JP2006226018A - 内倒し窓 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦框から下框に渡る連続的な気密性を確保することのできる内倒し窓を提供する。
【解決手段】框体の室外面は四周に渡って枠体の室外側気密材と当接する室外当接部53、63を有し、室内面は上框と左右の縦框60の見付方向外側端部に枠体の室内側気密材と当接する室内当接部64を有すると共に、下框50は下面に下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接する断面半円状のヒンジ部54を有し、下框50は端面を縦框60の側面に突き合わせて固定し、縦框60の下端面には下框50のヒンジ部54と断面形状が略同じ半円状のヒンジ延長部81を有した下端キャップ80が設けられ、下端キャップ80のヒンジ延長部81は下框50のヒンジ部54端面から縦框60の室内当接部64近傍に渡って設けられて下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接する。
【選択図】図5

Description

本発明は、建物開口部に設けられる枠体内に室内側に向かって傾斜自在な框体を納めた内倒し窓に関し、特に枠体と框体を四周に渡って連続的に気密することのできる内倒し窓に関する。
従来から建物開口部に枠体を設け、その内部に室内側に向かって傾斜自在な框体を納めてなる内倒し窓が知られている。内倒し窓としては、例えば特許文献1に挙げるようなものがある。
特開平6−200677号公報
内倒し窓の枠体には、框体の気密性及び水密性を確保するために四周に渡って気密材が設けられている。内倒し窓の框体は室内側に向かって開くため、枠体の気密材は室内側に向かって設けられる。また、二重に気密するため、枠体の室外側と室内側にそれぞれ気密材が設けられ、框体の室外面と室内面にそれぞれ形成された気密ラインに当接することで気密する。このように二重に気密材を設ける場合、内倒し自在な框体を気密するためには、室内側の気密材を見付方向外側に、室外側の気密材を見付方向内側に設ける。したがって、框体の室内面の気密ラインは、室外面の気密ラインより見付方向外側に設けられる。
内倒し自在な框体を二重に気密する場合、室内面の気密ラインは上述のように各框の見付方向外側に設けられることになるため、下框と縦框の連結部分において連続状に形成することが困難である。下框は縦框のガラス開口溝に挿入され、突き合わされて固定されるため、縦框の室内面の気密ラインが形成される見付方向外側の位置と、上框の室内面の気密ラインとの間には隙間が生じる。このように気密ラインに隙間が生じると、框体の気密性及び水密性が充分に確保できない。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであり、縦框から下框に渡る連続的な気密性を確保することのできる内倒し窓を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る内倒し窓は、建物開口部に上下枠と左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体を設け、該枠体の内部に上下框と左右の縦框を方形状に框組みしてなる框体を設けると共に、該框体は上記枠体の下部に室内側に向かって傾倒自在に支持された内倒し窓において、
上記枠体は四周に渡って室外側気密材を備え、上記上枠と左右の縦枠の長手方向略全長に渡って室内側気密材を備えると共に、上記下枠の長手方向略全長に渡って断面半円状の傾斜案内部を備え、
上記框体の室外面は四周に渡って上記室外側気密材と当接する室外当接部を有し、室内面は上記上框と左右の縦框の見付方向外側端部に長手方向略全長に渡って上記室内側気密材と当接する室内当接部を有すると共に、上記下框は下面に上記下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接する断面半円状のヒンジ部を有し、
上記下框は端面を上記縦框の側面に突き合わせて固定し、上記縦框の下端面には上記下框のヒンジ部と断面形状が略同じ半円状のヒンジ延長部を有した下端キャップが設けられ、該下端キャップのヒンジ延長部は上記下框のヒンジ部端面から上記縦框の室内当接部近傍に渡って設けられて上記下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接することを特徴として構成されている。
