JP2009163130A - 平版印刷版用現像処理方法 - Google Patents
平版印刷版用現像処理方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009163130A JP2009163130A JP2008002435A JP2008002435A JP2009163130A JP 2009163130 A JP2009163130 A JP 2009163130A JP 2008002435 A JP2008002435 A JP 2008002435A JP 2008002435 A JP2008002435 A JP 2008002435A JP 2009163130 A JP2009163130 A JP 2009163130A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing plate
- lithographic printing
- group
- developer
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/26—Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
- G03F7/30—Imagewise removal using liquid means
- G03F7/3042—Imagewise removal using liquid means from printing plates transported horizontally through the processing stations
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも前加熱ゾーン20とその下流配置の現像液処理ゾーン40とで平版印刷版Sが搬送処理される平版印刷版用現像処理方法において、現像液処理ゾーン40の処理槽42の平版印刷版入り口近傍に配置した現像液循環手段により入り口近傍の現像液Dを処理槽42内で移動循環させる平版印刷版用現像処理方法。
【選択図】図1
Description
(1) 少なくとも前加熱ゾーンとその下流配置の現像処理ゾーンとで平版印刷版が搬送処理される平版印刷版用現像処理方法において、
前記現像処理ゾーンの処理槽の平版印刷版入り口近傍に配置した現像液循環手段により前記入り口近傍の現像液を前記処理槽内で移動循環させる平版印刷版用現像処理方法。
現像処理ゾーンの処理槽の平版印刷版入り口近傍に配置した現像液循環手段により入り口近傍の現像液が処理槽内で移動循環される。ここで、平版印刷版入り口近傍とは、処理槽の現像液内に配置されて平版印刷版の搬送路に沿って最初に現れるローラと、処理槽の入り口からそのローラまでの間に配置された現像液内案内板とに囲まれた部分を意味する。これにより、温度が上昇している平版印刷版が処理槽内に案内された際に、平版印刷版入り口近傍の現像液の温度上昇が抑制され、平版印刷版の現像特性に差を生ずることなく、処理性能を均一にすることができる。
前記現像液循環手段がスプレーパイプであり、平版印刷版入り口近傍に新たな現像液を供給して前記処理槽内の現像液を移動させる平版印刷版用現像処理方法。
スプレーパイプによって、平版印刷版入り口近傍に新たな現像液が供給されて処理槽内の現像液が強制的に移動されるために、現像液循環手段として、複雑な構造を採用せずに、例えばポンプ等の簡単な構造で現像液の温度上昇を抑制することができる。
前記現像液循環手段が還流発生手段であり、平版印刷版入り口近傍の現像液に流れを与えて処理槽内の現像液と入れ替え循環を行う平版印刷版用現像処理方法。
還流発生手段によって、平版印刷版入り口近傍の現像液が流れを与えられて処理槽内の現像液と強制的な入れ替え循環が行われるために、現像液循環手段として、複雑な構造を採用せずに、例えば旋回翼等の簡単な構造で現像液の温度上昇を抑制することができる。
前記還流発生手段が回転又は振動により還流を発生する平版印刷版用現像処理方法。
還流発生手段としての、旋回翼を回転させたり、振動させたりすることで、温度上昇の抑制を、さらに高めることができる。
少なくとも現像部が密閉構造である平版印刷版用現像処理方法。
現像部が密閉構造であることで、現像部に外光を導入させないとともに、現像部内の雰囲気を適切な温湿度に維持できるために、外光や温度、湿度による影響を受けずに現像を行うことができる。湿度は、現像液からの水蒸発を抑制することにより、安定な現像処理を行うことが出来る。
特に上記のような現像液を使用すると、通常の自現機では、現像液の粘度が上がり、撹拌され難くなり、現像液の液温度分布が生じ、結果現像ムラが発生しやすくなるのに対して、効果が大きい。
特に上記のような現像液を使用すると、通常の自現機では、現像液の粘度が上がり、撹拌され難くなり、現像液の液温度分布が生じやすくなるのに対して、本発明は効果が大きい。
(第1実施形態)
図1〜図3は本発明に係る平版印刷版用現像処理方法の第1実施形態を説明するものであり、図1は本発明の第1実施形態に係る平版印刷版用現像処理方法を適用した平版印刷版用現像装置の模式的構成図、図2は図1の現像処理ゾーンの拡大図、図3は図2の要部拡大斜視図である。
露光部10は、平版印刷版Sを露光処理する。
次に、図4を参照して本発明に係る第2実施形態について説明する。図4は本発明の第2実施形態に係る平版印刷版用現像処理方法を適用した平版印刷版用現像装置の要部拡大斜視図である。なお、以下の各実施形態において、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
次に、図5を参照して本発明に係る第3実施形態について説明する。図5は本発明の第3実施形態に係る平版印刷版用現像処理方法を適用した平版印刷版用現像装置の要部拡大斜視図である。
本発明における平版印刷版原版を、画像露光した後、pHが2〜10の水溶液の存在下、擦り部材で版面を擦ることにより、保護層および非露光部の感光層を除去し、アルミニウム板支持体表面に画像を形成することができる。
本発明において用いられる水溶液は、pHが2〜10の水溶液である。例えば、水単独または水を主成分(水を60質量%以上含有)とする水溶液が好ましく、特に、一般的に公知な湿し水と同様組成の水溶液、界面活性剤(アニオン系、ノニオン系、カチオン系等)を含有する水溶液や、水溶性高分子化合物を含有する水溶液が好ましい。特に、界面活性剤と水溶性高分子化合物の両方を含有する水溶液が好ましい。該水溶液のpHは、より好ましくは3〜9、さらに好ましくは4〜8である。
また、上記有機溶剤が水に不溶な場合は、界面活性剤等を用いて水に可溶化して使用することも可能であり、水溶液に、有機溶剤を含有する場合は、安全性、引火性の観点から、溶剤の濃度は40重量%未満が望ましい。
水溶性高分子化合物は2種以上を併用することもできる。水溶性高分子化合物の水溶液中における含有量は、0.1〜20質量%が好ましく、より好ましくは0.5〜10質量%である。
最初に本発明に用いる平版印刷版原版について説明する。
本発明の製版方法に用いる平版印刷版原版は、露光部の感光層が硬化するネガ型感光層を有する。ネガ型感光層としては、特に限定はされないが、現像されやすさおよび良好な耐刷性が得られる点から、疎水性バインダーポリマー、重合開始剤および重合性化合物を含有するラジカル重合性の感光層が好ましい。特にこれらのラジカル重合性の感光層は現像液に溶解することにより、現像液が高粘度となるため、本発明の自現機が効果的である。以下、感光層の構成成分について説明する。
本発明の感光層に使用可能な疎水性バインダーポリマーとしては、非水溶性ポリマーが好ましく用いられる。さらに、本発明に使用可能な疎水性バインダーポリマーは、カルボキシル基、スルホン基、リン酸基などの酸基を実質的に含有しないものが好ましく、バインダーポリマーの酸価(ポリマー1gあたりの酸含率を化学等量数で表したもの)は、0.3meq/g以下であることが好ましく、さらに好ましくは、0.1meq/g以下である。
