JP2008096044A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気熱交換器の除霜に使用した湯水が凍結しない貯湯式給湯装置を提供する。
【解決手段】入水管9と出湯管10が接続され湯水を貯湯する貯湯タンク2を内蔵する貯湯タンクユニット1と、圧縮機14と膨脹弁15と空気熱交換器16と水冷媒熱交換器4を備え貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段3と、貯湯タンク2と水冷媒熱交換器4とを湯水が循環可能に接続する循環回路5と、該循環回路5途中に設けられ湯水を循環させる循環ポンプ8とを備えた貯湯式給湯装置に於いて、貯湯タンク2内の湯水が流通され空気熱交換器16を加熱可能に配置された加熱部28を途中に有し、一端が大気開放され他端が貯湯タンク2と連通した除霜経路27を設け、加熱部28を流通した湯水は除霜経路27の大気開放された一端から排水することで、加熱部28を流通して除霜に使用した湯水は確実に加熱部28内から排水され凍結を防止できるものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ヒートポンプ給湯機で貯湯タンク内の湯水を空気熱交換器の除霜の熱源とした貯湯式給湯装置に関するものである。
従来の貯湯式給湯装置は貯湯タンク下部から取り出した湯水をヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器で加熱し、貯湯タンク上部から積層貯湯していくもので、貯湯タンクから水冷媒熱交換器に湯水を供給する供給管に、この供給管を流れる湯水の熱を放熱する放熱部が接続され、ヒートポンプサイクルユニット内の空気熱交換器に前記放熱部が隣接して配置された構成のものがあった。(例えば、特許文献1参照。)
この従来の貯湯式給湯装置では空気熱交換器に霜が発生する低外気温時に、その霜を取り除くために前記貯湯タンク内の湯水を供給管に流通させ、前記放熱部が湯水の熱を空気熱交換器に放熱することで、空気熱交換器を加熱し着霜を防ぐものであった。
特開2002−327966号公報
ところでこの従来のものは低外気温時には、熱エネルギーを取り出すために空気熱交換器の温度は外気温度以上に低くなり、空気熱交換器に隣接して配置される放熱部が冷えて、空気熱交換器の除霜等に使用する残留水が放熱部内で凍結するおそれがあるという問題点を有するものであった。
この発明は上記課題を解決するために、特に請求項1ではその構成を、入水管と出湯管が接続され湯水を貯湯する貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、圧縮機と膨脹弁と空気熱交換器と水冷媒熱交換器を備え前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクと前記水冷媒熱交換器とを湯水が循環可能に接続する循環回路と、該循環回路途中に設けられ湯水を循環させる循環ポンプとを備えた貯湯式給湯装置に於いて、前記貯湯タンク内の湯水が流通され前記空気熱交換器を加熱可能に配置された加熱部を途中に有し、一端が大気開放され他端が前記貯湯タンクと連通した除霜経路を設け、前記加熱部を流通した湯水は前記除霜経路の大気開放された一端から排水するものとした。
又請求項2では、前記加熱部から前記除霜経路の大気開放されていない他端の間に、除霜時は前記貯湯タンク内の湯水を流通させ、除霜時以外には前記貯湯タンクの湯水の流通を遮断し、前記加熱部までの除霜経路内に残留する湯水を排水する排水路と接続する流路切替手段を設けるものとした。
又請求項3では、前記加熱部は前記空気熱交換器と一体に構成するものとした。
又請求項4では、前記加熱部は前記空気熱交換器の風上に配置されるものとした。
又請求項5では、前記加熱部は下り傾斜のついた蛇行形状の管であるものとした。
この発明の請求項1によれば、空気熱交換器を除霜経路内の加熱部を流通する湯水の熱で加熱することで、空気熱交換器の除霜ができ、空気熱交換器の除霜の際に加熱部を流通した湯水は、大気開放された除霜経路の一端から排水することで、加熱部の凍結を防止することができるものである。
又請求項2によれば、除霜時以外は流路切替手段により排水路と接続することで、流路切替手段から加熱部までの除霜経路内に残留する湯水を排水して、流路切替手段から加熱部までの除霜経路内を空にすることができ、流路切替手段から加熱部までの除霜経路の凍結を防止することができると共に、前記流路切替手段は除霜時以外には、貯湯タンクからの湯水の流通を遮断し排水路と接続しており、常時貯湯タンクからの湯水が除霜経路に供給される必要がなくなることで、貯湯タンクからの湯水の無駄な流出を防ぐことができるものである。
又請求項3によれば、加熱部は空気熱交換器と一体に構成することで、空気熱交換器を直接加熱することができるものである。
