JP5107658B2 - シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置 - Google Patents

シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5107658B2
JP5107658B2 JP2007269232A JP2007269232A JP5107658B2 JP 5107658 B2 JP5107658 B2 JP 5107658B2 JP 2007269232 A JP2007269232 A JP 2007269232A JP 2007269232 A JP2007269232 A JP 2007269232A JP 5107658 B2 JP5107658 B2 JP 5107658B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
lower frame
reinforcing member
shutter device
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007269232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009097220A (ja
Inventor
雅徳 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2007269232A priority Critical patent/JP5107658B2/ja
Publication of JP2009097220A publication Critical patent/JP2009097220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5107658B2 publication Critical patent/JP5107658B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、建物開口部に設けられるシャッター装置に関するものであり、より詳しくは、シャッターカーテンの左右側方に配置されるガイドレールの構造に関するものである。
従来、窓部等が設けられる建物開口部に設けられ、その建物開口部を閉鎖するシャッター装置は周知となっており、シャッター装置の機能を向上させるための様々な技術が適用されてきている。このシャッター装置の機能の主なものとして、外部からの不審者の侵入を防止して防犯性能を発揮することや、雨風等による窓等の建具の損傷を防止するといったことがある。
特に、近年では、シャッター装置に求められる防犯性能についての要求が高まっており、この防犯性能を高めるための技術について開示する文献も存在する(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示される技術では、シャッターカーテンの左右側方に配置されるガイドレールを容易に変形させない構造とすることで、ガイドレールを変形させてることによる解錠等に対する防犯性能を高めることとしている。
この特許文献1に開示されるように、ガイドレールの変形を困難とすることにより、防犯性を高めることは、有効な方策の一つである。しかし、特許文献1に開示される構成では、ガイドレールに対して外側から接するための補強用金具手段を下枠の下側に設けることとしており、補強用金具手段によって前記ガイドレールに対する接触部を構成する必要があった。また、この構成では、下枠に補強用金具を別途設ける必要がある。さらに、意匠性を確保するには、該補強用金具を覆う化粧部材(キャップ手段)が必要となり、部品点数が多いものであった。
ここで、この特許文献1に開示されるような構成では、ガイドレールと下枠の関係において、互いに接触する部位が存在しないために、別体の補強用金具を設ける必要があるのである。そして、この別体の補強用金具が下枠の外側に設けられることとしているため、更なる別部材である化粧部材が必要になってしまうのである。このような従来の構成では、部品点数の削減や、施工工数の削減といったことが課題となる。
特開2004−211404号公報
本発明は、以上の問題に鑑み、シャッター装置のガイドレールに関連する防犯性能の向上につき、新規な構成を採用することにより、上記課題の解決を図るものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1に記載のごとく、
シャッター装置のシャッターカーテンをガイドするガイドレールであって、
前記ガイドレールには、前記シャッター装置の下枠に係合し、前記下枠によってガイドレールの室外側への移動を規制するための係合部が構成され、
前記ガイドレールには、
前記下枠に構成される立ち上がりフィンよりも室内側に配置される内側延出部と、
前記立ち上がりフィンよりも室外側に配置される外側延出部と、が設けられ、
前記内側延出部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
前記内側延出部にて前記係合部を構成する、シャッター装置のガイドレールとする。
