JP2009117103A - 鉛電池用鉛基合金基板の製造方法 - Google Patents

鉛電池用鉛基合金基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】機械的強度、耐食性、耐グロス性に優れる鉛電池用鉛基合金基板の製造方法を提供する。
【解決手段】カルシウムを0.06質量%以下含むPb−Ca系合金基板に熱処理を施す鉛電池用鉛基合金基板の製造方法において、前記熱処理を2段階に分けて施し、第1段階の熱処理は40℃以上110℃以下の温度で施し、第2段階の熱処理は90℃以上140℃以下の温度で施し、かつ第1段階の熱処理は第2段階の熱処理よりも低い温度で施す鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。第1段階の低温熱処理で析出物の核となる前駆体を生成させ、第二段階の高温熱処理で前駆体を析出物に成長させるので析出が微細に且つ迅速に進み、Caの含有量が0.06質量%以下と低いにも係わらず、高強度の基板が得られ、活物質塗布時の変形が防止できる。また本発明で用いるPb−Ca系合金はCaの含有量が少ないため耐食性および耐グロス性に優れ、長寿命である。
【選択図】なし

Description

本発明は、自動車用の液式電池やシ−ル式電池、産業用のサイクルユ−ス用電池、スタンバイ用の液式電池やシ−ル式電池、捲回式の円筒型電池などの基板に適した、機械的強度、耐食性および耐グロス性に優れる鉛電池用鉛基合金基板の製造方法に関する。
自動車用鉛電池は、装備の増加と無駄な空間の排除から益々高温になるエンジンルーム内に配置され、しかも常時過充電状態に置かれるため、他の鉛電池に較べて寿命が短かったが、さらにメンテナンスフリ−化を目的に、従来のPb−Sb系合金基板がPb−Ca系合金基板に置き換えられたため、正極格子が腐食やグロス(伸びによる変形)を起こし易くなり寿命が一層短くなった。
前記腐食やグロスはPb−Ca系合金基板のCa量を減らすことで改善されるが、Ca量を減らすと、PbCaや(Pb,Sn)CaなどのCaを含む金属間化合物が減少して基板の強度が低下し、活物質ペ−ストを充填する際に基板が変形するなどの問題が生じた。
そこで、Pb−Ca−Sn系合金のCa量を減らし(0.09質量%→0.060%→0.040%)、その代わりにBaやAgを添加して強度向上を図る試みがなされているが、十分な機械的強度が得られていない。
また、Pb−Ca−Sn系合金の強度を自然時効により改善する方法(非特許文献1)は、Ca量が0.065質量%の合金では所要強度(硬さ)を得るのに24時間、0.045質量%の合金では14日間、0.025質量%の合金では60日間を要し、Ca量が少ない合金は自然時効に時間が掛かり過ぎて実用性に欠けた。
さらに、Pb−0.02〜0.06%Ca−Sn−Ag合金に100℃、3時間の人工時効を施す方法(特許文献1)、およびPb−0.02〜0.05質量%Ca−Sn−Ba−Al合金に、基板鋳造後1000時間以内に、80〜150℃で0.5〜10時間の熱処理を施す方法(特許文献2)が提案されたが、これらの方法は機械的強度のバラツキが大きく、人工時効が有効な場合とそうでない場合があり、工場の安定操業の点に問題があった。
R.D.Prengaman,J.Power.Sources95(2001)226 特表2004−527066 WO03/088385Al
このようなことから、本発明者等は、Ca量を減らしたPb−Ca−Sn系合金基板の機械的強度の向上を目的に、Pb−Ca−Sn系合金の指差走査熱量を測定し、これを精査して、従来公知のピ−クよりも低い温度域で発熱過程と思われる広範囲に亘るブロ−ドな領域が存在し、この領域は析出物の核となる前駆体の析出反応によるものでり、析出物はこの前駆体を核として成長するものと考えた。そしてこの考えに基づいて、第1段階の熱処理を低温で施して前駆体の生成を促し、その後、第2段階の熱処理を高温で施して析出相を成長させることを試み、その結果、機械的強度を速やかに高めることに成功した。
従来、人工時効(熱処理)は、鋳造後の冷却で過飽和固溶体となった母相から(Pb、Sn)Caなどの金属間化合物が徐々に析出する自然時効を温度加速したものと考えられていた。また前記前駆体はアルミ合金におけるGPゾ−ンや中間相析出物に相当するものと考えられるが、鉛合金ではこれらの存在を明確に示した報告は見当たらない。
本発明は、機械的強度、耐食性および耐グロス性に優れる鉛電池用鉛基合金基板の製造を目的とする。