又請求項4によれば、加熱部は前記空気熱交換器の風上に配置されることで、風の流れから加熱部が有する熱が空気熱交換器に伝わり、空気熱交換器を加熱することができるものである。
又請求項5によれば、加熱部は下り傾斜のついた蛇行形状の管にすることで、加熱部を流通する湯水の排水を容易にすることができるものである。
次にこの発明の一実施形態の貯湯式給湯装置を図1、図2に基づき説明する。
この貯湯式給湯装置は、時間帯別契約電力の電力単価が安価な深夜時間帯に湯水を沸き上げて貯湯し、この貯湯した湯水を給湯に用いるものである。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク2を備えた貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニット、4は前記ヒートポンプユニット3の凝縮器としての水冷媒熱交換器、5はヒーポン循環回路で、前記貯湯タンク2の下部と水冷媒熱交換器4とを結び貯湯タンク2内の湯水を水冷媒熱交換器4に供給するヒーポン往き管6と、水冷媒熱交換器4と貯湯タンク2上部とを結び水冷媒熱交換器4で熱交換された温水を貯湯タンク2上部に戻すヒーポン戻り管7とから構成され、8は前記ヒーポン循環回路5に設けられて貯湯タンク2の湯水を循環させる循環ポンプである。
9は貯湯タンク2の下端に接続され前記貯湯タンク2に水を給水する入水管、10は前記貯湯タンク2の上端に接続され貯湯されている高温水を出湯する出湯管、11は前記入水管9から分岐された給水管、12は前記出湯管10からの出湯と給水管11からの給水を混合して設定温度の湯を供給する給湯混合弁、13は台所や洗面所等に設けられた給湯栓である。
前記ヒートポンプユニット3は、凝縮器としての前記水冷媒熱交換器4と回転数可変の圧縮機14と電子膨張弁15と強制空冷式の蒸発器としての空気熱交換器16で構成されたヒートポンプ回路17と、空気熱交換器16に送風する室外ファン18とそれらの駆動を制御するヒーポン制御部19と、ヒートポンプ回路17の水冷媒熱交換器4と電子膨脹弁15とをバイパスする冷媒バイパス管20と、この冷媒バイパス管20に設けた冷媒バイパス弁21を備えており、ヒートポンプ回路17内には冷媒として二酸化炭素が用いられて超臨界ヒートポンプサイクルを構成しているものである。
22は電動四方弁で、貯湯タンク2側面のほぼ中間に接続し貯湯タンク2内の中温水を取り出す中温水取り出し管23と、ヒーポン往き管6とヒーポン戻り管7をバイパスする温水バイパス管24と、ヒーポン往き管6同士を接続している。ここで、前記貯湯タンク2の下部と水冷媒熱交換器4とを結ぶヒーポン往き管6は、貯湯タンク2下部と電動四方弁22とを接続するヒーポン往き管6aと、電動四方弁22と水冷媒熱交換器4とを接続するヒーポン往き管6bとから構成されるものである。
25は貯湯タンク2の上下方向に複数個配置された貯湯温度センサで、この実施形態では5つの貯湯温度センサが配置され上から25a、25b、25c、25d、25eとし、この貯湯温度センサ25が検出する温度情報によって、貯湯タンク2内にどれだけの熱量が残っているか検知し、そして貯湯タンク2内の上下方向の温度分布を検知するものである。
26は貯湯タンクユニット1内の各種センサ(図示しない)の入力を受けて各アクチュエータの駆動を制御するマイコンを有し制御部を構成する給湯制御部であり、前記複数の貯湯温度センサ25a〜25eの出力が入力され、これらの検出温度を基に貯湯タンク2内の残熱量が足りているかも判断する。
27は貯湯タンク2からの湯水を流通し空気熱交換器16を加熱する加熱部28を途中に有する除霜経路で、その一端は大気開放され他端はヒーポン循環回路5を介して貯湯タンク2と連通している。本実施形態でこの除霜経路27は、ヒートポンプユニット3内のヒーポン往き管6b途中に接続するよう設けられている。なお、除霜経路27は排水しやすいように適宜傾斜がつけられているものである。
29はヒーポン往き管6bと除霜経路27との接続部から加熱部28までの除霜経路27間に配置された流路切替手段としての電動三方弁で、除霜時は除霜経路27同士を連通状態にし、貯湯タンク2内からヒーポン循環回路5を介して湯水を流通させ、除霜時以外電動三方弁29は貯湯タンク2からヒーポン循環回路5を介した湯水が流入してくる側の弁を閉じ、加熱部28側の除霜経路27と、電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内に残留する湯水を排水する排水路30とを連通状態とすることで、貯湯タンク2からの湯水の流通を遮断し、電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内に残留する湯水を排水するものである。
