JP6137457B2 - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Description

本発明は、室外機と室内機とを結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結される空気調和機の室外機に関し、さらに詳しく言えば、フレアレス管継手に対する冷媒管の挿入代の長さを測るゲージ部を有する配管カバーを備えた空気調和機の室外機に関するものである。
空気調和機の室外機と室内機は、相互を結ぶ冷媒管が管継手によって連結されるが、通常、その継手には、一方の冷媒管の端部をフレア状に加工して、他方の冷媒管に取り付けられたユニオンにフレア部を押し当てた状態でフレアナットとユニオンとを一体的にネジ止めするフレア継手が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、空気調和機用の「R32」や「R1234yf」と呼ばれる冷媒は、地球温暖化への影響が低く、エネルギー効率が優れていることから温室効果ガスを抑制できる次世代冷媒として着目されている。
しかしながら、この種の次世代冷媒は可燃性(もしくは微可燃性)を有しており、現在の製品安全規格(IEC)では作業者による加工にバラつきが生じるフレア継手の使用は禁止されており、これに代えて、可燃性(もしくは微可燃性)を有する次世代冷媒を用いた空気調和機の配管継手には、フレアレス管継手が用いることが提案されている。
フレアレス管継手とは、例えば特許文献2に記載されているように、パイプにフレア加工を施さずにパイプ同士を連結可能とした管継手で、パイプを管継手本体に挿入して締付部材を締め付けると、縮径手段により締付リングがパイプの外周面に食い込んでパイプがロックされるとともに、締付リングがパイプの外周面と管継手本体の内周面とに密着することにより、管継手本体とパイプとの間がシールされる管継手である。
しかしながら、フレアレス管継手の場合、接続作業上次のような注意事項がある。すなわち、冷媒が漏洩しないように、一方の冷媒管の先端をユニオン側の突き当て部に確実に突き当てた状態のままナットを固定する必要があるが、ユニオンの突き当て部に冷媒管の先端が当接しているかどうかを直接目視することはできないし、また、一旦ナットを締め付け始めると、配管の先端にズレが生じているかどうかも確認することができない。
そこで、配管の先端(挿入代)がユニオン内に適正に差し込まれているかどうかを確認する方法の1つとして、特許文献3が提案されている。これによれば、予め冷媒管の挿入代の目安となる位置に専用の治具によりマーキングを施しておき、ナットを締め付けた際に、マーキング位置がナット端部にあるかどうかを判断することで、冷媒管が適正に挿入されたか否かを知ることができる。
しかしながら、特許文献3に記載の発明では、作業者がマーキング専用治具を予め用意しておく必要があり、マーキング専用治具を携帯し忘れた場合には、現場にてフレアレス管継手に対する適正な挿入代の目安となる位置にマーキングを施すことができない。
また、冷媒管には径の異なるガス側配管と液側配管とがあり、その径ごとにそれぞれ2種類のマーキング専用治具を用意しなくてはならない。
特開2005−42858号公報 特開2003−232474号公報 特開2003−278963号公報
そこで、本発明の課題は、空気調和機の室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、マーキング専用治具を携帯しなくても、現場にてフレアレス管継手に対する冷媒管の挿入代を測ることができるようにすることにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、上記室外機側の配管連結部に配管カバーが着脱自在に取り付けられている空気調和機の室外機において、
上記配管カバーに、上記冷媒管の上記フレアレス管継手に対する適正な挿入代の長さを測るためのゲージ部が設けられており、上記ゲージ部は、上記冷媒管の先端が突き当てられる突き当て部と、上記配管カバーの内壁および上記配管カバーの内壁に形成された壁部を含み上記突き当て部に対して上記冷媒管を垂直に支持する支持部と、上記冷媒管に対して上記挿入代の位置に所定のマーキング手段にて目印を付けるためのマーキング指示部とを備えていることを特徴としている。