請求項1記載発明は、カルシウムを0.06質量%以下含むPb−Ca−Sn系合金基板に熱処理を施す鉛電池用鉛基合金基板の製造方法において、前記熱処理を2段階に分けて施し、第1段階の熱処理は40℃以上110℃以下の温度で施し、第2段階の熱処理は90℃以上140℃以下の温度で施し、かつ第1段階の熱処理は第2段階の熱処理よりも低い温度で施すことを特徴とする鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
請求項2記載発明は、前記第1段階の熱処理を0.5時間以上、第2段階の熱処理を0.5時間以上10時間以下施すことを特徴とする請求項1記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
請求項3記載発明は、前記第1段階の熱処理前に少なくとも自然時効を行うことを特徴とする請求項1または2記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
請求項4記載発明は、前記Pb−Ca−Sn系合金が、0.02質量%以上0.05質量%未満のカルシウム、0.4質量%以上2.5質量%以下の錫、0.005質量%以上0.04質量%以下のアルミニウム、0.002質量%以上0.014質量%以下のバリウムを含み、残部が鉛と不可避不純物からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
請求項5記載発明は、前記Pb−Ca−Sn系合金が、0.02質量%以上0.05質量%未満のカルシウム、0.4質量%以上2.5質量%以下の錫、0.005質量%以上0.04質量%以下のアルミニウム、0.002質量%以上0.014質量%以下のバリウムを含み、さらに0.005質量%以上0.070質量%以下の銀、0.01質量%以上0.10質量%以下のビスマス、0.001質量%以上0.050質量%以下のタリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素を含み、残部が鉛と不可避不純物からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
請求項6記載発明は、前記鉛電池用鉛基合金基板を、重力鋳造方式、連続鋳造方式、圧延方式のいずれかの方式で製造することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法である。
本発明では、Pb−Ca−Sn系鉛基合金基板に、熱処理を2段階に分けて施し、第1段階の低温熱処理で析出物の核となる前駆体を生成させ、第二段階の高温熱処理で前駆体を析出物に成長させるので析出が微細に且つ迅速に進み、Caの含有量が0.06質量%以下と低いにも係わらず、高強度の基板が得られ、活物質塗布時の変形が防止できる。また本発明で用いるPb−Ca系合金はCaの含有量が少ないため耐食性および耐グロス性に優れ、長寿命である。
本発明はCa、Sn、Al、Baを適量含む鉛基合金基板、或いは前記鉛基合金にさらにAg、Bi、Tlからなる群から選ばれる少なくとも1種を適量含む鉛基合金基板においてその効果が大きい。また本発明では、重力鋳造方式、連続鋳造方式、圧延方式などの従来の鉛基合金基板の製造方法が適用できる。
本発明において、Pb−Ca−Sn系合金基板のCa量を0.06質量%以下に規定する理由は、Ca量が0.06質量%を超えると基板の耐食性および耐グロス性が十分に得られないためである。Caの好ましい含有量は0.05質量%未満である。
本発明において、第1段階の熱処理温度を40℃以上110℃以下に規定する理由は、40℃未満では前駆体の生成が加速されず、110℃を超えると実質的に前駆体が生成せず、いずれの場合も第2段階熱処理での析出物の成長、それに伴う強度向上効果が十分に得られないためである。前記前駆体の生成挙動は指差走査熱量測定結果から裏付けられている。
前記第1段階の熱処理時間は、0.5時間未満では前駆体の生成が不十分で強度向上効果が十分に得られないので0.5時間以上が望ましい。熱処理時間は生産性を考慮して0.5時間以上の時間で適宜調整するが、15時間以上に及ぶと前駆体の一部が粗大な析出物となり過時効の様相を呈する場合があるので15時間未満が望ましい。
本発明において、第2段階の熱処理温度を90℃以上140℃以下に規定する理由は、90℃未満では析出物の成長が遅く、140℃を超えると析出物が粗大化して、いずれの場合も強度が十分向上しなくなるためである。
前記第2段階の熱処理時間は、0.5時間未満では析出物が十分成長せず、10時間を超えると析出物が粗大化していずれの場合も十分な機械的強度が得られない。従って0.5時間以上10時間以下が望ましい。