すなわち、本発明に使用可能な疎水性バインダーポリマーは、水およびpH10以上の水溶液に対し不溶であることが好ましく、疎水性バインダーポリマーの水およびpH10以上の水溶液に対する溶解度が、0.5質量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは、0.1質量%以下である。このような疎水性バインダーポリマーを用いることによって、感光層の膜強度、耐水性および着肉性が向上して、耐刷性の向上が得られる。
このような疎水性バインダーポリマーの例としては、アクリル樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、メタクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル樹脂から選ばれる高分子が好ましい。なかでも、アクリル樹脂が好ましく、(メタ)アクリル酸エステル共重合体が好ましい。より具体的には、(メタ)アクリル酸アルキルまたはアラルキルエステルと(メタ)アクリル酸エステルのエステル残基(−COOR)のRに−CH2CH2O−単位または−CH2CH2NH−単位を含む(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体が特に好ましい。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステルの好ましいアルキル基は、炭素数1〜5のアルキル基であり、メチル基がより好ましい。好ましい(メタ)アクリル酸アラルキルエステルとしては、(メタ)アクリル酸ベンジルが挙げられる。
バインダーポリマーに架橋性を持たせるためには、エチレン性不飽和結合等の架橋性官能基を高分子の主鎖中または側鎖中に導入すればよい。架橋性官能基は、共重合により導入してもよいし、高分子反応によって導入してもよい。
上記の中でも、側鎖に架橋性基を有する(メタ)アクリル酸共重合体およびポリウレタンがより好ましい。
疎水性バインダーポリマーは、ランダムポリマー、ブロックポリマー、グラフトポリマー等のいずれでもよいが、ランダムポリマーであるのが好ましい。
疎水性バインダーポリマーの含有量は、感光層の全固形分に対して、5〜90質量%であり、10〜70質量%であるのが好ましく、10〜60質量%であるのがより好ましい。この範囲内で、良好な画像部の強度と画像形成性が得られる。
本発明に用いられる重合開始剤は、光または熱エネルギーによりラジカルを発生し、重合性不飽和基を有する化合物の重合を開始、促進する化合物である。このようなラジカル発生剤としては、公知の重合開始剤や結合解離エネルギーの小さな結合を有する化合物などから、適宜、選択して用いることができる。
本発明において好適に用いられるオニウム塩は、下記一般式(RI−I)〜(RI−III)で表されるオニウム塩である。
赤外線を放射する光源を用いて画像様露光を行う平版印刷版原版の感光層には、前記の重合開始剤と組み合わせて赤外線吸収剤を用いることができる。一般的に、赤外線吸収剤は、吸収した赤外線を熱に変換する機能を有しており、この際発生した熱により、重合開始剤が熱分解し、ラジカルを発生する。本発明において使用される赤外線吸収剤は、波長760〜1200nmに吸収極大を有する染料または顔料である。
250〜420nmの光を放射する光源を用いて画像様露光を行う平版印刷版原版の感光層には、前記の重合開始剤と組み合わせて増感色素を用いることによりラジカル発生効率を高めることもできる。
本発明における感光層に用いる重合性化合物は、少なくとも一個のエチレン性不飽和二重結合を有する付加重合性化合物であり、末端エチレン性不飽和結合を少なくとも1個、好ましくは2個以上有する化合物から選ばれる。このような化合物群は当該産業分野において広く知られるものであり、本発明においてはこれらを特に限定無く用いることができる。これらは、例えばモノマー、プレポリマー、すなわち2量体、3量体およびオリゴマー、またはそれらの混合物ならびにそれらの共重合体などの化学的形態をもつ。モノマーおよびその共重合体の例としては、不飽和カルボン酸(例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、マレイン酸など)や、そのエステル類、アミド類が挙げられ、好ましくは、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アルコール化合物とのエステル、不飽和カルボン酸と脂肪族多価アミン化合物とのアミド類が用いられる。
また、ヒドロキシル基やアミノ基、メルカプト基等の求核性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能もしくは多官能イソシアネート類或いはエポキシ類との付加反応物、および単官能もしくは、多官能のカルボン酸との脱水縮合反応物等も好適に使用される。また、イソシアネート基や、エポキシ基等の親電子性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能もしくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との付加反応物、更にハロゲン基や、トシルオキシ基等の脱離性置換基を有する不飽和カルボン酸エステル或いはアミド類と単官能もしくは多官能のアルコール類、アミン類、チオール類との置換反応物も好適である。また、別の例として、上記の不飽和カルボン酸の代わりに、不飽和ホスホン酸、スチレン、ビニルエーテル等に置き換えた化合物群を使用することも可能である。
本発明においては、上記の感光層構成成分および後述のその他の構成成分を感光層に含有させる方法として、例えば、特開2001−277740号公報、特開2001−277742号公報に記載のごとく、該構成成分の一部をマイクロカプセルに内包させて感光層に添加することができる。その場合、各構成成分はマイクロカプセル内および外に、任意の比率で含有させることが可能である。
本発明の感光層には、さらに、必要に応じて種々の添加剤を含有させることができる。
以下、それらについて説明する。
本発明において、感光層には、現像性の促進および塗布面状を向上させるために界面活性剤を用いるのが好ましい。界面活性剤としては、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、フッ素系界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、現像性の向上、マイクロカプセルの分散安定性の向上などのため、親水性ポリマーを含有させることができる。
親水性ポリマーとしては、例えば、ヒドロキシ基、カルボキシル基、カルボキシレート基、ヒドロキシエチル基、ポリオキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ポリオキシプロピル基、アミノ基、アミノエチル基、アミノプロピル基、アンモニウム基、アミド基、カルボキシメチル基、スルホン酸基、リン酸基等の親水性基を有するものが好適に挙げられる。
親水性ポリマーの感光層への含有量は、感光層全固形分の20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。
本発明では、可視光域に大きな吸収を持つ染料を画像の着色剤として使用することができる。具体的には、オイルイエロー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク#312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS、オイルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブラックBS、オイルブラックT−505(以上オリエント化学工業(株)製)、ビクトリアピュアブルー、クリスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイオレット(CI42535)、エチルバイオレット、ローダミンB(CI145170B)、マラカイトグリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI52015)等、および特開昭62−293247号公報に記載されている染料を挙げることができる。また、フタロシアニン系顔料、アゾ系顔料、カーボンブラック、酸化チタン等の顔料も好適に用いることができる。
