JP3042970B2 - ドライレジストフィルムのラミネート方法 - Google Patents
ドライレジストフィルムのラミネート方法Info
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Description
たドライレジストフィルムを基板上に積層するラミネー
ト方法に関する。
図12に示すような構成になっている。すなわち、ベー
スとなるベースフィルム61上に1層あるいは2層以上
の中間層62が形成され、さらに該中間層62上には、
紫外線光によって硬化するレジスト層63が形成され
る。そして、最後にレジスト層63を保護するカバーフ
ィルム64がレジスト層63上に形成される。なお、中
間層62の無いレジストフィルムも見られる。実際に、
上述したような構成からなるドライレジストフィルムを
基板上にラミネートする場合には、まず、カバーフィル
ム64を巻き取る等してレジスト層63を露出させ、こ
のレジスト層63が基板に密着するようにラミネートす
る。
付する方法として、一対のヒートローラの間に、基板と
ドライレジストフィルムを挟み込み、次いで前記ヒート
ローラにてドライレジストフィルムを加熱すると共に基
板に圧着させるという方法が用いられていた。この方法
においては、通常、ドライレジストフィルムは基板の長
さに合わせて自動的に切断される。しかしながら、切断
されてフリーの状態になったドライレジストフィルム
は、しわが寄り易く、また、ヒートローラに圧着される
前にドライレジストフィルムが基板と接触することがあ
る。その結果、基板とドライレジストフィルムとの間
に、気泡をかみ込む場合がある。
特開昭61−205140号公報には、ドライレジスト
フィルムを吸着保持しながらヒートローラにて熱圧着す
る方法が開示されている。また、ドライレジストフィル
ムを基板の長さ毎に切断せず、連続的に貼付する方法が
特開平4−323031号公報に開示されている。
61−205140号公報に記載された方法では、ドラ
イレジストフィルムのベースに用いられるベースフィル
ム(ポリエステル等からなる)の厚みが、20〜50μ
mの範囲であれば、基板の長さに切断されたドライレジ
ストフィルムを吸着保持することは可能であるが、ベー
スフィルムの厚みが上記範囲以上になると、図13
(a)〜(c)に示すように、ラミネートローラ70と
同軸回転するフィルム吸引部材71の先端に設けられた
フィルム吸着面72に負圧により吸着しているドライレ
ジストフィルム1は、フィルム吸着部材71が回転する
につれて、フィルム吸着面72から離れてしまう。すな
わち、ドライレジストフィルム1のベースフィルムが固
くなり過ぎたために、フィルム吸着面72における吸引
力ではドライレジストフィルム1を吸着保持することが
できなくなるからである。その結果、ドライレジストフ
ィルム1は、ヒートローラ70により基板2に圧着され
る前に、基板2と接触し、基板2とドライレジストフィ
ルム1との間に気泡をかみ込んでしまうという問題があ
る。
造用として市販されているドライレジストフィルムのベ
ースフィルムとしては、レジスト層の厚みを均一に保つ
必要性から、厚さ75μmのものが使用されている。し
たがって、上記方法では、通常のドライレジストフィル
ムを保持するのに十分な吸引力を得ることができず、ヒ
ートローラによりドライレジストフィルムが基板に圧着
される前に、ドライレジストフィルムは基板と接触し、
基板とドライレジストフィルムとの間に気泡をかみ込ん
でしまう。
示された積層方法では、ドライレジストフィルムを基板
の長さ毎に切断せず、連続的に貼り付けているので、ド
ライレジストフィルムに常に張力をかけることができ、
基板とドライレジストフィルムとの間で生じる気泡のか
みこみを防げると考えられる。しかしながら、図14
(a)〜(d)に示すように、ベースフィルム61を剥
離する際に、ベースフィルム61の剥離開始点にレジス
ト層63および中間層62のケバ立ち66が生じたり、
あるいは、図15(a)〜(d)に示すように、ベース
フィルム61の剥離終了点にレジスト層63や中間層6
2の残り67が発生するという問題がある。
えられる。レジスト層63及び中間層62には弾性があ
