JP6899640B2 - 内窓及び内窓の施工方法 - Google Patents

内窓及び内窓の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、内窓に関する。詳しくは、二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓に関する。
従来、建物の開口部に、内窓と外窓とが二重に設けられて構成される二重窓が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。二重窓は、窓を二重にすることで、断熱性能を高めることができると共に、防音性を高くすることができる。特許文献1及び2に記載の二重窓においては、内窓の上枠と建物の開口部に設けられた枠との間にスポンジ部材を配置することで、より断熱性能を向上させ、より防音性を向上させるように構成されている。二重窓は、新築時に外窓と内窓とを同時に設けることや、既設の窓の屋内側に、リフォームにより内窓を追加することで設けることもできる。
実公昭60−28768号公報 実開昭58−9482号公報
特許文献1及び2に記載の内窓においては、スポンジ部材は、内窓の上枠と建物の開口部に設けられた枠との間に配置される。そのため、スポンジ部材の弾性反発力により上枠が下方に移動して、上枠は、上枠の下方に配置された障子に当接する可能性がある。上枠が障子に当接した場合には、上枠と障子との間に摩擦力が発生して、障子をスムーズに開閉できないことがあった。
本発明は、障子をスムーズに開閉できる内窓を提供することを目的とする。
本発明は、建物の開口部に設けられた枠体(例えば、後述の窓枠20)と、前記枠体内に配置される障子(例えば、後述の内障子60、外障子70)と、前記枠体の上枠(例えば、後述の上枠21)を上方側から覆うように形成されるとカバー部材(例えば、後述の上枠カバー部材50)と、前記上枠と前記カバー部材との間に配置され、弾性反発力を発現可能な弾性部材(例えば、後述のスポンジ部材40)と、を備えた内窓において、前記弾性部材が弾性反発力を発現した状態で前記上枠を支持する支持構造(例えば、調整固定ネジ102)を有する内窓(例えば、後述の内窓1)に関する。
前記内窓は、二重窓(例えば、後述の二重窓100)における外窓の屋内側に配置されると共に、前記上枠の上部の少なくとも一部に配置され且つ前記上枠と一体又は別体で形成される補強部(例えば、後述の補強部材30)を更に備え、前記障子は、第1障子(例えば、後述の内障子60)及び第2障子(例えば、後述の外障子70)から構成され、前記上枠は、建物の開口部に設けられた枠部(例えば、後述の枠部10)における上部の下面である枠部下面(例えば、後述の下面10a)の下方に配置され、前記カバー部材は、前記補強部及び前記上枠を上方側から覆うように形成されると共に前記枠部下面に固定され、前記弾性部材は、前記補強部または前記上枠と、前記カバー部材との間に配置され、前記枠部下面に前記上枠を固定した状態において弾性反発力を発現可能であることが好ましい。
また、前記補強部は、前記第1障子と前記第2障子との召合せ部(例えば、後述の召合せ部80)に設けられることが好ましい。
また、前記補強部及び/又は前記上枠は、上下方向に延びる第1側面(例えば、後述の外側面30a)を有し、前記カバー部材は、前記第1側面に対向して配置されると共に前記第1側面の見込方向の位置を規制する第2側面(例えば、後述の内側面50a)を有することが好ましい。
前記上枠における屋内側の端部は、前記カバー部材における屋内側の端部よりも屋外側に配置されており、前記上枠における屋内側の端部の下端部は、前記カバー部材における屋内側の端部の下端部よりも下方に位置することが好ましい。
前記上枠は、樹脂製であることが好ましい。
また、本発明は、二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓の施工方法であって、
弾性反発力を発現可能な弾性部材が取り付けられたカバー部材を、建物の開口部に設けられた枠部における上部の下面である枠部下面に固定する第1工程と、前記第1工程の後に、補強部が配置された上枠を、前記補強部が前記弾性部材を前記カバー部材側に押圧するように配置した状態で、前記上枠を前記枠部下面に固定する第2工程と、前記第2工程の後に、前記上枠を有する枠体に、第1障子及び第2障子を組み込む第3工程と、を備える内窓の施工方法に関する。
また、前記第3工程の後に、前記枠部下面に対する前記上枠の位置を調整する第4工程を備えることが好ましい。