本発明の感光層には、焼き出し画像生成のため、酸またはラジカルによって変色する化合物を添加することができる。このような化合物としては、例えばジフェニルメタン系、トリフェニルメタン系、チアジン系、オキサジン系、キサンテン系、アンスラキノン系、イミノキノン系、アゾ系、アゾメチン系等の各種色素が有効に用いられる。
本発明の感光層には、感光層の製造中または保存中において、ラジカル重合性化合物の不要な熱重合を防止するために、少量の熱重合防止剤を添加するのが好ましい。
熱重合防止剤としては、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4′−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、N−ニトロソ−N−フェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩が好適に挙げられる。
熱重合防止剤の添加量は、感光層の全固形分に対して、約0.01〜約5質量%であるのが好ましい。
本発明の感光層には、酸素による重合阻害を防止するために、ベヘン酸やベヘン酸アミドのような高級脂肪酸誘導体等を添加して、塗布後の乾燥の過程で感光層の表面に偏在させてもよい。高級脂肪酸誘導体の添加量は、感光層の全固形分に対して、約0.1〜約10質量%であるのが好ましい。
本発明の感光層は可塑剤を含有してもよい。可塑剤としては、例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジオクチルフタレート、オクチルカプリルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジアリルフタレート等のフタル酸エステル類;ジメチルグリコールフタレート、エチルフタリルエチルグリコレート、メチルフタリルエチルグリコレート、ブチルフタリルブチルグリコレート、トリエチレングリコールジカプリル酸エステル等のグリコールエステル類;トリクレジルホスフェート、トリフェニルホスフェート等のリン酸エステル類;ジイソブチルアジペート、ジオクチルアジペート、ジメチルセバケート、ジブチルセバケート、ジオクチルアゼレート、ジブチルマレエート等の脂肪族二塩基酸エステル類;ポリグリシジルメタクリレート、クエン酸トリエチル、グリセリントリアセチルエステル、ラウリン酸ブチル等が好適に挙げられる。可塑剤の含有量は、感光層の全固形分に対して、約30質量%以下であるのが好ましい。
本発明の感光層は、画像部の硬化皮膜強度向上のために、無機微粒子を含有してもよい。無機微粒子としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化チタン、炭酸マグネシウム、アルギン酸カルシウムまたはこれらの混合物が好適に挙げられる。これらは光熱変換性でなくても、皮膜の強化、表面粗面化による界面接着性の強化等に用いることができる。無機微粒子は、平均粒径が5nm〜10μmであるのが好ましく、0.5〜3μmであるのがより好ましい。上記範囲内であると、感光層中に安定に分散して、感光層の膜強度を十分に保持し、印刷時の汚れを生じにくい親水性に優れる非画像部を形成することができる。
上述したような無機微粒子は、コロイダルシリカ分散物等の市販品として容易に入手することができる。
無機微粒子の含有量は、感光層の全固形分に対して、20質量%以下であるのが好ましく、10質量%以下であるのがより好ましい。
本発明の感光層は、現像性向上のため、親水性低分子化合物を含有することができる。親水性低分子化合物としては、例えば、水溶性有機化合物としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコール類およびそのエーテルまたはエステル誘導体類、グリセリン、ペンタエリスリトール等のポリヒドロキシ類、トリエタノールアミン、ジエタノールアミンモノエタノールアミン等の有機アミン類およびその塩、トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸等の有機スルホン酸類およびその塩、フェニルホスホン酸等の有機ホスホン酸類およびその塩、酒石酸、シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、グルコン酸、アミノ酸類等の有機カルボン酸類およびその塩や、テトラエチルアミン塩酸塩等の有機4級アンモニウム塩等が挙げられる。
本発明の感光層は、必要な上記各成分を溶剤に分散または溶解して塗布液を調製し、塗布して形成される。ここで使用する溶剤としては、エチレンジクロリド、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシエチルアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセテート、ジメトキシエタン、乳酸メチル、乳酸エチル、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラメチルウレア、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、γ−ブチルラクトン、トルエン、水等を挙げることができるが、これに限定されるものではない。これらの溶剤は、単独または混合して使用される。塗布液の固形分濃度は、好ましくは1〜50質量%である。
本発明の感光層は、同一または異なる上記各成分を同一または異なる溶剤に分散、または溶かした塗布液を複数調製し、複数回の塗布、乾燥を繰り返して形成することも可能である。
塗布する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、バーコーター塗布、回転塗布、スプレー塗布、カーテン塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、ブレード塗布、ロール塗布等を挙げられる。
特にこれらのラジカル重合性の感光層は、重合を阻害する酸素を遮断するために、保護層が必要となる。これら保護層は現像液に溶解することにより、現像液が高粘度となるため本発明の自現機が効果的である。本発明の平版印刷版原版には、露光時の重合反応を妨害する酸素の拡散侵入を遮断するため、感光層上に保護層(酸素遮断層)を設けることが好ましい。本発明に用いられる保護層は25℃、1気圧下における酸素透過性Aが1.0≦A≦20(mL/m2・day)であることが好ましい。酸素透過性Aが1.0(mL/m2・day)未満で極端に低い場合は、製造時・生保存時に不要な重合反応が生じたり、また画像露光時に、不要なカブリ、画線の太りが生じたりという問題を生じる。逆に、酸素透過性Aが20(mL/m2・day)を超えて高すぎる場合は感度の低下を招く。酸素透過性Aは、より好ましくは1.5≦A≦12 (mL/m2・day)、更に好ましくは2.0≦A≦10.0(mL/m2・day)の範囲である。また、保護層に望まれる特性としては、上記酸素透過性以外に、さらに、露光に用いる光の透過は実質阻害せず、感光層との密着性に優れ、かつ、露光後の現像工程で容易に除去できることが望ましい。この様な保護層に関する工夫が従来なされており、米国特許第3,458,311号明細書、特公昭55−49729号公報に詳しく記載されている。
さらに、本発明の平版印刷版原版における保護層には、酸素遮断性や感光層表面保護性を向上させる目的で、無機質の層状化合物を含有させることも好ましい。
A(B,C)2-5 D4 O10(OH,F,O)2
〔ただし、AはK,Na,Caの何れか、BおよびCはFe(II),Fe(III),Mn,Al,Mg,Vの何れかであり、DはSiまたはAlである。〕で表される天然雲母、合成雲母等の雲母群、式3MgO・4SiO・H2Oで表されるタルク、テニオライト、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、りん酸ジルコニウムなどが挙げられる。
