一対のプレートどうしの離間距離を所定の
離間距離で維持するプレート維持手段とを具備すること
を特徴とする。
【0017】また、本発明に係るICカードの製造装置
は、前記プレート維持手段により維持される前記一対の
プレートどうしの離間距離が、製造対象となるICカー
ドの厚みであることを特徴とする。
【0018】さらに、本発明に係るICカードの製造装
置は、前記プレート維持手段により維持される前記一対
のプレートどうしの離間距離が、熱軟化温度を超えてい
る状態から熱軟化温度未満に冷却されるまでの間、維持
されることを特徴とする。
【0019】また、本発明に係るICカードの製造装置
は、前記プレス手段が、複数の加熱プレス器及び冷却プ
レス器を有することを特徴とする。
【0020】さらに、本発明に係るICカードの製造装
置は、前記個々の加熱プレス器及び冷却プレス器を互い
に異なる温度に調整する温度調整手段をさらに具備する
ことを特徴とする。
【0021】また、本発明に係るICカードの製造装置
は、前記温度調整手段が、前記複数の加熱プレス器及び
冷却プレス器のうちの少なくとも1つのプレス器のプレ
ス温度を段階的に変化させること特徴とする。
【0022】さらに、本発明に係るICカードの製造装
置は、前記一対のプレートどうしを所定の離間距離とす
る過程で、前記複数の加熱プレス器及び冷却プレス器の
うちの少なくとも1つのプレス器のプレス圧を段階的に
変化させるプレス圧力可変手段をさらに具備すること特
徴とする。
【0023】また、本発明に係るICカードの製造装置
は、前記プレス圧力可変手段による前記プレス圧を段階
的に変化させる制御は、前記一対のプレートのうちの少
なくとも一方のプレートの温度又は前記シートの温度に
基づいて行われること特徴とする。
【0024】さらに、本発明に係るICカードの製造装
置は、前記複数のプレス器うちの少なくとも1つのプレ
ス器の近傍に減圧雰囲気を形成する減圧手段をさらに具
備することを特徴とする。
【0025】また、本発明に係るICカードの製造装置
は、前記内部部品が、アンテナコイルを含むことを特徴
とする。
【0026】上述したように、本発明は、例えば重ね合
わされたシートが少なくとも熱軟化温度を超えてから、
さらに熱軟化温度未満に冷却されるまでの間、当該シー
トのプレス時における該シートを挟む一対のプレートど
うしの離間距離を、例えば製造対象となるICカードの
厚みと同一の距離(幅)で維持するので、プレスされる
シートの変形量のバラツキを抑えることができ、製造さ
れるICカードの厚みを所望の厚みにすることができ
る。
【0027】さらに、本発明は、個々の加熱プレス工程
及び冷却プレス工程が、互いに異なるプレス温度又は互
いに異なるプレス圧で実施されることや、また例えばプ
レス器の有するプレス板の温度又は重ね合わされたシー
トの温度に基づいて、前記一対のプレートどうしの離間
距離を製造対象となるICカードの厚みと同一の距離と
する過程で、プレス圧を段階的に変化させるので、重ね
合わされたシートをプレスする際に、ICチップ等の内
部部品が破損するおそれ等が低減されるとともに、前記
樹脂シートのスプリングバック等も抑制することができ
る。
【0028】また、本発明は、重ね合わされたシートを
プレスするプレス器の近傍に減圧雰囲気を形成すること
が可能なので、シート間へのエアの混入を抑えることが
でき、これにより、製造されるICカードにボイドが発
生することを防止することができる。
【0029】したがって、本発明によれば、歩留まりが
良くしかも品質が向上されたICカードを得ることがで
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0031】図1は、本発明の実施形態に係るICカー
ド製造装置を概略的に示す図である。
【0032】同図に示すように、このICカード製造装
置1は、ICカードを構成する電子部品(内部部品)を
被覆するための数種類のシートを供給するシート供給部
5と、内部部品を被覆するように重ね合わせた各シート
にベース圧力加圧装置24によりベース圧力を加えるた
めのベース圧力加圧部6と、各シートを熱融着により貼
り合わせるための熱融着部7と、熱融着により貼り合わ
せたシートを冷却するための冷却部8と、ベース圧力加
圧装置24による各シートへのベース圧力を解除するベ
ース圧力解除部15と、前記シートを所定のタクトタイ
ムで搬送するための複数の搬送ローラ19等からなる搬
送機構16と、内部部品を被覆したシートより製品とし
てのICカードを打抜くための打抜き装置39とから構
成されている。
【0033】この実施形態に係るICカード製造装置1
は、熱融着部7と冷却部8とが、それぞれ温度調節され
たプレス器によって主に構成されており、このプレス器
のプレス圧を制御することで、重ね合わせたシートの厚
さ、すなわち製造されるICカードの厚さを所定の厚さ
に加工するものである。また、この装置1では、ベース
圧力加圧装置24により、熱融着部7でのシートの熱融
着工程と、冷却部8でのシートの冷却工程とが、重ね合
わせた各シートにベース圧力を加え続けたまま実施され
る。
【0034】以下、この実施形態を詳細に説明する。
【0035】シート供給部5は、ICチップ等の集積回
路部品が取り付けられたコアシート2と、コアシート2
の表面、すなわちコアシート2のICチップ等の搭載面
を被覆するためのオーバーシート3と、コアシート2の
裏面、つまりコアシート2のICチップ等の非搭載面を
被覆するオーバーシート(コアシート2の裏面を被覆す
るシートであることから、以下「アンダーシート」と言
う)4とを備えている。これらシート2、3、4は、そ
れぞれコアシート用ロール9、オーバーシート用ロール
10、並びにアンダーシート用ロール11にそれぞれ巻
回されている。
【0036】シート2、3、4の材料は、熱可塑性樹
脂、例えば塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS)、ポリ
カーボネート樹脂(PC)、PET−G、ポリエチレン
テレフタレート樹脂(PET)等である。ここで、PE
Tを除く、PVC、ABS、PC、PET−Gは、非晶