本発明によれば、障子をスムーズに開閉できる内窓を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る内窓を屋内側から見た正面図である。 上記実施形態に係る内窓の召合せ部の上部の構造を示す斜視図である。 上記実施形態に係る内窓の図1のA−A線断面図である。 上記実施形態に係る内窓の固定ネジ及び調整固定ネジの取り付け箇所を示す断面斜視図である。 内窓の施工方法を示す模式図であって、(a)は、縦枠、及び、スポンジ部材が取り付けられた上枠カバー部材を枠部に取り付ける場合を示す図であり、(b)は、補強部材が配置された上枠及び下枠を枠部に取り付ける場合を示す図である。 内窓の施工方法を示す模式図であって、(a)は、上枠を調整固定ネジで取り付け、下枠を固定ネジで取り付ける場合を示す図であり、(b)は、内障子及び外障子を窓枠に取り付ける場合を示す図であり、(c)は、調整固定ネジを調整する場合を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、本明細書において、「見付方向」とは、建物の壁に形成された開口部に納められた内窓1におけるガラスの面方向(即ち、左右方向)を意味し、「見込方向」とは、上記ガラスの厚さ方向(即ち、奥行き方向)を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内窓1を屋内側から見た正面図である。より詳しくは、内障子60および外障子70を閉鎖したときの本実施形態に係る内窓1を、屋内側から見た正面図である。図2は、上記実施形態に係る内窓1の召合せ部80の上部の構造を示す斜視図である。図3は、上記実施形態に係る内窓1の図1のA−A線断面図である。図4は、上記実施形態に係る内窓1の固定ネジ101及び調整固定ネジ102の取り付け箇所を示す断面斜視図である。
本実施形態の内窓1は、二重窓100のうちの屋内側の窓を構成する。二重窓100は、建物の壁に形成された開口部に納められる。開口部には、図1に示すように方形状に枠組みされた枠部10が取り付けられている。枠部10としては、例えば、木製の木枠や、アルミ製のアルミ枠などを挙げることができる。また、枠部10には、例えば、額縁も含まれる。二重窓100は、建物の開口部に設けられた枠部10に外窓(図示せず)を設置し、外窓の屋内側に内窓1を設置することで、二重の窓となる。
外窓(図示せず)は、二重窓100のうちの屋外側の窓を構成する。内窓1よりも屋外側に配置される(図2及び図3における外窓側)。外窓(図示せず)は、いわゆる引き違い窓であり、図示を省略するが、方形状に枠組みされた窓枠内に、内障子と外障子とを開閉可能に嵌め込んで構成される。
内窓1は、外窓(図示せず)の屋内側に配置される。本実施形態においては、内窓1は、外窓(図示せず)が取り付けられた後において、リフォームにより、外窓の屋内側に設置される。なお、二重窓100は、リフォームにより内窓を外窓の屋内側に追加して設ける場合に限られず、新築時に外窓と内窓とを同時に設けてもよい。
内窓1は、いわゆる引き違い窓であり、図1〜図3に示すように、窓枠20と、窓枠20内に開閉可能に嵌め込まれた内障子60(第1障子)及び外障子70(第2障子)と、補強部材30と、一対のスポンジ部材40,40(弾性部材)と、上枠カバー部材50(カバー部材)と、複数の固定ネジ101と、複数の調整固定ネジ102(支持構造)と、を備える。
窓枠20の内側には、内障子60及び外障子70が組み付けられる。窓枠20は、枠部10の内部において、上下方向の位置を調整して配置可能である。窓枠20は、いずれも長尺状の上枠21、下枠22および左右の縦枠23,24により矩形に枠組みされている。窓枠20は、樹脂枠で構成される。樹脂枠は、樹脂製であり、例えば塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により構成される。
上枠21は、図2に示すように、長尺状に形成され、窓枠20の上部において見付方向に延びる樹脂枠である。上枠21は、枠部10の上部の下面10aの下方において、枠部10の上部の下面に沿って配置される。上枠21は、調整固定ネジ102により、上下方向の位置が調整された状態で、枠部10の上部の下面10aに取り付けられる。枠部10の上部の下面10aと上枠21との間には、図3に示すように、上枠カバー部材50の天面板51、スポンジ部材40及び補強部材30が配置される。
上枠21は、図3に示すように、内障子用上部レール211と、外障子用上部レール212と、上枠下方延出壁部213と、を有する。内障子用上部レール211は、上枠21の屋内側の下面において、下方に垂設される。外障子用上部レール212は、上枠21の外窓側(屋外側)の下面において、下方に垂設される。内障子用上部レール211,外障子用上部レール212には、内障子60又は外障子70の上端部に形成された内障子用上部ガイド651,外障子用上部ガイド751(後述)が係合する。これにより、内障子60又は外障子70が窓枠20内を見付方向にスムーズにスライド可能となっている。
上枠21が内障子用上部レール211及び外障子用上部レール212を備えることで、上枠がレールを有さない断面凹字形、いわゆるドブ溝状の障子案内部よりも、気密材をレールの近傍に配置できるため、見込方向の寸法を小さくできる。そのため、内障子60及び外障子70を開閉する力を小さくすることができる。
また、いわゆるドブ溝状の障子案内部のように内障子60又は外障子70を見付方向への移動を規制して見込方向にガイドする枠状に形成せずに、上枠から下方に延びる内障子用上部レール211及び外障子用上部レール212だけを設ければよいため、コストを低減しつつ、内障子60又は外障子70を見付方向への移動を規制して見込方向にガイドする性能を向上できる。
また、上枠21が内障子用上部レール211及び外障子用上部レール212は、上枠21に対して、内障子60及び外障子70を安定して支持する。