本発明の平版印刷版原版に用いられる支持体は、特に限定されず、寸度的に安定な板状な親水性支持体であればよい。例えば、紙、プラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等)がラミネートされた紙、金属板(例えば、アルミニウム、亜鉛、銅等)、プラスチックフィルム(例えば、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、酪酸セルロース、酢酸酪酸セルロース、硝酸セルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール等)、上述した金属がラミネートされまたは蒸着された紙またはプラスチックフィルム等が挙げられる。好ましい支持体としては、ポリエステルフィルムおよびアルミニウム板が挙げられる。中でも、寸法安定性がよく、比較的安価であるアルミニウム板が好ましい。
機械的粗面化処理の方法としては、ボール研磨法、ブラシ研磨法、ブラスト研磨法、バフ研磨法等の公知の方法を用いることができる。
電気化学的粗面化処理の方法としては、例えば、塩酸、硝酸等の酸を含有する電解液中で交流または直流により行う方法が挙げられる。また、特開昭54−63902号公報に記載されているような混合酸を用いる方法も挙げられる。
陽極酸化処理の条件は、用いられる電解質により種々変わるので一概に特定することはできないが、一般的には、電解質濃度1〜80質量%溶液、液温度5〜70℃、電流密度5〜60A/d m2 、電圧1〜100V、電解時間10秒〜5分であるのが好ましい。形成される陽極酸化皮膜の量は、1.0〜5.0g/m2 であるのが好ましく、1.5〜4.0g/m2 であるのがより好ましい。この範囲内で、良好な耐刷性と平版印刷版の非画像部の良好な耐傷性が得られる。
本発明の平版印刷版原版においては、支持体上に重合性基を含有する化合物の下塗り層を設けることが好ましい。下塗り層が用いられるときは、感光層は下塗り層の上に設けられる。下塗り層は、露光部においては支持体と感光層との密着性を強化し、また、未露光部においては、感光層の支持体からのはく離を生じやすくさせるため、現像性が向上する。
下塗り層としては、具体的には、特開平10−282679号公報に記載されている付加重合可能なエチレン性二重結合反応基を有しているシランカップリング剤、特開平2−304441号公報記載のエチレン性二重結合反応基を有しているリン化合物などが好適に挙げられる。特に好ましい化合物として、メタクリル基、アリル基などの重合性基とスルホン酸基、リン酸基、リン酸エステルなどの支持体吸着性基を有する化合物が挙げられる。重合性基と支持体吸着性基に加えてエチレンオキシド基などの親水性付与基を有する化合物も好適な化合物として挙げることができる。
下塗り層の塗布量(固形分)は、0.1〜100mg/m2であるのが好ましく、1〜30mg/m2であるのがより好ましい。
支持体に表面処理を施した後または下塗り層を形成させた後、必要に応じて、支持体の裏面にバックコートを設けることができる。
バックコートとしては、例えば、特開平5−45885号公報に記載されている有機高分子化合物、特開平6−35174号公報に記載されている有機金属化合物または無機金属化合物を加水分解および重縮合させて得られる金属酸化物からなる被覆層が好適に挙げられる。中でも、Si(OCH3 )4 、Si(OC2 H5 )4 、Si(OC3 H7 )4 、Si(OC4 H9 )4 等のケイ素のアルコキシ化合物を用いるのが、原料が安価で入手しやすい点で好ましい。
以下、現像液Dの具体例および平版印刷版Sの具体例を挙げる。
現像液Dの具体例: (A)水溶液1を作製した。単位は[g]である。水溶液1のpHは4.3であった。
水 8970 g
アニオン界面活性剤(下記化学式) 400 g
アラビアガム 150 g
酵素変性馬鈴薯澱粉 400 g
ジオクチルスルホコハク酸エステルのナトリウム塩 50 g
第一燐酸アンモニウム 10 g
クエン酸 10 g
EDTA−4−ナトリウム塩 10 g
pH 4.3、
支持体の作製
厚み0.3mmのアルミニウム板(材質1050)の表面の圧延油を除去するため、10質量%アルミン酸ソーダ水溶液を用いて50℃で30秒間、脱脂処理を施した後、毛径0.3mmの束植ナイロンブラシ3本とメジアン径25μmのパミス−水懸濁液(比重1.1g/cm3)を用いアルミニウム表面を砂目立てして、水でよく洗浄した。この板を45℃の25質量%水酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエッチングを行い、水洗後、さらに60℃で20質量%硝酸に20秒間浸漬し、水洗した。この時の砂目立て表面のエッチング量は約3g/m2であった。
このときの電解液は、硝酸1質量%水溶液(アルミニウムイオンを0.5質量%含む)、液温50℃であった。交流電源波形は、電流値がゼロからピークに達するまでの時間TPが0.8msec、duty比1:1、台形の矩形波交流を用いて、カーボン電極を対極として電気化学的な粗面化処理を行った。補助アノードにはフェライトを用いた。
電流密度は電流のピーク値で30A/dm2、補助陽極には電源から流れる電流の5%を分流させた。硝酸電解における電気量はアルミニウム板が陽極時の電気量175C/dm2であった。
その後、スプレーによる水洗を行った。
この板を15質量%硫酸(アルミニウムイオンを0.5質量%含む)を電解液として電流密度15A/dm2で2.5g/m2の直流陽極酸化皮膜を設けた後、水洗、乾燥した。
この基板の中心線平均粗さ(Ra)を直径2μmの針を用いて測定したところ、0.51μmであった。
・下記の下塗り化合物(1) 0.017g
・メタノール 9.00g
・水 1.00g
・下記バインダーポリマー(1)(重量平均分子量8万) 0.54g
・重合性化合物 0.40g
イソシアヌール酸EO変性トリアクリレート
(東亜合成(株)製、アロニックスM−315)
・重合性化合物
エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレート 0.08g
(日本化薬(株)製、SR9035、EO付加モル数15、分子量1000)
・下記増感色素(1) 0.06g
・下記重合開始剤(2) 0.18g
・下記連鎖移動剤(1) 0.07g
・ε―フタロシアニン顔料の分散物 0.40g
(顔料:15質量部、分散剤 バインダーポリマー(1):10質量部、
溶剤 シクロヘキサノン/メトキシプロピルアセテート/1−メトキシ−2−プロパノール=15質量部/20質量部/40質量部)
・熱重合禁止剤 0.01g
N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩
・下記水溶性フッ素系界面活性剤(1) 0.001g
・ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン縮合物 0.04g
(旭電化工業(株)製、プルロニックL44)
・テトラエチルアミン塩酸塩 0.01g
・1−メトキシ−2−プロパノール 3.5g
・メチルエチルケトン 8.0g
ポリビニルアルコール(ケン化度98モル%、重合度500) 40g
ポリビニルピロリドン(重量平均分子量5万) 5g
ポリ(ビニルピロリドン/酢酸ビニル(1/1))(重量平均分子量7万)0.5g
界面活性剤(エマレックス710、日本エマルジョン(株)製) 0.5g
水 950g
2 平版印刷版用現像装置
3 平版印刷版用現像装置
20 加熱部(前加熱ゾーン)
40 現像部(現像液処理ゾーン)
76 スプレーパイプ(現像液循環手段)
142 スプレーパイプ(現像液循環手段)
146 旋回翼部材(旋回翼)(還流発生手段)
D 現像液
S 平版印刷版
Claims (7)
- 少なくとも前加熱ゾーンとその下流配置の現像処理ゾーンとで平版印刷版が搬送処理される平版印刷版用現像処理方法において、
前記現像処理ゾーンの処理槽の平版印刷版入り口近傍に配置した現像液循環手段により前記入り口近傍の現像液を前記処理槽内で移動循環させる平版印刷版用現像処理方法。 - 請求項1記載の平版印刷版用現像処理方法であって、前記現像液循環手段がスプレーパイプであり、平版印刷版入り口近傍に新たな現像液を供給して前記処理槽内の現像液を移動させる平版印刷版用現像処理方法。
- 請求項1記載の平版印刷版用現像処理方法であって、前記現像液循環手段が還流発生手段であり、平版印刷版入り口近傍の現像液に流れを与えて処理槽内の現像液と入れ替え循環を行う平版印刷版用現像処理方法。
- 請求項3記載の平版印刷版用現像処理方法であって、前記還流発生手段が回転又は振動により還流を発生する平版印刷版用現像処理方法。
