JP2010025735A - 力覚センサユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化の影響を受けにくく、検出精度を向上できる力覚センサユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】外力を検出する検出部と、外力を減衰させて検出部に付与する緩衝装置4’とを備えた力覚センサユニットであって、前記検出部は、前記外力及び温度変化を検出する外力検出用の力覚センサ1と温度変化を検出する温度補償用の力覚センサ1’とからなることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、力覚センサユニットに関するものであり、特に外力が作用した場合に温度変化の影響を除外して、外力を正確に検出できる力覚センサユニットに係るものである。
従来から外力を検出する力覚センサの中には、付与された外力を減衰させて力覚センサチップ(特許文献1参照)に印加させるための緩衝装置を備えたものがある。この緩衝装置は外力が入力される入力部から伝達部を介して力覚センサチップに伝達する外力を減衰させるための減衰機構部を備え、外力が直接的に力覚センサチップに伝達されないようにしている。
緩衝装置の減衰機構部は、軸形状の入力部と、円筒状の力覚センサチップのセンサ固定部との間を結ぶ円盤状の部分であって、この円盤状の部分には入力部の周囲に、環状に配置された複数の弧状穴を設け、この複数の弧状穴の大きさ、形状、個数を調整することで、耐荷重の調整、各軸力に対する感度調整等を行い、力覚センサの設計の自由度を確保している(特許文献2の図19参照)。
特開2003−254843号公報 特開2007−010379号公報
上記従来の力覚センサにあっては、力覚センサの出力信号の増幅を行う場合に、力覚センサの検出部分である歪み抵抗素子が温度変化の影響を受けた分まで増幅してしまうため、真値からの誤差が更に拡大するという問題がある。
そこで、この発明は、温度変化の影響を受けにくく、検出精度を向上できる力覚センサユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した発明は、外力を検出する検出部(例えば、実施形態における力覚センサ1、1’)と、前記外力を減衰させて前記検出部に付与する緩衝装置(例えば、実施形態における緩衝装置4’)とを備えた力覚センサユニットであって、前記検出部は、前記外力及び温度変化を検出するメインユニット(例えば、実施形態における外力検出用の力覚センサ1)と前記温度変化を検出するサブユニット(例えば、実施形態における温度補償用の力覚センサ1’)とからなることを特徴とする。
このように構成することで、メインユニットにより検出された温度変化による外力の検出値のずれ分を、温度変化のみを検出するサブユニットの検出値に基づいて除外することで、温度変化の影響を除外した外力のみによる歪み量である差分出力を得ることが可能となる。
請求項2に記載した発明は、外力を検出する検出部と前記外力を減衰させて前記検出部に付与する緩衝装置とを備えた力覚センサユニットであって、前記緩衝装置は、前記外力を入力する外力入力部(例えば、実施形態における外力入力部33)と前記検出部へ前記外力を伝達する外力伝達部(例えば、実施形態における収納部周壁36、収納部底壁37)と前記外力を減衰させる減衰機構部(例えば、実施形態における減衰機構部3’)とを有する第1の筐体(例えば、実施形態における第1の筐体K1)と、外部構造体(例えば、実施形態における外部構造体G)に接続されて、前記第1の筐体を支持する第2の筐体(例えば、実施形態における第2の筐体K2)とを備え、前記検出部は、前記外力及び温度変化を検出するメインユニットと前記温度変化のみを検出するサブユニットとを備え、前記メインユニットは、一端(例えば、実施形態における入力部10)を前記緩衝装置の第2の筐体に固定され、他端(例えば、実施形態における固定ボス21)を前記緩衝装置の外力伝達部に接続され、前記サブユニットは、前記外力伝達部との接続を遮断された状態で前記第1の筐体に固定されていることを特徴とする。
このように構成することで、第2の筐体のメインユニットにより検出された温度変化による外力の検出値のずれ分を、第1の筐体に対して外力を受けない状態にされているため温度変化のみを検出するサブユニットの検出値に基づいて除外して差分出力を得ることが可能となる。
請求項3に記載した発明は、前記メインユニットと前記サブユニットは各々検出用センサチップ(例えば、実施形態における力覚センサチップ2)を備え、前記検出用センサチップは対向して配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、メインユニット側の検出用センサチップとサブユニット側の検出用センサチップとの距離を近づけることができるので、温度変化の影響をメインユニットとサブユニットとで同等に受けることができる。