上枠下方延出壁部213は、図3に示すように、上枠21における見込方向の屋内側の端部において、下方に所定長さ延びる。上枠下方延出壁部213の下端部213aは、後述する上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aよりも低い位置にある。
本実施形態においては、上枠下方延出壁部213の下端部213aの上下方向の位置は、上枠21の上下方向の移動により変化する。上枠下方延出壁部213の下端部213aの最も上方側の位置は、上枠21が上下方向に移動した場合に、補強部材30の上方延出片33の上端部33aが上枠カバー部材50の天面板51の下面に当接した場合の位置である。
また、上枠21の下面には、長手方向の所定の位置に、屋外側からの風の侵入を防ぐ風止め板(図示せず)が設けられている。
下枠22は、図1に示すように、長尺状に形成され、窓枠20の下部において見付方向に延びる樹脂枠である。下枠22は、枠部10の下部の上面に沿って配置され、枠部10の下部の上面に取り付けられる。
下枠22は、内障子用下部レール221(図6(b)参照)と、外障子用下部レール222(図6(b)参照)と、を有する。内障子用下部レール221は、下枠22の屋内側の上面において、上方に立設される。外障子用下部レール222は、下枠22の外窓側(屋外側)の上面において、上方に立設される。内障子用下部レール221,外障子用下部レール222には、内障子60又は外障子70の下端部に形成された内障子用下部ガイド652,外障子用下部ガイド752(図6(b)参照)が係合する。これにより、内障子60又は外障子70が窓枠20内を見付方向にスムーズにスライド可能となっている。
左右の縦枠23,24は、図1に示すように、上枠21及び下枠22の見付方向の両端部において上下方向に延びる樹脂枠である。左右の縦枠23,24は、長尺状に形成され、窓枠20の側部を構成する。縦枠23,24は、枠部10の左右の内側面に沿って配置され、枠部10の左右の側面に取り付けられる。
補強部材30は、図1〜図3に示すように、上枠21の上部に配置される。補強部材30は、内窓1における見付方向の略中央部において、召合せ部80の上部に配置される。召合せ部80は、内障子60と外障子70との閉鎖時において、内障子60と外障子70とが対向して重なる部分である。補強部材30は、例えば、金属製の板材を加工して形成され、剛性を有する。本実施形態においては、補強部材30は、例えば、アルミ材料で形成される。
補強部材30は、図3に示すように、見付方向に見た場合に、略H形状に形成される。補強部材30は、図2に示すように、補強部材本体板31と、補強部材本体板31における見付方向の略中央において下方に延びる一対の下方延出片32,32と、補強部材本体板31の補強部材本体板31における見付方向の両端部において上方に延びる2組の一対の上方延出片33,33,33,33と、を有する。
補強部材本体板31は、長方形状の水平板状に形成され、見込方向及び見付方向に延びる。補強部材本体板31は、図1及び図2に示すように、見付方向において、召合せ部80が存在する範囲よりも広い範囲に亘って延びて形成され、召合せ部80における見付方向の長さよりも長く形成される。補強部材本体板31は、図3に示すように、見込方向において、上枠21の見込方向の長さとほぼ同じ長さに形成される。
下方延出片32及び上方延出片33は、図2に示すように、補強部材本体板31の見込方向の両端部に沿って、上方延出片33、下方延出片32、上方延出片33の順に、見付方向に沿って、交互に配置されている。
一対の下方延出片32,32は、それぞれ、長方形状の板状に形成され、見付方向に沿って延びると共に、下方に向けて延びる。一対の下方延出片32,32は、それぞれ、補強部材本体板31における見込方向の両端において、補強部材本体板31における見付方向の略中央から下方に延びる。
2組の一対の上方延出片33,33,33,33は、それぞれ、長方形状の板状に形成され、見付方向に沿って延びると共に、下方に向けて延びる。2組の一対の上方延出片33,33,33,33は、それぞれ、補強部材本体板31における見込方向の両端において、見付方向における下方延出片32を挟んだ両側において上方に延びる。上方延出片33の上端部33aは、図3に示すように、補強部材30が上下方向に移動した場合に、上枠カバー部材50の天面板51の内面に当接するため、補強部材30の上方側への移動を規制する。
下方延出片32及び上方延出片33は、図3に示すように、見付方向に見た場合に、補強部材本体板31の見込方向の両端部から上下方向に延び、上下方向に直線上に配置されている。下方延出片32の内面は、上枠21の上部の外側の側面に対向して配置される。見付方向に見た場合に、下方延出片32の外面及び上方延出片33の外面に亘って形成される外側面30a(第1側面)は、上枠カバー部材50(後述)の側面板52の内側面50a(第2側面)に対向して配置される。
