JP2008045775A - エジェクタ式冷凍サイクルユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】エジェクタ式冷凍サイクル用ユニットの部品数を減らす。
【解決手段】複数枚の熱交換プレート30、31を複数枚、積層することにより、積層型熱交換器を構成している。積層型熱交換器は、第1、第2の蒸発器15、18一体化したものであり、この積層型熱交換器に、エジェクタ14を内蔵して一体に組み付けられ、一体化ユニット20を構成している。したがって、積層型熱交換器にエジェクタ14を接続するための配管が必要なくなり、部品数の増加を抑制することができる。また、絞り機構17を一体化ユニット20に内蔵化しているので、積層型熱交換器および絞り機構17の間を接続するための配管が必要なくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エジェクタを有するエジェクタ式冷凍サイクル用ユニットに関するものである。
に関する。
従来、この種の冷凍サイクルユニットでは、エジェクタと、このエジェクタに吸引される冷媒を蒸発させる第1の蒸発器と、エジェクタから吐出された冷媒を蒸発させる第2の蒸発器とを備え、第1、第2の蒸発器を一体化して1つの積層型熱交換器を構成し、この積層型熱交換器の外側にエジェクタに配置して、積層型熱交換器およびエジェクタを冷媒配管等により接続したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−137695号公報
上述のエジェクタ式冷凍サイクルユニットにおいては、積層型熱交換器およびエジェクタを接続するための冷媒配管等が別途必要となり、部品数の増加を招いていた。
本発明は、上記点に鑑み、部品数の増加を抑制するようにしたエジェクタ式冷凍サイクルユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ノズル部から噴射される高い速度の冷媒流により冷媒吸引口から冷媒を吸引し、ノズル部から噴射された冷媒と冷媒吸引口から吸引された冷媒とを混合して冷媒出口から吐出するエジェクタ(14)と、エジェクタの冷媒吸引口に吸引される冷媒を流して蒸発させる第1の冷媒流路と前記冷媒出口から吐出された冷媒を流して蒸発させる第2の冷媒流路とを有する扁平形状の熱交換プレート(30、31)を、複数枚、積層されてなる積層型熱交換器と、を備え、積層型熱交換器は、エジェクタを内蔵して一体に組み付けられ、一体化ユニットを構成していることを第1の特徴とする。
したがって、積層型熱交換器にエジェクタを接続する配管が必要なくなるので、部品数の増加を抑制することができる。
本発明では、積層型熱交換器の前記第1の冷媒流路の冷媒入口側に配置され、冷媒流れを減圧する絞り機構(17)を備え、絞り機構は、前記一体化ユニットに内蔵されていることを第2の特徴とする。
したがって、積層型熱交換器に絞り機構を接続する配管が必要なくなるので、より一層、部品数の増加を抑制することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明に係るエジェクタ式冷凍サイクル用ユニットおよびそれを用いたエジェクタ式冷凍サイクルの実施形態を説明する。エジェクタ式冷凍サイクル用ユニットは、エジェクタ式冷凍サイクル用蒸発器ユニット、あるいは、エジェクタ付き蒸発器ユニットとも呼ばれうるものである。
エジェクタ式冷凍サイクル用ユニットは、エジェクタを備える冷凍サイクルを構成するために配管を介して冷凍サイクルの他の構成部品である凝縮器、および圧縮機と接続される。エジェクタ式冷凍サイクル用ユニットは、ひとつの形態では室内機として空気を冷却する用途に用いられる。また、エジェクタ式冷凍サイクル用ユニットは、他の形態では、室外機として用いることができる。
図1は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は第1実施形態によるエジェクタ式冷凍サイクル10を車両用冷凍サイクル装置に適用した例を示す。本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10において、冷媒を吸入圧縮する圧縮機11は、電磁クラッチ11a、ベルト等を介して図示しない車両走行用エンジンにより回転駆動される。
この圧縮機11としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは電磁クラッチ11aの断続により圧縮機作動の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機のいずれを使用してもよい。また、圧縮機11として電動圧縮機を使用すれば、電動モータの回転数調整により冷媒吐出能力を調整できる。
この圧縮機11の冷媒吐出側には放熱器12が配置されている。放熱器12は圧縮機11から吐出された高圧冷媒と図示しない冷却ファンにより送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行って高圧冷媒を冷却する。
ここで、エジェクタ式冷凍サイクル10の冷媒として、本実施形態ではフロン系、HC系等の冷媒のように高圧圧力が臨界圧力を超えない冷媒を用いて、蒸気圧縮式の亜臨界サイクルを構成している。このため、放熱器12は冷媒を凝縮する凝縮器として作用する。
放熱器12の出口側には受液器12aが設けられている。この受液器12aは周知のように縦長のタンク形状のものであり、冷媒の気液を分離してサイクル内の余剰液冷媒を溜める気液分離器を構成する。受液器12aの出口にはタンク形状内部の下部側から液冷媒を導出するようになっている。なお、受液器12aは本例では放熱器12と一体的に設けられている。
