JP2009222359A - 冷凍装置 - Google Patents

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道雄 森脇
Hideki Hara
日出樹 原
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0012Ejectors with the cooled primary flow at high pressure

Abstract

【課題】分子式:C3mn(但し、m=1〜5,n=1〜5且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する冷媒を用いても、圧縮機の機能低下等を抑制することができる冷凍装置を提供する。
【解決手段】冷媒回路110は、圧縮機111と2つの熱交換器113,118とエジェクタ114とで構成される。冷媒は、上述した冷媒からなる単一冷媒または単一冷媒を含む混合冷媒であって、冷媒回路110内を循環する。エジェクタ114は、駆動流路114a、吸引流路114b及び噴出流路114cを有し、圧縮機111の吸入圧を昇圧する。駆動流路114aには、熱交換器113からの高圧冷媒が流れる。吸引流路114bには、熱交換器118からの低圧冷媒が駆動流路114aを流れる高圧冷媒により吸引されて流れる。噴出流路114cは、吸引流路114bを流れる低圧冷媒と駆動流路114aを流れる高圧冷媒とを合流させて噴出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷凍装置に関する。
従来より、空気調和装置等の冷凍装置には、図1に示す冷媒回路1が備えられている。冷媒回路1は、主として、圧縮機11、利用側熱交換器12、膨張弁13及び熱源側熱交換器14により構成されている。そして、冷媒回路1内を循環する冷媒としては、R410Aと呼ばれる冷媒が良く用いられている。図2は、R410Aを冷媒として冷媒回路1に使用している空気調和装置が暖房運転を行った場合の、冷凍サイクルを表している。
ところで、近年、環境保護等の観点から、冷媒R410Aの代替となる新冷媒の開発が行われている。開発された新冷媒としては、特許文献1に開示されているように、分子式:C3mn(但し、m=1〜5,n=1〜5且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する冷媒が挙げられる。
特開平4−110388号公報
しかしながら、特許文献1に示された新冷媒は、低圧冷媒であって、冷媒R410Aに比して沸点が高いという特性を有する。そのため、図1の冷媒回路1において、冷媒R410Aに変えて特許文献1に係る新冷媒を用いると、冷媒R410Aに比して例えば暖房時の蒸発圧が低くなるため、圧縮機11の吸入密度が低下し、圧縮機11のシリンダ容積が増加する恐れがある。また、例えば暖房運転が行われる際、蒸発器として機能する熱源側熱交換器14内の乾き度が高くなり(即ち、蒸気量が多い)、この熱源側熱交換器14での圧力損失が大きくなる恐れがある。これを抑制するためには、例えば圧縮機11のシリンダ容積を大きくしたり、熱源側熱交換器14の管径を大きくするといった対策が必要となる場合がある。
そこで、本発明は、上述した新冷媒を用いても、例えば圧縮機等の、冷媒回路を構成する各種機器の機能低下を抑制することができる冷凍装置の提供を目的とする。
発明1に係る冷凍装置は、冷媒回路と冷媒とを備える。冷媒回路は、圧縮機と凝縮器と膨張機構と蒸発器とが接続されることによって構成される。冷媒は、冷媒回路内を循環する。冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5,n=1〜5且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または単一冷媒を含む混合冷媒である。そして、膨張機構は、エジェクタを含む。エジェクタは、駆動流路、吸引流路及び噴出流路を有し、圧縮機の吸入圧を昇圧する。駆動流路には、凝縮器からの高圧冷媒が流れる。吸引流路には、蒸発器からの低圧冷媒が、駆動流路を流れる高圧冷媒により吸引されて流れる。噴出流路は、吸引流路を流れる低圧冷媒と駆動流路を流れる高圧冷媒とを合流させて噴出する。
この冷凍装置によると、圧縮機の吸入圧力が例えば蒸発圧よりも高くなるように昇圧される。これにより、冷媒の吸入密度が高くなるため、圧縮機のシリンダ容積を大きくせずに済む。また、暖房時には蒸発器内の乾き度を下げることができるため、蒸発器での圧力損失を抑制することができる。また、一般的には、室外温度の変化が大きい程圧縮機の回転数制御幅が大きくなるが、この冷凍装置では、圧縮機の吸入圧がエジェクタにより昇圧されるため、室外温度の変化が大きい場合であっても圧縮機の回転数制御幅を大きくせずに済む。更に、膨張機構としてエジェクタが利用されるため、膨張機構として膨張弁が利用された場合に無駄となっていた有効なエネルギーの一部を回収することができ、冷凍サイクルの効率を高めることができる。
発明2に係る冷凍装置は、発明1に係る冷凍装置であって、冷媒回路は、バイパス経路を有する。バイパス経路は、駆動流路の流入口と吸引流路の吸引口とを接続する。膨張機構は、バイパス経路上に設けられた膨張弁を更に含む。そして、冷凍回路は、更に調節部によって構成されている。調節部は、少なくとも暖房運転時には、凝縮器からの高圧冷媒及び蒸発器からの低圧冷媒がバイパス経路上を流れずに、それぞれエジェクタの駆動流路及び吸引経路に流れるように、冷媒の流れを調整する。
この冷媒装置によると、少なくとも暖房運転時には、凝縮器からの高圧冷媒及び蒸発器からの低圧冷媒が、共にエジェクタに流れるようになる。従って、圧縮機には、エジェクタにより圧力が高められた冷媒が吸入されるようになる。
発明3に係る冷凍装置は、発明2に係る冷凍装置であって、調節部は、冷房運転時、凝縮器からの高圧冷媒がエジェクタに流入せずにバイパス経路上の膨張弁に流入され蒸発器に流れるように、冷媒の流れを更に調整する。
冷房運転時、冷媒は、暖房運転時と逆の方向に流れる。この場合、エジェクタの構成上、エジェクタのみでは冷媒流量を制御しきれない恐れがある。しかしながら、発明3に係る冷凍装置では、冷房運転時、冷媒はエジェクタに流入せずにバイパス経路上の膨張弁に流入され、膨張される。従って、冷媒流量を十分に制御することができる。
発明4に係る冷凍装置は、発明1に係る冷凍装置であって、吸引流路を流れる低圧冷媒及び駆動流路を流れる高圧冷媒は、冷凍装置の運転の種類に関係なく、噴出流路に向かって一方向に流れる。
この冷凍装置では、冷房運転及び暖房運転のいずれの場合においても、エジェクタ内部には一方向に冷媒が流れる。従って、暖房運転及び冷房運転のいずれの場合においても、圧縮機の吸入圧力を昇圧することができると共に、冷媒流量を十分に制御することができる。
