JP2009517273A - 自動車のサイドライニングのシル内に面一に一体的に装着されたローラサンシールド - Google Patents

Abstract

本発明は、シル（１）を有し、シル（１）内にローラ（２）が面一に一体的に装着された自動車のサイドライニングに関する。

Description

本発明は、シルを有し、シル内にローラブラインドが面一に一体的に装着された自動車のサイドライニングに関する。

今日、特に、自動車のリアサイドウィンドウを覆うことで日焼け防止対策を施すことができるローラブラインドが、自動車に据え付けてられていることが多い。この場合、前記ローラブラインドは、一般に、例えば、サイドドアのライニングのシル上に少なくとも部分的に載置されるため、事故時に安全面においてリスクをもたらす。さらに、ローラブラインドが配設された領域にはほとんど手が届かないため、清掃が困難である。

したがって、本発明の目的は、従来技術の欠点がないサイドライニングを提供することである。

この目的は、シルを有し、シル内にローラブラインドが面一に一体的に装着された自動車のサイドライニングを用いる本発明により達成される。

当業者にとっては、本発明によるサイドライニングによって、事故時の安全面でのリスクが著しく低減することは非常に驚くべきことであり、予想外のことであった。さらに、サイドライニングの清掃が非常に簡単であるため、自動車の外観を魅力的な状態に保てる。本発明によるサイドライニングは、単純かつコスト効率の良い方法で製造されうる。

本発明によれば、サイドライニングはシルを有する。前記シルは、一般に、窓に隣接したサイドライニングの部品である。本発明によれば、前記シル内に、ローラブラインドが面一に一体的に装着される。本発明の文脈において、サイド領域とは、車体または窓の表面が実質的に垂直方向に延びた領域を意味する。

本発明の文脈において、面一に装着とは、通常得られるシルの外形が、ローラブラインドによって変更されないことを意味する。ローラブラインドは、ショルダー、オフセットなどを生じない。さらに、ローラブラインドのコンポーネントに、シルから突出するものはない。

１つの好ましい実施形態において、ローラブラインドは、シャフト内に下げられている。前記シャフトは、シルと同一平面に延びる、すなわち、シルから何ら突き出ていないシャフトフェースプレートによって覆われる。さらに、ローラブラインドのハンドルや他のコンポーネントに、シルから突出するものはない。

本発明の１つの好ましい実施形態において、シルとシャフトフェースプレートとの間に設けられるジョイントを１つだけにすることで、特に、シルの清掃が著しく簡単になり、全体的な外観として魅力的な印象を与える。

ローラブラインドは、ハンドルが配設されたプルロッドを有することが好ましく、ハンドルを使って、ローラブラインドを引き上げたり引き下げたりすることができる。本発明によれば、プルロッドおよび前記ハンドルも同様に、シル内に面一に装着されている。

本発明によるサイドライニングは、シルの表面から突出することで、自動車の乗員が、必要に応じてアクセスしやすいようにハンドルを選択的に引き上げることが可能な手段を有することが好ましい。前記手段は、ハンドルに圧力が一時的にかかると、ハンドルを上向きに、すなわち、シルの表面から出すよう押し上げる圧力スイッチであることが好ましい。

シャフトフェースプレートおよびローラブラインドは、ローラブラインドがシャフトフェースプレートを自動的に開き、ローラブラインドが下がると、シャフトフェースプレートを自動的に閉じるように相互作用することが好ましい。

本発明によるサイドライニングは、自動車のサイド領域のどこにでも配設可能である。しかしながら、サイドライニングは、ドアライング、特に、自動車のリア領域にあるドアのドアライニングであることが好ましい。

１つの好ましい実施形態において、前記ドアは、ローラブラインドによって提供される日焼け防止が望ましい限りにおいて、本発明によるサイドライニングの上方に、ローラブラインドを可逆的に引っ掛けることができる手段を有する。

以下、図１〜図８を参照しながら、本発明について説明する。この説明は、例示的なものにすぎず、本発明の一般的な概念を制限するものではない。

図１は、シル１が上側領域にある本発明によるサイドライニングを示す。シル１の下方には、シャフトカバー４によって覆われたシャフト３が位置し、シャフトカバー４は、ベアリング１１の周りを回転可能なように装着される。シャフトカバー４は、そのリア領域に、シャフトカバーと車体または窓との間の空間にごみや湿気が入らないように作用するシール１２を有する。シャフト３には、接続１０によってシル１に接続されるカセット９が配設される。ローラブラインド（図示せず）は、シル１に位置する。ローラブラインドの端部には、回転可能に装着されたハンドル６を有するプルロッド５が配設される。閉状態において、すなわち、シャフトフェースプレート４がシャフト３を完全に覆う状態において、ハンドル６は、ハンドル６の持ち上げが可能な圧力スイッチ７上に載る。閉状態において、ローラブラインドは、シル内に面一に一体的に装着され、すなわち、シャフトカバー４もハンドル６も、シルから突出していない。