るため、ベースフィルム61剥離時に、加熱圧着手段に
より加熱圧着された部分65とそうでない部分との境界
でただちに破断が起こらず、レジスト層63及び中間層
62は、加熱圧着された部分65とベースフィルム61
との間で引き伸ばされた状態になる。その後、弾性限界
を越えたところでレジスト層63及び中間層62は破断
し、ケバ立ち66や残り67が発生すると考えられる。
なお、図14及び図15に示すような方法で、レジスト
層63と中間層62とが貼付された基板2は、露光装置
により感光された後、現像装置により所望のパターンが
形成されるが、基板2上に前記ケバ立ち66や残り67
が生じていると、これらが露光装置のマスクに付着した
り、あるいは、基板67端から分離してパターンの形成
されるべき部分に付着したりし、その結果、露光状態に
不具合が生じ、パターン形成に重大な欠陥をもたらすと
いう不都合がある。さらに、加熱圧着手段により加熱し
過ぎた場合、レジスト層で熱重合が発生し、後工程でレ
ジスト層が現像されないという不具合が生じる。
なされたものであり、ベースフィルムの厚みが50μm
を越えるようなドライレジストフィルムであっても、気
泡やしわ寄りの無い貼り付け状態が容易に得られ、か
つ、ベースフィルム剥離後に基板上にレジスト層のケバ
立ちが生じたり、あるいは、基板上から除去されるべき
レジスト層及び中間層が残ったりする事の無いドライレ
ジストフィルムのラミネート方法を提供することを目的
とする。
の間隔で連続して搬送される複数の基板を予熱する工程
と、予熱された基板と、レジスト層が設けられると共に
連続したドライレジストフィルムとを、該レジスト層が
前記基板に接着するように一対の対向するラミネートロ
ーラにより熱圧着する工程と、ドライレジストフィルム
が熱圧着された基板を冷却する工程と、冷却された基板
上であって該基板の前後両端部近傍で、該基板に接着し
ているドライレジストフィルムを、基板の搬送方向に対
して略直角方向に切断する工程と、切断されたドライレ
ジストフィルムが接着している基板を再加熱する工程
と、基板間を連結し、かつ、前記切断工程で形成された
切断面間のドライレジストフィルムを、再加熱された基
板から除去する工程とを含むことを特徴とするドライレ
ジストフィルムのラミネート方法である。
搬送される複数の基板を予熱する工程と、予熱された基
板と、レジスト層が設けられると共に連続したドライレ
ジストフィルムとを、該レジスト層が前記基板に接着す
るように一対の対向するラミネートローラにより熱圧着
する工程と、ドライレジストフィルムが熱圧着された基
板を冷却する工程と、冷却された基板間を連結している
ドライレジストフィルムを、基板間であって該基板の搬
送方向に対して略直角方向に切断する工程と、基板間で
ドライレジストフィルムが切断されたことにより、個々
に分離した基板上であって該基板の前後両端部近傍で、
該基板に接着しているドライレジストフィルムを切断す
る工程と、基板上で切断されたドライレジストフィルム
が接着している基板を再加熱する工程と、前記切断工程
で基板上のドライレジストフィルムを切断した際に形成
された切断面を利用して、該基板の前後両端部より突出
しているドライレジストフィルムを、再加熱された基板
から除去する工程とを含むドライレジストフィルムのラ
ミネート方法である。
搬送される複数の基板を予熱する工程と、予熱された基
板と、レジスト層が設けられると共に連続したドライレ
ジストフィルムとを、該レジスト層が前記基板に接着す
るように一対の対向するラミネートローラにより熱圧着
する工程と、熱圧着された基板間を連結しているドライ
レジストフィルムを、基板間であって該基板の搬送方向
に対して略直角方向に切断する工程と、基板間でドライ
レジストフィルムが切断されたことにより、個々に分離
した基板を冷却する工程と、冷却された基板上であって
該基板の前後両端部近傍で、該基板に接着しているドラ
イレジストフィルムを切断する工程と、基板上で切断さ
れたドライレジストフィルムが接着している基板を再加
熱する工程と、前記切断工程で基板上のドライレジスト
フィルムを切断した際に形成された切断面を利用して、
該基板の前後両端部より突出しているドライレジストフ
ィルムを、再加熱された基板から除去する工程とを含む
