JP2015097245A - 不揮発性半導体記憶装置、及びメモリシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】不良領域を管理可能な不揮発性半導体記憶装置、メモリコントローラ、及びメモリシステムを提供すること。
【解決手段】データ保持可能なn個の(n:自然数)メモリセルを含むメモリストリングを複数含む第1ブロック、第2ブロックを備えるアレイと、前記アレイを制御する周辺回路とを具備し、前記n本の第1信号配線(CG)が前記第1ブロックに配置され、m本(n>m、m:自然数)の第2信号配線(CG)が前記第2ブロックに配置される。
【選択図】図3
【解決手段】データ保持可能なn個の(n:自然数)メモリセルを含むメモリストリングを複数含む第1ブロック、第2ブロックを備えるアレイと、前記アレイを制御する周辺回路とを具備し、前記n本の第1信号配線(CG)が前記第1ブロックに配置され、m本(n>m、m:自然数)の第2信号配線(CG)が前記第2ブロックに配置される。
【選択図】図3
Description
本実施形態は、不揮発性半導体記憶装置、及びメモリシステムに関する。
近年、メモリセルを積層した積層型の半導体メモリ(BiCS:Bit Cost Scalable Flash Memory)が開発されている。このBiCSは、低コストで大容量な半導体メモリを実現することが出来る。
本実施形態は、サイズの異なるブロックを備える不揮発性半導体記憶装置、及びメモリシステムを提供する。
実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置によれば、半導体基板に積層された複数のメモリセルを含み、n個の(n:自然数)メモリセルを含むメモリストリングを複数含む第1ブロック、前記第1ブロックと保持可能なデータ量が異なり前記メモリストリングを複数含む第2ブロックを備えるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイを制御する周辺回路とを具備し、前記第1ブロック内のメモリセルに接続された第1方向に延伸した第1ワード線に接続され、且つ前記第1方向と異なる第2方向に延伸した前記n本の第1信号配線が前記第1ブロックに配置され、前記第2ブロック内のメモリセルに接続された前記第1方向に延伸した第2ワード線群に接続され、且つ前記第2方向に延伸したm本(n>m、m:自然数)の第2信号配線が前記第2ブロックに配置される。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、半導体メモリが積層された構造を採用する。この不揮発性半導体装置ではデータ保持特性を向上させるため、ディスターブの影響を抑制し、また必要に応じて優良なメモリセルMCを使用することで、信頼性を向上させるものである。
その手段の一つとして必要に応じてブロックBLK内の不良が発生し易い半導体メモリについては使用しない構造を採用する。このため、サイズが大小異なるブロックがメモリセルアレイ内に形成される。
[第1の実施形態]
図1を用いて第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体装置1とホスト(host)機器4との全体を示した概念図である。半導体装置1は、不揮発性半導体記憶装置2、及びメモリコントローラ3を備える。
図1を用いて第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態に係る半導体装置1とホスト(host)機器4との全体を示した概念図である。半導体装置1は、不揮発性半導体記憶装置2、及びメモリコントローラ3を備える。
1.全体構成例
図1に示すように、第1の実施形態におけるメモリコントローラ3(制御回路)は不揮発性半導体記憶装置2を制御する。
図1に示すように、第1の実施形態におけるメモリコントローラ3(制御回路)は不揮発性半導体記憶装置2を制御する。
具体的にはメモリコントローラ3は書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作などを不揮発性半導体記憶装置2に対して実行する。
またこの書き込み動作、読み出し動作時においてメモリコントローラ3は不揮発性半導体記憶装置2とデータの授受を行う。
この不揮発性半導体記憶装置2、及びメモリコントローラ3から構成される半導体装置1の一例として、SDTMカードやSSDなどが挙げられる。
また、この半導体装置1は、外部のホスト機器4と接続可能とされ、この半導体装置1とホスト機器4とでメモリシステム5を構成する。半導体装置1はこのホスト機器4による制御に従って動作する。
1.1<不揮発性半導体記憶装置2>
不揮発性半導体記憶装置2は、メモリセルアレイ21(図中、例えばPlane0〜Plane3)、及びそれを制御可能な周辺回路20から構成される。これらメモリセルアレイ21と周辺回路20とはコンタクトプラグや信号配線によって電気的に接続される。
不揮発性半導体記憶装置2は、メモリセルアレイ21(図中、例えばPlane0〜Plane3)、及びそれを制御可能な周辺回路20から構成される。これらメモリセルアレイ21と周辺回路20とはコンタクトプラグや信号配線によって電気的に接続される。
1.1.1<Plane0〜Plane3について>
Plane0〜Plane3内の各々は、データを保持可能とするメモリセルMCを複数備える。このメモリセルMCは半導体基板の法線方向に向かって形成される。すなわち、Plane0〜Plane3の各々は積層型の構造をとる。
Plane0〜Plane3内の各々は、データを保持可能とするメモリセルMCを複数備える。このメモリセルMCは半導体基板の法線方向に向かって形成される。すなわち、Plane0〜Plane3の各々は積層型の構造をとる。
メモリセルアレイ21の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号、“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
2.1.1<平面図について>
次に図2を用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1〜Plane3に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
次に図2を用いて、例えばPlane0の平面図(上面図)を示す。なお、Plane1〜Plane3に関しては、Plane0と同一の構成であるため、ここでは説明を省略する。
図2に示すように、Plane0はBLK0〜BLKn(n:自然数)を備える。BLK0〜BLKnのうち、BLK0、BLKnについては同一のブロックサイズであるが(図中、大と表記)、BLK1とBLKk(1≦k≦n)は、BLK0、及びBLKnよりも小さなブロックサイズ(図中、小と表記)である。
例えば、各ブロックBLKのワード線WLの積層数を12本とする。この場合、BLK0、及びBLKnでは、このBLK0、及びBLKnを構成する12本のワード線WLに対応する12本の信号配線CGが接続される。
そしてこの信号配線CGは、後述する櫛場状に配置されたワード線WLに応じて、第1方向にそれぞれ形成される。
これに対してBLK1、及びBLKkには12本より少ない信号配線CGが接続される。これは後述するがブロックBLK1及びブロックBLKkのフックアップ部分においてワード線WLと信号配線CGとを接続させる際、この複数ワード線WLを共通接続させた構成を採用しているからである。
例えば、ブロックBLK1及びブロックBLKkにおける信号配線CGの本数は6本である。
