JP2006038429A - 蒸発器 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換部の温度分布を均一化することができ、冷房性能を向上させることが可能な構造の蒸発器とする。
【解決手段】蒸発器1は、上下方向に延び且つ横方向に複数多段に積層され内部に冷媒を流す熱交換通路31と、熱交換通路31の上下両端に設けられ熱交換通路31からの冷媒を合流分配する上下のタンク11,12,21,22とからなる熱交換部10,20が通風方向に向けて2層に配置されており、一方の熱交換部10に冷媒を流通させた後、その冷媒を他方の熱交換部20)に流通させるように2層の熱交換部を接続してある。通風方向における風下側熱交換部10に冷媒入口7を設けると共に、風上側熱交換部20に冷媒出口8を設け、風上側熱交換部20のパス数に対し風下側熱交換部10のパス数を1つ多く設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、風上熱交換部と風下熱交換部とを2層に並べて配置した構造の蒸発器に関する。
自動車用のエアコンユニットでは、熱交換部を通風方向に対し、風上側と風下側の2層に並べた構造とし、2層の熱交換部内に冷媒を順次供給して冷媒と空気とを熱交換させる蒸発器が使用されている。この場合の熱交換部は、冷媒が上下方向に流動する熱交換通路と、冷媒を分配・合流するために熱交換通路の上下両端部に設けられた上下のタンクとを備えた構造となっている。
従来の蒸発器として、特許文献1及び特許文献2には、2層の熱交換部の双方に対し、冷媒を2パスで流通させる構造の蒸発器が記載されている。
特許文献1における蒸発器では、風下側熱交換部の下部タンクから冷媒を導入して上昇流パスとしてから下降流パスとした後、風下側熱交換部の下部タンクから風上側熱交換部の上部タンクに導いて下降流パスとしてから上昇流パスとし、風上側熱交換部の上部タンクから排出している。この蒸発器では、風下側熱交換部及び風上側熱交換部の外側に配置したサイドプレートに連通路を形成して風下側熱交換部の下部タンクと風上側熱交換部の上部タンクとを連通して熱交換部の間での冷媒の移動を行っている。
特許文献2における蒸発器では、一方の熱交換部の上部タンクから冷媒を導入して下降流パスとしてから上昇流パスとした後、その上部タンクから他方の熱交換部の上部タンクに導いて下降流パスとしてから上昇流パスとし、他方の熱交換部の上部タンクから排出している。
特開平9−170850号公報 実用新案登録第2605035号公報
しかしながら、特許文献1の蒸発器では、風下側熱交換部から風上側熱交換部に冷媒を移動させるための連通路が風下側熱交換部の下部タンクと風上側熱交換部の上部タンクとを接続しているため、冷媒が連通路内で上昇流となって連通路内での通路抵抗が大きくなって冷媒の圧力損失が増大する。このため、冷房性能が低下する問題を有している。
特許文献2の蒸発器では、冷媒が導入される熱交換部では冷媒が下降流となるため、低流量の際に冷媒の偏流が発生し、これにより温度分布を均一化することができず、温度分布が悪化する問題を有している。
さらに、いずれの特許文献の蒸発器においても、2層の熱交換部のそれぞれに対して単純に2パスで冷媒を流通させているため、冷媒の乾き度に対する考慮がなく、冷房性能を向上させることが難しい問題を有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、温度分布を均一化することができると共に、冷房性能を向上させることが可能な蒸発器を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明の蒸発器は、上下方向に延び且つ横方向に複数多段に積層され内部に冷媒を流す熱交換通路と、熱交換通路の上端と下端に設けられ熱交換通路からの冷媒を合流分配する上部タンクおよび下部タンクとからなる熱交換部が通風方向に向けて2層に配置されており、一方の熱交換部に冷媒を流通させた後、その冷媒を他方の熱交換部に流通させるように2層の熱交換部を接続した蒸発器であって、前記通風方向における風下側熱交換部に冷媒入口を設けると共に、風上側熱交換部に冷媒出口を設け、風上側熱交換部のパス数に対し風下側熱交換部のパス数を1つ多く設定したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