ドライレジストフィルムのラミネート方法である。
ルムを基板の長さ毎に切断せず、連続的に熱圧着がおこ
なわれているので、ドライレジストフィルムにシワや弛
みが生じることがなく、適切な張力が付与される。次
に、熱圧着された基板は冷却されるため、基板とレジス
ト層との密着力が高まり、その状態において基板上でド
ライレジストフィルムが切断されるので、切断面がシャ
ープになる。そして、基板の再加熱が行われて基板とレ
ジスト層との密着力が弱まり、基板から突出しているド
ライレジストフィルムの除去が容易になる。
フィルムを基板の長さ毎に切断せず、連続的に熱圧着が
おこなわれているので、ドライレジストフィルムにシワ
や弛みが生じることがなく、適切な張力が付与される。
次に、熱圧着された基板は冷却されるため、基板とレジ
スト層との密着力が高まる。そして、基板間を連結して
いるドライレジストフィルムは、基板間で切断されるた
め、その後の処理をそれぞれ独立して行える。また、冷
却工程により基板とレジスト層との密着力が高まった状
態において、基板上でドライレジストフィルムが切断さ
れるので、切断面がシャープになる。さらに、基板の再
加熱が行われて基板とレジスト層との密着力が弱まり、
基板から突出しているドライレジストフィルムの除去が
容易になる。
フィルムを基板の長さ毎に切断せず、連続的に熱圧着が
おこなわれているので、ドライレジストフィルムにシワ
や弛みが生じることがなく、適切な張力が付与される。
次に、基板間を連結しているドライレジストフィルム
は、基板間で切断されるため、その後の処理をそれぞれ
独立して行える。そして、熱圧着された基板は冷却され
るため、基板とレジスト層との密着力が高まり、その状
態において基板上でドライレジストフィルムが切断され
るので、切断面がシャープになる。さらに、基板の再加
熱が行われて基板とレジスト層との密着力が弱まり、基
板から突出しているドライレジストフィルムの除去が容
易になる。
に説明する。図1は、本発明のドライレジストフィルム
のラミネート方法を実施するために使用されるラミネー
ト装置の第一実施例の概要を示す図である。図1に示す
ように、本実施例のラミネート装置は、基板予熱部、ラ
ミネート部、基板冷却部、基板上フィルム切断部及びフ
ィルム除去部から構成されている。
明する。先ず、ラミネートされるべき基板2は搬送ロー
ラにより基板予熱部に送られ、ここで、予熱ヒータ3で
所定の温度(基板材質、レジスト層の材質、基板の搬送
速度、その他の条件により異なるが、一般的に50〜8
0℃が望ましい)に加熱される。予熱ヒータ3として
は、遠赤外線ヒータ、ニクロム線ヒータ、熱風ヒータそ
の他の適当なものであってよく、予熱ヒータ3は基板2
の上方又は下方あるいは両方の何れに設けられていても
よい。基板2としては、プリント基板用の銅張ガラスエ
ポキシ樹脂基板やガラス基板等を挙げることができる。
りラミネート部へ送られる。ラミネート部には、一対の
ラミネートローラ5及び6が、それぞれ基板2の上方及
び下方の対向する位置に設けられている。ラミネートロ
ーラ6はラミネートローラ5と協同して、レジスト層が
設けられたドライレジストフィルム1を基板2に熱圧着
するとともに、基板2を支持して搬送する役割を担う。
ラミネートローラ5及び6は、それぞれ矢印方向に上下
移動可能であり、不作動状態の時は、両ローラはそれぞ
れ5a及び6aの位置にある。ラミネートローラ5及び
6は、ステンレススチール製、ローラ面がシリコーンゴ
ム等のような適当な弾性材料で被覆された銅製等のロー
ラである。また、ローラの温度は、基板材質、レジスト
層の材質、基板の搬送速度、その他の条件により異なる
が、一般的に100〜130℃が望ましい。
に用いられているものでよく、例えば図12に示すよう
に、土台となるベースフィルム61と、このベースフィ
ルム61上に形成された一層又は二層以上の中間層62
と、該中間層62上に設けられ、紫外線光によって硬化
するレジスト層63と、さらにこのレジスト層63上に
形成され、該レジスト層63を保護するカバーフィルム
64とから構成されている。また、中間層62の無いも
のでもよい。ベースフィルム61としては、一般にポリ
エチレンテレフタレート、ポリプロピレンその他のポリ
