JP2009274600A - 車両用サスペンションシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ばね上部MUの動作速度に基づく減衰力(CS)をアクチュエータ力として発生させるスカイフック制御に加え、上記スプリングに起因するばね下部側ユニットとばね下部との相対振動を抑制する制御を実行する。具体的には、ばね上部とばね下部との一方とばね下部側ユニットとの相対動作速度に基づいて、その相対振動に対する減衰力(CR1若しくはCR2)をアクチュエータ力として発生させる。上記スプリングに起因するばね下部側ユニットの相対振動、特に、共振周波数域の振動を効果的に抑制することで、車両の乗り心地,車両の操縦安定性等が改善される。
【選択図】 図5
Description
前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの一方をそれが連結されるばね上部とばね下部との一方に支持させるための支持スプリングを有し、そのばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、そのばね上部とばね下部との一方との相対動作を許容しつつ、それらを前記支持スプリングの弾性力を利用して連結する連結機構と、
前記電磁モータの作動を制御することで、前記アクチュエータのアクチュエータ力を制御する制御装置と
を備えた車両用サスペンションシステムであって、
前記制御装置が、
ばね上部の振動を減衰すべく、ばね上部の動作速度に応じた大きさの力を、アクチュエータ力の一成分として発生させるばね上部振動減衰制御を実行するばね上部振動減衰制御部と、
前記支持スプリングに起因して生じる前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の振動を減衰すべく、(a)前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作速度と、(b)前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作速度との一方に応じた大きさの力を、アクチュエータ力の一成分として発生させる相対振動減衰制御を実行する相対振動減衰制御部と
を有する車両用サスペンションシステム。
ばね下部の振動を減衰すべく、ばね下部の動作速度に応じた大きさの力を、アクチュエータ力の一成分として発生させるばね下部振動減衰制御を実行するばね下部振動減衰制御部を有する(1)項ないし(6)項のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
車体のピッチとロールとの少なくとも一方を抑制すべく、それらピッチとロールとの少なくとも一方の原因として車体に作用する力に応じた大きさのその力への対抗力を、アクチュエータ力の一成分として発生させる車体姿勢変化抑制制御を実行する車体姿勢変化抑制制御部を有する(1)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
前記相対振動減衰制御部が、前記相対振動減衰制御として、前記ばね下部側ユニットの振動を減衰すべく、(a)前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作速度と、(b)前記ばね下部側ユニットとばね下部との相対動作速度との一方に応じた大きさの力を発生させる制御を実行するように構成された(1)項ないし(8)項のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの他方が連結されるばね上部とばね下部との他方とを、自身の弾性力を利用して連結する連結スプリングを有する(1)項ないし(9)項のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作に対する抵抗力を発生させる液圧式のダンパを備えた(1)項ないし(12)項のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
前記相対振動減衰制御として、前記連結機構の支持スプリングに起因して生じる前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の共振現象を抑制するための制御を実行するように構成されており、かつ、その共振現象における共振周波数を特定周波数として、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の振動の強度の、その共振周波数についての成分が、設定閾値より高くなる状況下においてのみ実行するように構成された(14)項に記載の車両用サスペンションシステム。
