JP4513896B2 - エジェクタおよびエジェクタの製造方法 - Google Patents

エジェクタおよびエジェクタの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ノズルから噴射される高速度の噴射流体によって流体を吸引するエジェクタ、および、このエジェクタの製造方法に関する。
従来、高圧流体を減圧膨張させるノズルから噴射される高速度の噴射流体の吸引作用によって、流体吸引口から流体を吸引するエジェクタが知られている。この種のエジェクタでは、噴射流体と流体吸引口から吸引された吸引流体とを混合し、昇圧部(ディフューザ部)にて混合流体の運動エネルギを圧力エネルギに変換することによって、混合流体を昇圧することができる。
例えば、特許文献1には、エジェクタを冷媒減圧手段として用いた蒸気圧縮式冷凍サイクルであるエジェクタ式冷凍サイクルが開示されている。この特許文献1のエジェクタ式冷凍サイクルでは、上述のエジェクタの昇圧作用によって、圧縮機の駆動動力を低減させて、サイクルの成績係数(COP)を向上させている。
特開2005−308380号公報
ところで、エジェクタ式冷凍サイクルにおいて、上述のCOP向上効果を得るためには、適用された冷凍サイクル装置内を循環する循環冷媒流量に応じて、エジェクタのノズルやディフューザ部等の各部位の寸法諸元を適切に設定しておく必要がある。さらに、エジェクタの各部位を製造する際には、極めて高い加工精度が要求される。
また、一般的に、蒸気圧縮式冷凍サイクルでは、圧縮機、放熱器、減圧装置、蒸発器等のサイクル構成機器を別々に構成して、これらを冷媒配管を介して、あるいは、直接接続することによってサイクルを構成している。このことは、エジェクタ式冷凍サイクルにおいても同様である。
しかしながら、エジェクタを他のサイクル構成機器(外部機器)と接続する際に、例えば、ろう付けのように高温に加熱して接続すると、エジェクタの各部位に熱変形が生じるおそれがある。これに対して、例えば、ユニオンとナットとの締め付け等のような機械的締結によって接続することが考えられるが、このような機械的締結では、エジェクタの各部位がねじり応力によって変形してしまうおそれがある。
そして、このようなエジェクタの各部位に変形が生じると、エジェクタの性能(昇圧能力)が低下してしまう原因となる。
本発明は、上記点に鑑み、外部機器へ接続する際の各部位の変形に伴って生じる性能低下を抑制できるエジェクタを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、外部機器へ接続する際の各部位の変形に伴う性能低下を抑制できるエジェクタの製造方法を提供することを第2の目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、高圧流体を減圧膨張させるノズル(161)と、ノズル(161)に接続されてエジェクタ機能体(160)を構成するとともに、ノズル(161)から噴射される高速度の噴射流体によって流体を吸引する流体吸引口(162b)、および、噴射流体と流体吸引口(162b)から吸引された吸引流体との混合流体を昇圧させる昇圧部(162d)が形成されたボデー(162)と、エジェクタ機能体(160)のうち、ノズル(161)側を収容する管状の第1カバー(163)と、エジェクタ機能体(160)のうち、第1カバー(163)に収容される部位を除く側を収容する管状の第2カバー(164)とを備え、
第1カバー(163)の端部および第2カバー(164)の端部のうち少なくとも一方には、外部機器に接続される接続部(167a、167b)が設けられており、第1カバー(163)には、エジェクタ機能体(160)および第2カバー(164)が固定されており、第2カバー(164)は、少なくともエジェクタ機能体(160)のうち昇圧部(162d)側端部と非接触状態となるように固定されているエジェクタを特徴とする。
これによれば、第2カバー(164)が、少なくともエジェクタ機能体(160)のうち昇圧部(162d)側端部と非接触状態となるように固定されているので、接続部(167a、167b)を外部機器に接続する際に、第2カバー(164)が変形しても、エジェクタ機能体(160)の変形を抑制できる。その結果、エジェクタを外部機器へ接続する際の各部位の変形に伴う、エジェクタの性能低下を抑制できる。
なお、本請求項における外部機器とは、エジェクタに接続される機器そのもののみを意味するものではなく、エジェクタと外部機器との間を接続する流体配管、外部機器に予め接続された流体配管等を含む意味である。
また、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載のエジェクタにおいて、接続部は、外部機器に対して機械的に締結される締結部材(167a、167b)によって構成されていてもよい。