補強部材30の下方延出片32及び上方延出片33の外側面30aは、補強部材30の見込方向の両端部において、上下方向に延びる。上枠カバー部材50(後述)の側面板52の内側面50aは、上枠カバー部材50の見込方向の両端部において、上下方向に延び、下方延出片32及び上方延出片33の外側面30aに対向して配置される。これにより、上枠カバー部材50の側面板52の内側面50aは、下方延出片32及び上方延出片33の外側面30aの見込方向の位置を規制する。
一対のスポンジ部材40,40は、図3に示すように、補強部材30の補強部材本体板31の上面と、上枠カバー部材50の天面板51の下面と、の間に配置される。一対のスポンジ部材40,40は、それぞれ、上枠カバー部材50の天面板51の下面に、貼着部材(図示せず)により貼り付けられた状態で、補強部材30の上部に配置される。一対のスポンジ部材40,40は、見込方向に離間して配置されている。一対のスポンジ部材40,40は、それぞれ、直方体形状に形成され、内窓1の見付方向の全域に亘って延びる。スポンジ部材40は、例えば、ポリエチレン樹脂で構成される。スポンジ部材40は、所定の圧縮率で形成され、枠部10の下面10aに上枠21を固定した状態において、弾性反発力を発現可能である。
上枠カバー部材50は、図2及び図3に示すように、下方に開放する断面視略コ字状(略逆U字状)の長尺状に形成され、内窓1の見付方向の略全域に亘って延びる。上枠カバー部材50は、補強部材30、一対のスポンジ部材40,40、上枠21を、上方から覆うように形成される。本実施形態においては、上枠カバー部材50は、例えば、樹脂製である。
上枠カバー部材50は、図3に示すように、天面板51と、一対の側面板52,52と、を有する。
天面板51は、長方形状の平板状に形成される。天面板51には、図2及び図4に示すように、複数の円形状の固定ネジ用孔501と、複数の長孔状の調整固定ネジ用孔502と、が形成されている。
複数の円形状の固定ネジ用孔501は、天面板51の見付方向に並んで複数設けられる。固定ネジ用孔501には、図4に示すように、上枠カバー部材50を枠部10に固定するための固定ネジ101が貫通して配置される。固定ネジ用孔501は、固定ネジ101が貫通する正円形状に形成される。固定ネジ用孔501に固定ネジ101が挿通され、固定ネジ101の頭部が、天面板51の下面における固定ネジ用孔501の周縁に係止されると共に、固定ネジ101の先端部が枠部10にねじ込まれることで、上枠カバー部材50は、枠部10の上部の下面10aに、複数の固定ネジ101により固定される。
複数の固定ネジ101は、複数の固定ネジ用孔501が形成される位置に対応して、見付方向に沿って並んで配置される。複数の固定ネジ101は、見付方向において補強部材30が配置されていない位置において、見込方向における一対のスポンジ部材40,40の間に配置されている。
複数の調整固定ネジ用孔502は、天面板51の見付方向に並んで複数設けられる。調整固定ネジ用孔502には、図4に示すように、上枠21を枠部10に固定するための調整固定ネジ102が貫通して配置される。調整固定ネジ102の頭部が、上枠21の上部の下面に係止されると共に、調整固定ネジ102の胴部が、調整固定ネジ用孔502に貫通して配置され、調整固定ネジ102の先端部が枠部10にねじ込まれることで、上枠21は、枠部10の上部の下面10aに、複数の調整固定ネジ102により固定される。
また、調整固定ネジ用孔502は、見付方向に延びる長孔状に形成される。そのため、調整固定ネジ用孔502の長孔に沿って上枠カバー部材50を見付方向に移動させることで、上枠カバー部材50の見付方向の位置を調整した状態で、調整固定ネジ102により、上枠21を枠部10に固定することができる。
複数の調整固定ネジ102は、上枠21を、上下方向の位置を調整して、枠部10の上部の下面10aに固定する。複数の調整固定ネジ102は、複数の調整固定ネジ用孔502が形成される位置に対応して、見付方向に沿って並んで配置される。複数の調整固定ネジ102は、見付方向において補強部材30及び風止め板(図示せず)が配置されていない位置において、一対のスポンジ部材40,40の間において、上下方向に沿って配置されている。
一対の側面板52,52は、それぞれ、長方形状の平板状に形成され、天面板51の見込方向の両端部から下方に延びる。一対の側面板52,52の内側面50aは、補強部材30の外側面30aに対向する。一対の側面板52,52の内側面50aが補強部材30の外側面30aに対向する位置は、調整固定ネジ102における取り付け位置により、上下方向に移動する。
ここで、上枠21の上枠下方延出壁部213は、図3に示すように、上枠カバー部材50の側面板52よりも屋内側に配置されている。上枠21及び補強部材30は、上枠カバー部材50の内部において上下方向に移動する。上枠21及び補強部材30は、一体的に上下方向に移動可能であり、スポンジ部材40を上方側に押圧している。本実施形態においては、上枠21の上枠下方延出壁部213(屋外側の端部)の下端部213aは、上枠カバー部材50の側面板52(屋外側の端部)の下端部52aよりも下方に位置する。本実施形態においては、この位置関係は、上枠21及び補強部材30が上下方向に移動しても変化しないように構成されている。