(A)サスペンションシステムの構成
第1実施例の車両用サスペンションシステムは、図1に示すように、前後左右4つの車輪12に対応して設けられた4つのサスペンション装置20と、それらサスペンション装置20の制御を担う制御システムとを含んで構成されている。転舵輪である前輪のサスペンション装置20と非転舵輪である後輪のサスペンション装置20とは、車輪を転舵可能とする機構を除き略同様の構成とみなせるため、サスペンション装置20の構成の説明は、後輪のサスペンション装置20を代表して説明する。
図2に示すように、サスペンション装置20は、独立懸架式のものであり、マルチリンク式サスペンション装置とされている。サスペンション装置20は、それぞれがサスペンションアームである第1アッパアーム30,第2アッパアーム32,第1ロアアーム34,第2ロアアーム36,トーコントロールアーム38を備えている。5本のアーム30,32,34,36,38のそれぞれの一端部は、車体に回動可能に連結され、他端部は、車輪12を回転可能に保持するアクスルキャリア40に回動可能に連結されている。それら5本のアーム30,32,34,36,38により、アクスルキャリア40は、車体に対して一定の軌跡に沿った上下動が許容されている。
各サスペンション装置20が備えるアクチュエータ50は、図3に示すように、アウタチューブ60と、そのアウタチューブ60に嵌入してアウタチューブの上端部から上方に突出するインナチューブ62とを含んで構成されている。後に詳しく説明するが、アウタチューブ60は、圧縮コイルスプリング48を構成要素として有する連結機構64を介して、第2ロアアーム52に連結され、また、インナチューブ62は、それの上端部において、マウント部54に連結されている。
各サスペンション装置20が備えるダンパ52は、シリンダ装置として構成されており、アクチュエータ50と第2ロアアーム36との間に配置されている。ダンパ52は、概して円筒状のハウジング90を有している。このハウジング90は、それの下端部に固定的に設けられた連結部92において、第2ロアアーム36に連結されており、内部に作動液を収容している。ハウジング90の内部には、ピストン94が配設されており、そのピストン94は、ハウジング90の内部を、2つの液室である上液室96と下液室98とに区画するとともに、ハウジング90に対して摺動可能とされている。
ハウジング90には、それの外周部において、下部スプリング座140が鍔状に付設されている。一方、アウタチューブ60には、それの外周部において、中間スプリング座142が鍔状に付設されている。圧縮コイルスプリング48は、それら下部スプリング座140と中間スプリング座142とに挟まれるようにして、圧縮状態で配設されている。さらに、マウント部54の下面には、防振ゴム144を介して、上部スプリング座146が付設されている。圧縮コイルスプリング46は、中間スプリング座142と上部スプリング座146とに挟まれるようにして、圧縮状態で配設されている。
本実施例のサスペンションシステムでは、図1に示すように、4つのアクチュエータ50の作動を、詳しくは、各アクチュエータ50のアクチュエータ力を制御するための制御装置である電子制御ユニット170(以下、「ECU170」と省略する場合がある)が設けられている。ECU170は、CPU,ROM,RAM等を備えたコンピュータを主体として構成されたものである。そのECU170には、それぞれが各アクチュエータ50が有するモータ76の駆動回路である4つのインバータ172が接続されている。インバータ172の各々は、コンバータ174を介して、電源であるバッテリ176に接続されており、対応するアクチュエータ50のモータ76に接続されている。各モータ76は、DCブラシレスモータであり、定電圧駆動される。各アクチュエータ50のアクチュエータ力の制御は、各モータ76に流れる電流を制御することによって行われる。その電流の制御は、PWM(Pulse Width Modulation)におけるパルスオン時間とパルスオフ時間との比(デューティ比)を変更することによって行われる。ちなみに、各モータ76の回転角θは、モータ回転角センサ178によって検出されており、インバータ172は、その検出されたモータ回転角θに基づいてモータ76の作動を制御する。
