JP2000194814A - Icカ―ド製造方法 - Google Patents

Icカ―ド製造方法

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JP2000194814A JP10369913A JP36991398A JP2000194814A JP 2000194814 A JP2000194814 A JP 2000194814A JP 10369913 A JP10369913 A JP 10369913A JP 36991398 A JP36991398 A JP 36991398A JP 2000194814 A JP2000194814 A JP 2000194814A
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清 中久木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード製造方法において、ICカードの
薄型化の推進を可能とすると共に、ICカードの生産性
の向上を図る。 【解決手段】 一対の樹脂シートの間にICチップおよ
び熱可塑性接着剤を挟んだ積層体Sを加熱及び冷却して
樹脂シートを接着させる工程は、第1温度に設定された
仮貼付プレス板14a、14bの間に積層体Sを挟んで
加熱しながら、積層体S周囲を真空にする第1工程と、
熱可塑性接着剤の軟化点以上の温度に設定された本貼付
プレス板22a、22bの間に積層体Sを挟んで加熱す
る第2工程と、熱可塑性接着剤の軟化点よりも低い温度
に設定された冷却プレス板30a、30bで積層体Sを
挟んで冷却する第3工程とからなる。つまり、所定の温
度が夫々設定された各プレス板で挟むことにより、積層
体Sの加熱・冷却を速やかに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、樹脂シートの間
にICチップを内蔵したICカードの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、裏表の両面の外装を構成する
薄い樹脂シートの間に、ICチップ等の電子部品を封入
して成る非接触型のICカードが知られている。こうし
たICカードを製造する技術としては、例えば、特開平
8−230367号公報に記載されている様に、両面の
樹脂シートの間においてICチップ等を収容する可塑性
の材料を、プレス加工により、塑性変形させて所定の厚
さのICカードを得る技術が知られている。
【0003】ICカードは、携帯の利便性の観点から、
なるべく薄いもの(例えば、厚さ0.76mm以下)が
望ましい。しかし、ICカードの薄型化にあたって、上
記の技術では、プレス加工の際に可塑性材料内に不均一
な応力が発生し易く、内部の電子回路を破壊する等の問
題が発生する可能性がある。
【0004】そこで、樹脂シートの間にICチップ等と
熱可塑性接着剤(例えば、ホットメルト材やウレタン接
着剤)とを挟み込んだ上で加熱・冷却することにより、
熱可塑性接着剤で両樹脂シートの間を充填すると共に両
樹脂シートを接着させて、ICカードを作成する技術が
開発されている。例えば、一枚の樹脂シートの上面にI
Cチップ等の電子部品を実装し、その実装面に薄いシー
ト状の熱可塑性接着剤を挟むようにして、もう一枚の樹
脂シートを積層した積層体を構成する。この積層体を加
熱して熱可塑性接着剤を軟化させた後、冷却して熱可塑
性接着剤を硬化させれば、熱可塑性接着剤で両樹脂シー
トの間を埋めると共に樹脂シートを固定する。
【0005】その際、積層体を単に加熱・冷却するだけ
では、ICカードが平らにならなかったり、両樹脂シー
トの間に気泡が混入したりする可能性があり、特に、工
数を低減するため、分割して多数のICカードをとれる
ような広い積層体を加熱・冷却する場合には、それが顕
著になる可能性がある。ICカードが平らでなかった
り、その内部に気泡が混入したりすると、ICカードと
しての正常な機能が発揮されなかったり、ICカードの
強度が低下するといった問題が生じてしまう。
【0006】こうした問題を防ぐため、加熱・冷却は、
例えば図8(a)に示す様なICカード製造装置501
により、真空(外部の気圧よりも減圧された状態)中で
積層体の両面に適当な圧力をかけた状態で行う。ICカ
ード製造装置501は、積層体を加熱・冷却すると共に
積層体の両面に圧力を加えるためのプレス板502を複
数有するものである。プレス板502は互いに平行であ
り、積層体をプレス板502の間に配置して隣合うプレ
ス板502で積層体を挟むことにより、積層体の両面に
圧力が加えられる。積層体がプレス板502により加圧
されている状態においては、プレス板502の縁部に設
けられたパッキン503が両プレス板502の間に挟ま
れて、ICカード製造装置501の内部空間を密閉す
る。そして、図示しない排気手段により、ICカード製
造装置501の内部空間は真空にされる。
【0007】プレス板502の内部には、上記の積層体
を加熱するための熱媒油パイプ504および積層体を冷
却するための冷却水パイプ505が設けられている。真
空中にて積層体の両面に適当な圧力をかけた状態におい
て、熱媒油パイプ504に高温の熱媒油を流通させるこ
とにより、プレス板502を介して積層体に熱を加える
(図8(b)参照)と、熱可塑性接着剤が軟化して、I
Cチップ等の電子部品の周囲および樹脂シートの間が埋
められる。そして、積層体の両面に圧力を加えたまま、
冷却水パイプ505に水を流通させることにより、プレ
ス板502を介して積層体を冷却すると、熱可塑性接着
剤が硬化して、樹脂シートが積層体両面の外装として固
定される。ICカードは、こうして樹脂シートにて両面
の外装を構成された積層体を一定の大きさに分割するこ
とにより得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした方法
では、積層体を加熱・冷却するためにプレス板502自
体の温度を上昇・降下させる必要がある等の理由で、樹
脂シートを固着させるために長い時間が必要であり、一
定の時間内に製造できるICカードの数は限られてしま
う。
【0009】また、高温下で加熱加圧しながら真空引き
をすると、樹脂シートは、加熱による熱膨張や加圧力の
ばらつき、真空引きによる部分的な応力付加等の相乗効
果により、ひずみやしわを生じてしまう可能性がある。
この様なしわは、外観を悪くするばかりか、後にICカ
ード表面への印刷等する際の不良品を発生させる原因と