本発明において、第1段階の熱処理を第2段階の熱処理より低い温度で施す理由は、第1段階の熱処理温度が第2段階の熱処理温度より高いと、前駆体が十分に生成せず、第2段階熱処理での析出強化が十分に得られないためである。なお、第1段階の熱処理前に自然時効を行うことで強度向上効果がより発現し、自然時効の好ましい時間は0.5時間以上で、その上限は3時間程度で十分でありそれ以上実施しても効果の向上はあまりない。
本発明は、前記鉛基合金が、0.02質量%以上0.05質量%未満のカルシウム、0.4質量%以上2.5質量%以下の錫、0.005質量%以上0.04質量%以下のアルミニウム、0.002質量%以上0.014質量%以下のバリウムを含み、残部が鉛と不可避不純物からなる鉛基合金の場合において、その2段階熱処理による強度向上効果が、特に良好に発現する。
前記鉛基合金において、Caは鉛基合金の機械的強度を高める。Ca量が0.02質量%未満ではその効果が十分に得られず、0.05質量%以上では、この組成の合金の場合、耐食性が損なわれる。この合金におけるCaのより好ましい含有量は0.03質量%以上0.045質量%以下である。
Snは、鉛基合金の湯流れ性と機械的強度を向上させる。またSnが格子界面に溶出して腐食層にドープされると半導体効果が生じて基板の導電性が向上する。Snの含有量が0.4質量%未満ではその効果が十分に得られず、耐食性も低下する。2.5質量%を超えると鉛基合金の結晶が粗大化し、見掛けの腐食以上に粒界腐食が進行する虞がある。より好ましいSnの含有量は0.6質量%以上2.5質量%以下である。
Alは、溶湯の酸化によるCaとBaの損失を抑制する。Alの含有量が0.005質量%未満ではその効果を十分に得られず、0.04質量%を超えるとドロスとして析出し易くなり湯流れ性が低下する。
Baは、鉛基合金の機械的強度と耐食性を向上させる。Baの含有量が0.002質量%未満ではその効果が十分に得られず、0.014質量%を超えると耐食性が急激に低下する。より好ましいBaの含有量は0.002質量%以上0.010質量%以下である。
前記鉛基合金にさらに、Ag、Bi、Tlの群のうちから選ばれる少なくとも1種を適量含有させることにより機械的強度或いは高温でのクリープ特性(耐グロス性)が向上する。
Agは、機械的強度、特に高温での耐クリープ特性を著しく高める。Agの含有量が0.005質量%未満ではその効果が十分に得られず、0.070質量%を超えると鋳造時クラックが発生する虞がある。より好ましい含有量は0.01質量%以上0.05質量%以下である。
Biは、機械的強度向上に寄与する。その効果はAgより劣るが、Agに較べて低価格のため経済的である。Bi含有量が0.01質量%未満ではその効果が十分に得られず、0.10質量%を超えると耐食性が低下する。より好ましい含有量は0.03質量%以上0.05質量%以下である。
Tlは、機械的強度向上に寄与する。Tlは低価格なため経済的である。Tl含有量が0.001質量%未満ではその効果が十分に得られず、0.050質量%を超えると耐食性が低下する。より好ましい含有量は0.005質量%以上0.05質量%以下である。
本発明において、鉛基合金基板の製造には、重力鋳造、連続鋳造、圧力鋳造、圧延加工が好適であり、これらのどれを用いても機械的強度、耐食性、耐グロス性に優れる鉛基合金基板が得られる。なお、本発明は鉛基合金基板以外の鉛部品に適用しても同様の効果が得られる。
表1に示す鉛基合金A〜Hの溶湯をブックモ−ルド法により重力鋳造して長さ200mm、幅15mm、厚み1.5mmの短冊サンプルを毎分15枚の速度で作製し、得られたサンプルに熱処理を2段階に分けて施して鉛電池用鉛基合金基板を製造した。第1、第2段階の各熱処理は本発明規定内条件で施した。鋳造後から熱処理開始までの時間(自然時効時間)は種々に変化させた。
得られた鉛基合金基板について、マイクロビッカ−ス圧子により硬さを測定した。測定条件は、荷重25gf、荷重保持時間15秒である。硬さが12以上のものを機械的強度が優れると判定した。
[比較例1]
第1段階の熱処理を本発明規定値外の条件で施した他は、実施例1と同じ方法により鉛電池用鉛基合金基板を製造し、実施例1と同じ方法により硬さを測定した。
[比較例2]
第1段階の熱処理を施さなかった他は、実施例1と同じ方法により鉛電池用鉛基合金基板を製造し、実施例1と同じ方法により硬さを測定した。
実施例1および比較例1、2の測定結果を表2に示す。
表2から明らかなように、本発明例のNo.1〜21は、いずれも硬さが12以上で機械的強度が優れた。これは第1、2段階の熱処理を適正な条件で施したためCaを含む析出物の前駆体が良好に生成し、これが析出物として良好に成長したためである。機械的強度に及ぼすCaの効果(No.1、2比較)、Baの効果(No.2、3比較)、Ag、Bi、Tlの効果(No.6〜8など)などが認められる。