31は前記空気熱交換器16の風上側に設けられた外気温センサで外気温度を検知するもので、32は空気熱交換器16入口の冷媒温度を検知する入口冷媒温度センサで、33は空気熱交換器16出口の冷媒温度を検知する出口冷媒温度センサであり、外気温センサ31、入口冷媒温度センサ32、出口冷媒温度センサ33はサーミスタセンサ等から成るものである。
ここで図2(a)は空気熱交換器16の正面図を示し、空気熱交換器16が、冷媒を流通させる冷媒流路34と、貯湯タンク2からの湯水を流通させる加熱部28と、複数の伝熱用フィン35とで構成され、冷媒流路34と加熱部28がその長手方向に複数の伝熱用フィン35を貫通させる構造であり、紙面奥側に冷媒流路34、紙面手前側に加熱部28を配置しているものである。図2(b)は、図2(a)のA−A断面図を示し、加熱部28が伝熱用フィン35を介して冷媒流路34と一体に構成しており、且つ加熱部28が冷媒流路34より風上側に配置されているものである。この加熱部28は除霜経路27の大気開放された一端から加熱部28内の湯水が排水されやすいよう下り傾斜のついた蛇行形状の管としたものである。
次に図面に示す一実施形態の作動について説明する。給湯栓13が開かれると、入水管9から貯湯タンク2内に給水されると同時に出湯管10から高温水が出湯される。このとき、貯湯タンク2の底部には低温の給水が高温水と入れ替わりで貯められる。そして、この出湯管10からの高温水は給湯混合弁12に流入し、給湯制御部26によって給湯混合弁12の混合比率が調整されて給水管11からの給水と混合されて、給湯設定温度の湯が給湯栓13から給湯される。そして、給湯栓13の閉止によって給湯が終了するものである。
次に、深夜電力時間帯になって貯湯温度センサ25が貯湯タンク2内に翌日に必要な熱量が残っていないことを検出すると、給湯制御部26はヒーポン制御部19に対して沸き上げ開始命令を発する。命令を受けたヒーポン制御部19は圧縮機14を起動した後に循環ポンプ8を駆動開始し、貯湯タンク2下部に接続されたヒーポン往き管6から取り出した低温水を水冷媒熱交換器4で高温に加熱し、貯湯タンク2上部に接続されたヒーポン戻り管7から貯湯タンク2内に戻し、貯湯タンク2の上部から高温水を順次積層貯湯していく。貯湯温度センサ25等が必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、給湯制御部26はヒーポン制御部19に対して沸き上げ停止命令を発し、ヒーポン制御部19は圧縮機14を停止すると共に循環ポンプ8も停止して沸き上げ動作を終了するものである。
外気温の低い時にはこの貯湯運転中に徐々に空気熱交換器16に霜が発生し、空気熱交換器16を覆うことで空気熱交換器16の熱効率が低下するため、空気熱交換器16を一時的に加熱して霜を取り除く除霜運転が必要になる。ここで図3に本実施形態に係る制御によって行われる除霜運転のフローチャートを示し、図4にこの除霜運転時のシステム図を示し、図5にこの除霜運転完了後のシステム図を示す。
図3のフローチャートに示すように本実施形態の貯湯式給湯装置は、貯湯運転を開始し、ステップ1(以下S1と略す)で貯湯運転を行っている最中に除霜要求があるかないかの判断を行い、除霜要求があればYESでS2に進み、除霜要求がなければNOでそのまま貯湯運転を継続する。ここでS1は、例えば出口冷媒温度センサ33で検出した空気熱交換器16の出口冷媒温度が所定の温度以下で除霜要求があると判断するものである。
除霜要求があるとS2で貯湯運転を一時停止し、S3で循環ポンプ8を停止すると共に冷媒バイパス弁21を開弁し、圧縮機14から吐出されるホットガスを冷媒バイパス管20を介して空気熱交換器16に供給して、この熱により空気熱交換器16を加熱する。
それと同時にS4で電動四方弁22をヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bとの連通から、温水バイパス管24とヒーポン往き管6bとの連通に切り替え、電動三方弁29は排水路30側の弁を閉じ除霜経路27同士を連通することで、貯湯タンク2内の高温水をヒーポン循環回路5を介して除霜経路27に供給し、加熱部28を流通する高温水の熱により空気熱交換器16は加熱され、加熱部28で使用した高温水は大気開放された除霜経路27の一端から排水される。
この時、貯湯タンク2からの高温水は、ヒーポン戻り管7から水冷媒熱交換器4を介して除霜経路27に供給される経路と、ヒーポン戻り管7から温水バイパス管24に入りヒーポン往き管6bを介して除霜経路27に供給される経路との両経路から、加熱部28に供給される。これによりこの両経路に高温水を流通させることで両経路の凍結防止ができるものである。
このように、本実施形態では高温冷媒による除霜運転と、高温水による除霜運転を併用することで、空気熱交換器16を除霜するための高い除霜能力を得ることができるものである。