請求項4に記載した発明は、前記メインユニットと前記サブユニットは同軸上(例えば、実施形態におけるZ軸上)に配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、メインユニット側の検出用センサチップとサブユニット側の検出用センサチップとの距離が最短距離となるよう近づけることができるので、温度変化の影響をメインユニットとサブユニットとで同等に受けることができる。
請求項5に記載した発明は、前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱容量を有していることを特徴とする。
このように構成することで、メインユニットとサブユニットとで同等の熱分布を有することができ、温度変化の影響を除外した外力のみによる歪み量である差分出力の信頼性を確保できる。
請求項6に記載した発明は、前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱伝導率を有していることを特徴とする。
このように構成することで、熱源から受ける熱量がメインユニットとサブユニットに到達する速度が同等となり、温度変化による出力値の変動をキャンセルするまでの時間を短縮することができる。
請求項7に記載した発明は、前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱伝導率及び熱容量を有していることを特徴とする。
このように構成することで、メインユニットとサブユニットとが同等の熱分布を有することができ、かつ、熱源から受ける熱量がメインユニットとサブユニットに到達する速度が同等となり、温度変化による出力値の変動をキャンセルするまでの時間を短縮することができる。

請求項8に記載した発明は、前記減衰機構部は外力入力部を中心として環状に配列された扇形状の複数の孔(例えば、実施形態における貫通孔34)からなることを特徴とする。
このように構成することで、全ての軸の感度バランスを確保し、出力の絶対値を均一化できる。
また、孔間に形成される梁の幅を均等にすると、局所的な応力集中を防止することができ、耐荷重性能が向上し、より破損しにくくする事が出来る。
請求項9に記載した発明は、前記第2の筐体は前記メインユニットとの接続部を中心としたダイヤフラム(例えば、実施形態における固定ブラケット42)からなる減衰機構部(例えば、実施形態における減衰機構部3’’)を更に備えていることを特徴とする。
このように構成することで、外力入力部の軸方向での力の減衰力を調整することができる。
請求項1に記載した発明によれば、メインユニットにより検出された温度変化による外力の検出値のずれ分を、温度変化のみを検出するサブユニットの検出値に基づいて除外することで、温度変化の影響を除外した外力のみによる歪み量である差分出力を得ることが可能となるため、印加された外力を精度良く検出することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、第2の筐体のメインユニットにより検出された温度変化による外力の検出値のずれ分を、第1の筐体に対して外力を受けない状態にされ温度変化のみを検出するサブユニットの検出値に基づいて除外して差分出力を得ることが可能となり、その結果、印加された外力を精度良く検出することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、メインユニット側の検出用センサチップとサブユニット側の検出用センサチップとの距離を近づけることができるので、温度変化の影響をメインユニットとサブユニットとで同等に受けることができるため、差分出力の信頼性を向上することができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、メインユニット側の検出用センサチップとサブユニット側の検出用センサチップとの距離が最短距離となるよう近づけることができるので、温度変化の影響をメインユニットとサブユニットとで同等に受けることができ、差分出力をより正確に得ることができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、メインユニットとサブユニットとで同等の熱分布を有することができ、温度変化の影響を除外した外力のみによる歪み量である差分出力の信頼性を確保できるため、正確に外力を検出できる効果がある。
請求項6に記載した発明によれば、熱源から受ける熱量がメインユニットとサブユニットに到達する速度が同等となり、温度変化による出力値の変動をキャンセルするまでの時間を短縮することができるため、迅速に外力を検出できる効果がある。
請求項7に記載した発明によれば、メインユニットとサブユニットとが同等の熱分布を有することができ、かつ、熱源から受ける熱量がメインユニットとサブユニットに到達する速度が同等となり、温度変化による出力値の変動をキャンセルするまでの時間を短縮することができるので、差分出力をより正確に得ることができ、正確に外力を検出できる効果がある。
請求項8に記載した発明によれば、全ての軸の感度バランスを確保し、出力の絶対値を均一化できるため軸の方向に依存しないで正確に外力を検出できる効果がある。
