JP2007285669A - 熱交換器および冷凍サイクル - Google Patents

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Abstract

【課題】内部を通過する液相流体を蒸発させる熱交換器の流体通過音を抑制する。
【解決手段】熱交換後の冷媒を流出管174に導く流出用チューブ172f〜172iのうち、最も上方に配置された流出用チューブ172fを、他の流出用チューブ172g〜172iよりも、流出管174の流出口174aに近い部位に接続する。これにより、最も上方に配置された流出用チューブ172fから流出管174へ導かれた気相冷媒が、他の流出用チューブ172g〜172iから流出管174へ導かれた液相冷媒を追い越す際に発生する冷媒通過音を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、温度の異なる流体を間接的に接触させて両流体間で熱交換を行わせる熱交換器およびこの熱交換器を適用した冷凍サイクルに関するもので、例えば、ヒートポンプ式給湯器に用いて好適である。
従来、冷凍サイクルの低圧側に配置された空気熱交換器(冷媒蒸発器)にて大気から吸熱した熱量を、高圧側の水冷媒熱交換器にて放熱させて給湯水を加熱するヒートポンプ式給湯器が知られている。この種のヒートポンプ式給湯器は、冬場などの外気温が低い環境下で作動させると室外機ユニットに搭載される空気熱交換器に着霜してしまうので、空気熱交換器に発生した霜を取り除くための除霜運転を行う必要がある。
例えば、特許文献1では、冷媒減圧手段および冷媒循環手段の役割を果たすエジェクタを備えることでサイクル効率(COP)を向上させたエジェクタ式冷凍サイクルを適用したヒートポンプ式給湯器が開示されている。このヒートポンプ式給湯器では、エジェクタ下流側に配置された気液分離器に貯めた液相冷媒を加熱し、加熱した液相冷媒を空気熱交換器内部へ導くことで空気熱交換器の除霜を行っている。
特開2005−180869号公報
ところが、特許文献1のように、加熱した液相冷媒を空気熱交換器内部へ導くことで空気熱交換器の除霜を行うと、除霜運転時に冷媒が空気熱交換器内部を通過する音(冷媒通過音)が増大してしまうことがあった。
そこで、本発明者がその原因について調査したところ、除霜運転時に空気熱交換器内部を通過する液相冷媒の一部が蒸発して気相冷媒になっていることが原因であると判明した。その理由は、液相冷媒と気相冷媒とでは空気熱交換器内部を通過する速度が異なるため、液相冷媒と気相冷媒が混ざり合う部位において、速度の速い気相冷媒が速度の遅い液相冷媒の中を通過しながら追い越す際に冷媒通過音を増大させてしまうからである。
本発明は上記点に鑑み、熱交換器の流体通過音を抑制することを第1の目的とする。
また、本発明は、内部を通過する液相流体を蒸発させる熱交換器の流体通過音を抑制することを第2の目的とする。
また、本発明は、冷媒蒸発器における冷媒通過音を抑制した冷凍サイクルを提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、第1流体が通過する複数本のチューブ(172)と、チューブ(172)の外周に接合されて、第1流体とチューブ(172)の周りを流れる第2流体との熱交換を促進させるフィン(171)と、熱交換後の第1流体を流出させる流出口(174a)を有する流出管(174)とを備える熱交換器であって、複数本のチューブ(172)のうち予め定めた2本以上は、流出管(174)に接続されて、熱交換後の第1流体を流出管(174)に導く流出用チューブ(172f〜172i)になっており、流出用チューブ(172f〜172i)のうち、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が最も高い流出用チューブ(172f)は、他の流出用チューブ(172g〜172i)よりも、流出口(174a)に近い部位に接続されている熱交換器を第1の特徴とする。
これによれば、流出用チューブ(172f〜172i)のうち、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が最も高い流出用チューブ(172f)が、他の流出用チューブ(172g〜172i)よりも、流出管(174)の流出口(174a)に近い部位に接続されているので、気相割合が最も高い流出用チューブ(172f)から導かれた気相状態の第1流体を、他の流出用チューブ(172g〜172i)から導かれた液相状態の第1流体よりも先に流出管(174)の流出口(174a)より流出させることができる。
その結果、流出管(174)において、気相割合が最も高い流出用チューブ(172f)から導かれた気相状態の第1流体が、他の流出用チューブ(172g〜172i)から導かれた液相状態の第1流体を追い越すことがないので、流出管(174)における冷媒通過音を抑制することができる。
例えば、上記の第1の特徴の熱交換器を、上述の特許文献1に記載されたヒートポンプ式給湯器において、内部を通過する液相の冷媒(第1流体)を蒸発させる空気熱交換器に適用すれば、除霜運転時の冷媒通過音(第1流体通過音)を効果的に抑制できる。
