JP3496440B2 - 空冷吸収式冷凍装置 - Google Patents
空冷吸収式冷凍装置Info
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Description
ものである。
5〜図38に示すように、略立方体形状の装置本体(本
体ハウジング)1の中央部にファン2を設けるととも
に、その3方側壁面に各々空気吸込口3a〜3cを形成
し、それらの内側に空冷吸収器4a,4b、空冷凝縮器
5を配設する一方、上記空冷吸収器4a,4bの上部に
蒸発器6,6を設置して構成されている。
込口3a〜3cから吸込んだ空気を空冷吸収器4a,4
bに通して吸収液を冷却した後、装置本体1上方側の空
気吹出口7から上方に向きを変えて吹き出すようになっ
ている(例えば類似の公知例として特開平1−2258
68号公報参照)。
次のような問題がある。
成されていることから、該3方面方向外方にそれぞれ空
気吸込空間を必要とすることになり、図36に仮想線で
示すように、装置本体1自体の占有面積に加え、メンテ
ナンスサービス時の作業スペースS1を含めてS2,
S3,S4と4面方向の広い設置スペースSが必要とな
る。
送風通路が水平方向から垂直方向に直交して変化するの
で、図39に示すように、空冷吸収器および空冷凝縮器
それぞれの熱交部を通る空気流の流速分布が不均一にな
り、各々の熱交換性能が低下するし、また通風抵抗が増
大し、騒音発生の原因となる。
とを目的としてなされたもので、該目的を達成するため
に、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
気吸込口を装置本体の単一面に形成するとともに、該単
一面の空気吸込口から対向方向の同じく単一面に形成し
た空気吹出口に向かう送風通路を形成し、該送風通路内
に空冷吸収器および空冷凝縮器を配設してなる空冷吸収
式冷凍装置において、上記空冷凝縮器は、上記空冷吸収
器の下部下流側に位置して設けられている。
空気吹出口まで直交することなくスムーズに連続する形
状となり、通風抵抗が減少して空冷吸収器および空冷凝
縮器各熱交部の空気流速分布が均一化されて熱交性能が
向上し、騒音も低減される。
なる複数面に空気吸込口を設けなければならない構成に
比べて、より装置本体を小型コンパクトに形成すること
ができるようになるとともに、単一の空気吸込口面に対
応した空気吸込スペースとメンテナンスサービスに必要
な作業スペースとの比較的小さな設置スペースで足りる
ようになり、装置本体の設置スペースを縮小することが
できる。
けて吸収液を流すことにより次第に吸収作用が進行し、
下方側では吸収作用が略完了した状態となる。したがっ
て、上記のように、空冷凝縮器を空冷吸収器の下部下流
側位置に対応させて設けると、空冷吸収器の下流側では
あっても、空冷凝縮器に吸込まれる空気の温度は、それ
ほど上昇することはなく、凝縮性能に余り影響を与えな
くて済む。
流側にあることから、空冷吸収器の吸込空気の温度が空
冷凝縮器を通した熱交換によって上昇し、吸収性能が低
下するようなこともなくなる。その結果、吸収式冷凍装
置本体の小型化が可能となり、同装置の低コスト化に寄
与することができる。
1の発明の構成において、上記の空気吹出口が斜め上方
に向けて配置され、該空気吹出口に対応してファン軸が
斜め上方に向けて配置されたファンが設けられている。
る空気の流れが上方に向かうようになり、その前方側の
設置面積を、さらに縮小することができる。
1の発明の構成において、上記の空気吹出口が空気吸込
口と平行に配置され、該空気吹出口に対応してファン軸
を平行に配置したファンが設けられている。
び空冷凝縮器各々に対する空気流の流速分布がより均一
になり、より熱交換性能が向上するとともに、さらに低
騒音化される。
置によると、装置本体がコンパクトで、その設置面積が
小さく、しかも低コストな空冷吸収式冷凍装置を提供す
ることが可能となる。
式冷凍装置の構成を示している。
装置の装置本体(本体ハウジング)である。該装置本体
10は、例えば図1に示すように、全体として前後に薄
く、かつ横に長いコンパクトな形状のものとなってお
り、その前面側縦壁部10aの中間部を上方から下方に
台形面状に傾斜させることによって、上方側内部空間1
2aよりも下方側内部空間12bの方が前後方向に所定
幅広くなるような構造に形成されている。
方向中央の傾斜面部13に位置して第1,第2の左右2
組の円形の空気吹出口14a,14bが左右両方向に所
定の間隔をおいて形成され、それらの内側(ファンガイ