これによれば、具体的に、締結部材(167a、167b)によってエジェクタを外部機器に対して機械的に締結して接続する際に、第2カバー(163)に応力がかかっても、エジェクタ機能体(160)に伝達される応力が緩和されるので、エジェクタ機能体(160)の変形を抑制できる。
さらに、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載のエジェクタにおいて、第2カバー(164)は、エジェクタ機能体(160)の全体と非接触状態となるように固定されていてもよい。これにより、エジェクタを外部機器へ接続する際に、第2カバー(164)が変形したとしても、エジェクタ機能体(160)の変形を確実に防止できる。
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし3のいずれか1つに記載のエジェクタにおいて、第2カバー(164)とボデー(162)との間に形成される隙間空間には、弾性部材(170、171)が配置されていることを特徴とする。
これによれば、エジェクタ機能体(160)から流出した冷媒が、第2カバー(164)とエジェクタ機能体(160)との隙間から漏れてしまうことを防止できるので、エジェクタの性能低下を抑制できる。さらに、接続部(167a、167b)を介して外部機器に接続する際に、第2カバー(164)が変形したとしても、弾性部材(170、171)が変形を吸収して、エジェクタ機能体(160)の変形を抑制できる。
具体的には、請求項5に記載の発明のように、弾性部材は、エジェクタ機能体(160)のうち昇圧部(162d)側端部に配置された円筒状のゴム(170)であり、ゴム(170)の内周面は、昇圧部(162d)の内周面を流体流れ方向に延長させるように形成されていてもよい。また、請求項6に記載の発明のように、弾性部材は、Oリング(171)であってもよい。
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載のエジェクタにおいて、第2カバー(164)は、外部機器に予め接続された配管であることを特徴とする。これによれば、外部機器に予め接続された配管内にエジェクタ機能体(160)を収容できるので、外部機器とエジェクタを容易に一体化して小型化できるとともに、エジェクタを外部機器に対して容易に接続できる。
請求項8に記載の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載のエジェクタの製造方法であって、ノズル(161)とボデー(162)とを接続して、エジェクタ機能体(160)を構成する機能体構成工程と、エジェクタ機能体(160)のうちノズル(161)側を、第1カバー(163)に接続する第1接続工程と、第1接続工程の後に、第2カバー(164)が、少なくともエジェクタ機能体(160)のうち昇圧部(162d)側端部と非接触状態となるように、第2カバー(164)を第1カバー(163)に接続する第2接続工程とを有することを特徴とする。
これによれば、具体的に、上述の特徴のエジェクタを製造することができる。従って、外部機器へ接続する際の各部位の変形に伴う性能低下を抑制できるエジェクタの製造方法を提供できる。
請求項9に記載の発明では、請求項8に記載のエジェクタの製造方法において、第2接続工程では、第1カバー(163)と第2カバー(164)とを非加熱的固定手段によって固定することを特徴とする。
これによれば、第1カバー(163)と第2カバー(164)とを固定する際に、エジェクタ機能体(160)が加熱されない。従って、エジェクタ機能体(160)の熱変形を抑制できるので、エジェクタの製造時にもエジェクタの各部位の変形に伴う性能低下を抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜3により、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態では、本発明のエジェクタ16を備えるエジェクタ式冷凍サイクル10を車両用空調装置に適用している。図1は、このエジェクタ式冷凍サイクル10の全体構成図である。エジェクタ式冷凍サイクル10において、圧縮機11は、冷媒を吸入して圧縮するもので、電磁クラッチ、ベルト等を介して車両走行用エンジン(図示せず)から駆動力が伝達されて回転駆動される。
この圧縮機11としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは、電磁クラッチの断続により圧縮機作動の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機のいずれを採用してもよい。また、圧縮機11として電動圧縮機を使用すれば、電動モータの回転数調整により冷媒吐出能力を調整できる。