また、請求項に記載のごとく
前記ガイドレールには、
前記内側延出部を補強するための補強部材が設けられることとするものである。
また、請求項に記載のごとく、
前記ガイドレールの下部構成部を前記下枠の立ち上がりフィンよりも室内側に配置するとともに、
前記下部構成部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
前記下部構成部にて前記係合部を構成することとし、
前記下部構成部と前記立ち上がりフィンの間には、前記下枠側に固定され、前記下部構成部と係合する補強部材が設けられることとするものである。
また、請求項に記載のごとく、
前記ガイドレールの下部構成部を前記下枠の立ち上がりフィンよりも室内側に配置するとともに、
前記下部構成部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
前記下部構成部にて前記係合部を構成することとし、
前記ガイドレールには、前記立ち上がりフィンよりも室外側に配置され、前記立ち上がりフィンと係合する係合部を有する補強部材が設けられることとするものである。
また、請求項に記載のごとく、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のガイドレールを備えるシャッター装置とするものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
即ち、請求項1に記載のごとく、建物躯体に強固に固定される下枠の剛性にてガイドレールの変形や移動を規制でき、防犯性能や耐風性能を向上させることができる。また、外側延出部によって立ち上がりフィンが覆い隠される構成となるため、上述の係合の箇所はガイドレールによって隠される。これにより、ガイドレール外装面による意匠性を確保することができる。
また、請求項に記載の発明においては、ガイドレールの変形をより確実に防止して、防犯性能の更なる向上を図ることができる。
また、請求項に記載の発明においては、補強部材によって下枠(立ち上がりフィン)の剛性が向上するため、防犯性能の更なる向上を図ることができる。
また、請求項に記載の発明においては、前記下部構成部と前記立ち上がりフィンとの係合に加え、前記ガイドレールが補強部材を介して下枠と係合することとなって、ガイドレールを室外側に故意にこじ開けるような荷重が生じた際には、ガイドレールの室外側への変形や移動を、建物躯体に強固に固定される下枠の剛性によって規制できることとなる。
また、請求項に記載の発明においては、防犯性能の高いシャッター装置を実現することができる。
次に、図面を参照して本発明に係るシャッター装置の実施の形態を説明する。
図1に示すごとく、シャッター装置1は、例えば、窓部10といった建物開口部に設けられ、ガラス窓11・11の室外側をシャッターカーテン2にて閉鎖すべく構成されている。シャッターカーテン2は、窓部10の室外側において、昇降可能に構成されており、シャッター装置1の上部に配置される収容ケース3内に収容された際には、窓部10を開放する一方、収容ケース3から下方へ向かって下降することにより、窓部10を閉塞することとしている。このシャッターカーテン2の昇降は、収容ケース3内に設けた図示せぬモーターによって自動に行われる構成とする場合(電動シャッター)や、手動でシャッター昇降される構成とする場合がある(手動シャッター)。尚、本明細書中において、或る対象物についての室内側とは、その或る対象物よりも建物の室内に近くにある位置を意味し、或る対象物についての室外側とは、その或る対象物よりも建物の室内から遠い位置を意味するものとする。
また、図1に示すごとく、シャッター装置1は、窓部10の周囲を取り囲むように構成されるものであり、窓部10の左右側方には、上下方向に立設されるガイドレール4・4が配置されている。また、窓部10の上方には、左右方向に横設される収容ケース3が配置されている。また、図2に示すごとく、シャッター装置1の外枠9は、ガイドレール4・4を取り付けるための縦枠9R・9Lと、縦枠9R・9Lの上端部において左右方向に横設される天板9Tと、縦枠9R・9Lの下端部において左右方向に横設される下枠5とから構成される。また、天板9Tの下方には、左右方向にまぐさ6が横設されており、該まぐさ6と天板9Tの間に、シャッターカーテン2の巻胴24の一部が収容されることとしている。
また、図1に示すごとく、ガイドレール4・4は、それぞれの左右方向内側に設けた上下方向のガイド溝部41によって、シャッターカーテン2の左右端部を摺動自在に案内する。これにより、シャッターカーテン2を略垂直に昇降させるようにしている。
また、図1に示すごとく、前記下枠5は、前記ガイドレール4・4の下端部となる位置において左右方向に横設されるものであり、前記シャッターカーテン2にて窓部10を完全に閉鎖する際には、シャッターカーテン2の最下部に配置される幅木部2aが該下枠5の位置まで到達する。これにより、幅木部2aと下枠5の間の隙間を閉塞することとし、シャッターカーテン2の閉鎖時において、外部からの前記隙間への工具、手等の挿入を防止することとしている。尚、本実施例では、ガラス窓11のサッシ枠とシャッター装置1の外枠9とが一体的に構成されて、前記下枠5についてもサッシ枠の機能を果たすこととなるが、ガラス窓11のサッシ枠とシャッター装置1の外枠9とが別々に構成される場合には、前記下枠5は、サッシ枠と別体に構成されてもよい。
