JP2009266366A - ナンドフラッシュメモリ装置及びその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】プログラムエラーを減らすために非選択メモリセルトランジスタのバイアス方法を提供する。
【解決手段】選択ワードラインにプログラム電圧Vpgmが印加される間、第1ローカルチャンネルCh1を第2ローカルチャンネルCh2と分離するために接地選択トランジスタにより近く隣接した非選択ワードラインに遮断電圧Vssを印加する。選択ワードラインWL<i>がストリング選択トランジスタにより近く位置するようにiが増加するほど、第2ローカルチャンネルCh2の電位は過度に増加し、これはエラーを誘発する。選択ワードラインWL<i>の位置iが予め決定、又は記憶された位置ナンバxより大きい、或いは同一である場合に、第2ローカルチャンネルCh2電位の過度な上昇は、ストリング選択ライン、ビットラインBL、又は非選択ワードラインWL<i+1〜WL<n−>に印加されるパス電圧Vpassを調整することによって防止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、フラッシュメモリ装置に係り、より詳細には、熱電子効果によるプログラムエラーを減らすことができるフラッシュメモリ装置の非選択メモリセルトランジスタのバイアス方法に関する。
フラッシュメモリ装置のような不揮発性メモリ装置は、ノア型又はナンド型に構成され、電気的に再記入が可能であり、高集積化が可能である。ナンド型不揮発性半導体メモリ装置は、複数のナンドセルユニットを含む。各々のナンドセルユニットは、ソースとドレインとの間に複数のメモリトランジスタが列方向に直列接続されるように構成される。選択ゲートSGトランジスタが直列に接続されたメモリトランジスタ回路の両端に接続される。
不揮発性メモリトランジスタには、フローティングゲート型メモリトランジスタとフローティングタラップ(チャージタラップ型)メモリトランジスタの2種類形態がある。フローティングゲート型メモリトランジスタは、制御ゲートと基板に形成されるFETチャンネルを分離する絶縁層によって絶縁される導電性のフローティングゲートを含む。フローティングゲート型メモリトランジスタは、導電性のフローティングゲートに電荷を格納することによってプログラムされる。
フローティングゲート型メモリトランジスタは、二つのゲートを有していることを除いては、通常のMOSFETトランジスタと類似である。一つのゲートは、MOSFETと同一の制御ゲートCGであり、他の一つは、酸化膜絶縁体に囲まれたフローティングゲートFGである。フローティングゲートは、絶縁能力がある酸化膜によって電気的に孤立され、従ってフローティングゲート内部にある電子は捕獲されてこのような方式に情報が格納される。
フローティングゲートFGに電子が捕獲されると、捕獲された電子は、制御ゲートCGとの電界を調整(部分的に減少)して、このような結果にセルのスレッショルドVtを可変させる。従って、制御ゲートCGに特定電圧を提供してメモリセルを読み出す際、セルのスレッショルドVtによってセルのソースとドレイン間に電流が流れる、或いは流れないようになる。ゲート−ソース間の電流の有無がセンシングされ、センシング結果を論理‘1’又は論理‘0’に転換することによって記憶されたデータが再生される。
チャージタラップ型メモリトランジスタは、ゲート電極と基板に形成されるFTEチャンネル間に非導電性の電荷格納層を含む。チャージタラップ型メモリトランジスタは、非導電性の電荷格納層に電荷を格納して捕獲させることによってプログラムされる。
ゲート電極に正の電圧が提供されると、電子がチャンネルからトンネリング酸化膜を経由して電荷格納層に注入される。電荷格納層に電子が累積されると、メモリトランジスタのスレッショルドは上昇するようになり、メモリトランジスタはプログラムされる。ゲート電極に負の電圧が提供されると、電荷格納層に捕獲された電子がトンネリング酸化膜を経由して半導体基板に離脱するようになる。同時に、正孔がトンネリング酸化膜によって捕獲されて、メモリトランジスタのスレッショルドは低くなり、メモリトランジスタは消去される。
ナンドフラッシュメモリストリングは、隣接した半導体デバイス構成要素との電流漏洩を遮断するためにSTI(Shallow trench isolation)によって異なるストリングと分離される。ナンドメモリストリングは、三つの形態のトランジスタを含む。即ち、ナンドメモリストリングは、メモリセルトランジスタ(不揮発性データ格納用)と、ストリング選択トランジスタSSTと、接地選択トランジスタGSTと、を含む。典型的なナンドフラッシュメモリにおいて、ストリング選択トランジスタと接地選択トランジスタSST、GSTとは、ナンドストリングの両端に位置し、プログラム動作、消去動作、及び読み出し動作の間ナンドストリングの選択に使われる。
行方向に配列されたナンドセルユニット(ナンドストリング)の集合はナンドセルブロック(又はメモリブロック、MB)と呼ばれる。同一の行に配列された選択トランジスタSST及びGSTのゲートは、対応する何れか一つの選択ゲートラインに共通に接続され、同一の行に配列されたメモリトランジスタの制御ゲートは、対応する何れか一つの制御ゲートラインに共通に接続される。万一、ナンドセルユニットにn個のメモリトランジスタが直列に接続されると、一つのナンドセルユニットに含まれたメモリトランジスタの制御ゲートライン(又は、ワードラインWL<>)の数は、やはりn個になるはずである。
データをプログラムする際、先ずメモリブロックMBのメモリ格納用セルトランジスタに格納された全てのデータ項目は削除される。消去手続は、選択されたメモリブロックに含まれるメモリトランジスタの制御ゲートライン(又は、ワードライン)を低電圧Vss(例えば、0V)に設定して、メモリセルアレイが形成されたp−型のウエル領域に正の高電圧Vera(消去電圧、約20V)を提供してフローティングゲートの電子をチャンネル領域に放電する。その結果、メモリブロックの全てのセルトランジスタに格納されたデータ項目は論理“1”に設定される。複数のメモリブロックや全てのメモリブロックが同時に消去されうる。
上述のように同時に実施されるデータ消去ステップの以後に、選択された制御ゲートラインに接続される複数のメモリトランジスタに対するプログラム手続が同時に実行される。選択された制御ゲートラインに接続されるメモリトランジスタにプログラムされる2進データの単位を一般的に一つの“ページ”データと称する。メモリブロックで“ページ”データがメモリトランジスタにプログラムされる順序は、データがランダム順序(ランダムプログラム手続)によってプログラムされるシステムであるか、又はデータが一方向に順次にプログラムされるシステムであるかによって決定される。順次的プログラム手続では、一般的にメモリトランジスタのソース側からページが順次にプログラムされる。
同時プログラム手続で、正の高電圧(プログラム電圧Vpgm、約20V)が選択されたゲートラインに印加されると、“0”データがプログラムされる場合には、チャンネルからメモリトランジスタのフローティングゲートに電子が注入される。このような動作を“0”プログラミング又は“0”書き込みという。この際、“1”データの場合、電子の注入は禁止(プログラム禁止又は“1”プログラム、“1”書き込み)になる。ランダムデータを一つのページに対応するメモリトランジスタに書き込む間、二つの形態のデータプログラム動作が同時に行われる。従って、各々のメモリトランジスタに格納されるプログラムデータによってチャンネル電圧の制御が必要である。
例えば、“0”データの場合、プログラム電圧Vpgmが制御ゲートに印加される間、フローティングゲートの下部に位置するゲート絶縁膜に強い電界を印加するためにチャンネル電圧は低く維持される。“1”データの場合、フローティングゲートの下部に位置するゲート絶縁膜に印加される電界強度を弱化させるためにチャンネル電圧はブースティングされる。そうすると、フローティングゲートへの電子注入は遮断される。万一、チャンネル電圧が十分にブースティングされないと、一部電子がフローティングゲートに注入されて、メモリトランジスタのスレッショルドが、“1”データのプログラム状態に変わることがある。このような現状を“プログラムエラー”又は“書き込みエラー”という。従って、ナンド型EEPROMのプログラム動作を実現するためには、エラープログラムによるスレッショルドの変動幅を特定レンジ以内に抑圧して動作誤謬を未然に防止することが必要である。
多様な形態のナンドチャンネル電圧制御方法が広く知られている。セルフ−ブースティングプログラム方法は、共通的に“1”データがプログラムされる全てのナンドセルユニットのチャンネル領域を電気的にフローティングさせる。チャンネル電圧のブースティングは、制御ゲートとの容量性カップリングによって行われる。セルフ−ブースティングプログラム方法は、非特許文献1に記載されている。他のセルフ−ブースティングシステムとローカルセルフ−ブースティングLSBシステムが特許文献1及び特許文献2に記述されている。ローカル−セルフブースティングシステムは、共通ソースラインCSL側の制御ゲートライン(ワードライン、WL<xx>から始めてデータを順次に記入する順次プログラム方法である。ローカルセルフブースティングシステムは、選択されたメモリトランジスタWL<i>に隣接した両側のメモリトランジスタを遮断状態に設定する。従って、ローカルセルフ−ブースティングLSBシステムは、選択されたメモリトランジスタWL<i>のチャンネルと拡散層(ブースティング領域)を残りのメモリトランジスタと電気的に分離させて、分離された領域を電気的にフローティング状態にしてブースティングさせる。
また他のセルフ−ブースティングシステムとして消去領域セルフ−ブースティングEASBシステムがある。特許文献3に消去領域セルフ−ブースティングEASBシステムが開示されている。消去領域セルフ−ブースティングEASBシステムは、共通ソースラインCSL側の制御ゲートラインから始めてデータを順次に記入する順次プログラム方式に基づいている。プログラム電圧が選択されたメモリセルトランジスタの制御ゲートラインWL<i>に提供され、残りの非選択ゲートラインには、パス電圧が印加される。
プログラムされたメモリセルのスレッショルド分布をより精密に制御するために増加型ステップパルスプログラム(以下、“ISPP”と称する)モードがたびたび使われる。ISPPモードを使用するために、プログラムサイクルのループが反復される間にワードラインに提供されるプログラム電圧はステップ形態に増加する。予め決定された“上昇率”というステップ増加幅(ΔV)に従ってプログラム電圧は増加する。プログラム動作の間、プログラムされるセルのスレッショルドは、各プログラムループの間予め決定された割合で増加する。
ISPPモードによる不揮発性メモリ装置のプログラム技術は“Non−Volatile Semiconductor Memory and Programming Method of the Same”という題目の特許文献4に開示されている。各々のプログラムループは、一般的にプログラミングとプログラム−検証周期に分けられる。プログラミング周期で、メモリセルは、与えられたバイアス条件下でプログラムされる。プログラム−検証周期でプログラムされたメモリセルがターゲットスレッショルドにプログラムされたかが検証される。プログラムループは、全てのメモリセルがターゲットスレッショルドにプログラムされるまで予め決定された数だけ反復される。プログラム−検証動作は、読み出されたデータが装置外部に提供されないという点を除いては読み出し動作と類似である。
米国特許第5、715、194号公報 米国特許第6、930、921号公報 特開平10−283788号公報 米国特許第6、266、270号公報 米国特許第6、858、906号公報 米国特許第7、253,467号公報 米国公開特許2006/0180851号公報
IEEE. Journal of Solid-State Circuits vol.30, No.11(1995) pp.1149-1156
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、上述した問題点を解決するために提案されたもので、ローカルセルフ−ブースティングスキームを使用する フラッシュメモリ装置でローカルチャンネル間の電位差によって発生するプログラムディスターブ問題を解決するための装置及び方法を提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明による、ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと接続され、n個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>に各々接続されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>を含むフラッシュメモリセルユニットのプログラム方法は、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、選択されたワードラインWL<i’>にプログラム電圧Vpgmを印加する間、前記メモリセルトランジスタのうち、少なくとも一つ以上のチャンネル電位を下げるために予め決定された第2電圧Vcc−α又はVcc+αを印加する。