本発明において、上記冷媒管には、外径が異なるガス側配管と液側配管とが含まれ、上記配管カバーには、上記ゲージ部として、上記ガス側配管用の第1ゲージ部と、上記液側配管用の第2ゲージ部とが設けられる
また、上記配管カバーには、上記配管カバーの外部から上記ゲージ部に向けて上記冷媒管を引き込むための挿入孔が設けられる
別の態様として、室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、上記室外機側の配管連結部に配管カバーが着脱自在に取り付けられている空気調和機の室外機において、上記配管カバーに、上記冷媒管の上記フレアレス管継手に対する適正な挿入代の長さを測るためのゲージ部が設けられており、上記ゲージ部は、上記配管カバーの底壁の一部分を上記冷媒管の形状に合わせて切り欠いた支持部を有し、上記支持部の一端側に上記冷媒管の突き当て部が設けられている態様も本発明に含まれる
これによれば、室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、上記室外機側の配管連結部に配管カバーが着脱自在に取り付けられている空気調和機の室外機において、上記配管カバーに、上記冷媒管の上記フレアレス管継手に対する適正な挿入代の長さを測るためのゲージ部が設けられていることにより、作業者がマーキング専用治具を携帯しなくても、現場にてエアコン設置時に必ず取り外す配管カバーに設けられ
たケージ部によって冷媒管の挿入代の長さを簡単に測定することができる。
また、上記配管カバーおよび/または上記ゲージ部には、上記冷媒管に対して上記挿入代の位置に所定のマーキング手段にて目印を付けるためのマーキング指示部が設けられていることにより、測定と同時にマーキングも適正に施すことができる。
さらに、上記ゲージ部は、上記冷媒管の先端が突き当てられる突き当て部と、上記突き当て部に対して上記冷媒管を垂直に支持する支持部とを備えていることにより、冷媒管の先端を突き当て部に突き当てることで、簡単に冷媒管の先端からマーキング位置を正確に測定することができる。
上記冷媒管には、外径が異なるガス側配管と液側配管とが含まれ、上記配管カバーには、上記ゲージ部として、上記ガス側配管用の第1ゲージ部と、上記液側配管用の第2ゲージ部とが設けられていることにより、それぞれの冷媒管にマーキングを施す際にがたつくことなく、安定する。
上記ゲージ部は、上記配管カバーの内面側に設けられていることにより、作業者以外の目に触れることはない。
上記配管カバーには、上記配管カバーの外部から上記ゲージ部に向けて上記冷媒管を引き込むための引きこみ孔が設けられていることにより、冷媒管の先端を確実にゲージ部に引き込むことができる。
また、上記ゲージ部は、上記配管カバーの底壁側に凹部として設けられていることにより、配管カバーの外面側にゲージ部を設けた場合においても、作業者以外の目に触れにくくすることができる。
本発明の実施形態に係る空気調和機の室外機の分解斜視図。 本発明の第1実施形態に係る配管カバーの(a)正面図、(b)背面図および(c)A−A線断面図。 上記第1実施形態の配管カバーの測定手段を用いて冷媒管を測定した状態の(a)背面図および(b)A−A線断面図。 上記第1実施形態の配管カバーの変形例を示す背面図。 上記第1実施形態の配管カバーにマーキング指示部を設けた状態を示す(a)正面図、(b)背面図および(c)A−A線断面図。 本発明の第2実施形態に係る配管カバーを模式的に示した斜視図。 上記第2実施形態の配管カバーの(a)第1変形例および(b)第2変形例を模式的に示した斜視図。 本発明の第3実施形態に係る配管カバーを模式的に示した斜視図。 (a)上記第3実施形態に係る配管カバーの変形例を模式的に示した斜視図および(b)ゲージ部の詳細図。 本発明のゲージ部の変形例を模式に示す斜視図。 (a)上記ゲージ部の変形例の正面側から見た断面図,(b)第1ゲージ部の位置の変形例を示す断面図。 本発明の第4実施形態に係る配管カバーを模式的に示した斜視図。 一般的なフレアレス管継手の(a)構成要素を分解した状態の断面図および(b)接続した状態の断面図。