また、放熱器12として、冷媒流れ上流側に位置する凝縮用熱交換部と、この凝縮用熱交換部からの冷媒を導入して冷媒の気液を分離する受液器12aと、この受液器12aからの飽和液冷媒を過冷却する過冷却用熱交換部とを有する公知の構成を採用してもよい。
受液器12aの出口側には温度式膨張弁13が配置されている。この温度式膨張弁13は受液器12aからの液冷媒を減圧する減圧手段であって、圧縮機11の吸入側通路に配置された感温部13aを有している。
温度式膨張弁13は周知のように、圧縮機11の吸入側冷媒(後述の蒸発器出口側冷媒)の温度と圧力とに基づいて圧縮機吸入側冷媒の過熱度を検出し、圧縮機吸入側冷媒の過熱度が予め設定された所定値となるように弁開度(冷媒流量)を調整するものである。
温度式膨張弁13の出口側にエジェクタ14が配置されている。このエジェクタ14は冷媒を減圧する減圧手段であるとともに、高速で噴出する冷媒流の吸引作用(巻き込み作用)によって冷媒の循環を行う流体輸送を冷媒循環手段(運動量輸送式ポンプ)でもある。
エジェクタ14には、膨張弁13通過後の冷媒(中間圧冷媒)の通路面積を小さく絞って、冷媒をさらに減圧膨張させるノズル部14aと、ノズル部14aの冷媒噴出口と同一空間に配置され、後述する第2蒸発器18からの気相冷媒を吸引する冷媒吸引口14bが備えられている。
さらに、ノズル部14aおよび冷媒吸引口14bの冷媒流れ下流側部位には、ノズル部14aからの高速度の冷媒流と冷媒吸引口14bの吸引冷媒とを混合する混合部14cが設けられている。混合部14cの冷媒流れ下流側に昇圧部をなすディフューザ部14dが配置されている。このディフューザ部14dは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
エジェクタ14のディフューザ部14dの出口側に第1蒸発器15が接続され、この第1蒸発器15の出口側は圧縮機11の吸入側に接続される。
一方、エジェクタ14の入口側(温度式膨張弁13の出口側とエジェクタ14の入口側との間の中間部位)から冷媒分岐通路16が分岐され、この冷媒分岐通路16の下流側はエジェクタ14の冷媒吸引口14bに接続される。Zは冷媒分岐通路16の分岐点を示す。
この冷媒分岐通路16の下流側には絞り機構17が配置され、この絞り機構17よりも冷媒流れ下流側には第2蒸発器18が配置されている。絞り機構17は第2蒸発器18への冷媒流量の調節作用をなす減圧手段であって、具体的にはキャピラリチューブのような固定絞り孔で構成できる。
本実施形態では、第1、第2の蒸発器15、18は、後述するように1つの積層型熱交換器を構成して一体化されて、さらに、積層型熱交換器に対してエジェクタ14および絞り機構17を内蔵化して1つの一体化ユニット20として組み付けられている。
第1、第2の蒸発器15、18を図示しないケース内に収納し、そして、このケース内に構成される空気通路に共通の電動送風機19により空気(被冷却空気)を矢印Aのごとく送風し、この送風空気を第1、第2の蒸発器15、18で冷却するようになっている。
第1、第2の蒸発器15、18で冷却された冷風を共通の冷却対象空間(図示せず)に送り込み、これにより、第1、第2の蒸発器15、18にて共通の冷却対象空間を冷却するようになっている。
ここで、第1、第2の蒸発器15、18のうち、エジェクタ14下流側の主流路に接続される第1蒸発器15を空気流れAの上流側(風上側)に配置し、エジェクタ14の冷媒吸引口14bに接続される第2蒸発器18を空気流れAの下流側(風下側)に配置している。
ここで、第1の蒸発器15は、エジェクタ14のディフューザ部14dから出た冷媒を作用させるものであり、第2の蒸発器18は、エジェクタ14の冷媒吸引口14bに吸入される直前の冷媒を作用させるものである。したがって、第1の蒸発器15の冷媒蒸発温度(冷媒蒸発圧力)よりも第2の蒸発器18の冷媒蒸発温度(冷媒蒸発圧力)が低くなる。
このため、第1の蒸発器15を空気上流側に配置し、第2の蒸発器18を空気流れAの空気下流側に配置した場合には、第2の蒸発器18の通過空気温度は、第1の蒸発器15の通過空気温度よりも低くなり、上述の如く、第1の蒸発器15の冷媒蒸発温度よりも第2の蒸発器18の冷媒蒸発温度が低くなっていても、第1、第2の蒸発器15、18においてそれぞれ冷媒を良好に蒸発させることができる。
なお、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10を車両空調用冷凍サイクル装置に適用する場合は車室内空間が冷却対象空間となる。また、本実施形態のエジェクタ式冷凍サイクル10を冷凍車用冷凍サイクル装置に適用する場合は冷凍車の冷凍冷蔵庫内空間が冷却対象空間となる。
次に、一体化ユニット20の具体例を図2により説明すると、図2は一体化ユニット20の全体構成の概要を示す斜視図である。
まず、一体化ユニット20は、第1、第2の蒸発器15、18を構成する複数枚の熱交換プレート30を備えており、複数枚の熱交換プレート30は、空気流れAに対して平行に配置されている。複数枚の熱交換プレート30に対して積層方向B(すなわち、空気流れAに対して直交する方向)には、複数枚の熱交換プレート31が配置されている。複数枚の熱交換プレート31は、空気流れAに対して平行に配置されている。
複数枚の熱交換プレート30の積層方向Bの両側には、保持プレート32a、32bが配置されており、保持プレート32a、32bは、後述するようにエジェクタ14を保持する。複数枚の熱交換プレート30、31および保持プレート32a、32bに対して積層方向Bの両側には、サイドプレート33a、33bが配置されている。