発明5に係る冷凍装置は、発明1に係る冷凍装置であって、冷媒回路は、冷房運転のみを行う冷房専用回路として利用される。
冷房運転のみを行う冷凍装置としては、例えば冷凍コンテナや冷蔵庫が挙げられる。このように、本発明の冷凍装置に係る冷媒回路を冷房専用回路として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
発明6に係る冷凍装置は、発明1に係る冷凍装置であって、冷媒回路は、暖房運転のみを行う暖房専用回路として利用される。
暖房運転のみを行う冷凍装置としては、例えば給湯機が挙げられる。このように、本発明の冷凍装置に係る冷媒回路を暖房専用回路として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
発明7に係る冷凍装置は、発明1〜6のいずれかに係る冷凍装置であって、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンからなる単一冷媒または単一冷媒を含む混合冷媒である。
発明8に係る冷凍装置は、発明7に係る冷凍装置であって、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとの混合冷媒である。
発明9に係る冷凍装置は、発明7に係る冷凍装置であって、冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとの混合冷媒である。
発明1,7,8,9に係る冷凍装置によると、冷媒の吸入密度が高くなるため、圧縮機のシリンダ容積を大きくせずに済む。また、暖房時には蒸発器内の乾き度を下げることができるため、蒸発器での圧力損失を抑制することができる。また、室外温度の変化が大きい場合であっても圧縮機の回転数制御幅を大きくせずに済む。更に、冷凍サイクルの効率を高めることができる。
発明2に係る冷凍装置によると、圧縮機には、エジェクタにより圧力が高められた冷媒が吸入されるようになる。
発明3に係る冷凍装置によると、冷媒流量を十分に制御することができる。
発明4に係る冷凍装置によると、暖房運転及び冷房運転のいずれの場合においても、圧縮機の吸入圧力を昇圧することができると共に、冷媒流量を十分に制御することができる。
発明5に係る冷凍装置によると、冷媒回路を冷房専用回路として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
発明6に係る冷凍装置によると、冷媒回路を暖房専用回路として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
以下、本発明に係る冷凍装置について、図面を用いて詳細に説明する。
<第1実施形態>
(1)構成
図3は、本発明の第1実施形態に係る冷凍装置が採用された空気調和装置101の冷媒回路図である。本実施形態に係る空気調和装置101は、室外機102と室内機103とに分けられたセパレートタイプの空気調和装置であって、冷房運転及び暖房運転を行うことができる。空気調和装置101は、主として、冷媒回路110と、冷媒回路110内を循環する冷媒とを備える。
ここで、本実施形態において用いられる冷媒について説明する。冷媒としては、C3mn(但し、m=1〜5,n=1〜5且つm+n=6)の分子式で示され、且つ分子構造中に二重結合を1個有する単一冷媒、またはこれを含む混合冷媒が用いられる。特に、本実施形態では、冷媒として、分子式CF3CFCH2(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CF=CH2)で示される冷媒HFO−1234yfの単一冷媒が用いられる場合を例にとる。
冷媒回路110は、図3に示すように、室内機103に設けられた利用側回路110aと、室外機102に設けられた熱源側回路110bとを有する。利用側回路110aには、室内熱交換器113が接続されている。熱源側回路110bには、主として、圧縮機111、四路切換弁112、膨張機構としてのエジェクタ114、気液分離器116、及び室外熱交換器118が接続されている。
〔圧縮機〕
圧縮機111は、吸入側が四路切換弁112の第1ポートa1に接続され、吐出側が四路切換弁112の第2ポートa2に接続されている。圧縮機111は、可変容量型のいわゆる全密閉型に構成されており、吸入側から吸入した冷媒を圧縮して吐出側へ吐出する。
〔四路切換弁〕
四路切換弁112は、第3ポートa3が室内熱交換器113の一端と接続され、第4ポートa4が気液分離器116に接続されている。そして、四路切換弁112は、第1ポートa1と第4ポートa4とが内部で連結するとともに第2ポートa2と第3ポートa3とが内部で連結する第1状態と(図3に実線で示す状態)、第1ポートa1と第3ポートa3とが内部で連結すると共に第2ポートa2と第4ポートa4とが内部で連結する第2状態(図7の点線で示す状態)とを採り得る。
このような四路切換弁112は、空気調和装置101が暖房運転を行う場合には第1状態を採り、空気調和装置101が冷房運転を行う場合には第2状態を採るように、各ポート間の接続状態の切換が可能となっている。
〔室内熱交換器〕
室内熱交換器113は、一端が四路切換弁112に接続されており、他端がエジェクタ114の第1ポートb1に接続されている。室内熱交換器113は、室内機103内部に設けられた室内ファン(図示せず)によって取り込まれた室内空気と、冷媒回路110内を循環する冷媒との間で熱交換を行う。このようにして熱交換が行われた後の空気は、室内に供給される。
〔エジェクタ〕
エジェクタ114は、上述したように第1ポートb1を介して室内熱交換器113と接続されている他、第2ポートb2を介して室外熱交換器118の一端に接続され、第3ポートb3及び逆止弁115を介して気液分離器116に接続されている。エジェクタ114は、エジェクタ114内に流入する駆動流体を、エジェクタ114内に設けられたノズルで減圧して加速させる。そしてエジェクタ114は、この加速により生じる負圧によって、吸引流体をエジェクタ114内に吸引する。更に、エジェクタ114は、吸引流体と駆動流体とを混合させて混合流体とし、混合流体をエジェクタ114内に設けられたディフューザで減速して昇圧させ、噴出するものである。
