JP4867746B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
また、前記遠心ファンをラジアルファンとしてもよい。遠心ファンをラジアルファンとすると、遠心ファンからの吹出気流は、周方向の成分が少ない気流となるので、気流が空気調整用機器に入るときの乱れが小さくなる。この結果、気流の通過抵抗が小さくなるとともに騒音が小さくなる。すなわち、機器の省エネ化及び低騒音化を図ることができる。
図1は、本実施の形態に係る空気調和機の側断面図であり、図2は同空気調和機の分解斜視図であり、図3は同空気調和機の外観斜視図であり、図4は同空気調和機のフロントパネルの背面斜視図であり、図5は同空気調和機の正面から見た吸込側チャンバ内の空気流れ図である。なお、図6に参考例に係る空気調和機の場合の吸込側チャンバ内の空気流れ図を示す。
また、本体筐体1における薄型部11の前面から見た中央部には、遠心ファン5が配置されている。遠心ファン5としてはターボファンが用いられている。この遠心ファン5は、羽根車51の回転軸52を前後方向にするとともに、シュラウド54により形成されるファン吸込口53を前面側にして配置されている。また、ファンモータ55が本体筐体1の背板に取り付けられている。さらに、遠心ファン5の後側に位置するハブの中央部分を断面円形として前方に膨出させた膨出部56を形成している。そして、この膨出部56内にファンモータ55が配置されている。また、前述の空気調整用機器4としての空気清浄フィルタは、この遠心ファン5の羽根車51の径方向吹出側となる本体筐体1の左右に取り付けられている。
図示しない運転スイッチが投入されることにより、ファンモータ55が運転されて遠心ファン5が運転されるとともに、電源を必要とする静電集塵フィルタなどを備えた空気清浄フィルタが作動する。これにより、フロントパネル3の上端部と仕切板2の上端部との間にスリット状に形成された室内空気吸込口8aを介して室内空気が吸い込まれる。また、室内空気は、本体筐体1の電装品収納部12の前面に形成された凹部13から、フロントパネル3の下端部と仕切板2の下端部との間にスリット状に形成された室内空気吸込口8bを介しても吸い込まれる。このように両室内空気吸込口8a,8bから吸入された室内空気は、フロントパネル3と仕切板2との間に形成された吸込側チャンバ7に入る。
(1)空気調整用機器4と遠心ファン5とが平面的に配置されており、従来の一般の製品のように前後方向に並べて配置されていないので本体筐体1の奥行き寸法を小さくして薄型にすることができる。また、遠心ファン5の吹出側に空気調整用機器4としての空気清浄フィルタが配置されているため、空気清浄フィルタによる吸音効果や遮音効果が発揮され、空気調和機の低騒音化が図れる。
(11)空気調整用機器4としての空気清浄フィルタが複数の位置に分散配置されているので、すなわち、この実施の形態の場合には、空気清浄フィルタが本体筐体1内において左右側方の位置に分散配置されているので、空気清浄フィルタの空気通過面積を大きくすることができ、空気清浄効率を向上させることができる。
(変形例)
以下に上記実施の形態に係る空気調和機の変形例を記す。
Claims (12)
- 前面が開放された正面視略四角形の本体筐体と、この本体筐体の前面に取り付けられた仕切板と、正面から見てファン吸込口が正面略中央部となるように回転軸を前後方向として本体筐体内に配置された遠心ファンと、前記仕切板の前面側に所定間隔空けて仕切板に対向するように配置されたフラットなフロントパネルと、フロントパネルと仕切板との間の周辺のうちの対向する2辺に形成された室内空気吸込口と、フロントパネルと仕切板との間全体に形成された、前記室内空気吸込口に連通する吸込側チャンバと、本体筐体内の遠心ファンの径方向吹出側に配置された室内空気の温度、湿度及び清浄度の少なくとも何れか一つを調整する空気調整用機器と、空気調整用機器の下流側であって室内空気吸込口と略直交する方向に配置された空気調整後の空気を室内へ吹き出すための室内吹出口とを備え、
前記仕切板の中央部には、遠心ファンのファン吸込口と対向するようにベルマウスが取り付けられ、
さらに、前記フロントパネルの背面における前記ファン吸込口に対向する個所には、ファン吸込口に向けて突出する円錐状の側面を備えたガイド部材が設けられ、吸込側チャンバ内の気流がファン吸込口に案内されるように構成されている
ことを特徴とする空気調和機。 - 前記ガイド部材は、側面が円錐面のように形成された円錐台形状であることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 前記遠心ファンは、ファン吸込口後方のハブに、前方に膨らむ膨出部が形成され、このハブ後面側に形成される膨出部内にファンモータが配置され、
前記ガイド部材は、円錐台の頂上面の直径が前記膨出部の頂上面の直径に比し小径かつ大差ない径に形成されていることを特徴とする請求項2記載の空気調和機。 - 前記ガイド部材は、前記フロントパネルと一体的に成型されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空気調和機。
- 前記ガイド部材は、全体が吸音材により形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の空気調和機。
- 前記ガイド部材は、表面が吸音材により形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の空気調和機。
- 前記室内空気吸込口は、フロントパネルと仕切板との間隔周辺のうちの上下2辺に形成されるとともに、空気調整用機器は、遠心ファンの左右の径方向吹出側に配置され、さらに、前記室内吹出口は、本体筐体の左右側部に設けられていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の空気調和機。
- 前記仕切板には、ベルマウスの前面側にプレフィルタが取り付けられていることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の空気調和機。
- 前記空気調整用機器は、少なくとも集塵フィルタ又は脱臭フィルタの何れか一方を備えていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の空気調和機。
- 前記空気調整用機器は、少なくとも室内空気を冷却又は加熱する熱交換器を備えていることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項記載の空気調和機。
- 前記遠心ファンはターボファンであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の空気調和機。
- 前記遠心ファンはラジアルファンであることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の空気調和機。
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