- 請求項1〜4記載の平版印刷版用現像処理方法であって、少なくとも現像部が密閉構造である平版印刷版用現像処理方法。
- 前記現像液の主成分が3〜20質量%の界面活性剤を含み、かつpHが4〜9.5であることを特徴とする請求項1〜5記載の平版印刷版用現像処理方法。
- 前記現像液の成分に1〜10質量%の水溶性樹脂を含むことを特徴とする請求項6記載の平版印刷版用現像処理方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002435A JP5066452B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 平版印刷版用現像処理方法 |
EP09000225.4A EP2078985B1 (en) | 2008-01-09 | 2009-01-09 | Method for developing lithographic printing plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008002435A JP5066452B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 平版印刷版用現像処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009163130A true JP2009163130A (ja) | 2009-07-23 |
JP5066452B2 JP5066452B2 (ja) | 2012-11-07 |
Family
ID=40545862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008002435A Expired - Fee Related JP5066452B2 (ja) | 2008-01-09 | 2008-01-09 | 平版印刷版用現像処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2078985B1 (ja) |
JP (1) | JP5066452B2 (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07244383A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-19 | Konica Corp | 感光性平版印刷版用自動現像機の現像液調液方法 |
JPH09114103A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JP2000241986A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版材の処理装置及び処理方法 |
JP2001092151A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版の製版方法、自動現像機、及び記録媒体 |
JP2001142230A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版の製版方法、加熱装置、及び記録媒体 |
JP2002296799A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JP2006251368A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版処理方法および平版印刷版処理装置 |
JP2007233321A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-09-13 | Fujifilm Corp | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 |
Family Cites Families (87)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE540601A (ja) | 1950-12-06 | |||
US2833827A (en) | 1955-01-17 | 1958-05-06 | Bayer Ag | Tri (3, 5-di lower alkyl-4-hydroxy phenyl)-sulfonium chlorides and method of preparing same |
US2904626A (en) | 1955-05-31 | 1959-09-15 | Rca Corp | Electrical display device |
BE606888A (ja) | 1960-08-05 | 1900-01-01 | ||
US3280734A (en) | 1963-10-29 | 1966-10-25 | Howard A Fromson | Photographic plate |
US3181461A (en) | 1963-05-23 | 1965-05-04 | Howard A Fromson | Photographic plate |
US3479185A (en) | 1965-06-03 | 1969-11-18 | Du Pont | Photopolymerizable compositions and layers containing 2,4,5-triphenylimidazoyl dimers |
US3458311A (en) | 1966-06-27 | 1969-07-29 | Du Pont | Photopolymerizable elements with solvent removable protective layers |
ZA6807938B (ja) | 1967-12-04 | |||
US3604580A (en) | 1969-12-18 | 1971-09-14 | Harold R Geister | Trailer with portable containers |
US3604581A (en) | 1970-01-02 | 1971-09-14 | Burt Van Iperen | Pill dispenser having safety lock |
US3987037A (en) | 1971-09-03 | 1976-10-19 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Chromophore-substituted vinyl-halomethyl-s-triazines |
US3905815A (en) | 1971-12-17 | 1975-09-16 | Minnesota Mining & Mfg | Photopolymerizable sheet material with diazo resin layer |
JPS5549729B2 (ja) | 1973-02-07 | 1980-12-13 | ||
US3902734A (en) | 1974-03-14 | 1975-09-02 | Twm Mfg Co | Frames for axle suspension systems |
JPS50125805A (ja) | 1974-03-19 | 1975-10-03 | ||
GB1512982A (en) | 1974-05-02 | 1978-06-01 | Gen Electric | Salts |
US4069056A (en) | 1974-05-02 | 1978-01-17 | General Electric Company | Photopolymerizable composition containing group Va aromatic onium salts |
JPS51111102A (en) | 1975-03-24 | 1976-10-01 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photosensitive printing plates |