より具体的には、エジェクタ114は、駆動流路114aと、吸引流路114bと、噴出流路114cとを有する。駆動流路114aには、室内熱交換器113からの高圧冷媒(駆動流体)が流れる。吸引流路114bには、室外熱交換器118からの低圧冷媒(吸引流体)が、駆動流路114aを流れる高圧冷媒に吸引されて流れる。尚、上記高圧冷媒としては、例えば室内熱交換器113において凝縮した冷媒が該当し、上記低圧冷媒としては、ここでの低圧冷媒としては、例えば室外熱交換器118において蒸発した冷媒が該当する。噴出流路114cは、吸引流路114bを流れる低圧冷媒と駆動流路114aを流れる高圧冷媒とを合流させて噴出する。このようにして噴出流路114cから噴出された冷媒は、逆止弁115を介して気液分離器116に流入する。尚、駆動流路114aには、上述したノズルが設けられており、噴出流路114cには、上述したディフューザが設けられている。ノズルは、駆動流路114aを流れる高圧冷媒の減圧量を調節可能なように、その孔径が調節可能となっている。
特に、本実施形態に係るエジェクタ114は、空気調和装置101が暖房運転を行う場合に、上記動作を行うものとして機能する。尚、空気調和装置101が冷房運転を行う場合には、エジェクタ114には、第2ポートb2から第1ポートb1へと冷媒が流れる。
〔気液分離器〕
気液分離器116は、逆止弁115、低圧用膨張弁117、及び四路切換弁112を介して圧縮機111と接続されている。気液分離器116は、エジェクタ114の噴出流路114cから噴出した冷媒を、液冷媒及びガス冷媒に分離する。具体的に、気液分離器116は、気液分離容器116a、冷媒流入口116b、液流出口116c及びガス流出口116dを有する。気液分離容器116aは、液冷媒及びガス冷媒を貯留する。冷媒流入口116bには、気液分離容器116aへ冷媒が流入する。液流出口116cからは、気液分離後の液冷媒が流出する。ガス流出口116dからは、ガス冷媒が流出する。
特に、本実施形態に係る気液分離器116は、エジェクタ114と同様、空気調和装置101が暖房運転を行う場合に、上記動作を行うものとして機能する。尚、空気調和装置101が冷房運転を行う場合には、気液分離器116には、ガス流出口116dから液流出口116cへと冷媒が流れる。
尚、エジェクタ114の噴出流路114cと気液分離器116との間に接続された逆止弁115は、噴出流路114cより噴出された冷媒を気液分離器116方向へと一方向に導くように接続されている。従って、エジェクタ114からの冷媒は、暖房運転時には気液分離器116に流入するが、冷房運転時には、気液分離器116に流入しない。
また、気液分離器116の液流出口116cに接続されている低圧用膨張弁117は、開度可変の電子膨張弁によって構成されている。
〔室外熱交換器〕
室外熱交換器118は、低圧用膨張弁117の流出口とエジェクタ114の第2ポートb2との間に接続されている。室外熱交換器118は、室外機102内部に設けられた室外ファン(図示せず)によって取り込まれた室外空気と、冷媒回路110内を循環する冷媒との間で熱交換を行う。このようにして熱交換が行われた後の空気は、室外に排出される。
尚、上述した冷媒回路110を構成するいくつかの各種機器は(具体的には、圧縮機111、四路切換弁112、エジェクタ114、低圧用膨張弁117)、図示しない制御部と接続されており、制御部により各種制御がなされる。例えば、制御部は、圧縮機111の起動及び容量制御や、空気調和装置101の運転種類に基づく四路切換弁112の接続状態の切換制御を行う。また、制御部は、エジェクタ114の駆動流路114aにおけるノズルの孔径の調整や、低圧用膨張弁117の開度調整を行う。
(2)動作
(2−1)暖房運転
次に、本実施形態に係る空気調和装置101が暖房運転を行う場合の動作について、図3〜図5を用いて説明する。
図3に示すように、四路切換弁112は、第1状態(図3の実線)を採り、冷媒は、図3の実線矢印の方向に流れる。この場合、室内熱交換器113は凝縮器、室外熱交換器118は蒸発器として機能し、暖房サイクルが行われる。
具体的に、冷媒は、圧縮機111において圧縮されて高圧冷媒となり(図4の点c1。圧力P3→P2、エンタルピh5→h3)、四路切換弁112の第2ポートa2及び第3ポートa3を経て室内熱交換器113に送られる。この時、室内熱交換器113は、凝縮器として機能しているため、室内熱交換器113へと送られてきた冷媒は、室内空気に放熱しながら凝縮し(図4の点c2。エンタルピh3→h1)、その後エジェクタ114の駆動流路114aに流入される。この時、室内空気は、冷媒からの熱によって温められる。
エジェクタ114の駆動流路114aに流入した高圧冷媒は、駆動流路114aのノズルによって圧力P1まで減圧されて加速する(図4の点c3)。この時、加速された高圧冷媒よって生じる負圧により、室外熱交換器118から流出した低圧冷媒は、エジェクタ114の吸引流路114bに吸引される(図4の点c9)。そして、加速された高圧冷媒及び吸引された低圧冷媒は、噴出流路114cの上流部分で混ざり合い(図4の点c4)、噴出流路114cにおけるディフューザで減速して所定の圧力P3まで昇圧される(図4の点c5)。昇圧後の冷媒は、エジェクタ114から逆止弁115を介して気液分離器116に流入され、気液分離器116内においてガス冷媒(図4の点c6、エンタルピh5)と液冷媒(図4の点c7、エンタルピh4)とに分離される。
ガス冷媒は、気液分離器116のガス流出口116dから流出し、四路切換弁112及び圧縮機111の吸入口を介して圧縮機111に戻され、再び昇圧される(図4の点c1)。即ち、圧縮機111の吸入口には、エジェクタ114により吸入圧が“P1”ではなく“P3”に昇圧された冷媒が吸入されることになる。そして、この冷媒は、圧縮機111において、圧力P3から圧力P2にまで昇圧される。
一方、液冷媒は、気液分離器116の液流出口116cから流出し、低圧用膨張弁117で所定の圧力P1まで減圧され、室外熱交換器118に流入する(図4の点c8)。この時、室外熱交換器118は、蒸発器として機能しているため、室外熱交換器118へと送られた液冷媒は、室外空気から吸熱しながら蒸発し、エジェクタ114の吸引流路114bに吸引されるようになる(図4の点c9、エンタルピh2)。
〔暖房運転時の効果〕
図5は、本実施形態に係る空気調和装置101が上述の暖房運転を行った場合(以下、エジェクタサイクルという)と、図1及び2の冷媒回路1に本実施形態における冷媒を用いた空気調和装置が暖房運転を行った場合(以下、標準サイクルという)との比較を行うための、各種データを示した表である。図5(a)には、蒸発温度Teが“0度”である場合の吸入容積比データ及びサイクル効率比データが、サイクル別に示されている。図5(b)には、蒸発温度Teが“−30度”である場合の、吸入容積比データとサイクル効率比データとが、サイクル別に示されている。また、図5(c)には、蒸発温度Teを変化させた場合の、吸入容積の流用変化を比較するデータがサイクル別に示されている。
