JP2003097499A - エジェクタ - Google Patents

エジェクタ

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JP2003097499A
JP2003097499A JP2001297276A JP2001297276A JP2003097499A JP 2003097499 A JP2003097499 A JP 2003097499A JP 2001297276 A JP2001297276 A JP 2001297276A JP 2001297276 A JP2001297276 A JP 2001297276A JP 2003097499 A JP2003097499 A JP 2003097499A
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ejector
diffuser
mixing
pressure
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Yukikatsu Ozaki
幸克 尾崎
Hiroshi Ishikawa
石川  浩
Hirotsugu Takeuchi
裕嗣 武内
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Denso Corp
Soken Inc
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Denso Corp
Nippon Soken Inc
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0012Ejectors with the cooled primary flow at high pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F25B2400/23Separators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の耐圧強度及び同軸度を確保しながら、
エジェクタの製造原価低減を図る。 【解決手段】 冷媒流入部420、混合部430及びデ
ィフューザ440を樹脂にて一体形成して内筒部材46
0とし、かつ、混合部430に金属製のスリーブ431
を圧入した状態で、スリーブ431圧入された樹脂製の
内筒部材460を金属製のハウジング450内に収納す
る。これにより、金属にてテーパ状の冷媒流入部420
及びディフューザ440を製造する場合に比べて、製造
工数を低減することができる。また、冷媒流入部42
0、混合部430及びディフューザ440(内筒部材4
60)が受ける内圧を金属製のハウジング450にて受
けることができるので、所定の耐圧強度を容易に確保す
ることができる。また、内筒部材460はハウジング4
50内に収納されて位置決めされるので、容易に所定の
同軸度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気圧縮式冷凍サ
イクルにおいて、冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させ
る際の膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して圧縮
機の吸入圧を上昇させるエジェクタサイクルに適用され
るエジェクタに関するものである。
【0002】因みに、膨張弁や固定絞り等の減圧器を用
いた蒸気圧縮式冷凍サイクルでは、等エンタルピ的に冷
媒が減圧膨張するので、膨張エネルギを回収することが
難しい。
【0003】
【従来の技術】エジェクタサイクル用のエジェクタの構
造は、例えば特開平6−2964号公報(図14参照)
に示すように、高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネル
ギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル410、蒸
発器にて蒸発した気相冷媒が流入する冷媒流入部42
0、ノズル410から噴射する冷媒流により冷媒流入部
420に流入した冷媒を吸引しながら、ノズル410か
ら噴射する冷媒と蒸発器から吸引した冷媒とを混合させ
る混合部430、混合部430から流出する冷媒の速度
エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇
圧させるディフューザ440等からなるものである。
【0004】そして、冷媒流入部420は、混合部43
0に冷媒が流入する際に冷媒流れが大きく乱れないよう
に混合部430に近づくほど通路断面積が縮小するよう
にテーパ状に形成され、ディフューザ440は、混合部
430から流出する冷媒の流速を徐々に低下させながら
冷媒の圧力(静圧)を上昇させるべく、冷媒出口側に向