の蒸発器において、前記冷媒入口が前記風下側熱交換部の前記下部タンクに設けられていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の蒸発器において、前記冷媒出口が前記風上側熱交換部の前記上部タンクに設けられていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の蒸発器において、前記風下側熱交換部に複数のパスが形成され、これらのパスの内、冷媒の上昇流パスがその直前のパスよりも幅が狭くなっていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の蒸発器において、熱交換通路の内部に冷媒が流通するインナーフィンが配置されており、冷媒としてエアコンサイクルのオイル含有冷媒が用いられることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、冷媒入口を風下側熱交換部に設け、冷媒出口を風上側熱交換部に設け、風上側熱交換部のパス数に対し風下側熱交換部のパス数を1つ多く設定していることにより、冷媒の圧力損失を低減することができるため、冷媒の温度分布を均一化することができる。このため、冷房性能を向上させることができる。
特に、請求項1記載の発明では、風上側熱交換部のパス数に対し風下側熱交換部のパス数を1つ多く設定していることにより、冷媒入口から導入される乾き度が低い冷媒を風下側熱交換部内で十分に流通させることができる。このため、熱交換率が増大して、冷房性能を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加え、冷媒が風下側熱交換部の下部タンクから導入されるため、風下側熱交換部では、上昇流となって冷媒が流動する。このため、低流量時においても、偏流が発生することがなく、温度分布をさらに均一化することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加え、冷媒が風上側熱交換部の上部タンクから排出されるため、排出直前では、冷媒が上昇流となり、温度分布をさらに改善することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1〜3のいずれかの発明の効果に加えて、風下側熱交換部内での上昇流パスが直前のパスよりも幅が狭くなっていることにより、上昇流パスでの冷媒の温度分布を改善することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1〜4のいずれかの発明の効果に加えて、冷媒に含有されているオイルによって圧力損失を防止することができる。このため、冷房性能を継続して維持することができる。
以下、本発明を図示する実施形態より、具体的に説明する。なお、各実施形態において、同一の部材には同一の符号を付して対応させてある。
[第1実施形態]
図1〜図6は、本発明の第1実施形態を示し、図1は蒸発器の風上側からの正面図、図2は平面図、図3は蒸発器に使用されるチューブの分解斜視図、図4はタンクの仕切部を示す斜視図、図5は蒸発器内の冷媒の流れを示す斜視図、図6は蒸発器内の冷媒の分布を示す分布図である。
この実施形態の蒸発器1は、自動車用空調装置の冷凍サイクルに介装される蒸発器であって、インストルメントパネルの内側に配置されるエアコンケース内に設置され、内部を流れる冷媒と外側を通過する空気とを熱交換させ、冷媒を蒸発気化させて空気を冷却するものである。なお、本発明の蒸発器としては、車両用空調装置に限られずその他の分野で利用できる。
蒸発器1は、図2及び図5に示すように、エアコンケース等の内部の空気が通過する通風方向に対し、2つの熱交換部10,20を2層となるように風下側及び風上側で重なり合うように配置されるものであり、熱交換部10が風下側熱交換部と、熱交換部20が風上側熱交換部20となっている。
図5に示すように、風下側熱交換部10は、上部タンク11および下部タンク12およびこれら両タンク11,12間に連通接続される複数の熱交換通路からなる。風上側熱交換部20は、同じく上部タンク21および下部タンク22およびこれら両タンク21,22間に連通接続される複数の熱交換通路からなる。