図5(a)(b)によると、吸入容積比(即ち、圧縮機111の吸入ガスの比体積)及びサイクル効率比は、標準サイクルの場合は共に“100%”であるが、エジェクタサイクルの場合、吸入容積比はそれぞれ“100%”以下、サイクル効率比はそれぞれ“100%以上”となっている。即ち、エジェクタサイクルの場合、吸入容積比が小さいことから、吸入ガスの比重量が大きくなり、圧縮機111から吐出される冷媒循環重量が増大するため、冷凍能力が増加したことが分かる。従って、本実施形態に係るエジェクタサイクルを用いることで、標準サイクルに比してより小さい圧縮機を用いても、高いサイクル効率を得ることができる。
また、図5(c)によると、外気条件である蒸発温度Teが“0度”から“−30度”に変化した場合、標準サイクルでは吸入容積流量を”100%”から“286%”に上げないと、蒸発温度Teの変化に関係なく一定の暖房能力を保つことができない。しかしながら、本実施形態に係るエジェクタサイクルでは、吸入容積流量を”100%”から“231%”に上げることで、蒸発温度Teが変化しても一定の暖房能力を保つことができる。即ち、エジェクタサイクルの場合、標準サイクルよりも、同じ暖房能力を確保するために上げるべき吸入容積流量が少なくて済む。従って、エジェクタサイクルは、標準サイクルよりも圧縮機111の回転数の制御幅が狭くなるため、圧縮機111の信頼性が高まる。
(2−2)冷房運転
ここでは、本実施形態に係る空気調和装置101が冷房運転を行う場合の動作について、図3を用いて説明する。
図3に示すように、四路切換弁112は、第2状態(図3の破線)を採り、冷媒は、図3の破線矢印の方向に流れる。この場合、室内熱交換器113は蒸発器、室外熱交換器118は凝縮器として機能し、冷房サイクルが行われる。尚、冷房運転時、低圧用膨張弁117は、全開の状態を採る。
具体的に、冷媒は、圧縮機111において圧縮されて高圧冷媒となり、四路切換弁112の第2ポートa2及び第4ポートa4、気液分離器116、低圧用膨張弁117を経て、室外熱交換器118に送られる。この時、室外熱交換器118は、凝縮器として機能しているため、室外熱交換器118へと送られてきた冷媒は、室外空気に放熱しながら凝縮し、その後エジェクタ114の第2ポートb2を介してエジェクタ114内部に流入する。エジェクタ114に流入した冷媒は、駆動流路114a内のノズルにより減圧されてエジェクタ114の第1ポートb1から流出し、室内熱交換器113に流入する。この時、室内熱交換器113は、蒸発器として機能しているため、室内熱交換器113へと送られてきた冷媒は、室内空気から吸熱しながら蒸発する。尚、室内空気は、冷媒により熱を奪われることで冷やされる。その後、蒸発した冷媒は、四路切換弁112及び圧縮機111の吸入口を介して圧縮機111に戻され、再び昇圧される。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る空気調和装置101では、分子式:C3mnで示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する単一冷媒が冷媒回路110内を循環するが、冷媒回路110中の膨張機構としては、エジェクタ114が用いられている。エジェクタ114は、圧縮機111の吸入圧力を、蒸発圧よりも高くなるように昇圧させる(具体的には、図4の点c4における圧力P1から点c5におけるP3への昇圧)。これにより、冷媒の吸入密度が高くなるため、圧縮機111のシリンダ容積が増大せずに済む。また、暖房時には、蒸発器として機能する室外熱交換器118内の乾き度を下げることができるため、室外熱交換器118での圧力損失を抑制することができる。
また、一般的には、室外温度の変化が大きい程、圧縮機111の回転数制御幅が大きくなるが、この空気調和装置101では、圧縮機111の吸入圧がエジェクタ114により昇圧されるため、室外温度の変化が大きい場合であっても、圧縮機111の回転数制御幅を大きくせずに済む。更に、膨張機構としてエジェクタ114が利用されることから、膨張機構として膨張弁が用いられる場合に(図1)無駄となっていた有効なエネルギーの一部を回収することができ、冷凍サイクルの効率を高めることができる。
(B)
特に、本実施形態では、分子式:C3mnで示される冷媒として2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンを使用している。2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンは、低圧冷媒であり、従来からよく用いられる冷媒R410Aに比して沸点が高いが、冷媒回路110の膨張機構では膨張弁ではなくエジェクタ114を用いているため、冷媒の吸入密度を高めたり、暖房時に蒸発器として機能する室外熱交換器118での圧力損失を抑制したりすることができる。また、上記単一冷媒を用いたことによる冷凍サイクルの効率の低下を防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る冷凍装置が採用された空気調和装置201について、図6を用いて説明する。
(1)構成
図6の空気調和装置201は、第1実施形態に係る空気調和装置101と同様、室外機202と室内機203とに分けられたセパレートタイプの空気調和装置であって、主として、冷媒回路210と、冷媒回路210内を循環する冷媒とを備える。また、冷媒としては、第1実施形態と同様、冷媒HFO−1234yfが単一冷媒として用いられる。
冷媒回路210は、室内機203に設けられた利用側回路210aと、室外機202に設けられた熱源側回路210bとを備える。利用側回路210aには、室内熱交換器213が接続され、熱源側回路210bには、主として、圧縮機211、四路切換弁212、エジェクタ214、気液分離器216、及び室外熱交換器218が接続されている。また、エジェクタ214は、第1実施形態と同様、駆動流路214a、吸引流路214b及び噴出流路214cを有し、圧縮機211の吸入圧力を昇圧する。更に、本実施形態に係る利用側回路210aは、バイパス経路220bを有する。
尚、図6の圧縮機211、四路切換弁212、室内熱交換器213、エジェクタ214、逆止弁215、気液分離器216、低圧用膨張弁217及び室外熱交換器218については、第1実施形態で同じ名称を付して示した図3に係る圧縮機111、四路切換弁112、室内熱交換器113、エジェクタ114、逆止弁115、気液分離器116、低圧用膨張弁117及び室外熱交換器118と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。以下より、バイパス経路220bについて説明する。
バイパス経路220bは、エジェクタ214の駆動流路214aにおける第1ポートb11(流入口に相当)と、吸引流路214bの第2ポートb12(吸引口に相当)とを接続する。バイパス経路220b上には、膨張機構としての冷房用膨張弁221(膨張弁に相当)、第1逆止弁222及び第2逆止弁223(冷房用膨張弁221と共に調節部に相当)が設けられている。