本発明の一実施形態によると、プログラム電圧を第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xに印加する間に予め決定された第1電圧Vccをストリング選択ラインSSLに印加し、異なる時点(例えば、その後に)にプログラム電圧Vpgmを第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xに印加する間に予め決定された第2電圧Vcc−α又はVcc+αをストリング選択ラインSSLに印加して、メモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のローカルチャンネル電位を減少させ、上記選択された第2ワードラインWL<i’>は、第1ワードラインWL<i>よりストリング選択ラインSSLにより近い。
多様である実施形態において、ストリング選択ラインに供給される予め決定された第2電圧はVcc−αであり、上記αは0.1V乃至3.0Vの間、電圧Vccは2.5V乃至3.5Vの間、パス電圧Vpassは8V乃至10Vの間、そして前記プログラム電圧Vpgmは15V乃至25Vの間の大きさである。
本発明の他の特徴によると、ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと前記ストリング選択トランジスタSSTと接続されるビットラインに接続され、n個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>に各々接続されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>を含むフラッシュセルユニットのプログラム方法が提供される。本発明のプログラム方法は、第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xに接続される第1選択メモリセルトランジスタMC<i>をプログラムする間、時点tに前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、メモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のチャンネル電位を下げるために、第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xに接続される第2選択メモリセルトランジスタMC<i’>をプログラムする間、前記時点tと異なる時点t’に予め決定された第2電圧Vcc−αを前記ビットラインBLに印加する段階と、を含む。
他の実施形態によると、第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xに接続される第1選択メモリセルトランジスタMC<i>に増加型ステップパルスプログラムISPP電圧が印加される間、前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、異なる時点に第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xに接続される第2選択メモリセルトランジスタMC<i’>をISPP方式でプログラムする間、ISPPループをカウントする段階と、前記ISPPループのカウント値jがyと同一であるか、或いは大きい場合、そして前記第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xに接続される前記第2選択メモリセルトランジスタMC<i’>をISPP方式でプログラムする間、前記ビットラインBLに前記予め決定された第2電圧Vcc−αを印加してメモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のローカルチャンネル電位を下げる段階と、を含む。
本発明の他の実施形態によると、二つ以上の隣接したローカルチャンネル(ch1、ch2、ch3・・・)の電位は概略的に均等化される。
本発明の他の特徴によると、ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと前記ストリング選択トランジスタSSTとn個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>に各々接続されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>を含むフラッシュセルユニットのプログラム方法が提供される。プログラム方法は、第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xにプログラム電圧Vpgm、Vpgm>Vpass>0を印加する間に、非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>にはパス電圧Vpassを印加する段階と、以後に、複数のメモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のチャンネル電位を下げるために、第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xにプログラム電圧Vpgmを印加する間に、非選択ワードラインWL<i’+1>〜WL<n−1>のうち、少なくとも三つのワードラインの各々に互いに異なるレベルの第1パス電圧Vpass1、第2パス電圧Vpass2、第3パス電圧Vpass3を各々提供する段階と、を含む。
何れの実施形態でも、前記第1パス電圧Vpass1はパス電圧Vpassより低く、第3パス電圧Vpass3はパス電圧Vpassより高い。何れの実施形態でも、前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<i’+1>に、上記第1パス電圧Vpass1はワードラインWL<n−1>に印加される。何れの実施形態でも、パス電圧VpassはワードラインWL<i’+1>、WL<i+2>、そしてWL<i+l>に印加され、前記第1パス電圧Vpass1はワードラインWL<i’+l+1>に印加され、前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<n−1>に印加される。
本発明の他の特徴によるフラッシュメモリ装置は、n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有し、前記ストリング選択ラインによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと、前記n個のワードラインWL<>の各々によって制御されるn個のメモリトランジスタを各々含むm個のセルユニットを含むメモリブロックと、第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に、第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された第2電圧Vcc±αを前記ストリング選択ラインSSLに印加する周辺回路と、を含み、前記第2選択ワードラインWL<i’>は、前記第1選択ワードラインWL<i>より前記ストリング選択ラインSSLにより近く位置する。
前記メモリトランジスタの各々は、制御ゲートと、フローティングゲートと、を含む。又は、前記メモリトランジスタは、チャージタラップ型メモリトランジスタとして形成される。
本発明は、他の特徴によるコンピュータシステムのソリッドステートメモリモジュールを提供する。メモリモジュールは、ハウジングと、前記ハウジングとの接続のためのインタフェースコネクタと、前記ハウジングの内部に位置するフラッシュメモリコントローラと、前記ハウジングの内部に位置し、前記インタフェースコネクタと電気的に接続され、データストレージとしてアレイに構成される集積回路形態の複数のメモリセルトランジスタを含み、前記フラッシュメモリコントローラによって制御されるフラッシュメモリ装置と、を含む。インタフェースコネクタには、電源端子と、IDEピンインタフェースとを含むIDEインタフェースコネクタであり、又は前記ハウジングは、SDカード形態に具現され、前記インタフェースコネクタは、複数の電気的接触パッドを含む。又、前記ハウジングは、MS(memory stick)、CF(compact flash)、SMC(smart media)、MMC(multi media)、SD(Secure Digital)、又はXD(XD−Picture Card)のうち、少なくとも一つ以上のフォームファクタに具現されうる。
他の特徴による本発明は、ソリッドステートモジュールを含むコンピュータシステムを提供する。前記コンピュータシステムは、個人用コンピュータPC、個人用デジタル情報端末機PDA、MP3プレーヤ、デジタルオーディオレコーダ、Pen型コンピュータ、デジタルカメラ、ビデオレコーダのうち、何れか一つに対応されうる。
他の特徴による本発明は、フラッシュメモリ装置を提供する。フラッシュメモリ装置は、n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有し、ビットラインBLに接続され、上記ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと、前記n個のワードラインWL<>の各々によって制御されるn個のメモリトランジスタを各々含むm個のセルユニットを含むメモリブロックと、第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に、第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された第2電圧Vcc−αを前記ビットラインBLに印加するページバッファ回路と、を含み、前記第2選択ワードラインWL<i’>は、前記第1選択ワードラインWL<i>より前記ストリング選択ラインSSLにより近く位置する。
前記ページバッファ回路を含み、第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に、第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された減少された第2電圧Vcc−αを前記ストリング選択ラインSSLに印加する周辺回路をさらに含む。前記周辺回路は、ISPP適用回数をカウントするためのISPPループカウントをさらに含み、前記周辺回路は、前記ISPPループカウントの値jが予め決定された値yより小さくない場合にのみ、第2選択ワードラインWL<>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ビットラインBL<>に予め決定された減少電圧Vcc−αを印加する。
本発明の他の特徴によるフラッシュメモリ装置は、各々n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有するm個のセルユニットを含み、各々のセルユニットは、上記ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと前記n個のワードラインWL<>によって各々制御されるn個のメモリトランジスタを含むメモリブロックと、選択ワードラインWL<i>にプログラム電圧Vpgm、Vpgm>Vpass1を印加する間、複数の第1非選択ワードラインWL<0>〜WL<i−3>の各々には予め決定された第1パス電圧Vpass1を印加して、同時に複数の第2非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>には予め決定された第2乃至第3パス電圧Vpass2、Vpass3を提供する周辺回路と、を含み、前記複数の第2非選択ワードラインは、前記複数の第1非選択ワードラインより前記ストリング選択ラインにより近く位置し、予め決定された前記第2パス電圧Vpass2は、予め決定された前記第1パス電圧Vpass1より低く、前記第1パス電圧Vpass1は、予め決定された前記第3パス電圧Vpass3より低い。
本発明による装置及び方法によると、ブースティングされた各々のローカルチャンネル間の電位差を減らすことができ、ソフトプログラムによるプログラムディスターブ現状を遮断することができる。