本実施例のサスペンションシステムでは、アクチュエータ50が制御されることによって、以下の3つの制御が実行される。詳しく言えば、ばね上部の振動を減衰するためのばね上部振動減衰制御,車体のピッチおよびロールを抑制するための車体姿勢変化抑制制御、圧縮コイルスプリング46,48に起因して生じるばね下部側ユニット88の振動、つまり、ばね下部側ユニット88のばね下部に対する相対振動を減衰するための相対振動減衰制御が実行される。
上記サスペンション装置20の実際の装置構成に基づく振動モデル(以下、「実装置モデル」という場合がある)は、図5(a)に示すものとなる。この振動モデルは、ばね上部の慣性質量であるばね上質量MUと、ばね下部の慣性質量であるばね下質量MLとの他に、アクチュエータ50のばね下部側ユニット88の動作についての慣性質量(後述する)となる中間質量MIを含むモデルである。このモデルでは、ばね上質量MUとばね下質量MLとの間に、ダンパ52に相当するダンパ、すなわち、減衰係数がC1のダンパC1が、配設されている。また、ばね上質量MUと中間質量MIとの間に、圧縮コイルスプリング46に相当するばね、すなわち、ばね定数がK1のばねK1、および、アクチュエータ50に相当するアクチュエータAが、互いに並列的に配設されている。さらに、中間質量MIとばね下質量MLとの間に、圧縮コイルスプリング48に相当するばね、すなわち、ばね定数がK2のばねK2が配設され、また、ばね下質量MLと路面との間に、タイヤに相当するばね、すなわち、ばね定数がK3のばねK3が配設されている。
FU=CS・VU
本実施例のサスペンションシステムでは、ばね上部振動減衰制御に加えて、車両の旋回に起因して生じる車体のロール、および、車両の加減速に起因して生じる車体のピッチを緩和すべく、車体姿勢変化抑制制御が実行される。その車体姿勢変化抑制制御では、車体のロールを生じさせる原因として車体に作用するロールモーメントに対抗する力、および、車体のピッチを生じさせる原因として車体に作用するピッチモーメントに対抗する力を、アクチュエータ50によって発生させる。
GY=αC・GYC+αR・GYR (αC,αR:ゲイン)
そのように決定された横加速度GYは、車体に作用するロールモーメントを指標するロールモーメント指標量であり、その横加速度GYに基づいて、次式に従って、ロール抑制成分FRが決定される。
FR=β・GY (β:制御ゲイン)
FP=γ・GX (γ:制御ゲイン)
a)意義
アクチュエータ50のばね下部側ユニット88は、ばね下部に対して浮動支持されている。したがって、浮動ユニットであるばね下部側ユニット88は、ユニット浮動支持部であるばね下部に対して振動する。このばね下部側ユニット88のばね下部に対する振動、つまり、ばね下部側ユニット88の相対振動が、ばね上部に伝達すれば、車両の運転者がその振動を体感することになり、その振動は、車両の乗り心地を悪化させる一因となる。また、その振動は、ばね下部の振動となって車輪の接地荷重の変動をひき起こし、車両の操縦安定性を悪化させる一因となる。ばね下部側ユニット88は、図5の振動モデルに示すように、固有の中間質量MIを有しているため、固有の周波数の振動に対して共振現象が発生する。ばね下部側ユニット88の相対振動において共振現象が生じた場合、車両の乗り心地、操縦安定性の悪化は顕著になる。
本実施例のサスペンションシステムでは、上述したばね下部側ユニット88の相対振動に対処すべく、相対振動減衰制御が行われる。相対振動減衰制御は、ばね上部振動減衰制御と同様、4つのサスペンション装置20の各々のアクチュエータ50に対して、独立して行われる。なお、本実施例のサスペンションシステムでは、相対振動減衰制御として、2つの互いに異なる制御が設定されており、それら2つの制御のうちの1つが、選択的に実行される。
FI=CR1・VIL
FI=CR2・VIU
ばね下部に路面から振動入力があった場合に、その振動がばね上部にどのような強度で伝達されるかを、図6に示す。つまり、図6は、振動周波数に対する振動伝達特性を示すグラフであり、縦軸が振動強度、横軸が振動周波数とされている。グラフにおける点線が、上記相対振動減衰制御を行わない場合の特性であり、実線が、上記相対振動減衰制御を行った場合の特性である。
相対振動減衰制御は、ばね下部側ユニット88の相対振動の強度の特定周波数成分が設定閾値より高くなる状況下においてのみ実行される。図7に示すように、上記共振周波数fRおよびその近傍の周波数の帯域(本サスペンションシステムでは、共振周波数±3Hzの帯域)を、共振周波数域ΔfRと設定し、その共振周波数域ΔfRにおけるばね下部側ユニット88の相対振動の強度である共振周波数域振動強度成分IRが、モニタされている。そして、その成分IRが、設定閾強度I0を超えた場合に、相対振動減衰制御が実行されるのである。つまり、本サスペンションシステムにおける相対振動減衰制御が、ばね下部側ユニットの共振現象を抑制することを主目的とするため、当該周波数域の相対振動強度成分に基づいて、相対振動減衰制御を実行するように構成されているのである。