かうほど通路断面積が拡大するようにテーパ状に形成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エジェクタ
内部は高圧となるため、通常、冷媒流入部420、混合
部430及びディフューザ440それぞれを金属にて製
造して所定の耐圧強度を確保し、これらを溶接した後、
ノズル410が固定されたハウジング450に溶接して
いる。
【0006】しかし、金属のテーパ加工は多くの工数
(時間)を要するとともに、溶接にてノズル410、冷
媒流入部420、混合部430及びディフューザ440
の同軸度を高めることは難しく、接合工数(溶接工数)
の増大を招くので、エジェクタの製造原価低減を図るこ
とが難しい。
【0007】因みに、ノズル410、冷媒流入部42
0、混合部430及びディフューザ440の同軸度が低
下すると、冷媒流れが乱れエジェクタ効率の低下を招い
てしまう。
【0008】本発明は、上記点に鑑み、所定の耐圧強度
及び同軸度を確保しながら、エジェクタの製造原価低減
を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、放熱器(2
00)及び蒸発器(300)を有し、低温側の熱を高温
側に移動させるエジェクタサイクルに適用されるエジェ
クタであって、高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネル
ギーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(410)
と、蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒が流入する
冷媒流入部(420)と、ノズル(410)から噴射す
る冷媒流により冷媒流入部(420)に流入した冷媒を
吸引しながら、ノズル(410)から噴射する冷媒と蒸
発器(300)から吸引した冷媒とを混合させる混合部
(430)と、混合部(430)から流出する冷媒の速
度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を
昇圧させるディフューザ(440)と備え、冷媒流入部
(420)は、混合部(430)に近づくほど通路断面
積が縮小するようにテーパ状に形成され、ディフューザ
(440)は、冷媒出口側に向かうほど通路断面積が拡
大するようにテーパ状に形成され、さらに、冷媒流入部
(420)及びディフューザ(440)のうち少なくと
も一方は、樹脂にて成形されて混合部(430)と共に
金属製のハウジング(450)内に収納されていること
を特徴とする。
【0010】これにより、金属にてテーパ状の冷媒流入
部(420)又はディフューザ(440)を製造する場
合に比べて、テーパ状の冷媒流入部(420)又はディ
フューザ(440)の製造工数を低減することができ
る。
【0011】また、一般的に、樹脂は金属に比べて機械
的強度(引張り強度、耐力)が低いが、本発明では、冷
媒流入部(420)、混合部(430)及びディフュー
ザ(440)は金属製のハウジング(450)内に収納
されているので、冷媒流入部(420)、混合部(43
0)及びディフューザ(440)が受ける内圧を金属製
のハウジング(450)にて受けることができる。
【0012】したがって、冷媒流入部(420)、混合
部(430)及びディフューザ(440)は、金属製の
ハウジング(450)にて強化(補強)された状態なる
ので、所定の耐圧強度を容易に確保することができる。
【0013】また、冷媒流入部(420)、混合部(4
30)及びディフューザ(440)はハウジング(45
0)内に収納する際に位置決めすることができるので、
冷媒流入部(420)、混合部(430)及びディフュ
ーザ(440)を溶接する場合に比べて、容易に所定の
同軸度を得ることができる。
【0014】したがって、本発明では、所定の耐圧強度
及び同軸度を確保しながら、エジェクタの製造原価低減
を図ることができる。
【0015】なお、混合部(430)は、請求項2に記
載の発明のごとく、金属製としてもよい。
【0016】請求項3に記載の発明では、放熱器(20
0)及び蒸発器(300)を有し、低温側の熱を高温側
に移動させるエジェクタサイクルに適用されるエジェク
タであって、高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギ
ーに変換して冷媒を減圧膨張させるノズル(410)
と、蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒が流入する
冷媒流入部(420)と、ノズル(410)から噴射す
る冷媒流により冷媒流入部(420)に流入した冷媒を
吸引しながら、ノズル(410)から噴射する冷媒と蒸
発器(300)から吸引した冷媒とを混合させる混合部
(430)と、混合部(430)から流出する冷媒の速
度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を
昇圧させるディフューザ(440)と備え、冷媒流入部
