JP2009257745A - 冷凍装置 - Google Patents

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隆司 土井
Masaaki Kitazawa
昌昭 北澤
Kanji Akai
寛二 赤井
Hirokazu Fujino
宏和 藤野
Takashi Yoshioka
俊 吉岡
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Abstract

【課題】オゾン層破壊係数が0であって、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、又は、この冷媒を含む混合冷媒を利用する冷凍サイクルにおける成績係数を良好な値にすることが可能な冷凍装置を提供することにある。
【解決手段】冷凍装置1は、冷媒回路10と、単一冷媒、または、その単一冷媒を含む混合冷媒と、送風機構18c,19cとを備える。冷媒回路は、少なくとも圧縮機2、室内熱交換器4,6、膨張機構5、および室外熱交換器4,6,18,19を有し、室外熱交換器を少なくとも蒸発器として機能させる。単一冷媒は、上述した冷媒からなる。送風機構は、室外熱交換器に対して空気流れを供給する。室外熱交換器は、複数の伝熱管が複数列に配置され、空気流れの風上側に冷媒のガス側入出口が配置される。
【選択図】図14

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
従来、冷凍サイクルに用いられる熱媒体(冷媒)としては、クロロフルオロ炭化水素、フルオロ炭化水素、これらの共沸組成物等が知られている。これらの冷媒として、例えば、R−11(トリクロロモノフルオロメタン)、R−22(モノクロロジフルオロメタン)、R502(R−22+クロロペンタフルオロエタン)等が主に使用されている。
しかしながら、オゾン層が破壊されると地球上の生態系に悪影響を及ぼすことが指摘され、オゾン層を破壊する危険性の高い冷媒については、使用が制限されるという国際的な取り決めがなされている。
これに対して、出願人は、以下に示す特許文献1(特開平4−110388号公報)に記載のように、仮に冷凍サイクルから大気中に漏れ出したとしてもオゾン層破壊係数(ODP:Ozone Depletion Potential)が0であり、かつ、冷凍サイクルにおいて従来用いられていた冷媒と同等の能力を発揮できる冷媒を考案している。具体的には、塩素原子および臭素原子を含まない冷媒を提案している。
ところで、オゾン層破壊係数が0の冷媒ではある冷媒として、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、この冷媒を含む混合冷媒を利用することができる。しかし、この冷媒を冷凍装置に用いる場合において、成績係数を良好な値にすることが可能な技術については、未だなんら考慮されていない。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、オゾン層破壊係数が0であって、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、又は、この冷媒を含む混合冷媒を利用する冷凍サイクルにおける成績係数を良好な値にすることが可能な冷凍装置を提供することにある。
第1発明に係る冷凍装置は、冷媒回路と、単一冷媒、または、その単一冷媒を含む混合冷媒と、送風機構とを備える。冷媒回路は、少なくとも圧縮機、室内熱交換器、膨張機構、および室外熱交換器を有する。冷媒回路はまた、第1運転状態で少なくとも運転させることが可能である。第1運転状態は、室外熱交換器を蒸発器として機能させる運転状態である。単一冷媒は、冷媒回路内を循環させることにより冷凍サイクルが行われる、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる。送風機構は、室外熱交換器に対して空気流れを供給する。室外熱交換器は、複数の伝熱管と、複数枚のフィンとを有する。複数枚のフィンは、複数の伝熱管に貫通される。室外熱交換器はまた、複数の伝熱管が複数列に配置され、送風機構によって形成される空気流れの風上側に冷媒のガス側入出口が配置される。
本発明の冷凍装置は、冷媒回路が室外熱交換器を少なくとも蒸発器として機能させる回路となっている。室外熱交換器が蒸発器として機能させて室外熱交換器に着霜が起こった場合に行うデフロスト運転には、例えば、膨張機構を最大開度にして室内熱交換器と室外熱交換器とを連通状態にして極力高温の冷媒を室外熱交換器に送り込むことにより室外熱交換器の着霜を解消するデフロスト運転(正サイクルデフロスト運転)と、ホットガスバイパス回路がある場合には室外熱交換器にホットガスバイパス回路を通じて圧縮機により圧縮されて高温となったガス冷媒を送り込むことにより着霜を解消させるデフロスト運転(ホットガスバイパスデフロスト運転)と、また室外熱交換器を凝縮としても機能できる場合には室外熱交換器を凝縮器として機能させることにより着霜を解消させるデフロスト運転(逆サイクルデフロスト運転)とがある。そして、本発明の冷凍装置では、室外熱交換器のガス側入出口が、室外熱交換器において空気流れの風上側に配置されている。
このため、少なくとも上述したデフロスト運転のうちで逆サイクルデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。また、少なくとも空気流れ方向に対して対向する向きに冷媒が流れることになるため、熱交換効率を向上させることができる。特に、本発明の冷媒のうち非共沸混合冷媒を採用した場合には、P−h線図上の二相領域において温度勾配が生じるため、本発明の流れ向きを採用することによる効果をより顕著なものとすることができる。したがって、本発明の冷凍装置では、熱交換効率を向上させつつデフロスト運転の効率を向上させるという効果を奏する。
第2発明に係る冷凍装置は、第1発明に係る冷凍装置であって、冷媒回路は、ホットガスバイパス回路を有する。ホットガスバイパス回路は、圧縮機から吐出された冷媒を室外熱交換器に導く。室外熱交換器は、ホットガスバイパス回路と接続され、かつ、送風機構によって形成される空気流れの風上側に配置される冷媒の液側入出口が配置される。