なお、BLK1、およびBLKkのブロックサイズは同一で良いし、異なる大きさであってもよい。
以下、Plane0の平面図の詳細について説明する。
2.1.2<平面図の詳細について>
次に図3を用いて、ブロックBLKの詳細について説明する。図3は、一例としてブロックBLK0、及びブロックBLK1の詳細を示した平面図であり、ここでも各ブロックBLKのワード線WL積層数を12層とする。
次に図3を用いて、ブロックBLKの詳細について説明する。図3は、一例としてブロックBLK0、及びブロックBLK1の詳細を示した平面図であり、ここでも各ブロックBLKのワード線WL積層数を12層とする。
2.1.2.1<ブロックBLK0について>
図3に示すように、ブロックBLK0は12個のメモリストリングユニットMU(図3中、太枠)を備える。このメモリストリングユニットMUの各々は、例えば4つのメモリストリングMSから構成される。
図3に示すように、ブロックBLK0は12個のメモリストリングユニットMU(図3中、太枠)を備える。このメモリストリングユニットMUの各々は、例えば4つのメモリストリングMSから構成される。
メモリストリングユニットMUには、第1方向に向かって櫛場状に配置されたワード線WL群が接続され、第2方向に向かってビット線BL0〜BL3が接続され、各々のビット線BLはメモリストリングMS1〜MS12に形成される半導体層SCを共通接続する。
ワード線WLのそれぞれには、コンタクトプラグCP(図3中、点線の円)を介して信号配線CGが接続される。信号配線CGは第2方向に配置される。
また、メモリストリングユニットMUにはSGD線、及びSGS線が第1方向に向かって配置され、このSGD線、及びSGS線はコンタクトプラグCPを介して選択トランジスタST1、ST2に接続される。これらSGD線、及びSGS線も第2方向に沿って配置される。
つまり、ブロックBLK0の大きさは、信号配線CG、SGD線、及びSGS線が配置される第2方向の幅に相当する。ここで、ブロックBLK0の幅はW_BLK0とする。
また、メモリストリングユニットMU領域において、ワード線WLを貫通するように紙面下方向(図中、第3方向)に向かって半導体層SCが形成される。半導体層SCは、メモリホールMHにSi層を埋め込むことで形成される。半導体層SCとワード線WLとの交点にメモリセルMCが形成される。
つまり、ワード線WLが12層積層されていると、12個のメモリセルMCが紙面下方向に向かって形成される。
図示するように、メモリストリングMSの各々には2つの半導体層SCが紙面下方向に向かって形成されるため、計24個のメモリセルMC、及び選択トランジスタST1、ST2によってメモリストリングMSが形成される。
なお、メモリストリングMS2〜MS12の構造は、メモリストリングMS1と同一であることから説明を省略する。
また、これらメモリストリングMS1〜MS12までの集合体をサブブロックSBLK(図3中、SUB−BLK)と呼び、サブブロックSBLKの集合体がブロックBLKである。
2.1.2.2<ブロックBLK1について>
ブロックBLK0に対し、ブロックBLK1は3個のメモリストリングユニットMUを備える。すなわち、3メモリストリングユニットMUで1ブロックBLKを形成する。ここで、ブロックBLK1の幅はW_BLK1(<W_BLK0)とする。
ブロックBLK0に対し、ブロックBLK1は3個のメモリストリングユニットMUを備える。すなわち、3メモリストリングユニットMUで1ブロックBLKを形成する。ここで、ブロックBLK1の幅はW_BLK1(<W_BLK0)とする。
この様に同じワード線WLの積層数であってもブロックサイズが小さいのは、例えば12層のうち上から5、6、及び7層目に形成されたワード線WLに対応するメモリセルMCをユーザデータの格納領域として使用し、その他0〜4層、8層〜11層に形成されたワード線WLに対応するメモリセルMCは使用しないためである。
以上のように、本実施形態では、ブロックサイズが異なるブロックBLKがPlane0内に形成されている。
3.メモリセルMCの閾値電圧について
次に、図4(a)、及び図4(b)を用いてメモリセルMCの閾値電圧について説明する。図4(a)は、ブロックBLK0に設けられるメモリセルMCが保持するデータの閾値分布を示した概念図であり、図4(b)は、ブロックBLK1のワード線WL5〜WL7に設けられるメモリセルMCが保持するデータの閾値分布を示した概念図である。
次に、図4(a)、及び図4(b)を用いてメモリセルMCの閾値電圧について説明する。図4(a)は、ブロックBLK0に設けられるメモリセルMCが保持するデータの閾値分布を示した概念図であり、図4(b)は、ブロックBLK1のワード線WL5〜WL7に設けられるメモリセルMCが保持するデータの閾値分布を示した概念図である。
また、図4(a)、図4(b)に示すように横軸に閾値電圧を取る、縦軸にメモリセルMCの数を取る。
3.1<図4(a)について>
図4(a)に示すようにブロックBLK0内に設けられるメモリセルMCの閾値電圧は、例えば4値のデータ(2ビットデータ)を保持できる。
図4(a)に示すようにブロックBLK0内に設けられるメモリセルMCの閾値電圧は、例えば4値のデータ(2ビットデータ)を保持できる。
すなわち、図4(a)に示すようにブロックBLK0におけるメモリセルMCは、閾値電圧Vthの低い順に“E”レベル(“11”)、“A”レベル(“10”)、“B”レベル(“01”)、及び“C”レベル(“00”)のいずれか1つのデータを保持できる。この閾値電圧Vthに伴う保持データは、電荷蓄積層に電荷を注入することによって変動する。
メモリセルMCにおける“11”データの閾値電圧Vth1は消去状態を示し、0<Vth1<V_AVの関係とされる。つまり、本実施形態においてメモリセルMCの消去状態は正側に位置する。メモリセルの消去状態は正側に限られず、例えばVth1<0であってもよい。
また、“10”データの閾値電圧Vth2はV_AV<Vth2<V_BVの関係とされる。“01”データの閾値電圧Vth3は、V_BV<Vth3<V_CVの関係とされる。
更に“00”データの閾値電圧Vth4は、V_CV<Vth4の関係とされる。このようにメモリセルMCは、閾値に応じて“11”〜“00”データいずれかの2ビットデータを保持可能とされている。
3.2<図4(b)について>
これに対し、図4(b)に示すようにブロックBLK1におけるワード線WL5〜WL7に接続されるメモリセルMCの閾値分布は“C”または“E”レベルのいずれかである。これは、信頼性を向上させるため、1ビットデータを保持させている。
これに対し、図4(b)に示すようにブロックBLK1におけるワード線WL5〜WL7に接続されるメモリセルMCの閾値分布は“C”または“E”レベルのいずれかである。これは、信頼性を向上させるため、1ビットデータを保持させている。
なお、ブロックBLK1内に設けられたメモリセルMCについてデータを読み出す場合、V_CVで読み出す。
なお、読み出し電圧はV_CVに限られず、メモリセルMCの特性に応じて変化させてもよい。すなわち、メモリセルMCの特性に応じて図4(a)に示すような電圧V_AVや電圧V_BVであってもよい。
なお、ここでは、ワード線WL5〜WL7に接続されたメモリセルMCの閾値レベルについて説明したが、その他ワード線WLに接続されたメモリセルMCの閾値レベルは、たとえば“E”レベル、すなわち消去状態である。これは、データ格納することのないメモリセルMCであると同時に、WL5〜WL7に接続されるメモリセルMCに対してディスターブなどの影響を与えないためである。したがって、後述する読み出し動作で電圧VREADがこれらメモリセルMCに印加されると、オン状態となる。