〔冷房用膨張弁〕
冷房用膨張弁221は、第1逆止弁222と第2逆止弁223との間に接続されている。冷房用膨張弁221は、暖房運転時には閉じた状態を採り、凝縮器として機能する室内熱交換器213からの高圧冷媒及び蒸発器として機能する室外熱交換器218からの低圧冷媒がバイパス経路220b上に流れずに、エジェクタ214の駆動流路214a及び吸引流路214bそれぞれに流れるようにする。また、冷房用膨張弁221は、冷房運転時には開いた状態を採り、エジェクタ214の代わりにバイパス経路220b上を流れてきた冷媒を減圧する膨張機構としての役割を担う。
〔第1及び第2逆止弁〕
第1逆止弁222は、エジェクタ214の第1ポートb11付近に設けられている。第1逆止弁222は、主に暖房運転時、凝縮器として機能する室内熱交換器213からの高圧冷媒を、エジェクタ214の駆動流路214aに流入させる。第2逆止弁223は、冷房用膨張弁221よりもエジェクタ214の第2ポートb12側に設けられている。第2逆止弁223は、主に冷房運転時、凝縮器として機能する室外熱交換器218からの高圧冷媒を、バイパス経路220b上に流入させる。
即ち、上述した冷房用膨張弁221、第1及び第2逆止弁222,223は、冷媒がバイパス経路220bまたはエジェクタ114に流れるように、冷媒の流れを調整するための役割を担うことができる。
(2)動作
(2−1)暖房運転
図6に示すように、四路切換弁212は、第1ポートa11と第4ポートa14、第2ポートa12と第3ポートa13をそれぞれ接続した第1状態(図6の実線)を採り、冷媒は、図6の実線矢印の方向に流れる。
この場合、室内熱交換器213は凝縮器、室外熱交換器218は蒸発器として機能する。特に、暖房運転では、冷房用膨張弁221は、閉じた状態を採るため、バイパス経路220bには、冷媒が流れない。すると、この場合、第1実施形態に係る空気調和装置101と同様の、暖房サイクルが行われる。
尚、具体的な動作は、第1実施形態に係る「(2−1)暖房運転」と同様であるため、詳細な説明を省略する。
(2−2)冷房運転
図6に示すように、四路切換弁212は、第1ポートa11と第3ポートa13、第2ポートa12と第4ポートa14をそれぞれ接続した第2状態(図6の破線)を採り、冷媒は、図6の破線矢印の方向に流れる。
この場合、室内熱交換器213は蒸発器、室外熱交換器218は凝縮器として機能し、冷房サイクルが行われる。特に、冷房運転では、冷房用膨張弁221は、開いた状態を採るため、バイパス経路220bには、冷媒が流れるようになる。また、低圧用膨張弁217は、第1実施形態と同様、全開の状態を採る。
具体的に、冷媒は、圧縮機211において圧縮されて高圧冷媒となり、四路切換弁212の第2ポートa12及び第4ポートa14、気液分離器216、低圧用膨張弁217を経て、室外熱交換器218に送られる。この時、室外熱交換器218は、凝縮器として機能しているため、室外熱交換器218へと送られてきた冷媒は、室外空気に放熱しながら凝縮する。その後、凝縮した冷媒は、エジェクタ214内部に流入せずに、バイパス経路220bの第2逆止弁223を経て冷房用膨張弁221に流入し、減圧される。減圧された冷媒は、蒸発器として機能する室内熱交換器213に流入され、室内空気から吸熱しながら蒸発する。尚、室内空気は、冷媒により熱を奪われることで冷やされる。その後、蒸発した冷媒は、四路切換弁212及び圧縮機211の吸入口を介して圧縮機211に戻され、再び昇圧される。
(3)効果
(A)
本実施形態に係る空気調和装置201では、冷媒回路210は、エジェクタ214の駆動流路214aに係る第1ポートb11と吸引流路214bの第2ポートb12とを接続するバイパス経路220bを有している。そして、バイパス経路220b上には、冷房用膨張弁221、第1及び第2逆止弁222,223が図6に示すように設けられている。これにより、暖房運転時には、室内熱交換器213からの高圧冷媒と、室外熱交換器218からの低圧冷媒とが、バイパス経路220b上には流れずに、共にエジェクタ214に流れるようになる。従って、圧縮機211には、エジェクタ214により圧力が高められた冷媒が吸入されるようになる。
(B)
一般的に、冷房運転時、冷媒は、暖房運転時と逆の方向に流れる。この場合、エジェクタ214の構成上、エジェクタ214のみでは冷媒流量を制御しきれない恐れがある。しかしながら、本実施形態の空気調和装置201では、冷房運転時、冷媒はエジェクタ214に流入せずにバイパス経路220b上の冷房用膨張弁221に流入され、膨張される。従って、冷媒流量を十分に制御することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る冷凍装置が採用された空気調和装置301について、図7を用いて説明する。
(1)構成
図7の空気調和装置301は、第1実施形態に係る空気調和装置101と同様、室外機302と室内機303とに分けられたセパレートタイプの空気調和装置であって、主として、冷媒回路310と、冷媒回路310内を循環する冷媒とを備える。また、冷媒としては、第1実施形態と同様、冷媒HFO−1234yfが単一冷媒として用いられる。
冷媒回路310は、室内機303に設けられた利用側回路310aと、室外機302に設けられた熱源側回路310bとを備える。利用側回路310aには、室内熱交換器313が接続され、熱源側回路310bには、主として、圧縮機311、第1四路切換弁312、第2四路切換弁321、エジェクタ314、気液分離器316、及び室外熱交換器318が接続されている。また、エジェクタ314は、第1実施形態と同様、駆動流路314a、吸引流路314b及び噴出流路314cを有し、圧縮機311の吸入圧力を昇圧する。
尚、図7の圧縮機311、室内熱交換器313、エジェクタ314、気液分離器316、低圧用膨張弁317及び室外熱交換器318については、第1実施形態で同じ名称を付して示した図3に係る圧縮機111、室内熱交換器113、エジェクタ114、気液分離器116、低圧用膨張弁117及び室外熱交換器118と同様の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
