JPH1123086A - 空冷吸収式冷凍機及びその凝縮器 - Google Patents

空冷吸収式冷凍機及びその凝縮器

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JPH1123086A
JPH1123086A JP9176023A JP17602397A JPH1123086A JP H1123086 A JPH1123086 A JP H1123086A JP 9176023 A JP9176023 A JP 9176023A JP 17602397 A JP17602397 A JP 17602397A JP H1123086 A JPH1123086 A JP H1123086A
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JP
Japan
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air
condenser
cooled
heat transfer
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Application number
JP9176023A
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English (en)
Inventor
Koichi Yasuo
晃一 安尾
Masato Uchiumi
正人 内海
Noriyuki Okuda
則之 奥田
Kazuyoshi Takeuchi
一喜 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】空冷吸収式冷凍機に使用される空冷凝縮器の伝
熱管として一般空調機の室外機用熱交換器等に使用され
ているヘアピン型の伝熱管を使用することにより、部品
の調達コストを低減する。 【解決手段】 冷媒蒸気入口71をそなえた入口ヘッダ
ー61を上側に且つ冷媒凝縮液出口72をそなえた出口
ヘッダー62を下側に配置し、それらの入口ヘッダー6
1と出口ヘッダー62とを多数のヘアピン型の伝熱管6
4で接続しさらに各伝熱管64に伝熱用のフイン63を
装着して空冷凝縮器19を構成する。この凝縮器19は
空冷吸収式冷凍機の装置本体10内において水平又は傾
斜して設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は空冷式の吸収式冷
凍機と同冷凍機に使用される空冷式の凝縮器に関するも
のである。
【0002】
【発明の背景】図10は、本願発明者らが開発し、既に
特許出願している空冷吸収式冷凍機の概観図であり、同
図において符号10は装置本体であり、その内部には吸
収器17、蒸発器18、空冷凝縮器19、高温再生器2
1、冷媒ポンプ22、溶液ポンプ23、低温溶液熱交換
器24、高温溶液熱交換器25、気液分離器31、低温
再生器32等の空冷吸収式冷凍機を構成する各種機器が
収容されている。
【0003】図11は、図10に示す空冷吸収式冷凍機
の冷凍回路図であり、同空冷吸収式冷凍機は概略以下の
ようにして冷凍サイクルを実行する。
【0004】この図11に示す空冷吸収式冷凍装置にお
いては、吸収液として例えば臭化リチウム水溶液(Li
Br水溶液)が採用され、また冷媒(被吸収液)として
水が採用されている。
【0005】図11において、先ず符号21は高温再生
器であり、ガスバーナ等の加熱源を備えている。該高温
再生器21の上方には、揚液管を介して連通された気液
分離器31が設けられている。前記高温再生器21にお
いては、吸収後の臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させ
て、揚液管を介して上方に位置する気液分離器31に供
給し、ここで水蒸気aと臭化リチウム中間濃溶液(中間
濃度吸収液)bとに分離再生するようになっている。
【0006】前記臭化リチウム希溶液cは、後述する空
冷吸収器17において吸収液である臭化リチウム濃溶液
eに冷媒である水蒸気aを吸収して得られ、低温溶液熱
交換器24および高温溶液熱交換器25を経て予熱され