1.1.2<周辺回路20について>
周辺回路20は、図示せぬ制御部、電圧発生回路、センスアンプ等の機能部で構成される。これら機能部は種々のMOSトランジスタ、並びにこれらに電圧を供給する信号線、及びコンタクトプラグCPによって構成される。なお、これらMOSトランジスタ、信号線、及びコンタクトプラグCPなどは、メモリセルアレイ21直下にも配置される。
周辺回路20は、図示せぬ制御部、電圧発生回路、センスアンプ等の機能部で構成される。これら機能部は種々のMOSトランジスタ、並びにこれらに電圧を供給する信号線、及びコンタクトプラグCPによって構成される。なお、これらMOSトランジスタ、信号線、及びコンタクトプラグCPなどは、メモリセルアレイ21直下にも配置される。
制御部はメモリ領域全体、すなわちPlane0〜Plane3を制御する。電圧発生回路はデータの書き込み、読み出し、及び消去などを行う際の各種電圧を出力する。
たとえば書き込み電圧として電圧発生回路は、電圧VPGM、電圧VPASSを出力する。そして、読み出し電圧として電圧VCGR、電圧VREAD、電圧VREAD+、及び電圧VREAD−を出力する。
なお、電圧VCGRとは、読みだそうとするメモリセルMCのデータに応じた電圧であり、電圧VREADとは、メモリセルMCがオン状態となる電圧である。
さらに、電圧VREAD+及び電圧VREAD−は、メモリストリングMSのブーストを考慮した電圧であり、この電圧VREADよりも小さな電圧である。
またセンスアンプはデータの読み出し、書き込みなどを実行する。
4.電源立ち上げ時のメモリコントローラ3の動作について
次に、図5(a)、及び図5(b)を用いてメモリコントローラ3の動作について説明する。図5(a)はメモリシステム5の電源を立ち上げた際のメモリコントローラ3の動作を示したフローチャートであり、図5(b)は読み出し時におけるメモリコントローラ3の動作を示したフローチャートである。
次に、図5(a)、及び図5(b)を用いてメモリコントローラ3の動作について説明する。図5(a)はメモリシステム5の電源を立ち上げた際のメモリコントローラ3の動作を示したフローチャートであり、図5(b)は読み出し時におけるメモリコントローラ3の動作を示したフローチャートである。
4.1 動作その1
まず電源が立ち上がると、図5(a)に示すようにメモリコントローラ3は不揮発性半導体記憶装置2内に設けられたROM FUSE(図示せぬ)にアクセスしROM FUSEに格納されたデータを読み出す(ステップS1)。
まず電源が立ち上がると、図5(a)に示すようにメモリコントローラ3は不揮発性半導体記憶装置2内に設けられたROM FUSE(図示せぬ)にアクセスしROM FUSEに格納されたデータを読み出す(ステップS1)。
ROM FUSEは管理データを保持しており、本実施形態では管理データとして、例えばブロックサイズの小さな(図2における、ブロックBLK1、ブロックBLKkなど)ブロックBLKのアドレス(以下、ブロックアドレスBA)が格納されているものとする。
すなわち、メモリコントローラ3はROM FUSEからブロックアドレスBAを読み出すことにより、ブロックサイズの小さなブロックBLKを把握することが出来る(S2)。
なおROM FUSEは一般的にメモリセルアレイ21内に設けられ、本実施形態において、例えばブロックBLK1に該当する。
その後、メモリコントローラ3はこのROM FUSEから読み出したデータに基づいて管理テーブルTBを生成する(S3)。
なお、管理テーブルTBは、メモリコントローラ3内に設けられても良いし、ホスト機器4内に設けられても良い。
4.2 動作その2
読み出し動作が開始されると、図5(b)に示すようにメモリコントローラ3は管理テーブルTBを参照し、読み出し対象となるブロックBLKが当該管理テーブルTBに格納されたブロックアドレスBAに該当するか否かを判断する(S10)。
読み出し動作が開始されると、図5(b)に示すようにメモリコントローラ3は管理テーブルTBを参照し、読み出し対象となるブロックBLKが当該管理テーブルTBに格納されたブロックアドレスBAに該当するか否かを判断する(S10)。
読み出し対象とされるブロックBLKが管理テーブルTB内のブロックアドレスBAにない場合、すなわち読み出し対象のブロックBLKがブロックBLK0のような通常の大きさのブロックBLKを示している場合(S10、NO)、メモリコントローラ3は通常の読み出し動作を実行する(S11)。
これに対し、読み出し対象のブロックアドレスBAが管理テーブルTBに存在する場合、すなわち読み出し対象のブロックBLKがブロックBLK1のようなサイズの小さなブロックBLKを示している場合(S10、YES)、メモリコントローラ3は後述するコマンドを発行することで読み出し動作を実行する(S12)。
これにより、当該ブロックサイズの小さなブロックBLKに対して適切な読み出し動作が実行される。
5.読み出し時のワード線WL電圧印加の概念図
次に、図6A〜図6Gを用いて読み出し動作において、読み出し時に各ワード線WLに転送される電圧の概念図を示す。ここでは、ブロックBLK1におけるメモリストリングMS1(図3参照)においてビット線BL0、及びワード線WL6に接続されたメモリセルMC6の保持データを読み出す場合を一例に挙げる。
次に、図6A〜図6Gを用いて読み出し動作において、読み出し時に各ワード線WLに転送される電圧の概念図を示す。ここでは、ブロックBLK1におけるメモリストリングMS1(図3参照)においてビット線BL0、及びワード線WL6に接続されたメモリセルMC6の保持データを読み出す場合を一例に挙げる。
つまり、ワード線WL6に電圧VCGRを転送し、ワード線WL5に電圧VREAD+を転送し、ワード線WL7に電圧VREAD−を転送し、その他ワード線WLには電圧VREADを転送する。
ここではメモリセルMC6の保持データを読み出すが、たとえばワード線WL5に接続されたメモリセルMC5の保持データを読み出す場合、電圧発生回路はワード線WL4に電圧VREAD+を転送し、ワード線WL6にVREAD−を転送する。
つまり、選択ワード線WLを挟むように両端のワード線WLには電圧VREAD+と電圧VREAD−とが転送される。
なお、読み出し動作の際には、ビット線BLに、例えば電圧VDD(1.8V)が転送され、ソース線SLが接地される。
また、図6A〜図6Fは上述した図3の6A−6A´線、6B−6B´線、6C−6C´線、6D−6D´線、6E−6E´線、6F−6F´線に沿った断面図である。
また図6Gは、図3を第2方向に沿った断面を簡略的に示した図である。すなわち、ソース線SLを共通接続として、2つのメモリストリングMSが形成される。
5.1<図6A、図6Bについて>
上記したように図6A、及び図6Bは図3の6A−6A´線、6B−6B´線に沿った断面図である。図6(a)、及び図6Bに示すように、ワード線WL13〜WL18には同一のコンタクトプラグCPを介してCG線に接続され、同様にワード線WL19〜WL24には同一のコンタクトプラグCPを介してCG線に接続される。
上記したように図6A、及び図6Bは図3の6A−6A´線、6B−6B´線に沿った断面図である。図6(a)、及び図6Bに示すように、ワード線WL13〜WL18には同一のコンタクトプラグCPを介してCG線に接続され、同様にワード線WL19〜WL24には同一のコンタクトプラグCPを介してCG線に接続される。
このCG線を介してワード線WL13〜WL18、及びWL19〜WL24には、例えば電圧VREADが転送される。