次に、ガイドレール4の構成について説明する。
図3に示すごとく、ガイドレール4には、前記下枠5の一部である立ち上がりフィン5aに係合し、前記下枠5によってガイドレール4の室外側への移動を規制するための係合部(本実施形態では、後述の内側延出部44の内部立設面44a)が構成されることとしている。これにより、ガイドレール4の下部構成部4aを室外側へ故意にこじ開ける等してガイドレール4を変形させようとする不法行為に対して、ガイドレール4が下枠5に係合することで、ガイドレール4の変形や移動を抑制することができ、ひいては、防犯性能を向上することができることとなっている。
以下、各部の詳細について説明すると、図3に示すごとく、下枠5においては、室内側から室外側へ突出して平坦面を構成する水切り面5bと、該水切り面5bの突出端部において上方へ向かって突出する立ち上がりフィン5aが構成されている。前記水切り面5bには、上下方向に貫通する水抜き穴5cが設けられており、水切り面5bにて捕捉される結露水等を排出するようにしている。尚、水切り面5bにおいては、前記立ち上がりフィン5a側が僅かに低くなるような傾斜を有することとしてもよい。
また、図3に示すごとく、前記立ち上がりフィン5aは、下枠5の鋳造の際に前記水切り面5bの端部に成型することや、板金加工等によって成形することとされ、下枠5と一体的に構成されることとしている。また、立ち上がりフィン5aの水切り面5bからの立ち上げの寸法(高さ寸法)は、ガイドレール4との係合の確保や、ガイドレール4から受ける荷重に耐えることのできる強度の確保、また、耐風性能(強風によるガイドレール4の変形に対する性能)に関する強度の確保、といった観点から適宜設計されるものである。さらに、このような、強度に関連する観点のほか、立ち上がりフィン5aの立ち上げの寸法は、シャッター装置のデザインや、水切りの機能によって適宜設計されることとしている。
また、図4に示すごとく、前記下枠5について、シャッターカーテン2が閉鎖された状態では、シャッターカーテン2の最下部に配置される幅木部2aの外装部2bが、前記下枠5の立ち上がりフィン5aの外側に配置される。これにより、幅木部2aによって、前記立ち上がりフィン5aが覆い隠され、幅木部2aによる意匠性を発揮できるようになっている。
また、図5に示すごとく、前記ガイドレール4は長尺部材であり、その中途部における断面においては、設置状態において建物外装面7(図6(a)参照)から最も遠い位置に配置され、建物外装面7と略平行な面を構成するガイドレール外装面42aと、前記ガイドレール外装面42aの端部位置より建物外装面7側へ向かうガイドレール側面45cとを具備し、前記ガイドレール外装面42aとガイドレール側面45cによって略「L」字の断面が構成されることとしている。
また、前記ガイドレール側面45cの中途部には、前記ガイドレール外装面42aと略平行に対向する面を構成する内部立設面44aが設けられている。この内部立設面44aと前記ガイドレール外装面42aは、前記ガイドレール側面45cから同一の方向へと延設されるようになっている。
さらに、前記内部立設面44aの中途部には、該内部立設面44a略と平行に対向する面を構成するガイドレール内装面46aが設けられている。
そして、内部立設面44aとガイドレール内装面46aの間に空間を確保し、この空間を、前記シャッターカーテンを案内するためのガイド溝部41として機能するようにしている。
また、内部立設面44aとガイドレール内装面46aの反ガイドレール側面45c側の端部には、それぞれモヘア47a・47bが設けられることとしている。
また、図3、図4、及び図6(a)に示すごとく、前記ガイドレール4の下部構成部4aには、該ガイドレール4の左右幅範囲において、前記立ち上がりフィン5aよりも室外側に配置されるガイドレール外装面42aを有し、その最下部42bが前記立ち上がりフィン5aの最下部の近傍に配置される、外側延出部42が構成されている(図6(a)参照)。尚、この外側延出部42のガイドレール外装面42aは、前述のガイドレール外装面42a(図4参照)の下部を構成するものである。
また、図6(a)及び図7に示すごとく、前記外側延出部42について詳細に説明すると、ガイドレール4の下部構成部4aにおけるガイドレール側面45cに、側面視において下側が開放される、略「コ」字状の切り欠き部46を形成し、この切り欠き部46よりも室外側に配置される部位が外側延出部42として構成されることとしている。このように、切り欠き部46を形成して外側延出部42を構成することにより、ガイドレール4が下枠5の立ち上がりフィン5aを跨ぐ構成となっている(図6(a)参照)。
また、図3及び図4に示すごとく、前記ガイドレール4の下部構成部4aには、前記立ち上がりフィン5aよりも室内側に配置され、前記立ち上がりフィン5aと対向する内部立設面44aを有し、その最下部44bが前記下枠5の水切り面5bよりも上方、又は、水切り面5bに当接する内側延出部44が構成されている。尚、内側延出部44の内部立設面44aは、前述の内部立設面44a(図6参照)の下部を構成するものである。