本発明の冷凍装置は、冷媒回路がホットガスバイパス回路を有している。室外熱交換器が蒸発器として機能させて室外熱交換器に着霜が起こった場合に、ホットガスバイパスデフロスト運転を行うことができる。そして、室外熱交換器の液側入出口が、室外熱交換器において空気流れの風上側に配置されている。
このため、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第3発明に係る冷凍装置は、第2発明に係る冷凍装置であって、冷媒回路は、第1運転状態のみの運転が可能である。
本発明の冷凍装置が、暖房専用の空気調和装置であったり、給湯装置であったりしても、室外熱交換器が蒸発器として機能させて室外熱交換器に着霜が起こった場合に、ホットガスバイパスデフロスト運転を行うことができる。そして、室外熱交換器の液側入出口が、室外熱交換器において空気流れの風上側に配置されている。
このため、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第4発明に係る冷凍装置は、第2発明または第3発明に係る冷凍装置であって、室外熱交換器は、ガス側入出口が液側入出口よりも低い位置に配置される。
本発明の冷凍装置では、ホットガスバイパス回路が接続される液側入出口をガス側入出口よりも高い位置に配置している。
このため、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、はじめに熱交換器の上方の霜を溶かして、この上方の霜が溶けたことで生じるドレン水を、霜が付きやすいガス側入出口に対して自重により導くことができる。これにより、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第5発明に係る冷凍装置は、第1発明から第4発明のいずれかに係る冷凍装置であって、室外熱交換器は、ガス側入出口が複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置される。
ガス冷媒は液冷媒よりも上方に流れやすいために、ガス側入出口を最下部に設けると、室外熱交換器においてガス側入出口が出口側となる場合(すなわち、室外熱交換器が蒸発器として機能する場合)に、液冷媒が自重により下に流れようとし、かつ、ガス冷媒が上に流れようとするため、冷媒の流れの中で摩擦が生じてしまい、冷媒が流れにくくなるスリップ現象が起こる。このスリップ現象が起こると冷凍能力が低下することになる。
このように、本発明の冷凍装置では、室外熱交換器のガス側入出口を複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置するため、スリップ現象を低減させることができ、冷凍能力の低下を防ぐことができる。
第6発明に係る冷凍装置は、冷媒回路と、単一冷媒、または、その単一冷媒を含む混合冷媒と、送風機構とを備える。冷媒回路は、少なくとも圧縮機、室内熱交換器、膨張機構、および室外熱交換器を有する。冷媒回路はまた、室外熱交換器を蒸発器として機能させる第1運転状態で運転させることが可能である。単一冷媒は、冷媒回路内を循環させることにより冷凍サイクルが行われる、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる。送風機構は、室外熱交換器に対して空気流れを供給する。室外熱交換器は、複数の伝熱管と、複数枚のフィンとを有する。複数枚のフィンは、複数の伝熱管に貫通される。室外熱交換器はまた、複数の伝熱管が1列または複数列に配置され、冷媒のガス側入出口が冷媒の液側入出口よりも低い位置に配置される。
本発明の冷凍装置では、例えば正サイクルデフロスト運転と、冷媒回路がホットガスバイパス回路を有しておりホットガスバイパスデフロスト運転を行う場合に、高温の冷媒が流入する液側入出口をガス側入出口よりも高い位置に配置していることになる。
このため、正サイクルデフロスト運転またはホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、はじめに熱交換器の上方の霜を溶かして、この上方の霜が溶けたことで生じるドレン水を、霜が付きやすいガス側入出口に対して自重により導くことができる。これにより、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第7発明に係る冷凍装置は、第6発明に係る冷凍装置であって、室外熱交換器は、複数の伝熱管が1列に配置され、ガス冷媒の出口が複数の伝熱管のうち最下部ではない位置に配置される。
ガス冷媒は液冷媒よりも上方に流れやすいために、ガス側入出口を最下部に設けると、室外熱交換器においてガス側入出口が出口側となる場合(すなわち、室外熱交換器が蒸発器として機能する場合)に、液冷媒が自重により下に流れようとし、かつ、ガス冷媒が上に流れようとするため、冷媒の流れの中で摩擦が生じてしまい、冷媒が流れにくくなるスリップ現象が起こる。このスリップ現象が起こると冷凍能力が低下することになる。
このように、本発明の冷凍装置では、室外熱交換器のガス側入出口を複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置するため、スリップ現象を低減させることができ、冷凍能力の低下を防ぐことができる。
第1発明に係る冷凍装置では、少なくとも上述したデフロスト運転のうちで逆サイクルデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。また、少なくとも空気流れ方向に対して対向する向きに冷媒が流れることになるため、熱交換効率を向上させることができる。特に、本発明の冷媒のうち非共沸混合冷媒を採用した場合には、P−h線図上の二相領域において温度勾配が生じるため、本発明の流れ向きを採用することによる効果をより顕著なものとすることができる。したがって、熱交換効率を向上させつつデフロスト運転の効率を向上させるという効果を奏する。