まず、図13を参照して、フレアレス管継手による冷媒管の接続方法を説明する。まず、冷媒管Pの外面に袋ナット600およびスリーブ700を装着する。次に、冷媒管Pの先端をニップル500の大径部520から挿入して、小径部510の端面に突き当てる。そして、袋ナット600をニップル500に締め込む。すると、フロントスリーブ720がニップル500先端のテーパ面580に圧着され、当該部分がシールされる。これに伴って、スリーブ700が、袋ナット600およびニップル500先端のテーパ面580に押されて縮径され、冷媒管Pの外面に食い込んで当該部分がシールされるとともに、冷媒管Pがフレアレス管継手100に固定される。
ここで、ニップル500における小径部510端面まで冷媒管P先端を挿入することなく袋ナット600を締め込んだ場合には、冷媒管Pの先端に近い位置でスリーブ700が固定されることになる。ところが、スリーブ700から冷媒管P先端までの長さが短い場合には、フレアレス管継手の締め付け後に冷媒管Pを引くと、冷媒管Pが管継手から簡単に抜け出てしまうという問題がある。
本発明は上記問題点に着目し、フレアレス管継手におけるスリーブから冷媒管先端までの長さの適否を確認することが可能な空気調和機の室外機の提供を目的とする。
次に、本発明の実施形態の一例について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、空気調和機の室外機1は、矩形状の筐体を有し、その側面(図1では右側面)には室内機との間で冷媒管PaおよびPbが接続される配管接続部10が設けられている。
配管接続部10は、液管およびガス管が接続される二方弁13および三方弁12(配管連結部)に加えて、信号線が接続される端子台(図示しない)なども設けられている。この例において、配管接続部10は、室外機筐体の底部から上部にかけて室外機1の筐体側面を切り欠くように設けられている。本発明において、配管接続部10の具体的な構成は任意的事項である。
室外機1には、配管接続部10を覆うための配管カバー2Aが着脱可能に取り付けられている。この実施形態において、図1に示す配管カバー2Aは端子台カバー部と二方弁,三方弁カバーとに上下で2分割されており、それらを組み合わせることで、1つの配管カバー2Aが形成されるようになっているが、配管カバー2Aは一体であってもよい。
図2を参照して、配管カバー2Aは、その内周面が一方の面から他方の面(図2(c)では左側から右側)に向かって凹まされている。配管カバー2Aの表面(図2(a)の正面側)の上部には、配管カバー2Aを着脱する際に手を差し入れるための取手部22が設けられている。
配管カバー2Aの表面の下部には、配管カバー2Aの凹部21の内部に存在するゲージ部3に向けて冷媒管P(液管Paまたはガス管Pb)(図3参照)を挿入するための開口部23すなわち挿入孔が設けられている。この例において、開口部23は、配管カバー2Aを正面に見て左下側に設けられており、液管Paとガス管Pbの2種類の冷媒管Pが挿通可能な大きさを有している。
配管カバー2Aの凹部21内には、上述した冷媒管Pをフレアレス管継手によって配管する際の挿入代の長さを測定するためのゲージ部3が設けられている。挿入代の長さとは、適正締め込み量の下限値であって、袋ナットの締め込み量がその適正範囲内にあれば、常にフレアレス管継手の内側に位置する範囲のことを指す。ゲージ部3は、冷媒管Pの先端P1(ともに図3参照)が突き当てられる突き当て部31と、突き当て部31の突き当て面に対して冷媒管Pの軸線が直交するように冷媒管Pを支持する支持部として壁部32および背壁211とを備えている。
図2(c)に示すように、突き当て部31は、配管カバー2Aの内壁面からほぼ垂直に立設されたリブからなり、その突き当て面311に対して冷媒管Pが直交するように押し当てられる。このとき、冷媒管Pの先端P1は突き当て面311に対して平行となる。
この例において、突き当て部31の突き当て面311は、冷媒管Pの断面積よりも大きな面積を有するが、冷媒管Pの先端P1の少なくとも一部が当接可能な大きさを有していればよく、突き当て面311の大きさは特に限定されない。
壁部32は、配管カバー2Aの内壁面からほぼ垂直に立設されたリブからなり、突き当て部31の一端側(図2(b)では左側)から突き当て面311に対して直交するように下方に向かって延設している。
この第1実施形態において、ゲージ部3にはさらに、冷媒管Pを安定してゲージ部3内に導き入れるためのガイド部33が設けられている。ガイド部33は、開口部23の一方の縁(図2(c)では下縁)から突き当て面311に向かって直交するように延設されたリブからなる。