圧縮機11の冷媒吐出側には、放熱器12が接続されている。放熱器12は、圧縮機11から吐出された高圧冷媒と冷却ファン12aにより送風される外気(車室外空気)とを熱交換させて、高圧冷媒を冷却する放熱用熱交換器である。冷却ファン12aは、図示しない空調制御装置から出力される制御電圧によって回転数(送風空気量)が制御される電動式送風機である。
なお、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10では、冷媒として通常のフロン系冷媒を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない亜臨界サイクルを構成している。従って、放熱器12は冷媒を凝縮させる凝縮器として機能する。
放熱器12の出口側には、受液器12bが接続されている。この受液器12bは、放熱器12から流出した冷媒の気液を分離して余剰液相冷媒を溜めておく気液分離器である。なお、本実施形態では、放熱器12と受液器12bとを一体的に構成しているが、もちろん、放熱器12と受液器12bとを別体に構成してもよい。
受液器12aの液相冷媒出口には周知の温度式膨張弁で構成された膨張弁13が接続されている。この膨張弁13は受液器12aから流出した高圧液相冷媒を気液二相状態の中間圧冷媒に減圧膨張させる減圧手段であるとともに、膨張弁13下流側へ流出させる冷媒の流量を調整する流量調整手段でもある。
具体的には、膨張弁13は、後述する第1蒸発器17出口側冷媒通路に配置された感温部13aを有しており、第1蒸発器17出口側冷媒の温度と圧力とに基づいて第1蒸発器17出口側冷媒の過熱度を検出し、第1蒸発器17出口側冷媒の過熱度が予め設定された所定値となるように機械的機構により弁開度(冷媒流量)を調整する。
膨張弁13の下流側には、膨張弁13にて減圧膨張された中間圧冷媒の流れを分岐する分岐部14が接続されている。分岐部14は、3つの流入出口を有する三方継手構造のもので、流入出口のうち1つを冷媒流入口とし、2つを冷媒流出口としたものである。このような分岐部14は、管径の異なる配管を接合して構成してもよいし、金属ブロックや樹脂ブロックに通路径の異なる複数の冷媒通路を設けて構成してもよい。
さらに、分岐部14の一方の冷媒流出口には、分岐部14と後述するエジェクタ16のノズル161側とを接続する第1冷媒配管15aが接続され、他方の冷媒流出口には、分岐部14とエジェクタ16の冷媒吸引口162b側とを接続する第2冷媒配管15bが接続されている。
エジェクタ16は、第1冷媒配管15aを介して流入した冷媒を減圧する減圧手段の機能を果たすとともに、ノズル161から噴射される噴射冷媒の吸引作用によって冷媒の循環を行う冷媒循環手段としての機能を果たす。ここで、図2によりエジェクタ16の詳細構成を説明する。なお、図2は、エジェクタ16の軸方向断面図である。
本実施形態のエジェクタ16は、ノズル161およびボデー162を一体的に接続することで構成されたエジェクタ機能体160、エジェクタ機能体160を収容する第1、第2カバー163、164等を有して構成されている。
ノズル161は、略円筒状の金属(例えば、真鍮、ステンレス合金)で形成されており、第1冷媒配管15aを介して流入する冷媒の通路面積を小さく絞って、冷媒を等エントロピ的に減圧膨張させるものである。本実施形態では、ノズル161を冷媒通路の途中に通路面積が最も縮小した喉部を有するラバールノズルで構成している。もちろん、ノズル161を先細ノズルで構成してもよい。
ボデー162は、略円筒状の金属(例えば、アルミニウム)で形成された管状部材である。ボデー162には、冷媒流れ方向に向かって、固定部162a、冷媒吸引口(流体吸引口)162b、混合部162c、そして、ディフューザ部162dが形成されている。さらに、ボデー162の内径は、上記各部位の機能に応じて変化している。
固定部162aは、ノズル161を圧入して支持固定する部位である。従って、固定部162aにおけるボデー162の内径は、ノズル161の外径に対して、僅かに小さい径になっている。そして、固定部162aにノズル161が圧入固定されることによって、ノズル161およびボデー162が接続されて、エジェクタ機能体160が構成される。
冷媒吸引口162bは、ボデー162の内外を貫通するように設けられた貫通穴である。ノズル161の冷媒噴射口161aと連通するように配置されている。そして、この冷媒吸引口162bから、後述する第2蒸発器19から流出した冷媒が吸引される。なお、冷媒吸引口162bから混合部162cに至るボデー162の内径は、ノズル161の先端形状に沿って先細るように、冷媒流れ方向に向かって徐々に縮小している。
混合部162cは、ノズル161の冷媒噴射口161aから噴射された噴射冷媒と、冷媒吸引口162bから吸引された吸引冷媒を混合する混合空間である。この混合部162cにおけるボデー162の内径は略一定となっている。