なお、本発明における気相割合とは、気相状態の第1流体と液相状態の第1流体との合計体積に対する気相状態の第1流体の体積の割合を意味する。もちろん、気相状態の第1流体と液相状態の第1流体との合計質量に対する気相状態の第1流体の質量の割合としてもよい。
また、上述の第1の特徴の熱交換器において、流出用チューブ(172f〜172i)は、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が高いものから順に、流出口(174a)に近い部位に接続されていてもよい。
これによれば、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が高いものから順に、流出口(174a)に近い部位に接続されているので、液相状態の第1流体を追い越す気相状態の第1流体の量を効果的に抑制することができる。その結果、より一層、効果的に冷媒通過音を抑制することができる。
また、本発明では、第1流体が通過する複数本のチューブ(172)と、チューブ(172)の外周に接合されて、第1流体とチューブ(172)の周りを流れる第2流体との熱交換を促進させるフィン(171)と、熱交換後の第1流体を流出させる流出口(174a)を有する流出管(174)とを備える熱交換器であって、チューブ(172)は、略水平方向に延びる形状に形成されており、さらに、複数本のチューブ(172)は、略鉛直方向に積層されるとともに、複数本のチューブ(172)のうち予め定めた2本以上は、流出管(174)に接続されて、熱交換後の第1流体を流出管(174)に導く流出用チューブ(172f〜172i)になっており、流出用チューブ(172f〜172i)のうち、最も上方に配置された流出用チューブ(172f)は、他の流出用チューブ(172g〜172i)よりも、流出口(174a)に近い部位に接続されている熱交換器を第2の特徴とする。
ところで、本発明者の検討によれば、上述の特許文献1のように、加熱した液相流体を熱交換器内部へ導くことで熱交換器の除霜を行う場合、霜の溶け具合によってチューブ(172)を通過する冷媒の状態が変化することが判っている。
例えば、第2の特徴の熱交換器のように、チューブ(172)が略水平方向に延びる形状に形成されており、さらに、複数本のチューブ(172)が略鉛直方向に積層されている熱交換器において、除霜時に加熱した液相状態の第1流体を熱交換器内部へ導くと、溶けた霜が水となり、この水が重力によって上から下へと流れる。
そのため、熱交換器の上側のチューブ(172)を通過する第1流体は、霜および霜が溶けた水によって冷却されなくなり、さらに第2流体から吸熱して気化しやすい。一方、熱交換器の下側のチューブ(172)を通過する第1流体は、霜が溶けても上から流れてくる水(霜が溶けた水)によって冷却されるので気化しにくい。
このことは、上方に配置された流出用チューブ(172f)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合は、下方に配置された流出用チューブ(172g〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合に対して高くなることを意味する。
従って、第2の特徴の熱交換器では、流出用チューブ(172f〜172i)のうち、最も上方に配置された流出用チューブ(172f)が、他の流出用チューブ(172g〜172i)よりも、流出口(174a)に近い部位に接続されているので、実質的に、流出用チューブ(172f〜172i)のうち、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が最も高い流出用チューブ(172f)が、他の流出用チューブ(172g〜172i)よりも、流出管(174)の流出口(174a)に近い部位に接続されることになる。
その結果、第1の特徴の熱交換器と同様の冷媒通過音抑制効果を得ることができる。また、液相状態の第1流体を蒸発させる蒸発器として第2の特徴の熱交換器を用いることで、冷媒通過音を効果的に抑制できる。
なお、本発明における略水平方向に延びる形状とは、同一水平面上で直線上に延びる形状のみを意味するものではなく、同一水平面上であれば、いずれの方向に延びる形状であっても略水平方向に延びる形状に含まれる。
例えば、同一水平面上で蛇行しながら延びる形状や同一水平面上で折り曲がった形状も含まれる。また、完全に同一水平面上で延びる形状のみを意味するものではなく、加工・組付誤差等によって同一水平面上から微少にずれて延びる形状も含まれる。
さらに、本発明における略鉛直方向とは、完全に水平面に垂直な方向と一致する方向のみを意味するものではなく、加工・組付誤差等によって鉛直方向に対して微少な傾きを有する方向も含まれる意味である。また、略鉛直方向に積層されているとは、略鉛直方向に一列に積層されていることのみを意味するものではなく、複数列に積層されているものも含む意味である。
また、上述の第2の特徴の熱交換器において、流出用チューブ(172f〜172i)は、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が高いものから順に、流出口(174a)に近い部位に接続されていてもよい。