(420)は、混合部(430)に近づくほど通路断面
積が縮小するようにテーパ状に形成され、ディフューザ
(440)は、冷媒出口側に向かうほど通路断面積が拡
大するようにテーパ状に形成され、冷媒流入部(42
0)、混合部(430)及びディフューザ(440)
は、樹脂にて成形されて金属製のハウジング(450)
内に収納され、さらに、混合部(430)のうち、少な
くともノズル(410)から噴射する冷媒流に晒される
部位には、金属製のスリーブ(431)が装着されてい
ることを特徴とする。
【0017】これにより、金属にてテーパ状の冷媒流入
部(420)又はディフューザ(440)を製造する場
合に比べて、テーパ状の冷媒流入部(420)又はディ
フューザ(440)の製造工数を低減することができ
る。
【0018】また、一般的に、樹脂は金属に比べて機械
的強度(引張り強度、耐力)が低いが、本発明では、冷
媒流入部(420)、混合部(430)及びディフュー
ザ(440)は金属製のハウジング(450)内に収納
されているので、冷媒流入部(420)、混合部(43
0)及びディフューザ(440)が受ける内圧を金属製
のハウジング(450)にて受けることができる。
【0019】したがって、冷媒流入部(420)、混合
部(430)及びディフューザ(440)は、金属製の
ハウジング(450)にて強化(補強)された状態なる
ので、所定の耐圧強度を容易に確保することができる。
【0020】また、冷媒流入部(420)、混合部(4
30)及びディフューザ(440)はハウジング(45
0)内に収納する際に位置決めすることができるので、
冷媒流入部(420)、混合部(430)及びディフュ
ーザ(440)を溶接する場合に比べて、容易に所定の
同軸度を得ることができる。
【0021】したがって、本発明では、所定の耐圧強度
及び同軸度を確保しながら、エジェクタの製造原価低減
を図ることができる。
【0022】ところで、混合部(430)を通過するす
る冷媒流速は、冷媒流入部(420)を通過する冷媒流
速より大きく、混合部(430)には、液滴が高速で壁
面に衝突するので、混合部(430)の内壁面がキャビ
テーションにより壊蝕(腐食)されるおそれが高い。
【0023】これに対して、本実発明では、混合部(4
30)のうち、少なくともノズル(410)から噴射す
る冷媒流に直接に晒される部位に、樹脂より硬度が高い
金属製のスリーブ(431)が装着されているので、混
合部(430)が壊蝕されてしまうことを防止できる。
【0024】また、混合部(430)には金属製のスリ
ーブ(431)が装着されているので、圧力が高い混合
部(430)の耐圧強度を向上させることができるの
で、混合部(430)を構成する樹脂製の部材の薄肉化
を図ることができる。
【0025】ところで、冷媒通路断面形状が急激に変化
する(冷媒通路の内壁が比較的、尖っている)部位に樹
脂と金属との継ぎ目が存在すると、硬度が小さい樹脂が
キャビテーションの壊蝕等により削られる可能性が高
い。
【0026】これに対して、請求項4に記載の発明で
は、スリーブ(431)のうち冷媒流入部(420)側
は、冷媒流入部(420)の内壁面(421)と滑らか
に繋がるようにテーパ状に形成されていることを特徴と
しているので、継ぎ目が、キャビテーション等が発生し
難い、通路断面形状が急激に変化しない比較的平坦な部
位に位置することとなる。
【0027】したがって、通路断面形状が急激に変化す
る(冷媒通路の内壁が比較的、尖っている)部位及び継
ぎ目が、キャビテーションの壊蝕等により削られてしま
うことを抑制することができるので、エジェクタの耐久
性を向上させることができる。
【0028】また、請求項5に記載の発明のように、ス
リーブ(431)の冷媒流入部(420)側端部が、冷
媒流入部(420)から混合部(430)に至る冷媒通
路のうち通路断面積が最小となる部位より冷媒流れ下流
側にずれるようにしても、請求項4に記載の発明と同様
に、継ぎ目が比較的平坦な部位に位置することとなるの
で、継ぎ目がキャビテーションの壊蝕等により削られて
しまうことを抑制することができる。
【0029】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係るエジェクタサイクルを二酸化炭素を冷媒と
する車両用空調装置に適用したものであり、図1は本実
施形態に係るエジェクタサイクルの模式図である。
【0031】100は走行用エンジン等の駆動源(図示
せず。)から駆動力を得て冷媒を吸入圧縮する圧縮機で
あり、200は圧縮機100から吐出した冷媒と室外空
気とを熱交換して冷媒を冷却する放熱器(ガスクーラ)
である。
【0032】300は室内に吹き出す空気と液相冷媒と
を熱交換させて液相冷媒を蒸発させることにより冷凍能
力を発揮する蒸発器であり、400は放熱器200から
流出する冷媒を減圧膨張させて蒸発器300にて蒸発し
た気相冷媒を吸引するとともに、膨張エネルギーを圧力
エネルギーに変換して圧縮機100の吸入圧を上昇させ