また、図6(a)及び図7に示すごとく、前記内側延出部44について説明すると、ガイドレール4の下部構成部4aにおけるガイドレール側面45cに、側面視において下側が開放される、略「コ」字状の切り欠き部46を形成し、この切り欠き部46よりも室内側の部位が内側延出部44として構成されることとしている。
そして、図6(a)及び図7に示すごとく、以上の構成により、前記内部立設面44aが前記立ち上がりフィン5aの内側立設面5dと対向し、ガイドレール4の下部構成部4aを室外側に変形させる荷重が生じる際には、前記内部立設面44aが立ち上がりフィン5aの内側立設面5dに当接することになる。即ち、内部立設面44aが下枠5に対する係合部として機能するのである。これにより、ガイドレール4の下部構成部4aが下枠5と係合することとなって、ガイドレール4の室外側への変形や移動を、建物躯体に強固に固定される下枠5の剛性によって規制できることとなる。
尚、図6(a)(b)及び図7に示すごとく、前記切り欠き部46には、前記外側延出部42の下側端面を覆うためのキャップ48が、ガイドレール4の下側より挿入されることとしている。また、このキャップ48には、上下方向に貫通する水抜き孔49が設けられており、これにより、前記内部立設面44aと、前記ガイドレール外装面42aの間の結露水等を下方へ排出できることとするのが望ましい。
以上のように、本実施形態では、図3及び図6(a)(b)に示すごとく、前記ガイドレール4には、前記下枠5に構成される立ち上がりフィン5aよりも室内側に配置される内側延出部44と、前記立ち上がりフィン5aよりも室外側に配置される外側延出部42と、が設けられ、前記内側延出部44を前記立ち上がりフィン5aに係合させることとして、前記内側延出部44にて、下枠5に対する係合部を構成することとするものである。
そして、以上のように、内部立設面44aにより係合部を構成し、この係合部によってガイドレール4を下枠5に係合させる構成とするので、建物躯体に強固に固定される下枠5の剛性にてガイドレール4の変形や移動を規制でき、防犯性能や耐風性能を向上させることができる。
また、ガイドレール4が立ち上がりフィン5aを跨ぎ、外側延出部42によって立ち上がりフィン5aが覆い隠される構成となるため、ガイドレール4と下枠5の係合の箇所はガイドレール4によって隠される。これにより、ガイドレール外装面42aによる意匠性を確保することができる。
そして、このようにガイドレール外装面42aにてガイドレール端部の意匠を構成することは、従来のような別部材の外装材を端部に設ける構成と比較して、継目のない一連の意匠を構成することになり、優れた美観を発揮することが可能となる。例えば、ガイドレールにおいて、アルミの素材感にて外観を構成し、美観を発揮する意匠を構成する場合は、継目のない意匠は、極めて優れた美観を発揮することになる。また、この意匠性を確保する上で別部材が不要であることから、部品点数の少ない構成とすることができ、コスト的な観点、施工工数の観点から有利な構成を実現できる。
本実施例1では、上述の実施形態におけるガイドレールと下枠との係合の部位について、ガイドレール側に前記内側延出部44を補強する補強部材を設けることとして、ガイドレールの変形をより確実に防止することで、防犯性能の更なる向上を図るものである。
図8及び図9(a)に示すごとく、本実施例では、前記ガイドレール4の下部構成部4a、より具体的には、切り欠き部46が構成される部位において、前記下枠5の立ち上がりフィン5aの内側立設面5dに当接する補強部材51を設ける構成とし、補強部材51によってガイドレール4の変形をより確実に防止するものである。
また、図8及び図9(a)に示すごとく、前記補強部材51は、板幅をガイドレール4の左右幅と略同一とする板材を、略「コ」字状に折り曲げ加工して外板部51a、上板部51b、内板部51cを有する構成としている。
また、図8及び図9(a)に示すごとく、本実施例1では、ガイドレール4をアルミ素材、補強部材51をステンレススチール素材にて構成することとし、外部荷重に対して比較的変形しやすいガイドレール4を、比較的変形し難い補強部材51によって補強する構成を実現している。尚、補強部材51の素材については、特にステンレススチールに限定されるものではないが、高い剛性を発揮する素材にて構成することが好適である。
また、図8及び図9(a)に示すごとく、この補強部材51は、前記キャップ48に覆い被せられるようにして取り付けられる。ここで、前記キャップ48は、設置状態において上下方向の板状部を構成する上下板部48aと、該上下板部48aの上部において、上下板部48aの室内側面48bから室内側に突出する上部突出部48cを具備している。そして、前記補強部材51の内板部51cをキャップ48の室内側面48bと対向させるとともに、補強部材51の外板部51aを上下板部48aの室外側面48dに当接させるようにして、キャップ48に対し補強部材51を取り付ける。尚、図8に示すごとく、前記キャップ48の上部突出部48cに凹部48fを設け、該凹部48fに前記内板部51cの一部を収容することにより、キャップ48と補強部材51の間で横方向のズレが生じないようにしている。