これによれば、上述したように、実質的に、流出用チューブ(172f〜172i)から流出管(174)に導かれる第1流体の気相割合が高いものから順に、流出口(174a)に近い部位に接続されることになるので、液相状態の第1流体を追い越す気相状態の第1流体の量を効果的に抑制することができる。その結果、より一層、効果的に冷媒通過音を抑制することができる。
また、本発明では、上述の第1、2の特徴の熱交換器(17)を冷媒蒸発器として用いた冷凍サイクルを第3の特徴とする。これによれば、第1、2の特徴の熱交換器(17)の冷媒通過音抑制効果によって、冷媒蒸発器における冷媒通過音を抑制した冷凍サイクルを提供することができる。
また、第3の特徴の冷凍サイクルにおいて、高圧側冷媒圧力が超臨界圧力以上になるように構成されていてもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜4により、本発明の熱交換器および冷凍サイクルをヒートポンプ式給湯器(以下給湯器と略称する。)に適用した例について説明する。図1は、本実施形態の給湯器の全体構成図である。この給湯器は、給湯水を貯留する貯湯タンク10、給湯水を加熱するための冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)11、および貯湯タンク10内の給湯水を循環するための水循環通路12を備えている。
そして、図1の破線に示すように、冷凍サイクル11および水循環通路12によって、給湯器の室外機を構成するヒートポンプユニット100が構成されている。まず、貯湯タンク10は、耐食性に優れた金属(例えば、ステンレス)製で、断熱構造を有し、高温の給湯水を長時間保温することができる。
また、貯湯タンク10に貯留された給湯水は、貯湯タンク10の上部に設けられた温水流出部10aから出湯され、図示しない温調弁において水道からの冷水と混合されて温度調節された後、台所や風呂等に給湯される。また、貯湯タンク10内の下部に設けられた冷水流入部10bから水道水が補給されるようになっている。
水循環通路12には、給湯水を循環させる電動水ポンプ13が配置されており、給湯水は、図1の矢印で示すように、貯湯タンク10下部の給湯水出口10c→電動水ポンプ13→水冷媒熱交換器15の水通路15a→貯湯タンク10上部の給湯水入口10dの順に循環する。
冷凍サイクル11は、圧縮機14、水冷媒熱交換器15、エジェクタ16、空気熱交換器17、およびアキュムレータ18を有して構成される。なお、本実施形態では、冷媒として、高圧圧力が臨界圧力以上(超臨界状態)となる二酸化炭素を使用しているので、冷凍サイクル11は超臨界サイクル構成する。
圧縮機14は、内蔵する電動モータ14aによって駆動される電動圧縮機であり、その吸入冷媒を臨界圧力以上まで圧縮して吐出するものである。なお、圧縮機14の圧縮機構としては、ロータリー式、スクロール式、プランジャ式等、種々の形式を採用できる。また、エンジン駆動式の圧縮機を採用してもよい。
水冷媒熱交換器15は、圧縮機14の吐出冷媒(高温高圧冷媒)と水循環通路12を流れる給湯水との間で熱交換を行って、給湯水を加熱するものである。この水冷媒熱交換器15は、給湯水が流れる水通路15aと、圧縮機吐出冷媒が流れる冷媒通路15bとを有し、水通路15aを流れる給湯水の流れ方向と冷媒通路15bを流れる冷媒の流れ方向とが対向するように構成されている。
なお、本実施形態では、冷媒通路15bを流れる冷媒(二酸化炭素)は、圧縮機14で臨界圧力以上に圧縮されることにより超臨界状態のまま給湯水に放熱するので、水冷媒熱交換器15において放熱しても凝縮することはない。
水冷媒熱交換器15の下流側には内部熱交換器19が接続されている。この内部熱交換器19は、水冷媒熱交換器15から流出した冷媒が通過する高圧側通路19aと圧縮機14へ吸入される冷媒が通過する低圧側通路19bとを有し、水冷媒熱交換器15流出冷媒と圧縮機14吸入冷媒とを熱交換させるものである。
そして、水冷媒熱交換器15流出冷媒が、圧縮機14吸入冷媒と熱交換して放熱することにより、後述する空気熱交換器17における冷媒入口・出口間の冷媒のエンタルピ差を増大させて、サイクルの冷凍能力を増大させるようになっている。
内部熱交換器19の高圧側通路19a下流側には、エジェクタ16が接続されている。エジェクタ16は冷媒を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する冷媒流の吸引作用によって冷媒を吸引するポンプ手段の役割を兼ねるものである。このような作用を果たすエジェクタ16は特許第3322263号公報等により公知である。
ここで、エジェクタ16の概要を説明すると、エジェクタ16は、内部熱交換器19の高圧側通路19aから高圧冷媒が流入する高圧冷媒入口160、この高圧冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるノズル部161、および、このノズル部161から噴射する高速度の冷媒流により空気熱交換器17から流出した冷媒を吸引する冷媒吸引口162等を有して構成される。
