WO2015125525A1 - 熱交換器及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る熱交換器は、非共沸混合冷媒が流れる伝熱管を備える熱交換器において、HFO1234yf、HFO1234ze(E)又はテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)と、HFC32とを非共沸混合冷媒として、非共沸混合冷媒の総重量におけるHFC32の重量の比率を50~69%の範囲とし、拡管後の伝熱管20の相当直径Dが1mm≦D≦3.9mmの範囲である。

Description

熱交換器及び冷凍サイクル装置
 本発明は伝熱管を有する熱交換器等に関するものである。特に非共沸混合冷媒を通過させるのに適した伝熱管を有するものである。
 従来、冷凍装置、空気調和装置、ヒートポンプ等に用いるフィンチューブ式の熱交換器では、一般に、所定の間隔で複数並べたフィンに対して、各フィンに設けた貫通穴を貫通するように、内面に溝を形成した伝熱管を配置する。伝熱管は冷凍サイクル装置における冷媒回路の一部となり、管内部を冷媒(流体)が流れるようにしている。
 管内面の溝は、管軸方向と溝が延びる方向とが一定の角度をなすように加工されている。ここで、溝を形成することにより管内面に凹凸ができるが、凹部の空間を溝部とし、隣り合う溝の側壁によってできる凸部分を山部として説明する。
 伝熱管を流れる冷媒は、伝熱管外側を通過する空気等との熱交換により相変化(凝縮又は蒸発)する。そして、この相変化を効率よく行うために、管内の表面積増加、溝部による流体攪拌効果、溝部の毛細管作用による溝部間の液膜保持効果等により、伝熱管の伝熱性能の改善をはかっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-195192号公報
 例えば、上記のような従来の伝熱管は、相当直径が大きく、HC単一冷媒、R32の純冷媒、R410Aの共沸混合冷媒に対しては優れた伝熱性能を示す。しかし、HC単一冷媒、R32、R410Aの代替冷媒として地球温暖化への影響を表す地球温暖化係数(GWP)が小さいテトラフルオロプロペンHFO1234yf(例えば2,3,3,3-テトラフルオロプロペン)、テトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)(例えば(1E)-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)、テトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)(例えば(1Z)-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)の冷媒と混合したHFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234yfの混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)の混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)の混合冷媒の沸点の異なる冷媒を混合した非共沸混合冷媒に対しては、効果が得られない。
 効果が得られない理由は、次のように説明できる。HC単一冷媒、R32の純冷媒、R410Aの共沸混合冷媒は、凝縮又は蒸発過程における相変化では温度一定、濃度一定である。非共沸混合冷媒では、平衡状態での気相と液相の組成が異なるため、例えばHFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234yfの混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)の混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)の混合冷媒が凝縮するときは、高沸点であるHFO1234yf、HFO1234ze(E)、HFO1234ze(Z)がHFC32よりも多く凝縮する。したがって、気液界面の気相側には低沸点成分濃度の厚い層ができ、液相側には低沸点成分濃度の薄い層ができる(以下、これらを濃度境界層という)。そして、濃度境界層が伝熱を妨害する抵抗となって、管内熱伝達率が低下することになる。
 このとき、従来の伝熱管のように相当直径が大きいと、濃度境界層が厚くなり、濃度境界層の濃度勾配が大きく、管内熱伝達率が低下する。さらに、この傾向は、冷媒が凝縮する場合には、管内溝部に形成される薄い液膜により、伝熱が促進される割合が比較的に大きくなる高乾き度域において顕著に見られるという問題があった。
 本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、管内圧力損失を増加させずに、所定の伝熱性能を得ることができる伝熱管を有する熱交換器等を提供することを目的とする。
 本発明に係る熱交換器は、非共沸混合冷媒が流れる伝熱管を備える熱交換器において、HFO1234yf、HFO1234ze(E)又はテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)と、HFC32とを非共沸混合冷媒として、非共沸混合冷媒の総重量におけるHFC32の重量の比率を50~69%の範囲とし、拡管後の伝熱管の相当直径Dが1mm≦D≦3.9mmの範囲である。