第2発明に係る冷凍装置では、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第3発明に係る冷凍装置では、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、着霜が起こりやすい室外熱交換器の風上側に、圧縮機により圧縮されて高温高圧となったガス冷媒を送り込むことができるため、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第4発明に係る冷凍装置では、ホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、はじめに熱交換器の上方の霜を溶かして、この上方の霜が溶けたことで生じるドレン水を、霜が付きやすいガス側入出口に対して自重により導くことができる。これにより、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第5発明に係る冷凍装置では、室外熱交換器のガス側入出口を複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置するため、スリップ現象を低減させることができ、冷凍能力の低下を防ぐことができる。
第6発明に係る冷凍装置では、正サイクルデフロスト運転またはホットガスバイパスデフロスト運転を行った場合に、はじめに熱交換器の上方の霜を溶かして、この上方の霜が溶けたことで生じるドレン水を、霜が付きやすいガス側入出口に対して自重により導くことができる。これにより、室外熱交換器の着霜を速やかに解消することができる。
第7発明に係る冷凍装置では、室外熱交換器のガス側入出口を複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置するため、スリップ現象を低減させることができ、冷凍能力の低下を防ぐことができる。
本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明の単一冷媒の冷凍サイクルの例を示すp−h線図。 本発明の単一冷媒の冷凍サイクルの例を示すT−s線図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 本発明を適用可能な冷媒回路の例を示す図。 第1実施形態の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第1実施形態の熱交換器のデフロストの様子を示す図。 第1実施形態の変形例(1)の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第2実施形態の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第2実施形態の熱交換器のデフロストの様子を示す図。 第2実施形態の変形例(1)の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第2実施形態の変形例(1)の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第2実施形態の変形例(2)の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第2実施形態の変形例(2)の熱交換器およびその着霜の様子を示す図。 第1・2実施形態の変形例と比較するための熱交換器におけるp−h線図。 第1・2実施形態の変形例の熱交換器におけるp−h線図。
以下、本発明の実施形態の例として、複数の実施形態を述べる。
以下に示す各実施形態は、相互に矛盾しない限り、異なる実施形態同士を自由に組み合わせた実施形態を採用することもでき、この組合せによる実施形態も本発明に含まれるものである。なお、この組合せとしては、単なる個々の効果を奏するだけでなく、相乗効果を奏するような組合せを採用することがより好ましい。
<1>冷凍サイクルの例
以下、本発明の実施形態の例を示す前に、本発明が適用される冷凍サイクルの例を示す。
なお、以下に示す冷凍サイクルは、本発明が適用される冷凍サイクルの例を示すものであって、本発明の適用可能な冷凍サイクルを以下の冷凍サイクルに限定するものではない。
また、以下の説明では、部材番号4で示す熱交換器は、室外等の被空調空間以外の空間に設置された室外熱交換器を意味するものとし、部材番号6で示す熱交換器は、室内等の被空調空間に設置された室内熱交換器を意味するものとする。
(1−A)暖房専用冷凍サイクル
図1に、暖房専用冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Aの例を示す。
冷媒回路10は、圧縮機2、室内に設置された凝縮器6、膨張弁5、屋外に設置された蒸発器4がこの順で接続されて構成されており、内部を冷媒が循環することで冷凍サイクルを行う。この圧縮機2は、モータ2aによって駆動される。
ここで、冷媒回路10Aにおいて作動する冷媒としては、単一冷媒であっても、混合冷媒であってもよい。
このような冷媒としては、例えば、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)からなる単一冷媒を使用することができる。
また、この冷媒に代えて、例えば、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒を使用することができる。例えば、HFO−1225ye(1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3―CF=CHF)、HFO−1234ze(1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CHF)、HFO−1234ye(1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CHF2−CF=CHF)、HFO−1243zf(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CH2)、1,2,2−トリフルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CF2)、2−フルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CH2)等を使用することができる。