た後に高温再生器21へ還流されるようになっている。
【0007】上記気液分離器31で分離された水蒸気a
は低温再生器32に送られる。また臭化リチウム中間濃
溶液bの方は冷房時、前記高温溶液熱交換器25におい
て前記臭化リチウム希溶液cと熱交換した上で前記低温
再生器32へ供給される。
【0008】前記低温再生器32においては、冷房時に
おいて気液分離器31から供給された水蒸気aと臭化リ
チウム中間濃溶液bとを熱交換させることにより、水蒸
気aを凝縮させるとともに臭化リチウム濃溶液b中に含
まれる残余水分を蒸発させてさらに高濃度の臭化リチウ
ム溶液eをとりだす。
【0009】また前記低温再生器32において臭化リチ
ウム中間濃溶液bから蒸発分離された水蒸気aは、空冷
凝縮器19に送られて凝縮液化されて凝縮水dとなり、
前記低温再生器35において凝縮液化された凝縮水dと
ともに冷媒ポンプ22により蒸発器18へ供給される。
また、前記低温再生器32から取り出された臭化リチウ
ム濃溶液eは、低温溶液熱交換器24において前記した
臭化リチウム希溶液cと熱交換した後に空冷吸収器17
に供給される。蒸発器18は、利用側熱交換器を含む二
次側冷媒サイクルを循環する冷媒(例えば、R407
C)と上記空冷凝縮器19から送られる凝縮水dとを熱
交換させるものであり、冷房運転時の冷熱源となる。
【0010】そして、前記空冷吸収器17から取り出さ
れた臭化リチウム希溶液cは、冷媒ポンプ23により前
述したように低温溶液熱交換器24および高温溶液熱交
換器25を経て高温再生器21に戻される。
【0011】前記空冷吸収器17は、例えば吸収液eが
垂直に流される複数本の吸収伝熱管と、該吸収伝熱管の
外周部に設けられた放熱フィンと、前記吸収伝熱管の上
部に設けられ、それらの吸収伝熱管の上方から下方に吸
収液bを分配する吸収液分配容器とを備えて構成されて
いる。そして、前記吸収液分配容器内には、前記蒸発器
18と該蒸発器18における蒸発用伝熱管の外周部に冷
媒液dを供給する散布装置とが内蔵されている。
【0012】一方、空冷凝縮器19は、図12に示すよ
うに、蒸気入口51を有する入口ヘッダー41と凝縮液
出口52を有する出口ヘッダー42の間に多数のフイン
43つき伝熱管(直管)44を接続して構成されてい
る。
【0013】このような構造の空冷凝縮器は、傾斜させ
た配置では凝縮水は重力により排出されるし、水平配置
でも蒸気流速などにより排出されるため、凝縮器として
の性能上の問題は特にない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図12に示
すような構造の空冷凝縮器は、空調機用汎用部品からは
得られず、各部品を特別に設計して製作する必要があ
り、コスト上の問題点となっている。
【0015】本願発明者らとしては、コスト低減のた
め、できるだけ一般空調機用の汎用部品を使用したいの
であるが、図10に示すような空冷吸収式冷凍機の凝縮
器として、一般空調機の室外機用空冷熱交換器(又はそ
の部品)を用いる場合、伝熱管はヘアピン型となるた
め、冷媒蒸気入口と冷媒凝縮液出口の関係を考慮する必
要がある。
【0016】本願発明は、上記のような技術的課題を背
景として、ヘアピン型伝熱管をそなえた熱交換器を空冷
吸収式冷凍機の凝縮器として使用する場合の技術上の問
題点を解決しようとしてなされたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記のよう
な課題を解決することを目的としてなされたもので、該
目的を達成するために、次のように構成されている。
【0018】本願発明の空冷吸収式冷凍機を構成する基
本的機器は、図10の先開発例のものとほぼ同様であ
り、同吸収式冷凍機は、図1、図6及び図10に例示す
るように、冷媒液を蒸発させる蒸発器18と、冷媒蒸気
を溶液中に吸収する吸収器17と、冷媒を吸収して稀釈
された溶液を加熱して冷媒蒸気を分離させる再生器(2
1,32)と、分離された冷媒蒸気を冷却空気により冷
却して凝縮させる空冷式の凝縮器19とを基本的にそな
えている。
【0019】そして本願発明においては、空冷凝縮器1
9は、図2ないし図5及び図7ないし図9に例示するよ
うに、冷媒蒸気の入口71をそなえた入口ヘッダー61
を上側に且つ冷媒凝縮液の出口72をそなえた出口ヘッ
ダー62を下側に配置するとともにそれらの入口ヘッダ
ー61と出口ヘッダー62とを複数本のヘアピン型伝熱
管64で接続しさらに各伝熱管64に伝熱用のフイン6
3を装着する構造を基本的構成としている。
【0020】図2ないし図5は凝縮器19が水平に設置
される場合の同凝縮器の構造の例示であり、図7ないし
図9は凝縮器19が傾斜して設置される場合の同凝縮器
の構造の例示である。図1は凝縮器19を水平設置する
場合における空冷吸収式冷凍機全体内での同凝縮器19
のレイアウト例を示しており、図6は凝縮器19を傾斜
設置する場合における空冷吸収式冷凍機全体内での同凝
縮器19のレイアウト例を示している。
【0021】図1の例においては2個のファン15a,
15bが空気を装置本体10の外方へ向って吹き出すよ
うにして運転され、その結果、凝縮器19に対しては下
方から上方へ向けて冷却空気流が通過する。
【0022】図2ないし図5及び図7ないし図9に示す
空冷凝縮器の例では、同凝縮器を水平設置の場合と傾斜
設置の場合の両方に兼用できるように、ヘアピン型の各
伝熱管64の各折返し曲り部64cが図4及び図9に例
示するようにそれぞれ同一方向に傾斜している。
【0023】
【発明の効果】本願発明の空冷吸収式冷凍機及びその凝
縮器は、凝縮器の伝熱管として一般空調機の室外機用熱
交換器等に使用されているヘアピン型の伝熱管を使用す
ることができ、空冷吸収式冷凍機における部品の調達コ
ストが低減されるという効果がある。
【0024】また、冷媒蒸気を導入する入口ヘッダーと
その蒸気入口が上側に、又冷媒凝縮液を排出する出口ヘ
ッダーとその凝縮液出口が下側になるようにしているの
で冷媒凝縮液は重力によって自然に流動し、圧損も小さ
いという効果がある。
【0025】さらに、凝縮器に対しては下方から上方へ
向けて冷却空気を供給するようにしているので冷媒の流
れと空気の流れが対向流になって両者間の温度差を有効
に利用することができるという効果もある。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1 図1は本願発明の空冷吸収式冷凍機の実施の形態1を示
している。同図に記載の空冷吸収式冷凍機も図10に記
載した先開発例の空冷吸収式冷凍機と同様、その装置本
体10の内部に吸収器17、蒸発器18、空冷凝縮器1
9、高温再生器21、冷媒ポンプ22、溶液ポンプ2
3、低温溶液熱交換器24、高温溶液熱交換器25、気
液分離器31、低温再生器32等の空冷吸収式冷凍機を
構成する各種機器が収容されている。
【0027】そして、図1に示す空冷吸収式冷凍機の冷
凍回路は図11に示すものと同様であり、その説明もさ
きの先開発例の場合と全部同様であるのでその記述を省
略する。
【0028】この実施の形態のものでは図2ないし図5
に示すような凝縮器を使用している。すなわち、この凝
縮器19は、同凝縮器を構成する上、下2つのヘッダー
(上方位の入口ヘッダー61及び下方位の出口ヘッダー
62)が装置本体10内で水平になるようにして設置さ
れるが、その場合にヘアピン型の各伝熱管64,64・
・・の直管部64b,64dも水平方向に延びるように
位置決めされる。
【0029】各伝熱管64は2本の直管部64b,64
dと折返し曲り部64cをもつヘアピン型の1本の伝熱
管であり、その上端64a側を入口ヘッダー61の底部
に接続し、下端64e側を出口ヘッダー62の頂部に接
続している。
【0030】蒸気入口71から冷媒蒸気が供給されると
該冷媒蒸気は入口ヘッダー61によって各伝熱管64に
分配され、下方の出口ヘッダー62に到る間に空気流に
よって冷却されて凝縮する。その際、上方の直管部64
bで凝縮した凝縮水は、管の曲がり部では重力によって
下段に流れ落ち、さらに凝縮量を増しながら出口に達す
るというスムーズな流れとなるとともに、凝縮器19の
下方側から冷却空気を供給するようにしているので、圧
損により下流に行くほど凝縮温度が低下しても、空気の
流れとは対向流になっているので、温度差を有効に使う
ことができる。
【0031】実施の形態2 図6は本願発明の空冷吸収式冷凍機の実施の形態2を示
している。
【0032】同図に記載の空冷吸収式冷凍機も図10に
記載した先開発例の空冷吸収式冷凍機と同様、その装置
本体10の内部に吸収器17、蒸発器18、空冷凝縮器
19、高温再生器21、冷媒ポンプ22、溶液ポンプ2
3、低温溶液熱交換器24、高温溶液熱交換器25、気
液分離器31、低温再生器32等の空冷吸収式冷凍機を
構成する各種機器が収容されている。
【0033】そして、図6に示す空冷吸収式冷凍機の冷
凍回路は図11に示すものと同様であり、その説明もさ
きの先開発例の場合と全部同様であるのでその記述を省
略する。
【0034】この実施の形態のものでは図7ないし図9
に示すような空冷凝縮器を使用している。すなわち、こ
の空冷凝縮器19は、同凝縮器19を構成する上、下2
つのヘッダー(上方位の入口ヘッダー61及び下方位の
出口ヘッダー62)が装置本体10内で傾斜するように
して設置されるが、その場合にヘアピン型の各伝熱管6
4,64・・・の折返し曲り部64c,64c・・・が
ほぼ鉛直方向に向くようにするために、各伝熱管64,
64・・・の折返し曲り部64c,64c・・・が同一
方向に同一角度で傾斜している(図9参照)。
【0035】各伝熱管64は2本の直管部64b,64
dと折返し曲り部64cをもつヘアピン型の1本の伝熱
管であり、その上端64a側を入口ヘッダー61の底部
に接続し、下端64e側を出口ヘッダー62の頂部に接
続している。そして、凝縮器19は2本の直管部64
b,64dが水平方向に並列するようにして装置本体1
0内に設置される。
【0036】蒸気入口71は入口ヘッダー61の長手方
向ほぼ中央部に設けられており、これに対して凝縮液出
口72は出口ヘッダー62の最低位部に設けられてい
る。
【0037】この凝縮器19は、その蒸気入口71から
冷媒蒸気が供給されると該冷媒蒸気は入口ヘッダー61
によって各伝熱管64に分配され、下方の出口ヘッダー
62に到る間に空気流によって冷却されて凝縮する。そ
の際、上方の直管部64bで凝縮した凝縮水は、管の曲
がり部では重力によって下段に流れ落ち、さらに凝縮量
を増しながら出口に達するというスムーズな流れとなる
とともに、凝縮器19の下方側から冷却空気を供給する
ようにしているので、圧損により下流に行くほど凝縮温
度が低下しても、空気の流れとは対向流になっているの
で、温度差を有効に使うことができる。
【0038】なお、図6に示す装置本体(本体ハウジン
グ)10は、全体として前後に薄く、かつ横に長いコン
パクトな形状のものとなっており、その前面側縦壁部1
0aの中間部を上方から下方に台形面状に傾斜させるこ
とによって、上方側内部空間12aよりも下方側内部空
間12bの方が前後方向に所定幅広くなるような構造に
形成されている。
【0039】そして、該傾斜部によって形成された上下
方向中央の傾斜面部13に位置して第1,第2の左右2
組の円形の空気吹出口14a,14bが左右両方向に所
定の間隔をおいて形成され、それらの内側(ファンガイ
ド内)に位置して第1,第2の左右2組のファン(プロ
ペラファン)15a,15bが、それぞれ吹出し回転可
能に設置されている。
【0040】一方、上記装置本体10の背面側縦壁部1
0bには、上下左右方向の略全体に亘って方形の空気吸
込口16が形成されており、それによって該空気吸込口
16から上記第1,第2の空気吹出口14a,14bに
向かう略ストレートな送風通路が形成されている。そし
て、上記空気吸込口16の内側には略上記背面側縦壁部
10bに近い大きさで扁平構造の空冷吸収器17が、そ
の下方側に後述する溶液ポンプ22等の設置スペースお
よび作業用開口26aを残して立設状態で配設され、さ
らに該空冷吸収器17の上部には、上記前後幅の狭い上
方側内部空間12aを利用して蒸発器18が左右両側の
幅方向全体に延びて設置されている。
【0041】そして、上記のように背面側から前面側方
向に略ストレートに形成された単一系路よりなる送風通
路の上記空冷吸収器17の下部側には、その空気排出側
(空気流下流側)に位置して左右方向の幅を空冷吸収器
17の略1/2程度に小さくした空冷凝縮器19が上記
空冷吸収器17と同様に、その下方側に冷媒ポンプ22
等の設置スペースを残して前面側縦壁部10a背後から
空冷吸収器17側に傾斜した状態で並設されている。
【0042】また、上記装置本体10内の上記下方側内
部空間12b底部には、高温再生器21、上記空冷凝縮
器からの凝縮水を蒸発器18へ供給するための冷媒ポン
プ22、溶液ポンプ23、その他の各種必要機器(低温
溶液熱交換器24,高温溶液熱交換器25等)が設置さ
れている。
【0043】したがって、以上の構成では、上記第1,
第2のファン15a,15bが、駆動されると、上記作
業用開口26aを除く空気吸込口16から吸い込まれた
空気が先ず上記空冷吸収器17から、さらに空冷凝縮器
19を通って、また作業用開口26aから吸込まれた空
気が空冷凝縮器19を通って、それぞれ装置本体10内
の略ストレートな送風路を均一に流れ、上記第1,第2
のファン15a,15bを介して上記第1,第2の空気
吹出口14a,14bからスムーズに外部に吹き出され
る。
【0044】つまり、以上の構成では、空冷吸収器17
と空冷凝縮器19用の各吸込口を空気吸込口16として
一部をメンテナンス作業用開口26aとしても兼用でき
るように単一面の装置本体10の背面側縦壁部10b内
に集約させて共通に形成し、該単一面の空気吸込口16
から略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前
面側縦壁部10aに形成した第1,第2の空気吹出口1
4a,14b方向に向かう略ストレートな送風通路を形
成し、該送風通路の空気流上流側に空冷吸収器17を、
その下部下流側に空冷凝縮器19を傾斜させて配設して
いる。そして、空冷吸収器17および空冷凝縮器19の
各熱交部を均一に空気が流れる。
【0045】そのため、従来のように装置本体の方向の
異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設け
なければならない構成に比べて、装置本体を薄型のコン
パクトな形状に形成することができるようになり、それ
自体の占有面積が小さくなる。
【0046】また、上記のように空冷凝縮器19が空冷
吸収器17の空気流下流側にあることから、従来例のよ
うに空冷凝縮器19を空冷吸収器17の空気流上流側に
設けた場合のように、空冷吸収器17への吸込空気の温
度が空冷凝縮器19を通過した熱交換によって上昇し、
吸収性能が低下するようなこともなくなる。その結果、
吸収式冷凍装置本体の小型化が可能となり、同装置の低
コスト化に寄与できる。
【0047】なお、このように、本実施形態の構成では
空冷凝縮器19が空気流下流側に位置することになる
が、空冷吸収器は、上方側から下方側にかけて吸収液を
流すことにより次第に吸収作用が進行し、下方側では吸
収作用が略完了した状態となる。そして、上記空冷凝縮
器19は、そのように吸収作用が略完了した状態となる
空冷吸収器17の下方部位置下流側に対応させて設置し
ている。したがって、空冷凝縮器19に吸込まれる空気
の温度は、それほど上昇することはなく、凝縮性能には
余り影響を与えなくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係る空冷吸収式冷凍
機の構造概念図である。
【図2】図1に示す空冷吸収式冷凍機で使用される空冷
凝縮器の斜視図である。
【図3】図2に示す空冷凝縮器のIII矢視図である。
【図4】図2に示す空冷凝縮器のIV矢視図である。
【図5】図3に示す空冷凝縮器のV−V断面図である。
【図6】本願発明の実施の形態2にかかる空冷吸収式冷
凍機の構造概念図である。
【図7】図6に示す空冷吸収式冷凍機で使用される空冷
凝縮器の斜視図である。
【図8】図7に示す空冷凝縮器のVIII矢視図である。
【図9】図7に示す空冷凝縮器のIX矢視図である。
【図10】本願発明者らの先開発にかかる空冷吸収式冷
凍機の構造概念図である。
【図11】図1、図6及び図10に示す各空冷吸収式冷
凍機の冷凍回路図である。
【図12】図10に示す空冷吸収式冷凍機で使用されて
いる空冷凝縮器の断面構造図である。
【符号の説明】
10は装置本体、14a及び14bは空気吹出口、15
a及び15bはフアン、16は空気吸込口、17は吸収
器、18は蒸発器、19は空冷凝縮器、21は高温再生
器、22は冷媒ポンプ、23は溶液ポンプ、24は低温
溶液熱交換器、25は高温溶液熱交換器、31は気液分
離器、32は低温再生器、61は入口ヘッダー、62は
出口ヘッダー、63はフイン、64は伝熱管、71は蒸
気入口、72は凝縮液出口である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 則之 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 竹内 一喜 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒液を蒸発させる蒸発器(18)と、
    冷媒蒸気を溶液中に吸収する吸収器(17)と、冷媒を
    吸収して稀釈された溶液を加熱して冷媒蒸気を分離させ
    る再生器(21,32)と、分離された冷媒蒸気を冷却
    空気により冷却して凝縮させる空冷式の凝縮器(19)
    とをそなえた空冷吸収式冷凍機であって、前記空冷式の
    凝縮器(19)が、冷媒蒸気の入口(71)をそなえた
    入口ヘッダー(61)を上側に且つ冷媒凝縮液の出口
    (72)をそなえた出口ヘッダー(62)を下側に配置
    するとともにそれらの入口ヘッダー(61)と出口ヘッ
    ダー(62)とを複数本のヘアピン型伝熱管(64)で
    接続しさらに各伝熱管(64)に伝熱用のフイン(6
    3)を装着して構成されていることを特徴とする空冷吸
    収式冷凍機。
  2. 【請求項2】 凝縮器(19)の入口ヘッダー(61)
    及び出口ヘッダー(62)が水平に配置され且つ出口ヘ
    ッダー(62)の最低位部に凝縮液出口(72)が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の空冷吸収式
    冷凍機。
  3. 【請求項3】 入口ヘッダー(61)及び出口ヘッダー
    (62)が傾斜するようにして凝縮器(19)が設置さ
    れ且つ出口ヘッダー(62)の最低位部に凝縮液出口
    (72)が設けられていることを特徴とする請求項1記
    載の空冷吸収式冷凍機。
  4. 【請求項4】 凝縮器(19)の傾斜設置状態において
    各伝熱管(64)の折返し曲り部(64C)がほぼ鉛直
    方向に向くようにされていることを特徴とする請求項3
    記載の空冷吸収式冷凍機。
  5. 【請求項5】 凝縮器(19)への冷却風が凝縮器(1
    9)の下側から供給されることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1に記載の空冷吸収式冷凍機。
  6. 【請求項6】 冷媒蒸気の入口(71)をそなえた入口
    ヘッダー(61)を上側に且つ冷媒凝縮液の出口(7
    2)をそなえた出口ヘッダー(62)を下側に配置する
    とともにそれらの入口ヘッダー(61)と出口ヘッダー
    (62)とを複数本のヘアピン型伝熱管(64)で接続
    しさらに各伝熱管(64)に伝熱用のフイン(63)を
    装着して構成されていることを特徴とする空冷吸収式冷
    凍機の凝縮器。
  7. 【請求項7】 各伝熱管(64)の折返し曲り部(64
    C)が同一方向に傾斜していることを特徴とする請求項
    6記載の空冷吸収式冷凍機の凝縮器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009257740A (ja) * 2008-03-25 2009-11-05 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2012518147A (ja) * 2009-02-17 2012-08-09 コケリル メンテナンス アンド インジェニエリー ソシエテ アノニム 旗型熱交換器
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