ディフューザ部162dにおけるボデー162の内径は、冷媒流れ方向に向かって徐々に拡大しており、ディフューザ部162dの冷媒通路面積も冷媒流れ方向に向かって徐々に大きくなるように形成される。これにより、ディフューザ部162dは、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギを圧力エネルギに変換する作用を果たす。なお、ボデー162の外径は、内径の変化に対応して変化している。
第1、第2カバー163、164は、金属(例えば、アルミニウム、銅)製の円筒状の管状部材である。この第1、第2カバー163、164としては、冷媒配管に拡管加工、穴あけ加工等を施したものを採用してもよい。そして、第1、第2カバー163、164内にエジェクタ機能体160が収容された状態では、図2に示すように、第1カバー163はエジェクタ機能体160のノズル161側を収容している。
この際、エジェクタ機能体160のノズル161の外周壁面は、第1カバー163の内周壁面に圧入固定されており、ノズル161の外周壁面および第1カバー163の内周壁面は隙間無く接触している。従って、第1カバー163の内周壁面とエジェクタ機能体160の外周壁面との隙間から冷媒が漏れることはない。
また、第1カバー163のうち第2カバー164側端部には、エジェクタ機能体160の外周壁面の外径よりも大きい内径を有する拡管部163aが形成されている。この拡管部163aの内周壁面には、第2カバー164の外周壁面に設けられた第2ネジ部164bに螺合される第1ネジ部163bが形成されている。
一方、第2カバー164は、エジェクタ機能体160の中間部(冷媒吸引口162b周辺)側からボデー162側を収容している。つまり、第2カバー164は、第1カバー163に収容される部位を除く部位側を収容している。
この際、第2カバー164の内周壁面とエジェクタ機能体160(より具体的には、ボデー162)の外周壁面との間には隙間空間が形成されており、第2カバー164は、エジェクタ機能体160の全体に対して非接触な状態で、第1カバー163に固定されている。
より具体的には、前述の如く、第2カバー164のうち第1カバー163側端部の外周壁面には、第1ネジ部163bと螺合される第2ネジ部164bが形成されている。そして、第1ネジ部163bと第2ネジ部164bとを締め付けることによって、第1カバー163と第2カバー164が接続され、互いに固定される。
なお、第1カバー163と第2カバー164との間にはOリング165が介在しており、第1カバー163と第2カバー164との間の隙間から冷媒が漏れることを防止している。
さらに、第2カバー164の円筒壁面には、エジェクタ機能体160の冷媒吸引口162bと連通するように、その内外を貫通する貫通穴164aが形成されている。この貫通穴164には、前述の第2冷媒配管15bがろう付け、スポット溶接等の接合手段によって接合されている。
また、第1、第2カバー163、164の端部には、それぞれ、エジェクタ式冷凍サイクル10を構成する他の構成機器(外部機器)に接続される接続部を構成する締結部材である第1、第2ユニオン167a、167bが設けられている。
なお、これらの第1、第2ユニオン167a、167bは、第1、第2カバー163、164の端部に対して、ろう付け、溶接、接着等の接合手段により接合してもよいし、第1、第2カバー163、164の端部を直接加工して形成してもよい。
ここで、図3により、第1カバー163の接続部を構成する第1ユニオン167aを例として、外部機器とユニオンの具体的な接続態様を説明する。この第1ユニオン167aには、前述した外部機器としての第1冷媒配管15aが接続される。なお、図3は、接続された状態の第1冷媒配管15aおよび第1ユニオン167aの拡大断面図である。
図3に示すように、第1冷媒配管15aの先端部の外周側には、第1ユニオン167aの外周側に形成されたネジ部に螺合されるナット150が、回転可能に配置されている。さらに、第1冷媒配管15aの先端部の外周には、ナット150が第1冷媒配管15aから抜け落ちてしまうことを防止する抜け止め部151が、全周に亘って設けられている。
そして、第1ユニオン167a内に第1冷媒配管15aの先端部を嵌合した状態で、ナット150を第1ユニオン167aのネジ部に締め付けることによって、第1冷媒配管15aがエジェクタ16に接続される。この際、第1ユニオン167aと抜け止め部151との間には、Oリング152が介在しており、第1冷媒配管15aと第1ユニオン167aとの間の隙間から冷媒が漏れることを防止している。
また、図1に示すように、エジェクタ16の流出口側には、第3冷媒配管15cを介して、第1蒸発器17が接続されている。つまり、第2ユニオン167bには、外部機器としての第3冷媒配管15cが接続されている。