先に説明したように、連結機構64によって、ばね下部側ユニット88のばね下部に対する相対動作が許容されている。ところが、その相対動作は、相対変位制限機構150によって、相対動作許容範囲ΔW内に制限されている。したがって、ばね下部側ユニット88の相対振動が激しい場合、ばね下部側ユニット88がばね下部に接近するときには、アウタチューブ60の底部がダンパ52のハウジング90の上端部に当接する可能性が高くなり、一方、ばね下部側ユニット88がばね下部から離間するときには、アウタチューブ60に付設されたスカート152の内鍔状の下端部が、ハウジング90に付設された係止環154に当接する可能性が高くなる。それらの当接は、時には衝撃を伴い、その衝撃を、運転者が振動として体感し、あるいは、衝撃音として認識すれば、運転の快適性を損なうことになる。そこで、本実施例のサスペンションシステムでは、その衝撃を防止あるいは緩和すべく、相対振動減衰成分FIの補正が行われる。
FIA=ε・FI (ε:補正ゲイン)
ちなみに、ばね下部側ユニット88の相対変位量Wは、上述のアクチュエータばね下部間距離(L−S)に基づいて算定される。
上述したばね上部振動減衰制御,車体姿勢変化抑制制御,相対振動減衰制御は、総合的に行われ、それらの制御におけるばね上部振動減衰成分FU,ロール抑制成分FR,ピッチ抑制成分FP,相対振動減衰成分FI(詳しくは、補正後相対振動減衰成分FIAである)は、一元的に扱われる。具体的には、それらの成分FU,FR,FP,FIAが、次式に従って合計され、アクチュエータ50の発生させるべき総合的なアクチュエータ力Fが決定される。
F=FU+FR+FP+FIA
なお、相対振動減衰制御が行われない場合には、相対振動減衰成分FIは、“0”とされることで、補正後相対振動減衰成分FIAも、“0”とされる。
アクチュエータ50の制御は、図9にフローチャートを示すアクチュエータ制御プログラムがECU170において実行されることによって行われる。このプログラムは、車両のイグニッションスイッチがON状態とされている間中、短い時間間隔(例えば数m〜数十msec)をおいて、繰り返し実行される。このプログラムに従う処理は、4つのアクチュエータ50の各々について行われるが、それらの処理はどのアクチュエータ50についても同様に行われるため、ここでは、1つのアクチュエータについてのみ説明する。
本実施例のサスペンションシステムにおけるECU170は、電磁式のアクチュエータ50が発生させるアクチュエータ力を制御するための制御装置としての役割を果たしている。このECU170の機能に関して言えば、ECU170は、図14に示すような機能構成を有していると考えることができる。
(A)サスペンションシステムの構成
i)全体構成
第2実施例の車両用サスペンションシステムは、第1実施例の車両用サスペンションシステムと同様に、4つのサスペンション装置を有している。ただし、各サスペンション装置は、前述の第1実施例の車両サスペンションシステムのサスペンション装置20と異なる構成のものとなっている。
スプリング・アクチュエータAssy250は、図15に示すように、ばね上部の一構成部分であるマウント部54と、ばね下部の一構成部分である第2ロアアーム36との間に配設されている。スプリング・アクチュエータAssy250は、大まかに言えば、電磁式ショックアブソーバとして機能する電磁式のアクチュエータ252と、そのアクチュエータ252と第2ロアアーム36とを連結するための連結機構254と、エアスプリング256とを含んで構成されており、それらが一体化されたものとなっている。
アクチュエータ252は、ねじ溝260が形成された雄ねじ部としてのねじロッド262と、ベアリングボールを保持してねじロッド262と螺合する雌ねじ部としてのナット264とを含んで構成されるボールねじ機構266と、動力源としての電磁モータ268(以下、単に「モータ268」という場合がある)と、それらボールねじ機構266およびモータ268を収容するケーシング270とを備えている。そのケーシング270が、外周部において、マウント部54に連結されている。モータ268(DCブラシレスモータである)は、中空とされたモータ軸272を有しており、そのモータ軸272の下端部の内側には、ナット264が固定されている。つまり、モータ268は、ナット264に回転力を付与するものとなっている。そして、ねじロッド262が、ナット264と螺合させられて、モータ軸272内から下方に延び出した状態で配設される。なお、本アクチュエータ252においては、モータ回転角センサ178は、モータ軸272の回転角を検出するものとして、ケーシング270の内部に設けられている。