図２の右側は、図１の断面図を示し、左側は、シル１のみしか描かれていない本発明によるサイドライニングの三次元図を示す。図から明らかなように、シャフトカバー４およびハンドル６は、シル１と同一平面に延び、すなわち、シャフトカバー４もハンドル６もシル１から突き出ていない。さらに、図から明らかなように、シャフトカバー４またはハンドル６とシル１との間に設けられたジョイント１５は１つしかないため、シルの清掃が著しく簡単になる。シャフトカバーおよびハンドルがシルから突き出ていないため、事故時、ローラブラインドが安全面でのリスクを及ぼすことがない。

図３〜図６は、ローラブラインドを広げる様子を示している。図３に示す第１のステップでは、ハンドル６が下向きに押し下げられることによって、手段７、いわゆる圧力スイッチが作動する。ハンドル６に圧力がかからなくなると、圧力スイッチ７は、ハンドル６を上向きに押し上げることで、ハンドル６がシルから突出することになる（図４を参照）。このとき、シャフトカバー４は、わずかに持ち上げられる。図５は、全開状態にあるシャフトカバー４を示す。ハンドル６は、この時点で、シル表面から明らかに突出し、各使用者はハンドル６を簡単につかむことができ、さらに、図６に示すように、ローラブラインドを、前記ハンドル６によってシャフト３から引き出すことができる。

ローラブラインドが、シャフトから実質的に完全に引き出されると、プルロッド５は、矢印１３で示すように、保持デバイス内に引っ掛けることができる。

前記可逆的なフックが、図８の断面図に再度示されている。同図において、ドアのビーム１４上に、Ｌ字状の保持手段８が配設されているのが分かる。

本発明によるサイドライニングの断面図を示す。 閉状態にある本発明によるサイドライニングの断面図および三次元図を示す。 ハンドルが押し下げられた状態の図２のドアライニングを示す。 ハンドルが引き上げられた状態の図１〜図３によるドアライニングを示す。 フェースプレートが開いた状態の本発明によるサイドライニングを示す。 ローラブラインドが引き出された状態の本発明によるドアライニングを示す。 プルロッド内に引っ掛けるための手段を示す。 引っ掛け手段を有するプルロッドの相互作用を示す。

符号の説明

１ シル
２ ローラブラインド
３ シャフト
４ シャフトカバー
５ プルロッド
６ ハンドル
７ ハンドルのリフト手段、圧力スイッチ
８ プルロッドの引っ掛け手段
９ ローラブラインドが位置するカセット
１０ カセットとシルとの接続
１１ シャフトカバーの回転ベアリング
１２ 車体とシャフトカバーとの間のシール
１３ 矢印
１４ ドアビーム

Claims (8)

1. シル（１）を有する自動車のサイドライニングであって、前記シル内にローラブラインド（２）が面一に一体的に装着されることを特徴とする、サイドライニング。
2. 前記ローラブラインドが、シャフトフェースプレート（４）によって覆われたシャフト（３）内に下げられ、前記シャフトフェースプレートが前記シル（１）と同一平面上に延びることを特徴とする、請求項１に記載のサイドライニング。
3. 前記シル（１）には、ジョイント（１５）が１つしかないことを特徴とする、請求項２に記載のサイドライニング。
4. 前記ローラブラインド（２）が、前記シルに面一に装着されたハンドル（６）付きプルロッド（５）を有することを特徴とする、請求項１〜３のいずれか一項に記載のサイドライニング。
5. 前記ハンドル（６）を引き上げる手段（７）を有することを特徴とする、請求項４に記載のサイドライニング。
6. 前記シャフトフェースプレートが、前記ローラブラインドによって自動開閉式に作動可能であることを特徴とする、請求項２〜５のいずれか一項に記載のサイドライニング。
7. サイドドアの部品であることを特徴とする、請求項１〜６のいずれか一項に記載のサイドライニング。
8. 前記サイドドアが、前記ローラブラインドを引っ掛けることができる手段（８）を有することを特徴とする、請求項７に記載のサイドライニング。

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