DE2718259C2 (de) | 1977-04-25 | 1982-11-25 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Strahlungsempfindliches Gemisch |
JPS5463902A (en) | 1977-10-31 | 1979-05-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | Method of making offset printing plate |
JPS5512974A (en) | 1978-07-15 | 1980-01-29 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Photosensitive printing plate |
JPS6053300B2 (ja) | 1978-08-29 | 1985-11-25 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性樹脂組成物 |
US4311783A (en) | 1979-08-14 | 1982-01-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Dimers derived from unsymmetrical 2,4,5,-triphenylimidazole compounds as photoinitiators |
JPS5734558A (en) | 1980-08-11 | 1982-02-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | Photosensitive printing plate |
US4491628A (en) | 1982-08-23 | 1985-01-01 | International Business Machines Corporation | Positive- and negative-working resist compositions with acid generating photoinitiator and polymer with acid labile groups pendant from polymer backbone |
US4518676A (en) | 1982-09-18 | 1985-05-21 | Ciba Geigy Corporation | Photopolymerizable compositions containing diaryliodosyl salts |
US4590287A (en) | 1983-02-11 | 1986-05-20 | Ciba-Geigy Corporation | Fluorinated titanocenes and photopolymerizable composition containing same |
JPH0629285B2 (ja) | 1983-10-14 | 1994-04-20 | 三菱化成株式会社 | 光重合性組成物 |
DE3406101A1 (de) | 1984-02-21 | 1985-08-22 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur zweistufigen hydrophilierenden nachbehandlung von aluminiumoxidschichten mit waessrigen loesungen und deren verwendung bei der herstellung von offsetdruckplattentraegern |
JPS60239736A (ja) | 1984-05-14 | 1985-11-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
US4713401A (en) | 1984-12-20 | 1987-12-15 | Martin Riediker | Titanocenes and a radiation-polymerizable composition containing these titanocenes |
JP2525568B2 (ja) | 1985-01-18 | 1996-08-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 光可溶化組成物 |
JPS61169837A (ja) | 1985-01-22 | 1986-07-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光可溶化組成物 |
JPS61169835A (ja) | 1985-01-22 | 1986-07-31 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光可溶化組成物 |
JPH0766185B2 (ja) | 1985-09-09 | 1995-07-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
US4622286A (en) | 1985-09-16 | 1986-11-11 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Photoimaging composition containing admixture of leuco dye and 2,4,5-triphenylimidazolyl dimer |
DE3604580A1 (de) | 1986-02-14 | 1987-08-20 | Basf Ag | Haertbare mischungen, enthaltend n-sulfonylaminosulfoniumsalze als kationisch wirksame katalysatoren |
JPS62212401A (ja) | 1986-03-14 | 1987-09-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光重合性組成物 |
JPH065384B2 (ja) | 1986-06-12 | 1994-01-19 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性印刷版 |
AU599400B2 (en) | 1986-08-01 | 1990-07-19 | Ciba-Geigy Ag | Titanocenes and their use |
JPS6370243A (ja) | 1986-09-11 | 1988-03-30 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
US4760013A (en) | 1987-02-17 | 1988-07-26 | International Business Machines Corporation | Sulfonium salt photoinitiators |
JPH0743536B2 (ja) | 1987-05-29 | 1995-05-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性組成物 |
DE3721741A1 (de) | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Basf Ag | Strahlungsempfindliches gemisch fuer lichtempfindliche beschichtungsmaterialien |
DE3721740A1 (de) | 1987-07-01 | 1989-01-12 | Basf Ag | Sulfoniumsalze mit saeurelabilen gruppierungen |
US5026625A (en) | 1987-12-01 | 1991-06-25 | Ciba-Geigy Corporation | Titanocenes, the use thereof, and n-substituted fluoroanilines |