風下側熱交換部10は、上部タンク11が仕切部51によって上部第1タンク部11aおよび上部第2タンク部11bに区画される一方、下部タンク12が仕切部51によって下部第1タンク部12aおよび下部第2タンク部12bに区画されている。
風下側熱交換部10における下部タンク12の左端には、冷媒を導入するための冷媒入口7が設けられ、複数多段に積層される熱交換通路群は左から右に向けて順に、第1パス10a、第2パス10b、第3パス10cの3パスに区画される。これにより、冷媒入口7から風下側熱交換部10に導入される冷媒は、下部第1タンク部12a→第1パス10a→上部第1タンク部11a→第2パス10b→下部第2タンク部12b→第3パス10c→上部第2タンク部11bという順で流れるようになっている。そして、この冷媒は、風下側熱交換部10の最下流部(上部第2タンク部11b)から連通路9を通じて風上側熱交換部20の最上流部(上部第2タンク部22b)に流入する。この風下側熱交換部10においては、第1パス10a及び第3パス10cが上昇流パス、第2パス10bが下降流パスとなっている。
風上側熱交換部20は、上部タンク21が仕切部51によって上部第1タンク部21aおよび上部第2タンク部21bの2パスに区画される。一方、下部タンク22には仕切部が配置されることがなく、これにより、下部タンク22は区画されることがない。風上側熱交換部20では、複数多段に積層される熱交換通路群は右から左に向けて順に、第1パス20a、第2パス20bに区画される。従って、連通路9から風上側熱交換部20に導入される冷媒は、上部第2タンク部21b→第1パス20a→下部タンク22→第2パス20b→上部第1タンク部21aという順で流れるようになっている。そして、この冷媒は、風上側熱交換部20の最下流部としての上部第1タンク部21aの左端に設けられた冷媒出口8から排出される。この風上側熱交換部20において、第1パス20aが下降流パス、第2パス20bが上昇流パスとなっている。
このような蒸発器1では、図6に示すように、風下側熱交換部10が3パス、風上側熱交換部20が2パスであり、全部で5パスとなっていると共に、風上側熱交換部20のパス数に対し、風下側熱交換部10のパス数が1つ多くなっている。また、冷媒としては、エアコンサイクルのオイル含有冷媒が用いられる。このような冷媒を用いることにより、冷媒に含有されているオイルによって圧力損失を防止することができる。
さらに、この実施形態では、図2及び図6に示すように、風下側熱交換部10における上昇流パス10cがその直前の下降流パス10bよりも幅が狭くなるように設定するものである。なお、図5及び図6において、丸数字は、冷媒が流れる順番に沿ってパスに数字を付したものである。
次に、図1〜図3を参照して蒸発器1の構造を説明する。蒸発器1は、垂直方向に向けて配置されたチューブ30をアウターフィン33を介在させながら水平方向に向けて複数多段に積層すると共に、冷媒入口7及び冷媒出口8に配管コネクタ36を付設して所定の蒸発器の形状とした状態で、一体にろう付けすることにより製造される。
使用されるチューブ30は、図3に示すように、一対の金属薄板40A、40Bの間にインナーフィン61、61を挟み込んだ状態で、これら一対の金属薄板40A,40Bを背中合わせにして接合することにより形成される。
チューブ30の内部には、中央部の仕切部30aを隔てて冷媒を流す2本の熱交換通路31、31が形成されている。またチューブ30壁部には、各熱交換通路31の両端部から外方に向けて筒状に突出するタンク部32、32が形成されている。
チューブ30を構成する各金属薄板40A、40Bは、チューブ30の2本の熱交換通路31、31と4つのタンク部32、32に対応して、2本の熱交換通路用凹部41、42と4つのタンク部43、44、45、46とを備えた構造となっている。また、金属薄板40Aと金属薄板40Bは同一形状であり、金属薄板40Aを裏返したものが金属薄板40Bとなり、金属薄板40Bを裏返したものが金属薄板40Aである。
上述の各熱交換部10、20のタンク11、12、21、22に形成される仕切部51は、図4に示す仕切部51を構成するための閉塞部を備える金属薄板50を所定の積層位置の金属薄板40A、40Bの代わりに用いることにより形成することができる。
このような実施形態では、上述したように、冷媒入口7を風下側熱交換部10に設け、冷媒出口8を風上側熱交換部20に設けることにより、冷媒の圧力損失を低減することができる。このため、冷媒の温度分布を均一化することができ、冷房能力を向上させることができる。
