JPWO2019116838A1 - 熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置 - Google Patents

熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019116838A1
JPWO2019116838A1 JP2019526337A JP2019526337A JPWO2019116838A1 JP WO2019116838 A1 JPWO2019116838 A1 JP WO2019116838A1 JP 2019526337 A JP2019526337 A JP 2019526337A JP 2019526337 A JP2019526337 A JP 2019526337A JP WO2019116838 A1 JPWO2019116838 A1 JP WO2019116838A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
housing
centrifugal fan
heat
outlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019526337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6611997B2 (ja
Inventor
洋次 尾中
洋次 尾中
誠 谷島
誠 谷島
松本 崇
崇 松本
教将 上村
教将 上村
宏紀 福岡
宏紀 福岡
理人 足立
理人 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6611997B2 publication Critical patent/JP6611997B2/ja
Publication of JPWO2019116838A1 publication Critical patent/JPWO2019116838A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0018Indoor units, e.g. fan coil units characterised by fans
    • F24F1/0022Centrifugal or radial fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • F24F1/0007Indoor units, e.g. fan coil units
    • F24F1/0059Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers
    • F24F1/0063Indoor units, e.g. fan coil units characterised by heat exchangers by the mounting or arrangement of the heat exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/30Arrangement or mounting of heat-exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/20Casings or covers
    • F24F2013/205Mounting a ventilator fan therein

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

熱交換ユニットは、吸気口と連通する吸気風路及び吹出口と連通する吹出風路が形成された筐体と、筐体の内部を吸気風路と吹出風路とに区画する第1仕切り板と、第1仕切り板に形成されている開口部の周縁に設置されたベルマウスと、ベルマウスを介して第1仕切り板に設置された遠心ファンと、筐体の内部であって遠心ファンの下流側に配置された熱交換器と、を有し、吸気口は吸気風路を形成している筐体のいずれかの面に開口形成され、吹出口は吹出風路を形成している筐体のいずれかの側面に開口形成され、吸気風路は、遠心ファンの吸気口であるファン吸気口と、ファン吸気口に最も近い主板との間に後面に至るように形成されたものである。

Description

本発明は、熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置に関するものである。
例えば、特許文献1には、吸込口及び吹出口が形成されている筐体と、筐体に配置されるベルマウスと、ベルマウスの後方に設置された遠心ファンと、遠心ファンを囲むように設置された熱交換器と、を備えた空気調和機が開示されている。特許文献1に記載の空気調和機では、吸込口から吸い込んだ空気を、ベルマウス、遠心ファン、熱交換器を経由させ、吹出口から吹き出すようになっている。
特開2000−356362号公報
特許文献1に記載の空気調和機のように、熱交換器を遠心ファンの周辺を取り囲むように配置している場合、吹出口から遠い面、つまり筐体の中央部側にある熱交換器には空気が流れにくく、熱交換器の効率が大きく低下してしまう。このため、吹出口の設置位置により、熱交換器の効率が大きく左右され、結果として、吸込口及び吹出口の設置位置に制約が課されていることになる。したがって、特許文献1に記載の空気調和機が備える筐体は、実際の建物及び間取りの形態に応じた設置自由度が小さいものであった。また、従来の空気調和機の筐体のほとんどが、特許文献1に記載の空気調和機の筐体と同様な構成であった。
本発明は、上述の課題を背景になされたもので、設置自由度の改善を図りつつ、遠心ファンの後面側(吹出口から遠い面)に放出された風を効率的に熱交換器に通過させる熱交換ユニット及びこの熱交換ユニットを搭載する空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明に係る熱交換ユニットは、吸気口と連通する吸気風路及び吹出口と連通する吹出風路が形成された筐体と、前記筐体の内部を前記吸気風路と前記吹出風路とに区画する第1仕切り板と、前記第1仕切り板に形成されている開口部の周縁に設置されたベルマウスと、前記ベルマウスを介して前記第1仕切り板に設置された遠心ファンと、前記筐体の内部であって前記遠心ファンの下流側に配置された熱交換器と、を有し、前記吸気口は、前記吸気風路を形成している前記筐体のいずれかの面に開口形成され、前記吹出口は、前記吹出風路を形成している前記筐体のいずれかの側面に開口形成され、前記吸気風路は、前記遠心ファンの吸気口であるファン吸気口と、前記ファン吸気口に最も近い主板との間に後面に至るように形成されたものである。
本発明に係る熱交換ユニットによれば、吸気風路を形成している筐体のいずれかの面に吸気口を形成することができ、吹出風路を形成している筐体のいずれかの側面に吹出口を形成することができるため、設置自由度の向上を図ることができる。また、吸気風路を、遠心ファンの吸込口から、遠心ファンの吸気口に最も近い主板に沿って後面に至るように形成することで、遠心ファンと筐体の後面のスペースを広く確保することができる。そのため、遠心ファンの後面側(吹出口から遠い面)に吹き出された風を効率的に熱交換器に通過させることができる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 図1のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。 図1のA−A断面の他の一例を概略的に示す概略断面図である。 図1のA−A断面の更に他の一例を概略的に示す概略断面図である。 図2に示した熱交換ユニットにおいて、吸気口高さ及び筐体高さの比と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機に搭載する熱交換器の一例を示した概略図である。 本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機に搭載する熱交換器の他の一例を示した概略図である。 図10に示す熱交換器を搭載した場合の遠心ファンの風速分布の一例を示すグラフである。 伝熱管として円管を用いた熱交換器の一部を概略的に示す斜視図である。 伝熱管として扁平管を用いた熱交換器の一部を概略的に示す斜視図である。 コルゲートフィンを用いた熱交換器の構成の一例を概略的に示す概略図である。 熱交換器の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。 熱交換器の他の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。 熱交換器の更に他の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 図22のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態3に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態4に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 図29のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。 バイパス風路を設けた場合の解析結果の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態4に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態5に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。 本発明の実施の形態6に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 図34のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。 熱交換器の一例を断面側視した状態を概略的に示す概略図である。 熱交換器の一例を断面側視した状態を概略的に示す概略図である。 熱交換器の配置の他の一例を断面視した状態を概略的に示す概略図である。 本発明の実施の形態7に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 図40のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。 本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、遠心ファンの位置と通風抵抗との関係を説明するための図である。 本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、遠心ファンの回転中心軸から後面までの距離及びファン半径の比と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、熱交換器の傾斜角度と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。 本発明の実施の形態8に係る熱交換器の別の一例を図40のA−A断面に対応させて概略的に示した図である。 本発明の実施の形態8に係る熱交換器の別の一例を図40のA−A断面に対応させて概略的に示した図である。 本発明の実施の形態9に係る熱交換ユニットの1つである負荷側機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。 本発明の実施の形態10に係る空気調和装置の冷媒回路構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態10に係る空気調和装置の冷媒回路構成の一例を概略的に示す構成図である。 本発明の実施の形態10に係る空気調和装置の変形例の冷媒回路構成の一例を概略的に示す構成図である。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−1を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図2は、図1のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。図3は、図1のA−A断面の他の一例を概略的に示す概略断面図である。図4は、図1のA−A断面の更に他の一例を概略的に示す概略断面図である。以下、図1〜図4に基づいて、熱源機1a−1について説明する。なお、図1では、熱源機1a−1の内部を模式的に示している。また、図2〜図4には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。さらに、図1〜図4では、紙面右側を熱源機1a−1の後面とし、紙面左側を熱源機1a−1の正面とした状態を例に示している。
本実施の形態1に係る熱源機1a−1は、負荷側機とともに空気調和装置の一部を構成するものである。空気調和装置は、例えば住宅、ビル、あるいは、マンション等の室内、つまり空調対象空間を加温又は冷却するために用いられる。空気調和装置は、負荷側機及び熱源機1a−1に搭載される要素機器を配管接続した冷媒回路を有し、この冷媒回路に冷媒を循環させることで空調対象空間の加温又は冷却を実行する。
なお、空気調和装置については、実施の形態10で説明する。
熱源機1a−1は、熱交換器を備えた熱交換ユニットの1つであり、室外ユニット又は熱源ユニットとして利用される。
負荷側機も、熱交換器を備えた熱交換ユニットの1つであり、負荷側ユニット、利用側ユニット又は室内ユニットとして利用される。
なお、負荷側機については、実施の形態9で説明する。
図1及び図2に示すように熱源機1a−1は、少なくとも1つの熱交換器4と、圧縮機1と、制御箱2と、遠心ファン3と、ベルマウス40と、ファンモータ13と、ドレンパン8と、を含んで構成されている。熱交換器4、圧縮機1、制御箱2、遠心ファン3、ベルマウス40、ファンモータ13、及び、ドレンパン8は、熱源機1a−1の外郭を構成する筐体5に設置されている。ここで、遠心ファンの回転軸方向の紙面上の上下二面を主板、遠心ファンの回転方向の面を側面と定義する。
筐体5は、吸気口7及び吹出口10を有している。吸気口7及び吹出口10は、筐体5の外部と内部とを連通するように開口形成されている。吸気口7は、例えば筐体5の正面、後面、側面又は下面のいずれかに開口形成されている。吹出口10は、例えば筐体5の正面に開口形成されている。つまり、熱源機1a−1は、筐体5の下面又は上面から空気を取り入れたり、空気を吹き出したりするものではなく、筐体5の一側面から空気を取り入れ、筐体5の正面から空気を吹き出すようになっている。
熱交換器4は、遠心ファン3の下流側と吹出口10との間に設けられている。
遠心ファン3は、軸を中心に回転することで、空気を搬送するものである。遠心ファン3は、ベルマウス40を介して仕切り板41に設置される。遠心ファン3は、ファンモータ13によって回転駆動される。
ベルマウス40は、遠心ファン3の吸い込み側に設置され、吸気風路14Aを流れる空気を遠心ファン3に導くものである。ベルマウス40は、吸気風路14A側の入口から遠心ファン3に向かって徐々に口が狭くなる部分を有している。
ドレンパン8は、熱交換器4の下方に設けられている。
また、筐体5の内部には、仕切り板41により区画された吸気風路14A及び吹出風路14Bが形成されている。つまり、筐体5を上下に仕切る仕切り板41を筐体5に設け、吸気風路14Aと吹出風路14Bとを区画形成している。仕切り板41には、吸気風路14Aと遠心ファン3とを連通する開口部が形成されており、この開口部の周縁にベルマウス40が設置される。なお、筐体5を上下に仕切るとは、図2に示す状態において筐体5を上下に仕切るという意味である。
仕切り板41が、「第1仕切り板」に相当する。
吸気風路14Aは、吸気口7を介して筐体5の外部と連通しており、吸気口7を通った空気が、遠心ファン3に吸い込まれる前に必ず通過する空間である。図2に示すように、吸気風路14Aは、筐体5の内部下部に形成され、吸気口7と連通することで吸気口7から取り込まれた空気をベルマウス40に導くものである。
吹出風路14Bは、吹出口10を介して筐体5の外部と連通しており、遠心ファン3を通った空気が必ず通過する空間である。吹出風路14Bは、筐体5の内部上部に形成され、吹出口10と連通することで遠心ファン3から吹き出された空気を吹出口10に導くものである。
仕切り板41を設けることで、筐体5を2階構造としている。こうすることで、吸気風路14Aの一部の着脱だけで、吸気口7の向きを変更することができる。つまり、熱源機1a−1では、吸気口7の向きを、正面、図1の紙面上に位置する側面、後面、図1の紙面下に位置する側面のいずれにも選択することができるようになっている。したがって、熱源機1a−1によれば、吸気口7の向きを設置場所に応じて変更することができることになり、設置自由度の高いものとなる。具体的には、筐体5の側面の一部を着脱することで、吸気口7を正面、図1の紙面上に位置する側面、後面、図1の紙面下に位置する側面のいずれにも形成することができる。
なお、吸気風路14Aの一部には、例えば吸気風路14Aの底面を構成する板金、吸気風路14Aの側面を構成する板金、及び、これらの板金を固定するネジ等の締結部材が含まれる。また、吹出口10についても、筐体5の側面の一部を着脱することで、正面、図1の紙面上に位置する側面、後面、図1の紙面下に位置する側面のいずれにも形成することができる。
図2に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図2の矢印A1及び矢印A2に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40を介して、遠心ファン3の下部から吸引され、遠心ファン3の周方向に吹き出され、熱交換器4にて加熱または冷却され、筐体5の正面から吹き出される。
図3に示す筐体5では、筐体5の正面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図3の矢印A1及び矢印A2に示すように、空気は、筐体5の正面から取り込まれ、ベルマウス40を介して、遠心ファン3の下部から吸引され、遠心ファン3の周方向に吹き出され、熱交換器4にて加熱または冷却され、筐体5の正面から吹き出される。
図4に示す筐体5では、筐体5の下面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図4の矢印A1及び矢印A2に示すように、空気は、筐体5の下面から取り込まれ、ベルマウス40を介して、遠心ファン3の下部から吸引され、遠心ファン3の周方向に吹き出され、熱交換器4にて加熱または冷却され、筐体5の正面から吹き出される。筐体5の下面に吸気口7を設けることで、吸気口7の開口面積を大きくすることができ、吸気口7での風路抵抗が小さくなる。
ここで、図2に示した構成に注目すると、吸気風路14Aは、遠心ファン3の吸気口であるファン吸気口45からベルマウス40を介して、筐体5の1つの主板に面し、後面に至るように形成されている。このような構成にすることで、遠心ファン3の吹出風路14Bについて広い空間を確保している。図2に示すように筐体5の高さをH1とし、吸気口7の高さをH2とすると、筐体高さH1に対する、吸気風路14Aの吸気口高さH2は、熱交換ユニットの風路抵抗に大きな影響を与えている。
図5は、発明者らが行った実験の解析結果の一例を示したものである。図5は、図2に示した熱交換ユニットにおいて、吸気口高さ及び筐体高さの比と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。図5の横軸は吸気口高さH2と筐体高さH1との比の値(H2/H1)であり、図5の縦軸は通風抵抗である。図5は、吸気口高さH2を一定の値とし、筐体高さH1を500mm以下の範囲で変化させた実験において、比の値(H2/H1)と通風抵抗との関係を示す。通風抵抗は、比の値(H2/H1)が0.45付近以下の領域で急激に低下する。したがって、筐体高さH1が500mm以下の構成において、吸気風路14Aの吸気口高さH2を、比の値(H2/H1)が0.45以下になる範囲にすることで、筐体5の高さに対し、空気が効率的に流れ易くなる。その結果、空気の流通効率が向上する。
なお、図2〜4は、筐体5の1つの面に吸気口7を形成した場合を例に説明したが、この構成に限定されるものではなく、吸気口7を筐体5の複数の面に形成してもよい。こうすれば、風路抵抗がより小さくなる。
また、吸気口7の開口面積を特に限定するものではなく、筐体5の後面の一部を開口して吸気口7としてもよく、筐体5の後面の全部を開口して吸気口7としてもよい。また、吸気口7の個数を特に限定するものではない。
ここで、空気の流れを上面から見た場合について説明する。図6は、熱源機1a−1の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図7は、熱源機1a−1の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図8は、熱源機1a−1の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。なお、図6〜図8では、熱源機1a−1の内部を模式的に示している。また、図6〜図8には、空気の流れを矢印A3及び矢印A4で表している。さらに、図6〜図8では、紙面右側を熱源機1a−1の後面とし、紙面左側を熱源機1a−1の正面とし、紙面上側を熱源機1a−1の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−1の第2側面とした状態を例に示している。
図6に示す筐体5では、筐体5の第2側面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図6の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の第2側面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の正面から吹き出される。
図7に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図7の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の正面から吹き出される。
図8に示す筐体5では、筐体5の第1側面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図8の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の第1側面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の正面から吹き出される。
なお、吸気口7及び吹出口10は開放系で使用されることもあるが、ダクトなどを接続してもよい。また、熱源機1a−1は、床置タイプ、天吊タイプ、あるいは、天井埋込タイプのいずれのタイプであってもよい。天井埋込タイプの場合には、遠心ファン3を用いることでファン効率が高く、筐体5の薄型化を図ることができる。なお、開放系とは、吸気口7及び吹出口10が、ダクトなどを介さずに、それぞれの筐体5の外側の空間に開放しているという意味である。
次に、熱交換器4について説明する。
図9は、熱源機1a−1に搭載する熱交換器4の一例を示した概略図である。図10は、熱源機1a−1に搭載する熱交換器4の他の一例を示した概略図である。図11は、図10に示す熱交換器4を搭載した場合の遠心ファン3の風速分布の一例を示すグラフである。なお、図9及び図10に示す矢印は、熱交換器4が例えば蒸発器として使用された場合の冷媒流れの一例を示している。また、図11では、縦軸が熱交換器高さを、横軸が風速を、それぞれ示している。
図9及び図10に示すように、熱交換器4は、複数の伝熱管15と、複数のフィン18、冷媒分配管19、冷媒集合管20と、を含んで構成される。
複数の伝熱管15は、互いに並設され、複数のフィン18に挿通される。伝熱管15は、円管又は扁平管で構成することができる。
複数のフィン18は、一定のピッチで互いに並設され、複数のフィン18が挿通される。
冷媒分配管19は、複数の伝熱管15のそれぞれと接続され、それぞれの伝熱管15に冷媒を分配する。
冷媒集合管20は、複数の伝熱管15のそれぞれと接続され、それぞれの伝熱管15を流れてきた冷媒を合流する。
冷媒回路の要素機器の1つである減圧装置で減圧された冷媒は、冷媒分配管19に流入し、冷媒分配管19で複数の伝熱管15のそれぞれに分配される。複数の伝熱管15のそれぞれを流れる冷媒は、フィン接続部分で空気と熱交換してから、冷媒集合管20に流入する。冷媒集合管20では、流入した冷媒が合流され、冷媒集合管20の出口から流出する。冷媒集合管20から流出した冷媒は、冷媒回路の要素機器の1つである圧縮機1に吸入される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮され、吐出される。圧縮機1から吐出された冷媒は、冷媒回路の要素機器の1つである凝縮器に流入し、熱交換された後、減圧装置で減圧される。このように、冷媒回路を冷媒が循環する。
図9では、伝熱管15を水平方向に並設した場合に示しているが、これに限定するものではない。例えば、図10に示すように、伝熱管15を鉛直方向に並設してもよい。図10に示す熱交換器4の場合、熱交換器4の高さ方向における遠心ファン3の風速分布の影響を低減でき、熱交換効率を改善することができる。つまり、図11に示すように、熱交換器4の高さ方向に対しても風速の偏りを低減でき、その分熱交換効率を改善できることになる。
次に、伝熱管15について説明する。
図12は、伝熱管15として円管16を用いた熱交換器4の一部を概略的に示す斜視図である。図13は、伝熱管15として扁平管17を用いた熱交換器4の一部を概略的に示す斜視図である。
図12に示す熱交換器4では、伝熱管15として円管16を用いている。この場合、例えば図12に示すように円管16を千鳥状に配置するとよい。ただし、円管16を1列に並べて配置してもよいし、円管16を3列以上に並べて配置してもよい。
図13に示す熱交換器4では、伝熱管15として扁平管17を用いている。この場合、例えば図13に示すように扁平管17を千鳥状に配置するとよい。ただし、扁平管17を1列に並べて配置してもよいし、扁平管17を3列以上に並べて配置してもよい。扁平管17は、同一体積において円管16よりも伝熱面積が大きい。そのため、扁平管17を用いた熱交換器4によれば、高さの寸法制約の厳しい薄型の熱源機又は室内機に搭載することができ、更に熱交換効率を向上させることができる。
次に、熱交換器4の変形例について説明する。
図14は、コルゲートフィン21を用いた熱交換器4の構成の一例を概略的に示す概略図である。図15は、熱交換器4の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。図16は、熱交換器4の他の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。図17は、熱交換器4の更に他の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。
図9及び図10では、板状のフィン18を用いた熱交換器4を例に示したが、図14ではコルゲート状のコルゲートフィン21を用いた熱交換器4を例に示している。コルゲートフィン21を用いた熱交換器4によれば、低コストで、高い伝熱性能を得ることができ、高さ寸法制約の厳しい薄型の熱源機又は室内機に搭載することができ、更に熱交換効率を向上させることができる。
図2〜図4では、熱交換器4を筐体5の内部に垂直配置した場合を例に示したが、これに限定するものではない。例えば、図15に示すように、2つの熱交換部で構成された熱交換器4をそれぞれ異なる傾斜角度で配置してもよい。図15では、下側の熱交換部が吹出口10側が上、遠心ファン3側が下になるように傾斜させ、上側の熱交換部が吹出口10側が下、遠心ファン3側が上になるように傾斜させ、断面視横向きのV字形状に配置した場合を図示している。
図15に示すように熱交換器4を配置することにより、筐体5の内部の限られた高さ制約の中で、高密度に熱交換器を実装することができることになる。そのため、図15のような配置とすることで、熱交換効率を向上させることができる。また、図15のような配置とすることで、熱交換器を高密度に実装しつつ、遠心ファン3の翼先端と熱交換器4との距離を稼ぐ、つまり距離を長くすることができ、異音及び騒音の発生を抑制する効果も期待できる。
また、図16に示すように、1つの熱交換器4を傾斜配置してもよい。図16では、吹出口10側が上、遠心ファン3側が下になるように熱交換器4を傾斜配置した場合を図示している。
図16に示すように熱交換器4を傾斜配置することにより、筐体5の内部の限られた高さ制約の中で、高密度に熱交換器を実装することができることになる。そのため、図16のような配置とすることで、熱交換効率を向上させることができる。
また、図17に示すように、1つの熱交換器4を傾斜配置してもよい。図17では、吹出口10側が下、遠心ファン3側が上になるように熱交換器4を傾斜配置した場合を図示している。
図17に示すように熱交換器4を傾斜配置することにより、筐体5の内部の限られた高さ制約の中で、高密度に熱交換器を実装することができることになる。そのため、図17のような配置とすることで、熱交換効率を向上させることができる。
図16及び図17に示したように、遠心ファン3の高さ位置に応じて、遠心ファン3の翼先端と熱交換器4との距離が稼げるように、熱交換器4の傾斜角度、傾斜向きを選択するとよい。
また、熱交換器4を垂直配置した場合とは、仕切り板41に対して熱交換器4の空気の通過面面を直交方向に延びるように配置したという意味である。
さらに、熱交換器4を傾斜配置した場合とは、仕切り板41に対して熱交換器4の空気の通過面を斜め方向に延びるように配置したという意味である。
なお、図1〜図17では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−1を例に説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
図18は、本発明の実施の形態2に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−2を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。以下、図18に基づいて、熱源機1a−2について説明する。なお、図18では、熱源機1a−2の内部を模式的に示している。また、図18は、紙面右側を熱源機1a−2の後面とし、紙面左側を熱源機1a−2の正面とし、紙面上側を熱源機1a−2の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−2の第2側面とした状態を例に示している。
実施の形態1では、熱交換器4を熱源機1a−1の正面に対向するように配置した場合を例に説明したが、実施の形態2では、熱交換器4を遠心ファン3の周囲を囲むように配置している。また、実施の形態1では、熱交換器4の下流位置、つまり熱源機1a−1の正面に吹出口10を形成しているが、実施の形態2では、任意の面に吹出口10を形成可能にしている。
具体的には、熱交換器4は、熱源機1a−2の後面、熱源機1a−2の正面、熱源機1a−2の第1側面、及び、熱源機1a−2の第2側面のそれぞれに対向するように配置されている。熱交換器4を遠心ファン3の周囲を囲むように配置することによって、熱源機1a−2の後面、熱源機1a−2の正面、熱源機1a−2の第1側面、及び、熱源機1a−2の第2側面の少なくとも1つの面に吹出口10を形成することができる。そのため、熱源機1a−2によれば、熱交換器4を高密度で実装することができることになり、熱交換効率を向上させることができる。
また、発明者らの実験と解析によると、筐体の高さ、幅、奥行きの寸法のうち、高さ方向の寸法が最も小さい薄型の筐体に熱交換器を効率的に実装するためには、熱交換器の前面面積を大きくすることが重要であるということがわかった。つまり、熱交換器の前面面積を大きくすることで、熱交換器を通過する空気の抵抗を小さくでき、遠心ファン3を任意の回転数で回転させたときの風量を多くすることができるからである。
このため、熱交換器4を遠心ファン3の周囲を囲むように配置することで、熱交換器の列ピッチの拡大又は熱交換器の多列配置によって伝熱面積の実装面積を増やすよりも効果的に熱交換効率を向上させることができる。したがって、遠心ファン3の周囲を囲むように熱交換器4を配置することは、熱交換器4の前面面積を拡大することになるので、吹出口10の設置自由度を高くしつつ、熱交換効率を効果的に向上させることができる。
ここで、空気の流れを上面から見た場合について説明する。図19は、熱源機1a−2の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図20は、熱源機1a−2の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図21は、熱源機1a−2の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図22は、熱源機1a−2の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図19〜図22では、吸気口7が筐体5の後面に形成されている場合を一例として図示している。
なお、図19〜図22では、熱源機1a−2の内部を模式的に示している。また、図19〜図22には、空気の流れを矢印A3及び矢印A4で表している。さらに、図19〜図22では、紙面右側を熱源機1a−2の後面とし、紙面左側を熱源機1a−2の正面とし、紙面上側を熱源機1a−2の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−2の第2側面とした状態を例に示している。
図19に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の正面に吹出口10が形成されている。この場合、図19の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の正面から吹き出される。
図20に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の第1側面に吹出口10が形成されている。この場合、図20の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の第1側面から吹き出される。
図21に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の第2側面に吹出口10が形成されている。この場合、図21の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の第2側面から吹き出される。
図22に示す筐体5では、筐体5の後面に吸気口7が形成され、筐体5の後面に吹出口10が形成されている。この場合、図22の矢印A3に示すように、空気は、筐体5の後面から取り込まれ、ベルマウス40、遠心ファン3及び熱交換器4を経由した後、筐体5の後面から吹き出される。
以上のように、熱交換器4を筐体5の四面に対向するように配置することで、いずれの面にも吹出口10を設置することができ、吹出口10の設置自由度を大幅に向上することができる。また、吹出口10は、いずれかの面に配置することに限定するものではなく、必要に応じて複数面または全ての面に配置してもよい。さらに、吸気口7は、筐体5の正面、第1側面、第2側面及び後面の4つの側面のうち、最も面積の大きい側面に設けられていてもよい。この場合、吸気口7の風路抵抗がより小さくなる。
ここで、空気の流れを側面から見た場合について説明する。図23は、図22のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。なお、図23には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。さらに、図23では、紙面右側を熱源機1a−2の後面とし、紙面左側を熱源機1a−2の正面とした状態を例に示している。
図23に示すように、制御箱2は、吹出口10を閉塞しないように、高さの低い制御箱2を用いるとよい。つまり、制御箱2は、吹出口10の開口高さよりも低く構成するとよい。また、発明者らの解析によると熱交換器4と制御箱2とは、少なくとも50mm以上離れていると、損失が少なくなることがわかった。そのため、熱交換器4と制御箱2との間の距離Lを50mm以上、好ましくは100mm以上とするとよい。
次に、熱交換器4の配置の変形例について説明する。
図24は、熱源機1a−2の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図25は、熱源機1a−2の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図26は、熱源機1a−2の更に他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。なお、図24〜図26では、筐体5の第1側面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を例に示している。
図19〜図23では遠心ファン3の周囲を囲むように熱交換器4を筐体5の側面の四面に対向する位置に配置した場合を例に示したが、これに限定するものではない。例えば、熱交換器4を図24又は図25に示すような筐体5の側面のうち二面に対向する位置に配置してもよく、熱交換器4を図26に示すような筐体5の側面のうち三面に対向する位置に配置してもよい。
図24又は図25に示すように、熱交換器4を二面配置とした場合では、吹出口10の設置可能な面は二面となる。つまり、図24では、筐体5の正面及び後面が吹出口10の設置可能な面となる。また、図25では、筐体5の正面及び第1側面が吹出口10の設置可能な面となる。
図26に示すように、熱交換器4を三面配置とした場合では、吹出口10の設置可能な面は三面となる。つまり、図26では、筐体5の正面、第1側面及び第2側面が吹出口10の設置可能な面となる。
以上のように、熱交換器4の配置個数が多いほど、吹出口10の設置自由度は高くなる。なお、熱交換器4を二面配置または三面配置とする場合には、制御箱2及び圧縮機1が設置されていない面に熱交換器4を配置することで、風路抵抗を小さくすることが可能になる。
なお、図18〜図26では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−2を例に説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1及び実施の形態2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
図27は、本発明の実施の形態3に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−3の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図28は、熱源機1a−3の他の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。以下、図27及び図28に基づいて、熱源機1a−3について説明する。なお、図27及び図28では、熱源機1a−3の内部を模式的に示している。また、図27及び図28は、紙面右側を熱源機1a−3の後面とし、紙面左側を熱源機1a−3の正面とし、紙面上側を熱源機1a−3の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−3の第2側面とした状態を例に示している。さらに、図27及び図28では、空気の流れを矢印で表している。
実施の形態1及び実施の形態2では、1つの遠心ファン3を筐体5に設置した場合を例に説明したが、実施の形態3では、複数の遠心ファン3を筐体5に設置している。図27及び図28では、複数の遠心ファン3のうち紙面上側の一方の遠心ファン3を第1遠心ファン3aとし、複数の遠心ファン3のうち紙面下側の他方の遠心ファン3を第2遠心ファン3bとして図示している。
上面視長方形状の筐体5であっても、遠心ファン3を複数設けることで、高い性能を得ることが可能になる。図27及び図28に示すように、上面視長方形状の筐体5の場合、第1遠心ファン3a及び第2遠心ファン3bを長辺方向、つまり幅方向に並ぶように筐体5に配置すればよい。
また、複数の遠心ファン3を備える場合には、各遠心ファン3の間にファン間仕切り板11を設けるとよい。ファン間仕切り板11を設けることで、互いの遠心ファン3の干渉を抑制することができる。
ファン間仕切り板11が、「第3仕切り板」に相当する。
さらに、図27及び図28に示すような上面視長方形状の筐体5とすることで、筐体5の後面の制御箱2の風路閉塞部を相対的に小さくすることができる。加えて、幅を広くした分、筐体5の幅方向に熱交換器4を実装することができる。
なお、複数の遠心ファン3の回転方向を特に制限するものではないが、互いに反対に回転させると、互いの遠心ファン3の気流の干渉を抑制することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
図27では、第1遠心ファン3aの中心点と、第2遠心ファン3bの中心点と、が筐体5の幅方向に平行な同一の直線上に位置するように、第1遠心ファン3aと第2遠心ファン3bとが配置されている場合を例に図示している。
図28では、第1遠心ファン3aの中心点と、第2遠心ファン3bの中心点と、が筐体5の幅方向に平行な異なる直線上に位置するように、第1遠心ファン3aと第2遠心ファン3bとが配置されている場合を例に図示している。例えば、第1遠心ファン3aの中心点Aが筐体5の後面側に位置し、第2遠心ファン3bの中心点Bが筐体5の正面側に位置するように配置するとよい。
複数の遠心ファン3を図28に示すような位置に配置すると、圧縮機1及び制御箱2によって風路の一部が閉塞されている第2遠心ファン3bを、圧縮機1及び制御箱2から離れた位置、つまり筐体5の正面側に配置することができる。圧縮機1及び制御箱2等の風路抵抗体から遠心ファン3を離すことで、空力損失、異音及び騒音を抑制することができる。
なお、図27及び図28では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−3を例に説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態4.
以下、本発明の実施の形態4について説明する。実施の形態4では、実施の形態1〜実施の形態3と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態3と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態4では、変形例も含め、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図29は、本発明の実施の形態4に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−4の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図30は、図29のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。以下、図29及び図30に基づいて、熱源機1a−4について説明する。なお、図29では、熱源機1a−4の内部を模式的に示している。また、図29は、紙面右側を熱源機1a−4の後面とし、紙面左側を熱源機1a−4の正面とし、紙面上側を熱源機1a−4の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−4の第2側面とした状態を例に示している。さらに、図29では、空気の流れを矢印で表している。また、図30には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。
図29では、複数の遠心ファン3を筐体5に設置した場合を一例として図示している。ただし、遠心ファン3の設置個数が複数でなくてもよい。図29では、複数の遠心ファン3のうち紙面上側の一方の遠心ファン3を第1遠心ファン3aとし、複数の遠心ファン3のうち紙面下側の他方の遠心ファン3を第2遠心ファン3bとして図示している。なお、実施の形態1又は実施の形態2のように、遠心ファン3の設置個数を1つとしてもよい。
また、実施の形態4では、図29に示すように、第1遠心ファン3a及び第2遠心ファン3bを囲むように熱交換器4を筐体5の四面に対向する位置に配置している。第1遠心ファン3aの紙面下側及び第2遠心ファン3bの紙面上側には、ファン間仕切り板11が配置されているため、熱交換器4が存在しない。なお、図30では、熱源機1a−4を断面視した状態において、筐体5の正面に対向する位置に配置された熱交換器4を熱交換器4aとして図示し、筐体5の後面に対向する位置に配置された熱交換器4を熱交換器4bとして図示している。
実施の形態4では、筐体5の内部にバイパス風路6を設けている。具体的には、熱源機1a−4では、図30に示すように筐体5の内部にバイパス仕切り板9を設けることで、バイパス風路6を筐体5の内部に形成している。バイパス仕切り板9は、熱交換器4の上部位置において仕切り板41に対して平行に延びるように設けられている。バイパス風路6は、遠心ファン3から吹き出され、一部の熱交換器4を通過した空気を直接的に吹出口10に導くものである。バイパス風路6を設けることで、吹出口10から離れており、風が流れにくい位置に配置されている熱交換器4bにも多くの空気を流入させることが可能になる。
バイパス仕切り板9が、「第2仕切り板」に相当する。
図30では、バイパス風路6の高さを高さH3として図示している。具体的には、高さH3は、バイパス仕切り板9と筐体5の上面との距離を表している。また、筐体5の高さを高さH1として図示している。具体的には、高さH1は、筐体5の上面と筐体5の下面との距離を表している。
図31は、バイパス風路6を設けた場合の解析結果の一例を示すグラフである。図31では、高さH3及び高さH1の比であるH3/H1とエネルギー効率との関係を表したものである。図31では、縦軸がエネルギー効率(%)を、横軸がH3/H1(%)を、それぞれ示している。
図31から、高さH3は、H3/H1が40%以下になる範囲にすることで、比較的高いエネルギー効率が幅広い範囲で得られることがわかった。H3/H1を40%よりも多く設けると、急激にエネルギー効率の低下を引き起こすもわかった。また、H3/H1が40%以下のある値をピークとしてエネルギー効率は低下していくこともわかった。そのため、H3/H1の範囲を好ましくは10%〜40%の範囲とすることで、70%以上のエネルギー効率を得ることができる。
次に、熱交換器4の配置の変形例について説明する。
図32は、熱源機1a−4の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。
図29では、熱交換器4を筐体5の四面に対向する位置に配置した場合を例に示したが、図32では、熱交換器4を筐体5の二面に対向する位置に配置とした場合を例に示している。具体的には、吸気口7及び吹出口10の形成位置に対応させ、筐体5の正面に対向する位置及び筐体5の後面と対向する位置に、熱交換器4を配置している。すなわち、熱交換器4を四面配置することに限らず、熱交換器4を図32に示すような二面配置したレイアウトとしても、バイパス風路6が効果を発揮することが可能になる。
なお、図29〜図32では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−4を想定して説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態5.
以下、本発明の実施の形態5について説明する。実施の形態5では、実施の形態1〜実施の形態4と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態4と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態5では、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図33は、本発明の実施の形態5に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−5の一例を図1のA−A断面に対応させて概略的に示す概略断面図である。なお、図33は、紙面右側を熱源機1a−4の後面とし、紙面左側を熱源機1a−4の正面とした状態を例に示している。また、図33には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。
実施の形態5では、筐体5の内部にバイパス風路6を設け、遠心ファン3の上部に備わるファンモータ13の一部がバイパス風路6に突出している。実施の形態4で説明したように、バイパス風路6を設けたことによって、吹出口10から離れた位置に配置されている後面側の熱交換器4にも空気が流れ易くなる。したがって、バイパス風路6には十分な空気が対流することになる。このため、バイパス風路6にファンモータ13の一部を突出させることで、バイパス風路6を流れる空気の対流を利用して、ファンモータ13を冷却することができ、品質を向上させることができる。
また、対流による冷却機能を備えることで、その分、冷却部材及びそれに伴う部品などを削減することができ、構造を簡素にすることができる。一方、熱交換器4が空気を加熱する凝縮器として機能する場合においては、ファンモータ13の排熱で空気を加熱することができ、その分、エネルギー効率を向上させることができる。
なお、図33では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−5を想定して説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態6.
以下、本発明の実施の形態6について説明する。実施の形態6では、実施の形態1〜実施の形態5と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態5と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態6では、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図34は、本発明の実施の形態6に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−6の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図35は、図34のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。図36及び図37は、熱交換器4の一例を断面側視した状態を概略的に示す概略図である。以下、図34〜図37に基づいて、熱源機1a−6について説明する。なお、図34では、熱源機1a−6の内部を模式的に示している。また、図34は、紙面右側を熱源機1a−6の後面とし、紙面左側を熱源機1a−6の正面とし、紙面上側を熱源機1a−6の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−6の第2側面とした状態を例に示している。さらに、図34及び図36では、空気の流れを矢印で表している。また、図35には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。
実施の形態6では、図34に示すように、第1遠心ファン3a及び第2遠心ファン3bを囲むように熱交換器4を筐体5の四面に対向する位置に配置している。第1遠心ファン3aの紙面下側及び第2遠心ファン3bの紙面上側には、ファン間仕切り板11が配置されているため、熱交換器4が存在しない。
そして、実施の形態6では、少なくとも二面以上に配置された熱交換器4の少なくとも一面、ここでは正面に配置された熱交換器4を断面視横向きのV字形状となるように配置している。残りの3面、つまり後面、第1側面及び第2側面に対向配置される熱交換器4は、断面視直線形状の熱交換器4である。
なお、図34及び図35では、筐体5の正面側に配置された熱交換器4を断面視横向きのV字形状となるように配置している。また、図34及び図35では、断面視横向きのV字形状に配置された熱交換器4を、熱交換器22として区別して図示している。
つまり、熱交換器22及び熱交換器4は、遠心ファン3を囲むように筐体5に配置されている。筐体5の一部の面に断面視横向きのV字形状の熱交換器22を配置することで、熱交換器4を高密度に実装することができる。つまり、筐体5を薄型としても、熱交換器4を高密度に実装することができるので、熱交換効率を向上させることができ、さらにはエネルギー効率を向上させることができる。
なお、実施の形態6でも、筐体5の内部にバイパス風路6を設けている。図34では、複数の遠心ファン3を筐体5に設置した場合を一例として図示している。ただし、遠心ファン3の設置個数が複数でなくてもよい。図34では、複数の遠心ファン3のうち紙面上側のものを第1遠心ファン3aとし、複数の遠心ファン3のうち紙面下側のものを第2遠心ファン3bとして図示している。実施の形態1又は実施の形態2のように、遠心ファン3の設置個数を1つとしてもよい。また、熱源機1a−6では、図35に示すように筐体5の内部にバイパス仕切り板9を設けることで、バイパス風路6を筐体5の内部に形成している。
熱交換器22の空気の流れについて説明する。
図36に示すように、熱交換器22のうち紙面上側の熱交換器と紙面下側の熱交換器との合わせ目付近の領域Cで空気が流れにくい。そのため、一般的に、図37に示すような直線状の熱交換器4よりも通風抵抗が大きくなる。そこで、吹出口10に近い熱交換器4に側面視V字状の熱交換器22を配置することで、吹出口10から離れた位置にある熱交換器4に空気を多く流すことができることになる。
また、バイパス風路6を設けている場合には、吹出口10に近い位置に側面視V字状の熱交換器22を配置することで、バイパス風路6の高さを小さくすることができる。
熱交換器4の配置の変形例について説明する。
図38は、熱交換器4の配置の他の一例を断面視した状態を概略的に示す概略図である。なお、図38では、空気の流れを矢印で表している。また、図38では、断面視傾斜配置された熱交換器4を、熱交換器23として区別して図示している。
図38に示すように、1つの熱交換器4を傾斜配置してもよい。熱交換器23は、例えば図38に示すように、紙面左側から紙面右側に向けて下降するように傾斜配置されている。熱交換器4を傾斜配置した場合とは、仕切り板41に対して熱交換器4の空気の通過面を斜め方向に延びるように配置したという意味である。なお、熱交換器4を紙面左側から紙面右側に向けて上昇するように傾斜配置させてもよい。
図38に示すように熱交換器23を傾斜配置することにより、筐体5の内部の限られた高さ制約の中で、高密度に熱交換器を実装することができることになる。そのため、図38のような配置とすることで、熱交換効率を向上させることができる。
図38に示すように熱交換器23において空気の流れが斜めに曲がるため、断面視直線形状の熱交換器4と比べて通風抵抗が大きくなる。このため、熱交換器23を吹出口10に近い位置に配置し、吹出口10から離れた位置に断面視直線形状の熱交換器4を配置すると、各熱交換器に流れる空気風量の分布を改善することができる。
なお、図36及び図38に示したように、遠心ファン3の高さ位置に応じて、遠心ファン3の翼先端と熱交換器4との距離が稼げるように、熱交換器4の傾斜角度及び傾斜向きを選択するとよい。
また、図34〜図38では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−6を想定して説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態7.
以下、本発明の実施の形態7について説明する。実施の形態7では、実施の形態1〜実施の形態6と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態6と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態7では、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図39は、本発明の実施の形態7に係る熱交換ユニットの1つである熱源機1a−7の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。なお、図39は、紙面右側を熱源機1a−7の後面とし、紙面左側を熱源機1a−7の正面とし、紙面上側を熱源機1a−7の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−7の第2側面とした状態を例に示している。また、図39では、空気の流れを矢印で表している。
実施の形態7では、複数の遠心ファン3を用いた形態において、各遠心ファン3を囲むように熱交換器4を配置している。例えば2つの遠心ファン3を用いた場合、上面視メガネ状に熱交換器4を配置している。
各遠心ファン3の周囲を囲むように熱交換器4を配置することで、熱交換器4を高密度に実装することができる。つまり、筐体5を薄型としても、熱交換器4を高密度に実装することができるので、熱交換効率を向上させることができ、さらにはエネルギー効率を向上させることができる。
なお、ここでは一例として、各遠心ファン3を上面視O字状で囲むように配置した例を示しているが、これに限定されるものではなく、各遠心ファン3を囲う配置であれば上面視形状がどのようなものであってもよい。例えば、複数の遠心ファン3を配置する場合については、制御箱2は、その中心が、それぞれの遠心ファン3の間の中心部に位置するように配置するとよい。こうすることで、制御箱2の風路閉塞による、各遠心ファン3間の空気の風量比を各遠心ファン3で均等に近づけることができることになる。
また、図39では、圧縮機1が内蔵されている熱源機1a−7を想定して説明したが、圧縮機1及び制御箱2の有無、圧縮機1及び制御箱2の配置、ドレンパン8のレイアウトなどを図示したものに限定するものではない。
実施の形態8.
以下、本発明の実施の形態8について説明する。実施の形態8では、実施の形態1〜実施の形態7と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態7と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態8では、変形例も含め、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図40は、本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。図41は、図40のA−A断面の一例を概略的に示す概略断面図である。以下、図40及び図41に基づいて、熱源機1a−8について説明する。なお、図40では、熱源機1a−8の内部を模式的に示している。また、図40は、紙面右側を熱源機1a−8の後面とし、紙面左側を熱源機1a−8の正面とし、紙面上側を熱源機1a−8の第1側面とし、紙面下側を熱源機1a−8の第2側面とした状態を例に示している。さらに、図41には、空気の流れを矢印A1及び矢印A2で表している。
図41に示すように、遠心ファン3のファン吸気口45よりも下の空間に後面に至るように吸気風路14Aが設けられている。図40及び図41に示すように、遠心ファン3の下流側には吹出風路42が設けられ、吹出風路42と吸気風路14Aとは、吸込み吹出し仕切り板43によって風路が仕切られている。このような構成とすることで、遠心ファン3と筐体5の後面スペースとを広く確保することができ、遠心ファン3の後面側(吹出口10から遠い面)に吹き出された空気を効率的に熱交換器4に通過させることができる。その結果、熱交換効率が向上する。
特に、遠心ファン3を筐体内に高密度に実装する場合、遠心ファン3の外周を筐体5の後面に近付け過ぎると、急激な通風抵抗の増加の要因となる。図42は、本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、遠心ファンの位置と通風抵抗との関係を説明するための図である。図42に示すように、遠心ファン3のファン半径をrとし、遠心ファン3の回転中心軸Axから筐体5の後面までの距離をxと定義する。図43は、発明者らの実験結果の一例を示したグラフである。図43は、本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、遠心ファンの回転中心軸から後面までの距離及びファン半径の比と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。図43の横軸は比の値(x/r)であり、図43の縦軸は通風抵抗である。図43に示す実験結果を参照すると、比の値(x/r)が1.05以下の範囲では、通風抵抗が急激に増加する。そのため、距離xは、比の値(x/r)が1.05よりも大きくなる値が望ましい。また、比の値(x/r)は、1.10以上であることが望ましい。
また、図40及び図41に示すように、吸気風路14Aを、筐体5の正面に到達しない構成にすることで、吹出風路42周辺に配置された熱交換器4の前面面積を大きくすることができる。そのため、遠心ファン3の後面側(吹出口10から遠い面)に吹き出された空気を、効率的に熱交換器4を通過させることができる。その結果、熱交換効率が向上する。
また、本実施の形態8の熱源機1a−8は、断面視横向きのV字形状の熱交換器4を有する。熱交換器4は、上部の熱交換器22a及び下部の熱交換器22bで構成される。図42に示すように、熱交換器22aは、吹出風路42に水平な方向に対し、角度θだけ傾斜して配置されている。図42では、熱交換器22aが空気の吹き出し方向に対して角度θだけ傾斜していることを示しているが、熱交換器22bも空気の吹き出し方向に対して角度θだけ傾斜していてもよい。熱交換器22aの傾斜角度θは水平方向を基準にして仰角であるのに対し、熱交換器22bの傾斜角度θは水平方向を基準として俯角である。熱交換器22a及び22bのうち、少なくとも一方を傾斜して配置することで、熱交換器4の前面面積を拡大することができる。そのため、遠心ファン3の後面側(吹出口10から遠い面)に吹き出された空気を、効率的に熱交換器4を通過させることができる。その結果、熱交換効率が向上する。
図44は発明者らの実験結果の一例を示したものである。図44は、本発明の実施の形態8に係る熱交換ユニットにおいて、熱交換器の傾斜角度と通風抵抗との関係の一例を示すグラフである。この実験においても、高さが500mm以下の筐体5が用いられた。図44の実験結果に示すように、筐体5の高さが500mm以下である場合、傾斜角度θが30°以上になるように熱交換器22a及び22bを配置すると、熱交換器4の通風抵抗が抑制される。そのため、空気の流通効率が向上する。
図45は、本発明の実施の形態8に係る熱交換器の別の一例を図40のA−A断面に対応させて概略的に示した図である。図45に示す熱交換器4は、吹出風路42に水平な方向を基準として、上部の熱交換器22aの傾斜角度θと、下部の熱交換器22bの傾斜角度θとが異なる構成である。傾斜角度θと傾斜角度θとが異なるように熱交換器4をレイアウトとすることで、熱交換器4の通風抵抗を調整することができる。そのため、熱交換器4における空気の流通効率を調節できる。さらに、傾斜角度θ>傾斜角度θの関係にすることで、熱交換器4の端部を遠心ファン3から離すことができる。そのため、遠心ファン3から後面に向かって吹き出された空気が熱交換器4を通過しやすくなる。その結果、熱交換器4における、空気の流通効率がさらに向上する。
図46は、本発明の実施の形態8に係る熱交換器の別の一例を図40のA−A断面に対応させて概略的に示した図である。図46に示す構成例は、断面視横向きのV字形状の熱交換器4において、上部の熱交換器22aの長さLk1が下部の熱交換器22bの長さLk2に比べて長いことを特徴とする。このような構成とすることで、遠心ファン3の上部のスペースを熱交換器22aの設置スペースとして有効に用いて、熱交換器4の前面面積を大きくすることができる。そのため、熱交換効率が向上する。
実施の形態9.
以下、本発明の実施の形態9について説明する。実施の形態9では、実施の形態1〜実施の形態8と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態8と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。
なお、実施の形態9では、筐体5の後面に吸気口7を形成し、筐体5の正面に吹出口10を形成した場合を想定しているものとする。ただし、吸気口7及び吹出口10の形成位置を特に限定するものではない。
図47は、本発明の実施の形態9に係る熱交換ユニットの1つである負荷側機2aの一例を上面から見た状態を概略的に示す概略上面図である。なお、図47は、紙面右側を負荷側機2aの後面とし、紙面左側を負荷側機2aの正面とし、紙面上側を負荷側機2aの第1側面とし、紙面下側を負荷側機2aの第2側面とした状態を例に示している。また、図47では、空気の流れを矢印で表している。さらに、図47では、実施の形態7に係る熱源機1a−7の筐体レイアウトを適用した負荷側機2aを例に図示している。
負荷側機2aは、熱交換器を備えた熱交換ユニットの1つであり、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかに係る熱源機とともに空気調和装置を構成するものである。そして、負荷側機2aは、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかに係る熱源機の筐体レイアウトを適用したものである。一般的に、負荷側機2aには、圧縮機1及び制御箱2が備わっていない場合が多い。つまり、負荷側機2aは、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかに係る熱源機から圧縮機1及び制御箱2を除いた構成と同様である。
すなわち、負荷側機2aにおいては、圧縮機1及び制御箱2による風路の閉塞をそもそも想定する必要がない。したがって、熱交換器4を高密度で実装することが可能になる。
なお、図47では、実施の形態7に係る熱源機1a−7の筐体レイアウトを適用した構成を例に示しているが、負荷側機2aには実施の形態1〜実施の形態8のいずれかに係る熱源機の筐体レイアウトを適用することができる。
実施の形態10.
以下、本発明の実施の形態10について説明する。実施の形態10では、実施の形態1〜実施の形態9と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1〜実施の形態9と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付すものとする。なお、図48及び図49に示す冷媒回路構成は、あくまで一般的な蒸気圧縮式の冷凍サイクルを表しているだけであり、空気調和装置100の冷媒回路構成をこれに限定するものではない。また、負荷側機2aの熱交換器4を第1熱交換器4−1とし、熱源機1a−1の熱交換器4を第2熱交換器4−2として、区別するものとする。
図48及び図49は、本発明の実施の形態10に係る空気調和装置100の冷媒回路構成の一例を概略的に示す構成図である。図48及び図49に基づいて、空気調和装置100について説明する。空気調和装置100は、実施の形態1〜実施の形態7のいずれかに係る熱源機、及び、実施の形態9に係る負荷側機2aの少なくともいずれか1つを有している。なお、図48では、実施の形態1に係る熱源機1a−1、及び、実施の形態9に係る負荷側機2aの双方を備えている場合を例に示しているが、これに限定するものではない。空気調和装置100は、実施の形態1〜実施の形態7のいずれかに係る熱源機、及び、実施の形態9に係る負荷側機2aの少なくともいずれか1つを有していればよい。
図48及び図49では、冷媒の流れを切り替えることができる空気調和装置100を例に図示している。図48では、第1熱交換器4−1を凝縮器、第2熱交換器4−2を蒸発器として機能させる場合、つまり暖房運転時の冷媒の流れを矢印で示している。一方、図49では、第1熱交換器4−1を蒸発器、第2熱交換器4−2を凝縮器として機能させる場合、つまり冷房運転時の冷媒の流れを矢印で示している。
空気調和装置100は、主要な要素機器として、圧縮機1、流路切替装置25、第1熱交換器4−1、減圧装置24、及び、第2熱交換器4−2を有している。それらを接続する冷媒配管として、第1接続配管29、第2接続配管30、第3接続配管31、第4接続配管26、第5接続配管27、及び、第6接続配管28を有している。つまり、空気調和装置100は、圧縮機1、流路切替装置25、第1熱交換器4−1、減圧装置24、及び、第2熱交換器4−2を冷媒配管で接続した冷媒回路を備えている。
第1接続配管29は、圧縮機1と流路切替装置25とを接続する冷媒配管である。第2接続配管30は、流路切替装置25と第1熱交換器4−1とを接続する冷媒配管である。第3接続配管31は、第1熱交換器4−1と減圧装置24とを接続する冷媒配管である。第4接続配管26は、減圧装置24と第2熱交換器4−2とを接続する冷媒配管である。第5接続配管27は、第2熱交換器4−2と流路切替装置25とを接続する冷媒配管である。第6接続配管28は、流路切替装置25と圧縮機1とを接続する冷媒配管である。
ここでは、流路切替装置25を設け、流路切替装置25により冷媒の流れを切り替えることができる場合を例に図示しているが、流路切替装置25を設けずに冷媒の流れを一定としてもよい。この場合、第1熱交換器4−1が凝縮器としてのみ機能し、第2熱交換器4−2が蒸発器としてのみ機能する。
熱源機1a−1は、空調対象空間とは別空間、例えば屋外に設置され、負荷側機2aに冷熱又は温熱を供給する機能を有する。
負荷側機2aは、空調対象空間に冷熱又は温熱を供給する空間、例えば屋内に設置され、熱源機1a−1から供給される冷熱又は温熱により空調対象空間を冷却又は加温することになる。ここでは、減圧装置24を熱源機1a−1に備えた場合を例に示しているが、減圧装置24を負荷側機2aに備えてもよい。
圧縮機1は、冷媒を圧縮して吐出するものである。圧縮機1は、例えば、ロータリ圧縮機、スクロール圧縮機、スクリュー圧縮機、又は、往復圧縮機等で構成することができる。第1熱交換器4−1が凝縮器として機能する場合、圧縮機1から吐出された冷媒は、第1熱交換器4−1へ送られる。第1熱交換器4−1が蒸発器として機能する場合、圧縮機1から吐出された冷媒は、第2熱交換器4−2へ送られる。
流路切替装置25は、圧縮機1の吐出側に設けられ、暖房運転と冷房運転とにおいて冷媒の流れを切り替えるものである。流路切替装置25は、例えば四方弁、三方弁の組合せ、又は、二方弁の組み合わせにより構成することができる。
第1熱交換器4−1は、凝縮器又は蒸発器として機能するものであり、例えばフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成することができる。
減圧装置24は、第1熱交換器4−1又は第2熱交換器4−2を経由した冷媒を減圧するものである。減圧装置24は、例えば電子膨張弁で構成することができる。また、減圧装置24は、キャピラリーチューブ及びバルブ等を組み合わせた流動抵抗体で構成してもよい。
第2熱交換器4−2は、蒸発器又は凝縮器として機能するものであり、例えばフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成することができる。
図48に基づいて、空気調和装置100の暖房運転時の動作について、冷媒の流れとともに説明する。
圧縮機1において冷媒は、高温高圧の冷媒過熱蒸気となり、第1接続配管29及び第2接続配管30を通り、負荷側機2aへと流入する。負荷側機2aに流入した冷媒は、冷媒分配管19を介して第1熱交換器4−1へと流入し、第1熱交換器4−1において遠心ファン3によって供給される空気と熱交換し、冷却される。この際、第1熱交換器4−1を通過する室内空気は、冷媒によって加熱され、例えば居住空間などの空調対象空間へ搬送され、空調対象空間は暖まり、暖房されることになる。
第1熱交換器4−1によって冷却された冷媒は、過冷却液または気液二相冷媒の状態で冷媒集合管20を介して第1熱交換器4−1から流出する。第1熱交換器4−1から流出した冷媒は、第3接続配管31を流れ、減圧装置24に流入する。減圧装置24において冷媒は、絞られ、膨張させられ、低温低圧の気液二相冷媒の状態となる。この冷媒は、第4接続配管26を通過し、熱源機1a−1に流入する。
図49に基づいて、空気調和装置100の冷房運転時の動作について、冷媒の流れとともに説明する。
圧縮機1において冷媒は、高温高圧の冷媒過熱蒸気となり、第1接続配管29及び第5接続配管27を通り、熱源機1a−1に流入する。熱源機1a−1に流入した冷媒は、冷媒集合管20を介して第2熱交換器4−2へと流入し、第2熱交換器4−2において遠心ファン3によって供給される外気と熱交換し、冷却される。第2熱交換器4−2によって冷却された冷媒は、過冷却液または気液二相冷媒の状態で冷媒分配管19を介して第2熱交換器4−2から流出する。第2熱交換器4−2から流出した冷媒は、第4接続配管26を通過し、減圧装置24に流入する。
減圧装置24において冷媒は、絞られ、膨張させられ、低温低圧の気液二相冷媒の状態となる。この冷媒は、第3接続配管31を通過し、負荷側機2aに流入する。負荷側機2aに流入した冷媒は、例えば室内空気から熱をもらう。言い換えると、室内空気は冷却され、冷房される。第1熱交換器4−1で加熱された冷媒は、乾き度の高い気液二相冷媒または過熱蒸気となり、第2接続配管30及び第6接続配管28を通過し、圧縮機1に吸入される。圧縮機1に吸入された冷媒は、再び圧縮機1で圧縮され、高温高圧の冷媒過熱蒸気となって吐出される。以下、このサイクルが繰り返される。
したがって、空気調和装置100によれば、実施の形態1〜実施の形態7のいずれかに係る熱源機、及び、実施の形態9に係る負荷側機2aの少なくともいずれか1つを有しているので、設置自由度を大幅に向上することができる。
空気調和装置100の変形例について説明する。
図50は、空気調和装置100の変形例の冷媒回路構成の一例を概略的に示す構成図である。図50に基づいて、空気調和装置100の変形例について説明する。なお、空気調和装置100の変形例を空気調和装置100Aとして区別するものとする。
空気調和装置100Aは、減圧装置24と第2熱交換器4−2との間に備えた気液分離器34と、気液分離器34と第2熱交換器4−2の出口側とを接続したバイパス配管35と、バイパス配管35に設置された少なくとも1つの流量調整装置37と、を備えている。
気液分離器34は、冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離するものである。気液分離器34で分離されたガス冷媒は、流量調整装置37に送られる。気液分離器34で分離された液冷媒は、第2熱交換器4−2に送られる。バイパス配管35は、気液分離器34で分離されたガス冷媒を第2熱交換器4−2の出口に導く冷媒配管である。流量調整装置37は、バイパス配管35を流れる冷媒の流量を調整するものである。
第2熱交換器4−2の暖房運転時の冷媒の流れ上流側に気液分離器34を設け、暖房運転時に流量調整装置37の開度を制御することで、運転条件に応じた最適な冷媒状態で第2熱交換器4−2の冷媒分配管19に冷媒を供給することができ、分配性能が向上する。また、熱交換に寄与しない余分なガス冷媒をバイパスすることで、第2熱交換器4−2での圧力損失を低減でき、エネルギー効率を向上させることができる。
冷房運転時においては、気液分離器34は液溜めとして機能し、冷房運転及び暖房運転における最適な冷媒充填量の差異を低減する効果を発揮し、更には冷媒充填量の適正化により、エネルギー効率を向上させることができる。
以上のように、本発明に係る熱交換ユニットの1つである熱源機の実施の形態を8つの実施の形態に分けて説明したが、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかを組み合わせて構成してもよい。また、本発明に係る熱交換ユニットの1つである負荷側機の実施の形態を1つだけ説明したが、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかを組み合わせた熱源機と同様の構成を適用することができる。さらに、本発明に係る空気調和装置の実施の形態を1つだけ説明したが、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかを組み合わせた熱源機と、実施の形態1〜実施の形態8のいずれかを組み合わせた負荷側機と、を任意に組み合わせることができる。例えば、実施の形態2に係る熱源機1a−2と、実施の形態6に係る熱源機1a−6と同構成の負荷側機と、で空気調和装置100を構成することができる。
1 圧縮機、1a−1〜1a−8 熱源機、2 制御箱、2a 負荷側機、3 遠心ファン、3a 第1遠心ファン、3b 第2遠心ファン、4 熱交換器、4−1 第1熱交換器、4−2 第2熱交換器、4a 熱交換器、4b 熱交換器、5 筐体、6 バイパス風路、7 吸気口、8 ドレンパン、9 バイパス仕切り板、10 吹出口、11 ファン間仕切り板、13 ファンモータ、14A 吸気風路、14B 吹出風路、15 伝熱管、16 円管、17 扁平管、18 フィン、19 冷媒分配管、20 冷媒集合管、21 コルゲートフィン、22、22a、22b 熱交換器、23 熱交換器、24 減圧装置、25 流路切替装置、26 第4接続配管、27 第5接続配管、28 第6接続配管、29 第1接続配管、30 第2接続配管、31 第3接続配管、34 気液分離器、35 バイパス配管、37 流量調整装置、40 ベルマウス、41 仕切り板、42 吹出風路、43 吸込み吹出し仕切り板、45 ファン吸気口、100 空気調和装置、100A 空気調和装置。
本発明は、上述の課題を背景になされたもので、遠心ファから出された風を効率的に熱交換器に通過させる熱交換ユニット及びこの熱交換ユニットを搭載する空気調和装置を提供することを目的としている。
本発明に係る熱交換ユニットは、吸気口と連通する吸気風路及び吹出口と連通する吹出風路が形成され、高さ、幅、奥行きの寸法のうち、高さ方向の寸法が最も小さい筐体と、前記筐体の内部を前記吸気風路と前記吹出風路とに上下に区画する第1仕切り板と、前記第1仕切り板に形成されている開口部の周縁に設置されたベルマウスと、前記ベルマウスを介して前記第1仕切り板に設置され、前記吹出風路において空気を周方向に吹き出ようにされた遠心ファンと、前記筐体の内部であって前記遠心ファンの下流側に配置された熱交換器と、を有し、前記筐体は、前記遠心ファンの回転軸方向である上下に二つの主板、前記遠心ファンの回転方向に側面として、正面、後面、第1側面、第2側面、を有し、前記吹出口は、前記正面に開口形成され、前記吸気口は、前記後面に開口形成され、前記吸気風路は、前記遠心ファンの吸気口であるファン吸気口と、前記ファン吸気口に最も近い前記主板との間に前記後面に至るように形成され、前記熱交換器は、前記遠心ファンの前記正面側に上側と下側との熱交換器を有し、前記下側の熱交換器は前記吹出口側が上で前記遠心ファン側が下になるように傾斜し、前記上側の熱交換器は前記吹出口側が下で前記遠心ファン側が上になるように傾斜して配置されたものである。
本発明に係る熱交換ユニットによれば、吸気風路を形成している筐体のいずれかの面に吸気口を形成することができ、吹出風路を形成している筐体のいずれかの側面に吹出口を形成することができるため、設置自由度の向上を図ることができる。また、吸気風路を、遠心ファンの吸込口から、遠心ファンの吸気口に最も近い主板に沿って後面に至るように形成することで、遠心ファンと筐体の後面のスペースを広く確保することができる。そのため、遠心ファンの後面側(吹出口から遠い面)に吹き出された風を効率的に熱交換器に通過させることができる。
また、本発明の他の熱交換ユニットによれば、吹出風路において空気を周方向に吹き出ようにされた遠心ファンと、遠心ファンの正面側に上側と下側との熱交換器を有し、下側の熱交換器は吹出口側が上で遠心ファン側が下になるように傾斜し、上側の熱交換器は吹出口側が下で遠心ファン側が上になるように傾斜して配置されるので、遠心ファンから放出された風を効率的に熱交換器に通過させることができる。
本発明に係る熱交換ユニットは、吸気口と連通する吸気風路及び吹出口と連通する吹出風路が形成され、高さ、幅、奥行きの寸法のうち、高さ方向の寸法が最も小さい筐体と、前記筐体の内部を前記吸気風路と前記吹出風路とに上下に区画する第1仕切り板と、前記第1仕切り板に形成されている開口部の周縁に設置されたベルマウスと、前記ベルマウスを介して前記第1仕切り板に設置され、前記吹出風路において空気を周方向に吹き出ようにされた遠心ファンと、前記筐体の内部であって前記遠心ファンの下流側に配置された熱交換器と、を有し、前記筐体は、前記遠心ファンの回転軸方向である上下に二つの主板、前記遠心ファンの回転方向に側面として、正面、後面、第1側面、第2側面、を有し、前記吹出口は、前記正面に開口形成され、前記吸気口は、前記後面に開口形成され、前記吸気風路は、前記遠心ファンの吸気口であるファン吸気口と、前記ファン吸気口に最も近い前記主板との間に前記後面に至るように形成され、前記熱交換器は、前記遠心ファンの前記正面側に上側と下側との熱交換器を有し、前記下側の熱交換器は前記吹出口側が上で前記遠心ファン側が下になるように傾斜し、前記上側の熱交換器は前記吹出口側が下で前記遠心ファン側が上になるように傾斜して配置され、前記吸気風路と前記吹出風路とを仕切る吸込み吹出し仕切り板によって前記吸気風路は前記筐体の前記正面に到達しないようにされ、前記熱交換器は前記吸込み吹出し仕切り板よりも前記吹出口側に配置されるものである。

