WO2020225895A1 - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

空気調和装置は、吸入口と吹出口とを有する外面パネルと、第1熱交換領域と第2熱交換領域とを有する熱交換器と、風向偏向装置と、制御装置とを備え、第1熱交換領域には、第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する第1流量調整装置が接続されており、制御装置は、第2熱交換領域で熱交換された第2空気が、第1熱交換領域で熱交換された第1空気よりも天井面に近い位置に吹き出され、かつ、第1空気及び第2空気が天井面に沿った方向に吹き出されるように風向偏向装置を制御し、第2熱交換領域で熱交換された第2空気の温度が、第1熱交換領域で熱交換された第1空気の温度よりも高くなるように、第1流量調整装置の開度を制御し、第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する。

Description

空気調和装置
 本発明は、天井埋込型の空気調和装置に関する。
 特許文献1では、室内に冷気を供給する冷房運転時において、天井材の汚れを抑制するため、冷気の流れが天井面と水平の向きよりも少し下吹きに風向制御された天井埋込型の空気調和装置が開示されている。
特開2011-174705号公報
 しかしながら、特許文献1の空気調和装置では、天井面が冷却されることによる天井面の汚れの付着を抑制できる一方、下吹きのため冷気が使用者に当たるエリアが生じる。そのため、そのエリアでは、冷気が使用者に当たり、使用者に不快感を与える可能性がある。
 本発明は、上述の課題を解決するものであり、冷房運転時における天井面の汚れの付着を抑制するとともに、使用者の不快感を抑制する天井埋込型の空気調和装置を提供することを目的とする。
 本発明の空気調和装置は、空調対象空間の天井面に配置され、吸入口と吹出口とを有する外面パネルと、前記吸入口から前記吹出口へ送られる空気と、内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記吹出口に設けられた風向偏向装置と、制御装置とを備え、前記熱交換器は、第1熱交換領域と第2熱交換領域とを有しており、前記第1熱交換領域には、前記第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する第1流量調整装置が接続されており、前記熱交換器と前記吹出口との間の風路には、前記第1熱交換領域で熱交換された第1空気と、前記第2熱交換領域で熱交換された第2空気とを分流して、前記吹出口に誘導する仕切板が設けられており、前記風向偏向装置は、前記仕切板により前記吹出口に誘導され、前記吹出口から吹き出される前記第1空気及び前記第2空気の風向を偏向するものであり、前記制御装置は、冷房運転時に、前記第2空気が、前記第1空気よりも前記天井面に近い位置に吹き出されるように、かつ、前記第1空気及び前記第2空気が前記天井面に沿った方向に吹き出されるように、前記風向偏向装置を制御し、前記第2熱交換領域で熱交換された前記第2空気の温度が、前記第1熱交換領域で熱交換された前記第1空気の温度よりも高くなるように、前記第1流量調整装置の開度を制御し、前記第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する。
 本発明の空気調和装置では、冷房運転時において、天井面に沿った方向に吹き出される第1空気の温度よりも高い第2空気が、第1空気と前記天井面との間に吹き出すように風向が偏向されているため、天井面の冷却が抑制される。また、本発明の空気調和装置では、天井面が冷却されることによる天井面の汚れの付着を抑制できるとともに、冷気の流れが天井面から剥離するように風向制御する必要がないため、使用者の不快感を抑制できる。したがって、本発明によれば、冷房運転時における天井面の汚れの付着を抑制するとともに、使用者の不快感を抑制する空気調和装置を提供できる。
実施の形態1に係る空気調和装置の室内機を外面パネルの表面側から見た概略的な平面図である。 図1のA-A断面における、空気調和装置の室内機の内部構造を示す断面図である。 図2の室内機の吹出側風路の構造を示す拡大図である。 実施の形態1の空気調和装置の室内機における冷媒回路を示す概略図である。 実施の形態1の制御装置で行われる、空気調和装置における第1流量調整装置の開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1の制御装置で行われる、空気調和装置における第2流量調整装置の開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2における室内機の吹出側風路の構造を示す拡大図である。 実施の形態3の空気調和装置の室内機における冷媒回路を示す概略図である。 実施の形態3の制御装置で行われる、空気調和装置における第1流量調整装置の開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。 熱交換器の領域と配管温度との関係を示したグラフである。
実施の形態1.