ここで、一例として2つのCG線に分けて電圧VREADを転送しているが、CG線の本数はこれに限られない。例えば1本のCG線であっても3本のCG線を用いてもよい。
2本のCG線を用いた場合、図6Gに示すようにメモリストリングMSのワード線WL13〜WL24に対して電圧VREADが転送される。
5.2<図6Cについて>
次に、図6Cを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Cに示すように、ワード線WL1〜WL4、及びワード線WL8〜WL12を同一のコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続し、これらワード線WLに電圧VREADを転送する。
次に、図6Cを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Cに示すように、ワード線WL1〜WL4、及びワード線WL8〜WL12を同一のコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続し、これらワード線WLに電圧VREADを転送する。
したがって図6Gに示すように、この信号配線CGを介してワード線WL1〜4、及びWL8〜12には電圧VREADが転送される。
5.3<図6Dについて>
次に、図6Dを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Dに示すように、ワード線WL5はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGが接続される。
次に、図6Dを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Dに示すように、ワード線WL5はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGが接続される。
そして、図6Gに示すようにワード線WL5にはCG線を介して電圧VREAD+が転送される。
5.4<図6Eについて>
次に、図6Eを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Eに示すように、ワード線WL6はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続される。
次に、図6Eを用いて読み出し時に転送される読み出し電圧について説明する。図6Eに示すように、ワード線WL6はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続される。
つまり、図6Gに示すようにワード線WL6にはCG線を介して電圧VCGRが転送される。この電圧VCGRは、例えば0V(図4(b)参照)であるが、上下のワード線WLに転送する電圧によって多少ブーストアップされる。
5.5<図6Fについて>
次に、図6Fを用いて読み出し時にワード線WL7に転送される読み出し電圧について説明する。図6Fに示すように、ワード線WL7はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続される。
次に、図6Fを用いて読み出し時にワード線WL7に転送される読み出し電圧について説明する。図6Fに示すように、ワード線WL7はコンタクトプラグCPを介して信号配線CGに接続される。
そして図6Gに示すようにワード線WL7にはこのCG線を介して電圧VREAD−が転送される。
以上ブロックBLK1のデータ読み出しでは、図6A〜図6Fに示すような電圧が電圧発生回路によって各ワード線WLに転送される。
6.読み出し動作時の各信号のタイムチャートについて
次に、図7A、図7Bを用いて読み出し時のメモリコントローラ3及び不揮発性半導体記憶装置2のタイムチャートを示す。
次に、図7A、図7Bを用いて読み出し時のメモリコントローラ3及び不揮発性半導体記憶装置2のタイムチャートを示す。
図7Aは読み出し時のメモリコントローラ3から不揮発性半導体記憶装置2へ発行される各信号のタイムチャートである。
縦軸にメモリコントローラ3から発行されるチップイネーブル信号(CE)、アドレスラッチイネーブル信号(ALE)、コマンドラッチイネーブル信号(CLE)、ライトイネーブル信号、リードイネーブル信号、データ入力信号線I/O1〜8、及び周辺機器2内に設けられた制御部から出力されるレディ/ビジー信号を取り、横軸に時間tを取る。
なお、図7Aは、後述する図7Bの理解を助けるものであるため簡単に説明する。ここで、図7Aにおいて、データ入力信号線からCOMMANDが転送されるタイミングを便宜上時刻t0とする。
図7Bを用いてメモリコントローラ3から読み出しコマンドが発行された際の不揮発性半導体記憶装置2の動作を説明する。つまり、メモリコントローラ3がブロックBLK1に対する読み出し動作を実行する際における各信号の動作を説明する。
図7Bは、図7Aの時刻t0以降に着目したタイムチャートであり、縦軸にメモリコントローラ3から発行されるコマンド、レディ/ビジー信号、非選択信号配線CGに転送する電圧(選択CG線の上下±1に位置する非選択CG線)、非選択CG線に転送する電圧(WL共通接続)、選択信号配線CG、及び発行されたコマンドCMDの電圧レベルを取り、横軸に時間を取る。
<図7A>
図7Aに示すように、チップイネーブル信号の電圧レベルが“L”、ライトイネーブル信号の電圧レベルが“H”、コマンドラッチイネーブル信号の電圧レベルが“L”で、アドレスラッチイネーブル信号の電圧レベルが“H”となると、ホスト機器4からデータ入力信号線を介してアドレス(図中、CA0−7〜PA16)が取り込まれる。
図7Aに示すように、チップイネーブル信号の電圧レベルが“L”、ライトイネーブル信号の電圧レベルが“H”、コマンドラッチイネーブル信号の電圧レベルが“L”で、アドレスラッチイネーブル信号の電圧レベルが“H”となると、ホスト機器4からデータ入力信号線を介してアドレス(図中、CA0−7〜PA16)が取り込まれる。
次いで、チップイネーブル信号の電圧レベルが“L”、ライトイネーブル信号の電圧レベルが“H”、アドレスラッチイネーブル信号の電圧レベルが“L”で、コマンドラッチイネーブル信号の電圧レベルが“H”となると、時刻t0においてデータ入力信号線からコマンドCMD0(30H)が取り込まれる。
その後、不揮発性半導体記憶装置2において読み出し動作が開始される時刻t1において、レディ/ビジー信号の電圧レベルが“L”となる。
<図7B>
前述したようにレディ状態(Busy信号=“H”レベル)の期間である時刻t0以前においてホスト機器4からコマンドCMD(xx)、コマンドCMD(00H)、アドレスADD、及びコマンド(30H)を不揮発性半導体記憶装置2が受信すると、時刻t1において周辺回路20内の制御部がBusy信号(Busy信号=“L”レベル)を発行する。このBusy信号はメモリコントローラ3に伝えられる。
前述したようにレディ状態(Busy信号=“H”レベル)の期間である時刻t0以前においてホスト機器4からコマンドCMD(xx)、コマンドCMD(00H)、アドレスADD、及びコマンド(30H)を不揮発性半導体記憶装置2が受信すると、時刻t1において周辺回路20内の制御部がBusy信号(Busy信号=“L”レベル)を発行する。このBusy信号はメモリコントローラ3に伝えられる。
なお、“00H”は読み出し動作を開始する指示コマンドであり、“xx”は読み出しコマンドよりも先頭に配置されるコマンドである。この指示コマンド“xx”により、制御部(メモリコントローラ3)は、ブロックサイズの小さなブロックBLKが読み出し対象であると認識する。