これによれば、開口部23から挿入された冷媒管Pは、壁部32、背壁211およびガイド部33に沿ってゲージ部3内に案内されることにより、冷媒管Pの挿入後にがたつくことなく、先端P1を突き当て面311に当てることができる。また、先端P1を突き当て面311に当てた後も、壁部32、背壁211およびガイド部33によりがたつくことなく、安定して後述するマーキング位置の測定およびマーキング処理を行うことができる。
図2(b)を参照して、配管カバー2Aの内周面には、ゲージ部3によって長さを測定された冷媒管Pの所定部位にマーキング処理を施すためのマーキング指示部4が設けられている。
この第1実施形態において、マーキング指示部4は、配管カバー2Aの内周面に刻印された矢印マーク41と、矢印マーク41が指示する箇所がマーキング位置であることを作業者に表示するための表示部42とからなる。この例において、表示部42は、「マーキング位置」と刻印されているが、これ以外の文字や数字、シンボルなどであってもよい。
この例において、マーキング指示部4は、突き当て部31からガイド部33の先端に至るまでの長さLとなる位置に設けられている。この第1実施形態において、長さLとなる位置が、フレアレス管継手による接続の際のフレアレス管継手への適正な挿入代と同一となるように位置合わせされている。
これによれば、図3に示すように、作業者は、空気調和機の設置時に室外機1から一旦は必ず取り外される配管カバー2Aを手に取り、その開口部23から冷媒管Pの先端P1が突き当て部31に当接するまで配管カバー2Aの内部に挿入したのち、先端P1が当接した状態でマーキング用のペン等のペン先をマーキング指示部4に合わせて冷媒管Pの表面にマーキングすることで、簡単に挿入代を印すことができる。
この第1実施形態において、ゲージ部3は、冷媒管Pを構成するガス管(ガス側配管)と液管(液側配管)との継手部の挿入代がともに同じ挿入代の場合である場合を想定して、配管カバー2Aに1箇所のみ設けられている。しかしながら、液管とガス管とで挿入代が異なる場合は、ゲージ部3をそれぞれ別々に設けるとよい。
そこで、図4に第1実施形態の第1変形例を示す。この変形例の配管カバー2Bには、液管Pa専用のゲージ部3aと、ガス管Pb専用のゲージ部3bとがそれぞれ独立して設けられている。配管カバー2Bにはさらに、各ゲージ部3a,3bに合わせて2箇所のマーキング指示部4a,4bが設けられている。
液管Pa専用のゲージ部3aは、径の細い液管Paに対応して開口部23aおよび突き当て部31aが小さく形成されており、突き当て部31aからマーキング指示部4a(以下、第1マーキング指示部4a)までの距離がL1となる位置に設けられている。
ガス管Pb専用のゲージ部3bは、径が太いガス管Pbに対応して開口部23および突き当て部31bも大きく形成されており、突き当て部31bからマーキング指示部4b(以下、第2マーキング指示部4b)までの距離がL2となる位置に設けられている。
次に、図5を参照して、第1実施形態の第2変形例を説明する。この第2変形例の配管カバー2Cには、1つのゲージ部3と、2つのマーキング指示部4a,4bとが設けられている。ゲージ部3は上述した第1実施形態と同一であるため、同じ符号を付し、具体的な説明は省略する。
この第2変形例の配管カバー2Cのゲージ部3は、液管Paとガス管Pbの2種類の冷媒管が挿通可能な大きさを有し、開口部23から挿通可能となっている。この第2変形例において、開口部23は、突き当て部31から開口部23までの距離がガス管Pbのマーキング位置に相当する距離L2に設定されている。
配管カバー2Cの表面(図5(a)の正面側)にはさらに、マーキング処理を行うためのガイド孔24が設けられている。ガイド孔24は、液管3aを挿入した際に、液管3aの表面にガイド線を引くために用いられる開口であって、突き当て部31からガイド孔24までの距離が、液管Paのマーキング位置に相当する距離L1に設定されている。
配管カバー2Cの表面(図5(a)の正面側)にはさらに、ガイド孔24の位置に合わせて液管Pa用の第1マーキング指示部4aが設けられており、開口部23の開口縁に合わせてガス管Pb用のマーキング指示部4bが設けられている。