ノズル部161の下流側には、高速度の噴射冷媒流と冷媒吸引口162からの吸引冷媒とを混合する混合部163が形成され、この混合部163の下流側に昇圧部をなすディフューザ部164が形成されている。このディフューザ部164は冷媒の通路面積を徐々に拡大する形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギを圧力エネルギに変換する作用を果たす。
さらに、ノズル部161には電動アクチュエータ165により位置制御される可変ニードル166が配置され、この可変ニードル166の軸方向の位置制御によりノズル部161の冷媒通路面積を電気的に制御できるようになっている。
エジェクタ16のディフューザ部164下流側には、アキュムレータ18が接続されており、ディフューザ部164流出冷媒はアキュムレータ18に流入する。アキュムレータ18は、ディフューザ部164から流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒に分離するとともに、サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄える気液分離器である。
アキュムレータ18の上部には、気相冷媒を流出させる気相冷媒出口18aが設けられ、この気相冷媒出口18aは前述の内部熱交換器19の低圧側通路19bを介して圧縮機14の吸入側に接続される。
また、アキュムレータ18の下部(底部)には液相冷媒を流出させる液相冷媒出口18bが設けられ、この液相冷媒出口18bは固定絞りからなる補助減圧器20を介して空気熱交換器17の流入管173の流入口173aに接続される。この固定絞りとしてはキャピラリチューブ、オリフィス等を採用できる。
空気熱交換器17は、内部を通過する低圧冷媒と室外空気とを熱交換させて、低圧冷媒を外気から吸熱させて蒸発させる蒸発器であり、空気熱交換器17には電動室外ファン21により外気が矢印A方向に送風される。空気熱交換器17の流出管174の流出口174aは前述のエジェクタ16の冷媒吸引口162に接続される。
従って、本実施形態において、本発明の熱交換器は空気熱交換器(冷媒蒸発器)として適用されており、さらに、第1流体は冷媒であり、第2流体は空気(電動室外ファン21送風空気)である。
空気熱交換器17の詳細については、図2〜4により説明する。図2は、空気熱交換器17の模式的な全体斜視図を示す。なお、図2の上下・左右各矢印の各方向は、ヒートポンプユニットに搭載した状態における方向を示している。
また、図3は、図2におけるB矢視図であって、空気熱交換器17の冷媒回路を説明するための模式的な側面図である。図4は、図2において空気熱交換器17の冷媒回路(熱交換領域)を説明するための模式的な全体斜視図である。
空気熱交換器17は、低圧冷媒と外気(電動室外ファン21送風空気)との熱交換を促進させるプレート状のフィン171、内部を冷媒が通過するチューブ172、アキュムレータ18から流出した液相冷媒を流入させる流入口173aを有する流入管173、熱交換後の冷媒を流出させる流出口174aを有する流出管174を有して構成される。
フィン171は、放熱性に優れる金属(本実施形態では、アルミニウム)で構成され、上下方向に細長く延びる平板状の形状になっている。フィン171は左右方向に多数枚積層されるとともに、左側端部において送風空気流れ方向Aに多数枚積層されている。従って、上方から見ると、全体としてL字状に湾曲するように積層配置されている。
チューブ172は、積層された各フィン171の板面を串刺し状に貫通するように配置されている。このチューブ172は銅製の丸管によって構成されており、略水平方向に延びる形状になっている。具体的には、各フィン171を貫通するように、上方から見ると全体としてフィン171の積層形状に適合するL字状の形状になっている。従って、本実施形態の空気熱交換器17は、フィンアンドチューブ型の熱交換器である。
なお、本実施形態のチューブ172の形状は、L字状に湾曲しているが、同一水平面上で折り曲げられた形状なので、略水平方向に延びる形状に含まれる。また、フィン171(アルミニウム)とチューブ172(銅)との接触部にはプレ・コーティングが施されているので、異金属の直接接触による電気化学的腐食(電食)は生じない。
また、チューブ172は、送風空気流れ方向Aに対して2列に複数本積層配置されており、チューブ172の左側の空気流れ方向下流側端部はU字状に折り返され、さらに、右側端部では、所定のチューブ172同士が適宜Uベント管等によって連通するようになっている。
ここで、空気熱交換器17内部の冷媒回路について、図3、4により説明する。複数本積層配置されたチューブ172のうち、空気熱交換器17下方側に位置する2本の流入用チューブ172aには、流入管173が接続されている。この流入管173は流入口173aから流入した冷媒流れを2つに分岐して流入用チューブ172aに流入させるものである。