JPH01152109A (ja) | 1987-12-09 | 1989-06-14 | Toray Ind Inc | 光重合性組成物 |
US4933377A (en) | 1988-02-29 | 1990-06-12 | Saeva Franklin D | Novel sulfonium salts and the use thereof as photoinitiators |
EP0334338A3 (en) | 1988-03-24 | 1990-06-20 | Dentsply International, Inc. | Titanate initiators for light cured compositions |
CA2002873A1 (en) | 1988-11-21 | 1990-05-21 | Franklin Donald Saeva | Onium salts and the use thereof as photoinitiators |
JPH02150848A (ja) | 1988-12-02 | 1990-06-11 | Hitachi Ltd | 光退色性放射線感応性組成物およびそれを用いたパターン形成法 |
US5040237A (en) | 1989-03-31 | 1991-08-13 | E. F. Johnson Company | Method and apparatus for an alternate home channel for a land mobile transmission trunked communication system |
US5041358A (en) | 1989-04-17 | 1991-08-20 | International Business Machines Corporation | Negative photoresist and use thereof |
JPH02296514A (ja) | 1989-05-12 | 1990-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 車両用サスペンション制御装置 |
JP2655349B2 (ja) | 1989-05-18 | 1997-09-17 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JPH04365049A (ja) | 1991-06-12 | 1992-12-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性組成物 |
JP2739395B2 (ja) | 1991-08-19 | 1998-04-15 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版 |
JPH0583588A (ja) | 1991-09-24 | 1993-04-02 | Omron Corp | 画像処理装置 |
JP2907643B2 (ja) | 1992-07-16 | 1999-06-21 | 富士写真フイルム株式会社 | 感光性平版印刷版およびその処理方法 |
JP2929858B2 (ja) | 1992-08-14 | 1999-08-03 | 東洋インキ製造株式会社 | 重合性組成物および重合方法 |
JPH06175553A (ja) | 1992-12-03 | 1994-06-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ホログラム記録媒体及びそれを用いた体積位相型ホログラムの製造方法 |
JPH06175554A (ja) | 1992-12-03 | 1994-06-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 体積位相型ホログラムの製造方法 |
JPH06175564A (ja) | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ホログラム記録材料及びそれを用いた体積位相型ホログラムの製造方法 |
JPH06175561A (ja) | 1992-12-04 | 1994-06-24 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | ホログラム記録媒体及びそれを用いた体積位相型ホログラムの製造方法 |
JPH06348011A (ja) | 1993-06-04 | 1994-12-22 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 光重合性組成物 |
JPH07128785A (ja) | 1993-11-02 | 1995-05-19 | Konica Corp | 画像形成材料及び画像形成方法 |
JPH07140589A (ja) | 1993-11-19 | 1995-06-02 | Konica Corp | 画像形成材料および画像形成方法 |
JP3321288B2 (ja) | 1994-04-25 | 2002-09-03 | 日本ペイント株式会社 | 近赤外光重合性組成物 |
JPH07306527A (ja) | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Konica Corp | 画像形成材料及び画像形成方法 |
JPH08108621A (ja) | 1994-10-06 | 1996-04-30 | Konica Corp | 画像記録媒体及びそれを用いる画像形成方法 |
JP3622063B2 (ja) | 1995-11-20 | 2005-02-23 | 光洋精工株式会社 | 油圧制御弁 |
TW467933B (en) | 1995-11-24 | 2001-12-11 | Ciba Sc Holding Ag | Photopolymerizable compositions comprising borate photoinitiators from monoboranes and the use thereof |
JPH10186678A (ja) | 1996-12-27 | 1998-07-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版の加熱処理方法及び装置 |
JPH10282679A (ja) | 1997-04-08 | 1998-10-23 | Fuji Photo Film Co Ltd | ネガ型感光性平版印刷版 |
SG77689A1 (en) | 1998-06-26 | 2001-01-16 | Ciba Sc Holding Ag | New o-acyloxime photoinitiators |
DK199901098A (da) | 1998-08-18 | 2000-02-19 | Ciba Sc Holding Ag | Sylfonyloximer til i-linie-fotoresists med høj følsomhed og høj resisttykkelse |
JP3030301B1 (ja) | 1999-07-14 | 2000-04-10 | 手賀精工株式会社 | メガネフレ―ム用連結部材 |
JP2001277740A (ja) | 2000-01-27 | 2001-10-10 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版用原版 |
JP2001253181A (ja) | 2000-03-09 | 2001-09-18 | Fuji Photo Film Co Ltd | ポジ型感熱性平版印刷用原板 |
JP2001322365A (ja) | 2000-05-16 | 2001-11-20 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感熱性平版印刷用原板 |
JP4141088B2 (ja) | 2000-05-30 | 2008-08-27 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP4373624B2 (ja) | 2000-09-04 | 2009-11-25 | 富士フイルム株式会社 | 感熱性組成物、それを用いた平版印刷版原版及びスルホニウム塩化合物 |