請求項9に記載した発明によれば、外力入力部の軸方向での力の減衰力を調整することができるので、メインユニットを保護することができる効果がある。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、この発明の実施形態の力覚センサユニットUに用いられる力覚センサ1である。この力覚センサ1は、外力、例えば荷重や軸力の検出用センサチップとしての力覚センサチップ2と、この外力を減衰させて力覚センサチップ2に付与する減衰機構部3を備えた緩衝装置4を有している。
図2に示すように、力覚センサチップ2は平面視で正方形に形成され6軸センサとして機能したもので半導体基板を利用して製作されたものである。力覚センサチップ2は各辺を含む角形で枠状の支持部5と、中央部に形成された正方形状の作用部6とを備え、支持部5の各コーナ部にT字状の連結部7の両端が支持され、これら4つの連結部7の先端部が作用部6の各辺に連結されている。作用部6を支持する4つの連結部7の先端部と作用部6との境界部分の表面に各々3つの歪み抵抗素子8が配置されている。
ここで、6軸とは直交する3軸(X軸,Y軸,Z軸)の各々についての力とモーメントを示し、作用部6の面方向がZ軸、作用部6の面に沿う方向がX軸と、X軸に直交するY軸であり、X軸方向に作用する力をFx、Y軸方向に作用する力をFy、Z軸方向に作用する力をFz、X軸回りに作用するモーメントをMz、Y軸回りに作用するモーメントをMy、Z軸回りに作用するモーメントをMzとする。
つまり、力覚センサチップ2は、このような3つの力Fx,Fy,Fzと3つのモーメントMx,My,Mzを受けた場合に、作用部6が支持部5に対して相対的に変位しこれによって歪みを受ける歪み抵抗素子8からの出力によって外力を検出する。
図1に示すように、力覚センサチップ2に外力を付与する緩衝装置4は外力を入力する入力部10を備えている。この入力部10は円柱状に形成され、例えば、入力部10は圧入等により周方向から固定される。
入力部10の周囲には円柱状のセンサ固定部13が形成されている。センサ固定部13は表面の中央部に入力部10を突出して備え、裏面の外側部位には表面側に落とし込まれた段差部14が設けられている。段差部14の内側には突条15が全周に渡って環状に形成され、突条15の内側は平坦に形成され中央部の中心にガラス材からなる伝達部11が設けられている。減衰機構部3、入力部10、伝達部11及びセンサ固定部13が緩衝装置4を構成している。
ここで、伝達部11は力覚センサチップ2の作用部6に当接し、入力部10の下端に位置していて、先端にゆくほど断面積が小さくなる先細り形状に形成されている。
環状の突条15の下側に向く頂面にはガラス材からなる支持プレート16の周囲が装着され、支持プレート16には中央部に開口部17が設けられ、開口部17の周縁が力覚センサチップ2の支持部5を支持すると共に開口部17が伝達部11を受容して、伝達部11による力覚センサチップ2への外力印加を許容している。
そして、センサ固定部13の段差部14には下部固定部18が固定されている。下部固定部18はセンサ固定部13の段差部14に嵌合し、外周面を整合させる筒状の側壁部19と力覚センサチップ2を下側から覆う円板状の下壁部20と下壁部20の表面(下面)の中央部から下側に向かって突出する円柱状の固定ボス21とで構成されている。固定ボス21の外周には周囲4箇所に穴22が形成されている。
ここで、下壁部20の裏面(上面)の中央部は力覚センサチップ2の姿勢変化を許容する凹部23が形成されている。また、下部固定部18の側壁部19には、長孔24が4箇所形成されている。
ここで、入力部10とセンサ固定部13との間には入力部10に作用する外力を減衰させる減衰機構部3が設けられている。この減衰機構部3は外力を減衰して伝達部11から力覚センサチップ2に減衰させた状態で作用させるものである。
具体的には、減衰機構部3は入力部10を中心として入力部10の近傍の周囲にセンサ固定部13の表面側から環状に配列された内径側の複数の貫通孔25と、この複数の貫通孔25の外側に形成された外径側の環状溝26とで構成されている。貫通孔25は外側に幅の広い部分を向けた扇形状に形成され、センサ固定部13の表面側から裏面側まで貫通している。貫通孔25はセンサ固定部13の突条15の内側位置で開口している。また、環状溝26は径方向で突条15の内側位置に形成され、センサ固定部13の表面側から段差部14の底部近傍に至る深さに形成されている。
図3、図4はこの発明の第1実施形態の力覚センサユニットUを示している。力覚センサユニットUは二つの力覚センサ1,1’を外力の検出部として備えている。力覚センサユニットUには緩衝装置4’が設けられ、この緩衝装置4’により外力を減衰させ、減衰された力を力覚センサ1により検出する。
緩衝装置4’は第1の筐体K1と第2の筐体K2とを備えている。第1の筐体K1は扁平な円筒状の部材であって、ほぼ平坦な上壁30と周壁31を有している。上壁30の周縁には段差部32が環状に形成され、上壁30の中央部は外力を入力する外力入力部33として構成されている。この外力入力部33の周囲には周壁31の表面側から裏面側に貫くようにして減衰機構部3’として機能する複数の扇形状の貫通孔34,34…が外側に幅の広い部分を向けて環状に配列されている。外力入力部33に外力が作用した場合にこの外力を環状に配列された複数の貫通孔34の部分において減衰した状態で力覚センサ1に伝達できるようになっている。