また、風上側熱交換部20のパス数に対し風下側熱交換部10のパス数が1つ多くなるように設定しており、このように設定することにより、冷媒入口7から導入される乾き度が低い(湿り度が高い)液相冷媒を風下側熱交換部10内で十分に流通させることができる。このため、風下側熱交換部10での熱交換率が増大し、結果として蒸発器1全体の冷房性能を向上させることができる。
また、冷媒入口7を風下側熱交換部10の下部タンク12(下部第1タンク部12a)に形成することにより、風下側熱交換部10に導入された当初において、冷媒は上昇流(第1パス10a)となって流動する。このような上昇流では、低流量時であっても、冷媒の偏流が発生することがなく、このため、図6に示すように、第1パス10aでは、冷媒が不足する領域(白抜き領域)がなくなり、温度ムラが発生することがなく、温度分布を均一化することができる。
さらに、図6に示すように、風下側熱交換部10における上昇流パス10c(第3パス10c)がその直前の下降流パス10b(第2パス10b)よりも幅が狭くなっている。すなわち、上昇流パス10cでは、熱交換通路数が直前の下降流パス10bよりも少なくなっている。このように設定することにより、上昇流パス10cを構成する熱交換通路の全体に冷媒が広がって流動するため、温度分布を均一化することができる。
一方、風上側熱交換部20では、2パスとなっていることにより、それぞれのパス20a、20bにおける熱交換通路数を多くすることができる。風上側熱交換部20では、風下側熱交換部10から流入する冷媒が体積膨張しているため、このように各パス20a、20bでの熱交換通路数を多くすることにより通路抵抗が小さくなり、冷媒が円滑に流動することができ、温度分布を均一化することができる。
これに加えて、この風上側熱交換部20では、冷媒を上部タンク21(上部第1タンク部21a)から排出する構造となっている。すなわち、冷媒の排出直前では、冷媒が上昇流となって流動するものである。このような上昇流では、低流量時であっても、冷媒の偏流が発生することがなく、温度分布を均一とすることが可能となる。
図6において、符号35は、風下側熱交換部10の左端面(冷媒入口7側の面)に設けられた導入パイプであり、冷媒はこの導入パイプ35を通って冷媒入口7に導入される。一方、風上側熱交換部20の冷媒出口8は、冷媒入口7と同じ側に配置されており、導入パイプ35を設けることにより冷媒の出入り構造を簡素化することが可能となる。
[第2実施形態]
図7は、第2実施形態の蒸発器100を示す。この蒸発器100においても、冷媒が風下側熱交換部110から導入された後、風上側熱交換部120に導入される。
風下側熱交換部110においては、仕切部51による下部タンク112が下部第1タンク部112aと、下部第2タンク部112bとに区画されている。一方、上部タンク111には、仕切部51が設けられることがない。また、冷媒入口7は風下側熱交換部110の下部第1タンク部112aに形成されている。従って、風下側熱交換部110においては、下部第1タンク部112a→第1パス110a→上部タンク111→第2パス110b→下部第2タンク部112bの順で冷媒が流れる。
風下側熱交換部110では、冷媒入口7が下部第1タンク部112aに形成されていることから、下部第1タンク部112aに続く第1パス110aは上昇流パスとなり、第2パス110bは下降流パスとなる。
風上側熱交換部120においては、上部タンク121及び下部タンク122のいずれにも仕切部51が設けられていない。この風上側熱交換部120は下部タンク122が風下側熱交換部110の下部第2タンク部112bと連通しており、冷媒は下部タンク122から風上側熱交換部120内に導入される。冷媒出口8は風上側熱交換部120の上部タンク121に形成されている。従って、風上側熱交換部120においては、下部タンク122→第1パス120a→上部タンク121の順で冷媒が流れる。
このような蒸発器100では、風下側熱交換部110が2パス、風上側熱交換部120が1パスからなり、全部で3パスとなっている。また、風上側熱交換部120のパス数に対し、風下側熱交換部110のパス数が1つ多くなるように設定されている。従って、この実施形態においても、冷媒入口7から導入される乾き度が低い(湿り度が高い)液相冷媒を風下側熱交換部110内で十分に流通させることができ、このため、風下側熱交換部110での熱交換率が増大し、結果として蒸発器100全体の冷房性能を向上させることができる。