メモリ装置(図2、6、10、13、17各々の100、200、300、400、500)の内部に集積回路形態で形成されるフローティングゲート型ナンドセルユニット131の断面を示す断面図である。メモリ装置各々のチャンネル電位Vch1、Vch2は本発明の実施形態によって概略同一に近似化される。 本発明の実施形態によってナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、120、130、140、150、160を含むメモリ装置100のブロック図である。 図2のフラッシュメモリ装置100のナンドセルユニット131の回路図とそのバイアス電圧を示すテーブルの組合せである。 図3のVcc+αバイアス電圧とその結果によって図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。 図3のVcc−αバイアス電圧とその結果によって図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。 ナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、120、130、140、150、160を含むメモリ装置200のブロック図である。 図6のフラッシュメモリ装置に含まれるページバッファの回路を示するブロック図である。 図6のフラッシュメモリ装置に含まれるページバッファの回路を示するブロック図である。 図6のフラッシュメモリ装置100のナンドセルユニット131の回路図とそのバイアス電圧を示すテーブルの組合である。 図8のビットライン、そして/又はストリング選択ラインに印加されるVcc−αバイアス電圧と、その結果によって図6のフラッシュメモリ装置200のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。 図1のナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、120、340、350、360を含むメモリ装置300のブロック図である。 図10のフラッシュメモリ装置300に含まれるナンドセルユニット131の選択されたページWL<i>のISPPの間ビットライン電圧を選択的に減らすことができる方法を示す順序図である。 図10のビットラインに印加されるVcc−αバイアス電圧と、その結果による図10のフラッシュメモリ装置300のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。 図1のナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、420、140、450、160を含むメモリ装置400のブロック図である。 図13のフラッシュメモリ装置400のプログラムモード動作の間非選択ワードラインに提供されるk個のパス電圧Vpass(k)を示すテーブルと図13のナンドセルユニット131を示す回路図の組合せである。 図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される複数のパス電圧Vpass(k)の上昇順序を示すタイミング図である。 図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される複数のパス電圧Vpass(k)の下降順序を示すタイミング図である。 図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される一般的なパス電圧Vpassと複数の異なるレベルのパス電圧Vpass(k)を示すタイミング図である。 ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に、図2、6、10、13、17に示した本発明によるナンドフラッシュメモリ装置100、200、300、400、500のローカルチャンネル電位Vch2(New)と従来技術によるナンドフラッシュメモリ装置のローカルチャンネル電位Vch2(従来)を比較して示すグラフである。 ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に、図2、6、10、13、17に示した本発明によるナンドフラッシュメモリ装置100、200、300、400、500のローカルチャンネル電位Vch2(New)と従来技術によるナンドフラッシュメモリ装置のローカルチャンネル電位Vch2(従来)を比較して示すグラフである。 本発明の実施形態による図1のナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、420、140、450、160を含むメモリ装置500を示すブロック図である。 図2、6、10、13、17の各々に示したメモリ装置100、200、300、400、500のうち、何れか一つの実施形態として集積回路に形成されるチャージタラップ型ナンドセルユニット131−2の断面を示す断面図である。 本発明の実施形態によるメモリ装置720(例えば、100、700、300、400、500)を含むメモリカードを示すブロック図である。 本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置812(例えば、100、200、300、400、500)を含むフラッシュメモリシステム810を含むコンピュータシステム800を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施形態によって隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるメモリ装置の集積回路に形成されるフローティングゲート型ナンドセルユニット131の断面図である。図2は、本発明の実施形態による周辺回路を含むフラッシュメモリ装置を示すブロック図である。図1及び図2を参照すると、多様であるバイアス電圧Vpgm、Vpass、Vssが順次にプログラムされるナンドセルユニット131のメモリセルトランジスタの制御ゲート(又は、ワードラインWL<>)に提供される。ナンドセルユニット131は、図2のフラッシュメモリ装置100のセルアレイ130に含まれるメモリブロックMBに集積回路形態で形成される。ナンドセルユニット131は、半導体基板100−1上に形成される。ナンドセルユニット131のチャンネルは、選択トランジスタSSTとGSTの間の半導体基板100−1に形成される。本発明の実施形態で、各々のメモリセルトランジスタMC0〜MCn−1は、半導体基板100−1上に形成されるナンドセルユニット131のチャンネル上に形成されるフローティングゲート10、20、30、40、50と制御ゲート11、21、31、41、51を有する。ナンドセルユニット111のチャンネルは、隣接した異なるナンドセルユニットとSTIによって分離されることによって、隣接した半導体装置要素への電流漏洩を遮断することができる。
第1ローカルチャンネルCh1のチャンネル電位Vch1と第2ローカルチャンネルCh2のチャンネル電位Vch2は、制御ゲートに低電圧Vcut off(Vss又は0V)が印加されるメモリセルトランジスタによって分離される。低電圧Vcut offは、メモリセルトランジスタ(例えば、WL<i−2>)を遮断させるために選択メモリセルWL<i>の共通ソースラインCSL側に位置するメモリセルトランジスタWL<i−2>の制御ゲートラインに印加される。又、プログラム電圧Vpgmは、選択されたセルトランジスタWL<i>の制御ゲート40に印加され、パス電圧Vpassは、非選択メモリセルトランジスタWL<1>、・・・WL<i−3>、WL<i−1>、WL<i+1>、WL<I+2>・・・WL<31>の制御ゲート(例えば、10、30、50)に印加される。
プログラム電圧Vpgm(約20V)は、選択されたメモリセルトランジスタのゲートラインWL<i>に、そして低電圧Vcut off、(例えば、Vss、0V)は、メモリセルトランジスタのゲートラインWL<i−2>に印加されることによって第1ローカルチャンネルCh1と第2ローカルチャンネルCh2が分離される。パス電圧Vpass(約5乃至10V)は、非選択制御ゲートラインWL<i−3>、WL<i−1>、WL<I+1>に印加される。各々のチャンネル電位Vch1、Vch2は、各々の領域に対応する制御ゲートラインに印加されるプログラム電圧Vpgmとパス電圧Vpassによる容量性カップリングによって発生する。特に、第2チャンネル電位Vch2の特性は、数式(1)によって特性化される。
Figure 2009266366
qは、第2チャンネルCh2領域に含まれ、その制御ゲートにパス電圧Vpassが印加されるセルトランジスタの数であり、Nは、第2チャンネルCh2領域に含まれる全体メモリセルトランジスタの数を示す。
数式(1)によると、プログラム電圧によってプログラムされる選択メモリセルがストリング選択ラインSSLに近づくほど、第2チャンネルCh2に含まれるメモリセルの全体数Nは小さくなり、従って、第2チャンネルの電位Vch2は高くなる。
第1チャンネルCh1と第2チャンネルCh2との電位差Vch2−Vch1によって電界が形成され、電界によって熱電子効果HCEが増加し、熱電子効果によってソフトプログラム(又は、プログラムディスターブ)が発生することがある。従って、プログラムされる選択メモリセルトランジスタがストリング選択ラインSSLに近づくほど熱電子効果HCEによるソフトプログラムエラーは増加する。熱電子によるソフトプログラム現状は、チャンネル電位差Vch2−Vch1が熱電子効果HCEを誘発する臨界電圧であるVCHEより高い際に発生する。チャンネル電位差Vch2−Vch1を望ましく制御するための条件に下の数式(2)が記述される。
Figure 2009266366
ここで、VCHEは、熱電子効果HCEを誘発する臨界電圧である。
本発明の実施形態によると、所定の電圧α、Vcc−α、Vcc+αが数式2を満足させるためにチャンネル電位Vch2をチャンネル電位Vch1と類似のレベルに調整する充分な因子になるはずである。
図2を参照すると、本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置100は、ナンドセルユニット131(ナンドストリング)を含むセルアレイ130と、電圧供給器110と、行デコーダ120と、ページバッファ140と、制御ロジック150と、セットアップデータ格納ユニット160を含む周辺回路と、を含む。
セルアレイ130は、ナンドセルユニットと、ワードラインWL<>と、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>と、を含む。セルアレイ130は、ナンドセルユニットのストリング選択トランジスタSSTに接続されるm個のビットラインBL<>BL<0>、BL<1>、・・・BM<m−1>をさらに含む。セルアレイ130は、複数(cxnxm、cは列の各々に含まれるナンドセルユニットの数、nは各々のナンドセルユニットに含まれるワードライン又はメモリセルトランジスタの数)のメモリセルトランジスタMC<>を含む。
周辺回路110、120、140、150、160は、セルアレイ130でプログラムされるナンドセルユニット131にバイアス電圧を供給し、ナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2を概略的に等化させて熱電子効果HCEによるソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを最小化又は遮断するために相互協力する。本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置100の指定されたワードラインWL<>に対するプログラム動作の間、ナンドセルユニット131の隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2間のレベル差は、ソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを誘発する熱電子効果HCEを遮断するのに充分である程度に減少させることができる。
電圧供給器110は、ストリング選択電圧Vssl発生器111と、プログラム電圧Vpgm発生器112と、パス電圧Vpass発生器113と、を含む。ストリング選択電圧Vssl発生器111は、ナンドセルユニット131のストリング選択トランジスタSSTの制御ゲート、即ちストリング選択ラインSSLsに供給される互いに異なる複数レベルのストリング選択電圧Vsslを順次に生成するように設定される。
プログラム電圧発生器112とパス電圧発生器113は、行デコーダ120を経由して、そしてセルアレイ130のナンドセルユニット131で制御ライン(ワードラインWL<>)を経由して各々選択されたメモリセルトランジスタWL<i>と非選択されたセルトランジスタ各々の制御ゲートに供給されるバイアス電圧を生成する。
行デコーダ120は、電圧供給器110から生成される制御電圧Vpgm、Vpass、Vss、Vsslを行アドレスによってワードラインWL<0>〜WL<n−1>と選択ラインSSL、GSLに供給する。本発明の実施形態によると、行デコーダ120は、プログラム動作の間消去領域セルフ−ブースティングEASBシステムに基づいてナンドセルユニット131の共通ソースラインCSL側のワードラインWL<0>を始めにして選択されるワードラインWL<i>に順次にデータをプログラムするために制御電圧Vpgm、Vpass、Vss、Vsslを制御ラインに供給することができる。低電圧Vcut off、Vssが選択されたメモリセルトランジスタWL<i>の共通ソースライン側に位置するメモリセルトランジスタWL<i−2>に供給される間に、プログラム電圧Vpgmは、選択されたメモリセルトランジスタWL<i>の制御ゲートに供給される。
パス電圧Vpassは、残り(WL<i−2>除外)の非選択メモリセルトランジスタに供給される。このようにして、図1に示したようにセルアレイ130のメモリブロックに含まれるナンドセルユニット131で、メモリセルトランジスタWL<i−2>の一側には第1ローカルチャンネルCh1が、メモリセルトランジスタWL<i−2>の他側には第2ローカルチャンネルCh2が形成される。
ページバッファ140は、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>を通じてセルアレイ130のナンドセルユニット131と接続される。ページバッファ140は、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>を通じてナンドセルユニット131にランダムデータを記入する、或いは記入されたランダムデータを読み出す。即ち、ページバッファ140は、書き込みモードの際には記入ドライバとして、読み出しモードの際には感知増幅器として作用する。
書き込みモードの際、ページバッファ140は、選択されたワードライン(例えば、WL<0>≦WL<i>≦WL<21>;x=22)に対応するプログラム禁止される(又は“1”データが記入される)メモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>には電源電圧Vccを提供する。この場合、“1”データの記入(プログラム禁止又は“1”プログラム、又は“1”書き込み)に対応するメモリセルへの電子注入は禁止される。書き込みプログラム動作モードの間、ページバッファ140は、“0”データがプログラムされるメモリセルトランジスタに接続されるビットラインBL<>には接地電圧GND、0Vを供給する。これによって、メモリセルトランジスタにランダムデータが記入される間に、ページバッファ140は、ランダムデータの各々によってプログラムされるナンドセルユニット131に含まれるメモリセルトランジスタの各々のフローティングゲートに印加される電圧を制御する。