るエジェクタである。なお、エジェクタ400の詳細は
後述する。
【0033】また、500はエジェクタ400から流出
した冷媒が流入するとともに、その流入した冷媒を気相
冷媒と液相冷媒とに分離して冷媒を蓄える気液分離器で
あり、分離された気相冷媒は圧縮機100に吸引され、
分離された液相冷媒は蒸発器300側に吸引される。
【0034】なお、気液分離器500と蒸発器300と
を結ぶ冷媒通路には、蒸発器300に吸引される冷媒を
減圧して蒸発器300内の圧力(蒸発圧力)を確実に低
下させるとともに、蒸発器300に流入する冷媒流量
(蒸発器300で発生する冷凍能力)を調節する流量制
御弁600が設けられている。
【0035】次に、エジェクタ400について述べる。
【0036】エジェクタ400は、図2に示すように、
放熱器200から流出した高圧冷媒の圧力エネルギー
(圧力ヘッド)を速度エネルギー(速度ヘッド)に変換
して冷媒を減圧膨張させるノズル410、蒸発器300
にて蒸発した気相冷媒が流入する冷媒流入部420、ノ
ズル410から噴射する高い速度の冷媒流(ジェット
流)により冷媒流入部420に流入した冷媒を吸引しな
がら、ノズル410から噴射する冷媒と蒸発器300か
ら吸引した冷媒とを混合させる混合部430、及び混合
部430から流出する冷媒の速度エネルギーを圧力エネ
ルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるディフューザ
440等からなるものである。
【0037】このとき、冷媒流入部420は、混合部4
30に近づくほど通路断面積が縮小するように円錐テー
パ状に形成され、ディフューザ440は、冷媒出口側に
向かうほど通路断面積が拡大するように円錐テーパ状に
形成されている。
【0038】そして、冷媒流入部420、混合部430
及びディフューザ440は、樹脂(本実施形態では、ナ
イロン66)にて成形されて金属(本実施形態では、ア
ルミニウム)製のハウジング450内に中間ばめ又は隙
間ばめ程度で填め込まれた状態で収納されているととも
に、混合部430のうち、少なくともノズル410から
噴射する冷媒流に直接に晒される部位には、ステンレ
ス、黄銅、又はアルミニウム等の金属製のスリーブ43
1がインサート成形にて一体化されている。
【0039】また、ノズル410は金属(本実施形態で
は、ステンレス)製であり、ハウジング450にしまり
ばめ程度で圧入されて固定され、冷媒流入部420、混
合部430及びディフューザ440が形成された樹脂製
の内筒部材460の長手方向一端側は、ハウジング45
0内に形成された段付き部451にて位置決めされ、他
端側は止め輪452にて固定されている。
【0040】なお、453はノズル410から流出した
冷媒が、冷媒流入部420、混合部430及びディフュ
ーザ440を迂回してハウジング450と内筒部材46
0との隙間から冷媒出口454側に流れることを防止す
るOリング(パッキン)であり、455は放熱器200
側に接続される第1冷媒流入口であり、456は蒸発器
300側に接続される第2冷媒流入口である。
【0041】因みに、第1、2冷媒流入口455、45
6には冷媒配管を接続するための雄ねじが形成され、冷
媒出口454には冷媒配管を接続するための雌ねじが形
成されている。
【0042】次に、エジェクタサイクルの概略作動を述
べる。
【0043】圧縮機100が起動すると、気液分離器5
00から気相冷媒が圧縮機100に吸入され、圧縮され
た冷媒が放熱器200に吐出される。そして、放熱器2
00にて冷却された冷媒は、エジェクタ400のノズル
410にて減圧膨張して蒸発器300内の冷媒を吸引す
る。
【0044】次に、蒸発器300から吸引された冷媒
(以下、吸引流と呼ぶ。)とノズル410から吹き出す
冷媒(以下、駆動流と呼ぶ。)とは、混合部430にて
混合しながらディフューザ440にてその動圧が静圧に
変換されて気液分離器500に戻る。
【0045】一方、エジェクタ400にて蒸発器300
内の冷媒が吸引されるため、蒸発器300には気液分離
器500から液相冷媒が流入し、その流入した冷媒は、
室内に吹き出す空気から吸熱して蒸発する。
【0046】このとき、混合部430においては、図3
に示すように、駆動流の運動量と吸引流の運動量との和
が保存されるように駆動流と吸引流とが混合するので、
混合部430においても冷媒の圧力が(静圧)が上昇す
る。一方、ディフューザ440においては、前述のごと
く、通路断面積を徐々に拡大することにより、冷媒の速
度エネルギー(動圧)を圧力エネルギー(静圧)に変換
するので、エジェクタ400においては、混合部430
及びディフューザ440の両者にて冷媒圧力を昇圧す
る。そこで、混合部430とディフューザ440とを総
称して昇圧部と呼ぶ。
【0047】つまり、理想的なエジェクタ400におい
ては、混合部430で駆動流の運動量と吸引流の運動量
との和が保存されるように冷媒圧力が増大し、ディフュ
ーザ440でエネルギーが保存されるように冷媒圧力が
増大する。