連結機構254は、液圧式のダンパ290を有している。そのダンパ290は、前述の第1実施例におけるダンパ52と概ね同じ構造のものである。簡単に説明すれば、2重筒とされて作動液を収容するハウジング292と、そのハウジング292の内筒の内部を2つの液室に区画するともに、摺動可能に内筒に嵌合されたピストン294とを含んで構成されている。そのダンパ290は、ピストン294の移動に伴って、そのピストン294に設けられた弁によって、ハウジング292内の2つの液室の間の作動液の流通に対する抵抗を付与するとともに、仕切壁296に設けられた弁によって、バッファ室と下液室との間の作動液の流通、つまり、仕切壁296の下部に形成された補助液室を介して行われる作動液の流通に対する抵抗を付与するものとされている。
エアスプリング256は、マウント部54に連結されるチャンバシェル340と、ダンパ290のハウジング292に固定されたことで第2ロアアーム36に連結されるエアピストン筒342と、チャンバシェル340とエアピストン筒342とを繋ぐダイヤフラム344とを含んで構成されている。
本サスペンション装置20においては、アクチュエータ252のばね上部側ユニット282は、固定ユニットとして、ユニット固定部であるばね上部に固定的に連結され、その一方で、ばね下部側ユニット284は、浮動ユニットとして、ユニット浮動支持部であるばね下部に浮動支持されている。
本実施例のサスペンションシステムでは、第1実施例のサスペンションシステムにおけるばね上部振動減衰制御,車体姿勢変化抑制制御と同様の制御が実行される。また、相対振動減衰制御に関して言えば、第1実施例のサスペンションシステムにおいて実行されていた第1相対振動減衰制御は実行されず、第2相対振動減衰制御と同様の制御だけが実行される。本実施例のサスペンションシステムでは、それらの制御に加えて、後述するばね下部振動減衰制御が実行される。以下、各制御について順次説明するが、第1実施例における説明と同様となる説明については、できるだけ省略する。
本実施例のサスペンションシステムが有するサスペンション装置20の実装置モデルは、図16(a)に示すものとなる。この振動モデルは、第1実施例に関して説明した実装置モデルと同様、ばね上質量MUと、ばね下質量MLと、中間質量MIとを含んだモデルである。ちなみに、中間質量MIは、ナット264,モータ軸272等のモータ268の回転部分等を1つの回転体の換算質量、詳しく言えば、その回転体の慣性モーメントをばね下部側ユニット284の上下動における慣性質量に換算した換算質量も含まれている。
FU=CS・VU
ばね上部振動減衰制御の具体的な手法は、第1実施例の場合と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ばね下部振動減衰制御は、いわゆる擬似的なグランドフックダンパ理論に基づく制御であり、4つのサスペンション装置20の各々のアクチュエータ252に対して、独立して行われる。図16(b)に示す制御モデルでは、ばね下質量MLが、仮想的な路面線(グランドライン)に、減衰係数がCGのダンパCG(擬似的なグランドフックモデル理論に基づくダンパであるため、以下、「グランドフックダンパCG」と呼ぶ)を介して支持されている。
FL=−CG・VL
減衰係数CGは、制御ゲインと考えることのできるものであり、ばね下共振周波数およびその近傍の周波数の振動を効果的に減衰させるのに適した値に設定されている。
車体姿勢変化抑制制御は、車体のロールおよびピッチを抑制するための制御であり、第1実施例における制御と同様の手法によって行われる。詳しい説明は省略するが、前述の横加速度GYに基づいて、ロール抑制成分FRが次式に従って決定され、
FR=β・GY (β:制御ゲイン)
実前後加速度GXに基づいて、ピッチ抑制成分FPが、次式に従って決定される。
FP=γ・GX (γ:制御ゲイン)
本実施例のサスペンションシステムの各サスペンション装置20においても、アクチュエータ252のばね下部側ユニット284は、ばね下部に対して浮動支持されている。したがって、浮動ユニットであるばね下部側ユニット284は、ユニット浮動支持部であるばね下部に対して相対振動する。相対振動減衰制御は、第1実施例における相対振動制御と同様、その相対振動に対処することを目的とする制御である。
FI=CR・VIU
