JP2009084823A - サッシ下枠及びサッシ - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱性及び防露性に優れ意匠性も向上させることのできるサッシ下枠及びサッシを提供する。
【解決手段】サッシの枠体1を構成する下枠本体16を備え、下枠本体16は金属材で形成され、下枠本体16の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レール30を取付け、樹脂レール30は下枠本体16の上面に固定されるベース部31と、ベース部31から鉛直状に立ち上がる垂直部32とからなり、垂直部32は内外方向に対向する2つの垂直壁32aを有して幅広状に形成される。
【選択図】図3

Description

本発明は、枠体内に障子をスライド自在に納めてなるサッシの下枠とそれを用いたサッシに関し、特に障子を案内するレールを樹脂材で形成してなるサッシ下枠及びサッシに関する。
従来、建物開口部に装着される方形状の枠体内に障子をスライド自在に納めて構成されたサッシが知られている。このようなサッシとしては、内外障子を引き違い状に納めてなる引き違いサッシや、一方の障子を嵌め殺し状に納め、他方の障子をスライド自在に納めた片引きサッシなどがある。また、アルミ等の金属からなる金属枠の室内側に樹脂からなる樹脂枠を設けてなる複合サッシも知られており、複合サッシではさらに障子を構成する框材についても室外側を金属框とし、室内側を樹脂框とする。このようなサッシとしては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開2004−124406号公報
スライド自在な障子を枠体内に納めたサッシでは、サッシ下枠にレールを設けて、このレール上を障子が走行できるようにしている。サッシが複合サッシである場合、強度を確保するために金属枠の上面にレールが一体的に形成される。またレールは、引き違いサッシの場合には内外2条が平行に形成される。金属枠の上面には、レールの他に室内側に設けられる額縁材または床材に当接する室内側部が形成されていて、レールとの間に凹部を形成する。この凹部には樹脂からなる樹脂下枠が設けられる。また、内外レール間にも凹部が形成されていて、この凹部にも樹脂下枠が設けられる。このように樹脂下枠を設けることにより、サッシ下枠における断熱性の確保を図っている。
しかし、レールは前述のように金属で形成されており、その上を障子が走行するためにレールの上部は金属が露出した状態となっていた。このため、断熱性能を低下させると共に、結露が生じやすく防露性にも欠けるという問題があった。さらに、複合サッシにおいては樹脂からなる樹脂下枠の色調と金属からなるレールの色調とが異なるために、意匠性を低下させることともなっていた。
本発明は、前記課題を解決すべくなされたものであり、断熱性及び防露性に優れ意匠性も向上させることのできるサッシ下枠及びサッシを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかるサッシ下枠は、サッシの枠体を構成する下枠本体を備えたサッシ下枠において、
前記下枠本体は金属材で形成され、前記下枠本体の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レールを取付け、該樹脂レールは前記下枠本体の上面に固定されるベース部と、該ベース部から鉛直状に立ち上がる垂直部とからなり、該垂直部は内外方向に対向する2つの垂直壁を有して幅広状に形成されることを特徴として構成されている。
また、本発明にかかるサッシ下枠は、前記下枠本体の上面には前記樹脂レールよりも室内側に室内樹脂枠が設けられ、該室内樹脂枠は前記樹脂レールと一体または別体で連続状に配置されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明にかかるサッシは、上下枠と左右の縦枠を枠組みしてなる枠体の下枠にレールを設け、該レール上をスライド自在な障子を前記枠体内に納めたサッシにおいて、
前記下枠は金属材からなる下枠本体を備え、該下枠本体の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レールを取付け、該樹脂レールは前記下枠本体の上面に固定されるベース部と、該ベース部から鉛直状に立ち上がる垂直部とからなり、該垂直部は内外方向に対向する2つの垂直壁を有して幅広状に形成されて前記レールを構成することを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明にかかるサッシは、前記下枠本体の上面には前記樹脂レールよりも室内側に室内樹脂枠が設けられ、該室内樹脂枠は前記樹脂レールと一体または別体で連続状に配置されることを特徴として構成されている。
