JP7179068B2 - 熱源システム - Google Patents

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Description

本発明は、負荷側へ冷熱を供給する熱源システムに関する。
従来から、フリークーリング機能をもつ熱媒体回路と冷媒回路とを用いて負荷側へ冷熱を供給する熱源システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の熱源システムは、熱媒体回路及び冷媒回路のそれぞれによって生成した冷熱を負荷側へ供給するようになっている。
特開2013-119989号公報
しかしながら、特許文献1の熱源システムは、熱媒体回路の空気熱交換器である外気熱交換器と、冷媒回路の空気熱交換器である凝縮器とが、1つのケーシング内に設けられている。すなわち、特許文献1の熱源システムは、外気熱交換器と凝縮器とが対向するように配置されており、外気熱交換器及び凝縮器の上方に配置された送風ファンの回転により、外気熱交換器を通過した空気が凝縮器を通過するようになっている。
よって、特許文献1の熱源システムでは、外気熱交換器への送風量と凝縮器への送風量とを1つの送風ファンによって制御しなければならず、外気熱交換器及び凝縮器のそれぞれへの送風量を個別に制御することができない。つまり、外気熱交換器及び凝縮器のそれぞれの熱交換量の調整を行うことができないため、システム全体での運転効率の向上を図ることができない、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、システム全体での運転効率の向上を実現する熱源システムを提供することを目的とする。
本発明に係る熱源システムは、ポンプと熱媒体熱交換器と熱媒体間熱交換器とが熱源側配管によって接続され、熱源側熱媒体が循環する熱媒体回路と、熱媒体熱交換器に風を送る熱媒体側ファンと、を備えたフリークーリングユニットと、圧縮機と冷媒熱交換器と膨張弁と媒体間熱交換器とが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路と、冷媒熱交換器に風を送る冷媒側ファンと、を備えた冷凍ユニットと、屋外の外気温度を計測する外気温度センサと、を有し、熱媒体間熱交換器は、熱源側熱媒体と負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させるものであり、媒体間熱交換器は、冷媒と負荷側熱媒体との間で熱交換させるものであり、フリークーリングユニットは、ポンプとしての第1ポンプ及び第2ポンプと、熱媒体熱交換器としての第1熱媒体熱交換器及び第2熱媒体熱交換器と、熱媒体間熱交換器としての第1熱媒体間熱交換器及び第2熱媒体間熱交換器と、ポンプ及び熱媒体側ファンのそれぞれの動作を制御する熱媒体側制御装置と、を有すると共に、熱媒体回路として、第1ポンプと第1熱媒体熱交換器と第1熱媒体間熱交換器とが熱源側配管によって接続された第1熱媒体回路と、第2ポンプと第2熱媒体熱交換器と第2熱媒体間熱交換器とが熱源側配管によって接続された第2熱媒体回路と、を有し、冷凍ユニットは、圧縮機、膨張弁、及び冷媒側ファンのそれぞれの動作を制御する冷媒側制御装置を有し、熱媒体側制御装置と冷媒側制御装置とは、相互通信が可能な通信線により接続され、熱媒体側制御装置には、冷凍ユニットから流出する負荷側熱媒体の目標温度の変化に応じて設定された高温判定温度と、冷凍ユニットから流出する負荷側熱媒体の目標温度の変化に応じて、高温判定温度よりも低く設定された低温判定温度と、が記憶され、熱媒体側制御装置又は冷媒側制御装置は、外気温度と、高温判定温度及び低温判定温度との比較結果に基づいて、フリークーリングユニット若しくは冷凍ユニット、又はその両方のうち、何れの運転を行うかを決定する
本発明によれば、熱媒体熱交換器に送風する熱媒体側ファンと、冷媒熱交換器に風を送る冷媒側ファンと、を有することから、熱媒体熱交換器への送風量と冷媒熱交換器への送風量とを個別に調整することができるため、システム全体での運転効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るフリークーリングシステムを概略的に例示した構成図である。 図1の熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。 図2の熱源システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。 本発明の実施の形態3に係る熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。 本発明の実施の形態4に係る熱源システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態4に係る熱源システムの他の例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るフリークーリングシステムを概略的に例示した構成図である。図2は、図1の熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。ここで、図1及び図2における矢印付きの実線は、後述する負荷側熱媒体の流れを示している。本実施の形態1のフリークーリングシステム100は、熱源システム30と、負荷システム50と、を有している。熱源システム30は、負荷システム50に冷熱を供給するものである。
本実施の形態1の熱源システム30は、フリークーリングユニット10と、冷凍ユニット20と、を有している。熱源システム30では、1つのフリークーリングユニット10と1つの冷凍ユニット20とが対応づけられている。フリークーリングユニット10は、フリークーリング機能を有しており、例えば、エネルギー効率を示すCOP(Coefficient of Performance:成績係数)が、冷凍ユニット20よりも大きくなっている。以降では、フリークーリングユニットのことを「FCユニット」ともいう。
FCユニット10は、外郭をなし、第1熱媒体回路11及び第2熱媒体回路12を収容するフリーケーシング10aを有している。フリーケーシング10a内には、熱交換室R1と収納室R2とが形成されている。冷凍ユニット20は、外郭をなし、第1冷媒回路21及び第2冷媒回路22を収容する冷凍ケーシング20aを有している。冷凍ケーシング20a内には、熱交換室R1と収納室R2とが形成されている。負荷システム50は、例えば、1台又は複数台の室内機と、負荷側熱媒体回路51に負荷側熱媒体を循環させる循環ポンプとを含んで構成されている。この場合、室内機は、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなる負荷側熱交換器(図示せず)を有している。
図2に示すように、FCユニット10は、第1ポンプ11aと、第1熱媒体熱交換器11bと、第1熱媒体間熱交換器11eと、を有している。また、FCユニット10は、第2ポンプ12aと、第2熱媒体熱交換器12bと、第2熱媒体間熱交換器12eと、を有している。さらに、FCユニット10は、熱媒体側ファン13と、熱媒体側制御装置15と、を有している。
すなわち、FCユニット10は、第1ポンプ11aと第1熱媒体熱交換器11bと第1熱媒体間熱交換器11eとが熱源側配管Pにより接続され、熱源側熱媒体が循環する第1熱媒体回路11を有している。また、FCユニット10は、第2ポンプ12aと第2熱媒体熱交換器12bと第2熱媒体間熱交換器12eとが熱源側配管Pにより接続され、熱源側熱媒体が循環する第2熱媒体回路12を有している。FCユニット10から負荷側に突出する負荷側配管Sと、負荷システム50からFCユニット10へ延びる負荷側配管Sとは、フランジFを介して、ボルト及びナットなどにより接続されている。ここで、負荷側とは、負荷システム50の向きを指す。熱源側熱媒体は、ブラインなどの液体である。
第1ポンプ11aは、熱媒体側制御装置15により制御され、第1熱媒体回路11を循環する熱源側熱媒体の流量を調整する。第2ポンプ12aは、第2熱媒体回路12を循環する熱源側熱媒体の流量を調整する。第1ポンプ11a及び第2ポンプ12aは、何れも、インバータにより駆動するモータ(図示せず)を有しており、熱源側熱媒体を加圧して熱源側配管P内に循環させる。
第1熱媒体熱交換器11bは、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなり、第1熱媒体回路11を流れる熱源側熱媒体と、外部からフリーケーシング10a内に吸い込まれる空気との間で熱交換させる。第2熱媒体熱交換器12bは、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなり、第2熱媒体回路12を流れる熱源側熱媒体と、外部からフリーケーシング10a内に吸い込まれる空気との間で熱交換させる。
第1熱媒体間熱交換器11eは、例えばプレート式熱交換器からなり、第1熱媒体回路11を流れる熱源側熱媒体と、負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させる。第2熱媒体間熱交換器12eは、例えばプレート式熱交換器からなり、第2熱媒体回路12を流れる熱源側熱媒体と、負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させる。つまり、第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eは、何れも、熱源側熱媒体が通過する流路と、負荷側熱媒体が通過する流路と、を有している。
第1熱媒体間熱交換器11eと第2熱媒体間熱交換器12eとは、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管Sによって並列に接続されている。すなわち、FCユニット10において、負荷システム50の下流に接続された負荷側配管Sは、分岐部Dにおいて、第1熱媒体間熱交換器11eを通過する配管と、第2熱媒体間熱交換器12eを通過する配管とに分岐している。すなわち、負荷システム50から流出した負荷側熱媒体は、分岐部Dで分岐して、第1熱媒体間熱交換器11eと第2熱媒体間熱交換器12eとに流入する。
また、第1熱媒体間熱交換器11eを通過して外部に突出する負荷側配管Sと、第2熱媒体間熱交換器12eを通過して外部に突出する負荷側配管Sとは、連結部Jにおいて連結され、FCユニット10の外部へ延びている。本実施の形態1において、負荷側配管Sは、FCユニット10と冷凍ユニット20との間に配置される連結管Srを有している。すなわち、負荷側配管Sは、連結部Jから冷凍ユニット20に向けて突出する配管と、第1媒体間熱交換器21eからFCユニット10に向けて突出する配管と、連結管Srとが、例えばビクトリックジョイントにより接続されている。したがって、連結部Jで合流した負荷側熱媒体は、冷凍ユニット20の第1媒体間熱交換器21eに流入する。
熱媒体側ファン13は、図1に示すように、第1熱媒体熱交換器11b及び第2熱媒体熱交換器12bの上方に設けられ、ファンガード10bにより覆われている。熱媒体側ファン13は、インバータにより駆動されるファンモータ13aと、ファンモータ13aを動力源として回転し、第1熱媒体熱交換器11b及び第2熱媒体熱交換器12bに送風する羽根車13bと、を有している。熱媒体側ファン13は、熱媒体側制御装置15により制御されて回転し、外部の空気をフリーケーシング10a内に吸い込んで第1熱媒体熱交換器11b及び第2熱媒体熱交換器12bを通過させる。そして、熱媒体側ファン13は、第1熱媒体熱交換器11bを通過した空気と、第2熱媒体熱交換器12bを通過した空気とを、フリーケーシング10aの上方の吹出口から吹き出す。
熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a、第2ポンプ12a、及び熱媒体側ファン13のそれぞれの動作を制御する。熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a及び第2ポンプ12aのそれぞれの回転周波数を制御することで、各熱媒体回路を循環する熱源側熱媒体の流量を調節する。なお、回転周波数は、各ポンプのモータの回転数に対応している。熱媒体側制御装置15は、熱媒体側ファン13の周波数を制御して、熱媒体側ファン13の回転速度を調節する。図2では、熱媒体側制御装置15と、第1ポンプ11a、第2ポンプ12a、及び熱媒体側ファン13のそれぞれとを接続する制御線を、矢印付きの破線で示している。
冷凍ユニット20は、圧縮機21aと、第1冷媒熱交換器21bと、第1膨張弁21cと、アキュームレータ21dと、第1媒体間熱交換器21eと、を有している。また、冷凍ユニット20は、圧縮機22aと、第2冷媒熱交換器22bと、第2膨張弁22cと、アキュームレータ22dと、第2媒体間熱交換器22eと、を有している。さらに、冷凍ユニット20は、冷媒側ファン23と、冷媒側制御装置25と、を有している。
すなわち、冷凍ユニット20は、圧縮機21aと第1冷媒熱交換器21bと第1膨張弁21cと第1媒体間熱交換器21eとアキュームレータ21dとが冷媒配管Qにより接続され、冷媒が循環する第1冷媒回路21を有している。また、冷凍ユニット20は、圧縮機22aと第2冷媒熱交換器22bと第2膨張弁22cと第2媒体間熱交換器22eとアキュームレータ22dとが冷媒配管Qにより接続され、冷媒が循環する第2冷媒回路22を有している。冷凍ユニット20から負荷側に突出する負荷側配管Sと、負荷システム50の上流に繋がる負荷側配管Sとは、フランジFを介して、ボルト及びナットなどにより接続されている。
圧縮機21a及び圧縮機22aは、例えばインバータによって駆動され、冷媒を圧縮するものである。圧縮機21a及び圧縮機22aは、何れも、冷媒側制御装置25により制御される圧縮機モータ(図示せず)を有している。第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bは、例えばフィンアンドチューブ型熱交換器からなり、外部から冷凍ケーシング20aに吸い込まれる空気と冷媒との間で熱交換させる。第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bは凝縮器として機能する。
第1膨張弁21c及び第2膨張弁22cは、例えば電子膨張弁からなり、冷媒を減圧して膨張させるものである。アキュームレータ21dは、圧縮機21aの吸入側に設けられており、液冷媒とガス冷媒とを分離し、圧縮機21aがガス冷媒を吸入するように調整する。アキュームレータ22dは、圧縮機22aの吸入側に設けられており、液冷媒とガス冷媒とを分離し、圧縮機22aがガス冷媒を吸入するように調整する。
第1媒体間熱交換器21eは、例えばプレート式熱交換器からなり、第1冷媒回路21を流れる冷媒と、負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させる。第2媒体間熱交換器22eは、例えばプレート式熱交換器からなり、第2冷媒回路22を流れる冷媒と、負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させる。つまり、第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eは、何れも、冷媒が通過する流路と、負荷側熱媒体が通過する流路と、を有している。第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eは蒸発器として機能する。
第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eは、負荷側熱媒体の流れにおける第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eの下流側に設けられている。すなわち、第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eは、負荷側熱媒体の流れにおける第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eの上流側に設けられている。
第1媒体間熱交換器21eと第2媒体間熱交換器22eとは、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管Sによって直列に接続されている。すなわち、冷凍ユニット20において、FCユニット10の下流に接続された負荷側配管Sは、第1媒体間熱交換器21eと第2媒体間熱交換器22eとを順に通過して、冷凍ユニット20の外部へ延びている。冷凍ユニット20から外部へ突出する負荷側配管Sは、負荷システム50の上流側に接続されている。
冷媒側ファン23は、図1に示すように、第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bの上方に設けられ、ファンガード20bにより覆われている。冷媒側ファン23は、インバータにより駆動されるファンモータ23aと、ファンモータ23aを動力源として回転し、第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bに送風する羽根車23bと、を有している。冷媒側ファン23は、冷媒側制御装置25により制御されて回転し、外部の空気を冷凍ケーシング20a内に吸い込んで第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bを通過させる。そして、冷媒側ファン23は、第1冷媒熱交換器21bを通過した空気と、第2冷媒熱交換器22bを通過した空気とを、冷凍ケーシング20aの上方の吹出口から吹き出す。
冷媒側制御装置25は、圧縮機21a、圧縮機22a、第1膨張弁21c、第2膨張弁22c、及び冷媒側ファン23のそれぞれの動作を制御する。冷媒側制御装置25は、圧縮機21a及び圧縮機22aのそれぞれの運転周波数を制御することで、各冷媒回路を循環する冷媒の流量を調節する。なお、運転周波数は、各圧縮機モータの回転数に対応している。冷媒側制御装置25は、第1膨張弁21c及び第2膨張弁22cのそれぞれの開度を調整する。冷媒側制御装置25は、冷媒側ファン23の周波数を制御することで、冷媒側ファン23の回転速度を調節する。図2では、冷媒側制御装置25と、圧縮機21a、圧縮機22a、第1膨張弁21c、第2膨張弁22c、及び冷媒側ファン23のそれぞれとを接続する制御線を、矢印付きの破線で示している。
熱源システム30には、例えばサーミスタからなり、屋外の温度を外気温度Tとして計測する外気温度センサ40が設けられている。外気温度センサ40は、例えば、FCユニット10もしくは冷凍ユニット20に形成された空気の吸込口、又はその近傍に配置される。FCユニット10には、温度センサ41と温度センサ42とが設けられている。冷凍ユニット20には、温度センサ43と温度センサ44とが設けられている。
温度センサ41は、例えばサーミスタからなり、FCユニット10に流入する負荷側熱媒体の温度を上流入口温度として計測する。温度センサ42は、例えばサーミスタからなり、FCユニット10から流出する負荷側熱媒体の温度を上流出口温度として計測する。温度センサ43は、冷凍ユニット20に流入する負荷側熱媒体の温度を下流入口温度として計測する。温度センサ44は、冷凍ユニット20から流出する負荷側熱媒体の温度を下流出口温度として計測する。
そして、フリークーリングシステム100は、第1熱媒体間熱交換器11eと、第2熱媒体間熱交換器12eと、第1媒体間熱交換器21eと、第2媒体間熱交換器22eと、負荷側熱交換器とが負荷側配管Sにより接続され、負荷側熱媒体が循環する負荷側熱媒体回路51を有している。ここで、負荷側熱媒体は、水などの液体である。
熱媒体側制御装置15と冷媒側制御装置25とは、相互通信が可能な通信線Cによって接続されており、互いに連携して熱源システム30の制御を行うようになっている。熱媒体側制御装置15又は冷媒側制御装置25は、外気温度センサ40において計測された外気温度Tを取得する。熱媒体側制御装置15は、温度センサ41及び温度センサ42のそれぞれから計測温度を取得する。熱媒体側制御装置15は、温度センサ41及び温度センサ42から取得した計測温度を冷媒側制御装置25へ送信する機能を有している。冷媒側制御装置25は、温度センサ43及び温度センサ44のそれぞれから計測温度を取得する。冷媒側制御装置25は、温度センサ43及び温度センサ44から取得した計測温度を熱媒体側制御装置15へ送信する機能を有している。すなわち、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25は、各種のセンサによる計測値をもとに、熱源システム30の運転環境及び負荷状態を分析し、熱源システム30の運転環境及び負荷状態に応じて各種のアクチュエータの制御を実行する。
熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25は、マイコンなどの演算装置と、こうした演算装置と協働して各機能を実現させる動作プログラムとにより構成される。すなわち、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25は、何れも、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)、又はフラッシュメモリなどの記憶装置を含んでいる。そして、記憶装置には、上記の動作プログラムが格納されている。もっとも、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25は、後述する各機能の一部又は全部を実現する回路デバイスなどのハードウェアを含んで構成してもよい。
図3は、図2の熱源システムの動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、熱媒体側制御装置15が熱源システム30を統括的に制御する例について説明する。すなわち、熱媒体側制御装置15が、外気温度Tを用いた演算処理を行い、冷凍ユニット20の制御指令を冷媒側制御装置25へ送信する場合について説明する。
したがって、熱媒体側制御装置15の記憶装置には、高温判定温度T1と、高温判定温度T1よりも低く設定された低温判定温度T2とが予め記憶されている。また、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25の記憶装置には、出口温度Tの目標温度である出口目標温度Tと、第1安定係数αと、第2安定係数βと、が記憶されている。出口目標温度Tは、例えば7℃に設定され、熱源システム30の設置環境などに応じて適宜変更することができる。熱媒体側制御装置15は、出口目標温度Tの変化に応じて、高温判定温度T1及び低温判定温度T2を変化させる。ここで、低温判定温度T2は、出口目標温度Tと等しい温度に設定してもよい。第1安定係数α及び第2安定係数βは、ハンチングを防ぐために設定された係数である。第1安定係数αと第2安定係数βとは、異なる値であってもよく、等しい値であってもよい。
さらに、熱媒体側制御装置15には、待ち時間tbと再測定時間tLとが記憶されている。再測定時間tLは、待ち時間tbよりも長い時間となっている。加えて、熱媒体側制御装置15には、固定周波数Fxと、基準周波数Fyとが記憶されている。固定周波数Fxは、第1熱媒体回路11及び第2熱媒体回路12の効率が最大となるように設定された第1ポンプ11a及び第2ポンプ12aの回転周波数である。基準周波数Fyは、第1熱媒体回路11及び第2熱媒体回路12の効率が最大となるように設定された熱媒体側ファン13の周波数である。冷媒側制御装置25には、待ち時間taと再測定時間tHとが記憶されている。再測定時間tHは、待ち時間taよりも長い時間となっている。
なお、出口温度Tとしては、温度センサ44において計測される下流出口温度を使用するものとする。これらの前提をもとに、図3を参照して、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25による冷熱供給処理について説明する。
熱源システム30が起動すると、熱媒体側制御装置15は、外気温度センサ40から外気温度Tを取得する(ステップS101)。次いで、熱媒体側制御装置15は、外気温度Tが高温判定温度T1よりも高いか否かを判定する(ステップS102)。
熱媒体側制御装置15は、外気温度Tが高温判定温度T1よりも高いと判定すると(ステップS102/Yes)、冷媒側制御装置25に冷凍ユニット20の運転を実行させ、FCユニット10の運転を停止する。すなわち、熱媒体側制御装置15は、冷媒側制御装置25に制御指令を送信する。制御指令には、外気温度Tと高温判定温度T1との差分の情報を含めてもよい。冷媒側制御装置25は、熱媒体側制御装置15からの制御指令に応じて、圧縮機21a、圧縮機22a、第1膨張弁21c、第2膨張弁22c、及び冷媒側ファン23を制御し、冷凍ユニット20の能力を負荷に応じて調整する。一方、熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a、第2ポンプ12a、及び熱媒体側ファン13を停止する。熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a、第2ポンプ12a、及び熱媒体側ファン13が停止している場合には、これらの停止状態を維持する(ステップS103)。
冷媒側制御装置25は、冷凍ユニット20の能力を負荷に応じて調整してから待ち時間taが経過するまで待機する(ステップS104/No)。冷媒側制御装置25は、待ち時間taが経過すると(ステップS104/Yes)、熱媒体側制御装置15を介して温度センサ44から出口温度Tを取得する(ステップS105)。
次いで、冷媒側制御装置25は、出口温度Tが、出口目標温度Tに第1安定係数αを加算した温度である増加基準温度よりも高いか否かを判定する(ステップS106)。冷媒側制御装置25は、出口温度Tが増加基準温度よりも高い場合(ステップS106/Yes)、冷凍ユニット20の能力を増加させる。この場合、冷媒側制御装置25は、出口温度Tと出口目標温度T又は増加基準温度との差分に応じて、冷凍ユニット20の各アクチュエータを制御するとよい(ステップS107)。
一方、冷媒側制御装置25は、出口温度Tが増加基準温度以下であれば(ステップS106/No)、出口温度Tが、出口目標温度Tから第2安定係数βを減じた温度である減少基準温度よりも低いか否かを判定する(ステップS108)。冷媒側制御装置25は、出口温度Tが減少基準温度よりも低ければ(ステップS108/Yes)、冷凍ユニット20の能力を減少させる。この場合、冷媒側制御装置25は、出口温度Tと出口目標温度T又は減少基準温度との差分に応じて、冷凍ユニット20の各アクチュエータを制御するとよい(ステップS109)。一方、冷媒側制御装置25は、出口温度Tが減少基準温度以上であれば(ステップS108/No)、冷凍ユニット20の能力を現状で維持させる。
次に、冷媒側制御装置25は、熱媒体側制御装置15から制御指令を受けてからの経過時間tmが再測定時間tHに到達するまで(ステップS110/No)、ステップS104~S110の一連の処理を繰り返し実行する。そして、冷媒側制御装置25は、経過時間tmが再測定時間tHに到達すると(ステップS110/Yes)、熱媒体側制御装置15へ再測定要求を送信する。すなわち、ステップS101の処理へ移行する。
熱媒体側制御装置15は、外気温度Tが高温判定温度T1以下であると判定した場合(ステップS102/No)、外気温度Tが低温判定温度T2よりも高いか否かを判定する(ステップS111)。
熱媒体側制御装置15は、外気温度Tが低温判定温度T2よりも高ければ(ステップS111/Yes)、FCユニット10を最大効率で運転させる。すなわち、熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a及び第2ポンプ12aの回転周波数を固定周波数Fxに設定し、熱媒体側ファン13の周波数を基準周波数Fyに設定する(ステップS112)。また、熱媒体側制御装置15は、外気温度Tから低温判定温度T2を減算して温度差ΔTを求め、求めた温度差ΔTを含む制御指令を冷媒側制御装置25へ送信する(ステップS113)。冷媒側制御装置25は、温度差ΔTに応じて冷凍ユニット20の各アクチュエータを制御する(ステップS114)。そして、冷媒側制御装置25は、ステップS104の処理へ移行する。
一方、熱媒体側制御装置15は、外気温度Tが低温判定温度T2以下であると判定した場合(ステップS111/No)、FCユニット10を最大効率で運転させ、冷媒側制御装置25に冷凍ユニット20の運転を停止させる。冷媒側制御装置25は、冷凍ユニット20が運転を停止している場合、冷凍ユニット20の停止状態を維持させる(ステップS115)。
次いで、熱媒体側制御装置15は、FCユニット10の運転を開始してから待ち時間tbが経過するまで待機する(ステップS116/No)。熱媒体側制御装置15は、待ち時間tbが経過すると(ステップS116/Yes)、温度センサ44から出口温度Tを取得する(ステップS117)。
次に、熱媒体側制御装置15は、出口温度Tが増加基準温度よりも高いか否かを判定する(ステップS118)。熱媒体側制御装置15は、出口温度Tが増加基準温度よりも高い場合(ステップS118/Yes)、FCユニット10の能力を増加させる。すなわち、熱媒体側制御装置15は、第1ポンプ11a、第2ポンプ12a、及び熱媒体側ファン13のうちの少なくとも1つの周波数を増加させる。この場合、熱媒体側制御装置15は、出口温度Tと出口目標温度T又は増加基準温度との差分に応じて、FCユニット10の各アクチュエータを制御するとよい(ステップS119)。
熱媒体側制御装置15は、出口温度Tが増加基準温度以下であれば(ステップS118/No)、出口温度Tが減少基準温度よりも低いか否かを判定する(ステップS120)。熱媒体側制御装置15は、出口温度Tが減少基準温度よりも低ければ(ステップS120/Yes)、FCユニット10の能力を減少させる。この場合、熱媒体側制御装置15は、出口温度Tと出口目標温度T又は減少基準温度との差分に応じて、FCユニット10の各アクチュエータを制御するとよい(ステップS121)。一方、冷媒側制御装置25は、出口温度Tが減少基準温度以上であれば(ステップS120/No)、冷凍ユニット20の能力を現状で維持させる。
次に、熱媒体側制御装置15は、外気温度Tを用いた判定処理(ステップS102及びS111)を行ってからの経過時間tmが再測定時間tLに到達するまで(ステップS122/No)、ステップS116~S122の一連の処理を繰り返し実行する。そして、熱媒体側制御装置15は、経過時間tmが再測定時間tLに到達すると(ステップS122/Yes)、ステップS101の処理へ移行する。
もっとも、冷媒側制御装置25が熱源システム30を統括的に制御する場合でも、熱媒体側制御装置15と冷媒側制御装置25とが連携して、上記同様、負荷側へ冷熱を供給する冷熱供給処理を実行することができる。
以上のように、本実施の形態1の熱源システム30は、熱媒体側ファン13と冷媒側ファン23とを有している。よって、第1熱媒体熱交換器11b及び第2熱媒体熱交換器12bへの送風量と、第1冷媒熱交換器21b及び第2冷媒熱交換器22bへの送風量とを個別に調整することができるため、システム全体での運転効率の向上を図ることができる。
ところで、例えば中間期には、フリークーリング機能をもつ熱媒体回路によって、ある程度の空調能力を賄うことができるため、冷媒回路は、補助的に運転させればよい。また、低負荷時又は低外気時に運転中の冷媒回路は、ファンの回転速度が制御されて、凝縮器への送風量が調整されることより、圧縮機の吸入側と吐出側との差圧が確保され、圧縮機の信頼性を維持される。
しかしながら、特許文献1の熱源システムでは、熱媒体回路と冷媒回路とに共通のファンによって、外気熱交換器及び凝縮器の各々の送風量が同時に調節される。よって、例えばCOPを高めるため、熱媒体回路側で、より多くの熱量をとれるようにファンの回転速度を調整すると、特許文献1の熱源システムでは、それほど送風量が必要でない冷媒回路側で送風量が過多となり、過剰な空調能力を発揮することになる。また、特許文献1の熱源システムでは、圧縮機の差圧確保を優先してファンの制御を行うと、熱媒体回路の運転効率が低下してしまう。
この点、本実施の形態1の熱源システム30は、フリーク-リング機能をもつ第1熱媒体回路11及び第2熱媒体回路12と、第1冷媒回路21及び第2冷媒回路22とが、異なるケーシング内に設けられている。そして、フリーケーシング10aと冷凍ケーシング20aとに個別のファンが設けられている。よって、FCユニット10の風量制御と冷凍ユニット20の風量制御とを分離することができるため、一方のユニットが他方のユニットの影響を受けないことから、各ユニットの効率が最適となる運転状態を維持することができる。
また、熱源システム30は、冷凍ユニット20よりもCOPが大きいFCユニット10が、冷凍ユニット20の上流に設けられている。すなわち、第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eは、負荷側熱媒体が流れにおける第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eの上流側に設けられている。よって、負荷側で温度上昇した負荷側熱媒体を、最初にFCユニット10に流すことができるため、運転効率の向上を図ると共に、熱源システム30の信頼性を高めることができる。
さらに、第1熱媒体間熱交換器11eと第2熱媒体間熱交換器12eとは、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管によって並列に接続されている。そのため、第1熱媒体間熱交換器11eと第2熱媒体間熱交換器12eとを直列に接続する場合に比べて、負荷側熱媒体回路51における圧力損失を低減することができる。よって、システム全体での運転効率を更に高めることができる。なお、第1熱媒体間熱交換器11eと第2熱媒体間熱交換器12eとは、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管Sによって直列に接続されてもよい。
加えて、第1媒体間熱交換器21eと第2媒体間熱交換器22eとは、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管によって直列に接続されている。よって、冷凍ユニット20では、上流側に配置された第1媒体間熱交換器21eに流入する負荷側熱媒体の温度の方が、下流側に配置された第2媒体間熱交換器22eに流入する負荷側熱媒体の温度よりも高くなる。すなわち、冷凍ユニット20は、上流側の第1冷媒回路21の蒸発温度を、下流側の第2冷媒回路22の蒸発温度よりも高くすることができる。そのため、冷凍ユニット20の運転効率が高まるため、システム全体での運転効率を更に高めることができる。
また、熱源システム30では、連結部Jから冷凍ユニット20へ延びる負荷側配管Sと、第1媒体間熱交換器21eからFCユニット10へ延びる負荷側配管Sとが、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の空間に突出している。よって、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の負荷側配管Sを、ビクトリックジョイントなどを用いて簡単に接続することができるため、作業性の向上を図ることができる。加えて、FCユニット10と冷凍ユニット20とを配管接続するためのスペースを、フリーケーシング10a及び冷凍ケーシング20aの正面視における前方などに確保する必要がなくなるため、設置スペースの制約を減らすことができる。
ここで、FCユニット10には、第1ポンプ及び第2ポンプの代わりに1つのポンプを設け、第1熱媒体熱交換器及び第2熱媒体熱交換器の代わりに1つの熱媒体熱交換器を設け、第1熱媒体間熱交換器及び第2熱媒体間熱交換器の代わりに1つの熱媒体間熱交換器を設けてもよい。すなわち、FCユニット10は、第1熱媒体回路及び第2熱媒体回路の代わりに、1つの熱媒体回路を有していてもよい。
また、冷凍ユニット20には、第1圧縮機及び第2圧縮機の代わりに1つの圧縮機を設け、第1冷媒熱交換器及び第2冷媒熱交換器の代わりに1つの冷媒熱交換器を設けてもよい。また、冷凍ユニット20には、第1膨張弁及び第2膨張弁の代わりに1つの膨張弁を設け、第1媒体間熱交換器及び第2媒体間熱交換器の代わりに1つの媒体間熱交換器を設けてもよい。すなわち、冷凍ユニット20は、第1冷媒回路及び第2冷媒回路の代わりに、1つの冷媒回路を有していてもよい。なお、FCユニット10が1つの熱媒体回路を有し、かつ冷凍ユニット20が1つの冷媒回路を有する場合、熱媒体間熱交換器は、負荷側熱媒体の流れにおける媒体間熱交換器の上流側に設けられる。
実施の形態2.
図4は、本発明の実施の形態2に係る熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。本実施の形態2におけるフリークーリングシステムの全体的な構成は、前述した実施の形態1と同様であるため、実施の形態1と同等の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。
図4に示すように、本実施の形態2のFCユニット10は、連結部Jにおいて連結された負荷側配管Sが、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の空間ではなく、フリーケーシング10aの正面視における前方、後方、又は下方に突出している。ここで、負荷側配管Sのうち、第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eから直接的にFCユニット10の外部へ突出する配管を第1吐出配管Sとする。第1吐出配管Sの先端にはフランジFが設けられている。
また、本実施の形態2の冷凍ユニット20は、第1媒体間熱交換器21eから外部に突出する負荷側配管Sが、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の空間ではなく、冷凍ケーシング20aの正面視における前方、後方、又は下方に突出している。ここで、負荷側配管Sのうち、第1媒体間熱交換器21eから直接的に冷凍ユニット20の外部へ突出する配管を第2吐出配管Sとする。第2吐出配管Sの先端にはフランジFが設けられている。
さらに、本実施の形態2の負荷側配管Sは、一端部にフランジFO1を有し、他端部にフランジFO2を有する外部配管Sを含んでいる。そして、第1吐出配管SのフランジFと、外部配管SのフランジFO1とが、ボルト及びナットなどにより接続され、第2吐出配管SのフランジFと、外部配管SのフランジFO2とが、ボルト及びナットなどにより接続されている。すなわち、FCユニット10と冷凍ユニット20とは、負荷側配管Sにより、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の空間の、正面視における前方、後方、又は下方で接続されている。
以上のように、本実施の形態2の熱源システム30によっても、システム全体での運転効率の向上を図ることができる。また、本実施の形態2の負荷側配管Sは、第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eから直接的に、フリーケーシング10aの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する第1吐出配管Sと、第1媒体間熱交換器21eから直接的に、冷凍ケーシング20aの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する第2吐出配管Sと、を含んでいる。よって、FCユニット10と冷凍ユニット20との間の空間に負荷側配管Sを配置することなく、外部配管Sを用いて、FCユニット10と冷凍ユニット20とを容易に接続することができる。したがって、FCユニット10と冷凍ユニット20との間に、熱源システム30のメンテナンス作業などを行うためのサービススペースを確保することができるため、作業効率の向上を図ることができる。他の効果、変形例、及び代替構成などについては実施の形態1と同様である。
なお、FCユニット10が1つの熱媒体回路を有し、かつ冷凍ユニット20が1つの冷媒回路を有する場合、第1吐出配管S及び第2吐出配管Sの構成は以下のようになる。すなわち、第1吐出配管Sは、熱媒体間熱交換器から直接的に、フリーケーシング10aの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する配管である。また、第2吐出配管Sは、媒体間熱交換器から直接的に、冷凍ケーシング20aの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する配管である。
実施の形態3.
図5は、本発明の実施の形態3に係る熱源システムの接続関係を例示した回路構成図である。本実施の形態3におけるフリークーリングシステムの全体的な構成は、前述した実施の形態1及び2と同様であるため、実施の形態1及び2と同等の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。
本実施の形態3のFCユニット10は、分岐部Dの上流側に、インバータにより駆動され、負荷側熱媒体を加圧して負荷側配管S内に循環させる内蔵ポンプ60が設けられている。すなわち、内蔵ポンプ60は、負荷側配管Sのうち、負荷側から第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eに繋がる配管に設けられている。内蔵ポンプ60は、熱媒体側制御装置15によって制御される。
また、本実施の形態3の冷凍ユニット20は、運転停止中にFCユニット10から流入する負荷側熱媒体を、第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eを迂回させて負荷側へ流入させるバイパス回路70を有している。バイパス回路70は、三方弁71と、バイパス配管72と、を有している。なお、本実施の形態3の負荷側配管Sには、バイパス配管72が含まれる。
三方弁71は、流入口7aと第1流出口7bと第2流出口7cとを有している。流入口7aには、FCユニット10から出て冷凍ユニット20に入る負荷側配管Sが接続されている。第1流出口7bには、第1媒体間熱交換器21eから延びる負荷側配管Sが接続されている。第2流出口7cには、バイパス配管72の一端が接続されている。バイパス配管72の他端は、第2媒体間熱交換器22eから冷凍ユニット20の外部へ延びる負荷側配管Sに接続されている。
三方弁71は、冷媒側制御装置25によって制御される。三方弁71は、冷凍ユニット20の運転中に、第1流出口7bが開の状態となり、第2流出口7cが閉の状態となる。一方、三方弁71は、冷凍ユニット20が運転を停止しているとき、第1流出口7bが閉の状態となり、第2流出口7cが開の状態となる。
第1流出口7bが閉の状態となり、第2流出口7cが開の状態となることにより、三方弁71に流入した負荷側熱媒体は、第2媒体間熱交換器22eから冷凍ユニット20の外部へ延びる負荷側配管Sへ流出し、負荷システム50へ流入する。つまり、三方弁71に流入した負荷側熱媒体は、第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eを通過せずに、冷凍ユニット20の外部へ流出する。
以上のように、本実施の形態3の熱源システム30によっても、システム全体での運転効率の向上を図ることができる。また、熱源システム30は、負荷側配管Sのうち、負荷側から第1熱媒体間熱交換器11e及び第2熱媒体間熱交換器12eに繋がる配管に、内蔵ポンプ60が設けられている。よって、現地施工時において、負荷側熱媒体回路51に負荷側熱媒体を循環させるためのポンプを別途設ける必要がなくなるため、作業性の向上を図ることができる。
ところで、実施の形態1及び2の熱源システム30は、冷凍ユニット20が運転していないときも、負荷側熱媒体が、第1媒体間熱交換器21e及び第2媒体間熱交換器22eの内部を流れるようになっている。よって、第1媒体間熱交換器21eと第2媒体間熱交換器22eとを負荷側熱媒体が通過することによる圧力損失が生じ、負荷側熱媒体を循環させるポンプの動力が増えるため、システム全体での効率が低下するおそれがある。この点、本実施の形態3の冷凍ユニット20は、運転停止中にFCユニット10から流入する負荷側熱媒体を、媒体間熱交換器を迂回させて負荷側へ流入させるバイパス回路70を有している。そのため、負荷側熱媒体回路51の圧力損失を低減し、システム全体での効率の上昇を図ることができる。
ここで、図5では、熱源システム30が内蔵ポンプ60とバイパス回路70との双方を有する場合を例示したが、これに限定されない。すなわち、本実施の形態3の熱源システム30は、内蔵ポンプ60及びバイパス回路70のうちの何れか一方を有するようにしてもよい。また、実施の形態3の構成は、実施の形態2の構成にも適用することができる。そして、他の効果、変形例、及び代替構成などについては実施の形態1及び2と同様である。なお、FCユニット10が1つの熱媒体回路を有する場合、内蔵ポンプ60は、負荷側から熱媒体間熱交換器に繋がる負荷側配管Sに設けられる。また、冷凍ユニット20が1つの冷媒回路を有する場合、第1流出口7bには、媒体間熱交換器から延びる負荷側配管Sが接続される。
実施の形態4.
本実施の形態4の熱源システム30は、少なくとも1つのFCユニット10と、少なくとも2つの冷凍ユニット20と、を有している。そして、本実施の形態4の熱源システム30は、実施の形態1~3と同様、1つのFCユニット10と1つの冷凍ユニット20とが対応づけられている。そこで、本実施の形態4では、実施の形態1の熱源システム30と同様に1対1で対応づけられたFCユニット10と冷凍ユニット20との組み合わせを、説明の便宜上「ハイブリッドシステム」と称する。
ここで、図6及び図7を参照して、本実施の形態4の熱源システム30の構成例について具体的に説明する。図6は、本発明の実施の形態4に係る熱源システムの一例を示す構成図である。図7は、本発明の実施の形態4に係る熱源システムの他の例を示す構成図である。実施の形態1~3と同様の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。なお、図6及び図7では、煩雑さを避けるために、一部の構成部材及び符号を省略している。
図6に示す熱源システム30は、4つのハイブリッドシステム1~4を有している。そして、熱源システム30は、各FCユニット10に負荷側熱媒体を流入させる負荷側配管Sが接続される流入ヘッダH1と、各冷凍ユニット20から負荷側熱媒体を流出させる負荷側配管Sが接続される流出ヘッダH2と、を有している。
図7に示す熱源システム30は、2つのハイブリッドシステム1及び2と、3つの冷凍ユニット20とを有している。そして、熱源システム30は、各FCユニット10及び冷凍ユニット20に負荷側熱媒体を流入させる負荷側配管Sが接続される流入ヘッダH1を有している。また、熱源システム30は、各冷凍ユニット20から負荷側熱媒体を流出させる負荷側配管Sが接続される流出ヘッダH2と、を有している。
図6及び図7に示すように、本実施の形態4の負荷側配管Sには、流入ヘッダH1と熱媒体間熱交換器及び媒体間熱交換器とをつなぐ配管と、流出ヘッダH2と熱媒体間熱交換器及び媒体間熱交換器とをつなぐ配管とに、開閉する機能をもつ開閉弁80が設けられている。開閉弁80は、例えばボール弁からなり、負荷側熱媒体を通過させ又は遮断する。開閉弁80は、熱媒体側制御装置15及び冷媒側制御装置25によって制御されてもよく、手動で開閉するようにしてもよい。
より具体的に、図6の構成では、流入ヘッダH1と分岐部Dとの間の負荷側配管Sと、第2媒体間熱交換器22eと流出ヘッダH2との間の負荷側配管Sとに、開閉弁80が設けられている。図7の構成では、単独で配置されている冷凍ユニット20について、流入ヘッダH1と第1熱媒体間熱交換器11eとの間の負荷側配管Sに、開閉弁80が設けられている。
以上のように、本実施の形態4の熱源システム30によっても、システム全体での運転効率の向上を図ることができる。また、熱源システム30は、少なくとも1つのFCユニット10と、少なくとも2つの冷凍ユニット20と、を有している。すなわち、本実施の形態4の熱源システム30では、FCユニット10の数と、冷凍ユニット20の数とを、熱源システム30の設置環境に応じて変更することができる。ここで、熱源システム30の設置環境には、例えば、フリークーリングシステム100が設けられる工場又はプラントなどの負荷が含まれる。
そして、熱源システム30は、1つのFCユニット10が1つの冷凍ユニット20に対応づけられている。すなわち、1つのFCユニット10の下流側に、1つの冷凍ユニット20が併設されている。そして、負荷側熱媒体が流れる負荷側配管Sは、負荷の下流に設けられる流入ヘッダH1と、負荷の上流に設けられる流出ヘッダH2と、を含んでいる。よって、現地での施工作業を単純化することができるため、作業性の向上を図ることができる。また、設置現場の省スペース化を図ることができる。
さらに、本実施の形態4では、負荷側配管Sのうち、流入ヘッダH1と熱媒体間熱交換器及び媒体間熱交換器とをつなぐ配管と、流出ヘッダH2と熱媒体間熱交換器及び媒体間熱交換器とをつなぐ配管とに、開閉弁80を設けている。よって、第1熱媒体間熱交換器11e、第2熱媒体間熱交換器12e、第1媒体間熱交換器21e、及び第2媒体間熱交換器22eのうちの少なくとも1つが故障したような場合、故障した熱交換器を有する系統を遮断し、修理又は取り替えなどの対処を迅速に行うことができるため、熱源システム30の信頼性を高めることができる。また、運転停止中の冷凍ユニット20又はハイブリッドシステムの開閉弁80を閉じることにより、圧力損失の低減を図ると共に、負荷側熱媒体の不要な温度変化を避けることができるため、運転効率の向上を図ることができる。
図6では、4つのハイブリッドシステムを有する熱源システム30を例示したが、これに限定されない。熱源システム30は、2つ又は3つのハイブリッドシステムにより構成してもよく、5つ以上のハイブリッドシステムにより構成してもよい。また、図7では、2つのハイブリッドシステムと、3つの冷凍ユニット20と、を有する熱源システム30を例示したが、これに限定されない。熱源システム30は、少なくとも1つのハイブリッドシステムと、少なくとも1つの冷凍ユニット20と、を有していればよい。
図6及び図7では、1つ又は複数のハイブリッドシステムとして、実施の形態1の構成を適用した場合を例示したが、これに限定されない。本実施の形態4の熱源システム30は、ハイブリッドシステムとして、実施の形態2又は3の構成を適用してもよい。また、本実施の形態4の熱源システム30は、実施の形態1~3のそれぞれの構成を組み合わせて、複数のハイブリッドシステムを構成してもよい。他の効果、変形例、及び代替構成などについては実施の形態1~3と同様である。
上述した各実施の形態は、フリークーリングシステム及び熱源システムにおける好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、上記の説明では、熱源側熱媒体としてブラインを例示したが、これに限らず、熱源側熱媒体は水であってもよい。また、上記の説明では、負荷側熱媒体として水を例示したが、これに限らず、負荷側熱媒体は、ブラインなどの不凍液であってもよい。
実施の形態1~4では、フリーケーシング10aと冷凍ケーシング20aとが同一の形状となっている。すなわち、共通のケーシングを用い、内部構成を組み替えることにより、FCユニット10と冷凍ユニット20とを適宜製造することができるため、熱源システム30の製造コストの削減を図ることができる。
1~4 ハイブリッドシステム、7a 流入口、7b 第1流出口、7c 第2流出口、10 フリークーリングユニット(FCユニット)、10a ケーシング、10b ファンガード、11 第1熱媒体回路、11a 第1ポンプ、11b 第1熱媒体熱交換器、11e 第1熱媒体間熱交換器、12 第2熱媒体回路、12a 第2ポンプ、12b 第2熱媒体熱交換器、12e 第2熱媒体間熱交換器、13 熱媒体側ファン、13a ファンモータ、13b 羽根車、15 熱媒体側制御装置、20 冷凍ユニット、20a ケーシング、21 第1冷媒回路、21a 圧縮機、21b 第1冷媒熱交換器、21c 第1膨張弁、21d アキュームレータ、21e 第1媒体間熱交換器、22 第2冷媒回路、22a 圧縮機、22b 第2冷媒熱交換器、22c 第2膨張弁、22d アキュームレータ、22e 第2媒体間熱交換器、23 冷媒側ファン、23a ファンモータ、23b 羽根車、25 冷媒側制御装置、30 熱源システム、40 外気温度センサ、41~44 温度センサ、50 負荷システム、51 負荷側熱媒体回路、60 内蔵ポンプ、70 バイパス回路、71 三方弁、72 バイパス配管、80 開閉弁、100 フリークーリングシステム、C 通信線、D 分岐部、F、F1、F2、FO1、FO2 フランジ、Fx 固定周波数、Fy 基準周波数、H1 流入ヘッダ、H2 流出ヘッダ、J 連結部、P 熱源側配管、Q 冷媒配管、R1 熱交換室、R2 収納室、S 負荷側配管、S 第1吐出配管、S 第2吐出配管、S 外部配管、Sr 連結管、T1 高温判定温度、T2 低温判定温度、TG 出口目標温度、TN 出口温度、TO 外気温度、tH 再測定時間、tL 再測定時間、tm 経過時間、ΔT 温度差、α 第1安定係数、β 第2安定係数。

Claims (11)

  1. ポンプと熱媒体熱交換器と熱媒体間熱交換器とが熱源側配管によって接続され、熱源側熱媒体が循環する熱媒体回路と、前記熱媒体熱交換器に風を送る熱媒体側ファンと、を備えたフリークーリングユニットと、
    圧縮機と冷媒熱交換器と膨張弁と媒体間熱交換器とが冷媒配管によって接続され、冷媒が循環する冷媒回路と、前記冷媒熱交換器に風を送る冷媒側ファンと、を備えた冷凍ユニットと、
    屋外の外気温度を計測する外気温度センサと、を有し、
    前記熱媒体間熱交換器は、
    前記熱源側熱媒体と負荷側から流入する負荷側熱媒体との間で熱交換させるものであり、
    前記媒体間熱交換器は、
    前記冷媒と前記負荷側熱媒体との間で熱交換させるものであり、
    前記フリークーリングユニットは、
    前記ポンプとしての第1ポンプ及び第2ポンプと、
    前記熱媒体熱交換器としての第1熱媒体熱交換器及び第2熱媒体熱交換器と、
    前記熱媒体間熱交換器としての第1熱媒体間熱交換器及び第2熱媒体間熱交換器と、
    前記ポンプ及び前記熱媒体側ファンのそれぞれの動作を制御する熱媒体側制御装置と、を有すると共に、
    前記熱媒体回路として、
    前記第1ポンプと前記第1熱媒体熱交換器と前記第1熱媒体間熱交換器とが前記熱源側配管によって接続された第1熱媒体回路と、
    前記第2ポンプと前記第2熱媒体熱交換器と前記第2熱媒体間熱交換器とが前記熱源側配管によって接続された第2熱媒体回路と、を有し、
    前記冷凍ユニットは、
    前記圧縮機、前記膨張弁、及び前記冷媒側ファンのそれぞれの動作を制御する冷媒側制御装置を有し、
    前記熱媒体側制御装置と前記冷媒側制御装置とは、相互通信が可能な通信線により接続され、
    前記熱媒体側制御装置には、
    前記冷凍ユニットから流出する前記負荷側熱媒体の目標温度の変化に応じて設定された高温判定温度と、
    前記冷凍ユニットから流出する前記負荷側熱媒体の目標温度の変化に応じて、前記高温判定温度よりも低く設定された低温判定温度と、が記憶され、
    前記熱媒体側制御装置又は前記冷媒側制御装置は、前記外気温度と、前記高温判定温度及び前記低温判定温度との比較結果に基づいて、前記フリークーリングユニット若しくは前記冷凍ユニット、又はその両方のうち、何れの運転を行うかを決定する
    熱源システム。
  2. 前記熱媒体間熱交換器は、
    前記負荷側熱媒体流れにおける前記媒体間熱交換器の上流側に設けられている、請求項1に記載の熱源システム。
  3. 前記冷凍ユニットは、
    運転停止中に前記フリークーリングユニットから流入する前記負荷側熱媒体を、前記媒体間熱交換器を迂回させて負荷側へ流入させるバイパス回路を有する、請求項2に記載の熱源システム。
  4. 前記第1熱媒体間熱交換器と前記第2熱媒体間熱交換器とは、前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管によって並列に接続されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の熱源システム。
  5. 前記冷凍ユニットは、
    前記圧縮機としての第1圧縮機及び第2圧縮機と、
    前記冷媒熱交換器としての第1冷媒熱交換器及び第2冷媒熱交換器と、
    前記膨張弁としての第1膨張弁及び第2膨張弁と、
    前記媒体間熱交換器としての第1媒体間熱交換器及び第2媒体間熱交換器と、を有すると共に、
    前記冷媒回路として、
    第1圧縮機と第1冷媒熱交換器と第1膨張弁と第1媒体間熱交換器とが冷媒配管によって接続された第1冷媒回路と、
    第2圧縮機と第2冷媒熱交換器と第2膨張弁と第2媒体間熱交換器とが冷媒配管によって接続された第2冷媒回路と、を有する、請求項1~4の何れか一項に記載の熱源システム。
  6. 前記第1媒体間熱交換器と前記第2媒体間熱交換器とは、前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管によって直列に接続されている、請求項5に記載の熱源システム。
  7. 前記フリークーリングユニットは、
    前記熱媒体回路を収容するフリーケーシングを有し、
    前記冷凍ユニットは、
    前記冷媒回路を収容する冷凍ケーシングを有し、
    前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管は、
    前記熱媒体間熱交換器から直接的に、前記フリーケーシングの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する第1吐出配管と、
    前記媒体間熱交換器から直接的に、前記冷凍ケーシングの正面視における前方、後方、又は下方へ突出する第2吐出配管と、を含む、請求項1~6の何れか一項に記載の熱源システム。
  8. 前記フリークーリングユニットと前記冷凍ユニットとは、
    前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管により、前記フリークーリングユニットと前記冷凍ユニットとの間の空間の、正面視における前方、後方、又は下方で接続されている、請求項1~7の何れか一項に記載の熱源システム。
  9. 前記フリークーリングユニットは、
    前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管のうち、負荷側から前記熱媒体間熱交換器に繋がる配管に内蔵ポンプが設けられている、請求項1~8の何れか一項に記載の熱源システム。
  10. 少なくとも1つの前記フリークーリングユニットと、
    複数の前記冷凍ユニットと、を有すると共に、
    1つの前記フリークーリングユニットが1つの前記冷凍ユニットに対応づけられており、
    前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管は、
    負荷の下流に設けられる流入ヘッダと、
    負荷の上流に設けられる流出ヘッダと、を含む、請求項1~9の何れか一項に記載の熱源システム。
  11. 前記負荷側熱媒体が流れる負荷側配管には、
    前記流入ヘッダと前記熱媒体間熱交換器及び前記媒体間熱交換器とをつなぐ配管と、前記流出ヘッダと前記熱媒体間熱交換器及び前記媒体間熱交換器とをつなぐ配管とに、
    開閉する機能をもつ開閉弁が設けられている、請求項10に記載の熱源システム。
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