性樹脂であることから、加熱プレスによっての自己融着
が可能である。一方、結晶性樹脂であるPETは、加熱
プレスによっての自己融着ができないため、何らかの接
着剤を用いる必要がある。
【0037】この場合、接着剤は、ホットメルト接着
剤、エポキシ等の熱硬化性樹脂、光硬化性接着剤、シリ
コーン等の湿気硬化性樹脂が用いられる。ホットメルト
接着剤は、シート2、3、4に予め塗られるか、若しく
はホットメルトのシートを作成し、プレス前に挟んでも
よい。厚みは、出来上がりの製品厚み、シートの厚み、
IC等の電子部品の形状から適宜選定される。
【0038】コアシート2には、図2(a)、図2
(b)に示すように、ICカードを構成する内部部品が
所定の間隔で取り付けられる。つまり、コアシート2に
は、位置決め用のマークとして例えば十字マーク2aが
記される。本実施形態では、内部部品は、非接触で情報
交信の可能な例えばデータキャリアモジュール12であ
る。
【0039】上記内部部品であるデータキャリアモジュ
ール12は、リーダライタ等との間で非接触で情報の交
信を行うためのアンテナコイル13と、このアンテナコ
イル13が受信した受信信号を再生し、必要に応じて返
信データを増幅して上記アンテナコイル13から送信す
るための機能を実現するICチップ等を含む集積回路部
品14とから主に構成されている。ICカードとしての
製品部38は、アンテナコイル13よりさらに外側のシ
ートを含めた部分である。また、アンテナコイル13等
は、シート2、3、4の加熱プレス前に、各シート又は
シートを接合する接着剤中に埋め込まれる。
【0040】アンテナコイル13は、次のような方法で
作製されている。例えば、コアシート2上に貼り合わせ
た5〜50μmの銅又はアルミニウム製の金属フィルム
を、所定のパターンにエッチングして作製されたり、ま
た、銀、銅等の金属粒子を樹脂に練り込みぺ一スト状に
し、さらにシルク印刷等でコアシート2上にパターン形
成して作製されている。また、アンテナコイル13は、
例えば20〜200μmの銅線を所定の治具に巻き付け
コアシート2上に融着して作製されたり、また、コアシ
ート2上の20〜200μmの銅線を、加熱又は超音波
で埋め込み作製されている。
【0041】集積回路部品14、すなわち通信回路や記
憶回路等を集積化したICチップは、このチップに形成
された金バンプ等が、アンテナコイル13に設けられた
接続部に、ACF(異方性導電フィルム)又はACP
(異方性導電ぺ一スト)を用いて接合される。この場
合、カード化後の曲げや衝撃からICチップの割れ等を
防ぐため、ICの反回路面(パンプの裏側)に金属板を
貼り付けたり、アンテナコイル13との接合後にIC部
周辺を樹脂封止してもよい。また、ICをCOB(Chip
On Board)化した後、アンテナコイル13と接合して
もよい。この場合、COBに設けられた端子部に、アン
テナコイル端末線をはんだ付け又は溶接等の方法で接合
する。COBにはICの他、コンデンサやダイオード等
の部品を実装してもよい。
【0042】ベース圧力加圧部6には、図3に示すよう
に、重ね合わされたシート2、3、4にベース圧力を加
えるためにベース圧力加圧装置24が設けられている。
このベース圧力加圧装置24は、データキャリアモジュ
ール12とともに重ね合わされたシート2、3、4が、
熱変形温度以上に加熱された熱融着部7等のプレス器間
を移動する際、無圧状態になることで生じる、熱による
収縮、伸び、変形等を防ぐためのものである。すなわ
ち、ベース圧力加圧装置24は、シート2、3、4の表
裏面を、一対のプレートとしての例えば厚さ1.5mm
のステンレス(SUS)製の上部挟持板20、下部挟持
板21で、データキャリアモジュール12を含むICカ
ードの製品部分38毎に挟持しつつ、所定のべ一ス圧力
を加圧するものとなっている。ベース圧力加圧装置24
は、上部挟持板20の上面の例えば4隅にカム22が設
けられており、例えばコイルスプリングにより下部挟持
板21の下面を付勢する付勢力S等を利用しつつ、カム
シャフト22aをモータ等により駆動してカム22の姿
勢を切替えることにより、重ね合わされたシート2、
3、4へのベース圧力の加圧状態と非加圧状態とをつく
りだすことができる。
【0043】挟持板20、21は、例えば製品部分38
のほぼ1個分のサイズで形成されている。また、挟持板
20、21の互いに対向する面は、製造されるICカー
ドの品質(外観等)に悪影響を及ぼさないように平面
度、平行度等が高精度に加工されている。べ一ス圧力
は、勿論、熱融着部7でのプレス圧より小さい圧力が設
定される。この圧力値は、0.01〜10kg/cm2
の範囲内であることが好ましく、本実施形態では例えば
0.1kg/cm2が設定値として選択されている。シ
ート2、3、4を挟持した挟持板20、21は、例えば
専用のキャリアにセットされ搬送される。
【0044】熱融着部7には、図1に示すように、重ね
合わされたシート2、3、4を熱融着するための第1の
加熱プレス器25及び第2の加熱プレス器26が設けら
れている。加熱プレス器25、26は、図2(a)に示
したデータキャリアモジュール12を含むICカードの
製品部分38の間隔で、搬送路の上流側から下流側に向
かう順に各々配置されている。加熱プレス器を2台配列
することは、熱融着プロセスを2回に分けて実施するた
めである。
【0045】加熱プレス器25、26には、プレス板と
して例えば上方に上部加圧板28、下方に下部加圧板2
9がそれぞれ対向するように設けられている。この加圧
板28、29は、前述した挟持板20、21を介して当
該挟持板20、21に挟持されるシート2、3、4をプ
レスする構成になっている。挟持板20、21同様、加
圧板28、29の互いに対向する面は、製造されるIC
カードの品質(外観等)に悪影響を及ぼさないように平
面度、平行度等が高精度に加工されている。本実施形態
では、加圧板28、29並びに前述した挟持板20、2
1は、対向面の面積がICカードの製品部分38のほぼ
1個分の面積であるため、対向面の加工が行い易く、そ
の上、軽量であること等から、高精度な圧力調整が可能
である。
【0046】加熱プレス器25、26の上部加圧板28
には、例えばサーボモータ30が設けられている。この
サーボモータ30の代わりに、エアシリンダや、油圧シ
リンダを用いてもよい。例えば第1の加熱プレス器25
がプレス動作を実行した場合、重ね合わされたシート
2、3、4に加わる圧力は、前述したべ一ス圧力加圧装
置24によるべ一ス圧力と、第1のプレス器25による
プレス圧とが重畳された圧力となる。
【0047】さらに、熱融着部7には、挟持板20、2
1によって挟持されたシート2、3、4を加熱プレス器
25、26によりプレスする際の温度・圧力を制御する
ために、加熱プレス調整装置が設けられている。この加
熱プレス調整装置は、加圧板28、29内にヒータと温
度センサを内蔵し、この温度センサの出力値からこのヒ
ータ電流を調整することで、温度を所望の温度に設定す
るものである。すなわち、図4に示すように、この加熱
プレス調整装置17は、加圧板28、29にそれぞれヒ
ータ100、101と温度センサ102、103とを内
蔵させ、この温度センサ102、103の出力をそれぞ
れの増幅器104、105で増幅した後、比較器10
6、107に供給する。
【0048】また、加熱プレス調整装置17は、比較器
106、107に、設定器108を通じて予め設定され
た加圧板28、29の設定温度と各温度センサ102、
103による検出温度とを比較させ、それぞれ比較器1
06、107の出力が0になるように、電流制御回路1
09、110を制御することにより、各ヒータ100、
101に流れる電流、すなわちヒータ100、101の
温度を制御する。このようにして温度調整された加圧板
28、29の熱は、挟持板20、21を通じてシート
2、3、4に伝達される。なお、加圧板28、29を加
熱する手段としてヒータ100、101に代えて例えば
熱媒油等を用いてもよい。
【0049】さらに、加熱プレス調整装置17には、上
部加圧板28と下部加圧板29との離間距離の検知、す
なわち重ね合わされたシート2、3、4を挟持するべー
ス圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部挟持板21
との離間距離の検知を行う厚さ検出センサ111が設け
られている。この厚さ検出センサ111の出力は、増幅
器112で増幅され比較器113に供給される。比較器
113は、設定器114を通じて予め設定された設定距
離(本実施形態ではICカードの製品部分38を挟持す
る挟持板20、21の離間距離がカード厚0.75mm
となる加圧板28、29の離間距離)と、上部加圧板2
8と下部加板29との実際の離間距離とを比較し、比較
器113の出力が0になるように、位置制御回路115
を制御する。これにより、加熱プレス調整装置17は、
サーボモータ30を通じての上部加圧板28の位置、す
なわち、上部加圧板28と下部加圧板29との離間距離
を、ICカードの製品部分38を挟持するべース圧力加
圧装置24の上部挟持板20と下部挟持板21との間隔
が製造対象のICカードの厚みである0.75mmとな
る距離で、維持することができる。
【0050】なお、温度センサ102、103により検
知された加圧板28、29の温度、すなわち、この加圧
板28、29によって加圧される挟持板20、21及び
シート2、3、4の温度に基づいて、サーボモータ30
の出力が制御されるように位置制御回路115を構成し
てもよい。すなわち、位置制御回路115により、サー
ボモータ30の出力、つまり加圧板28、29間のプレ
ス圧が制御される。これにより、圧力勾配(例えば指数
関数的な圧力の上昇或いは下降のカーブ)の制御、つま
りデータキャリアモジュール12とともに重ね合わされ
たシート2、3、4を、該シートが低い温度のうちに高
い圧力で挟むのではなく、該シートが低い温度のうちは
比較的低い圧力で挟み、徐々に圧力を上昇させて行くと
いった制御が可能となるので、ICチップ等を含む集積
回路部品14の破損等を招くおそれが低減される。
【0051】また、ヒータ100、101の温度を制御
する電流制御回路109、110にも、前記圧力勾配の
制御と同様に、温度勾配(温度の上昇或いは下降のカー
ブ)の制御機能、つまり加圧板28、29の温度を可変
とする制御機能を付与してもよい。この場合の温度勾配
の制御は、上部加圧板28と下部加圧板29との離間距
離、つまり重ね合わされたシート2、3、4を挟持する
べース圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部挟持板
21との離間距離(シート2、3、4の総厚)等を検知
しながら、制御が行われるように電流制御回路109、
110を構成すること等が例示される。
【0052】冷却部8には、図1に示すように、熱融着
部7で熱融着されたシート2、3、4をさらにプレスす
るために、プレス板としての例えば加圧板31、32を
各々有する第1の冷却プレス器27、第2の冷却プレス
器33、及び第3の冷却プレス器34が、図2(a)に
示したデータキャリアモジュール12を含むICカード
の製品部分38の間隔で、搬送路の上流側から下流側に
向かう順にそれぞれ配置されている。冷却プレス器を3
台配列することは、冷却プロセスを3回に分けて実施す
るためである。
【0053】冷却プレス器27、33、34には、上方
に上部加圧板31、下方に下部加圧板32がそれぞれ対
向するように設けられている。この加圧板31、32
は、前述した挟持板20、21を介して当該挟持板2
0、21に挟持されるシート2、3、4をプレスする構
成になっている。挟持板20、21及び加圧板28、2
9同様、加圧板31、32の互いに対向する面は、製造
されるICカードの品質(外観等)に悪影響を及ぼさな
いように平面度、平行度等が高精度に加工されている。
本実施形態では、加圧板31、32も、対向面の面積が
ICカードの製品部分38のほぼ1個分の面積であるた
め、対向面の加工が行い易く、その上、軽量であること
等から、高精度な圧力調整が可能である。
【0054】冷却プレス器27、33、34の上部加圧
板31には、加熱プレス器の上部加圧板28と同様、例
えばサーボモータ30が設けられている。このサーボモ
ータ30の代わりに、エアシリンダや、油圧シリンダを
用いてもよい。例えば第1の冷却プレス器27がプレス
動作を実行した場合、重ね合わされたシート2、3、4
に加わる圧力は、前述したべ一ス圧力加圧装置24によ
るべ一ス圧力と、第1の冷却プレス器27によるプレス
圧とが重畳された圧力となる。
【0055】さらに、冷却部8には、挟持板20、21
によって挟持されたシート2、3、4を冷却プレス器2
7、33、34によりプレスする際の温度・圧力を制御
するために、冷却プレス調整装置が設けられている。こ
の冷却プレス調整装置は、加圧板31、32内に冷媒を
流すパイプと温度センサを内蔵し、この温度センサの出
力値からこのヒータ電流を調整することで、温度を所望
の温度に設定するものである。すなわち、図5に示すよ
うに、この冷却プレス調整装置94は、加圧板31、3
2の内部に冷媒の循環パイプ81、82を有しており、
この循環パイプ81、82に接続された冷媒を供給する
ための冷媒供給源83、84、及び冷媒供給源83、8
4から供給される冷媒の流速を制御する流速制御回路8
5、86を備えている。加圧板31、32には、当該加
圧板31、32の温度を測定するための温度センサ8
7、88が内蔵されている。温度センサ87、88に
は、増幅器89、90を介して比較器91、92が接続
されている。比較器91、92には、プレス板31、3
2を所望する温度に設定するための設定器93が接続さ
れている。
【0056】したがって、冷却プレス調整装置94は、
比較器91、92に、設定器93を通じて予め設定され
た加圧板31、32の設定温度と各温度センサ87、8
8による検出温度とを比較させ、それぞれ比較器91、
92の出力が0になるように、流速制御回路85、86
を制御することで、冷媒供給源83、84から循環パイ
プ81、82へ供給される冷媒の流速の調整、すなわち
加圧板31、32の温度の調整が可能なものとなってい
る。
【0057】さらに、冷却プレス調整装置94には、上
部加圧板31と下部加圧板32との離間距離の検知、す
なわち重ね合わされたシート2、3、4を挟持するべー
ス圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部挟持板21
との離間距離の検知を行う厚さ検出センサ111が設け
られている。この厚さ検出センサ95の出力は、増幅器
96で増幅され比較器97に供給される。さらに、冷却
プレス調整装置94は、比較器97により、設定器98
を通じて予め設定された設定距離(本実施形態ではIC
カードの製品部分38を挟持する挟持板20、21の離
間距離がカード厚0.75mmとなる加圧板31、32
の離間距離)と、上部加圧板31、下部加板32の実際
の離間距離とを比較させ、比較器97の出力が0になる
ように、位置制御回路99を制御する。これにより、冷
却プレス調整装置94は、サーボモータ30を通じての
上部加圧板31の位置、すなわち、上部加圧板31と下
部加圧板32との離間距離を、ICカードの製品部分3
8を挟持するべース圧力加圧装置24の上部挟持板20
と下部挟持板21との間隔が製造対象のICカードの厚
みである0.75mmとなる距離で、維持することがで
きる。
【0058】なお、温度センサ87、88により検知さ
れた加圧板31、32の温度等に基づいて、サーボモー
タ30の出力が制御されるように位置制御回路99を構
成してもよい。すなわち、位置制御回路99により、サ
ーボモータ30の出力、つまり加圧板31、32間のプ
レス圧が制御される。これにより、圧力勾配の制御が可
能となるので、ICチップ等を含む集積回路部品14の
破損等を招くおそれが低減される。
【0059】また、加熱プレス調整装置17と同様、冷
媒供給源83、84及び循環パイプ81、82を通じて
加圧板31、32の温度を調整するための流速制御回路
109、110にも、温度勾配の制御機能(温度の上昇
或いは下降のカーブ)、つまり加圧板31、32の温度
を可変とする制御機能を付与してもよい。この場合の温
度勾配の制御は、上部加圧板31と下部加圧板32との
離間距離、つまり重ね合わされたシート2、3、4を挟
持するべース圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部
挟持板21との離間距離(シート2、3、4の総厚)等
を検知しながら、制御が行われるように流速制御回路8
5、86を構成すること等が例示される。
【0060】ところで、このように熱融着部7及び冷却
部8には、5台のプレス器が配設されており、各プレス
器でのタクトタイムが、同一又はほぼ同一になるよう
に、搬送機構16が駆動制御される。
【0061】さらに、熱融着部7及び冷却部8には、図
6に示すように、減圧装置18が設けれている。減圧装
置18は、加熱プレス又は冷却プレスの際に、データキ
ャリアモジュール12を被覆する各シート2、3、4間
に存在する気泡を吸引除去することで、ボイドの発生を
抑制し外観の良好なICカードを生産するためのもので
ある。すなわち、この減圧装置18には、加熱プレス器
25、26の加圧板28、29及び冷却プレス器27、
33、34の加圧板31、32をそれぞれ包囲するよう
に容器43が設けられている。この容器43は、この容
器43に設けらた排気孔44、及び排気孔44に接続さ
れた排気管45を通じて真空ポンプ46に接続されてい
る。真空ポンプ46は、容器43内を減圧雰囲気にする
ためのポンプで、例えばメカニカルブースターポンプで
ある。これにより、シート2、3、4をプレスする加圧
板28、29、31、32の近傍に減圧雰囲気が形成さ
れる。真空ポンプ46の吸気量は、減圧雰囲気が例えば
60mmHg以下になるように調整されている。
【0062】なお、本実施形態では、個々のプレス器を
包囲する容器43で、減圧雰囲気が形成されているが、
例えば加熱プレス器25、26を一括して包囲する容器
と、冷却プレス器27、33、34を一括して包囲する
容器とで、減圧雰囲気を形成してもよいし、加熱プレス
器25、26及び冷却プレス器27、33、34の全体
を包囲するように容器で減圧雰囲気を形成してもよい。
【0063】さらに、本実施形態では、複数の容器内の
減圧雰囲気の形成を、1つの真空ポンプにより行うもの
であるが、例えば、プレス器毎に真空ポンプを設けても
よい。これにより、比較的小さな吸気量のポンプでも良
好な減圧効果を得ることができる。
【0064】ここで、ボイド・気泡の発生原因の多く
は、シート間に混入しているエアである。また、一部の
シート材料では当該シートに吸収されている水分等を減
圧雰囲気を形成することで除去できる場合もある。した
がって、減圧雰囲気を形成した容器が必要となる箇所
は、主に加熱プレス器の近傍であり、冷却プレス器近傍
には必ずしも設ける必要はない。換言すると、減圧が主
に必要な箇所はシートが熱変形温度を超えるプレス器の
近傍か、若しくはホットメルト接着剤を用いた場合の当
該接着剤が軟化する温度から接着が始まる温度のプレス
器の近傍となる。但しホットメルト接着剤に常温時に粘
着がなく各シート間にエアの除去路が実質的に形成され
る場合である。ホットメルト接着剤に常温時粘着性が有
る場合には、シートどうしを重ねる段階で減圧が必要と
なる。
【0065】したがって、この実施形態では、全てのプ
レス器に容器43が設けられているが、一部のプレス器
だけを包囲するように減圧容器を配置してよい。例え
ば、加熱プレス器25のみを包囲する容器を設け、この
容器内だけを減圧するようにしてもよい。この場合、加
熱プレス器25は、熱融着を最初に実施するプレス器で
あることから、ボイド発生の抑制効果が極めて高い。し
たがって、少なくとも、加熱プレス器25の近傍には減
圧雰囲気を形成することが望ましい。
【0066】べ一ス圧力解除部15には、図3に示した
ベース圧力加圧装置24のカムシャフト22aをモータ
等により駆動して、カム22の姿勢を切替えることで、
挟持板20、21を通じて、データキャリアモジュール
12とともに貼り合わされたシート2、3、4に加え続
けられていたベース圧力を解除するための機構が設けら
れている。
【0067】打抜き装置39は、図2に示したように、
互いに貼り合わされたシート2、3、4より、データキ
ャリアモジュール12を含むICカードの製品部分38
のみを打抜くためのものである。打抜かれた製品部分3
8は、マガジン39aにストックされる。巻取ローラ4
0は、製品部分38以外の切り取られたシートを巻き上
げるように構成されている。なお、本実施形態では、打
抜き装置39により、ICカードの製品部分38のみを
打抜くように製造装置1を構成しているが、ICカード
への印刷処理等を考慮して、製品部分38だけを打ち抜
くのではなく、例えば貼り合わされたシート2、3、4
を所定の長さに切断し、他工程において製品部分38を
打ち抜くように装置を構成してもよい。
【0068】次に、このように構成されたICカード製
造装置1によるICカードの製造方法について説明す
る。
【0069】(準備工程)まず、シート供給部5に、コ
アシート2、オーバーシート3、アンダーシート4がそ
れぞれ巻回されたロール9、10、11をセットする。
これらロール9、10、11から各シートを引き出し、
複数の搬送ローラ19、加熱プレス器25、26、2
7、冷却プレス器33、34を介して巻取ローラ40に
巻き付け、図2(a)に示すように、位置決め用の十字
マーク2aを基準としてシート2、3、4の位置決めを
行う。
【0070】さらに、ベース圧力加圧部6において、図
3に示すように、ベース圧力加圧装置24を動作させ、
カムシャフト22aをモータ等により駆動しカム22の
姿勢を加圧状態に切替える。すなわち、重ね合わされた
シート2、3、4を挟持板20、21で挟み、この挟持
板20、21を通じて0、1kg/cm2のベース圧力
をシート2、3、4に加える。
【0071】さらに、加熱プレス調整装置17を動作さ
せ、加熱プレス器25、26の各加圧板28、29を所
定の温度に加熱するとともに、冷却プレス調整装置94
を動作させ、冷却プレス器27、33、34の各加圧板
31、32を所定の冷却温度に調整する。また、減圧装
置18の真空ポンプ46を動作させ各プレス器の近傍に
減圧雰囲気を形成する。このようなセッテイングは、I
Cカード製造装置1を構成するホストコンピュータ等に
予め設定された制御プログラムを実行することで自動的
にセットアップが完了する。
【0072】(プレス器間の搬送工程)この工程は、挟
持板20、21を備えたベース圧力加圧装置24より、
べ一ス圧力を加え続けたまま、重ね合わされたシート
2、3、4をプレス器間で搬送するプロセスであり、搬
送ローラ19を含む搬送機構16が駆動され、シート
2、3、4を挟持した挟持板20、21が例えば速度
0.5〜20m/minで搬送される。
【0073】(第1の熱融着工程)この工程は、第1の
加熱プレス器25により、シート2、3、4を熱融着す
るために、搬送機構16によって搬送されてきた挟持板
20、21を加熱プレスするプロセスである。この工程
では、上部加圧板31と下部加圧板32との離間距離、
つまり重ね合わされたシート2、3、4を挟持するべー
ス圧力加圧装置24の上部挟持板20と下部挟持板21
との離間距離(シート2、3、4の総厚)に基づいて、
例えばプレス圧は1kg/cm2から10kg/cm2
上昇し、加圧板28、29の加熱温度は、例えばシート
2、3、4の材料の軟化温度(約80℃)〜150℃の
範囲内で変動する。プレス時間は、例えば3分間として
プロセスが実施される。
【0074】なお、この工程では、シートの材料(PE
T+ホットメルトならホットメルト)の熱軟化温度以上
に、加圧板28、29が温度調整されていることが好ま
しいが、シートの材料、内部部品の耐熱性等を考慮して
適宜設定を変更してもよい。また、この工程を、内部部
品のプレスによる破壊を抑制するために、べ一ス圧力以
外には圧力を加えず単にシート材料を軟化させるだけの
予熱工程とすることも可能である。
【0075】さらに、工程では、温度勾配の制御に加
え、圧力勾配の制御、つまりデータキャリアモジュール
12とともに重ね合わされたシート2、3、4を、最初
から高い圧力で挟むのではなく、最初は比較的低い圧力
で挟み、徐々に圧力を上昇させて行くといった制御が可
能となるので、ICチップ等を含む集積回路部品14の
破損等を招くおそれが低減される。また、プレス温度及
びプレス圧力を段階的に変化させることから、樹脂シー
トのスプリングバック等を抑制することが可能となり、
製造されるICカードの平面度等を向上させることがで
きる。
【0076】(ボイド発生抑制工程)この工程は、各プ
レス工程におけるボイドの発生を抑制するためのプロセ
スであり、シート間に介在されている気泡を積極的に吸
引除去する工程である。このエ程では、減圧装置18に
より各プレス器の近傍に減圧雰囲気が形成されているた
め、シート2、3、4間に滞留する気泡が吸引され除去
される。これにより、作製されるICカードの品質(外
観等)を向上させることができる。
【0077】(第2の熱融着工程)この工程は、第2の
加熱プレス器26により、シート2、3、4を熱プレス
するプロセスである。例えばプレス圧は20kg/cm
2、加圧板28、29の加熱温度は、150℃、プレス
時間は、3分間でプロセスが実施される。
【0078】上記2つの熱融着工程は、2台の加熱プレ
ス器25、26により、実質的にプレス温度が80℃か
ら150℃となる温度勾配、プレス圧力が1kg/cm
2から10kg/cm2を経て20kg/cm2となる圧
力勾配を付けた制御を可能にしている。
【0079】(第1の冷却工程)この工程は、熱融着工
程を終了し、製造されるICカードが所望の厚さとなる
ようにシート2、3、4を第1の冷却プレス器27によ
り、冷却プレスするプロセスである。この工程では、I
Cカードの製品部分38を挟持する挟持板20、21の
離間距離が製造対象のICカードの厚みである0.75
mmとなるように、上部加圧板31と下部加圧板32と
の離間距離が自動調整され、この自動調整された離間距
離を維持した状態でプレスが行われる。さらに、加圧板
31、32の加熱温度は130℃、プレス時間は3分間
でプロセスが実施される。
【0080】(第2の冷却工程)この工程は、第2の冷
却プレス器33により、シート2、3、4を冷却するプ
ロセスである。この工程でも、第1の冷却工程と同様、
ICカードの製品部分38を挟持する挟持板20、21
の離間距離が製造対象のICカードの厚みである0.7
5mmとなるように、上部加圧板31と下部加圧板32
との離間距離が自動調整され、この自動調整された離間
距離を維持した状態でプレスが行われる。また、加圧板
31、32の温度は80℃、プレス時間は例えば3分間
で実施される。
【0081】また、この第2の冷却工程において、プレ
ス温度を、第1の冷却工程の130℃から80℃(シー
ト2、3、4のほぼ熱軟化温度)を経て例えば50℃ま
で一度下降させさせてもよい。この場合、シート2、
3、4は、熱軟化温度を超えている状態から熱軟化温度
未満に冷却されるまでの間、製造対象のICカードの厚
みである0.75mmを維持した状態でプレスされるこ
とになるので、プレスされるシートの変形量のバラツキ
を抑制することができる。
【0082】(第3の冷却工程)この工程は、第2の冷
却プレス器34により、シート2、3、4を冷却するプ
ロセスである。加圧板31、32によるプレス圧は、例
えば10kg/cm2、加圧板31、32の温度は20
℃、プレス時間は例えば3分間で実施される。
【0083】このように上記冷却工程は、3台の冷却プ
レス器27、33、34により、実質的に130℃から
20℃となる冷却温度勾配を付けた制御を可能にしてい
る。この3つの冷却工程により、プレス温度が段階的に
変化することから、シートのスプリングバック等を抑制
することが可能となり、前記同様、製造されるICカー
ドの平面度等を向上させることができる。
【0084】(ベース圧力解除工程)この工程は、シー
ト2、3、4に対し冷却工程が実施された後、べ一ス圧
力解除部15において、図3に示したベース圧力加圧装
置24のカムシャフト22aをモータ等により駆動し
て、カム22の姿勢を切替えることで、挟持板20、2
1を通じて、データキャリアモジュール12とともに貼
り合わされたシート2、3、4に加え続けられていたベ
ース圧力を解除するプロセスである。
【0085】(カード打抜き工程)この工程は、打抜き
装置39により、図2に示したように、互いに貼り合わ
されたシート2、3、4から、データキャリアモジュー
ル12を含むICカードの製品部分38のみを打抜くた
めのプロセスである。打抜かれた製品部分38は、マガ
ジン39aにストックされる。巻取ローラ40は、製品
部分38以外の切り取られたシートを巻き上げる。
【0086】このように、本実施形態のICカード製造
装置1によるICカードの製造方法は、熱融着されるシ
ート2、3、4が例えば熱軟化温度を超えている状態か
ら熱軟化温度未満に冷却されるまでの間、挟持板20、
21の離間距離が製造対象のICカードの厚み(0.7
5mm)となる加圧板31、32の離間距離を維持した
状態で、当該シートがプレスされるので、プレスされる
シートの変形量のバラツキを抑えることができ、製造さ
れるICカードの厚みを所望の厚みにすることができ
る。
【0087】さらに、本実施形態のICカードの製造方
法は、個々の加熱プレス工程及び冷却プレス工程が、互
いに異なるプレス温度又は互いに異なるプレス圧で実施
されることや、また例えば一対の加圧板28、29、3
1、32の温度、つまりこの加圧板から挟持板20、2
1を介して伝達されるシート2、3、4の温度に基づい
て、前記一対の加圧板どうしの離間距離を製造対象とな
るICカードの厚みと同一の距離とする過程で、プレス
圧を段階的に変化させるので、重ね合わされたシートを
プレスする際に、ICチップ等の内部部品が破損するお
それ等が低減されるとともに、熱融着後に起こるシート
のスプリングバック等も抑制することができる。
【0088】また、本実施形態のICカードの製造方法
は、重ね合わされたシートをプレスするプレス器の近傍
に減圧雰囲気を形成することが可能なので、シート間へ
のエアの混入を抑えることができ、これにより、製造さ
れるICカードにボイドが発生することを防止すること
ができる。
【0089】したがって、本実施形態に係るICカード
の製造方法によれば、歩留まりが良くしかも品質が向上
されたICカードを得ることができる。
【0090】なお、本実施形態では、角環状のアンテナ
コイル13を内部部品として有する角型のICカードの
製造方法について説明したが、勿論、図7に示すように
集積回路部品14並びに円環状のアンテナコイル61を
持つデータキャリアモジュール62を内部部品として有
し、さらに製品部分63が円形となるICカードを製造
する場合にも本発明を適用することができる。さらに、
例えば図8に示すように、コアシート65の幅方向に対
し製品部分63を2段に配置してもよい。
【0091】また、本実施形態では、長尺のシート2、
3、4を用いて、データキャリアモジュール12を封止
しICカードを製造するものであったが、この長尺のシ
ートに代えて、例えば図2に示した製品部分38より僅
かに大きいサイズのシートを毎葉式に供給し、この毎葉
式に供給されるシートによりデータキャリアモジュール
12を封止しICカードを製造してもよい。この場合、
本実施形態と同様、プレス面積が小さくて済むことか
ら、プレス器の加圧板28、29、31、32をそれぞ
れ小さくすることができる。したがって、加圧板どうし
の対向するプレス面の平面度等を高精度で加工すること
ができ、これにより製造されるICカードの平面度等を
向上させることができる。また、加圧板を小さくするで
きることに伴い、減圧装置18を小規模で安価な装置と
して構成することが可能となる。
【0092】さらに、本実施形態は、コアシート2の表
裏面からオーバーシート3とアンダーシート4とを両面
から貼り合わせる3層構造のICカードを製造するもの
であったが、勿論、コアシート2の裏面にアンダーシー
ト4を貼り合わせずに、コアシート2の表面、つまりコ
アシート2のICチップ等の搭載面にのみオーバーシー
ト3を貼り合わせる2層構造のICカードを製造する場
合にも、本発明を適用することができる。
【0093】また、本実施形態では、第1の加熱プレス
器25によるプレスにより初めてシート2、3、4を加
熱するものであったが、第1の加熱プレス器25による
プレス工程の前に、シート2、3、4を予め80〜15
0℃程度に加熱しておき、その後プレスエ程を実行して
もよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば重ね合わされたシートが少なくとも熱軟化温度を
超えてから、さらに熱軟化温度未満に冷却されるまでの
間、当該シートのプレス時における該シートを挟む一対
のプレートどうしの離間距離を、例えば製造対象となる
ICカードの厚みと同一の距離(幅)で維持するので、
プレスされるシートの変形量のバラツキを抑えることが
でき、製造されるICカードの厚みを所望の厚みにする
ことができる。これにより、歩留まりが良くしかも品質
が向上されたICカードを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るICカード製造装置を
概略的に示す図である。
【図2】図1のICカード製造装置によって処理が施さ
れるデータキャリアモジュールが取り付けられたコアシ
ートを示す平面図及び断面図である。
【図3】図1のICカード製造装置を構成するベース圧
力加圧装置を示す斜視図である。
【図4】図1のICカード製造装置を構成する加熱プレ
ス調整装置を示す機能ブロック図である。
【図5】図1のICカード製造装置を構成する冷却プレ
ス調整装置を示す機能ブロック図である。
【図6】図1のICカード製造装置を構成する減圧装置
を概略的に示す図である。
【図7】図2のデータキャリアモジュールと異なる他の
データキャリアモジュールが取り付けられたコアシート
を示す平面図である。
【図8】図7のデータキャリアモジュールを2段で配列
したコアシートを示す平面図である。
【符号の説明】
1…ICカード製造装置 2…コアシート 3…オーバーシート 4…アンダーシート 6…ベース圧力加圧部 12、62…データキャリアモジュール 15…ベース圧力解除部 17…加熱プレス調整装置 18…減圧装置 20、21…挟持板 22…カム 24…ベース圧力加圧装置 25、26…加熱プレス器 28、29、31、32…加圧板 30…サーボモータ 27、33、34…冷却プレス器 38、63…ICカードの製品部分 43…容器 46…真空ポンプ 85、86…流速制御回路 94…冷却プレス調整装置 99、115…位置制御回路 109、110…電流制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:00 G06K 19/00 H Fターム(参考) 2C005 MA40 RA04 RA08 4F211 AD05 AD08 AD19 AH37 AM26 AM28 AR02 AR06 SA07 SC07 SD01 SH06 SP03 SP17 SP33 SP40 SP41 SP44 SP45 5B035 BA03 BB09 CA01 CA23 5F061 AA01 BA05 CA22 FA03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部部品を挟み込むように重ね合わされ
    たシートが熱融着されるよう該シートを挟む一対のプレ
    ートを通じてプレスを行うためのプレス工程を有するI
    Cカードの製造方法であって、 前記重ね合わされたシートのプレス時における前記一対
    のプレートどうしの離間距離を所定の離間距離で維持す
    ることを特徴とするICカードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記維持される前記一対のプレートどうしの離間距離
    は、製造対象となるICカードの厚みであることを特徴
    とするICカードの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記維持される前記一対のプレートどうしの離間距離
    は、前記熱融着されるシートが、熱軟化温度を超えてい
    る状態から熱軟化温度未満に冷却されるまでの間、維持
    されることを特徴とするICカードの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記プレス工程は、複数の加熱プレス工程及び冷却プレ
    ス工程を有することを特徴とするICカードの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記個々の加熱プレス工程及び冷却プレス工程を、互い
    に異なるプレス温度又は互いに異なるプレス圧で実施す
    ることを特徴とするICカードの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程のうちの
    少なくとも1つのプレス工程を、プレス温度を段階的に
    変化させつつ実施すること特徴とするICカードの製造
    方法。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程のうちの
    少なくとも1つのプレス工程を、前記一対のプレートど
    うしを所定の離間距離とする過程でプレス圧を段階的に
    変化させつつ実施すること特徴とするICカードの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記プレス圧を段階的に変化させる制御は、前記プレス
    工程を実施するプレス器の有するプレス板の温度又は前
    記熱融着されるシートの温度に基づいて行われること特
    徴とするICカードの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項4記載のICカードの製造方法に
    おいて、 前記複数の加熱プレス工程及び冷却プレス工程のうちの
    少なくとも1つのプレス工程を、減圧雰囲気中で実施す
    ることを特徴とするICカードの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9いずれかに記載のIC
    カードの製造方法において、 前記内部部品は、アンテナコイルを含むことを特徴とす
    るICカードの製造方法。
  11. 【請求項11】 内部部品を挟み込むように重ね合わさ
    れたシートが熱融着されるよう該シートを挟む一対のプ
    レートを通じてプレスを行うためのプレス手段と、 前記重ね合わされたシートに対し前記プレス手段により
    プレスが行われる場合に前記一対のプレートどうしの離
    間距離を所定の離間距離で維持するプレート維持手段と
    を具備することを特徴とするICカードの製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のICカードの製造装
    置において、 前記プレート維持手段により維持される前記一対のプレ
    ートどうしの離間距離は、製造対象となるICカードの
    厚みであることを特徴とするICカードの製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のICカードの製造装
    置において、 前記プレート維持手段により維持される前記一対のプレ
    ートどうしの離間距離は、前記熱融着されるシートが、
    熱軟化温度を超えている状態から熱軟化温度未満に冷却
    されるまでの間、維持されることを特徴とするICカー
    ドの製造装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のICカードの製造装
    置において、 前記プレス手段は、複数の加熱プレス器及び冷却プレス
    器を有することを特徴とするICカードの製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のICカードの製造装
    置において、 前記個々の加熱プレス器及び冷却プレス器を互いに異な
    る温度に調整する温度調整手段をさらに具備することを
    特徴とするICカードの製造装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のICカードの製造装
    置において、 前記温度調整手段は、前記複数の加熱プレス器及び冷却
    プレス器のうちの少なくとも1つのプレス器のプレス温
    度を段階的に変化させること特徴とするICカードの製
    造装置。
  17. 【請求項17】 請求項14記載のICカードの製造装
    置において、 前記一対のプレートどうしを所定の離間距離とする過程
    で、前記複数の加熱プレス器及び冷却プレス器のうちの
    少なくとも1つのプレス器のプレス圧を段階的に変化さ
    せるプレス圧力可変手段をさらに具備すること特徴とす
    るICカードの製造装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のICカードの製造装
    置において、 前記プレス圧力可変手段による前記プレス圧を段階的に
    変化させる制御は、前記プレス器の有するプレス板の温
    度又は前記シートの温度に基づいて行われること特徴と
    するICカードの製造装置。
  19. 【請求項19】 請求項12記載のICカードの製造装
    置において、 前記複数のプレス器うちの少なくとも1つのプレス器の
    近傍に減圧雰囲気を形成する減圧手段をさらに具備する
    ことを特徴とするICカードの製造装置。
  20. 【請求項20】 請求項11乃至19いずれかに記載の
    ICカードの製造装置において、 前記内部部品は、アンテナコイルを含むことを特徴とす
    るICカードの製造装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101343459B1 (ko) * 2013-05-31 2013-12-19 유인종 Rfid 태그카드 제조방법

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