上壁30の裏面側の中央部には周壁31の内側部分にサブユニットとしての温度補償用の力覚センサ1’を収容する収納部35が形成されている。収納部35は収納部周壁36と収納部底壁37とで形成され、収納部底壁37には取付開口部38が設けられている。ここで、収納部底壁37の下面は第1の筐体K1の周壁31の下面近傍まで延びている。
主として収納部周壁36と収納部底壁37とが外力伝達部を構成している。
具体的には、収納部35に収容された温度補償用の力覚センサ1’はメインユニットとしての力覚センサ1の下部固定部18を取り外され下側に力覚センサチップ2を向けた状態で収容され、入力部10の上面が第1の筐体K1の上壁30の裏面に固定され、周囲は収納部35の収納部底壁37や収納部周壁36に接触しない状態になっている。したがって、温度補償用の力覚センサ1’は収納部35内に外力を受け付けない宙づりの状態で支持されている。つまり、上壁30の外力入力部33に力が作用した場合に上壁30が変位するのに合わせて温度補償用の力覚センサ1’の入力部10も変位するが、下部固定部18が取り外されているので、支持部5が固定されていない力覚センサチップ2の作用部6には何らの力も作用せず、したがって、温度補償用の力覚センサ1’は外力が作用したことによる出力変化は歪み抵抗素子8には生じず、温度変化に応じた歪み抵抗素子8のひずみによる出力変化だけを検出することとなる。
第1の筐体K1の周壁31には第2の筐体K2が図示しないボルトにより固定されている。第2の筐体K2は周壁40と底壁41とで形成された部材であって、周壁40の上面は第1の筐体K1の周壁31の下面に当接し、第1の筐体K1を支持固定している。
第2の筐体K2には周壁40と底壁41との付け根部分から底壁41の上方で底壁41に平行に中央部に向かう薄い板状の固定ブラケット42が設けられている。この固定ブラケット42は中央部に取付開口43を備え、取付開口43の周縁部44は下側が厚肉に形成され、この取付開口43に外力検出用の力覚センサ1が取り付けられている。この固定ブラケット42は外力検出用の力覚センサ1に作用する力を減衰する減衰機構部3’’として機能するような弾性を有する。尚、底壁41には外部構造体Gに固定されるブラケット45が形成されている。
具体的には、外力検出用の力覚センサ1は力覚センサチップ2を上側に向けた逆向きに取り付けられ、下側に位置する入力部10を取付開口43に上側から挿入して嵌着固定されている。これにより、力覚センサチップ2が温度補償用の力覚センサ1’の力覚センサチップ2とできるだけ近い位置で対向配置されている。また、各力覚センサ1,1’が力覚センサユニットUの中央部に位置するため、各力覚センサチップ2を含めて両方の力覚センサ1,1’が同軸(Z軸)上に配置されている。またこの際、外側の筐体である緩衝装置4’の入力軸(中心軸)である外力入力部33と各力覚センサ1,1’の入力軸(中心軸)である入力部10は同軸上であることが望ましい。このように構成することで、入力部10への外力印加の偏りをなくし、かつ、外部装置の熱源からの熱の伝わり方を等しくすることができる。尚、外力検出用の力覚センサ1のセンサ固定部13の上面は固定ブラケット42の周縁部44の上面に当接している。
また、外力検出用の力覚センサ1はセンサ固定部13の段差部14に取り付けられた下部固定部18の下壁部20を温度補償用の力覚センサ1’が収容された第1の筐体K1の収納部底壁37の下面に当接され、固定ボス21が第1の筐体K1の収納部底壁37の取付開口部38に挿入固定されている。尚、固定ボス21の端面は第1の筐体K1の収納部底壁37の上面と面一に形成され、固定ボス21の端面は、第1の筐体K1の収納部35に収容された温度補償用の力覚センサ1’の力覚センサチップ2から離間して接触していない。
ここで、温度補償用の力覚センサ1’と外力検出用の力覚センサ1とは同様のものであるため同等の比熱、同等の熱伝導率の材質で形成されている。具体的には緩衝装置4’はガラス材料で形成された支持プレート16、伝達部11を除く部分が、例えばアルミニウム、鉄、ステンレス等の金属によって形成されている。また、低熱膨張合金であるインバー、エリンバーなどのFe-Ni系合金、コバールなどのFe-Ni-Co系合金、或いはマグネシウム合金などで構成してもよい。
また、温度補償用の力覚センサ1’と外力検出用の力覚センサ1とは同様のものを使用しているが、温度補償用の力覚センサ1’については下部固定部18を取り外して用いているため、両者の熱容量は異なる。しかしながら、両力覚センサ1,1’は第1の筐体K1と第2の筐体K2に取り付けられた状態では、対向配置されたセンサ固定部13,13の間に外力検出用の力覚センサ1の下部固定部18の固定ボス21が位置することになる。したがって、外力検出用の力覚センサ1は下部固定部18を備えている点を除けば、力覚センサチップ2に対して熱容量の点で影響を与える共通したセンサ固定部13を対向させてその間に外力検出用の力覚センサ1は下部固定部18が配置してある配置構成となるため、両者の熱容量を決定する因子は同等と言える。すなわち、両力覚センサ1,1’は各力覚センサチップ2の配置を全体の位置関係から見ると同等の熱容量を備えていると言える。
