JP5959298B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
従来より、室内ユニットと室外ユニットとが別々のユニットとして構成され、室内ユニットと室外ユニットとを冷媒配管で接続する空気調和装置が提案されている。また、従来より、このような室内ユニットとして、空調空間(例えば部屋)の天井裏に設置される天井埋込型の室内ユニットや、空調空間の壁面に設置される壁掛け型の室内ユニットや、空調空間の床上に設置される床置型の室内ユニット等、種々のタイプのものが提案されている。例えば、天井埋込型の従来の室内ユニットとしては、特許文献1に記載の室内ユニットがある。
特開2010−210106号公報
室内ユニットの熱交換器には、外部の構成機器(例えば、室外ユニットの圧縮機、減圧装置及び室外熱交換器等)と接続するための現地接続用配管が、筐体から突出するように設けられている。この室内ユニットの現地接続用配管は、室内ユニットを所定の設置位置に設置した後、設置現場において、外部の構成機器と接続された冷媒配管(以下、外部冷媒配管という)に接続されることとなる。このとき、従来の室内ユニットは、現地接続用配管の筐体からの突出位置を変更できない構成となっていたため、外部冷媒配管が現地接続用配管の突出位置と異なる位置に配置(敷設)されていた場合等には、外部冷媒配管の引き回し工事をやり直さなければならず、室内ユニット設置作業に時間がかかってしまうという問題点があった。特に、天井埋込型の室内ユニットの場合、天井面に開口したサービス口から、室内ユニットの現地接続用配管と外部冷媒配管との接続等を行うこととなる。このため、天井埋込型の室内ユニットの場合、外部冷媒配管が現地接続用配管の突出位置と異なる位置に配置されていた場合等には、サービス口の位置を変更する作業(換言すると、サービスパネルの取り付け位置を変更する作業)も必要となり、室内ユニットの設置作業に要する時間がさらに増加してしまう。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、従来よりも設置作業が容易な空気調和装置の室内ユニットを得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和装置の室内ユニットは、空気と冷媒とを熱交換させる熱交換器と、該熱交換器の一方の端部側に設けられて前記熱交換器の伝熱管と接続されており、外部の構成機器と接続される現地接続用配管と、該熱交換器に前記空気を供給する送風機と、内部に前記熱交換器及び前記送風機が設置され、前記熱交換器の両端部と対向する位置に第1開口部及び第2開口部が形成された筐体と、該筐体の内部に設けられ、前記熱交換器を摺動自在且つ着脱自在に保持するガイドと、前記送風機の運転を制御する制御基板が収納された制御箱と、を備え、前記熱交換器は、前記筐体に対して、前記第1開口部及び前記第2開口部のうちの少なくとも一方から取り出し及び挿入可能となっており、前記現地接続用配管の突出先を前記第1開口部又は前記第2開口部に選択できるように、前記熱交換器の設置方向を変更できる構成であり、前記制御箱は、前記筐体における前記第1開口部が形成された側面及び前記第2開口部が形成された側面に取り付けることができる構成であるものである。
本発明は、現地接続用配管の突出先を第1開口部又は第2開口部に選択できるように、熱交換器の設置方向を変更できる。このため、第1開口部及び第2開口部のうち、外部冷媒配管(外部の構成機器と接続された冷媒配管)と接続しやすい側の開口部から現地接続用配管を突出させることができる。このため、本発明は、室内ユニットを設置する際に外部冷媒配管の引き回し工事やサービス口の変更作業をやり直す必要がなく、従来よりも室内ユニットの設置作業が容易となる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ユニットを示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ユニットにおける熱交換器の設置方向を変更した状態を示す構成図である。 従来の室内ユニットに設けられている熱交換器の一例のパスパターンを示す図面である。 