JP2009105848A - 論理ゲート及びこれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents

論理ゲート及びこれを用いた半導体集積回路装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、調整容易な構成で、所望のヒステリシス特性を得ることができる論理ゲートを提供することを目的とする。
【解決手段】PチャネルMOSトランジスタMP1、MP11、MP12、MP21、MP22とNチャネルMOSトランジスタMN1、MN11、MN12、MN21、MN22を有するCMOS回路10〜14を含んだ論理ゲートであって、
前記PチャネルMOSトランジスタ及び/又は前記NチャネルMOSトランジスタのソース又はドレインに直列接続された抵抗成分を有する素子R1〜R8と、
該抵抗成分を有する素子R1〜R8に並列に接続されたスイッチング素子MP3、MN3、MP4、MN4、MP14、MN14、MP24、MN24と、
前記CMOS回路の出力信号に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御するスイッチング制御回路20、21、22と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、論理ゲート及びこれを用いた半導体集積回路装置に関し、特に、CMOS回路を含んだ論理ゲート及びこれを用いた半導体集積回路装置に関する。
従来から、PチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとNチャネルMOSトランジスタを相補的に組み合わせ、論理回路素子のインバータを構成したCMOS(Complementary MOS、相補型MOS)インバータ回路が知られている。
図8は、従来から用いられているCMOSインバータ回路を示した図である。図8において、PチャネルMOSトランジスタMP50とNチャネルMOSトランジスタMN50のゲート同士が接続されて共通の入力部Aを構成しており、ドレイン同士が接続されて共通の出力部Yを構成している。また、PチャネルMOSトランジスタMP50のソースは電源Vddに接続されており、NチャネルMOSトランジスタMN50のソースはグランドGNDに接続されている。
図8に示すCMOSインバータ回路において、入力部AにL(ロー)レベルの電圧信号が入力されたときには、PチャネルMOSトランジスタMP50がオンし、出力部Yには、電源電圧Vddが出力されるので、H(ハイ)レベルの信号が出力される。一方、入力部AにHレベルの電圧信号が入力されたときには、NチャネルMOSトランジスタMN50がオンするので、出力部Yは接地され、Lレベルの信号が出力される。このように、図8に示すCMOSインバータ回路により、入力信号を反転出力することができ、論理回路のインバータ素子(NOTゲート)として機能させることができる。
図9は、図8に示した従来のCMOSインバータ回路の、入力電圧に対する出力電圧の関係特性を示した図である。図9において、横軸は入力部Aに入力される入力電圧Vin〔V〕、縦軸は出力部Yから出力される出力電圧Vout〔V〕を示している。上述のように、入力部Aに入力される入力電圧がLレベルのときは、出力部Yから出力される出力電圧VoutはHレベルの電圧が出力され、入力電圧Vinが電源電圧Vddの略半分の大きさを超えてHレベルとなったときに、出力切り替わりの閾値を超え、出力電圧VoutはLレベルに切り替わる電圧特性となっている。これにより、インバータとしての機能を果たすことができる。
なお、このようなインバータ回路において、第1の相補型MOSトランジスタで形成されるインバータ回路を、前記第1の相補型MOSトランジスタに夫々並列に接続された同極性の第2の相補型MOSトランジスタと前記インバータ回路の出力レベルに対応して前記第2の相補型MOSトランジスタのスイッチングを行う切換手段を備え、前記第1および第2の相補型MOSトランジスタに共通に直列に接続された同極性の第4の相補型MOSトランジスタを有し該第4の相補型MOSトランジスタを前記インバータ回路の入力レベルに対応してスイッチングするようにしたヒステリシス回路が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭54−74353号公報
しかしながら、上述の図8及び図9に示した従来技術の構成では、図9の入出力電圧特性に示したように、ヒステリシス特性が無く、閾値付近で出力電圧が急激に切り替わる特性を示しているため、切り替わり時にチャタリング等が起きるという問題があった。つまり、図9の入出力特性において、入力部Aに入力された入力電圧Vinが、Lレベルから上昇して電源電圧Vddの略半分の大きさの閾値電圧に到達したときに、急激に出力電圧VoutはHレベルからLレベルに切り替わる急峻な入出力特性を示しており、入力電圧VinがHレベルからLレベルに変化するときも同様に、出力電圧VoutはLレベルから閾値電圧付近で急激にHレベルに切り替わる電圧特性を示している。この特性によれば、ヒステリシスの無い電圧変化特性であるため、切り替わり時にチャタリング等が生じ易く、ロジック回路の誤動作を招くおそれがあった。