一体化ユニット20は、接続ブロック34を備えており、接続ブロック34は、例えば、アルミニウム等の金属からなるもので、図1に示す一体化ユニット20における、1つの冷媒入口25と1つの冷媒出口26と、エジェクタ14の挿入口25bを構成している。接続ブロック34には、1つの冷媒入口25からエジェクタ14の入口側に連通する主流路25aおよび冷媒分岐通路16が設けられている。
次に、熱交換プレート30、31、保持プレート32a、32bの構造について説明する。
まず、熱交換プレート30について説明すると、熱交換プレート30は、成形プレート30a、30bが接合されたものである。成形プレート30a、30bは、金属薄板材、具体的には、A3000系のアルミニウム芯材の両面にA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした両面クラッド材をプレス成形したものである。
図3は成形プレート30a、30bの全体図であり、図4は図3中の成形プレート30aの部分拡大図であり、図5は図4中R−R断面図である。図6は図4中M−M断面図であり、図7は図4中Q−Q断面図である。
図4に示すように、成形プレート30aには、集合タンク貫通孔40、分流タンク用貫通孔41、固定絞り用貫通孔42、集合タンク用貫通孔43、および分流タンク用貫通孔44が形成されている。
集合タンク貫通孔40の周囲には、図4、図5に示すように、環状凸部40aが形成されており、環状凸部40aは、図4中表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出するように形成されている。
分流タンク用貫通孔41の周囲には、図4、図6に示すように、環状凸部41aが形成されている。固定絞り用貫通孔42の周囲には、図4、図7に示すように、環状凸部42aが形成されている。集合タンク用貫通孔43の周囲には、図4、図5に示すように、環状凸部43aが形成されている。そして、分流タンク用貫通孔44の周囲には、図4、図6に示すように、環状凸部44aが形成されている。環状凸部40a、41a、42a、43a、44aは、それぞれ、図4中表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出するように形成されている。
集合タンク貫通孔40および分流タンク用貫通孔41の間には、2つの溝部45が形成されており、集合タンク貫通孔43および分流タンク用貫通孔44の間には、3つの溝部46が形成されている。図8に図4中P−P断面図を示す。図8に示すように、2つの溝部45および3つの溝部46は、それぞれ、図4中表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出するように形成されている。
また、図3に示す成形プレート30bは、貫通孔40…44、環状凸部40a…44aを有して成形プレート30aに対する線対称の形状に成っている。このため、成形プレート30bの詳細については省略する。このような成形プレート30a、30bの表面同士が接合されて、熱交換プレート30に成る。
図9に熱交換プレート30の一部を空気下流側から視た図である。成形プレート30a、30bのそれぞれの集合タンク貫通孔40が連通する。さらに、成形プレート30a、30bのそれぞれの固定絞り用貫通孔42が連通する。同様に、成形プレート30a、30bのそれぞれの分流タンク用貫通孔41、集合タンク用貫通孔43、および分流タンク用貫通孔44が連通する。
また、図10に示すように、成形プレート30aの2つの溝部45と成形プレート30bの2つの溝部45とが接合された状態では、2つの冷媒流路45a(第2蒸発器18:特許請求項の範囲に記載の第1の冷媒流路に相当する)が形成される。また、成形プレート30aの3つの溝部46と、成形プレート30bの3つの溝部46とが接合された状態では、3つの第2の冷媒流路46a(第1蒸発器15:特許請求項の範囲に記載の第2の冷媒流路)が形成される。このような成形プレート30a、30bを用いて熱交換プレート30が構成されている。
このような熱交換プレート30が複数枚、積層された状態では、熱交換プレート30毎のそれぞれの集合タンク貫通孔40が連通して、第2の蒸発器18の集合タンクを構成する。熱交換プレート30毎のそれぞれの分流タンク用貫通孔41が連通して、第2の蒸発器18の分流タンクを構成する。熱交換プレート30毎のそれぞれの固定絞り用貫通孔42が連通して、絞り機構17を構成する。熱交換プレート30毎のそれぞれの集合タンク用貫通孔43が連通して、第1の蒸発器15の集合タンクを構成する。熱交換プレート30毎のそれぞれの分流タンク用貫通孔44が連通して、第1の蒸発器15の分流タンクを構成する。
ここで、熱交換プレート30のうち環状凸部40a、41a、42a、43a、44aの板圧方向寸法(空気流れAに垂直な方向寸法)L1は、図9(図中では40a、42aだけを示す)に示すように、他の領域の板圧方向寸法L2に比べて長くなっている。このため、隣接する2枚の熱交換プレート30の間において環状凸部40a、41a、42a、43a、44a以外の領域には隙間Kが形成され、この隙間Kには、電動送風機19からの送風空気が流れる。
次に、熱交換プレート31について説明すると、熱交換プレート31は、図11に示す成形プレート31a、31bの表面同士を接合してなるものである。図11は成形プレート31a、31bの全体図である。