【0048】なお、図3において、ガス速度はノズル4
10から噴射する冷媒の速度を1としたときの大きさで
あり、軸方向寸法はノズル410の冷媒出口を基準とし
た寸法であり、半径寸法はエジェクタ400を回転対称
体としてその中心線からの寸法を表している。
【0049】因みに、図4は本実施形態に係るエジェク
タサイクルの作動を示すp−h線図であり、図4に示す
番号は図1に示す番号の位置における冷媒の状態を示す
ものである。
【0050】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0051】本実施形態では、テーパ形状を有する冷媒
流入部420及びディフューザ440を樹脂にて形成し
ているので、冷媒流入部420及びディフューザ440
(内筒部材460)をインジェクション成形等の樹脂成
形法を用いることにより、金属にてテーパ状の冷媒流入
部420及びディフューザ440を製造する場合に比べ
て、製造工数を低減することができる。
【0052】また、一般的に、樹脂は金属に比べて機械
的強度(引張り強度、耐力)が低いが、本実施形態で
は、冷媒流入部420、混合部430及びディフューザ
440は金属製のハウジング450内に収納されている
ので、冷媒流入部420、混合部430及びディフュー
ザ440(内筒部材460)が受ける内圧を金属製のハ
ウジング450にて受けることができる。
【0053】したがって、冷媒流入部420、混合部4
30及びディフューザ440(内筒部材460)は、金
属製のハウジング450にて強化(補強)された状態な
るので、所定の耐圧強度を容易に確保することができ
る。
【0054】また、冷媒流入部420、混合部430及
びディフューザ440(内筒部材460)はハウジング
450内に収納されて位置決めされるので、冷媒流入部
420、混合部430及びディフューザ440(内筒部
材460)の内周側と外周側との同軸度を所定の公差と
することにより、冷媒流入部420、混合部430及び
ディフューザ440を溶接する場合に比べて、容易に所
定の同軸度を得ることができる。
【0055】したがって、本実施形態では、所定の耐圧
強度及び同軸度を確保しながら、エジェクタ400の製
造原価低減を図ることができる。
【0056】なお、本実施形態では、ハウジング450
のうち内筒部材460が収納される部位にの円筒(穴)
加工とノズル410が装着される部位の円筒(穴)加工
とを1つの刃物(ドリル)にて同軸加工することによ
り、両部位の同軸度を高めている。
【0057】ところで、図5の実線は、冷媒流入部42
0からディフューザ440に至る冷媒流路内における冷
媒圧力の変化を示し、図5の波線は、内筒部材460外
壁に作用する圧力を示し、実線と波線との差が内筒部材
460内外の圧力差を示す。
【0058】そして、混合部430を通過するする冷媒
流速は、冷媒流入部420を通過する冷媒流速より大き
いため、図5からも明らかなように、混合部430以降
においては、冷媒通路の内壁に作用する冷媒圧力が急激
に上昇し、Oリング453前後で内筒部460内外の圧
力差が急上昇する。
【0059】因みに、二酸化炭素を冷媒とする車両用空
調装置においては、冷媒流入部420(混合部430入
口直前)における冷媒の平均流速は約30m/s程度で
あり、ノズル410から噴射される冷媒の流速は約15
0m/s以上である。
【0060】このため、混合部430には、液滴(気液
二相冷媒中の液相冷媒)が高速で壁面に衝突するので、
混合部430の内壁面がキャビテーションにより壊蝕
(腐食)されるおそれが高い。
【0061】これに対して、本実施形態では、混合部4
30のうち、少なくともノズル410から噴射する冷媒
流に直接に晒される部位に、樹脂より硬度が高い金属製
のスリーブ431が装着されているので、混合部430
が壊蝕されてしまうことを防止できる。
【0062】また、混合部430には金属製のスリーブ
431が装着されているので、圧力が高い混合部430
の耐圧強度を向上させることができるので、混合部43
0を構成する樹脂製の内筒部材460の薄肉化を図るこ
とができる。
【0063】なお、ディフューザ440は冷媒出口側に
向かうほど通路断面積が拡大するようにテーパ状に形成
されているので、慣性力の大きい液滴はディフューザ4
40の壁面に衝突することなく流出する。このため、デ
ィフューザ440は、キャビテーションにより壊蝕は殆
ど発生しない。
【0064】また、ディフューザ440では冷媒圧力が
既に上昇しているので、ディフューザ440(内筒部材
460)内外の圧力差が小さく、混合部430ほど高い
耐圧強度を必要としない。
【0065】(第2実施形態)本実施形態は、図6に示
すように、スリーブ431のうち冷媒流入部420側及
びディフューザ440側に、冷媒流入部420の内壁面
421とスリーブ431の内壁面432、及びディフュ
ーザ440の内壁面441とスリーブ431の内壁面4
32が滑らかに繋がるような円錐テーパ状のテーパ部4
33、434を設けたものである。