なり、延いてはICカードの製造歩留まりが抑制される
可能性もある。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、ICカード製造方法において、ICカードの薄型
化の推進を可能とすると共に、ICカードの生産性の向
上を図ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)のI
Cカード製造方法では、第1工程において、熱可塑性接
着剤のタック性が発現する第1温度に設定された第1プ
レス機で積層体を挟んで第1温度まで加熱しながら、該
積層体周囲を真空にし、第1工程後の第2工程におい
て、熱可塑性接着剤の軟化点以上の第2温度に設定され
た第2プレス機で積層体を挟んで第2温度まで加熱し、
第2工程後の第3工程において、熱可塑性接着剤の軟化
点よりも低い第3温度に設定された第3プレス機で積層
体を挟んで軟化点より低い温度まで冷却する。
【0012】従来は同じプレス機で積層体に対し圧力を
加えながら加熱及び冷却をしていたのであるが、本発明
(請求項1)のICカード製造方法では、加熱・冷却を
3つの工程に分割する。即ち、第1工程では、第1プレ
ス機により積層体を挟んで、所定の温度で積層体の両面
に圧力を加えながら、積層体の周囲を真空(大気圧より
も減圧された状態)にすることにより、積層体内部から
気体を排出する、所謂真空引きを行う。そして、第1プ
レス機は、熱可塑性接着剤のタック性が発現される第1
温度に設定されており、積層体もその温度まで加熱され
るので、樹脂シートはタック性の発現された熱可塑性接
着剤に密着される。
【0013】次に、第2工程では、熱可塑性接着剤の軟
化点以上の第2温度に設定された第2プレス機により積
層体を挟むことにより、積層体をその第2温度まで加熱
する。この第2温度では積層体内の熱可塑性接着剤は、
軟化或いは融解した状態となり、樹脂シートの間を隙間
なく充填すると共に、樹脂シートに強く粘着する。ま
た、積層体は第2プレス機により挟まれて、その両面に
圧力を受け、反りやしわが発生することなく平らな状態
に保たれる。
【0014】そして、第3工程では、熱可塑性接着剤の
軟化点よりも低い第3温度に設定された第3プレス機に
より積層体を挟むことにより、積層体をその第3温度ま
で冷却する。この第3温度では積層体内の熱可塑性接着
剤は、樹脂シートと接着した状態で固化する。また、積
層体は第3プレス機により挟まれて、その両面に圧力を
受け、反りやしわが発生することなく平らな状態に保た
れる。
【0015】つまり本発明(請求項1)のICカード製
造方法によれば、積層体の加熱と冷却とを、一台の装置
で一工程(バッチ処理)として行うのではなく、熱可塑
性接着剤の軟化点以上の温度まで加熱する第2工程と、
その加熱後に積層体を熱可塑性接着剤の軟化点より低い
温度まで冷却する第3工程とに分け、それぞれの所定の
温度が設定された別の装置で行うこととしたので、速や
かに積層体の加熱および冷却を行うことができる。
【0016】また、熱可塑性接着剤の軟化点以上の第2
温度まで積層体を加熱する第2工程の際に真空引きを行
うのではなく、第2温度より低い温度である熱可塑性接
着剤のタック性が発現される温度における第1工程とし
て、真空引きを行うようにしたことから、加熱による熱
膨張や加圧力のばらつき、真空引きによる部分的な応力
付加等の相乗効果により樹脂シートにひずみ、しわその
他の変形が発生するのを抑制できる。そして、樹脂シー
トはタック性の発現された熱可塑性接着剤に密着される
ので、第1工程以後、積層体内へ気体の侵入を抑制する
ことができる。
【0017】また、従来の方法では、温度を大きく上げ
たり、下げたりする必要があり、ICカードの製造に伴
う廃却熱エネルギーが多いが、本発明(請求項1)のI
Cカード製造方法によれば、各工程における各プレス機
の温度はほぼ一定であるため、無駄となる熱エネルギー
が少なく、延いては製造コストの抑制が可能となる。
【0018】さて、この様に加熱・冷却の工程を3つの
工程(第1〜第3工程)に分割し、それぞれ別の装置
(即ち第1〜第3プレス機)で行うようにした場合、第
1プレス機、第2プレス機、第3プレス機の順に、積層
体を搬送する必要がある。そこで、例えば、積層体をベ
ルトコンベヤに単に載置して搬送することも考えられる
が、その搬送の際に積層体の温度の部分的な降下等によ
り、積層体に変形が生じる可能性もある。
【0019】そこで、請求項2に記載の様に、前記第1
〜第3プレス機の内部を通過する一対の平行なコンベヤ
ベルトの間に前記積層体を挟み、該第1〜第3プレス機
の内部に順次搬送するようにすれば良い。この様に行わ
れる請求項2に記載のICカード製造方法によれば、平
行な一対のコンベヤベルトで積層体を挟んた状態で搬送
して各工程を行うことができるので、各工程の実施中或
いは搬送中に積層体に反りやひずみその他の変形が生じ
るのを抑制できる。
【0020】そして、積層体をコンベヤベルトで挟んで
搬送する場合には、コンベヤベルトにも、熱や圧力が加
えられることとなるから、請求項3に記載の様に、積層
体の搬送は、耐熱性および耐圧性のコンベヤベルトで行
うようにすると良い。この様に行われる請求項3に記載
のICカード製造方法によれば、コンベヤベルトが耐熱
性および耐圧性を有するものであるから、複数回の使用
に対しても劣化が抑制され、コンベヤベルトの交換頻度
が少なくなり経済的で好ましい。こうした、耐熱性およ
び耐圧性のコンベヤベルトとしては、例えば不織布(ガ
ラス繊維からなるもの等)に、樹脂(ナイロン、PET
(Polyethyleneterephthalates)、PPS(Polyphenyl
enesulfide)等)を含浸させたものを用いると良い。
【0021】また、各工程においては、積層体は、積層
体を挟むコンベヤベルトを介して加熱或いは冷却され、
積層体に対する熱の出入りはコンベヤベルトを介して行
われることとなる。従って、コンベヤベルトの厚さはな
るべく薄い方が熱伝導性が良く、積層体に対する熱の出
入りを妨げないので好ましいが、一方で、薄すぎるコン
ベヤベルトの場合には、加熱による熱膨張や加圧力のば
らつき、真空引きによる部分的な応力付加等により、コ
ンベヤベルトに、しわその他の変形が発生する可能性が
ある。
【0022】この点に鑑み、発明者等は、請求項4に記
載のように、積層体の搬送は、厚さが積層体の略半分で
あるコンベヤベルトで行うようにすると良いことを見い
だした。この様に行われる請求項4に記載のICカード