 本発明の伝熱管によれば、混合冷媒におけるHFC32の比率は50~69%範囲であるので、冷媒の相変化の温度変化及び圧力変化を小さくすることができ、濃度境界層が薄くなり、管内熱伝達率の低減を改善することができる。このとき、拡管後における伝熱管の相当直径Dを1mm≦D≦3.9mmとしたので、濃度境界層をさらに薄くすることができ、気液界面の濃度境界層の濃度勾配を小さくし、従来の伝熱管に比べて、圧力損失を増加させずに、管内伝熱性能を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る伝熱管20を有する熱交換器1を表す図(その1)である。 本発明の実施の形態1に係る伝熱管20を有する熱交換器1を表す図(その2)である。 HFC32の混合冷媒比と熱交換率比との関係を示す図である。 非共沸混合冷媒の濃度境界層を示す線図である。 拡管後の相当直径Dと熱交換率比との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。 本発明の実施の形態3に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。 機械拡管方式による拡管の状況を表す図である。 本発明の実施の形態4に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。 本発明の実施の形態5に係る熱交換器を示す図である。 熱交換器のDpと性能と冷媒削減指数との比との関係を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る空気調和装置の構成を示す図である。
 以下、本発明の実施の形態に係る熱交換器等について図面等を参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
 図1及び図2は本発明の実施の形態1に係る伝熱管20を有する熱交換器1を表す図である。図1及び図2において、熱交換器1は、冷凍装置、空気調和装置等の蒸発器、凝縮器として広く利用されているフィンチューブ式の熱交換器である。図1は熱交換器1を鉛直方向で切断したときの斜視図を表し、図2は断面の一部を表す。拡管後の相当直径(等価直径)Dは4×流路断面積/濡れぶち長さで求めることができる。例えば円管の相当直径Dは4×π×D/4/(π×D)で計算することができる。
 熱交換器1は、複数の熱交換器用のフィン10と伝熱管20とで構成している。あらかじめ定められた間隔で複数並べたフィン10に対して、各フィン10に設けた貫通穴を貫通するように、伝熱管20が設けられている。伝熱管20は冷凍サイクル装置における冷媒回路の一部となり、管内部を冷媒が流れる。伝熱管20内部を流れる冷媒と外部を流れる空気との熱をフィン10を介して伝えることで空気との接触面となる伝熱面積が拡がり、冷媒と空気との間の熱交換を効率よく行える。
 図3はHFC32の混合冷媒比と熱交換率比との関係を示す図である。本実施の形態では、HFC32を含む非共沸混合冷媒(以下、混合冷媒という)が熱交換器1を通過する。HFC32(R32)と混合する冷媒として、テトラフルオロプロペンHFO1234yf、テトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)又はテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)のいずれかを用いる。本実施の形態では、混合冷媒の総重量に対して、HFC32の重量の比率が50~69%(重量パーセント(wt%))の範囲となるようにする。
 図4は非共沸混合冷媒の濃度境界層を示す線図である。前述したように、混合冷媒が熱交換器内を通過すると、濃度境界層ができる。熱交換器1において、混合冷媒におけるHFC32の比率を50~69%の範囲に設定したのは、混合冷媒におけるHFC32の比率を50%より小さくすると、冷媒の相変化において温度変化及び圧力変化が大きくなって、濃度境界層が厚くなり、管内伝熱性能が低下するからである。また、混合冷媒におけるHFC32の比率を69%以上にすると、温度変化が小さくて、温度勾配を利用して不可逆損失を減らすことができなくなり、伝熱性能が低下するからである。
 図5は拡管後の伝熱管の相当直径Dと熱交換率比との関係を示す図である。本実施の形態では、拡管後の伝熱管の相当直径Dを1mm≦D≦3.9mmの範囲とする。
 このように、熱交換器1において、拡管後の伝熱管の相当直径Dを1mm≦D≦3.9mmの範囲に設定したのは、拡管後の伝熱管の相当直径Dを1mmより小さくすると、冷媒の圧力変化が大きく、伝熱性能が低下するからである。また、拡管後の伝熱管の相当直径Dを3.9mmより大きくすると、濃度境界層が厚くなり、管内伝熱性能が低下するからである。
 以上のように、実施の形態1の熱交換器1によれば、非共沸混合冷媒として、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234yfの混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)の混合冷媒又はHFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)の混合冷媒のいずれかを用い、さらに混合冷媒におけるHFC32の比率を50~69%の範囲とし、拡管後の伝熱管20の相当直径Dを1mm~3.9mmの範囲となるようにしたので、伝熱管20における濃度境界層を薄くすることができる。このため、物質伝達促進効果と伝熱促進効果とが得られ、伝熱性能を向上させることができる。また、冷媒回路内の冷媒の減量、高効率を維持しつつ、小型化等をはかることもできる。
実施の形態2.