表2のNo.16〜21から、自然時効時間は3時間までは硬さが徐々に増加するが、それ以上の時間では飽和することが判る。そして、好ましくは0.5時間以上が好ましいく、更に生産性を考慮すれば上限は3時間程度が適当と考えられるも、上限はそれ以上でも構わない。
これに対し、比較例1のNo.22、23は第1段階の熱処理温度が本発明規定値外のため、No.24は第1段階の熱処理を施さなかったため、いずれも機械的強度が低下した。これは前駆体が良好に生成されなかったためである。
本発明例のサンプル(実施例1のNo.1〜21)および従来の鉛基合金(Pb−0.07質量%Ca−1.0質量%Sn−0.01質量%Al合金)基板について、耐食性および高温クリープ特性を調べた。
耐食性は、サンプルを比重1.280(20℃)、温度60℃の希硫酸水溶液中で720時間、1350mV(vs、Hg/HgSO)の定電位で陽極酸化させた後、サンプルの単位面積あたりの腐食減量を測定して調べた。その結果、本発明例のサンプルは、いずれも腐食減量が20mg/cm以下で耐食性が優れた。
また高温クリープ特性は、サンプルに16.5MPaの荷重を掛けた後100℃に昇温して破断するまでの時間を測定して調べた。その結果、本発明例のサンプルはいずれも破断するまでの時間が25時間以上で高温クリープ特性(耐グロス性)が優れた。
これに対し、従来の鉛基合金は、Caが0.07質量%と多いため、腐食減量が35mg/cm、破断するまでの時間が14時間で耐食性および高温クリープ特性(耐グロス性)が劣った。なお、従来の鉛基合金の場合は、熱処理は70℃で1時間、その後120℃で3時間と2回実施した場合も、120℃で3時間の1回実施と硬さは殆ど変わらなく、2段階熱処理による向上はなかった。もっとも、従来の鉛基合金は、硬さに関しては120℃での熱処理を1回実施すれば十分な硬さが得らてはいる。

Claims (6)

  1. カルシウムを0.06質量%以下含むPb−Ca−Sn系合金基板に熱処理を施す鉛電池用鉛基合金基板の製造方法において、前記熱処理を2段階に分けて施し、第1段階の熱処理は40℃以上110℃以下の温度で施し、第2段階の熱処理は90℃以上140℃以下の温度で施し、かつ第1段階の熱処理は第2段階の熱処理よりも低い温度で施すことを特徴とする鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
  2. 前記第1段階の熱処理を0.5時間以上、第2段階の熱処理を0.5時間以上10時間以下施すことを特徴とする請求項1記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
  3. 前記第1段階の熱処理前に少なくとも自然時効を行うことを特徴とする請求項1または2記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
  4. 前記Pb−Ca−Sn系合金が、0.02質量%以上0.05質量%未満のカルシウム、0.4質量%以上2.5質量%以下の錫、0.005質量%以上0.04質量%以下のアルミニウム、0.002質量%以上0.014質量%以下のバリウムを含み、残部が鉛と不可避不純物からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
  5. 前記Pb−Ca−Sn系合金が、0.02質量%以上0.05質量%未満のカルシウム、0.4質量%以上2.5質量%以下の錫、0.005質量%以上0.04質量%以下のアルミニウム、0.002質量%以上0.014質量%以下のバリウムを含み、さらに0.005質量%以上0.070質量%以下の銀、0.01質量%以上0.10質量%以下のビスマス、0.001質量%以上0.050質量%以下のタリウムからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素を含み、残部が鉛と不可避不純物からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
  6. 前記鉛電池用鉛基合金基板を、重力鋳造方式、圧力鋳造方式、連続鋳造方式、圧延方式のいずれかの方式で製造することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鉛電池用鉛基合金基板の製造方法。
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