以上のようにして、図9(a)に示すごとく、前記キャップ48の室内側面48bと、補強部材51の内板部51cの室外側面51dの間に、二つの面で挟まれた空間52が形成される。そして、図9(b)に示すごとく、前記空間52に前記立ち上がりフィン5aが挿入されることとしている。
また、以上のように補強部材51を取り付けたキャップ48は、図8及び図9(b)に示すごとく、ガイドレール4の切り欠き部46に下側から挿入され、ガイドレール4の下部構成部4aに装着される。この構成により、ガイドレール4の内部立設面44aと補強部材51の内板部51cが一体となって、一枚の板材を構成することになり、ガイドレール4が補強部材51によって補強され、その剛性が向上することになる。
以上のように構成し、ガイドレール4の下部構成部4aを室外側に変形させる荷重が生じる際には、図9(b)に示すごとく、前記補強部材51の室外側面51dが立ち上がりフィン5aの内側立設面5dに当接することになる。これにより、ガイドレール4の下部構成部4a(内部立設面44a)が下枠5と係合することとなって、ガイドレール4の室外側への変形や移動を、建物躯体に強固に固定される下枠5の剛性によって規制できることとなる。さらに、補強部材51によってガイドレール4の内側延出部44の剛性が向上するため、上述の実施形態の防犯性能、耐風性能をさらに向上させることができる。加えて、補強部材51がガイドレール4内に収容されることにより、上述した意匠性が損なわれることもない。
また、以上に説明した補強部材51の形態の他、例えば、前記内部立設面44aよりも室内側に内部立設面44aを補強する部位を設けた補強部材とすることや、内部立設面44aを両側から挟みこむ二つの補強面を設けた補強部材とすることが考えられる。即ち、下部構成部4aの剛性を向上させる形態であればよく、上記の形態に限定されるものではない。
本実施例2は、図10に示すごとく、前記ガイドレール4の下部構成部61を下枠5の立ち上がりフィン5aよりも室内側に配置するとともに、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aを前記立ち上がりフィン5aに係合させることとして、前記下部構成部61にて前記下枠5に対する係合部を構成することとし、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aと前記立ち上がりフィン5aの間には、前記下枠5側に固定され、前記下部構成部61と係合する補強部材65が設けられることとし、該補強部材65は、立ち上がりフィン5aの最上位置以下の範囲に配置されることとする、構成とするものである。
本実施例2では、図10に示すごとく、前記補強部材65を、下枠5の水切り面5bに当着される下板面部65aと、前記立ち上がりフィン5aの内側立設面5dに当着される立設部65bとから、断面視略「L」字上の板部材に構成している。また、補強部材65の板幅は、前記ガイドレール4の左右幅と略同一としている。
また、図10に示すごとく、前記補強部材65の立設部65bの最上位置65cは、前記立ち上がりフィン5aの最上位置5e以下となるように構成され、室外側から見たときに、立ち上がりフィン5aによって、補強部材65が隠されることとしている。また、前記下板面部65aは、前記水切り面5bに対して接着剤や、ネジ等の固定手段によって固定されることとしている。
また、図10に示すごとく、本実施例2では、下枠5をアルミ素材、補強部材65をステンレススチール素材にて構成することとし、外部荷重に対して比較的変形しやすい下枠5を、比較的変形し難い補強部材65によって補強する構成を実現している。尚、補強部材65の素材については、特にステンレススチールに限定されるものではないが、高い剛性を発揮する素材にて構成することが好適である。
以上のように構成し、ガイドレール4の下部構成部61を室外側に変形させる荷重が生じる際には、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aが前記補強部材65の立設部65bの内側立設面65dに当接することになる。これにより、ガイドレール4が下枠5と係合することとなって、ガイドレール4の室外側への変形や移動を、建物躯体に強固に固定される下枠5の剛性によって規制できることとなる。さらに、補強部材65によって下枠5(立ち上がりフィン5a)の剛性が向上するため、上述の防犯性能、耐風性能をさらに向上させることができる。加えて、補強部材65が立ち上がりフィン5aによって隠されることにより、上述した意匠性が損なわれることもない。
本実施例3は、図11に示すごとく、前記ガイドレール4の下部構成部61を下枠5の立ち上がりフィン5aよりも室内側に配置するとともに、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aを前記立ち上がりフィン5aに係合させることとして、前記下部構成部61にて前記下枠5に対する係合部を構成することとし、前記ガイドレール4には、前記立ち上がりフィン5aよりも室外側に配置され、前記立ち上がりフィン5aと係合する係合部70aを有する補強部材70が設けられることとする構成とするものである。