マーからなり、その厚さは10〜200μmである。中
間層62としては、例えば、ポリビニルアルコール等か
らなる層であり、その厚さは10〜50μmである。ま
た、レジスト層63は、光重合レジストで形成されたも
のであり、その厚さは1〜50μmである。この光重合
レジストとしては特に限定されず、いかなる材料であっ
てもよい。
ロール60から巻き出されたドライレジストフィルム1
のカバーフィルム64が、カバーフィルム巻き取りロー
ル19により剥離され、レジスト層(図示せず)が露出
する。このレジスト層を露出したドライレジストフィル
ム1は、張力調整レバー20を経由して、レジスト層が
基板2側になるように、供給される。次いで、ドライレ
ジストフィルム1は、加熱されたラミネートローラ5及
び6により、基板2と共に熱圧着される。
された基板2は、搬送ローラ4により基板冷却部に送ら
れ、基板冷却手段7により冷却される。基板冷却手段7
は、ファン8と、冷却用流体(冷水等)が循環している
冷却コイル9とから構成されている。ファン8により起
こされた風は、冷却コイル9を通過して冷風となり、基
板2を冷却する。ドライレジストフィルム1が熱圧着さ
れた基板2を基板冷却部に送って冷却する理由は、以下
のとおりである。ドライレジストフィルム1のレジスト
層は、高温状態では軟らかく、かつ、基板との密着力が
弱いが、一方、低温状態では硬く、かつ、基板との密着
力が強いという性質を有している。したがって、基板を
冷却することにより、後の工程で、基板上でドライレジ
ストフィルムを切断する際に、切断の応力でレジスト層
の剥離が発生するのを防止している。
冷却するのが望ましい。また、必要以上に冷却すると、
レジスト層、中間層あるいはベースフィルムが硬くなり
すぎ、切断時に切り屑が発生しやすくなるため好ましく
ない。ここで、図1においては、冷風により基板を冷却
する手段を示したが、冷却用流体を循環させた冷却ロー
ルで冷却しながら、基板を搬送させる等の手段を用いて
もよい。
4により基板上フィルム切断部に送られる。基板上フィ
ルム切断部において、基板2同士を連結しているドライ
レジストフィルム1は、それぞれの基板2上で基板上フ
ィルム切断手段10により切断される。すなわち、基板
2に接着しているドライレジストフィルム1は、基板2
上であって該基板2の前後両端部近傍で、基板2の搬送
方向に対して略直角方向に切断される。
に示すように、カッター11と、カッター昇降ユニット
12と、カッタースライドユニット13とから構成され
ている。図2は、基板上フィルム切断手段の側面図であ
る。図2において、カッター11は、カッター昇降ユニ
ット12により上下方向に移動可能であり、また、カッ
ター昇降ユニット12は、カッタースライドユニット1
3により水平方向に移動可能である。フィルムの切断手
順は以下のとおりである。まず、カッター昇降ユニット
12にて、カッター11を基板2上に降下させて、カッ
タースライドユニット13によりカッター11を水平方
向にスライドさせることにより、ドライレジストフィル
ム1は基板2上で切断される。
同時に切断されず、かつ、ドライレジストフィルム1が
確実に切断されるように、カッター11の材質や切断条
件を設定する必要がある。例えば、基板2がガラス板
で、ベースフィルムが厚さ75μmのポリエステル系素
材からなる場合には、ステンレス製のカッターを用い
て、約500〜800gfの圧力を加え、150〜30
0mm/secの速度で切断するのが望ましい。なお、
図1においては、基板2同士を連結しているドライレジ
ストフィルム1を、基板2上で同時に切断しているが、
片側づつ切断してもよい。
トフィルム1が接着している基板2は、搬送ロール4に
よりフィルム除去部に送られる。ここでは、先ず、基板
2は加熱ロール18により再加熱され、そして、フィル
ム剥離手段14により、基板2間を連結し、かつ、前記
切断工程で形成された切断面間のドライレジストフィル
ム1は、再加熱された基板2から除去される。基板を再
加熱するのは、上述したように、ドライレジストフィル
ムのレジスト層は高温状態では軟らかく、かつ、基板と
の密着力が弱く、一方、低温状態では硬く、かつ、基板
との密着力が強いという性質を有しているので、基板を