第1四路切換弁312は、第1実施形態に係る四路切換弁112と同様、第1〜第4ポートa21〜a24を有しているが、第1実施形態に係る四路切換弁112とは、他の機器との接続状態が異なっている。具体的に、第1四路切換弁312の第1ポートa21は、低圧用膨張弁117と接続され、第2ポートa22は、圧縮機311の吐出口と接続されている。第1四路切換弁312の第3ポートa23は、室内熱交換器313の一端と接続され、第4ポートa24は、室外熱交換器318の一端と接続されている。そして、第1四路切換弁312は、第1ポートa21と第4ポートa24とが内部で連結するとともに第2ポートa22と第3ポートa23とが内部で連結する第1状態と(図7に実線で示す状態)、第1ポートa21と第3ポートa23とが内部で連結すると共に第2ポートa22と第4ポートa24とが内部で連結する第2状態(図7の点線で示す状態)とを採り得る。
第2四路切換弁321は、第1ポートa31を介して室内熱交換器313の他端と接続され、第2ポートa32を介して室外熱交換器318の他端と接続されている。更に、第2四路切換弁321は、第3ポートa33を介してエジェクタ314の第1ポートb21(即ち、駆動流路314aの流入口)と接続され、第4ポートa34を介してエジェクタ314の第2ポートb22(即ち、吸引流路314bの吸引口)と接続されている。そして、第2四路切換弁321は、第1ポートa31と第3ポートa33とが内部で連結するとともに第2ポートa32と第4ポートa34とが内部で連結する第1状態と(図7に実線で示す状態)、第1ポートa31と第4ポートa34とが内部で連結すると共に第2ポートa32と第3ポートa33とが内部で連結する第2状態(図7の点線で示す状態)とを採り得る。
上述した第1及び第2四路切換弁312,321それぞれは、空気調和装置301が暖房運転を行う場合には第1状態を採り、空気調和装置301が冷房運転を行う場合には第2状態を採るように、各ポート間の接続状態の切換が可能となっている。
(2)動作
(2−1)暖房運転
図7に示すように、第1及び第2四路切換弁312,321は、共に第1状態(図7の実線)を採り、冷媒は、図7の実線矢印の方向に流れる。この場合、室内熱交換器313は凝縮器、室外熱交換器318は蒸発器として機能し、暖房サイクルが行われる。
具体的に、冷媒は、圧縮機311において圧縮されて高圧冷媒となり(図4の点c1。圧力P3→P2、エンタルピh5→h3)、第1四路切換弁312を介して室内熱交換器313に送られる。この時、室内熱交換器313は、凝縮器として機能しているため、室内熱交換器313へと送られてきた冷媒は、室内空気に放熱しながら凝縮し(図4の点c2。エンタルピh3→h1)、その後第2四路切換弁321を介してエジェクタ314の第1ポートb21からエジェクタ314の駆動流路314aに流入される。この時、室内空気は、冷媒からの熱によって温められる。
エジェクタ314の駆動流路314aに流入した高圧冷媒は、駆動流路314aのノズルによって圧力P1まで減圧されて加速する(図4の点c3)。この時、加速された高圧冷媒によって生じる負圧により、室外熱交換器318から流出した低圧冷媒は、エジェクタ314の吸引流路314bに吸引される(図4の点c9)。そして、加速された高圧冷媒及び吸引された低圧冷媒は、噴出流路314cの上流部分で混ざり合い(図4の点c4)、噴出流路314cにおけるディフューザで減速して所定の圧力P3まで昇圧される(図4の点c5)。昇圧後の冷媒は、気液分離器316に流入され、気液分離器316内においてガス冷媒(図4の点c6、エンタルピh5)と液冷媒(図4の点c7、エンタルピh4)とに分離される。
ガス冷媒は、気液分離器316のガス流出口316dから流出し、圧縮機311の吸入口に戻されて再び昇圧される(図4の点c1)。即ち、圧縮機311の吸入口には、エジェクタ314により吸入圧が“P1”ではなく“P3”に昇圧された冷媒が吸入されることになる。そして、この冷媒は、圧縮機311において、圧力P3から圧力P2にまで昇圧される。
一方、液冷媒は、気液分離器316の液流出口316cから流出し、低圧用膨張弁317で所定の圧力P1まで減圧され(図4の点c8。圧力P3→P1)、第1四路切換弁312を介して室外熱交換器318に流入する。この時、室外熱交換器318は、蒸発器として機能しているため、室外熱交換器318へと送られた液冷媒は、室外空気から吸熱しながら蒸発し、第2四路切換弁321を介してエジェクタ314の吸引流路314bに吸引されるようになる(図4の点c9、エンタルピh2)。
(2−2)冷房運転
図7に示すように、第1及び第2四路切換弁312,321は、共に第2状態(図7の破線)を採り、冷媒は、図7の破線矢印の方向に流れる。この場合、室内熱交換器313は蒸発器、室外熱交換器318は凝縮器として機能し、冷房サイクルが行われる。
具体的に、冷媒は、圧縮機311において圧縮されて高圧冷媒となり、第1四路切換弁312を介して直接室外熱交換器318に送られる。この時、室外熱交換器318は、凝縮器として機能しているため、室外熱交換器318へと送られてきた冷媒は、室外空気に放熱しながら凝縮し、その後第2四路切換弁321を介してエジェクタ314の第1ポートb21からエジェクタ314の駆動流路314aに流入する。即ち、エジェクタ314には、暖房運転時と同様に、冷媒が第1ポートb21から流入し、噴出流路314cに向かって一方向に流れることになる。
エジェクタ314の駆動流路314aに流入した高圧冷媒は、暖房運転時と同様、圧力P1まで減圧されて加速する。そして、この冷媒は、エジェクタ314の吸引流路314bに吸引された室内熱交換器313からの低圧冷媒と混ざり合い、圧力P3まで昇圧されて噴出する。昇圧後の冷媒は、気液分離器316においてガス冷媒と液冷媒とに分離される。ガス冷媒は、暖房運転時と同様、圧縮機311の吸入口に戻されて再び昇圧される。
一方、液冷媒は、低圧用膨張弁317及び第1四路切換弁312を介して室内熱交換器313に流入する。この時、室内熱交換器313は、蒸発器として機能しているため、室内熱交換器313へと送られた液冷媒は、室外空気から吸熱しながら蒸発し、第2四路切換弁321を介してエジェクタ314の吸引流路314bに吸引されるようになる。尚、室内空気は、冷媒により熱を奪われることで冷やされる。
(3)効果
本実施形態に係る空気調和装置301では、エジェクタ314の吸引流路314bを流れる低圧冷媒及び駆動流路314aを流れる高圧冷媒は、冷房運転及び暖房運転のいずれの場合においても、噴出流路314cに向かって一方向に流れる。従って、空気調和装置301の運転の種類に関係なく、圧縮機311の吸入圧力を昇圧することができると共に、冷媒流量を十分に制御することができる。
<その他の実施形態>
(a)