具体的には、上枠21及び補強部材30が最も上方に位置する場合において、図3に示すように、上枠下方延出壁部213の下端部213aの位置H2と上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aの位置H1との高さの位置関係(H1>H2)は、変化しないように設定されている。
詳細には、本実施形態においては、補強部材30の上方延出片33の上端部33aから、上枠21の上枠下方延出壁部213の下端部213aまでの長さL2は、上枠カバー部材50の天面板51の下面から上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aまでの長さL1よりも長い(L2>L1)。そのため、上枠21及び補強部材30が最も上方に位置する場合(補強部材30の上方延出片33の上端部33aが上枠カバー部材50の天面板51の下面に当接した場合の位置)において、上枠21の上枠下方延出壁部213の下端部213aの位置H2は、上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aの位置H1よりも下方に位置する(H1>H2)。これは、スポンジ部材40が劣化した場合においても同じである。
これにより、上枠21及び補強部材30の位置が上下方向のいずれの位置に位置していても、上枠21が上枠カバー部材50に入り込むことが抑制されて、上枠21の上枠下方延出壁部213の下端部213aは、上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aよりも下方に突出する。これにより、内障子60の上部が屋内側に脱落しないように、内障子60の上部が規制される。また、スポンジ部材40が劣化した場合においても、内障子60の上部が屋内側に脱落しないように、内障子60の上部が規制される。
内障子60および外障子70は、いずれも引き戸であり、これらを見付方向にスライドさせることで、開口部が閉鎖又は開放される、いわゆる引き違い窓を構成する。
内障子60は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框61、下框62および左右の縦框である召内框63,戸先框64により矩形に枠組みされた框体65と、框体65内に嵌め込まれて固定されたガラス66と、を含んで構成される。框体65は、樹脂框体で構成される(樹脂製である)。樹脂框体は、例えば塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により構成される。
上框61、召内框63及び戸先框64の上部には、図3に示すように、上方に向けて開放する内障子用上部ガイド651が形成される。内障子用上部ガイド651は、内障子用上部レール211の見付方向への移動をガイドする。
下框62、召内框63及び戸先框64の下部には、下方に向けて開放する内障子用下部ガイド652(図6(b)参照)が形成される。内障子用下部ガイド652は、内障子用下部レール221の見付方向への移動をガイドする。
外障子70は、図1に示すように、いずれも長尺状の上框71、下框72および左右の縦框である召外框73,戸先框74により矩形に枠組みされた框体75と、框体75内に嵌め込まれて固定されたガラス76と、を含んで構成される。框体75は、樹脂框体で構成される(樹脂製である)。樹脂框体は、例えば塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の押出し成形品により構成される。
上框71、召外框73及び戸先框74の上部には、図3に示すように、上方に向けて開放する外障子用上部ガイド751が形成される。外障子用上部ガイド751は、外障子用上部レール212の見付方向への移動をガイドする。
下框72、召外框73及び戸先框74の下部には、下方に向けて開放する外障子用下部ガイド752(図6(b)参照)が形成される。外障子用下部ガイド752は、外障子用下部レール222の見付方向の移動をガイドする。
内障子60と外障子70の召合せ部80には、図1に示すように、戸締り用のクレセント錠631が設けられている。クレセント錠631は、召内框63の外障子70側の見込面に設けられている。
以上のように構成される内窓1について、召合せ部80において、窓枠20の上枠21と上枠カバー部材50との間に補強部材30及びスポンジ部材40を設けたことによる作用について説明する。
例えば、内窓1に風が吹き付けた場合に、内窓1に作用する風圧は、内障子60及び外障子70を伝達して、内障子60及び外障子70が重なる召合せ部80に集中しやすい。そのため、本発明においては、召合せ部80における上枠21の上面に金属製の補強部材30配置し、上枠カバー部材50と補強部材30との間にスポンジ部材40を配置して、スポンジ部材40を圧縮させた状態で、調整固定ネジ102で、上枠21と枠部10とを固定した。
これにより、内窓1に風圧が作用しても、上枠21の上部における召合せ部80において、補強部材30の補強部材本体板31に伝達された力がスポンジ部材40に逃がされて、スポンジ部材40に吸収される。そして、召合せ部80における上枠21において補強部材30で受けた力を、スポンジ部材40で分散させることができる。これにより、風圧に対する強度を向上できる。