 実施の形態1に係る空気調和装置100について説明する。図1は、実施の形態1に係る空気調和装置100の室内機1を外面パネル2の表面側から見た概略的な平面図である。図2は、図1のA-A断面における、空気調和装置100の室内機1の内部構造を示す断面図である。図3は、図2の室内機1の吹出側風路の構造を示す拡大図である。なお、以下の図面においては、各構成部材の寸法の関係及び形状は、実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面では、同一の部材若しくは部分又は同一の機能を有する部材若しくは部分には、同一の符号を付すか、又は符号を付すことを省略している。また、室内機1の各構成部材同士の位置関係、例えば、上下、左右、前後等の位置関係は、原則として、室内機1を使用状態に設置したときの位置関係とする。
 空気調和装置100は、熱交換器11において、熱交換器11を通過する空気と、熱交換器11の内部を流通する低圧の二相冷媒との間で熱交換を行うことにより、室内等の空調対象空間に冷気を供給する冷房運転を少なくとも行うことができる。空気調和装置100の室内機1は、天井埋込カセット型の室内機1として形成されており、外面パネル2と筐体3とを有している。外面パネル2は、室内機1の意匠面を形成するパネル面2aと、パネル面2aの裏面側に配置された外側壁2bとを有している。パネル面2aは、室内等の空調対象空間の天井面4に配置され、外側壁2bは天井裏に配置されている。筐体3は、板金で形成された外郭3aと、断熱材で形成された内郭3bとを有し、天井裏の空間に配置されている。外面パネル2の外側壁2bは、天井裏の空間において、ネジ止め又は嵌め込み等により筐体3に隙間なく固定される。室内機1は、図示しないが、冷媒配管を介して室外機と接続される。
 外面パネル2は、中央部分が開口しており、開口した外面パネル2の中央部分は筐体3の内部と連通している。外面パネル2には、開口した外面パネル2の中央部分を下方から覆い、外面パネル2から脱離可能なサービスパネル5が設けられている。サービスパネル5が設けられることにより、サービスパネル5の周縁には、筐体3の内部と連通する中空矩形形状の吸入口2cが形成される。また、外面パネル2は、吸入口2cの周囲に配置され、筐体3の内部と連通する1以上の吹出口2dを有している。図1では、吹出口2dは、吸入口2cの周囲に4つ配置しているが、吸入口2cを挟んで2つ配置したものであってもよいし、1つのみ配置したものであってもよい。また、吹出口2dは、吸入口2cの周囲に中空矩形形状に開口したものであってもよい。
 図2に示すように、外面パネル2の裏面には、吸入口2cと吹出口2dとの間に形成された内側壁2eが、吸入口2cに沿って中空矩形形状に設けられている。内側壁2eによって囲まれた空間は、吸入口2cと連通している。また、外側壁2bと内側壁2eとの間の空間は、吹出口2dと連通している。
 また、外面パネル2の内側壁2eによって囲まれた空間には、フィルタ7が配置されている。フィルタ7は、吸入口2cから吸入された空気から粉塵及び細菌等を除去する多孔性部材である。フィルタ7は、交換及び清掃等を簡易にすべく、例えば、サービスパネル5を介して内側壁2eに着脱可能に取り付けられている。
 また、外面パネル2の外側壁2bと内側壁2eとの間には、吹出口2dから吹き出される風向を偏向する1以上の風向偏向装置9が配置されている。風向偏向装置9は、曲面形状の板状部材であるベーン9aと、ベーン9aに設けられたシャフト9bとを有している。シャフト9bは、図示しないが、例えば、ステップモータに接続される。風向偏向装置9では、ステップモータの駆動により、ベーン9aの位置が調整される。風向偏向装置9では、ベーン9aの位置によって、天井面4に沿った方向の風向から下向方向の風向まで多段階に風向制御がされる。なお、図1及び図2において、ステップモータは図示していない。
 風向偏向装置9での風向は、空気調和装置100のリモートコントローラ等の入力装置で、使用者が風向を手動で入力することにより調整される。また、空気調和装置100では、人感センサ等の入力センサを設け、入力センサの情報に基づいて自動で風向偏向装置9での風向を制御させることもできる。風向偏向装置9での風向の制御は、例えば、後述する制御装置70で行われる。なお、図1及び図2においては、リモートコントローラ又は入力センサは図示していない。
 筐体3の内部には、ドレンパン13と、熱交換器11と、送風機15と、ベルマウス17とが設けられている。
 熱交換器11は、保有する熱エネルギーの異なる2つの流体間で熱エネルギーの移動及び交換を行う熱伝達機器である。熱交換器11としては、熱交換器11を通過する空気と、熱交換器11の内部を流通する冷媒との間で熱交換を行う空冷式熱交換器が用いられる。熱交換器11は、冷房運転時においては、熱交換器11を通過する空気と、熱交換器11の内部を流通する低圧の二相冷媒との間で熱交換が行われる蒸発器として機能する。熱交換器11としては、例えば、並列に配置された複数の板状フィンと、複数の板状フィンを貫通する伝熱管とを備え、板状フィンの間を通過する空気と、伝熱管を流れる冷媒との間で熱交換を行うフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。熱交換器11をフィンアンドチューブ型熱交換器とした場合、熱交換器11は、伝熱管がドレンパン13から離れる方向に整列し、かつ、複数の板状フィンの一端がドレンパン13に載置されるように配置される。熱交換器11は、例えば、筐体3の上壁3cから吊り下げた状態で筐体3に固定される。熱交換器11は、平板状の熱交換器11を中空矩形形状に屈曲して形成されるが、これに限られない。例えば、熱交換器11は、4つの平板状の熱交換器11を中空矩形形状に配置して形成してもよい。