上記第1実施形態では、本発明に係る冷凍装置が空気調和装置101に採用された場合について説明した。しかし、本発明に係る冷凍装置は、例えば冷凍コンテナなどのように、冷房運転のみを行う装置に利用することができる。図8は、本発明に係る冷媒回路が、冷房運転のみを行う冷凍コンテナ401内に冷房専用回路410として利用された場合の、冷媒回路図を示す。冷凍専用回路410は、図3の冷媒回路110において、四路切換弁を必要しない構成を有する。即ち、冷凍専用回路410は、圧縮機411、第1及び第2熱交換器413,418、エジェクタ414、気液分離器416及び低圧用膨張弁417が接続されることで構成される。エジェクタ414は、第1実施形態に係るエジェクタ114と同様、駆動流路414a、吸引流路414b及び噴出流路414cを有する。尚、圧縮機411、第1及び第2熱交換器413,418、エジェクタ414、気液分離器416及び低圧用膨張弁417は、図3の圧縮機111、室内及び室外熱交換器113,118、エジェクタ114、気液分離器116及び低圧用膨張弁117と同様の構成を有するため、詳細な説明は省略する。
このように、本発明の冷凍装置に係る冷媒回路を冷房専用回路410として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
(b)
また、本発明に係る冷凍装置は、例えば給湯機などのように、暖房運転のみを行う装置に利用することができる。図9は、本発明に係る冷媒回路が、暖房運転のみを行う給湯機501内に暖房専用回路510として利用された場合の、冷媒回路図を示す。暖房専用回路510は、図8の冷房専用回路410と同様、圧縮機511、第1及び第2熱交換器513,518、エジェクタ514、気液分離器516及び低圧用膨張弁517が接続されることで構成される。エジェクタ514は、第1実施形態に係るエジェクタ114と同様、駆動流路514a、吸引流路514b及び噴出流路514cを有する。尚、第1熱交換器513には、給湯タンクから送られてくる水が通る熱交換水路が設けられている。第1熱交換器513は、熱交換水路中を流れる水と冷媒との間で熱交換を行うことで、熱交換水路中を流れる水を温めることができる。
このように、本発明の冷凍装置に係る冷媒回路を暖房専用回路510として利用することで、高効率な冷凍サイクルを得ることができる。
(c)
上記実施形態では、冷媒として、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)の単一冷媒を使用する場合について説明したが、本発明の冷媒回路に用いられる冷媒は、これに限定されない。本発明に係る冷凍装置では、HFO−1234yfと同様、従来からよく使用されているHFC−410A等に比して、圧力−エンタルピ線図の気相線付近における等エントロピ線の傾斜が急峻であるという特性を有する他の冷媒を単一または混合させて使用してもよい。
本発明において用いられる単一冷媒の例としては、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる冷媒として、HFO−1225ye(1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CF=CHF)、HFO−1234ze(1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CHF)、HFO−1234ye(1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CHF2−CF=CHF)、HFO−1243zf(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CH2)、1,2,2−トリフルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CF2)、2−フルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CH2)等が挙げられる。
また、本発明において用いられる混合冷媒としては、上述の単一冷媒を含む混合冷媒が挙げられる。具体的には、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−32(ジフルオロメタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が70質量%以上94質量%以下でHFC−32の割合が6質量%以上30質量%以下がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上87質量%以下でHFC−32の割合が13質量%以上23質量%以下がよく、さらに好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上79質量%以下でHFC−32の割合が21質量%以上23質量%以下(例えば、78質量%のHFO−1234yfと22質量%のHFC−32との混合冷媒)がよい。また、HFO−1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−125(ペンタフルオロエタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が80質量%以上90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上20質量%以下がよい。また、他のHFC系冷媒、例えば、HFC−134(1,1,2,2−テトラフルオロエタン)、HFC−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン)、HFC−143a(1,1,1−トリフルオロエタン)、HFC−152a(1,1−ジフルオロエタン)、HFC−161(フルオロエタン)、HFC−227ea(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン)、HFC−236ea(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン)、HFC−236fa(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロエタン)、HFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン)等との混合冷媒を使用してもよい。また、HFC系冷媒ではなく、炭化水素系等のその他の冷媒、例えば、メタン、エタン、プロパン、プロペン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、ジメチルエーテル、ビス−トリフルオロメチル−サルファイド、二酸化炭素、ヘリウム等との混合冷媒を使用してもよい。