本実施例3では、図11に示すごとく、前記補強部材70を、下枠5の立ち上がりフィン5aの外側立設面5fに当着固定される係合部70aと、前記ガイドレール4のガイドレール外装面42aに当着固定される固定部70bを具備するものであり、板材を板金加工することによって、前記係合部70aと固定部70bが下枠5の突出方向(図11の紙面左右方向)においてずれた位置に配置されるようになっている。換言すれば、前記係合部70aとガイドレール4の間に下枠5の立ち上がりフィン5aが配置されることとなる。また、補強部材70の板幅は、前記ガイドレール4の左右幅と略同一としている。
また、図11に示すごとく、また、前記係合部70aは、前記立ち上がりフィン5aに対し、また、前記固定部70bは、前記ガイドレール外装面42aに対し、それぞれ、接着剤や、ネジ等の固定手段によって固定されることとしている。
また、図11に示すごとく、本実施例3では、下枠5をアルミ素材、補強部材70をステンレススチール素材にて構成することとし、外部荷重に対して比較的変形しやすい下枠5を、比較的変形し難い補強部材70によって補強する構成を実現している。尚、補強部材70の素材については、特にステンレススチールに限定されるものではないが、高い剛性を発揮する素材にて構成することが好適である。
以上のように構成し、図11に示すごとく、ガイドレール4の下部構成部61を室外側に変形させる荷重が生じる際には、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aが前記立ち上がりフィン5aの内側立設面5dに当接することになる。また、前記ガイドレール4が補強部材70を介して下枠5と係合されることになる。
そして、以上のように、前記下部構成部61のガイドレール外装面42aと前記立ち上がりフィン5aとの係合に加え、前記ガイドレール4が補強部材70を介して下枠5と係合することとなって、ガイドレール4を室外側に故意にこじ開けるような荷重が生じた際には、ガイドレール4の室外側への変形や移動を、建物躯体に強固に固定される下枠5の剛性によって規制できることとなる。さらに、補強部材70によって下枠5(立ち上がりフィン5a)の剛性が向上するため、上述の防犯性能、耐風性能をさらに向上させることができる。
本発明の活用例として、建物開口部を閉鎖するシャッター装置の防犯性能、耐風性能を向上する技術として幅広く適用することができる。尚、以上に述べた実施形態、実施例を適宜組み合わせて実施することも可能である。
シャッター装置の概要について説明する斜視図。 シャッター装置の外枠の構成について示す斜視図。 ガイドレールと下枠の係合について説明する図。 ガイドレールの下部構成部等について示す正面図。 ガイドレールの側面、正面、断面の構成について示す図。 (a)は、キャップを挿入される前の下部構成部の構成について示す図。(b)は、同じくキャップが挿入された後の下部構成部の構成について示す図。 下部構成部とキャップの構成について示す図。 実施例1における補強部材と他の部材の関係について示す図。 (a)は、補強部材とキャップの構成について示す図。(b)は、補強部材及びキャップが挿入された後の下部構成部の構成について示す図。 実施例2における補強部材の構成について示す図。 実施例3における補強部材の構成について示す図。
符号の説明
1 シャッター装置
2 シャッターカーテン
4 ガイドレール
4a 下部構成部
5 下枠
5a 立ち上がりフィン
42 外側延出部
44 内側延出部
51 補強部材

Claims (5)

  1. シャッター装置のシャッターカーテンをガイドするガイドレールであって、
    前記ガイドレールには、前記シャッター装置の下枠に係合し、前記下枠によってガイドレールの室外側への移動を規制するための係合部が構成され、
    前記ガイドレールには、
    前記下枠に構成される立ち上がりフィンよりも室内側に配置される内側延出部と、
    前記立ち上がりフィンよりも室外側に配置される外側延出部と、が設けられ、
    前記内側延出部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
    前記内側延出部にて前記係合部を構成する、
    シャッター装置のガイドレール。
  2. 前記ガイドレールには、
    前記内側延出部を補強するための補強部材が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項に記載のシャッター装置のガイドレール。
  3. 前記ガイドレールの下部構成部を前記下枠の立ち上がりフィンよりも室内側に配置するとともに、
    前記下部構成部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
    前記下部構成部にて前記係合部を構成することとし、
    前記下部構成部と前記立ち上がりフィンの間には、前記下枠側に固定され、前記下部構成部と係合する補強部材が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項に記載のシャッター装置のガイドレール。