 ドレンパン13は、熱交換器11の下部を載置し、熱交換器11の結露等により生じたドレン水を室外機の外部に排出するための受水容器である。図2に示すように、ドレンパン13は、熱交換器11の下部を載置している。また、ドレンパン13は、外面パネル2の内側壁2eの上部に載置され、外面パネル2の外側壁2bと間隔を空けて配置されている。ドレンパン13は、例えば、上面視において中空矩形形状となる受水領域を有するように形成されている。なお、図2では、ドレンパン13は、内側壁2eと別個の部材として示されているが、ドレンパン13は、一部材として内側壁2eと一体形成してもよい。
 ドレンパン13によって囲まれた空間は、内側壁2eによって囲まれた空間を介して、吸入口2cと連通している。筐体3の側壁3dとドレンパン13との間の空間は、外面パネル2の外側壁2bと内側壁2eとの間の空間とを介して、吹出口2dと連通している。すなわち、室内機1では、ドレンパン13が熱交換器11と外面パネル2の内側壁2eとの間に配置されることにより、吸入口2cから熱交換器11までの吸入側風路と、熱交換器11から吹出口2dまでの吹出側風路とが形成されている。
 送風機15は、吸入口2cから吹出口2dへ空気を送る回転機械である。送風機15は、吸入側が、サービスパネル5と対向するように配置され、送風機15のモータ15aの回転軸15a1が、サービスパネル5に向くように配置されている。また、送風機15は、モータ15aの回転軸15a1の周りに、吸入口2cから吸い込まれた空気を、熱交換器11に送る複数の翼15bを有している。送風機15としては、例えば、多翼型シロッコファン又はターボファン等の遠心ファンが用いられる。
 ベルマウス17は、吸入口2cからの空気を送風機15の吸入側に誘導する気流誘導部材である。ベルマウス17は、例えば、ネジ止め等によりドレンパン13に固定される。なお、図2では、ベルマウス17は、ドレンパン13と別個の部材として示されているが、ベルマウス17は、一部材としてドレンパン13と一体形成してもよい。
 図3に示すように、熱交換器11は、第1熱交換領域11aと、第2熱交換領域11bとを有している。第1熱交換領域11aと第2熱交換領域11bとは、鉛直方向に2段に構成されている。第1熱交換領域11aは、ドレンパン13の上部に配置されており、第2熱交換領域11bは、第1熱交換領域11aの上部に配置されている。なお、第2熱交換領域11bの板状フィンは、第1熱交換領域11aの板状フィンと別体であってもよいし、第1熱交換領域11aの板状フィンと一体形成されたものであってもよい。
 また、室内機1の吹出側風路には、第1熱交換領域11aで熱交換された第1空気50aと、第2熱交換領域11bで熱交換された第2空気50bとを分流して、吹出口2dに誘導する仕切板19が設けられている。仕切板19は、筐体3の上壁3cと側壁3dに沿って、第1熱交換領域11aと第2熱交換領域11bとの境界から、風向偏向装置9まで、断面L字形状に延在している。仕切板19は、第1空気50aが通過する風路と第2空気50bが通過する風路とに吹出側風路を区画している。また、図示しないが、仕切板19は、上面視においては、熱交換器11の外周側に中空矩形形状に形成されている。
 仕切板19は、例えば、グラスウール又はウレタン樹脂等の断熱材で形成される。仕切板19を断熱材で形成すれば、第1空気50aと第2空気50bとの温度差によって、仕切板19に結露が発生するのを抑制できる。したがって、仕切板19の下部にドレンパン13のような受水容器を設ける必要がなくなるため、室内機1の構造を簡易にし、製造コストを低減することができる。
 室内機1が駆動し、送風機15が回転すると、室内空気50cは、送風機15の回転により発生する誘引流により、吸入口2cから、吸入側風路を介して、熱交換器11に送られる。熱交換器11において、第1熱交換領域11aを通過する第1空気50a1及び第2熱交換領域11bを通過する第2空気50b1は、熱交換器11の内部を流れる冷媒とそれぞれ熱交換される。第1熱交換領域11aで熱交換された第1空気50aは、送風機15の回転により発生する誘引流により、仕切板19とドレンパン13の間に形成された吹出側風路を流れる。仕切板19とドレンパン13の間に形成された吹出側風路を流れる第1空気50aは、ベーン9aと外面パネル2の内側壁2eとの間の空間を介して、吹出口2dから室内に吹き出される。第2熱交換領域11bで熱交換された第2空気50bは、送風機15の回転により発生する誘引流により、筐体3と仕切板19との間に形成された吹出側風路を流れ、外側壁2bとベーン9aとの間の空間を介して、吹出口2dから室内に吹き出される。吹出口2dから室内に吹き出された第1空気50a2及び第2空気50b2は、初めは層流として吹き出され、室内空気に拡散される。
 風向偏向装置9では、吹出口2dから室内に吹き出された第2空気50b2が、吹出口2dから室内に吹き出された第1空気50a2よりも天井面4に近い位置に吹き出されるように風向が偏向される。例えば、風向偏向装置9のベーン9aにおいて、吹出側風路の下流側のベーン9aの厚さを、吹出側風路の上流側のベーン9aの厚さよりも大きく形成すると、第1空気50aは、第2空気50bよりも天井面4から離れた位置に吹き出される。したがって、風向偏向装置9のベーン9aにおいて、吹出側風路の下流側のベーン9aの厚さを、吹出側風路の上流側のベーン9aの厚さよりも大きく形成すると、第2空気50b2が第1空気50a2よりも天井面4に近い位置に吹き出すように風向を偏向できる。
 空気調和装置100の冷房運転時に、第2空気50b2の温度が、第1空気50a2の温度よりも高くなるように、熱交換器11での冷媒流量を調整すれば、天井面4が冷却されることを抑制でき、天井面4に結露が生じるのを抑制することができる。
 図4は、実施の形態1の空気調和装置100の室内機1における冷媒回路を示す概略図である。図4では冷房運転時における冷媒の流れが矢印で示されている。図示しないが、冷房運転時においては、低圧の二相冷媒又は液冷媒が室外機から供給される。室外機から液冷媒が供給される場合は、電子膨張弁又はキャピラリチューブ等の減圧機器により減圧され、低圧の二相冷媒として熱交換器11に流入する。
 第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bは、並列に配管接続されている。冷房運転時において、低圧の二相冷媒は、分流して第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bにそれぞれ供給される。第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bから流出した熱交換された冷媒は、合流して室内機1から流出する。
 第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bの冷媒の流入側には、第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bがそれぞれ配管接続されている。第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bとしては、例えば開度が調整可能なリニア電磁弁等の膨張弁が用いられる。室内機1では、第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bの開度が調整されることにより、第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bを流れる冷媒流量が調整される。
 第1熱交換領域11aの冷媒流入側及び冷媒流出側には、第1温度センサ23a及び第2温度センサ25aがそれぞれ配置されている。第2熱交換領域11bの冷媒流入側及び冷媒流出側には、第3温度センサ23b及び第4温度センサ25bがそれぞれ配置されている。第1温度センサ23a、第2温度センサ25a、第3温度センサ23b、及び第4温度センサ25bとしては、例えば、サーミスタ等の半導体センサが用いられる。
 また、室内機1には、室内機1の駆動を制御する制御装置70が配置されている。制御装置70は、専用のハードウェア、又は、中央演算装置若しくはメモリ等を備えたマイクロコンピュータ若しくはマイクロプロセッシングユニットとして構成される。制御装置70は、例えば埋込型の制御回路基板として構成され、電気品箱に収納される。図示しないが、制御装置70は、第1流量調整装置21a、第2流量調整装置21b、第1温度センサ23a、第2温度センサ25a、第3温度センサ23b、及び第4温度センサ25bと有線又は無線接続されている。
 制御装置70は、第1温度センサ23a、第2温度センサ25a、第3温度センサ23b、及び第4温度センサ25bで検知した温度情報を元に、第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bの開度を制御するように構成できる。したがって、制御装置70は、第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bの開度を制御して、第1熱交換領域11a及び第2熱交換領域11bを流れる冷媒の流量をそれぞれ調整できる。
 以降では、冷房運転時において、第1空気50a2及び第2空気50b2が、風向偏向装置9を介して、天井面4に沿った方向に吹き出される場合の制御処理を考える。第1流量調整装置21aでは、第2熱交換領域11bで熱交換された第2空気50b1の温度が、第1熱交換領域11aで熱交換された第1空気50a1の温度よりも高くなるように、第1熱交換領域11aを流れる冷媒の流量が調整されている。また、第2流量調整装置21bでは、第2熱交換領域11bで熱交換された第2空気50b1の温度が、第1熱交換領域11aで熱交換された第1空気50a1の温度よりも高くなるように、第2熱交換領域11bを流れる冷媒の流量が調整されている。
 図5は、実施の形態1の制御装置70で行われる、空気調和装置100における第1流量調整装置21aの開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。図5の制御処理は、冷房運転が行われ、かつ、第1空気50a2及び第2空気50b2が、風向偏向装置9を介して、天井面4に沿った方向に吹き出される場合に、定期的に、又は随時に行われる。
 ステップS11において、第1流量調整装置21aの開度D1は、現在の第1流量調整装置21aの開度D1nowから、差分値ΔD1の分、増加される。差分値ΔD1は、第1流量調整装置21a及び熱交換器11の仕様等を考慮して決定される。例えば、第1流量調整装置21aの開度D1の範囲を、0≦D1≦1とした場合、差分値ΔD1は、0.05に設定できる。
 ステップS12においては、第2温度センサ25aで検知された温度と第1温度センサ23aで検知された温度との温度差、すなわち第1熱交換領域11aにおける過熱度T1SHが、過熱度の下限値T0lowerより大きいか否かが判定される。過熱度T1SHが、過熱度の下限値T0lowerより大きい場合は、過熱度T1SHが、過熱度の下限値T0lower以下となるまで、ステップS11の制御処理が繰り返される。過熱度T1SHが、過熱度の下限値T0lower以下となった場合は、ステップS13において、第1流量調整装置21aの開度D1は、現在の第1流量調整装置21aの開度D1nowに戻されて、制御処理が終了する。過熱度の下限値T0lowerは、例えば、空気調和装置100の圧縮機の吸入口において、過熱度を確保できるように決定される。例えば、過熱度の下限値T0lowerは1℃とすることができる。
 図6は、実施の形態1の制御装置70で行われる、空気調和装置100における第2流量調整装置21bの開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。図6の制御処理は、図5の制御処理と同様の条件下で行われる。すなわち、図6の制御処理は、冷房運転が行われ、かつ、第1空気50a2及び第2空気50b2が、風向偏向装置9を介して、天井面4に沿った方向に吹き出される場合に、定期的に、又は随時に行われる。なお、第2流量調整装置21bの開度の制御処理は、第1流量調整装置21aの開度の制御処理と連動して実行されるものであってもよいし、独立して実行されるものであってもよい。
 ステップS21において、第2流量調整装置21bの開度D2は、現在の第1流量調整装置21aの開度D2nowから、差分値ΔD2の分、低減される。差分値ΔD2は、第2流量調整装置21b及び熱交換器11の仕様等を考慮して決定される。例えば、第2流量調整装置21bの開度D2の範囲を、0≦D2≦1とした場合、差分値ΔD2は、0.01に設定できる。
 ステップS22においては、第4温度センサ25bで検知された温度と第3温度センサ23bで検知された温度との温度差、すなわち第2熱交換領域11bにおける過熱度T2SHが、過熱度の上限値T0upper未満か否かが判定される。過熱度T2SHが、過熱度の上限値T0upper未満の場合は、過熱度T2SHが、過熱度の上限値T0upper以上となるまで、ステップS21の制御処理が繰り返される。過熱度T1SHが、過熱度の上限値T0upper以上となった場合は、ステップS23において、第2流量調整装置21bの開度D2は、現在の第2流量調整装置21bの開度D2nowに戻されて、制御処理が終了する。過熱度の上限値T0upperは、例えば、空気調和装置100の圧縮機の吸入口における過熱度を抑制し、空気調和装置100の成績係数を維持できるように決定される。例えば、過熱度の上限値T0upperは4℃とすることができる。
 上述の構成によれば、冷房運転時に、第1空気50a2及び第2空気50b2が天井面4に沿った方向に吹き出される場合において、他の方向に吹き出される場合よりも、第1流量調整装置21aの開度が増加され、第2流量調整装置21bの開度が低減される。したがって、第1熱交換領域11aの冷媒流量が増加し、第2熱交換領域11bの冷媒流量が減少し、第2熱交換領域11bで熱交換された第2空気50b1の温度を、第1熱交換領域11aで熱交換された第1空気50a1の温度よりも高くすることができる。
 また、風向偏向装置9では、第1空気50a1よりも温度の高い第2空気50b2が、第1空気50a2よりも天井面4に近い位置に吹き出されるように風向が偏向されている。
 したがって、実施の形態1によれば、冷房運転時において冷気が天井面4に沿った方向に吹き出される場合であっても、冷気による天井面4の冷却が抑制される。また、天井面4の冷却が抑制されることにより、天井面4の結露により天井面4に黒ずみ等の汚れが発生することを抑制できる。また、天井面4の冷却が抑制されることにより、高温多湿下の環境において、天井裏側の天井面4が結露する可能性も抑制できるため、天井裏にカビ等が発生することを抑制できる。また、冷房運転時において冷気が天井面4に沿った方向に吹き出すことができるため、冷気が使用者に当たることによる使用者の不快感を抑制できる。
 なお、実施の形態1では、第1流量調整装置21aのみを用いて開度制御を行った場合、第1流量調整装置21aの開度を増加させれば、第1熱交換領域11aの冷媒流量が増加し、第2熱交換領域11bの冷媒流量が減少するため、上述と同様の効果が得られる。しかしながら、第2流量調整装置21bを用いた場合は、第2熱交換領域11bの冷媒流量を独立して制御できるため、より効率的な制御が可能となる。
 また、第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bの開度は、空気調和装置100に実装された、制御装置70とは別の電子回路で制御するようにしてもよい。また、室内機1が第1流量調整装置21a及び第2流量調整装置21bを有する場合、二相冷媒を熱交換器11に流入できるため、上述した電子膨張弁又はキャピラリチューブ等の減圧機器を省略できる。
実施の形態2.
 実施の形態2について、図7を用いて説明する。図7は、実施の形態2における室内機1の吹出側風路の構造を示す拡大図である。以降の説明は、上述の実施の形態1と異なる構成についてのみ説明する。
 実施の形態2では、風向偏向装置9は、第1ベーン9a1と第2ベーン9a2とを有している。第1ベーン9a1は、仕切板19とドレンパン13の間に形成された吹出側風路を流れ、外面パネル2の内側壁2eの側の吹出口2dから室内に吹き出される第1空気50a2の風向を偏向する。第2ベーン9a2は、筐体3と仕切板19との間に形成された吹出側風路を流れ、外側壁2bの側の吹出口2dから室内に吹き出される第2空気50b2の風向を偏向する。第1ベーン9a1及び第2ベーン9a2は、例えば前述した制御装置70により、独立して風向偏向を行うことができる。
 実施の形態2では、第1ベーン9a1及び第2ベーン9a2が独立して風向偏向を行うことができることにより、使用者の要望に応じた室内機1の風向調節を行うことができる。
 例えば、実施の形態2において、第2ベーン9a2により第2空気50b2を天井面4に沿った方向に風向偏向すれば、部屋全体にわたり冷気を拡散することができる。また、この状態において、第1ベーン9a1により第1空気50a2を天井面4に沿った方向に風向偏向したとしても、上述の実施の形態1と同様の効果が得られる。
 また、実施の形態2において、第2空気50b2が天井面4に沿った方向に風向偏向された状態において、第1ベーン9a1により第1空気50a2を天井面4から剥離しない程度に下向きに風向偏向することができる。実施の形態2において、このように風向偏向すれば、部屋全体にわたり冷気を拡散することができるとともに、第1空気50a2により天井面4が冷却される領域を増加させることができる。
 また、実施の形態2において、第2空気50b2が天井面4に沿った方向に風向偏向された状態において、第1ベーン9a1により第1空気50a2を任意の方向に風向偏向することができる。実施の形態2において、このように風向偏向すれば、第1ベーン9a1により局所的に冷気を供給するとともに、部屋全体にも冷気を拡散することができる。
 また、実施の形態2において、第2空気50b2が天井面4に沿った方向に風向偏向された状態において、第1ベーン9a1をスイングさせることにより第1空気50a2を多方向に風向偏向することができる。実施の形態2において、このように風向偏向すれば、第1ベーン9a1により多数の室内領域に局所的に冷気を供給するとともに、部屋全体にも冷気を拡散することができる。
 また、実施の形態2において、第1ベーン9a1及び第2ベーン9a2により、天井面4から室内の側壁方向に第1空気50a2及び第2空気50b2を風向偏向するようにしてもよい。実施の形態2において、このように風向偏向すれば、一部の室内領域に優先的に冷気を供給することができる。
 また、実施の形態2において、第1ベーン9a1及び第2ベーン9a2により、天井面4から床面の方向に、第1空気50a2及び第2空気50b2を風向偏向するようにしてもよい。実施の形態2において、このように風向偏向すれば、より局所的に冷気を供給することができる。
実施の形態3.