図3に示す熱交換器の空気流れ方向を変更した状態を示す図面である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の一例のパスパターンを示す図面である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換器の別の一例のパスパターンを示す図面である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の室内ユニットを示す構成図である。詳しくは、図1(b)は本実施の形態1に係る室内ユニットを示す平面断面図であり、図1(a)は図1(b)に示す室内ユニットを上側から見た側面図であり、図1(c)は図1(b)に示す室内ユニットを下側から見た側面図である。
なお、図1(b)に示す白抜き矢印は、空気の流れ方向を示している。また、図1では、室内ユニットの一例として、空調空間(例えば部屋)の天井裏に設置される天井埋込型の室内ユニット1を示している。この室内ユニット1が天井裏に設置された場合、図1(b)では室内ユニット1の紙面奥側に天井面が位置することとなり、図1(a),(c)では2点鎖線の位置に天井面が位置することとなる。
以下、図1を用いて、本実施の形態1に係る室内ユニット1について説明する。
図1に示すように、本実施の形態1に係る室内ユニット1は、空調空間(例えば部屋)の空気と冷媒とを熱交換させる熱交換器2、該熱交換器2に空調空間の空気を供給する送風機3、及び、内部に熱交換器2や送風機3が設置される筐体20等を備えている。
筐体20は、略直方体の箱型形状をしており、1側面には空調空間の空気を筐体20内に導くための吸込口21が形成されている。また、筐体20は、吸込口21が形成された側面と反対側の側面(吸込口21が形成された側面と対向する側面)に、筐体20内から空調空間へ熱交換後の空調空気を吹き出すための吹出口22が形成されている。
熱交換器2は、吸込口21から吹出口22へ至る風路を通風自在に塞ぐように、筐体20内に設けられている。この熱交換器2は、例えばフィンチューブ型熱交換器であり、所定の間隔を介して積層された複数のフィンと、これらフィンを積層方向に貫通する複数の伝熱管と、で構成されている。この熱交換器2の一方の端部には、伝熱管と外部の構成機器(例えば、室外ユニットの圧縮機、減圧装置及び室外熱交換器等)とを接続するための現地接続用配管9,10が設けられている。現地接続用配管9は、所謂液配管であり、暖房運転時においては熱交換器2(より詳しくは伝熱管)から圧縮機の吸入側へ気相冷媒を流出させ、冷房運転時においては減圧装置で減圧後の気液二相冷媒を熱交換器2(より詳しくは伝熱管)へ流入させる。また、現地接続用配管10は、所謂ガス配管であり、暖房運転時においては圧縮機で圧縮後の気相冷媒を熱交換器2(より詳しくは伝熱管)へ流入させ、冷房運転時においては熱交換器2(より詳しくは伝熱管)から圧縮機の吸入側へ気相冷媒を流出させる。これら現地接続用配管9,10は、室内ユニット1の設置現場において、外部の構成機器と接続された冷媒配管(以下、外部冷媒配管という)に接続されることとなる。
この熱交換器2は、その上部及び下部が筐体20内に設けられたガイド5によって摺動自在に保持されている。詳しくは、ガイド5は、熱交換器2の一方の端部側から他方の端部側にかけて(図1(b)の上下方向に)延設されている。そして、このガイド5によって上部及び下部が保持された熱交換器2は、熱交換器2の一方の端部側から他方の端部側にかけて(図1(b)の上下方向に)摺動自在、つまり移動自在となっている。
また、熱交換器2は、着脱自在にガイド5に保持されており、筐体20に対して取り外し及び挿入可能となっている。詳しくは、熱交換器2の一方の端部と対向する筐体20の側面23には、熱交換器2の一方の端部と対向する位置に開口部23a(本発明の第1開口部に相当)が形成されている。この開口部23aは、熱交換器2の一方の端部側から他方の端部側に沿って見た場合、熱交換器2よりも大きな開口範囲となっている。また、熱交換器2の他方の端部と対向する筐体20の側面24には、熱交換器2の他方の端部と対向する位置に開口部24a(本発明の第2開口部に相当)が形成されている。この開口部24aは、熱交換器2の一方の端部側から他方の端部側に沿って見た場合、熱交換器2よりも大きな開口範囲となっている。これにより、ガイド5に沿って熱交換器2を開口部23a側又は開口部24a側に移動させ、開口部23a又は開口部24aから熱交換器2を筐体20外に取り出すことができる。また、開口部23a又は開口部24aから熱交換器2の端部を筐体20内に挿入し、熱交換器2をガイド5に取り付けることにより、ガイド5に沿って熱交換器2を移動させることが可能となり、筐体20内へ熱交換器2を収納すること(つまり、筐体20内に熱交換器2を設置すること)ができる。
なお、開口部23a及び開口部24aのうち、熱交換器2の取り出し及び挿入に用いる開口部が決まっている場合、熱交換器2の取り出し及び挿入に用いない開口部は、熱交換器2よりも小さな開口範囲で形成してもよい。
熱交換器2を筐体20内に設置した状態においては、現地接続用配管9,10は、開口部23a又は開口部24aから筐体20外へ突出した状態となる(図1は、現地接続用配管9,10が開口部23aから筐体20外へ突出した状態を示している)。そして、筐体20内の空気が吹出口22以外から吹き出されることを防止するため、現地接続用配管9,10が突出した側の開口部23aは、現地接続用配管9,10を挿入する貫通孔が形成された点検蓋6で閉塞されている。同様に、筐体20内の空気が吹出口22以外から吹き出されることを防止するため、現地接続用配管9,10が突出していない側の開口部24aは、貫通孔が形成されていない点検蓋7で閉塞されている。
なお、本実施の形態1では、現地接続用配管9,10を挿入する貫通孔が形成されている点を除き、点検蓋6と点検蓋7は、対称形状に形成されている。つまり、開口部23aは点検蓋6,7の双方で閉塞できる構成となっており、開口部24aも点検蓋6,7の双方で閉塞できる構成となっている。そして、例えば点検蓋6,7は、側面23,24への取り付け構成が同じ構成となっている。例えば、点検蓋6,7を側面23,24にネジ止め固定する場合、点検蓋6,7のネジ貫通穴が対称位置となっている。これにより、現地接続用配管9,10を開口部23aから突出させた場合と開口部24aから突出させた場合によって別々の点検蓋を用意することや、側面23,24のそれぞれに点検蓋6固定用のネジ穴及び点検蓋7固定用のネジ穴を形成すること等が不要となり、室内ユニット1の製造コストを削減することができる。
また、本実施の形態1では、冷房運転時に熱交換器2から発生するドレンを回収するドレンパン(図示せず)が熱交換器2の下方に配置されている。そして、ドレンパンで回収されたドレンを筐体20外へ排出するためのドレン配管接続口11、つまり、筐体20外に配置(敷設)されたドレン配管と接続されるドレン配管接続口11は、筐体20の側面23,24の両方から筐体20外に突出している。現地接続用配管9,10が突出した側の側面(例えば側面23)から突出したドレン配管接続口11をドレン配管と接続し、他方のドレン配管接続口11をゴム栓等で栓をすることにより、室内ユニット1の設置現場におけるドレン配管の接続作業も容易となる。
送風機3は、例えば、吸込口21から吹出口22へ至る筐体20内の風路において熱交換器2の上流側(つまり、吸込口21側)に設けられている。送風機3を回転駆動させることにより、空調空間の空気を吸込口21から筐体20内へ吸い込み、当該空気を熱交換器2に供給することができる。
本実施の形態1では、送風機3の運転(駆動、停止、回転数)等を制御する制御基板を制御箱4に収納し、該制御箱4を筐体20の側面に設けている。また、本実施の形態1では、現地接続用配管9,10の突出方向に応じて制御箱4の取り付け位置を変更できる構成となっている。詳しくは、筐体20の側面23には、制御箱4(より詳しくは制御基板)と送風機3とを接続する配線(制御配線、電力供給配線等)を貫通させるための開口部23bが形成されている。また、筐体20の側面24には、制御基板と送風機3とを接続する配線を貫通させるための開口部24bが形成されている。そして、制御箱4は、開口部23bを閉塞するように側面23に取り付けることが可能となっており、開口部24bを閉塞するように側面24に取り付けることも可能となっている。これにより、例えば現地接続用配管9,10が開口部23aから筐体20外へ突出するように熱交換器2が筐体20内に設置された場合、制御箱4を側面23に取り付けることにより、同一のサービス口(天面に形成された開口部)から、現地接続用配管9,10の接続や制御箱4のメンテナンスを行うことができる。同様に、例えば現地接続用配管9,10が開口部24aから筐体20外へ突出するように熱交換器2が筐体20内に設置された場合、制御箱4を側面24に取り付けることにより、同一のサービス口(天面に形成された開口部)から、現地接続用配管9,10の接続や制御箱4のメンテナンスを行うことができる。
なお、開口部23b,24bのうち、制御箱4で閉塞されない側の開口部は、塞ぎ板8で閉塞されている。また、本実施の形態1では、制御箱4の側面23,24への取り付け構成と、塞ぎ板8の側面23,24への取り付け構成とが、同じ構成となっている。例えば、制御箱4及び塞ぎ板8を側面23,24にネジ止め固定する場合、制御箱4のネジ貫通穴と塞ぎ板8のネジ貫通穴とが対称位置となっている。これにより、制御箱4の取り付け位置によって別々の塞ぎ板8を用意することや、側面23,24のそれぞれに制御箱4固定用のネジ穴及び塞ぎ板8固定用のネジ穴を形成すること等が不要となり、室内ユニット1の製造コストを削減することができる。
また、本実施の形態1では、制御箱4の現地配線接続口4aを制御箱4の中央下部に設けている。現地配線接続口4aを側面視の中央に設けることにより、制御箱4を側面23,24のどちらに設置した場合でも、現地配線接続口4aへの配線作業に影響がでない。つまり、制御箱4を側面23,24のどちらに設置した場合でも、現地配線接続口4aへの配線作業を容易に行うことができる。また、現地配線接続口4aを下部に設けることにより、制御箱4の現地配線接続口4aを天面に近い位置に配置することができ、現地配線接続口4aへの配線作業を容易に行うことができる。
続いて、上述のように構成された室内ユニット1の設置方法について説明する。
例えば、現地接続用配管9,10が開口部23aから筐体20外へ突出した室内ユニット1を天井裏に設置することを想定する。このとき、外部の構成機器と接続された外部冷媒配管等(外部冷媒配管、ドレン配管、現地配線接続口4aに接続される配線)が側面24側に引き回されており、サービス口が天面の側面24側となる位置に形成されていたとする。このような場合、従来の室内ユニットは、現地接続用配管9,10等の位置を変更できなかったため、外部冷媒配管等の引き回し工事をやり直す必要があり、サービス口の位置を変更する作業(換言すると、サービスパネルの取り付け位置を変更する作業)も必要であった。このため、このような場合、従来の室内ユニットは、室内ユニットの設置作業に時間がかかっていた。
しかしながら、本実施の形態1に係る室内ユニット1は、以下のように室内ユニット1を設置することにより、容易に天井裏に設置することが可能である。
詳しくは、まず、点検蓋6を取り外し、ガイド5に沿って熱交換器2を開口部23a側に移動させ、開口部23aから熱交換器2を筐体20外に取り出す。その後、点検蓋7も取り外す。あるいは、点検蓋6,7を取り外し、ガイド5に沿って熱交換器2を開口部23a側又は開口部24a側に移動させ、開口部23a又は開口部24aから熱交換器2を筐体20外に取り出す。その後、現地接続用配管9,10が開口部24a側を向くようにして、開口部23a又は開口部24aから熱交換器2の端部を筐体20内に挿入し、熱交換器2をガイド5に取り付ける。そして、ガイド5に沿って熱交換器2を移動させ、筐体20内へ熱交換器2を収納する。筐体20内へ熱交換器2を収納した後、側面24に点検蓋6を取り付けて開口部24aを閉塞し、側面23に点検蓋7を取り付けて開口部23aを閉塞する。
また、制御箱4及び塞ぎ板8を取り外す。そして、制御箱4と送風機3とを接続する配線を開口部24bから通して、制御箱4と送風機3とを接続する。その後、側面24に制御箱4を取り付けて開口部24bを閉塞し、側面23に塞ぎ板8を取り付けて開口部23bを閉塞する。
また、側面24から突出したドレン配管接続口11を閉塞している栓を外し、当該栓によって、側面23から突出したドレン配管接続口11を閉塞する。
このように、上記の点検蓋6,7の交換作業、制御箱4と塞ぎ板8との交換作業、及びドレン配管接続口11の閉塞作業を行うことにより、室内ユニット1は、図2に示すように、現地接続用配管9,10が開口部24aから筐体20外へ突出し、制御箱4が筐体20の側面24に取り付けられた状態となる。ここで、図2(a),(b),(c)はいずれも図1(a),(b),(c)と同様の方向から室内ユニット1を観察したものであって、図2(b)は本実施の形態1に係る室内ユニットを示す平面断面図であり、図2(a)は図2(b)に示す室内ユニットを上側から見た側面図であり、図2(c)は図2(b)に示す室内ユニットを下側から見た側面図である。
なお、上記の点検蓋6,7の交換作業、制御箱4と塞ぎ板8との交換作業、及びドレン配管接続口11の閉塞作業は、室内ユニット1を天井裏に設置した後に行ってもよいし、室内ユニット1を天井裏に設置する前に行ってもよい。
最後に、室内ユニット1を天井裏に設置した後、現地接続用配管9,10と外部冷媒配管とを接続し、側面24から突出したドレン配管接続口11とドレン配管を接続し、制御箱4の現地配線接続口4aに制御配線や電力供給配線等を接続する。
以上、本実施の形態1のように構成された室内ユニット1においては、外部冷媒配管と接続される現地接続用配管9,10の突出位置、ドレン配管と接続されるドレン配管接続口11、及び制御箱4の設置位置を、外部冷媒配管、ドレン配管、及び現地配線接続口4aに接続される配線の引き回し位置に応じて変更することができる。このため、本実施の形態1に係る室内ユニット1は、設置作業の際、外部冷媒配管等の引き回し工事をやり直す必要がなくなり、サービス口の位置を変更する作業(換言すると、サービスパネルの取り付け位置を変更する作業)も不要となるので、設置作業が容易となる。
また、本実施の形態1に係る室内ユニット1は、開口部23a及び開口部24aの双方から熱交換器2の取り出し及び挿入を行うことができるので、一方の開口部側に熱交換器2を取り出すスペースが無い場合でも、他方の開口部側から熱交換器2を取り出して挿入することができる。このため、熱交換器2を取り外したり挿入したりする際の自由度が向上する。
実施の形態2.
実施の形態1では熱交換器2の詳細な構成(パスパターン等)を特に言及しなかったが、例えば熱交換器2を以下のように構成してもよい。これにより、室内ユニット1の設置作業性を向上できると共に、熱交換器の設置方向を変更しても能力変動の少ない室内ユニット1を得ることができる。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図3は、従来の室内ユニットに設けられている熱交換器の一例のパスパターンを示す図面である。なお、図3は、フィン102aの積層方向が紙面直交方向となるように熱交換器102を示した図面、つまり、伝熱管102bの管軸方向が紙面直交方向となるように熱交換器102を示した図面となっている。また、図3中、破線の白抜き矢印は空気の流れ方向を示しており、実線の白抜き矢印は冷房運転時の冷媒流れ方向を示しており、黒塗りの矢印は暖房運転時の冷媒流れ方向を示している。
図3に示すように、従来の熱交換器102は、フィンチューブ型熱交換器であり、所定の間隔を介して積層された複数のフィン102aと、これらフィン102aを積層方向に貫通する複数の伝熱管102bと、で構成されている。また、従来の熱交換器102は、空気の流れ方向に沿って伝熱管102bが複数列(図3では2列)配置されている。このような複数列に伝熱管102bが配置された従来の熱交換器102では、冷房運転時、空気流れ上流側の列となる伝熱管102bから下流側の列となる伝熱管102bへ冷媒が流れるパスパターンとなっている。つまり、従来の熱交換器102の冷房運転時のパスパターンは、冷媒流れ方向と空気の流れ方向とが並行する並行流となっている。また、複数列に伝熱管102bが配置された従来の熱交換器102では、暖房運転時、空気流れ下流側の列となる伝熱管102bから上流側の列となる伝熱管102bへ冷媒が流れるパスパターンとなっている。つまり、従来の熱交換器102の暖房運転時のパスパターンは、冷媒流れ方向と空気の流れ方向とが向かい合う対向流となっている。すなわち、複数列に伝熱管102bが配置された従来の熱交換器102は、暖房運転時の能力を重視したパスパターンとなっている。
このため、このような従来の熱交換器102を実施の形態1で示した室内ユニット1に搭載した場合、つまり、熱交換器102の設置方向を変更して使用しようとした場合、熱交換器102のパスパターンは図4に示す状態になる場合がある。つまり、図4に示す状態で従来の熱交換器102を使用した場合、冷房運転時のパスパターンが対向流となり、暖房運転時のパスパターンが並行流となる。このように熱交換器102を使用すると、図3の状態で熱交換器102を使用した場合と比較して、冷房能力は約1%アップするが、暖房能力は約2%ダウンする。
そこで、例えば次のように構成した熱交換器2を実施の形態1で示した室内ユニット1に搭載することにより、熱交換器2の設置方向による能力変動を防止又は抑制することができる。
図5は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器の一例のパスパターンを示す図面である。なお、図5は、フィン2aの積層方向が紙面直交方向となるように熱交換器2を示した図面、つまり、伝熱管2bの管軸方向が紙面直交方向となるように熱交換器2を示した図面となっている。また、図5中、破線の白抜き矢印は空気の流れ方向を示しており、実線の白抜き矢印は冷房運転時の冷媒流れ方向を示しており、黒塗りの矢印は暖房運転時の冷媒流れ方向を示している。
図5に示すように、本実施の形態2に係る熱交換器2は、フィンチューブ型熱交換器であり、所定の間隔を介して積層された複数のフィン2aと、これらフィン2aを積層方向に貫通する複数の伝熱管2bと、で構成されている。また、この熱交換器2は、空気の流れ方向に沿って伝熱管2bが複数列(図5では2列)配置されている。そして、この熱交換器2は、同じ列(図5では空気流れ最上流側となる列)の伝熱管2bに、現地接続用配管9,10が接続されている。
このように構成された熱交換器2のパスパターンにおいては、冷房運転時及び暖房運転時の双方において、1つのパスパターン中に、空気流れ上流側の列となる伝熱管2bから下流側の列となる伝熱管2bへ冷媒が流れる箇所と、空気流れ下流側の列となる伝熱管2bから上流側の列となる伝熱管2bへ冷媒が流れる箇所とが存在することとなる。つまり、このように構成された熱交換器2のパスパターンにおいては、冷房運転時及び暖房運転時の双方において、1つのパスパターン中に、並行流となる箇所と対向流になる箇所とが存在することとなる。このようにパスパターンを設定することにより、熱交換器2の空気流れ方向が変更となっても、つまり熱交換器2の設置方向が変更となっても、能力の変動を抑制することができる。例えば、図5に示す熱交換器2の空気流れ方向を反対にした場合、図5の状態で熱交換器2を使用した場合と比較して、冷房能力は約0.5%アップし、暖房能力は約0.1%ダウンしたが、熱交換器2の設置方向の変更による能力変動は少なかった。
また例えば、次のように構成した熱交換器2を実施の形態1で示した室内ユニット1に搭載することによっても、熱交換器2の設置方向による能力変動を防止又は抑制することができる。
図6は、本発明の実施の形態2に係る熱交換器の別一例のパスパターンを示す図面である。なお、図6は、フィン2aの積層方向が紙面直交方向となるように熱交換器2を示した図面、つまり、伝熱管2bの管軸方向が紙面直交方向となるように熱交換器2を示した図面となっている。また、図6中、破線の白抜き矢印は空気の流れ方向を示しており、実線の白抜き矢印は冷房運転時の冷媒流れ方向を示しており、黒塗りの矢印は暖房運転時の冷媒流れ方向を示している。
図6に示すように、本実施の形態2に係る熱交換器2は、冷房運転時のパスパターンと暖房運転時のパスパターンが同じになるように、対称形のパスパターンが構成されている。冷房運転時における一方のパスパターンは、空気流れ上流側の列となる伝熱管2bに流入して当該列の上側半分に配置された伝熱管2bを流れた後、空気流れ下流側の列の下側半分に配置された伝熱管2bを流れる構成となっている。また、冷房運転時における他方のパスパターンは、空気流れ下流側の列となる伝熱管2bに流入して当該列の上側半分に配置された伝熱管2bを流れた後、空気流れ上流側の列の下側半分に配置された伝熱管2bを流れる構成となっている。なお、これらのパスパターンは、現地接続用配管10において合流している。また、暖房運転時におけるパスパターンは上記と逆の構成となる。