第1蒸発器17は、エジェクタ16から流出した低圧冷媒と送風ファン17aによって送風された室内送風空気とを熱交換させて、低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。送風ファン17aは、図示しない空調制御装置から出力される制御電圧によって回転数(送風空気量)が制御される電動式送風機である。さらに、第1蒸発器17の出口側には、圧縮機11の冷媒吸入側が接続されている。
一方、第2冷媒配管15bには、固定絞り18および第2蒸発器19が配置されている。固定絞り18は、第2蒸発器19に流入する冷媒を減圧する減圧手段であり、本実施形態では、キャピラリチューブを採用している。もちろん、固定絞り18をオリフィスで構成してもよい。
第2蒸発器19は、固定絞り18から流出した冷媒と送風ファン17aによって送風された室内送風空気とを熱交換させて、低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用熱交換器である。ここで、第1蒸発器17は送風ファン17aによって送風された空気の流れ方向の上流側(風上側)に配置され、第2蒸発器19は空気の流れ方向の下流側(風下側)に配置されている。
つまり、送風ファン17aより送風された空気は、矢印100方向に流れ、まず、第1蒸発器17でエジェクタ16から流出した冷媒と熱交換して冷却され、次に第2蒸発器19で固定絞り18から流出した冷媒と熱交換して冷却される。また、第2蒸発器19の出口側は、エジェクタ16の冷媒吸引口162b側に接続されている。
次に、上記構成のエジェクタ式冷凍サイクル10の作動を説明する。車両走行用エンジンから圧縮機11に駆動力が伝達されると、圧縮機11が冷媒を吸入して、圧縮して吐出する。圧縮機11から吐出された高温高圧冷媒は、放熱器12にて冷却されて凝縮し、受液器12bにて気液分離される。
受液器12bにて分離された高圧液相冷媒は、膨張弁13にて減圧膨張される。この際、膨張弁13では、第1蒸発器17の出口冷媒(圧縮機吸入冷媒)の過熱度が所定値となるように弁開度(冷媒流量)が調整される。膨張弁13にて減圧膨張された中間圧冷媒は、分岐部14にて第1冷媒配管15aへ流入する冷媒流れと第2冷媒配管15bへ流入する冷媒流れとに分流される。
第1冷媒配管15aを介して、エジェクタ16に流入した冷媒は、ノズル161で等エントロピ的に減圧膨張されて、冷媒噴射口161aから冷媒が高速度の冷媒流となって噴射される。そして、この噴射冷媒の吸引作用により、第2蒸発器19流出冷媒が、吸引口側配管166を介して、冷媒吸引口162bから吸引される。
ノズル161から噴射された噴射冷媒と冷媒吸引口162bより吸引された吸引冷媒は、混合部162cにて混合されて、ディフューザ部162dへ流入する。ディフューザ部162dでは、冷媒の速度エネルギが圧力エネルギに変換されて冷媒の圧力が上昇する。ディフューザ部162dから流出した冷媒は、第1蒸発器17に流入する。
第1蒸発器17では、流入した低圧冷媒が送風ファン17aから送風された室内送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内送風空気が冷却される。そして、第1蒸発器17から流出した気相冷媒は、圧縮機11に吸入されて、再び圧縮される。
一方、第2冷媒配管15bに流入した冷媒流れは、固定絞り18で等エンタルピ的に減圧膨張されて、第2蒸発器19へ流入する。第2蒸発器19へ流入した冷媒は、送風ファン17aから送風された第1蒸発器17通過後の室内送風空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内送風空気が、さらに冷却されて室内へ送風される。
そして、第2蒸発器19から流出した冷媒は、吸引口側配管166を介して、冷媒吸引口162bからエジェクタ16内へ吸引される。
以上の如く、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10では、送風ファン17aから送風された送風空気を第1蒸発器17→第2蒸発器19の順に通過させて同一の冷却対象空間を冷却できる。
この際、ディフューザ部162dの昇圧作用によって第1蒸発器17の冷媒蒸発温度を第2蒸発器19の冷媒蒸発温度よりも上昇させることができるので、第1蒸発器17および第2蒸発器19の冷媒蒸発温度と送風空気との温度差を確保して、効率的に送風空気を冷却できる。
さらに、第1蒸発器17下流側を圧縮機11吸入側に接続しているので、ディフューザ部162dで昇圧された冷媒を圧縮機11に吸入させることができる。その結果、圧縮機11の吸入圧を上昇させて、圧縮機11の駆動動力を低減させることができるので、COPを向上させることができる。
次に、本実施形態のエジェクタ16の製造方法について説明する。まず、ノズル161とボデー162とを接続して、エジェクタ機能体160を形成する機能体構成工程を行う。具体的には、ボデー162の固定部162aの内部にノズル161を圧入することで、ノズル161とボデー162とを接続する。