よって、図1において、例えば、入力部10にZ軸方向の下向きの力Fzが作用すると、この外力の大部分はセンサ固定部13の周囲から下部固定部18の側壁部19を経て下部固定部18の固定ボス21に伝達される。したがって、入力部10に作用した外力は複数の貫通孔25と環状溝26とにより減衰されて伝達部11から力覚センサチップ2の作用部6に作用し、力覚センサチップ2の支持部5がセンサ固定部13に支持された支持プレート16に支持されているため、力覚センサチップ2には減衰された力を作用させることができる。また、入力部10にX,Y軸方向の力Fx、Fyが作用すると、入力部10は倒れる方向に変位するが、この外力の大部分はセンサ固定部13の周囲から下部固定部18に作用するため、伝達部11から力覚センサチップ2の作用部6には同様に減衰した力が作用する。尚、下部固定部18の側壁部19に作用した外力は長孔24によっても減衰される。
ここで、力覚センサ1には減衰機構部3として入力部10を中心として入力部10の近傍の周囲にセンサ固定部13の表面側から環状に配列された内径側の複数の貫通孔25と、この複数の貫通孔25の外側に形成された外径側の環状溝26とが設けられているため、貫通孔25と環状溝26の何れかを一方を設けた場合に生ずる、外力の印加される方向に依存する特性の偏り(外力によって発生する伝達部11の変位量が、外力を印加する方向によってはその大きさに偏りが生じるおそれがあるなど)に起因する検出感度の差を少なくすることができる。
つまり、モーメントMzについては、回り方向の違いによる特性の偏りはなく、力Fxについては、圧縮方向、引張方向のどちらであっても、複数の貫通孔25では特性の偏りはなく、環状溝26では環状溝26の底壁部分がZ軸方向に沿う二つの力に対し、偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2の作用部6に力を印加することができる。
また、力Fx(Fyも同様)については、X軸方向が、内径側の複数の貫通孔25では貫通孔形成位置である場合と、隣接する貫通孔25間である場合とでは伝達部11に伝達される力に偏りが生ずるが、外径側に設けた環状溝26により方向に依存しないでX軸方向の力を偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
つまり、貫通孔25と環状溝26とを複数列設けたことで、力Fx、力Fyを特性に偏りのない貫通孔25の外側の環状溝26の部分で減衰でき、この力Fx、力Fyが貫通孔25を横断する位置であるか否かにかかわらず全体としての偏りを少なくすることができるのである。
更に、モーメントMx(Myも同様)ついては、複数の貫通孔25では部位により力のバラツキが生ずるが、環状溝26において偏りなく伝達部11を介してモーメントMxを力覚センサチップ2に作用させることができる。
よって、入力部10に作用する外力を方向の偏りに起因する検出感度の差を生じさせないで伝達部11から力覚センサチップ2に作用させ、バラツキ無く力覚センサチップ2で検出できる。
これにより、歪み抵抗素子8の出力データを、6軸力出力に演算処理する際、計算誤差を著しく低減させることができる。
上記実施形態によれば、このように構成された外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’を組み込んた力覚センサユニットUの第1の筐体K1の外力入力部33に外力が作用すると、第1の筐体K1の外力入力部33に入力された外力は、収納部35の上壁30に支持された温度補償用の力覚センサ1’には何らの力を作用させることはなく、大部分が第1の筐体K1の周壁31から第2の筐体K2の周壁40を経てブラケット45に支持される。その結果、温度補償用の力覚センサ1’からは外力が作用したことによる出力変化は検出されず、温度変化に応じた出力変化だけが検出される。
また、減衰機構部3’には複数の扇形状の貫通孔34,34…が外側に幅の広い部分を向けて環状に配列されているため、軸X,軸Y,軸Zで外力及びモーメントに関して感度バランスを確保し、出力の絶対値を均一化できる。尚、扇形状の貫通孔34,34を環状に配列する際に、梁として残された部分の幅が内径側と外径側とで等しくなるよう形成されることが好ましい。これにより、外力入力部33へ外力を印加した際に、梁の幅が均等になっているので局所的な応力集中を防止することができ、耐荷重性能が向上し、より破損しにくくする事ができる。
ここで、外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とが互いにZ軸上で対向配置されているため、両者の距離を近づけることができる。よって、温度変化の影響を外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とで同等に受けることができ、差分出力をより正確に受け差分出力の信頼性を向上することができる。