図3は、図2のフラッシュメモリ装置100のナンドセルユニット131の回路図とプログラム動作モードの間それのストリング選択トランジスタSSTに印加されるバイアス電圧Vcc±αを示すテーブルである。
図4は、セルアレイ130のナンドセルユニット131に含まれるストリング選択ラインSSLに印加される図3のVcc+αバイアス電圧とその結果によって図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。
図5は、本発明の実施形態による図3のVcc−αバイアス電圧の印加とその結果によって図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2間の近似化を示すタイミング図である。
本発明の実施形態による図3、図4、図5を参照すると、プログラムモード動作の際、ストリング選択電圧発生器111は、予め決定されたストリング選択電圧Vsslをストリング選択ラインSSLに順次に供給してセルアレイ130のナンドセルユニット131のストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートに提供されるようにする。ストリング選択ラインSSLにストリング選択電圧Vsslが供給される間に、図2のナンドセルユニット131のチャンネル電位Vch2は減少する。
第1実施形態による方法を示す図4を参照すると、セルアレイ130のナンドセルユニット131のストリング選択ラインSSLにはバイアス電圧Vccが印加された以後にバイアス電圧Vcc+αが印加される。
プリチャージ区間t1−t2の間、ストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートの電圧は、電圧Vccまで上昇する。そうすると、チャンネルは、ストリング選択トランジスタSSTが遮断される電圧Vcc−Vthまでプリチャージされる。全てのワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタが接地された時点に共通ソースラインCSLは電圧VCSLまで上昇する。結果的に第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2は、多少上昇するようになる。
プリ−プログラム区間t2−t3の間、ワードラインWL<i−2>を除外したワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートの電圧は、パス電圧Vpassまで上昇する。その結果、第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2の全てはパス電圧Vpassによる容量性カップリングの影響によって、より上昇するようになる。
プログラム区間t3−t4の間、ストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートは、電圧Vcc+αまで、そしてワードラインWL<i>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートはプログラム電圧Vpgmまで上昇する。ストリング選択トランジスタSSTは、増加された電圧によってターン−オンされ、電位Vch2を有する第2チャンネルは、電気的にビットラインVccに接続される。プログラム区間t3−t4の間、ブースティングされた電圧Vcc+αパルスがストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートに印加されるので、第2チャンネル電位Vch2は、区間t3−t5の間ワードラインWL<i>に印加される高電圧Vpgmに印加される容量性カップリング効果にもかかわらずもう上昇せず、従って図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2は近似的に等化される。
他の方法による図5を参照すると、バイアス電圧Vcc−αのみがセルアレイ130のナンドセルユニット131に含まれるストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートに印加される。
プリチャージ区間t1−t2の間、ストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートの電圧は、電圧Vcc−αまで上昇し(t5時点まで維持される)、全てのワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタが接地された時点に共通ソースラインCSLは電圧VCSLまで上昇する。結果的に第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2は、多少上昇するようになる。
プリ−プログラム区間t2−t3の間、ワードラインWL<i−2>を除外したワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートの電圧は、パス電圧Vpassまで上昇する。そうすると、チャンネルは、ストリング選択トランジスタSSTが電圧Vcc−Vth−aによって遮断される際までプリチャージされる。ストリング選択トランジスタSSTのチャンネル電位は、電圧Vcc−Vthである際より相対的に低い。その結果、第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2の全てはパス電圧Vpassによる容量性カップリングの影響によって、より上昇するようになる。
プログラム区間t3−t4の間、ストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートは電圧Vcc−αまで、そしてワードラインWL<i>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートはプログラム電圧Vpgmまで上昇する。プリチャージ区間t2−t3の間、相対的に低いプリチャージ電圧Vcc−αによって第2チャンネルCh2の電位上昇は相対的に少ない。時間区間t2−t5の間、ストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートには電圧Vcc−αが提供されるので、第2チャンネル電位Vch2は、区間t3−t5の間、ワードラインWL<i>に印加される高電圧Vpgmに印加される容量性カップリング効果にもかかわらずこれ以上上昇せず、従って図2のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1及びVch2は近似的に等化される。このように、ローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。
図2を再び参照すると、制御ロジック150は、セットアップデータ格納ユニット260に格納されたワードライン情報WL<x>に基づいて、図4の第1方法によって互いに異なるレベルのストリング選択電圧Vsslを順次に出力するように(例えば、Vcc以後にVcc+α)又は図5の他の実施形態の方法(例えば、Vcc以後にVcc−α)によってストリング選択電圧Vsslを出力するようにストリング選択電圧発生器111を制御する。
書き込みプログラム動作モード区間の間、ビットライン/ナンドセルユニットのSST側端に近いワードライン、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22がプログラムされる際に、制御ロジック150は、互いに異なるレベルのストリング選択電圧Vsslを順次に出力して、ナンドセルユニット131の互いに隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2が概略的に近似化されるように、プログラムされるナンドセルユニット131のストリング選択トランジスタSSTに接続されるストリング選択ラインSSLに提供されるようにストリング選択電圧発生器111を制御する。
セットアップデータ格納ユニット160は、熱電子効果HCEによるソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーが発生されうるワードラインWL<x>、例えば、x=22の位置情報xを格納して、パワー−オン動作やシステム初期化動作際に制御ロジック150に情報xを提供する。ワードラインWL<x>の位置を示す情報xは、デバイステスト段階で推定される、或いは実験的に測されてセットアップデータ格納ユニット160に格納されうる。又は、情報xは、セルアレイ130(図17のセットアップデータ領域535)の特定領域に格納されて初期化動作際にセットアップデータ格納部160に複写されうる。
図6は、本発明の他の実施形態によって図1のナンドセルユニット131の互いに隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2が概略的に近似化されるように設定される周辺回路110、120、240、250、160を含むフラッシュメモリ装置200のブロック図である。
図6を参照すると、本発明の第2実施形態によるフラッシュメモリ装置200は、ナンドセルユニット131(ナンドストリング)を含むアレイ130と、電圧供給器110と、行デコーダ120と、ページバッファ240と、制御ロジック250と、セットアップデータ格納ユニット160を含む周辺回路と、を含む。
周辺回路110、120、240、250及び160は、セルアレイ130でプログラムされるナンドセルユニット131へバイアス電圧又はビットライン電圧を供給して、ナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2を概略的に等化させて熱電子効果HCEによるソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを最小化又は遮断するために相互協力する。本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置200のプログラム動作の間、ナンドセルユニット131の隣接したローカルチャンネル等の電位Vch1、Vch2間のレベル差は、ソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを誘発する熱電子効果HCEを遮断するのに充分である程度に減少されうる。
電圧供給器110は、図2で説明されたストリング選択電圧Vssl発生器111と同一の方式によって、ストリング選択電圧VsslにVcc及びVcc−αを生成するように設定されるストリング選択電圧Vssl発生器111を含む。
ページバッファ回路240は、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>を通じてセルアレイ130のナンドセルユニット131と接続される。ページバッファ回路240は、図2に示したページバッファ回路140と同一の読み出し/書き込み機能を有するが、制御ロジック250からのスイッチ信号SWによってビットライン電圧Vcc又は減少されたビットライン電圧Vcc−αを出力するように設定される。予め決定されたワードライン、例えば、WL<0>≦WL<i>≦WL<21>に対する書き込みモード際、一般的なページバッファ回路240は、電源電圧Vccをプログラム禁止(“1”データが記入される)に設定されたメモリセルトランジスタと接続されるビットラインに供給される。
予め決定された第2ワードラインセット、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>に対するプログラム動作モードの際、ページバッファ回路240は、プログラム禁止(“1”データが記入される)に設定されたメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に減少された電源電圧Vcc−αを提供する。このように、メモリセルトランジスタにランダムデータが記入される間、ページバッファ回路240は、ランダムデータ各々によってプログラムされるナンドセルユニット131に含まれるメモリセルトランジスタの各々のフローティングゲートに印加される電圧を制御する。
図7A及び図7Bは、図6のフラッシュメモリ装置200に含まれるページバッファ回路240の例示的な構成を簡略に示すブロック図である。万一、プログラムのために選択されたワードラインがセットアップデータ格納ユニット160に格納された内容に対応するワードラインWL<x>より大きい場合、制御ロジック250によってスイッチ信号SWが活性化され、セットアップ電圧ドライバ244は、ページバッファ回路240のm個のラッチ241、242、243などに供給電圧として減少された電圧Vcc−αを提供する。m個のラッチ241、242、243などの各々は、内部に格納されたランダム2進データによって対応するm個のビットラインにロジックに電圧又はロジックハイ電圧を出力するようになるはずである。図7Bに示したようにm個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>は、m個のラッチ241、242、243などの出力ロードに直接接続されうる。
減少された電圧Vcc−αが提供されると、“1”データをラッチしているラッチ241、242、243などは、接続されたビットラインに電源電圧Vcc−αを出力する。反対に、フル電源電圧Vccが提供されると、“1”データをラッチしているラッチ241、242、243などは、接続されたビットラインにフル電源電圧Vccを出力するはずである。図7Bのような一部実施形態で、ラッチ241、242、243などによってフル電源電圧Vccが出力されても、制御ロジック250からのスイッチ信号SWによって制御されるトランジスタM0、M1、...M2の抵抗値によってm個のビットラインに提供される電圧は、Vcc−αに減少された値が提供されうる。