また、本発明に係る内倒し窓は、上記縦框は内周面の長手方向略全長に渡ってガラス体を納める開口溝を備えると共に、該開口溝の底面より見付方向外側に上記室内当接部を有し、
上記下框は端面を上記縦框の開口溝の底面に突き合わせて固定され、上記下端キャップのヒンジ延長部は上記下框のヒンジ部から上記縦框の室内当接部に当接する上記縦枠の室内側気密材までを略連続状として下框から縦框に渡る連続的な気密ラインを形成することを特徴として構成されている。
さらに、本発明に係る内倒し窓は、上記下端キャップは上記縦框の下端面に対する挿入部を有してなることを特徴として構成されている。
本発明に係る内倒し窓によれば、框体下辺の気密性を確保するヒンジ部について、縦框の下端面に設ける下端キャップのヒンジ延長部により、ヒンジ部から縦框の室内当接部までを連続的に気密するようにしたことにより、下框のヒンジ部と縦框の室内当接部の間に生じる気密ラインの切れ目をなくすことができ、下框から縦框に渡る連続的な気密性を確保することができるので、框体の気密性を向上させることができる。
また、本発明に係る内倒し窓によれば、下框の端面を縦框の開口溝の底面に突き合わせ連結し、開口溝の底面位置まで設けられた下框のヒンジ部から縦框の室内当接部までを下端キャップのヒンジ延長部により略連続状として連続的な気密ラインを形成することにより、下框の端面が縦框の開口溝底面位置に配置され、下框のヒンジ部と縦框の室内当接部を接近させて下端キャップのヒンジ延長部を小さくすることができるので、下端キャップを小型化することができ、コストダウンを図ることができる。
さらに、本発明に係る内倒し窓によれば、下端キャップは縦框の下端面に対する挿入部を有してなることにより、下端キャップを縦框に対して容易に取付けることができる。
本発明の実施形態について、図面に沿って詳細に説明する。図1は、第1の実施形態における内倒し窓の縦断面図、図2はその横断面図である。これら各図に示すように、本実施形態の内倒し窓は、建物開口部に方形状の枠体1を設け、この枠体1内に、框体2内部にグレチャン4を介してガラス体3を納めた障子5を、内倒し自在に納めてなるものである。
枠体1は、上枠10と下枠20及び左右の縦枠30、30を方形状に枠組みして構成されている。各枠は、基本的に金属材から構成され、室内端部には結露防止のための室内樹脂枠を四周に渡って設けている。具体的には、上枠10は金属上枠11からなり、室内端部に室内延出片15aを有した室内樹脂上枠15を設けており、下枠20は金属下枠21からなり、室内端部に室内延出片25aを有した室内樹脂下枠25を設けており、縦枠30は金属縦枠31からなり、室内端部に室内延出片35aを有した室内樹脂縦枠35を設けている。
室内樹脂枠に形成された室内延出片15a、25a、35aは、枠体1の四周に渡って連続状とされており、サッシの室内側に設けられる額縁の納まりを良好にする。また、枠体1には外周面の室内外中間部に四周に渡ってフィン6が形成されており、これを建物躯体に当接させ、枠体1を固定する。
枠体1には、内部に納められる障子5の気密性を確保するための気密材7が四周に渡って設けられる。気密材7としては、枠体1の室外側に設けられる室外側気密材7aと、枠体1の室内側に設けられる室内側気密材7bとが設けられ、二重に気密がなされるようにしている。ただし、下枠20には室外側気密材7aは設けられるものの、室内側気密材7bは設けられない。内倒し窓の場合、障子5は室内側に傾斜自在であるので、気密材7は室内側に向かって設けられる。また、障子5を開閉する際に気密材7が干渉しないように、室内側気密材7bは室外側気密材7aよりも見付方向外側位置に設けられる。
上枠10には、長手方向略全長に渡って見付方向内側に向かって突出する室外側突片13と室内側突片14とが形成されている。室内側突片14は室外側突片13よりも短く形成されており、各先端部には室内側に向かう気密材7として室外側気密材13aと室内側気密材14aとが設けられている。
下枠20には、長手方向略全長に渡って見付方向内側に向かって突出する室外側突片23と室内側突片24とが形成されている。室外側突片23の先端部には、室内側に向かう室外側気密材23aが設けられている。一方、室内側突片24の先端部は、室内側に向かって円弧状に形成されており、障子5を支持する傾斜案内部24aとして構成されている。傾斜案内部24aには、框体2の下框50に形成されるヒンジ部54が当接し、このヒンジ部54を介して障子5が内倒し自在とされる。このように、傾斜案内部24aが下框50に直接当接していることにより、室内側気密材7bの代わりにサッシ下辺の気密性を確保している。