 実施の形態3について、図8を用いて説明する。図8は、実施の形態3の空気調和装置100の室内機1における冷媒回路を示す概略図である。図8では冷房運転時における冷媒の流れが矢印で示されている。以降の説明は、上述の実施の形態1と異なる構成についてのみ説明する。
 実施の形態3では、第1熱交換領域11aは、第1熱交換領域11aに流入した冷媒が、第2熱交換領域11bを介して流出するように第2熱交換領域11bに接続されている。また、冷房運転時における、熱交換器11の流入側には、第1流量調整装置21aのみが配置されている。また、熱交換器11と第1流量調整装置21aとの間には、分配器27が接続されており、熱交換器11の内部の冷媒を2列に分配している。なお、分配器27は、室内機1の用途等に応じて、3列以上に冷媒を分配するものであってもよい。また、分配器27を省略して、熱交換器11の内部の冷媒の流路を1つのみとしてもよい。
 冷房運転時における熱交換器11の冷媒流入側及び冷媒流出側には、第5温度センサ23c及び第6温度センサ25cがそれぞれ配置されている。第5温度センサ23c及び第6温度センサ25cとしては、例えば、サーミスタ等の半導体センサが用いられる。図示しないが、第1流量調整装置21a、第5温度センサ23c、及び第6温度センサ25cは、制御装置70と有線又は無線接続されている。
 熱交換器11は、フィン11cを貫通する複数の直管11dを有しており、直管11d同士は、例えばU字管で接続されている。実施の形態3では、説明のために、熱交換器11の熱交換領域を、伝熱管の配置位置に応じて、領域A~領域Hに区画している。実施の形態3では、なお、説明のために、第1熱交換領域11aは、領域A~領域Eに対応し、第2熱交換領域11bは、領域F~領域Hに対応するものとする。なお、熱交換器11における伝熱管は、第1熱交換領域11aに流入した冷媒が、最終的に、第2熱交換領域11bを介して流出するように配管接続されていればよい。例えば、熱交換器11には、第2熱交換領域11bに流入した冷媒が、次いで第1熱交換領域11aに流れる領域が一部にあってもよい。
 図9は、実施の形態3の制御装置70で行われる、空気調和装置100における第1流量調整装置21aの開度の制御処理の一例を示すフローチャートである。図9の制御処理は、冷房運転が行われ、かつ、第1空気50a2及び第2空気50b2が、風向偏向装置9を介して、天井面4に沿った方向に吹き出される場合に、定期的に、又は随時に行われる。
 ステップS31において、第1流量調整装置21aの開度D1は、現在の第1流量調整装置21aの開度D1nowから、差分値ΔD1の分、減少される。差分値ΔD1は、第1流量調整装置21a及び熱交換器11の仕様等を考慮して決定される。例えば、第1流量調整装置21aの開度D1の範囲を、0≦D1≦1とした場合、差分値ΔD1は、0.05に設定できる。
 ステップS32においては、第6温度センサ25cで検知された温度と第5温度センサ23cで検知された温度との温度差、すなわち熱交換器11における過熱度T1SHが、過熱度の上限値T0upper未満か否かが判定される。過熱度T1SHが、過熱度の上限値T0upper未満の場合は、過熱度T1SHが、過熱度の上限値T0upper以上となるまで、ステップS31の制御処理が繰り返される。過熱度T1SHが、過熱度の上限値T0upper以上となった場合は、ステップS33において、第1流量調整装置21aの開度D1は、現在の第1流量調整装置21aの開度D1nowに戻されて、制御処理が終了する。過熱度の上限値T0upperは、例えば、空気調和装置100の圧縮機の吸入口における過熱度を抑制し、空気調和装置100の成績係数を維持できるように決定される。例えば、過熱度の上限値T0upperは4℃とすることができる。
 図10は、熱交換器11の領域A~Hと配管温度との関係を示したグラフである。横軸は、領域A~Hであり、縦軸は、領域A~Hにおける配管温度を相対的に示している。実線L1は、第1流量調整装置21aの開度D1が標準的な開度である場合の領域A~Hにおける配管温度を概略的に示している。破線L2は、第1流量調整装置21aの開度D1が相対的に大きい場合の領域A~Hにおける配管温度を概略的に示している。点線L3は、第1流量調整装置21aの開度D1が相対的に小さい場合の領域A~Hにおける配管温度を概略的に示している。
 破線L2に示すように、第1流量調整装置21aの開度D1が相対的に大きい場合、熱交換器11における熱交換には、二相冷媒による潜熱が用いられるため、領域A~Hを通して配管温度の変化も少なくなる。しかしながら、点線L3に示すように、第1流量調整装置21aの開度D1が相対的に小さい場合、領域A~E、すなわち第1熱交換領域11aでの熱交換には、二相冷媒による潜熱が用いられることになる。また、第1流量調整装置21aの開度D1が相対的に小さい場合、領域F~H、すなわち第2熱交換領域11bでの熱交換には、気相冷媒による潜熱が用いられることになる。したがって、上述の構成によれば、第2熱交換領域11bを通過する第2空気50b1の温度は、第1熱交換領域11aを通過する第1空気50a1の温度よりも高くすることができるため、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。したがって、第1流量調整装置21aによって、第1熱交換領域11aを流れる冷媒が二相冷媒となり、第2熱交換領域11bを流れる冷媒が気相冷媒となるように冷媒の流量を調整すれば、上述の実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
その他の実施の形態.
 上述の実施の形態は、種々の変形が可能であり、上述した構成に限定されない。例えば、上述の実施の形態では、室内機1を有するセパレート型の空気調和装置100を一例に挙げて説明したが、一体型の天井埋込カセット型の空気調和装置100であっても同様に適用可能である。
 また、上述の実施の形態の構成は、互いに組み合わせることが可能である。
 1 室内機、2 外面パネル、2a パネル面、2b 外側壁、2c 吸入口、2d 吹出口、2e 内側壁、3 筐体、3a 外郭、3b 内郭、3c 上壁、3d 側壁、4 天井面、5 サービスパネル、7 フィルタ、9 風向偏向装置、9a ベーン、9a1 第1ベーン、9a2 第2ベーン、9b シャフト、11 熱交換器、11a 第1熱交換領域、11b 第2熱交換領域、11c フィン、11d 直管、13 ドレンパン、15 送風機、15a モータ、15a1 回転軸、15b 翼、17 ベルマウス、19 仕切板、21a 第1流量調整装置、21b 第2流量調整装置、23a 第1温度センサ、23b 第3温度センサ、23c 第5温度センサ、25a 第2温度センサ、25b 第4温度センサ、25c 第6温度センサ、27 分配器、50a、50a1、50a2 第1空気、50b、50b1、50b2 第2空気、50c 室内空気、70 制御装置、100 空気調和装置。

Claims (7)

  1.  空調対象空間の天井面に配置され、吸入口と吹出口とを有する外面パネルと、
     前記吸入口から前記吹出口へ送られる空気と、内部を流れる冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、
     前記吹出口に設けられた風向偏向装置と、
     制御装置と
    を備え、
     前記熱交換器は、第1熱交換領域と第2熱交換領域とを有しており、
     前記第1熱交換領域には、前記第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する第1流量調整装置が接続されており、
     前記熱交換器と前記吹出口との間の風路には、前記第1熱交換領域で熱交換された第1空気と、前記第2熱交換領域で熱交換された第2空気とを分流して、前記吹出口に誘導する仕切板が設けられており、
     前記風向偏向装置は、前記仕切板により前記吹出口に誘導され、前記吹出口から吹き出される前記第1空気及び前記第2空気の風向を偏向するものであり、
     前記制御装置は、
     冷房運転時に、前記第2空気が、前記第1空気よりも前記天井面に近い位置に吹き出されるように、かつ、前記第1空気及び前記第2空気が前記天井面に沿った方向に吹き出されるように、前記風向偏向装置を制御し、
     前記第2熱交換領域で熱交換された前記第2空気の温度が、前記第1熱交換領域で熱交換された前記第1空気の温度よりも高くなるように、前記第1流量調整装置の開度を制御し、前記第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する
    空気調和装置。
  2.  前記第1熱交換領域は、前記第1熱交換領域に流入した冷媒が、前記第2熱交換領域を介して流出するように前記第2熱交換領域に接続されており、
     前記制御装置は、
     前記冷房運転時に、前記第1熱交換領域を流れる冷媒が二相冷媒となり、前記第2熱交換領域を流れる冷媒が気相冷媒となるように、前記第1流量調整装置の開度を制御し、前記第1熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3.  前記第2熱交換領域は、前記第1熱交換領域と並列に接続されている
    請求項1に記載の空気調和装置。
  4.  前記第2熱交換領域には、前記第2熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する第2流量調整装置が接続されており、
     前記制御装置は、
     前記冷房運転時に、前記第2熱交換領域で熱交換された前記第2空気の温度が、前記第1熱交換領域で熱交換された前記第1空気の温度よりも高くなるように、前記第2流量調整装置の開度を制御し、前記第2熱交換領域を流れる冷媒の流量を調整する
    請求項3に記載の空気調和装置。
  5.  前記風向偏向装置は、
     前記吹出口から吹き出される前記第1空気の風向を偏向する第1ベーンと、
     前記吹出口から吹き出される前記第2空気の風向を偏向する第2ベーンと
    を有している
    請求項1~4のいずれか一項に記載の空気調和装置。
  6.  前記制御装置は、
     前記第1ベーンと前記第2ベーンとを独立して制御する
    請求項5に記載の空気調和装置。
  7.  前記第1熱交換領域と前記第2熱交換領域とは、鉛直方向に2段に構成されている
    請求項1~6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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