その後、時刻t2において制御部が電圧発生回路に対して各ワード線WLに転送すべき電圧を生成し、また生成した電圧についてCG線を介して各ワード線WLに転送するよう制御する。
具体的には、制御部が上記した図6Gのような読み出し電圧を各ワード線WLに転送する。すなわち、コンタクトプラグCPに共通接続されたワード線WL1〜4、及びワード線WL8〜12に対しては、電圧VREADを転送し、ワード線WL5には電圧VREAD+を、そしてワード線WL6には電圧VCGR(=V_CV)、そしてワード線WL7には電圧VREAD−を転送する。
ワード線WL1〜4、WL8〜12に対応するメモリセルMC(以下、メモリセルMC1〜MC4、MC8〜MC12)の閾値電圧は“E”レベルであるためオンする。
したがって、ワード線WL6に接続されるメモリセルMC(以下、メモリセルMC6)がオン状態となり、メモリストリングMSに電流が流れれば、メモリセルMC6の保持データは“1”であると分かる。
これに対し、メモリストリングMSが導通しない場合には、メモリセルMC6の保持データは“0”であると分かる。
その後、読み出しが終了すれば、各ワード線WLの電圧が低下し、読み出しが終了する時刻t3において、レディ/ビジー信号は“H”レベルとなる。
<第1の実施形態に係る効果>
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、(1)〜(3)の効果を奏することが出来る。
(1)データの信頼性を向上させることが出来る(その1)。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、メモリストリングMSのうち特性の優良なメモリセルMCにデータを保持させる。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、(1)〜(3)の効果を奏することが出来る。
(1)データの信頼性を向上させることが出来る(その1)。
本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、メモリストリングMSのうち特性の優良なメモリセルMCにデータを保持させる。
具体的には、上述したように優良な特性となり得る、紙面奥行き方向に向かって中心近辺に位置するメモリセルMCに対してデータを保持させる。例えば、第1の実施形態でも挙げたメモリセルMC6である。
他のメモリセルMC、すなわち、例えばメモリセルMC6及びMC12から上に向かう程、そしてメモリセルMC6、MC12から下に向う程、メモリセルMC特性(例えばデータ保持特性)が悪化する傾向がある。すなわちメモリホールMHの直径が大きくなるメモリセルMC0、MC1、MC22、及びMC23や、メモリホールMHの直径が小さくなるメモリセルMC10、MC11、MC12、及びMC13などが該当する。
このような背景から、第1の実施形態ではメモリストリングMSの中でも最も特性の良いと考えられるメモリセルMC6にデータを保持させることで、データ信頼性を向上させる。
なお、メモリセルMC17についてもメモリセルMC6と同様に優良な特性を有していることから、このメモリセルMC19にデータを保持させてもよい。
(2)データの信頼性を向上させることができる(その2)。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、ディスターブの影響を抑制することが出来る。なぜなら、第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、ワード線WL6以外に対応するメモリセルMCにはデータを保持させないからである。
すなわち、例えば隣接ワード線WL5、WL7などに対応するメモリセルMC5、MC7の保持データによる影響を受けることがない。
このように着目しているメモリセルMC6はディスターブの影響を受ける可能性が低く、時間経過に伴った保持データの変化の可能性が低い。すなわち、データ信頼性を向上させることが出来る。
(3)ブロックBLKのサイズを縮小させることができる。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、図3に示すようにワード線WLが共有化されているためブロックBLK1に設けられるワード線WLは6本で済む。
第1の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、図3に示すようにワード線WLが共有化されているためブロックBLK1に設けられるワード線WLは6本で済む。
ここで、(3)の効果について理解を深めるため、比較例を挙げて説明する。比較例に、例えばブロックBLK0を用いて説明する。
ブロックBLK0は従前と同じ構成を備えており、具体的には、1メモリストリングMSにワード線WLが2本通過する構成である。そして、複数ワード線WLを1つのコンタクトプラグCPで共通接続させることのない構成であり、また1ブロックBLKが12メモリストリングMSであるため、ブロックBLK0には計24本の信号配線CGが接続されることになる。
比較例では、このブロックBLKの大きさにも拘わらず、例えばワード線WL6が接続されるメモリセルMC6以外のメモリセルMCはデータを保持させない構成をとるものとする。
つまり、比較例の目的は第1の実施形態と同じであり、特性が優良なメモリセルMCを使用しようとするものである。
つまり、比較例の場合、ワード線WL6に電圧を転送する信号配線CG以外不要なわけである。つまり、使用しない領域があるのにも拘わらず、ブロックBLKが大きいため、Plane全体として面積が増大してしまっている。
これに対し、本実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、不使用メモリセルMCに対応するワード線WLを共通接続させることで、信号配線CGの本数、すなわち第2方向に配置される信号配線CGの幅をW_BLK1にまで小さくすることが出来る。
なお、第1の実施形態では、メモリストリングMS内のメモリセルMC6にデータを保持させていたが、これに限られない。
例えば、メモリセルMC6に隣接するメモリセルMC5、及びMC7にデータを保持させても良い。この場合、メモリセルMC1〜MC4、及びメモリセルMC8〜MC12、並びにメモリセルMC13〜MC24の閾値電圧は“E”レベルとなる。
[第2の実施形態]
次に図8、図9を用いて、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第2の実施形態では、上記第1の実施形態におけるブロックBLKkをROM FUSE領域として適用した点で異なる。
次に図8、図9を用いて、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第2の実施形態では、上記第1の実施形態におけるブロックBLKkをROM FUSE領域として適用した点で異なる。
つまり、上記同様にワード線WL1〜WL24で1メモリストリングMSを構成する場合を想定している。
また、本実施形態では、例えばワード線WL6、及びこのワード線WL6に隣接するWL19に対応するメモリセルMC6、MC19にデータを保持させ、それ以外のメモリセルMCにはデータを保持させないものである。
つまり、メモリセルMC19におけるデータ読み出しの際には、ワード線WL19に電圧VCGRを転送し、これに隣接するワード線WL18、WL20に電圧VREAD+、電圧VREAD−を転送し、その他ワード線WL1〜WL17、及びWL21〜WL24に電圧VREADを転送すればよい。
なお、ブロックBLKkもブロックBLK1と同一のブロックサイズとする。つまり、ブロックBLKk内にメモリストリングユニットMU0〜MS3が設けられる。