また、本実施形態においては、補強部材30の上下方向に延びる外側面30aは、上枠カバー部材50の内側面50aに対向して配置され、補強部材30の外側面30aの見込方向の位置を規制する。そのため、上枠21の上部における召合せ部80において、上枠カバー部材50に対して、召合せ部80が延びる方向に沿って形成される軸を中心に回転しようとする力が作用しても、補強部材30の外側面30aが、上枠カバー部材50の側面板52の内側面50aに対向して配置されるため、見込方向の位置が規制されて、補強部材30の水平が保持される。これにより、上枠カバー部材50が回転しようとする風圧による力が作用しても、上枠21の見込方向の位置が規制されることで、召合せ部80に配置される部材のねじれや回転が低減されて、風圧に対する強度を向上できる。
次に、内窓1の施工方法について説明する。図5は、内窓1の施工方法を示す模式図であって、図5(a)は、縦枠23,24、及び、スポンジ部材40が取り付けられた上枠カバー部材50を枠部10に取り付ける場合を示す図であり、図5(b)は、補強部材30が配置された上枠21及び下枠22を枠部10に取り付ける場合を示す図である。図6は、内窓1の施工方法を示す模式図であって、図6(a)は、上枠21を調整固定ネジ102で取り付け、下枠22を固定ネジ101で取り付ける場合を示す図であり、図6(b)は、内障子60及び外障子70を窓枠20に取り付ける場合を示す図であり、図6(c)は、調整固定ネジ102を調整する場合を示す図である。
まず、図5(a)に示すように、弾性反発力を発現可能なスポンジ部材40が取り付けられた上枠カバー部材50を、複数の固定ネジ101により、建物の開口部に設けられた枠部10の上部の下面10aに固定する(第1工程)。また、左右の縦枠23,24を、複数の固定ネジ101により枠部10に固定する。
次に(第1工程の後に)、図5(b)及び図6(a)に示すように、内障子60と外障子70との召合せ部80(図1参照)に対応する位置の上部に補強部材30が配置された上枠21を、補強部材30がスポンジ部材40を上枠カバー部材50側に押圧するように配置した状態で、複数の調整固定ネジ102により、上枠21を枠部10の上部の下面10aに仮固定する(第2工程)。また、下枠22を枠部10の下部の上面に固定する。
具体的には、上枠21を枠部10に取り付ける場合には、図5(b)に示すように、上枠21を、見付方向の両端部が上方側に位置するように反わせて撓ませて、上枠21の見付方向の両端部21a,21aを、左右の縦枠23,24の係止部23a,24aに係止させる。その後、図6(a)に示すように、上枠21を、複数の調整固定ネジ102により、枠部10に仮固定する。
また、下枠22を枠部10に取り付ける場合には、図5(b)に示すように、下枠22を、見付方向の両端部を下方側に位置するように沿わせて撓ませて、下枠22の見付方向の両端部22a,22aを、左右の縦枠23,24の係止部23b,24bに係止させる。その後、図6(a)に示すように、下枠22を、複数の固定ネジ101により、枠部10に固定する。
次に(第2工程の後に)、図6(b)に示すように、窓枠20に、第1障子60及び第2障子70を組み込む(第3工程)。具体的には、図6(b)に示すように、内障子60及び外障子70を、窓枠20内に、いわゆるケンドン式にて嵌め込まれる。
外障子70をケンドン式で窓枠20に組み込む場合には、図6(b)に示すように、外障子70の上部を内窓1の窓枠20の内部側に傾けて、外障子70を徐々に立てながら、上方側に持ち上げて、外障子70の上部の外障子用上部ガイド751を上枠21の外障子用上部レール212に嵌め込み、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、図6(c)に示すように、外障子70の下部の外障子用下部ガイド752を下枠22の外障子用下部レール222に嵌め込む。
同様に、内障子60をケンドン式で窓枠20に組み込む場合には、図6(b)に示すように、内障子60の上部を内窓1の窓枠20の内部側に傾けて、内障子60を徐々に立てながら、上方側に更に持ち上げて、内障子60の上部の内障子用上部ガイド651を上枠21の内障子用上部レール211に嵌め込み、上方側に更に持ち上げた後に、下方側に下ろすことで、図6(c)に示すように、内障子60の下部の内障子用下部ガイド652を下枠22の内障子用下部レール221に嵌め込む。
ここで、上枠21の上枠下方延出壁部213の下端部213aは、上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aよりも下方に突出する。これにより、内障子60の上部が屋内側に脱落しないように、内障子60の上部が規制される。よって、内障子60を、上部側において屋内側への脱落を抑制した状態で、窓枠20内に組み込むことができる。
次に(第3工程の後に)、枠部10の上部の下面10aに対する上枠21の位置を調整するように、仮固定した上枠21を、調整固定ネジ102により、枠部10の上部の下面に本固定する(第4工程)。調整固定ネジ102の頭部は上枠21の下面において上枠21を係止するため、調整固定ネジ102の頭部は上枠21の下面に露出している。そのため、内障子60及び外障子70を窓枠20に組み込んだ状態においても、調整固定ネジ102を調整することで、枠部10の上部の下面10aに対する上枠21の位置を容易に調整することができる。