縦枠30には、室外面から室内側に向かって突出する室外側突片33と、側面から見付方向内側に向かって突出する室内側突片34とが形成されている。室外側突片33の先端部には室内側に向かう室外側気密材33aが、室内側突片34の先端部には室内側に向かう室内側気密材34aが、それぞれ設けられている。また、室内側気密材34aが、室外側気密材33aよりも見付方向外側位置となるように、室外側突片33と室内側突片34とが形成されている。
障子5を構成する框体2には、枠体1の室外側気密材7a及び室内側気密材7bに対応して室外当接部と室内当接部とが形成されている。上框40には、室外面の上端部に室外当接部43が形成され、また室内面の上端部には見付方向外側に向かって延出する延出片45が形成されると共に、その先端部に断面略L字状の室内当接部44が形成されている。障子5を閉じた状態で、室外当接部43は上枠10の室外側気密材13aに当接し、室内当接部44は上枠10の室内側気密材14aに当接する。
下框50には、室外面の下端部に室外当接部53が形成され、障子5を閉じた状態で下枠20の室外側気密材23aに当接する。また、下框50の下面には、上述のように略半円形状のヒンジ部54が形成され、これが下枠20の傾斜案内部24aに摺動自在に当接して框体2を枠体1に対して内倒し自在とすると共に、下枠20と下框50の間の気密性を確保する。すなわち、ヒンジ部54の下面によって気密ラインを構成している。ヒンジ部54の室内側端部には、半円形状の中心方向に向かって突出するストッパ54aが形成されており、このストッパ54aがヒンジ部54の端部に当接することで、障子5が閉じた状態よりもさらに室外側に傾斜することを防止している。
縦框60には、室外面の外側端部に室外当接部63が形成され、また室内面の外側端部には見付方向外側に向かって延出する延出片65が形成されると共に、その先端部に断面略L字状の室内当接部64が形成されている。障子5を閉じた状態で、室外当接部63は縦枠30の室外側気密材33aに当接し、室内当接部64は縦枠30の室内側気密材34aに当接する。
上框40と縦框60の連結部分及び下框50と縦框60の連結部分には、それぞれ室内当接部に切れ目が生じる。そこで、気密性を連続的に確保するため、それぞれ上端キャップ70と下端キャップ80を設ける。以下これらキャップについて説明する。
まず、上框40と縦框60の連結部分について説明する。図3には、上框40と縦框60を連結した状態の斜視図を示している。この図に示すように、上框40はその端面を縦框60に突き合わせて連結されている。縦框60の内周面は、ガラス体3を納めることができるように略コ字状に形成されて開口溝66を構成しており、その底面に上框40の端面が当接し、端部が納められる。ただし、上框40の室外面に形成された室外当接部43は端部が室外側に露出するように縦框60に対して勝った状態に配置される。したがって、上框40の室外当接部43と室内当接部44は、いずれも縦框60の外周面の位置まで設けられる。
縦框60の室内当接部64は、縦框60の外周面よりも見付方向外側に位置しているため、そのままでは上框40の室内当接部44と連続せず、気密ラインに切れ目が生じる。この部分に上端キャップ70を設けて上框40の室内当接部44と縦框60の室内当接部64を連続状とする。
上端キャップ70は樹脂材からなり、縦框60の上端面に取付けられるもので、上框40の室内当接部44及び縦框60の室内当接部64とそれぞれ連続状となる当接面部71を備え、また縦框60の上端面を塞ぐ上面被覆部72と、上面被覆部72の下部に設けられ縦框60の端面から挿入固定するための挿入部73とを有して形成されている。
図4には、上端キャップ70を取付けた状態における上框40と縦框60の連結部分の斜視図を示している。この図に示すように、上端キャップ70の当接面部71は、上框40の室内当接部44及び縦框60の室内当接部64とそれぞれ略連続状となり、この部分における気密ラインを連続させている。すなわち、上端キャップ70の当接面部71は、障子5を閉じた状態で、上枠10の室内側気密材14aに当接し、障子5の気密性を確保する。
このように、上框40と縦框60の連結部分に上端キャップ70を取付けることにより、上框40と縦框60の間で生じる気密ラインの切れ目をなくし、連続的な気密をなすことができる。すなわち、内倒し窓の気密性を高めることができる。
次に、下框50と縦框60の連結部分について説明する。図5には下框50と縦框60を連結した状態の斜視図を示している。この図に示すように、下框50はその端部が縦框60の開口溝66に納められ、かつ下框50の端面を開口溝66の底面に突き合わせて連結されている。下框50の室外面に形成された室外当接部53は端部が室外側に露出するように縦框60に対して勝った状態に配置される。
一方、下框50の室内側は、上述のようにヒンジ部54により気密性が確保される。ここで、ヒンジ部54は下框50の端面まで形成されているので、ヒンジ部54の端面は縦框60の開口溝66底面に突き合わされている。また、縦框60の開口溝66底面の下端部は、ヒンジ部54の形状に合わせてアーチ状に切り欠かれている。縦框60の室内当接部64は、開口溝66の底面よりも見付方向外側に位置しているため、そのままでは下框50の気密ラインであるヒンジ部54と連続せず、気密ラインに切れ目が生じる。この部分に下端キャップ80を設けて下框50のヒンジ部54から縦框60の室内当接部64に当接する縦枠30の室内側気密材34aまでを連続状とする。
下端キャップ80は樹脂材からなり、縦框60の下端面に取付けられるもので、下框50のヒンジ部54と断面形状が略同じであるヒンジ延長部81を備え、また縦框60の下端面を塞ぐ下面被覆部82と、下面被覆部82の上部に設けられ縦框60の端面から挿入固定するための挿入部83とを有して形成されている。
図6には、下端キャップ80を取付けた状態における下框50と縦框60の連結部分の斜視図を示している。ヒンジ延長部81は、一端面が縦框60の開口溝66底面に当接し、室内当接部64の近傍位置まで設けられる。また、下框50のヒンジ部54と同様に下枠20の傾斜案内部24aに摺動自在に当接して下框50のヒンジ部54と縦框60の室内当接部64との間の気密性を確保する。このように、下框50と縦框60の連結部分に下端キャップ80を取付けることにより、下框50と縦框60の間で生じる気密ラインの切れ目をなくし、連続的な気密をなすことができる。すなわち、内倒し窓の気密性を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図7には本実施形態における内倒し窓の縦断面図を、図8にはその横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示す内倒し窓は、金属材の室内側に樹脂材を配設した複合サッシである。この複合サッシでは、障子5の金属材が第1の実施形態のものと同一であり、その室内面に板状の樹脂材を取付けてサッシの内観を向上させるようにしている。このため、断熱性能がそれほど必要とされない地域向けとして用いられる。
基本的なサッシの構成は第1の実施形態と同様であり、方形状の枠体1内に障子5を内倒し自在に納めてなるものである。枠体1は上枠10と下枠20及び左右の縦枠30、30を方形状に枠組みして構成され、障子5は上框40と下框50及び左右の縦框60、60を方形状に框組みした框体2内部にグレチャン4を介してガラス体3を納めて構成される。
上枠10は、室外側の金属上枠11と室内側の樹脂上枠12とから構成される。金属上枠11には第1の実施形態の上枠10と同じ位置に同じ長さの室外側突片13が形成され、その先端部には室外側気密材13aが室内側に向かって設けられる。また、樹脂上枠12には第1の実施形態の上枠10と同じ位置に同じ長さの室内側突片14が形成され、その先端部には室内側気密材14aが室内側に向かって設けられる。
下枠20は、室外側の金属下枠21と室内側の樹脂下枠22とから構成される。そして、上枠10と同様に金属下枠21には室外側突片23が形成され、その先端部には室内側に向かう室外側気密材23aが設けられる。また、金属下枠21には室内側突片24が形成され、その先端部には傾斜案内部24aが形成される。
縦枠30は、室外側の金属縦枠31と室内側の樹脂縦枠32とから構成される。そして、上枠10と同様に金属縦枠31には室外側突片33が、樹脂縦枠32には室内側突片34が、それぞれ形成され、室外側突片33の先端部には室外側気密材33aが、室内側突片34の先端部には室内側気密材34aが、それぞれ設けられる。このような構成によって、金属材には室外側気密材7aが四周に渡って設けられ、樹脂材には下枠20以外の各枠に室内側気密材7bが設けられる。そして、室内側気密材7bは室外側気密材7aよりも見付方向外側に位置している。
次に、框体2について説明する。上框40は金属上框41の室内面に板状の樹脂上框42が取付けられてなり、下框50は金属下框51の室内面に板状の樹脂下框52が取付けられてなる。また、縦框60は金属縦框61の室内面に板状の樹脂縦框62が取付けられてなる。
上述のように、各金属框は第1の実施形態における各框と同一のものである。したがって、金属上框41には室外当接部43と室内当接部44が、金属下框51には室外当接部53とヒンジ部54が、金属縦框61には室外当接部63と室内当接部64が、それぞれ形成されて、各室外当接部は枠体1の室外側気密材7aに当接し、各室内当接部は枠体1の室内側気密材7bに当接する。また、金属下框51のヒンジ部54は下枠20の傾斜案内部24aに摺動自在に当接する。
図9には上框40と縦框60の連結部分の斜視図を示す。この図に示すように、第1の実施形態と同様に上框40と縦框60の連結部分には当接面部71を有する上端キャップ70を設けて、上框40の室内当接部44と縦框60の室内当接部64とを連続させる。本実施形態の上端キャップ70は、上面被覆部72により金属縦框61と樹脂縦框62の上面を覆っているため、第1の実施形態における上端キャップ70に比べて上面被覆部72が室内外方向にやや幅広に形成されている。その他の点については第1の実施形態のものと同様であり、上面被覆部72の下部には挿入部73が形成されて金属縦框61の上面から挿入固定される。
図10には下框50と縦框60の連結部分の斜視図を示す。この図に示すように、第1の実施形態と同様に下框50と縦框60の連結部分にはヒンジ延長部81を有する下端キャップ80を設けて、下框50のヒンジ部54から縦框60の室内当接部64に当接する縦枠30の室内側気密材34aまでを連続状とする。本実施形態の下端キャップ80は、下面被覆部82により金属縦框61と樹脂縦框62の下面を覆っているため、第1の実施形態における下端キャップ80に比べて下面被覆部82が室内外方向にやや幅広に形成されている。その他の点については第1の実施形態のものと同様であり、下面被覆部82の上部には挿入部83が形成されて金属縦框61の下面から挿入固定される。
このように、複合サッシとした場合でも、上框40と縦框60の連結部分に上端キャップ70を取付け、下框50と縦框60の連結部分に下端キャップ80を取付けることにより、上框40と縦框60の間及び下框50と縦框60の間で生じる気密ラインの切れ目をなくし、連続的な気密をなすことができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図11には本実施形態における内倒し窓の縦断面図を、図12にはその横断面図を、それぞれ示している。これら各図に示す内倒し窓は、金属材の室内側に樹脂材を配設した複合サッシである。第2の実施形態のものとは異なり、樹脂材は内部を中空状とされ厚みを有するように形成されている。このため、第2の実施形態の複合サッシに比べると断熱性能を高くすることができる。
図11及び図12に示すように、サッシの基本的な構成は第2の実施形態のものと同様である。そこで、共通する構成については説明を省略する。樹脂上框42と樹脂下框52及び樹脂縦框62は、上述の通り断面中空状とされ厚みを有した形状とされている。このため、樹脂上框42の室外面上端部が上枠10の室内側気密材14aに当接する室内当接部44を構成し、樹脂縦框62の室外面外側端部が縦枠30の室内側気密材34aに当接する室内当接部64を構成する。
上框40と縦框60の連結部分においては、上框40の室内当接部44と樹脂縦框62の室外面が略連続状となる。縦框60の室内当接部64も樹脂縦框62の室外面に形成されているので、上框40の室内当接部44と縦框60の室内当接部64は連続状となる。したがって、上框40と縦框60の連結部分には第1及び第2の実施形態のような上端キャップ70は不要である。
一方、下框50と縦框60の連結部分においては、下框50の気密ラインについてはヒンジ部54がそれを構成していることにより、第1及び第2の実施形態と同様に下端キャップ80を設け、ヒンジ延長部81により下框50のヒンジ部54から縦框60の室内当接部64に当接する縦枠30の室内側気密材34aまでを連続状とする必要がある。図13には下框50と縦框60の連結部分の斜視図を示す。
図13に示すように、下端キャップ80は下框50のヒンジ部54と断面形状が略同じである半円形のヒンジ延長部81を備え、それがヒンジ部54の端面から縦框60の室内当接部64近傍に渡って設けられる。ヒンジ部54及びヒンジ延長部81が下枠20の傾斜案内部24aに摺動自在に当接することにより、サッシ下辺の気密性を確保している。
また、下端キャップ80には、縦框60の下端面を覆う下面被覆部82と、その上部に設けられ縦框60に挿入される挿入部83とが形成されている点は第1及び第2の実施形態と同様である。
このように、樹脂材が中空状で断熱性の高い複合サッシにおいては、下框50と縦框60の連結部分にヒンジ延長部81を有した下端キャップ80を設けることで、下框50から縦框60に渡る連続的な気密性を確保することができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明の適用はこれら実施形態には限られず、その技術的思想の範囲内において様々に適用されうるものである。
第1の実施形態における内倒し窓の縦断面図である。 第1の実施形態における内倒し窓の横断面図である。 上框と縦框の連結部分の斜視図である。 上端キャップを取付けた状態における上框と縦框の連結部分の斜視図である。 下框と縦框の連結部分の斜視図である。 下端キャップを取付けた状態における下框と縦框の連結部分の斜視図である。 第2の実施形態における内倒し窓の縦断面図である。 第2の実施形態における内倒し窓の横断面図である。 第2の実施形態における上端キャップを取付けた上框と縦框の連結部分の斜視図である。 第2の実施形態における下端キャップを取付けた下框と縦框の連結部分の斜視図である。 第3の実施形態における内倒し窓の縦断面図である。 第3の実施形態における内倒し窓の横断面図である。 第3の実施形態における下框と縦框の連結部分の斜視図である。
符号の説明
1 枠体
2 框体
3 ガラス体
5 障子
7 気密材
7a 室外側気密材
7b 室内側気密材
10 上枠
13a 室外側気密材
14a 室内側気密材
20 下枠
23a 室外側気密材
24a 傾斜案内部
30 縦枠
33a 室外側気密材
34a 室内側気密材
40 上框
43 室外当接部
44 室内当接部
50 下框
53 室外当接部
54 ヒンジ部
60 縦框
63 室外当接部
64 室内当接部
70 上端キャップ
71 当接面部
73 挿入部
80 下端キャップ
81 ヒンジ延長部
83 挿入部

Claims (3)

  1. 建物開口部に上下枠と左右の縦枠を方形状に枠組みしてなる枠体を設け、該枠体の内部に上下框と左右の縦框を方形状に框組みしてなる框体を設けると共に、該框体は上記枠体の下部に室内側に向かって傾倒自在に支持された内倒し窓において、
    上記枠体は四周に渡って室外側気密材を備え、上記上枠と左右の縦枠の長手方向略全長に渡って室内側気密材を備えると共に、上記下枠の長手方向略全長に渡って断面半円状の傾斜案内部を備え、
    上記框体の室外面は四周に渡って上記室外側気密材と当接する室外当接部を有し、室内面は上記上框と左右の縦框の見付方向外側端部に長手方向略全長に渡って上記室内側気密材と当接する室内当接部を有すると共に、上記下框は下面に上記下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接する断面半円状のヒンジ部を有し、
    上記下框は端面を上記縦框の側面に突き合わせて固定し、上記縦框の下端面には上記下框のヒンジ部と断面形状が略同じ半円状のヒンジ延長部を有した下端キャップが設けられ、該下端キャップのヒンジ延長部は上記下框のヒンジ部端面から上記縦框の室内当接部近傍に渡って設けられて上記下枠の傾斜案内部に摺動自在に当接することを特徴とする内倒し窓。
  2. 上記縦框は内周面の長手方向略全長に渡ってガラス体を納める開口溝を備えると共に、該開口溝の底面より見付方向外側に上記室内当接部を有し、
    上記下框は端面を上記縦框の開口溝の底面に突き合わせて固定され、上記下端キャップのヒンジ延長部は上記下框のヒンジ部から上記縦框の室内当接部に当接する上記縦枠の室内側気密材までを略連続状として下框から縦框に渡る連続的な気密ラインを形成することを特徴とする請求項1記載の内倒し窓。
  3. 上記下端キャップは上記縦框の下端面に対する挿入部を有してなることを特徴とする請求項1または2記載の内倒し窓。
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