JP2016033329A - サッシの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 枠1と、枠内に摺動可能に設けた障子2,3とを備え、枠1は、金属枠1b又は金属と樹脂の複合枠1aに樹脂製のレール補助材4a,4b,5a,5bを内周側から着脱自在に設け、レール補助材4a,4b,5a,5bによりレール16,17,33,34の見込み寸法を増加してあり、障子2,3は、框53a,53b,62a,62b,63a,63b,64a,64bが樹脂製であることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
内外レール16,17間のレール補助材4aは、突片18により下枠12の内周側面より浮かせて配置される基板部19と、基板部19の室外側より突出するL字形断面の突出部20を有している。突出部20は、先端部が室外側下枠材14aの外レール16先端の戸車を受ける膨らみ部21の下方の室内側面に当接し、室外側下枠材14aの外レール16とレール補助材4aの突出部20とが合わさって、樹脂障子2aに対応した幅広の外レール部23を形成している。このように突出部20により外レール16の見込み寸法を増加させると共に、室外側下枠材14aの外レール16の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材4aは、基板部19の室外側端部を室外側下枠材14aの外レール16に形成された突起22に係合し、基板部19の室内側端部を室内側下枠材14bの内レール17の根元部分に形成された凹部24に係合することで、内周側から着脱自在に取付けてある。
内レール17室内側のレール補助材4bは、突片78により下枠12の内周側面より浮かせて配置される基板部25と、基板部25の室外側より突出するL字形断面の突出部26と、基板部25の室内側端部に形成されたアングル部27とを有している。突出部26は、先端部が室内側下枠材14bの内レール17先端の戸車を受ける膨らみ部21の下方の室内側面に当接し、室内側下枠材14bの内レール17とレール補助材4bの突出部26とが合わさって、樹脂障子3aに対応した幅広の内レール部30を形成している。このように突出部26により内レール17の見込み寸法を増加させると共に、室内側下枠材14bの内レール17の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材4bは、室内側下枠材14bの内レール17と室内側壁28の間に内周側から嵌め込み、アングル部27を躯体の内周縁部にネジ29で固定して取付けてあり、内周側から着脱自在となっている。
このように下枠12は、樹脂製のレール補助材4a,4bを取付けることで、外レール部23と内レール部30の見込み寸法を、図6に示す樹脂サッシの下枠12の外レール部23と内レール部30と略同じにしている。外レール部23と内レール部30のピッチも、樹脂サッシの下枠12と同一である。
内外レール33,34間のレール補助材5aは、突片35により上枠11の内周側面より浮かせて配置される基板部36と、基板部36の室外側より室外側上枠材31aの外レール33の室内側面に沿うように突出する中空状の突出部37を有し、室外側上枠材31aの外レール33とレール補助材5aの突出部37とが合わさって、樹脂障子2aに対応した幅広の外レール部38を形成している。このように突出部37により外レール33の見込み寸法を増加させると共に、室外側上枠材31aの外レール33の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材5aは、基板部36の室外側と室内側端部に形成された係合片39a,39bを、室外側上枠材31aの外レール33と室内側上枠材31bの内レール34に形成された突起にそれぞれ係合することで、内周側から着脱自在に取付けてある。