これによれば、液管Paをゲージ部3に挿入した場合には、液管Paを突き当て部31に突き当てた状態で第1マーキング指示部のガイド孔24にマーキング用のペン等のペン先を差し込んで、ガイド孔24に合わせて左右に動かすだけで、液管Paの表面に簡単に挿入代の位置をマーキングを施すことができる。
さらに、ガス管Pbを挿入した場合には、ガス管Pbを突き当て部31に突き当てた状態で開口部23の縁に沿ってペン先を左右に移動させることで、ガス管Pbの表面に挿入代の位置を簡単にマーキングを施すことができる。
次に、図6を参照して、本発明の第2実施形態に係る配管カバー2Dについて説明する。第2実施形態の配管カバー2Dは、基本的には上述した第1実施形態と同一形状であり、同一もしくは同一と見なされる箇所には同じ符号を付した。
この配管カバー2Dの凹部21の内部には、ゲージ部3が設けられる。ゲージ部3は、突き当て部31が配管カバー2Dの背壁211自体からなり、背壁211に対して直交する底壁213からガイド板34がほぼ垂直に立設されている。
底壁213には、2箇所のマーキング4a,4bが設けられている。第1マーキング4aは、背壁211からガイド板24に沿って距離L1離れた位置に設けられており、第2マーキング4bは、背壁211からガイド板34に沿って距離L離れた位置(ガイド板34の先端)に設けられている。なお、図6のガイド板34のようにマーキング4aに対応する線を設けることでより簡単にマーキング位置の測定およびマーキング処理を行うことができる。
これによれば、ガイド板34に沿って液管Paまたはガス管Pbの先端を背壁211に押し当てながら、各マーキング指示部4a,4bに合わせて液管Paまたはガス管Pbの表面にマーキング処理を施すことができ、より簡単な構成で簡単に冷媒管の先端からマーキング位置を正確に測定することができる。
これ以外に背壁211を突き当て面として利用する方法としては、図7(a)に示すように、背壁211に対して直交する側壁212と底壁213との角部に合わせて冷媒管に当接させながら背壁211に冷媒管の先端を当接させてもよい。
その際、背壁211を基準として、そこから所定の距離位置に液管Pa用の第1マーキング4aと、ガス管Pb用の第2マーキング指示部4bとを設けることで、簡単に液管Paとガス管Pbの2種類の冷媒管にマーキング処理を行うことができる。
さらには、図7(b)に示すように、各マーキング指示部4a,4bに合わせて、底壁213の一部に第1ガイド孔24aと第2ガイド孔24bを設けておき、配管ガイド2Dの底部から各ガイド孔24a,24bにマーキング用のペン等のペン先を差し込んでマーキング処理してもよい。
ところで、上述した第1および第2実施形態のゲージ部3は、配管カバー2の底部側(底壁213)に設けられているため、雨風などによってどうしても汚れてしまいやすい。そこで、図8に示す第3実施形態の配管カバー2Eには、ゲージ部3a,3bが配管カバー2Eの上部側に配置されている。
すなわち、この第3実施形態のゲージ部3a,3bは、配管カバー2Eの上壁214に沿って一体的に形成されており、一方のゲージ部3aは一方の側壁212に沿って配置され、他方のゲージ部3bは、一方の側壁212に対向する他方の側壁212に沿って配置されている。
次に、図9には、第3実施形態の変形例が示されている。図9(a)に示すように、この配管カバー2Fは、上面側の角部に沿って1つのゲージ部3を備えている。ゲージ部3は、突き当て部31が、配管カバー2Fの背壁211自体から形成されており、上壁215および側壁212に対向するように断面L字状の壁部32が設けられている。
壁部32の底面には、マーキング用の2箇所のガイド孔34a,34bが設けられている。一方のガイド孔34aは、突き当て部31から液管Paのマーキング位置に合わせて距離L1離れた位置に設けられており、他方のガイド溝34bは、突き当て部31からガス管Pbのマーキング位置に合わせて距離L2離れた位置に設けられている。なお、ガイド孔34a,34bは、壁部32の側面に設けられてもよい。
これによれば、1つのゲージ部3で2種類の冷媒管を測定することができる。なお、突き当て部31から壁部32の開口縁までの距離をL2となるように設計することで、第2ガイド孔4bを省略することもできる。
次に、図10および図11を参照して、ゲージ部3の変形例を説明する。このゲージ部3cは、大径のガス管Pbを測定する第2ゲージ部3bの底部に小径の液管Paを測定する第1ゲージ部3aが一体的に形成されている。