また、上述の冷媒を含む混合冷媒を使用してもよい。例えば、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−32(ジフルオロメタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が70質量%以上94質量%以下でHFC−32の割合が6質量%以上30質量%以下がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上87質量%以下でHFC−32の割合が13質量%以上23質量%以下がよく、さらに好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上79質量%以下でHFC−32の割合が21質量%以上23質量%以下(例えば、78質量%のHFO−1234yfと22質量%のHFC−32との混合冷媒)がよい。また、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−125(ペンタフルオロエタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が80質量%以上90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上20質量%以下がよい。また、他のHFC系冷媒、例えば、HFC−134(1,1,2,2−テトラフルオロエタン)、HFC−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン)、HFC−143a(1,1,1−トリフルオロエタン)、HFC−152a(1,1−ジフルオロエタン)、HFC−161(フルオロエタン)、HFC−227ea(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン)、HFC−236ea(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン)、HFC−236fa(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン)、HFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン)等との混合冷媒を使用してもよい。また、HFC系冷媒ではなく、炭化水素系等のその他の冷媒、例えば、メタン、エタン、プロパン、プロペン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、ジメチルエーテル、ビス−トリフルオロメチル−サルファイド、二酸化炭素、ヘリウム等との混合冷媒を使用してもよい。
さらに、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒同士の混合冷媒を使用したり、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒、及び、上述のHFC系冷媒や炭化水素系等のその他の冷媒のうち、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒を少なくとも1成分以上含む3成分以上からなる混合冷媒を使用してもよい。例えば、HFO−1234yfとHFC−32とHFC−125との混合冷媒(例えば、52重量%のHFO−1234yfと23質量%のHFC−32と25重量%のHFC−125との混合冷媒)がある。
以上の冷媒が充填された冷媒回路10Aにおいては、圧縮機2から吐出された冷媒が凝縮器において凝縮され液冷媒となり、液冷媒が膨張弁5で減圧されて蒸発器を経てガス冷媒となり、再び圧縮機2に戻ることで、冷凍サイクルが実行される。
なお、図2に、冷媒回路10Aにおいて、単一冷媒としてHFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)を用いて冷凍サイクルを行った場合のp−h線図を示す。また、図3に、冷媒回路10Aにおいて、単一冷媒としてHFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)を用いて冷凍サイクルを行った場合のT−s線図を示す。
暖房専用冷凍サイクルでは、図1において冷媒回路10A中に点A〜Dで示した部分を、A→B→C→D→Aの順で冷媒が循環している。なお、図2および図3の各線図においても、A→B→C→D→Aの順で冷媒が循環している点は同様である。
これらの図2および図3で示される冷媒の挙動は、暖房専用冷凍サイクルで用いた場合の一例であり、各点A,B,C,Dは、図1に示す暖房専用冷凍サイクルにおけるポイントを示している。なお、他の冷媒回路を示す図においても各ポイントA,B,C,D・・・の表記がなされているが、これは同じ状態を示すものではなく別異のものであり、それぞれの冷媒回路を前提としたポイントを示すものである。
なお、冷媒回路10Aには、屋外に設置された蒸発器4の近傍における温度を検知可能な温度センサ4aが設けられており、冷媒回路10Aを運転制御する制御部4bが設けられている。この制御部4bは、温度センサ4aが検知する温度が冷媒の大気圧相当温度以下になった場合に、冷媒回路10Bにおける運転を停止させる制御を行う。これにより、屋外に設置された蒸発器4への着霜が生じる事態を回避することができる。
(1−B)ホットガスバイパス冷凍サイクル
図4に、ホットガスバイパス冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Bの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
この冷媒回路10Bには、冷媒回路10Bにおいて、圧縮機2から吐出されたガス冷媒の一部を、膨張弁5を通過して蒸発器6に向かう冷媒に混合させるホットガスバイパス回路13が設けられている。このホットガスバイパス回路13は、圧縮機2から吐出された冷媒のバイパス量を調節できるホットガスバイパス膨張弁13aが設けられている。このホットガスバイパス膨張弁13aによって流量を調節することで、蒸発器6における負荷減少時であっても、圧縮機2が吸い込む冷媒の状態を安定化させることができる。他の構成は、上述した冷媒回路10Aと同様である。
(1−C)冷暖切換冷凍サイクル
