JP2009174790A - 加湿機能付空気清浄機 - Google Patents

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Hitoshi Nozu
仁志 野津
Takao Takeyama
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Abstract

【課題】大容量の加湿機能を発揮することができ、また加湿気流が使用者に直接に当たらないようにして体感温度を下げないようにする。
【解決手段】本体1に吸込口2と吹出口3を連通する空気清浄フィルター6を備えた空気清浄風路4及び加湿手段7を備えた加湿風路5と、第1吸気口8、第2吸気口9及び上吐出口10を備えた両吸込送風機11を有し、空気清浄風路4は吸込口2、空気清浄フィルター6、両吸込送風機11の第1吸気口8、上吐出口10、吹出口3の順に連通し、加湿風路5は吸込口2、空気清浄フィルター6、加湿手段7、両吸込送風機11の第2吸気口9、上吐出口10、吹出口3の順に連通し、両吸込送風機11のケーシング13内部を吸気口から上吐出口10に至るまで分割する仕切板14を両吸込型遠心ファン12の主板15のなす同一面上に形成することにより、加湿能力を十分に発揮させ、騒音を低減する加湿機能付空気清浄機を提供できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気を浄化しながら加湿することのできる加湿機能付空気清浄機に関する。
従来、この種の加湿機能付空気清浄機として、上流側に空気清浄部を設け、下流側に加湿部を設けた加湿機能付空気清浄機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その加湿機能付空気清浄機について図10および図11を参照しながら説明する。
図に示すように、吸気口101と排気口102を設けた本体ケース103内の空気流路104にフィルター105と、フィルター105の下流側に配置される送風手段106と、本体ケース103の下方に配置され、フィルター105により浄化された空気流路104の空気の一部が選択的に取り込まれる加湿流路107と、加湿流路107に配置された加湿手段108と、加湿された空気を外部に吹出す吹出口109を設け、送風手段106のケーシング110の一部は案内板111により形成され、案内板111はリンク112を介して閉鎖する位置または開放する位置との間を移動し、加湿流路107を開閉するように構成されている。
特開2005−61655号公報
このような従来の加湿機能付空気清浄機では、ケーシング110の一部を開放して形成された加湿流路107に加湿手段108が配置されているので、空気清浄部のフィルター105に圧損負荷のかかる送風手段106のケーシング110の一部により加湿流路107が設けられることなり、所定の送風量が得られないため加湿量が少ないという課題がある。
また、加湿運転を行なう場合は、加湿流路107を通して加湿気流が本体ケース103前面より吹き出され、加湿気流が使用者に向けて直接吹き出され、体感温度が下がり快適性を損なうという課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、空気清浄機能をオールシーズン利用できるとともに、加湿量を増大して冬季の乾燥シーズンにおいて大容量の加湿機能を有効に発揮することができ、また加湿気流が使用者に直接に当たらないようにして、体感温度を下げないようにするとともに、吹き出し風向を制御して快適性を向上した加湿機能付空気清浄機を提供することを目的とする。
本発明の加湿機能付空気清浄機は、上記目的を達成するために、本体の側面に設けた吸込口と、本体の上部に設けた吹出口と、前記吸込口と吹出口に連通する空気清浄風路および加湿風路と、前記空気清浄風路に設けた空気清浄フィルターと、前記加湿風路に設けた加湿手段と、第1吸気口、第2吸気口および上吐出口を備えた両吸込送風機を有し、前記空気清浄風路は吸込口、空気清浄フィルター、両吸込送風機の第1吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記加湿風路は吸込口、空気清浄フィルター、加湿手段、両吸込送風機の第2吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記両吸込送風機は、両吸込型遠心ファンおよびケーシングを備え、このケーシングにケーシング内部を吸気口から上吐出口に至るまで空気清浄風路と加湿風路とに分割する仕切板を設け、この仕切板を前記両吸込型遠心ファンの主板のなす同一面上に形成してなるものである。