流入用チューブ172aに流入した冷媒流れは、さらに、空気熱交換器17下方側に配置されたチューブ172を通過して分岐され、4つのチューブ172b〜172eに流入する。そして、チューブ172b〜172eに流入した冷媒は、流出管174に流入するまで互いに混ざり合うことなく独立に構成された冷媒回路を流れる。
具体的には、図3に示すように、チューブ172bに流入した冷媒は流出用チューブ172fから流出し、チューブ172cに流入した冷媒は流出用チューブ172gから流出し、チューブ172dに流入した冷媒は流出用チューブ172hから流出し、最下部に配置されたチューブ172eに流入した冷媒は流出用チューブ172iから流出する冷媒回路が構成される。
なお、図3に示す各チューブ172間を結ぶ破線は、チューブ172左側の空気流れ方向下流側端部のU字状の折り返しによって接続されるチューブ172を示すものである。従って、図4に示すように、上から順にチューブ172b→172fの冷媒回路によって熱交換領域C、チューブ172c→172gの冷媒回路によって熱交換領域D、チューブ172c→172gの冷媒回路によって熱交換領域E、チューブ172d→172hの冷媒回路によって熱交換領域Fの4つの熱交換領域が構成される。
つまり、本実施形態の空気熱交換器17は、流入管173から流入させた冷媒を4つの冷媒回路に分岐する、いわゆる4パスタイプの熱交換器である。このように4パスタイプの熱交換器を採用することで、流入管173から流入した液相冷媒が各冷媒回路を通過しながら蒸発して気相冷媒となって体積膨張しても、圧力損失が増大することを抑制している。
また、図3に示すように、各流出用チューブ172f〜172iは流出管174に接続されている。従って、各流出用チューブ172f〜172iは、熱交換後の冷媒を流出管174に導くものである。この流出管174は下側に湾曲部を有する略U字形状の管であり、一方の端部は閉塞され、他方の端部に冷媒を流出させる流出口174aが配置されている。従って、流出口174aは上方に向かって開口している。
そして、各熱交換領域C〜Fのうち最も上方に位置する熱交換領域Cを構成する流出用チューブ172fが他の流出用チューブ172g〜172iよりも流出口174aに近い部位に接続されている。すなわち、各流出用チューブ172f〜172iのうち、最も上方に配置された流出用チューブ172fが、他の流出用チューブ172g〜172iよりも流出口174aに近い部位に接続されている。
次に、本実施形態の電気制御部の概要を説明する。図1に示す制御装置22はマイクロコンピュータおよびその周辺回路等により構成され、その出力側には、電動水ポンプ13、圧縮機14の電動モータ14a、エジェクタ16の電動アクチュエータ165、電動室外ファン21等が接続され、これらの機器の作動を制御する。
また、制御装置22の入力側には、圧縮機14の吐出冷媒温度を検出する温度センサ23、水冷媒熱交換器15の出口冷媒圧力(高圧圧力)を検出する圧力センサ24、空気熱交換器17の出口冷媒温度を検出する温度センサ25、水循環通路12のうち、水冷媒熱交換器15の水通路15a入口側の給湯水温度を検出する温度センサ26、外気温を検出する温度センサ27等のセンサ群の検出信号が入力される。
さらに、給湯器の操作パネル28から、給湯器の作動、停止の操作信号、給湯器の給湯水設定温度信号等が制御装置22に入力される。なお、図1では、制御装置22をヒートポンプユニット100内部に配置しているが、操作パネル28と一体に構成して、室内側に配置してもよい。
次に、上記の構成における本実施形態の給湯器の作動を説明する。ヒートポンプユニット100に外部から電源が供給された状態で、操作パネル28の給湯器作動信号が制御装置22に入力されると、制御装置22が給湯器の運転を開始する。なお、制御装置22では、給湯器の運転中に温度センサ25により検出される空気熱交換器17の出口冷媒温度に基づいて空気熱交換器17の除霜運転の必要有無を判定する。
このような除霜運転の必要有無判定は、例えば、空気熱交換器17の出口冷媒温度が所定温度T1以下の場合は除霜運転の必要有りと判定し、空気熱交換器17の出口冷媒温度が所定温度T1より高い場合は除霜運転の必要無しと判定すれば、容易に判定できる。
そして、制御装置22が、除霜運転の必要無しと判定したときは、給湯器の通常運転がなされる。この通常運転は給湯水を加熱する「沸き上げ運転」とも呼ばれる。通常運転では、制御装置22が電動水ポンプ13、電動室外ファン21、エジェクタの電動アクチュエータ165、圧縮機14を作動させる。
まず、圧縮機14は、通常運転時の制御特性により決まる所定回転数にて回転するように制御され、冷媒を吸引し圧縮して吐出する。圧縮機14から吐出された高温高圧の冷媒は、水冷媒熱交換器15の冷媒通路15bに流入して、電動水ポンプ13によって水通路15aに流入した給湯水と熱交換することで、冷媒が冷却され、給湯水が加熱される。加熱された給湯水は、貯湯タンク10に貯留される。
一方、水冷媒熱交換器15で放熱した高圧冷媒はエジェクタ16の高圧冷媒入口160へ流入する。高圧冷媒入口160に流入した冷媒はノズル部161において減圧膨張される。この減圧膨張時に冷媒の圧力エネルギが速度エネルギに変換されるので、冷媒はノズル部161の先端から高速度となって噴出する。