図5に、冷暖切換冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Cの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、圧縮機2の吐出側、吸入側、室内熱交換器(凝縮器、蒸発器)、室外熱交換器(蒸発器、凝縮器)の4つの接続対象を切り換える、四路切換弁3が設けられている。他の構成は、上述した冷媒回路10Aと同様である。
図5に示す四路切換弁3では、冷房運転が行われる際の接続状態を実線で、暖房運転が行われる際の接続状態を点線で示している。
(1−D)アキュムレータ冷凍サイクル
図6に、アキュムレータ冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Dの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、四路切換弁3から圧縮機2の吸入側に至るまでの間に、アキュムレータ7が設けられている。このアキュムレータ冷凍サイクルでは、圧縮機2において液圧縮が生じるおそれを低減させている。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
(1−E)レシーバ冷凍サイクル
図7に、レシーバ冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Eの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、室外熱交換器4(凝縮器、蒸発器)と、膨張弁5との間に、レシーバ8が設けられている。このレシーバ冷凍サイクルでは、冷媒回路10Dの周囲の負荷変動に応じた循環冷媒量の変化をレシーバ8において吸収することができる。他の構成は、上述した冷媒回路10Aと同様である。
(1−F)液ガス熱交換器冷凍サイクル
図8に、液ガス熱交換器冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Fの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、室外熱交換器4(凝縮器)から膨張弁5までの間の液冷媒が通過する部分と、室内熱交換器6から圧縮機2の吸入側までのガス冷媒が通過する部分と、の間で熱交換を行わせる液ガス熱交換器9aを有する液ガス熱交換回路9が設けられている。ここでは、液冷媒の循環量を増大させて冷凍能力を向上させ、圧縮機2の吸入冷媒に適度の過熱をつけさせることで液圧縮を回避することが可能になる。他の構成は、上述した冷媒回路10Bと同様である。
(1−G)過冷却冷凍サイクル
図9に、過冷却冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Gの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、膨張弁5において減圧された冷媒の一部を分岐させて圧縮機2の吸入側に戻す過冷却回路11が設けられている。この過冷却回路11は、分岐した冷媒を減圧させる過冷却膨張弁11bが設けられている。そして、過冷却回路11は、分岐して過冷却膨張弁11bによって減圧された冷媒と、分岐することなく蒸発器6に向かう冷媒との間で熱交換させる過冷却熱交換器11aを有している。このように蒸発器6に向かう冷媒のエンタルピをさらに低減させることができるため、成績係数(COP)を向上させることができる。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
(1−H)油分離冷凍サイクル
図10に、油分離冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Hの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
ここでは、圧縮機2の吐出側から四路切換弁3に至るまでの間から分岐した回路を圧縮機2の吸入側に戻す油分離回路12が設けられている。この油分離回路12は、吐出冷媒から冷凍機油を分離する油分離器12a、油分離器12aにおいて回収した冷凍機油を通過させるフィルタ12b、減圧させるキャピラリーチューブ12cが設けられている。これにより、吐出冷媒の温度が上昇することによる冷凍機油の枯渇を避けることができる。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
(1−I)二段圧縮冷凍サイクル
図11に、二段圧縮冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Iの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
この冷媒回路10Iには、圧縮機2として二段圧縮タイプの圧縮機を用いて、冷媒を2段階に圧縮させる二段圧縮回路14が設けられている。この二段圧縮回路14は、低段圧縮機、低段圧縮機から吐出された冷媒を冷却させる中間冷却器14a、中間冷却器14aを流れ出た冷媒が溜まるレシーバ14b、凝縮器4で凝縮されてレシーバ14bに向かう冷媒を減圧させる膨張弁5a、レシーバ14bに溜まったガス冷媒を吸入して圧縮する高段圧縮機、および、レシーバ14bから蒸発器6に向かう冷媒を減圧させる膨張弁5bが設けられている。この中間冷却器1aで冷却された冷媒は、レシーバ14bに溜まる。また、凝縮器4で凝縮された冷媒であって、膨張弁5aで減圧された冷媒も、レシーバ14bに溜まり、中間冷却器14aで冷却された冷媒と混ざる。そして、レシーバ14b内のガス冷媒は、高段圧縮機に吸入されるが、この吸入冷媒は冷却されているため、高段吐出管の過剰な温度上昇を防止でき、冷凍機油の劣化や枯渇を防ぐことができる。また、一段当たりの圧力比を小さくできる。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
(1−J)マルチ冷凍サイクル
図12に、マルチ冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Jの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