成形プレート31a、31bは、成形プレート30a、30bと同様、金属薄板材、具体的には、A3000系のアルミニウム芯材の両面にA4000系のアルミニウムろう材をクラッドした両面クラッド材をプレス成形したものである。
図12は図11中の成形プレート31aの部分拡大図であり、図13は図12中S−S断面図である。
図11に示すように、成形プレート31aには、固定絞り用貫通孔50、分流タンク用貫通孔51、集合タンク貫通孔52、集合タンク貫通孔53、分流タンク用貫通孔54、および集合タンク用貫通孔55が形成されている。
固定絞り用貫通孔50の周囲には、図12、図13に示すように、環状凸部50aが形成されており、環状凸部50aは、図12中表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出するように形成されている。貫通孔51、52、53、54、55のそれぞれの周囲には、環状凸部51a、52a、53a、54a、55aが形成されており、環状凸部51a…55aは、環状凸部50aと同様に、表面側から裏面側に突出するように形成されている。
分流タンク用貫通孔51および集合タンク貫通孔52の間には、2つの溝部56が形成されており、分流タンク用貫通孔54および集合タンク用貫通孔55の間には、3つの溝部57が形成されている。また、固定絞り用貫通孔50および分流タンク用貫通孔51の間には、連通溝部50bが形成されており、集合タンク貫通孔53および分流タンク用貫通孔54の間には、連通溝部53bが形成されている。溝部56、57、50b、53bは、成形プレート31a(熱交換プレート31)の溝部45、46と同様、それぞれ、表面側から裏面側に突出するように形成されている。
また、図11に示す成形プレート31bは、貫通孔50…55、環状凸部50a…55a、および溝部56、57などを有して、成形プレート31aに対する線対称の形状に成っている。このため、成形プレート31bの詳細については省略する。
このように成形プレート31a、31bの表面同士が接合されて熱交換プレート31が構成される。そして、複数枚の熱交換プレート31が積層された状態では、熱交換プレート31毎のそれぞれの固定絞り用貫通孔50と、熱交換プレート30毎の固定絞り用貫通孔42が連通することにより、キャピラリチューブとしての絞り機構17を構成している。熱交換プレート31毎のそれぞれの分流タンク用貫通孔51が連通して、第2蒸発器18の分流タンクを構成する。熱交換プレート31毎のそれぞれの集合タンク貫通孔52が連通して、第2蒸発器18の集合タンクを構成する。
熱交換プレート31毎のそれぞれの集合タンク貫通孔53が連通して、第2蒸発器18の出口側集合タンクを構成する。この出口側集合タンクは、後述するように、エジェクタ14から第1の蒸発器15の分流タンクまでの間の流路を形成する。熱交換プレート31毎のそれぞれの分流タンク用貫通孔54が連通して、第1蒸発器15の分流タンクを構成する。熱交換プレート31毎のそれぞれの集合タンク用貫通孔55が連通して、第1蒸発器15の集合タンクを構成する。
また、成形プレート31aの2つの溝部56と成形プレート31bの2つの溝部56とが接合されて、第2蒸発器18の2つの冷媒流路(これは、第2蒸発器18:特許請求範囲に記載の第1の冷媒流路に相当する)が形成される。成形プレート31aの3つの溝部57と、成形プレート31bの3つの溝部57とが接合されて、第1蒸発器15の3つの第2の冷媒流路(これは、第1蒸発器15:特許請求範囲に記載の第2の冷媒流路に相当する)が形成される。
成形プレート31a、31bのそれぞれの溝部50bが接合された状態では、固定絞り用貫通孔50および分流タンク用貫通孔51の間を連通する連通流路を形成する。成形プレート31a、31bのそれぞれの溝部53bが接合された状態では、集合タンク貫通孔53および分流タンク用貫通孔54の間を連通する連通流路を形成する。
ここで、熱交換プレート31においても、熱交換プレート30の場合と同様、
環状凸部51a…55aの板圧方向寸法は、その他の領域に比べて長くなっている。このため、隣接する2枚の熱交換プレート31の間には、互いの冷媒流路の間に隙間が形成され、この隙間には、電動送風機19からの送風空気が流れる。
次に、保持プレート32a、32bの構造について説明する。
保持プレート32a、32bは、成形プレート30a、30bと同様の金属薄板材からなる。図14(a)に保持プレート32aの正面図、図14(b)に保持プレート32aのA−A断面図、図14(b)に保持プレート32aの右側面図である。
図14(a)に示すように、保持プレート32aには、冷媒入口孔60、エジェクタ用挿入孔61、および冷媒出口孔62が設けられており、エジェクタ用挿入孔61の周囲には、図14(b)に示すように、表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出する環状凸部61aが設けられている。環状凸部61aは、後述するように、第2の蒸発器の集合タンク(すなわち、熱交換プレート30の集合タンク貫通孔40により構成されるタンク)内に配置されて、エジェクタ14の入口側を保持するために用いられる。冷媒入口孔60は、熱交換プレート30の固定絞り用貫通孔42に連通し、冷媒出口孔62は、熱交換プレート30の集合タンク用貫通孔43に連通する。
図15(a)に保持プレート32bの正面図、図15(c)に保持プレート32bの右側面図、図15(b)に保持プレート32bのB−B断面図である。