加熱して剥離部分にレジスト層や中間層の残りを発生さ
せないためである。加熱温度は、60〜90℃が望まし
い。また、必要以上に加熱すると、レジスト層や中間層
で熱重合が発生するおそれがあり、その結果、現像され
難くなる等の不具合を生じるので望ましくない。
であり、図4は、図3のフィルム剥離手段の部分斜視図
である。フィルム剥離手段14は、図1及び図3に示す
ように、基板2間のドライレジストフィルム1を掴み、
剥離するフィルムチャック15と、該フィルムチャック
15を上下方向にスライドさせるスライドユニット17
と、該スライドユニット17を水平方向にスライドさせ
るスライドユニット16とから構成されている。ドライ
レジストフィルム1の剥離は以下のように行われる。先
ず、フィルムチャック15が、剥離すべきドライレジス
トフィルム1aを掴持し、スライドユニット16及び1
7により、フィルムチャック15を斜め上方に移動させ
ながらドライレジストフィルム1aを剥離する。なお、
図1及び図3並びに図4においては、ドライレジストフ
ィルム1aを直線的に持ち上げて、剥離を行っている
が、曲線的に持ち上げて、剥離を行ってもよい。あるい
は、ドライレジストフィルムを掴持しているフィルムチ
ャックを旋回させるようにして、剥離をおこなってもよ
い。
除去に関して、ラミネートされる基板2の切れ間で搬送
ローラ4を一時停止させて、基板2上でのドライレジス
トフィルム1の切断及びドライレジストフィルム1aの
剥離を行ってもよく、また、搬送ローラ4を作動させ
て、その搬送速度に同期させながら、基板上フィルム切
断手段10及びフィルム剥離手段14を作動させてもよ
い。
フィルムのラミネート方法を実施するために使用される
ラミネート装置の第二実施例の概要を示す図である。本
実施例のラミネート装置は、図5及び図6に示すよう
に、基板予熱部、ラミネート部、基板冷却部、基板間フ
ィルム切断部、基板上フィルム切断部及びフィルム除去
部から構成されている。
及び図6を参照しながら説明する。基板2は、基板予熱
ヒータ3により加熱された後、搬送ローラ4によりラミ
ネート部に送られる。ラミネート部において、ドライレ
ジストフィルム1と基板2は、加熱されたラミネートロ
ーラ5及び6により熱圧着される。そして、熱圧着され
た基板2は、基板冷却手段7により冷却される。なお、
基板予熱部、ラミネート部及び基板冷却部の各工程の目
的及び内容は、前記第一実施例で説明したとおりであ
る。
4により基板間フィルム切断部に送られる。この基板間
フィルム切断部では、基板間フィルム切断手段21によ
り、基板2同士を連結しているドライレジストフィルム
1をそれぞれの基板2の間で切断する。図7は、基板間
フィルム切断手段21の側面図である。図5及び図7に
示すように、基板間フィルム切断手段21は、基板押さ
え手段とフィルム切断手段からなる。該基板押さえ手段
は、基板2を上方から押さえる基板押さえ23と、該基
板押さえ23を上下方向に移動させる基板押さえ昇降ユ
ニット22とからなる。一方、フィルム切断手段は、基
板2間のドライレジストフィルム1を切断するカッター
25と、該カッター25を上下方向に移動させるカッタ
ー昇降ユニット24と、該カッター昇降ユニット24を
水平方向に移動させるカッタースライドユニット26と
からなる。
2間のドライレジストフィルム1を切断する工程は以下
のとおりである。先ず、基板押さえ昇降ユニット22に
て基板押さえ23を下降させ、フィルム切断時にドライ
レジストフィルム1が基板2から剥離しないように、基
板押さえ23で基板2を押さえる。次ぎに、カッター昇
降ユニット24にてカッター25を上昇させて、カッタ
ースライドユニットにて、カッター25を基板2の搬送
方向に対して略直角方向にスライドさせ、ドライレジス
トフィルム1を切断する。
ドライレジストフィルム1を基板2の間で切断すること
で、これ以後の処理をそれぞれ独立して行うことができ
る。したがって、後の工程をラミネート速度に対して必
ずしも同期させる必要がなく、装置の構成が容易にな
る。なお、図5及び図7では、ディスクカッターにてド
ライレジストフィルム1を切断しているが、シャー刃、
ロータリーカッター、電熱線等で切断しても問題ない。
した基板2は基板上フィルム切断部に移される。すなわ