ここで、例えば、リフォームにより、内窓1を後付けで設ける場合には、経年劣化などにより、枠部10が見込方向に対して水平ではなく反っている場合がある。経年劣化などにより枠部10が反っていても、上枠カバー部材50を枠部10の下面10aの反りに沿わせて取り付けて、スポンジ部材40により反りを吸収することで、上枠21を見込方向に対して水平に取り付けることができる。従って、上枠21を、枠部10の上部の下面10aに、容易に固定することができる。
ここで、従来より、一般的に、二重窓においては、外窓は、二重窓における屋外側に配置されている。そのため、外窓は、屋外に風にさらされて、外窓に風の風圧が作用することなどにより、経年的に、障子と枠体との間や他の部材間に隙間が形成されることがあった。外窓に風の風圧が作用すると、外窓における障子と枠体との間などの隙間から、例えば台風などの場合に、内窓側に風が浸入して、内窓に風圧が作用することがあった。これは、外窓と内窓とを同時に設ける場合にも、リフォームにより内窓を追加する場合にも、起こり得る。
ここで、内窓が屋外側の面で風を受けた場合には、内窓における屋外側の面で受けた風圧による力は、内窓が引き違い窓で構成される場合に、内窓の内障子及び外障子を伝達されて、内障子と外障子との召合せ部に集中しやすい。そのため、内障子と外障子との召合せ部において、風圧に対する強度が確保されることが望まれる。
これに対して、本発明に係る内窓1においては、上枠21の上部における召合せ部80に補強部材30を配置し、補強部材30と上枠カバー部材50との間にスポンジ部材40を配置して、枠部10の上部の下面10aに上枠21を固定した。これにより、本発明に係る内窓1は、風圧に対する強度を向上できる。
以上の構成を備える本実施形態に係る内窓1によれば、以下の効果が奏される。
建物の開口部に設けられた枠体20と、枠体20内に配置される第1障子60,第2障子70と、枠体20の上枠21を上方側から覆うように形成されると上枠カバー部材50と、上枠21と上枠カバー部材50との間に配置され、弾性反発力を発現可能なスポンジ部材40と、を備えた内窓1において、スポンジ部材40が弾性反発力を発現した状態で上枠21を支持する調整固定ネジ102を有する。
そのため、調整固定ネジ102がスポンジ部材40が弾性反発力を発現した状態で上枠21を支持するため、上枠21と第1障子60,第2障子70との間に、隙間を設けることができる。これにより、第1障子60,第2障子70を、スムーズに開閉することができる。
また、本実施形態では、上枠21の上部における召合せ部80に補強部材30を配置し、補強部材30と上枠カバー部材50との間にスポンジ部材40を配置して、枠部10の上部の下面10aに上枠21を固定した。
これにより、内窓1に風圧が作用しても、召合せ部80における上枠21において補強部材30で受けた力をスポンジ部材40で分散させることができる。よって、風圧に対する強度を向上できる。
また、経年劣化や寸法誤差などにより、建物に設けられる枠部10が見込方向において反って形成されていても、上枠カバー部材50を枠部10の下面10aの反りに沿わせて取り付けて、スポンジ部材40により反りを吸収することで、上枠21を水平に取り付けることができる。
また、本実施形態では、補強部材30は、上下方向に延びる外側面30aを有し、上枠カバー部材50は、補強部材30の外側面30aの見込方向の位置を規制する内側面50aを有する。これにより、上枠カバー部材50などの召合せ部80に配置される部材に対して回転しようとする風圧による力が作用しても、上枠21の見込方向の位置が規制されることで、召合せ部80に配置される部材のねじれや回転が低減されて、風圧に対する強度を向上できる。
また、本実施形態では、上枠21における屋内側の端部の下端部213aは、上枠カバー部材50における屋内側の端部の下端部52aよりも下方に位置する。そのため、上枠21が上枠カバー部材50の内部に入り込むことが抑制されて、上枠21の上枠下方延出壁部213の下端部213aは、上枠カバー部材50の側面板52の下端部52aよりも下方に突出する。これにより、外障子70の上部が屋内側に脱落しないように、外障子70の上部を規制することができる。
また、本実施形態では、上枠21は、樹脂製である。そのため、樹脂製の上枠21を補強部材30で補強するため、補強部材30により、上枠21をより強固に補強することができる。
また、本実施形態においては、弾性反発力を発現可能なスポンジ部材40が取り付けられた上枠カバー部材50を、複数の固定ネジ101により、建物の開口部に設けられた枠部10の上部の下面10aに固定する工程(第1工程)と、補強部材30が配置された上枠21を、補強部材30がスポンジ部材40を上枠カバー部材50側に押圧するように配置した状態で、複数の調整固定ネジ102により、上枠21を枠部10の上部の下面10aに仮固定する工程(第2工程)と、窓枠20に、第1障子60及び第2障子70を組み込む工程(第3工程)と、を備える。これにより、例えば、経年劣化などにより枠部10が反っていても、スポンジ部材40が、枠部10の反りに追従して変形するため、スポンジ部材40により反りを吸収することで、上枠21が見込方向に対して傾くことを抑制して、上枠21を見込方向に対して水平に取り付けることができる。従って、上枠21を、枠部10の上部の下面10aに、容易に固定することができる。