そして、ノズル部161からの高速度の冷媒流の冷媒吸引作用により、冷媒吸引口162から空気熱交換器17通過後の冷媒を吸引する。ノズル部161から噴出した冷媒と冷媒吸引口162から吸引された冷媒は、ノズル部161下流側の混合部163で混合してディフューザ部164に流入する。このディフューザ部164では通路面積の拡大により、冷媒の速度エネルギが圧力エネルギに変換されるため冷媒の圧力が上昇する。
なお、本実施形態では、水冷媒熱交換器15で冷却された高圧冷媒の圧力が圧力センサ24により検出され、この高圧冷媒の圧力が目標高圧となるようにエジェクタ16のノズル部161の冷媒通路面積を制御する。すなわち、エジェクタ16の電動アクチュエータ165により可変ニードル166の軸方向位置を制御して、実際の高圧圧力が目標高圧となるようにノズル部161の冷媒通路面積を制御する。
この目標高圧は温度センサ27により検出される外気温、温度センサ26により検出される水冷媒熱交換器15の入口側給湯水温度、および目標沸き上げ温度に基づいて算出される。なお、目標沸き上げ温度は使用者の設定する給湯水設定温度、あるいは貯湯タンク10内の給湯水温度等に基づいて算出される温度である。
エジェクタ16のディフューザ部164から流出した冷媒はアキュムレータ18に流入する。アキュムレータ18で分離された気相冷媒は、気相冷媒出口18aから流出して、内部熱交換器19の低圧側通路19bを介して再び圧縮機14に吸入される。一方、アキュムレータ18で分離された液相冷媒は、液相冷媒出口18bから流出して、補助減圧機20で減圧膨張され、流入管173の流入口173aから空気熱交換器17に流入する。
空気熱交換器17に流入した冷媒は、前述の4つの冷媒回路に分岐され、熱交換領域C〜Fを通過する際に、電動室外ファン21の送風空気から吸熱して蒸発し、流出管174の流出口174aを介してエジェクタ16の冷媒吸引口162から吸引されて、ノズル部161から噴出した冷媒と混合される。
従って、本実施形態では、エジェクタ16を採用して冷凍サイクル11を構成しているので、ノズル部161による減圧直後の最も低い圧力を冷媒吸引口162から空気熱交換器17に作用させることができ、圧縮機14の吸入側にはディフューザ部164による昇圧後の圧力を作用させることができる。
その結果、空気熱交換器17の蒸発圧力よりも圧縮機14の吸入圧力を高くすることができ、その分だけ圧縮機14の駆動動力を低減させて、サイクル効率(COP)を向上させることができる。つまり、給湯水の加熱効率を向上させることができる。
一方、制御装置22が除霜運転の必要有りと判定したときは、空気熱交換器17の除霜運転がなされる。除霜運転では、制御装置22が電動水ポンプ13および電動室外ファン21の作動を停止し、エジェクタ16のノズル部161の冷媒通路面積を電動アクチュエータ165により所定値まで増加させ、また、圧縮機14を所定回転数で作動させる。
ここで、除霜運転時におけるエジェクタ16のノズル部161冷媒通路面積の所定値は、通常運転時の同一高圧条件における冷媒通路面積も大きい値であり、圧縮機14の除霜運転時の所定回転数は、通常運転時の所定回転数よりも大きい値である。
これにより、電動水ポンプ13の作動を停止したまま冷凍サイクル11を作動させることにより、圧縮機14の高温吐出冷媒が水冷媒熱交換器15にて給湯水側に放熱することを抑制できる。しかも、エジェクタ16のノズル部161の冷媒通路面積増加によりエジェクタ16での減圧による冷媒温度の低下も抑制できる。
そして、圧縮機14吐出冷媒は、温度低下が抑制された状態で、水冷媒熱交換器15→内部熱交換器19→エジェクタ16を通過して、アキュムレータ18で気液分離されるので、アキュムレータ18に蓄えられた液相冷媒の温度が上昇する。
温度上昇したアキュムレータ18の液相冷媒は、流入口173aから空気熱交換器17に流入して、空気熱交換器17の熱交換領域C〜Fを通過する際に放熱して、熱交換領域C〜Fの外表面に発生した霜を溶かし、流出管174の流出口174aを介してエジェクタ16の冷媒吸引口162から吸引される。これにより空気熱交換器17の除霜がなされる。
ところで、上述の如く、温度上昇した液相冷媒を空気熱交換器17へ導いて空気熱交換器17の除霜を行う場合、溶けた霜が水となり、この水が重力によって上から下へと流れる。そのため、上方に位置する熱交換領域Cを通過する冷媒は、霜および霜が溶けた水によって冷却されなくなり気化しやすい。
一方、熱交換領域Cよりも下方に位置する熱交換領域D〜Fを通過する冷媒は、霜が溶けても上から流れてくる水(霜が溶けた水)によって冷却されるので気化しにくい。つまり、下方に位置する熱交換領域程、通過する冷媒が気化しにくくなる。具体的には、熱交換領域F→E→Dの順で気化しにくくなる。
これは、上方に配置された流出用チューブ172bから流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が、下方に配置された流出用チューブ172c〜172eから流出管174に導かれる冷媒の気相割合に対して高くなることを意味する。
本実施形態の空気熱交換器17では、流出用チューブ172c〜172eのうち、最も上方に配置された流出用チューブ172bが、他の流出用チューブ172c〜172eよりも、流出口174aに近い部位に接続されている。