また、上述の特許文献1に記載の構成によれば、総ての回路素子がMOSトランジスタで構成されているため、ヒステリシスの電圧幅が大きくなり、小さなヒステリシスを作るのが難しいという問題があった。また、ヒステリシスの微調整を行いたい場合にも、MOSトランジスタの特性を変える設計変更が必要とされるため、調整が難しいという問題があった。
そこで、本発明は、調整容易な構成で、所望のヒステリシス特性を得ることができる論理ゲートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る論理ゲートは、PチャネルMOSトランジスタ(MP1、MP11、MP12、MP21、MP22)とNチャネルMOSトランジスタ(MN1、MN11、MN12、MN21、MN22)を有するCMOS回路(10〜14)を含んだ論理ゲートであって、
前記PチャネルMOSトランジスタ(MP1、MP11、MP12、MP21、MP22)及び/又は前記NチャネルMOSトランジスタ(MN1、MN11、MN12、MN21、MN22)のソース又はドレインに直列接続された抵抗成分を有する素子(R1〜R8)と、
該抵抗成分を有する素子(R1〜R8)に並列に接続されたスイッチング素子(MP3、MN3、MP4、MN4、MP14、MN14、MP24、MN24)と、
前記CMOS回路(10〜14)の出力信号に応じて、前記スイッチング素子(MP3、MN3、MP4、MN4、MP14、MN14、MP24、MN24)をスイッチング制御するスイッチング制御回路(20、21、22)と、を有することを特徴とする。
これにより、CMOS回路の出力信号に応じて、論理ゲートの閾値電圧が変化する電圧特性とすることができ、チャタリング等が生じにくい論理ゲートとすることができる。
第2の発明は、第1の発明に係る論理ゲートにおいて、
前記スイッチング制御回路(20、21、22)は、前記CMOS回路(10〜14)の入力信号と同相の信号で前記スイッチング素子(MP3、MN3、MP4、MN4、MP14、MN14、MP24、MN24)を制御することを特徴とする。
これにより、HレベルをLレベルに反転する閾値電圧を上げ、LレベルをHレベルに反転する閾値電圧を下げることができ、ヒステリシスを有する電圧特性を得ることができるので、チャタリング等が生じにくい論理ゲートとすることができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る論理ゲートにおいて、
前記抵抗成分を有する素子(R1〜R8)は、抵抗器又はMOSトランジスタであることを特徴とする。
これにより、抵抗器を用いて簡素な構成でヒステリシス回路を実現することができる。また、MOSトランジスタのオン抵抗を利用することにより、抵抗器よりもMOSトランジスタを利用した方がよい場合には、かかる構成と採用して容易にヒステリシス回路を実現することができる。
第4の発明は、第1〜3のいずれか一つの発明に係る論理ゲートにおいて、
NOTゲート、NORゲート、又はNANDゲートのいずれか1つであることを特徴とする。
これにより、ヒステリシス電圧特性を有する種々の基本論理ゲートを提供することができ、所望のロジック回路を、ヒステリシス特性を有する論理ゲートで構成することが可能となり、チャタリング等による誤動作の少ないロジック回路とすることができる。
第5の発明に係る半導体集積回路装置は、第1〜4のいずれか一つの発明に係る論理ゲートを用いてロジック回路を半導体基板に形成し、
該半導体基板をパッケージに収容したことを特徴とする。
これにより、ヒステリシス特性を有する論理ゲートで半導体集積回路装置内のロジック回路を構成することができ、チャタリング等による誤動作の少ないロジックICとすることができる。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、図示の態様に限定されるものではない。
本発明によれば、論理ゲートに、調整容易なヒステリシス電圧特性を持たせることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、実施例1に係るCMOSインバータ回路、つまりNOTゲートの回路構成を示した図である。図1において、実施例1に係るCMOSインバータ回路は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1と、これらのソースに直列接続された抵抗R1、R2と、CMOS回路10の出力部Yに接続されたやはりCMOS回路を構成するPチャネルMOSトランジスタMP2及びNチャネルMOSトランジスタMN2と、抵抗R1に並列に接続されたPチャネルMOSトランジスタMP3と、抵抗R2に並列に接続されたNチャネルMOSトランジスタMN3とを有する。