図15(a)に示すように、保持プレート32bには、冷媒絞り孔70、エジェクタ用挿入孔71、および冷媒流路孔72、73が設けられている。エジェクタ用挿入孔71の周囲には、図15(b)に示すように、表面側(紙面手前側)から裏面側(紙面奥側)に突出する環状凸部71aが設けられている。環状凸部71aは、後述するように、第2蒸発器18の出口側集合タンク(すなわち、熱交換プレート31のそれぞれの集合タンク貫通孔53により構成されるタンク)内に配置されて、エジェクタ14の出口側を保持するために用いられる。
冷媒絞り孔70は、熱交換プレート30の固定絞り用貫通孔42および、熱交換プレート31の固定絞り用貫通孔50の間に位置し、固定絞り用貫通孔42、50の間を連通する。冷媒流路孔72は、熱交換プレート30の分流タンク用貫通孔41および熱交換プレート31の集合タンク貫通孔52の間を連通する。冷媒流路孔73は、熱交換プレート30の分流タンク用貫通孔44および熱交換プレート31の集合タンク貫通孔55の間を連通する。なお、サイドプレート33a、33bも、成形プレート30a、30bと同様の金属薄板材からなる。
次に、一体化ユニット20の組み立て方法について説明する。
まず、複数枚の成形プレート30a、30b、31a、31b、保持プレート32a、32b、サイドプレート33a、33b、および接続ブロック34を用意する。
まず、複数対の成形プレート30a、30bをそれぞれ接合して積層し、複数対の成形プレート31a、31bをそれぞれ接合して積層する。これにより、複数枚の熱交換プレート30と複数枚の熱交換プレート31とを積層状態にすることにある。
次に、積層状態の複数枚の熱交換プレート30(すなわち、複数枚の成形プレート30a、30b)の両側に保持プレート32a、32bを配置し、これらプレート31、32a、32bの隣に、積層状態の複数枚の熱交換プレート31を配置する。
これに加えて、サイドプレート33a、33bの間にプレート30、32a、32b、31を配置して、これらのプレートの積層状態に対して接続ブロック34を組み付けて、組付体とし、この組付体の状態を適宜の治具により保持して組付体をろう付け加熱炉内に搬入して一体ろう付けする。
これにより、蒸発器15、18の組付が完了する。また、接続ブロック34を保持プレート32aに対して固定できる。すなわち、接続ブロック34の主流路25aを保持プレート32aのエジェクタ用挿入孔61に連通し、冷媒分岐通路16を冷媒入口孔60に連通させることができる。
次に、図16に示すように、Oリング140、141およびエジェクタ14を用意し、エジェクタ14の入口側および出口側のそれぞれにOリング140、141を装着する。
次に、エジェクタ14を接続ブロック34の挿入口25bから保持プレート32aのエジェクタ用挿入孔61内に挿入する。すると、図17に示すように、エジェクタ14の入口側が第2の蒸発器18の集合タンク400(すなわち、集合タンク貫通孔40からなる集合タンク)内に配置され、エジェクタ14のディフューザ部14d(出口)側が、第2蒸発器18の出口側集合タンク530(すなわち、集合タンク貫通孔53が連通して構成されたタンク)内に押し込まれる。このとき、エジェクタ14のOリング140が保持プレート32aのエジェクタ用挿入孔61内に圧入される。このため、エジェクタ14および保持プレート32aの間が固定され、かつエジェクタ14および保持プレート32aの間が密閉(すなわち、シール)される。
また、エジェクタ14のOリング141が保持プレート32bのエジェクタ用挿入孔71内に圧入される。このため、エジェクタ14および保持プレート32bの間が固定され、エジェクタ14および保持プレート32bの間が密閉(すなわち、シール)される。
以上により、一体化ユニット20の組み付けが完成することになる。
次に、一体化ユニット20の概略作動について図18を参照して説明する。図18は、一体化ユニット20内の冷媒の流れを概略に示している。
まず、エジェクタ式冷凍サイクル10の温度式膨張弁13からの冷媒が接続ブロック34(図18では省略している)の冷媒入口25に流入する。この冷媒は、接続ブロック34の主流路25a内を通過して保持プレート32aのエジェクタ用挿入孔61を通りノズル部14a内に流入する。そして、ノズル部14aにて冷媒をさらに減圧膨張させて高い速度冷媒流として噴射させる。これに伴い、冷媒吸引口14bから冷媒を吸引し、ノズル部14aから噴射された冷媒と冷媒吸引口14bから吸引された冷媒とを混合部14cで混合してディフューザ部14dで、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させて、吐出される。
一方、接続ブロック34の冷媒分岐通路16を通過した冷媒は、保持プレート32aの冷媒入口孔60を通り絞り機構17(固定絞り用貫通孔42、50から成る)内に流入して、冷媒が減圧される。
その後、複数枚の熱交換プレート31では、固定絞り用貫通孔50から図12の矢印G1の如く、連通溝部50bを通り、第2の蒸発器18の分流タンク(すなわち、分流タンク用貫通孔51)内に流入する。
次に、第2の蒸発器18の分流タンクからの冷媒が各冷媒流路(すなわち、溝部56)のそれぞれに分流する。これら各冷媒流路において、冷媒が電動送風機19からの送風空気から吸熱して蒸発する。その後、各冷媒流路からの冷媒が第2の蒸発器18の集合タンク(すなわち、熱交換プレート31の集合タンク用貫通孔52)内に集合される。
その後、集合タンク内において、冷媒が図18中の矢印G2の如く、熱交換プレート31の集合タンク用貫通孔52側から熱交換プレート30の分流タンク用貫通孔41側に流れる。その後、各冷媒流路(すなわち、熱交換プレート30の溝部45からなる冷媒流路)に分流して、それぞれの冷媒流路で、送風空気から吸熱して蒸発する。その後、それぞれの冷媒流路からの冷媒が第2蒸発器18の集合タンク400(図17参照)(これは、集合タンク貫通孔40からなる集合タンク)内に流入して、エジェクタ14の冷媒吸引口14b内に入る。