【0066】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0067】第1実施形態(図2参照)では、スリーブ
431(金属部分)と内筒部材460との継ぎ目が、通
路断面形状が急激に変化する(冷媒通路の内壁が比較
的、尖っている)冷媒流入部420と混合部440との
継ぎ目、及び混合部430とディフューザ440との継
ぎ目に位置しているので、硬度が小さい樹脂製の内筒部
材460(冷媒流入部420及びディフューザ440)
がキャビテーションの壊蝕等により削られる可能性が高
い。
【0068】これに対して、本実施形態では、スリーブ
431のうち冷媒流入部420側及びディフューザ44
0側にテーパ部433、434を設けたので、通路断面
形状が急激に変化する部位が、図6に示すように、金属
製のスリーブ431に構成されるとともに、スリーブ4
31と内筒部材460との継ぎ目が、キャビテーション
等が発生し難い通路断面形状が急激に変化しない平坦な
部位に位置することとなる。
【0069】したがって、通路断面形状が急激に変化す
る部位及び継ぎ目が、キャビテーションの壊蝕等により
削られてしまうことを抑制することができるので、エジ
ェクタ400の耐久性を向上させることができる。
【0070】なお、図6ではスリーブ431と内筒部材
460との継ぎ目が冷媒通路の中心軸に対して略90°
であったが、本実施形態はこれに限定されるものではな
く、例えば図7に示すように、スリーブ431と内筒部
材460との継ぎ目が冷媒通路の中心軸に対して鋭角又
は鈍角であってもよい。
【0071】(第3実施形態)本実施形態は、図8に示
すように、スリーブ431の冷媒流入部420側端部
を、冷媒流入部420から混合部430に至る冷媒通路
のうち通路断面積が最小となる部位Aより冷媒流れ下流
側にずらすことにより、継ぎ目がキャビテーションの壊
蝕等により削られてしまうことを抑制したたものであ
る。因みに、スリーブ431のディフューザ440側
は、第2実施形態と同様な構成となっている。
【0072】なお、図8(a)は部位Aを第1、2実施
形態と同様に尖った角状としたものであり、図8(b)
は部位Aを滑らかな曲面状としたものである。
【0073】ところで、本実施形態は、スリーブ431
と内筒部材460との継ぎ目を部位Aからずらして、継
ぎ目がキャビテーションの壊蝕等により削られてしまう
ことを抑制したたものであるが、ノズル410から吹き
出す高速の噴流は、図9に示すように、混合部43の入
口から混合部430の内壁に衝突するのではなく、冷媒
流入部420に流入した冷媒を巻き込みながら、混合部
43の出口側に向けて拡がって混合部430の入口から
出口側にずれた部位にて混合部440の内壁に衝突する
ので、継ぎ目をノズル410から吹き出す高速の噴流が
衝突する部位に設けると、却って、継ぎ目が削られてし
まう。
【0074】したがって、継ぎ目の位置は、ノズル41
0から吹き出す高速の噴流が衝突する部位より入口側
(衝突しない範囲)に設定することが望ましい。因み
に、本実施形態では、継ぎ目の位置として混合部430
の入口から5mm以内の範囲を採用している。
【0075】(第4実施形態)上述の実施形態では、冷
媒流入部420、混合部430及びディフューザ440
を樹脂にて一体形成し、混合部430に金属製のスリー
ブ431を圧入したが、本実施形態は、図10に示すよ
うに、スリーブ431を廃止するとともに、混合部43
0全体を金属(本実施形態では、スリーブ431と同一
の金属)製とし、かつ、冷媒流入部420及びディフュ
ーザ440それぞれを樹脂にて成形したものである。
【0076】なお、冷媒流入部420、混合部430及
びディフューザ440は、段付き部451にて軸方向の
位置決めがされた状態でハウジング450内に収納され
るが、第1実施形態で述べたように(図5参照)、ディ
フューザ440内の圧力は、冷媒流入部420より高い
ので、冷媒流入部420、混合部430及びディフュー
ザ440は、圧力差により段付き部451に押し付けら
れる。
【0077】このため、冷媒流入部420、混合部43
0及びディフューザ440をそれぞれ別体としても、冷
媒流入部420と混合部430との隙間、及び混合部4
30とディフューザ440との隙間から冷媒通路外に冷
媒が漏れるといったことはなく、冷媒流入部420、混
合部430及びディフューザ440を一体形成した上述
の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0078】なお、図10では、冷媒流入部420と混
合部430との継ぎ目、及び混合部430とディフュー
ザ440との継ぎ目が、冷媒流入部420からディフュ
ーザ440に至る冷媒通路のうち通路断面積が最小とな
る部位Aに位置していたが、図11に示すように、冷媒
流入部420と混合部430との継ぎ目、及び混合部4
30とディフューザ440との継ぎ目を部位Aからずら
してもよい。
【0079】(第5実施形態)本発明はハウジング45