ちなみに、相対振動減衰ダンパCRの減衰係数CRは、共振周波数およびその近傍の周波数のばね下部側ユニット284の相対振動を効果的に減衰させるのに適した値に設定されている。
上述したばね上部振動減衰制御,ばね下部振動減衰制御,車体姿勢変化抑制制御,相対振動減衰制御は、総合的に行われ、それらの制御におけるばね上部振動減衰成分FU,ばね下部振動減衰成分FL,ロール抑制成分FR,ピッチ抑制成分FP,相対振動減衰成分FI(詳しくは、補正後相対振動減衰成分FIAである)は、一元的に扱われる。具体的には、それらの成分FU,FL,FR,FP,FIAが、次式に従って合計され、各アクチュエータ252の発生させるべき総合的なアクチュエータ力Fが決定される。
F=FU+FL+FR+FP+FIA
アクチュエータ252の制御は、図17にフローチャートを示すアクチュエータ制御プログラムがECU170おいて実行されることによって行われる。このプログラムは、第1実施例におけるアクチュエータ制御プログラムと同様に、4つのアクチュエータ252の各々について行われ、車両のイグニッションスイッチがON状態とされている間中、短い時間間隔(例えば数m〜数十msec)をおいて、繰り返し実行される。
本実施例のサスペンションシステムにおけるECU170は、電磁式のアクチュエータ252が発生させるアクチュエータ力を制御するための制御装置としての役割を果たしている。このECU170の機能に関して言えば、ECU170は、図19に示すような機能構成を有していると考えることができる。
上述の第2実施例のサスペンションシステムは、相対振動減衰制御として第2相対振動減衰制御のみが実行可能に構成されているが、第2相対振動減衰制御に代えて、あるいは、それと選択的に、第1実施例のサスペンションシステムで採用されている第1相対振動減衰制御を実行するように構成してもよい。一方、第1実施例のサスペンションシステムは、第1,第2相対振動減衰制御のうちの一方のみを実行可能に構成されてもよい。
Claims (8)
- (A)ばね上部に連結されるばね上部側ユニットと、(B)ばね下部に連結され、ばね上部とばね下部との接近離間に伴って前記ばね上部側ユニットと相対動作するばね下部側ユニットと、(C)互いに螺合するねじロッドおよびナットを有し、それらねじロッドとナットとの一方が前記ばね上部側ユニットに設けられ他方が前記ばね下部側ユニットに設けられて、それらねじロッドとナットとが前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作に応じて相対回転するように構成されたねじ機構と、(D)前記ねじロッドと前記ナットとの一方にそれらの相対回転に対する力を付与する電磁モータとを有し、その電磁モータの力に依拠して、前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作に対する力であるアクチュエータ力を発生させる電磁式のアクチュエータと、
前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの一方をそれが連結されるばね上部とばね下部との一方に支持させるための支持スプリングを有し、そのばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、そのばね上部とばね下部との一方との相対動作を許容しつつ、それらを前記支持スプリングの弾性力を利用して連結する連結機構と、
前記電磁モータの作動を制御することで、前記アクチュエータのアクチュエータ力を制御する制御装置と
を備えた車両用サスペンションシステムであって、
前記制御装置が、
ばね上部の振動を減衰すべく、ばね上部の動作速度に応じた大きさの力を、アクチュエータ力の一成分として発生させるばね上部振動減衰制御を実行するばね上部振動減衰制御部と、
前記支持スプリングに起因して生じる前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の振動を減衰すべく、(a)前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作速度と、(b)前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作速度との一方に応じた大きさの力を、アクチュエータ力の一成分として発生させる相対振動減衰制御を実行する相対振動減衰制御部と
を有する車両用サスペンションシステム。 - 前記相対振動減衰制御部が、前記相対振動減衰制御として、前記連結機構の支持スプリングに起因して生じる前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の共振現象を抑制するための制御を実行するように構成された請求項1に記載の車両用サスペンションシステム。