そして、外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とが同等の熱容量を有しているため、温度変化の影響を除外した外力のみによる歪み量である差分出力の信頼性を確保でき正確に外力を検出できる。
また、外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とが同等の熱伝導率を有しているため、熱源から受ける熱量が外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とに到達する速度が同等となり、温度変化による出力値の変動をキャンセルするまでの時間を短縮することができる。よって、迅速な検出が可能となる。
更に、外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とが同等の熱伝導率及び前述したように力覚センサチップ2に着眼した場合に同等の熱容量を有していることにより、外力検出用の力覚センサ1と温度補償用の力覚センサ1’とを同等の熱分布とすることができ、差分出力をより正確に得ることができる。
一方、外力入力部33に作用し減衰された外力の一部は収納部35の収納部周壁36から収納部底壁37を経由して外力検出用の力覚センサ1の下部固定部18の固定ボス21に伝わり、この固定ボス21から下部固定部18の側壁部19を経てセンサ固定部13に作用し、力覚センサチップ2の支持部5を支持する支持プレート16を変位させる。
また、センサ固定部13に作用した外力の一部は減衰機構部3を構成する複数の貫通孔25及び環状溝26により減衰されて力覚センサチップ2の作用部6へ外力を印加する伝達部11に伝達される。よって、力覚センサチップ2は支持部5に対して相対的に変位する伝達部11により作用部6へ外力を印加することで、外力を減衰させた状態で力覚センサチップ2により検出できる。
よって、温度補償用の力覚センサ1’により温度変化による検出値の変化分を外力検出用の力覚センサ1の出力値から除外することにより、温度変化に依存しない外力の値が検出できる。
シミュレーションによれば、力覚センサユニットUの外力入力部33にFx=90Nの外力を印加した状態で、常温20°Cから25°C(常温+5°C)に上昇すると、温度補償用の力覚センサ1’の出力が表1から表2の値を示し、外力検出用の力覚センサ1の出力は表3から表4へと変化した。
20°C Fx=90N印加時 温度補償用の力覚センサ1’の出力値
Figure 2010025735
25°C Fx=90N印加時 温度補償用の力覚センサ1’の出力値
Figure 2010025735
20°C Fx=90N印加時 外力検出用の力覚センサ1の出力値
Figure 2010025735
25°C Fx=90N印加時 外力検出用の力覚センサ1の出力値
Figure 2010025735
これらの表からもわかるように、外力検出用の力覚センサ1の値の中には、外力の影響を受けず温度が常温から上昇しただけで検出値に変化が起きる温度補償用の力覚センサ1’の出力変化の分が含まれていることになる。尚、この例では、ほぼFzにのみ影響が発生していることがわかる。具体的には、温度補償用の力覚センサ1’では5°Cの温度上昇でFzに約−17μSのひずみが生じ、これと同様に、外力検出用の力覚センサ1でも5°Cの温度上昇で約−18μSのひずみが生ずることが明らかになった。したがって、外力検出用の力覚センサ1の値から、温度補償用の力覚センサ1’により得られた出力値を差し引けば、純粋に外力を印加した場合の外力のみによる検出値を得ることができる。
よって、温度補償を行った検出値から、作用した外力を正確に検出することができる力覚センサユニットUを得ることができる。
更に、温度が0℃から60℃の状態に変化した場合を表5〜9を用いて説明する。
表5、表6はそれぞれ、温度が0℃、60℃で無負荷状態の力覚センサ1、1’の出力を示している。温度20℃の、無負荷時はすべての出力が0の状態を基準とすると、20℃から温度変化があった場合には、無負荷状態であるにもかかわらずFz出力が生じていることが表5,6からわかる。ここで、力覚センサユニットUの外力入力部33にFz=−100Nの外力を印加した状態で、常温20℃から0℃(常温−20℃)に温度が変化すると、外力検出用の力覚センサ1の出力が表7から表8の値へと変化し、Fz出力が64.9μS増加している。これは、温度が0℃、無負荷状態のドリフト出力とほぼ同等である。また、力覚センサユニットUの外力入力部33にFz=−100Nの外力を印加した状態で、常温20℃から60℃(常温+40℃)に温度が変化すると、外力検出用の力覚センサ1の出力が表7から表9の値へと変化し、Fz出力が130μS減少している。これは、温度が60℃、無負荷状態のドリフト出力とほぼ同等である。
0°C 無負荷時 外力検出用の力覚センサ1及び温度補償用の力覚センサ1’の出力値
Figure 2010025735
60°C 無負荷時 外力検出用の力覚センサ1及び温度補償用の力覚センサ1’の出力値
Figure 2010025735
20°C 外力印加時 外力検出用の力覚センサ1の出力値
Figure 2010025735
0°C 外力印加時 外力検出用の力覚センサ1の出力値