そのため、各流出用チューブ172b〜172eから流出管174に導かれる冷媒の気相割合が最も高い流出用チューブ172bが、他の流出用チューブ172c〜172eよりも、流出管174の流出口174aに近い部位に接続されることになる。
これにより、気相割合が最も高い流出用チューブ172bから導かれた気相冷媒を、他の流出用チューブ172c〜172eから導かれた液相冷媒よりも先に流出管174の流出口174aより流出させることができる。
その結果、流出管174において、流出用チューブ172bから導かれた気相冷媒が、他の流出用チューブ172c〜172eから導かれた液相冷媒を追い越すことがないので、除霜運転時に流出管174における冷媒通過音が増大することを抑制できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、各流出用チューブ172f〜172iのうち、最も上方に配置された流出用チューブ172fを、流出管174のうち流出口174aに最も近い部位に接続しているが、本実施形態では、図5に示すように、さらに流出用チューブ172fの次に上方に配置された流出用チューブ172gを、流出用チューブ172fの次に流出口174aに近い部位に接続している。その他の構成は第1実施形態と同様である。
これによれば、流出用チューブ172h、172iよりも流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が高い流出用チューブ172gを、流出用チューブ172h、172iよりも流出管174の流出口174aに近い部位に接続しているので、より一層、液相冷媒を追い越す気相冷媒の量を抑制して、冷媒通過音を抑制することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第2実施形態に対して、さらに流出用チューブ172gの次に上方に配置された流出用チューブ172hを、図6に示すように、流出用チューブ172gの次に流出口174aに近い部位に接続している。
つまり、本実施形態では、流出用チューブ172f〜172iから流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が高いものから順に、流出口174aに近い部位に接続されている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
これによれば、流出用チューブ172f〜172iから流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が高いものから順に、流出口174aに近い部位に接続されることになるので、液相冷媒を追い越す気相冷媒の量を効果的に抑制することができ、より一層、効果的に冷媒通過音を抑制することができる。
(第4実施形態)
上述の各実施形態では、流出管174を下側に湾曲部を有する略U字形状の管で構成し、流出口174aは上方に向かって開口するようにしているが、本実施形態では、図7に示すように、流出管174を上側に湾曲部を有する略U字形状の管で構成し、流出口174aを下方に向かって開口するように構成している。
さらに、各流出用チューブ172f〜172iは、流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が高いものから順に、流出口174aに近い部位に接続されている。その他の構成は第1実施形態と同様である。従って、本実施形態においても第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、流出管174を上側に湾曲部を有する略U字形状の管で構成しているので、各流出用チューブ172f〜172iのうち、上方に配置されるものから順に容易に流出口174aに近づけるように接続することができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、空気熱交換器17として、いわゆる4パスタイプの熱交換器を採用しているが、空気熱交換器17の構成はこれに限定されない。つまり、少なくとも2本以上の流出用チューブを有する熱交換器であって、流出管174に導かれる冷媒の気相割合(乾き度)が高い流出用チューブを、他の流出用チューブよりも流出管174の流出口174aに近い部位に接続すれば、本発明の効果を得ることができる。
(2)上述の実施形態では、エジェクタ式冷凍サイクルによって構成された給湯器の例を説明しているが、本発明はエジェクタを用いない通常の冷凍サイクルにも適用できる。例えば、圧縮機14吸入側にアキュムレータ18が配置される通常の冷凍サイクルであっても、アキュムレータ18で分離された液相冷媒を空気熱交換器17に導くことで除霜運転を行う場合は、本発明の熱交換器を適用することで冷媒通過音を抑制できる。
(3)上述の実施形態では、超臨界サイクルを構成する冷凍サイクルを適用した給湯機の例を説明しているが、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界サイクルを構成する冷凍サイクルを適用した給湯器であってもよい。