そして、本発明にかかるサッシは、前記障子は下端部に戸車を備え、前記垂直部は前記戸車の幅と略同等の幅を有する幅広状に形成されることを特徴として構成されている。
また、本発明にかかるサッシは、前記枠体内には内障子と外障子が引き違い状に納められ、前記内障子をスライドさせる内レールを前記樹脂レールとし、前記外障子をスライドさせる外レールは前記下枠本体に一体的に形成されることを特徴として構成されている。
さらに、本発明にかかるサッシは、前記下枠本体の前記内障子が開いた際に位置する側の端部上面には、前記内障子に当接する戸当たり部品が設けられ、前記室内樹脂枠は前記樹脂レールと別体に設けられ、
前記樹脂レールは前記内障子が閉じた際に位置する側の縦枠から前記戸当たり部品までに渡って設けられ、前記室内樹脂枠は左右の縦枠と前記戸当たり部品及び前記樹脂レールに当接するように配置されてなることを特徴として構成されている。
さらにまた、本発明にかかるサッシは、前記内障子が閉じた際に位置する側の前記内レールと外レールの間には金属材からなる下枠カバーが取付けられてなることを特徴として構成されている。
本発明にかかるサッシ下枠及びサッシによれば、下枠本体の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レールを取付け、樹脂レールは下枠本体の上面に固定されるベース部と、ベース部から鉛直状に立ち上がる垂直部とからなり、垂直部は内外方向に対向する2つの垂直壁を有して幅広状に形成されることにより、強度を確保しつつ障子を案内するレールの断熱性及び防露性を向上させることができ、またレールの色調を他の部分を合わせることができるので、意匠性の向上も図ることができる。
また、本発明にかかるサッシ下枠及びサッシによれば、下枠本体の上面には樹脂レールよりも室内側に室内樹脂枠が設けられ、室内樹脂枠は樹脂レールと一体または別体で連続状に配置されることにより、樹脂レールから室内樹脂枠に渡る意匠的な統一性を持たせることができ、意匠性をより向上させることができる。
さらに、本発明にかかるサッシによれば、障子は下端部に戸車を備え、垂直部は戸車の幅と略同等の幅を有する幅広状に形成されることにより、樹脂材からなるレールの強度を充分に確保することができる。
さらにまた、本発明にかかるサッシによれば、枠体内には内障子と外障子が引き違い状に納められ、内障子をスライドさせる内レールを樹脂レールとし、外障子をスライドさせる外レールは下枠本体に一体的に形成されることにより、室内側から見えやすい内レールを樹脂材で構成しているので、断熱性、防露性、及び意匠性をより確実に向上させることができる。
そして、本発明にかかるサッシの取付方法によれば、樹脂レールは内障子が閉じた際に位置する側の縦枠から戸当たり部品までに渡って設けられ、室内樹脂枠は左右の縦枠と戸当たり部品及び樹脂レールに当接するように配置されてなることにより、樹脂レールと室内樹脂枠を縦枠及び戸当たり部品を基準に容易に位置合わせすることができ、取付作業を容易にすることができる。
また、本発明にかかるサッシによれば、内障子が閉じた際に位置する側の内レールと外レールの間には金属材からなる下枠カバーが取付けられてなることにより、火災の際に内レールが融解しても、内障子が下枠カバーに支持されて枠体からの脱落を防止することができる。
本発明の実施形態について図面に沿って詳細に説明する。図1には本実施形態におけるサッシの縦断面図を、図2には本実施形態におけるサッシの横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示すように本実施形態におけるサッシは、サッシ上枠10とサッシ下枠11及び左右のサッシ縦枠12、12を方形状に枠組みしてなる枠体1内に内障子2及び外障子3を引き違い状に納めてなる引き違いサッシであり、また枠体1を構成する各枠材が、金属材の室内側に樹脂材を配設してなる複合材によって構成された複合サッシである。また、枠体1には外障子3の室外側に網戸6がスライド自在に納められている。
内障子2と外障子3は、いずれも方形状に框組みされてなる框体4内にガラス体5を納めて構成され、その下端部には戸車52が設けられて枠体1内をスライド自在となるようにされている。框体4を構成する各框材は、室外側に金属框材50が配置され、その室内側面を覆うように樹脂框材51が配設されてなる複合材によって構成されている。
枠体1を構成するサッシ上枠10とサッシ下枠11及びサッシ縦枠12は、いずれも金属からなる枠材の室内側露出面を覆うように樹脂からなる枠材を配設して構成されている。サッシ上枠10は金属材で形成された上枠本体14と樹脂材で形成された樹脂上枠15とからなり、サッシ下枠11は金属材で形成された下枠本体16と樹脂材で形成された樹脂下枠17とからなり、サッシ縦枠12は金属材で形成された縦枠本体18と樹脂材で形成された樹脂縦枠19とからなっている。また、サッシ上枠10とサッシ下枠11及びサッシ縦枠12は、いずれも室内側端部に室内側に向かって延出するアングル部13を備えており、サッシの室内側に配置される額縁材または床材の内周面に当接、ネジ止めされる。
サッシ下枠11の上面には、室内側から順に室内側部20と内レール21、外レール22及び網戸レール23が突出状に設けられている。室内側部20は、サッシ下枠11の室内端部において額縁材または床材と当接する。また、内レール21と外レール22はそれぞれ内障子2と外障子3の戸車52をサッシ下枠11の長手方向に案内し、網戸レール23は網戸6をサッシ下枠11の長手方向に案内する。これらのうち、室内側部20と外レール22及び網戸レール23は下枠本体16に形成される。一方、内レール21は樹脂材からなる網戸レール23に形成される。
図3には、サッシの縦断面図におけるサッシ下枠11付近の拡大図を示している。前述のように、サッシ下枠11を構成する下枠本体16には、室内側部20と外レール22及び網戸レール23が形成されている。これによって下枠本体16の室内側部20と外レール22の間には凹状の領域が形成されることとなり、この領域に内レール21を有した樹脂レール30が取付けられる。
樹脂レール30は長尺状に形成され下枠本体16の長手方向に沿って配置される。また樹脂レール30には、下枠本体16の上面に当接し、この上面に対しネジ止め固定されるベース部31と、ベース部31から鉛直状に立ち上がる垂直部32と、垂直部32から室内側に向かって延びる室内樹脂枠33と、室内樹脂枠33の室内端部から室内側に延出されるアングル部13とが一体的に形成されている。このうちベース部31から立ち上がる垂直部32が内レール21とされる。
垂直部32は、室内外方向に対向する2つの垂直壁32a、32aと、上端部で2つの垂直壁32a、32aを繋ぐ天面部32bとからなっている。垂直壁32aは、所定間隔を有して対向するように形成されており、垂直部32は下枠本体16に形成される外レール22よりも幅広状に形成されていて、載置される戸車52の幅と略同等の幅を有するようにされている。また、垂直壁32aを繋ぐ天面部32bは、上面が断面アーチ状に形成されて、戸車52を載置することができるように形成されている。
このように、内レール21を構成する垂直部32について、2つの垂直壁32a、32aを対向配置して幅広状に形成したことにより、樹脂製のレールであっても内障子2の重量に充分耐える強度を有することができる。
樹脂レール30に一体的に形成された室内樹脂枠33は、下枠本体16の上面のうち室内側部20と内レール21との間の領域を覆うと共に、室内側部20の室外側面も覆っている。そして、室内側部20を覆っている部分の上端部から室内側に向かってアングル部13が延出されている。
サッシ下枠11を構成する樹脂下枠17は、内レール21と外レール22の間の領域において下枠本体16の上面を覆う中間樹脂枠40と、下枠本体16の室内面を覆って結露を防止する室内面防露枠41とからなっている。中間樹脂枠40は、下枠本体16の上面を覆うように形成された上面部42と、上面部42から下方に突出し下枠本体16と係合する係合部43とを有している。また、上面部42の室内端部は、樹脂レール30のベース部31を覆っており、樹脂レール30の下枠本体16に対するネジ止め部分が露出しないようにしている。
中間樹脂枠40は、内障子2と外障子3が閉じた状態において外障子3が配置される側に設けられる。図4には、サッシ下枠11の平面図を示している。サッシ下枠11の上面には、中央部に気密ブロック60が、また一端部には戸当たり部品61が配置される。気密ブロック60は、外レール22と内レール21の間の領域に設けられて、内障子2と外障子3の召合せ部分における気密性を確保する。また、戸当たりブロック61は、内障子2と外障子3が閉じた状態において外障子が配置される側の端部に設けられ、内障子2を全開状態とした際に内障子2と当接して、内障子2が枠体1に衝突しないようにする機能を有している。
中間樹脂枠40は、サッシ下枠11の上面において、気密ブロック60から戸当たりブロック61までの領域に設けられる。また、気密ブロック60から内障子2が閉じた際に位置する側の端部までの領域には、金属材からなる下枠カバー47が設けられる。下枠カバー47は中間樹脂枠40と同じ断面形状を有するように形成されている。内障子2は樹脂材からなる内レール21に載置されているので、火災の際に内レール21が融解した場合に枠体1から脱落する可能性がある。しかし、内障子2が配置される側に金属材からなる下枠カバー47が設けられていることにより、内レール21が融解しても下枠カバー47が内障子2を支持して枠体1から完全に脱落することを防止することができる。なお、中間樹脂枠40と下枠カバー47は、いずれも気密ブロック60側の端部が気密ブロック60内に挿入されている。
また、下枠本体16の上面に取付けられる樹脂レール30の内レール21を有する部分は、内障子2が閉じた際に位置する側の縦枠12から戸当たり部品61に渡って設けられ、一方で樹脂レール30の室内樹脂枠33を構成する部分は、左右の縦枠12間に渡って設けられる。すなわち、室内樹脂枠33の両端部はそれぞれ縦枠12の内側面に当接することとなる。
図3に示すように、室内面防露枠41は、下枠本体16の室内面を覆う室内面部44と、上下部で下枠本体16に係合する係合部45と、室内面部44の下端部から室内側斜め下方に突出するネジ止め部46とが一体的に形成されている。下枠本体16の室内面にもネジ止め部24が形成されており、室内面防露枠41のネジ止め部46はこれと重合し、共にネジ止めによって建物躯体に対して固定される。
下枠本体16の下面には、下方に向かって突出するフィン部16aが形成されており、このフィン部16aが建物躯体の室外面に当接してネジ止めされる。このフィン部16a及びネジ止め部24のネジ止めによってサッシ下枠11が建物躯体に固定される。
本実施形態では、内レール21を樹脂材によって形成したので、サッシ下枠11における断熱性及び防露性を向上させることができる。また、内障子2と外障子3を閉じた状態で内レール21は室内側に直接露出する部分であり、それが樹脂材によって形成されているので、内レール21の色調を樹脂下枠17の色調と合わせることができて、意匠性の向上も図ることができる。
ここまで説明した例では、樹脂レール30に室内樹脂枠33を一体的に形成したものを示したが、室内樹脂枠33は樹脂レール30と連続状であれば別体でもよい。以下、樹脂レール30及び室内樹脂枠33の変形例について説明する。図5には、樹脂レール30及び室内樹脂枠33の第1変形例を有したサッシ下枠11付近の拡大縦断面図を示している。この図に示すように第1変形例では、樹脂レール30はベース部31と垂直部32を備え、垂直部32よりも室内側には樹脂レール30と別体とされた室内樹脂枠33が取付けられている。
垂直部32を構成する室内側の垂直壁32aには、突起状に樹脂レール係合部25が形成されており、一方で室内樹脂枠33の室外端部には上方に向かって突出する係合突起34が形成されている。係合突起34を樹脂レール係合部25に係合させることにより、樹脂レール30と室内樹脂枠33とが連続状となるようにしている。また、下枠本体16には凹部16bが形成され、樹脂レール30の垂直部32の根元部分には突出部26が形成されている。突出部26は下枠本体16の凹部16bに嵌入されて、ベース部31におけるネジ止めと共に樹脂レール30を下枠本体16に固定している。
このように樹脂レール30と室内樹脂枠33とを別体とした場合にも、樹脂レール30は一方の縦枠12から戸当たり部品61までに渡って設けられ、室内樹脂枠33は左右の縦枠12間に渡って設けられる。この際、室内樹脂枠33は両端部が左右の縦枠12に当接し、一方の縦枠12近傍では室外面が戸当たり部品61に当接し、それ以外の室外面は樹脂レール30に当接することとなる。
また、これまでの例では、室内樹脂枠33の室内側にアングル部13が一体的に形成されていたが、アングル部13の代わりに室内面防露枠41を一体的に形成することとしてもよい。図6には、樹脂レール30及び室内樹脂枠33の第2変形例を有したサッシ下枠11付近の拡大縦断面図を示している。この図に示すように、第2変形例では図3に示すものと同様に、樹脂レール30と一体的に室内樹脂枠33を形成している。
室内樹脂枠33の室内端部には、下方に向かって垂下された室内面防露枠41が一体的に形成されている。室内面防露枠41の下端部には、下枠本体16のネジ止め部24に重合するネジ止め部46が形成されている。この変形例は、アングル部13を必要としないサッシにおいて、樹脂レール30から室内面防露枠41にかけてを一体的に下枠本体16に対し取付けることができるので、取付作業を簡易化することができる。
図7には、樹脂レール30及び室内樹脂枠33の第3変形例を有したサッシ下枠11付近の拡大縦断面図を示している。第3変形例では、第2変形例と同様に室内樹脂枠33の室内端部に室内面防露枠41を一体的に形成しているが、第1変形例のように樹脂レール30と室内樹脂枠33とを別体としている。樹脂レール30と室内樹脂枠33との固定構造及び樹脂レール30の下枠本体16に対する固定構造は、第1変形例と同様である。
このように、樹脂レール30と室内樹脂枠33は連続状となっていれば一体でも別体でもよく、また室内樹脂枠33の室内側にはアングル部13を一体的に設けてもよいし、室内面防露枠41を一体的に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用は本実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。例えば、本実施形態では内障子2と外障子3が引き違い状に納められたサッシを示したが、外障子3に相当する部分が嵌め殺し状とされ、内障子2のみが枠体1内をスライド自在とした片引きサッシであっても、同様に本発明を適用することができる。
本実施形態におけるサッシの縦断面図である。 本実施形態におけるサッシの横断面図である。 サッシの縦断面図におけるサッシ下枠付近の拡大図である。 サッシ下枠の平面図である。 樹脂レール及び室内樹脂枠の第1変形例を有したサッシ下枠付近の拡大縦断面図である。 樹脂レール及び室内樹脂枠の第2変形例を有したサッシ下枠付近の拡大縦断面図である。 樹脂レール及び室内樹脂枠の第3変形例を有したサッシ下枠付近の拡大縦断面図である。
符号の説明
1 枠体
2 内障子
3 外障子
10 サッシ上枠
11 サッシ下枠
12 サッシ縦枠
13 アングル部
14 上枠本体
15 樹脂上枠
16 下枠本体
17 樹脂下枠
18 縦枠本体
19 樹脂縦枠
20 室内側部
21 内レール
22 外レール
30 樹脂レール
31 ベース部
32 垂直部
32a 垂直壁
32b 天面部
33 室内樹脂枠
40 中間樹脂枠
41 室内面防露枠
47 下枠カバー
52 戸車
60 気密ブロック
61 戸当たり部品

Claims (8)

  1. サッシの枠体を構成する下枠本体を備えたサッシ下枠において、
    前記下枠本体は金属材で形成され、前記下枠本体の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レールを取付け、該樹脂レールは前記下枠本体の上面に固定されるベース部と、該ベース部から鉛直状に立ち上がる垂直部とからなり、該垂直部は内外方向に対向する2つの垂直壁を有して幅広状に形成されることを特徴とするサッシ下枠。
  2. 前記下枠本体の上面には前記樹脂レールよりも室内側に室内樹脂枠が設けられ、該室内樹脂枠は前記樹脂レールと一体または別体で連続状に配置されることを特徴とする請求項1記載のサッシ下枠。
  3. 上下枠と左右の縦枠を枠組みしてなる枠体の下枠にレールを設け、該レール上をスライド自在な障子を前記枠体内に納めたサッシにおいて、
    前記下枠は金属材からなる下枠本体を備え、該下枠本体の上面には樹脂材で形成された長尺状の樹脂レールを取付け、該樹脂レールは前記下枠本体の上面に固定されるベース部と、該ベース部から鉛直状に立ち上がる垂直部とからなり、該垂直部は内外方向に対向する2つの垂直壁を有して幅広状に形成されて前記レールを構成することを特徴とするサッシ。
  4. 前記下枠本体の上面には前記樹脂レールよりも室内側に室内樹脂枠が設けられ、該室内樹脂枠は前記樹脂レールと一体または別体で連続状に配置されることを特徴とする請求項3記載のサッシ。
  5. 前記障子は下端部に戸車を備え、前記垂直部は前記戸車の幅と略同等の幅を有する幅広状に形成されることを特徴とする請求項4記載のサッシ。
  6. 前記枠体内には内障子と外障子が引き違い状に納められ、前記内障子をスライドさせる内レールを前記樹脂レールとし、前記外障子をスライドさせる外レールは前記下枠本体に一体的に形成されることを特徴とする請求項4または5記載のサッシ。
  7. 前記下枠本体の前記内障子が開いた際に位置する側の端部上面には、前記内障子に当接する戸当たり部品が設けられ、前記室内樹脂枠は前記樹脂レールと別体に設けられ、
    前記樹脂レールは前記内障子が閉じた際に位置する側の縦枠から前記戸当たり部品までに渡って設けられ、前記室内樹脂枠は左右の縦枠と前記戸当たり部品及び前記樹脂レールに当接するように配置されてなることを特徴とする請求項6記載のサッシ。
  8. 前記内障子が閉じた際に位置する側の前記内レールと外レールの間には金属材からなる下枠カバーが取付けられてなることを特徴とする請求項6または7記載のサッシ。
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