そして、S5で除霜が完了したかどうか判断を行い、除霜が完了すればYESでS6に進んで図5に示すように、冷媒バイパス弁21を閉弁し、電動三方弁29は貯湯タンク2からヒーポン循環回路5を介した湯水が流入してくる側の弁を閉じ、加熱部28側の除霜経路27と排水路30とを連通状態とすると共に、S7で電動四方弁22はヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bを連通して、通常の貯湯運転を再開するものである。ここでS5は、例えば出口冷媒温度センサ33で検出した空気熱交換器16の出口冷媒温度が所定の温度以上で除霜完了の判断をするものである。
また、S6で電動三方弁29は加熱部28側の除霜経路27と排水路30を連通状態とすることで加熱部28の両端が大気開放されるので、加熱部28内の湯水と、電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内の湯水を排水し、加熱部28内と電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内に残留する湯水を空にすることができ、除霜経路27の凍結を防止することができるものである。
また、電動三方弁29はヒーポン往き管6bと除霜経路27との接続部から加熱部28までの除霜経路27間で、且つ前記接続部近傍に配置されることで、凍結を防止できる除霜経路27の範囲が広がり、さらに除霜経路27内で高さ位置が下方であるところ配置すると排水されやすくなりさらに良い。
なお、本発明の上記の一実施形態に限定されるものではなく、本実施形態では高温冷媒による除霜運転と、高温水による除霜運転を併用した除霜運転を行っているが、高温冷媒による除霜運転は所定時間で止めて、高温水による除霜運転は除霜完了まで行うという方法をとることでも、確実に除霜ができるものであり、この方法に伴い圧縮機14の稼働時間が少なくなり、圧縮機14稼働に伴う騒音や振動を減らすことができるものであり、圧縮機14の寿命を延ばすことができるものである。
また、高温冷媒による除霜運転は全く行わず、高温水による除霜運転だけを除霜完了まで行うという方法をとることで、圧縮機14の稼働時の騒音や振動が全くない状態で除霜運転ができ、圧縮機14の寿命をさらに延ばすことができるものである。
また、高温冷媒による除霜運転と高温水による除霜運転のうち、高温水による除霜運転において、貯湯タンク2内から供給される湯水は高温水だけでなく、中温水や低温水でも良く、中温水を供給する場合は電動四方弁22を中温水取り出し管23とヒーポン往き管6bを連通状態とすることで、除霜経路27へ中温水を供給でき、低温水を供給する場合は電動四方弁22をヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bを連通状態とすることで、除霜経路27へ低温水を供給でき、中温水や低温水を供給した場合でも除霜の効果が得られるものである。
次に、図6〜図7に示す他の実施形態について説明するが、この実施形態は先に説明した一実施形態と同じ構成についての説明は省略し、相違する構成についてのみ説明する。先の一実施形態は貯湯運転時に除霜要求があった場合、貯湯運転を一時的に停止して、除霜運転を行っていたが、この実施形態では貯湯運転時に除霜要求があった場合でも、貯湯運転を一時的に停止することなく同時に除霜運転ができるようにしたものである。ここで、図6に他の実施形態に係る制御によって行われる除霜運転のフローチャートを示し、図7にこの除霜運転時のシステム図を示す。
図6のフローチャートに示すように、他の実施形態の貯湯式給湯装置では、貯湯運転を開始し、S8で貯湯運転を行っている最中に除霜要求があるかないかの判断を行い、除霜要求があればYESでS9に進み、除霜要求がなければNOでそのまま貯湯運転を継続する。ここでS8は、例えば入口冷媒温度センサ32で検出した空気熱交換器16の入口冷媒温度と、出口冷媒温度センサ33で検出した空気熱交換器16の出口冷媒温度との温度差から、空気熱交換器16に霜が付着しているかどうかの判断をし、その温度差が所定値以下で除霜要求があると判断するものである。
除霜要求があると貯湯運転を継続したまま除霜運転に入り、S9で電動四方弁22をヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bの連通から、中温水取り出し管23とヒーポン往き管6bとの連通に切り替え、電動三方弁29は排水路30側の弁を閉じ除霜経路27同士を連通することで、貯湯タンク2内の中温水をヒーポン循環回路5を介して除霜経路27に供給し、加熱部28を流通する中温水の熱により空気熱交換器16は加熱され、加熱部28で使用した中温水は大気開放された除霜経路27の一端から排水される。
この時、中温水取り出し管23から取り出された貯湯タンク2内の中温水は、中温水取り出し管23からヒーポン往き管6bを介して除霜経路27に供給されると共に、水冷媒熱交換器4側にも供給され、貯湯運転を止めることなく除霜運転と貯湯運転が同時に行え、深夜の割安な時間の間に貯湯運転を完了することができ、ランニングコストの低下につながる。