- 前記支持スプリングが、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方としてのばね下部側ユニットを、前記ばね上部とばね下部との一方としてのばね上部に支持させるものであり、前記連結機構が、前記ばね下部側ユニットとばね下部との相対動作を許容しつつそれらを前記支持スプリングの弾性力を利用して連結するものであり、かつ、
前記相対振動減衰制御部が、前記相対振動減衰制御として、前記ばね下部側ユニットの振動を減衰すべく、(a)前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの相対動作速度と、(b)前記ばね下部側ユニットとばね下部との相対動作速度との一方に応じた大きさの力を発生させる制御を実行するように構成された請求項1または請求項2に記載の車両用サスペンションシステム。 - 当該車両用サスペンションシステムが、
ばね上部とばね下部とを自身の弾性力を利用して連結するメインスプリングと、
前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、前記ばね上部側ユニットと前記ばね下部側ユニットとの他方が連結されるばね上部とばね下部との他方とを、自身の弾性力を利用して連結する連結スプリングと
の一方を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。 - 当該車両用サスペンションシステムが、
ばね上部とばね下部との相対動作に対する抵抗力を発生させる液圧式のダンパと、
前記連結機構において設けられ、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と、前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作に対する抵抗力を発生させる液圧式のダンパと
の少なくとも一方を備えた請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。 - 前記相対振動減衰制御部が、前記相対振動減衰制御を、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の振動の強度の、特定周波数についての成分が、設定閾値より高くなる状況下においてのみ実行するように構成された請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
- 前記相対振動減衰制御部が、
前記相対振動減衰制御として、前記連結機構の支持スプリングに起因して生じる前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の共振現象を抑制するための制御を実行するように構成されており、かつ、
前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方の振動の強度の、前記共振原書における共振周波数についての成分が、設定閾値より高くなる状況下においてのみ実行するように構成された請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。 - 当該車両用サスペンションシステムが、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作におけるそれらの相対変位を制限する相対変位制限機構を備え、
前記相対振動減衰制御部が、
前記アクチュエータが前記相対振動減衰制御において発生させる力についての制御ゲインを、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作におけるそれらの相対変位量が設定閾量を超えた場合に、超えない場合に比較して大きくすることと、
前記アクチュエータが前記相対振動減衰制御において発生させる力についての制御ゲインを、前記ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの一方と前記ばね上部とばね下部との一方との相対動作におけるそれらの相対変位量が大きくなるにつれて大きくすることと
の少なくとも一方を行うように構成された請求項1ないし請求項7のいずれか1つに記載の車両用サスペンションシステム。
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