また、上述のごとく、エジェクタ14のディフューザ部14dからの冷媒が上述の第2蒸発器18の出口側集合タンク(すなわち、熱交換プレート31の集合タンク貫通孔53からなるタンク)に吐出され、このタンクから図12中矢印G4に示す如く、連通流路(すなわち、連通溝部53bからなる)を通り、第1の蒸発器15の分流タンク(すなわち、分流タンク用貫通孔54からなる)に流れる。
その後、冷媒が第1の蒸発器15の分流タンクからそれぞれの冷媒流路(熱交換プレート31の溝部57からなる)に分流する。これら冷媒流路に冷媒が流れる際に、送風空気から吸熱して蒸発して、第1の蒸発器15の集合タンク(すなわち、熱交換プレート31の集合タンク用貫通孔55からなる)に集合する。その後、冷媒が、図18中矢印G5に示すごとく、集合タンク用貫通孔55側から分流タンク用貫通孔44側に流れる。
その後、この冷媒は図4中矢印G6に示すように、それぞれの冷媒流路(すなわち、熱交換プレート30の溝部46からなる)に分流し、それぞれの冷媒流路において冷媒が送風空気から吸熱して蒸発する。第1の蒸発器15の集合タンク(すなわち、熱交換プレート30の集合タンク用貫通孔43からなる)内に集合して、その後、冷媒は、保持プレート32aの冷媒出口孔62、および接続ブロック34の冷媒出口26を通過して、圧縮機11側に吸入される。
以上説明した本実施形態によれば、複数枚の熱交換プレート30、31を複数枚、積層することにより、積層型熱交換器を構成している。ここで、積層型熱交換器は、第1、第2の蒸発器15、18一体化したものであり、この積層型熱交換器に、エジェクタ14を内蔵して一体に組み付けられ、一体化ユニット20を構成している。したがって、積層型熱交換器にエジェクタ14を接続するための配管が必要なくなり、部品数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、絞り機構17を一体化ユニット20に内蔵化しているので、積層型熱交換器および絞り機構17の間を接続するための配管が必要なくなるので、部品数の増加をより一層、抑制することができる。
(第2実施形態)
本第2実施形態では、上述の熱交換プレート30、31に対して放熱フィンを設けて熱交換を促進する。図19に成形プレート30bの全体図、図20に図19中N−N断面図、図21に図19中C−C断面図を示す。成形プレート30bには、部分的に鎧窓状に切り起こした切起フィン49が複数設けられている。成形プレート30aにおいても成形プレート30bと同様に複数の切起フィンを設ける。これにより、熱交換プレート30、31に対して複数の切起フィンが設けられることになる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、エジェクタ収納用貫通孔として、各冷媒流路から冷媒が集合する集合タンク貫通孔40を用いた例について説明したが、これに限らず、エジェクタ収納用貫通孔として、エジェクタ14を収納する専用の貫通孔を設けるようにしてもよい。
本発明の第1実施形態のエジェクタ式冷凍サイクルの全体構成を示す模式図である。 第1実施形態の一体化ユニットの構成を示す斜視図である。 図2の熱交換プレートの全体構成を示す図である。 図3の部分拡大図である。 図4中部分断面図である。 図4中部分断面図である。 図4中部分断面図である。 図4中部分断面図である。 図4の熱交換プレートの部分的構成を示す側面図である。 図4の熱交換プレートの部分的構成を示す断面図である。 図2の熱交換プレートの全体構成を示す図である。 図11の熱交換プレートの部分拡大図である。 図11の熱交換プレートの部分断面図である。 図2の保持プレートの全体構成を示す図である。 図2の保持プレートの全体構成を示す図である。 図1のエジェクタを示す斜視図である。 図2の一体化ユニットの一部の構成を示す断面図である。 図2の一体化ユニット内の作動を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る成形プレートの全体図である。 図19の部分断面図である。 図19の部分断面図である。
符号の説明
30、31…熱交換プレート、15、18…第1、第2の蒸発器、
14…エジェクタ、20…一体化ユニット、
17…絞り機構。

Claims (26)

  1. ノズル部から噴射される高い速度の冷媒流により冷媒吸引口から冷媒を吸引し、前記ノズル部から噴射された冷媒と前記冷媒吸引口から吸引された冷媒とを混合して冷媒出口から吐出するエジェクタ(14)と、
    前記エジェクタの冷媒吸引口に吸引される冷媒を流して蒸発させる第1の冷媒流路と前記冷媒出口から吐出された冷媒を流して蒸発させる第2の冷媒流路とを有する扁平形状の熱交換プレート(30、31)を、複数枚、積層されてなる積層型熱交換器と、を備え、
    前記積層型熱交換器は、前記エジェクタを内蔵して一体に組み付けられ、一体化ユニットを構成していることを特徴とするエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  2. 前記積層型熱交換器は、前記第1、第2の冷媒流路において前記冷媒を蒸発させることにより、送風機(19)から送風空気を冷却するようになっており、
