JPS58204165A - 鉛合金部材の製造法 - Google Patents

鉛合金部材の製造法

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JPS58204165A
JPS58204165A JP8819782A JP8819782A JPS58204165A JP S58204165 A JPS58204165 A JP S58204165A JP 8819782 A JP8819782 A JP 8819782A JP 8819782 A JP8819782 A JP 8819782A JP S58204165 A JPS58204165 A JP S58204165A
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JP
Japan
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alloy
corrosion resistance
heat treatment
casting
lead
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Pending
Application number
JP8819782A
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English (en)
Inventor
Sadao Fukuda
貞夫 福田
Hidemi Fukunaga
福永 秀美
Katsuhiro Takahashi
勝弘 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、機械的強度および耐食性を必要とする分野で
使用する鉛合金部材、特に鉛蓄電池の格子あるいは極柱
などに使用する鉛合金部材の製造法に関する。
従来の鉛蓄電池には鉛(pb)−アンチモン(sb)系
合金およびpb−カルシウム(Ca )系合金、例えば
Pb −Ca−スズ(Sn)合金が主として使用されて
いる。これらの合金には一長一短があるが、近年のメン
テナンスフリー化の要請には、水素過電圧の大きいPb
 −Ca −Sn合金が適しており、急激2″− にこの合金の使用が増大している。
また最近のエネルギー事情あるいは資源事情などから、
鉛蓄電池の小形1全量化あるいは長寿命化も要く要望さ
れている。小形軽量化をはかるためには使用する材料の
利用率の向上が有効で、特に活物質の利用率の向上と、
格子体の有効利用、いいかえると、できるだけ少ない格
子体で格子体の役割りを果たすことが重要である。格子
体については、現状では腐食があり、次第に格子体の役
割を果たさなくなるため、電池の充放電反応に直接作用
しないにも拘わらず、格子体は極板金体の30〜50重
量%を占めている。この比率を小さくすることにより電
池を小形軽量化できることになるが、現状の鉛合金では
、耐食性あるいは機械的強度の点において、これ以下に
することは困難である。
また鉛蓄電池の寿命の要因の大きなものの1つとして正
極格子の腐食がある。さらに寿命を改善するためには、
鉛合金の耐食性を向上しなければならない。この腐食は
静置腐食とともに応力腐食3ベーミ゛ であるので、この応力腐食を改善するためには、格子体
の機械的強度を向上することも有効な手段の1つそある
従来までのPb−Ca系合金の製造法は、溶融状態の鉛
合金を所定の形状を有した鋳型中に注入した後、取り出
し、水あるいは大気により急冷している。これはそのつ
ぎの工程での作業を行いやすくさせるためである。また
意識的に急冷しなくても通常の形状であれば、7〜8分
以内に大気温度まで冷却する。これらの給合金はこのま
までは機械的強度が小さいだめ熱処理を行っている。熱
処理条件は、一般的には50〜1B’O℃で数時間であ
る。この熱処理により機械的強度は改善できるが、耐食
性は劣化する。
以上のように、鉛蓄電池をさらに小形軽量化し、長寿命
化するには、鉛合金の機械的強度と、耐食性を向上する
必要がある。
Pb−Ca系合金に限らず、はとんどの合金の耐食性は
、合金の金属組織に影響する。この金属組織は合金の組
成の他に、合金の製造条件にも影響される。特に鋳造条
件あるいは熱処理条件、さらには機械的加工条件などに
影響される。一般的には、鋳造温度が高い場合および熱
処理を行うと耐食性は劣化する。しかし格子の役割の1
つは活物質を保持することであり、そのだめには機械的
強・度が大きいことが必要に々るので、熱処理により耐
食性は低下するが、機械的強度の改善を行っている。
本発明者らは、Pb−Ca−3n合金などのPb−Ca
系合金の機械的強度と耐食性改善のために、特に鉛合金
の熱管理に注目して種々検討した結果、有効な方法を見
出した。
本発明の方法は、所定の温度(一般的には400〜65
0℃)に加熱溶融した合金を、所定の温度(120〜2
oo℃)に加熱した所定の形状の鋳型に注入し、取り出
した後、水あるいは大気などにより急冷することなく、
6o〜180℃の雰囲気に最低1o分間保った後に冷却
し、その後60〜180℃で再び熱処理することを特徴
とする。
5ベーニゾ 本発明の処理により、機械的強度はもちろんのこと、耐
食性も向上する。従来法であれば、熱処理することによ
り耐食性は劣化するが、本発明法によれば、逆に耐食性
は向上する。従って本発明による合金は鉛蓄電池に使用
するのに非常に有効である。
さらに、これらの合金を圧延した場合、従来法によるも
のでは、耐食性に大きく劣化するが、本身発明品におい
ても無圧延に比較して耐食性は劣化するが、その劣化の
程度は、従来品より小さい長所もある。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 鉛合金はPb−0,1%Ca−0,6%Sn合金を使用