ち、基板2は基板固定台に移載され、基板2から突出し
ているドライレジストフィルム1を基板上フィルム切断
手段27にて基板2上で切断する。図8は、図6の基板
上フィルム切断手段の側面図である。図6及び図8に
て、基板上フィルム切断手段27は、基板2上に接着し
ているドライレジストフィルム1を基板2上で切断する
カッター30と、該カッター30を上下方向に移動させ
るカッター昇降ユニット29と、該カッター昇降ユニッ
ト29を水平方向に移動させるカッタースライドユニッ
ト31とから構成される。基板2上でドライレジストフ
ィルム1を切断する工程は、以下のとおりである。先
ず、カッター昇降ユニット29にてカッター30を基板
2上に降下させて、カッタースライドユニット31にて
カッター30を水平方向にスライドさせることにより、
基板2から突出しているドライレジストフィルム1を基
板2の端部近傍で切断する。この時の望ましいカッター
の材質や切断条件は、前記第一実施例で説明したとおり
である。
る。すなわち、基板2は、加熱プレート33に移載さ
れ、加熱される。そして、前記基板上フィルム切断工程
で形成されたフィルムの切断面を利用して、基板2の前
後両端部より突出しているドライレジストフィルム1a
をフィルム剥離手段32にて剥離する。なお、この工程
で基板を再加熱する理由や望ましい加熱条件は、前記第
一実施例で説明したとおりである。図9は、図6のフィ
ルム剥離手段の拡大図である。図9に示すように、除去
されるべきドライレジストフィルム1aの端部をフィル
ムチャック34で掴持して、該フィルムチャック34を
旋回させながら切断面に沿ってドライレジストフィルム
1aを剥離する。
ストフィルムのラミネート方法を実施するために使用さ
れるラミネート装置の第三実施例の概要を示す図であ
る。本実施例のラミネート装置は、図10及び図11に
示すように、基板予熱部、ラミネート部、基板間フィル
ム切断部、基板冷却部、基板上フィルム切断部及びフィ
ルム除去部から構成されている。
0及び図11を参照しながら説明する。基板2は、基板
予熱ヒータ3により加熱された後、搬送ローラ4により
ラミネート部に送られる。ラミネート部において、ドラ
イレジストフィルム1と基板2は、加熱されたラミネー
トローラ5及び6により熱圧着される。そして、熱圧着
された基板2は、基板間フィルム切断部に送られ、基板
2間を連結しているドライレジストフィルム1を基板2
間で基板間フィルム切断手段21により切断する。ここ
で、基板2間を連結しているドライレジストフィルム1
を切断することで、これ以後の処理を独立して行うこと
ができ、装置構成が容易になる。
ルム1が接着している基板2は、搬送ローラ4により基
板冷却部に送られ、基板冷却手段7にて基板2は冷却さ
れる。次に、基板2間でドライレジストフィルム1を切
断したことにより、個々に分離した基板2は、基板上フ
ィルム切断部に移される。すなわち、基板2は、基板固
定台28に移載され、基板2から突出しているドライレ
ジストフィルム1を基板上フィルム切断手段27にて基
板2上で切断する。最後に、基板2は、フィルム除去部
に移され、加熱プレート33に移載される。そして、前
記基板上フィルム切断工程で形成されたフィルムの切断
面を利用して、加熱された基板2の前後両端部より突出
しているドライレジストフィルム1aをフィルム剥離手
段32にて剥離する。
ネート部、基板間フィルム切断部、基板冷却部、基板上
フィルム切断部及びフィルム除去部の各工程の目的、内
容及び設定条件並びに上記各手段の構成は、前記第一実
施例及び第二実施例で説明したとおりである。
トフィルムを基板毎に切断せずに連続的に熱圧着を行
い、熱圧着された基板を冷却後、該基板上でドライレジ
ストフィルムを切断し、その後、ドライレジストフィル
ムが切断された基板を再加熱し、かかる基板から突出し
ているドライレジストフィルムを除去することにより、
ベースフィルムの厚みが50μmを超えるようなドライ
レジストフィルムであっても、気泡やしわ寄りの無い貼
付状態を容易に得ることができ、かつ、ベースフィルム
剥離後に基板上にレジスト層のケバ立ちが生じたり、あ
るいは、基板上から除去されるべきレジスト層が残った
りする事の無いラミネート方法を得ることができる。