    前記第2の冷媒流路は、前記第1の冷媒流路に対して空気上流側に配置されていることを請求項1に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  3. 前記複数枚の熱交換プレート(30、31)のうち少なくとも2枚以上の熱交換プレート(30)は、エジェクタ収納用貫通孔(40)をそれぞれ有しており、
    前記それぞれのエジェクタ収納用貫通孔(40)が連通して、前記エジェクタを収納するエジェクタ収納用タンクを構成しており、
    前記エジェクタが前記エジェクタ収納用タンクに収納されることにより、前記積層型熱交換器に前記エジェクタを内蔵することになっていることを特徴とする請求項1に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  4. 前記積層型熱交換器の前記第1の冷媒流路の冷媒入口側に配置され、冷媒流れを減圧する絞り機構(17)を備え、
    前記絞り機構は、前記一体化ユニットに内蔵されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  5. 前記複数枚の熱交換プレートは、それぞれ、絞り機構用貫通孔部(42、50)を有しており、
    前記それぞれの絞り機構用貫通孔部がそれぞれ連通して固定絞り穴を構成することにより、前記絞り機構が前記一体化ユニットに内蔵されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  6. 前記複数枚の熱交換プレートのうち複数枚の第1の熱交換プレート(31)は、それぞれ、前記絞り機構用貫通孔部(50)に連通する分流タンク用貫通孔部(51)を有しており、
    前記それぞれの分流タンク用貫通孔部(51)が連通して分流タンク部を構成しており、
    前記分流タンク部は、前記絞り機構から流出する冷媒を前記複数枚の第1の熱交換プレートの第1の冷媒流路にそれぞれ分流させることを特徴とする請求項5に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  7. 前記複数枚の第1の熱交換プレート(31)は、それぞれ、前記第1の冷媒流路に連通する集合用タンク用貫通孔部(52)を有しており、
    前記それぞれの集合用タンク用貫通孔部(52)が連通して集合用タンク部を構成しており、
    前記集合用タンク部は、前記それぞれの第1の冷媒流路から流出する冷媒を集合させるようになっていることを特徴とする請求項6に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  8. 前記複数枚の熱交換プレートのうち、前記複数枚の第1の熱交換プレート以外の複数枚の第2の熱交換プレート(30)は、それぞれ、前記複数枚の第1の熱交換プレートの集合用タンクに連通する分流タンク用貫通孔部(41)を有しており、
    前記それぞれの分流タンク用貫通孔部が連通して分流用タンク部を構成し、
    この分流用タンク部は、それぞれの分流タンク用貫通孔部からの冷媒を前記複数枚の第2の熱交換プレートのそれぞれの前記第1の冷媒流路に分流させるようになっていることを特徴とする請求項7に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  9. 前記複数枚の第2の熱交換プレート(30)は、前記それぞれの第1の冷媒流路に連通する集合用タンク用貫通孔部(40)を有しており、
    前記それぞれの集合用タンク用貫通孔部が連通して集合用タンク部を構成しており、
    前記集合用タンク部は、前記それぞれの第1の冷媒流路から流出する冷媒を集合させるようになっていることを特徴とする請求項8に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  10. 前記エジェクタは、前記冷媒吸引口を前記集合用タンク部内に開口するように配置されていることを特徴とする請求項9に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  11. 前記集合用タンク部を積層方向から挟むように配置され、前記複数枚の熱交換プレートに固定される第1、第2の保持部材(32a、32b)を備えており、
    第1、第2の保持部材には、前記エジェクタが圧入される第1、第2の圧入用貫通孔部(61、71)がそれぞれ設けられており、
    前記エジェクタが前記第1、第2の圧入用貫通孔部にそれぞれ圧入されることにより、前記エジェクタが前記第1、第2の保持部材に固定されるようになっていることを特徴とする請求項9または10に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  12. 前記第1、第2の保持部材は、扁平形状に形成された第1、第2の保持用プレートであり、
    前記第1、第2の保持用プレートは、前記複数枚の第1、第2の熱交換プレートとともに積層されており、
    前記第1、第2の保持用プレートのうち一方の保持用プレートは、前記複数枚の第1、第2の熱交換プレートの間に配置されていることを特徴とする請求項11に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  13. 前記エジェクタには、前記第1、第2の圧入用貫通孔部との間をそれぞれシールして前記集合用タンク部から冷媒が漏れるのを防止する第1、第2のシール部材(140、141)が設けられていることを特徴とする請求項12に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  14. 前記第1、第2のシール部材は、Oリングであることを特徴とする請求項11に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  15. 前記複数枚の第1の熱交換プレートは、それぞれ、連通用貫通孔部(53)を有しており、