次に、エジェクタ機能体160のうちノズル161側を第1カバー163に接続する第1接続工程を行う。具体的には、第1カバー163の内部にノズル161を圧入する。さらに、第1接続工程の後に、第2カバー164を第1カバー163に接続する第2接続工程を行う。
具体的には、第1カバー163の第1ネジ部163bと第2カバー164の第2ネジ部164bとを締め付けることによって、第2カバー164がエジェクタ機能体(160)の全体と非接触状態となるように、第2カバー164を第1カバー163に接続する。従って、第2接続工程では、第1カバー163と第2カバー164とを加熱を伴うことのない固定手段(非加熱的固定手段)によって固定している。
これにより、エジェクタ機能体160のノズル161側が第1カバー163内に収容され、エジェクタ機能体160の中間部(冷媒吸引口162b周辺)側からボデー162側が第2カバー164を収容されて、エジェクタ16が製造される。
本実施形態では、上記の如く製造されたエジェクタ16を採用しているので、以下のような優れた効果を得ることができる。
まず、本実施形態のエジェクタ16では、第1、第2カバー163、164に第1、第2ユニオン167a、167bを設けているので、エジェクタと外部機器との組付性を向上できる。さらに、第1、第2ユニオン167a、167bを第1、第3冷媒配管15a、15cに接続する際に、第2カバー164が変形したとしても、エジェクタ機能体160の変形を抑制できる。
つまり、第1、第3冷媒配管15a、15cのナットをそれぞれ第1、第2ユニオン167a、167bに締め付ける際に、第2カバー164にねじり応力がかかり、第2カバー164が変形したとしても、第2カバー164がエジェクタ機能体160の全体と非接触状態になっているので、エジェクタ機能体160には、ねじり応力が伝達されない。
その結果、エジェクタ機能体160の変形を確実に防止でき、エジェクタ16を外部機器へ接続する際の各部位の変形に伴う、エジェクタ16の性能低下を確実に抑制できる。
また、ノズル161とボデー162とを接続してエジェクタ機能体160を構成しているので、ノズル161およびボデー162を、それぞれ独立して仕様変更することができる。従って、エジェクタ16の仕様変更を容易に行うこともできる。
また、エジェクタ機能体160(具体的には、ボデー162)の外周側と第2カバー164の内周側との間に、隙間空間が形成されているので、エジェクタの軽量化を図ることができる。
また、エジェクタ16を製造する際に、非加熱的固定手段によって、第2カバー164を第1カバー163に固定しているので、エジェクタ機能体160が加熱されない。従って、エジェクタ機能体160の熱変形を抑制できるので、エジェクタの製造時にもエジェクタの各部位の変形に伴う性能低下を抑制できる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態のエジェクタ16に対して、図4に示すように、第2カバー164とエジェクタ機能体160のうちディフューザ部162d側端部との間に形成される隙間に、弾性部材であるゴム170を追加した例を説明する。
なお、図4は、本実施形態におけるエジェクタ16の軸方向断面図である。また、図4では、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。このことは、以下の図面においても同様である。
より具体的には、ゴム170は、冷媒、潤滑油に対する耐食性が強いゴム材料(例えば、イソプレンゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム)で形成されており、略円筒状に形成されている。さらに、このゴム170の外周面は第2カバー164に弾性的に密着している。
一方、ゴム170の内周面のうち、冷媒流れ上流側の内周面は、ボデー162のディフューザ部162dの外周面に弾性的に密着し、さらに、冷媒流れ下流側の内周面は、ディフューザ部162dの内周面を延長させるように、ディフューザ部162dの内周面に滑らかにつながって、冷媒の流れ方向に向かって徐々に広がる円錐面状に形成されている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
本実施形態のエジェクタ16では、ゴム170によって、エジェクタ機能体160から流出した冷媒が、第2カバー164とエジェクタ機能体160との隙間から漏れることを防止できる。さらに、エジェクタ16を外部機器に接続する際に、第2カバー164が変形したとしても、エジェクタ機能体160の変形を抑制できる。
また、ゴム170の内周面がディフューザ部162dの内周面を延長させるように形成されているので、エジェクタの性能(昇圧能力)を向上できる。
(第3実施形態)