また、他の手段は、両吸込送風機の上吐出口に、本体の上部に設けた吹出口を直結させてなるものである。
また、他の手段は、加湿風路の吹出口に至る上流側壁面に、本体の前方方向に傾斜する傾斜部を形成してなるものである。
また、他の手段は、本体内にマイナスイオン発生装置を設け、このマイナスイオン発生装置のイオン発生部を空気清浄風路に挿入してなるものである。
また、他の手段は、マイナスイオン発生装置のイオン発生部を、ケーシングの舌部の後流側で、かつ仕切板に近接して設けたものである。
また、他の手段は、ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、この舌部内風路に補助イオン発生部を設けたものである。
また、他の手段は、ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、マイナスイオン発生装置の電源部を前記舌部内風路に当接して設けたものである。
また、他の手段は、吹出口の端部に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離されたマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流を混合させるとともに、各気流を一体的に風向変更可能としたものである。
また、他の手段は、吹出口に至るまで延設された仕切板と、この仕切板の後流側に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離された空気清浄気流と加湿気流の、少なくとも一方の風向を変更可能に設けたものである。
また、他の手段は、空気清浄風路を本体の後部側に設け、吸込口を本体の側面後方に設けたものである。
本発明によれば、ケーシング内を仕切板により分離することにより、空気清浄風路と加湿風路に分離して、両吸込送風機のケーシング内の圧力差が大きくても、加湿風路内を流れる風量の低下を防いで、加湿能力を十分に発揮させるとともに、ケーシング内の乱流を抑制して騒音を低減できるという効果のある加湿機能付空気清浄機を提供することができる。
また、両吸込送風機の上吐出口を本体の吹出口に直結させて、両吸込送風機の風路圧損を低下させ、また両吸込型遠心ファンにかかる吸込側のアンバランスで大きな負荷を、吐出側でできるだけ軽減させることができる。
また、加湿風路のケーシング側壁に本体前方側への傾斜部を形成することにより、高湿度の空気を本体前方側に方向変更でき、空気清浄気流に合流して流れ方向が絞り込まれ、風速も向上するので室内に高速に吹き出すことができ、加湿された清浄空気を居住空間に効率良く供給できる。
また、イオン発生部を空気清浄風路に設けることにより、湿度変化大なる加湿風路の影響を回避することができ、マイナスイオンを安定的に発生させることができ、またイオン発生部が高湿環境に晒されることがなく、イオン発生部への過剰な水滴による漏電や、錆びなどの劣化を防ぎ耐久性を保つことができる。
また、マイナスイオン発生装置のイオン発生部をケーシングの舌部の後流側に設けることにより、また仕切板がケーシング内の空気の乱れを軽減して、生成されたマイナスイオンが壁面付着などにより減衰するのを抑え、マイナスイオンの発生量を安定化することができる。
また、ケーシングの舌部の裏側に舌部内風路をバイパス風路として設けることにより、吹出風量を増加することができ、また舌部内風路に補助イオン発生部を設けることにより、舌部内風路で生成されたマイナスイオンは加湿風路にも供給されることになり、ケーシングのカビや雑菌などの発生を抑制することができる。
また、マイナスイオン発生装置の電源部を舌部内風路の風路壁の外面に当接して設けることにより、電源部に放熱用の部品を設けることなく、簡単な構成で電源部の放熱を行なうことができ、電源部に湿気などの浸入がなく、品質を確保することができる。
また、吹出口の端部に回動可能に設けた風向変更ルーバは、2層状態のマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流とを混合して高湿度の空気清浄気流として風向変更することができ、室内の隅々までマイナスイオンを搬送することができ、またマイナスイオンを含む加湿空気は、微小粉塵を凝集して空気清浄効率を高めることができる。
また、空気清浄風路と加湿風路を分離する仕切板の後流側に設けた風向変更ルーバにより、空気清浄気流と加湿気流との少なくとも一方が風向変更されるので、どちらかの気流を主体的に選択して、目的に合わせて利用することができる。
また、吸込口を本体の側面後方に構成することにより、加湿風路の高湿度気流を室内中央に吹き出し、空気清浄風路の相対的に低湿度の清浄空気を窓方向に吹出して、外気に面した窓ガラスなどの結露を抑制することができる。
本発明の請求項1記載の加湿機能付空気清浄機は、本体の側面に設けた吸込口と、本体の上部に設けた吹出口と、前記吸込口と吹出口に連通する空気清浄風路および加湿風路と、前記空気清浄風路に設けた空気清浄フィルターと、前記加湿風路に設けた加湿手段と、第1吸気口、第2吸気口および上吐出口を備えた両吸込送風機を有し、前記空気清浄風路は吸込口、空気清浄フィルター、両吸込送風機の第1吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記加湿風路は吸込口、空気清浄フィルター、加湿手段、両吸込送風機の第2吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記両吸込送風機は、両吸込型遠心ファンおよびケーシングを備え、このケーシングにケーシング内部を吸気口から上吐出口に至るまで空気清浄風路と加湿風路とに分割する仕切板を設け、この仕切板を前記両吸込型遠心ファンの主板のなす同一面上に形成したものであり、両吸込送風機の吸気口から上吐出口に到る風路を、両吸込送風機の両吸込遠心ファンの主板のなす同一面上に設けた仕切板により分離することにより、ケーシング内を空気清浄風路と加湿風路に分離することができるとともに、加湿風路は空気清浄風路に比べて、空気清浄フィルターと加湿フィルターが介在し、かつ経路長の大なる曲折した風路であるため、両吸込送風機のケーシング内の圧力差が大きくても、仕切板によりケーシング内で各風路が混合しないように分離することができ、加湿風路内を流れる風量の低下を防いで加湿能力を十分に発揮させることができ、さらにケーシング内の流れが乱れやすい条件であっても、整流作用により乱流を抑制し騒音を低減することができるという作用を有する。
また、両吸込送風機の上吐出口に、本体の上部に設けた吹出口を直結したものであり、両吸込送風機の上吐出口を本体の吹出口に直結させることにより、上吐出口から短い距離で室内に吹き出すことができるため、両吸込送風機の吹出側での風路圧損を低下させることができる。また、両吸込型遠心ファンの吸込側は、空気清浄風路と高負荷な加湿風路の2つに分割されており、吸引口の風路圧損に相違が生じやすいが、両吸込型遠心ファンにかかる吸込側のアンバランスで大きな負荷を、吐出側でできるだけ軽減させることができる。という作用を有する。
また、加湿風路の吹出口に至る上流側壁面に、本体の前方方向に傾斜する傾斜部を形成したものであり、加湿風路の吹出口上流側のケーシング側壁に傾斜部を形成し、この傾斜部を本体前方側に傾斜して設けることにより、加湿風路の吐出口から吹き出される高湿度の空気を本体前方側にやや方向変更することができるので、層状に流れる空気清浄気流に浅い角度で合流して風速が向上し、室内の中央方向に高速に吹き出させることができ、室内の居住空間に加湿された清浄空気を効率良く供給し、室内を循環させることができるという作用を有する。
また、本体内にマイナスイオン発生装置を設け、このマイナスイオン発生装置のイオン発生部を空気清浄風路に挿入してなるものであり、高電圧が印加されるイオン発生部からのイオン発生量は湿度変化に依存するので、イオン発生部を湿度変化大なる加湿空気が通過する加湿風路を避けて、空気清浄風路に設けることにより、マイナスイオンを安定的に発生させることができる。また、空気清浄風路にイオン発生部を設けることにより、イオン発生部が高湿環境に晒されることがなく、イオン発生部への過剰な水滴による漏電や、錆びなどの劣化を防ぎ耐久性を保つことができるという作用を有する。
また、マイナスイオン発生装置のイオン発生部を、ケーシングの舌部の後流側で、かつ仕切板に近接して設けたものであり、マイナスイオン発生装置のイオン発生部をケーシングの舌部の後流側に設けることにより、イオン発生部を吹出口から近い距離に構成することができるため、生成されたマイナスイオンが、ケーシング内の空気の乱れやケーシングの壁面付着による減衰するのを抑えることができるとともに、仕切板に近接してイオン発生部を設けているので、仕切板がケーシング内の空気の乱れを軽減して、さらにマイナスイオンの減衰を少なく保ち、マイナスイオンの発生量を安定化することができるという作用を有する。
また、ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、この舌部内風路に補助イオン発生部を設けたものであり、ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設けることにより、空気清浄風路から加湿風路にバイパスする新たな風路となるので、両吸込送風機の通風抵抗が減少して、吹出風量を増加することができるとともに、舌部内風路にマイナスイオン発生装置の補助イオン発生部を設けることにより、舌部内風路で生成されたマイナスイオンは第2吸気口まで流れ、さらに第2吸気口から上吐出口までの加湿風路にもマイナスイオンが供給されることになり、高湿度空気が流れるケーシング内にカビや雑菌などの発生がしやすい環境であっても、マイナスイオンをケーシング内に流すことにより、カビや雑菌などの発生を抑制することができるという作用を有する。
また、ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、マイナスイオン発生装置の電源部を前記舌部内風路に当接して設けたものであり、マイナスイオン発生装置の電源部を、舌部内風路の風路壁の外面に当接して設けることにより、高温となった電源部の熱が風路壁に伝達されて拡散され、さらに舌部内風路の気流により風路壁が冷やされて放熱されるので、電源部に放熱用の部品を設けることなく、簡単な構成で電源部の放熱を行なうことができる。また、電源部に直接通風することがないので湿気などの浸入がなく、電源部の劣化を抑えて品質を確保することができるという作用を有する。
また、吹出口の端部に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離されたマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流を混合させるとともに、各気流を一体的に風向変更可能としたものであり、吹出口の端部に回動可能に軸支された風向変更ルーバにより、空気清浄風路と加湿風路から吹き出された2層状態のマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流とを、所望する方向に風向変更するときに混合して高湿度の空気清浄気流として搬送することができ、またマイナスイオンを高湿度の加湿空気に混合することにより、加湿空気中の微細な水粒子の表面にマイナスイオンを付着させて、室内の隅々までマイナスイオンを搬送することができ、さらにマイナスイオンを含む加湿空気は、プラスに帯電した微小粉塵を凝集することにより、粉塵径が大きくなり空気清浄効率を高めることができるという作用を有する。
また、吹出口に至るまで延設された仕切板と、この仕切板の後流側に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離された空気清浄気流と加湿気流の、少なくとも一方の風向を変更可能に設けたものであり、空気清浄風路と加湿風路を分離する仕切板の後流側に風向変更ルーバを設け、この風向変更ルーバにより、分離された状態の空気清浄気流と加湿気流との少なくとも一方を風向変更することにより、空気清浄気流または加湿気流が必要なときに、どちらかの気流を選択して吹き出し方向を変更することができるという作用を有する。