さらに、本発明に係る冷凍装置では、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒同士の混合冷媒を使用したり、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒、及び、上述のHFC系冷媒や炭化水素系等のその他の冷媒のうち、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒を少なくとも1成分以上含む3成分以上からなる混合冷媒を使用したりすることができる。このような混合冷媒の具体例としては、HFO−1234yfとHFC−32とHFC−125との混合冷媒(例えば、52重量%のHFO−1234yfと23質量%のHFC−32と25重量%のHFC−125との混合冷媒)が挙げられる。
本発明に係る冷凍装置は、上述した新冷媒を用いても、冷媒回路を構成する各種機器の機能低下を抑制することができるという効果を奏することから、冷凍コンテナや給湯機、空気調和装置等の装置として適用することができる。
従来から用いられている冷媒回路図。 図1の冷媒回路に冷媒R410Aを用いて暖房運転を行った場合の、冷凍サイクル図。 本発明の第1実施形態に係る空気調和装置に備えられた冷媒回路の図。 図3の冷媒回路に、第1実施形態に係る冷媒HFO−1234yfを用いて暖房運転を行った場合の、冷凍サイクル図。 (a)蒸発温度Teが0度である場合の冷凍サイクルの各種比較データを示す表。(b)蒸発温度Teが−30度である場合の冷凍サイクルの各種比較データを示す表。(c)蒸発温度変化時の吸入容積流量変化のデータを、冷凍サイクル毎に示す表。 本発明の第2実施形態に係る空気調和装置に備えられた冷媒回路の図。 本発明の第3実施形態に係る空気調和装置に備えられた冷媒回路の図。 本発明のその他の実施形態(a)に係る冷凍コンテナに備えられた冷媒回路の図。 本発明のその他の実施形態(b)に係る給湯機に備えられた冷媒回路の図。
符号の説明
101,201,301 空気調和装置
102,202,302 室外機
103,203,303 室内機
110,210,310 冷媒回路
111,211,311 圧縮機
112,212,312,321 四路切換弁
113,213,313 室内熱交換器
114,214,314 エジェクタ
114a,214a,314a 駆動流路
114b,214b,314b 吸引流路
114c,214c,314c 噴出流路
116,216,316 気液分離器
118,218,318 室外熱交換器
220b バイパス経路
221 冷房用膨張弁
222,223 逆止弁
401 冷凍コンテナ
410 冷房専用回路
501 給湯機
510 暖房専用回路

Claims (9)

  1. 圧縮機(111,211,311,411,511)と凝縮器(113,213,313,413,513)と膨張機構と蒸発器(118,218,318,418,518)とが接続されることによって構成される冷媒回路(110,210,310,410,510)と、
    前記冷媒回路(110,210,310,410,510)内を循環する冷媒と、
    を備え、
    前記冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5,n=1〜5且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または前記単一冷媒を含む混合冷媒であって、
    前記膨張機構は、前記凝縮器(113,213,313,413,513)からの高圧冷媒が流れる駆動流路(114a,214a,314a,414a,514a)、前記蒸発器(118,218,318,418,518)からの低圧冷媒が前記駆動流路(114a,214a,314a,414a,514a)を流れる高圧冷媒により吸引されて流れる吸引流路(114b,214b,314b,414b,514b)、及び前記吸引流路(114b,214b,314b,414b,514b)を流れる低圧冷媒と前記駆動流路(114a,214a,314a,414a,514a)を流れる高圧冷媒とを合流させて噴出する噴出流路(114c,214c,314c,414c,514c)を有し前記圧縮機(111,211,311,411,511)の吸入圧を昇圧するエジェクタ(114,214,314,414,514)を含む、
    冷凍装置(101,201,301,401,501)。
  2. 前記冷媒回路(210)は、前記駆動流路(214a)の流入口(b11)と前記吸引流路(214b)の吸引口(b12)とを接続するバイパス経路(220b)を有し、
    前記膨張機構は、前記バイパス経路(220b)上に設けられた膨張弁(221)を更に含み、
    少なくとも暖房運転時には、前記凝縮器(213)からの高圧冷媒及び前記蒸発器(218)からの低圧冷媒が前記バイパス経路(220b)上を流れずに、それぞれ前記エジェクタ(214)の前記駆動流路(214a)及び前記吸引経路(214b)に流れるように、冷媒の流れを調整する調整部(221,222,223)によって、前記冷媒回路(110)が更に構成されている、
    請求項1に記載の冷凍装置(201)。
  3. 前記調整部(221)は、冷房運転時、前記凝縮器(218)からの高圧冷媒が前記エジェクタ(214)に流入せずに前記バイパス経路(220b)上の前記膨張弁(221)に流入され前記蒸発器(213)に流れるように、冷媒の流れを更に調整する、
    請求項2に記載の冷凍装置(201)。
  4. 前記吸引流路(314b)を流れる低圧冷媒及び前記駆動流路(314a)を流れる高圧冷媒は、前記冷凍装置の運転の種類に関係なく前記噴出流路(314c)に向かって一方向に流れる、
    請求項1に記載の冷凍装置(301)。
  5. 前記冷媒回路(410)は、冷房運転のみを行う冷房専用回路として利用される、
    請求項1に記載の冷凍装置(401)。
  6. 前記冷媒回路(510)は、暖房運転のみを行う暖房専用回路として利用される、
    請求項1に記載の冷凍装置(501)。
  7. 前記冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンからなる単一冷媒または前記単一冷媒を含む混合冷媒である、
    請求項1〜6のいずれかに記載の冷凍装置(1,101,201,301,401)。
  8. 前記冷媒は、前記2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとの混合冷媒である、
    請求項7に記載の冷凍装置(1,101,201,301,401)。
  9. 前記冷媒は、前記2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとの混合冷媒である、
    請求項7に記載の冷凍装置(1,101,201,301,401)。
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