JP4202589B2 (ja) | 2000-10-11 | 2008-12-24 | 富士フイルム株式会社 | 平版印刷版原版 |
JP2002328465A (ja) | 2001-04-27 | 2002-11-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版原版 |
EP1696275B1 (en) * | 2005-02-23 | 2014-04-02 | FUJIFILM Corporation | Method for replenishing development replenisher in automatic developing machine for photosensitive lithographic printing plate precursor and automatic photosensitive lithographic printing plate precursor developing machine |
JP2008233660A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Fujifilm Corp | 浸漬型平版印刷版用自動現像装置およびその方法 |
-
2008
- 2008-01-09 JP JP2008002435A patent/JP5066452B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-01-09 EP EP09000225.4A patent/EP2078985B1/en not_active Not-in-force
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07244383A (ja) * | 1994-03-02 | 1995-09-19 | Konica Corp | 感光性平版印刷版用自動現像機の現像液調液方法 |
JPH09114103A (ja) * | 1995-10-24 | 1997-05-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JP2000241986A (ja) * | 1999-02-17 | 2000-09-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光性平版印刷版材の処理装置及び処理方法 |
JP2001092151A (ja) * | 1999-09-20 | 2001-04-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版の製版方法、自動現像機、及び記録媒体 |
JP2001142230A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-25 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版の製版方法、加熱装置、及び記録媒体 |
JP2002296799A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Fuji Photo Film Co Ltd | 感光材料処理装置 |
JP2006251368A (ja) * | 2005-03-10 | 2006-09-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | 平版印刷版処理方法および平版印刷版処理装置 |
JP2007233321A (ja) * | 2006-02-01 | 2007-09-13 | Fujifilm Corp | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2078985A1 (en) | 2009-07-15 |
EP2078985B1 (en) | 2014-07-02 |
JP5066452B2 (ja) | 2012-11-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009058750A (ja) | 平版印刷版用現像装置 | |
JP5309255B2 (ja) | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 | |
JP2009047927A (ja) | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 | |
JP4900913B2 (ja) | 平版印刷版の製版方法 | |
US7997814B2 (en) | Dipping-type automatic developing apparatus and method for lithographic printing plates | |
JP5449866B2 (ja) | 平版印刷版原版及び平版印刷版の作製方法 | |
JP5579217B2 (ja) | 平版印刷版原版 | |
JP5593262B2 (ja) | 平版印刷版原版及びその製造方法 | |
CN110891797B (zh) | 平版印刷版的制作方法 | |
JP4940174B2 (ja) | 平版印刷版用自動現像装置 | |
JP5525873B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP6621961B2 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP5066452B2 (ja) | 平版印刷版用現像処理方法 | |
JP2009229771A (ja) | 平版印刷版用自動現像方法 | |
JP2009216926A (ja) | 平版印刷版用自動現像装置 | |
JP2009058824A (ja) | 現像処理方法 | |
JP2009086312A (ja) | 浸漬型平版印刷版用自動現像装置およびその方法 | |
WO2019064974A1 (ja) | 平版印刷版原版、及び、平版印刷版の作製方法 | |
WO2020022071A1 (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
WO2023165919A1 (en) | Method and apparatus for processing a lithographic printing plate precursor | |
JP2009175339A (ja) | 平版印刷版原版の処理方法及び平版印刷版原版の自動現像機 | |
JP2011090294A (ja) | 平版印刷版の作製方法 | |
JP2008145983A (ja) | 平版印刷版用現像処理液及び平版印刷版の製版方法 | |
JP2009075444A (ja) | 平版印刷版原版の処理方法 | |
JP2009175340A (ja) | 平版印刷版原版の処理方法及び平版印刷版原版の自動現像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100714 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20111216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120131 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20120206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120717 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120813 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5066452 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |