JP2003090653A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯機

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JP2003090653A
JP2003090653A JP2001278700A JP2001278700A JP2003090653A JP 2003090653 A JP2003090653 A JP 2003090653A JP 2001278700 A JP2001278700 A JP 2001278700A JP 2001278700 A JP2001278700 A JP 2001278700A JP 2003090653 A JP2003090653 A JP 2003090653A
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heat exchanger
heat
hot water
refrigerant
heat source
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Teruhiko Taira
輝彦 平
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Denso Corp
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24HFLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
    • F24H4/00Fluid heaters characterised by the use of heat pumps
    • F24H4/02Water heaters
    • F24H4/04Storage heaters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除霜運転時に通常運転時と同一経路を同一方
向に冷媒を流通するヒートポンプ式給湯機であっても、
室外熱交換器の除霜を良好に行なうことが可能なヒート
ポンプ式給湯機を提供すること。 【解決手段】 室外熱交換器7の除霜運転を行なうとき
には、減圧弁6の弁開度を最大とし、ウォータポンプ3
を停止して、通常運転時と同一方向にヒートポンプサイ
クルCを循環する。このとき、室外熱交換器7には、室
外熱交換器7の略最下部より冷媒が流入する構成となっ
ている。従って、室外熱交換器7の除霜を室外熱交換器
7の下部から優先的に行なうことができる。このように
して、低外気温時であっても、除霜水の再凍結による熱
交換性能の低下、除霜水の排水不良を防止することが可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ式給
湯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、特開2001−828
02号公報に開示されたヒートポンプ式給湯機がある。
この給湯機は、除霜運転時には、給湯運転時(通常運転
時)より減圧装置の弁開度を大きくし、かつ給湯用熱交
換器での熱交換を抑制することで、給湯運転時と同一経
路を同一方向に高温冷媒(ホットガス)を流通し、熱源
用熱交換器の除霜を行なうものである。
【0003】また、一般的に、エアコン等のヒートポン
プ式熱源用熱交換器としては、特開2000−8125
5号公報に示されているように、伝熱フィンを貫通する
伝熱管を有し、除霜時には熱源用熱交換器の上部から下
部に向かって、伝熱管内に冷媒を流通するものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、除霜運転時に、熱源用熱交換器の上部か
ら下部に向かって高温冷媒が流れる。従って、熱源用熱
交換器の上部に対し下部が除霜され難く、低外気温時に
は、除霜時の除霜水が熱源用熱交換器の下部や、熱源用
熱交換器の下方に設けられたドレンパン内で再凍結し、
熱交換を妨げたり、排水を不能とするといった不具合を
発生し易いという問題がある。
【0005】本発明は、上記点に鑑みてなされたもの
で、除霜運転時に通常運転時と同一経路を同一方向に冷
媒を流通するヒートポンプ式給湯機であっても、熱源用
熱交換器の除霜を良好に行なうことが可能なヒートポン
プ式給湯機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、圧縮機(4)、給湯用
熱交換器(5)、減圧装置(6)、および熱源用熱交換
器(7)を環状に接続して構成され、減圧装置(6)の
弁開度を調節できるヒートポンプサイクル(C)と、給
湯用の液体を蓄える貯湯槽(2)と、この貯湯槽(2)
内の液体が給湯用熱交換器(5)を通って循環できる循
環通路(17、18)と、この循環通路(17、18)
に貯湯槽(2)内の液体を流通させるポンプ(3)とを
備え、熱源用熱交換器(7)の除霜を行なうときには、
減圧装置(6)の弁開度を通常運転時より大きくし、か
つポンプ(3)の運転を停止して、通常運転時と同一経
路を同一方向に高温冷媒を流通し、この高温冷媒により
熱源用熱交換器(7)を加熱するヒートポンプ式給湯機
であって、熱源用熱交換器(7)は、減圧装置(6)を
通過して熱源用熱交換器(7)に流入する冷媒の流入口
(75a)を略最下部に備えていることを特徴としてい
る。
【0007】これによると、熱源用熱交換器(7)の除
霜を、熱源用熱交換器の下部から優先的に行なうことが
できる。従って、低外気温時であっても除霜水の再凍結
による熱交換性能の低下を防止し、除霜水の排水性を確
保し易い。
【0008】また、請求項2に記載の発明では、熱源用
熱交換器(7)は、伝熱フィン(71)を貫通する複数
列の伝熱管(72)を有し、熱源用熱交換器(7)は、
熱源用熱交換器(7)から流出する冷媒の全ての流出口
(76a、76b)を、複数列の伝熱管(72)のうち
最も風上列の伝熱管(72a)に備えることを特徴とし
ている。
【0009】これによると、ヒートポンプサイクル
(C)内への封入冷媒量を適量とした場合には、高外気
温時において、熱源用熱交換器(7)から流出する冷媒
は、最も風上列の伝熱管(72a)により高温の空気と
充分に熱交換され、充分な過熱度を持ったガス冷媒とな
る。従って、給湯用熱交換器(5)の入口においてガス
冷媒温度を高温にすることができ、高温給湯が可能とな
る。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、減圧装
置(6)を通過して熱源用熱交換器(7)に流入する冷
媒経路は、熱源用熱交換器(7)に流入する前に複数の
経路に分岐され、この複数の経路のうち略半数は、熱源
用熱交換器(7)の略最下部に設けられた流入口(75
a)に接続していることを特徴としている。
【0011】これによると、熱源用熱交換器(7)の除
霜を、熱源用熱交換器(7)の下部から優先的に行なう
とともに、分岐された複数の経路に冷媒を流通すること
で、熱源用熱交換器(7)内における圧力損失を低下さ
せることができる。
【0012】また、請求項4に記載の発明では、減圧装
置(6)を通過して熱源用熱交換器(7)に流入する全
ての冷媒は、熱源用熱交換器(7)の略最下部に設けら
れた流入口(75)から流入する構成であることを特徴
としている。
【0013】これによると、熱源用熱交換器(7)の除
霜を、熱源用熱交換器(7)の下部から確実に行なうこ
とができる。
【0014】また、請求項5に記載の発明では、請求項
4に記載の発明において、熱源用熱交換器(7)は、熱
源用熱交換器(7)に流入した冷媒の経路を熱源用熱交
換器(7)内において分岐する構成であることを特徴と
している。
【0015】これによると、熱源用熱交換器(7)の除
霜を、熱源用熱交換器(7)の下部から確実に行なうと
ともに、冷媒の通路を分岐することで、熱源用熱交換器
(7)内における圧力損失を低下させることができる。
【0016】また、請求項6に記載の発明では、ヒート
ポンプサイクル(C)に使用される冷媒は、二酸化炭素
であることを特徴としている。
【0017】このように、冷媒に二酸化炭素(CO2
を採用すると、フロン等を使用するヒートポンプサイク
ルと比較して作動圧力が高いため、低外気温時でも給湯
運転(通常運転)を良好に行なうことができる特性があ
り、熱源用熱交換器(7)の除霜や凍結防止を効率的に
行なうことができるため、この特性を最大限に生かすこ
とができる。
【0018】なお、上記各手段に付した括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示す。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1はヒートポンプ式給湯機1の概略全体
構成図である。本実施例のヒートポンプ式給湯機(以下
給湯機1と呼ぶ)は、給湯用の液体(例えば水)を貯留
する貯湯槽2、液体を加熱するためのヒートポンプサイ
クルC、貯湯槽2内の液体が循環できる循環通路(後述
する)、この循環通路に液体を循環させるウォータポン
プ3、及び給湯機1の作動を制御する制御装置(図示し
ない)等より構成される。
【0021】ヒートポンプサイクルCは、圧縮機4、給
湯用熱交換器5、膨張弁6、室外熱交換器7、アキュム
レータ8を順次配管接続して構成され、冷媒としてCO
2を使用している。圧縮機4は、内蔵する電動モータ
(図示しない)によって駆動され、アキュムレータ8よ
り吸引した気相冷媒を臨界圧力以上まで圧縮して吐出す
る。
【0022】給湯用熱交換器5は、圧縮機4より吐出さ
れた高温冷媒(ホットガス)と貯湯槽2内から供給され
た液体とを熱交換するもので、冷媒が流れる冷媒通路
(図示しない)と、液体が流れる液体通路(図示しな
い)とを有し、冷媒通路を流れる冷媒の流れ方向と液体
通路を流れる液体の流れ方向とが対向するように構成さ
れている。なお、給湯用熱交換器5を流れる冷媒(CO
2)は、圧縮機4で臨界圧力以上に加圧されているの
で、給湯用熱交換器5を流通する液体に放熱して温度低
下しても凝縮することはない。
【0023】膨張弁6は、給湯用熱交換器5から流出す
る冷媒を弁開度に応じて減圧する減圧装置で、制御装置
によって弁開度を電気的に制御される。
【0024】室外熱交換器7(本発明の熱源用熱交換
器)は、膨張弁6で減圧された冷媒をファン16によっ
て送風される外気との熱交換によって蒸発させる。室外
熱交換器7については、後に詳述する。アキュムレータ
8は、室外熱交換器7より流出する冷媒を気液分離し
て、気相冷媒のみを圧縮機4に吸引させるとともに、サ
イクル中の余剰冷媒を蓄えている。
【0025】循環通路は、給湯用熱交換器5の液体通路
に接続される冷水管17と温水管18とから構成され、
冷水管17の上流端が貯湯槽2の下部に設けられた流出
口2aに接続され、温水管18の下流端が貯湯槽2の上
部に設けられた流入口2bに接続されている。ウォータ
ポンプ3は、冷水管17(温水管18でも良い)に設け
られ、通電されて回転することにより、貯湯槽2内の液
体を循環通路に流通させる。なお、液体の流通方向は、
図1に矢印で示すように、貯湯槽2内の下部→流出口2
a→冷水管17→給湯用熱交換器5の液体通路→温水管
18→流入口2b→貯湯槽2内の上部へと流れる。
【0026】制御装置は、圧縮機4(電動モータ)、フ
ァン16、ウォータポンプ3、及び膨張弁6を通電制御
して、貯湯槽2内に蓄えられる液体の温度をコントロー
ル(通常運転)している。また、制御装置は、除霜制御
手段としての機能を有し、室外熱交換器7の出口温度を
検出する温度センサ19の検出値に基づいて、室外熱交
換器7の着霜を取り除くための除霜運転を制御してい
る。この除霜運転は、温度センサ19の検出値が約−5
℃まで低下した時に開始され、約10℃まで上昇した時
に終了する。
【0027】ここで、室外熱交換器7(熱源用熱交換
器)について説明する。
【0028】図2に示すように、室外熱交換器7は、ア
ルミニウム製の板状の伝熱フィン71と、伝熱フィン7
1を貫通するように設けられた複数列(本例では2列)
の銅製の伝熱管72とからなるフィンチューブ型熱交換
器であり、全体をL字状に湾曲させて、図示しない室外
ユニットに搭載されている。そして、膨張弁6を通過
し、分流器73により分流された冷媒が流入するように
なっている。
【0029】図3は、図2におけるA矢視図であって、
室外熱交換器7の冷媒回路構成を示す模式図である。
【0030】図3に示すように、膨張弁6の下流側に
は、分流器73が設けられ、この分流器73には、室外
熱交換器7に流入する冷媒の回路(冷媒経路)を4回路
に分岐するように4本の分流配管74の一端が接続して
いる。4本の分流配管74のうち2本の分流配管74の
他端は、室外熱交換器7の略最下部に設けられた流入口
75aにそれぞれ接続しており、他の2本の分流配管7
4の他端は、室外熱交換器7の上部に設けられた流入口
75bにそれぞれ接続している。
【0031】流入口75aに繋がる室外熱交換器7内の
2回路は、図3に示すように、一部は室外熱交換器の最
下部を通った後、順次上方に向かって、各回路の熱負荷
がほぼ同一となるように途中で交差しながら、風上列伝
熱管72aと風下列伝熱管72bとをほぼ均等に通過す
るように構成されている。そして、この2回路の流出口
76aは、風上列伝熱管72aに設けられており、流出
口76aの上流側において、少なくとも伝熱管2本分
は、風上列伝熱管72aにより回路を構成するようにな
っている。
【0032】また、流入口75bに繋がる室外熱交換器
7内の2回路は、図3に示すように、室外熱交換器7の
略上半分に配置され、熱負荷が同等となるように、それ
ぞれ風下列伝熱管72bから風上列伝熱管72aに向か
うように回路を構成している。そして、この2回路の流
出口76bも風上列伝熱管72aに設けられており、流
出口76bの上流側において、伝熱管数本分は、風上列
伝熱管72aにより回路を構成するようになっている。
【0033】流出口76a、76bにはそれぞれ合流配
管77の端部が接続しており、4回路を流れた冷媒をま
とめてアキュムレータ8に送るように構成されている。
【0034】次に、本実施形態の作動を上記構成に基づ
いて説明する。
【0035】貯湯槽2内の液体を給湯用熱交換器5に流
通させて加熱する通常運転時には、給湯用熱交換器5で
加熱された液体の温度が所定温度(例えば85℃)とな
るように、ウォータポンプ3によって給湯用熱交換器5
を流通する液体流量を制御する。なお、給湯用熱交換器
5は、冷媒の流れ方向と液体の流れ方向とが対向するよ
うに構成されているので、給湯用熱交換器5内を流れる
液体は、液体入口から液体出口に向かうほど温度が上昇
する。ヒートポンプサイクルCの膨張弁6は、給湯用熱
交換器5の冷媒入口での冷媒圧力(圧縮機4の吐出圧)
が、上記の所定温度の液体を得るために必要な冷媒温度
に対応する圧力となるように、制御装置を通じて弁開度
が制御され、ヒートポンプサイクルCが運転される。
【0036】このようにして、通常運転時には、室外熱
交換器7で吸熱した熱により給湯用熱交換器5において
液体を適宜加熱することができる。このとき、圧縮機4
に吸引されるガス冷媒の過熱度が大きくなると、圧縮機
4の吐出温度が上がり、給湯用熱交換器5で液体を高温
に加熱することができる。低外気温時には、室外熱交換
器7の吸熱負荷が減るため、過熱度が減り高くなりすぎ
ることを防止する。
【0037】そこで、本実施形態では、高外気温時にお
いて、圧縮機4に吸引されるガス冷媒が過熱度を持ち易
いように、サイクル内への冷媒封入量を決定している。
具体的には、低外気温(例えば3℃)時において、通常
運転時の制御が行なわれたときに、圧縮機4に吸引され
るガス冷媒が乾燥飽和蒸気となるように冷媒封入量を決
定している。
【0038】上記のように冷媒が封入されたヒートポン
プサイクルCが、高外気温時において通常運転が行なわ
れると、室外熱交換器7から流出する冷媒は、流出口7
6a、76bの上流側において、風上列伝熱管72bを
通過することにより、高温の空気と充分に熱交換され、
充分な過熱度を持ったガス冷媒となって流出口76a、
76bから合流配管77に流出する。従って、高外気温
時であっても、液体を高温に加熱することができる。
【0039】また、室外熱交換器7は、分流器73によ
り分岐された冷媒回路(冷媒経路)の半数は、室外熱交
換器7の略下半分を流れ、残りの半数は室外熱交換器7
の略上半分を流れる。従って、室外熱交換器7内の冷媒
回路の圧力損失を低減することが可能である。
【0040】このように通常運転を実行している時に、
室外熱交換器7に霜が付着し出口温度(温度センサ19
の検出温度)が所定温度まで低下すると、通常運転から
除霜運転に切り替えられる。この除霜運転では、ウォー
タポンプ3の運転を停止し、且つ膨張弁6の弁開度を通
常運転時より大きく(例えば全開)する。これにより、
圧縮機4から吐出されるホットガスが給湯用熱交換器5
で放出する熱エネルギー量を少なくでき、且つ膨張弁6
での減圧による温度低下を小さくできる。この結果、圧
縮機4から吐出されたホットガスが大きく温度低下する
ことなく室外熱交換器7まで到達して、室外熱交換器7
の除霜を行う。
【0041】上述の構成および作動によれば、除霜運転
時に、ホットガスの約半分は、まず室外熱交換器7の最
下部を加熱し除霜を行なう。そして、最下部の除霜が完
了した後は、順次上方向に除霜を行なっていく。従っ
て、室外熱交換器7の最下部には、常にホットガスが通
過しているため、除霜水が滴下してきた場合でも再凍結
することはない。また、室外熱交換器7の下方にドレン
パンが設けられている場合であっても、ドレンパンおよ
びこれに落下する除霜水が室外熱交換器7の最下部から
の放熱により加熱され、ドレンパン内で除霜水が再凍結
して排水を不能にするといった不具合を発生し難い。
【0042】また、本実施形態の給湯機1は、通常運転
からウォータポンプ3の運転を停止し、且つ膨張弁6の
弁開度を通常運転時より大きくするだけで室外熱交換器
7の除霜を行うことができる。この場合、除霜運転を行
うために新たな機能部品(例えば四方弁、開閉弁等)を
追加する必要がなく、サイクル構成が複雑化することを
防止でき、且つシステムコストの増大を防止できる。
【0043】(他の実施形態)上記一実施形態では、室
外熱交換器7は、図3に示すような冷媒回路構成とした
が、例えば、図4に示すように、全ての冷媒が室外熱交
換器7の略最下部の流入口75に流入する構成であって
もよい。図4に示す構成であれば、上記一実施形態より
も圧力損失は大きくなるものの、室外熱交換器7の最下
部への熱供給量を増加させ、除霜水の再凍結防止効果が
増大する。また、分流器を廃止あるいは簡素化すること
が可能であるので、コストを低減することも可能であ
る。
【0044】また、例えば、図5に示すように、全ての
冷媒が室外熱交換器7の略最下部の流入口75に流入す
るとともに、流入した冷媒の回路(経路)を熱交換器内
において分岐する構成であってもよい。これによれば、
図4に示す構成と同様に、室外熱交換器7の最下部への
熱供給量を増加させ、除霜水の再凍結防止効果が増大す
る。また、分流器を廃止あるいは簡素化することが可能
であるので、コストを低減することも可能である。さら
に、図4に示す構成よりも圧力損失を低減することが可
能である。
【0045】なお、図4および図5に示した構成によれ
ば、上記一実施形態と同様に、冷媒の流出口76を風上
列伝熱管72aに設けているので、高外気温時にガス冷
媒に過熱度を持たせ易く、効率のよい給湯を行なうこと
ができる。
【0046】また、上記一実施形態では、室外熱交換器
7の伝熱管72を2列に配置し、風上列伝熱管72aに
冷媒の流出口76a、76bを設けたが、伝熱管72を
3列以上配置し、流出口を最も風上列の伝熱管に設ける
ものであってもよい。
【0047】また、上記一実施形態において、貯湯槽2
内に貯留されている液体(温水)は、そのまま飲料水や
風呂湯等に使用しても良いが、貯湯槽2内の液体を飲料
水や風呂水を加熱するための熱媒体として使用しても良
い。また、貯湯槽2内の液体は、給湯用だけでなく、床
暖房用、室内空調用として使用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるヒートポンプ式給
湯機の概略全体構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における室外熱交換器(熱
源用熱交換器)の概略構成図である。
【図3】本発明の一実施形態における室外熱交換器の冷
媒配管構成を示す模式図である。
【図4】他の実施形態における室外熱交換器の冷媒配管
構成を示す模式図である。
【図5】他の実施形態における室外熱交換器の冷媒配管
構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ヒートポンプ式給湯機 2 貯湯槽 3 ウォータポンプ(ポンプ) 4 圧縮機 5 給湯用熱交換器 6 膨張弁(減圧装置) 7 室外熱交換器(熱源用熱交換器) 17 冷水管(循環通路の一部) 18 温水管(循環通路の一部) 71 伝熱フィン 72 伝熱管 72a 風上列伝熱管 73 分流器 74 分流配管 75、75a、75b 流入口 76、76a、76b 流出口 77 合流配管 C ヒートポンプサイクル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 39/02 F25B 39/02 T

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(4)、給湯用熱交換器(5)、
    減圧装置(6)、および熱源用熱交換器(7)を環状に
    接続して構成され、前記減圧装置(6)の弁開度を調節
    できるヒートポンプサイクル(C)と、 給湯用の液体を蓄える貯湯槽(2)と、 この貯湯槽(2)内の液体が前記給湯用熱交換器(5)
    を通って循環できる循環通路(17、18)と、 この循環通路(17、18)に前記貯湯槽(2)内の液
    体を流通させるポンプ(3)とを備え、 前記熱源用熱交換器(7)の除霜を行なうときには、前
    記減圧装置(6)の弁開度を通常運転時より大きくし、
    かつ前記ポンプ(3)の運転を停止して、前記通常運転
    時と同一経路を同一方向に高温冷媒を流通し、この高温
    冷媒により前記熱源用熱交換器(7)を加熱するヒート
    ポンプ式給湯機であって、 前記熱源用熱交換器(7)は、前記減圧装置(6)を通
    過して前記熱源用熱交換器(7)に流入する冷媒の流入
    口(75a)を略最下部に備えていることを特徴とする
    ヒートポンプ式給湯機。
  2. 【請求項2】 前記熱源用熱交換器(7)は、伝熱フィ
    ン(71)を貫通する複数列の伝熱管(72)を有し、 前記熱源用熱交換器(7)は、前記熱源用熱交換器
    (7)から流出する冷媒の全ての流出口(76a、76
    b)を、前記複数列の伝熱管(72)のうち最も風上列
    の伝熱管(72a)に備えることを特徴とする請求項1
    に記載のヒートポンプ式給湯機。
  3. 【請求項3】 前記減圧装置(6)を通過して前記熱源
    用熱交換器(7)に流入する冷媒経路は、前記熱源用熱
    交換器(7)に流入する前に複数の経路に分岐され、 この複数の経路のうち略半数は、前記熱源用熱交換器
    (7)の略最下部に設けられた前記流入口(75a)に
    接続していることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のヒートポンプ式給湯機。
  4. 【請求項4】 前記減圧装置(6)を通過して前記熱源
    用熱交換器(7)に流入する全ての冷媒は、前記熱源用
    熱交換器(7)の略最下部に設けられた前記流入口(7
    5)から流入する構成であることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯機。
  5. 【請求項5】 前記熱源用熱交換器(7)は、前記熱源
    用熱交換器(7)に流入した冷媒の経路を前記熱源用熱
    交換器(7)内において分岐する構成であることを特徴
    とする請求項4に記載のヒートポンプ式給湯機。
  6. 【請求項6】 前記ヒートポンプサイクル(C)に使用
    される冷媒は、二酸化炭素であることを特徴とする請求
    項1ないし請求項5のいずれか1つに記載のヒートポン
    プ式給湯機。
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