内レール34室内側のレール補助材5bは、上枠11の内周側面より浮かせて配置される基板部41と、基板部41の室外側より室内側上枠材31bの内レール34の室内側面に沿うように突出する中空状の突出部42と、基板部41の室内側端部に形成されたアングル部43とを有している。突出部42は、先端部に室内側上枠材31bの内レール34の先端部に係合する係合部44を有し、室内側上枠材31bの内レール34とレール補助材5bの突出部42とが合わさって、樹脂障子2bに対応した幅広の内レール部45を形成している。このように突出部42により内レール34の見込み寸法を増加させると共に、室内側上枠材31bの内レール34の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材5bは、室内側上枠材31bの内レール34と室内側壁46の間に内周側から嵌め込み、突出部42の先端と基板部41の室外側及び室内側端部の3箇所を室内側上枠材31bに係合すると共に、基板部41とアングル部43をネジ29,47で躯体に固定して取付けてあり、内周側から着脱自在となっている。
このように上枠11は、樹脂製のレール補助材5a,5bを取付けることで、外レール部38と内レール部45の見込み寸法を、図6に示す樹脂サッシの上枠11の外レール部38と内レール部45と略同じにしている。外レール部38と内レール部45のピッチも、樹脂サッシの上枠11と同一である。
室外側のカバー材49aは、室外側端部に中空状の突出部52が形成され、竪枠材48aの突出片50と突出部52とが合わさって、外障子2を閉めたときに外障子2の戸先框53aと係合する係合部54aを形成している。さらに室外側のカバー材49aは、室内側の端部に内周側に突出する突出片55を有し、この突出片55は後述する室内側から見て右側の竪枠材48bの突出片56と見込み方向の同じ位置に位置している。室外側のカバー材49aは、竪枠材48aの係合片51aにネジ57で固定してある。
室内側のカバー材49bは、竪枠材48aの内周側面に当接する基板部58と、室外側端部に設けた中空状の突出部59と、室内側端部に設けたアングル部60を有しており、突出部59は室外側のカバー材49aの突出片55に当接している。室内側のカバー材49bは、突出部59の外周側を竪枠材48aの係合片51bに係合し、基板部58とアングル部60を躯体にネジ29,47で固定して取付けてある。
室内側から見て右側の竪枠13bは、アルミニウム合金の押出形材よりなる竪枠材48bと、竪枠材48bの室内側の内周側面を被う樹脂製のカバー材49cとで構成され、カバー材49cは左側の竪枠13aの室内側のカバー材49bと断面形状が同一である。竪枠材48bは、内周側面の室内側寄りの位置に突出片56を有し、この突出片56とカバー材49cの突出部59とが合わさって、内障子3を閉めたときに内障子3の戸先框53bと係合する係合部54bを形成している。カバー材49cは、突出部59の外周側を竪枠材48bの突出片56の付け根の凹部61に係合し、基板部58とアングル部60を躯体にネジ29,47で固定して取付けてある。
このように左右の竪枠13a,13bは、金属製の竪枠材48a,48bの内周側に樹脂製のカバー材49a,49b,49cを取付けることで、係合部54a,54bの見込み寸法を図7に示す樹脂サッシの竪枠13a,13bの係合部54a,54bと略同じにしている。なおカバー材49a,49b,49cは、いずれも枠1の内周側から着脱自在である。
さらに本サッシは、レール補助材4a,4b,5a,5bが枠1の内周側から着脱自在なため、レール補助材4a,4b,5a,5bを取外せば、図4,5に示すように、各框53a,53b,62a,62b,63a,63b,64a,64bの室外側の部分81がアルミで、室内側の部分82が樹脂で形成された複合障子2b,3bを建て込むことや、各框53a,53b,62a,62b,63a,63b,64a,64bがアルミで形成された金属障子を建て込むこともでき、共通の複合枠1a又は金属枠1bを用いながら設置場所の気候に応じて断熱性能を変化させることができる。複合枠1a又は金属枠1bに樹脂障子2a,3aを建て込めるようになったことで、断熱性能のバリエーションが豊富になる。なお、複合障子2b,3b又は金属障子を建て込む場合には、図4に示すように、上枠11と下枠12とにレール補助材4a,4b,5a,5bの代わりにカバー材75a,75b,76a,76bを取付け、図5に示すように、竪枠13a,13bのカバー材を突出部の無いカバー材77a,77bに交換する。
1a 金属と樹脂の複合枠
1b 金属枠
1c 樹脂枠
2 外障子(障子)
2a 樹脂障子
3 内障子(障子)
3a 樹脂障子
4a,4b レール補助材(下枠側)
5a,5b レール補助材(上枠側)
6 空間部
16,33 外レール(レール)
17,34 内レール(レール)
樹脂サッシの枠は、図6に示すように、枠が樹脂で形成されている関係で障子を案内するレール38,45,23,30の見込み寸法が金属枠や金属と樹脂の複合枠と比べて大きくなっており、必然的に樹脂障子はレールを呑み込む溝(溝部67)の溝幅が大きくなっている。そのため、アルミサッシやアルミ・樹脂複合サッシの枠、障子と、樹脂サッシの枠、障子との間には、互換性が無かった。
内外レール16,17間のレール補助材4aは、突片18により下枠12の内周側面より浮かせて配置される基板部19と、基板部19の室外側より突出するL字形断面の突出部20を有している。突出部20は、先端部が室外側下枠材14aの外レール16先端の戸車を受ける膨らみ部21の下方の室内側面に当接し、室外側下枠材14aの外レール16とレール補助材4aの突出部20とが合わさって、樹脂障子2aに対応した幅広の外レール部23を形成している。このように突出部20により外レール16の見込み寸法を増加させると共に、室外側下枠材14aの外レール16の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材4aは、基板部19の室外側端部を室外側下枠材14aの外レール16に形成された突起22に係合し、基板部19の室内側端部を室内側下枠材14bの内レール17の根元部分に形成された凹部24に係合することで、内周側から着脱自在に取付けてある。
内レール17室内側のレール補助材4bは、突片78により下枠12の内周側面より浮かせて配置される基板部25と、基板部25の室外側より突出するL字形断面の突出部26と、基板部25の室内側端部に形成されたアングル部27とを有している。突出部26は、先端部が室内側下枠材14bの内レール17先端の戸車を受ける膨らみ部21の下方の室内側面に当接し、室内側下枠材14bの内レール17とレール補助材4bの突出部26とが合わさって、樹脂障子3aに対応した幅広の内レール部30を形成している。このように突出部26により内レール17の見込み寸法を増加させると共に、室内側下枠材14bの内レール17の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材4bは、室内側下枠材14bの内レール17と室内側壁28の間に内周側から嵌め込み、アングル部27を躯体の内周縁部にネジ29で固定して取付けてあり、内周側から着脱自在となっている。
このように下枠12は、樹脂製のレール補助材4a,4bを取付けることで、外レール部23と内レール部30の見込み寸法を、図6に示す樹脂サッシの下枠12の外レール部23と内レール部30と略同じにしている。外レール部23と内レール部30のピッチも、樹脂サッシの下枠12と同一である。
内外レール33,34間のレール補助材5aは、突片35により上枠11の内周側面より浮かせて配置される基板部36と、基板部36の室外側より室外側上枠材31aの外レール33の室内側面に沿うように突出する中空状の突出部37を有し、室外側上枠材31aの外レール33とレール補助材5aの突出部37とが合わさって、樹脂障子2aに対応した幅広の外レール部38を形成している。このように突出部37により外レール33の見込み寸法を増加させると共に、室外側上枠材31aの外レール33の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材5aは、基板部36の室外側と室内側端部に形成された係合片39a,39bを、室外側上枠材31aの外レール33と室内側上枠材31bの内レール34に形成された突起にそれぞれ係合することで、内周側から着脱自在に取付けてある。
内レール34室内側のレール補助材5bは、上枠11の内周側面より浮かせて配置される基板部41と、基板部41の室外側より室内側上枠材31bの内レール34の室内側面に沿うように突出する中空状の突出部42と、基板部41の室内側端部に形成されたアングル部43とを有している。突出部42は、先端部に室内側上枠材31bの内レール34の先端部に係合する係合部44を有し、室内側上枠材31bの内レール34とレール補助材5bの突出部42とが合わさって、樹脂障子2bに対応した幅広の内レール部45を形成している。このように突出部42により内レール34の見込み寸法を増加させると共に、室内側上枠材31bの内レール34の室内側に空間部6を形成している。このレール補助材5bは、室内側上枠材31bの内レール34と室内側壁46の間に内周側から嵌め込み、突出部42の先端と基板部41の室外側及び室内側端部の3箇所を室内側上枠材31bに係合すると共に、基板部41とアングル部43をネジ29,47で躯体に固定して取付けてあり、内周側から着脱自在となっている。