製造方法によれば、積層体に対する熱の出入りを妨げ
ず、また、しわその他の変形がコンベヤベルトに発生す
るのを防ぐことができる。
【0023】なお、加熱の際、一対のコンベヤベルトに
挟まれた積層体内部から熱可塑性接着剤が流れ出る可能
性も否定できないことから、請求項5に記載の様に、積
層体の搬送は、表面にフッ素樹脂層を有するコンベヤベ
ルトで行うようにすると良い。
【0024】この様に行われる請求項5に記載のICカ
ード製造方法によれば、コンベヤベルトの表面にフッ素
樹脂層が形成されている(所謂フッ素樹脂加工がされて
いる)ので、加熱の際積層体内部から熱可塑性接着剤が
流れ出てコンベヤベルトに付着しても、熱可塑性接着剤
を除去しやすく、コンベヤベルトの耐久性を更に向上さ
せることができる。また、コンベヤベルトが不織布であ
る場合には、積層体表面に、不織布自体の凹凸を転写さ
せないために、フッ素樹脂加工することが望ましい。
【0025】さて、第1プレス機、第2プレス機及び第
3プレス機の順に、積層体を搬送する方法としては、請
求項6に記載の様に、積層体の両縁部を、第1〜第3工
程に至る積層体の搬送経路に沿って移動可能な一対の挟
持搬送部で挟持し、第1〜第3プレス機の内部に順次搬
送するようにしても良い。
【0026】その場合、搬送中の積層体が撓んで、第1
〜第3プレス機の何れかに接触すると、積層体は部分的
に加熱或いは冷却されて、その内部に不均一な応力を生
じて変形する可能性がある。そこで、請求項7に記載の
様に、積層体の搬送は、搬送中に該積層体が撓んで第1
〜第3プレス機に接触することのないよう、積層体の両
縁部を挟持する一対の挟持搬送部の間で、積層体に張力
を加えた状態で行うようにすると良い。この様に行われ
る請求項7に記載のICカード製造方法によれば、積層
体が第1〜第3プレス機の何れかに接触し、部分的に加
熱又は冷却されて変形する可能性を少なくすることがで
き、延いては製造歩留まりを向上させることができる。
【0027】また加熱又は冷却により、樹脂シートは温
度変化に伴う膨張又は収縮を起こすことから、加熱又は
冷却をする際にも挟持搬送部で樹脂シートの両縁部を挟
持したままであると、その挟持された部分付近等にひず
みやしわが生じる可能性がある。
【0028】そこで、請求項8に記載の様に、第1〜第
3工程の実施中は、挟持搬送部による積層体の両縁部の
挟持を解くようにすると良い。この様に行われる請求項
8に記載のICカード製造方法によれば、加熱および冷
却の際に、樹脂シートの挟持された部分付近等にひずみ
やしわ等が生じるのを防止できる。
【0029】また、第1プレス機、第2プレス機及び第
3プレス機の順に、積層体を搬送する方法としては、請
求項9に記載の様に、一対の搬送用フィルムの間に積層
体を挟み、その搬送用フィルムの両縁部を、第1〜第3
工程に至る積層体の搬送経路に沿って移動可能な一対の
挟持搬送部で挟持し、第1〜第3プレス機の内部に順次
搬送するようにしても良い。
【0030】なお、第2工程において第2プレス機によ
り熱可塑性接着剤を軟化させた後、第2プレス機から、
第3工程を行う第3プレス機に搬送する間に、外気等に
より積層体の温度が下がって、積層体が平らでない状態
(例えば、反った状態や撓んだ状態)で熱可塑性接着剤
が固まってしまう可能性がある。
【0031】そこで請求項10に記載のように、前記第
2工程から前記第3工程に至る過程で、積層体を保温
し、積層体の温度降下を抑制するようにすれば良い。こ
の様に行われる請求項10に記載のICカード製造方法
によれば、第3工程を行う前に積層体の温度が下がるの
を防止して、積層体が反った状態や撓んだ状態で固まっ
てしまうのを防ぐことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のICカード製造
方法を実現する第1実施例を図面と共に説明する。図1
は、第1実施例のICカード製造方法を実現するICカ
ード製造装置2を示す説明図である。ICカード製造装
置2は、回路パターンが形成されICチップ等の電子部
品が実装された第1樹脂シートS1の実装面に熱可塑性
接着剤S2を介して、別の第2樹脂シートS3が重ねら
れた積層体S(図2(a)参照)を、加熱および冷却し
て、積層体Sの両面に両樹脂シートS1,S3を固着さ
せるためのものである。尚、ICカードは、このICカ
ード製造装置2により樹脂シートが固着された積層体S
を、縦横複数に分割することにより得られる。
【0033】図1に示す様に、第1実施例のICカード
製造装置2は、順に列を為すよう並べられた仮貼付ステ
ーション4、本貼付ステーション6、冷却ステーション
8を備えている。そして、仮貼付ステーション4の挿入
口4aから、本貼付ステーション6を経て、冷却ステー
ション8の排出口8aにかけて、各ステーション4,
6,8の内部を通過する搬送コンベヤ10と押えコンベ
ヤ12が設けられている。
【0034】仮貼付ステーション4は、上下に配置され
た一対の仮貼付プレス板14(上側仮貼付プレス板14
a、下側仮貼付プレス板14b)を備えている。仮貼付
ステーション4は、内部空間(すなわち両仮貼付プレス
板14a,14bの間の空間)に積層体Sを収容した状
態で、その空間内を所定値まで減圧(すなわち、真空引
き)すると共に積層体Sの両面に所定の圧力を加えつ
つ、積層体Sを加熱するためのものである。
【0035】上側仮貼付プレス板14aと下側仮貼付プ
レス板14bとは、互いに平行な状態で接近可能に構成
されており、両仮貼付プレス板14a,14bの間に配
置された積層体Sはその両面に、両仮貼付プレス板14
a,14bからの圧力を受ける。両仮貼付プレス板14
a,14bの互いに対向する面の縁部には、夫々ゴム製
のパッキン16a,16bが設けられている。パッキン
16a,16bが両仮貼付プレス板14の間に挟まれる
ことにより弾性変形し、仮貼付ステーション4の内部空
間を外部から密閉する。なお、仮貼付ステーション4に
は、図示しない排気手段が設けられている。仮貼付ステ
ーション4の内部空間は、パッキン16a,16bによ
り密閉された状態において、排気手段により気体が外部
に排出されて減圧される。
【0036】仮貼付プレス板14a、14bの内部に
は、両仮貼付プレス板14a,14bの間に配置された
積層体Sを加熱するための電気式の仮貼付ヒータ18
a、18bが埋設されている。さらに、下側仮貼付プレ
ス板14bの、上側仮貼付プレス板14aに対向する面
(即ち、下側仮貼付プレス板14bの上面)には、内部
に気体を有する袋状に形成された袋部20が設けられて