ド内)に位置して第1,第2の左右2組のファン(プロ
ペラファン)15a,15bが、それぞれ吹出し回転可
能に設置されている。
0bには、上下左右方向の略全体に亘って方形の空気吸
込口16が形成されており、それによって該空気吸込口
16から上記第1,第2の空気吹出口14a,14bに
向かう略ストレートな送風通路が形成されている。そし
て、上記空気吸込口16の内側には略上記背面側縦壁部
10bに近い大きさで扁平構造の空冷吸収器17が、そ
の下方側に後述する溶液ポンプ22等の設置スペースお
よび作業用開口26aを残して立設状態で配設され、さ
らに該空冷吸収器17の上部には、上記前後幅の狭い上
方側内部空間12aを利用して蒸発器18が左右両側の
幅方向全体に延びて設置されている。
向に略ストレートに形成された単一系路よりなる送風通
路の上記空冷吸収器17の下部側には、その空気排出側
(空気流下流側)に位置して左右方向の幅を空冷吸収器
17の略1/2程度に小さくした空冷凝縮器19が上記
空冷吸収器17と同様に、その下方側に冷媒ポンプ22
等の設置スペースを残して前面側縦壁部10a背後から
空冷吸収器17側に傾斜した状態で並設されている。
部空間12b底部には、高温再生器21、上記空冷凝縮
器からの凝縮水を蒸発器18へ供給するための冷媒ポン
プ22、溶液ポンプ23、その他の各種必要機器24,
25が設置されている。
第2のファン15a,15bが、駆動されると、上記作
業用開口26aを除く空気吸込口16から吸い込まれた
空気が先ず上記空冷吸収器17から、さらに空冷凝縮器
19を通って、また作業用開口26aから吸込まれた空
気が空冷凝縮器19を通って、それぞれ装置本体10内
の略ストレートな送風路を図2に矢印で示すように均一
に流れ、上記第1,第2のファン15a,15bを介し
て上記第1,第2の空気吹出口14a,14bからスム
ーズに外部に吹き出される。
と空冷凝縮器9用の各吸込口を空気吸込口16として一
部をメンテナンス作業用開口26aとしても兼用できる
ように単一面装置本体10の背面側縦壁部10b内に集
約させて共通に形成し、該単一面の空気吸込口16から
略対向方向の同じく単一面である装置本体10の前面側
縦壁部10aに形成した第1,第2の空気吹出口14
a,14b方向に向かう略ストレートな送風通路を形成
し、該送風通路の空気流上流側に空冷吸収器17を、そ
の下部下流側に空冷凝縮器19を傾斜させて配設してい
る。そして、空冷吸収器17および空冷凝縮器19の各
熱交部を均一に空気が流れる。
異なる複数面(3面方向)にそれぞれ空気吸込口を設け
なければならない構成に比べて、装置本体を薄型のコン
パクトな形状に形成することができるようになり、それ
自体の占有面積が小さくなるとともに、図3に示すよう
に、単一の空気吸込面に対応した空気吸込スペースS2
とその下部右側方のメンテナンス作業に必要なスペース
S1との比較的小さな設置スペースS(S=S1+S2)
さえあれば設置できるようになる。しかも、メンテナン
ス作業に必要なスペースS1は空気吸込スペースS2内に
含まれ、共用化できるから、実質的には空気吸込スペー
スS2のみの小さなスペースで足りることになる。
して設置することも可能となる。
吸収器17の空気流下流側にあることから、前述の従来
例のように空冷凝縮器19を空冷吸収器17の空気流上
流側に設けた場合のように、空冷吸収器17への吸込空
気の温度が空冷凝縮器19を通した熱交換によって上昇
し、吸収性能が低下するようなこともなくなる。その結
果、吸収式冷凍装置本体の小型化が可能となり、同装置
の低コスト化に寄与できる。
19が空気流下流側に位置することになるが、空冷吸収
器は、上方側から下方側にかけて吸収液を流すことによ
り次第に吸収作用が進行し、下方側では吸収作用が略完
了した状態となる。そして、上記空冷凝縮器19は、そ
のように吸収作用が略完了した状態となる空冷吸収器1
7の下方部位置下流側に対応させて設置している。した
がって、空冷凝縮器19に吸込まれる空気の温度は、そ
れほど上昇することはなく、凝縮性能には余り影響を与
えなくて済む。
収式冷凍装置の冷凍回路(二重効用型)の構成を図5に
示す。
ては、吸収液として例えば臭化リチウム水溶液(LiB
r水溶液)が採用され、また冷媒(被吸収液)として水
蒸気が採用されている。
であり、ガスバーナ等の加熱源を備えている。該高温再
生器21の上方には、揚液管を介して連通された気液分
離器31が設けられている。前記高温再生器21におい
ては、吸収後の臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させ