この冷媒回路10Jには、室内側に設置される蒸発器6が複数台、並列に設置されているマルチ冷媒回路15が設けられている。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
(1−K)蒸気バイパス冷凍サイクル
図13に、蒸気冷凍サイクルを行う空気調和装置1の有する冷媒回路10Kの例を示す。ここで用いられる冷媒は、上述の暖房専用冷凍サイクルにおいて用いられる冷媒として例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかを用いることができる。
この冷媒回路10Kには、凝縮器6で凝縮され膨張弁5において減圧された冷媒であって蒸発器4に流入前の冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するアキュムレータ17b、このアキュムレータ17b内の冷媒のうちガス冷媒を除いた液冷媒のみを蒸発させる蒸発器4、アキュムレータ17b内の冷媒のうちガス冷媒を減圧させる膨張弁17a、および、膨張弁17aで減圧された冷媒の流れについて圧縮機2の吸入側に向かう流れのみを許容する逆止弁17cが設けられた蒸気バイパス回路17が設けられている。ここでは、蒸発器4に流入する冷媒からガス冷媒を除いているので、蒸発器4において空気等との熱交換に寄与しないガス冷媒を少なくさせることができ、上記冷媒を採用した場合に特に問題となる蒸発器4内における圧力損失を低減させることができる。他の構成は、上述した冷媒回路10Cと同様である。
なお、この蒸気バイパス回路17は、これ以外にも、例えば、蒸発器4の途中において、蒸発した冷媒による圧力損失が顕著になる部分に上述のアキュムレータ17bと同様の構成のものを配置し、蒸発器4の途中からガス冷媒を抜き出す構成としてもよい。この場合には、蒸発器4内で蒸発した後のガス冷媒をも抜き出すことができ、蒸発器4内における圧力損失をより効果的に低減させることができる。
<1>第1実施形態
<1−1>室外熱交換器内における冷媒の流れ方向
以下に述べる第1実施形態の熱交換器内の冷媒の流れ方向の構造は、冷凍サイクルの例として上述した(1−A)〜(1−K)の冷凍サイクルのうちで冷房運転と暖房運転の切換が可能な冷凍サイクル(1−C)〜(1−E)、および(1−G)〜(1−K)において、室外熱交換器として設けられている。そして、第1実施形態の熱交換器は、上述した(1−C)〜(1−E)、および(1−G)〜(1−K)のうちのいずれかの冷凍サイクルにおいて、上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかが作動冷媒として利用された冷凍装置における熱交換器として採用することができる。
第1実施形態の熱交換器としては、例えば、図14に示す熱交換器18Aのように、フィン18aと、フィン18bとが設けられており、これらを冷媒が流れる伝熱管によって接続されているものとすることができる。このフィン18aは、送風機18cが駆動した場合に生じる空気流れ方向において、風上側に配置されている。また、フィン18bは、風下側に配置されている。なお、フィン18a、18bは、いずれも図面において奥行き方向に複数枚重なるように設けられている。伝熱管は、フィン18bについて、図面の手前側と奥行き側とをU字管を介して折り返しつつ往復した後、U字管を介してフィン18a側まで延びている。また、フィン18aにおいても、伝熱管は、図面の手前側と奥行き側とをU字管を介して折り返しつつ往復して、熱交換器の外部にまで延びている。なお、ここでは、熱交換器は凝縮器として機能する場合を例に挙げて説明する。ここで、熱交換器18には、送風機18cによる空気流れの下流側に配置されたフィン18b側から冷媒が流入し、空気流れの上流側に配置されたフィン18aを通過して、熱交換器の外部に流れ出るように構成されている。このように冷媒の流れと空気の流れとを対向流とすることで、熱交換効率を低減させることができる。
また、特に、上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかとして非共沸混合冷媒を採用した場合には、P−h線図上の二相領域において、圧力相当飽和温度が、液冷媒側(乾き度が低い部分)とガス冷媒側(乾き度が高い部分)とで温度勾配を持っている。しかも、冷媒圧力が高圧になるほど、この温度勾配が急になり、冷媒の熱交換器入口温度と熱交換器出口温度との差が大きい。このため、特に、熱交換器を凝縮器として機能させる際の出口近傍の二相域(液リッチ部分)では、空気温度と冷媒温度との温度差を確保するためにも、このような対向流の構造が好ましい。
熱交換器18は、暖房運転時には、冷媒の蒸発器として機能する。この際、図14に示すように、蒸発器としての熱交換器18の風上側に着霜が生じる場合がある。このような場合には、熱交換器18の表面のうち熱交換可能な部分を埋めてしまい、さらに霜が成長してしまうと、通風抵抗が増大することで、熱交換を阻害してしまうことがある。そこで、冷暖切換可能な冷凍サイクルにおいて、図15に示すように、18の風上側に付着した霜を除去するデフロスト運転を行う。ここで、デフロスト運転では、例えば、四路切換弁3の接続状態を切り換えて、室内熱交換器を冷媒の蒸発器として機能させ、室外熱交換器を冷媒の凝縮器として機能させる、いわゆる冷房運転時に似た冷凍サイクルを行う(逆サイクルデフロスト運転)。ただし、ここでは、暖房運転を行う時期に室内に冷たい風を送ることを避けるため、室内熱交換器に空気流れを供給する室内送風機の運転は停止させる。このように逆サイクルデフロスト運転を行うことで、冷媒の循環方向が逆転するため、暖房運転時に蒸発器として機能していた18の風上側は、デフロスト運転時には凝縮器として機能する18の冷媒の入口側となる。これにより、暖房運転時に着霜が生じやすい風上側に対して、デフロスト運転時には圧縮機2から吐出されたばかりの高温高圧のホットガスを送り込み、霜を効率的に溶かすことができる。
<1−2>第1実施形態の変形例
(1)
上記熱交換器18Aは、図16に示すように、空気流れの下流側に配置されたフィン18bの上下方向中心よりも下側から冷媒が流入し、空気流れの上流側に配置されたフィン18aを通過して一旦風下側のフィン18bに流し、再び風上側のフィン18aに流すことによって、風上側のフィン18aの最下部(すなわち、フィン18aを貫通する複数の伝熱管のうちの最下部)よりも上方から熱交換器の外部に冷媒が流れ出るような構成の熱交換器18Bとしても良い。