図8は、図6のフラッシュメモリ装置100のナンドセルユニット131の回路図と書き込みプログラム動作モードの間、印加されるバイアス電圧を示すテーブルを示す。図6のフラッシュメモリ装置100の書き込み動作モードの間、プログラムされるワードラインの番号がワードラインWL<x>と同一である、或いは大きい場合、プログラムされるナンドセルユニット131に接続されるビットラインそして/又はストリング選択ラインSSLには電圧Vcc−αが提供されるはずである。
図9は、本発明の実施形態による図8に示したセルアレイ130のナンドセルユニット131と接続されるビットラインそして/又はストリング選択ラインに提供されるバイアス電圧Vcc−αを示すタイミング図である。図9は、図6のナンドセルユニット131の電圧の印加とその結果によってナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2間の近似化を示す。
本発明の他の実施形態による図8、図9を参照すると、書き込みプログラム動作モード区間の間、プログラムされるワードラインの番号がワードラインWL<x>と同一、或いはより大きい場合、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22、ストリング選択電圧発生器111は、予め決定された減少されたストリング選択電圧Vsslをセルアレイ130のナンドセルユニット131のストリング選択ラインSSL、そしてストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートに提供する。同時に、ページバッファ回路240は、プログラム禁止(“1”データが記入される)に設定されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に減少された電源電圧Vcc−αを供給する。
第2チャンネルの電位Vch2は、減少されたストリング選択電圧Vssl(Vcc−α)がストリング選択ラインSSLそして/又はビットラインBL<>に提供されることによって低くなる。
プリチャージ区間t1−t2の間、ストリング選択ラインSSLとプログラム禁止されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に接続される電圧Vcc−αまで上昇(以後、時点t5まで維持)し、全てのワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタが接地された時点に共通ソースラインCSLは、電圧VCSLに上昇する。結果的に、第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2は、多少上昇するようになる。
プログラム区間t3−t4の間、ワードラインWL<i>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートは、プログラム電圧Vpgmまで上昇する。プログラム区間t3−t4の間、電圧Vcc−αパルスがストリング選択ラインSSL及びストリング選択トランジスタSSTの制御ゲートに印加されるので、そしてプログラム禁止されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>の電圧がVcc−αまで上昇するので、第2チャンネル電位Vch2は、区間t3−t5の間、ワードラインWL<i>に印加される高電圧Vpgmに印加される容量性カップリング効果にもかかわらずもう上昇せず、従って図6のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2は、近似的に等化される。このように、図6のナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。
図10は、本発明の他の実施形態によるナンドセルユニットの互いに隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2が概略的に近似化されるように設定される周辺回路110、120、340、350、360を含むフラッシュメモリ装置300のブロック図である。
図10を参照すると、フラッシュメモリ装置300は、ナンドセルユニット131(ナンドストリング)を含むアレイ130と、電圧供給器110と、行デコーダ120と、ページバッファ340と、制御ロジック350と、セットアップデータ格納ユニット360を含む周辺回路と、を含む。
周辺回路110、120、340、350、360は、セルアレイ130でプログラムされるナンドセルユニット131に減少されたビットライン電圧を供給して、ナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2を概略的に等化させて熱電子効果HCEによるソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを最小化又は遮断するために相互協力する。本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置300のプログラム動作の間、ナンドセルユニット131の隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2間のレベル差は、ソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを誘発する熱電子効果HCEを遮断するのに充分である程度に減少されうる。
制御ロジック350は、ISPPループカウンタ355を含み、ISPPプログラムモードを支援するように設定される。ISPPプログラムモード動作の間、ワードラインWL<>に供給されるプログラム電圧Vpgmは、プログラムサイクルのループ<j>が反復される間、段階的に増加する。プログラム電圧Vpgmの特定スタッフ増加分ΔVを“上昇率”と称する。ISPPループカウンタ355は、各々のワードラインWL<i>に対してプログラムループ数をカウントする。特定ワードラインWL<i>に対する予め決定された数yだけのプログラムループが完了すると(即ち、ループカウントj=y)、数式1によってプログラム電圧Vpgmは、ナンドセルユニット131のチャンネルの間の電位差Vch2−Vch1が数式2を満足しない条件に過度に上昇する。
プログラム電圧Vpgmによるチャンネル電位Vch2のブースティング効果は、ワードラインとストリング選択トランジスタ/ビットラインからの相対的である位置に依存するので、ループカウント数yは、現在のワードラインWL<i>の臨界ループ数を意味する。従って、iがより高いほど対応するyはより小さいことになる。各々のワードラインWL<x>と番号が同一である、或いはより大きいワードラインWL<i>に対する臨界数yは、セットアップデータ格納ユニット360に格納されうる。
ページバッファ回路340は、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>を通じてセルアレイ130のナンドセルユニット131と接続される。ページバッファ回路340は、図2に示したページバッファ回路140と同一の読み出し/書き込み機能を有する、或いは制御ロジック250からのスイッチ信号SWによってビットライン電圧Vcc又は減少されたビットライン電圧Vcc−αを出力するように設定される。予め決定されたワードライン、例えば、WL<0>≦WL<i>≦WL<21>、x=22に対する書き込みモード際、ページバッファ回路340は、フル電源電圧Vccをプログラム禁止(“1”データが記入される)に設定されたメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に供給する。
予に決定された第2ワードラインセット、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22に対するプログラム動作モードの際、ページバッファ回路340は、プログラム禁止(“1”データが記入される)に設定されたメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に減少された電源電圧Vcc−αを提供する。このように、メモリセルトランジスタにランダムデータが記入される間、ページバッファ回路340は、ランダムデータの各々によってプログラムされるナンドセルユニット131に含まれるメモリセルトランジスタの各々のフローティングゲートに印加される電圧を制御する。図10のフラッシュメモリ装置300でページバッファ回路340は、図7A、7Bに示したブロック図の回路に構成されうる。
図11は、図10に示したフラッシュメモリ装置300のナンドセルユニット131のページWL<i>をISPPによってプログラムする間、ビットライン電圧を選択的に減少させる方法を示す。図11は、図10に示したフラッシュメモリ装置300でプログラムされるワードラインWL<i>の番号iがワードラインWL<x>の番号より大きい場合、即ちi≧x、そしてISPPプログラムループカウントjが臨界数yと同一、或いは大きい場合j≧y<i>にプログラムされるナンドセルユニット131に接続されるビットラインBL<>にプログラム禁止のためのビットライン電圧VBLに減少された電源電圧Vcc−αが使われる場合を示す。尚、図11は、図10に示したフラッシュメモリ装置300でプログラムされるワードラインWL<i>の番号iがワードラインWL<x>の番号より小さい場合、即ちi<x、又はISPPプログラムループカウントjが臨界数yより小さい場合j<yにプログラム禁止されるナンドセルユニット131に接続されるビットラインBL<>に減少されたフル電源電圧Vccが印加される例を示す。
決定分岐段階S10、S20でプログラムされるワードラインWL<i>の番号iが予め決定されたワードラインWL<x>の番号xより小さいか否かが決定される。万一、プログラムされるワードラインWL<i>の番号iが予め決定されたワードラインWL<x>の番号xより小さいと(S20でYesに分岐)、フルビットライン電圧VBL=Vccによる一般的なISPPプログラム動作が段階S80で実行される。万一、プログラムされるワードラインWL<i>の番号iが予め決定されたワードラインWL<x>の番号xと同一、或いは大きいと(S20でNoに分岐)、ISPPループカウントjを初期化するための段階S30が実行され、その以後、ISPPループカウントjが増加j=j+1し、その以後、決定/分岐段階S50、60が順次に実行される。
決定/分岐段階S50、S60で、ワードラインWL<i>、i<xに対する現在のISPPプログラムループでループカウントjが臨界ループ数yより小さいか否かが決定される。万一、プログラムされているワードラインWL<i>に対するISPPループカウントjが臨界ループ数yより小さいと(S60のYesに分岐)、フルビットライン電圧VBL=Vccによる一般的なISPPプログラムが段階S80で実行される。
段階S80でフルビットライン電圧VBL=Vccによる一般的なISPPプログラムが完了されると、以後には検定/決定/分岐段階S90、S100が一般的なISPPプログラム手続に従って進行される。万一、段階S90の検定によってプログラムされたメモリセルトランジスタのスレッショルドがパス(S100のYesに分岐)されると、ワードラインWL<i>に対するISPPプログラムは完了する。
万一、プログラムされるワードラインWL<i>の番号iが予め決定されたワードラインWL<x>の番号xより大きい、或いは同一であり(S20のNoに分岐)、プログラムされるワードラインWL<i≧x>に対するループカウントjが予め決定された臨界ループ数yと同一、或いは大きいと(S60のNoに分岐)、本発明の実施形態による減少されたビットライン電圧VBL=Vcc−αによるISPPプログラム動作が段階S70で実行される。
図12は、本発明の実施形態による図10に示したフラッシュメモリ装置300のナンドセルユニット131でバイアス電圧Vcc−αの提供とそれによる隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2間の近似化を示すタイミング図である。書き込みプログラム動作モード区間の間、予め決定された第1ワードライン、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22がプログラムされる際に、制御ロジック350は、制御信号SWを非活性化、即ち論理Lに出力し、ページバッファ回路340は、フル電源電圧Vccをプログラム禁止(“1”データがプログラムされる)に設定されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に供給する。
予め決定されたワードライン、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22に対する書き込みモード際、そして現在のISPPプログラムループカウントjが臨界数yより小さい場合j<y、制御ロジック350は、制御信号SWを非活性化、即ち論理Lに出力し、ページバッファ回路340は、フル電源電圧Vccをプログラム禁止(“1”データがプログラムされる)に設定されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に供給する。
予め決定されたワードライン、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22に対する書き込みモードの際、そして現在のISPPプログラムループカウントjが臨界数yと同一、或いは大きい場合、制御ロジック350は、制御信号SWを活性化、即ち論理Hに出力し、ページバッファ回路340は、減少された電源電圧Vcc−αをプログラム禁止(“1”データがプログラムされる)に設定されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に供給する。
減少された電源電圧Vcc−αをプログラム禁止(“1”データがプログラムされる)に設定されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>に供給することによって第2チャンネル電位Vch2は減少される。
プリチャージ区間t1−t2の間、ストリング選択ラインSSL及びプログラム禁止されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>の電圧は、電圧Vcc−αまで上昇し(t5時点まで維持される)、全てのワードラインWL<>に接続されたメモリセルトランジスタが接地された時点で共通ソースラインCSLは電圧VCSLに上昇する。結果的に第1チャンネル電位Vch1と第2チャンネル電位Vch2は多少上昇するようになる。
プログラム区間t3−t4の間、ワードラインWL<i>に接続されたメモリセルトランジスタの制御ゲートは、ISPPループ数によって段階的に増加するプログラム電圧Vpgmまで上昇する。プログラム区間t3−t4の間、プログラム禁止されるメモリセルトランジスタと接続されるビットラインBL<>の電圧がVcc−αまで上昇するので、第2チャンネル電位Vch2は、区間t3−t5の間、ワードラインWL<i>に印加される高電圧Vpgmに印加される容量性カップリング効果にもかかわらずもう上昇せず、従って図10のナンドセルユニット131の隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2は近似的に等化される。
ループ数<y>、又はそれ以上のループでプログラム電圧が増加しても、第2チャンネルCh2のブースティング電圧は抑圧される。万一、フル電源電圧VccがビットラインBL<>に提供されると、従来技術のようにチャンネル電位Vch2’にブースティングされる第2チャンネルの電位は、ビットラインBL<>に減少された電源電圧Vcc−αが提供されることによって減少されたチャンネル電位Vch2に減少する。このように、図10のナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。そして、プログラム禁止されるナンドストリングで、第2チャンネル電位の過度な上昇が防止されるので、熱電子効果によるソフトプログラム(プログラムディスターブ)が防止されうる。
図13は、ナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、420、140、450、160を含む本発明の他の実施形態によるメモリ装置400のブロック図である。
図13を参照すると、フラッシュメモリ装置400は、ナンドセルユニッ131(ナンドストリング)を含むアレイ130と、電圧供給器110と、行デコーダ120と、ページバッファ140と、制御ロジック150と、セットアップデータ格納ユニット160を含む周辺回路と、を含む。
セルアレイ130は、ナンドセルユニットと、ワードラインWL<>と、m個のビットラインBL<0>〜BL<m−1>と、を含む。周辺回路410、420、140、450、160は、セルアレイ130でプログラムされるナンドセルユニット131にバイアス電圧を供給して、ナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2を概略的に等化させて熱電子効果HCEによるソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを最小化又は遮断するために相互協力する。本発明の実施形態によるフラッシュメモリ装置400の指定されたワードラインWL<>に対するプログラム動作の間、ナンドセルユニット131の隣接したローカルチャンネルの電位Vch1、Vch2間のレベル差は、ソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーを誘発する熱電子効果HCEを遮断することに充分である程度に減少されうる。
電圧供給器410は、ストリング選択電圧Vssl発生器111と、プログラム電圧Vpgm発生器112と、マルチパス電圧Vpass(k)発生器413と、を含む。マルチパス電圧Vpass(k)発生器413は、複数のk(kは2以上の正数)レベルのバイアス電圧Vpass(k)、行デコーダ420とセルアレイ130のナンドセルユニット131に含まれる非選択メモリセルトランジスタ(MC<i+1>〜MC<n−1>の制御ラインを通じて同時に提供される)を生成する。
行デコーダ420は、電圧供給器110から生成される制御電圧Vpgm、Vpass(k)、Vss、Vsslを行アドレスによってセルアレイ130のワードラインWL<0>〜WL<n−1>と選択ラインSSL、GSLに供給する。マルチパス電圧Vpass(k)は、メモリセルトランジスタMC<i>のプログラム動作の際に第2チャンネルに対応する非選択メモリセルのワードラインに同時に供給される。従って、図13に示したセルアレイ130の同一メモリブロックのナンドセルユニット131で、非選択メモリセルトランジスタMC<i+1>〜MC<n−1>の制御ラインとk個のワードラインWL<I+1>〜WL<n−1>を通じて同時に提供されるk個のマルチパス電圧によって第2チャンネルの電位は影響を受ける。
数式1によると、非選択ワードラインに印加されるk個のマルチパス電圧Vpass(k)の平均電圧が一般的に提供されるパス電圧Vpassより低いと、第2チャンネルの電位Vch2は、シングルパス電圧Vpassがk個の非選択ワードラインに印加される場合にブースティングされるチャンネル電圧に上昇する。そして、ナンドセルユニット131の選択ワードラインWL<i>がビットラインの終端に位置するストリング選択ラインSSLにより近いほど高いレベルのプログラム電圧Vpgmによる影響が大きくなる(図16A、16Bに示す)。従って、行デコーダ420は、k個のマルチパス電圧Vpass(k)のうち、低い電圧を選択して非選択ワードラインに提供することができる。
制御ロジック450は、現在プログラムされるワードラインWL<i>の数iがセットアップデータ格納ユニット160に格納された臨界ワードライン数xと同一、或いは超過するかによってシングルパス電圧Vpass又はk個のマルチパス電圧Vpass(k)を生成するように電圧供給器410を制御する。万一、現在プログラムされるワードラインWL<i>が臨界ワードラインWL<x>とストリング選択ラインSSLの間に位置する場合、制御ロジック450は、二つ又はそれ以上のk個のマルチパス電圧Vpass(k)を出力して行デコーダ420を経由して非選択ワードラインに提供され、第2チャンネルの電位Vch2が過度に上昇することを防止するように電圧供給器410を制御する。このように、ナンドセルユニット131のローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1が数式2の条件を満足させる。
図14は、図13のフラッシュメモリ装置400のプログラムモード動作の間に非選択ワードラインに提供されるk個のマルチパス電圧Vpass(k)を示すテーブルと、図13のナンドセルユニット131を示す回路図である。
図14を参照すると、WL<i>は、現在プログラムされるワードラインを指示する。ワードラインWL<i−2>は、第1チャンネルCh1と第2チャンネルCh2を分離するための遮断電圧Vssによってターン−オフされるメモリセルトランジスタを指示する。ワードラインWL<0>〜WL<i−3>は、第1チャンネルCh1で非選択され、単一パス電圧Vpassが印加されるワードラインを指示する。ワードラインWL<i−1>、WL<i+1>〜WL<n−1>は、第2チャンネルCh2(SSLにより近い)で非選択されたワードラインを指示する。k個のマルチパス電圧Vpass(k)は、非選択されたワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に印加される。非選択されたワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に印加されるマルチパス電圧Vpass(i+1)〜Vpass(n−1)は、少なくとも二つの異なるレベルを有する。
非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に印加される複数のマルチパス電圧Vpass(k)Vpass(i+1)〜Vpass(n−1)の多様な方式に配列が可能である。即ち、(1)単純に電圧が増加する順序、(2)単純に電圧が減少する順序、(3)選択されたワードラインWL<i>に隣接した一つ又はそれ以上の非選択ワードライン、例えば、WL<i+1>に提供される単一パス電圧Vpassと複数のマルチパス電圧とを混合して、使用する順序に複数のマルチパス電圧を配列することができる。複数のマルチパス電圧Vpass(k)の配列と関係なく、マルチパス電圧Vpass(i+1)〜Vpass(n−1)が印加されると、第2チャンネルCh2のブースティング電圧Vch2は、全ての非選択ワードラインに単一パス電圧Vpassが印加される時点より、より低くなる。マルチパス電圧Vpass(k)の印加によって第2チャンネル電位の過度な上昇が防止されるので、熱電子効果によるソフトプログラム(プログラムディスターブ)が防止されることができる。
図15Aは、図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される複数のパス電圧Vpass(k)の配列順序(上昇電圧順)と、その結果による隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2間の近似化を示すタイミング図である。
図13、14、15A、15B、15Cを参照すると、ワードラインWL<x>と同一位置又はそれ以上の位置に対応するワードライン、例えば、WL<22>≦WL<i>≦WL<31>;x=22がプログラムされる際に、マルチパス電圧Vpass(k)発生器413は、複数のk(kは、2以上の正数)レベルのパス電圧を図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131の第2チャンネルCh2に対応するワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に供給する。
図15Aで、ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供されるマルチパス電圧Vpass(k)は、単純に増加する順序に配列される。即ち、マルチパス電圧は、pass(i+1)<Vpass(i+2)<Vpass(i+3)・・・<Vpass(n−1)の大きさ順序を有する。結果的に、時間区間t3−t5でワードラインWL<i>に高いレベルのプログラム電圧Vpgmが印加されても、第2チャンネルのセルフ−ブースティング電圧の過度な上昇は抑制される。ローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。そして、プログラム禁止されるナンドストリングで、第2チャンネル電位の過度な上昇が防止されるので、熱電子効果によるソフトプログラム(プログラムディスターブ)を防止することができる。
図15Aは、図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される複数のパス電圧Vpass(k)の配列順序(下降電圧順)と、その結果による隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2間の近似化を示すタイミング図である。
図15Bで、ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供されるマルチパス電圧Vpass(k)は、単純に減少する順序に配列される。即ち、マルチパス電圧は、Vpass(i+1)>Vpass(i+2)>Vpass(i+3)・・・>Vpass(n−1)の大きさ順序を有する。結果的に、時間区間t3−t5でワードラインWL<i>に高いレベルのプログラム電圧Vpgmが印加されても第2チャンネルのセルフ−ブースティング電圧の過度な上昇は抑制される。ローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。そして、プログラム禁止されるナンドストリングで、第2チャンネル電位の過度な上昇が防止されるので、熱電子効果によるソフトプログラム(プログラムディスターブ)を防止することができる。
図15Cは、図13のフラッシュメモリ装置400のナンドセルユニット131で非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>に提供される一般的なパス電圧Vpassと複数のマルチパス電圧Vpass(k)の配列順序(下降電圧順)と、その結果による隣接したチャンネルの電位Vch1、Vch2間の近似化を示すタイミング図である。
図15Cで、ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>には、マルチパス電圧Vpass(k)とパス電圧Vpassが提供される。即ち、マルチパス電圧は、Vpass(i+1)=Vpass(i+2)=・・・Vpass(I+l )(但し、Vpass(I+l )<Vpass(n−3)<Vpass(n−2)<Vpass(n−1)の大きさ関係を有する。
これは、選択されたワードラインWL<i>が相対的に低いパス電圧と隣接する場合を防止する。結果的に、時間区間t3−t5でワードラインWL<i>に高いレベルのプログラム電圧Vpgmが印加されても第2チャンネルのセルフ−ブースティング電圧の過度な上昇は抑制される。ローカルチャンネルの電位差Vch2−Vch1は、数式2の条件を満足させる。そして、プログラム禁止されるナンドストリングで、第2チャンネル電位の過度な上昇が防止されるので、熱電子効果によるソフトプログラムプログラムディスターブ)を防止することができる。
図16A、16Bは、チャンネル電位Vch1、Vch2に関するデータを示したグラフである。図16Aは、ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に従来技術によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(従来)■を示す。図16Bは、ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に従来技術によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(従来)■間の電位差■Vch1−Vch2(従来)を示す。
図16A、16Bに示したように、ナンドセルユニット131のストリング選択ラインSSLがビットラインにより近接するほどページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合、従来技術によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(従来)■間の電位差■Vch1−Vch2(従来)は、急激に増加する。このように、熱電子効果HCEに起因するソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーは、フラッシュメモリ装置のストリング選択ラインSSLがビットラインにより近接するほどページ例えば、WL<23>〜WL<31>のプログラム動作の際により顕著に発生する。
図16Aは、ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に本発明の実施形態によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(New)●を示す。図16Bは、ナンドセルユニット131の全てのページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合に本発明の実施形態によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(New)●間の電位差●Vch1−Vch2(New)を示す。
図16Bに示したように、ナンドセルユニット131のストリング選択ラインSSLがビットラインにより近接するほどページWL<1>〜WL<31>に1−ビットデータをプログラムする場合、本発明の実施形態によるナンドフラッシュメモリ装置のナンドセルユニット131のローカルチャンネル電位Vch1▲、Vch2(New)●間の電位差●Vch1−Vch2(New)は、急激には増加しない。このように、本発明の実施形態による場合、熱電子効果HCEに起因するソフトプログラム(プログラムディスターブ)エラーは、フラッシュメモリ装置のストリング選択ラインSSLとビットラインにより近接したページ、例えば、WL<23>〜WL<31>のプログラム動作の際にもより顕著には発生しない。
図17は、本発明の実施形態による図1のナンドセルユニット131の隣接したチャンネル電位Vch1、Vch2が概略同一に近似化されるように制御する周辺回路110、120、240、250を含むメモリ装置500を示すブロック図である。
メモリ装置500は、図2のメモリ装置200と同一、或いは、メモリ装置500が明確に区別されるセットアップデータ格納ユニット160を有しないことを特徴とする異なる実施形態として構成することができる。図17の実施形態では、図2のセットアップデータ格納ユニット160のセットアップデータ、例えば、WL<x>又はLope<y>を格納する機能がフラッシュメモリアレイ130に含まれるセットアップデータ領域525によって実行される。
図18は、図2、6、10、13、17の各々に示したメモリ装置100、200、300、400、500のうち、何れか一つの実施形態として集積回路に形成されるチャージタラップ型ナンドセルユニット131−2の断面を示す。
本発明の例示的なメモリ装置は、シリコン酸化膜620、640の間に形成されるシリコン窒化膜630に構成されるSONOS(silicon−oxide−nitride−oxide−semiconductor)と呼ばれるポリシリコンゲート10、20、30、40、50を含む。電荷格納媒体は、ブロッキング絶縁層620と、電荷格納層630と、トンネリング絶縁層640と、を含む。電荷格納媒体に関する詳細な技術は、特許文献5〜7に詳細に記述されており、本発明のレファレンスに含まれる。
フローティングタラップ型の不揮発性メモリ装置は、メモリ動作のためにシリコン窒化膜層630のようなタラップ層を使用する。ゲート電極10に陽の電圧が印加されると、電子は、トンネリング絶縁層640をトンネリング効果によって通過して電荷格納層630に捕獲される。電荷格納層630に電子が累積されると、メモリセルトランジスタのスレッショルドは上昇するようになり、メモリ装置はプログラムされる。結果的に、メモリ装置のユニットのスレッショルドが低くなると、メモリ装置は消去される。
図19は、上述の実施形態のうち、何れか一つに対応するフラッシュメモリ装置720、例えば、100、200、300、400、500を含むメモリカードを示すブロック図である。メモリカード700は、ホストと接続され、ホストから小ブロック基盤の論理アドレス及びユーザーデータが提供される。メモリカード700は、ホストインタフェース713と、メモリコントローラ/インタフェース715と、フラッシュメモリ装置720と、マイクロプロセッサCPU712と、ランダムアクセスメモリ711と、エラー訂正ブロックユニット714と、を含む。ホストインタフェース713は、バスを通じてホストからの信号を受信する、或いは受信された信号をメモリカード700の決定された要素に伝達する。フラッシュメモリ装置720は、複数のメモリブロックを含み、各々のメモリブロックは、制御ラインWL<>、SSL、GSLなどを共有する複数のナンドセルユニット131を含む。メモリコントローラ/インタフェース715は、ホストからの制御命令に応答してメモリ装置720のナンドメモリセルとホスト間のデータ移動を制御する。RAM711は、メモリカード700が駆動される際に一時的にデータを格納する。
ホストの例には、個人用コンピュータPC、ファイルサーバ、補助装置、無線装置、デジタルカメラ、個人用デジタル情報端末機PDA、MP3オーディオプレーヤ、MPEGビデオプレーヤ、オーディオレコーダなどを含む。脱着可能であるメモリカードに予め決定されたフォームファクタとインタフェースを有するハウジングを採択するSD(Secure Digital)、MS(memory stick)、CF(compact flash)、SMC(smart media)、MMC(multi media)、XD(XD−Picture Card)、PCMCIA、CardBus、IDE、EIDE、SATA、SCSI、USBのうち、何れか一つである。
図20は、上述の実施形態のうち、何れか一つに対応するフラッシュメモリ装置812、例えば、100、200、300、400、500を含むフラッシュメモリシステム810を含むコンピュータシステム800を示すブロック図である。フラッシュメモリ装置812は、フラッシュメモリ装置812のフラッシュメモリトランジスタアレイ130(図2に示す)にアクセスするためにメモリコントローラ811に接続される。フラッシュメモリコントローラ811に接続されるフラッシュメモリ装置812は、コンピュータシステム800の一部を構成する。
コンピュータシステム800の例には、個人用コンピュータPC、補助装置、無線装置、デジタルカメラ、個人用デジタル情報端末機PDA、MP3オーディオプレーヤ、MPEGビデオプレーヤ、デジタルオーディオレコーダ、デジタルビデオレコーダなどを含む。フラッシュメモリシステム810は、メモリカード基盤のハードドライバと、ソリッドステートドライバSSDと、ハイブリッドSSD/磁気ディスクと、カメライメージプロセッサCISと、応用チップセットと、CPU820に集積されるメモリコアと、を含む。ソリッドステートドライバSSDは、一般的なハードディスクドライバHDDの方式にエミュルレーティングされ、従って、全ての応用でハードディスクドライバHDDを容易に代えることができるデータ格納装置である。ハードディスクの回転式磁気ディスク方式の格納媒体に比べて、SSDは、ナンドフラッシュメモリをデータの格納媒体に使用する。SSDは、従来のHDDで発生する検索時間、遅延、そしてその他の電気-機械的な遅延と誤謬を大部分除去した。
図20のフラッシュメモリシステム800のメモリ装置812は、システムバス860からメモリコントローラ811を経由してセルトランジスタアレイ130にアクセスするための制御信号を受信する。メモリ装置812の内部に含まれるメモリセルトランジスタアレイ130へのアクセスは、内部に集積される周辺回路を使用したワードラインWL<>及びビットラインBL<>を経由する方式に一つ、又はそれ以上のターゲットメモリセルトランジスタMC<>にアクセスする方式に行われる。制御信号やアドレス信号に応答してメモリセルトランジスタアレイがアクセスされると、集積された周辺回路によってデータがメモリセルトランジスタに記入、或いはメモリセルトランジスタから読み出される。
図20のコンピュータシステム800のメモリ装置812と図19のメモリカード700のメモリ装置720は、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In−Line Package(PDIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer−level Fabricated Package(WFP)、Wafer−Level Processed Stack Package(WSP)、などのような多様なパッケージに実装することができる。
以上の例示的な実施形態と以下に記述される請求項で、nとmは、フラッシュメモリ装置の生産工程の設計段階で決定される固定された正数であり、i、x、j、yは、正の整数値を有する変数である。さらに、上述のタイミング図で、電圧レベルのようなパラメータ値の目盛りは示さなかった。
以上のように、図面と明細書で最適の実施形態が開示された。ここで特定の用語が使われたが、これは、本発明を説明するための目的で使われたものであり、意味限定や特許請求範囲に記載された本発明の範囲を制限するために使われたものではない。従って、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、これから多様な変形及び均等な他実施形態が可能であるということを理解するはずである。従って、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求範囲の技術的思想によって決まるべきである。
10、20、30、40、50 フローティングゲート
11、21、31、41、51 制御ゲート
111、131 ナンドセルユニット
100 フラッシュメモリ装置
130 メモリセルアレイ

Claims (35)

  1. ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと接続され、n個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>に各々接続されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>を含むフラッシュメモリセルユニットのプログラム方法において、
    前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、
    選択されたワードラインWL<i’>にプログラム電圧Vpgmを印加する間、前記メモリセルトランジスタのうち、少なくとも一つ以上のチャンネル電位を減少させるために予め決定された第2電圧Vcc−α又はVcc+αを印加することを特徴とするプログラム方法。
  2. メモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のローカルチャンネル電位を減少させるためにワードラインWL<i>、0≦i<X、そしてi’≧xにプログラム電圧を供給する際、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された前記第2電圧Vcc−α又はVcc+αを印加することを特徴とする請求項1に記載のプログラム方法。
  3. 前記選択されたワードラインWL<i’>は、ワードラインWL<i>よりストリング選択ラインSSLにより近いことを特徴とする請求項2に記載のプログラム方法。
  4. 前記αは0.1V乃至3.0Vの間、前記第1電圧Vccは2.5V乃至3.5Vの間、前記プログラム電圧Vpgmは15V乃至25Vの間の大きさであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム方法。
  5. 予め決定された前記第2電圧は、Vcc−α又はVcc+αであることを特徴とする請求項1に記載のプログラム方法。
  6. 前記選択されたワードラインWL<i’>に提供される前記プログラム電圧の供給を中断する前に、前記ストリング選択ラインSSLに提供される前記第2電圧Vcc−αの供給を中断する段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプログラム方法。