(4)上述の実施形態では、除霜運転時にエジェクタ16のノズル部161の冷媒通路面積の制御と圧縮機14の回転数制御の両方を実行して、圧縮機14吐出冷媒の温度低下を抑制しているが、ノズル部の161の冷媒通路面積の制御と圧縮機14の回転数制御のいずれか一方のみを実行して、除霜運転時の圧縮機14吐出冷媒の温度低下を抑制するようにしてもよい。
また、除霜運転時に水ポンプ13を停止して水冷媒熱交換器15における冷媒放熱量を減少させているが、水ポンプ13を完全に停止せず、水ポンプ13を低回転による低速作動させて、水冷媒熱交換器15における冷媒放熱量を減少させるようにしてもよい。
(5)上述の実施形態の冷凍サイクルでは、内部熱交換器19を備えているが、内部熱交換器19を備えていない冷凍サイクルに本発明を適用してもよい。
(6)上述の実施形態では、給湯器の空気熱交換器17として本発明の熱交換器を適用しているが、給湯器に限定されず、暖房機、冷房機用の冷媒蒸発用熱交換器に本発明の熱交換器を適用してもよい。さらに、熱交換器内部を通過する流体に吸熱させて蒸発させる機能を有する熱交換器であって、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであれば、上述の実施形態に限定されず、種々な用途に適用できる。
第1実施形態のヒートポンプ式給湯器の全体構成図である。 第1実施形態の空気熱交換器の全体斜視図である。 第1実施形態の空気熱交換器における図2のB方向から見た模式的な側面図である。 第1実施形態の空気熱交換器の熱交換領域を説明するための全体斜視図である。 第2実施形態の空気熱交換器における図2のB方向から見た模式的な側面図である。 第3実施形態の空気熱交換器における図2のB方向から見た模式的な側面図である。 第4実施形態の空気熱交換器における図2のB方向から見た模式的な側面図である。
符号の説明
17…熱交換器、171…フィン、172…チューブ、
172f〜172i…流出用チューブ、174…流出管、174a…流出口。

Claims (6)

  1. 第1流体が通過する複数本のチューブ(172)と、
    前記チューブ(172)の外周に接合されて、前記第1流体と前記チューブ(172)の周りを流れる第2流体との熱交換を促進させるフィン(171)と、
    熱交換後の前記第1流体を流出させる流出口(174a)を有する流出管(174)とを備える熱交換器であって、
    前記複数本のチューブ(172)のうち予め定めた2本以上は、前記流出管(174)に接続されて、前記熱交換後の前記第1流体を前記流出管(174)に導く流出用チューブ(172f〜172i)になっており、
    前記流出用チューブ(172f〜172i)のうち、前記流出用チューブ(172f〜172i)から前記流出管(174)に導かれる前記第1流体の気相割合が最も高い前記流出用チューブ(172f)は、他の前記流出用チューブ(172g〜172i)よりも、前記流出口(174a)に近い部位に接続されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記流出用チューブ(172f〜172i)は、前記流出用チューブ(172f〜172i)から前記流出管(174)に導かれる前記第1流体の気相割合が高いものから順に、前記流出口(174a)に近い部位に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 第1流体が通過する複数本のチューブ(172)と、
    前記チューブ(172)の外周に接合されて、前記第1流体と前記チューブ(172)の周りを流れる第2流体との熱交換を促進させるフィン(171)と、
    熱交換後の前記第1流体を流出させる流出口(174a)を有する流出管(174)とを備える熱交換器であって、
    前記チューブ(172)は、略水平方向に延びる形状に形成されており、
    さらに、前記複数本のチューブ(172)は、略鉛直方向に積層されるとともに、前記複数本のチューブ(172)のうち予め定めた2本以上は、前記流出管(174)に接続されて、前記熱交換後の前記第1流体を前記流出管(174)に導く流出用チューブ(172f〜172i)になっており、
    前記流出用チューブ(172f〜172i)のうち、最も上方に配置された前記流出用チューブ(172f)は、他の前記流出用チューブ(172g〜172i)よりも、前記流出口(174a)に近い部位に接続されていることを特徴とする熱交換器。
  4. 前記流出用チューブ(172f〜172i)は、鉛直上方に配置されたものから順に、前記流出口(174a)に近い部位に接続されていることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載された熱交換器(17)を冷媒蒸発器として用いたことを特徴とする冷凍サイクル。
  6. 高圧側冷媒圧力が臨界圧力以上になることを特徴とする請求項5に記載の冷凍サイクル。
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