PチャネルMOSトランジスタMP1とNチャネルMOSトランジスタMN1の組み合わせのCMOS回路10は、基本となる論理インバータ回路(信号反転回路)を構成し、互いのゲート同士が接続されてCMOSインバータ回路の入力部Aを構成するとともに、互いのドレイン同士が接続されてCMOSインバータ回路の出力部Yを構成する。また、PチャネルMOSトランジスタMP1のソースは、抵抗R1を介して電源Vddに接続されている。更に、PチャネルMOSトランジスタMP1のバックゲートも、電源Vddに接続されている。一方、NチャネルMOSトランジスタMN1のソースは、抵抗R2を介してグランドGNDに接続されており、バックゲートは、直接グランドGNDに接続されている。
PチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1からなるCMOS回路10は、インバータを構成し、入力部AにLレベルの電圧信号が入力されたときには、PチャネルMOSトランジスタMP1がオンとなり、電源電圧VddのHレベルの電圧信号が出力部Yから出力される。一方、入力部AにHレベルの電圧信号が入力されたときには、NチャネルMOSトランジスタMN1がオンとなり、グランドGNDの0VのLレベルの電圧信号が出力部Yから出力される。このように、CMOS回路10は、PチャネルMOSトランジスタMP1とNチャネルMOSトランジスタMN1を相補的に組み合わせることにより、論理回路におけるNOTゲートを構成し、Lレベルの入力信号をHレベルに反転して出力し、Hレベルの入力信号をLレベルに反転して出力する。
抵抗R1、R2は、CMOS回路10の入出力特性を変化させ、ヒステリシス特性を生じさせるための抵抗器である。抵抗R1は、PチャネルMOSトランジスタMP1のソースと電源Vddとの間に挿入接続されている。抵抗R2は、NチャネルMOSトランジスタMN1のソースとグランドGNDとの間に挿入接続されている。抵抗R1、R2が、同抵抗値であり、両方とも接続された状態では、CMOS回路10の入出力特性に何ら影響を及ぼさないが、抵抗R1のみがショートされたり、抵抗R2のみがショートされたりすることにより、閾値電圧を変化させることができ、ヒステリシス特性を与えることができる。
PチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3は、各々抵抗R1、R2のショートとオープンを制御するためのスイッチング素子である。よって、PチャネルMOSトランジスタMP3は、抵抗R1に並列に、ソースが電源Vdd、ドレインがPチャネルMOSトランジスタMP1のソースに接続されており、これがオン状態のときには、抵抗R1をショートし、オフ状態のときには、抵抗R1をオープン(接続状態)とする。同様に、NチャネルMOSトランジスタMN3は、抵抗R2に並列に、ソースがグランドGND、ドレインがNチャネルMOSトランジスタMN3のソースに接続されている。そして、NチャネルMOSトランジスタMN3がオン状態のときには、抵抗R2をショートし、オフ状態のときには、抵抗R2をオープンとする。
スイッチング素子MP3、MN3は、入力信号のレベルにより片側のみがオンとなるので、オンとなったスイッチング素子MP3、MN3側の合成抵抗値のみが小さくなるように制御される。
PチャネルMOSトランジスタMP3とNチャネルMOSトランジスタMN3のゲート同士は、互いに接続されて、共通にスイッチング制御回路20の出力部Y1に接続されている。従って、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3は、スイッチング制御回路20の出力により、そのオン・オフが制御される。つまり、スイッチング制御回路20の出力部Y1からLレベルの電圧信号が出力されたときには、PチャネルMOSトランジスタMP3がオンして抵抗R1をショートし、Hレベルの電圧信号が出力されたときには、NチャネルMOSトランジスタMN3がオンして抵抗R2をショートする。
なお、このスイッチング動作から分かるように、PチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3も、相補的に動作を補完し、CMOS回路を構成している。
スイッチング制御回路20は、PチャネルMOSトランジスタMP2とNチャネルMOSトランジスタMN2とを有するCMOS回路で構成され、CMOS回路10の出力部Yの出力信号に基づいて、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3を制御する。
PチャネルMOSトランジスタMP2とNチャネルMOSトランジスタMN2のゲート同士は、共通にCMOS回路10の出力部Yに接続されて入力部Y1を構成する。また、PチャネルMOSトランジスタMP2とNチャネルMOSトランジスタMN2のドレイン同士は接続され、出力部Y1を構成している。PチャネルMOSトランジスタMP2のソースは、電源Vddに接続され、NチャネルMOSトランジスタMN2のソースは、グランドGNDに接続されている。また、出力部Y1は、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3のゲートに共通に接続され、これらを制御する。