Figure 2010025735
60°C 外力印加時 外力検出用の力覚センサ1の出力値
Figure 2010025735
これらの表からもわかるように、外力検出用の力覚センサ1の値の中には、外力の影響を受けず温度が常温から上昇(下降)しただけで検出値に変化が起きる温度補償用の力覚センサ1’の出力変化の分が含まれていることになる。尚、この例では、ほぼFzにのみ影響が発生していることがわかる。具体的には、温度補償用の力覚センサ1’では20°Cの温度下降でFzに約65μSのひずみが生じ、これと同様に、外力検出用の力覚センサ1でも20°Cの温度下降で約64.9μS(−85.5−(−150.4))のひずみが重畳されて生ずることが明らかになった。したがって、外力検出用の力覚センサ1の値から、温度補償用の力覚センサ1’により得られた出力値を差し引けば、純粋に外力を印加した場合の外力のみによる検出値を得ることができる。
よって、温度補償を行った検出値から、作用した外力を正確に検出することができる力覚センサユニットUを得ることができる。
図5、図6は力覚センサの他の態様を示している。第1実施形態では、センサ固定部13には減衰機構部3として複数の貫通孔25と環状溝26を設けた場合について説明したが、この態様では図5、図6に示すように、内径側と外径側に環状に配列された複数の貫通丸孔55を設け、内径側の各貫通丸孔55が周方向で外径側の隣接する貫通丸孔56の間に位置するようにしている。尚、他の構成及び作用は前記第1実施形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
したがって、モーメントMzについては、回り方向の違いによる特性の偏りはなく、力Fzについては、圧縮方向、引張方向のどちらであっても、複数列に設けられた貫通丸孔55,56の何れも特性に偏りはなく、伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
また、力Fx(Fyも同様)については、X軸方向が、内径側の複数の貫通丸孔55の貫通孔形成位置である場合と、隣接する貫通丸孔55間である場合とでは伝達部11に伝達される力に偏りが生ずるが、X軸方向が貫通丸孔55間に位置する場合には、外径側では貫通丸孔56の形成位置となるため、内径側での力の偏りを外径側で緩和して偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
更に、モーメントMx(Myも同様)については、このX軸が内径側の複数の貫通丸孔55の貫通孔形成位置である場合と、隣接する貫通丸孔55間である場合とでは伝達部11に伝達される力に偏りが生ずるが、X軸方向が内径側で隣接する貫通丸孔55間に位置する場合には、外径側では貫通丸孔56の形成位置となるため、内径側でのモーメントの偏りを外径側で緩和して偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
ここで、貫通丸孔55、56を配置するにあたっては、入力部10の軸中心から外側に向かうどの方向であっても、貫通丸孔55と貫通丸孔56の横断長さの和を同じに設定することにより、X軸方向(Y軸方向も同様)における力Fxのバラツキを確実に無くすることができる。
また、貫通丸孔55,56の両者の直径を変化させたり、内径側の貫通丸孔55の配列位置と、外径側の貫通丸孔56の配列位置との距離を変化させることにより、力覚センサチップ2に伝達される力を調整することができる。
よって、この態様においても、入力部10に作用する外力を方向の偏りに起因する検出感度の差を確実に無くして伝達部11から力覚センサチップ2に作用させバラツキ無く力覚センサチップ2で検出できる。
図7、図8は力覚センサの別の態様を示している。具体的には前述した貫通丸孔55,56を内径側の弧状貫通孔65と外径側の弧状貫通孔66に置き換えて内径側の弧状貫通孔65が周方向で外径側の隣接する弧状貫通孔66の端部間に位置するようにし両者を近接させたものである。他の構成及び作用は前記第1実施形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
したがって、モーメントMzについては、回り方向の違いによる特性の偏りはなく、力Fzについては、圧縮方向、引張方向のどちらであっても、複数列に設けられた弧状貫通孔65,66の何れも特性に偏りはなく、伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
また、力Fx(Fyも同様)については、X軸方向が、内径側の複数の弧状貫通孔65の貫通孔形成位置である場合と、隣接する弧状貫通孔65の端部間である場合とでは伝達部11に伝達される力に偏りが生ずるが、X軸方向が弧状貫通孔65の端部間に位置する場合には、外径側では弧状貫通孔66の形成位置となるため、内径側での力の偏りを外径側で緩和して偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