て、揚液管を介して上方に位置する気液分離器31に供
給し、ここで水蒸気aと臭化リチウム中間濃溶液(中間
濃度吸収液)bとに分離再生するようになっている。
冷吸収器17において吸収液である臭化リチウム中間濃
溶液bに冷媒である水蒸気aを吸収して得られ、低温溶
液熱交換器24および高温溶液熱交換器25を経て予熱
された後に高温再生器21へ還流されるようになってい
る。
は低温再生器32に送られる。また臭化リチウム中間濃
溶液bの方は冷房時、前記高温溶液熱交換器25におい
て前記臭化リチウム希溶液cと熱交換した上で前記低温
再生器32へ供給される。
おいて気液分離器31から供給された水蒸気aと臭化リ
チウム中間濃溶液bとを熱交換させることにより、水蒸
気aを凝縮させるとともに臭化リチウム濃溶液b中に含
まれる残余水分を蒸発させてさらに高濃度の臭化リチウ
ム溶液をとりだす。
ウム中間濃溶液bから蒸発された水蒸気aは、空冷凝縮
器19に送られて凝縮液化されて凝縮水dとなり、前記
低温再生器35において凝縮液化された凝縮水dととも
に冷媒ポンプ22により蒸発器18へ供給される。ま
た、前記低温再生器32から取り出された臭化リチウム
濃溶液bは、低温溶液熱交換器24において前記した臭
化リチウム希溶液cと熱交換した後に空冷吸収器17に
供給される。蒸発器18は、利用側熱交換器を含む二次
側冷媒サイクルを循環する冷媒(例えば、R407C)
と上記空冷凝縮器19から送られる凝縮水dとを熱交換
させるものであり、冷房運転時の冷熱源となる。
れた臭化リチウム希溶液cは、冷媒ポンプ23により前
述したように低温溶液熱交換器24および高温溶液熱交
換器25を経て高温再生器21に戻される。
垂直に流される複数本の吸収伝熱管と、該吸収伝熱管の
外周部に設けられた放熱フィンと、前記吸収伝熱管の上
部に設けられ、それらの吸収伝熱管の上方から下方に吸
収液bを分配する吸収液分配容器とを備えて構成されて
いる。そして、前記吸収液分配容器内には、前記蒸発器
18と該蒸発器18における蒸発用伝熱管の外周部に冷
媒液dを供給する散布装置とが内蔵されている。
冷凍装置の構成を示している。
構成における空冷吸収器17の下部と空冷凝縮器19と
の下部間に、それらの間を閉じる仕切板20を設け、空
冷凝縮器19に空冷吸収器17を通った風のみを通過さ
せるようにしたことを特徴とするものである。
態1のものと略同様に送風通路における空冷吸収器17
および空冷凝縮器19の空気の流通性が良くなって、空
冷吸収器17および空冷凝縮器19の偏流が改善され
る。
全に空冷吸収器17の空気流下流側に位置することにな
るが、同空冷吸収器19は、上記実施の形態1の場合と
同様に吸収作用が略完了した状態となる空冷吸収器17
の下方部位置に対応させて設置している。したがって、
空冷凝縮器19に吸込まれる空気の温度は、それほど上
昇することはなく、凝縮性能には余り影響を与えなくて
済む。
る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
2の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器19
を、例えば図7、図8に詳細に示すように上下幅が小さ
いが左右方向に長い構造のものとし、同様に空冷吸収器
17の下部下流側に傾斜状態で設置し、同様に仕切板2
0を空冷吸収器17の下部から装置本体10の前面側縦
壁部10aまで延設したことを特徴とするものである。
のとすることにより、上記実施の形態2のものと同様の
伝熱面積を確保し、左右方向の全体に亘って均一に空気
が流通するようにしているので、第1,第2のファン1
5a,15bの作用が均等に作用する。
くするのに都合が良い。
冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
1の構成における空冷凝縮器19を空冷吸収器17の下
部下流側に直交状態で水平に設置し、空冷吸収器17に
は空気吸込口16の水平方向のみから、他方空冷凝縮器
19には空冷吸収器17下方側の作業用開口26aのみ
から各々独自に空気を吸込ませるようにして、空冷吸収
器17および空冷凝縮器19それぞれに対し、特に空気
流速分布の均一な状態で十分な空気を流通させ得るよう
にしたことを特徴とするものである。
11に示すように、実施の形態1と同様の設置スペース
で、空冷吸収器17および空冷凝縮器19各々の熱交換
性能がより十分に向上するようになる。
式冷凍装置の構成を示している。
3の構成における横長の空冷凝縮器19を上記実施の形
態4の場合と同様に空冷吸収器17の下部に直交状態で
水平に設置し、その前端側と装置本体の前面側縦壁部1
0a間を仕切板20で仕切ったことを特徴とするもので
ある。
態4の場合と同様の作用効果を得ることができる。
収式冷凍装置の構成を示している。
3の構成のように空冷凝縮器19を狭い上下幅で横長に
形成した場合において、該空冷凝縮器19を空冷吸収器
17の空気流上流側上端部に対応して設けているととも
に空冷吸収器17下部と装置本体10の前面側縦壁部1
0a間に仕切板20を設けたことが特徴である。
用が進むので、上部では相当に温度が高い。したがっ
て、上流側に空冷凝縮器19を設けても十分に冷却のた
めの空気の温度差を確保することができる。
収式冷凍装置の構成を示している。
6の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器19
をそのまま空冷吸収器17の下部側に移したものであ
る。上述のように空冷凝縮器19を空冷吸収器17の空
気流上流側に設けたとしても、空冷吸収器17では、上
方側から下方側にかけて吸収作用が進行するので、上方
側の方の吸収液温度は高く、仮にその上流側空冷凝縮器
19部分での熱交換により当該下流側空冷吸収器17の
吸込空気の温度が或る程度上昇したとしても、同空冷吸
収器17の吸収液との温度差は十分に確保できるので、
同空冷吸収器17側での熱交換は十分に可能である。上
記実施の形態6のものは、このような観点から構成し
た。
果の高い熱交換性能を得ようとすれば、該吸収液の温度
が高い空冷吸収器17上方部の上流側には空冷凝縮器1
9はない方がよい。
は上方側から下方側に向かって吸収作用が進行し、下方
側部分では略吸収作用が終了しているので、同下方側部
分では冷却要求度が低く、上記空冷凝縮器19の熱交換
による空気温度上昇の影響は少ない。
な観点から構成されたもので、空冷凝縮器19を空冷吸
収器17の上流側ではあっても、その吸収熱の放熱に余
り寄与しない下方側部分に設けて空冷吸収器17の有効
な熱交換性能を阻害しないようにしたものである。
式冷凍装置の構成を示している。
6,7と同様の空冷吸収式冷凍装置の構成における横長
の空冷凝縮器19を仕切板20で仕切られた送風通路の
空冷吸収器17の空気流下流側下部に対応させて設けた
ことを特徴とするものである。
形態の場合と同様に装置本体10の薄形コンパクト化、
設置面積の縮小が可能になるとともに、空冷吸収器17
並びに空冷凝縮器19を通る空気流の流速分布が均一に
なり、それらの各々の熱交換性能が向上する。
空気流下流側にあることから、従来のように空冷吸収器
17の吸込空気の温度が空冷凝縮器19を通した熱交換
によって上昇し、吸収性能が低下するようなこともなく
なる。その結果、空冷吸収器17の小型化が可能とな
り、ひいては吸収式冷凍装置本体の小型化が可能とな
り、同装置の低コスト化に寄与できる。
流下流側に位置することにはなるが、同空冷凝縮器19
は、吸収作用が略完了した状態となる空冷吸収器17の
下方部位置に対応させて設置している。したがって、空
冷凝縮器19に吸込まれる空気の温度は、それほど上昇
することはなく、凝縮性能には余り影響を与えなくて済
む。
空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
1の空冷吸収式冷凍装置の構成において、その装置本体
10の前面側縦壁部10a下部に特に空冷凝縮器19に
対応した前面側空気吸込口26bを形成したことを特徴
とするものである。
うに、特に空冷凝縮器19に対する空気供給ルートが前
述した背面側作業用開口26aと前面側空気吸込口26
bとの2系路となるので、その空気流速分布がより均一
になり、熱交換性能が向上する。そして、その結果、図
19に示すように、背面側空気吸込スペースS2を縮小
することができ、前面側スペースS3との調整を図るこ
とができる。
収式冷凍装置の構成を示している。
3の空冷吸収式冷凍装置の構成において、上記実施の形
態9のように、装置本体10の前面側縦壁部10aの下
部左右方向全体に前面側空気吸込口26bを形成すると
ともに空冷吸収器17下部と空冷凝縮器19下部との間
の仕切板20をなくしたことを特徴とするものである。
3の作用に加えて、さらに実施の形態9と同様の作用を
実現することができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
4の空冷吸収式冷凍装置の構成において、上記実施の形
態9,10と同様に装置本体10の前面側縦壁部10a