以下、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
1.構成例
1.1<構成例その1>
図8にブロックBLKkをROM FUSEとして使用した場合のPlane0の全体構成例を示す。図8のブロックBLKkの拡大図に示すように、例えばメモリストリングMSt(0≦t≦11)内のワード線WL6(図中、PG6)、及びワード線WL19(図中、PG19)に対応する複数のメモリセルMCに管理データを保持させる。
以下、上記第1の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
1.構成例
1.1<構成例その1>
図8にブロックBLKkをROM FUSEとして使用した場合のPlane0の全体構成例を示す。図8のブロックBLKkの拡大図に示すように、例えばメモリストリングMSt(0≦t≦11)内のワード線WL6(図中、PG6)、及びワード線WL19(図中、PG19)に対応する複数のメモリセルMCに管理データを保持させる。
ここで、ページとはデータが一括して読み出される単位であり、例えば図8で説明すると、各メモリセルに1ビットのデータが保持される場合に、同一ワード線WLに接続されたメモリセルMCをビット線BL方向に沿って形成される集合体を指す。
そして、このROM FUSEとして機能するメモリセルMCには、上述したブロックアドレスBAの他、バッドブロックのアドレス情報、リダンダンシ情報、及びトリム情報などが1ビット単位で格納されている。
1.2<構成例その2>
図9を用いて1.1と同様にブロックBLKkをROM FUSEとして使用する。図9に示す一例では、ROM FUSE領域として例えば2つのメモリストリングユニットMUt及びMU(t+1)を用いた概念図である。
図9を用いて1.1と同様にブロックBLKkをROM FUSEとして使用する。図9に示す一例では、ROM FUSE領域として例えば2つのメモリストリングユニットMUt及びMU(t+1)を用いた概念図である。
図9に示すように、メモリストリングユニットMUtでは、ワード線WL6(図中、PG6)に対応する複数のメモリセルMC6にデータを保持させる。
またメモリストリングユニットMU(t+1)では、ワード線WL19(図中、PG19)に対応する複数のメモリセルMC19にデータを保持させる。
このように、複数のメモリストリングユニットMUをROM FUSEとして使用することも出来る。
<第2の実施形態に係る効果>
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても上記(1)及び(2)の効果を得ることが出来る。
ROM FUSE領域に格納されるデータは時間経過や温度などの環境変化に拘わらず不変である必要がある。つまり、データ保持の観点から信頼性があるメモリセルMCにデータを保持させる必要がある。
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても上記(1)及び(2)の効果を得ることが出来る。
ROM FUSE領域に格納されるデータは時間経過や温度などの環境変化に拘わらず不変である必要がある。つまり、データ保持の観点から信頼性があるメモリセルMCにデータを保持させる必要がある。
上記第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置では、このような必要性から隣接メモリセルMCからディスターブの影響を受けないような構成である。つまり、例えばワード線WL5、及びWL7からの影響を受けることのないような構成であり、またワード線WL19からの影響を受けることのないような構成でもある。
更に他のメモリセルMCよりもデータ保持特性に優れたメモリセルMCを使用している。
このため、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、上記(1)〜(3)の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
次に図10(a)、及び図10(b)を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。上記第1、第2の実施形態では、複数ワード線WLを共通接続させていたが、第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、所定のビット線BLを共通接続させた構成を採用する。なお、以下では異なる構成のみ説明する。
次に図10(a)、及び図10(b)を用いて第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。上記第1、第2の実施形態では、複数ワード線WLを共通接続させていたが、第3の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置は、所定のビット線BLを共通接続させた構成を採用する。なお、以下では異なる構成のみ説明する。
図10(a)は、第3の実施形態に係るPlane0の平面図であり、図10(b)は図10(a)の断面図である。図10(a)に示すようにここでは最上層のみを示すが、実際は図10(b)の様に同様の構成が紙面奥行き方向へ例えば複数層配置される。ここでは、便宜上4層配置されるものとする。以下構成の説明では、半導体層SCの層毎に説明する。
1.<構成例>
<最上層(1層目)について>
図10(a)に示すように、第2方向に向かって金属層M1、SSL、信号配線SGD、ワード線WL0…、WLn、信号配線SGS、及びソースSLが配置される。
1.<構成例>
<最上層(1層目)について>
図10(a)に示すように、第2方向に向かって金属層M1、SSL、信号配線SGD、ワード線WL0…、WLn、信号配線SGS、及びソースSLが配置される。
次いで、ソース線SL、及び金属層M1のそれぞれで終端し、且つ第2方向に向かってSSL、信号配線SGD、ワード線WL0…、WLn、信号配線SGSを貫通する半導体層SC11〜SC18が形成される(半導体層SC11〜SC18を区別しない場合には単に半導体層SCと呼ぶ)。
なお、上記半導体層SC11〜SC18は1層目の半導体層SC1〜SC8を指す。また後述するメモリストリングMS11〜MS18については1層目のメモリストリングMS1〜MS8を指す。
すなわち、半導体層SCと信号配線SGSとの交点に選択トランジスタST2が、そして半導体層SCと信号配線SGDとの交点に選択トランジスタST1が設けられる(図中、斜線部分)。
また、半導体層SCとワード線WL0、…、WLnとの交点にそれぞれメモリセルMC(図中、斜線部分)が設けられる。
つまり、例えば半導体層SC11に着目すれば、選択トランジスタST1、及びST2、両端が選択トランジスタST1、及びST2によって挟まれた複数のメモリセルMC0〜MCn、並びにソース線SLを含むメモリストリングMS11が構成される。
また同様に、半導体層SC12〜SC18領域にメモリストリングMS12〜MS18が構成される。
<2層目について>
なお、2層目について簡単に説明する。
最上層から2層目の半導体層SC21〜SC28については(半導体層SC21〜SC27については図10(b)に示せず)、金属層M2で共通接続され、その後コンタクトプラグCP2を介してビット線BL2に接続される。
なお、2層目について簡単に説明する。
最上層から2層目の半導体層SC21〜SC28については(半導体層SC21〜SC27については図10(b)に示せず)、金属層M2で共通接続され、その後コンタクトプラグCP2を介してビット線BL2に接続される。
つまり、2層目に積層されたメモリストリングMS21〜MS28でサブブロックBLK2を構成する。
<3層目、4層目について>
図10(b)に示すように、最上層から3層目の半導体層SC31〜SC38については(半導体層SC31〜SC37については図10(b)に示せず)、金属層M3で共通接続される。また最下層の半導体層SC41〜SC48については(半導体層SC41〜SC47については図10(b)に示せず)、金属層M4で共通接続される。
図10(b)に示すように、最上層から3層目の半導体層SC31〜SC38については(半導体層SC31〜SC37については図10(b)に示せず)、金属層M3で共通接続される。また最下層の半導体層SC41〜SC48については(半導体層SC41〜SC47については図10(b)に示せず)、金属層M4で共通接続される。
そして、金属層M3及びM4を貫通し、その上面がビット線BL3に接続されるコンタクトプラグCP3が形成される。
つまり、金属層M3及びM4がコンタクトプラグCP3で共通接続される。従って、3層目及び4層目に積層されたメモリストリングMS31〜MS38、MS41〜MS48でサブブロックBLK3が構成される。
以上、サブブロックBLK1〜BLK3の集合体によってブロックBLKが構成される。
このような構造をとるため4つの半導体層SCが積層されているにも拘わらず、ビット線BLの本数、すなわち第1方向(奥行き方向)への距離を小さくすることができる。
なお、上述したように第3の実施形態では便宜上4層の半導体層SCを例に挙げたが、数に限りはない。例えば、上記第1の実施形態と同様の積層数であってもよい。
半導体層SCが24層積層された場合、これら半導体層SC24に接続される金属層M1〜M24が設けられる。
ここで、上記第1、第2の実施形態と同様にブロックサイズを小さくするためには、コンタクトプラグCPで複数の金属層Mを共通接続させれば良い。
従前の構成では、金属層M1〜M24の各々にコンタクトプラグCP1〜CP24が接続されている場合、ビット線BLも同数だけ必要になる。
しかし、ブロックBLKのある領域だけ使用する場合であれば、例えば金属層M1〜M7、M18〜M24までを1つのコンタクトプラグCPで共通接続させればよい。従って、この場合、第1方向へのビット線BLの本数を10本減らすことが出来る。
このように半導体層SCの積層数は従前と同じであっても、金属層MとコンタクトプラグCPとの接続方法を駆使することで、ブロックサイズを縮小することが出る。
<変形例>
次に図11(a)及び図11(b)を用いて第3の実施形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。本変形例は、各層の金属層M全てをコンタクトプラグCPで共通接続させつつ、またソース線SLを共通接続させる点で上記第3の実施形態と異なる。なお、異なる構成についてのみ説明する。
次に図11(a)及び図11(b)を用いて第3の実施形態の変形例に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。本変形例は、各層の金属層M全てをコンタクトプラグCPで共通接続させつつ、またソース線SLを共通接続させる点で上記第3の実施形態と異なる。なお、異なる構成についてのみ説明する。
1.構成例
図11(a)に平面図を示し、図11(b)に図11(a)の11−11´に沿った断面図を示す。
図11(a)に示すように、第1方向に沿って形成される半導体層SC11、及びSC12が、第2方向に向かって配置される。また、半導体層SC11の一端は金属層M4に接続され、他端はソース線SLに接続される。
図11(a)に平面図を示し、図11(b)に図11(a)の11−11´に沿った断面図を示す。
図11(a)に示すように、第1方向に沿って形成される半導体層SC11、及びSC12が、第2方向に向かって配置される。また、半導体層SC11の一端は金属層M4に接続され、他端はソース線SLに接続される。
同様に、半導体層SC12の一端は金属層M5に接続され、他端はソース線SLに接続される。
そして図11(b)に示すように、例えば半導体層SC12〜SC42が上記金属層M5で共通接続される。
すなわち、例えば半導体層SC12〜SC42に形成される各々のメモリセルMCは同一のデータを保持することになる。
半導体層SC11〜SC41に形成される各々のメモリセルMCについでも同様であるため説明を省略する。
<変形例に係る効果>
変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、上記第3の実施形態と同様な効果を得ることができる。
変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、上記第3の実施形態と同様な効果を得ることができる。
すなわち、金属層MとコンタクトプラグCPとの接続方法を変えることでブロックサイズを可変とすることができる。具体的には、第1方向に向かって配置されるビット線BLの本数を減らすことができるため、たとえ積層数が増えたとしとしてもブロックサイズが拡大することがない。
なお、上記実施形態では、一例として12層のうち上から5、6、及び7層目に形成されたワード線WLに対応するメモリセルMCをユーザデータの格納領域として使用することを説明したが、これに限られない。
例えば、メモリセルMCの特性が優良なブロックであれば、12層のうち上から4層〜8層目に形成されたワード線WLを使用しても良いし、これに対しメモリセルMCの特性が優良でないようであれば、12層のうち上から6、7層目のワード線WLを使用しても良い。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第4の実施形態では、Plane0〜Plane3内の各々が平面上に配置された複数のNANDストリングによって構成される点で上記第1〜第3実施形態と異なる。
次に、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。第4の実施形態では、Plane0〜Plane3内の各々が平面上に配置された複数のNANDストリングによって構成される点で上記第1〜第3実施形態と異なる。
以下、上記実施形態と異なる構成のみ説明する。
1.構成例
図12を用いて本実施形態に係るPlane0の平面図を示す。なお、Plane1〜3については同一構成であるため説明を省略する。
図12を用いて本実施形態に係るPlane0の平面図を示す。なお、Plane1〜3については同一構成であるため説明を省略する。
Plane0は、例えばブロックBLK0及びブロックBLK1を備える。ここで、ブロックBLK0は、ブロックBLK1よりも大きなブロックサイズである。すなわち、ブロックBLK0をユーザデータ領域、そしてブロックBLK1をROM FUSE領域とする。
1.1<ブロックBLK0>
図12に示すようにブロックBLK0にはワード線WL0〜WL127が設けられ、これらワード線WL0〜WL127の各々は、対応するCG線0〜CG線127に接続される。
図12に示すようにブロックBLK0にはワード線WL0〜WL127が設けられ、これらワード線WL0〜WL127の各々は、対応するCG線0〜CG線127に接続される。
1.2<ブロックBLK1>
ブロックBLK1には16本のワード線WLが設けられる。これら16本のワード線WLをワード線WL0〜WL12、及びワード線WL125〜WL127と対応付ける。
ブロックBLK1には16本のワード線WLが設けられる。これら16本のワード線WLをワード線WL0〜WL12、及びワード線WL125〜WL127と対応付ける。