Claims (16)

  1. 吸気口と連通する吸気風路及び吹出口と連通する吹出風路が形成された筐体と、
    前記筐体の内部を前記吸気風路と前記吹出風路とに区画する第1仕切り板と、
    前記第1仕切り板に形成されている開口部の周縁に設置されたベルマウスと、
    前記ベルマウスを介して前記第1仕切り板に設置された遠心ファンと、
    前記筐体の内部であって前記遠心ファンの下流側に配置された熱交換器と、を有し、
    前記吸気口は、
    前記吸気風路を形成している前記筐体のいずれかの面に開口形成され、
    前記吹出口は、
    前記吹出風路を形成している前記筐体のいずれかの側面に開口形成され、
    前記吸気風路は、
    前記遠心ファンの吸気口であるファン吸気口と、前記ファン吸気口に最も近い主板との間に後面に至るように形成された
    熱交換ユニット。
  2. 前記吸気口は、前記ファン吸気口よりも低い位置であって、前記筐体のいずれかの側面に形成され、
    前記吸気風路は、前記遠心ファンの回転軸方向に位置する少なくとも1つの主板に面し、後面に至るように形成された
    請求項1に記載の熱交換ユニット。
  3. 前記遠心ファンのファン半径をrとし、前記遠心ファンの回転中心軸と前記筐体の後面との距離をxと定義したとき、x/rが1.05以上である
    請求項1又は2に記載の熱交換ユニット。
  4. 前記筐体の高さをH1とし、前記吸気風路の吸気口高さをH2としたとき、
    H2/H1≦0.45の関係である
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  5. 前記吸気口は、前記筐体の4つの側面のうち、最も面積の大きい側面に形成されている
    請求項1に記載の熱交換ユニット。
  6. 前記吸気口は、
    前記吹出口が形成されている前記筐体の側面と同じ側面に形成されている
    請求項1に記載の熱交換ユニット。
  7. 前記筐体の側面の着脱で前記吸気口及び前記吹出口が形成される
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  8. 前記熱交換器を前記遠心ファンを囲むようにして前記筐体の側面の少なくとも二面に対向する位置に配置した
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  9. 前記熱交換器のうち前記吹出口から遠い位置に配置されている前記熱交換器を通過した空気を前記吹出口に導くバイパス風路を形成する第2仕切り板を前記吹出風路に設けた
    請求項8に記載の熱交換ユニット。
  10. 前記バイパス風路に前記遠心ファンを回転させるファンモータの一部を突出させた
    請求項9に記載の熱交換ユニット。
  11. 前記筐体の高さをH1とし、前記バイパス風路の高さをH3としたとき、
    前記バイパス風路及び前記筐体は、(H3/H1)が10%〜40%の範囲となるように構成されている
    請求項9又は10に記載の熱交換ユニット。
  12. 前記遠心ファンを複数設け、
    前記遠心ファンのそれぞれの間に第3仕切り板を設けた
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  13. 前記熱交換器は、空気が流れる方向に対して傾斜して前記吹出風路に配置された
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  14. 前記筐体の少なくとも1つの側面に対向する位置に配置された前記熱交換器が断面視横向きのV字形状である場合、水平方向を基準として、前記V字形状の上部の熱交換器の傾斜角度をθと定義し、前記V字形状の下部の熱交換器の傾斜角度をθと定義すると、
    θ>θの関係である
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  15. 前記熱交換器は、断面視横向きのV字形状に配置され、空気の吹き出し方向に対して30°以上、傾斜して配置された
    請求項1〜14のいずれか一項に記載の熱交換ユニット。
  16. 圧縮機、第1熱交換器、減圧装置、及び、第2熱交換器を配管接続した冷媒回路を有し、
    前記第1熱交換器を負荷側機に備え、
    前記圧縮機及び前記第2熱交換器を熱源機に備え、
    前記熱源機及び前記負荷側機の少なくとも1つが請求項1〜15のいずれか一項に記載の熱交換ユニットである
    空気調和装置。
JP2019526337A 2017-12-13 2018-11-20 熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置 Active JP6611997B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017238779 2017-12-13
JP2017238779 2017-12-13
PCT/JP2018/042819 WO2019116838A1 (ja) 2017-12-13 2018-11-20 熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6611997B2 JP6611997B2 (ja) 2019-11-27
JPWO2019116838A1 true JPWO2019116838A1 (ja) 2019-12-19

Family

ID=66820175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019526337A Active JP6611997B2 (ja) 2017-12-13 2018-11-20 熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11549721B2 (ja)
EP (1) EP3726150B1 (ja)
JP (1) JP6611997B2 (ja)
CN (1) CN111433520B (ja)
ES (1) ES2959400T3 (ja)
WO (1) WO2019116838A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220397289A1 (en) * 2021-06-13 2022-12-15 Stephen G. Ehrman Cylindrical Air Conditioner and Conical Evaporator Coil

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952320U (ja) * 1982-09-10 1984-04-06 三菱重工業株式会社 空気調和機
JPH09145100A (ja) * 1995-11-27 1997-06-06 Sharp Corp 空気調和機の室外ユニット
JP2000356362A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2009024595A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Daikin Ind Ltd 遠心ファン及びこれを用いた空気調和機
JP2016223638A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社富士通ゼネラル ダクト型空気調和機

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4449376A (en) * 1983-02-18 1984-05-22 Westinghouse Electric Corp. Indoor unit for electric heat pump
JPS63220037A (ja) * 1987-03-10 1988-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 一体形空気調和機の風向偏向羽根取付装置
JPH0264824U (ja) 1988-11-01 1990-05-16
JP4462389B2 (ja) * 1998-11-20 2010-05-12 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JP3724273B2 (ja) 1999-09-20 2005-12-07 三菱電機株式会社 送風機、送風システム、送風システムの送風方法
US6342005B1 (en) * 1999-09-30 2002-01-29 Carrier Corporation Active noise control for plug fan installations
JP2006029616A (ja) 2004-07-13 2006-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 換気装置
JP2006029702A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Daikin Ind Ltd 空気調和機
JP4747542B2 (ja) * 2004-09-28 2011-08-17 ダイキン工業株式会社 送風装置及び空気調和装置
JP2006336909A (ja) 2005-05-31 2006-12-14 Daikin Ind Ltd 凝縮器及びこれを用いた空気調和機用室内ユニット
JP4017003B2 (ja) * 2005-09-30 2007-12-05 ダイキン工業株式会社 遠心ファン及びこれを用いた空気調和機
JP4867746B2 (ja) 2007-03-27 2012-02-01 ダイキン工業株式会社 空気調和機
WO2008142863A1 (ja) * 2007-05-17 2008-11-27 Daikin Industries, Ltd. 空気調和装置の室内ユニット
EP2182301A4 (en) * 2007-07-31 2014-10-01 Daikin Ind Ltd AIR CONDITIONER AND VACUUM EXTENSION NOZZLE
JP5338322B2 (ja) * 2008-01-11 2013-11-13 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内ユニット
CN102985761B (zh) * 2010-06-29 2015-04-22 三菱电机株式会社 空气调节机
JP5682751B2 (ja) * 2010-12-28 2015-03-11 ダイキン工業株式会社 多翼送風機
CN103608629B (zh) 2011-06-20 2016-05-25 三洋电机株式会社 嵌入式空调装置
US9322561B2 (en) * 2012-02-17 2016-04-26 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus and configuration of installation of same
CN104204682B (zh) * 2012-02-20 2017-06-06 三菱电机株式会社 空气调节机的室外单元
JP2015127593A (ja) * 2012-04-27 2015-07-09 東芝キヤリア株式会社 空気調和機の室外機
WO2014006649A1 (ja) * 2012-07-03 2014-01-09 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機
CN104838210B (zh) * 2012-12-12 2017-07-18 三菱电机株式会社 空气调节机的室外单元
JP5644889B2 (ja) * 2013-04-30 2014-12-24 ダイキン工業株式会社 空気調和機の室内ユニット
JP5668782B2 (ja) * 2013-04-30 2015-02-12 ダイキン工業株式会社 化粧パネル及びそれを備えた空気調和機の室内ユニット
JP2015014433A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 株式会社日立ハイテクマニファクチャ&サービス ファンフィルターユニット
JP6167780B2 (ja) * 2013-09-11 2017-07-26 ダイキン工業株式会社 ファンユニット及び空気調和機
JP6354279B2 (ja) * 2014-04-18 2018-07-11 ダイキン工業株式会社 空気調和装置
CN106461238A (zh) * 2014-06-05 2017-02-22 三星电子株式会社 一体式空调机
JP6411238B2 (ja) 2015-02-23 2018-10-24 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機
JP2018087495A (ja) 2015-03-30 2018-06-07 株式会社デンソー 送風装置
JP6456483B2 (ja) * 2015-04-17 2019-01-23 三菱電機株式会社 空気調和機の室内機
CN107850084B (zh) * 2015-08-06 2022-01-14 三菱电机株式会社 离心送风机、空气调节装置及制冷循环装置
KR101707617B1 (ko) * 2015-09-30 2017-02-21 삼성전자주식회사 공기 조화기 및 그 제어 방법
JP6524331B2 (ja) * 2016-02-24 2019-06-05 三菱電機株式会社 送風機及びそれを用いた空気調和機
US10648742B2 (en) * 2016-03-16 2020-05-12 Mitsubishi Electric Corporation Finless heat exchanger, outdoor unit of an air-conditioning apparatus including the finless heat exchanger, and indoor unit of an air-conditioning apparatus including the finless heat exchanger
EP3460254B1 (en) * 2016-05-20 2021-12-01 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
WO2018078850A1 (ja) * 2016-10-31 2018-05-03 三菱電機株式会社 室内機および空気調和装置
JP2018084232A (ja) * 2016-11-15 2018-05-31 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 送風装置及びこれを用いた空気調和機用室外機
CN106440065A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 海信(山东)空调有限公司 一种挂壁式空调室内机及空调
JP6741146B2 (ja) * 2017-03-27 2020-08-19 ダイキン工業株式会社 熱交換器及び冷凍装置
CN111033142A (zh) * 2017-08-28 2020-04-17 大金工业株式会社 空气处理装置
EP3726151B1 (en) * 2017-12-13 2023-08-23 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioner
US11614096B2 (en) * 2017-12-13 2023-03-28 Mitsubishi Electric Corporation Air-sending device, and air-conditioning apparatus including the air-sending device

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952320U (ja) * 1982-09-10 1984-04-06 三菱重工業株式会社 空気調和機
JPH09145100A (ja) * 1995-11-27 1997-06-06 Sharp Corp 空気調和機の室外ユニット
JP2000356362A (ja) * 1999-06-16 2000-12-26 Hitachi Ltd 空気調和機
JP2009024595A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Daikin Ind Ltd 遠心ファン及びこれを用いた空気調和機
JP2016223638A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 株式会社富士通ゼネラル ダクト型空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
EP3726150B1 (en) 2023-09-13
ES2959400T3 (es) 2024-02-26
US20200309407A1 (en) 2020-10-01
CN111433520A (zh) 2020-07-17
JP6611997B2 (ja) 2019-11-27
EP3726150A4 (en) 2020-12-23
CN111433520B (zh) 2021-07-06
EP3726150A1 (en) 2020-10-21
US11549721B2 (en) 2023-01-10
WO2019116838A1 (ja) 2019-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109891155B (zh) 室内机及空调装置
AU2014260968B2 (en) Indoor unit for air conditioning device
JP5581671B2 (ja) 空調室外機
JP4628380B2 (ja) 空気調和装置
WO2013160957A1 (ja) 熱交換器、室内機及び冷凍サイクル装置
WO2013146006A1 (ja) 空気調和装置の熱交換器及び空気調和装置
US20210041115A1 (en) Indoor heat exchanger and air conditioning apparatus
EP2597384B1 (en) Outdoor unit for air conditioner
KR101988034B1 (ko) 공기조화기
JP6253513B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
EP3594591B1 (en) Heat exchanger and air conditioner
JPWO2019171462A1 (ja) 室内機および空気調和機
JPWO2019116838A1 (ja) 熱交換ユニット及びこれを搭載する空気調和装置
GB2546202A (en) Indoor unit for air conditioning device
JP2014228223A (ja) 空気調和機
WO2016170652A1 (ja) 室内機および空気調和装置
CN111448423B (zh) 空气调节机
KR102137462B1 (ko) 공기조화기의 실외기
JP2010216750A (ja) 空気調和機
WO2018163412A1 (ja) 室内機および空気調和装置
WO2020225895A1 (ja) 空気調和装置
WO2013183090A1 (ja) 空気調和装置の室外ユニット及びそれを備えた空気調和装置
JP4514504B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
CN116391097A (zh) 室内机和制冷循环装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190516

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190516

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191029

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6611997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250