また、この実施形態では、冷媒入口7を風下側熱交換部110に設け、冷媒出口8を風上側熱交換部120に設けることにより、冷媒の圧力損失を低減することができ、冷媒の温度分布を均一化することができ、冷房能力を向上させることができる。
さらに、冷媒入口7を風下側熱交換部110の下部タンク112(下部第1タンク部112a)に形成しているため、風下側熱交換部110に導入された当初において、冷媒は上昇流(第1パス110a)となって流動する。従って、低流量時であっても、冷媒の偏流が発生することがなく、このため、図7に示すように、第1パス110aでは、冷媒が不足する領域(白抜き領域)がなくなり、温度ムラが発生することがなく、温度分布を均一化することができる。
一方、風上側熱交換部120では、冷媒のパスが1パスとなっていることにより、第1パス120aにおける熱交換通路数を多くすることができる。風上側熱交換部120では、風下側熱交換部110から流入する冷媒が体積膨張しているため、第1パス120a、20bでの熱交換通路数を多くすることにより通路抵抗が小さくなり、冷媒が円滑に流動することができ、温度分布を均一化することができる。
本発明の第1実施形態における蒸発器を示す風上側からの正面図である。 第1実施形態における蒸発器の平面図である。 蒸発器に用いるチューブの分解斜視図である。 蒸発器に用いるタンクの仕切部を示す斜視図である。 第1実施形態の蒸発器内の冷媒の流れを示す斜視図である。 第1実施形態の蒸発器内の冷媒の分布を示す分布図である。 第2実施形態の蒸発器内の冷媒の分布を示す分布図である。
符号の説明
1,100 蒸発器
7 冷媒入口
8 冷媒出口
10,110 風下側熱交換部
20,120 風上側熱交換部
10a,110a,20a,120a 第1パス
10b,110b 第2パス
10c 第3パス
11,111 上部タンク
12,112 下部タンク
21,121 上部タンク
22,122 下部タンク
31 熱交換通路
51 仕切部

Claims (5)

  1. 上下方向に延び且つ横方向に複数多段に積層され内部に冷媒を流す熱交換通路(31)と、熱交換通路(31)の上端と下端に設けられ熱交換通路(31)からの冷媒を合流分配する上部タンク(11,21,111,121)および下部タンク(12,22,112,122)とからなる熱交換部(10,20,110,120)が通風方向に向けて2層に配置されており、一方の熱交換部(10,110)に冷媒を流通させた後、その冷媒を他方の熱交換部(20,120)に流通させるように2層の熱交換部を接続した蒸発器であって、
    前記通風方向における風下側熱交換部(10,110)に冷媒入口(7)を設けると共に、風上側熱交換部(20,120)に冷媒出口(8)を設け、風上側熱交換部(20,120)のパス数に対し風下側熱交換部(10,110)のパス数を1つ多く設定したことを特徴とする蒸発器。
  2. 請求項1記載の蒸発器において、
    前記冷媒入口(7)が前記風下側熱交換部(10,110)の前記下部タンク(12,112)に設けられていることを特徴とする蒸発器。
  3. 請求項1または2記載の蒸発器において、
    前記冷媒出口(8)が前記風上側熱交換部(20,120)の前記上部タンク(21,121)に設けられていることを特徴とする蒸発器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の蒸発器において、
    前記風下側熱交換部(10)に複数のパス(10a,10b,10c)が形成され、これらのパス(10a,10b,10c)の内、冷媒の上昇流パス(10c)がその直前のパス(10b)よりも幅が狭くなっていることを特徴とする蒸発器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の蒸発器において、
    熱交換通路(31)の内部に冷媒が流通するインナーフィン(61)が配置されており、冷媒としてエアコンサイクルのオイル含有冷媒が用いられることを特徴とする蒸発器。
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