いる。袋部20は、積層体Sが仮貼付プレス板14a、
14bの間に搬入されると、図示しない加圧手段により
袋の内部に圧力がかけられ膨らみ、上側仮貼付プレス板
14aの下面(加圧面)との間に配置された積層体Sを
加圧する。
【0037】本貼付ステーション6は、上下に配置され
た一対の本貼付プレス板22(上側本貼付プレス板22
a、下側本貼付プレス板22b)を備えている。本貼付
ステーション6は、内部空間(すなわち両本貼付プレス
板22a,22bの間の空間)に積層体Sを収容した状
態で、積層体Sの両面に所定の圧力を加えつつ、積層体
Sを加熱するものである。
【0038】上側本貼付プレス板22aと下側本貼付プ
レス板22bとは、互いに平行な状態で接近可能に構成
されている。両本貼付プレス板22a,22bの間に配
置された積層体Sは、上側本貼付プレス板22aの下面
(加圧面24a)と、下側本貼付プレス板22bの上面
(加圧面24b)との間に挟まれて、その両面に圧力を
受ける。
【0039】本貼付プレス板22a、22bの内部に
は、両本貼付プレス板22a,22bの間に配置された
積層体Sを加熱するための電気式の本貼付ヒータ26
a、26bが埋設されている。両本貼付プレス板22
a,22bの内部において、本貼付ヒータ26a,26
bと加圧面24a,24bとの間には、加圧面24a,
24b内の温度分布が不均一となるのを抑制するための
加熱ジャケット室28a,28bが設けられている。加
熱ジャケット室28a,28bには、流動可能な熱媒体
(例えば、空気等の気体、水や油等の液体。本実施例で
は空気。)が封入され、熱媒体の対流により加圧面24
a,24bの面内での温度のばらつきが抑制される。
【0040】冷却ステーション8は、上下に配置された
一対の冷却プレス板30(上側冷却プレス板30a、下
側冷却プレス板30b)を備えている。冷却ステーショ
ン8は、内部空間(すなわち両冷却プレス板30a,3
0bの間の空間)に積層体Sを収容した状態で、積層体
Sの両面に所定の圧力を加えつつ、本貼付ステーション
6にて加熱された積層体Sの温度を低下させるためのも
のである。
【0041】上側冷却プレス板30aと下側冷却プレス
板30bとは、互いに平行な状態で接近可能に構成され
ている。両冷却プレス板30a,30bの間に配置され
た積層体Sは、上側冷却プレス板30aの下面(加圧面
32a)と、下側冷却プレス板30bの上面(加圧面3
2b)との間に挟まれて、その両面に圧力を受ける。
【0042】冷却プレス板30a、30bの内部には、
両冷却プレス板30a,30bの間に配置された積層体
Sを冷却するための冷却水パイプ34a,34bが設け
られている。冷却プレス板30a,30bの内部におい
て、冷却水パイプ34a,34bと加圧面32a,32
bとの間には、加圧面32a,32b内の温度分布が不
均一となるのを抑制するための冷却ジャケット室36
a,36bが設けられている。冷却ジャケット室36
a,36bにも、流動可能な熱媒体(例えば、空気等の
気体、水や油等の液体。本実施例では空気。)が封入さ
れ、熱媒体の対流により加圧面36a,36bの面内で
の温度のばらつきが抑制される。
【0043】搬送コンベヤ10は、積層体Sが仮貼付ス
テーション4内、本貼付ステーション6内、冷却ステー
ション8内を順に通過するよう、積層体Sを搬送するも
のである。搬送コンベヤ10は、仮貼付ステーション4
の挿入口4a付近に設けられた搬送ローラ38aおよび
冷却ステーション8の排出口8a付近に設けられた搬送
ローラ38bを備え、これら両搬送ローラ38a,38
bの間に搬送ベルト40を張ることにより構成される。
搬送ベルト40は、予め搬送ベルト40が巻付けられた
巻出しロール42から供給され、搬送ローラ38a,3
8bを介して、巻取りロール44に巻き取られる。
【0044】一方、押えコンベヤ12は、搬送ベルト4
0上に載置されて搬送される積層体Sを、押えベルト4
6により上方から押えるためのものである。押えコンベ
ヤ12は、仮貼付ステーション4の挿入口4a付近に設
けられた押えローラ48aおよび冷却ステーション8の
排出口8a付近に設けられた押えローラ48bを備え、
これら両押えローラ48a,48bの間に押えベルト4
6を張ることにより構成される。押えベルト46は、予
め押えベルト46が巻付けられた巻出しロール50から
供給され、押えローラ48a,48bを介して、巻取り
ロール51に巻き取られる。
【0045】巻取りロール44,51は、夫々、図示し
ない駆動手段により回転駆動されて搬送ベルト40、押
えベルト46を、互いに同期して、同じ長さだけ巻取る
ものである。搬送ベルト40、押えベルト46には、巻
出しロール42,50と巻取りロール44,51との間
において、適当な張力が加えられている。これにより、
搬送ベルト40が垂れ下がって、各ステーション(仮貼
付ステーション4、本貼付ステーション6、冷却ステー
ション8)の構成部品(例えば、パッキン、袋部、下側
仮貼付プレス板14b、下側本貼付プレス板22b、下
側冷却プレス板30b)に接触するのが防止されると共
に、積層体Sは搬送ベルト40と押えベルト46との間
に確実に保持されて、その載置位置がずれない。なお、
搬送ベルト40と押えベルト46が、平行な一対のコン
ベヤベルトに相当する。
【0046】搬送ベルト40および押えベルト46は、
ガラス繊維からなる不織布にPPSを含浸させたもので
あり、それらの表面には、フッ素樹脂がコーティングさ
れている。搬送ベルト40および押えベルト46は、積
層体Sの厚さの半分程度の厚さを持つものである。
【0047】なお、搬送ベルト40および押えベルト4
6により形成される積層体Sの搬送経路上において、本
貼付ステーション6と冷却ステーション8との間には、
温風ヒータ52a、52bが設けられている。温風ヒー
タ52a、52bは、夫々、搬送経路の上方および下方
に設けられており、本貼付ステーション6から冷却ステ
ーション8へ移動される積層体Sの温度が、その移動中
に下がるのを抑制するためのものである。
【0048】このように構成されたICカード製造装置
2において、積層体Sの加熱・冷却は次の様に行われ
る。まず、積層体Sを、仮貼付ステーション4の挿入口
4a近傍の搬送ローラ38aと押えローラ48aとの間
に一枚ずつ挿入する。この挿入された積層体Sは、搬送
ベルト40と押えベルト46との間に挟み込まれて、上
側仮貼付プレス板14aおよび下側仮貼付プレス板14
bの間に移動されて、請求項の第1工程に相当する、次