した。なお、他の金属を添加しても、合金組成による性
質の差は認められるが、本発明によるものと従来方法に
よるものとの特性差はPb−Ca系合金であれば明瞭に
生じたので、上記合金を代表例とした。
上記の合金を酸素とできるだけ接触しないよう6’ニー
: にして約450℃に加熱して溶融し、これを所定の形状
を有した鋳型に注入した。鋳型は約160℃に保持した
。注入後鋳型から取り出し、つぎのような処理を行7た
。その1つは約2o℃の水で冷却し、他は30℃、60
℃、80℃、130℃。
18.0℃、21o℃の各雰囲気中に直ちに入れ、5分
間〜48時間保熱(第1回目熱処理)した後冷却した。
次にこれらを30〜210℃の雰囲気中で再び保熱(第
2回目熱処理)しだ。なおこの保熱時間も5分間〜48
時間とした。
これらの試片について、機械的性質の一つである抗折力
と、耐食性を測定した。耐食性は、対極として純鉛板、
電解液として比重1.28の硫酸を使用し、1oWA/
Cdの定電流で酸化した後、その酸化物を除去し、重量
減を測定し、この重量減で評価した。
その結果、鋳造後急冷しだものを熱処理すると、間板上
保熱し、冷却した後、再び熱処理を行うと、了べ一巳゛ 急冷品より抗折力がやや向上し、耐食性はその熱処理温
度が60〜180’Cで向上することが明らかになった
第1図は結果の例を示す。すなわち第1回目の熱処理条
件が20℃水冷のもの、及び3o℃〜210℃で5分間
以上熱処理し冷却したものについて、第2回目の熱処理
を13o℃で24時間熱処理を行った時の抗折力と、第
1回目の熱処理温度との関係を示す。図中曲線1は第1
回目の熱処理時間5分間、2は10分間、3は48時間
のものを示す。この図から第1回目の熱処理温度210
℃のものを除くと、抗折力は水冷品よりやや大きくなる
ことがわかる。
第2図は第1図と同条作品の酸化重量減と第2回目熱処
理温度との関係を示す。図中曲線4は第1回目熱処理時
間6分間、5は10分間、6は48時間のものを示す。
この図から水冷品に比較すると、第1回目熱処理は50
℃〜18o℃で10分間以上行うと耐食性が大きく向上
することがわかる0 第3図は、第1回目の熱処理を行い冷却した後、3o℃
〜210℃の温度で24時間熱処理を行った部材につい
て、酸化重量減と第1回目熱処理温度との関係を示す。
図中曲線7は水冷品、8は第1回目熱処理を50℃で5
分間行っだもの、9は50℃で10分間、1oは80℃
で48時間、11は180’Cで48時間行っだ部材に
ついて示す。
この図から水冷品は熱処理を行うと耐食性は低下するが
、第1回目熱処理を5C)Cで10分間以上行った部材
は1.第2回目熱処理を60〜18o℃の範囲で行えば
その耐食性が大きく向上することが明らかである。
以上のように鋳造後急冷することなく、50〜180℃
で10分間以上保熱し、冷却した後、6゜〜180℃で
再度熱処理を行うことにより、急冷品に比較して、機械
的強度を劣化することなく、耐食性を大きく向上できる
ことがわかる。
実施例2 実施例1で作製した部材を圧延し、その酸化重量減を実
施例1と同じ方法で測定した。その結果9 ベージ 水冷品を熱処理したものと同様に、圧延すると耐食性は
低下するが、実施例1において効果のあった部材では、
耐食性低下の度合が小さくなった。
以下にその例枡す。
温度160℃で鋳造し、水冷したものと、水冷せずに5
0Cで5分間、50℃で10分間、18゜℃で48時間
それぞれ保熱し、冷却した後、1o。
℃で24時間熱処理し、これを圧延した。この圧延は(
圧延前の厚さ/圧延後の厚さ)X100%で、11o〜
5ooq6まで行った。2れらの部材について酸化重量
減を測定した。その結果を第4図に示す。第4図におい
て曲線12は水冷品、13は第1回目熱処理を50℃、
5分間、14は50℃、10分間、15は180℃、4
8□時間行った部材の結果を示す。又酸化減量比は圧延
率1o。
係のものを1ooとして表した。この図から鋳造後急冷
しだ部材に比較して、急冷することなく保熱し、冷却し
た後再度熱処理すると、圧え後の耐食性の低下度合を小
さくできることが明らかである。従って本発明による合
金部材は、圧延などの10ベシ 加工をする用途にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1回目熱処理条件と抗折力との関係を示す図
、第2図は第1回目熱処理条件と酸化重量減との関係を
示す図、第3図は第2回目熱処理条件と酸化減量との関
係左足す図、第4図は圧延率と酸化重量減比率との関係
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鉛−カルシウム系合金を所定の形状に鋳造した後、急冷
    するととft < −、s o〜180℃の温度で10
    分間以上保熱し、ついで冷却した後、50〜180℃の
    温度で再度保熱することを特徴とする鉛合金部材の製造
    法・
JP8819782A 1982-05-24 1982-05-24 鉛合金部材の製造法 Pending JPS58204165A (ja)

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JPS58204165A true JPS58204165A (ja) 1983-11-28

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009117103A (ja) * 2007-11-05 2009-05-28 Furukawa Battery Co Ltd:The 鉛電池用鉛基合金基板の製造方法
CN108950442A (zh) * 2018-10-31 2018-12-07 湖南丰日电源电气股份有限公司 一种板栅界面时效处理方法

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