CMOS回路10に入力部Aに入力される入力信号は、出力部Yで反転出力され、更にスイッチング制御回路20の出力部Y1で反転されて出力されるので、スイッチング素子MP3、MN3に入力される入力電圧は、CMOS回路10の入力部Aに入力される電圧信号レベルと同相の信号が入力される。つまり、スイッチング制御回路20は、正帰還がかかるように、スイッチング素子MP3、MN3を制御する。このように、本実施例に係るCMOSインバータ回路においては、CMOS回路10に入力された入力電圧と同相の信号により、正帰還をかけるようにスイッチング素子MP3、MN3が制御される。
次に、図1及び図2を用いて、図1に係るCMOSインバータ回路の動作について説明する。図2は、図1に示した実施例1に係るCMOSインバータ回路(NOTゲート)の入出力電圧特性を示した図である。
図2において、横軸は入力部Aの入力電圧Vin〔V〕、縦軸は出力部Yの出力電圧Vout〔V〕を示している。なお、CMOSインバータ回路全体(NOTゲート)の入力は、CMOS回路10の入力部Aであり、CMOSインバータ回路全体の出力は、やはりCMOS回路10の出力部20である。
図2において、入力電圧Vinが十分に低いとき、つまり明らかなLレベルのときには、出力電圧Voutは、Hレベルが出力される。図1に示した回路図で動作を追うと、CMOS回路10の入力部AにLレベルが入力されたら、出力部YからはHレベルが出力される。スイッチング制御部20の入力部A1にHレベルの信号が入力されたら、スイッチング制御部20の出力部Y1からは、Lレベルが出力され、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP3がオンとなり、抵抗R1はショートした状態となる。抵抗R1がショートし、抵抗R2がオープンであれば、PチャネルMOSトランジスタMP1側の抵抗成分は、NチャネルMOSトランジスタMN1側の抵抗成分よりも小さいので、図2における入出力特性曲線は、電源電圧Vdd側にシフトされる。
一方、これとは逆に、図2において、入力電圧Vinが十分に高いとき、つまり明らかなHレベルのときには、出力電圧Voutは、Lレベルが出力される。同様に、図1で動作を追うと、CMOS回路10の入力部AにHレベルの信号が入力されたら、出力部Yからは、Lレベルが出力される。スイッチング制御部20の入力部A1にLレベルの信号が入力されると、出力部Y1からは、Hレベルの信号が出力される。Hレベルの信号は、スイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスタMN3をオンとし、抵抗R2をショートする。これにより、NチャネルMOSトランジスタMN1側の抵抗成分は、PチャネルMOSトランジスタMP1よりも小さくなり、図2における入出力特性曲線は、グランド電圧側にシフトされる。
このように、CMOSインバータ回路の基本となるCMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1に直列に抵抗R1、R2を接続し、これと並列にスイッチング素子MP3、MN3を接続し、入力電圧Vinと同相の電圧が供給されて正帰還がかかるようにスイッチング素子MP3、MN3をスイッチング制御することにより、抵抗器R1、R2を用いた簡素な回路でヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができる。これにより、チャンタリング等の少ないNOTゲートとすることができる。また、ヒステリシス特性は、抵抗R1、R2の値を調整することにより容易に調整できるので、用途に応じて容易に調整可能な論理ゲートとして構成することができる。
図3は、本発明を適用した実施例2に係るCMOSインバータ回路の回路構成を示した図である。図3において、実施例2に係るCMOSインバータ回路(NOTゲート)は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1と、CMOS回路10の出力部YとPチャネルMOSトランジスタMP1のドレイン間に直列接続された抵抗R3と、出力部YとNチャネルMOSトランジスタMN1間に直列接続された抵抗R4と、抵抗R3に並列接続されたスイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP4と、抵抗R4に並列接続されたスイッチング素子のNチャネルMOSトランジスタMN4と、これらのスイッチング素子を制御するスイッチング制御回路20を構成するPチャネルMOSトランジスタMP2及びNチャネルMOSトランジスタMN2とを有する。なお、図3において、図1に係るCMOSインバータ回路と同様の構成及び機能を有する構成要素については、同一の参照符号を用いている。
実施例2に係るCMOSインバータ回路は、抵抗R3、R4がCMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1のドレインと出力部Yとの間に各々挿入接続されている点で、各々のMOSトランジスタMP1、MN1のソース側に抵抗R1、R2が挿入接続されていた実施例1と異なっている。