このように上枠11は、樹脂製のレール補助材5a,5bを取付けることで、外レール部38と内レール部45の見込み寸法を、図6に示す樹脂サッシの上枠11の外レール部38と内レール部45と略同じにしている。外レール部38と内レール部45のピッチも、樹脂サッシの上枠11と同一である。
室外側のカバー材49aは、室外側端部に中空状の突出部52が形成され、竪枠材48aの突出片50と突出部52とが合わさって、外障子2を閉めたときに外障子2の戸先框53aと係合する係合部54aを形成している。さらに室外側のカバー材49aは、室内側の端部に内周側に突出する突出片55を有し、この突出片55は後述する室内側から見て右側の竪枠材48bの突出片56と見込み方向の同じ位置に位置している。室外側のカバー材49aは、竪枠材48aの係合片51aにネジ57で固定してある。
室内側のカバー材49bは、竪枠材48aの内周側面に当接する基板部58と、室外側端部に設けた中空状の突出部59と、室内側端部に設けたアングル部60を有しており、突出部59は室外側のカバー材49aの突出片55に当接している。室内側のカバー材49bは、突出部59の外周側を竪枠材48aの係合片51bに係合し、基板部58とアングル部60を躯体にネジ29,47で固定して取付けてある。
室内側から見て右側の竪枠13bは、アルミニウム合金の押出形材よりなる竪枠材48bと、竪枠材48bの室内側の内周側面を被う樹脂製のカバー材49cとで構成され、カバー材49cは左側の竪枠13aの室内側のカバー材49bと断面形状が同一である。竪枠材48bは、内周側面の室内側寄りの位置に突出片56を有し、この突出片56とカバー材49cの突出部59とが合わさって、内障子3を閉めたときに内障子3の戸先框53bと係合する係合部54bを形成している。カバー材49cは、突出部59の外周側を竪枠材48bの突出片56の付け根の凹部61に係合し、基板部58とアングル部60を躯体にネジ29,47で固定して取付けてある。
このように左右の竪枠13a,13bは、金属製の竪枠材48a,48bの内周側に樹脂製のカバー材49a,49b,49cを取付けることで、係合部54a,54bの見込み寸法を図7に示す樹脂サッシの竪枠13a,13bの係合部54a,54bと略同じにしている。なおカバー材49a,49b,49cは、いずれも枠1の内周側から着脱自在である。
さらに本サッシは、レール補助材4a,4b,5a,5bが枠1の内周側から着脱自在なため、レール補助材4a,4b,5a,5bを取外せば、図4,5に示すように、各框53a,53b,62a,62b,63a,63b,64a,64bの室外側の部分81がアルミで、室内側の部分82が樹脂で形成された複合障子2b,3bを建て込むことや、各框53a,53b,62a,62b,63a,63b,64a,64bがアルミで形成された金属障子を建て込むこともでき、共通の複合枠1a又は金属枠1bを用いながら設置場所の気候に応じて断熱性能を変化させることができる。複合枠1a又は金属枠1bに樹脂障子2a,3aを建て込めるようになったことで、断熱性能のバリエーションが豊富になる。なお、複合障子2b,3b又は金属障子を建て込む場合には、図4に示すように、上枠11と下枠12とにレール補助材4a,4b,5a,5bの代わりにカバー材75a,75b,76a,76bを取付け、図5に示すように、竪枠13a,13bのカバー材を突出部の無いカバー材77a,77bに交換する。
1a 金属と樹脂の複合枠
1b 金属枠
1c 樹脂枠
2 外障子(障子)
2a 樹脂障子
3 内障子(障子)
3a 樹脂障子
4a,4b レール補助材(下枠側)
5a,5b レール補助材(上枠側)
6 空間部
16,33 外レール(レール)
17,34 内レール(レール)
67 溝部(レールを呑み込む溝)
Claims (2)
- 枠と、枠内に摺動可能に設けた障子とを備え、枠は、金属枠又は金属と樹脂の複合枠に樹脂製のレール補助材を内周側から着脱自在に設け、レール補助材によりレールの見込み寸法を増加してあり、障子は、框が樹脂製であることを特徴とするサッシ。
- 金属枠又は金属と樹脂の複合枠のレールの室内側にレール補助材により空間部を形成してあることを特徴とする請求項1記載のサッシ。
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