また、本実施形態においては、枠部10の上部の下面10aに対する上枠21の位置を調整する(第4工程)を備える。これにより、仮固定した上枠21を、調整固定ネジ102により、枠部10の上部の下面10aに本固定することができる。よって、枠部10の上部の下面10aに、上枠21を安定して固定できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、上枠21と補強部材30とを別体で構成したが、これに限定されない。上枠21と補強部材30とを一体で構成してもよい。
上記実施形態では、内窓を引き違い窓により構成したが、これに限定されない。例えば、内窓を、枠に直接ガラスを固定した開閉できない窓、いわゆるFIX窓(固定窓)で構成してもよいし、片方の窓を固定した片開きの窓により構成してもよい。
上記実施形態では、スポンジ部材40を、内窓1の見付方向の全域に亘って配置したが、これに限定されない。スポンジ部材40は、補強部材30と上枠カバー部材50との間に配置されていればよく、補強部材30から伝達される力などを考慮して、スポンジ部材40の大きさ(見付方向及び見込方向の長さ)は適宜設定可能である。
また、上記実施形態では、スポンジ部材40を見込方向に離間して一対(2つ)設けたが、これに限定されない。例えば、スポンジ部材を、1つ又は3つ以上設けてもよい。
上記実施形態では、上枠カバー部材50の内側面50aが、補強部材30の外側面30aを規制するように構成したが、互いの規制する内側面及び外側面は、これに限定されない。互いの規制する面は、内側の面であってもよいし、外側の面であってもよい。例えば、上枠カバー部材50の外面が、補強部材30の内面を規制するように構成してもよい。
1…内窓
10…枠部
10a…下面(枠部下面)
20…窓枠(枠体)
21…上枠
30…補強部材(補強部)
30a…外側面(第1側面)
40…スポンジ部材(弾性部材)
50…上枠カバー部材(カバー部材)
50a…内側面(第2側面)
52a…下端部
60…内障子(第1障子、障子)
70…外障子(第2障子、障子)
80…召合せ部
100…二重窓
102…調整固定ネジ(支持構造)
213a…下端部

Claims (8)

  1. 建物の開口部に設けられた枠体と、
    前記枠体内に配置される障子と、
    前記枠体の上枠の上部の少なくとも一部に配置され且つ前記上枠と一体又は別体で形成される補強部と、
    前記補強部及び前記枠体の上枠を上方側から覆うように形成されるカバー部材と、
    前記上枠と前記カバー部材との間に配置され、弾性反発力を発現可能な弾性部材と、を備えた内窓において、
    前記弾性部材が弾性反発力を発現した状態で前記上枠を支持する支持構造を有する内窓。
  2. 前記内窓は、二重窓における外窓の屋内側に配置され、
    前記障子は、第1障子及び第2障子から構成され、
    前記上枠は、建物の開口部に設けられた枠部における上部の下面である枠部下面の下方に配置され、
    前記カバー部材は、前記補強部及び前記上枠を上方側から覆うように形成されると共に前記枠部下面に固定され、
    前記弾性部材は、前記補強部または前記上枠と、前記カバー部材との間に配置され、前記枠部下面に前記上枠を固定した状態において弾性反発力を発現可能である請求項1に記載の内窓。
  3. 前記障子は、第1障子及び第2障子から構成され、
    前記補強部は、前記第1障子と前記第2障子との召合せ部に設けられる請求項1又は2に記載の内窓。
  4. 前記補強部及び/又は前記上枠は、上下方向に延びる第1側面を有し、
    前記カバー部材は、前記第1側面に対向して配置されると共に前記第1側面の見込方向の位置を規制する第2側面を有する請求項1から3のいずれかに記載の内窓。
  5. 前記上枠における屋内側の端部は、前記カバー部材における屋内側の端部よりも屋外側に配置されており、
    前記上枠における屋内側の端部の下端部は、前記カバー部材における屋内側の端部の下端部よりも下方に位置する請求項2から4のいずれかに記載の内窓。
  6. 前記上枠は、樹脂製である請求項1から5のいずれかに記載の内窓。
  7. 二重窓における外窓の屋内側に配置される内窓の施工方法であって、
    弾性反発力を発現可能な弾性部材が取り付けられたカバー部材を、建物の開口部に設けられた枠部における上部の下面である枠部下面に固定する第1工程と、
    前記第1工程の後に、補強部が配置された上枠を、前記補強部が前記弾性部材を前記カバー部材側に押圧するように配置した状態で、前記上枠を前記枠部下面に固定する第2工程と、
    前記第2工程の後に、前記上枠を有する枠体に、第1障子及び第2障子を組み込む第3工程と、を備える内窓の施工方法。
  8. 前記第3工程の後に、前記枠部下面に対する前記上枠の位置を調整する第4工程を備える請求項7に記載の内窓の施工方法。
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