従って、ブロックBLK1においてワード線WL0〜WL12までの各々はCG線0〜CG線12のそれぞれに接続され、ワード線WL125〜WL127として機能する3本のワード線WLは上記CG線125〜CG線127の各々に接続される。
このようにワード線WL13〜WL124までを間引く構成を採用することで、Plane0内のブロックサイズを必要に応じて小さくすることが出来る。
ブロックBLK1において、例えばワード線WL5をROM FUSEとして使用する。換言すれば、ワード線WL5によって構成されるPageをROM FUSEとして使用する。
なぜなら書き込みの際、非書き込みビットに対する誤書き込みを防止するために、選択ワード線WLを中心として±6程度の非選択ワード線WLには、電圧VISO/電圧VGP/電圧VPASSなどのブーストオプションに応じた電圧が転送する必要があるからである。
ここで、電圧VISOとは保持データに関わらずメモリセルMCをオフさせる電圧である。例えば選択ワード線WLと非選択ワード線WLとを電気的に分離する電圧である。
また、電圧VGPとは、VISO(例えば、WL5)とVPASS(例えば、WL3、WL7)との間のメモリセルMC(例えば WL4、WL6)に供給する中間電位である。
このように、例えばワード線WL5を選択ワード線WLとすれば、ワード線WL0〜WL4、及びワード線WL6〜WL12に非選択電圧を転送することができる。
なお、ワード線WL125〜WL127については上記非選択電圧と異なる制御電圧を転送する。この場合ワード線WL125〜WL127の3本程度が適している。
以上説明したように、第4の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であっても、ディスターブを抑制出来、データの信頼性を向上することが出来、また面積縮小を実現することが出来る。すなわち上記(1)〜(3)の効果を得ることが出来る。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…半導体装置、2…不揮発性半導体記憶装置、3…メモリコントローラ、4…ホスト機器、20…周辺回路
Claims (10)
- 半導体基板に積層された複数のメモリセルを含み、n個の(n:自然数)メモリセルを含むメモリストリングを複数含む第1ブロック、前記第1ブロックと保持可能なデータ量が異なり前記メモリストリングを複数含む第2ブロックを備えるメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイを制御する周辺回路と
を具備し、
前記第1ブロック内のメモリセルに接続された第1方向に延伸した第1ワード線群に接続され、且つ前記第1方向と異なる第2方向に延伸した前記n本の第1信号配線が前記第1ブロックに配置され、
前記第2ブロック内のメモリセルに接続された前記第1方向に延伸した第2ワード線群に接続され、且つ前記第2方向に延伸したm本(n>m、m:自然数)の第2信号配線が前記第2ブロックに配置される
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第1ワード線群、及び前記第2ワード線群は前記半導体基板の法線方向に向かってそれぞれ前記n層積層され、
前記第1信号配線の各々は、前記n本の第1プラグを介して前記第1ワード線群と接続され、
前記第2信号配線の各々は、前記m本の第2プラグを介して前記第2ワード線群と接続され、
前記第2信号配線のうち少なくとも一本は前記第2プラグを介して複数の前記第2ワード線に接続される
ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記法線方向に向かって形成された前記メモリストリングの下層部分と、上層部分と、に位置する前記メモリセルに接続される前記ワード線は、前記第2プラグに共通接続され、
前記メモリストリングの中心部分、及びそれに隣接するメモリセルに接続される前記ワード線の各々は独立して前記第2プラグに接続される
ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記法線方向に向かって形成された前記メモリストリングを構成する複数の前記メモリセルに接続された各々の前記ワード線は、前記第2プラグによって共通接続された第1ワード線群、または各々が独立に接続された第3ワード線群のいずれか又はその両方を含む
ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記周辺回路は、読み出し電圧と、前記メモリセルをオン状態とし、読み出し対象の前記メモリセルに隣接する前記メモリセルに転送する第1電圧と、前記メモリセルをオン状態とする第2電圧を発生させる電圧発生回路を備え、
前記電圧発生回路は、前記第2ブロック内の前記メモリセルから前記データを読み出す際に、
前記メモリストリングの中心部分、及びそれに隣接するメモリセルに接続される前記ワード線のそれぞれに前記読み出し電圧、及び前記第1電圧を転送する
ことを特徴とする請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 前記第2ブロックは、前記データを格納可能なユーザデータ、またはROM FUSEとして機能する
ことを特徴とする請求項1〜5いずれか一項記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 請求項6記載の不揮発性半導体記憶装置と、
前記不揮発性半導体記憶装置を制御するメモリコントローラと
を具備し、
前記半導体記憶装置が起動すると、前記メモリコントローラは前記ROM FUSEとして機能する前記第2ブロック内の前記メモリセルに対して読み出し動作を実行し、
前記メモリコントローラは、前記メモリセルアレイのうち前記m本または前記m本以下の信号配線が接続されたブロックをブロックサイズの小さな第3ブロックとして認識する
ことを特徴とするメモリシステム。 - 前記メモリコントローラは、前記第3ブロックに対する前記読み出しと判断すると、
前記電圧発生回路に、前記第1電圧を発生させるよう制御する
ことを特徴とする請求項7記載のメモリシステム。 - 更に外部機器と
を具備し、
前記外部機器は、前記第3ブロックに該当するアドレス情報を保持可能な管理領域を備える
ことを特徴とする請求項7又は8記載のメモリシステム。 - データ保持可能なn個の(n:自然数)メモリセルが直列接続されたメモリストリングを複数含み、複数の前記メモリストリングで構成され、且つ前記データの消去単位である第1ブロック、及びm個の(n>m、m:自然数)前記メモリセルが直列接続されたメモリストリングを複数含み、複数の前記メモリストリングで構成された第2ブロックを備えるメモリセルアレイと、
前記メモリセルアレイを制御する周辺回路と
を具備し、
前記周辺回路は、前記第1ブロックを選択する第1デコーダと、前記第2ブロックを選択する第2デコーダと、を含み、
前記第1デコーダには、第1方向に延伸した第1ワード線群を介して前記第1ブロック内に形成される前記メモリセルに接続され、且つ前記第1方向と直交する第2方向に向かう前記n本の第1信号配線が配置され、
前記第2デコーダには前記第2方向に向かう前記n本の前記第1信号配線が配置され、前記n本の第1信号配線のうち前記m本が、前記第1方向に延伸した第2ワード線群を介して前記第2ブロック内に形成される前記メモリセルに接続される
ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
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