このように、風上側のフィン18aにガス冷媒の入出口を設けており、かつ、フィン18aを貫通する複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置にガス冷媒の入出口を配置する構成となるため、通常の暖房運転時の熱交換効率を維持しつつ、霜を効率的に溶かすことができ、かつ、スリップ現象を低減させることができる。
(2)
上述した(1−A)、(1−B)、および(1−F)の冷凍サイクルにおいては、室外熱交換器を蒸発器として機能させる運転を暖房運転専用の空気調和装置の冷媒回路としているが、これに限らずに、室内熱交換器を水熱交換器として水を加熱して給湯を行う給湯装置の冷媒回路としても良い。
<2>第2実施形態
<2−1>
以下に述べる第1実施形態の熱交換器内の冷媒の流れ方向の構造は、冷凍サイクルの例として上述した(1−A)〜(1−K)の冷凍サイクルのうちで暖房専用運転のみが可能な冷凍サイクル(1−A)、(1−B)、および(1−F)において、室外熱交換器として設けられている。そして、第1実施形態の熱交換器は、上述した(1−C)〜(1−E)、(1−G)〜(1−K)のうちのいずれかの冷凍サイクルにおいて、上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかが作動冷媒として利用された冷凍装置における熱交換器として採用することができる。
第2実施形態の19としては、図17に示すように、フィン19aと、フィン19bとが設けられており、これらを上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかが流れる伝熱管によって接続されているものとすることができる。このフィン19aは、送風機19cが駆動した場合に生じる空気流れ方向において、風上側に配置されている。また、フィン19bは、風下側に配置されている。なお、フィン19a、19bは、いずれも図面において奥行き方向に複数枚重なるように設けられている。ここでは、19に対する冷媒の入口および出口は、いずれも送風機19cによる空気流れの風上側に設けられている。入口は、空気流れの上流側に配置されたフィン19aの最下部(すなわち、フィン19aを貫通する複数の伝熱管のうちの最下部)よりもやや上に位置している。また、出口は、入口の下方で空気流れの上流側に配置されたフィン19aの最下部に位置している。そして、19の入口から延びる伝熱管は、図の奥行き方向に延びた後、U字管によって折り返され、図の手前側においてもU字管で折り返されることを繰り返しながら、18の上方まで延びている。そして、伝熱管は、フィン19aの上端近傍まで達した後、U字管を介して下流側に配置されているフィン19bへと延びて、フィン19bにおいて同様の折り返しを繰り返しつつ下方に向けて延びている。フィン19bの下端近傍まで達した後、伝熱管は、U字管を介して風上側のフィン19aに配置される出口まで延びている。
熱交換器19は、暖房運転時には、冷媒の蒸発器として機能する。この際、図17に示すように、蒸発器としての熱交換器19の風上側に着霜が生じる場合がある。このような場合には、熱交換器19の表面のうち熱交換可能な部分を埋めてしまい、さらに霜が成長してしまうと、通風抵抗が増大することで、熱交換を阻害してしまうことがある。そこで、図18に示すように、19の風上側に付着した霜を除去するデフロスト運転を行う。ここで、デフロスト運転では、例えば、膨張機構を最大開度にして室内熱交換器と室外熱交換器とを連通状態にして極力高温の冷媒を室外熱交換器に送り込むことにより室外熱交換器の着霜を解消するデフロスト運転(正サイクルデフロスト運転)、または、ホットガスバイパス回路がある冷凍サイクル(1−B)の場合には室外熱交換器にホットガスバイパス回路を通じて圧縮機により圧縮されて高温となったガス冷媒を送り込むことにより着霜を解消させるデフロスト運転(ホットガスバイパスデフロスト運転)を行う。このように正サイクルデフロスト運転またはホットガスバイパスデフロスト運転を行うことで、着霜が生じた液冷媒の入口に高温高圧のホットガスを送り込むことができる。これにより、暖房運転時に着霜が生じやすい風上側に対して、デフロスト運転時には圧縮機2から吐出されたばかりの高温高圧のホットガスを送り込み、霜を効率的に溶かすことができる。
また、特に、上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかとして非共沸混合冷媒を採用した場合には、P−h線図上の二相領域において、圧力相当飽和温度が、液冷媒側(乾き度が低い部分)とガス冷媒側(乾き度が高い部分)とで温度勾配を持っている。このため、19を蒸発器として機能させる暖房運転時には、冷媒の入口側の冷媒温度が低いため、さらに、入口側で着霜が生じやすい。これに対して、第2実施形態の19では、デフロスト運転時において、着霜が生じやすかった部分である入口側にホットガス冷媒を送り込み、霜を効率的に溶かすことができる。
さらに、第2実施形態の19では、デフロスト運転時において、冷媒は風上側のフィン19aの上方を流れた後に、風下側のフィン19bを流れる。このため、ホットガス冷媒が比較的暖かいうちに上方にホットガス冷媒を送ることができ、上方の霜と溶かすことで生じるドレン水を、ドレン水の自重によって着霜が生じやすかった部分に供給することができ、霜を積極的に溶かすことができる。なお、このように、デフロスト運転時のホットガス冷媒の入口と出口が近くになるように設計されていることで下方の霜を溶かしやすくなる効果があるとともに、切り欠け構造19dが採用されているため、出入口の間では熱遮断がなされており、暖房運転時に熱交換器19の熱交換効率を向上させることができている。また、この切り欠き構造19dによって、熱交換器19が凝縮器として機能する場合も、熱伝導を防ぐことで、出口の冷媒に過冷却を付けにくい問題を解消している。
<2−2>第2実施形態の変形例
(1)