の様な「仮貼付工程」が行われる。
【0049】・「仮貼付工程」:仮貼付ステーション4
内部に積層体Sが搬入されると、上側仮貼付プレス板1
4aおよび下側仮貼付プレス板14bが互いに近づくよ
うに移動して、パッキン16a,16bが、搬送ベルト
40および押えベルト46をその間に挟んだ状態で、仮
貼付ステーション4の内部空間を密閉する。次に、図示
しない排気手段により、仮貼付ステーション4内の気体
が外部に排出されて、仮貼付ステーション4の内部が、
2〜3Torr程度まで減圧される。仮貼付ヒータ18
a、18bにより、両仮貼付プレス板14a,14b
は、熱可塑性接着剤S2がタック性を発現する第1温度
(本実施例では、後述するように約70℃である。)に
暖められており、積層体Sは、上側仮貼付プレス板14
aの下面と膨らんだ状態の袋部20との間に挟まれて、
0.1〜0.5MPaの圧力を受けると共に、図3に示
す様にその温度が約70℃とされる。
【0050】この仮貼付工程は、仮貼付プレス板14
a,14bによる積層体Sに対する加熱・加圧の開始か
ら所定時間経過後、仮貼付プレス板14a,14bが、
互いに離れるよう移動し、積層体Sから離れることによ
り終了する。これにより、搬送ベルト40および押えベ
ルト46はパッキン16a,16bによる挟持からも解
放される。
【0051】本実施例の積層体Sの両樹脂シートS1,
S3はPETで構成されている。また、熱可塑性接着剤
S2はポリエステル系ホットメルト材であり、その軟化
点は約70〜120℃であり、約70℃以上でタック性
が発現される。つまり、仮貼付工程においては、積層体
Sの熱可塑性接着剤S2がタック性を発現すると共に両
樹脂シートS1,S3は適度な強度を保った状態であ
り、樹脂シートS1,S3は、タック性を発現している
熱可塑性接着剤S2に軽く接着される。この状態におい
て積層体Sに減圧下で両面に(即ち樹脂シートS1,S
3に)所定圧力が加えられることにより、その内部(即
ち樹脂シートS1,S3の間)から気体が排出される。
樹脂シートS1,S3は、熱可塑性接着剤S2に軽く接
着されているので、仮貼付工程後、積層体S内部への気
泡の混入は防止される。
【0052】なお、パッキン16a,16bは仮貼付ス
テーション4の内部空間を密閉する際、搬送ベルト40
および押えベルト46を挟むが、搬送ベルト40および
押えベルト46は薄く構成されており、パッキン16
a,16bのシール性に影響を与えない。
【0053】仮貼付工程の終了後、巻取りロール44,
51の回転駆動により、搬送ベルト40および押えベル
ト46は、その間に積層体Sを挟んだ状態で本貼付ステ
ーション6の内部に搬送する。そして、請求項の第2工
程に相当する、次の様な「本貼付工程」が行われる。
【0054】・「本貼付工程」:本貼付ステーション6
の内部に積層体Sが搬入されると、上側本貼付プレス板
22aおよび下側本貼付プレス板22bが、互いに近づ
くように移動して、互いの間に、搬送ベルト40および
押えベルト46と共に積層体Sを挟み込む。本貼付ヒー
タ26a,26bにより、両本貼付プレス板22a,2
2bは、熱可塑性接着剤S2の軟化点以上の第2温度
(本実施例では、約140℃)に暖められており、積層
体Sは、加圧面24aと加圧面24bとの間に挟まれ
て、0.1〜0.5MPa程度の圧力を受けると共に、
図3に示す様にその温度が約140℃とされる。
【0055】本貼付工程は、本貼付プレス板22a,2
2bによる積層体Sに対する加熱および加圧の開始から
所定時間経過後、本貼付プレス板22a,22bが互い
に離れるよう移動し、積層体Sから離れることにより終
了される。この本貼付工程においては、積層体Sの熱可
塑性接着剤S2が軟化して流動性を持った状態とされ、
樹脂シートS1,S3の間を隙間なく充填する。その
際、積層体Sの両面(即ち樹脂シートS1,S3)には
本貼付プレス板22a,22bにより所定圧力が加えら
れており、積層体Sは平らに保たれる。
【0056】本貼付工程の終了後、再び、巻取りロール
44,51の回転駆動により、搬送ベルト40および押
えベルト46は、互いの間に積層体Sを挟んだ状態で冷
却ステーション8の内部に搬送する。そして、請求項の
第3工程に相当する、次の様な「冷却工程」が行われ
る。
【0057】・「冷却工程」:冷却ステーション8の内
部に積層体Sが搬入されると、上側冷却プレス板30a
および下側冷却プレス板30bが、互いに近づくように
移動して、搬送ベルト40および押えベルト46と共に
積層体Sを挟み込む。冷却水パイプ34a,34bによ
り、両冷却プレス板30a,30bは、熱可塑性接着剤
S2の軟化点よりも低い第3温度(本実施例では、60
℃)に保たれており、積層体Sは、加圧面32a,32
bの間に挟まれて、0.1〜0.5MPa程度の圧力を
受けると共に、図3に示す様に、その温度が下げられ
る。
【0058】冷却工程は、冷却プレス板30a,30b
による積層体Sに対する冷却および加圧の開始から所定
時間経過後、冷却プレス板30a,30bが互いに離れ
るよう移動し、積層体Sから離れることにより終了され
る。この冷却工程においては、積層体Sの熱可塑性接着
剤S2が、樹脂シートS1,S3の間を隙間なく充填
し、樹脂シートS1,S3や、ICチップ等の電子部品
に接着した状態で硬化される。そして、冷却の際、積層
体Sの両面には冷却プレス板30a,30bにより所定
圧力が加えられており、積層体Sは平らな状態に保たれ
る。
【0059】冷却工程の終了後、再び、巻取りロール4
4,51の回転駆動により、搬送ベルト40および押え
ベルト46は、互いの間に積層体Sを挟んだ状態で冷却
ステーション8の外部に搬出する。なお、各工程におい
て、積層体Sは、搬送ベルト40および押えベルト46
を介して加熱或いは冷却されるが、搬送ベルト40およ
び押えベルト46は熱の移動を妨げない程度(例えば、
積層体Sの半分程度の厚さ)に薄く構成されており問題
ない。
【0060】以上で説明した第1実施例のICカード製
造方法によれば、以下の(1)〜(8)の効果を奏す
る。 (1)積層体Sの加熱と冷却とを、熱可塑性接着剤S2
の軟化点以上の第2温度まで加熱する本貼付工程と、そ
の後に積層体Sを熱可塑性接着剤S2の軟化点より低い
第3温度まで冷却する冷却工程とに分け、それぞれの所
定の温度が設定された本貼付ステーション6および冷却
ステーション8で行うので、速やかに積層体Sの加熱お
よび冷却を行うことができる。
【0061】(2)真空引きは、熱可塑性接着剤S2の
軟化点以上の第2温度まで積層体Sを加熱する本貼付工
程の際に行うのではなく、第2温度より比較的低い温度
である、熱可塑性接着剤S2のタック性が発現される第
1温度における仮貼付工程の際に行う。この結果、樹脂
シートS1,S3が、加熱による熱膨張や加圧力のばら
つき、真空引きによる部分的な応力付加等の理由で変形
するのを抑制できる。そして、樹脂シートはタック性の
発現された熱可塑性接着剤S2に密着されるので、仮貼
付工程以後、積層体S内での気泡の発生が抑制される。
【0062】(3)各ステーション4,6,8の温度は
それぞれ略一定に保たれるため、無駄となる熱エネルギ
ーが少なく、延いては製造コストの低減が可能となる。 (4)平行な一対の搬送ベルト40と押えベルト46と
で積層体Sを挟んた状態で搬送して各工程を行うので、
各工程の実施中或いは積層体Sの搬送中に、積層体Sに
反りやひずみその他の変形が生じるのを抑制できる。
【0063】(5)搬送ベルト40および押えベルト4
6は、ガラス繊維から成る不織布にPPSを含浸して構
成されており、耐熱性および耐圧性を有するものである
ため、耐久性があり、その必要な交換の頻度が少ないの
で経済的で好ましい。 (6)搬送ベルト40および押えベルト46は、積層体
Sの略半分の厚さに薄く構成されているので、積層体に
対する熱の出入りを妨げないし、また、搬送ベルト40
および押えベルト46に、しわその他の変形がコンベヤ
ベルトに発生するのを防ぐことができる。
【0064】(7)搬送ベルト40および押えベルト4
6の表面にフッ素樹脂(例えばテフロン:商標名)がコ
ーティングされているので、加熱の際、積層体S内部か
ら熱可塑性接着剤S2が流れ出て搬送ベルト40および
押えベルト46に付着しても、熱可塑性接着剤S2を除
去しやすい。そのため搬送ベルト40および押えベルト
46の耐久性を更に向上させることができる。また、フ
ッ素樹脂加工することにより、積層体S表面に、不織布
である搬送ベルト40および押えベルト46の凹凸が転
写するのを防ぐことができる。
【0065】(8)本貼付ステーション6と冷却ステー
ション8との間において、搬送経路の上下には温風ヒー
タ52a,52bを配置し、本貼付ステーション6から
冷却ステーション8への搬送中の積層体Sを保温し、そ
の温度降下を抑制するようにしている。これにより、冷
却工程を行う前に熱可塑性接着剤S2の温度が下がるの
を防止して、積層体Sが反った状態や撓んだ状態で固ま
ってしまうのを防ぐことができる。
【0066】次に、第2実施例としてのICカード製造
方法を図面と共に説明する。図4は、第1実施例のIC
カード製造方法を実現するICカード製造装置102を
示す説明図である。ICカード製造装置102は、第1
実施例のICカード製造装置2と同様の仮貼付ステーシ
ョン4、本貼付ステーション6、冷却ステーション8を
備えているが、積層体Tの搬送手段が異なっている。即
ち、第2実施例のICカード製造装置102において
は、図5に示す様に、積層体Tの縁部を挟持可能に構成
され、積層体Tの搬送方向(各工程4,6,8に至る積
層体Tの搬送経路に沿った搬送方向)に移動可能な一対
の挟持搬送部110a、110bが設けられている。挟
持搬送部110a、110bは、仮貼付ステーション4
の挿入口4aから、本貼付ステーション6を経て、冷却
ステーション8の排出口8aにかけて、積層体Tの、搬
送方向に対して両脇の縁部を挟んで、積層体Tを搬送す
る。その搬送の際、積層体Tが垂れ下がって、各ステー
ション(仮貼付ステーション4、本貼付ステーション
6、冷却ステーション8)の構成部品(例えば、パッキ
ン、袋部、下側仮貼付プレス板14b、下側本貼付プレ
ス板22b、下側冷却プレス板30b)に接触しないよ
う、両挟持搬送部110a、110bは互いに離れる方
向に積層体Tを引っ張り(図5(a)参照)、積層体T
に適当な張力を加える。これにより積層体Tは、たるみ
なく広げられる。
【0067】積層体Tは、回路パターンが形成されIC
チップ等の電子部品が実装された第1樹脂シートT1の
実装面に熱可塑性接着剤T2を介して、別の第2樹脂シ
ートT3が重ねられたものであり(図2(a)参照)、
樹脂シートT1,T3は、挟持搬送部110が積層体T
の両縁部を挟持し易いよう、各プレス板(仮貼付プレス
板14、本貼付プレス板22、冷却プレス板30)から
はみ出る程度の大きさに形成されたものである(図5参
照)。即ち、積層体Tが各ステーション(仮貼付ステー
ション4、本貼付ステーション6、冷却ステーション
8)内に搬入されても、樹脂シートT1,T3の縁部
は、それぞれのプレス板14,22,30に挟まれず
に、各ステーション4,6,8外部に出ることになる。
そのため、挟持搬送部110a,110bが各ステーシ
ョン4,6,8の構成部品(例えば、各プレス板14,
22,30や、パッキン16a,16b)にぶつかる等
の支障なく、積層体Tは挟持搬送部110a,110b
により搬送される。このように構成されたICカード製
造装置102において、積層体Tは、両挟持搬送部11
0a、110bに、その両縁部を挟持された状態で、仮
貼付ステーション4、本貼付ステーション6および冷却
ステーション8の内部に、順に搬入される。そして、第
1実施例のICカード製造方法と同様の仮貼付工程、本
貼付工程および冷却工程が行われる。各工程において、
積層体Tは、各プレス板(仮貼付プレス板14、本貼付
プレス板22、冷却プレス板30)に挟まれて加熱或い
は冷却されるが、その際、挟持搬送部110a,110
bによる積層体Tの挟持は解かれる(図5(b)参
照)。そして、挟持搬送部110a,110bは、各プ
レス板による積層体Tの加圧の終了直前に、積層体Tの
両縁部を挟み、加圧終了後、再び積層体Tの搬送を行
う。
【0068】なお、パッキン16a,16bは仮貼付ス
テーション4の内部空間を密閉する際、積層体Tの樹脂
シートT1,T3を挟むが、樹脂シートT1,T3は薄
く構成されており、パッキン16a,16bのシール性
に影響を与えない。以上で説明した第2実施例のICカ
ード製造方法によれば、上記第1実施例のICカード製
造方法で得られる(1)〜(3)および(8)の効果に
加え、次の様な(9)、(10)の効果を奏する。
【0069】(9)積層体Tの搬送中に積層体Tが撓む
などして第1〜第3プレス機に接触しないよう、両挟持
搬送部110a、110bは互いに離れる方向に積層体
Tを引っ張り、積層体Tに張力を加えるようにしている
ことから、積層体Tが部分的に加熱或いは冷却されて変
形してしまうといった可能性を防止できる。
【0070】(10)仮貼付工程、本貼付工程および冷
却工程の実施中は、両挟持搬送部110a、110bに
よる積層体Tの両縁部の挟持を解くようにしているの
で、加熱および冷却の際に、樹脂シートT1,T3の挟
持搬送部110a、110bによる挟持部分付近等にひ
ずみやしわ等が生じるのを防止できる。
【0071】次に第3実施例としてICカード製造方法
を図面と共に説明する。図6は、第1実施例のICカー
ド製造方法を実現するICカード製造装置202を示す
説明図である。ICカード製造装置202は、第1およ
び第2実施例のICカード製造装置2と同様の仮貼付ス
テーション4、本貼付ステーション6、冷却ステーショ
ン8を備えており、更に、第2実施例と同様の挟持搬送
部110a,110bを備えたものであるが、積層体の
搬送方法が上記第1および第2実施例とは異なってい
る。即ち、第3実施例のICカード製造装置202にお
いては、図6および図7に示す様に、積層体Sよりもひ
と回り大きい、一対の搬送用フィルム210,212の
間に積層体Sを挟み、搬送用フィルム210,212の
両縁部を、挟持搬送部110a,110bで挟持する。
そして挟持搬送部110a,110bは、仮貼付ステー
ション4の挿入口4aから、本貼付ステーション6を経
て、冷却ステーション8の排出口8aにかけて、一対の
搬送用フィルム210,212の、搬送方向に対して両
脇の縁部を挟んで、搬送用フィルム210,212およ
びこれに挟まれた積層体Sを搬送する。その搬送の際、
搬送用フィルム210,212が垂れ下がって、各ステ
ーション(仮貼付ステーション4、本貼付ステーション
6、冷却ステーション8)の構成部品(例えば、パッキ
ン、袋部、下側仮貼付プレス板14b、下側本貼付プレ
ス板22b、下側冷却プレス板30b)に接触しないよ
う、両挟持搬送部110a、110bにて搬送用フィル
ム210,212の両縁部を引っ張り、搬送用フィルム
210,212に適当な張力を加えるとよい。
【0072】なお、積層体Sは、第1実施例と同様のも
のである(図2(a)参照)。また、搬送用フィルム2
10,212は、第1実施例のコンベヤベルト40,4
6と同様に、ガラス繊維からなる不織布にPPSを含浸
させたものであり、それらの表面には、フッ素樹脂がコ
ーティングされている。そして、搬送用フィルム21
0,212は、積層体Sの厚さの半分程度の厚さを持つ
ものであり、挟持搬送部110が搬送用フィルム21
0,212の両縁部を挟持し易いよう、各プレス板(仮
貼付プレス板14、本貼付プレス板22、冷却プレス板
30)からはみ出る程度の大きさ(図7参照)に形成さ
れたものである。即ち、積層体Sが各ステーション(仮
貼付ステーション4、本貼付ステーション6、冷却ステ
ーション8)内に搬入されても、搬送用フィルム21
0,212の縁部は、それぞれのプレス板14,22,
30に挟まれずに、各ステーション4,6,8外部に出
ることになる。そのため、挟持搬送部110a,110
bが各ステーション4,6,8の構成部品(例えば、各
プレス板14,22,30や、パッキン16a,16
b)にぶつかる等の支障なく、積層体Sおよび搬送用フ
ィルム210,212は挟持搬送部110a,110b
により搬送される。
【0073】このように構成されたICカード製造装置
202において、積層体Sは、一対の搬送用フィルム2
10,212に挟まれた状態で、仮貼付ステーション
4、本貼付ステーション6および冷却ステーション8の
内部に、順に搬入される。そして、第1および第2実施
例のICカード製造方法と同様の仮貼付工程、本貼付工
程および冷却工程が行われる。各工程において、積層体
Sは、各プレス板(仮貼付プレス板14、本貼付プレス
板22、冷却プレス板30)に挟まれて加熱或いは冷却
される。尚、搬送用フィルム210には、積層体Sをテ
ープ等で仮固定すると、搬送中の積層体Sのずれを抑制
でき、好ましい。
【0074】なお、パッキン16a,16bは仮貼付ス
テーション4の内部空間を密閉する際、搬送用フィルム
210,212を挟むが、搬送用フィルム210,21
2は薄く構成されており、パッキン16a,16bのシ
ール性に影響を与えない。以上で説明した第3実施例の
ICカード製造方法においては、一対の搬送用フィルム
210,212が上記第1実施例の搬送ベルト40およ
び押えベルト46と対応する。そして、第3実施例のI
Cカード製造方法によれば、第1実施例と同様の効果
(1)〜(8)を奏する。
【0075】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定される物ではなく、種々
の態様を取ることができる。例えば、上記実施例では、
樹脂シートS1,S3,T1,T3の材料としてPET
を使用するものとして説明したが、これに限られるもの
ではなく様々な樹脂、例えば、PVC(Polyvinylchlor
ide)、PC(Polycarbonate)を使用しても良い。但
し、環境保護の観点から焼却可能なPETの方が好まし
い。
【0076】また、上記実施例では、搬送ベルト40お
よび押えベルト46並びに搬送用フィルム210,21
2を、ガラス繊維から成る不織布にPPSを含浸させた
ものとして説明したが、含浸させる樹脂としては、これ
に限られるものでなく、例えば、ナイロンやPETを使
用しても良い。
【0077】また、上記実施例では、熱可塑性接着剤S
2,T2として、ポリエステル系ホットメルト材を使用
するものとして説明したが、これに限られるものではな
く各種の熱可塑性接着剤、例えば、ポリオレフィン系ホ
ットメルト材や、ウレタン系接着剤を使用しても良い。
【0078】また、上記実施例では、熱可塑性接着剤S
2,T2として、ポリエステル系ホットメルト材を使用
するものとし、これに対応して各ステーション4,6,
8の各プレス板14,22,30の温度を上記の様に設
定したが、これに限られるものではなく、熱可塑性接着
剤の種類に応じた温度の設定をするとよい。
【0079】また、上記実施例では、積層体S,Tの構
成を、回路パターンが形成されICチップ等の電子部品
が実装された第1樹脂シートS1,T1の実装面に熱可
塑性接着剤S2、T2を介して、別の第2樹脂シートS
3、T3が重ねたものとして説明したがこれに限られる
ものではない。例えば図2(b)に示す様に、回路パタ
ーンが形成されICチップ等の電子部品が実装された回
路実装用の樹脂シートU1を、熱可塑性接着剤U2,U
3を介して、外装を構成する一対の樹脂シートU4,U