0にて耐圧強度を向上させつつ、テーパ形状を有する冷
媒流入部420及びディフューザ440を樹脂製として
製造工数を低減するものであることから、本実施形態で
は、図12に示すように、第1実施形態に係るエジェク
タ400からスリーブ431を取り除いた。
【0080】(第6実施形態)本実施形態は、図13に
示すように、本発明に係るエジェクタ400(図13で
は、第1実施形態に係るエジェクタ400)を気液分離
器500内に内蔵したものである。
【0081】なお、図13中、501は冷媒を蓄えるコ
ップ状のタンク本体であり、502はタンク本体501
の上方側開口部を閉塞する蓋部材であり、エジェクタ4
00は蓋部材502に固定されている。
【0082】また、503は気相冷媒を流出させる第1
流出口であり、504は液相冷媒を流出させる第2流出
口である。そして、第1流出口503には、タンク本体
501の下方側まで延びるパイプ505が接続され、こ
のパイプ505の下方側は、タンク本体501の上方側
に開口する試験管状の気相冷媒導入管506により覆わ
れている。なお、気相冷媒導入管506には、液相冷媒
中に混合した冷凍機油(圧縮機100の潤滑油)を取り
込む油戻しポート507が設けられている。
【0083】また、508はエジェクタ400から流出
した冷媒を仕切板509より上方側の空間510に導く
試験管状の冷媒案内管であり、空間510に流入した冷
媒は、仕切板509に形成された連通穴511から仕切
板509より下方側の空間512に流入し、密度差にて
気相冷媒と液相冷媒とに分離する。
【0084】なお、仕切板509は、エジェクタ400
から気液分離器500内に流入する冷媒の噴流により、
分離した気相冷媒と液相冷媒とが撹拌されることを防止
して、効率よく気相冷媒と液相冷媒とに分離するための
ものである。
【0085】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、混合部430の直径はディフューザ440まで一定
であるが、混合部430の断面積をディフューザ440
に向かうほど大きくなるようにテーパ状としてもよい。
【0086】また、上述の実施形態では、ノズル410
として、通路途中に通路面積が最も縮小した喉部を有す
る末広ノズル(divergent Nozzle、d
eLaval Nozzle)を採用しているが、冷媒
出口側に向かうほど通路面積が最も縮小する先細ノズル
を採用してもよい。
【0087】また、第1〜3実施形態では、金属製のス
リーブ431を混合部430に装着したが、スリーブ4
31は金属製に限定されるものではなく、混合部430
を構成する樹脂の硬度より高い硬度を有するものであれ
ば、金属に限定されるものでない。
【0088】また、上述の実施形態では、二酸化炭素を
冷媒として高圧側冷媒圧力を冷媒の臨界圧力以上とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばエ
チレン、エタン、酸化窒素、プロパン等の炭化水素系冷
媒等、又は高圧側冷媒圧力を冷媒の臨界圧力未満となる
フロン等のその他の冷媒であってもよい。
【0089】また、上述の実施形態では、車両用空調装
置に本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定さ
れるものではなく、給湯器等のその他の機器にも適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエジェクタサイクルの
模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るエジェクタの模式
図である。
【図3】ノズルの冷媒出口からディフューザの冷媒出口
までにおける、エジェクタの冷媒通路断面の中央部を基
準とした半径方向の位置と冷媒流速との関係を示す三次
元特性図である。
【図4】発明の実施形態に係るエジェクタサイクルのp
−h線図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るエジェクタにおけ
る圧力変化を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るエジェクタの一部
拡大図である。
【図7】本発明の第2実施形態の変形例に係るエジェク
タの一部拡大図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るエジェクタの一部
拡大図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るエジェクタにける
冷媒流速を説明するための説明図である。
【図10】本発明の第4実施形態に係るエジェクタの模
式図である。
【図11】本発明の第4実施形態の変形例に係るエジェ
クタの模式図である。
【図12】本発明の第5実施形態に係るエジェクタの模
式図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係るエジェクタサイ