フィルムを基板毎に切断せずに連続的に熱圧着を行い、
熱圧着された基板を冷却後、基板間を連結しているドラ
イレジストフィルムを基板間で切断することにより、ベ
ースフィルムの厚みが50μmを超えるようなドライレ
ジストフィルムであっても、気泡やしわ寄りの無い貼付
状態を容易に得ることができると共に、後工程をそれぞ
れ独立して行うことができ、装置構成を容易にすること
ができる。また、該基板上でドライレジストフィルムを
切断し、その後、ドライレジストフィルムが切断された
基板を再加熱し、かかる基板から突出しているドライレ
ジストフィルムを除去することにより、ベースフィルム
剥離後に基板上にレジスト層のケバ立ちが生じたり、あ
るいは、基板上から除去されるべきレジスト層が残った
りする事の無いラミネート方法を得ることができる。
フィルムを基板毎に切断せずに連続的に熱圧着を行い、
基板間を連結しているドライレジストフィルムを基板間
で切断した後、熱圧着された基板を冷却することによ
り、ベースフィルムの厚みが50μmを超えるようなド
ライレジストフィルムであっても、気泡やしわ寄りの無
い貼付状態を容易に得ることができると共に、後工程を
それぞれ独立して行うことができ、装置構成を容易にす
ることができる。また、該基板上でドライレジストフィ
ルムを切断し、その後、ドライレジストフィルムが切断
された基板を再加熱し、かかる基板から突出しているド
ライレジストフィルムを除去することにより、ベースフ
ィルム剥離後に基板上にレジスト層のケバ立ちが生じた
り、あるいは、基板上から除去されるべきレジスト層が
残ったりする事の無いラミネート方法を得ることができ
る。
方法を実施するために使用されるラミネート装置の第一
実施例の概要を示す図である。
る。
方法を実施するために使用されるラミネート装置の第二
実施例の概要を示す図である。
る。
る。
ト方法を実施するために使用されるラミネート装置の第
三実施例の概要を示す図である。
を示す図である。
ィルムと基板との圧着工程を示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の間隔で連続して搬送される複数の
基板を予熱する工程と、予熱された基板と、レジスト層
が設けられると共に連続したドライレジストフィルムと
を、該レジスト層が前記基板に接着するように一対の対
向するラミネートローラにより熱圧着する工程と、ドラ
イレジストフィルムが熱圧着された基板を冷却する工程
と、冷却された基板上であって該基板の前後両端部近傍
で、該基板に接着しているドライレジストフィルムを、
基板の搬送方向に対して略直角方向に切断する工程と、
切断されたドライレジストフィルムが接着している基板
を再加熱する工程と、基板間を連結し、かつ、前記切断
工程で形成された切断面間のドライレジストフィルム
を、再加熱された基板から除去する工程とを含むことを
特徴とするドライレジストフィルムのラミネート方法。 - 【請求項2】 所定の間隔で連続して搬送される複数の
基板を予熱する工程と、予熱された基板と、レジスト層
が設けられると共に連続したドライレジストフィルムと
を、該レジスト層が前記基板に接着するように一対の対
向するラミネートローラにより熱圧着する工程と、ドラ
イレジストフィルムが熱圧着された基板を冷却する工程
と、冷却された基板間を連結しているドライレジストフ
ィルムを、基板間であって該基板の搬送方向に対して略
直角方向に切断する工程と、基板間でドライレジストフ
ィルムが切断されたことにより、個々に分離した基板上
であって該基板の前後両端部近傍で、該基板に接着して
いるドライレジストフィルムを切断する工程と、基板上
で切断されたドライレジストフィルムが接着している基
板を再加熱する工程と、前記切断工程で基板上のドライ
レジストフィルムを切断した際に形成された切断面を利
用して、該基板の前後両端部より突出しているドライレ
ジストフィルムを、再加熱された基板から除去する工程
とを含むドライレジストフィルムのラミネート方法。 - 【請求項3】 所定の間隔で連続して搬送される複数の
基板を予熱する工程と、予熱された基板と、レジスト層
が設けられると共に連続したドライレジストフィルムと
を、該レジスト層が前記基板に接着するように一対の対