    前記それぞれの連通用貫通孔部が連通して、前記エジェクタから吐出される冷媒を前記複数枚の第1の熱交換プレートの第2の冷媒流路にそれぞれ導く冷媒連通流路を形成するようになっていることを特徴とする請求項13に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  16. 前記複数枚の第1の熱交換プレート(31)は、それぞれ、前記連通用貫通孔部に連通する分流タンク用貫通孔部(54)を有しており、
    前記それぞれの分流タンク用貫通孔部が連通して分流用タンク部を構成し、
    この分流用タンク部は、前記冷媒連通流路からの冷媒を前記複数枚の第1の熱交換プレートの第2の冷媒流路のそれぞれに分流するようになっていることを特徴とする請求項15に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  17. 前記複数枚の第1の熱交換プレート(31)は、前記それぞれの第2の冷媒流路に連通する集合タンク用貫通孔部(55)を有しており、
    前記それぞれの集合タンク用貫通孔部が連通して集合タンク部を構成しており、
    前記集合タンク部は、前記それぞれの第2の冷媒流路から流出する冷媒を集合させるようになっていることを特徴とする請求項14に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  18. 前記複数枚の第2の熱交換プレート(30)は、前記第1の熱交換プレートの集合タンク用貫通孔部(55)にそれぞれ連通する分流タンク用貫通孔部(41)を有しており、
    前記それぞれの分流タンク用貫通孔部が連通して分流タンク部を構成しており、
    この分流タンク部は、前記集合タンク用貫通孔部側からの冷媒を前記複数枚の第2の熱交換プレートの第2の冷媒流路のそれぞれに分流するようになっていることを特徴とする請求項17に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  19. 前記複数枚の第2の熱交換プレートは、前記それぞれの第2の冷媒流路に連通する集合タンク用貫通孔部(43)を有しており、
    前記それぞれの集合タンク用貫通孔部が連通して集合タンク部を構成しており、
    前記集合タンク部は、前記それぞれの第2の冷媒流路から流出する冷媒を集合させるようになっていることを特徴とする請求項18に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  20. 前記一体化ユニット(20)は、1つの冷媒入口(25)と1つの冷媒出口(26)とを有することを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  21. 前記一体化ユニット(20)は、1つの冷媒入口(25)と1つの冷媒出口(26)とを有し、
    前記冷媒入口(25)は、前記エジェクタの入口側に接続される第1通路(25a)と、前記絞り機構の入口側に接続される第2通路(16)とに分岐されることを特徴とする請求項1ないし20のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル。
  22. 前記冷媒入口および前記冷媒出口は1個の接続ブロック(34)に形成されることを特徴とする請求項20または21に記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  23. 前記エジェクタは、前記ノズル部から噴射する高い速度の冷媒流と前記冷媒吸引口の吸引冷媒とを混合する混合部、および前記混合部で混合した冷媒流の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する昇圧部を有することを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  24. 前記複数枚の熱交換プレートは、放熱を促進する放熱フィン(49)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし23のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  25. 冷媒を吸入し圧縮する圧縮機(11)と、
    前記圧縮機(11)から吐出された高圧冷媒の放熱を行う放熱器(12)と、
    前記放熱器(12)から供給される冷媒を蒸発させる請求項1ないし25のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニットとを備えることを特徴とする請求項1ないし24のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット。
  26. 前記複数枚の熱交換プレートは、外部流体から吸熱して前記第1、第2の冷媒通路内の前記冷媒を蒸発させるようになっており、
    前記第2の冷媒通路内は、前記第1の冷媒通路に対して前記外部流体の上流側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし25のいずれか1つに記載のエジェクタ式冷凍サイクル用ユニット
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