5の間に挟み込む構成のものにも本発明を適用すると良
い。
【0080】また、上記第2実施例では、両挟持搬送部
110a、110bの間で積層体Tに張力をかけるため
に、両挟持搬送部110a,110bが互いに離れる方
向に積層体Tを引っ張るものとして説明したが、これに
限られるものではなく、例えば、図5(c)に示す様
に、両挟持搬送部110a,110bを捻ることによ
り、挟持搬送部110a,110の間で積層体Tに張力
を加えるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のICカード製造方法を
示す説明図である。
【図2】 (a)第1及び第2実施例のICカード製造
方法で作成されるICカードの構造を示す説明図であ
り、(b)変形例のICカードの構造を示す説明図であ
る。
【図3】 第1及び第2実施例における積層体の温度変
化を示す説明図である。
【図4】 本発明の第2実施例のICカード製造方法を
説明する説明図である。
【図5】 第2実施例における挟持搬送部の動きを示す
説明図である。
【図6】 本発明の第3実施例のICカード製造方法を
説明する説明図である。
【図7】 挟持搬送部による搬送用フィルムの挟持を示
す説明図である。
【図8】 (a)は、従来のICカード製造方法を示す
説明図であり、(b)は、従来の方法における積層体の
温度変化を示す説明図である。
【符号の説明】
2,102,202…ICカード製造装置、4…仮貼付
ステーション(第1プレス機)、6…本貼付ステーショ
ン(第2プレス機)、8…冷却ステーション(第3プレ
ス機)、40…搬送ベルト(コンベヤベルト)、46…
押えベルト(コンベヤベルト)、110a,110b…
挟持搬送部、210,212…搬送用フィルム、S,
T,U…積層体、S1,T1…第1樹脂シート(樹脂シ
ート)、S2,T2,U2,U3…熱可塑性接着剤、S
3,T3…第2樹脂シート(樹脂シート)、U4,U5
…樹脂シート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 孝司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5B035 AA04 CA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の樹脂シートの間にICチップおよ
    び熱可塑性接着剤を挟んだ積層体を構成し、該積層体を
    加熱および冷却することにより、両面に樹脂シートが接
    着されたICカードを形成するICカード製造方法であ
    って、 前記熱可塑性接着剤のタック性が発現する第1温度に設
    定された第1プレス機で前記積層体を挟んで第1温度ま
    で加熱しながら、該積層体周囲を真空にする第1工程
    と、 該第1工程後、前記熱可塑性接着剤の軟化点以上の第2
    温度に設定された第2プレス機で前記積層体を挟んで第
    2温度まで加熱する第2工程と、 該第2工程後、前記熱可塑性接着剤の軟化点よりも低い
    第3温度に設定された第3プレス機で前記積層体を挟ん
    で該軟化点より低い温度まで冷却する第3工程と、 を有することを特徴とするICカード製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカード製造方法に
    おいて、 前記第1〜第3プレス機の内部を通過する一対の平行な
    コンベヤベルトの間に前記積層体を挟み、該第1〜第3
    プレス機の内部に順次搬送することを特徴とするICカ
    ード製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のICカード製造方法に
    おいて、 前記積層体の搬送は、耐熱性および耐圧性のコンベヤベ
    ルトで行うことを特徴とするICカード製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のICカード製造
    方法において、 前記積層体の搬送は、厚さが該積層体の略半分であるコ
    ンベヤベルトで行うことを特徴とするICカード製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4の何れかに記載のICカー
    ド製造方法において、 前記積層体の搬送は、表面にフッ素樹脂層を有するコン
    ベヤベルトで行うことを特徴とするICカード製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のICカード製造方法に
    おいて、 前記積層体の両縁部を、前記第1〜第3工程に至る該積
    層体の搬送経路に沿って移動可能な一対の挟持搬送部で
    挟持し、前記第1〜第3プレス機の内部に順次搬送する
    ことを特徴とするICカード製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のICカード製造方法に
    おいて、 前記積層体の搬送は、該搬送中に該積層体が撓んで前記
    第1〜第3プレス機に接触することのないよう、前記一
    対の挟持搬送部の間で該積層体に張力を加えた状態で行
    うことを特徴とするICカード製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載のICカード製造
    方法において、 前記第1〜第3工程の実施中は、前記挟持搬送部による
    前記積層体の挟持を解くことを特徴とするICカード製
    造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のICカード製造方法に
    おいて、 一対の搬送用フィルムの間に前記積層体を挟み、該搬送
    用フィルムの両縁部を、前記第1〜第3工程に至る該積
    層体の搬送経路に沿って移動可能な一対の挟持搬送部で
    挟持し、前記第1〜第3プレス機の内部に順次搬送する
    ことを特徴とするICカード製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかに記載のICカ
    ード製造方法において、 前記第2工程から前記第3工程に至る過程で、前記積層
    体を保温し、該積層体の温度降下を抑制することを特徴
    とするICカード製造方法。
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