このように、CMOSインバータ回路の閾値電圧を調整するための抵抗R3、R4は、CMOS回路10を構成するMOSトランジスタMP1、MN1のドレイン側に設けられていてもよい。抵抗R3、R4は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1とNチャネルMOSトランジスタMN1との分圧調整を行う機能を有するので、PチャネルMOSトランジスタMP1とNチャネルMOSトランジスタMN1とに対して同様な条件で接続されていれば、ソース側に接続されていても、ドレイン側に接続されていてもよい。
また、抵抗R3をショート又はオープン状態に切り替えるスイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP4と、抵抗R4をショート又はオープン状態に切り替えるスイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスタMN4は、抵抗R3、R4の挿入位置の変化に伴い、その位置がPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1のドレイン側に移動した点で、実施例1に係るPチャネルMOSトランジスタMP3及びNチャネルMOSトランジスタMN3と異なっているが、その機能については、何ら変化は無い。つまり、スイッチング制御回路20の出力部Y1からの制御出力信号に基づいて、CMOS回路10と同位相のオン・オフ駆動がなされ、入力部AにLレベルの信号が入力されたときは、PチャネルMOSトランジスタMP4がオンして抵抗R3がショートされ、入力部AにHレベルの信号が入力されたときは、NチャネルMOSトランジスタMN4がオンして抵抗R4がショートされる。
なお、CMOS回路10及びスイッチング制御回路20については、実施例1における動作と全く同様であるので、各MOSトランジスタMP1、MN1、MP2、MN2に実施例1と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
かかる実施例2に係るMOSインバータ回路によっても、図2に示したヒステリシス特性が実現され、抵抗R3、R4を用いた簡素な構成で、ヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができ、チャタリング等の少ないNOTゲートとすることができる。また、抵抗R3、R4の値を調整することにより、ヒステリシス特性を容易に調整することができる。
図4は、本発明を適用した実施例3に係るCMOSインバータ回路の回路構成を示した図である。図4において、実施例3に係るCMOSインバータ回路は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1と、NチャネルMOSトランジスタMN1のソース側にグランドGNDとの間に直列接続された抵抗R2と、抵抗R2に並列にドレイン及びソースが接続されたスイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスタMN3と、スイッチング制御回路20を構成するPチャネルMOSトランジスタMP2及びNチャネルMOSトランジスタMN2とを有する。
図4において、実施例3に係るCMOSインバータ回路は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1の側には抵抗が接続されておらず、NチャネルMOSトランジスタMN1のソース側にのみ抵抗R2が接続されている点で、実施例1の図1に係るCMOSインバータ回路と異なっている。そして、これに伴い、抵抗R2のショート及びオープン状態を制御するスイッチング素子のNチャネルMOSトランジスタMN3も、抵抗R2に並列に、NチャネルMOSトランジスタMN1のソース−グランドGND間にのみ挿入接続されている。
このように、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1の双方に抵抗及びスイッチング素子を設けるのではなく、MOSトランジスタMP1、MN1の片側にのみ抵抗及びスイッチング素子を設けるようにしてもよい。
図2においては、NチャネルMOSトランジスタMN1のソース−グランドGND間に抵抗R2を挿入接続し、これに並列にスイッチング素子MN3を設けている。かかる構成により、実施例3に係るCMOSインバータ回路の入出力電圧特性は、入力部Aに入力される信号電圧がLレベルからHレベルに切り替わり、これに伴い出力部Yから出力される信号電圧がHレベルからLレベルに切り替わるときには、図9に示したようなヒステリシスのかからない特性となるが、入力部Aの入力信号電圧がHレベルからLレベルに切り替わり、かつ出力部Yの出力信号電圧がLレベルからHレベルに切り替わるときには、図2に示したようにヒステリシスがかかった特性となる。つまり、図2に示した入出力特性において、出力電圧VoutがLレベルからHレベルに切り替わる際の、ゼロ電位側へのシフトのみが起こった特性曲線となる。
同様に、抵抗及びスイッチング素子を、PチャネルMOSトランジスタMP1のソース−電源Vddにのみ設けるようにすれば、逆に入力電圧VinがLレベルからHレベルに切り替わり、かつ出力電圧VoutがHレベルからLレベルに切り替わる際に、図2に示した入出力特性曲線が電源電圧Vdd側にシフトする変化のみが発生した特性曲線となり、逆側の1方向のみヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができる。
なお、CMOS回路10及びスイッチング制御回路20の構成及び動作は、実施例1と同様であるので、各MOSトランジスタMP1、MN1、MP2、MN2に同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施例3に係るCMOSインバータ回路によれば、1方向の切り替わり時のみヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができる。これにより、チャタリング等の少ないNOTゲートとすることができる。そして、そのヒステリシス特性は、抵抗R2を調整することにより、容易に調整可能である。
図5は、本発明を適用した実施例4に係るCMOSインバータ回路の構成を示した図である。図5において、実施例4に係るCMOSインバータ回路は、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1と、スイッチング制御回路20を構成するPチャネルMOSトランジスタMP2及びNチャネルMOSトランジスタMN2を有する点は、実施例1〜3と同様である。しかしながら、抵抗R4及びこれに並列に接続されたスイッチング素子のNチャネルMOSトランジスタMN4が、NチャネルMOSトランジスタMN1のドレインと出力部Yとの間にのみ1つだけ設けられている点で、実施例1〜3とは異なっている。
このように、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1の一方のドレイン側にのみ、抵抗及びスイッチング素子を設けるようにしてもよい。図5においては、NチャネルMOSトランジスタMN1のドレインと出力部Yとの間にのみ、抵抗R4及びスイッチング素子MN4を設けている。
かかる構成により、実施例3と同様に、図2において、入力電圧VinがHレベルからLレベル、出力電圧VoutがLレベルからHレベルに切り替わるときにのみ、入出力特性曲線が0電位(グランド)側にシフトし、ヒステリシスがかかる入出力特性を実現することができる。
また、実施例3と同様に、PチャネルMOSトランジスタMP1のドレインと出力部Yとの間にのみ抵抗及びスイッチング素子を設けるようにすれば、逆に出力電圧VoutがHレベルからLレベルに切り替わる際に入出力特性曲線が電源電圧Vdd側にシフトするが、出力電圧VoutがLレベルからHレベルに切り替わる際には、ヒステリシスがかからない入出力特性を得ることができる。
なお、CMOS回路10及びスイッチング制御回路20の構成及び機能については、実施例1〜3と同様であるので、各MOSトランジスタMP1、MN1、MP2、MN2に実施例1〜3と同様の参照符号を付し、その説明を省略する。
このように、実施例4に係るCMOSインバータ回路によれば、CMOS回路10を構成するPチャネルMOSトランジスタMP1及びNチャネルMOSトランジスタMN1の一方のMOSトランジスタのドレイン側にのみ抵抗R4及びスイッチング素子MN4を設けることにより、1方向の切り替え時のみヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができる。これにより、チャタリング等の少ないNOTゲートとすることができる。そして、抵抗R4の値を調整することにより、ヒステリシス特性を容易に調整することができる。
なお、実施例1〜4において、総て抵抗器による抵抗R1、R2、R3、R4をPチャネルMOSトランジスタMP1及び/又はNチャネルMOSトランジスタMN1に直列に接続する例を挙げて説明したが、抵抗R1、R2、R3、R4の代わりに、MOSトランジスタを用い、MOSトランジスタのオン抵抗を用いてCMOSインバータ回路を構成してもよい。抵抗R1、R2、R3、R4は、抵抗成分を有する素子であれば、抵抗器以外の抵抗素子と利用することができるので、かかるMOSトランジスタのオン抵抗を利用した構成によっても、同様にヒステリシス特性を有するNOTゲートを実現することができる。
図6は、本発明を適用した実施例5に係る論理ゲートの回路構成を示した図である。実施例5に係る論理ゲートは、NORゲートを構成している。図6において、実施例5に係るNORゲートは、CMOS回路11を構成するPチャネルMOSトランジスタMP11及びNチャネルMOSトランジスタMN11と、CMOS回路12を構成するPチャネルMOSトランジスタMP12及びNチャネルMOSトランジスタMN12と、抵抗R5、R6と、スイッチング素子MP14、MN14と、スイッチング制御回路21を構成するPチャネルMOSトランジスタMP13及びNチャネルMOSトランジスタMN13とを有する。
また、実施例5に係るNORゲートは、2入力1出力であるので、入力部A、Bと出力部fとを備える。出力部fからは、f(A,B)が出力されるが、NORゲートであるので、f(0,0)=1、f(0,1)=0、f(1,0)=0、f(1,1)=0が出力される。なお、0はLレベルの出力に対応し、1はHレベルの出力に対応している。
図6において、実施例5に係るNORゲートは、AかBの双方又はいずれか一方の入力がHレベルとなれば、互いに並列接続されたNチャネルMOSトランジスタMN11、MN12の双方又はいずれか一方が導通し、直列接続されたPチャネルMOSトランジスタMP11、MP12の双方又はいずれか一方が遮断し、全体としてNOR機能を生み出す。
つまり、例えば、入力部AにHレベルの信号が入力されたときには、CMOS回路11のNチャネルMOSトランジスタMN11がオンして出力部fからはLレベルを出力し、スイッチング制御回路21の入力部A2に入力される。スイッチング制御回路21もインバータ回路であるから、出力部Y2からは反転したHレベル信号が出力され、スイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスタMN14をオンにし、抵抗R6がショートされる。同様に、入力部BにHレベルの信号が入力されたときも、NチャネルMOSトランジスタMN12がオンし、出力部fからはLレベル信号が出力される。そして、スイッチング制御回路21により、スイッチング素子MN14がオンとなり、やはり抵抗R6がショートされる。入力部A及び入力部Bの双方にHレベルの信号が入力されたときも、当然出力部fにはLレベル信号が出力されるので、やはり同じように抵抗R6がショートされる。これにより、実施例5に係るNORゲートは、ヒステリシス特性を有する入出力特性を実現することができる。
一方、入力部A及び入力部Bの双方にLレベルの信号が入力されたときは、CMOS回路11のPチャネルMOSトランジスタMP11及びCMOS回路12のPチャネルMOSトランジスタMP12の双方がオンとなり、出力部fからは、Hレベルの信号が出力される。そして、スイッチング制御回路21の入力部A2にHレベルの信号が入力され、出力部Y2からはLレベルの信号が出力され、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP14をオン状態にする。これにより、抵抗R5はショートされ、やはりヒステリシス特性を有する入出力特性を実現することができる。
このように、NORゲートにおいても、CMOS回路11、12を構成するMOSトランジスタMP11、MP12、MN11、MN12に直列に抵抗を接続し、これに並列にスイッチング素子MP14、MN14を設け、これらをスイッチング制御回路21で制御することにより、ヒステリシス特性を有するNORゲートを実現することができ、チャタリング等の少ないNORゲートとすることができる。また、ヒステリシス特性は、抵抗R5、R6を調整することにより、やはり容易に調整することができる。
図7は、本発明を適用した実施例6に係る論理ゲートの回路構成を示した図である。実施例6に係る論理ゲートは、NANDゲートを構成している。図7において、実施例6に係るNANDゲートは、CMOS回路13を構成するPチャネルMOSトランジスタMP21及びNチャネルMOSトランジスタMN21と、CMOS回路14を構成するPチャネルMOSトランジスタMP22及びNチャネルMOSトランジスタMN22と、抵抗R7、R8と、スイッチング素子MP24、MN24と、スイッチング制御回路22を構成するPチャネルMOSトランジスタMP23及びNチャネルMOSトランジスタMN23とを有する。
また、実施例6に係るNANDゲートは、2入力1出力であり、2つの入力部A、Bと、1つの出力部f(A,B)を有する。NANDゲートであるから、入力と出力の関係は、f(0,0)=1、f(0,1)=1、f(1,0)=1及びf(1,1)=0となる。(但し、0はLレベルの電圧信号、1はHレベルの電圧信号を示す。)
実施例6に係るNANDゲートは、CMOS回路11、12のPチャネルMOSトランジスタMP21、MP22が並列に電源Vddに接続され、NチャネルMOSトランジスタMN21、MN22が直列にグランドGNDに接続されている。従って、入力部A、Bの双方又はいずれか一方にLレベルの信号が入力されれば、出力部fはHレベルの信号を出力し、入力部A、Bの双方にHレベルの信号が入力されたときのみ、出力部fはLレベルの信号を出力することになり、NANDゲートの機能を果たす。
つまり、例えば、入力部AにLレベルの信号が入力されたときには、PチャネルMOSトランジスタMP21がオンとなり、出力部fはHレベルの信号を出力する。これにより、スイッチング制御回路22は、入力部A3からHレベルの信号が入力され、出力部Y3からLレベルの信号を出力する。これにより、スイッチング素子であるPチャネルMOSトランジスタMP24がオンし、抵抗R7はショートされる。同様に、入力部BにLレベルの信号が入力されたときには、PチャネルMOSトランジスタMP22がオンしてやはり出力部fからHレベルの信号が出力される。これはスイッチング制御回路22により反転して出力部Y3からはLレベルの信号が出力されるので、やはりスイッチング素子PチャネルMOSトランジスタMP24がオンし、抵抗R7がショートされる。また、入力部A、Bの双方にLレベルの信号が入力された場合も、同様の動作をする。
一方、入力部A、Bの双方にHレベルの信号が入力された場合には、グランドGNDに直列接続されているNチャネルMOSトランジスタMN21、MN22の双方がオン状態となるので、出力fからは、Lレベルの信号が出力される。Lレベルの信号が、スイッチング制御回路22の入力部A3に入力されると、PチャネルMOSトランジスタMP23がオンとなり、出力部Y3からはHレベルの信号が出力される。このとき、スイッチング素子であるNチャネルMOSトランジスタMN24がオンするので、抵抗R8はショートされる。
このように、入力部A、Bの入力信号の組み合わせに応じて、出力fの出力電圧VoutがLレベルのときには、グランドGNDに接続された抵抗R8のみがショートされ、出力電圧VoutがHレベルのときには、電源Vddに接続された抵抗R7のみがショートされる動作をすることにより、NANDゲートにおいても、ヒステリシス特性を実現させることができ、チャタリング等の少ないNANDゲートとして構成することができる。また、抵抗R7、R8の調整により、実施例6に係るNANDゲートにおいても、ヒステリシス特性を容易に調整することができる。
なお、実施例5及び実施例6においても、抵抗R5、R6、R7、R8は、抵抗器を適用した例を用いて説明したが、抵抗R5〜R8は、抵抗成分を有する素子であれば、種々の態様が適用できるので、例えば、MOSトランジスタのオン抵抗を利用するようにしてもよい。
また、実施例5のNORゲートと実施例1〜4のNOTゲートのいずれかを組み合わせることにより、ヒステリシス特性を有するORゲートを実現することができ、実施例6のNANDゲートと実施例1〜4のいずれかを組み合わせることにより、ANDゲートを実現することができる。そして、これらを利用して、所望のロジック回路を構成することができる。例えば、実施例1〜6に係る論理ゲートを用いて半導体基板に所望のロジック回路を形成し、これをパッケージングしてパッケージに収容することにより、所望のロジック回路を搭載した半導体集積回路装置を構成することができる。本実施例に係る論理ゲートは、このようなロジックICに好適に適用することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
実施例1に係るCMOSインバータ回路の回路構成を示した図である。 実施例1に係るCMOSインバータ回路の入出力電圧特性を示した図である。 実施例2に係るCMOSインバータ回路の回路構成を示した図である。 実施例3に係るCMOSインバータ回路の回路構成を示した図である。 実施例4に係るCMOSインバータ回路の構成を示した図である。 実施例5に係る論理ゲートの回路構成を示した図である。 実施例6に係る論理ゲートの回路構成を示した図である。 従来から用いられているCMOSインバータ回路を示した図である。 従来のCMOSインバータ回路の、入出力電圧の関係特性を示した図である。
符号の説明
10、11、12、13、14 CMOS回路
20、21、22 スイッチング制御回路
MP1、MP2、MP11、MP12、MP13、MP21、MP22、MP23 PチャネルMOSトランジスタ
MN1、MN2、MN11、MN12、MN13、MN21、MN22、MN23 NチャネルMOSトランジスタ
MP3、MN3、MP4、MN4、MP14、MN14、MP24、MN24 スイッチング素子
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8 抵抗
A、A1、A2、A3、B 入力部
Y、Y1、Y2、Y3、f 出力部

Claims (5)

  1. PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタを有するCMOS回路を含んだ論理ゲートであって、
    前記PチャネルMOSトランジスタ及び/又は前記NチャネルMOSトランジスタのソース又はドレインに直列接続された抵抗成分を有する素子と、
    該抵抗成分を有する素子に並列に接続されたスイッチング素子と、
    前記CMOS回路の出力信号に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御するスイッチング制御回路と、を有することを特徴とする論理ゲート。
  2. 前記スイッチング制御回路は、前記CMOS回路の入力信号と同相の信号で前記スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項1に記載の論理ゲート。
  3. 前記抵抗成分を有する素子は、抵抗器又はMOSトランジスタであることを特徴とする請求項1又は2に記載の論理ゲート。
  4. NOTゲート、NORゲート、又はNANDゲートのいずれか1つであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の論理ゲート。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の論理ゲートを用いてロジック回路を半導体基板に形成し、
    該半導体基板をパッケージに収容したことを特徴とする半導体集積回路装置。
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