 図6は本発明の実施の形態2に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。図6は拡管後の状態を表す。本実施の形態の伝熱管20は、外円管20Aと、外円管20Aの中心部に中実棒20Bとを有している。また、外円管20Aから中実棒20Bに到る間は半径方向(中実棒20Bから外円管20Aに向かう方向)に形成した複数の仕切り壁20Cを有している。図6では4つの仕切り壁20Cを形成している。また、外円管20Aの内面には溝20Dを有している。外円管20Aと中実棒20Bと仕切り壁の空間には、HFC32を含む非共沸混合冷媒が流れるようにする。拡管後の伝熱管の相当直径Dは1mm≦D≦3.9mmの範囲であることが望ましい。
 このように、熱交換器1において、外円管20Aと、外円管20Aの中心部に中実棒20Bと、外円管20Aから中実棒20Bの間に半径方向で多数の仕切り壁20Cを有し、外円管20Aと中実棒20Bと仕切り壁20Cの空間にはHFC32の混合冷媒が流れるようにすることで、濃度境界層をさらに薄くし、気液界面の濃度境界層の濃度勾配を小さくすることができる。このため、従来の伝熱管に比べて、圧力損失を増加させずに、管内伝熱性能を高めることができる。また、外円管20Aの内面に形成した溝20Dにより、濃度境界層の濃度勾配を破壊することで、管内伝熱性能をさらに高めることができる。
実施の形態3.
 図7は本発明の実施の形態3に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。図7は拡管後の伝熱管20の状態を表す。外円管20Aと、外円管20Aの中心部に中実棒20Bと、外円管20Aと中実棒20Bとの間に半径方向で多数の仕切り壁20Cとを有している。また、外円管20Aの内面、外円管20Aの中心部にある中実棒20B及び外円管20Aと中実棒20Bとの間を仕切る仕切り壁20Cには溝20Dを備える。そして、外円管20A、中実棒20B及び仕切り壁20Cでできる空間にはHFC32の混合冷媒が流れるようにする。拡管後の伝熱管の相当直径Dは1mm≦D≦3.9mmの範囲が望ましい。
 このように、熱交換器1において、外円管20Aと、外円管20Aの中心部に中実棒20Bと、外円管20Aから中実棒20Bの間は半径方向で多数の仕切り壁を有し、外円管20Aの内面と、外円管20Aの中心部に中実棒20Bと、外円管20Aから中実棒20Bの間の半径方向で多数の仕切り壁には溝を備えて、外円管20Aと中実棒20Bと仕切り壁の空間にはHFC32の混合冷媒が流れるようにすることで、濃度境界層をさらに薄くし、気液界面の濃度境界層の濃度勾配を小さくすることができる。このため、従来の伝熱管に比べて、圧力損失を増加させずに、管内伝熱性能を高めることができる。
 図8は本発明に係る機械拡管方式による拡管の状況を表す図である。前述した実施の形態1から実施の形態3における熱交換器1は、まず、長手方向の中央部であらかじめ定められた曲げピッチでヘアピン状に曲げ加工し、伝熱管20となる複数のヘアピン管を製作する。フィン10の貫通穴に、ヘアピン管を通過させた後、機械拡管方式によりヘアピン管を拡管して、伝熱管20をフィン10と密着させ、接合する。機械拡管方式とは、伝熱管20の外円管20Aの中心部に中実棒20Bと、外円管20Aから中実棒20Bの間は半径方向で多数の仕切り壁に内径よりやや大きい拡管玉30を先端に有するロッド31を、伝熱管20の管内部に通し、伝熱管20の外径を拡げることで、フィン10と密着させる方法である。
 機械拡管方式により拡管する際、拡管玉30が接触することで、管内のすべてに拡管玉30挿入の圧力が加わるので、伝熱管20のスプリンバックを抑えることができる。これにより、伝熱管20とフィン10との密着性が改善し、熱交換に係る効率を高めることができる。
実施の形態4.
 図9は本発明の実施の形態4に係る伝熱管20の管内面の形状を表す図である。本実施の形態の伝熱管20は、断面が、長辺側が直線をしており、短辺側が半円状の曲線をしている形状(扁平形状)である扁平管である。伝熱管20の内部には複数の仕切り壁を有し、複数の流路が形成されている。長辺側を直線と短辺側を半円状の曲線とした形状と仕切り壁(流路となる面)には溝が形成され、空間にはHFC32の混合冷媒が流れるようにする。拡管後の伝熱管20の相当直径Dは1mm≦D≦3.9mmの範囲が望ましい。
 このように、熱交換器1において、扁平管である伝熱管20において、複数の仕切り壁により伝熱管20内部に形成された複数の流路において、溝を備え、流路となる空間にHFC32の混合冷媒が流れるようにすることで、濃度境界層をさらに薄くし、気液界面の濃度境界層の濃度勾配を小さくすることができる。このため、従来の伝熱管に比べて、圧力損失を増加させずに、管内伝熱性能を高めることができる。
実施の形態5.
 図10は本発明の実施の形態5に係る熱交換器を示す図である。図10においては、熱交換器1を側面側からみた断面の一部を示している。熱交換器1は、複数のフィン10と、複数の伝熱管20とを備えている。複数のフィン10は、間隔を空けて配置され、その間を気体(例えば空気)が流れる。複数の伝熱管20は、内部に媒体(例えば冷媒)が流れる。複数の伝熱管20は、気体の流れ方向(気流方向)に交差する段方向に複数段配置されている。また、複数の伝熱管20は、気体の流れ方向(気流方向)に沿う列方向に複数列配置されている。
 図11は熱交換器1における段ピッチDpと、性能と冷媒削減指数(GWP×冷媒量)との比との関係を示す図である。図11では、拡管後の伝熱管20の相当直径Dが、0.5mm、1.0mm、2.0mm、3.0mm、3.9mm及び5.0mmについて、それぞれ段ピッチDpを変化させたときの性能と冷媒削減指数との比を百分率で算出したものである。図11に示すように、拡管後の伝熱管の相当直径Dが1≦D≦3.9mmの範囲で、伝熱管の段方向の段ピッチDpが4.5D≦Dp≦5.5Dの範囲において、性能と冷媒削減指数との比の値がよい。
 このように、熱交換器1において、伝熱管の段方向の段ピッチDpを4.5D≦Dp≦5.5Dの範囲がよいのは、例えば段ピッチDpを4.5Dより小さくすると、熱交換器1における伝熱管20の配置密度が上昇し、熱交換器1の内容積が大きくなるため、冷媒使用量が増大し、熱交換器1の段ピッチDpと性能と冷媒削減指数(GWP*冷媒量)との比が低下するからである。また、段ピッチDpを5.5Dより大きくすると、冷媒使用量が削減できるが、フィン効率が低下し、熱伝達率が低下し、伝熱性能が低下するからである。
 以上のように、実施の形態5の熱交換器1によれば、拡管後の伝熱管の相当直径Dを1≦D≦3.9mmとし、伝熱管の段方向の段ピッチDpを4.5D≦Dp≦5.5D範囲にして構成するようにしたので、伝熱管20における濃度境界層が薄く、物質伝達促進効果と伝熱促進効果が得られ、伝熱性能を向上させることができる。また、冷媒回路内の冷媒の減量、高効率を維持しつつ、小型化等をはかることもできる。ここで、本実施の形態では、段ピッチについて説明しているが、例えば3以上の伝熱管が列方向に並んでいる場合等においては、列方向のピッチにも適用することができる。
実施の形態6.
 図12は本発明の実施の形態6に係る空気調和装置の構成を示す図である。本実施の形態では、冷凍サイクル装置の例として空気調和装置について説明する。図12の空気調和装置は、熱源側ユニット(室外機)100と負荷側ユニット(室内機)200とを備え、これらが冷媒配管で連結され、冷媒回路を構成して冷媒を循環させている。冷媒配管のうち、気体の冷媒(ガス冷媒)が流れる配管をガス配管300とし、液体の冷媒(液冷媒。気液二相冷媒の場合もある)が流れる配管を液配管400とする。ここで、冷媒として、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234yf(例えば2,3,3,3-テトラフルオロプロペン)の混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(E)(例えば(1E)-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)の混合冷媒、HFC32とテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)(例えば(1Z)-1,3,3,3-テトラフルオロプロペン)の混合冷媒のいずれかを用いるものとする。
 熱源側ユニット100は、本実施の形態においては、圧縮機101、油分離器102、四方弁103、熱源側熱交換器104、熱源側ファン105、アキュムレータ106、熱源側絞り装置(膨張弁)107、冷媒間熱交換器108、バイパス絞り装置109及び熱源側制御装置111の各装置(手段)で構成する。
 圧縮機101は、冷媒を吸入して、その冷媒を圧縮して高温・高圧のガス状態にして冷媒配管に流す。ここで、圧縮機101は、運転周波数を任意に変化させることにより、圧縮機101の容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を細かく変化させることができるものとする。
 また、油分離器102は、冷媒に混じって圧縮機101から吐出された潤滑油を分離させるものである。分離された潤滑油は圧縮機101に戻される。四方弁103は、熱源側制御装置111からの指示に基づいて冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り換える。また、熱源側熱交換器104は、実施の形態1~5において説明した熱交換器1を用いて構成し、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、熱源側絞り装置107を介して流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、四方弁103側から流入した圧縮機101において圧縮された冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させる。熱源側熱交換器104には、冷媒と空気との熱交換を効率よく行うため、熱源側ファン105が設けられている。熱源側ファン105もインバータ回路(図示せず)を有してファンモータの運転周波数を任意に変化させてファンの回転速度を細かく変化させるようにしてもよい。
 冷媒間熱交換器108は、冷媒回路の主となる流路を流れる冷媒と、その流路から分岐してバイパス絞り装置109(膨張弁)により流量調整された冷媒との間で熱交換を行う。特に冷房運転時において冷媒を過冷却する必要がある場合に、冷媒を過冷却して負荷側ユニット200に供給するものである。冷媒間熱交換器108についても、実施の形態1~5において説明した熱交換器1を用いて構成する。
 バイパス絞り装置109を介して流れる液体は、バイパス配管を介してアキュムレータ106に戻される。アキュムレータ106は例えば液体の余剰冷媒を溜めておく手段である。熱源側制御装置111は、例えばマイクロコンピュータ等からなる。負荷側制御装置204と有線又は無線通信することができ、例えば、空気調和装置内の各種検知手段(センサ)の検知に係るデータに基づいて、インバータ回路制御による圧縮機101の運転周波数制御等、空気調和装置に係る各手段を制御して空気調和装置全体の動作制御を行う。
 一方、負荷側ユニット200は、負荷側熱交換器201、負荷側絞り装置(膨張弁)202、負荷側ファン203及び負荷側制御装置204で構成される。負荷側熱交換器201についても、実施の形態1~5において説明した熱交換器1を用いて構成し、冷媒と空気調和の対象となる空間の空気との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては凝縮器として機能し、ガス配管300から流入した冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化(又は気液二相化)させ、液配管400側に流出させる。一方、冷房運転時においては蒸発器として機能し、負荷側絞り装置202により低圧状態にされた冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、ガス配管300側に流出させる。また、負荷側ユニット200には、熱交換を行う空気の流れを調整するための負荷側ファン203が設けられている。この負荷側ファン203の運転速度は、例えば利用者の設定により決定される。負荷側絞り装置202は、開度を変化させることで、負荷側熱交換器201内における冷媒の圧力を調整するために設ける。
 また、負荷側制御装置204もマイクロコンピュータ等からなり、例えば熱源側制御装置111と有線又は無線通信することができる。熱源側制御装置111からの指示、居住者等からの指示に基づいて、例えば室内があらかじめ定められた温度となるように、負荷側ユニット200の各装置(手段)を制御する。また、負荷側ユニット200に設けられた検知手段の検知に係るデータを含む信号を送信する。
 次に空気調和装置の動作について説明する。まず、冷房運転時の冷媒回路における基本的な冷媒循環について説明する。圧縮機101の駆動運転により、圧縮機101から吐出した高温、高圧ガス(気体)の冷媒は、四方弁103から熱源側熱交換器104内を通過することで凝縮し、液冷媒となって熱源側ユニット100を流出する。液配管400を通って負荷側ユニット200に流入した冷媒は、負荷側絞り装置202の開度調整により圧力調整された低温低圧の液冷媒が負荷側熱交換器201内を通過して蒸発して流出する。そして、ガス配管300を通って熱源側ユニット100に流入し、四方弁103、アキュムレータ106を介して圧縮機101に吸入され、再度加圧され吐出することで循環する。
 また、暖房運転時の冷媒回路における基本的な冷媒循環について説明する。圧縮機101の駆動運転により、圧縮機101から吐出した高温、高圧ガス(気体)の冷媒は、四方弁103からガス配管300を通って負荷側ユニット200に流入する。負荷側ユニット200においては、負荷側絞り装置202の開度調整により圧力調整され、負荷側熱交換器201内を通過することにより凝縮し、中間圧力の液体又は気液二相状態の冷媒となって負荷側ユニット200を流出する。液配管400を通って熱源側ユニット100に流入した冷媒は、熱源側絞り装置107の開度調整により圧力調整され、熱源側熱交換器104内を通過することで蒸発し、ガスの冷媒となって四方弁103、アキュムレータ106を介して圧縮機101に吸入され、前述したように加圧され吐出することで循環する。
 以上のように実施の形態6の空気調和装置によれば、熱源側ユニット100の熱源側熱交換器104、冷媒間熱交換器108、負荷側ユニット200の負荷側熱交換器201について、熱交換率の高い実施の形態1~5の熱交換器1を蒸発器、凝縮器として用いるようにしたので、COP(Coefficient of Performance :エネルギ消費効率、成績係数)等を向上させることができ、省エネルギ等をはかることができる。
 上述した実施の形態6では、本発明に係る熱交換器に関し、空気調和装置への適用について説明した。本発明は、これらの装置に限定することなく、例えば、冷凍装置、ヒートポンプ装置等、冷媒回路を構成し、蒸発器、凝縮器となる熱交換器を有する他の冷凍サイクル装置にも適用することができる。
 1 熱交換器、10 フィン、20 伝熱管、20A 外円管、20B 中実棒、20C 仕切り壁、20D 溝、30 拡管玉、31 ロッド、100 熱源側ユニット、101 圧縮機、102 油分離器、103 四方弁、104 熱源側熱交換器、105 熱源側ファン、106 アキュムレータ、107 熱源側絞り装置、108 冷媒間熱交換器、109 バイパス絞り装置、111 熱源側制御装置、200 負荷側ユニット、201 負荷側熱交換器、202 負荷側絞り装置、203 負荷側ファン、204 負荷側制御装置、300 ガス配管、400 液配管。

Claims (7)

  1.  非共沸混合冷媒が流れる伝熱管を備える熱交換器において、
     HFO1234yf、HFO1234ze(E)又はテトラフルオロプロペンHFO1234ze(Z)と、HFC32とを前記非共沸混合冷媒として、該非共沸混合冷媒の総重量におけるHFC32の重量の比率を50~69%の範囲とし、
     拡管後の伝熱管の相当直径Dが1mm≦D≦3.9mmの範囲である熱交換器。
  2.  前記伝熱管は、
     内面側に溝を有する外円管と、
     該外円管の中心部に配置される中実棒と、
     前記外円管と前記中実棒との間に設置される複数の仕切り壁とを有し、前記外円管、前記中実棒及び前記仕切り壁で構成される複数の空間を、前記非共沸混合冷媒が流れる流路とする請求項1記載の熱交換器。
  3.  前記中実棒の表面及び前記仕切り壁の壁面に溝を有する請求項2記載の熱交換器。
  4.  あらかじめ定められた間隔で伝熱管が挿入され、熱交換の伝熱面積を拡げる複数のフィンをさらに備え、
     前記あらかじめ定められた間隔である伝熱管間のピッチDpを、4.5D≦Dp≦5.5Dとする請求項1~3のいずれか一項に記載の熱交換器。
  5.  熱交換の伝熱面積を拡げる複数のフィンと、前記伝熱管とを、前記伝熱管の内面側から加圧して拡管し、接合して構成する請求項1~4のいずれか一項に記載の熱交換器。
  6.  長辺側を直線とし、短辺側を半円状の曲線とした形状を断面とする扁平管を前記伝熱管とし、
     前記扁平管内を複数の仕切り壁で仕切って構成される複数の空間を、前記非共沸混合冷媒が流れる流路とし、前記扁平管の内壁面及び前記複数の仕切り壁に溝を備える請求項1記載の熱交換器。
  7.  冷媒を圧縮する圧縮機と、熱交換により前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された前記冷媒を減圧させるための膨張手段と、減圧された前記冷媒を熱交換により蒸発させる蒸発器とを配管接続して、請求項1~6のいずれかに記載の非共沸混合冷媒を前記冷媒として循環させる冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置であって、
     請求項1~6のいずれかに記載の熱交換器を、前記凝縮器及び前記蒸発器の少なくとも一方とする冷凍サイクル装置。
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