  4. 前記ガイドレールの下部構成部を前記下枠の立ち上がりフィンよりも室内側に配置するとともに、
    前記下部構成部を前記立ち上がりフィンに係合させることとして、
    前記下部構成部にて前記係合部を構成することとし、
    前記ガイドレールには、前記立ち上がりフィンよりも室外側に配置され、前記立ち上がりフィンと係合する係合部を有する補強部材が設けられる、
    ことを特徴とする、請求項1に記載のシャッター装置のガイドレール。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載のガイドレールを備えるシャッター装置。
JP2007269232A 2007-10-16 2007-10-16 シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置 Expired - Fee Related JP5107658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007269232A JP5107658B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007269232A JP5107658B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009097220A JP2009097220A (ja) 2009-05-07
JP5107658B2 true JP5107658B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=40700487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007269232A Expired - Fee Related JP5107658B2 (ja) 2007-10-16 2007-10-16 シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5107658B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5785039B2 (ja) * 2011-09-01 2015-09-24 三和シヤッター工業株式会社 窓シャッターの下枠の防火構造
JP6128889B2 (ja) * 2013-02-28 2017-05-17 三和シヤッター工業株式会社 窓シャッターの下枠の防火構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4188755B2 (ja) * 2003-05-28 2008-11-26 文化シヤッター株式会社 開閉装置用防犯構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009097220A (ja) 2009-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6426351B2 (ja) カバー材及び樹脂サッシ
JP2009299440A (ja) サッシ
JP5107658B2 (ja) シャッター装置のガイドレール、及び、それを備えるシャッター装置
US20140259525A1 (en) Vision lite and screw boss channel
JP2009299437A (ja) サッシ
KR101565961B1 (ko) 창호용 미들 프레임 및 이를 구비한 창호 프레임
KR101450303B1 (ko) 방범 및 난간 기능이 일체화된 슬림형 쓰리트랙 단열 창호
JP2009299439A (ja) サッシ
JP5306716B2 (ja) 下枠フラットサッシ
KR102018426B1 (ko) 재단 및 조립이 용이한 입면 분할 창호
KR102183148B1 (ko) 유리 난간
KR101080911B1 (ko) 창호의 중앙프레임 구조
JP5425648B2 (ja) 後付けサッシ
JP2009084823A (ja) サッシ下枠及びサッシ
JP3896545B2 (ja) 建築用形材
JP5650833B2 (ja) 後付けサッシ
JP2006188926A (ja) 複合サッシの枠体
JP7046665B2 (ja) 建具
JP6899640B2 (ja) 内窓及び内窓の施工方法
JP5433602B2 (ja) カバー部材および建具
JP6511360B2 (ja) 建具
JP6652435B2 (ja) 建具
JP2017133263A (ja) 建具
JP4989562B2 (ja) 下枠フラットサッシ
JP5224587B2 (ja) 下枠フラットサッシ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121002

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees