JP3436720B2 - 家屋換気装置 - Google Patents

家屋換気装置

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JP3436720B2 JP2000044587A JP2000044587A JP3436720B2 JP 3436720 B2 JP3436720 B2 JP 3436720B2 JP 2000044587 A JP2000044587 A JP 2000044587A JP 2000044587 A JP2000044587 A JP 2000044587A JP 3436720 B2 JP3436720 B2 JP 3436720B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の床下空気を
居室空間に取入れて換気しうる家屋換気装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、家屋内を換気するために、床下空
間の空気(すなわち床下空気)を居室空間に導入する家
屋換気装置が種々開発されている。例えば図11、図1
2に示すように、家屋換気装置aは、家屋の間仕切り用
の壁パネルc1、c2間に配されて床体fから天井kま
で上下にのびるタワ−状にユニット化されてなるととも
に、その内部に床下空間dと居室空間bとを継ぐ空気通
路eを形成している。 【0003】またこの空気通路eには、上、下のファン
g1、g2が配されており、例えば夏季には下のファン
g2を用いて床下空間dの冷気を吸い込みかつ下の吹き
出し口hから居室空間bに吹き出しうる他、冬季には上
のファンfを用いて居室空間bの上部に滞留しがちな暖
気を空気取入れ口iから取り入れ、かつそれよりも低位
の吹出し口jから吹き出ししうる。 【0004】また、空気通路e内には、風向調節用のダ
ンパ−mが設けられており、図12に一点鎖線で示す位
置に操作して上、下のファンg1、g2を同時に駆動す
ることにより、床下空間dの空気と家屋空間bの上部の
空気とを混合して家屋空間bに供給するなど必要な空気
の循環を行うことができる。なお家屋換気装置aは、前
記ファンなどを配する関係上、壁パネルc1、c2より
も厚さが大となり、壁パネルc1、c2の壁面Wから居
室空間b側にはみ出して形成されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで前記ファンに
は、通常シロッコファンが用いられ、家屋換気装置の垂
直な内面aiと向き合う空気吸引部yを具えており、こ
の内面aiと空気吸引部yとの間の隙間から下方の床下
空気を吸い込んでいる。 【0006】しかしながら、このような家屋換気装置で
は、壁の全体的な外観を損なわないように、極力その厚
さを小として設計されるため、前記内面aiと空気吸引
部yとの間の隙間は非常に狭いものとなる。このため、
床下空気の殆どは前記空気吸引部の下部側で吸い込ま
れ、空気吸引部yの上部側を活用できず、十分な送風量
が得られないという不具合があった。 【0007】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、床下空気の少なくとも一部をファンの
空気吸引部の上部側へと案内する整流手段を設けること
を基本として、ファンの送風量を高め前記問題点を解決
しうる家屋換気装置を提供することを目的としている。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、同一壁面内で並ぶ壁パネルの間に、床体か
ら上方にのびかつ内部に床下空気を吸い込んで居室空間
に吹き出ししうるファンを具える換気ユニットを配した
家屋換気装置であって、前記ファンは、前記換気ユニッ
トの垂直な内面と向き合う空気吸引部から、下方の床下
空気を吸い込むとともに、前記換気ユニットに、前記床
下空気の少なくとも一部を前記空気吸引部の上部側へ案
内する整流手段を設け、しかも前記整流手段は、高さが
異なる整流板より構成され、かつ換気ユニット内の床下
空気をその巾方向に流路を区分するとともに、各流路を
通過する空気を空気吸引部の異なる位置へそれぞれ案内
することを特徴とする家屋換気装置である。 【0009】また請求項2記載の発明は、前記整流手段
は、床下空気を複数の流路に区分して前記空気吸引部の
異なる位置へ案内する1以上の整流板からなることを特
徴とする請求項1記載の家屋換気装置である。 【0010】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の家屋換気装置1
を分解した部分斜視図、図2はその水平な断面図を示し
ている。図において本実施形態の家屋換気装置1は、家
屋内部の同一壁面内で並ぶ本例では間仕切り用の壁パネ
ルP、Pの間に、床体Fから天井Cまで上下にのびかつ
床下空気を吸い込んで居室空間2に吹き出ししうる換気
ユニット3を設けて構成されている。 【0011】前記換気ユニット3は、本例ではユニット
本体部4と、化粧カバー5とから構成されており、例え
ば工場等で予め製造、組立てがなされる。ユニット本体
部4は、本実施形態では床体Fに設けた床開口部Foを
囲んで上方にのびるとともに居室空間2側を向く前面に
開口Oを設けた略箱状で形成され、その内部にはファン
Fu、Fdが配されている。また化粧カバー5は、ユニ
ット本体部4の前記開口を覆って脱着自在に配される。 【0012】化粧カバー5は、カバー本体部5aと、こ
のカバー本体部5aの後面側に配された補強部5bとか
ら構成されている。カバー本体部5aは、本例では樹脂
成型品からなり、前記換気ユニット3の略全長に亘る板
状をなして前記ユニット本体部4の開口Oを閉止しう
る。またカバー本体部5aは、本例では居室空間2の高
所空気を吸い込む上位の吸い込み口6と、居室空間2の
低位で前記床下空気を吹き出ししうる下位の吹き出し口
7と、この下位の吹き出し口7と前記上位の吸い込み口
6との間に設けられた中位の吹き出し口9とが形成され
ている。 【0013】前記化粧カバー5に設けた各吸い込み口
6、9、吹き出し口7には、適宜風向を調節しうるルー
バ等を設けたグリルGが装着される。また化粧カバー5
の補強部5bは、本例では金属材料からなり、カバー本
体部5aに沿った基片12と、この基片12の両端で後
面側に小長さで折れ曲がる側片13とを具えている。 【0014】前記ユニット本体部4には、本例では床下
空気を吸い込んで居室空間2に吹き出ししうる下側のフ
ァンFdと、居室空間2の高所空気を吸い込んで吹き出
ししうる上側のファンFuとが設けられる。下側のファ
ンFd、上側のファンFuは、例えばシロッコファンか
らなり、電動機Mにより壁パネルPの壁面と直角な水平
軸の回りに回転するロータ(詳細図示せず)と、これを
覆うケース部15とを具える。ケース部15には、前記
壁面と平行な面から空気を吸い込む空気吸引部16と、
そのラジアル方向に設けた空気吐出口17とが形成され
る。 【0015】また本例の換気ユニット3は、下側のファ
ンFdの空気吸引部16と床体Fの床開口部Foとの間
に、居室空間2側に引き出し自在な引き出し部20を設
けている。この引き出し部20は、本例では図1、図3
に示す如く、床開口部Foの上に設けられ、前記換気ユ
ニット3から出し入れ自在な引き出し本体部20aと、
この引き出し本体部20aに収納されたフィルタ20b
とを含んで構成されている。 【0016】引き出し本体部20aは、例えば前面に把
手21を有しかつ上面が開放されしかも底面に桟材22
で区画された複数の孔部23が形成されている。またフ
ィルター20bは、前記引き出し本体部20aの桟材2
2及び孔部23の周縁によって支持載置され、例えば
虫、花粉、塵埃などの透過を妨げる集塵フィルタが用い
られる。また本例では、引き出し本体部20aとの間で
前記フィルター20bを挟む開口付のフィルター押さえ
20cが設けられている。 【0017】このような引き出し部20を換気ユニット
3に出し入れ自在に設けることにより、床下空気は、フ
ィルター20bにより浄化されて下側のファンFdで吸
引される結果、居室内への虫、花粉、埃等の進入を防止
できる。またフィルター20bの交換は、この引き出し
部20を居室空間2側へ引き出すことで容易に行えるた
め、メンテナンス性を高め使い勝手を大幅に向上しう
る。なお図3において、引き出し部20上部には開口付
の上ガイド28が、下部には開口付の下ガイド24が夫
々設けられ前記引き出し部20のスライドを円滑に案内
している。 【0018】また前記下側のファンFdは、本例では空
気吸引部16を居室空間2側を向く壁面W1とは逆向き
の他方の壁面W2側に向け、かつ空気吐出部17を上に
向けてユニット本体部4に固着されている。また本例で
は床下空気の少なくとも一部を下側のファンFdの空気
吸引部16の上部側へ案内する整流手段30を設けてい
る。 【0019】前述のように、家屋換気装置1の見映えを
向上するべく換気ユニット3の厚さを小として形成した
場合、図4に示す如く、ユニット本体部4の内面4iと
下側のファンFdの空気吸引部16との間の吸い込み隙
間Sは非常に小さなものとなる。このような吸い込み隙
間Sでは、大量の空気が通過できないために、空気吸引
部16の下部側でしか実質的に床下空気を吸い込みでき
ず、空気吸引部16の上部側の吸い込み領域は床下空気
の吸い上げには殆ど寄与しないために下側のファンFd
からの送風量が低下しがちとなる。 【0020】そこで本実施形態では、前記整流手段30
を設け、下側のファンFdによる十分な送風量を確保し
ている。本例の整流手段30は、図1、図4及び図5に
示す如く、引き出し部20の上部に配されかつ開口を有
する前記上ガイド28から上方にのびる高さが異なる2
枚の整流板31、32により構成されている。この整流
板31、32は、前記ユニット本体部4の内面4iと下
側のファンFdのケース部15との間を区分することに
より、本例では換気ユニット3内で床下空気をその巾方
向に3つの流路E1、E2、E3に区分している。そし
て各流路E1、E2、E3を通過する床下空気は、下側
のファンFdの空気吸引部16の異なる位置へとそれぞ
れ案内される。 【0021】前記流路E1を流れる床下空気は、図5に
示す空気吸引部16の左側の領域A1側に、また流路E
2を流れる空気は空気吸引部16の右側の領域A2側
に、さらに流路E3を流れる空気は空気吸引部16の上
部側の領域A3側にそれぞれ案内されかつ吸引される。
このため前記吸い込み隙間Sを小としつつ空気吸引部1
6のほぼ全吸い込み面積を有効に活用して床下空気を吸
い込むことができるから、下側のファンFdの送風量を
向上でき、換気効率を高めるのに役立つ。なお整流板3
1、32は、3つ以上設けられても良いし、またパイ
プ、ダクト等を用いて直接、空気吸引部16の上部側に
連通させても良いなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
において種々変形しうるのは言うまでもない。 【0022】また下側のファンFdの空気吐出部17に
は、図1、図6に示すように、下側のダクト35が接続
される。この下側のダクト35は、筒状をなして上方に
のびかつ化粧カバー5の前記下位の吹き出し口7に向き
合う位置に吹き出し開口38を具える。この吹き出し開
口38には、ルーバが設けられこの吹き出し開口38か
らの風向を調節でき、また吹き出し開口38を閉止しう
る。なお前記下側のダクト35は、前記吹き出し開口3
8を上方に越えた位置で吐出しうる上吐出口37と、こ
の上吐出口37を開閉する蓋体39とを具えている。 【0023】また上側のファンFuは、空気吸引部16
を前記居室空間2に向けかつ空気吐出部17を下に向け
て該ユニット本体部4に固着される。また上側のファン
Fuの空気吐出部17には、上側のダクト36が接続さ
れる。この上側のダクト36は、筒状で下方にのびかつ
化粧カバー5に設けた中位の吹き出し口9に面する位置
に吹き出し開口36Aを具えている。またユニット本体
部4の上側のダクト36と下側のダクト35との間に
は、前記上吐出口37から吹き出しされる空気を前記中
位の吹き出し口9に案内するガイド片50が設けられ
る。なお本例の各ファンFu、Fdは、前記ユニット本
体部4にビス等で固定され前記壁パネルPの厚さの範囲
内で収納される薄型のものが用いられている。 【0024】以上のように構成された家屋換気装置1
は、下側のファンFdを駆動することにより、新鮮な床
下空気が床体Fに設けた床開口部Foからフィルタ20
bを介して吸い上げられ、下側のダクト35を経て吹き
出し開口38、さらには化粧カバー5の下の吹き出し口
7から吐出され居室空間2に導入できる。また上側のフ
ァンFdを駆動することにより、居室空間2の高所空気
を化粧カバー5の上位の吸い込み口6から吸い込んで中
位の吹き出し口9から吐出でき、居室内の空気の循環を
なし高位、低位の温度差を減じるのに役立つ。 【0025】さらに、前記下側のダクト35において、
蓋体39を開き、かつ吹き出し開口38をルーバを用い
て閉止したときには、床下空気はユニット本体部4の内
部で上吐出口37から上方に吹き出されて居室内の高所
空気とを混合して中位の吹き出し口9から吹き出すこと
ができ、より一層換気効率を高めるのに役立つ。 【0026】また本実施形態のユニット本体部4は、図
2に示した如く、本例では金属材料からなる断面略コ字
状をなすフレーム枠4aと、このフレーム枠4aの外側
面に配される側壁材4bと、前記フレーム枠4aの背面
に配される壁面材4cとを含んで構成される。 【0027】前記フレーム枠4aは、壁面と平行な基部
40と、その両側に前記居室空間2側に折れ曲がりかつ
前記壁パネルPの前面を越えて突出する一対の折り曲げ
片41、41とを一体に具えている。このようなフレー
ム枠4aは、換気ユニット3を好適に補強できかつその
内部の気密性を高めるのに役立つ。 【0028】また前記フレーム枠4aの折り曲げ片41
の外側面には、隣り合う壁パネルP、Pに面する前記側
壁材4bが固着されている。この側壁材4bは、本例で
は前面が壁パネルPの前面よりも内部で終端することに
より、該壁パネルPの厚さ内に納められた主壁部43
と、この主壁部43の前面に固着されかつ前記壁パネル
Pの前面から前記居室空間2側に突出した化粧縁材44
とからなる。なお本例の主壁部43は、その前面が壁パ
ネルPの前面と略面一となっている。 【0029】また前記化粧縁材44は、図7に拡大して
示す如く、本例では木質材からなり、木質の前記主壁部
43に釘着されるとともに、前記折り曲げ片41と固着
される取着部44aと、この取着部44aから前方に突
出しかつ前記折り曲げ片41との間で上下にのびる空所
45を形成するする突片部44bとからなる断面略L字
状で形成されたものを例示する。本例の化粧縁材44
は、床体Fから天井Cまでのび、かつ壁パネルPの下
部、上部にそれぞれ配された小高さの巾木47、回り縁
49は、その端部がこの化粧縁材44の外側面44oに
実質的に接して終端させることができ、見映え良く見切
りをなしうる。 【0030】また前記化粧縁材44の突片部44bと前
記折り曲げ片41との間に形成された空所45は、前記
化粧カバー5が取り付く取付部50のスペースとして利
用される。この取付部50は、本例では前記折り曲げ片
41から外側に突出する略水平な受け軸51と、化粧カ
バー5の補強部5bの側片13に設けられかつ前記受け
軸51の軸方向と直角な平面で斜め上方にのびて終端す
る挿入溝52(図1、図9、図10に示す。)とで構成
される。このため、化粧カバー5の前記挿入溝52を前
記受け軸51に挿入して下方へ押し下げることにより、
化粧カバー5の補強板5bの裏面が前記折り曲げ片41
の端部に近接ないし当接でき、前記換気ユニット3の開
口Oを閉止しうる。このような取付部50は、化粧縁材
44によって外部から目隠しでき見映えをより一層向上
できる。 【0031】また換気ユニット3の他方の壁面W2を構
成する前記壁面材4cは、本例では壁パネルPと略面一
に仕上げられかつ壁パネルPと同一の化粧仕上げを有す
る壁仕上げ材55と、この壁仕上げ材55と前記フレー
ム枠4aの基部40との間に配された断熱材56とから
構成されている。フレーム枠4aは、上述のように金属
材料からなるため木質材料に比べ熱伝達率が高い。この
ため、断熱材55を配していない場合には、換気ユニッ
ト3の他方の壁面W2において、熱が基部40から壁仕
上げ材55へと伝達され易い。とりわけ、冬季におい
て、他方の壁面W2側で暖房等がなされている場合、冷
熱が基部40、壁仕上げ材55に伝達しこの部分だけに
結露が生じ、その繰り返しによってカビ等による変色が
生じかねない。 【0032】本実施形態では、前記壁仕上げ材55と金
属製の基部40との間に断熱材56を配することによ
り、基部40から壁仕上げ材55への熱の伝達を遮断
し、換気ユニット3の他方の壁面W2を構成する壁仕上
げ材55の汚損を防止できる。断熱材56としては、前
記熱を遮断しうるものであれば特に材質は問わないが、
例えば発泡体、とりわけ発泡樹脂などが好適に用いられ
る。 【0033】また本実施形態の換気ユニット3は、図
1、図8〜図10に示す如く、前記居室空間2側の天井
Cとの見切り部Xに、該天井Cの高さに応じてスライド
し上下に位置調節可能な天井見切り材10を具えてい
る。ユニット本体部4は、本例では壁パネルPの厚さt
1に納まる納まり部60と、壁パネルPから居室空間2
側にはみ出すはみ出し部61とを含むとともに、天井見
切り材10は、このはみ出し部61の上端部に設けられ
たものを例示している。 【0034】前記天井Cは、本例では前記壁パネルPの
上端部が支持される天井基体Caと、この天井基体Ca
の下面に配される天井仕上げ材Cbとから構成される。
天井仕上げ材Cbは、壁パネルPで囲まれる居室空間2
内の天井基体Caに配されている。従って、本例の天井
仕上げ材Cbは壁パネルPと天井基体Caとの間には配
されていない。またユニット本体部4は、前記納まり部
60の上端高さが壁パネルPの上端高さと略等しく設定
され、前記天井基体Caに固定されるとともに、はみ出
し部61の上端は前記天井見切り材10によって前記天
井仕上げ材Cbに近接ないし実質的に当接して設けられ
ている。 【0035】前記天井見切り材10は、本例では、天井
仕上げ材Cb面に向き合う上板部10aと、この上板部
10aの前端から下方に垂下する前板部10bと、前記
上板部10aの後端から下方に垂下する後板部10d
と、前記上板部10a、前板部10b、及び後板部10
dの各側端を継ぐ側板部10cとを含んだ下開放の箱体
状で構成されたものを例示する。そして、前記側板部1
0cは、フレーム枠4aの折り曲げ片41の内側面に沿
ってスライド自在に案内される。なお折り曲げ片41の
上端部41aは、所定長さで切り欠かれこの部分は前記
天井見切り材10によって形成される。またユニット本
体部4の納まり部60の上端部には上面及び前面を閉止
する上キャップ体65を設け換気ユニット3を閉塞して
いる。 【0036】また、天井見切り材10、又ははみ出し部
61の上端部の一方には、他方を取り付けるための高さ
方向に隔設された複数個の取付孔62が形成されるとと
もに、他方側にはこれらの取付孔62にネジ止めされる
取付孔(図示省略)を具えている。本例では前記はみ出
し部61をなすフレーム枠4aの折り曲げ片41に複数
個の取付孔62…を、天井仕上げ材Cbの厚さに応じた
位置に予め形成している。 【0037】このような天井見切り材10を設けたこと
により、図9、図10に示す如く、天井仕上げ材Cbの
厚さD1、D2が種々異なる場合には、天井見切り材1
0を上下にスライドして調節しかつ取付孔62の位置を
変えてネジ67にて固着することにより対応できる。従
って、天井仕上げ材Cbの仕上げ面と、家屋換気装置1
との見切りを見映え良く仕上げることができ、天井高さ
が異なる複数種類の換気ユニット3を準備する手間が省
け、かつ施工作業性にも優れる利点がある。 【0038】なお天井見切り材10の前板部10bに、
前記化粧カバー5の上端と天井仕上げ材Caとの間を覆
う鏡板67などを配することができる。また前板部10
bには、この鏡板67を配する凹所を形成し、鏡板67
と化粧カバー5との衝合を防止している。これにより、
天井Cの見切りをより一層向上でき見映えを高めうる。
なお化粧カバー5は、予め最も厚さが大の天井仕上げ材
に応じて高さを設定しても良いし、また樹脂製のため上
端を天井高さに応じてカットするなど現場での施工も容
易となる。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の家屋換気
装置は、換気ユニットに、床下空気の少なくとも一部を
ファンの空気吸引部の上部側へと案内する整流手段を設
けたことにより、換気ユニットの内面との吸い込み隙間
を小としつつも空気吸引部の上部側をも活用して床下空
気を効率良く吸い込むことができ、ファンの送風量を向
上でき、ひいては家屋の換気効率を高めうる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態の家屋換気装置を例示する分解斜視
図である。 【図2】その水平断面図である。 【図3】引き出し部の断面図である。 【図4】下側のファンを示す部分断面図である。 【図5】整流手段を例示する斜視図である。 【図6】その垂直部分断面図である。 【図7】化粧カバーとユニット本体部との取付部を示す
拡大断面図である。 【図8】天井見切り材を例示する斜視図である。 【図9】天井見切り材を例示する断面図である。 【図10】天井見切り材を例示する断面図である。 【図11】従来の家屋換気装置の斜視図である。 【図12】その断面図である。 【符号の説明】 1 家屋換気装置 2 居室空間 3 換気ユニット 4 ユニット本体部 5 化粧カバー 30 整流手段 31、32 整流板 Fu 上側のファン Fd 下側のファン P 壁パネル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−159825(JP,A) 特開 昭62−38900(JP,A) 特開2000−18662(JP,A) 実開 昭61−172932(JP,U) 実開 平3−34529(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/04 - 7/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】同一壁面内で並ぶ壁パネルの間に、床体か
    ら上方にのびかつ内部に床下空気を吸い込んで居室空間
    に吹き出ししうるファンを具える換気ユニットを配した
    家屋換気装置であって、 前記ファンは、前記換気ユニットの垂直な内面と向き合
    う空気吸引部から、下方の床下空気を吸い込むととも
    に、前記換気ユニットに、前記床下空気の少なくとも一
    部を前記空気吸引部の上部側へ案内する整流手段を設
    しかも前記整流手段は、高さが異なる整流板より構成さ
    れ、かつ換気ユニット内の床下空気をその巾方向に流路
    を区分するとともに、各流路を通過する空気を空気吸引
    部の異なる位置へそれぞれ案内することを特徴とする
    屋換気装置。
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