更に、モーメントMx(Myも同様)については、このX軸が内径側の複数の貫通丸孔55の貫通孔形成位置である場合と、隣接する貫通丸孔55間である場合とでは伝達部11に伝達される力に偏りが生ずるが、X軸方向が内径側で隣接する弧状貫通孔65の端部間に位置する場合には、外径側では弧状貫通孔66の形成位置となるため、内径側でのモーメントの偏りを外径側で緩和して偏りなく伝達部11を介して力覚センサチップ2に作用させることができる。
とりわけ、この態様では内径側の弧状貫通孔65と外径側の弧状貫通孔66との間と内径側の弧状貫通孔65の端部間とによりT字状部67が形成されるため、柔軟に対応でき減衰効果を高めることができる 。
また、弧状貫通孔65,66の両者の弧の長さを変化させることにより、力覚センサチップ2に伝達される力を調整することができる。
よって、この態様においても、入力部10に作用する外力を方向の偏りに起因する検出感度の差を確実に無くして、伝達部11から力覚センサチップ2に作用させバラツキ無く力覚センサチップ2で検出できる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、扇形状の貫通孔34に加えて、更に外側に複数の貫通孔を環状に配置してもよい。また、力覚センサ1、1’は力覚センサチップ2を備えていれば構造は上述したものに限られない。
この発明の実施形態の力覚センサの要部斜視図である。 この発明の実施形態の力覚センサチップの斜視図である。 この発明の第1実施形態のセンサユニットの斜視図である。 図3の部分拡大図である。 力覚センサの他の態様を示す斜視図である。 図5を下側から見た斜視図である。 力覚センサの別の態様を示す斜視図である。 図7を下側から見た斜視図である。
符号の説明
1 外力検出用の力覚センサ(メインユニット、検出部)
1’ 温度補償用の力覚センサ(サブユニット、検出部)
2 力覚センサチップ(検出用センサチップ)
3’、3’’減衰機構部
4’ 緩衝装置
10 入力部(一端)
21 固定ボス(他端)
33 外力入力部
34 貫通孔
36 収納部周壁(外力伝達部)
37 収納部底壁(外力伝達部)
42 固定ブラケット(ダイヤフラム、減衰機構部)
K1 第1の筐体
K2 第2の筐体
G 外部構造体

Claims (9)

  1. 外力を検出する検出部と、
    前記外力を減衰させて前記検出部に付与する緩衝装置とを備えた力覚センサユニットであって、
    前記検出部は、
    前記外力及び温度変化を検出するメインユニットと
    前記温度変化を検出するサブユニットとからなることを特徴とする力覚センサユニット。
  2. 外力を検出する検出部と前記外力を減衰させて前記検出部に付与する緩衝装置とを備えた力覚センサユニットであって、
    前記緩衝装置は、
    前記外力を入力する外力入力部と
    前記検出部へ前記外力を伝達する外力伝達部と
    前記外力を減衰させる減衰機構部とを有する第1の筐体と、
    外部構造体に接続されて、前記第1の筐体を支持する第2の筐体とを備え、
    前記検出部は、
    前記外力及び温度変化を検出するメインユニットと
    前記温度変化のみを検出するサブユニットとを備え、
    前記メインユニットは、一端を前記緩衝装置の第2の筐体に固定され、他端を前記緩衝装置の外力伝達部に接続され、
    前記サブユニットは、前記外力伝達部との接続を遮断された状態で前記第1の筐体に固定されていることを特徴とする力覚センサユニット。
  3. 前記メインユニットと前記サブユニットは各々検出用センサチップを備え、
    前記検出用センサチップは対向して配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  4. 前記メインユニットと前記サブユニットは同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  5. 前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱容量を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  6. 前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱伝導率を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  7. 前記メインユニットと前記サブユニットは同等の熱伝導率及び熱容量を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  8. 前記減衰機構部は外力入力部を中心として環状に配列された扇形状の複数の孔からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
  9. 前記第2の筐体は前記メインユニットとの接続部を中心としたダイヤフラムからなる減衰機構部を更に備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の力覚センサユニット。
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