また、空気清浄風路を本体の後部側に設け、吸込口を本体の側面後方に設けたものであり、吸込口を本体の側面後方に構成することにより、加湿風路から発生した高湿度の空気を室内中央方向に吹き出し、空気清浄風路から発生した相対的に低湿度の清浄空気を壁面方向または窓方向に吹出させることができ、外気に面した部屋の壁面や窓ガラスの結露を抑制することができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3に示すように、本体1側面に吸込口2を設け、本体1上部に吹出口3を設け、吸込口2と吹出口3に連通して空気清浄フィルター6を備えた空気清浄風路4および加湿手段7を備えた加湿風路5を本体1内に設けている。空気清浄風路4と加湿風路5の送風する両吸込送風機11は、吸気側に第1吸気口8と第2吸気口9を備え、吐出側に上吐出口10を備えている。空気清浄風路4は吸込口2、空気清浄フィルター6、両吸込送風機11の第1吸気口8、上吐出口10、吹出口3の順に連通し、加湿風路5は吸込口2、空気清浄フィルター6、加湿手段7、両吸込送風機11の第2吸気口9、上吐出口10、吹出口3の順に連通している。両吸込送風機11は両吸込型遠心ファン12およびケーシング13を備え、ケーシング13内には仕切板14を設けている。仕切板14はケーシング13内部を第1吸気口8から上吐出口10に至るまでの空気清浄風路4と、第2吸気口9から上吐出口10に至るまでの加湿風路5とに分割するものであり、仕切板14は両吸込型遠心ファン12の主板15のなす同一面上に形成されている。
また、両吸込送風機11の上吐出口10に、本体1の上部に設けた吹出口3を直結させている。
また、加湿風路5の吹出口3に至る上流側壁面に、本体1の前方方向に傾斜する傾斜部16を形成している。
上記構成により、両吸込送風機11の第1、第2吸気口8,9から上吐出口10に到る風路を、両吸込送風機11の両吸込遠心ファン12の主板15のなす同一面上に設けた仕切板14により分離することにより、ケーシング13内を空気清浄風路4と加湿風路5に分離することができる。また、加湿風路5は空気清浄風路4に比べて、空気清浄フィルター6と加湿手段7が共存し、かつ経路長の大なる曲折した風路であるため、両吸込送風機11のケーシング13内の圧力差が大きくなる構造であっても、仕切板14によりケーシング13内で各風路が混合しないように分離することができ、加湿風路5内を流れる風量の低下を防いで加湿能力を十分に発揮させることができる。さらに、ケーシング13内の流れが乱れやすい条件であっても、仕切板14の整流作用により乱流を抑制し騒音を低減することができる。
また、両吸込送風機11の上吐出口10を本体1の吹出口3に直結させることにより、上吐出口10から短い距離で室内に吹き出すことができるため、両吸込送風機11の吹出側での風路圧損を低下させることができる。また、両吸込型遠心ファン12の吸込側は、空気清浄風路4と高負荷な加湿風路5の2つに分割されており、吸気口の風路圧損が不均衡になりやすいが、両吸込型遠心ファン12の吸込側にかかるアンバランスな負荷を、吐出側の負荷を軽減して、両吸込送風機11に掛かる負荷をできるだけ軽減させることができる。
また、加湿風路5の吹出口3上流側のケーシング13側壁に傾斜部16を形成し、この傾斜部16を本体1前方側に傾斜して設けることにより、加湿風路5の吹出口3から吹き出される高湿度の空気を本体1前方側にやや方向変更することができるので、層状に流れる空気清浄気流に浅い角度で合流して風速が向上し、室内の中央方向に高速に吹き出させることができ、室内の居住空間に加湿された清浄空気を効率良く供給し、室内に循環させることができる。
(実施の形態2)
図4〜図7に示すように、本体1内にマイナスイオン発生装置17を設け、このマイナスイオン発生装置17の対向する高圧電極からなるイオン発生部17aを空気清浄風路4に挿入している。
また、マイナスイオン発生装置17のイオン発生部17aを、ケーシング13の舌部18の後流側で、かつ仕切板14に近接して設けている。
また、ケーシング13の舌部18の裏側に空気清浄フィルター6から第2吸気口9まで連通した舌部内風路19を設け、この舌部18内風路に補助イオン発生部20を備えている。
また、ケーシング13の舌部18の裏側に空気清浄フィルター6から第2吸気口9まで連通した舌部内風路19を設け、マイナスイオン発生装置17の電源部21を舌部内風路19に当接して設けている。
また、吹出口3の端部に回動可能に軸支された風向変更板22を設け、この風向変更板22は仕切板14で分離されたマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流を混合させるとともに、各気流を一体的に風向変更可能とした構成としている。
上記構成により、高電圧が印加されるイオン発生部17aからのイオン発生量は湿度変化に依存するので、イオン発生部17aを湿度変化大なる加湿空気が通過する加湿風路5を避けて、空気清浄風路4に設けることにより、マイナスイオンを安定的に発生させることができる。また、空気清浄風路4にイオン発生部17aを設けることにより、イオン発生部17aが高湿環境に晒されることがなく、イオン発生部17aへの過剰な水滴による漏電や、錆びなどの劣化を防ぎ耐久性を保つことができる。
また、 マイナスイオン発生装置17のイオン発生部17aをケーシング13の舌部18の後流側に設けることにより、イオン発生部17aを吹出口3から近い距離に構成することができるため、生成されたマイナスイオンが、ケーシング13内の空気の乱れやケーシング13の壁面付着による減衰するのを抑えることができるとともに、仕切板14に近接してイオン発生部17aを設けているので、仕切板14がケーシング13内の空気の乱れを軽減して、さらにマイナスイオンの減衰を少なく保ち、マイナスイオンの発生量を安定化することができる。
また、ケーシング13の舌部18の裏側に空気清浄フィルター6から第2吸気口9まで連通した舌部内風路19を設けることにより、空気清浄風路4から加湿風路5にバイパスする新たな風路となるので、両吸込送風機11の通風抵抗が減少して、吹出風量を増加することができる。また、舌部内風路19にマイナスイオン発生装置17の対向する高圧電極からなる補助イオン発生部20を設置することにより、舌部内風路19で生成されたマイナスイオンは第2吸気口9まで搬送され、さらに第2吸気口9から上吐出口10までの加湿風路5にもマイナスイオンが供給されることになり、高湿度空気が流れるケーシング13内にカビや雑菌などの発生がしやすい環境であっても、マイナスイオンをケーシング13内に流すことにより、カビや雑菌などの発生を抑制することができる。
また、マイナスイオン発生装置17の電源部21を、舌部内風路19の風路壁の外面に当接して設けることにより、高温となった電源部21の熱が風路壁に伝達されて拡散され、さらに舌部内風路19の気流により風路壁が冷やされて放熱されるので、電源部21に放熱用の部品を設けることなく、簡単な構成で電源部21の放熱を行なうことができる。また、電源部21に直接通風することがないので湿気などの浸入がなく、電源部21の劣化を抑えて品質を確保することができる。
また、吹出口3の端部に回動可能に軸支された風向変更板22により、空気清浄風路4と加湿風路5から吹き出された2層状態のマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流とを、所望する方向に風向変更するときに混合して高湿度の空気清浄気流として搬送することができ、さらにマイナスイオンを高湿度の加湿空気に混ぜることにより、加湿空気中の微細な水粒子の表面にマイナスイオンを付着させて、室内の隅々までマイナスイオンを搬送することができる。また、マイナスイオンを含む加湿空気は、プラスに帯電した微小粉塵を凝集することにより、粉塵径が大きくなり空気清浄効率を高めることができる。
(実施の形態3)
図8および図9に示すように、吹出口3に至るまで延設された仕切板14と、この仕切板14の後流側に回動可能に軸支された風向変更板22を設け、この風向変更板22は仕切板14で分離された空気清浄気流と加湿気流の、少なくとも一方の風向を変更可能に設けている。
また、空気清浄風路4を本体1の後部側に設け、吸込口2を本体1の側面後方に設けた構成としている。
上記構成により、空気清浄風路4と加湿風路5を分離する仕切板14の後流側に風向変更板22を設け、この風向変更板22により、分離された状態の空気清浄気流と加湿気流との少なくとも一方を風向変更することにより、空気清浄気流または加湿気流が必要なときに、どちらかの気流を選択して吹き出し方向を変更することができる。
例えば、タバコの煙を清浄するときは、空気清浄気流を室内の中心に向けるように風向変更し、室内を加湿したいときは、加湿気流を室内の中心方向に風向変更するというように、目的に合わせて使い分けることができる。
また、吸込口2を本体1の側面後方に構成することにより、加湿風路5から発生した高湿度の空気を室内23中央方向に吹き出し、空気清浄風路4から発生した相対的に低湿度の清浄空気を壁面方向または窓方向に吹き出させることができ、外気に面した部屋の壁面や窓ガラスの結露を抑制することができる。
本発明の実施の形態1の加湿機能付空気清浄機の斜視図 同、概略側面断面図 同、吹出口付近の拡大図 本発明の実施の形態2の加湿機能付空気清浄機の正面断面図 同、概略平面断面図 同、舌部内風路の拡大図 同、概略側面断面図 本発明の実施の形態3の加湿機能付空気清浄機の概略側面断面図 同、本体を室内に配置したときの風向を示す説明図 従来の加湿機能付空気清浄機の概略側面断面図 同、正面断面図
符号の説明
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
4 空気清浄風路
5 加湿風路
6 空気清浄フィルター
7 加湿手段
8 第1吸気口
9 第2吸気口
10 上吐出口
11 両吸込送風機
12 両吸込型遠心ファン
13 ケーシング
14 仕切板
15 主板
16 傾斜部
17 マイナスイオン発生装置
17a イオン発生部
18 舌部
19 舌部内風路
20 補助イオン発生部
21 電源部
22 風向変更板
23 室内

Claims (10)

  1. 本体の側面に設けた吸込口と、本体の天面に設けた吹出口と、前記吸込口と吹出口に連通する空気清浄風路および加湿風路と、前記空気清浄風路に設けた空気清浄フィルターと、前記加湿風路に設けた加湿手段と、第1吸気口、第2吸気口および上吐出口を備えた両吸込送風機を有し、前記空気清浄風路は吸込口、空気清浄フィルター、両吸込送風機の第1吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記加湿風路は吸込口、空気清浄フィルター、加湿手段、両吸込送風機の第2吸気口、上吐出口、吹出口の順に連通し、前記両吸込送風機は、両吸込型遠心ファンおよびケーシングを備え、このケーシングにケーシング内部を吸気口から上吐出口に至るまで空気清浄風路と加湿風路とに分割する仕切板を設け、この仕切板を前記両吸込型遠心ファンの主板のなす同一面上に形成してなる加湿機能付空気清浄機。
  2. 両吸込送風機の上吐出口に、本体天面に設けた吹出口を直結させてなる請求項1記載の加湿機能付空気清浄機。
  3. 加湿風路の吹出口に至る上流側壁面に、本体の前方方向に傾斜する傾斜部を形成してなる請求項1または2記載の加湿機能付空気清浄機。
  4. 本体内にマイナスイオン発生装置を設け、このマイナスイオン発生装置のマイナスイオン発生部を空気清浄風路に挿入してなる請求項1〜3のいずれかに記載の加湿機能付空気清浄機。
  5. マイナスイオン発生装置のイオン発生部を、ケーシングの舌部の後流側で、かつ仕切板に近接して設けた請求項4記載の加湿機能付空気清浄機。
  6. ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、この舌部内風路に補助イオン発生部を備えた請求項4記載の加湿機能付空気清浄機。
  7. ケーシングの舌部の裏側に空気清浄フィルターから第2吸気口まで連通した舌部内風路を設け、マイナスイオン発生装置の電源部を前記舌部内風路に当接して設けた請求項4〜6のいずれかに記載の加湿機能付空気清浄機。
  8. 吹出口の端部に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離されたマイナスイオンを含む空気清浄気流と加湿気流を混合させるとともに、各気流を一体的に風向変更可能とした請求項4記載の加湿機能付空気清浄機。
  9. 吹出口に至るまで延設された仕切板と、この仕切板の後流側に回動可能に軸支された風向変更板を設け、この風向変更板は仕切板で分離された空気清浄気流と加湿気流の、少なくとも一方の風向を変更可能に設けた請求項1記載の加湿機能付空気清浄機。
  10. 空気清浄風路を本体の後部側に設け、吸込口を本体の側面後方に設けた請求項9記載の加湿機能付空気清浄機。
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