さらに沸き上げの際にCOPの低下をもたらす中温水を除霜運転に有効に使用し、使用後は排水することで、貯湯タンク2内の中温水の量を減らすことができ、ヒートポンプでの加熱時のCOPを向上させることができるものである。
そして、S10で除霜が完了したかどうか判断を行い、除霜が完了すればYESでS11に進み、電動三方弁29は貯湯タンク2からヒーポン循環回路5を介した湯水が流入してくる側の弁を閉じ、加熱部28側の除霜経路27と排水路30とを連通状態とすると共に、S12で電動四方弁22はヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bを連通して、通常の貯湯運転に戻すものである。ここでS10は、例えば入口冷媒温度センサ32で検出した空気熱交換器16の入口冷媒温度と、出口冷媒温度センサ33で検出した空気熱交換器16の出口冷媒温度との温度差から、空気熱交換器16に付着している霜を除霜できたかどうかを判断し、その温度差が所定値以上で除霜が完了したことを判断するものである。
また、先に説明した一実施形態と同じく、S11で電動三方弁29は加熱部28側の除霜経路27と排水路30を連通状態とすることで加熱部28の両端が大気開放されるので、加熱部28内の湯水と、電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内の湯水を排水し、加熱部28内と電動三方弁29から加熱部28までの除霜経路27内に残留する湯水を空にすることができ、除霜経路27の凍結を防止することができるものである。
なお、本発明の上記の他の実施形態に限定されるものではなく、この実施形態では中温水による除霜運転を行ったが、貯湯タンク2内から供給される湯水は中温水だけでなく、低温水でも良く、低温水を供給する場合は電動四方弁22をヒーポン往き管6aとヒーポン往き管6bとを連通状態とすることで、除霜経路27へ低温水を供給でき、低温水を供給した場合でも除霜の効果が得られるものである。
この発明の一実施形態の概略構成図。 (a)同一実施形態の空気熱交換器を示す概略正面図。 (b)(a)のA−A線に沿う断面図。 同一実施形態のフローチャート。 同一実施形態の除霜運転の作動を説明する図。 同一実施形態の除霜運転完了後の作動を説明する図。 この発明の他の実施形態のフローチャート。 同他の実施形態の除霜運転の作動を説明する図。
符号の説明
1 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
3 加熱手段(ヒートポンプユニット)
4 水冷媒熱交換器
5 ヒーポン循環回路
8 循環ポンプ
9 入水管
10 出湯管
14 圧縮機
15 膨脹弁
16 空気熱交換器
27 除霜経路
28 加熱部
29 流路切替手段(電動三方弁)
30 排水路

Claims (5)

  1. 入水管と出湯管が接続され湯水を貯湯する貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、圧縮機と膨脹弁と空気熱交換器と水冷媒熱交換器を備え前記貯湯タンク内の湯水を加熱する加熱手段と、前記貯湯タンクと前記水冷媒熱交換器とを湯水が循環可能に接続する循環回路と、該循環回路途中に設けられ湯水を循環させる循環ポンプとを備えた貯湯式給湯装置に於いて、前記貯湯タンク内の湯水が流通され前記空気熱交換器を加熱可能に配置された加熱部を途中に有し、一端が大気開放され他端が前記貯湯タンクと連通した除霜経路を設け、前記加熱部を流通した湯水は前記除霜経路の大気開放された一端から排水するようにしたことを特徴とする貯湯式給湯装置。
  2. 前記加熱部から前記除霜経路の大気開放されていない他端の間に、除霜時は前記貯湯タンク内の湯水を流通させ、除霜時以外には前記貯湯タンクの湯水の流通を遮断し、前記加熱部までの除霜経路内に残留する湯水を排水する排水路と接続する流路切替手段を設けることを特徴とする請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記加熱部は前記空気熱交換器と一体に構成していることを特徴とする請求項1または2記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記加熱部は前記空気熱交換器の風上に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記加熱部は下り傾斜のついた蛇行形状の管であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の貯湯式給湯装置。
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