第2実施形態では、弾性部材としてゴム170を採用した例を説明したが、本実施形態では、図5に示すように、弾性部材としてOリング171を採用している。なお、図5は、本実施形態におけるエジェクタ16の軸方向断面図である。その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態のエジェクタでは、Oリング171によって、簡素な構成で、エジェクタ機能体160から流出した冷媒が、第2カバー164とエジェクタ機能体160との隙間から漏れることを防止できる。
(第4実施形態)
第1実施形態では、エジェクタ機能体160のノズル161の外周壁面を、第1カバー163の内周壁面に圧入固定したが、本実施形態では、図6に示すように、ボデー162の固定部162aをノズル161全体を覆うように構成して、エジェクタ機能体160のボデー162の外周壁面を第1カバー163の内周壁面に圧入固定している。
なお、図6は、本実施形態におけるエジェクタ16の軸方向断面図である。その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態のようにエジェクタ16を構成しても、第1実施形態と全く同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態のエジェクタ16に対して、第2、第3実施形態と同様の弾性部材(ゴム170、Oリング171)を設けてもよい。
(第5実施形態)
本実施形態では、図7に示すように、第2カバー164を第1蒸発器17入口側に予め接続された配管によって構成している。このため、本実施形態の第2カバー164の端部には、第2ユニオン167bは接合されていない。さらに、エジェクタ16と第1蒸発器17とを接続する第3冷媒配管15cも廃止されている。なお、図7は、エジェクタ16および第1蒸発器17の断面図である。
より具体的には、本実施形態の第1蒸発器17は、周知のタンクアンドチューブ型熱交換器で構成されており、冷媒の集合・分配を行うタンク17a、タンク17aに連通するように接続される複数のチューブ17b、および、隣接するチューブ17b間に配置されて熱交換を促進する波状のコルゲートフィン17cを有して構成されている。
そして、本実施形態の第2カバー164は、タンク17aに予めろう付け接合によって第1蒸発器17に接続されており、第1蒸発器17の入口配管としての機能を兼ねている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
従って、本実施形態では、第1実施形態と同様の効果を得ることができるだけでなく、タンク17aに接合された配管内にエジェクタ機能体160を収容できるので、外部機器とエジェクタ16を容易に一体化(ユニット化)して小型化できるとともに、エジェクタ16を外部機器に対して容易に接続できる。
また、外部機器とエジェクタ16の一体化(ユニット化)はこれに限定されず、本実施形態に対して、さらに、分岐部14、固定絞り18、第2蒸発器19を一体化してもよい。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、第2カバー164がエジェクタ機能体160の全体と非接触状態となるように、第1カバー163に固定された例を説明したが、第2カバー164は、少なくともエジェクタ機能体160のディフューザ部162d側端部と非接触状態となるように第1カバー163に固定されていればよい。
例えば、第2カバー164が、エジェクタ機能体160のうちノズル161側の外周周辺と接触している程度であれば、外部機器へ接続する際に、第2カバー164が変形しても、エジェクタ機能体160の変形抑制効果を得ることができる。
(2)上述の実施形態では、第1カバー163と第2カバー164とを接続する際に、第1カバー163に拡管部163aを設けて、第1カバー163の拡管部163aの内側に第2カバー164を固定しているが、もちろん、第2カバー164に拡管部を設けて、第2カバー164の拡管部の内側に第1カバー163を固定するようにしてもよい。
(3)上述の実施形態の第2接続工程では、第1カバー163の第1ネジ部163bと第2カバー164の第2ネジ部164bとを締め付けることによって、第2カバー164を第1カバー163に接続しているが、非加熱的固定手段であれば他の手段を採用してもよい。例えば、圧入、かしめ、接着等の固定手段を採用してもよい。
さらに、エジェクタ機能体160に熱変形が生じなければ、加熱を伴う固定手段を採用してもよい。具体的には、スポット溶接による固定を採用できる。
(4)上述の各実施形態では、冷媒として通常のフロン系冷媒を採用した例を説明したが、冷媒の種類はこれに限定されない。例えば、炭化水素系冷媒、二酸化炭素等を採用してもよい。さらに、本発明のエジェクタを高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超える超臨界冷凍サイクルに適用してもよい。