クルに適用される気液分離器の模式図である。
【図14】従来の技術に係るエジェクタの模式図であ
る。
【符号の説明】
400…エジェクタ、410…ノズル、420…冷媒流
入部、430…混合部、440…ディフューザ、450
…ハウジング、460…内筒部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 武内 裕嗣 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H079 AA18 AA23 BB10 CC05 CC21 DD02 DD03 DD15 DD16 DD22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱器(200)及び蒸発器(300)
    を有し、低温側の熱を高温側に移動させるエジェクタサ
    イクルに適用されるエジェクタであって、 高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して
    冷媒を減圧膨張させるノズル(410)と、 前記蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒が流入する
    冷媒流入部(420)と、 前記ノズル(410)から噴射する冷媒流により前記冷
    媒流入部(420)に流入した冷媒を吸引しながら、前
    記ノズル(410)から噴射する冷媒と前記蒸発器(3
    00)から吸引した冷媒とを混合させる混合部(43
    0)と、 前記混合部(430)から流出する冷媒の速度エネルギ
    ーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる
    ディフューザ(440)と備え、 前記冷媒流入部(420)は、前記混合部(430)に
    近づくほど通路断面積が縮小するようにテーパ状に形成
    され、 前記ディフューザ(440)は、冷媒出口側に向かうほ
    ど通路断面積が拡大するようにテーパ状に形成され、 さらに、前記冷媒流入部(420)及び前記ディフュー
    ザ(440)のうち少なくとも一方は、樹脂にて成形さ
    れて前記混合部(430)と共に金属製のハウジング
    (450)内に収納されていることを特徴とするエジェ
    クタ。
  2. 【請求項2】 前記混合部(430)は金属製であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ。
  3. 【請求項3】 放熱器(200)及び蒸発器(300)
    を有し、低温側の熱を高温側に移動させるエジェクタサ
    イクルに適用されるエジェクタであって、 高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して
    冷媒を減圧膨張させるノズル(410)と、 前記蒸発器(300)にて蒸発した気相冷媒が流入する
    冷媒流入部(420)と、 前記ノズル(410)から噴射する冷媒流により前記冷
    媒流入部(420)に流入した冷媒を吸引しながら、前
    記ノズル(410)から噴射する冷媒と前記蒸発器(3
    00)から吸引した冷媒とを混合させる混合部(43
    0)と、 前記混合部(430)から流出する冷媒の速度エネルギ
    ーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させる
    ディフューザ(440)と備え、 前記冷媒流入部(420)は、前記混合部(430)に
    近づくほど通路断面積が縮小するようにテーパ状に形成
    され、 前記ディフューザ(440)は、冷媒出口側に向かうほ
    ど通路断面積が拡大するようにテーパ状に形成され、 前記冷媒流入部(420)、前記混合部(430)及び
    前記ディフューザ(440)は、樹脂にて成形されて金
    属製のハウジング(450)内に収納され、 さらに、前記混合部(430)のうち、少なくとも前記
    ノズル(410)から噴射する冷媒流に晒される部位に
    は、金属製のスリーブ(431)が装着されていること
    を特徴とするエジェクタ。
  4. 【請求項4】 前記スリーブ(431)のうち前記冷媒
    流入部(420)側は、前記冷媒流入部(420)の内
    壁面(421)と滑らかに繋がるようにテーパ状に形成
    されていることを特徴とする請求項3に記載のエジェク
    タ。
  5. 【請求項5】 前記スリーブ(431)の前記冷媒流入
    部(420)側端部は、前記冷媒流入部(420)から
    前記混合部(430)に至る冷媒通路のうち通路断面積
    が最小となる部位より冷媒流れ下流側にずれていること
    を特徴とする請求項3に記載のエジェクタ。
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