向するラミネートローラにより熱圧着する工程と、熱圧
着された基板間を連結しているドライレジストフィルム
を、基板間であって該基板の搬送方向に対して略直角方
向に切断する工程と、基板間でドライレジストフィルム
が切断されたことにより、個々に分離した基板を冷却す
る工程と、冷却された基板上であって該基板の前後両端
部近傍で、該基板に接着しているドライレジストフィル
ムを切断する工程と、基板上で切断されたドライレジス
トフィルムが接着している基板を再加熱する工程と、前
記切断工程で基板上のドライレジストフィルムを切断し
た際に形成された切断面を利用して、該基板の前後両端
部より突出しているドライレジストフィルムを、再加熱
された基板から除去する工程とを含むドライレジストフ
ィルムのラミネート方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6328773A JP3042970B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドライレジストフィルムのラミネート方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6328773A JP3042970B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドライレジストフィルムのラミネート方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08183146A JPH08183146A (ja) | 1996-07-16 |
JP3042970B2 true JP3042970B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=18213979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6328773A Expired - Lifetime JP3042970B2 (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | ドライレジストフィルムのラミネート方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042970B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6190489B1 (en) | 1997-09-19 | 2001-02-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lamination method |
US6723199B1 (en) | 1997-09-19 | 2004-04-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lamination method |
JP4639415B2 (ja) * | 1999-07-02 | 2011-02-23 | トヨタ自動車株式会社 | 薄膜積層装置 |
JP2006264020A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | 積層基板の製造方法及び装置 |
KR100887387B1 (ko) * | 2007-08-24 | 2009-03-06 | 삼성전기주식회사 | 인쇄회로기판 제조장치 및 제조방법 |
JP4987656B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2012-07-25 | 富士フイルム株式会社 | 感光性積層体の製造装置及び製造方法 |
-
1994
- 1994-12-28 JP JP6328773A patent/JP3042970B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08183146A (ja) | 1996-07-16 |
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