に前面側空気吸込口26bを形成したことを特徴とする
ものである。
9,10のものと同様に空冷凝縮器19の熱交換性能を
向上させることができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
5の空冷吸収式冷凍装置の構成において、実施の形態
9,10,11と同様に装置本体10の前面側縦壁部1
0aに前面側空気吸込口26bを形成したことを特徴と
するものである。
9,10のものと同様に空冷凝縮器19の熱交換性能を
向上させることができる。
る空冷吸収式冷凍装置の構成を示している。
7、蒸発器18、第1,第2のファン15a,15b
は、上記実施の形態1の空冷吸収式冷凍装置の構成と同
様であるが、本実施の形態の場合、例えば単効用型の冷
凍回路構成(図27参照)を採用することによって空冷
凝縮器19から蒸発器18に凝縮水を供給するための上
述の冷媒ポンプ22を不要とし、それによって形成され
る空冷吸収器17下方の空き空間に空冷吸収器17と連
続する形で空冷凝縮器19を設置したことを特徴として
いる。
形態の場合と同様に装置本体10の薄形コンパクト化、
設置面積の縮小が可能になるとともに、空冷吸収器17
並びに空冷凝縮器19が略一枚構造の熱交換器となり、
それらを通る空気流の流速分布が図示のように一層均一
になり、それらの各々の熱交換性能が一層向上する。
不要システムを採用した空冷吸収式冷凍装置の冷凍回路
の構成を図27に示す。
いては、前述のように吸収液として例えば臭化リチウム
水溶液(LiBr水溶液)が採用され、また冷媒(被吸
収液)として水蒸気が採用されている。
器であり、ガスバーナ等の加熱源を備えている。該高温
再生器21の上方には、揚液管を介して連通された気液
分離器31が設けられている。前記高温再生器21にお
いては、吸収後の臭化リチウム希溶液cを加熱沸騰させ
て、揚液管を介して上方に位置する気液分離器31に供
給し、ここで水蒸気aと臭化リチウム濃溶液bとに分離
再生するようになっている。
冷吸収器17において吸収液である臭化リチウム濃溶液
bに冷媒蒸気である水蒸気aを吸収させて得られ、同空
冷吸収器17から溶液ポンプ23により高温再生器21
へ還流されるようになっている。
は空冷凝縮器19に送られる。また臭化リチウム濃溶液
bの方は、空冷吸収器17へ供給される。
は、当該空冷凝縮器19で凝縮液化されて凝縮水dとな
り、図5のような冷媒ポンプ22を介することなく空冷
凝縮器19と蒸発器18間の圧力バランスで蒸発器18
へ供給される。また、臭化リチウム濃溶液bは、空冷吸
収器17で上記蒸発器18から供給される水蒸気aを吸
収して臭化リチウム希溶液cとなる。
た臭化リチウム希溶液cは、溶液ポンプ23により前述
したように低温溶液熱交換器24および高温溶液熱交換
器25を経て高温再生器21に戻される。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
13の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器1
9の上下幅を若干広くして伝熱面積を拡大し、空冷吸収
器17の下部下流側に若干重合する状態で立設したこと
を特徴とするものである。
うに、空冷吸収器17下部は余り熱交換に寄与しないか
ら、略上記実施の形態13の場合と同様の作用を得るこ
とができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
13の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器1
9の上下幅を若干広くして伝熱面積を拡大し、上記実施
の形態14と逆に空冷吸収器17の下部上流側に若干重
合する状態で立設したことを特徴とするものである。
うに、空冷吸収器17下部は余り熱交換に寄与しないか
ら、略上記実施の形態13〜14の場合と同様の作用を
得ることができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
1の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器19
と同様の前後方向に伝熱面積の広い空冷凝縮器19を、
空冷吸収器17の下端から下流側に若干重合する状態で
同様に傾斜状態で設け、空冷吸収器17下部の作業用開
口26aから空気を供給するようにしたことを特徴とす
るものである。
うに、空冷吸収器17下部は余り熱交換に寄与しないか
ら、略上記実施の形態13〜15の場合と同様の作用を
得ることができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
3の空冷吸収式冷凍装置の構成と同様の横長の空冷凝縮
器19を、実施の形態13と同様に空冷吸収器17の下
部に設け、それを若干傾斜状態として、略同様に作業用
開口26aを介して空気を供給するようにしたことを特
徴とするものである。
態13〜16の場合と同様の作用を得ることができる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
10の空冷吸収式冷凍装置の構成のように空冷凝縮器1
9を横長のものとし、装置本体10の前面側縦壁部10
aに空気吸込口26bを設けたものにおいて、その前面
側空気吸込口26bに立設状態で同空冷凝縮器19を設
けたことを特徴とするものである。
態10の場合と同じように、装置本体10の背面側と前
面側の両面側に空気吸込口が形成される結果、背面側の
空気吸込スペースが小さくて済むようになる一方、特に
本実施の形態の場合には、空冷吸収器17、空冷凝縮器
19それぞれが独立の空気吸込口を有することになるか
ら、それぞれを通過する空気の流速分布がより均一にな
る。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
18の空冷吸収式冷凍装置の構成における空冷凝縮器1
9を傾斜させて設置するようにしたことを特徴とするも
のである。
用に加えて、上記空冷凝縮器19の上下幅の拡大が可能
になり、伝熱面積が広くなる。
吸収式冷凍装置の構成を示している。
態の空冷吸収式冷凍装置が、全て装置本体10の前面側
縦壁部10aを台形状の傾斜面部13とし、該傾斜面部
13に斜め上方に傾斜させた格好で空気吹出口14a,
14bおよび第1,第2のファン15a,15bを設け
たものであるのに対し、装置本体10の前面側縦壁部1
0aを直平面とし、第1,第2の空気吹出口14a,1
4bおよび第1,第2のファン15a,15bを共に空
気吸込口16と平行な水平方向に設置したことを特徴と
するものである。
合と同様の作用を得ることができることは素より、図3
4から明らかなように、傾斜面がないだけ、より薄型化
が可能となり、特に空冷吸収器17に対する空気流分布
が一層均一になるので、より吸収・凝縮性能が向上する
メリットがある。
0の上方側内部空間12aの前後方向の幅を上記実施の
形態1のものの下方側内部空間12bの同前後方向の幅
と等しくて上述のように構成した場合、上記蒸発器18
自体の前後方向の幅も広くできることから、その分蒸発
器18を薄型化することができ、さらに上下高を小さく
することができるようになる。
水平設置構造の場合においても、空冷吸収器17および
空冷凝縮器19のレイアウトは、以上の実施の形態1〜
19の各構成を自由に採用することができる。
装置の一部切欠斜視図である。
装置の断面図である。
装置の断面図である。
装置の一部切欠斜視図である。
凍装置の断面図である。
凍装置の断面図である。
凍装置の断面図である。
凍装置の断面図である。
凍装置の一部切欠斜視図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
冷凍装置の断面図である。
図である。
「風速−通風抵抗」特性図である。
側縦壁部、13は傾斜面部、14aは第1の空気吹出
口、14bは第2の空気吹出口、15aは第1のファ
ン、15bは第2のファン、16は背面側空気吸込口、
17は空冷吸収器、18は蒸発器、19は空冷凝縮器、
20は仕切板、22は溶液ポンプ、26aは作業用開
口、26bは前面側空気吸込口である。
Claims (3)
- 【請求項1】 空気吸込口を装置本体の単一面に形成す
るとともに、該単一面の空気吸込口から対向方向の同じ
く単一面に形成した空気吹出口に向かう送風通路を形成
し、該送風通路内に空冷吸収器および空冷凝縮器を配設
してなる空冷吸収式冷凍装置において、上記空冷凝縮器
は、上記空冷吸収器の下部下流側に位置して設けられて
いることを特徴とする空冷吸収式冷凍装置。 - 【請求項2】 空気吹出口が斜め上方に向けて配置さ
れ、該空気吹出口に対応してファン軸が斜め上方に向け
て配置されたファンが設けられていることを特徴とする
請求項1記載の空冷吸収式冷凍装置。 - 【請求項3】 空気吹出口が空気吸込口と平行に配置さ
れ、該空気吹出口に対応してファン軸を平行に配置した
ファンが設けられていることを特徴とする請求項1記載
の空冷吸収式冷凍装置。
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