(5)上述の各実施形態では、本発明のエジェクタ16を備えるエジェクタ式冷凍サイクル10を車両用空調装置に適用した例を説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。例えば、エジェクタ式冷凍サイクル10を、定置用の冷凍サイクル装置等に適用してもよい。また、本発明のエジェクタ16の適用は、エジェクタ式冷凍サイクル10に限定されない。
第1実施形態のエジェクタ式冷凍サイクルの全体構成図である。 第1実施形態のエジェクタの断面図である。 第1実施形態のエジェクタの一部拡大断面図である。 第2実施形態のエジェクタの断面図である。 第3実施形態のエジェクタの断面図である。 第4実施形態のエジェクタの断面図である。 第5実施形態のエジェクタおよび第1蒸発器の断面図である。
符号の説明
160 エジェクタ機能体
161 ノズル
162 ボデー
162b 流体吸引口
162d ディフューザ部
163、164 第1、第2カバー
167a、167b 第1、第2ユニオン
170 ゴム
171 Oリング

Claims (9)

  1. 高圧流体を減圧膨張させるノズル(161)と、
    前記ノズル(161)に接続されてエジェクタ機能体(160)を構成するとともに、前記ノズル(161)から噴射される高速度の噴射流体によって流体を吸引する流体吸引口(162b)、および、前記噴射流体と前記流体吸引口(162b)から吸引された吸引流体との混合流体を昇圧させる昇圧部(162d)が形成されたボデー(162)と、
    前記エジェクタ機能体(160)のうち、前記ノズル(161)側を収容する管状の第1カバー(163)と、
    前記エジェクタ機能体(160)のうち、前記第1カバー(163)に収容される部位を除く側を収容する管状の第2カバー(164)とを備え、
    前記第1カバー(163)の端部および前記第2カバー(164)の端部のうち少なくとも一方には、外部機器に接続される接続部(167a、167b)が設けられ、
    前記第1カバー(163)には、前記エジェクタ機能体(160)および前記第2カバー(164)が固定されており、
    前記第2カバー(164)は、少なくとも前記エジェクタ機能体(160)のうち前記昇圧部(162d)側端部と非接触状態となるように固定されていることを特徴とするエジェクタ。
  2. 前記接続部は、前記外部機器に対して機械的に締結される締結部材(167a、167b)によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ。
  3. 前記第2カバー(164)は、前記エジェクタ機能体(160)の全体と非接触状態となるように固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエジェクタ。
  4. 前記第2カバー(164)と前記ボデー(162)との間に形成される隙間空間には、弾性部材(170、171)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のエジェクタ。
  5. 前記弾性部材は、前記エジェクタ機能体(160)のうち前記昇圧部(162d)側端部に配置された円筒状のゴム(170)であり、
    前記ゴム(170)の内周面は、前記昇圧部(162d)の内周面を流体流れ方向に延長させるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のエジェクタ。
  6. 前記弾性部材は、Oリング(171)であることを特徴とする請求項4に記載のエジェクタ。
  7. 前記第2カバー(164)は、前記外部機器に予め接続された配管であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のエジェクタ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載のエジェクタの製造方法であって、
    前記ノズル(161)と前記ボデー(162)とを接続して、前記エジェクタ機能体(160)を構成する機能体構成工程と、
    前記エジェクタ機能体(160)のうち前記ノズル(161)側を、前記第1カバー(163)に接続する第1接続工程と、
    前記第1接続工程の後に、前記第2カバー(164)が少なくとも前記エジェクタ機能体(160)のうち前記昇圧部(162d)側端部と非接触状態となるように、前記第2カバー(164)を前記第1カバー(163)に接続する第2接続工程とを有することを特徴とするエジェクタの製造方法。
  9. 前記第2接続工程では、前記第1カバー(163)と前記第2カバー(164)とを非加熱的固定手段によって固定することを特徴とする請求項8に記載のエジェクタの製造方法。
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