上記熱交換器19Aは、図19に示すように、空気流れの上流側に配置されたフィン19aの上下方向中心のやや下方から冷媒を流入してフィン19aの下端へ導いた後に、空気流れの下流側に配置されたフィン19bを通過させてフィン19bの上端へ導く。そして、風下側のフィン19bの上端から再び風上側のフィン19aを通過させて風上側のフィン19aの上下方向中心のやや上方(すなわち、冷媒の入口の上)から熱交換器の外部に冷媒が流れ出るような構成の熱交換器19Bとしても良い。また、図20に示すように、熱交換器19Bとは冷媒の流れ方向が全く逆の構成の熱交換器19Cとしても良い。
(2)
上記熱交換器19Aは、図21に示すように、伝熱管が1列の構成の熱交換器19Dとしても良い。なお、この場合には、冷媒の入口をフィン19aの上端に配置し、冷媒の出口をフィン19aの下端に配置している。
これにより、デフロスト運転時において、冷媒はフィン19aの上側から下側へ流れる。このため、ホットガス冷媒が比較的暖かいうちに上方にホットガス冷媒を送ることができ、上方の霜と溶かすことで生じるドレン水を、ドレン水の自重によって着霜が生じやすかった部分に供給することができ、霜を積極的に溶かすことができる。
また、上記熱交換器19Dは、図22に示すように、冷媒の出口をフィン19aの最下部よりやや上方に配置する構成の熱交換器19Eとしても良い。
(3)
上述した(1−A)、(1−B)、および(1−F)の冷凍サイクルにおいては、室外熱交換器を蒸発器として機能させる運転を暖房運転専用の空気調和装置の冷媒回路としているが、これに限らずに、室内熱交換器を水熱交換器として水を加熱して給湯を行う給湯装置の冷媒回路としても良い。
<3>第1実施形態および第2実施形態の変形例
なお、上記第1実施形態および第2実施形態において、上記(1−A)の欄で例示した単一冷媒や混合冷媒のうちのいずれかとして非共沸混合冷媒が採用された場合には、P−h線図の二相領域において、温度勾配と圧力損失が同等になるように、冷媒流れの分割数(パス数)、各パスの分岐から合流までの長さ、各伝熱管の管径を調節して構成することが好ましい。
例えば、図23に示すように、蒸発器において液冷媒がガス冷媒に相変化する際、同一圧力下では圧力相当飽和温度は、熱交換器の出口に向かうほど上昇していくことになり、空気温度と上昇した冷媒温度とに十分な温度差を確保できなくなるため、蒸発性能の低下が問題となることがある。例えば、空気温度が20℃である場合に、入口近傍では、冷媒温度と空気温度との温度差が15℃(20℃−5℃)程度確保できているが、出口近傍では、冷媒温度と空気温度との温度差が7℃(20℃−13℃)程度しか確保できなくなっている。このような場合に、上述のような構成の熱交換器を採用することで、図24に示すように、熱交換器の入口から出口に至るまでの間の空気温度と冷媒温度との温度差が減りにくいようにすることができ、熱交換効率の低下を避けることができる。例えば、空気温度が20℃である場合に、入口近傍でも出口近傍でも、冷媒温度と空気温度との温度差が15℃(20℃−5℃)程度確保し続けることができている。
本発明を利用すれば、オゾン層破壊係数が0であって、冷凍サイクルにおける成績係数を良好な値にすることができるため、特に、空気調和装置等の冷凍サイクルに適用することができる。
特開平4−110388号公報

Claims (7)

  1. 少なくとも圧縮機(2)、室内熱交換器(4,6)、膨張機構(5)、および、室外熱交換器(6,4、19)を有し、前記室外熱交換器を蒸発器として機能させる第1運転状態で少なくとも運転させることが可能な冷媒回路(10)と、
    前記冷媒回路(10)内を循環させることにより冷凍サイクルが行われる、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、前記冷媒を含む混合冷媒と、
    前記室外熱交換器に対して空気流れを供給する送風機構(19c)と、
    を備え、
    前記室外熱交換器(19)は、複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管に貫通される複数枚のフィンとを有し、前記複数の伝熱管が複数列に配置され、前記送風機構によって形成される空気流れの風上側に冷媒のガス側入出口が配置される、
    冷凍装置(1)。
  2. 前記冷媒回路は、前記圧縮機から吐出された前記冷媒を前記室外熱交換器に導くホットガスバイパス回路を有し、
    前記室外熱交換器は、前記ホットガスバイパス回路と接続され、かつ、前記送風機構によって形成される空気流れの風上側に冷媒の液側入出口が配置される、
    請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記冷媒回路は、前記第1運転状態のみの運転が可能である、
    請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記室外熱交換器は、前記ガス側入出口が前記液側入出口よりも低い位置に配置される、
    請求項2または3に記載の冷凍装置。
  5. 前記室外熱交換器は、前記ガス側入出口が前記複数の伝熱管のうちの最下部ではない位置に配置される、
    請求項1から4のいずれかに記載の冷凍装置。
  6. 少なくとも圧縮機(2)、室内熱交換器(4,6)、膨張機構(5)、および、室外熱交換器(6,4、19)を有し、前記室外熱交換器を蒸発器として機能させる第1運転状態で運転させることが可能な冷媒回路(10)と、
    前記冷媒回路(10)内を循環させることにより冷凍サイクルが行われる、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、前記冷媒を含む混合冷媒と、
    前記室外熱交換器に対して空気流れを供給する送風機構(19c)と、
    を備え、
    前記室外熱交換器(19)は、複数の伝熱管と、前記複数の伝熱管に貫通される複数枚のフィンとを有し、前記複数の伝熱管が1列または複数列に配置され、冷媒のガス側入出口が冷媒の液側入出口よりも低い位置に配置される、
    冷凍装置(1)。
  7. 前記室外熱交換器は、前記複数の伝熱管が1列に配置され、前記ガス側入出口が前記複数の伝熱管のうち最下部ではない位置に配置される、
    請求項6に記載の冷凍装置。
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