このようにパスパターンを設定することにより、熱交換器2の空気流れ方向が変更となっても、つまり熱交換器2の設置方向が変更となっても、パスパターンが同じとなり、熱交換器2の設置方向の変更による能力変動を防止することができる。
以上、上記の実施の形態1及び実施の形態2では天井埋込型の室内ユニット1を例に本発明を説明したが、本発明を実施可能な室内ユニットは天井埋込型に限定されるものではない。例えば、壁掛け型の室内ユニットや床置型の室内ユニット等に本発明を実施しても勿論よい。現地接続用配管9,10の突出位置等を外部冷媒配管等の引き回し位置に応じて変更することにより、室内ユニットの設置作業の際、外部冷媒配管等の引き回し工事をやり直す必要がなくなり、設置作業が容易となる。
1 室内ユニット、2 熱交換器、2a フィン、2b 伝熱管、3 送風機、4 制御箱、4a 現地配線接続口、5 ガイド、6 点検蓋、7 点検蓋、8 塞ぎ板、9 現地接続用配管(液)、10 現地接続用配管(ガス)、11 ドレン配管接続口、20 筐体、21 吸込口、22 吹出口、23 側面、23a 開口部、23b 開口部、24 側面、24a 開口部、24b 開口部、102 熱交換器(従来)、102a フィン、102b 伝熱管。

Claims (6)

  1. 空気と冷媒とを熱交換させる熱交換器と、
    該熱交換器の一方の端部側に設けられて前記熱交換器の伝熱管と接続されており、外部の構成機器と接続される現地接続用配管と、
    該熱交換器に前記空気を供給する送風機と、
    内部に前記熱交換器及び前記送風機が設置され、前記熱交換器の両端部と対向する位置に第1開口部及び第2開口部が形成された筐体と、
    該筐体の内部に設けられ、前記熱交換器を摺動自在且つ着脱自在に保持するガイドと、
    前記送風機の運転を制御する制御基板が収納された制御箱と、
    を備え、
    前記熱交換器は、前記筐体に対して、前記第1開口部及び前記第2開口部のうちの少なくとも一方から取り出し及び挿入可能となっており、
    前記現地接続用配管の突出先を前記第1開口部又は前記第2開口部に選択できるように、前記熱交換器の設置方向を変更できる構成であり、
    前記制御箱は、前記筐体における前記第1開口部が形成された側面及び前記第2開口部が形成された側面に取り付けることができる構成であることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 前記熱交換器は、前記第1開口部及び前記第2開口部の双方から取り出し及び挿入可能となっていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内ユニット。
  3. 前記熱交換器は、前記空気の流れ方向に沿って複数列の前記伝熱管が配置されており、
    前記熱交換器に前記冷媒を流入させる前記現地接続用配管と、前記熱交換器から前記冷媒を流出させる前記現地接続用配管とは、同じ列の前記伝熱管に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニット。
  4. 前記熱交換器は、
    前記空気の流れ方向に沿って複数列の前記伝熱管が配置されており、
    該熱交換器の設置方向を変更してもパスパターンが同一となるように、対称形のパスパターンが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室内ユニット。
  5. 前記筐体は、空調空間の天井裏に設置されるものであることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内ユニット。
  6. 前記熱交換器の下方に設けられ、該熱交換器から発生するドレンを回収するドレンパンと、
    該ドレンパンで回収されたドレンを前記筐体の外部に排出するドレン配管接続口と、
    を備え、
    前記ドレン配管接続口は、前記筐体の前記第1開口部が形成された側面及び前記第2開口部が形成された側面の双方から突出していることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の空気調和装置の室内ユニット。
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