  7. ワードラインWL<i>にプログラム電圧Vpgmを印加する間、メモリセルトランジスタMC<i+1>乃至MC<n−1>には、パス電圧VpassVpgm>Vpass>0を印加する段階と、
    異なる時間選択されたワードラインWL<i’>にプログラム電圧Vpgmを印加する間、メモリセルトランジスタMC<i’+1>乃至MC<n−1>には、パス電圧Vpassを印加する段階と、を含むことを特徴とする請求項2に記載のプログラム方法。
  8. 前記xの値は、前記フラッシュセルユニットを含むフラッシュメモリ装置のセットアップデータに格納されることを特徴とする請求項2に記載のプログラム方法。
  9. 前記選択されたワードラインWL<i’>、i’≧xにプログラム電圧Vpgmを印加する間、前記メモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のチャンネル電位を減少させるために予め決定された第2電圧Vcc−αを前記ストリング選択ラインSSLと前記ストリング選択ラインSSLに接続されるビットラインBLとに印加することを特徴とする請求項1に記載のプログラム方法。
  10. ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと前記ストリング選択トランジスタSSTに接続されるビットラインに接続され、n個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>に各々に接続されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>とを含むフラッシュセルユニットのプログラム方法において、
    第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xに接続される第1選択メモリセルトランジスタMC<i>をプログラムする間、時点tに前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、
    メモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のチャンネル電位を減少させるために、第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xに接続される第2選択メモリセルトランジスタMC<i’>をプログラムする間、前記時点tと異なる時点t’に予め決定された第2電圧Vcc−αを前記ビットラインBLに印加する段階と、を含むことを特徴とするプログラム方法。
  11. 第1選択ワードラインWL<i>に接続される第1選択メモリセルトランジスタMC<i>に増加型ステップパルスプログラムISPP電圧が印加される間、前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加する段階と、
    異なる時点に第2選択ワードラインWL<i’>に接続される第2選択メモリセルトランジスタMC<i’>をISPP方式でプログラムする間、ISPPループをカウントする段階と、
    前記ISPPループのカウント値jがyと同一であるか、或いは大きい場合、前記ビットラインBLに前記予め決定された第2電圧Vcc−αを印加する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のプログラム方法。
  12. 前記yの値は、前記フラッシュセルユニットを含むフラッシュメモリ装置のセットアップデータとして格納されることを特徴とする請求項11に記載のプログラム方法。
  13. ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと接続され、n個のワードラインWL<0>〜WL<n−1>によって各々制御されるn個のメモリセルトランジスタMC<0>〜MC<n−1>を含むフラッシュセルユニットのプログラム方法において、
    第1選択ワードラインWL<i>、0≦i<xにプログラム電圧Vpgm、Vpgm>Vpass>0を印加する間、非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>にはパス電圧Vpassを印加する段階と、そしてその後、
    複数のメモリセルトランジスタMC<i’>〜MC<n−1>のチャンネル電位を減少させるために、第2選択ワードラインWL<i’>、i’≧xにプログラム電圧Vpgmを印加する間、非選択ワードラインWL<i’+1>〜WL<n−1>のうち、少なくとも3個のワードラインの各々に、互いに異なるレベルの第1パス電圧Vpass1、第2パス電圧Vpass2及び第3パス電圧Vpass3を各々提供する段階と、を含むことを特徴とするプログラム方法。
  14. 前記第2選択ワードラインWL<i’>は、前記第1選択ワードラインWL<i>より前記ストリング選択ラインSSLにより近く位置することを特徴とする請求項13に記載のプログラム方法。
  15. 前記第1パス電圧Vpass1は、パス電圧Vpassと第3パス電圧Vpass3より低く、前記第1パス電圧Vpass1はワードラインWL<i’+1>に、前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<n−1>に印加されることを特徴とする請求項13に記載のプログラム方法。
  16. 前記第1パス電圧Vpass1はワードラインWL<n−1>に、前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<i’+1>に印加されることを特徴とする請求項13に記載のプログラム方法。
  17. 前記パス電圧Vpassは、ワードラインWL<i’+1>、WL<i+2>、そしてWL<i+l>に印加され、前記第1パス電圧Vpass1は、ワードラインWL<i’+l+1>に印加され、前記第3パス電圧Vpass3は、ワードラインWL<n−1>に印加されることを特徴とする請求項13に記載のプログラム方法。
  18. n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有し、前記ストリング選択ラインによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと、前記n個のワードラインWL<>の各々によって制御されるn個のメモリトランジスタを各々含むm個のセルユニットを含むメモリブロックと、
    第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された第2電圧Vcc±αを前記ストリング選択ラインSSLに印加する周辺回路を含み、
    前記第2選択ワードラインWL<i’>は、前記第1選択ワードラインWL<i>より前記ストリング選択ラインSSLにより近く位置することを特徴とするフラッシュメモリ装置。
  19. 前記メモリセルトランジスタの各々は、制御ゲートと、フローティングゲートと、を含むことを特徴とする請求項18に記載のフラッシュメモリ装置。
  20. 前記m個のセルユニットは、ナンドNandフラッシュメモリ装置形態に接続されることを特徴とする請求項18に記載のフラッシュメモリ装置。
  21. ハウジングと、
    前記ハウジングとの接続のためのインタフェースコネクタと、
    前記ハウジングの内部に位置するフラッシュメモリコントローラと、
    前記ハウジングの内部に位置し、前記インタフェースコネクタと電気的に接続され、データストレージとしてアレイに構成される集積回路形態の複数のメモリセルトランジスタを含み、前記フラッシュメモリコントローラによって制御される請求項18の前記フラッシュメモリ装置と、を含むことを特徴とするソリッドステートメモリモジュール。
  22. 前記インタフェースコネクタは、電源端子とIDEピンインタフェースとを含むIDEインタフェースコネクタであることを特徴とする請求項21に記載のソリッドステートメモリモジュール。
  23. 前記ハウジングは、SDカード形態に具現され、前記インタフェースコネクタは、複数の電気的接触パッドを含むことを特徴とする請求項21に記載のソリッドステートモジュール。
  24. 前記ハウジングは、MSmemory stick、CFcompact flash、SMCsmart media、MMCmulti media、SDsecure digital、又はXDXD−Picture Cardのうち、少なくとも一つ以上のフォームファクタに具現されることを特徴とする請求項21に記載のソリッドステートモジュール。
  25. 請求項21記載の前記ソリッドステートメモリモジュールを含むことを特徴とするコンピュータシステム。
  26. 前記コンピュータシステムは、個人用コンピュータPC、個人用デジタル情報端末機PDA、MP3プレーヤ、デジタルオーディオレコーダ、ペン型コンピュータ、デジタルカメラ、ビデオレコーダのうち、何れか一つに対応することを特徴とする請求項25に記載のコンピュータシステム。
  27. n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有し、ビットラインBLに接続され、前記ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと、前記n個のワードラインWL<>の各々によって制御されるn個のメモリトランジスタを各々含むm個のセルユニットを含むメモリブロックと、
    第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ビットラインBLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された第2電圧Vcc−αを前記ビットラインBLに印加するページバッファ回路と、を含み、
    前記第2選択ワードラインWL<i’>は、前記第1選択ワードラインWL<i>より前記ストリング選択ラインSSLにより近く位置することを特徴とするフラッシュメモリ装置。
  28. 前記ページバッファ回路を含み、第1選択ワードラインWL<i>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ストリング選択ラインSSLに予め決定された第1電圧Vccを印加するように、そしてその以後に第2選択ワードラインWL<i’>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、予め決定された減少された第2電圧Vcc−αを前記ストリング選択ラインSSLに印加する周辺回路をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載のフラッシュメモリ装置。
  29. 前記周辺回路は、ISPP適用回数をカウントするためのISPPループカウントをさらに含み、前記周辺回路は、前記ISPPループカウントの値jが予め決定された値yより小さくない場合にのみ、第2選択ワードラインWL<>によって制御される前記m個のメモリトランジスタをプログラムする間、前記ビットラインBL<>に予め決定された減少電圧Vcc−αを印加することを特徴とする請求項27に記載のフラッシュメモリ装置。
  30. 各々n個のワードラインWL<>とストリング選択ラインSSLを共有するm個のセルユニットを含み、各々のセルユニットは、前記ストリング選択ラインSSLによって制御されるストリング選択トランジスタSSTと前記n個のワードラインWL<>によって各々制御されるn個のメモリトランジスタを含むメモリブロックと、
    選択ワードラインWL<i>にプログラム電圧Vpgm、Vpgm>Vpass1を印加する間、複数の第1非選択ワードラインWL<0>〜WL<i−3>の各々には予め決定された第1パス電圧Vpass1を印加し、同時に複数の第2非選択ワードラインWL<i+1>〜WL<n−1>には予め決定された第2乃至第3パス電圧Vpass2、Vpass3を提供する周辺回路と、を含み、
    前記複数の第2非選択ワードラインは、前記複数の第1非選択ワードラインより前記ストリング選択ラインにより近く位置し、予め決定された前記第2パス電圧Vpass2は、予め決定された前記第1パス電圧Vpass1より低く、前記第1パス電圧Vpass1は、予め決定された前記第3パス電圧Vpass3より低いことを特徴とするフラッシュメモリ装置。
  31. 前記第2パス電圧Vpass2はワードラインWLn−2に、前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<n−1>に印加され、
    前記第2パス電圧Vpass2は前記第3パス電圧Vpass3より低く、前記第3パス電圧Vpass3はプログラム電圧Vpgmより低いことを特徴とする請求項30に記載のフラッシュメモリ装置。
  32. 前記第3パス電圧Vpass3はワードラインWL<n−2>に、前記第2パス電圧Vpass2はワードラインWL<n−1>に印加され、
    前記第2パス電圧Vpass2は前記第3パス電圧Vpass3より低く、前記第3パス電圧Vpass3はプログラム電圧Vpgmより低いことを特徴とする請求項30に記載のフラッシュメモリ装置。
  33. 前記メモリセルトランジスタの各々は、制御ゲート及びフローティングゲートを含むことを特徴とする請求項30に記載のフラッシュメモリ装置。
  34. 前記m個のセルユニットは、ナンドフラッシュ形態に接続されることを特徴とする請求項30に記載のフラッシュメモリ装置。
  35. 各々の前記ナンドセルユニットは、前記n個のメモリセルと直列接続される接地選択トランジスタGSTを含むことを特徴とする請求項34に記載のフラッシュメモリ装置。
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