第1ゲージ部3aは、長さL1で幅W1となるように形成されており、そこに液管Paを突き当て部31aに押し当てることにより、挿入代の長さを測定できる。第2ゲージ部3bは、長さL2で幅W2となるように形成されており、ガス管Pbを突き当て面31bに押し当てることで、ガス管Pbの挿入代の長さを測定できる。測定後は、開口縁に沿ってマーキング処理を行うことにより、適切な位置でマーキング処理を行うことができる。
この例において、第1ゲージ部3aは、図11(a)に示すように、第2ゲージ部3bの下部中央に配置されているが、図11(b)に示すように、第2ゲージ部3bのいずれか一方の側面に沿って配置されてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態のゲージ部3(3a〜3c)は、配管カバー2の凹部21の中に設けられてきたが、図12に示すように、配管カバー2Fの外部に一体形成されてもよい。
すなわち、このゲージ部3Dは、配管カバー2Fの底壁213の一部をパイプPの形状に合わせて半円状に切り欠いた支持部32dを有し、支持部32dの一端側に突き当て部31dが設けられている。
これによれば、他端側を側壁212側に向けて開放しておき、その切り欠き縁35に沿ってパイプPにマーキングを行うことで、第1〜第3実施形態と同じく簡単にパイプPにマーキングを簡単に施すことができる。
上述した各実施形態において、ゲージ部3は冷媒管Pを安定した状態で挿入しやすくするため、断面四角形状に形成されているが、これ以外に、三角形状や丸形状などであってもよく、冷媒管Pが挿入可能で、かつ、突き当て面31に当接させることができれば、その形状は仕様に応じて任意に変更されてよい。
なお、液管Paとガス管Pbでマーキング位置を変える例を示したが、冷媒の種類を変える際に、種類の異なる継手を用いる場合が考えられるので、冷媒の種類によってそれぞれゲージ部を設けるようにしてもよい。
1 室外機(空気調和機)
2(2A〜2F) 配管カバー
21 凹部
23 開口部
3(3a〜3d) ゲージ部
31 突き当て部
32 壁部
33 ガイド部
34 ガイド板
34a,34b ガイド孔
4 マーキング指示部

Claims (4)

  1. 室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、上記室外機側の配管連結部に配管カバーが着脱自在に取り付けられている空気調和機の室外機において、
    上記配管カバーに、上記冷媒管の上記フレアレス管継手に対する適正な挿入代の長さを測るためのゲージ部が設けられており、
    上記ゲージ部は、上記冷媒管の先端が突き当てられる突き当て部と、上記配管カバーの内壁および上記配管カバーの内壁に形成された壁部を含み上記突き当て部に対して上記冷媒管を垂直に支持する支持部と、上記冷媒管に対して上記挿入代の位置に所定のマーキング手段にて目印を付けるためのマーキング指示部とを備えていることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 上記冷媒管には、外径が異なるガス側配管と液側配管とが含まれ、上記配管カバーには、上記ゲージ部として、上記ガス側配管用の第1ゲージ部と、上記液側配管用の第2ゲージ部とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 上記配管カバーには、上記配管カバーの外部から上記ゲージ部に向けて上記冷媒管を引き込むための挿入孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機の室外機。
  4. 室外機と室内機を結ぶ冷媒管がフレアレス管継手によって連結され、上記室外機側の配管連結部に配管カバーが着脱自在に取り付けられている空気調和機の室外機において、
    上記配管カバーに、上記冷媒管の上記フレアレス管継手に対する適正な挿入代の長さを測るためのゲージ部が設けられており、
    上記ゲージ部は、上記配管カバーの底壁の一部分を上記冷媒管の形状に合わせて切り欠いた支持部を有し、上記支持部の一端側に上記冷媒管の突き当て部が設けられていることを特徴とする空気調和機の室外機。
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